JPH11197533A - 自走式破砕機 - Google Patents

自走式破砕機

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JPH11197533A
JPH11197533A JP30877298A JP30877298A JPH11197533A JP H11197533 A JPH11197533 A JP H11197533A JP 30877298 A JP30877298 A JP 30877298A JP 30877298 A JP30877298 A JP 30877298A JP H11197533 A JPH11197533 A JP H11197533A
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crusher
hopper
crushed
crushing
self
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Haruaki Furuya
治昭 古谷
Takanori Sakurai
孝則 桜井
Kazuki Kuranari
和樹 蔵成
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Nordberg Nippon KK
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Nordberg Nippon KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ホッパから破砕装置への円滑かつ安定的な被破
砕物の供給を確保することにより、破砕効率を向上し、
高い生産性を実現する。 【解決手段】走行自在なクローラ2上に、ホッパ10、
グリズリ付振動フィーダ20、クラッシャ30、輸送機
40を積載し、かつ、グリズリ付振動フィーダ20の篩
下から土砂分を取り除く振動篩50と土砂分を搬出する
補助輸送機を設ける。グリズリ付振動フィーダ20は、
ホッパ10とクラッシャ30との間に設けられ、ホッパ
10で受け入れた岩石を、駆動モータ20bの駆動力を
利用してクラッシャ30へと搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジョークラッシャ
等、被破砕物を破砕する破砕装置を備えた自走式破砕機
に関し、更に詳しくは、破砕効率を向上し、高い生産性
を実現することができる自走式破砕機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、砕石やコンクリート用骨
材ならびにアスファルト用骨材の製造用として、岩石の
採掘現場や切羽の直近に移動し、採掘された岩石をその
場で破砕し、得られた砕石をそのまま移送する移動式ク
ラッシャ(自走式破砕機)が使用されていた(実開昭6
4−32744号)。図6はこの移動式クラッシャ1の
ひとつの実施例を示し、キャタピラ2aによる無限軌道
によって走行するクローラ2のフレーム3上にホッパ1
0より受け入れた岩石を破砕するクラッシャ(破砕装
置)30を積載し、ディーゼルエンジン4の出力を回転
軸4aおよびチエンホイル5を介して油圧ポンプ6なら
びに油圧モータ7を駆動する。クラッシャ30は、図7
に示すように、固定破砕板35と前後にスイングする可
動破砕板36との間に被破砕物である岩石を投入挾圧し
て破砕するジョークラッシャを使用し、油圧モータ7よ
りVベルト、Vプーリおよび偏心回転軸33を介して可
動破砕板36をスイングする。破砕された破砕産物は排
出路30Aよりベルトコンベヤ40によって機外へ排出
され、後続のベルトコンベヤほかの輸送機によって移送
される。8はオペレータ室である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上に述べた従来の移動
式クラッシャにおいては、岩石をホッパ10ヘショベル
ローダで投入し、ホッパ10からクラッシャ30へとそ
の岩石を直接落下させるものである。
【0004】その結果、ホッパ10内への投入量の大小
によってクラッシャ30へ送り込まれる岩石の量が変化
することとなり、クラッシャ30の破砕能力に対して過
小供給や過剰供給が生じていた。また、ホッパ10内に
岩石が詰まってクラッシャ30へ送り込めない場合もあ
った。そのため、クラッシャ30での安定した破砕を確
保できず、破砕効率の向上が困難であり、生産性が低か
った。
【0005】本発明の目的は、ホッパから破砕装置への
円滑かつ安定的な被破砕物の供給を確保することによ
り、破砕効率を向上し、高い生産性を実現することがで
きる自走式破砕機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を達成するた
めに、本発明の自走式破砕機は、フレームと、このフレ
ームに設けた走行手段と、前記フレーム上に設けられ被
破砕物を受け入れるホッパと、前記フレーム上に設けら
れ被破砕物を破砕する破砕装置と、前記ホッパと前記破
砕装置との間に設けられ、該ホッパで受け入れた前記被
破砕物を駆動力を利用して前記破砕装置に搬送するフィ
ーダとを有する。本発明においては、ホッパで受け入れ
た被破砕物を、直接破砕装置へと導くのでなく、駆動力
を用いたフィーダによって破砕装置へと搬送する。これ
により、その駆動力を適宜設定する又は制御すること
で、被破砕物の投入量に関係なく破砕装置の破砕能力や
破砕状況に応じ破砕装置への被破砕物供給量を調整でき
る。すなわち、過小供給や過剰供給を防止し、常に適正
な量の被破砕物を供給することができる。また、直接破
砕装置へと導いていた従来技術のような供給途中での被
破砕物詰まりの発生を防止できる。このようにして、ホ
ッパから破砕装置への円滑かつ安定的な被破砕物の供給
を確保できるので、破砕装置での破砕効率を向上し、高
い生産性を実現することができる。
【0007】好ましくは、前記フィーダは、前記ホッパ
で受け入れた被破砕物を載置する板部材と、この板部材
を振動させる加振機構とを備えている。
【0008】さらに好ましくは、前記板部材は、載置し
た被破砕物をその粒度に応じて選別する選別手段を備え
ている。これにより、例えば被破砕物のうち所定の粒度
より大きなものだけを選別して破砕装置へ送り、所定の
粒度以下のものは破砕装置へは送らないようにすること
ができる。したがって、細粒や土砂成分等の混入による
破砕装置の負荷増大の防止が可能となるので、さらに破
砕効率を向上できる。また、土砂成分の混入による破砕
装置の歯の摩耗防止も可能となるので、歯の寿命を向上
することができる。
【0009】さらに好ましくは、前記選別手段は、前記
板部材に載置した被破砕物のうち所定粒度以下のものだ
けを下方に落下させる、搬送方向下流側端部が開口した
多数の選別用間隙を備えている。
【0010】また好ましくは、前記フィーダは、搬送方
向下流側が上流側より高くなる傾斜構造となっている。
これにより、板部材に載置した被破砕物を搬送する際、
板部材及び選別手段上を流れていくときの被破砕物の滞
留時間を長くすることができるので、選別手段による選
別性能を向上することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例について図面
に基づいて詳細に説明する。図1〜図5は本発明に係る
実施例を示し、図1は移動式クラッシャの全体側面図、
図2はホッパおよびグリズリ付振動フィーダの平面図、
図3はホッパ部の要部側面図、図4はクラッシャの縦断
面図、図5は移動式クラッシャの正面図である。図にお
いて、1は移動式クラッシャ、2はクローラ、2aはキ
ャタピラ、3はフレーム、10はホッパ、20はグリズ
リ付振動フィーダ(別名グリズリフィーダ)、30はク
ラッシャ(本実施例ではジョークラッシャ)、40は輸
送機(メインコンベヤ)、50は振動篩(別名サンドセ
パレータ)、60は補助輸送機(別名サイドコンベ
ヤ)、70はディーゼルエンジン、80は燃料タンク、
82は油タンクである。このほか油圧モータを含む油圧
ユニット(図示せず)がディーゼルエンジン70と連動
してフレーム3上に設置される。
【0012】移動式クラッシャ1はエンドレスのキャタ
ピラ2aによって走行するクローラ2のフレーム3の上
に、柱脚10a,10bを介してホッパ10およびその
下側に配設されるグリズリ付振動フィーダ20が積載さ
れている。このグリズリ付振動フィーダ20は、図1〜
図3に示すように、ホッパ10とクラッシャ30との間
に設けられており、ホッパ10で受け入れた被破砕物で
ある岩石を載置する板部材20c及びこの板部材20c
に取り付けられ長手方向に適当間隔離間した並列のグリ
ズリバー20aが、少なくとも1段(この実施例では2
段)に配列されている。そして各グリズリバー20aの
間には、搬送方向下流側(図1〜3中左側)端部が開口
した多数の空間20dが形成されており、板部材20c
に載置した岩石のうち所定粒度以下のもの(すなわち、
後に詳述する細粒及び土砂)だけを選別して下方のシュ
ート21に落下させるようになっている。またグリズリ
付振動フィーダ20は、全体が搬送方向下流側に向かっ
てやや上側に傾斜し下流側が上流側よりも高くなってお
り、駆動モータ20b及びその駆動力を板部材20cに
伝達する駆動力伝達装置(図示せず)を介し、下流側に
積載物を搬送する高速微小振動を与える。グリズリ付振
動フィーダ20の下側にあるシュート21には、グリス
リバー20a間を通過した細粒および土砂分を受け入れ
て細粒と土砂分とをさらに選別する、たとえば、10m
mの網目をもつ振動篩50が配設され、振動篩50の下
方には篩下を集めて移動式クラッシャ1の側面に突出す
る補助輸送機60へ落下するためのシュートが設けられ
る。一方、振動篩50の篩上の細粒は、後述する輸送機
40へ落下するようシュートが設けられる。グリズリ付
振動フィーダ20の下流の直近にはクラッシャ30が配
設され、クラッシャ30の破砕産物は下側から移動式ク
ラッシャ1の長手方向下流側に向かって傾斜して立上る
輸送機(メインコンベヤ)40へ落下するようシュート
が設けられる。そのほか、ディーゼルエンジン70とデ
ィーゼルエンジン70の燃料油である軽油を貯蔵する燃
料タンク80および油圧機器の作動油を貯蔵する油タン
ク82が下流側フレーム3上に固設される。クラッシャ
30の上部両側には点検用の踊場92が設置され、階段
90を介して作業員が昇降できるようになっている。
【0013】図4は、クラッシャ(ジョークラッシャ)
30を示し、ケーシング31に固定された固定ジョー3
2と偏心回転軸33に上部が取り付けられたスイングジ
ョー34とを備えており、固定ジョー32に取り付けら
れた固定破砕板35とスイングジョー34に取り付けら
れた可動破砕板36とで岩石を破砕する。33aはフラ
イホイール(はずみ車)である。スイングジョー34の
下部にはトグルプレート37がフレーム31へ取り付け
た支持杆38に連結される。39は、トグルプレート3
7を支持杆38と離脱させないためスイングジョー34
の下端を図4の左側方向へ引張る圧縮コイルばねであ
る。なお、ホッパ10とグリズリ付振動フィーダ20と
を一体化して、グリズリ付振動フィーダ20の最頂部に
傾斜した側壁を設けても良い。
【0014】なお、上記構成において、移動式クラッシ
ャ1が自走式破砕機を構成する。また、クラッシャ30
が、被破砕物を破砕する破砕装置を構成し、クローラ2
が走行手段を構成する。さらに、駆動モータ20b及び
駆動力伝達装置(図示せず)が、板部材を振動させる加
振機構を構成し、グリズリバー20aが、載置した被破
砕物をその粒度に応じて選別する選別手段を構成し、空
間20dが、板部材に載置した被破砕物のうち所定粒度
以下のものだけを下方に落下させる、搬送方向下流側端
部が開口した多数の選別用間隙を構成する。
【0015】以上のように構成された本発明の移動式ク
ラッシャの作動について説明する。移動式クラッシャ1
の前方先端(図1では右側)を採掘現場に向け、ディー
ゼルエンジン70を始動して各機器の始動を確認した
後、ホッパ10へ採取した岩石をショベルローダ等の運
搬機械により供給する。このとき、供給岩石の中には採
掘現場の発破の際に混入する土砂分や既に20〜30m
m程度に破砕された細粒が含まれている。ホッパ10で
受け入れた岩石はグリズリ付振動フィーダ20でクラッ
シャ30へ移動されながら、まずグリズリバー20a間
で選別されて細粒および土砂分がシュート21へと落下
し、振動篩50によって細粒と土砂分とがさらに選別さ
れ、細粒はメインコンベヤ40へ、土砂分はサイドコン
ベヤ60へ各々移送される。グリズリ付振動フィーダ2
0によりクラッシャ30へ入った岩石は、破砕されて規
定のサイズにセットされた細粒となってメインコンベヤ
40により、それ以降の輸送手段、たとえば長尺のベル
トコンベヤ等で輸送される。
【0016】以上のようにして、本発明の移動式クラッ
シャ1では、岩石をクラッシャ30で破砕するに際し
て、ホッパ10で受け入れた岩石を、直接クラッシャ3
0へと導くのでなく、駆動モータ20bの駆動力を用い
たフィーダ20によってクラッシャ30へと搬送する。
これにより、駆動モータ20bの回転駆動力を適宜設定
又は制御して高速微小振動の振動数を調整することで、
岩石の投入量に関係なくクラッシャ30の破砕能力や破
砕状況に応じクラッシャ30への岩石供給量を容易に調
整できる。したがって、過小供給や過剰供給を防止し、
常に適正な量の岩石を供給することができる。また、岩
石を直接クラッシャ30へと導いていた図6及び図7に
示した従来技術のような供給途中での岩石詰まりの発生
を防止できる。このようにして、ホッパ10からクラッ
シャ30への円滑かつ安定的な岩石の供給を確保できる
ので、クラッシャ30での破砕効率を向上し、高い生産
性を実現することができる。
【0017】また例えば、クラッシャ30の中に何らか
の破砕困難又は破砕不可能な異物(例えば木片、鉄筋片
等)が混入し破砕に支障が生じた場合、クラッシャ30
の動作を停止しその異物をクラッシャ30内から除去し
なければならない。図6及び図7に示した従来技術にお
いては、ホッパ10への投入を停止しても既に投入した
岩石がホッパ10の入口から出口を介しクラッシャ30
までの間に大量に充填されており、異物に到達するまで
にそれらをすべて除去しなければならず、作業に多大な
労力が必要であった。これに対して本発明の移動式クラ
ッシャ1においては、直ちにフィーダ20を停止すれば
フィーダ20からクラッシャ30への供給はなくなるた
め、クラッシャ30内において異物の上に滞留している
岩石のみを除去すれば足りる。したがって、作業労力を
大幅に軽減することができる。
【0018】さらに例えば、クラッシャ30内におい
て、岩石どうしが何かの拍子に噛み合い、たまたま固定
・可動破砕板35,36の相対運動では破砕されずただ
それら破砕板35,36間を上部にせり上がってくるだ
けの状態(いわゆるブリッジ状態)となる場合がある。
このような場合、クラッシャ30を一旦停止させた後、
その噛み合った岩石に作業員が作業具等衝撃を加える等
を行いクラッシャ30の破砕能力を復活させるのが一般
的である。この場合も、上記同様、従来技術では大量の
岩石除去のために多大な労力が必要となるのに対し、本
発明の移動式クラッシャ1では作業労力を大幅に軽減で
きる。
【0019】また例えば、岩石をホッパ10ヘショベル
ローダで投入した場合、岩石は採掘現場や切羽で採取し
たままであり、約700mm程度の大塊である。そのた
め、ホッパ10から直接クラッシャ30へと導く図6及
び図7に示した従来技術では、大きな衝撃荷重がホッパ
10の直下に配置されたクラッシャ30の破砕部に加わ
り、機器を損傷したり寿命が短くなる等の不具合を生じ
る。これに対して本発明の移動式クラッシャ1において
は、ホッパ10に投入された岩石は堅牢なグリズリ付振
動フィーダ20に落下し、その搬送作用によって、下流
にあるクラッシャ30に定量供給されるから、必要以上
に大きな衝撃荷重や積算荷重がクラッシャ30に加わる
ことがなく機器の保護上有利である。
【0020】さらに、ホッパ10で受け入れた供給岩石
の中には上記のように土砂分や細粒が含まれている。そ
のため、ホッパ10から直接クラッシャ30へと導いて
いた図6及び図7の従来技術では、それらが大塊岩石と
ともにクラッシャ30に供給され、土砂分によってクラ
ッシャ30の負荷の著しい増大や破砕板35,36の歯
の摩耗が発生したり、細粒を大塊とともに供給すること
によって不必要な破砕作業が行なわれたり、クラッシャ
破砕産物に土砂分が混入したりする等の不具合があっ
た。これに対して本発明の移動式クラッシャ1では、岩
石をクラッシャ30で破砕する前に、前もってグリズリ
付振動フィーダ20で細粒や土砂分を除去し、クラッシ
ャ30では大塊のみの破砕が実施される。これにより、
細粒や土砂分等の混入によるクラッシャ30の負荷増大
の防止が可能となるので、さらに破砕効率を向上でき
る。また、土砂分の混入による固定・可動破砕板35,
36の歯の摩耗防止も可能となるので、歯の寿命を向上
することができる。また、破砕の必要のない細粒はクラ
ッシャ30に送られる前にグリズリバー20aから落下
して予め除外されており、不純物の土砂分を除去された
うえクラッシャ30の破砕産物と後に合流するので、生
産効率が良く、また不必要な微粒子の生成が防止できる
ので、高品質の骨材を生産できる。
【0021】さらに、本発明の移動式クラッシャ1で
は、各グリズリバー20aの間に形成された多数の空間
20dの搬送方向下流側(図1〜3中左側)端部が開口
していることにより、例えば選別手段としてメッシュ構
造を設ける場合に比べ、クラッシャ30へと搬送される
岩石の移動障害を起こしにくく、より円滑な搬送を確保
することができる。また、グリズリ付振動フィーダ20
の全体が下流側が上流側よりも高くなっていることによ
り、岩石搬送の際、板部材20c及びグリズリバー20
a上を流れていくときの岩石の滞留時間を長くすること
ができる。したがって、グリズリバー20aによる選別
機能を向上することができる。
【0022】なお、上記実施例においては、被破砕物と
して岩石の採掘現場や切羽から採取した岩石を対象とす
る移動式クラッシャ1を例にとって説明したが、これに
限られない。すなわち例えば、ビル解体時に搬出される
コンクリート塊や道路補修時に排出されるアスファルト
塊など、建設現場で発生する大小さまざまな岩石・建設
廃材あるいは産業廃棄物等を被破砕物とする破砕機にも
本発明を適用でき、これらの場合も、同様の効果を得
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自走式破
砕機は上述のように、ホッパと破砕装置の間に被破砕物
を駆動力を利用して搬送するフィーダを設けたので、ホ
ッパから破砕装置への円滑かつ安定的な被破砕物の供給
を確保し、これによって破砕効率を向上し、高い生産性
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る移動式クラッシャの全体
側面図である。
【図2】本発明の実施例に係るホッパおよびグリズリ付
振動フィーダの平面図である。
【図3】本発明の実施例に係るホッパ部の要部側面図で
ある。
【図4】本発明の実施例に係るクラッシャの縦断面図で
ある。
【図5】本発明の実施例に係る移動式クラッシャの正面
図である。
【図6】従来の移動式クラッシャの全体側面図である。
【図7】従来の移動式クラッシャに搭載されるクラッシ
ャ(ジョークラッシャ)の側面図である。
【符号の説明】
1 移動式クラッシャ 2 クロ一ラ 2a キャタピラ 3 フレーム 10 ホッパ 20 グリズリ付振動フィーダ(グリズリフィーダ) 20a グリズリバー 20b 駆動モータ 20c 板部材 20d 空間 21 シュート 30 クラッシャ 31 ケーシング 32 固定ジョー 33 偏心回転軸 33a フライホイール 34 スイングジョー 35 固定破砕板 36 可動破砕板 37 トグルプレート 38 支持杆 39 圧縮コイルばね 40 輸送機(メインコンベヤ) 50 振動篩(サンドセパレータ) 60 補助輸送機(サイドコンベヤ) 70 ディーゼルエンジン 80 燃料タンク 82 油タンク 90 階段 92 踊場
フロントページの続き (72)発明者 桜井 孝則 山口県宇部市大字小串字沖の山1980番地 宇部興産株式会社宇部機械製作所内 (72)発明者 蔵成 和樹 山口県宇部市大字小串字沖の山1980番地 宇部興産株式会社宇部機械製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームと、 このフレームに設けた走行手段と、 前記フレーム上に設けられ被破砕物を受け入れるホッパ
    と、 前記フレーム上に設けられ被破砕物を破砕する破砕装置
    と、 前記ホッパと前記破砕装置との間に設けられ、該ホッパ
    で受け入れた前記被破砕物を駆動力を利用して前記破砕
    装置に搬送するフィーダとを有することを特徴とする自
    走式破砕機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自走式破砕機において、前
    記フィーダは、前記ホッパで受け入れた被破砕物を載置
    する板部材と、この板部材を振動させる加振機構とを備
    えていることを特徴とする自走式破砕機。
  3. 【請求項3】請求項2記載の自走式破砕機において、前
    記板部材は、載置した被破砕物をその粒度に応じて選別
    する選別手段を備えていることを特徴とする自走式破砕
    機。
  4. 【請求項4】請求項3記載の自走式破砕機において、前
    記選別手段は、前記板部材に載置した被破砕物のうち所
    定粒度以下のものだけを下方に落下させる、搬送方向下
    流側端部が開口した多数の選別用間隙を備えていること
    を特徴とする自走式破砕機。
  5. 【請求項5】請求項3または4記載の自走式破砕機にお
    いて、前記フィーダは、搬送方向下流側が上流側より高
    くなる傾斜構造となっていることを特徴とする自走式破
    砕機。
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