JPH11197438A - 除湿器 - Google Patents

除湿器

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JPH11197438A
JPH11197438A JP10014922A JP1492298A JPH11197438A JP H11197438 A JPH11197438 A JP H11197438A JP 10014922 A JP10014922 A JP 10014922A JP 1492298 A JP1492298 A JP 1492298A JP H11197438 A JPH11197438 A JP H11197438A
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Toshihiko Kaneko
子 俊 彦 金
Hiroyasu Myojin
神 弘 恭 明
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押し入れ、下駄箱等の壁に密着して設置する
ことができ、収納空間を増大させるのを防止する。除湿
効率を向上させる。容器本体の底面側にカビが生える虞
れがなく、容器本体が傾斜した場合に、ファンにより大
きな異音が発生するのを防止する。外観を向上させる。 【解決手段】 蓋体21が容器本体12に取付けられる
下部蓋体23と、下部蓋体23に取付けられる上部蓋体
25とからなり、下部蓋体23には容器本体12の開口
部13より容器本体12内に挿入される排気筒体35
と、容器本体12の開口部13と連通する吸入口37と
が形成され、上部蓋体25には下部蓋体23の排気筒体
35を介して容器本体12の除湿された空気を排出する
排気口39が形成され、容器本体12の下部容量が上部
容量より小さく形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は除湿器に関し、更に
詳細に説明すると、上部に開口部が形成され、内部に除
湿剤が収納される容器本体と、該容器本体に取付けら
れ、吸入口と排気口を有する蓋体と、該蓋体にモーター
と、該モーターの回転により回転駆動されるファンとが
設けられ、前記容器本体内部に前記ファンの回転により
強制的に空気を通過させる除湿器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、部屋,押し入れ等の除湿,芳
香,防かびのために種々の除湿剤,芳香剤,消臭剤,防
かび剤等が用いられている。また、従来より塩化カルシ
ウム,塩化マグネシウム等の吸湿薬剤を容器本体内に収
納し、容器本体の開口部を透湿非透水シートで閉塞し、
容器本体内に流れ込む湿気を含む空気より湿気を除湿す
る除湿器が提案されている。従来の除湿器の容器本体は
容器の安定度の観点より、容器本体の下部を大きく形成
し安定感のある形状にしているのが通常である。
【0003】更に、実開平2−61422号公報、実開
平2−100631号公報、実開平3−102225号
公報、特開平3−154613号公報等に示されている
如く、容器本体内にモーターの回転により回転駆動され
るファンを用いて強制的に空気を吸入,排気させる電
気、電池式の除湿器も提案されている。
【0004】モーターの回転によりファンを回転させ、
容器本体内に強制的に空気を吸入,排気させる除湿器、
例えば、特開平3−154613号公報に示される除湿
器には、ファンとモーターとの接点に夫々設けた突起の
係合により回転駆動力を伝達し、また容器本体が傾斜し
た場合に外部のリブ等の突起にファンを引っ掛け、ファ
ンを強制的に停止させる機構が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の塩化
カルシウム,塩化マグネシウム等の吸湿薬剤(除湿薬
剤)を容器本体内に収納し、容器本体内に流れ込む湿気
を含む空気より湿気を除湿する除湿器では、吸湿薬剤が
粒状の状態が最も吸湿効率がよいが、湿気を吸収し液体
となるに従い吸湿能力が低下し、除湿効率を向上させる
ことができない欠点を有していた。
【0006】また、容器本体を設置する収納場所とし
て、押し入れ,下駄箱等の隅が用いられることが多く、
これら押し入れ,下駄箱等の隅には、所謂「ぞうきんず
り」と呼ばれる帯状の細い板材が打ち付けられており、
容器本体を押し入れ,下駄箱等の隅の壁に密着して設置
することができず、特に容器本体の下部を大きく形成し
た場合には更に収納空間を増大させる欠点を有してい
た。また容器本体を押し入れ,下駄箱等の隅の壁に密着
して設置した場合には、容器本体が「ぞうきんずり」に
乗り上げて傾き、容器本体が不安定となる虞れを有して
いた。更に容器本体の底面側に湿気が溜まりカビが生え
る虞れを有していた。
【0007】また、特開平3−154613号公報に示
される除湿器では、容器本体が傾斜した場合に、モータ
ー外部のリブ等の突起にファンの羽根の内側を引っ掛け
ているが、ファンの回転はすぐには止まらず、ファンの
羽根とリブ等の突起が当たり大きな異音を発生させる欠
点を有し、ファンの羽根を損傷させる虞れを有し、更
に、ファンが停止した場合にもファンとモーターとが係
合しているためモーターも強制的に停止させることとな
り、モーターに過負荷が加えられた状態となり、モータ
ー性能を低下させる虞れを有していた。またファンが停
止しているのか作動しているのかを外部から視認するこ
とができない欠点を有していた。
【0008】本発明の目的は、構成が簡易でコンパクト
化することができ、押し入れ,下駄箱等の壁に密着して
設置することができ、収納空間を増大させる虞れがな
く、除湿効率を向上させることができ、また容器本体の
底面側にカビが生える虞れがなく、容器本体が傾斜した
場合に、ファンにより大きな異音を発生させる虞れがな
く、ファンの停止時にモーターを強制的に停止させるこ
とがなく、モーター性能を低下させる虞れがなく、また
ファンが停止しているのか作動しているのかを外部から
視認することができ、更に除湿と消臭とを簡易な構成で
得ることができ、除湿液がこぼれる虞れがなく、除湿液
の廃棄が容易で取扱いが簡便に行え、外観を向上させる
ことができ、需要者を満足させることができる除湿器を
提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の除湿
器は、上部に開口部が形成され、内部に除湿剤が収納さ
れる容器本体と、前記容器本体内部に前記開口部より空
気を通過させることができる除湿器において、前記容器
本体の下部容量が上部容量より少なく形成されているこ
とを特徴とする。
【0010】本発明の請求項2に記載の除湿器は、上部
に開口部が形成され、内部に除湿剤が収納される容器本
体と、該容器本体に取付けられ、吸入口と排気口を有す
る蓋体と、該蓋体にモーターと、該モーターの回転によ
り回転駆動されるファンとが設けられ、前記容器本体内
部に前記ファンの回転により強制的に空気を通過させる
除湿器において、前記容器本体の下部容量が上部容量よ
り少なく形成されていることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項3に記載の除湿器は、上部
に開口部が形成され、内部に除湿剤が収納される容器本
体と、該容器本体に取付けられ、吸入口と排気口を有す
る蓋体と、該蓋体にモーターと、該モーターの回転によ
り回転駆動されるファンとが設けられ、前記容器本体内
部に前記ファンの回転により強制的に空気を通過させる
除湿器において、前記蓋体が前記容器本体に取付けられ
る下部蓋体と、該下部蓋体に取付けられる上部蓋体とか
らなり、前記下部蓋体には容器本体の開口部より容器本
体内に挿入される排気筒体と、前記容器本体の開口部と
連通する吸入口とが形成され、前記上部蓋体には前記下
部蓋体の排気筒体を介して容器本体の除湿された空気を
排出する排気口が形成され、前記容器本体の下部容量が
上部容量より少なく形成されていることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項4に記載の除湿器は、上部
に開口部が形成され、内部に除湿剤が収納される容器本
体と、該容器本体に取付けられ、吸入口と排気口を有す
る蓋体と、該蓋体にモーターと、該モーターの回転によ
り回転駆動されるファンとが設けられ、前記容器本体内
部に前記ファンの回転により強制的に空気を通過させる
除湿器において、前記蓋体が前記容器本体に取付けられ
る下部蓋体と、該下部蓋体に着脱自在に取付けられる上
部蓋体とからなり、前記下部蓋体には容器本体の開口部
より容器本体内に挿入される排気筒体と、前記容器本体
の開口部と連通する吸入口とが形成され、前記上部蓋体
には前記下部蓋体の排気筒体を介して容器本体の除湿さ
れた空気を排出する排気口が形成され、且つ上部蓋体に
はモーターケースに収納されたモーターと、該モーター
の回転により回転駆動されるファンとが設けられ、前記
モーターの回転軸にファンの回転中心を挿通した状態で
該ファンを受けるファン受け部材が設けられ、前記ファ
ンは円形の底部を有し且つ前記モーターケースに嵌合さ
れる直径を有する筒部と該筒部の外周に設けられた複数
の羽部材とを備え、前記ファンの底部がファン受け部材
に当接することによりモーターの回転駆動力がファンに
伝達されるようになされ、前記容器本体の下部容量が上
部容量より少なく形成されていることを特徴とする。
【0013】本発明の請求項5に記載の除湿器は、上部
に開口部が形成され、内部に除湿剤が収納される容器本
体と、該容器本体に取付けられ、吸入口と排気口を有す
る蓋体と、該蓋体にモーターと、該モーターの回転によ
り回転駆動されるファンとが設けられ、前記容器本体内
部に前記ファンの回転により強制的に空気を通過させる
除湿器において、前記蓋体が前記容器本体に取付けられ
る下部蓋体と、該下部蓋体に着脱自在に取付けられる上
部蓋体とからなり、前記下部蓋体には容器本体の開口部
より容器本体内に挿入される排気筒体と、前記容器本体
の開口部と連通する吸入口とが形成され、前記上部蓋体
には前記下部蓋体の排気筒体を介して容器本体の除湿さ
れた空気を排出する排気口が形成され、且つ上部蓋体に
はモーターケースに収納されたモーターと、該モーター
の回転により回転駆動されるファンとが設けられ、前記
モーターの回転軸にファンの回転中心を挿通した状態で
該ファンを受けるファン受け部材が設けられ、前記ファ
ンは円形の底部を有し且つ前記モーターケースに嵌合さ
れる直径を有する筒部と該筒部の外周に設けられた複数
の羽部材とを備え、前記ファンの底部がファン受け部材
に当接し摩擦力によりモーターの回転駆動力がファンに
伝達されるようになされ、前記容器本体が傾斜した場合
で且つ前記ファンの底部とファン受け部材の摩擦力より
ファンの筒部の内壁とモーターケース外壁との摩擦力が
大きくなった場合にファンの回転が停止することを特徴
とする。
【0014】本発明の請求項6に記載の除湿器は、前記
蓋体に設けられたファンの回転が外部から視認可能なよ
うに蓋体の少なくとも一部が透明または半透明な合成樹
脂成型品より形成されていることを特徴とする。
【0015】本発明の請求項7に記載の除湿器は、上部
に開口部が形成され、内部に除湿剤が収納される容器本
体と、該容器本体に取付けられ、吸入口と排気口を有す
る蓋体と、該蓋体にモーターと、該モーターの回転によ
り回転駆動されるファンとが設けられ、前記容器本体内
部に前記ファンの回転により強制的に空気を通過させる
除湿器において、前記容器本体の開口部にキャップが取
付けられ、該キャップの中央に上下開口された筒体が下
方に延びて形成され、前記蓋体が前記容器本体に取付け
られる下部蓋体と、該下部蓋体に着脱自在に取付けられ
る上部蓋体とからなり、前記下部蓋体には容器本体の開
口部に取付けられたキャップの筒体の内壁と適宜の間隔
を置いて容器本体内に挿入される排気筒体と、前記容器
本体の開口部と連通する吸入口とが形成され、前記吸入
口は下部蓋体の一方の側壁に形成され、前記上部蓋体に
は前記下部蓋体の排気筒体を介して容器本体の除湿され
た空気を排出する排気口が形成され、該排気口が前記下
部蓋体の一方の側壁に形成された吸入口と離間した位置
の上部蓋体の側壁に設けられ、前記下部蓋体の一方の側
壁に形成された吸入口と連通する下部蓋体の内部に消臭
剤が取付けられていることを特徴とする。
【0016】本発明の請求項8に記載の除湿器は、前記
消臭剤がハニカム状の担体に触媒活性炭を担持させたも
のであることを特徴とする。
【0017】本発明の請求項1に記載の除湿器によれ
ば、容器本体の下部容量が上部容量より少なく形成され
ているので、容器本体の内部に収納される除湿剤の上端
位置を上昇させることができ、吸湿効率を向上させるこ
とができ、また収納場所の壁に密着して設置することが
でき、収納場所の設定の自由度を向上させることがで
き、収納空間を増大させる虞れがない。
【0018】本発明の請求項2に記載の除湿器によれ
ば、上部に開口部が形成され、内部に除湿剤が収納され
る容器本体と、該容器本体に取付けられ、吸入口と排気
口を有する蓋体と、該蓋体にモーターと、該モーターの
回転により回転駆動されるファンとが設けられ、前記容
器本体内部に前記ファンの回転により強制的に空気を通
過させる除湿器において、前記容器本体の下部容量が上
部容量より少なく形成されているので、容器本体の内部
に収納される除湿剤の上端位置を上昇させることがで
き、吸湿効率を向上させることができ、また収納場所の
壁に密着して設置することができ、収納場所の設定の自
由度を向上させることができ、収納空間を増大させる虞
れがない。
【0019】本発明の請求項3に記載の除湿器によれ
ば、蓋体が前記容器本体に取付けられる下部蓋体と、該
下部蓋体に取付けられる上部蓋体とからなり、前記下部
蓋体には容器本体の開口部より容器本体内に挿入される
排気筒体と、前記容器本体の開口部と連通する吸入口と
が形成され、前記上部蓋体には前記下部蓋体の排気筒体
を介して容器本体の除湿された空気を排出する排気口が
形成され、前記容器本体の下部容量が上部容量より少な
く形成されているので、容器本体の内部に収納される除
湿剤の上端位置を上昇させることができ、吸湿効率を向
上させることができ、また収納場所の壁に密着して設置
することができ、収納場所の設定の自由度を向上させる
ことができ、収納空間を増大させる虞れがない。
【0020】本発明の請求項4に記載の除湿器によれ
ば、蓋体が前記容器本体に取付けられる下部蓋体と、該
下部蓋体に着脱自在に取付けられる上部蓋体とからな
り、前記下部蓋体には容器本体の開口部より容器本体内
に挿入される排気筒体と、前記容器本体の開口部と連通
する吸入口とが形成され、前記上部蓋体には前記下部蓋
体の排気筒体を介して容器本体の除湿された空気を排出
する排気口が形成され、且つ上部蓋体にはモーターケー
スに収納されたモーターと、該モーターの回転により回
転駆動されるファンとが設けられ、前記モーターの回転
軸にファンの回転中心を挿通した状態で該ファンを受け
るファン受け部材が設けられ、前記ファンは円形の底部
を有し且つ前記モーターケースに嵌合される直径を有す
る筒部と該筒部の外周に設けられた複数の羽部材とを備
え、前記ファンの底部がファン受け部材に当接すること
によりモーターの回転駆動力がファンに伝達されるの
で、構成が簡易で小型、軽量であると共に、成形作業を
簡易迅速に行え、ファンの回転により強力に除湿がで
き、容器本体の内部に収納される除湿剤の上端位置を上
昇させることができ、吸湿効率を向上させることがで
き、また収納場所の壁に密着して設置することができ、
収納場所の設定の自由度を向上させることができ、収納
空間を増大させる虞れがない。
【0021】本発明の請求項5に記載の除湿器によれ
ば、蓋体が前記容器本体に取付けられる下部蓋体と、該
下部蓋体に着脱自在に取付けられる上部蓋体とからな
り、前記下部蓋体には容器本体の開口部より容器本体内
に挿入される排気筒体と、前記容器本体の開口部と連通
する吸入口とが形成され、前記上部蓋体には前記下部蓋
体の排気筒体を介して容器本体の除湿された空気を排出
する排気口が形成され、且つ上部蓋体にはモーターケー
スに収納されたモーターと、該モーターの回転により回
転駆動されるファンとが設けられ、前記モーターの回転
軸にファンの回転中心を挿通した状態で該ファンを受け
るファン受け部材が設けられ、前記ファンは円形の底部
を有し且つ前記モーターケースに嵌合される直径を有す
る筒部と該筒部の外周に設けられた複数の羽部材とを備
え、前記ファンの底部がファン受け部材に当接し摩擦力
によりモーターの回転駆動力がファンに伝達されるよう
になされ、前記容器本体が傾斜した場合で且つ前記ファ
ンの底部とファン受け部材の摩擦力よりファンの筒部の
内壁とモーターケース外壁との摩擦力が大きくなった場
合にファンの回転が停止するので、容器本体が傾斜した
場合に、大きな異音を発生させる虞れがなく、ファンの
停止時にモーターを強制的に停止させることがなく、モ
ーター性能を低下させる虞れがなく、直立状態でファン
の回転により強力に除湿ができ、容器本体の内部に収納
される除湿剤の上端位置を上昇させることができ、吸湿
効率を向上させることができ、また収納場所の壁に密着
して設置することができ、収納場所の設定の自由度を向
上させることができ、収納空間を増大させる虞れがな
い。
【0022】本発明の請求項6に記載の除湿器によれ
ば、前記蓋体に設けられたファンの回転が外部から視認
可能なように蓋体の少なくとも一部が透明または半透明
な合成樹脂成型品より形成されているので、ファンが停
止しているのか作動しているのかを外部から視認するこ
とができ、作動の終了が確認でき、外観を向上させるこ
とができ、取扱いを簡易迅速に行える。
【0023】本発明の請求項7に記載の除湿器によれ
ば、前記容器本体の開口部にキャップが取付けられ、該
キャップの中央に上下開口された筒体が下方に延びて形
成され、前記蓋体が前記容器本体に取付けられる下部蓋
体と、該下部蓋体に着脱自在に取付けられる上部蓋体と
からなり、前記下部蓋体には容器本体の開口部に取付け
られたキャップの筒体の内壁と適宜の間隔を置いて容器
本体内に挿入される排気筒体と、前記容器本体の開口部
と連通する吸入口とが形成され、前記吸入口は下部蓋体
の一方の側壁に形成され、前記上部蓋体には前記下部蓋
体の排気筒体を介して容器本体の除湿された空気を排出
する排気口が形成され、該排気口が前記下部蓋体の一方
の側壁に形成された吸入口と離間した位置の上部蓋体の
側壁に設けられ、前記下部蓋体の一方の側壁に形成され
た吸入口と連通する下部蓋体の内部に消臭剤が取付けら
れているので、除湿と共に消臭作用を行うことができ、
容器本体を転倒させても除湿液がこぼれる虞れがなく、
蓋体とキャップとを外して容器本体より除湿液の廃棄を
容易に行うことができる。
【0024】本発明の請求項8に記載の除湿器によれ
ば、前記消臭剤がハニカム状の担体に触媒活性炭を担持
させたものであるので、空気の圧力損失を小さくしつ
つ、空気との接触面積を増大させることができ、消臭効
率を増大させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る除湿器を図面を
参照して詳述する。図1(a),(b)乃至図8
(a),(b)には本発明の実施の形態としての基本的
な構成が夫々示されており、この除湿器11は図9乃至
図15に示す除湿器11に適用することができるもので
ある。
【0026】除湿器11は合成樹脂製の容器本体12を
有し、この容器本体12の上部に開口部13が形成さ
れ、内部に除湿剤15が収納されるようになされてい
る。前記容器本体12の開口部13は透湿非透水性シー
ト20により閉塞されている。容器本体12は下部容量
が上部容量より少なく形成されている。
【0027】図1(a),(b)に示す除湿器11の容
器本体12は下部が狭められた断面略V字状に形成さ
れ、容器本体12を設置する収納場所として、押し入
れ,下駄箱等の隅を用いた場合に、これら押し入れ,下
駄箱等の隅の所謂ぞうきんずり14aを避けることがで
き、且つ容器本体12を押し入れ、下駄箱等の隅の壁1
4bに密着して設置することができるもので、収納空間
を増大させる虞れがない。また容器本体12が傾くこと
がなく、容器本体12を安定した状態で壁14bに密着
して設置することができる。更に容器本体12の底面側
に湿気が溜まりカビが生えるのを防止することができ
る。
【0028】前記容器本体12の下部容量が上部容量よ
り少なく形成されているので、容器本体12の内部に収
納される除湿剤15の上端位置と透湿非透水性シート2
0の底面側、即ち容器本体12の上端位置との距離Lを
小さくすることができ、上下同容量の容器本体12を用
いるものに比較して除湿剤15の上端位置を上昇させる
ことができ、透湿非透水性シート20に除湿剤15の上
端位置が近接するので吸湿効率を向上させることができ
る。
【0029】図1(b)に示す如く、前記除湿剤15に
より除湿した水分等からなる除湿液15aの上端面は容
器本体12の上端位置と距離L1となり、従来の除湿器
(上部容量と下部容量が同じかもしくは上部容量が下部
容量に比べ少なく形成されているもの)に比べ、距離L
1が短くなるため吸湿能力の低下した除湿液15aの状
態でも吸湿効率を向上させることができる。尚、容器本
体12の開口部13を閉塞する透湿非透水性シート20
に代えて、通気孔を有する蓋体を用いてもよい。
【0030】図2(a),(b)に示す除湿器11の容
器本体12は断面略T字状に形成され、容器本体12を
図1(a),(b)に示すと同様に押し入れ、下駄箱等
の隅の壁14bに密着して設置することができるもので
ある。また図2(b)に示す如く、前記除湿剤15によ
り除湿した水分等からなる除湿液15aの上端面は容器
本体12の上端位置と距離L1確保された状態となるよ
うに形成され、除湿液15aが容器本体12の開口部1
3よりこぼれ出す虞れがない。
【0031】図3(a),(b)及び図4(a),
(b)に示す除湿器11の容器本体12は、図1
(a),(b)に示す断面略V字状の容器本体12の下
部に転倒防止用の水平な支持脚部17a及び垂直な支持
脚部17bを夫々設けたものである。尚、本実施の形態
では、水平な支持脚部17aが左右方向に延びている
が、左右何れか一方にのみ延設するものであってもよ
く、または左右長さを異にしてもよい。また垂直な支持
脚部17bも左右対象に形成されているが、何れか一方
のみ設けるものであれば、図1(a)及び図2(a)に
示す如く、所謂ぞうきんずり14aを避けることができ
る。尚、図1(a)及び図2(a)に示す除湿器11の
容器本体12と対応する部分には同一符号を付して、こ
れ以上の詳細説明はこれを省略する。
【0032】図5(a),(b)に示す除湿器11の容
器本体12は、容器本体12の底部の略中央を底上げ
し、底上げ部12aを形成したものであり、また図6
(a),(b)に示す除湿器11の容器本体12は、図
1(a)に示す除湿器11の容器本体12の外側にカバ
ー部材17cを取付けたもので、一般的な上下同一の外
形形状を呈するように形成されている。
【0033】図7(a),(b)に示す除湿器11の容
器本体12は、容器本体12の底部の略中央の内部に底
上げ部12aを形成したものであり、底部の外形形状は
一般的な上下同一の外形形状を呈するように形成されて
いる。また図8(a),(b)に示す除湿器11の容器
本体12は、図1(a)に示す除湿器11の容器本体1
2の断面略V字状の側面の傾斜を緩やかに形成すると共
に、容器本体12の底部の略中央を底上げし、底上げ部
12aを形成したものである。
【0034】次に、図9乃至図15を参照して除湿器1
1の実施の形態を更に詳述する。図9に示す如く、容器
本体12の上部の略中央部に薬効剤投入口及び除湿液廃
棄口としての開口部13が形成され、内部に除湿剤15
が収納される。前記容器本体12の上部に吸入口37と
排気口39を有する蓋体21が取付けられている。容器
本体12の上端には上方に膨出する突起部27が、図1
0及び図11に示す如く、前記開口部13を中心とする
一方の対角線側に形成されている。
【0035】図10及び図12に示す如く、前記容器本
体12の開口部13は容器口13aに形成され、この容
器口13aの外周縁には雄ねじ13bが形成され、この
容器口13aの雄ねじ13bに、図9に示す如く、キャ
ップ18の雌ねじ18bが螺合されて取付けられ、この
キャップ18の中央に上下開口された筒体19が下方に
延びて形成されている。尚、キャップ18を容器本体1
2と一体に形成してもよい。
【0036】前記蓋体21は前記容器本体12の上端に
着脱自在に取付けられる下部蓋体23と、この下部蓋体
23の上端に着脱自在に取付けられる透明または半透明
な合成樹脂より成形された上部蓋体25とから形成され
ている。前記蓋体21にモーター31と、このモーター
31の回転により回転駆動されるファン33とが設けら
れ、前記容器本体12内部に前記ファン33の回転によ
り強制的に空気を吸入,排気させることができる。前記
上部蓋体25が透明または半透明な合成樹脂より成形さ
れているので、ファン33の回転または停止状態を外部
から視認することができ、ファン33に適宜の模様,色
彩等を付すことにより、ファン33の回転または停止状
態でファン33の色彩が異なるようにすることができ
る。
【0037】上部蓋体25にはモーターケース26に収
納されたモーター31と、このモーター31の回転によ
り回転駆動されるファン33とが設けられ、前記モータ
ー31の回転軸31aにファン33の回転中心を挿通し
た状態でこのファン33を受けるファン受け部材34が
設けられ、前記ファン33は円形の底部を有し且つ前記
モーターケース26に嵌合される直径を有する筒部33
aと、この筒部33aの外周に設けられた複数の羽部材
33bとを備え、前記ファン33の筒部33aの底部が
ファン受け部材34に当接する。
【0038】前記ファン33の筒部33aの底部がファ
ン受け部材34に当接し、摩擦力によりモーター31の
回転駆動力がファン33に伝達されるようになされ、前
記容器本体12が傾斜した場合で且つ前記ファン33の
底部とファン受け部材34の摩擦力よりファン33の筒
部33aの内壁とモーターケース26の外壁との摩擦力
が大きくなった場合にファン33の回転が停止する。
【0039】図13乃至図15に示す如く、前記下部蓋
体23には容器本体12の開口部13に取付けられるキ
ャップ18の筒体19の内壁と適宜の間隔を置いて容器
本体12内に挿入される排気筒体35が形成されてい
る。この排気筒体35の下端は前記キャップ18の筒体
19より下方に延びて形成されている。また前記容器本
体12の開口部13と連通する吸入口37が形成されて
いる。
【0040】前記上部蓋体25には前記下部蓋体23の
排気筒体35を介して容器本体12の除湿された空気を
排出する排気口39が形成されている。また上部蓋体2
5の排気口39側にはモーター31と、このモーター3
1の回転により回転駆動されるファン33とが設けら
れ、このファン33の反対側に電池41の収納部43が
形成されている。前記電池41とモーター31は電気的
に接続されている。
【0041】前記容器本体12と下部蓋体23の係止片
45が形成され、この係止片45が前記キャップ18の
外周縁18aに係止されるようになされ、この容器本体
12に対して下部蓋体23を外す場合には、下部蓋体2
3を左右方向の何れかに回転させることにより、前記係
止片45が容器本体12の上方に膨出する突起部27に
より下部蓋体23が外方に押圧され、係止片45とキャ
ップ18の外周縁の突起部18aとの係止状態が解除さ
れる。
【0042】また下部蓋体23の一側には略逆U字状に
形成された係止片47が形成され、この係止片47の一
端が下方に延設されて操作片49に形成され、前記係止
片47の突起47aが上部蓋体25に形成されたフック
部材51に係止され、下部蓋体23と上部蓋体25とが
係止状態となされている。また下部蓋体23の他側には
係止部52が形成されている。
【0043】従って、前記略逆U字状に形成された係止
片47の操作片49を内側に押圧し、係止片47の突起
47aと上部蓋体25に形成されたフック部材51との
係止状態を解除し、他側の係止部52も解除すれば、下
部蓋体23と上部蓋体25との係止状態を解除すること
ができる。
【0044】更に、前記下部蓋体の一方の側壁に形成さ
れた吸入口と連通する下部蓋体の内部の取付部57に消
臭剤55が取付けられている。この消臭剤55は、本実
施の形態ではハニカム状の担体に触媒活性炭を担持させ
たが、紙,不織布等の通気性素材に消臭剤55を含浸さ
せたものを用いることもできる。従って、除湿と共に消
臭作用を行うことができる。
【0045】前記キャップ18の筒体19の内壁と適宜
の間隔を置いて容器本体12内に挿入される下部蓋体2
3の排気筒体35の下端は前記キャップ18の筒体19
より下方に延びて形成されているので、吸入された空気
が除湿剤15と十分に接触することができる。また、前
記キャップ18に筒体19が形成されているので、容器
本体12を転倒した場合でも、筒体19の存在により除
湿した水分である除湿液が容器本体12の開口部13よ
りこぼれるのを防止することができる。
【0046】前記容器本体12に収納される除湿剤15
は塩化カルシウム等の潮解性の吸湿薬剤からなり、この
除湿剤15に他の薬効剤としての消臭剤16が混入され
ている。この消臭剤16は除湿剤15と異なる色彩に形
成され、外部より視認可能になされ、また比重が軽い球
状のセルロースビーズ等の多孔性ビーズに消臭薬効剤を
含浸させて形成されている。このセルロースビーズは除
湿した水分である除湿液の上に浮くことができる。尚、
消臭剤に代えて、または加えて、芳香剤,防虫剤、また
は防カビ剤等の薬効剤を混合することができる。
【0047】ファン33の回転により、吸入口37より
吸入された空気は、容器本体12の開口部13と連通す
るキャップ18の筒体19の内壁と適宜の間隔を置いて
容器本体内に挿入される排気筒体35の外壁との間より
除湿剤15,消臭剤16が収納された容器本体12内部
に導入される。
【0048】容器本体12内部に導入された空気は、除
湿,消臭され、爽やかな空気として排気筒体35の内壁
側より上部蓋体25側に導出され、上部蓋体25のファ
ン33の回転により排気口39より容器本体12の外部
に放出される。
【0049】
【発明の効果】以上が本発明に係る除湿器の実施の形態
であるが、本発明の請求項1に記載の除湿器によれば、
容器本体の下部容量が上部容量より少なく形成されてい
るので、容器本体の内部に収納される除湿剤の上端位置
を上昇させることができ、吸湿効率を向上させることが
でき、また収納場所の壁に密着して設置することがで
き、収納場所の設定の自由度を向上させることができ、
収納空間を増大させる虞れがない。
【0050】本発明の請求項2に記載の除湿器によれ
ば、上部に開口部が形成され、内部に除湿剤が収納され
る容器本体と、該容器本体に取付けられ、吸入口と排気
口を有する蓋体と、該蓋体にモーターと、該モーターの
回転により回転駆動されるファンとが設けられ、前記容
器本体内部に前記ファンの回転により強制的に空気を通
過させる除湿器において、前記容器本体の下部容量が上
部容量より少なく形成されているので、容器本体の内部
に収納される除湿剤の上端位置を上昇させることがで
き、吸湿効率を向上させることができ、また収納場所の
壁に密着して設置することができ、収納場所の設定の自
由度を向上させることができ、収納空間を増大させる虞
れがない。
【0051】本発明の請求項3に記載の除湿器によれ
ば、蓋体が前記容器本体に取付けられる下部蓋体と、該
下部蓋体に取付けられる上部蓋体とからなり、前記下部
蓋体には容器本体の開口部より容器本体内に挿入される
排気筒体と、前記容器本体の開口部と連通する吸入口と
が形成され、前記上部蓋体には前記下部蓋体の排気筒体
を介して容器本体の除湿された空気を排出する排気口が
形成され、前記容器本体の下部容量が上部容量より少な
く形成されているので、容器本体の内部に収納される除
湿剤の上端位置を上昇させることができ、吸湿効率を向
上させることができ、また収納場所の壁に密着して設置
することができ、収納場所の設定の自由度を向上させる
ことができ、収納空間を増大させる虞れがない。
【0052】本発明の請求項4に記載の除湿器によれ
ば、蓋体が前記容器本体に取付けられる下部蓋体と、該
下部蓋体に着脱自在に取付けられる上部蓋体とからな
り、前記下部蓋体には容器本体の開口部より容器本体内
に挿入される排気筒体と、前記容器本体の開口部と連通
する吸入口とが形成され、前記上部蓋体には前記下部蓋
体の排気筒体を介して容器本体の除湿された空気を排出
する排気口が形成され、且つ上部蓋体にはモーターケー
スに収納されたモーターと、該モーターの回転により回
転駆動されるファンとが設けられ、前記モーターの回転
軸にファンの回転中心を挿通した状態で該ファンを受け
るファン受け部材が設けられ、前記ファンは円形の底部
を有し且つ前記モーターケースに嵌合される直径を有す
る筒部と該筒部の外周に設けられた複数の羽部材とを備
え、前記ファンの底部がファン受け部材に当接すること
によりモーターの回転駆動力がファンに伝達されるの
で、構成が簡易で小型、軽量であると共に、成形作業を
簡易迅速に行え、ファンの回転により強力に除湿がで
き、容器本体の内部に収納される除湿剤の上端位置を上
昇させることができ、吸湿効率を向上させることがで
き、また収納場所の壁に密着して設置することができ、
収納場所の設定の自由度を向上させることができ、収納
空間を増大させる虞れがない。
【0053】本発明の請求項5に記載の除湿器によれ
ば、蓋体が前記容器本体に取付けられる下部蓋体と、該
下部蓋体に着脱自在に取付けられる上部蓋体とからな
り、前記下部蓋体には容器本体の開口部より容器本体内
に挿入される排気筒体と、前記容器本体の開口部と連通
する吸入口とが形成され、前記上部蓋体には前記下部蓋
体の排気筒体を介して容器本体の除湿された空気を排出
する排気口が形成され、且つ上部蓋体にはモーターケー
スに収納されたモーターと、該モーターの回転により回
転駆動されるファンとが設けられ、前記モーターの回転
軸にファンの回転中心を挿通した状態で該ファンを受け
るファン受け部材が設けられ、前記ファンは円形の底部
を有し且つ前記モーターケースに嵌合される直径を有す
る筒部と該筒部の外周に設けられた複数の羽部材とを備
え、前記ファンの底部がファン受け部材に当接し摩擦力
によりモーターの回転駆動力がファンに伝達されるよう
になされ、前記容器本体が傾斜した場合で且つ前記ファ
ンの底部とファン受け部材の摩擦力よりファンの筒部の
内壁とモーターケース外壁との摩擦力が大きくなった場
合にファンの回転が停止するので、容器本体が傾斜した
場合に、大きな異音を発生させる虞れがなく、ファンの
停止時にモーターを強制的に停止させることがなく、モ
ーター性能を低下させる虞れがなく、直立状態でファン
の回転により強力に除湿ができ、容器本体の内部に収納
される除湿剤の上端位置を上昇させることができ、吸湿
効率を向上させることができ、また収納場所の壁に密着
して設置することができ、収納場所の設定の自由度を向
上させることができ、収納空間を増大させる虞れがな
い。
【0054】本発明の請求項6に記載の除湿器によれ
ば、前記蓋体に設けられたファンの回転が外部から視認
可能なように蓋体の少なくとも一部が透明または半透明
な合成樹脂成型品より形成されているので、ファンが停
止しているのか作動しているのかを外部から視認するこ
とができ、作動の終了が確認でき、外観を向上させるこ
とができ、取扱いを簡易迅速に行える。
【0055】本発明の請求項7に記載の除湿器によれ
ば、前記容器本体の開口部にキャップが取付けられ、該
キャップの中央に上下開口された筒体が下方に延びて形
成され、前記蓋体が前記容器本体に取付けられる下部蓋
体と、該下部蓋体に着脱自在に取付けられる上部蓋体と
からなり、前記下部蓋体には容器本体の開口部に取付け
られたキャップの筒体の内壁と適宜の間隔を置いて容器
本体内に挿入される排気筒体と、前記容器本体の開口部
と連通する吸入口とが形成され、前記吸入口は下部蓋体
の一方の側壁に形成され、前記上部蓋体には前記下部蓋
体の排気筒体を介して容器本体の除湿された空気を排出
する排気口が形成され、該排気口が前記下部蓋体の一方
の側壁に形成された吸入口と離間した位置の上部蓋体の
側壁に設けられ、前記下部蓋体の一方の側壁に形成され
た吸入口と連通する下部蓋体の内部に消臭剤が取付けら
れているので、除湿と共に消臭作用を行うことができ、
容器本体を転倒させても除湿液がこぼれる虞れがなく、
蓋体とキャップとを外して容器本体より除湿液の廃棄を
容易に行うことができる。
【0056】本発明の請求項8に記載の除湿器によれ
ば、前記消臭剤がハニカム状の担体に触媒活性炭を担持
させたものであるので、空気の圧力損失を小さくしつ
つ、空気との接触面積を増大させることができ、消臭効
率を増大させることができる。
【0057】本発明によれば、構成が簡易でコンパクト
化することができ、押し入れ,下駄箱等の壁に密着して
設置することができ、収納空間を増大させる虞れがな
く、除湿効率を向上させることができ、また容器本体の
底面側にカビが生える虞れがなく、容器本体が傾斜した
場合に、ファンにより大きな異音を発生させる虞れがな
く、ファンの停止時にモーターを強制的に停止させるこ
とがなく、モーター性能を低下させる虞れがなく、また
ファンが停止しているのか作動しているのかを外部から
視認することができ、更に除湿と消臭とを簡易な構成で
得ることができ、除湿液がこぼれる虞れがなく、除湿液
の廃棄が容易で取扱いが簡便に行え、外観を向上させる
ことができ、需要者を満足させることができる除湿器を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる除湿器の容器本体を示すもの
で、(a)は断面図、(b)は断面図。
【図2】本発明に係わる除湿器の異なる容器本体を示す
もので、(a)は断面図、(b)は断面図。
【図3】本発明に係わる除湿器の異なる容器本体を示す
もので、(a)は断面図、(b)は断面図。
【図4】本発明に係わる除湿器の異なる容器本体を示す
もので、(a)は断面図、(b)は断面図。
【図5】本発明に係わる除湿器の異なる容器本体を示す
もので、(a)は断面図、(b)は断面図。
【図6】本発明に係わる除湿器の異なる容器本体を示す
もので、(a)は断面図、(b)は断面図。
【図7】本発明に係わる除湿器の異なる容器本体を示す
もので、(a)は断面図、(b)は断面図。
【図8】本発明に係わる除湿器の異なる容器本体を示す
もので、(a)は断面図、(b)は断面図。
【図9】本発明に係わる除湿器の断面図。
【図10】本発明に係わる除湿器の容器本体の正面図。
【図11】本発明に係わる除湿器の容器本体の平面図。
【図12】本発明に係わる除湿器の容器本体の側面図。
【図13】本発明に係わる除湿器の下部蓋体の一部断面
正面図。
【図14】本発明に係わる除湿器の下部蓋体の平面図。
【図15】本発明に係わる除湿器の下部蓋体の断面図。
【符号の説明】
11 除湿器 12 容器本体 12a 底上げ部 13 開口部 13a 容器口 13b 雄ねじ 14a ぞうきんずり 14b 壁 15 除湿剤 15a 除湿液 16 消臭剤 17a 支持脚部 17b 支持脚部 17c カバー部材 18 キャップ 18a 外周縁 18b 雌ねじ 19 筒体 20 透湿非透水性シート 21 蓋体 23 下部蓋体 25 上部蓋体 26 モーターケース 27 突起部 31 モーター 33 ファン 33a 筒部 33b 羽部材 34 ファン受け部材 35 排気筒体 37 吸入口 39 排気口 41 電池 45 係止片 47 係止片 49 操作片 51 フック部材 55 消臭剤

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に開口部が形成され、内部に除湿剤
    が収納される容器本体と、前記容器本体内部に前記開口
    部より空気を通過させることができる除湿器において、 前記容器本体の下部容量が上部容量より少なく形成され
    ていることを特徴とする除湿器。
  2. 【請求項2】 上部に開口部が形成され、内部に除湿剤
    が収納される容器本体と、該容器本体に取付けられ、吸
    入口と排気口を有する蓋体と、該蓋体にモーターと、該
    モーターの回転により回転駆動されるファンとが設けら
    れ、前記容器本体内部に前記ファンの回転により強制的
    に空気を通過させる除湿器において、前記容器本体の下
    部容量が上部容量より少なく形成されていることを特徴
    とする除湿器。
  3. 【請求項3】 上部に開口部が形成され、内部に除湿剤
    が収納される容器本体と、該容器本体に取付けられ、吸
    入口と排気口を有する蓋体と、該蓋体にモーターと、該
    モーターの回転により回転駆動されるファンとが設けら
    れ、前記容器本体内部に前記ファンの回転により強制的
    に空気を通過させる除湿器において、 前記蓋体が前記容器本体に取付けられる下部蓋体と、該
    下部蓋体に取付けられる上部蓋体とからなり、前記下部
    蓋体には容器本体の開口部より容器本体内に挿入される
    排気筒体と、前記容器本体の開口部と連通する吸入口と
    が形成され、前記上部蓋体には前記下部蓋体の排気筒体
    を介して容器本体の除湿された空気を排出する排気口が
    形成され、前記容器本体の下部容量が上部容量より少な
    く形成されていることを特徴とする除湿器。
  4. 【請求項4】 上部に開口部が形成され、内部に除湿剤
    が収納される容器本体と、該容器本体に取付けられ、吸
    入口と排気口を有する蓋体と、該蓋体にモーターと、該
    モーターの回転により回転駆動されるファンとが設けら
    れ、前記容器本体内部に前記ファンの回転により強制的
    に空気を通過させる除湿器において、 前記蓋体が前記容器本体に取付けられる下部蓋体と、該
    下部蓋体に着脱自在に取付けられる上部蓋体とからな
    り、前記下部蓋体には容器本体の開口部より容器本体内
    に挿入される排気筒体と、前記容器本体の開口部と連通
    する吸入口とが形成され、前記上部蓋体には前記下部蓋
    体の排気筒体を介して容器本体の除湿された空気を排出
    する排気口が形成され、且つ上部蓋体にはモーターケー
    スに収納されたモーターと、該モーターの回転により回
    転駆動されるファンとが設けられ、前記モーターの回転
    軸にファンの回転中心を挿通した状態で該ファンを受け
    るファン受け部材が設けられ、前記ファンは円形の底部
    を有し且つ前記モーターケースに嵌合される直径を有す
    る筒部と該筒部の外周に設けられた複数の羽部材とを備
    え、前記ファンの底部がファン受け部材に当接すること
    によりモーターの回転駆動力がファンに伝達されるよう
    になされ、前記容器本体の下部容量が上部容量より少な
    く形成されていることを特徴とする除湿器。
  5. 【請求項5】 上部に開口部が形成され、内部に除湿剤
    が収納される容器本体と、該容器本体に取付けられ、吸
    入口と排気口を有する蓋体と、該蓋体にモーターと、該
    モーターの回転により回転駆動されるファンとが設けら
    れ、前記容器本体内部に前記ファンの回転により強制的
    に空気を通過させる除湿器において、 前記蓋体が前記容器本体に取付けられる下部蓋体と、該
    下部蓋体に着脱自在に取付けられる上部蓋体とからな
    り、前記下部蓋体には容器本体の開口部より容器本体内
    に挿入される排気筒体と、前記容器本体の開口部と連通
    する吸入口とが形成され、前記上部蓋体には前記下部蓋
    体の排気筒体を介して容器本体の除湿された空気を排出
    する排気口が形成され、且つ上部蓋体にはモーターケー
    スに収納されたモーターと、該モーターの回転により回
    転駆動されるファンとが設けられ、前記モーターの回転
    軸にファンの回転中心を挿通した状態で該ファンを受け
    るファン受け部材が設けられ、前記ファンは円形の底部
    を有し且つ前記モーターケースに嵌合される直径を有す
    る筒部と該筒部の外周に設けられた複数の羽部材とを備
    え、前記ファンの底部がファン受け部材に当接し摩擦力
    によりモーターの回転駆動力がファンに伝達されるよう
    になされ、前記容器本体が傾斜した場合で且つ前記ファ
    ンの底部とファン受け部材の摩擦力よりファンの筒部の
    内壁とモーターケース外壁との摩擦力が大きくなった場
    合にファンの回転が停止することを特徴とする除湿器。
  6. 【請求項6】 前記蓋体に設けられたファンの回転が外
    部から視認可能なように蓋体の少なくとも一部が透明ま
    たは半透明な合成樹脂成型品より形成されていることを
    特徴とする請求項2,請求項3,請求項4及び請求項5
    の何れかに記載の除湿器。
  7. 【請求項7】 上部に開口部が形成され、内部に除湿剤
    が収納される容器本体と、該容器本体に取付けられ、吸
    入口と排気口を有する蓋体と、該蓋体にモーターと、該
    モーターの回転により回転駆動されるファンとが設けら
    れ、前記容器本体内部に前記ファンの回転により強制的
    に空気を通過させる除湿器において、 前記容器本体の開口部にキャップが取付けられ、該キャ
    ップの中央に上下開口された筒体が下方に延びて形成さ
    れ、前記蓋体が前記容器本体に取付けられる下部蓋体
    と、該下部蓋体に着脱自在に取付けられる上部蓋体とか
    らなり、前記下部蓋体には容器本体の開口部に取付けら
    れたキャップの筒体の内壁と適宜の間隔を置いて容器本
    体内に挿入される排気筒体と、前記容器本体の開口部と
    連通する吸入口とが形成され、前記吸入口は下部蓋体の
    一方の側壁に形成され、前記上部蓋体には前記下部蓋体
    の排気筒体を介して容器本体の除湿された空気を排出す
    る排気口が形成され、該排気口が前記下部蓋体の一方の
    側壁に形成された吸入口と離間した位置の上部蓋体の側
    壁に設けられ、前記下部蓋体の一方の側壁に形成された
    吸入口と連通する下部蓋体の内部に消臭剤が取付けられ
    ていることを特徴とする除湿器。
  8. 【請求項8】 前記消臭剤がハニカム状の担体に触媒活
    性炭を担持させたものであることを特徴とする請求項7
    に記載の除湿器。
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