JP2599629Y2 - 小型脱臭装置 - Google Patents

小型脱臭装置

Info

Publication number
JP2599629Y2
JP2599629Y2 JP1992083222U JP8322292U JP2599629Y2 JP 2599629 Y2 JP2599629 Y2 JP 2599629Y2 JP 1992083222 U JP1992083222 U JP 1992083222U JP 8322292 U JP8322292 U JP 8322292U JP 2599629 Y2 JP2599629 Y2 JP 2599629Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
deodorant
bottomed cylindrical
main body
cylindrical body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992083222U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0646737U (ja
Inventor
寿一 白鳥
学 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dowa Holdings Co Ltd
Original Assignee
Dowa Holdings Co Ltd
Dowa Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dowa Holdings Co Ltd, Dowa Mining Co Ltd filed Critical Dowa Holdings Co Ltd
Priority to JP1992083222U priority Critical patent/JP2599629Y2/ja
Publication of JPH0646737U publication Critical patent/JPH0646737U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2599629Y2 publication Critical patent/JP2599629Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、乾式の小型脱臭装置に
関し、更に詳しくは脱臭剤の交換を容易にしてコスト低
減を図った小型脱臭装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に乾式の脱臭装置は、周囲の空気を
脱臭する脱臭剤を内蔵した脱臭部と、この脱臭部に周囲
の空気を還流させるための排気部とから構成されてい
る。これら脱臭部と排気部とは別部材として構成され、
ダクトで接続されて建造物に配設されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前記構成の
脱臭装置の場合、脱臭部と排気部とがそれぞれ別体にな
っているため、装置が嵩ばって大型化し大きな設置スペ
ースが必要となる。また、取付作業も必要である。この
ため、脱臭装置自体のコストが嵩むという問題点があ
る。
【0004】更に脱臭剤の交換作業は、脱臭部から脱臭
剤を作業者が手作業で取出し、新しい脱臭剤を脱臭部に
入れていたため、この脱臭剤の交換作業が煩雑であると
共にランニングコストも嵩むという問題点がある。
【0005】本考案は上記問題点に鑑みなされたもの
で、塵芥等の人間の生活圏等から発生する悪臭を処理し
得る、安価でかつ脱臭剤の交換作業の容易な簡易型の小
型脱臭装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、悪臭を除去するための脱臭剤を内蔵した本体と、当
該本体内に周囲の空気を還流させて前記脱臭剤に接触さ
せる送風装置とを備えた小型脱臭装置であって、前記本
体をカートリッジ型とし、脱臭剤の交換の際には当該カ
ートリッジ型の本体ごと取り替え、前記送風装置を新し
い本体に付け替えるだけで脱臭剤の交換を可能にしたこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】前記構成により、脱臭剤を交換する場合は、カ
ートリッジ型に構成した本体をそのまま取り替え、新し
い本体に送風装置を付け替える。これにより、脱臭剤の
交換を容易に行うことができる。
【0008】また、装置が単体でかつ小型であるので、
どこにでも片隅に容易に据え付けられ、据付スペースも
少なくて済む。更に、本体を市販の安価なドラム缶等で
構成することで、コストの大幅な低減を図ることができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本考案装置について図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
【0010】図1は本考案の小型脱臭装置の全体構成
図、図2は図1に示す小型脱臭装置の縦断面図である。
この小型脱臭装置の全体構成は、悪臭を除去するための
脱臭剤1を内蔵した本体2と、この本体2に周囲の空気
を還流させて脱臭剤1に接触させる送風装置3とからな
る。
【0011】本体2は安価な市販のステンレス製オープ
ンドラム缶を用いて構成されている。この本体2の下部
外周には周囲の空気を吸引するステンレス製の吸引筒5
が一体的に設けられ、上端部は開口となっている。吸引
筒5の直径としては例えば10cm程度に設定する。本
体2内部にはステンレス製の隔離用メッシュ6が3ヵ所
に配設され、これらの隔離用メッシュ6によって脱臭剤
1が本体2内部に収納されている。なお、脱臭剤1はこ
の3枚の隔離用メッシュ6によって下部脱臭剤7と上部
脱臭剤8とに分かれている。下部脱臭剤7としては例え
ば化学反応型脱臭剤を用い、上部脱臭剤8としては物理
反応型脱臭剤を用いる。なお、これらの脱臭剤7,8と
しては脱臭する物質の違いに応じて適宜選択する。
【0012】下部脱臭剤7の下側及び上部脱臭剤8の上
側には、これらの脱臭剤7,8の上側及び下側にそれぞ
れ配設されたメッシュ6をその下側及び上側から支持す
る下側スペーサ11及び上側スペーサ12がそれぞれ配
設されている。下側スペーサ11はポリ塩化ビニル製
で、図3及び図4に示すように全体を低い円筒状に構成
されている。具体的には円筒状の周壁部13と、この周
壁部13の内部に十字状に取り付けられた補強材14と
から構成されている。周壁部13の直径は本体2の直径
よりも小さく設定されている。周壁部13には前記吸引
筒5の基端部が挿入される挿入口5Aがに設けられてい
る。上側スペーサ12は、挿入口5Aを有しない部分を
除き、下側スペーサ11と同じ構成となっている。
【0013】そして、下側スペーサ11はその下端部を
本体2の低面部2Aに、上端部を最下側の隔離用メッシ
ュ6にそれぞれ当接してこの隔離用メッシュ6を支持し
ている。上側スペーサ12はその下端部を最上側の隔離
用メッシュ6に、上端部を送風装置3の下側面にそれぞ
れ当接してこの隔離用メッシュ6を支持し、各隔離用メ
ッシュ6間の脱臭剤7,8を保持している。
【0014】以上の構成の本体2はカートリッジ型とし
て設定し容器の標準化を図り、脱臭剤7,8の交換の際
には内部に脱臭剤7,8を内蔵したまま本体2ごと取り
替える。
【0015】送風装置3は、図5及び図6に示すよう
に、本体2の開口した上端部を施蓋する蓋体21と、こ
の蓋体21に取り付けられて本体2の内部から空気を吸
い出すブロワ型送風機22と、このブロワ型送風機22
に一体的に取り付けられた駆動源としての駆動モータ2
3とから構成されている。
【0016】蓋体21は本体2の上側開口を施蓋するよ
うに円盤状に形成され、その周縁部に本体2上端部を包
み込むように曲げて形成した係止部21Aを有してい
る。そして、蓋体21はその係止部21Aがパッキン又
はガスケット24を介して本体2の上端部に係止され、
この状態で締め具25によって支持固定されている。こ
の締め具25はその断面形状が内側に湾曲した状態に形
成され、端部に設けられたボルト26を締め付けること
で蓋体21の係止部21Aをその外側から保持して蓋体
21を本体2上端部に固定するようになっている。
【0017】また、蓋体21には送風装置3を制御する
ための制御盤27が取り付けられている。この制御盤2
7には駆動モータ23の電源等の操作ボタンが設けら
れ、更にタイマ、ブレーカ等が設けられ、インバータ制
御できる構造となっている。更にこの制御盤27には係
止爪27Aが設けられている。この係止爪27Aが蓋体
21の周縁の係止部21Aに係止することで、制御盤2
7が蓋体21に取り付けられている。
【0018】本実施例の小型脱臭装置は以上のように構
成されるが、次にその作用について説明する。
【0019】前記構成の小型脱臭装置の本体2はドラム
缶であり、装置全体の大きさが小さいため、建造物(工
場、食堂等)の片隅に設置する。この場合に、予備に交
換用の本体2を近くに安置しておいてもよい。次いで、
電源を接続して制御盤27で送風装置3の駆動モータ2
3を駆動させる。これにより、送風装置3の送風機22
で本体2内の空気が外部へ吸い出され、これに伴って周
囲の空気が吸引筒5から本体2内部に吸引され、脱臭剤
7,8に接触して脱臭される。
【0020】この作用により、家庭、食堂、工場(特に
食品工場)等において排出される塵芥を発生源とするア
ンモニア、トリメチルアミン、硫化水素、メチルメルカ
プタン等や、他の発生源から発生するホルムアルデヒ
ド、スチレン、硫化メチル、二硫化メチル等の脱臭を行
う。
【0021】一定期間の使用により脱臭剤7,8の脱臭
能力が低下したら、この脱臭剤7,8を取り替える。
【0022】この場合は、制御盤27を取り外す。更に
締め具25のボルト26を緩めてこの締め具25を外
し、送風装置3を本体2から取り外す。この送風装置3
を新しい本体2(予備に安置していた新しい脱臭剤7,
8の入った本体2)に装着し、締め具25を取り付けて
ボルト26を締め付ける。
【0023】交換作業としては以上の手順だけで、簡単
に済む。
【0024】以上のように、本体2と送風装置3を一体
的に構成しているので、その設置スペースが僅かで済
む。また、この小型脱臭装置は建造物の片隅に据え付け
るだけで済むので、装置の取付作業も不要である。この
ため、小型脱臭装置の低コスト化を図ることができる。
【0025】更に脱臭剤の交換作業は、本体2を取り替
えるだけで済むため、この交換作業が極めて清潔にかつ
容易になると共に、本体2を安価なドラム缶で構成した
ので、ランニングコストも下げることができるようにな
る。
【0026】なお、前記制御盤27は係止爪27Aを設
けて蓋体21の周縁部に係止させる構成としたが、蓋体
21に一体的に取り付ける構成としてもよい。また、制
御盤27を本体2の部分から離れた位置に置き、遠隔操
作できるようにしてもよい。
【0027】また、本実施例では本体2として市販のス
テンレス製オープンドラム缶を用いたが、脱臭剤7,8
を内部に保持できるものであれば本考案の効果を奏し得
るので、他に安価な容器があればそれを用いてもよい。
脱臭剤7,8としても脱臭する物質の違い、コスト面を
考慮して適宜選択する。
【0028】さらに本実施例では、締め具25を締め付
ける手段としてボルト26を用いたが、これ以外にもレ
バーを用いる手段等の他の手段で締め具25を締め付け
るようにしてもよい。
【0029】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案の小型脱臭
装置によれば、脱臭剤を内蔵した本体をカートリッジ型
とし、このカートリッジ型の本体ごと取り替えることで
脱臭剤の交換を可能にしたので、脱臭剤の交換作業を容
易に行うことができるようになる。
【0030】また、安価な容器で本体を構成したので、
コスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の小型脱臭装置を示す全体構成図であ
る。
【図2】図1に示す小型脱臭装置の縦断面図である。
【図3】本体内に装着された下側スペーサを示す平面図
である。
【図4】図3の下部スペーサを示す斜視図である。
【図5】送風装置を示す一部破断正面図である。
【図6】蓋留め材を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…脱臭剤、2…本体、3…送風装置、6…隔離用メッ
シュ、7…下部脱臭剤、8…上部脱臭剤、21…蓋体、
21A…係止部、25…締め具。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61L 9/00 - 9/22

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状体の下側が閉じられて底部が形成さ
    れているとともに上側が開口部にされている有底筒状本
    体2と、 前記有底筒状本体2内の上部及び下部の間の中間部に収
    納される通気性脱臭剤と、前記脱臭剤の上部及び下
    部に設置されて脱臭剤を上側及び下側から隔離する通
    気性隔離部材と、 前記通気性隔離部材をそれぞれ上側及び下側から支持
    すると同時に前記有底筒状本体2の上部及び下部にそれ
    ぞれ上部空間領域及び下部空間領域を形成する上側スペ
    ーサ12及び下側スペーサ11と、前記有底筒状本体2の下部に設けられて前記下部空間領
    域に空気を導入する吸引筒5と、 前記有底筒状本体2 の上側開口部に着脱可能に施蓋する
    蓋体21と、前記蓋体21に取付けられているとともに該蓋体21を
    前記上側開口部に施蓋した状態で前記有底筒状本体2内
    部の空気を吸い出す送風機22及び該送風機22を駆動
    する駆動モータ23を備えた送風装置3と、 前記送風装置3を制御するための制御盤27とを有し、 前記蓋体21は、前記有底筒状本体2の上側開口を施蓋
    するように円盤状に形成され、その周縁部に前記有底筒
    状本体2の上端部を包み込むように曲げて形成した係止
    部21Aを有し、この係止部21Aがパッキン又はガス
    ケット24を介して前記有底筒状本体2の上端部に係止
    されることによって前記有底筒状本体2の上側開口を着
    脱自在に施蓋するようになっており、 前記制御盤27は、前記蓋体21の周縁の係止部21A
    に係止する係止爪27Aを有し、この係止爪27Aを前
    記蓋体21の周縁の係止部21Aに係止することによっ
    て前記蓋体21に着脱自在に取り付けられるようになっ
    ている ことを特徴とする小型脱臭装置。
JP1992083222U 1992-12-02 1992-12-02 小型脱臭装置 Expired - Fee Related JP2599629Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992083222U JP2599629Y2 (ja) 1992-12-02 1992-12-02 小型脱臭装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992083222U JP2599629Y2 (ja) 1992-12-02 1992-12-02 小型脱臭装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0646737U JPH0646737U (ja) 1994-06-28
JP2599629Y2 true JP2599629Y2 (ja) 1999-09-13

Family

ID=13796293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992083222U Expired - Fee Related JP2599629Y2 (ja) 1992-12-02 1992-12-02 小型脱臭装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2599629Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS543168Y2 (ja) * 1972-10-07 1979-02-13
JPS57160739U (ja) * 1981-04-03 1982-10-08
JPS6021086Y2 (ja) * 1981-04-10 1985-06-24 利康 竹内 脱臭器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0646737U (ja) 1994-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6341579B1 (en) Litter box filter system
US5054130A (en) Toilet deodorizing device
US20050028254A1 (en) Automatic sanitizer and deodorizer
US5315964A (en) Portable cat litter box with electrically powered ventilation
KR101930809B1 (ko) 수납장용 받침대
JP2599629Y2 (ja) 小型脱臭装置
US6360377B2 (en) Filtration housing unit for use with a ventilated toilet seat
JP2006297359A (ja) フィルタユニット
JP2021020055A (ja) 脱臭構造及び収容体
JP2002174444A (ja) サーキュレータ
JP3936766B2 (ja) 空気清浄器
JP2518767Y2 (ja) 屋外設置ごみ収納装置
JPH11197438A (ja) 除湿器
JPH0979627A (ja) 換気装置
KR200413468Y1 (ko) 신발장용 살균 탈취기
JPS6344046Y2 (ja)
JPH0421519Y2 (ja)
JP2520820Y2 (ja) 脱臭器
JP3008194U (ja) 脱臭機
JPH06257171A (ja) 地下室の脱臭・除湿構法及び構造
JP3662200B2 (ja) 消臭装置付き携帯用便器
KR930001390Y1 (ko) 실내장식을 겸한 탈취장치
JPH01150911U (ja)
JPH0712305U (ja) ごみ箱
JPH0563400U (ja) 便所の消臭及び芳香装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees