JP3662200B2 - 消臭装置付き携帯用便器 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、消臭装置付き携帯用便器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば携帯用便器の脱臭装置付き汚物受けとして、図10に示すように便器本体(20)上面開口部に脱臭用バケット(30)が懸架され、該脱臭用バケット(30)内に汚物用バケット(90)が懸架され、該脱臭用バケット(30)底部に脱臭装置(吸気ファン付き)(40)が設けられた携帯用便器の脱臭装置付き汚物受けが提供されている(特願平11−46907号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、汚物用バケット(90)を脱臭用バケット(30)内に取付けることを忘れて使用した場合、汚物によって該脱臭装置(40)が汚れたり故障したりするという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、便器本体(2) 上面に開口し、該便器本体(2) 内に挿入されている外側容器(3) と、該外側容器(3) 内に挿入される便受器(9) とからなり、該外側容器(3) の底に吸気ファン付き消臭装置(4) を取付け、該消臭装置(4) の上側にはスペーサー(12)を介して蓋(10)を被着した消臭装置付き携帯用便器(1) を提供するものである。
【0005】
該蓋(10)の上面には警告手段が施されていることが望ましい。
【0006】
該消臭装置(4) は、ケーシング(41)と、該ケーシング(41)の上面に配置される吸気ファン(42)と、該ケーシング(41)の両側排気部(41A,41A) に着脱可能に挿着される消臭剤カートリッジ(43,43) とからなることが望ましい。
【0007】
また更に、便受器(9) の上端周囲には、該便受器(9) を該外側容器(3) から浮かせた状態で支持するリブ(9B)が垂設されることが望ましい。あるいは、該便器本体(2) 内に挿入されている外側容器(3) の上端周囲には、該便受器(9) を該便器本体(2) から浮かせた状態で支持するリブが立設されることが望ましい。
【0008】
【作用】
本発明の消臭装置付き携帯用便器(1) では、消臭装置(4) にスペーサー(12)を介して蓋(10)を被着するため、脱臭の際の通気はスペーサー(12)によって確保され、また汚物は消臭装置(4) には直接接触しない。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明を図1〜図9に示す一実施例によって説明する。図に示す消臭装置付き携帯用便器(1) は、外側容器(3) が内挿されている便器本体(2) と、該外側容器(3) の底に取付けられる吸気ファン付き消臭装置(4) と、該外側容器(3) の上端周辺に載置される便座(5) と、該便座(5) の上側から該外側容器(3) を覆う折れ蓋(6) と、該便器本体(2) の上面両側に取付けられているアームレスト(7,7) と該便器本体(2) の上面後側に立設されているコの字状の背もたれ(8) と、該便器本体(2) の外側容器(3) 内に上方から懸架される便受器(9) とからなる。
【0010】
図3および図9に示すように、該外側容器(3) は、該便器本体(2) 上面に開口し、該便器本体(2) と一体的に形成され、該外側容器(3) の底面には該消臭装置(4) を取付けるための開口部(31)が設けられ、該開口部(31)の周囲にはリブ(32)が立設され、該外側容器(3) の上端部には該便受器(9) を懸架するための段部(33)が設けられている。
【0011】
図4および図9に示すように、該吸気ファン付き消臭装置(4) は、ケーシング(41)と、該ケーシング(41)の上面中央に配置される吸気ファン(42)と、該ケーシング(41)の両側に凹設される排気部(41A,41A) に挿着される左右一対の消臭剤カートリッジ(43,43) と、それぞれの接続部(45A,45B) を介して接続する本体内電源コード(44A) および本体外電源コード(44B) と、該本体内電源コード(44A) の接続部(45A) を該便器本体(2) に固定する止め板(46)と、外側面上端にフランジ(47A) が設けられた取付け枠(47)とからなる。
【0012】
該消臭装置(4) のケーシング(41)の外側面上端にはフランジ(41B) が設けられ、取付け枠(47)の内側面には全周にわたってリブ(47B) が設けられる。該ケーシング(41)を該取付け枠(47)内に挿通すると、該ケーシング(41)のフランジ(41B) が該取付け枠(47)のリブ(47B) に当接して該ケーシング(41)は該取付け枠(47)内に挿着支持される。
【0013】
該消臭装置(4) の消臭剤カートリッジ(43,43) は、該ケーシング(41)の両側排気部(41A,41A) に着脱可能に挿着されるため、該消臭剤カートリッジ(43)の交換時期には該消臭剤カートリッジ(43)を交換することが出来る。
本実施例において、該消臭剤カートリッジ(43)に使用する消臭剤(脱臭剤)は活性炭およびゼオライト等であり、該消臭剤カートリッジ(43)にはオゾン発生装置(図示せず)が内在されていてもよい。
【0014】
図5に示すのは消臭装置(4) の蓋(10)であって、蓋板(11)と、該蓋板(11)を支持するスペーサーである脚部(12)と、該脚部(12)が立設されている基枠(13)とからなり、該蓋板(11)の上面には例えば図5および図7に示すような警告文、赤ランプ等の警告手段が付されている。
【0015】
図6に示すように該蓋(10)を該消臭装置(4) 上に被着した時、該蓋(10)の基枠(13)は該取付け枠(47)の外側に嵌合する。
【0016】
該吸気ファン付き消臭装置(4) の本体内電源コード(44A) の一端は接続部(45A) に接続し他端は該ケーシング(41)後部に接続する。また該消臭装置(4) の本体外電源コード(44B) の一端は接続部(45B) に接続し他端はAC電源に接続する。該本体内電源コード(44A) の接続部(45A) 上部には取付け凹部(451A)が凹設されている。止め板(46)には左右二つのねじ孔(46A,46A) が設けられ、該止め板(46)下部には取付け凹部(46B) が凹設されている。該本体内電源コード(44A) の接続部(45A) は、該接続部(45A) を該便器本体(2) 後面下部に設けられた接続部取付け孔(2A)内に挿通し、該接続部(45A) の取付け凹部(451A)と該止め板(46)の取付け凹部(46B) とを嵌合し、該止め板(46)をねじ孔(46A) を介してビス等で該便器本体(2) に螺着することによって、該便器本体(2) の接続部取付け孔(2A)に取付けられる。一方、本体外電源コード(44B) は、接続部(44A,45A) を介して該本体内電源コード(44A) に着脱可能に接続される。
【0017】
該消臭剤カートリッジ(43,43) 、該電源コード(44A,44B) および該取付け枠(47)を上記のようにセットした該消臭装置(4) は、該消臭装置(4) の取付け枠(47)のフランジ(47A) と外側容器(3) の開口部(31)周囲のリブ(32)に当接した状態で、該外側容器(3) の開口部(31)に挿着支持される(図9参照)。
【0018】
図8に示すように、便受器(9) は、該便受器(9) 上端両側に回動可能に取付けられたコの字状の把手(91)と、該便受器(9) を上側から覆う上蓋(92)とからなり、該便受器(9) の外側面上端にはフランジ(9A)が設けられ、該便受器(9) のフランジ(9A)の下面には複数個のリブ(9B)が垂設され、該便受器(9) のフランジ(9A)の後側には二つの把手受け部(9C)が突設され、該便受器(9) の底面下側には座リブ(9D)が垂設され、該便受器(9) の座リブ(9D)は前側が切り欠かれている。一方、該便受器(9) の上蓋(92)の上面中央にはノブ(92A) が設けられている。
【0019】
該便受器(9) は、該外側容器(3) 内に懸架されると、該便受器(9) のフランジ(9A)のリブ(9B)により該便器本体(2) から浮かせた状態で支持され、該便受器(9) の把手(91)を後側へ回動させて倒すと、該把手(91)は該便受器(9) のフランジ(9A)後側の把手受け部(9C)により該便受器(9) から浮かせた状態で支持される(図9参照)。
【0020】
上記構成において、便受器(9) を取外した状態では、図6および図7に示すように消臭装置(4) に蓋(10)を被着する。該蓋(10)には前記したように警告文が書かれており、使用の際に便受器(9) が取外されていることが使用者に確実に認識出来るようになっている。
しかしもし誤って便受器(9) を取外した状態で使用してしまった場合、汚物は蓋(10)によって消臭装置(4) に直接接触することが阻止される。またこの場合に消臭装置(4) の吸引ファンを作動させれば、臭気は蓋(10)のスペーサーである脚部(12)間を介して該消臭装置(4) に吸引される。また小水の場合は蓋(10)の基枠(13)によって、更に外側容器(3) の開口部(31)周囲のリブ(32)によって消臭装置(4) に流入することを防止される。
【0021】
図9に示すように便受器(9) を外側容器(3) 内に懸架した場合には、蓋(10)は消臭装置(4) から取はずされてもよいが、そのまゝ被着しておいてもよい。
【0022】
前記のように該便受器(9) を該便器本体(2) から浮かせた状態で支持することにより、臭気の通気路を最大限確保して、吸気ファンを駆動させた時効果的に臭気を該消臭装置(4) に吸気することが出来る。更に、該便受器(9) の把手(91)を該便受器(9) から浮かせた状態で支持し、かつ該便受器(9) の後側で受けることにより、該把手(91)による臭気通過干渉域を最小限に縮小し、かつ特に前側の脱臭を効果的に行うことが出来る。また蓋(10)を被着したまゝの状態でも、前記と同様臭気は蓋(10)の脚部(12)間を介して該消臭装置(4) に吸引することが出来る。
また更に、該便受器(9) の前面の傾斜は、前側の通気路を大きく確保するとともに、小水時の消音効果および飛散抑制効果を有する。
【0023】
便受器(9) 底面には座リブ(9D)が設けられているため、該便受器(9) の底面が曲面形状であっても、該便受器(9) を床等に安定に置くことが出来る。
また、該座リブ(9D)の前側を切り欠くことにより、臭気の通気路を確保して、使用者が特に敏感に感じる前側の臭気の消臭を効果的に行うことが出来る。
【0024】
また、誤って小水が該外側容器(3) 内に入った場合、該小水は該リブ(32)により堰止められ、また蓋(10)を被着した場合には該蓋(10)の基枠(13)によっても堰止められて、該小水によって消臭装置(4) が汚れたり故障したりするのを防ぐことが出来る。
【0025】
上記実施例以外に本発明では、外側容器(3) は便器本体(2) とは別体とされてもよい。また前実施例において便受器(9) の上端周囲にリブ(9B)が垂設されたのに対して、便器本体(2) の外側容器(3) 上端部の段部(33)上面に複数個のリブが立設されてもよい。この場合でも該便受器(9) は、該外側容器(3) 懸架された状態で、該リブにより該便器本体(2) から浮かせた状態で支持されるため、臭気の通気路を最大限確保し、臭気を該消臭装置(4) から効果的に吸気することが出来る。
【0026】
【発明の効果】
本発明では、消臭装置にスペーサーを介して蓋を被着するために、誤って便容器を取付けることなく使用してしまった場合でも、該蓋によって汚物が直接消臭装置に接触することを防止出来る。またスペーサーによって蓋の下側への通気が確保され、蓋をしたまゝでも消臭装置に臭気を吸引することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図1〜図9は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】消臭装置付き携帯用便器の斜視図
【図2】消臭装置付き携帯用便器の後方からの斜視図
【図3】消臭装置付き携帯用便器の説明平面図
【図4】吸気ファン付き消臭装置の説明斜視図
【図5】蓋の説明斜視図
【図6】蓋を被着した状態の便器下部断面図
【図7】蓋を被着した状態の説明平面図
【図8】便受器の説明斜視図
【図9】消臭装置付き携帯用便器の説明側断面図
【図10】従来例の説明側断面図
【符号の説明】
1 (消臭装置付き)携帯用便器
2 便器本体
3 外側容器
32 リブ
4 (吸気ファン付き)消臭装置
41 ケーシング
41A 排気部
42 吸気ファン
43 消臭剤カートリッジ
9 便受器
9B リブ
10 蓋
12 脚部(スペーサー)
【産業上の利用分野】
本発明は、消臭装置付き携帯用便器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば携帯用便器の脱臭装置付き汚物受けとして、図10に示すように便器本体(20)上面開口部に脱臭用バケット(30)が懸架され、該脱臭用バケット(30)内に汚物用バケット(90)が懸架され、該脱臭用バケット(30)底部に脱臭装置(吸気ファン付き)(40)が設けられた携帯用便器の脱臭装置付き汚物受けが提供されている(特願平11−46907号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、汚物用バケット(90)を脱臭用バケット(30)内に取付けることを忘れて使用した場合、汚物によって該脱臭装置(40)が汚れたり故障したりするという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、便器本体(2) 上面に開口し、該便器本体(2) 内に挿入されている外側容器(3) と、該外側容器(3) 内に挿入される便受器(9) とからなり、該外側容器(3) の底に吸気ファン付き消臭装置(4) を取付け、該消臭装置(4) の上側にはスペーサー(12)を介して蓋(10)を被着した消臭装置付き携帯用便器(1) を提供するものである。
【0005】
該蓋(10)の上面には警告手段が施されていることが望ましい。
【0006】
該消臭装置(4) は、ケーシング(41)と、該ケーシング(41)の上面に配置される吸気ファン(42)と、該ケーシング(41)の両側排気部(41A,41A) に着脱可能に挿着される消臭剤カートリッジ(43,43) とからなることが望ましい。
【0007】
また更に、便受器(9) の上端周囲には、該便受器(9) を該外側容器(3) から浮かせた状態で支持するリブ(9B)が垂設されることが望ましい。あるいは、該便器本体(2) 内に挿入されている外側容器(3) の上端周囲には、該便受器(9) を該便器本体(2) から浮かせた状態で支持するリブが立設されることが望ましい。
【0008】
【作用】
本発明の消臭装置付き携帯用便器(1) では、消臭装置(4) にスペーサー(12)を介して蓋(10)を被着するため、脱臭の際の通気はスペーサー(12)によって確保され、また汚物は消臭装置(4) には直接接触しない。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明を図1〜図9に示す一実施例によって説明する。図に示す消臭装置付き携帯用便器(1) は、外側容器(3) が内挿されている便器本体(2) と、該外側容器(3) の底に取付けられる吸気ファン付き消臭装置(4) と、該外側容器(3) の上端周辺に載置される便座(5) と、該便座(5) の上側から該外側容器(3) を覆う折れ蓋(6) と、該便器本体(2) の上面両側に取付けられているアームレスト(7,7) と該便器本体(2) の上面後側に立設されているコの字状の背もたれ(8) と、該便器本体(2) の外側容器(3) 内に上方から懸架される便受器(9) とからなる。
【0010】
図3および図9に示すように、該外側容器(3) は、該便器本体(2) 上面に開口し、該便器本体(2) と一体的に形成され、該外側容器(3) の底面には該消臭装置(4) を取付けるための開口部(31)が設けられ、該開口部(31)の周囲にはリブ(32)が立設され、該外側容器(3) の上端部には該便受器(9) を懸架するための段部(33)が設けられている。
【0011】
図4および図9に示すように、該吸気ファン付き消臭装置(4) は、ケーシング(41)と、該ケーシング(41)の上面中央に配置される吸気ファン(42)と、該ケーシング(41)の両側に凹設される排気部(41A,41A) に挿着される左右一対の消臭剤カートリッジ(43,43) と、それぞれの接続部(45A,45B) を介して接続する本体内電源コード(44A) および本体外電源コード(44B) と、該本体内電源コード(44A) の接続部(45A) を該便器本体(2) に固定する止め板(46)と、外側面上端にフランジ(47A) が設けられた取付け枠(47)とからなる。
【0012】
該消臭装置(4) のケーシング(41)の外側面上端にはフランジ(41B) が設けられ、取付け枠(47)の内側面には全周にわたってリブ(47B) が設けられる。該ケーシング(41)を該取付け枠(47)内に挿通すると、該ケーシング(41)のフランジ(41B) が該取付け枠(47)のリブ(47B) に当接して該ケーシング(41)は該取付け枠(47)内に挿着支持される。
【0013】
該消臭装置(4) の消臭剤カートリッジ(43,43) は、該ケーシング(41)の両側排気部(41A,41A) に着脱可能に挿着されるため、該消臭剤カートリッジ(43)の交換時期には該消臭剤カートリッジ(43)を交換することが出来る。
本実施例において、該消臭剤カートリッジ(43)に使用する消臭剤(脱臭剤)は活性炭およびゼオライト等であり、該消臭剤カートリッジ(43)にはオゾン発生装置(図示せず)が内在されていてもよい。
【0014】
図5に示すのは消臭装置(4) の蓋(10)であって、蓋板(11)と、該蓋板(11)を支持するスペーサーである脚部(12)と、該脚部(12)が立設されている基枠(13)とからなり、該蓋板(11)の上面には例えば図5および図7に示すような警告文、赤ランプ等の警告手段が付されている。
【0015】
図6に示すように該蓋(10)を該消臭装置(4) 上に被着した時、該蓋(10)の基枠(13)は該取付け枠(47)の外側に嵌合する。
【0016】
該吸気ファン付き消臭装置(4) の本体内電源コード(44A) の一端は接続部(45A) に接続し他端は該ケーシング(41)後部に接続する。また該消臭装置(4) の本体外電源コード(44B) の一端は接続部(45B) に接続し他端はAC電源に接続する。該本体内電源コード(44A) の接続部(45A) 上部には取付け凹部(451A)が凹設されている。止め板(46)には左右二つのねじ孔(46A,46A) が設けられ、該止め板(46)下部には取付け凹部(46B) が凹設されている。該本体内電源コード(44A) の接続部(45A) は、該接続部(45A) を該便器本体(2) 後面下部に設けられた接続部取付け孔(2A)内に挿通し、該接続部(45A) の取付け凹部(451A)と該止め板(46)の取付け凹部(46B) とを嵌合し、該止め板(46)をねじ孔(46A) を介してビス等で該便器本体(2) に螺着することによって、該便器本体(2) の接続部取付け孔(2A)に取付けられる。一方、本体外電源コード(44B) は、接続部(44A,45A) を介して該本体内電源コード(44A) に着脱可能に接続される。
【0017】
該消臭剤カートリッジ(43,43) 、該電源コード(44A,44B) および該取付け枠(47)を上記のようにセットした該消臭装置(4) は、該消臭装置(4) の取付け枠(47)のフランジ(47A) と外側容器(3) の開口部(31)周囲のリブ(32)に当接した状態で、該外側容器(3) の開口部(31)に挿着支持される(図9参照)。
【0018】
図8に示すように、便受器(9) は、該便受器(9) 上端両側に回動可能に取付けられたコの字状の把手(91)と、該便受器(9) を上側から覆う上蓋(92)とからなり、該便受器(9) の外側面上端にはフランジ(9A)が設けられ、該便受器(9) のフランジ(9A)の下面には複数個のリブ(9B)が垂設され、該便受器(9) のフランジ(9A)の後側には二つの把手受け部(9C)が突設され、該便受器(9) の底面下側には座リブ(9D)が垂設され、該便受器(9) の座リブ(9D)は前側が切り欠かれている。一方、該便受器(9) の上蓋(92)の上面中央にはノブ(92A) が設けられている。
【0019】
該便受器(9) は、該外側容器(3) 内に懸架されると、該便受器(9) のフランジ(9A)のリブ(9B)により該便器本体(2) から浮かせた状態で支持され、該便受器(9) の把手(91)を後側へ回動させて倒すと、該把手(91)は該便受器(9) のフランジ(9A)後側の把手受け部(9C)により該便受器(9) から浮かせた状態で支持される(図9参照)。
【0020】
上記構成において、便受器(9) を取外した状態では、図6および図7に示すように消臭装置(4) に蓋(10)を被着する。該蓋(10)には前記したように警告文が書かれており、使用の際に便受器(9) が取外されていることが使用者に確実に認識出来るようになっている。
しかしもし誤って便受器(9) を取外した状態で使用してしまった場合、汚物は蓋(10)によって消臭装置(4) に直接接触することが阻止される。またこの場合に消臭装置(4) の吸引ファンを作動させれば、臭気は蓋(10)のスペーサーである脚部(12)間を介して該消臭装置(4) に吸引される。また小水の場合は蓋(10)の基枠(13)によって、更に外側容器(3) の開口部(31)周囲のリブ(32)によって消臭装置(4) に流入することを防止される。
【0021】
図9に示すように便受器(9) を外側容器(3) 内に懸架した場合には、蓋(10)は消臭装置(4) から取はずされてもよいが、そのまゝ被着しておいてもよい。
【0022】
前記のように該便受器(9) を該便器本体(2) から浮かせた状態で支持することにより、臭気の通気路を最大限確保して、吸気ファンを駆動させた時効果的に臭気を該消臭装置(4) に吸気することが出来る。更に、該便受器(9) の把手(91)を該便受器(9) から浮かせた状態で支持し、かつ該便受器(9) の後側で受けることにより、該把手(91)による臭気通過干渉域を最小限に縮小し、かつ特に前側の脱臭を効果的に行うことが出来る。また蓋(10)を被着したまゝの状態でも、前記と同様臭気は蓋(10)の脚部(12)間を介して該消臭装置(4) に吸引することが出来る。
また更に、該便受器(9) の前面の傾斜は、前側の通気路を大きく確保するとともに、小水時の消音効果および飛散抑制効果を有する。
【0023】
便受器(9) 底面には座リブ(9D)が設けられているため、該便受器(9) の底面が曲面形状であっても、該便受器(9) を床等に安定に置くことが出来る。
また、該座リブ(9D)の前側を切り欠くことにより、臭気の通気路を確保して、使用者が特に敏感に感じる前側の臭気の消臭を効果的に行うことが出来る。
【0024】
また、誤って小水が該外側容器(3) 内に入った場合、該小水は該リブ(32)により堰止められ、また蓋(10)を被着した場合には該蓋(10)の基枠(13)によっても堰止められて、該小水によって消臭装置(4) が汚れたり故障したりするのを防ぐことが出来る。
【0025】
上記実施例以外に本発明では、外側容器(3) は便器本体(2) とは別体とされてもよい。また前実施例において便受器(9) の上端周囲にリブ(9B)が垂設されたのに対して、便器本体(2) の外側容器(3) 上端部の段部(33)上面に複数個のリブが立設されてもよい。この場合でも該便受器(9) は、該外側容器(3) 懸架された状態で、該リブにより該便器本体(2) から浮かせた状態で支持されるため、臭気の通気路を最大限確保し、臭気を該消臭装置(4) から効果的に吸気することが出来る。
【0026】
【発明の効果】
本発明では、消臭装置にスペーサーを介して蓋を被着するために、誤って便容器を取付けることなく使用してしまった場合でも、該蓋によって汚物が直接消臭装置に接触することを防止出来る。またスペーサーによって蓋の下側への通気が確保され、蓋をしたまゝでも消臭装置に臭気を吸引することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図1〜図9は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】消臭装置付き携帯用便器の斜視図
【図2】消臭装置付き携帯用便器の後方からの斜視図
【図3】消臭装置付き携帯用便器の説明平面図
【図4】吸気ファン付き消臭装置の説明斜視図
【図5】蓋の説明斜視図
【図6】蓋を被着した状態の便器下部断面図
【図7】蓋を被着した状態の説明平面図
【図8】便受器の説明斜視図
【図9】消臭装置付き携帯用便器の説明側断面図
【図10】従来例の説明側断面図
【符号の説明】
1 (消臭装置付き)携帯用便器
2 便器本体
3 外側容器
32 リブ
4 (吸気ファン付き)消臭装置
41 ケーシング
41A 排気部
42 吸気ファン
43 消臭剤カートリッジ
9 便受器
9B リブ
10 蓋
12 脚部(スペーサー)
Claims (5)
- 便器本体上面に開口し、該便器本体内に挿入されている外側容器と、該外側容器内に挿入される便受器とからなり、該外側容器の底に吸気ファン付き消臭装置を取付け、該消臭装置の上側にはスペーサーを介して蓋を被着したことを特徴とする消臭装置付き携帯用便器。
- 該蓋上面には警告手段が施されている請求項1に記載の消臭装置付き携帯用便器。
- 該消臭装置は、ケーシングと、該ケーシングの上面に配置される吸気ファンと、該ケーシングの両側排気部に着脱可能に挿着される消臭剤カートリッジとからなる請求項1に記載の消臭装置付き携帯用便器。
- 便受器の上端周囲には、該便受器を該外側容器から浮かせた状態で支持するリブが垂設される請求項1〜3に記載の消臭装置付き携帯用便器。
- 該便器本体内に挿入されている外側容器の上端周囲には、該便受器を該便器本体から浮かせた状態で支持するリブが立設される請求項1〜3に記載の消臭装置付き携帯用便器。
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