JP2913437B2 - 脱臭機能付便座 - Google Patents

脱臭機能付便座

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JP2913437B2
JP2913437B2 JP4275520A JP27552092A JP2913437B2 JP 2913437 B2 JP2913437 B2 JP 2913437B2 JP 4275520 A JP4275520 A JP 4275520A JP 27552092 A JP27552092 A JP 27552092A JP 2913437 B2 JP2913437 B2 JP 2913437B2
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育哉 井戸田
憲 鷹股
優孝 水谷
俊之 鳥居
裕二 山口
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Inax Corp
Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Inax Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、脱臭機能を備えた便
座に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、便座を支持する便座
ボックス内に、便器本体側で発生する悪臭を吸い取る脱
臭ダクトを設け、このダクト内に活性炭等の脱臭剤を収
納させた構造のものが存在するが、従来においては脱臭
剤を取り替える等において、便座ボックスを取り外して
脱臭剤の交換が必要であり、脱臭剤の交換作業が極めて
面倒であるという問題点があった。そこで、便座ボック
スの上部あるいは前部に脱臭剤専用の蓋カバーを設け、
ここから脱臭剤を取り外すようにしたものが考案されて
いる。しかし、蓋カバーは上部あるいは前部に設けられ
ているために、外観を損なうばかりでなく、汚水や洗剤
等が蓋カバーの取付部から内部に侵入して電気部品が漏
電を起こすなどの恐れがある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、脱臭剤の交換を極めて
容易に行うことができ、かつ汚水や洗剤等が内部に侵入
しない脱臭機能付便座を提供せんことを目的とし、その
要旨は、便座を開閉可能に支持する便座ボックス内に脱
臭ファンを有する脱臭ダクトを組み込み、前記便座ボッ
クスの側部底面に、脱臭剤を封入した脱臭カートリッジ
をワンタッチで着脱可能な前記脱臭ダクトの吹出口を
したことである。
【0004】
【作用】便座ボックス内に内装されている脱臭ダクトの
吹出口は、便座ボックスの底面の見えにくい位置に形成
されており、脱臭カートリッジを前面側から最も見えに
くい位置に挿着でき、脱臭剤の出入口が、上部、前部、
側部にないため便器全体の見栄性を良好に確保すること
ができるとともに、横方向に狭いトイレ室内でも脱臭カ
ートリッジをワンタッチで吹出口から着脱し、脱臭カー
トリッジの交換作業を極めて容易に行うことができる。
又、汚水や洗剤等が脱臭剤の出入口から便座ボックス内
部に侵入することがない。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は便器の全体斜視図であり、便器本体1の上
面に開閉可能に配設される便座3と便蓋4は、その後端
部が便座ボックス2に支持されており、この便座ボック
ス2は便器本体1の上面後部に取外し可能に設置された
ものであり、この便座ボックス2の後部には洗浄水を貯
留するロータンク5が立設されている。また、便座ボッ
クス2にはシャワーノズル8等を操作するための操作部
6が設けられており、操作部6と反対側には着座センサ
ー7が設けられており、便座3上に使用者が着座した状
態をこの着座センサー7で検知できるものとなってい
る。また、トイレの壁面には操作用のリモコン9が設置
されており、リモコン9の表面のボタンスイッチを適宜
押すことにより、リモコン9の下端部に設けられたリモ
コン信号発光部9aから信号が投射される構造となって
いる。
【0006】図2には、前記便座ボックス2の透視図を
示し、便座ボックス2内には、脱臭ファン11を内部に
備えた脱臭ダクト10が内装されており、脱臭ダクト1
0の吸込口10aは便器本体1の鉢部側に開口されたも
のとなっている。また、脱臭ダクト10の吹出口10b
は、便座ボックス2の側部底面側に開口しており、この
吹出口10bには脱臭カートリッジ12が挿着されてい
る。
【0007】脱臭カートリッジ12の挿着状態を図3に
後方側からの要部斜視図で示す。即ち、脱臭カートリッ
ジ12は、吹出口10bに対し後方側から着脱可能に差
し込んで取付けられたものであり、取付状態において
は、便器本体1の前面側から最も見えにくい位置である
ため、脱臭カートリッジ12が良好に便座ボックス2で
隠されて、便器全体の見栄性は良好なものとなってい
る。なお、便座ボックス2の側面にはビス孔13を形成
させておき、このビス孔13に抜け止め用のビス14を
螺合させて、前記吹出口10bからの脱臭カートリッジ
12の抜脱を強固に防止することができ、例えば公衆ト
イレ等における脱臭カートリッジ12の持ち去りを良好
に防止することができる。
【0008】脱臭カートリッジ12は図4に示すよう
に、前記吹出口10bから後方側へワンタッチで抜き取
ることができ、図5に示すように脱臭カートリッジ12
は筒状に形成され、その外周面にはバネ片12aと係止
突起12bが形成されており、脱臭カートリッジ12を
吹出口10bに差し込んだ時に、このバネ片12aと係
止突起12bが吹出口10bの内周面に当接して、脱臭
カートリッジ12の吹出口10bからの抜脱を防止する
ことができるように構成されている。したがって、定期
的に脱臭カートリッジ12を交換する時には、ワンタッ
チで吹出口10bから脱臭カートリッジ12を抜き取っ
て交換することができ、従来のように便座ボックス2を
その都度開けて交換作業を行う必要がなく、交換作業を
極めて容易に行うことができる。
【0009】尚、本例の脱臭カートリッジ12内には、
特殊なセラミックスを含有した紙からなるセピオライト
紙と、活性炭が封入されており、セピオライト紙は主と
してアンモニアの吸着を行い、活性炭は主として硫化水
素とメチルメルカプタンの吸着を行い、トイレ内の主要
な悪臭成分を良好に脱臭できるものとなっている。
【0010】次に、図6には変形例を示す。即ち、図6
に示す便座ボックス2内に内装された脱臭ダクト10
は、吹出口10bが便座ボックス2の側部底面に垂直状
に形成されたものであり、この吹出口10bに対しては
下方側から脱臭カートリッジ12を挿着することができ
るものであり、この場合にも前面側からは脱臭カートリ
ッジ12は見えにくい位置に配置されるため、便器全体
の見栄性は良好に確保される。また、脱臭カートリッジ
12の交換は前述したものと同様にワンタッチで交換す
ることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明の脱臭機能付便座は、便座を開閉
可能に支持する便座ボックス内に脱臭ファンを有する脱
臭ダクトを組み込み、前記便座ボックスの側部底面に、
脱臭剤を封入した脱臭カートリッジをワンタッチで着脱
可能な前記脱臭ダクトの吹出口を開口したことにより、
脱臭カートリッジを前面側から最も見えにくい位置に挿
着でき、脱臭剤の出入口が、上部、前部、側部にないた
便器全体の見栄性を良好に確保することができるとと
もに、横方向に狭いトイレ室内でも脱臭カートリッジを
ワンタッチで吹出口から着脱し、脱臭カートリッジの交
換作業を極めて容易に行うことができる効果を有する。
又、汚水や洗剤等が脱臭剤の出入口から便座ボックス内
部に侵入することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】便器全体の斜視構成図である。
【図2】便座ボックス内を透視して示す透視図である。
【図3】便座ボックスの脱臭カートリッジの取付状態を
示す後方側からの要部斜視図である。
【図4】図3の状態から脱臭カートリッジを吹出口から
抜き取った状態の要部斜視構成図である。
【図5】脱臭カートリッジの斜視構成図である。
【図6】脱臭ダクトの変形例を示す透視図である。
【符号の説明】
2 便座ボックス 3 便座 10 脱臭ダクト 10a 吸込口 10b 吹出口 11 脱臭ファン 12 脱臭カートリッジ 12a バネ片 13 ビス孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 優孝 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株 式会社イナックス内 (72)発明者 鳥居 俊之 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイ シン精機株式会社内 (72)発明者 山口 裕二 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイ シン精機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−126438(JP,A) 実開 昭51−16448(JP,U) 実公 昭63−18400(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03D 9/00 - 9/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座を開閉可能に支持する便座ボックス
    内に脱臭ファンを有する脱臭ダクトを組み込み、前記便
    座ボックスの側部底面に、脱臭剤を封入した脱臭カート
    リッジをワンタッチで着脱可能な前記脱臭ダクトの吹出
    口を開口したことを特徴とする脱臭機能付便座。
JP4275520A 1992-09-19 1992-09-19 脱臭機能付便座 Expired - Fee Related JP2913437B2 (ja)

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JPH06101259A JPH06101259A (ja) 1994-04-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5116448U (ja) * 1974-07-24 1976-02-06
JPS60126438A (ja) * 1983-12-13 1985-07-05 松下電器産業株式会社 脱臭装置
JPS6318400U (ja) * 1986-07-22 1988-02-06

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