JPH11197245A - 鼻腔用投薬器 - Google Patents

鼻腔用投薬器

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JPH11197245A
JPH11197245A JP1346998A JP1346998A JPH11197245A JP H11197245 A JPH11197245 A JP H11197245A JP 1346998 A JP1346998 A JP 1346998A JP 1346998 A JP1346998 A JP 1346998A JP H11197245 A JPH11197245 A JP H11197245A
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一則 石関
Shigemi Nakamura
茂巳 中村
Yoshiyuki Tanizawa
嘉行 谷澤
Akira Yanagawa
明 柳川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種類の異なる薬粉を投与する場合でも、投薬
効率を高めた状態で薬粉を安定して患者に投与する。 【解決手段】 カプセルホルダ1にカプセルの底側周壁
に径方向の流入穴をあける流入側穴あけ具16を設け、
薬粉噴霧部17にカプセルの頂部に軸方向の流出穴をあ
ける流出側穴あけ具21を設ける構成としている。従っ
て、径方向の流入穴からカプセル内に流入する空気流を
乱流とし、カプセル内の薬粉を拡散することができるか
ら、例えば、薬粉が凝集し易い粉体の場合でも、薬粉を
微粒化して再凝集を防止でき、投薬効率を高めることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カプセル内に充填
した薬粉を患者の鼻腔内に投与するのに用いて好適な鼻
腔用投薬器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鼻アレルギー、喘息等の患者に
は薬粉(粉体状の薬品)を鼻腔内に投与して治療する方
法が採用されている。また、この治療法では専用の投薬
器を用いて、カプセル内に充填した薬粉を鼻腔内へ投与
するようになっている。
【0003】さらに、この治療法に用いられる鼻腔用投
薬器としては、例えば特開平8−243163号公報
(以下、従来技術という)に示すものが知られている。
【0004】この従来技術における鼻腔用投薬器は、軸
線を縦方向にしてカプセルを収容するカプセル収容室を
備えたカプセルホルダと、カプセル収容室を挟んで該カ
プセルホルダの一側に設けられ、カプセル収容室に向け
空気を供給するポンプと、前記カプセル収容室を挟んで
該ポンプと反対側に設けられ、前記カプセル内の薬粉を
噴霧ノズルから鼻腔内に噴霧する薬粉噴霧部とから大略
構成されている。
【0005】このように構成された従来技術による鼻腔
用投薬器を使用する場合には、まず投薬の準備動作とし
て、カプセルホルダのカプセル収容室内にカプセルを挿
入し、この状態で、穴あけ具を用いてカプセルの底側に
流入穴をあけ、カプセルの頂部側に流出穴をあける。こ
れにより、カプセルには、その軸線上に流入穴と流出穴
とが形成される。
【0006】次に、薬粉を投与する場合には、薬粉噴霧
部の噴霧ノズルを患者の鼻腔内に挿入し、この状態でポ
ンプを押圧して該ポンプからカプセル収容室内のカプセ
ルに向け空気を供給する。そして、ポンプから供給され
る空気を流入穴を通してカプセル内に流入させ、該カプ
セル内の薬粉と一緒に流出穴を通して薬粉噴霧部の噴霧
ノズル内に流出させ、該噴霧ノズルから患者の鼻腔内に
薬粉を噴霧し、患者への投薬を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による投薬器では、流入穴と流出穴をカプセルの
軸線上に位置して形成しているから、ポンプを押圧した
ときには、該ポンプからの空気が流入穴からカプセル内
に勢いよく流入し、該カプセル内を流出穴に向けて直線
的に流通することとなる。この場合、カプセルに充填さ
れた薬粉が凝集し易い粉体である場合には、ポンプから
供給される空気の勢いが大きいために薬粉がカプセル内
で再凝集することがある。これにより、薬粉が再凝集に
よってカプセル内に残ったり、凝集によって微粒化され
なかった薬粉が投与途中で落下することがあり、投薬効
率が低下するという問題がある。
【0008】そこで、ポンプから供給される空気の勢い
を小さくして薬粉の再凝集を防止することが考えられる
が、この場合には、カプセル内の薬粉を噴霧ノズルから
噴出するのに空気の勢いが足りなくなり、結果として投
薬効率が低下するという問題がある。
【0009】また、ポンプから供給される空気は、該ポ
ンプを押圧したときの始めと終りで勢いに差を生じるた
め、凝集し易い薬粉を安定して噴霧することができない
という問題がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、種類の異なる薬粉を投
与する場合でも、投薬効率を高めた状態で薬粉を安定し
て患者に投与することができるようにした鼻腔用投薬器
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による鼻腔用投薬
器は、軸線を縦方向にしてカプセルを収容するカプセル
収容室を備えたカプセルホルダと、カプセル収容室を挟
んで該カプセルホルダの一側に設けられ、カプセル収容
室に向け空気を供給するポンプと、前記カプセル収容室
を挟んで該ポンプと反対側に設けられ、前記カプセル内
の薬粉を噴霧ノズルから鼻腔内に噴霧する薬粉噴霧部と
から構成されている。
【0012】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記カプセル
に空気を流入させる流入穴を前記カプセルの径方向から
穴あけする流入側穴あけ具と、前記流入穴から前記カプ
セルに流入した空気を薬粉と一緒に薬粉噴霧部側に流出
させる流出穴を前記カプセルの軸方向から穴あけする流
出側穴あけ具とを設けたことにある。
【0013】このように構成したことにより、流入側穴
あけ具によってカプセルに径方向の流入穴をあけ、流出
側穴あけ具によってカプセルに軸方向の流出穴をあけ
る。これにより、径方向の流入穴からカプセル内に流入
した空気は、流出穴に向けて流通することなく、カプセ
ルの内壁に衝突して乱流となるから、この乱流によって
カプセル内の薬粉を拡散することができ、例えば、薬粉
が凝集し易い粉体の場合でも、カプセル内での薬粉の再
凝集を防止できる。
【0014】請求項2の発明は、カプセルホルダのカプ
セル収容室内には、カプセルの外周側に位置して前記流
入穴に連通する空気溜め室を設けたことにある。これに
より、ポンプから供給される空気は一旦空気溜め室に流
入し、該空気溜め室でポンプ操作時に生じる空気流の勢
いのばらつきが吸収されるから、流入穴からカプセル内
に空気を安定した状態で流入させることができる。
【0015】請求項3の発明は、カプセルホルダのカプ
セル収容室には、カプセルの底側周壁を支持するリブを
複数個設け、該各リブ間には流入穴に空気を流通させる
ための空気流路を設けたことにある。
【0016】このように構成したことにより、カプセル
の径方向に流入穴を設けた場合でも、該流入穴に連通す
るための通路をカプセルホルダに形成することなく、各
リブ間の空気流路を通して前記流入穴からカプセル内に
空気を流入させることができる。
【0017】請求項4の発明は、流入側穴あけ具は、カ
プセル収容室に収容されたカプセルの底側周壁に径方向
の流入穴をあけるべくカプセルホルダに設け、前記流出
側穴あけ具は、カプセル収容室に収容されたカプセルの
頂部側に軸方向の流出穴をあけるべく薬粉噴霧部に設け
たことにある。
【0018】このように構成したことにより、カプセル
ホルダに設けられた流入側穴あけ具によってカプセル収
容室に収容されたカプセルの底側周壁に径方向の流入穴
をあけることができ、また、薬粉噴霧部に設けられた流
出側穴あけ具によってカプセル収容室に収容されたカプ
セルの頂部側に軸方向の流出穴をあけることができる。
【0019】請求項5の発明は、流入側穴あけ具をカプ
セルの軸線を挟んで左,右両側位置に設けたことにあ
る。これにより、左,右の流入側穴あけ具によってカプ
セルに左,右の流入穴をあけることができ、この左,右
の流入穴を通ってカプセル内に流入した空気は互いに衝
突して乱流となり、該カプセル内の薬粉を拡散する。
【0020】請求項6の発明は、流入側穴あけ具をカプ
セルの軸線を外して偏心した左,右両側位置に設けたこ
とにある。これにより、左,右の流入側穴あけ具によっ
てカプセルに偏心した左,右の流入穴をあけることがで
き、この左,右の流入穴を通ってカプセル内に流入した
空気はカプセルの内壁に沿って旋回流となり、該カプセ
ル内の薬粉を拡散する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
鼻腔用投薬器を図1ないし図13に従って詳細に説明す
る。
【0022】まず、図1ないし図6は本発明の第1の実
施の形態を示すに、1は鼻腔用投薬器の本体をなし後述
のカプセルKを保持するカプセルホルダで、該カプセル
ホルダ1は、後述のポンプ14内に挿嵌された通路部材
2と、該通路部材2の上側に設けられたホルダ筒7と、
該ホルダ筒7の外周側から径方向外向きに突設された穴
あけ具ガイド12とから大略構成されている。
【0023】2はホルダ筒7の下側に形成された通路部
材で、該通路部材2は、図3に示す如く、段付筒状に形
成された外筒部2Aと、該外筒部2A内に設けられた内
筒部2Bと、前記外筒部2Aの下端側を閉塞する底部2
Cと、前記外筒部2Aの開口側に位置して形成されたフ
ランジ部2Dとから大略構成され、前記内筒部2B内は
カプセルKから落下する薬粉を捕捉する薬粉受室3とな
っている。
【0024】また、前記外筒部2Aと内筒部2Bとは、
該外筒部2Aの軸方向中間で内筒部2Bの開口部が連結
され、該筒部2A,2B間には空気流入室4が形成され
ている。さらに、底部2Cには、空気流入室4と連通す
る空気供給通路5が形成され、内筒部2Bには薬粉受室
3と空気流入室4とを連通する複数の連通孔6,6,…
が例えば径方向に4個穿設されている。
【0025】7は通路部材2の上側に一体的に設けられ
たホルダ筒で、該ホルダ筒7は円筒状をなし、その外周
面上側寄りには全周に亘って雄ねじ7Aが刻設されてい
る。また、ホルダ筒7の内周側は一側カプセル穴8とな
り、該一側カプセル穴8は後述の他側カプセル穴18と
一体化することによりカプセル収容室9を構成してい
る。そして、カプセル収容室9には、図3に示す如く、
軸線O1 −O1 が縦方向となるようにカプセルK(二点
鎖線で図示)が収容される。
【0026】ここで、前記一側カプセル穴8には、図4
に示す如く、その底部側に位置して4本のリブ10,1
0,…が十字状に突設され、該各リブ10はカプセルK
の底側周壁を支持するもので、該カプセルKの底側周壁
に沿うような円弧状をなしている。また、各リブ10間
は、ポンプ14から供給される空気が流通する空気流路
11,11,…となり、該各空気流路11は、カプセル
収容室9内にカプセルKを収容したときに、通路部材2
の薬粉受室3とカプセルKに形成される流入穴H1 とを
連通させるものである。
【0027】12はホルダ筒7の外周側に設けられた穴
あけ具ガイドで、該穴あけ具ガイド12は、ホルダ筒7
の外周面から径方向外向きに突出する角柱状に形成さ
れ、その内部には、後述する流入側穴あけ具16の摺動
体16Bが摺動するガイド溝12Aが形成されている。
【0028】13は通路部材2内に設けられた供給弁
で、該供給弁13は空気供給通路5を開,閉するもの
で、ポンプ14から空気が供給されたときに開弁し、ポ
ンプ14内に空気を吸込むときには着座して空気供給通
路5を閉塞するものである。
【0029】14はゴム材料により有底円筒状に形成さ
れたポンプで、該ポンプ14は、開口部14A、底部1
4B及び該開口部14A、底部14B間の押圧部14C
とから大略構成され、前記開口部14Aは通路部材2の
外筒部2Aに気密に嵌着されている。
【0030】15はポンプ14の底部14Bに設けられ
た吸込弁で、該吸込弁15は、中央部の吸込通路15A
と、該吸込通路15Aを開,閉する弁体15Bとを備
え、該弁体15Bは、ポンプ14から空気が供給された
ときに閉弁し、外部からポンプ14内に空気を吸込むと
きに開弁する。
【0031】16はカプセルホルダ1の穴あけ具ガイド
12に設けられた流入側穴あけ具で、該流入側穴あけ具
16は、一側カプセル穴8の下側寄りに位置してカプセ
ルKの軸線O1 −O1 に直交する径方向に伸長して配設
され、先端が鋭利になったピン16Aと、該ピン16A
の基端側に固着された摺動体16Bと、前記ピン16A
の先端側に設けられたシールゴム16Cとから大略構成
されている。また、前記摺動体16Bには、図2、図4
に示す如く、穴あけ具ガイド12の外側面に露出して操
作片16D,16Dが一体的に固着されている。そし
て、流入側穴あけ具16は、各操作片16Dを把持して
矢示A方向に移動させることにより、ピン16Aの先端
をカプセルKの径方向から突刺し、該カプセルKの底側
周壁に径方向の流入穴H1 (図5、図6参照)をあける
ものである。
【0032】17はカプセルホルダ1のホルダ筒7に設
けられた薬粉噴霧部で、該薬粉噴霧部17の下側には取
付筒部17Aが一体的に形成され、該取付筒部17Aの
内周面には、ホルダ筒7の雄ねじ7Aに螺合する雌ねじ
17Bが刻設されている。また、薬粉噴霧部17の中央
には、後述する流出側穴あけ具21の摺動体21Bが摺
動するガイド溝17Cが形成されている。さらに、薬粉
噴霧部17には、取付筒部17Aの奥所に位置して一側
カプセル穴8と共にカプセル収容室9を構成する他側カ
プセル穴18が形成されている。
【0033】19,19は薬粉噴霧部17に設けられた
左,右の薬粉通路(図1参照)で、該左,右の薬粉通路
19,19は、カプセル収容室9から二又に分岐し、
左,右の噴霧ノズル20,20に向けて伸長している。
【0034】20,20は薬粉噴霧部17の上側に設け
られた左,右の噴霧ノズルで、該左,右の噴霧ノズル2
0,20内は、左,右の薬粉通路19,19に連通して
薬粉を患者の左,右の鼻腔(図示せず)内に噴霧する噴
霧口20A,20Aとなっている。
【0035】21は薬粉噴霧部17に設けられた流出側
穴あけ具で、該流出側穴あけ具21は、カプセルKの軸
線O1 −O1 に沿って伸長し、先端が鋭利になったピン
21Aと、該ピン21Aの基端側に固着された摺動体2
1Bと、前記ピン21Aの先端側に設けられたシールゴ
ム21Cとから大略構成されている。また、前記摺動体
21Bには、薬粉噴霧部17の外側面に位置して操作片
21D,21Dが一体的に固着されている。そして、流
出側穴あけ具21は、各操作片21Dを把持して矢示B
方向に移動させることにより、ピン21Aの先端をカプ
セルKに軸方向から突刺し、該カプセルKの頂部に軸方
向の流出穴H2 (図5、図6参照)をあけるものであ
る。
【0036】本実施の形態による鼻腔用投薬器は上述し
た如く構成されるもので、次に、その使用動作について
説明する。
【0037】最初に、カプセルKに流入穴H1 、流出穴
H2 を形成するまでの準備動作について説明するに、ま
ず、ホルダ筒7の一側カプセル穴8内に縦方向にした状
態でカプセルKを挿着した後、該ホルダ筒7の雄ねじ7
Aに薬粉噴霧部17の雌ねじ17Bを螺着し、カプセル
ホルダ1に薬粉噴霧部17を取付ける。このときに、一
側カプセル穴8内のカプセルKは薬粉噴霧部17側の他
側カプセル穴18との間で軸方向に押圧された状態でカ
プセル収容室9内に保持される。
【0038】次に、流入側穴あけ具16の操作片16D
を把持して矢示A方向に移動し、ピン16Aの先端をカ
プセルKの底側周壁に径方向から突刺した後、操作片1
6Dを戻してカプセルKからピン16Aを引き抜く。こ
れにより、カプセルKに径方向に開口する流入穴H1 を
あける。
【0039】また、流出側穴あけ具21の操作片21D
を把持して矢示B方向に移動し、ピン21Aの先端をカ
プセルKの頂部に軸方向から突刺した後、操作片21D
を戻してカプセルKからピン21Aを引き抜く。これに
より、カプセルKの頂部に軸方向に開口する流出穴H2
をあける。
【0040】この結果、カプセルKには、下側の底側周
壁に位置して径方向の流入穴H1 が形成され、上側の頂
部に位置して軸方向の流出穴H2 が形成される。そし
て、流入穴H1 は各リブ10間の各空気流路11に連通
し、流出穴H2 は各薬粉通路19に連通している。
【0041】次に、流入穴H1 、流出穴H2 が形成され
たカプセルK内の薬粉を患者の鼻腔に噴霧するための投
薬動作について説明する。
【0042】まず、左,右の噴霧ノズル20,20を患
者の左,右の鼻腔内に挿入し、この状態で、図5に示す
ようにポンプ14の押圧部14Cを押圧すことにより、
該ポンプ14から吐出される圧送空気流を空気供給通路
5、空気流入室4、各連通孔6を介して薬粉受室3に供
給し、図6に示すように該薬粉受室3から各空気流路1
1、流入穴H1 を通してカプセルK内に流入させる。
【0043】そして、流入穴H1 を通ってカプセルK内
に流入した空気流は、当該カプセルKの内壁等に衝突し
て乱流となり、カプセルK内の薬粉を拡散する。従っ
て、例えばカプセルK内に充填された薬粉が凝集し易い
粉体の場合でも、この種の薬粉を乱流となった空気流に
よって拡散して微粒化することができる。
【0044】このように、カプセルK内で微粒化された
薬粉は、流入穴H1 から流入した空気に混入した状態で
流出穴H2 を通って左,右の薬粉通路19内に流出し、
左,右の噴霧ノズル20から患者の鼻腔に噴霧される。
【0045】かくして、本実施の形態によれば、カプセ
ルホルダ1にはカプセルKの底側周壁に径方向の流入穴
H1 をあける流入側穴あけ具16を設け、薬粉噴霧部1
7にはカプセルKの頂部に軸方向の流出穴H2 をあける
流出側穴あけ具21を設けているから、径方向の流入穴
H1 からカプセルK内に流入した空気流を、該カプセル
K内で乱流とし、カプセルK内の薬粉を拡散することが
できる。この結果、例えば、カプセルK内に充填される
薬粉が凝集し易い粉体の場合でも、薬粉を微粒化して再
凝集を防止することができるから、カプセルK内の薬粉
を患者の鼻腔に効率よく投与することができ、投薬効率
を高めることができる。
【0046】また、ポンプ14から供給される空気の勢
いを弱める必要がないから、通常の薬粉を投与する場合
においても、薬粉をカプセルKから左,右の薬粉通路1
9、噴霧ノズル20を通して患者の鼻腔内に効率よく投
与することができ、多種類の薬粉(粒径、質量、凝集性
等の異なる薬粉)の投与を可能にして、鼻腔用投薬器の
適用範囲を広め、信頼性を高めることができる。
【0047】また、一側カプセル穴8内にカプセルKの
底側周壁を支持する複数のリブ10を設け、該各リブ1
0間に流入穴H1 に空気を流通させる各空気流路11を
設けているから、カプセルKの径方向に流入穴H1 をあ
けた場合でも、カプセルホルダ1に必要となる流入穴H
1 に連通する通路を省略でき、カプセルホルダ1の構成
を簡略化して、組立性、製造コストを低減することがで
きる。
【0048】次に、図7ないし図9に本発明の第2の実
施の形態を示すに、本実施の形態の特徴は、カプセルホ
ルダのカプセル収容室内にカプセルの外周側に位置して
空気溜め室を設けたことにある。なお、本実施の形態で
は、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一
の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0049】31は本実施の形態によるカプセルホル
ダ、32は該カプセルホルダ31のホルダ筒で、該ホル
ダ筒32は、前記第1の実施の形態によるホルダ筒7と
ほぼ同様に、外周面上側寄りに雄ねじ32Aが刻設され
た円筒状をなしている。しかし、本実施の形態によるホ
ルダ筒32は、後述する一側カプセル穴33の内径寸法
dが大きく設定されている点で第1の実施の形態による
ホルダ筒7と相違している。
【0050】33はホルダ筒32の内周側に形成された
本実施の形態による一側カプセル穴で、該一側カプセル
穴33は、後述の他側カプセル穴39と一体化すること
によりカプセル収容室34を構成している。また、本実
施の形態による一側カプセル穴33は、図9に示す如
く、その内径寸法dがカプセルKの外形寸法Dよりも大
きく設定されている。
【0051】ここで、一側カプセル穴33を大径に形成
することにより、該一側カプセル穴33とカプセルKと
の間には環状空間となる空気溜め室35が形成されてい
る。そして、空気溜め室35は、ポンプ14から供給さ
れる空気流を一旦流入させ、該空気溜め室35内の空気
を流入穴H1 からカプセルK内に流入させることによ
り、該空気溜め室35によってポンプ操作時に生じる空
気流の勢いのばらつきを吸収し、流入穴H1 からカプセ
ルK内に空気を安定した状態で流入させるものである。
【0052】また、36,36,…は一側カプセル穴3
3の底部側に設けられた4本のリブで、該各リブ36は
図8に示すように十字状に突設され、カプセルKの底側
周壁に沿うような円弧状をなしている。また、各リブ3
6間は、ポンプ14から供給される空気が流通する空気
流路37,37,…となり、該各空気流路37は、カプ
セル収容室34内にカプセルKを収容したときに、通路
部材2の薬粉受室3と空気溜め室35とを連通させるも
のである。
【0053】一方、38は本実施の形態による薬粉噴霧
部で、該薬粉噴霧部38は、他側カプセル穴39が一側
カプセル穴33に対応して大径に形成されている点で第
1の実施の形態による薬粉噴霧部17と相違している。
【0054】かくして、このように構成された本実施の
形態においても、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作
用効果を得ることができるが、特に、本実施の形態で
は、カプセル収容室34内にカプセルKの外周側に位置
して流入穴H1 に連通する空気溜め室35を形成してい
るから、図9に示すようにポンプ14から供給される空
気流を一旦空気溜め室35に流入させることにより、ポ
ンプ操作時の空気流の勢いのばらつきを吸収することが
でき、流入穴H1 からカプセルK内に空気を安定した状
態で流入させることができる。これにより、ポンプ14
の押圧始めに供給される勢いのある空気流によってカプ
セルK内の薬粉が凝集するのを防止でき、カプセルK内
の薬粉を微粒化し、投薬効率を向上することができる。
【0055】次に、図10及び図11に本発明の第3の
実施の形態を示すに、本実施の形態の特徴は、流入側穴
あけ具をカプセルの軸線を挟んで左,右両側位置に設け
たことにある。なお、本実施の形態では、前述した第1
の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、そ
の説明を省略するものとする。
【0056】41は本実施の形態によるカプセルホルダ
で、該カプセルホルダ41は、外筒部42A、内筒部4
2B、底部42C、フランジ部42Dからなる通路部材
42と、雄ねじ43Aを有するホルダ筒43と、カプセ
ルK(カプセル収容室9)の軸線O1 −O1 を挟んで
左,右両側位置に設けられ、ガイド溝44Aが形成され
た左,右の穴あけ具ガイド44,44とによって構成さ
れている。
【0057】また、45,45は左,右の穴あけ具ガイ
ド44,44に設けられた流入側穴あけ具で、該左,右
の流入側穴あけ具45は、前記第1の実施の形態による
流入側穴あけ具16と同様に、ピン45A、摺動体45
B、シールゴム45C、操作片45D,45Dから構成
されている。そして、左,右の流入側穴あけ具45,4
5は、図11に示すように、そのピン45A,45Aが
カプセルKの軸線O1−O1 と直交する軸線O2 −O2
上に配置されている。
【0058】従って、左,右の流入側穴あけ具45,4
5のピン45A,45AをカプセルKに突刺した場合に
は、該カプセルKの軸線O1 −O1 を挟んで左,右両側
位置に径方向の流入穴があけられる。
【0059】かくして、このように構成された本実施の
形態においても、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作
用効果を得ることができるが、特に、本実施の形態で
は、左,右の流入側穴あけ具45,45のピン45A,
45Aを径方向に伸びる軸線O2 −O2 上に位置して設
けているから、該各ピン45AによってカプセルKに
左,右の流入穴をあけることができる。
【0060】これにより、ポンプ14から供給される空
気を左,右の流入穴を通してカプセルK内に流入させた
ときには、この空気をカプセルK内で衝突させて積極的
に乱流を発生させることができ、薬粉の拡散性を高めて
投薬効率を向上することができる。
【0061】次に、図12及び図13に本発明の第4の
実施の形態を示すに、本実施の形態の特徴は、流入側穴
あけ具をカプセルの軸線を外して偏心した左,右両側位
置に設けたことにある。なお、本実施の形態では、前述
した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を
付し、その説明を省略するものとする。
【0062】51は本実施の形態によるカプセルホルダ
で、該カプセルホルダ51は、通路部材52と、ホルダ
筒53と、カプセルK(カプセル収容室9)の軸線O1
−O1 (図面では点O1 として示す)を挟んで左,右両
側に設けられ、ガイド溝54Aが形成された左,右の穴
あけ具ガイド54,54とによって構成されている。ま
た、左,右の穴あけ具ガイド54,54は、カプセルK
の軸線O1 −O1 を外して互いに反対側に離間して偏心
した位置に配置されている。
【0063】また、55,55は左,右の穴あけ具ガイ
ド54,54に設けられた流入側穴あけ具で、該左,右
の流入側穴あけ具55は、前記第1の実施の形態による
流入側穴あけ具16と同様に、ピン55A、摺動体55
B、シールゴム55C、操作片55D,55Dから構成
されている。そして、左,右の流入側穴あけ具55,5
5のピン55A,55Aは、カプセルKの軸線O1 −O
1 を外して互いに反対側に偏心した軸線O3 −O3 ,O
3 −O3 上に配置されている。
【0064】従って、左,右の流入側穴あけ具55,5
5のピン55A,55AをカプセルKに径方向から突刺
した場合には、図13に示すように、該カプセルKの
左,右両側位置に軸線O1 −O1 から外れて偏心し、該
カプセルKの接線方向に開口する左,右の流入穴H3 ,
H3 があけられる。
【0065】かくして、このように構成された本実施の
形態においても、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作
用効果を得ることができるが、特に、本実施の形態で
は、カプセルKの軸線O1 −O1 を外して偏心した軸線
O3 −O3 ,O3 −O3 上に位置して左,右の流入穴H
3 ,H3 をあけることができるから、ポンプ14から供
給される空気を左,右の流入穴H3 ,H3 を通してカプ
セルK内に流入させたときには、図13に示すようにカ
プセルK内で旋回流を発生させることができ、薬粉の拡
散性を高めて投薬効率を向上することができる。
【0066】なお、第2の実施の形態では、カプセル収
容室34とカプセルKとの間に空気溜め室35を形成す
る構成としたが、第3の実施の形態、第4の実施の形態
の構成に空気溜め室35を適用してもよい。
【0067】また、第1の実施の形態では、流入側穴あ
け具16によってカプセルKに流入穴H1 をあけた後
に、流出側穴あけ具21によってカプセルKに流出穴H
2 をあけるものとして述べたが、流出側穴あけ具21に
よって流出穴H2 をあけた後に、流入側穴あけ具16に
よって流入穴H1 をあける構成としてもよく、他の実施
の形態でも同様である。
【0068】また、各実施の形態では、カプセルホルダ
1,31,41,51を一体的に設けられた通路部材
2,42,52、ホルダ筒7,31,43,53、穴あ
け具ガイド12,44,55によって構成した場合を例
に挙げて説明したが、これに替えて、通路部材、ホルダ
筒、穴あけ具ガイドをそれぞれ別部材として設け、接
着、溶着、嵌着等の固着手段を用いて固着する構成とし
てもよい。また、薬粉噴霧部17,38についても、複
数部材から構成してもよい。
【0069】さらに、各実施の形態では、薬粉通路19
を二又に分岐し、噴霧ノズル20を左,右に設けること
により、患者の左,右の鼻腔に同時に投薬できるように
したが、本発明はこれに限らず、薬粉通路を1本とし、
該薬粉通路の先端側に1本の噴霧ノズルを設け、当該噴
霧ノズルを左,右の鼻腔に交互に挿入して投薬するよう
にしてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、カプセルに径方向から流入穴をあける流入側穴あ
け具と、カプセルに軸方向から流出穴をあける流出側穴
あけ具とを設けているから、流入側穴あけ具によってカ
プセルに径方向の流入穴をあけることができ、流出側穴
あけ具によってカプセルに軸方向の流出穴をあけること
ができる。これにより、径方向の流入穴からカプセル内
に流入する空気を、流出穴に向けて流通させることな
く、カプセルの内壁に衝突させて乱流とすることができ
るから、この乱流によってカプセル内の薬粉を拡散する
ことができる。この結果、薬粉が凝集し易い粉体の場合
でも、カプセル内での薬粉の再凝集を防止して薬粉を微
粒化することができるから、カプセル内の薬粉を患者の
鼻腔に効率よく投与でき、投薬効率を高めることができ
る。
【0071】しかも、ポンプから供給される空気の勢い
はそのままであるから、通常の薬粉を投与する場合にお
いても、薬粉をカプセルから左,右の噴霧ノズルを通し
て患者の鼻腔内に効率よく投与することができ、多種類
の薬粉(粒径、質量、凝集性等の異なる薬粉)の投与を
可能にして、鼻腔用投薬器の適用範囲を広め、信頼性を
高めることができる。
【0072】請求項2の発明によれば、カプセルホルダ
のカプセル収容室内にカプセルの外周側に位置して空気
溜め室を設けているから、ポンプから供給される空気を
一旦空気溜め室に流入させ、該空気溜め室によってポン
プ操作時に生じる空気流の勢いのばらつきを吸収するこ
とができる。これにより、流入穴からカプセル内に空気
を安定した状態で流入させることができるから、薬粉が
凝集するのを防止してカプセル内の薬粉を微粒化でき、
投薬効率を向上することができる。
【0073】請求項3の発明によれば、カプセルホルダ
のカプセル収容室にカプセルの底側周壁を支持するリブ
を複数個設け、該各リブ間に流入穴に空気を流通させる
ための空気流路を設けているから、カプセルの径方向に
流入穴を設ける構成とした場合でも、該流入穴に連通す
るための通路をカプセルホルダに形成する必要がなく、
各リブ間の空気流路を通して前記流入穴からカプセル内
に空気を流入させることができる。これにより、カプセ
ルホルダの構成を簡略化でき、組立性、製造コストを低
減することができる。
【0074】請求項4の発明によれば、流入側穴あけ具
をカプセルホルダに設け、流出側穴あけ具を薬粉噴霧部
に設けているから、カプセルホルダに設けられた流入側
穴あけ具によってカプセル収容室に収容されたカプセル
の底側周壁に径方向の流入穴をあけることができ、ま
た、薬粉噴霧部に設けられた流出側穴あけ具によってカ
プセル収容室に収容されたカプセルの頂部側に軸方向の
流出穴をあけることができる。
【0075】請求項5の発明によれば、流入側穴あけ具
をカプセルの軸線を挟んで左,右両側位置に設けること
により、左,右の流入側穴あけ具によってカプセルに
左,右の流入穴をあけることができるから、この左,右
の流入穴を通ってカプセル内に流入した空気を互いに衝
突させて乱流とすることができ、該カプセル内の薬粉を
拡散して投薬効率を向上することができる。
【0076】請求項6の発明によれば、流入側穴あけ具
をカプセルの軸線を外して偏心した左,右両側位置に設
けることにより、左,右の流入側穴あけ具によってカプ
セルに偏心した左,右の流入穴をあけることができるか
ら、この左,右の流入穴を通ってカプセル内に流入した
空気をカプセルの内壁に沿って旋回流とすることがで
き、該カプセル内の薬粉をこの旋回流によって拡散して
投薬効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による鼻腔用投薬器
を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による鼻腔用投薬器
を示す正面図である。
【図3】図1中のカプセルホルダ、流入側穴あけ具等を
拡大して示す要部拡大縦断面図である。
【図4】図3中の矢示IV−IV方向からみた横断面図であ
る。
【図5】ポンプを押圧することによりカプセル内の薬粉
を噴霧した状態を示す縦断面図である。
【図6】流入穴からカプセル内に流入した空気の流れを
示す図5中の要部拡大縦断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態による鼻腔用投薬器
を示す要部拡大縦断面図である。
【図8】図7中の矢示VIII−VIII方向からみた横断面図
である。
【図9】カプセルに向けて空気を供給した状態を示す図
8中の矢示IX−IX方向からみた要部拡大縦断面図であ
る。
【図10】本発明の第3の実施の形態による鼻腔用投薬
器を示す要部拡大縦断面図である。
【図11】図10中の矢示XI−XI方向からみた横断面図
である。
【図12】本発明の第4の実施の形態による鼻腔用投薬
器を示す要部拡大横断面図である。
【図13】カプセル内の空気の流れを示すカプセルの横
断面図である。
【符号の説明】
1,31,41,51 カプセルホルダ 9,34 カプセル収容室 10,36 リブ 11,37 空気流路 14 ポンプ 16,45,55 流入側穴あけ具 17,38 薬粉噴霧部 20 噴霧ノズル 21 流出側穴あけ具 35 空気溜め室 K カプセル H1 ,H3 流入穴 H2 流出穴 O1 −O1 カプセルの軸線
フロントページの続き (72)発明者 中村 茂巳 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 谷澤 嘉行 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 柳川 明 神奈川県横浜市都筑区富士見が丘5−3

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線を縦方向にしてカプセルを収容する
    カプセル収容室を備えたカプセルホルダと、カプセル収
    容室を挟んで該カプセルホルダの一側に設けられ、カプ
    セル収容室に向け空気を供給するポンプと、前記カプセ
    ル収容室を挟んで該ポンプと反対側に設けられ、前記カ
    プセル内の薬粉を噴霧ノズルから鼻腔内に噴霧する薬粉
    噴霧部とからなる鼻腔用投薬器において、 前記カプセルに空気を流入させる流入穴を前記カプセル
    の径方向から穴あけする流入側穴あけ具と、前記流入穴
    から前記カプセルに流入した空気を薬粉と一緒に薬粉噴
    霧部側に流出させる流出穴を前記カプセルの軸方向から
    穴あけする流出側穴あけ具とを設けたことを特徴とする
    鼻腔用投薬器。
  2. 【請求項2】 前記カプセルホルダのカプセル収容室内
    には、前記カプセルの外周側に位置して前記流入穴に連
    通する空気溜め室を設けてなる請求項1に記載の鼻腔用
    投薬器。
  3. 【請求項3】 前記カプセルホルダのカプセル収容室に
    は、カプセルの底側周壁を支持するリブを複数個設け、
    該各リブ間には前記流入穴に空気を流通させるための空
    気流路を設けてなる請求項1または2に記載の鼻腔用投
    薬器。
  4. 【請求項4】 前記流入側穴あけ具は、カプセル収容室
    に収容されたカプセルの底側周壁に径方向の流入穴をあ
    けるべく前記カプセルホルダに設け、前記流出側穴あけ
    具は、カプセル収容室に収容されたカプセルの頂部側に
    軸方向の流出穴をあけるべく前記薬粉噴霧部に設けてな
    る請求項1,2または3に記載の鼻腔用投薬器。
  5. 【請求項5】 前記流入側穴あけ具は、前記カプセルの
    軸線を挟んで左,右両側位置に設けてなる請求項1,
    2,3または4に記載の鼻腔用投薬器。
  6. 【請求項6】 前記流入側穴あけ具は、前記カプセルの
    軸線を外して偏心した左,右両側位置に設けてなる請求
    項1,2,3または4に記載の鼻腔用投薬器。
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