JPH11194262A - 像振れ補正系を有する観察用光学機器 - Google Patents

像振れ補正系を有する観察用光学機器

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JPH11194262A
JPH11194262A JP10001170A JP117098A JPH11194262A JP H11194262 A JPH11194262 A JP H11194262A JP 10001170 A JP10001170 A JP 10001170A JP 117098 A JP117098 A JP 117098A JP H11194262 A JPH11194262 A JP H11194262A
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JP
Japan
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lens group
lens
observation optical
image blur
optical system
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Pending
Application number
JP10001170A
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English (en)
Inventor
Moriyasu Kanai
守康 金井
Koichi Maruyama
晃一 丸山
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/222,885 priority patent/US6226123B1/en
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/64Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image
    • G02B27/646Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image compensating for small deviations, e.g. due to vibration or shake

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手振れによる像振れの発生を抑える像振れ補
正系を備えながらも小型である双眼鏡を提供すること。 【構成】 対物光学系を有する観察光学系を備えた観察
用光学機器において、対物光学系は、正のパワーを有す
る第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群
と、正のパワーを有する第3レンズ群とから構成とさ
れ、上記第2レンズ群と第3レンズ群の少なくとも一方
は、光軸に垂直な方向に変位可能な像振れ補正系として
構成され、かつ以下の条件式(1)及び(2)を満足す
ることを特徴とする、像振れ補正系を有する観察用光学
機器。 (1)0.1<d1-2 /f0 (2) 0.7<f0 /f1 <3 但し、 d1-2 :第1レンズ群と第2レンズ群の間隔、 f0 :対物光学系の合成焦点距離、 f1 :第1レンズ群の焦点距離。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、手振れによる像振れの発生を抑
える像振れ補正系を備えた双眼鏡等の観察用光学機器に
関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】従来、双眼鏡等の観察用光
学機器の手振れによる像振れの発生を抑える装置とし
て、例えば特開平6−308431号公報や特開平6−
43365号公報が開示するような装置が知られてい
る。
【0003】特開平6−308431号公報が開示する
装置は、対物レンズ群とプリズムの間に像振れ補正系
(防振系)としての可変頂角プリズムを備え、この可変
頂角プリズムを光学機器の振れに応じて駆動して観察光
学系の光軸位置を変化させて像安定を図るものである。
しかしこの装置では、可変頂角プリズムが集光光束中に
あるため、プリズムの角度が変わると偏心コマ収差が発
生するという問題点がある。
【0004】他方、特開平6−43365号公報が開示
する装置は、双眼鏡の対物レンズ群の前(双眼鏡本体の
前部)に着脱可能に構成されたアダプター内に像振れ補
正系としての可変頂角プリズムを備えたものである。こ
の装置では、比較的大きな口径の対物レンズ群の前にア
ダプターを装着する構造のため、可変頂角プリズムを含
む像振れ機構が大型化するという問題がある。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上述した従来の問題点に鑑み
てなされたもので、手振れによる像振れの発生を抑える
像振れ補正系を備えながらも小型な観察用光学機器を提
供することを目的とする。
【0006】
【発明の概要】本発明の像振れ補正系(防振系)を有す
る観察用光学機器は、対物光学系を有する観察光学系を
備え、対物光学系は、正のパワーを有する第1レンズ群
と、負のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを
有する第3レンズ群とから構成とされ、上記第2レンズ
群と第3レンズ群の少なくとも一方は、光軸に垂直な方
向に変位可能な像振れ補正系として構成され、かつ下記
の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴とす
る。 (1) 0.1<d1-2 /f0 (2) 0.7<f0 /f13 但し、 d1-2 :第1レンズ群と第2レンズ群の間隔、 f0 :対物光学系の合成焦点距離、 f1 :第1レンズ群の焦点距離、 である。
【0007】さらに次の条件式(3)を満足することが
望ましい。 (3)−0.95<(φ2 −φ1 )/(φ3 −φ2 )<
−1.05 但し、 φ1 :第1レンズ群のパワー、 φ2 :第1レンズ群と第2レンズ群の合成パワー、 φ3 :第1レンズ群と第2レンズ群と第3レンズ群の合
成パワー である。
【0008】本発明の像振れ補正系を有する観察用光学
機器は、像振れ補正系を第2レンズ群から構成する場
合、下記の条件式(4)を満足することが好ましい。ま
た、像振れ補正系を第3レンズ群から構成する場合は、
下記の条件式(5)を満足することが好ましい。像振れ
補正系を第2レンズ群及び第3レンズ群の2群から構成
する場合は、第2レンズ群は光軸に垂直な第1の方向に
変位可能とされ、第3レンズ群は光軸と上記第1の方向
の各々に垂直な第2の方向に変位可能とされており、さ
らに下記の条件式(4)及び(5)を同時に満足するこ
とが好ましい。 (4)0.5<|tan1 ゜/(φ2 −φ1 )|<5
(単位mm) (5)0.5<|tan1 ゜/(φ3 −φ2 )|<5
(単位mm)
【0009】本発明の像振れ補正光学系を有する観察用
光学機器では、第2レンズ群と第3レンズ群の各々は、
少なくともその片面が非球面の単レンズからなっている
ことが好ましい。
【0010】また本発明の像振れ補正系を有する観察用
光学機器は、観察像を肉眼で直接観察する場合、観察光
学系はさらに接眼光学系を有する。
【0011】本発明の像振れ補正系を有する観察用光学
機器を、観察光学系を左右に一対備える構成にすれば、
手振れ等により発生する像振れの少ない良好な観察視野
を得ることができる双眼鏡または双眼装置を提供するこ
とができるので好ましい。
【0012】本発明の像振れ補正系を有する観察用光学
機器は、対物光学系で結像される倒立像を正立像にかえ
る正立光学系を有することが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】一般に、双眼鏡に用いられる対物
レンズ群(対物光学系)は、一群構成の接合レンズから
構成され、正立光学系の前方に配置される。このような
正立光学系の前方に配置された一群構成の対物レンズ群
を可動の像振れ補正系(防振系)として構成すると、比
較的大きな対物レンズ群を変位させることになり、よっ
て双眼鏡が大型になる。また、双眼鏡の対物レンズ群の
前(双眼鏡本体の前部)に、像振れ補正系を内蔵したア
ダプターを取り付ける構成の場合も、装置全体が大型に
なる。さらに、像振れ補正レンズ群を駆動して変位させ
ることで像振れ補正を行う制御、所謂アクティブ制御を
行う場合には、レンズ重量の点を考慮すると比較的重量
のある対物レンズ群を変位させるのは、該対物レンズ群
を変位させる駆動系に負担がかかり不利である。
【0014】そこで本発明では、対物レンズ群を、正の
パワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第
2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群とから
構成し、第2レンズ群と第3レンズ群の少なくとも一方
を、光軸に垂直な方向に変位可能な像振れ補正系として
構成し、さらに対物レンズ群全体をコンパクトに設計す
るために上述の条件式(1)及び(2)を満足させる。
【0015】条件式(1)は、対物レンズ群の第2レン
ズ群及び第3レンズ群の各レンズ径を小径にするための
条件である。条件式(1)の下限を越えると、対物レン
ズ群の第1レンズ群が第2レンズ群及び第3レンズ群と
接近しすぎてしまい、第2レンズ群及び第3レンズ群の
各レンズ径を小径にすることができなくなる。
【0016】即ち条件式(1)を満足させることで対物
レンズ群を適切な間隔をおいて3群に分割し、像振れ補
正系として構成したレンズ群のレンズ径を小径にして小
型化でき、かつ該レンズ群のレンズ外径に加えて変位量
分のスペースを確保しても像振れ補正系をコンパクトに
保つことができる。
【0017】条件式(2)は、対物レンズ群の構成をシ
ンプルにし、小型化するための条件である。条件式
(2)の上限を越えると、第1レンズ群のパワーが大き
くなり、収差補正のためレンズ枚数を増やさなければな
らなくなるか、または対物レンズの焦点距離が長くなり
装置全体の大きさを大きくしてしまう。条件式(2)の
下限を越えると、対物レンズ群の像主点が後方に移動す
るため全長が大きくなる。
【0018】ここで、f0 /f1 =1となるように対物
レンズ群の第2レンズ群及び第3レンズ群の各パワーを
決定すれば、即ち対物レンズ群の第2レンズ群及び第3
レンズ群の合成倍率を1に設定すれば、双眼鏡の倍率を
変化させずに、対物レンズ群の第1レンズ群は一般の双
眼鏡対物光学系の1群構成の接合レンズをそのまま利用
できる。このとき防振の感度(手振れの角度/像振れ補
正レンズ群の偏心量)の絶対値は、対物レンズ群の第2
レンズ群及び第3レンズ群共に等しく符号は逆である
(防振の感度比は−1)。
【0019】また、f0 /f1 <1の場合には、対物レ
ンズ群中の第3レンズ群の方が防振の感度の絶対値が大
きく、像振れ補正レンズ群として望ましい。また、f0
/f1 >1の場合には、対物レンズ群中の第2レンズ群
の方が防振の感度の絶対値が大きく、像振れ補正レンズ
群として望ましい。
【0020】アクティブ制御では、像振れ補正レンズ群
を変位させる駆動系の負担を軽減するために、像振れ補
正レンズ群の慣性質量ができるだけ小さいことが望まし
い。また、像振れ補正レンズ群で大きな球面収差が発生
するレンズタイプの場合、像振れ補正制御によるレンズ
群の偏心のために過度の偏心コマ収差が発生する。この
ため、像振れ補正のためのレンズ群を、正のパワーを持
つ第3レンズ群とする場合は少なくともその片面が、近
軸曲率半径が等しい球面と比べ、周辺でレンズ厚が厚く
なる非球面とされた単レンズであることが望ましい。一
方、像振れ補正のためのレンズ群を負のパワーを持つ第
2レンズ群とする場合には、少なくともその片面が、近
軸曲率半径が等しい球面と比べ、周辺でレンズ厚が薄く
なる非球面とされた単レンズであることが望ましい。
【0021】上述したように、対物レンズ群中の第2レ
ンズ群及び第3レンズ群の合成倍率を1に設定すると、
つまり対物レンズ群中の第2レンズ群及び第3レンズ群
の防振の感度比を−1に設定すると、上述した第1の利
点、即ち双眼鏡の倍率を変化させずに、対物レンズ群中
の第1レンズ群は一般の双眼鏡対物光学系の1群構成の
接合レンズをそのまま利用できるという利点に加え、以
下の第2及び第3の利点がある。
【0022】第2の利点としては、第2レンズ群及び第
3レンズ群を光軸に垂直な方向で互いに反対方向に同量
にシフトさせれば、像振れ補正機構において重心移動が
生じず、よって重力の影響を除くことができる点であ
る。
【0023】条件式(3)は、対物レンズ群中の第2レ
ンズ群及び第3レンズ群の防振の感度比の許容可能範囲
が−1±5%であることを規定する条件式である。
【0024】条件式(4)は、ブレ角1°(水平に構え
られた双眼鏡の手振れによる傾きθ=1°)を補正する
ときの対物レンズ群の第2レンズ群のシフト量(単位m
m)を示す条件式であり、条件式(5)は、ブレ角1°
を補正するときの対物レンズ群の第3レンズ群のシフト
量(単位mm)を示す条件式である。条件式(4)及び
(5)の各々において、下限を越えると感度が高くなり
すぎてレンズ群のシフト制御が困難になる。逆に上限を
越えると、感度が低すぎてレンズ群のシフト量が大きく
なり、装置が大型化してしまう。
【0025】対物レンズ群の第2レンズ群及び第3レン
ズ群の合成倍率を1に設定した場合の第3の利点は、偏
心移動するレンズ保持部材の軽量化、小型化ができる点
である。これは以下の理由による。一つのレンズ群を駆
動して上下左右の像振れ補正を行う場合、少なくともそ
のレンズ群は光軸に垂直な平面内で自由に変位可能でな
ければならない。この場合、像振れ補正レンズ群の保持
機構は例えば保持枠を二重構造としてそれぞれの枠の連
結を上下及び左右に分けて変位可能にする等、極めて複
雑な構造となり、また重量の増大と大型化を伴う。
【0026】そこで、防振の感度の絶対値、レンズの大
きさ及び重量の類似した、像振れ補正駆動可能な2つの
レンズ群(対物レンズ群中の第2レンズ群及び第3レン
ズ群)を接近させて配置させ、変位の方向を2方向に分
け、負のパワーを有する第2レンズ群と正のパワーを有
する第3レンズ群とにより夫々一方向づつシフトさせれ
ば、上述した保持枠を二重構造にする等の必要がなく、
偏心移動するレンズ保持機構の軽量化及び小型化ができ
る。さらに、防振の感度の絶対値が等しいことを利用す
れば、像振れ補正に係るレンズ駆動系の共通化が可能で
ある。
【0027】以下、表及び図面を用いて具体的な数値実
施例を説明する。表及び図面中、rはレンズ各面の曲率
半径、dはレンズ厚もしくはレンズ間隔、nd はd線の
屈折率、νはd線のアッベ数を示す。諸収差図中、d
線、g線、c線は、それぞれの波長における、球面収差
によって示される色収差、倍率色収差、Sはサジタル、
Mはメリジオナルを示している。また諸収差図中、ER
は射出瞳径(mm)である。
【0028】また、回転対称非球面形状は次式で定義さ
れる。 X=ch2 /{1+[1−(1+K)c221/2
+A4h4 +A6h6+A8h8 +A10h10+・・・
・・ (cは曲率(1/r)、hは光軸からの高さ、Kは円錐
係数、A4、A6、A8、A10・・・・・は各次数の
非球面係数)
【0029】[実施例1]図1は本発明を適用した観察
光学系の第1の実施例のレンズ構成図、図2はそのレン
ズ系の諸収差図、図3は軸上コマ収差の量を示す図、図
4は対物光学系OLの第2レンズ群でブレ角1°を補正
する場合に発生するコマ収差の量を示す図、図5は対物
光学系OLの第3レンズ群でブレ角1°を補正する場合
に発生するコマ収差の量を示す図である。図4及び図5
の各々では視野中心のみのコマ収差を示した。
【0030】レンズ構成は、物体側(図の左側)から順
に、3群4枚からなる対物光学系OL、2つのプリズム
P1、P2からなる正立光学系PS、及び5群5枚から
なる接眼光学系EPからなっている。対物光学系OL
は、互いに接合された第1レンズL1及び第2レンズL
2からなる正のパワーを有する第1レンズ群と、第3レ
ンズL3単体からなる負のパワーを有する第2レンズ群
と、第4レンズL4単体からなる正のパワーを有する第
3レンズ群とからなっている。第3レンズL3(対物光
学系OLの第2レンズ群)及び第4レンズL4(対物光
学系OLの第3レンズ群)の各々は、光軸Oに垂直な方
向に変位可能な像振れ補正系である。
【0031】
【表1】 f0=106.605 d1-2 /f0=0.32 f0 /f1=1 (φ2 −φ1 )/(φ3 −φ2 )=−1 |tan1°/(φ2 −φ1 )|=1.86mm |tan1°/(φ3 −φ2 )|=1.86mm 面No. r d nd ν 1 62.132 4.80 1.51633 64.1 2 -44.700 1.80 1.60342 38.0 3 -196.544 33.78 (d1-2) - - 4 -140.000 2.00 1.52580 0.0 5 * 48.524 3.00 - - 6 * 50.000 3.00 1.52580 0.0 7 -124.714 2.63 - - 8 ∞ 34.00 1.56883 56.3 9 ∞ 4.50 - - 10 ∞ 32.00 1.56883 56.3 11 ∞ 5.80 - - 12 -93.620 4.00 1.49176 57.4 13* 93.620 14.83 - - 14 23.936 6.77 1.49176 57.4 15* -10.075 0.70 - - 16 -11.190 2.00 1.58547 29.9 17 25.294 0.20 - - 18 24.157 6.20 1.49176 57.4 19 -15.260 0.50 - - 20 22.703 3.50 1.60311 60.7 21 -75.123 - - - *は回転対称非球面を示す。 非球面データ(表示のない非球面係数は0である): No.5: K=0.00, A4=-0.150 ×10-5 No.6: K=0.00, A4=-0.150 ×10-5 No.13: K=0.00, A4=-0.120×10-4 No.15: K=-1, A4=-0.460×10-5
【0032】[実施例2]図6は本発明を適用した観察
光学系の第2の実施例のレンズ構成図、図7はそのレン
ズ系の諸収差図、図8は軸上コマ収差の量を示す図、図
9は対物光学系OLの第3レンズ群でブレ角1°を補正
する場合に発生するコマ収差の量を示す図である。図9
では視野中心のみのコマ収差を示した。
【0033】レンズ構成は、物体側(図の左側)から順
に、3群5枚からなる対物光学系OL、2つのプリズム
P1、P2からなる正立光学系PS、及び5群5枚から
なる接眼光学系EPからなっている。対物光学系OL
は、互いに接合された第1レンズL1及び第2レンズL
2からなる正のパワーを有する第1レンズ群と、互いに
接合された第3レンズL3及び第4レンズL4からなる
負のパワーを有する第2レンズ群と、第5レンズL5単
体からなる正のパワーを有する第3レンズ群とからなっ
ている。第5レンズL5(対物光学系OLの第3レンズ
群)は、光軸Oに垂直な方向に変位可能な像振れ補正系
である。
【0034】
【表2】 f0=106.610 d1-2 /f0=0.178 f0 /f1=0.833 |tan1°/(φ3 −φ2 )|=2.00mm 面No. r d nd ν 1 74.558 5.76 1.51633 64.1 2 -53.640 2.16 1.60342 38.0 3 -235.853 19.00 (d1-2) - - 4 -271.260 3.60 1.69680 55.5 5 -54.564 2.40 1.57135 53.0 6 65.500 6.00 - - 7 * 50.000 4.20 1.49176 57.4 8 -390.413 20.00 - - 9 ∞ 34.00 1.56883 56.3 10 ∞ 2.00 - - 11 ∞ 32.00 1.56883 56.3 12 ∞ 5.80 - - 13 -93.620 4.00 1.49176 57.4 14* 93.620 14.83 - - 15 23.936 6.77 1.49176 57.4 16* -10.075 0.70 - - 17 -11.190 2.00 1.58547 29.9 18 25.294 0.20 - - 19 24.157 6.20 1.49176 57.4 20 -15.260 0.50 - - 21 22.703 3.50 1.60311 60.7 22 -75.123 - - - *は回転対称非球面を示す。 非球面データ(表示のない非球面係数は0である): No.7: K=0.00, A4=-0.820 ×10-6 No.14: K=0.00, A4=-0.120×10-4 No.16: K=-1, A4=-0.460×10−5
【0035】[実施例3]図10は本発明を適用した観
察光学系の第3の実施例のレンズ構成図、図11はその
レンズ系の諸収差図、図12は軸上コマ収差の量を示す
図、図13は対物光学系OLの第2レンズ群でブレ角1
°を補正する場合に発生するコマ収差の量を示すであ
る。図9では視野中心のみのコマ収差を示した。
【0036】レンズ構成は、物体側(図の左側)から順
に、3群4枚からなる対物光学系OL、2つのプリズム
P1、P2からなる正立光学系PS、及び5群5枚から
なる接眼光学系EPからなっている。対物光学系OL
は、互いに接合された第1レンズL1及び第2レンズL
2からなる正のパワーを有する第1レンズ群と、第3レ
ンズL3単体からなる負のパワーを有する第2レンズ群
と、第4レンズL4単体からなる正のパワーを有する第
3レンズ群とからなっている。第3レンズL3(対物光
学系OLの第2レンズ群)は、光軸Oに垂直な方向に変
位可能な像振れ補正系である。
【0037】
【表3】 f =133.256 d1-2 /f0=0.253 f0 /f1=1.534 |tan1°/(φ2 −φ1 )|=1.81mm 面No. r d nd ν 1 49.706 3.84 1.51602 56.8 2 -35.760 1.44 1.61293 37.0 3 -157.235 27.00 (d1-2) - - 4 300.00 2.00 1.52580 0.00 5 * 31.172 3.00 - - 6 * 50.000 3.20 1.52580 0.00 7 313.013 17.96 - - 8 ∞ 34.00 1.56883 56.3 9 ∞ 4.50 - - 10 ∞ 32.00 1.56883 56.3 11 ∞ 5.80 - - 12 -93.620 4.00 1.49176 57.4 13* 93.620 14.83 - - 14 23.936 6.77 1.49176 57.4 15* -10.075 0.70 - - 16 -11.190 2.00 1.58547 29.9 17 25.294 0.20 - - 18 24.157 6.20 1.49176 57.4 19 -15.260 0.50 - - 20 22.703 3.50 1.60311 60.7 21 -75.123 - *は回転対称非球面を示す。 非球面データ(表示のない非球面係数は0である): No.5: K=0.00, A4=-0.150 ×10-5 No.6: K=0.00, A4=-0.300 ×10-6 No.13: K=0.00, A4=-0.120×10-4 No.15: K=-1, A4=-0.460×10-5
【0038】以下、上記第1の実施例の観察光学系(図
1)を備えた双眼鏡を図示実施形態に基づいて説明す
る。図14及び図15は、本発明を適用した像振れ補正
系を有する双眼鏡10を示している。図14は、双眼鏡
10を下から視た図であり、左右一対の光学系(観察光
学系)のうち左側の光学系のみを透視図として示してい
る。双眼鏡10は、その前部に一対の対物光学系OLを
有する中央ボディ部11と、この中央ボディ部11に対
して所定角度範囲内で回動自在とされた左右のグリップ
部12とを有している。中央ボディ部11の後部中央に
は、視度調整つまみ13が設けられている。
【0039】各グリップ部12後部(接眼部)内には接
眼光学系EPが配置されている。また、各グリップ部1
2前部内には、対応の対物光学系OLから入射した観察
物体光束を左右上下に反転させて対応の接眼光学系EP
に入射させる正立光学系PSが配置されている。
【0040】双眼鏡10の眼幅調整は、左右グリップ部
12を互いに接近または離間させる方向に回転させて左
右の接眼光学系EPの光軸間距離を変化させることで行
われる。即ち、左側の正立光学系PS及び接眼光学系E
Pの一組と右側の正立光学系PS及び接眼光学系EPの
一組との間隔を調整することで眼幅調整がなされる。
【0041】正立光学系PSは、第1直角プリズムP1
と第2直角プリズムP2からなる第一ポロプリズムタイ
プである。図1、図6及び図10の各図では各直角プリ
ズムP1、P2は展開図として図示されているので、実
際の形状とは異なる。
【0042】以上の構成を有する双眼鏡10では、水平
に構えられた双眼鏡10が上下方向で振れた場合に生じ
る像振れを打ち消すように第3レンズL3(対物光学系
OLの第2レンズ群)を光軸Oに垂直な平面内で上下方
向(第1の方向)にシフトさせて像振れ補正制御が行わ
れ、さらに水平に構えられた同双眼鏡10が左右方向で
振れた場合に生じる像振れを打ち消すように第4レンズ
L4(対物光学系OLの第3レンズ群)を光軸Oに垂直
な平面内で左右方向(第2の方向)にシフトさせて像振
れ補正制御が行われる。
【0043】以上のように双眼鏡10では、像振れ補正
系として、正立光学系より前にあるレンズ系を利用する
ので、対物光学系の位置関係を変えることなく正立光学
系以後の光学系を左右の対物光学系の光軸を中心に回転
させ、左右グリップ部12を互いに接近または離反させ
て左右の接眼光学系の光軸間距離を変化させる従来の折
曲げ式による眼幅調整機構の採用を可能にしている。
【0044】図16は、双眼鏡10における左右の第3
レンズL3を、互いの距離を一定に保った状態で、光軸
Oに垂直な平面内で上下方向(第1の方向)に一体に変
位させる機構(像振れ補正系駆動機構)の一実施例を示
している。左右の第3レンズL3は共に横長矩形の可動
レンズ枠51に固定されている。この可動レンズ枠51
の左右の各端部には、上下方向に延びるガイドシャフト
部52aを有するコ字形状の被ガイド部材52が固定さ
れている。各ガイドシャフト部52aは、中央ボディ部
11の内側に固定した対応のガイド部53に摺動可能に
嵌められ、上下方向に移動可能に案内されている。よっ
て左右の第3レンズL3は、可動レンズ枠51、被ガイ
ド部材52、ガイド部53等からなるガイド機構により
上下方向に移動可能に案内されている。
【0045】可動レンズ枠51には、左右の第3レンズ
L3の間に係合突出部54が設けられており、この係合
突出部54には、中央ボディ部11の内側に固定したモ
ーター55の上下方向に延びる回転軸55aの先端が当
接している。この回転軸55aは、モーター55の回転
方向に応じて該モーター55から突出または退避し、ま
たモーター55の回転量に応じた量だけ突出または退避
する。各ガイドシャフト部52aとガイド部53の間に
は圧縮バネ56が縮設され、この圧縮バネ56により可
動レンズ枠51は上方(図16の上方)向かって常時付
勢されている。つまりモーター55の回転軸55aの先
端は、上方に向けて付勢される突出部54に当接して可
動レンズ枠51の上方への移動を規制している。以上の
構造により、モーター55を駆動させると、左右の第3
レンズL3を、双眼鏡10の上下方向に手振れの振幅の
方向と量に応じた量だけ一体に変位させることができ
る。
【0046】図17は、双眼鏡10における左右の第4
レンズL4を、互いの距離を一定に保った状態で、光軸
Oに垂直な平面内で左右方向(第2の方向)に一体に変
位させる機構(像振れ補正系駆動機構)の一実施例を示
している。図17に示す像振れ補正系駆動機構は、図1
6に示す像振れ補正系駆動機構と基本的に同様の機構か
らなる。
【0047】左右の第4レンズL4は共に、可動レンズ
枠51と略同形状の可動レンズ枠61に固定されてい
る。可動レンズ枠61の上下の各端部には、左右方向に
延びるガイドシャフト部62aを有するコ字形状の被ガ
イド部材62が固定されている。各ガイドシャフト部6
2aは、中央ボディ部11の内側に固定した対応のガイ
ド部63に摺動可能に嵌められ、左右方向に移動可能に
案内されている。よって左右の第4レンズL4は、可動
レンズ枠61、被ガイド部材62、ガイド部63等から
なるガイド機構により左右方向に移動可能に案内されて
いる。
【0048】可動レンズ枠61の下縁の一部には係合突
出部64が設けられており、この係合突出部64には、
中央ボディ部11の内側に固定したモーター65の左右
方向に延びる回転軸65aの先端が当接している。モー
ター65は、モーター55と同様のモーターである。各
ガイドシャフト部62aとガイド部63の間には圧縮バ
ネ66が縮設され、この圧縮バネ66により可動レンズ
枠61は図17の右方に向かって常時付勢されている。
つまりモーター65の回転軸65aの先端は、図17の
右方に向けて付勢される突出部64に当接して可動レン
ズ枠61の同方向への移動を規制している。この図17
に示す像振れ補正系駆動機構と図16に示す像振れ補正
系駆動機構との一対により、モーター55を駆動させる
と左右の第3レンズL3を双眼鏡10の上下方向に手振
れの振幅の方向と量に応じた量だけ一体に変位させるこ
とができ、同時に、モーター65を駆動させると左右の
第4レンズL4を双眼鏡10の左右方向に手振れの振幅
の方向と量に応じた量だけ一体に変位させることができ
る。
【0049】図18は、双眼鏡10が、第1の実施例の
観察光学系(図1)に代えて第2の実施例の観察光学系
(図6)または第3の実施例の観察光学系(図10)を
備えた場合における、左右の像振れ補正系(第2の実施
例では第5レンズL5;第3の実施例では第4レンズL
4)を互いの距離を一定に保った状態で一体に変位させ
る機構(像振れ補正系駆動機構)の一実施例を示してい
る。図16に示した機構と同一部材には同一の符号が付
してある。この図18に示す機構には、図16に示した
機構に加えて、可動レンズ枠51を左右方向に案内する
ガイド機構と、可動レンズ枠51を左右方向に移動させ
る駆動機構が増設されている。各ガイド部53は、コ字
形状の被ガイド部材52’を上下方向に移動可能に支持
しており、各被ガイド部材52’の左右方向に延びる各
端部52bは、可動レンズ枠51に形成された左右方向
に延びる対応のガイド溝56に摺動可能に嵌入してい
る。この構造により、可動レンズ枠51は、上下方向及
び左右方向の夫々の方向で移動可能に案内されている。
【0050】さらに可動レンズ枠51には、下縁の一部
に係合突出部57が設けられており、この係合突出部5
7には、中央ボディ部11の内側に固定した第2モータ
ー58の左右方向に延びる回転軸58aの先端が当接し
ている。第2モーター58は、モーター55(第1モー
ター)と同様のモーターである。一方(図18での左
方)の被ガイド部材52’の各端部52bと可動レンズ
枠51の間には圧縮バネ59が縮設され、この圧縮バネ
59により可動レンズ枠51は図18の右方に向かって
常時付勢されている。つまりモーター58の回転軸58
aの先端は、図18の右方に向けて付勢される突出部5
7に当接して可動レンズ枠51の同方向への移動を規制
している。以上の構造により、モーター55、58を駆
動させると、左右の像振れ補正系(第2の実施例では第
5レンズ;第3の実施例では第4レンズL4)を、双眼
鏡10の上下方向及び左右方向の夫々に手振れの振幅の
方向と量に応じた量だけ一体に変位させることができ
る。
【0051】図1、図6及び図10の第1ないし第3の
実施例に示した各観察光学系は、観察物体を接眼光学系
EPを通して肉眼で直接観察する光学系として構成され
ているが、観察物体をCCD等の撮像素子を介して観察
する構成にすることも可能である。この場合、接眼光学
系EPに代えて結像光学系を設け、この結像光学系の像
面側にCCD等の撮像素子を配置する構成とすればよ
い。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明を適用した像振れ
補正系を有する観察用光学機器によれば、手振れによる
像振れの発生を抑える像振れ補正系を備えながらも小型
な観察用光学機器を提供することができる。また、本発
明を双眼鏡に適用すれば、各正立光学系の前方に、変位
可能な像振れ補正レンズ群を設ける構成なので、手振れ
による像振れの発生を抑える像振れ補正系を備えながら
も小型である双眼鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した観察光学系の第1の実施例の
レンズ構成を示す断面図である。
【図2】図1に示す観察光学系に係る諸収差図である。
【図3】図1に示す観察光学系に係る軸上コマ収差の量
を示す図である。
【図4】図1に示す観察光学系に係る対物光学系の第2
レンズ群でブレ角1°を補正する場合に発生するコマ収
差の量を示す図である。
【図5】図1に示す観察光学系に係る対物光学系の第3
レンズ群でブレ角1°を補正する場合に発生するコマ収
差の量を示す図である。
【図6】本発明を適用した観察光学系の第2の実施例の
レンズ構成を示す断面図である。
【図7】図6に示す観察光学系に係る諸収差図である。
【図8】図6に示す観察光学系に係る軸上コマ収差の量
を示す図である。
【図9】図6に示す観察光学系に係る対物光学系の第3
レンズ群でブレ角1°を補正する場合に発生するコマ収
差の量を示す図である。
【図10】本発明を適用した観察光学系の第3の実施例
のレンズ構成を示す断面図である。
【図11】図10に示す観察光学系に係る諸収差図であ
る。
【図12】図10に示す観察光学系に係る軸上コマ収差
の量を示す図である。
【図13】図10に示す観察光学系に係る対物光学系の
第2レンズ群でブレ角1°を補正する場合に発生するコ
マ収差の量を示す図である。
【図14】本発明を適用した観察光学系が備わる双眼鏡
の一方の観察光学系を透視して示す、双眼鏡の底面図で
ある。
【図15】図14に示す双眼鏡の正面図である。
【図16】本発明を適用した光学系が備わる双眼鏡に設
けられる像振れ補正駆動機構の一実施例を示す正面図で
ある。
【図17】本発明を適用した光学系が備わる双眼鏡に設
けられる像振れ補正駆動機構の一実施例を示す正面図で
ある。
【図18】本発明を適用した光学系が備わる双眼鏡に設
けられる像振れ補正駆動機構の一実施例を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
10 双眼鏡 11 中央ボディ部 12 グリップ部 13 視度調整つまみ OL 対物光学系 PS 正立光学系 EP 接眼光学系

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物光学系を有する観察光学系を備えた
    観察用光学機器において、 対物光学系は、正のパワーを有する第1レンズ群と、負
    のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する
    第3レンズ群とから構成され、 上記第2レンズ群と第3レンズ群の少なくとも一方は、
    光軸に垂直な方向に変位可能な像振れ補正系として構成
    され、 かつ以下の条件式(1)及び(2)を満足することを特
    徴とする、像振れ補正系を有する観察用光学機器。 (1) 0.1<d1-2 /f0 (2) 0.7<f0 /f1 <3 但し、 d1-2 :第1レンズ群と第2レンズ群の間隔、 f0 :対物光学系の合成焦点距離、 f1 :第1レンズ群の焦点距離。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の観察用光学機器におい
    て、さらに以下の条件式(3)を満足する像振れ補正系
    を有する観察用光学機器。 (3) −0.95<(φ2 −φ1 )/(φ3 −φ2
    <−1.05 但し、 φ1 :第1レンズ群のパワー、 φ2 :第1レンズ群と第2レンズ群の合成パワー、 φ3 :第1レンズ群と第2レンズ群と第3レンズ群の合
    成パワー。
  3. 【請求項3】 請求項または2に記載の観察用光学機器
    において、像振れ補正系は、第2レンズ群から構成され
    る像振れ補正系を有する観察用光学機器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の観察用光学機器におい
    て、以下の条件式(4)を満足する像振れ補正系を有す
    る観察用光学機器。 (4)0.5<|tan1 ゜/(φ2 −φ1 )|<5
    (単位mm)
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の観察用光学機
    器において、像振れ補正系は、第3レンズ群から構成さ
    れる像振れ補正系を有する観察用光学機器。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の観察用光学機器におい
    て、以下の条件式(5)を満足する像振れ補正系を有す
    る観察用光学機器。 (5)0.5<|tan1 ゜/(φ3 −φ2 )|<5
    (単位mm)
  7. 【請求項7】 請求項1または2に記載の観察用光学機
    器において、像振れ補正系は、第2レンズ群及び第3レ
    ンズ群の2群から構成される像振れ補正系を有する観察
    用光学機器。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の観察用光学機器におい
    て、以下の条件式(4)及び(5)を満足する像振れ補
    正系を有する観察用光学機器。 (4)0.5<|tan1 ゜/(φ2 −φ1 )|<5
    (単位mm) (5)0.5<|tan1 ゜/(φ3 −φ2 )|<5
    (単位mm)
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載の観察用光学機
    器において、第2レンズ群は光軸に垂直な第1の方向に
    変位可能とされ、第3レンズ群は光軸と上記第1の方向
    の各々に垂直な第2の方向に変位可能とされている、像
    振れ補正系を有する観察用光学機器。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれか1項に記
    載の観察用光学機器において、第2レンズ群と第3レン
    ズ群の各々は、少なくともその片面が非球面の単レンズ
    からなっている、像振れ補正系を有する観察用光学機
    器。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれか1項に
    記載の観察用光学機器において、観察光学機器は接眼光
    学系を有する、像振れ補正系を有する観察用光学機器。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれか1項に
    記載の観察用光学機器において、観察光学機器は観察光
    学系を左右に一対備えている、像振れ補正光学系を有す
    る観察用光学機器。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれか1項に
    記載の観察用光学機器において、さらに正立光学系を有
    する、像振れ補正系を有する観察用光学機器。
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