JPH04318510A - 変倍ファインダー - Google Patents

変倍ファインダー

Info

Publication number
JPH04318510A
JPH04318510A JP11413191A JP11413191A JPH04318510A JP H04318510 A JPH04318510 A JP H04318510A JP 11413191 A JP11413191 A JP 11413191A JP 11413191 A JP11413191 A JP 11413191A JP H04318510 A JPH04318510 A JP H04318510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens group
lens
positive
finder
refractive power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11413191A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Mukai
弘 向井
Makoto Tanida
誠 谷田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP11413191A priority Critical patent/JPH04318510A/ja
Publication of JPH04318510A publication Critical patent/JPH04318510A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Viewfinders (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は変倍ファインダーに関す
るものであり、更に詳しくはレンズシャッターカメラ等
のカメラに用いる変倍ファインダーに関するものである
【0002】
【従来の技術】低コスト化及びコンパクト化を目的とす
る変倍ファインダーとしては、例えば特開昭62−70
17号,特開平2−191908号等で提案されたもの
が知られている。
【0003】特開昭62−7017号の変倍ファインダ
ーでは、対物レンズが負・正の2群構成となっており、
第1レンズ群を固定し第2レンズ群のみを光軸方向に移
動させることによってファインダー倍率を変化させてい
る。
【0004】特開平2−191908号の変倍ファイン
ダーでは、対物レンズが正・負・正の3群構成となって
おり、第1レンズ群と第3レンズ群とを固定し、第2レ
ンズ群のみを光軸方向に移動させることによってファイ
ンダー倍率を変化させている。
【0005】つまり、これらの変倍ファインダーにおい
ては、1つのレンズ群のみの移動でファインダー倍率を
変化させているので、2つのレンズ群を移動させてファ
インダー倍率を変化させる通常の変倍ファインダーと比
べ、ズーミング機構の構成が簡単になる。その結果、変
倍ファインダーの低コスト化及びコンパクト化を達成す
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の変倍ファインダーにおいては、変倍を1つのレンズ群
で行なう構成となっているため、変倍に伴う像面の移動
量がどうしても多くなってしまう。従って、このような
変倍ファインダーで高変倍比化を達成しようとすると、
視度の変動量が多くなり、ファインダー像が非常に見に
くいものとなってしまう。
【0007】そこで、本発明はこのような問題点を解決
し、変倍に伴う像面の移動量(つまり視度の変動量)が
少なく、高変倍比化が容易なコンパクトで低コストな変
倍ファインダーを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明の変倍ファインダーでは、物体側より順に、正
の屈折力を有する第1レンズ群,負の屈折力を有する第
2レンズ群及び正の屈折力を有する第3レンズ群より成
り、全体として正の屈折力を有する対物レンズと,正の
屈折力を有するコンデンサレンズと,正の屈折力を有す
る接眼レンズとから成り、前記第2レンズ群を固定し、
前記第1レンズ群及び第3レンズ群を一体として光軸方
向に移動させることによりファインダー倍率を変化させ
ることを特徴としている。
【0009】図9(W),(M)及び(T)は、本発明
の変倍ファインダーを構成する対物レンズ(LO)のワ
イド端(W),中間焦点距離状態(M)及びテレ端(T
)におけるレンズ構成及びこの対物レンズ(LO)によ
って形成される像面(I)の配置を概略的に示している
。尚、(LC)はコンデンサレンズである。
【0010】この対物レンズ(LO)は、物体側から順
に正の第1レンズ群(L1),負の第2レンズ群(L2
)及び正の第3レンズ群(L3)から成っている。同図
に示すように、対物レンズ(LO)がワイド端(W)か
らテレ端(T)へとズーミングを行なうと、対物レンズ
(LO)の像面(I)は一旦物体側に移動した後、中間
焦点距離状態(M)付近でもとの位置(ワイド端(W)
の位置)に戻り、その後瞳側に移動し、テレ端(T)で
再びもとの位置(ワイド端(W)の位置)に戻る。 このズーミングは第1レンズ群(L2)と第3レンズ群
(L3)とがリンクし、同時に同じ距離だけ移動するこ
とによって行なわれる。
【0011】像面(I)が移動する量は、同図中のΔで
表わされる。ここで、像面(I)の移動量(Δ)は次の
式(1)で表される。     Δ=(LBw+e2w)−(LBm+e2m)
      =[{(1−e1w・φ1−e2w・φ1
−e2w・φ2+e1w・e2w・φ1・φ2)/φw
}+e2w]−[{(1−e1m・φ1−e2m・φ1
−e2m・φ2+e1m・e2m・φ1・φ2)/φm
}+e2m]    ……(1)
【0012】但し、 φ1:第1レンズ群(L1)の屈折力 φ2:第2レンズ群(L2)の屈折力 φ3:第3レンズ群(L3)の屈折力 φw:ワイド端(W)での対物レンズ(LO)の屈折力
φm:中間焦点距離状態(M)での対物レンズ(LO)
の屈折力e1w:ワイド端(W)での第1レンズ群(L
1)と第2レンズ群(L2)との主点間隔 e1m:中間焦点距離状態(M)での第1レンズ群(L
1)と第2レンズ群(L2)との主点間隔 e2w:ワイド端(W)での第2レンズ群(L2)と第
3レンズ群(L3)との主点間隔 e2m:中間焦点距離状態(M)での第2レンズ群(L
2)と第3レンズ群(L3)との主点間隔 LBw:ワイド端(W)での第3レンズ群(L3)の主
点位置と像面(I)との間隔 LBm:中間焦点距離状態(M)での第3レンズ群(L
3)の主点位置と像面(I)との間隔 である。
【0013】対物レンズの焦点距離(fO)と像面の移
動量(Δ)との関係(変倍比:2倍)をグラフで表わす
と、図10に示すようになる。
【0014】ここで、対物レンズ(LO)を本発明の対
物レンズに対応する正・負・正の3群構成とし、第2レ
ンズ群(L2)を固定し、第1レンズ群(L1)と第3
レンズ群(L3)とを一体に(リンクして)光軸方向に
移動させて変倍を行ったときのfOとΔとの関係をPI
で表わす。
【0015】対物レンズ(LO)を特開昭62−701
7号の対物レンズの構成に対応する負・正の2群構成と
し、第1レンズ群(L1)を固定し、第2レンズ群(L
2)を光軸方向に移動させて変倍を行ったときのfOと
Δとの関係をPA1で表わす。
【0016】対物レンズ(LO)を特開平2−1919
08号の対物レンズの構成に対応する正・負・正の3群
構成とし、第1レンズ群(L1)及び第3レンズ群(L
3)を固定し、第2レンズ群(L2)を光軸方向に移動
させて変倍を行ったときのfOとΔとの関係をPA2で
表わす。
【0017】図10でPIとPA1及びPA2とを比較
すると、PIの方がPA1及びPA2よりも像面(I)
の移動量(Δ)は少なく、変倍比を大きくとることが可
能となり、ファインダーの性能向上に有効であることが
わかる。
【0018】尚、図10中のPIで表されるfOとΔと
の関係は、像面(I)の移動量を最小にするために以下
の式(2),(3)及び(4)から得られたφ1,φ2
及びφ3に基き、式(1)によって得られたものである
。PA1及びPA2もそれらの対物レンズの構成におい
て、像面の移動量が最小になるように設定されたものに
対応している。
【0019】     φw=φ1+φ2+φ3−e1w・φ1・φ2
−e1w・φ1・φ3−e2w・φ1・φ3−e2w・
φ2・φ3+e1w・e2w・φ1・φ2・φ3  …
…(2)    φt=φ1+φ2+φ3−e1t・φ
1・φ2−e1t・φ1・φ3−e2t・φ1・φ3−
e2t・φ2・φ3+e1t・e2t・φ1・φ2・φ
3  ……(3)    e2w+LBw=e2t+L
Bt  ……(4)   但し、 φt:テレ端(T)での対物レンズ(LO)の屈折力e
1t:テレ端(T)での第1レンズ群(L1)と第2レ
ンズ群(L2)との主点間隔 e2t:テレ端(T)での第2レンズ群(L2)と第3
レンズ群(L3)との主点間隔 LBt:テレ端(T)での第3レンズ群(L3)の主点
位置と像面(I)との間隔 である。
【0020】また、ファインダーを構成するうえで、対
物レンズを正・負・正の3群構成とし、第1レンズ群(
L1)と第3レンズ群(L3)とをリンクさせ、ワイド
端(W),中間焦点距離状態(M)及びテレ端(T)で
像面(I)を一致させた場合、対物レンズの長さ(第1
レンズ群(L1)と第3レンズ群(L3)との主点間隔
、以下「e」で表す)及びレンズバック(第3レンズ群
(L3)の主点位置と像面(I)との間隔、以下「LB
」で表す)を考慮すれば、e=10〜20mm程度が適
当である。
【0021】これは、このeの範囲の下限をこえるとレ
ンズ構成が困難になり、このeの範囲の上限をこえると
ファインダーとしては全長が長くなりすぎてしまうとい
う問題が生じてくるためである。
【0022】次に、対物レンズ(LO)の焦点距離(f
)が、f=8〜16,f=12〜24mmのときに、e
=10,e=20mmで第1レンズ群(L1)と第2レ
ンズ群(L2)との主点間隔が3mmの位置から第1レ
ンズ群(L1)及び第3レンズ群(L3)をリンクさせ
て、ワイド端(W),中間焦点距離状態(M)及びテレ
端(T)で像面(I)を一致させたときのパワー(屈折
力)配分及び各レンズ群の焦点距離を示す。
【0023】但し、 f1:前記対物レンズを構成している第1レンズ群(L
1)の焦点距離 f2:前記対物レンズを構成している第2レンズ群(L
2)の焦点距離 f3:前記対物レンズを構成している第3レンズ群(L
3)の焦点距離 である。
【0024】[f=8〜16mm] e=10mmのとき、 φ1= 0.07295  f1=13.708φ2=
−0.27399  f2=−3.65φ3= 0.1
5044  f3=6.647e=20mmのとき、 φ1= 0.06103  f1=16.385φ2=
−0.2402   f2=−4.163φ3= 0.
08352  f3=11.973である。
【0025】[f=12〜24mm] e=10mmのとき、 φ1= 0.05220  f1=19.157φ2=
−0.17551  f2=−5.698φ3= 0.
11832  f3=8.452e=20mmのとき、 φ1= 0.04425  f1=22.599φ2=
−0.15629  f2=−6.398φ3= 0.
07218  f3=13.854である。
【0026】ここで、各々の|f1/f2|は、[f=
8〜16mm] e=10mmのとき、|f1/f2|=3.756e=
20mmのとき、|f1/f2|=3.936である。 [f=12〜24mm] e=10mmのとき、|f1/f2|=3.362e=
20mmのとき、|f1/f2|=3.532である。
【0027】従って、上記結果から次の条件式(5)を
満足するような構成にするのが好ましい。 3<|f1/f2|<4.5  ……(5)
【0028
】条件式(5)の下限をこえるとeが短くなり、実際の
レンズ配置が難しくなる。条件式(5)の上限をこえる
とeが長くなり、ファインダーとしては不適切になる。 例えばコンパクト化を図れなくなる。従って、条件式(
5)の範囲内であれば、eが適切な値となるため、ファ
インダーとして構成する場合の適当な全長が得られ、レ
ンズ構成が容易で、しかも性能の良好な高変倍ファイン
ダーが得られる。
【0029】また、前述の特開平2−191908号の
変倍ファインダーも本発明と同様に対物レンズが正・負
・正の3群構成となっているが、変倍に際し第2レンズ
群のみを光軸方向に移動させているため、高変倍比を達
成するには第2レンズ群に大きな移動量を与えなければ
ならない。
【0030】これに対し、本発明では第2レンズ群(L
2)を固定し、第1レンズ群(L1)及び第3レンズ群
(L3)をリンクさせて変倍のための移動を行う構成と
なっているので、変倍に伴うこれらのレンズ群の移動量
がそれ程大きくなくても高変倍比を達成することができ
る。
【0031】また、このようにリンクさせた場合、外観
上は2ブロック移動しているが、機構上は1ブロックの
移動と同じである。従って、第1レンズ群(L1)と第
3レンズ群(L3)とをリンクさせて変倍させる場合、
機構上1ブロックの移動で済み、しかも移動量を少なく
することが可能になる。
【0032】
【実施例】以下、本発明に係る変倍ファインダーの実施
例を示す。但し、各実施例において、ri(i=1,2
,3,...)は物体側から数えてi番目の面の曲率半
径、di(i=1,2,3,...)は物体側から数え
てi番目の軸上面間隔を示し、Ni(i=1,2,3,
...),νi(i=1,2,3,...)は物体側か
ら数えてi番目のレンズのd線に対する屈折率,アッベ
数を示す。 尚、後述する図1及び図2中に表されている視野枠(F
R)については、以下のレンズデータ中では省略する。 また、2ωは画角を示す。
【0033】各実施例における前記条件式(5)中の|
f1/f2|,f1及びf2を併せて示す。尚、各実施
例中、曲率半径に*印を付した面は非球面で構成された
面であることを示し、非球面の面形状を表わす次式(6
)で定義するものとする。式(6)で表わされる非球面
の面形状は、光軸を回転対称軸としている。
【0034】F(X,Y,Z)=X−f(Y,Z)=0
  ……(6)但し、     f(Y,Z)=C0・Φ2/[1+√(1−ε
・C02・Φ2)]+A・Φ2+B・Φ4+C・Φ6+
D・Φ8+E・Φ10  ここで、Φ2=Y2+Z2 X,Y,Z:非球面頂点を原点とし、X軸は光軸に沿っ
て瞳側に向かって正の向きを持つ座標軸であり、Y軸,
Z軸は光軸に垂直な平面内で、互いに直交する座標軸で
のX,Y,Zの座標値 C0:非球面頂点における曲率 ε:2次曲面パラメーター A,B,C,D,E:非球面係数 である。
【0035】<実施例1> 2ω=51.6°〜27.2°     [曲率半径]    [軸上面間隔]    
  [屈折率]          [アッベ数]r1
    12.523                     d1  3
.200      N1  1.49473    
    ν1  57.49r2*  −17.303                     d2  0
.613〜2.194〜3.613r3   −15.
683                     d3  1
.000      N2  1.58752    
    ν2  30.36r4     4.017                     d4  2
.000r5*   29.783                     d5  2
.000      N3  1.58752    
    ν3  30.36r6*   10.000                     d6  8
.525〜6.944〜5.525r7    15.
465                     d7  4
.200      N4  1.49473    
    ν4  57.49r8*   −6.498                     d8  1
9.877〜21.458〜22.877r9    
21.380                     d9  3
0.000      N5  1.58752   
     ν5  30.36r10   ∞                     d10  
0.370r11   18.090                     d11  
2.500      N6  1.49473   
     ν6  57.49r12* −21.91
【0036】 |f1/f2|=3.87,  f1=15.255,
  f2=−3.944
【0037】[非球面係数及び
2次曲面パラメータ]r2  ε=1.000 B=0.122×10−3 C=0.552×10−5 D=−0.782×10−7 E=0.303×10−10 r5  ε=1.000 B=0.104×10−2 C=−0.135×10−4 D=−0.335×10−8 E=−0.543×10−12 r6  ε=1.000 B=−0.102×10−3 C=0.658×10−7 D=−0.527×10−11 E=−0.484×10−12 r8  ε=1.185 B=0.601×10−3 C=−0.181×10−5 D=0.625×10−6 r12  ε=−20.997 B=−0.893×10−5 C=0.924×10−5 D=−0.547×10−6 E=0.513×10−9
【0038】<実施例2> 2ω=51.6°〜27.2°     [曲率半径]    [軸上面間隔]    
  [屈折率]          [アッベ数]r1
    15.294                     d1  4
.000      N1  1.49473    
    ν1  57.49r2*  −11.129                     d2  0
.827〜2.071〜3.227r3   −15.
683                     d3  1
.000      N2  1.58752    
    ν2  30.36r4     5.000                     d4  1
.500r5*   −5.054                     d5  1
.000      N3  1.58752    
    ν3  30.36r6*  −28.196                     d6  2
.895〜1.651〜0.495r7   −55.
926                     d7  2
.800      N4  1.49473    
    ν4  57.49r8*   −4.851                     d8  0
.800r9    10.000                     d9  3
.000      N5  1.49473    
    ν5  57.49r10  −35.868                     d10  
11.869〜13.113〜14.269r11  
 21.380                     d11  
30.000     N6  1.58752   
     ν6  30.36r12   ∞                     d12  
0.370r13   18.090                     d13  
2.500      N7  1.49473   
     ν7  57.49r14* −21.91
【0039】 |f1/f2|=3.76,  f1=13.708,
  f2=−3.650
【0040】[非球面係数及び
2次曲面パラメータ]r2  ε=−5.402 r5  ε=1.000 B=0.965×10−3 C=−0.138×10−4 D=−0.348×10−9 E=−0.545×10−12 r6  ε=1.000 B=−0.102×10−3 C=0.658×10−7 D=−0.527×10−11 E=−0.484×10−12 r8  ε=1.185 B=0.601×10−3 C=−0.181×10−5 D=0.625×10−6 r14  ε=−20.997 B=−0.163×10−3 C=0.188×10−4 D=−0.582×10−6 E=0.513×10−9
【0041】図1及び図2は、前記実施例1及び2に対
応するレンズ構成を示す図であり、ワイド端(W),中
間焦点距離状態(M)及びテレ端(T)の各々について
示している。各実施例において、ズーミング時に移動す
るレンズは、対物レンズ(LO)中の第1レンズ群(L
1)及び第3レンズ(L3)であり、各図中、ワイド端
(W)から中間焦点距離状態(M)にかけての移動及び
中間焦点距離状態(M)からテレ端(T)にかけての移
動をそれぞれ矢印(m1)及び(m2)で示している。
【0042】実施例1は、物体側より順に、両凸の正の
単レンズより成る第1レンズ群(L1),両凹の負レン
ズ及び瞳側に凹の負メニスカスレンズより成る第2レン
ズ群(L2)並びに両凸の正の単レンズより成る第3レ
ンズ群(L3)から構成された対物レンズ(LO)と,
視野枠(FR)と,物体側に凸の平凸レンズより成り反
転光学系を兼ねるコンデンサレンズ(LC)と,両凸の
正レンズより成る接眼レンズ(LE)とから構成されて
いる。
【0043】尚、第1レンズ群(L1)を構成する両凸
の正の単レンズの瞳側の面,第2レンズ群(L2)を構
成する瞳側に凹の負メニスカスレンズの両面,第3レン
ズ群(L3)を構成する両凸の正の単レンズの瞳側の面
と接眼レンズ(LE)の瞳側の面は非球面である。
【0044】実施例2は、物体側より順に、両凸の正の
単レンズより成る第1レンズ群(L1),両凹の負レン
ズ及び物体側に凹の負メニスカスレンズより成る第2レ
ンズ群(L2)並びに瞳側に凸の正のメニスカスレンズ
及び両凸の正レンズより成る第3レンズ群(L3)から
構成された対物レンズ(LO)と,視野枠(FR)と,
物体側に凸の平凸レンズより成り反転光学系を兼ねるコ
ンデンサレンズ(LC)と,両凸の正レンズより成る接
眼レンズ(LE)とから構成されている。
【0045】尚、第1レンズ群(L1)を構成する両凸
の正の単レンズの瞳側の面,第2レンズ群(L2)を構
成する物体側に凹の負メニスカスレンズの両面,第3レ
ンズ群(L3)を構成する瞳側に凸の正のメニスカスレ
ンズの瞳側の面と接眼レンズ(LE)の瞳側の面は非球
面である。
【0046】また、図3,図4及び図5並びに図6,図
7及び図8は、実施例1及び実施例2に対応するワイド
端(W),中間焦点距離状態(M)及びテレ端(T)で
のd線に対する収差を示す収差図である。また、破線(
DM)と実線(DS)はメリディオナル面とサジタル面
での非点収差をそれぞれ表わしている。
【0047】
【発明の効果】以上説明した通り本発明の変倍ファイン
ダーによれば、物体側より順に、正の屈折力を有する第
1レンズ群,負の屈折力を有する第2レンズ群及び正の
屈折力を有する第3レンズ群より成り、全体として正の
屈折力を有する対物レンズと,正の屈折力を有するコン
デンサレンズと,正の屈折力を有する接眼レンズとから
成り、前記第2レンズ群を固定し、前記第1レンズ群及
び第3レンズ群を一体として光軸方向に移動させること
によりファインダー倍率を変化させる構成としているの
で、対物レンズのワイド端,中間焦点距離状態及びテレ
端における像面位置が一致し、従来の変倍ファインダー
に比べてファインダー倍率の変化に伴う像面の移動量を
少なくすることが可能になる。その結果、ファインダー
倍率の変化に伴う視度の変動量が少なくなり、ファイン
ダー像が見にくくなることなく高変倍比のファインダー
を実現することができる。
【0048】また、第1レンズ群と第2レンズ群とを一
体として移動させることにより、変倍を行う構成となっ
ているので、ズーミング機構の構成を簡単にすることが
可能となる。その結果、変倍ファインダーの低コスト化
及びコンパクト化も同時に達成される。
【0049】対物レンズのテレ端からワイド端にかけて
の視度変化が少なくなるため、ファインダー像が見やす
く安定するという効果もある。
【0050】更に、前記条件式(5)を満足する構成と
すれば、変倍に伴う像面移動量が少なくなり、光学性能
が向上するという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】対物レンズのワイド端(W),中間焦点距離状
態(M)及びテレ端(T)の各状態における本発明の実
施例1に対応するレンズ構成を示す図。
【図2】対物レンズのワイド端(W),中間焦点距離状
態(M)及びテレ端(T)の各状態における本発明の実
施例2に対応するレンズ構成を示す図。
【図3】対物レンズのワイド端(W)での実施例1の収
差図。
【図4】対物レンズの中間焦点距離状態(M)での実施
例1の収差図。
【図5】対物レンズのテレ端(T)での実施例1の収差
図。
【図6】対物レンズのワイド端(W)での実施例2の収
差図。
【図7】対物レンズの中間焦点距離状態(M)での実施
例2の収差図。
【図8】対物レンズのテレ端(T)での実施例2の収差
図。
【図9】本発明の変倍ファインダーを構成する対物レン
ズのレンズ構成と像面位置とをワイド端(W),中間焦
点距離状態(M)及びテレ端(T)の各々について概略
的に示す図。
【図10】本発明及び従来例における対物レンズの焦点
距離と対物レンズによって形成される像の移動量との関
係を示すグラフ。
【符号の説明】
(L1)  …第1レンズ群 (L2)  …第2レンズ群 (L3)  …第3レンズ群 (LO)  …対物レンズ (LC)  …コンデンサレンズ (LE)  …接眼レンズ (FR)  …視野枠 (I)   …像面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側より順に、正の屈折力を有する第1
    レンズ群,負の屈折力を有する第2レンズ群及び正の屈
    折力を有する第3レンズ群より成り、全体として正の屈
    折力を有する対物レンズと,正の屈折力を有するコンデ
    ンサレンズと,正の屈折力を有する接眼レンズとから成
    り、前記第2レンズ群を固定し、前記第1レンズ群及び
    第3レンズ群を一体として光軸方向に移動させることに
    よりファインダー倍率を変化させることを特徴とする変
    倍ファインダー。
  2. 【請求項2】更に次の条件を満足することを特徴とする
    請求項1に記載の変倍ファインダー; 3<|f1/f2|<4.5 但し、 f1:前記第1レンズ群の焦点距離 f2:前記第2レンズ群の焦点距離 である。
JP11413191A 1991-04-17 1991-04-17 変倍ファインダー Pending JPH04318510A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11413191A JPH04318510A (ja) 1991-04-17 1991-04-17 変倍ファインダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11413191A JPH04318510A (ja) 1991-04-17 1991-04-17 変倍ファインダー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04318510A true JPH04318510A (ja) 1992-11-10

Family

ID=14629915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11413191A Pending JPH04318510A (ja) 1991-04-17 1991-04-17 変倍ファインダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04318510A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6226123B1 (en) * 1998-01-06 2001-05-01 Asahi Kogyo Kabusiki Kaisha Optical system for observing equipment having image-vibration compensation system
US7912368B2 (en) 2008-10-29 2011-03-22 Panasonic Corporation Eyepiece lens system, finder optical system, and electronic viewfinder of imaging apparatus and imaging apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6226123B1 (en) * 1998-01-06 2001-05-01 Asahi Kogyo Kabusiki Kaisha Optical system for observing equipment having image-vibration compensation system
US7912368B2 (en) 2008-10-29 2011-03-22 Panasonic Corporation Eyepiece lens system, finder optical system, and electronic viewfinder of imaging apparatus and imaging apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6191896B1 (en) Zoom lens and optical apparatus having the same
US5757556A (en) Zoom lens
US7102829B2 (en) Zoom lens system and image pickup device having zoom lens system
US5587840A (en) Zoom lens
JPH07253542A (ja) ズームレンズ
JPH0667093A (ja) 高倍率ズームレンズ
JP2006171421A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2001272602A (ja) ズームレンズ及びそれを用いた光学機器
JP2001296476A (ja) ズームレンズ及びそれを用いた光学機器
US6101043A (en) Zoom lens system
US6919998B2 (en) Observation optical system and observation device
JP2001201683A (ja) ズームレンズ
US6661584B2 (en) Zoom lens and camera having the zoom lens
JP2007156043A (ja) ズームレンズ
JPH1031155A (ja) ズームレンズ
JP3260798B2 (ja) 広角ズ−ムレンズ
JPH0727972A (ja) 実像式ファインダ
JPH0772390A (ja) 小型のズームレンズ
JPH11174322A (ja) ズームレンズ
JPH0483214A (ja) 変倍レンズ
JP4466028B2 (ja) 可変焦点距離レンズ
JPH04318510A (ja) 変倍ファインダー
JPH1114903A (ja) ズームレンズ
JP2000338402A (ja) ズームレンズ
JPH0990226A (ja) 変倍光学系