JP2001272602A - ズームレンズ及びそれを用いた光学機器 - Google Patents
ズームレンズ及びそれを用いた光学機器Info
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Abstract
電子スチルカメラに好適な3群よりなるズームレンズ及
びそれを用いた光学機器を得ること。 【解決手段】 物体側より順に、負の屈折力の第1レン
ズ群、正の屈折力の第2レンズ群、そして正の屈折力の
第3レンズ群の3つのレンズ群を有し、各レンズ群の間
隔を変化させて変倍を行うズームレンズにおいて、該第
1レンズ群は1枚の負レンズと1枚の正レンズを有し、
該第2レンズ群は一組の接合レンズと1枚の正レンズに
て構成し、該第3レンズ群は少なくとも1枚の正レンズ
を有すること。
Description
オカメラ、そしてデジタルスチルカメラ等に好適なズー
ムレンズ及びそれを用いた光学機器に関し、特に負の屈
折力のレンズ群が先行する全体として3つのレンズ群を
有し、これらの各レンズ群のレンズ構成を適切に設定す
ることにより、レンズ系全体の小型化を図ったフィルム
用のスチルカメラやビデオカメラ、そしてデジタルカメ
ラ等に好適なものである。
ラ、デジタルスチルカメラ等、撮像装置(カメラ)の高
機能化にともない、それに用いる光学系には広い画角を
包含した大口径比のズームレンズが求められている。こ
の種のカメラには、レンズ最後部と撮像素子との間に、
ローパスフィルターや色補正フィルターなどの各種光学
部材を配置する為、それに用いる光学系には、比較的バ
ックフォーカスの長いレンズ系が要求される。さらに、
カラー画像用の撮像素子を用いたカラーカメラの場合、
色シェーディングを避けるため、それに用いる光学系に
は像側のテレセントリック特性の良いものが望まれてい
る。
力の第2群の2つのレンズ群より成り、双方のレンズ間
隔を変えて変倍を行う。所謂ショートズームタイプの広
角の2群ズームレンズが種々提案されている。これらの
ショートズームタイプの光学系では、正の屈折力の第2
群を移動する事で変倍を行い、負の屈折力の第1群を移
動する事で変倍に伴う像点位置の補正を行っている。こ
れらの2つのレンズ群よりなるレンズ構成においては、
ズーム倍率は2倍程度である。
ンズ全体をコンパクトな形状にまとめるため、例えば特
公平7−3507号公報や、特公平6−40170号公
報等には2群ズームレンズの像側に負または正の屈折力
の第3群を配置し、高倍化に伴って発生する諸収差の補
正を行っている、所謂3群ズームレンズが提案されてい
る。
262897号公報には、負,正,正の3群ズームレン
ズの第2群を接合レンズ2組を含み、第2群が6枚のレ
ンズで構成されたものも開示されている。
は主として35mmフィルム写真用に設計されているた
め、固体撮像素子を用いた光学系に求められるバックフ
ォーカスの長さと、良好なテレセントリック特性を両立
したものとは言い難かった。
レセントリック特性を満足する広角の3群ズームレンズ
系が、例えば、特開昭63−135913号公報や、特
開平7−261083号公報等で提案されている。ま
た、特開平3−288113号公報には、3群ズームレ
ンズにおいて負の屈折力の第1群を固定とし、正の屈折
力の第2群と正の屈折力の第3群を移動させて変倍を行
う光学系も開示されている。
レンズ群の構成枚数が比較的多く、レンズ全長が長い、
製造コストが高いなどの欠点を有していた。
ズの高倍化を両立する為に、非撮影時に各レンズ群の間
隔を撮影状態と異なる間隔まで縮小し、カメラ本体から
のレンズの突出量を少なくした所謂沈胴ズームレンズが
広く用いられているが、上記従来例の様に各群の構成枚
数が多く、結果的に各レンズ群の光軸上の長さが長くな
る場合や、各レンズ群のズーミング及びフォーカシング
における移動量が大きく、レンズ全長が長くなる場合に
おいては、所望の沈胴長が達成出来ない場合がある。
載される例では、負の屈折力の第1群の最も物体側に凸
レンズ(正レンズ)が配置されており、特に広角化した
場合のレンズ外径の増大が避けられない欠点を有してい
た。さらに、この例では負の屈折力の第1群を移動させ
て近距離物体へのフォーカシングを行うため、ズーミン
グでの移動とあいまってメカ構造が複雑化する欠点があ
った。
3群ズームレンズにおいて、第1レンズ群、第2レンズ
群をそれぞれ1枚の単レンズで構成したものも開示され
ているが、広角端でのレンズ全長が比較的大きく、さら
に広角端での第1群と絞りが大きく離れているため軸外
光線の入射高が大きく第1群を構成するレンズの径が増
大してしまうため、レンズ系全体が大きくなってしまう
欠点を有していた。
特に固体撮像素子を用いた撮影系に好適な、構成レンズ
枚数の少ない、コンパクトで、優れた光学性能を有する
ズームレンズ及びそれを用いた光学機器の提供を目的と
する。
くとも1つを満足するズームレンズを得る事を目的とし
ている。
事。 ・最小のレンズ構成を取りつつ、移動するレンズ群の収
差分担を減らし、製造誤差によるレンズ群相互の偏心等
での性能劣化を少なくし、製造の容易なものとする事。 ・感度の低い高画素撮像素子に好適な大口径比化を図る
事。 ・構成枚数を最小としながら、固体撮像素子を用いた撮
影系に好適な良好な像側テレセントリック結像をもたせ
る事。 ・沈胴ズームレンズに要求される各レンズ群の光軸上の
長さや各レンズ群のズーミング及びフォーカシングによ
る光軸上の移動量を短くする事。 ・広角端のみならずズーム全域で歪曲収差を良好に補正
する事。 ・像側テレセントリック結像のズームによる変動を小さ
くする事。 ・テレセントリック結像を保ったまま変倍レンズ群の移
動量を減らし、さらなる小型化を達成する事。 ・近距離物体へのフォーカシング機構を簡素化する事。 等である。
レンズは、物体側より順に、負の屈折力の第1レンズ
群、正の屈折力の第2レンズ群、そして正の屈折力の第
3レンズ群の3つのレンズ群を有し、各レンズ群の間隔
を変化させて変倍を行うズームレンズにおいて、該第1
レンズ群は1枚の負レンズと1枚の正レンズを有し、該
第2レンズ群は一組の接合レンズと1枚の正レンズにて
構成し、該第3レンズ群は少なくとも1枚の正レンズを
有することを特徴としている。
て、前記第1レンズ群を負レンズと正レンズの2枚のレ
ンズにて構成したことを特徴としている。
おいて、前記第2レンズ群を物体側より順に、正レンズ
と負レンズの接合レンズ、正レンズにて構成したことを
特徴としている。
おいて、前記第2レンズ群を物体側より順に、正レン
ズ、正レンズと負レンズの接合レンズにて構成したこと
を特徴としている。
おいて、前記第2レンズ群を物体側より順に、正レン
ズ、負レンズと正レンズの接合レンズにて構成したこと
を特徴としている。
か1項の発明において、前記第3レンズ群を単一の正レ
ンズにて構成したことを特徴としている。
か1項の発明において、前記第2レンズ群中の負レンズ
の材質の屈折率及びアッベ数を各々nd,νdとすると
き、 nd<1.8…(1) νd<40…(2) の条件を満足することを特徴としている。
か1項の発明において、広角端から望遠端への変倍に際
して、前記第1レンズ群が最も物体側に配置された状態
と最も像側に配置された状態との光軸上の距離をX1、
物体距離無限遠時に広角端からの望遠端への変倍に際し
て、第3レンズ群が最も物体側に配置された状態と最も
像側に配置された状態との光軸上の距離をX3とした時
に、 0.1<|X1/X3|<7.0…(3) の条件を満足することを特徴としている。
か1項の発明において、望遠端における前記第1レンズ
群の最も物体側に配置されたレンズの物体側頂点から、
像面までの距離をDL、前記第1レンズ群の最も物体側
に配置されたレンズの物体側頂点から、該第1レンズ群
の最も像側に配置されたレンズの像側頂点までの距離を
DL1、前記第2レンズ群の最も物体側に配置されたレ
ンズの物体側頂点から、該第2レンズ群の最も像側に配
置されたレンズの像側頂点までの距離をDL2、前記第
3レンズ群の最も物体側に配置されたレンズの物体側頂
点から、該第3レンズ群の最も像側に配置されたレンズ
の像側頂点までの距離をDL3とした時に、 0.25<(DL1+DL2+DL3)/DL<0.45…(4) の条件を満足することを特徴としている。
れか1項の発明において、前記第2レンズ群を構成する
レンズの光軸上の厚みの合計をDD2、第2レンズ群中
の空気間隔の合計をDA2としたときに、 0.02<DA2/DD2<0.25…(5) の条件を満足することを特徴としている。
ずれか1項の発明において、前記第3群を物体側に移動
させて無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングを
行うことを特徴としている。
ら11のいずれか1項のズームレンズを有していること
を特徴としている。
施例の数値実施例1のレンズ断面図である。図2〜図4
は本発明の実施形態の数値実施例1の広角端,中間,望
遠端の収差図である。
レンズ断面図である。図6〜図8は本発明の実施形態の
数値実施例2の広角端,中間,望遠端の収差図である。
レンズ断面図である。図10〜図12は本発明の実施形
態の数値実施例3の広角端,中間,望遠端の収差図であ
る。
ある。
第1群(第1レンズ群)、L2は正の屈折力の第2群
(第2レンズ群)、L3は正の屈折力の第3群(第3レ
ンズ群)、SPは開口絞り、IPは像面である。Gはフ
ィルターや色分解プリズム等のガラスブロックである。
ついて説明する。
に、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2
レンズ群L2、そして正の屈折力の第3レンズ群L3の
3つのレンズ群を有しており、広角端から望遠端へのズ
ーミングに際して、第1レンズ群が像側に凸の往復移
動、第2レンズ群が物体側に移動し、第3レンズ群は像
側に移動若しくは、像側に凸の軌跡で移動している。
移動により主な変倍を行い、第1レンズ群の往復移動及
び第3レンズ群による像側方向への移動若しくは、像側
に凸の軌跡で移動によって変倍に伴う像点の移動を補正
している。
撮影レンズの屈折力の増大を分担し、第1、第2レンズ
群で構成されるショートズーム系の屈折力を減らす事で
特に第1レンズ群を構成するレンズでの収差の発生を抑
え良好な光学性能を達成している。また、特に固体撮像
素子等を用いた撮影装置(光学機器)に必要な像側のテ
レセントリックな結像を第3レンズ群にフィールドレン
ズの役割を持たせる事で達成している。
側に置き、広角側での入射瞳と第1レンズ群との距離を
縮める事で第1レンズ群を構成するレンズの外径の増大
を抑えると共に、第2レンズ群の物体側に配置した絞り
を挟んで第1レンズ群と第3レンズ群とで軸外の諸収差
を打ち消す事で構成レンズ枚数を増やさずに良好な光学
性能を得ている。
1枚の負レンズと1枚の正レンズを有し、第2レンズ群
が1組の接合レンズと正レンズにて構成し、第3レンズ
群が少なくとも1枚の正レンズを有することを特徴とし
ている。
屈折力の第1レンズ群を物体側から順に像側に凹面を向
けた負レンズ11、物体側に凸面を向けたメニスカス状
の正レンズ12の2枚のレンズで構成し、正の屈折力の
第2レンズ群を、両レンズ面が凸面の正レンズ、物体側
に凹面を向けた負レンズ、両レンズ面が凸面の正レンズ
を有し、これらのレンズのうちから1組の接合レンズを
有するようにし、全体として3枚のレンズで構成し、正
の屈折力の第3レンズ群を物体側に凸面を向けた単一の
正レンズ31で構成している。
と収差補正とを両立するレンズ構成とすることにより、
良好な光学性能を保ちつつ、レンズ系のコンパクト化を
達成している。負の屈折力の第1レンズ群は、軸外主光
線を絞り中心に瞳結像させる役割を持っており、特に広
角側においては軸外主光線の屈折量が大きいために軸外
諸収差、とくに非点収差と歪曲収差が発生し易い。そこ
で、通常の広角レンズと同様、最も物体側のレンズ径の
増大が抑えられる負レンズと正レンズの構成としてい
る。尚、負レンズ11の像側のレンズ面をレンズ周辺で
負の屈折力が弱くなる非球面とするのが良く、これによ
れば、非点収差と歪曲収差をバランス良く補正すると共
に、2枚と言う少ない枚数で第1レンズ群を構成し、レ
ンズ全体のコンパクト化が容易となる。また第1レンズ
群を構成する各レンズは、軸外主光線の屈折によって生
じる軸外収差の発生を抑えるために絞りと光軸が交差す
る点を中心とする同心球面に近い形状をとっている。
ンズ群中の最も物体側に両レンズ面が凸面の正レンズ2
1を配置し、第1レンズ群を射出した軸外主光線の屈折
角を少なくし、軸外諸収差が発生しない様な形状として
いる。また、正レンズ21は、最も軸上光線の通る高さ
が高いレンズであり、主に球面収差、コマ収差の補正に
関与しているレンズである。本実施形態においては、正
レンズ21の物体側のレンズ面をレンズ周辺で正の屈折
力が弱くなる非球面とするのが良い。これによれば、球
面収差、コマ収差を良好に補正することが容易となる。
の像面側に配置された負レンズには物体側に凹面をもた
せる事により、正レンズ21の像側の面と、負レンズの
物体側の凹面とにより負の空気レンズを形成し、大口径
比化に伴って発生する球面収差の補正を行っている。
側に配置した正レンズの像側のレンズ面には周辺で正の
屈折力が強くなる非球面を設けるのが良い。これは、大
口径化で顕著になる球面収差の補正を効果的に行うこと
ができる。
体撮像素子の高画素化及びセルピッチの微細化に伴って
要求される、色収差量の縮小化に対応する為に、第2レ
ンズ群に負レンズと正レンズとを接合した接合レンズを
配置する事により、軸上色収差及び倍率色収差を良好に
補正している。
に凸面を設けた形状の凸レンズ(正レンズ)31を有
し、像側テレセントリックにするためのフィールドレン
ズとしての役割をも有している。また、凸レンズ31の
像側面には周辺で正の屈折力が弱くなる非球面を設けて
おり、ズーム全域での軸外諸収差の補正に寄与してい
る。いま、バックフォーカスをsk’、第3レンズ群の
焦点距離をf3、第3レンズ群の結像倍率をβ3とする
と、 sk’=f3(1−β3) の関係が成り立っている。ただし、 0<β3<1.0 である。ここで、広角から望遠への変倍に際して第3レ
ンズ群を像側に移動するとバックフォーカスsk’が減
少することになり、第3レンズ群の結像倍率β3は望遠
側で増大する。すると、結果的に第3レンズ群で変倍を
分担できて第2レンズ群の移動量が減少し、そのための
スペースが節約できるためにレンズ系の小型化に寄与す
る。
物体を撮影する場合には、第1レンズ群を物体側へ移動
することで良好な性能を得られるが、さらに望ましく
は、第3レンズ群を物体側に移動した方が良い。これ
は、最も物体側に配置した第1レンズ群をフォーカシン
グさせた場合に生じる、前玉径の増大、レンズ重量が最
も重い第1レンズ群を移動させる事によるアクチュエー
ターの負荷の増大を防ぎ、さらに第1レンズ群と第2レ
ンズ群とをカム等で単純に連携してズーミング時に移動
させることが可能となり、メカ構造の簡素化及び精度向
上を達成できるためである。
行う場合、広角端から望遠端への変倍に際して第3レン
ズ群を像側に移動する事により、フォーカシング移動量
の大きい望遠端を像面側に配置する事が出来る為、ズー
ミング及びフォーカシングで必要となる第3レンズ群ト
ータルの移動量を最小とする事が可能となり、これによ
ってレンズ系のコンパクト化を達成している。
件のうち少なくとも1つを満足させるのが良い。
質の屈折率及びアッベ数を各々nd,νdとするとき、 nd<1.8…(1) νd<40…(2) の条件を満足することである。
ール和が正の方向に増大し像面湾曲補正が困難となる。
また条件式(2)の上限値を超えると望遠端での軸上色
収差補正が困難となり好ましくない。
て、前記第1レンズ群が最も物体側に配置された状態と
最も像側に配置された状態との光軸上の距離をX1、物
体距離無限遠時に広角端からの望遠端への変倍に際し
て、第3レンズ群が最も物体側に配置された状態と最も
像側に配置された状態との光軸上の距離をX3とした時
に、 0.1<|X1/X3|<7.0…(3) の条件を満足することである。
胴時のレンズ全長短縮の為のものである。
に際しての第1レンズ群の総ストロークであり、X3は
物体距離無限遠時に広角端からの望遠端への変倍に際し
ての第3レンズ群の総ストロークである。
ンズ群の光軸上の移動量が増大し、第3レンズ群を移動
させる為のモーターシャフト長が長く必要となり、沈胴
全長を短くする事が難しくなり好ましくない。条件式
(3)の上限値を超えると、第1レンズ群の像側に向け
た凸の軌跡がきつくなり、第1レンズ群の広角端から望
遠端に至るカム軌跡の角度が大きくなる為、これも沈胴
全長を長くする要因となる為好ましくない。
最も物体側に配置されたレンズの物体側頂点から、像面
までの距離をDL、前記第1レンズ群の最も物体側に配
置されたレンズの物体側頂点から、該第1レンズ群の最
も像側に配置されたレンズの像側頂点までの距離をDL
1、前記第2レンズ群の最も物体側に配置されたレンズ
の物体側頂点から、該第2レンズ群の最も像側に配置さ
れたレンズの像側頂点までの距離をDL2、前記第3レ
ンズ群の最も物体側に配置されたレンズの物体側頂点か
ら、該第3レンズ群の最も像側に配置されたレンズの像
側頂点までの距離をDL3とした時に、 0.25<(DL1+DL2+DL3)/DL<0.45…(4) の条件を満足することである。
沈胴時のレンズ全長短縮の為のものである。
での光学全長は短くなるが各レンズ群の光軸上の長さの
合計が大きくなる為、沈胴全長が長くなり好ましくな
い。条件式(4)の下限値を超えると、各レンズ群の光
軸上の長さの合計が小さくなるが、望遠端での光学全長
が長く、必然的に各レンズ群の光軸上の移動量が増大す
る為、各レンズ群を移動させる為のカム環等の長さが長
くなり、結果的に沈胴全長が短くならず好ましくない。
の光軸上の厚みの合計をDD2、第2レンズ群中の空気
間隔の合計をDA2としたときに、 0.02<DA2/DD2<0.25…(5) の条件を満足することである。
好な結像性能の達成を両立させる為のものである。
ンズ群の光軸上の長さが長くなりコンパクト化が達成困
難となり好ましくない。条件式(5)の下限値を超える
と、空気レンズのパワーが小さくなり球面収差補正が困
難となり好ましくない。
いて説明する。
2倍、開口比2.9〜4.0程度のズームレンズであ
る。図1に光学断面図を示す。
1レンズ群を物体側から順に像側に凹面を向けたメニス
カス状の負レンズ11、物体側に凸面を向けたメニスカ
ス状の正レンズ12の2枚のレンズで構成している。
に、両レンズ面が凸面の正レンズ21、両レンズ面が凹
面の負レンズ22、両レンズ面が凸面の正レンズ23の
3枚のレンズを有し、負レンズ22と正レンズ23とを
接合レンズで構成している。又、正の屈折力の第3レン
ズ群を物体側に凸面を向けた正レンズ31で構成してい
る。
倍、開口比2.7〜4.0程度のズームレンズである。
図5に光学断面図を示す。
1レンズ群を物体側から順に像側に凹面を向けたメニス
カス状の負レンズ11、物体側に凸面を向けたメニスカ
ス状の正レンズ12の2枚のレンズで構成している。
に、両レンズ面が凸面の正レンズ21、両レンズ面が凹
面の負レンズ22、両レンズ面が凸面の正レンズ23の
3枚のレンズを有し、正レンズ21と負レンズ22とを
接合レンズで構成している。又、正の屈折力の第3レン
ズ群を両レンズ面が凸面の正レンズ31で構成してい
る。
際して、第1レンズ群が像側に凸の往復移動、第2レン
ズ群が物体側に移動し、第3レンズ群は像側に凸の軌跡
で移動している。
2.0倍、開口比2.8〜4.0程度のズームレンズで
ある。図9に光学断面図を示す。
1レンズ群を物体側から順に両レンズ面が凹面の負レン
ズ11、物体側に凸面を向けたメニスカス状の正レンズ
12の2枚のレンズで構成している。
に、両レンズ面が凸面の正レンズ21、両レンズ面が凸
面の正レンズ22、両レンズ面が凹面の負レンズ23の
3枚のレンズを有し、正レンズ22と負レンズ23とを
接合レンズで構成している。又、正の屈折力の第3レン
ズ群を両レンズ面が凸面の正レンズ31で構成してい
る。
際して、第1群が物体側に移動し、第2群も物体側に移
動し、第3群は像側に凸の軌跡で移動している。
定することにより、特に、 (イ-1)物体側より順に負の屈折力の第1レンズ群、正の
屈折力の第2レンズ群、そして正の屈折力の第3レンズ
群の3つのレンズ群を配し、各群の間隔を変化させて変
倍を行い、第1レンズ群を物体側から順に凹レンズと凸
レンズの2枚、第2レンズ群を物体側から順に単一の凸
レンズと凸レンズと凹レンズの接合レンズ、若しくは凸
レンズと凹レンズの接合レンズと単一の凸レンズ、若し
くは単一の凸レンズと凸レンズと凹レンズの接合レンズ
の合計3枚のレンズにて構成し、第3レンズ群を少なく
とも1枚の凸レンズで構成することで、特に固体撮像素
子を用いた撮影系に好適な、構成レンズ枚数が少なくコ
ンパクトで、特に色収差を良好に補正した優れた光学性
能を有するズームレンズが達成出来る。
入することによって軸外諸収差、特に非点収差・歪曲収
差および大口径比化した際の球面収差の補正が効果的に
行える。などの効果が得られる。
して用いたビデオカメラの実施形態を図13を用いて説
明する。
体、11は本発明のズームレンズによって構成された撮
影光学系、12は撮影光学系11によって被写体像を受
光するCCD等の撮像素子、13は撮像素子12が受光
した被写体像を記録する記録手段、14は不図示の表示
素子に表示された被写体像を観察するためのファインダ
ーである。上記表示素子は液晶パネル等によって構成さ
れ、撮像素子12上に形成された被写体像が表示され
る。15は、前記ファインダーと同等の機能を有する液
晶表示パネルである。
カメラ等の光学機器に適用することにより、小型で高い
光学性能を有する光学機器を実現している。
に第i番目の面の曲率半径、diは物体側より順に第i
番目の面と第(i+1)番目の面の間隔、niとνiは
各々物体側より順に第i番目の光学部材のガラスの屈折
率とアッベ数である。
直方向にH軸、光の進行方向を正とし、Rを近軸曲率半
径、各非球面係数をK,B,C,D,E,Fとしたと
き、
Z」の表示は「10-Z」を意味する。
数値との関係を表1に示す。
いた撮影系に好適な、構成レンズ枚数の少ない、コンパ
クトで、優れた光学性能を有するズームレンズ及びそれ
を用いた光学機器を達成することができる。
Claims (12)
- 【請求項1】 物体側より順に、負の屈折力の第1レン
ズ群、正の屈折力の第2レンズ群、そして正の屈折力の
第3レンズ群の3つのレンズ群を有し、各レンズ群の間
隔を変化させて変倍を行うズームレンズにおいて、該第
1レンズ群は1枚の負レンズと1枚の正レンズを有し、
該第2レンズ群は一組の接合レンズと1枚の正レンズに
て構成し、該第3レンズ群は少なくとも1枚の正レンズ
を有することを特徴とするズームレンズ。 - 【請求項2】 前記第1レンズ群を負レンズと正レンズ
の2枚のレンズにて構成したことを特徹とする請求項1
のズームレンズ。 - 【請求項3】 前記第2レンズ群を物体側より順に、正
レンズと負レンズの接合レンズ、正レンズにて構成した
ことを特徴とする請求項1又は2のズームレンズ。 - 【請求項4】 前記第2レンズ群を物体側より順に、正
レンズ、正レンズと負レンズの接合レンズにて構成した
ことを特徴とする請求項1又は2のズームレンズ。 - 【請求項5】 前記第2レンズ群を物体側より順に、正
レンズ、負レンズと正レンズの接合レンズにて構成した
ことを特徴とする請求項1又は2のズームレンズ。 - 【請求項6】 前記第3レンズ群を単一の正レンズにて
構成したことを特徴とする請求項1から5のいずれか1
項のズームレンズ。 - 【請求項7】 前記第2レンズ群中の負レンズの材質の
屈折率及びアッベ数を各々nd,νdとするとき、 nd<1.8 νd<40 の条件を満足することを特徴とする請求項1から6のい
ずれか1項のズームレンズ。 - 【請求項8】 広角端から望遠端への変倍に際して、前
記第1レンズ群が最も物体側に配置された状態と最も像
側に配置された状態との光軸上の距離をX1、物体距離
無限遠時に広角端からの望遠端への変倍に際して、第3
レンズ群が最も物体側に配置された状態と最も像側に配
置された状態との光軸上の距離をX3とした時に、 0.1<|X1/X3|<7.0 の条件を満足することを特徴とする請求項1から7のい
ずれか1項のズームレンズ。 - 【請求項9】 望遠端における前記第1レンズ群の最も
物体側に配置されたレンズの物体側頂点から、像面まで
の距離をDL、前記第1レンズ群の最も物体側に配置さ
れたレンズの物体側頂点から、該第1レンズ群の最も像
側に配置されたレンズの像側頂点までの距離をDL1、
前記第2レンズ群の最も物体側に配置されたレンズの物
体側頂点から、該第2レンズ群の最も像側に配置された
レンズの像側頂点までの距離をDL2、前記第3レンズ
群の最も物体側に配置されたレンズの物体側頂点から、
該第3レンズ群の最も像側に配置されたレンズの像側頂
点までの距離をDL3とした時に、 0.25<(DL1+DL2+DL3)/DL<0.4
5 の条件を満足することを特徴とする請求項1から8のい
ずれか1項のズームレンズ。 - 【請求項10】 前記第2レンズ群を構成するレンズの
光軸上の厚みの合計をDD2、第2レンズ群中の空気間
隔の合計をDA2としたときに、 0.02<DA2/DD2<0.25 の条件を満足することを特徴とする請求項1から9のい
ずれか1項のズームレンズ。 - 【請求項11】 前記第3群を物体側に移動させて無限
遠物体から近距離物体へのフォーカシングを行うことを
特徴とする請求項1から10のいずれか1項のズームレ
ンズ。 - 【請求項12】 請求項1から11のいずれか1項のズ
ームレンズを有していることを特徴とするカメラ。
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