JPH06308431A - 像安定化装置 - Google Patents

像安定化装置

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JPH06308431A
JPH06308431A JP9748093A JP9748093A JPH06308431A JP H06308431 A JPH06308431 A JP H06308431A JP 9748093 A JP9748093 A JP 9748093A JP 9748093 A JP9748093 A JP 9748093A JP H06308431 A JPH06308431 A JP H06308431A
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JP
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binoculars
apex angle
prism
blur
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JP9748093A
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English (en)
Inventor
Koichi Nagata
浩一 永田
Kazuto Tanaka
和人 田中
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 像ブレ防止手段を内蔵してなるアダプタを双
眼鏡に着脱可能に構成することにより、1つの双眼鏡で
用途に応じて像ブレ防止機能を選択的に付加することを
可能とし、さらに既存の双眼鏡にも像ブレ防止手段を後
付けすることができるようにする。 【構成】 像安定化装置1をアダプタ化し、このアダプ
タを双眼鏡21に装着する装着手段6を設ける。角速度セ
ンサ9aおよび9bによってそれぞれ検出されたケース5の
水平方向と垂直方向のブレ角速度に基づいて、補正信号
出力手段10a ,10b によりこのブレを補正するための、
可変頂角プリズム3,4の頂角を拡縮させるモータ11a,
11b の駆動量を制御する補正信号が出力されて、このモ
ータ11a,11b を駆動し、可変頂角プリズム3,4の頂角
を拡縮させる。像安定化装置1に入射した物体からの光
束2a,2b は可変頂角プリズム3,4の頂角に応じてそれ
ぞれ水平方向、垂直方向に所望量だけ偏向されて、双眼
鏡21の光軸に平行に、この双眼鏡21に入射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は双眼鏡の像安定化装置、
すなわち双眼鏡が振動を受けた場合に光学像がブレて観
察されるのを防止する像安定化装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】双眼
鏡等の光学的な観測を目的とした光学装置を手で保持し
て操作する場合、特に双眼鏡を航空機や車輌等に持ち込
んで使用する場合には、航空機、車輌等の振動や動揺が
双眼鏡に伝わり、光軸に対する観察物体からの光束の射
出角度が変動し、観察される光学像を劣化させることが
多い。双眼鏡に伝わる振動は、その振幅がたとえ小さく
とも、視界が狭いことや、接眼レンズによって光束の射
出角度が拡大されており、また接眼レンズによって対物
レンズの像が拡大されて観察され最終的に視覚に訴える
像は劣化して観察されるので、望遠鏡系の倍率が高くな
るに従って、振動等によって生ずる光軸に対する観察物
体からの光束の射出角度の変動、観察される像の劣化は
無視できなくなる。
【0003】これまでにも、双眼鏡等の光学装置に伝わ
る振動や動揺によって光軸に対する観察物体からの光束
の射出角度が変動し観察される像が劣化することを防止
するための像安定化装置が種々提案されている。
【0004】例えば特公昭57-37852号公報には双眼鏡に
おける観察像のブレを補正するためこの双眼鏡内に回転
慣性体(ジャイロモータ)を使用した防振手段を設けた
ものが開示されている。
【0005】すなわち、この技術は双眼鏡の対物レンズ
と接眼レンズの間の光軸上に正立プリズムを配し、この
正立プリズムを、回転慣性体が取り付けられた単一のジ
ンバル懸架手段上に装着し、双眼鏡が手ブレ等により振
動しても正立プリズムは略同一空間位置に保持して双眼
鏡の観察像のブレを防止するようにしたものである。
【0006】このような従来技術は高精度で像安定化が
図れる一方、双眼鏡の倍率、解像力を上げるのに伴ない
対物レンズの有効径が大きくなり、正立プリズムが大型
化し、これによりこのプリズムを空間的に保持する回転
慣性体の重量が大きくなり、またこの回転慣性体を駆動
させるための消費電力も大きくなる。
【0007】したがって、双眼鏡自体も大型化し、重量
も重くなり、さらにはバッテリーも大容量のものが必要
となるため、手軽にあるいは長時間に亘って風景等を観
察する用途にはあまり適さない。
【0008】一方、特公昭56-21133号および特開平2-16
8223号公報には、写真用カメラやビデオカメラ等のいわ
ゆる単眼の光学系の内部に、これらのブレを検出するブ
レ検出手段とこのブレ検出手段によって検出されたブレ
量に基づきこの像ブレを補正するための補正光学系(ア
クチュエータも含まれる)を設けたものが開示されてい
る。そしてこの補正光学系としては、2枚の平行平面板
の周縁同士を全周に亘ってベローズによって接続し、こ
の2枚の平行平面板の間に適当な屈折率の透明な液体を
封入させて形成した可変頂角プリズムが用いられてい
る。
【0009】しかしこの提案は前述したように、写真用
カメラやビデオカメラ等のいわゆる単眼の光学系の技術
であり、これをそのまま双眼鏡に適用しようとすると、
通常上記単眼の光学系を一対組み合わせることとなる。
ところが上記単眼の光学系を単に一対組み合わせただけ
では、各々の光学系が独自に安定化されるため左右の光
学系の光軸が常に平行になるとは限らないという問題を
生ずる。さらに前述した回転慣性体を用いた従来技術と
比べると双眼鏡自体の小型化、軽量化あるいは消費電力
の省力化が図れるものの、像ブレ防止手段を内蔵してい
ない双眼鏡と比べるとどうしても大型となり重量も重く
なる。また、バッテリーも必要となり、高価となること
も避けられない。
【0010】ところで、双眼鏡の使用者にとっては、上
述した如き像ブレ防止手段を備えた双眼鏡であることが
望ましいが、用途によっては小型で軽量な、像ブレ防止
手段を有していない単純な双眼鏡を望むことも多い。す
なわち、航空機、船舶、車輌等の乗物に搭乗しながら目
的とする物体を観察する場合等には像ブレ防止手段が必
要となるが、静止している場所において風景等を観察す
る場合、あるいは三脚等に双眼鏡を固定してバードウォ
ッチングを楽しむ場合等には必ずしも像ブレ防止手段を
内蔵していることは必要とされず、むしろ持ち運びに便
利なコンパクトで軽量なものが望まれることが多く、使
用者の要求は用途によって変化する。
【0011】したがって、使用者が用途に応じた最適な
双眼鏡を選択しようとすれば、像ブレ防止手段を搭載し
ているものと搭載していないものの2機種を購入する必
要があり、使用者の経済的な負担は大きくなる。
【0012】また、最初に像ブレ防止手段を内蔵してい
ない双眼鏡を購入し、その後必要に迫られた時に、ある
いは経済的に余裕ができたときに像ブレ防止を可能とす
る双眼鏡を購入したいと望むことも多く、このような場
合に、従来より有している既存の双眼鏡に像ブレ防止機
能を付加することができれば使用者にとって大変便利で
ある。
【0013】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
ので、一つの双眼鏡で用途に応じて像ブレ防止機能の有
無の選択を可能とし、さらには従来有していた単眼鏡も
しくは双眼鏡に、後から像ブレ防止機能の付加を可能と
する像安定化装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0014】さらに、双眼鏡に像ブレ防止機能を付加し
た場合にも、全体として小型化、軽量化、消費電力の省
力化を図ることができる、構造が簡単で安価な像安定化
装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の像安定化装置
は、双眼鏡の対物レンズの前側に着脱可能に配される像
ブレ防止手段を内蔵してなるアダプタであって、物体か
らの光束を少なくとも垂直方向に偏向せしめて出射する
可変頂角プリズムを内蔵してなるアダプタ筐体と、この
アダプタ筐体を双眼鏡の一部に、前記出射された光束が
この双眼鏡の対物レンズに入射するような位置に着脱可
能に装着する装着手段と、前記アダプタ筐体の前記少な
くとも垂直方向のブレに伴なうブレ角度情報を検出す
る、アダプタ筐体に固設された角度情報検出手段と、前
記検出されたブレ角度情報に基づき、前記ブレに伴なう
前記対物レンズに導かれる光束のブレが小さくなるよう
に、前記可変頂角プリズムの頂角を拡縮せしめるプリズ
ム頂角制御手段とを備えてなることを特徴とするもので
ある。
【0016】上記角度情報検出手段とは、角度、角速度
あるいは角加速度等の角度情報を検出できるセンサであ
ればいかなる形式のものでもよい。
【0017】また上記角度情報検出手段として角速度セ
ンサを用いる場合に、この角速度センサを正三角柱振動
子と圧電セラミックを用いた圧電振動ジャイロセンサに
より構成することも可能である。
【0018】なお前述した垂直方向とは、双眼鏡を水平
線に沿わせて用いる、通常の使用形態における水平面に
対して鉛直な方向を意味するものである。
【0019】さらに前記物体からの光束を少なくとも垂
直方向に偏向せしめて出射する可変頂角プリズムとは、
1つの可変頂角プリズムが少なくとも前記光束を垂直方
向に偏向せしめて出射するものであってもよいし、また
2つの可変頂角プリズムがそれぞれ前記光束を垂直方
向、水平方向に偏向せしめて出射するものであってもよ
い。
【0020】
【作用】上記構成によれば、双眼鏡に像ブレ防止手段を
着脱可能に取り付けることができるので、一つの双眼鏡
を用い用途に応じて像ブレ防止機能を付けたものと、付
けないものを選択することができる。
【0021】すなわち、ブレのない観察像を確実に得た
いとき、あるいは航空機、車輌等に搭乗したときに目的
物を観察したい場合等においては双眼鏡に本発明の像安
定化装置を装着した状態で使用し、一方観察像に多少の
像ブレがあってもそれ程支障がなく、むしろ携帯性や手
軽さを重視する場合には双眼鏡に本発明の像安定化装置
を装着しない状態で使用するという2通りの使用方法を
選択することができる。
【0022】また、最初に像ブレ防止機能を有していな
い双眼鏡を購入しておいて、後で像ブレ防止機能が必要
となったとき、あるいは経済的に余裕ができたときにこ
の像安定化装置を購入して像ブレ防止機能を付加するこ
とも可能となり使用者にとって大変便利になる。
【0023】またこの像ブレ防止機能は、双眼鏡に物体
からの光束を導く、少なくとも垂直方向に偏向可能とさ
れた可変頂角プリズムを有し、アダプタ筐体のブレに伴
なうブレ角度情報を角度情報検出手段により検出し、プ
リズム頂角拡縮手段により、この検出量に基づいて出射
光束のブレを小さくするように上記偏向可能とされた可
変頂角プリズムの偏向量を決定し、この決定された偏向
量に応じた制御信号に基づいて前記偏向可能とされた可
変頂角プリズムの頂角を所定量だけ拡縮せしめることに
よって実現している。このようにセンサ、光束方向補正
光学系、信号制御系およびプリズムの頂角を拡縮せしめ
るアクチュエータにより像ブレ防止機能を実現している
ので構成が簡単で装置の小型化、軽量化が図れ、また消
費電力の省力化および製造コストの低廉化が図れる。
【0024】さらに、上記角度情報検出手段として正三
角柱振動子と圧電セラミックを組み合わせた圧電振動ジ
ャイロセンサを用いた場合には、このセンサのサイズが
極めて小さく、軽量で安価であることから、装置の小型
化、軽量化および製造コストの低廉化をさらに促進する
ことが可能である。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。
【0026】図1は本発明の実施例に係る像安定化装置
を双眼鏡に装着した状態を示す概略図、図2は図1に示
す像安定化装置1に用いられる可変頂角プリズムの構成
を示す斜視図である。図1に示すように、本実施例の像
安定化装置1は物体からの一対の光束2a,2bを垂直方向
に所望の角度だけ偏向させて出射せしめる第1の可変頂
角プリズム3と、この第1の可変頂角プリズム3からの
射出光束を水平方向に所望の角度だけ偏向させて出射せ
しめる第2の可変頂角プリズム4と、これら2つの可変
頂角プリズム3,4を収納するケース5と、第2の可変
頂角プリズム4から出射された一対の光束2a,2bが双眼
鏡21の2つの対物レンズ22a ,22b にそれぞれ入射する
位置において、このケース5を双眼鏡21の前側部分に装
着せしめる装着手段6を備えている。上記第1の可変頂
角プリズム3は図2に示すように2枚の同質の材料から
なる平行平面ガラス板3aおよび3bの周縁同士が全周に亘
ってベローズ3cによって接続された可撓性の箱体の内部
に、ガラス板3a,3bと略同一の屈折率の透明な液体3dを
充填して形成されていて、上記2枚のガラス板3a,3bは
ベローズ3cの伸縮幅の範囲内において、水平軸x−xを
回転軸として回転自在とされ、それにより入射する光束
2a,2bを水平軸x−xと垂直に交わる垂直軸y−y方向
に、2枚のガラス板3aと3bとの交角(プリズムの頂角)
に応じた角度だけ偏向させるプリズムである。また上記
第2の可変頂角プリズム4も図2の括弧書に示すように
上記第1の可変頂角プリズム3と同じ構成、すなわち2
枚の同質の材料からなる平行平面ガラス板4aおよび4b並
びにベローズ4c、ガラス板4a,4bと略同一の屈折率の透
明な液体4dからなり、2枚のガラス板4a,4bはベローズ
4cの伸縮幅の範囲内において、垂直軸y−yを回転軸と
して回転自在とされ、それにより入射する光束2a,2bを
水平軸x−x方向に、2枚のガラス板4aと4bとの交角
(プリズムの頂角)に応じた角度だけ偏向させるプリズ
ムである。
【0027】なお双眼鏡21は一般に、図4に示すように
1対の対物レンズ22a,22b 、1対の正立プリズム23a,23
b および1対の接眼レンズ24a,24b からなる、互いに平
行な光軸を有する1対の単眼鏡光学系を備えており、物
体からの一対の光束2a,2bがこの像安定化装置1に入射
した際の相対位置を維持しつつこれら一対の光学系に確
実に導かれるように、またこの装置1の構成を簡素化す
る観点からも、これら一対の光束2a,2bを各々同一の可
変頂角プリズム3,4を通過させることが要求されるた
め上記可変頂角プリズム3,4は図2に示すごとく広幅
の形状とされている。
【0028】さらにこの像安定化装置1はケース5に固
定された、このケース5の垂直軸y−y方向のブレ角速
度を検出する角速度センサ9aおよびこのケース5の水平
軸x−x方向のブレ角速度を検出する角速度センサ9b
と、この角速度センサ9a,9bによりそれぞれ検出された
角速度ωy ,ωx からこのケース5のブレによる垂直軸
y−y方向および水平軸x−x方向の各ブレ角度θy
θx を算出し、この各方向ごとのブレ角度θy ,θx
ゼロに近付けるように、この各方向ごとのブレ方向とは
逆方向に偏向させる各偏向角を算出し、この各偏向角を
上記各可変頂角プリズム3,4により得るために要する
各可変頂角プリズム3,4ごとの頂角を算出してこの各
頂角に応じた電圧信号を各別に出力する補正信号出力手
段10a ,10b と、この補正信号出力手段10a ,10b から
の電圧信号に基づいて第1の可変頂角プリズム3および
第2の可変頂角プリズム4の各ガラス板3a,3bおよび4
a,4bを回転駆動して各プリズム3,4の頂角を拡縮せ
しめるモータ11a ,11b を備えている。
【0029】次に本実施例の作用について説明する。
【0030】前記垂直軸y−y方向(以下、上下方向と
いう)および前記水平軸x−x方向(以下、左右方向と
いう)の像ブレがない状態においては、図3(a) に示す
ように双眼鏡21の2つの光軸に対して、2つの可変頂角
プリズム3,4のガラス板3a,3bおよび4a,4bがすべて
垂直に設定される。このとき物体からの光束2は第1の
可変頂角プリズム3のガラス板3aに垂直に入射し、この
第1の可変頂角プリズム3によって偏向されることなく
ガラス板3bより出射されて第2の可変頂角プリズム4の
ガラス板4aに垂直に入射される。この第2の可変頂角プ
リズム4に入射した光束2はこの第1の可変頂角プリズ
ム3によって偏向されることなくガラス板4bより出射さ
れて、双眼鏡21の対物レンズ22に、この双眼鏡21の光軸
に対して平行に入射する。
【0031】これに対して図3(b) に示すように、双眼
鏡21が上下方向にブレて角度θy だけ上方向に傾いたと
き、これに伴い双眼鏡21と一体化された像安定化装置1
も角度θy だけ上方向に傾き、これにより第1の可変頂
角プリズム3を上記上下方向に像ブレがない状態と同じ
状態にしておくと、観察していた物体からの光束2は双
眼鏡21の光軸に対して角度θy だけ傾いて入射し、さら
にこの角度θy が接眼レンズ24で拡大されるため観察者
には像が上下方向に大きく動いたように感じられる。
【0032】そこで本実施例の装置1は、このブレ角度
θy に応じて第1の可変頂角プリズム3のガラス板3a,
3bを回転させ、それにより第1の可変頂角プリズム3の
頂角を変動させて、この第1の可変頂角プリズム3に入
射した光束2を下方向に角度θy だけ偏向させて出射さ
せる。この結果第1の可変頂角プリズム3から出射した
光束2は双眼鏡21の光軸に対して平行にされて第2の可
変頂角プリズム4に垂直に入射し、この第2の可変頂角
プリズム4によって偏向されることなく、すなわち双眼
鏡21の光軸に対して平行の状態のまま第2の可変頂角プ
リズム4から出射して双眼鏡21に入射する。
【0033】具体的には、このケース5に固定された角
速度センサ9aにより、この装置1の上方向へのブレに伴
う角速度ωy が検出され、補正信号出力手段10a がこの
角速度ωy に基づいてケース5の上方向のブレ角度θy
を算出し、この上方向のブレ角度θy をゼロに近付ける
ように、この上方向とは逆の下方向に偏向させる偏向角
θy を算出し、この偏向角θy を第1の可変頂角プリズ
ム3により得るために要するこのプリズム3の頂角αを
算出してこの頂角αに応じた電圧信号を出力する。次い
でモータ11a がこの電圧信号に基づいて第1の可変頂角
プリズム3のガラス板3a,3bを回転駆動してこのプリズ
ム3の頂角を上記算出された頂角αに設定する。
【0034】この結果、図3(b) に示されるように、光
束2の第2の可変頂角プリズム4に対する上下方向の入
射角はブレのない状態時と等しくなり、この後光束2は
双眼鏡21の対物レンズ22に、この双眼鏡21の光軸に対し
て平行に入射する。
【0035】したがって双眼鏡21が上下方向にブレた場
合であっても、観察者がこの像安定化装置1を介した双
眼鏡21によってブレのない物体を観察することができ
る。
【0036】上述した本実施例の装置1の作用は双眼鏡
21の上下方向のみのブレについて光束2の進行方向の補
正を行う説明であるが、本実施例の装置1はこの上下方
向のブレのほか左右方向のブレ、並びに上下方向のブレ
と左右方向のブレとが組み合わされたブレについても、
上記上下方向のみのブレと同様の光束2の進行方向の補
正を行うことができることは上記構成より明らかであ
る。
【0037】すなわちケース5に固定された角速度セン
サ9bによりこの装置1の例えば左方向へのブレに伴う角
速度ωx が検出され、補正信号出力手段10b によってこ
の角速度ωx に基づいてケース5の左方向のブレ角度θ
x を算出し、この左方向のブレ角度θx をゼロに近付け
るように、この左方向とは逆の右方向に偏向させる偏向
角θx を算出し、この偏向角θx を第2の可変頂角プリ
ズム4により得るために要するこのプリズム4の頂角β
を算出してこの頂角βに応じた電圧信号を出力する。次
いでモータ11b がこの電圧信号に基づいて第2の可変頂
角プリズム4のガラス板4a,4bを回転駆動してこのプリ
ズム4の頂角を上記算出された頂角βに設定する。
【0038】この結果、光束2の双眼鏡21の対物レンズ
22に対する左右方向の入射角はブレのない状態時と等し
くなり、つまりこの光束2は双眼鏡21の対物レンズ22
に、この双眼鏡21の光軸に対して平行に入射するため、
観察者がこの像安定化装置1を介した双眼鏡21によって
ブレのない物体を観察することができる。
【0039】また上記上下方向のブレの補正と左右方向
のブレの補正とを同時に行うことによって、上下左右の
あらゆるブレを補正することができる。
【0040】なお通常双眼鏡の手ブレによって発生する
像ブレは上下方向のものが大きいため、一般の使用者に
とってはこの上下方向の像ブレのみを防止すれば十分で
あることが多く、このように左右方向のブレの防止機能
を省いた構成の像安定化装置を採用することもできる。
すなわち上記像安定化装置1において光束の進行方向の
ブレのうち左右方向の補正を行うための第2の可変頂角
プリズム4、角速度センサ9b、補正信号出力手段10b 、
モータ11b を排除することにより、この像安定化装置の
一層の小型化、軽量化を実現することができる。
【0041】ところで上記実施例の装置1は、モータ11
(モータ11a ,モータ11b を総称)に付加された、図示
しない角度センサにより検出された可変頂角プリズム
3,4の頂角α,βをフィードバックさせて位置フィー
ドバック制御を行うようにしているが、これに加えてこ
の可変頂角プリズム3,4の頂角拡縮速度をフィードバ
ックさせて速度フィードバック制御を行うようにすれ
ば、振幅の大きいブレに対しても適切にブレ補正を行う
ことが可能である。
【0042】次に図5を用いて上記角速度センサ9を詳
細に説明する。
【0043】この角度センサ9は、正三角柱振動子91と
3枚の圧電セラミック92a,92b,92cからなるコリオリの
力を利用した圧電振動ジャイロセンサであって、正三角
柱振動子91の3つの側面のうち2つの側面に検出用圧電
セラミック92a,92b を設け、他の1つの側面に帰還用圧
電セラミック92c を設けてなる。
【0044】2つの検出用圧電セラミック92a,92b から
は振動に応じて値の異なる2つの検出信号が出力され、
これら2つの差分を演算することにより角速度を得る。
【0045】なお帰還用圧電セラミック92c は、検出信
号の位相補正用に使用される。
【0046】この角度センサ9は構造が簡単で超小型で
あることから、像安定化装置1自体を簡単構造かつ小型
とすることができる。また高S/N比かつ高精度である
から角速度制御を高精度とすることができる。
【0047】次に像安定化装置1のケース5を双眼鏡21
に装着させる装着手段6について説明する。
【0048】この装着手段6は例えば図1に示すよう
に、この双眼鏡21の前側を握持する2本の弾性アームと
すればワンタッチで着脱操作を行うことができ便利であ
るが、像安定化装置1がある程度の重量を有するもので
ある場合は図6、図7に示すような構成のものとすれば
よい。
【0049】すなわち図6に示す装着手段はL字型状の
ブラケット部材61を用いて像安定化装置1と双眼鏡21を
互いに固定するもので、(a) はこれら両者を結合した状
態における斜視図、(b) はその側断面図である。このL
字型状のブラケット部材61の長辺側アーム部の端部付近
に穿孔された長孔62に2本の蝶ボルト64a,64b を通して
ケース5の底壁部に螺入せしめることにより、このブラ
ケット部材61にケース5を固定し、一方短辺側アーム部
の端部付近に穿孔された丸孔(図示せず)に三脚用固定
ネジ63を通して双眼鏡21の前面に設けられたネジ孔に螺
入せしめることにより、このブラケット部材61に双眼鏡
21を固定する。
【0050】なお上記2本の蝶ボルト64a,64b を通すブ
ラケット部材61の孔形状を長孔としたのは、双眼鏡21の
長さに応じその固定位置を変えるためである。したがっ
て三脚用固定ネジ63の取付け、取外しにより像安定化装
置1と双眼鏡21の着脱が可能となる。
【0051】また図7に示す装着手段はケース5の後壁
部に突設された2つの平行平板部65a,65b によって双眼
鏡21の前側部分を上下方向に挟持し、これにより像安定
化装置1と双眼鏡21を互いに固定するものである。
【0052】すなわちこの2つの平行平板部65a,65b の
間隔は、双眼鏡21の前側部分の高さよりもわずかに広い
程度の値に設定されており、さらにこの平行平板部65a,
65bの幅は、双眼鏡21の幅よりもわずかに広い程度の値
に設定されている。
【0053】この2つの平行平板部65a,65b の間に双眼
鏡21の前側部分が挿入された状態で、図示のように2つ
の平行平板部65a,65b を貫く蝶ボルト66とナット67の結
合操作を行う。これにより2つの平行平板部65a,65b の
間に双眼鏡21の前側部分が挟持されて、像安定化装置1
と双眼鏡21が互いに固定される。
【0054】なおこの蝶ボルト66とナット67は平行平板
部65a,65b の幅方向の中間付近に1組配するようにして
もよいし、これらの幅方向の両端付近に各々1組ずつ配
するようにしてもよい。
【0055】なお本発明の像安定化装置は上記実施例の
態様に限るものではなく、その他種々の態様を採ること
ができる。例えば上記2つの可変頂角プリズム3,4は
図8、図9にそれぞれ示されるような態様を採用するこ
とができる。
【0056】すなわち図8に示す可変頂角プリズムは、
上記実施例の可変頂角プリズムよりも幅方向の長さが短
く設定された2つ可変頂角プリズム31,32 を間隔をあけ
て並設し、これら2つ可変頂角プリズム31,32 の前側の
平行平面ガラス板31a,32a を、これらのガラス板31a,32
a の表面が常に共通の平面内に存するように、一体的に
垂直軸y−yあるいは水平軸x−xまわりに回転せしめ
る平板部材33a によって接続し、後側の平行平面ガラス
板31b,32b を、これらのガラス板31b 32b の表面が常に
共通の平面内に存するように、一体的に上記平板部材33
a と同一の軸まわりに回転せしめる平板部材33b によっ
て接続してなるものであって、各可変頂角プリズム31,3
2 をそれぞれ各別に通過した物体からの光束2a,2b を、
双眼鏡21の2つの対物レンズ22a,22b にそれぞれ各別に
入射せしめるように設定されている。
【0057】このように設定された可変頂角プリズム3
1,32 の作用は上記実施例の可変頂角プリズム3あるい
は4と同様であるが、上記実施例の可変頂角プリズム3
あるいは4に対してこの可変頂角プリズム31,32 の内部
に充填された液体の総量が少ないため、この可変頂角プ
リズムの頂角を拡縮させる際に発生するこの液体の流動
抵抗も小さく、したがってこのプリズムの頂角を拡縮さ
せるのに要する駆動力を小さくすることができ、モータ
の小型化を図ることによってこの像安定化装置自体を小
型化することが可能になる。
【0058】また図9に示す可変頂角プリズム34は、物
体からの光束2a,2b を1つのプリズムで上下方向および
左右方向の両方向に偏向せしめるように構成されたもの
である。
【0059】すなわち上記図2に示した可変頂角プリズ
ム3において、光束2に対して前側に位置する前側平行
平面ガラス3aを水平軸x−xまわりに回転自在に設け、
光束2に対して後側に位置する後側平行平面ガラス3bを
垂直軸y−yまわりに回転自在に設けることによって、
この前側平行平面ガラス3aを水平軸x−xまわりに回転
させて光束2を上下方向に偏向させ、後側平行平面ガラ
ス3bを垂直軸y−yまわりに回転させて光束2を左右方
向に偏向させることができる。
【0060】上述のような種々の実施態様の他にも、例
えば角度情報検出手段として角加速度センサを用いるこ
ともできる。
【0061】
【発明の効果】本発明の像安定化装置は、簡単な構成の
像ブレ防止機能を内蔵した、双眼鏡とは別体のアダプタ
として形成されており、このアダプタを双眼鏡に着脱可
能としているので、1つの双眼鏡に用途に応じて像ブレ
防止機能を付加し、あるいは排除することを選択するこ
とができ、さらに既存の双眼鏡に必要に応じて像ブレ防
止機能を後付けすることができ、使用者にとって大変便
利であり、また経済的であり、その実用的価値は非常に
大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る像安定化装置を双眼鏡に
装着した状態を示す概略図
【図2】図1に示す像安定化装置1に用いられる可変頂
角プリズムの構成を示す斜視図
【図3】像安定化装置1の作用を説明するための作用説
明図
【図4】像安定化装置1の光学系と双眼鏡21の光学系と
の位置関係を示す斜視図
【図5】角速度センサ9の詳細を示す斜視図
【図6】(a) 装着手段の変更例を示す斜視図、(b) (a)
に示す装着手段の側断面図
【図7】装着手段の他の態様を示す側断面図
【図8】可変頂角プリズムの変更例を示す斜視図
【図9】可変頂角プリズムの他の態様を示す斜視図
【符号の説明】
1 像安定化装置 2,2a,2b 光束 3,4,31,32,34 可変頂角プリズム 3a,3b,4a,4b,31a,31b,32a,32b 平行平面ガラス板 3c,4c ベローズ 3d,4d ガラス板と略同一屈折率の透明な液体 5 ケース 6 装着手段 9,9a,9b 角速度センサ 10a,10b 補正信号出力手段 11a,11b モータ 21 双眼鏡 22a,22b 対物レンズ 23a,23b 正立プリズム 24a,24b 接眼レンズ 61 ブラケット部材 62 長孔 63 三脚用固定ネジ 64a,64b,66 蝶ボルト 65a,65b 平行平板部 67 ナット 91 正三角柱振動子 92a,92b,92c 圧電セラミック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体からの光束を少なくとも垂直方向に
    偏向せしめて出射する可変頂角プリズムを内蔵してなる
    アダプタ筐体と、 該アダプタ筐体を双眼鏡の一部に、前記出射された光束
    が該双眼鏡の対物レンズに入射するような位置に着脱可
    能に装着する装着手段と、 前記アダプタ筐体の前記垂直方向のブレに伴なうブレ角
    度情報を検出する、該アダプタ筐体に固設された角度情
    報検出手段と、 前記検出されたブレ角度情報に基づき、前記ブレに伴な
    う前記対物レンズに導かれる光束のブレが小さくなるよ
    うに、前記可変頂角プリズムの頂角を拡縮せしめるプリ
    ズム頂角制御手段とを備えてなることを特徴とする像安
    定化装置。
  2. 【請求項2】 前記角度情報検出手段が、前記アダプタ
    筐体のブレに伴なう角速度量を検出する角速度センサで
    あって、正三角柱振動子と圧電セラミックを用いた圧電
    振動ジャイロセンサからなることを特徴とする請求項1
    記載の像安定化装置。
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