JPH06250099A - 像安定化装置 - Google Patents

像安定化装置

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JPH06250099A
JPH06250099A JP3512893A JP3512893A JPH06250099A JP H06250099 A JPH06250099 A JP H06250099A JP 3512893 A JP3512893 A JP 3512893A JP 3512893 A JP3512893 A JP 3512893A JP H06250099 A JPH06250099 A JP H06250099A
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JP
Japan
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deflection
binoculars
optical system
angle
blur
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JP3512893A
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Haruo Kakizawa
晴夫 柿沢
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Fujinon Corp
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 像ブレ防止手段を内蔵してなるアダプタを双
眼鏡等に着脱可能とすることにより、一つの双眼鏡等で
用途に応じて像ブレ防止機能の有無の選択を可能とし、
さらには従来有していた双眼鏡等に、後から像ブレ防止
機能の付加を可能とする。 【構成】 この装置1は、物体からの光束2をこの装置
1の上下方向および左右方向に偏向させる2つの楔コン
ペンセータ3,4と、これら2つの楔コンペンセータ
3,4を収納するケース5と、このケース5を双眼鏡21
の前側部分に装着せしめる装着部材6を備えている。ま
た、ケース5のブレによる上下方向および左右方向のブ
レ角速度を検出する2つの角速度センサ7a,7bと、これ
らの角速度センサ7a,7bにより検出された角速度に応
じ、この光束2のブレを補正するためのCPU8等の演
算部と、偏角プリズム3a,3b,4a,4bの回動量をCPU
8にフィードバックせしめる2つのポテンショメータ1
1,12を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単眼鏡や双眼鏡が振動
を受けた場合に、これら光学装置の光軸に対する観察物
体からの光束の射出角度が変動し、光学像がブレて観察
されるのを防止する像安定化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】単眼
鏡、双眼鏡等の光学的な観測を目的とした光学装置を手
で保持して操作する場合、特に光学装置を航空機や車輌
等に持ち込んで使用する場合には、航空機、車輌等の振
動や動揺が光学装置に伝わり、光軸に対する、観察物体
からの光束の射出角度が変動し、観察される光学像を劣
化させることが多い。光学装置に伝わる振動は、その振
幅がたとえ小さくとも、単眼鏡や双眼鏡等においては、
視界が狭いことや、接眼レンズによって光束の射出角度
が拡大されるために接眼レンズによって対物レンズの像
が拡大されて観察され最終的に視覚に訴える像が劣化し
て観察されることから、望遠鏡系の倍率が高くなるに従
って、振動等によって生ずる光軸に対する光束の射出角
度の変動、観察される像の劣化は無視できなくなる。
【0003】これまでにも、光学装置に伝わる振動や動
揺によって光軸に対する光束の射出角度が変動し観察さ
れる像が劣化することを防止するための像安定化のため
の光学装置が種々提案されている。
【0004】例えば特公昭57-37852号公報には双眼鏡に
おける観察像のブレを補正するためこの双眼鏡内に回転
慣性体(ジャイロモータ)を利用した防振手段を設けた
ものが開示されている。
【0005】すなわち、この技術は双眼鏡の対物レンズ
と接眼レンズの間の光軸上に正立プリズムを配し、この
正立プリズムを、回転慣性体が取り付けられた単一のジ
ンバル懸架手段上に装着し、双眼鏡が手ブレ等により振
動しても正立プリズムを略同一空間位置に保持して双眼
鏡の観察像のブレを防止するようにしたものである。
【0006】このような従来技術は高精度で像安定化が
図れる一方、双眼鏡の倍率、解像力を上げるのに伴ない
対物レンズの有効径が大きくなり、正立プリズムが大型
化し、これによりこのプリズムを空間的に保持する回転
慣性体の重量が大きくなり、またこの回転慣性体を駆動
させるための消費電力も大きくなる。
【0007】したがって、双眼鏡自体も大型化し、重量
も重くなり、さらにはバッテリーも大容量のものが必要
となるため、手軽にあるいは長時間に亘って風景等を観
察する用途には余り適さない。
【0008】一方、特開平2-284113号公報には、双眼鏡
の内部に、双眼鏡のブレを検出するブレ検出手段とこの
ブレ検出手段によって検出されたブレ量に基づきこの像
ブレを補正するための補正光学系(アクチュエータも含
まれる)を設けたものが開示されている。
【0009】このような従来技術は、回転慣性体を用い
た前述した従来技術と比べると双眼鏡自体の小型化、軽
量化あるいは消費電力の省力化が図れるものの、像ブレ
防止手段を内蔵していない双眼鏡と比べるとどうしても
大型となり重量も重くなる。また、バッテリーも必要と
なり、高価となることも避けられない。
【0010】ところで、双眼鏡の使用者にとっては、上
述した如き像ブレ防止手段を備えた双眼鏡であることが
望ましいこともあるが、用途によっては小型で軽量な、
像ブレ防止手段を有していない単純な双眼鏡を望むこと
も多い。
【0011】すなわち、航空機、船舶、車輌等の乗物に
搭乗しながら目的とする物体を観察する場合等には像ブ
レ防止手段が必要となるが、静止している場所において
風景等を観察する場合、あるいは三脚等に双眼鏡を固定
してバードウォッチングを楽しむ場合等には必ずしも像
ブレ防止手段を内蔵していることは必要とされず、むし
ろ持ち運びに便利なコンパクトで軽量なものが望まれる
ことが多く、使用者の要求は用途によって変化するもの
である。
【0012】したがって、使用者が用途に応じた最適な
双眼鏡を選択しようとすれば、像ブレ防止手段を搭載し
ているものとしていないものの2機種を購入する必要が
あり、使用者の経済的な負担は大きくなる。
【0013】また、最初に像ブレ防止手段を内蔵してい
ない双眼鏡を購入し、その後必要に迫られた時に、ある
いは経済的に余裕ができたときに像ブレ防止が可能な双
眼鏡を購入したいと望むことも多く、このような場合
に、従来有していた双眼鏡に後から像ブレ防止機能を付
加することができれば使用者にとって大変便利である。
【0014】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
ので、一つの単眼鏡もしくは双眼鏡で用途に応じて像ブ
レ防止機能の有無の選択を可能とし、さらには従来有し
ていた単眼鏡もしくは双眼鏡に、後から像ブレ防止機能
の付加を可能とする像安定化装置を提供することを目的
とするものである。
【0015】さらに、単眼鏡もしくは双眼鏡に像ブレ防
止機能を付加した場合にも、全体として小型化、軽量
化、消費電力の省力化を図ることができる、構造が簡単
で安価な像安定化装置を提供することを目的とするもの
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の像安定化
装置は、単眼鏡もしくは双眼鏡の対物レンズの前側に着
脱可能に配される像ブレ防止手段を内蔵してなるアダプ
タであって、物体からの光束を透過させて偏向する、そ
の厚み方向に配列された2つの偏角プリズムからなる補
正光学系と、この2つの偏角プリズムをこれらの共通軸
を中心として互いに反対方向に等角度だけ回転せしめる
偏角プリズム回転駆動手段を内蔵してなるアダプタ筐体
と、単眼鏡もしくは双眼鏡の上下方向と前記補正光学系
による前記光束の偏向方向とが一致し、かつ前記透過さ
れた光束が該単眼鏡もしくは双眼鏡の対物レンズに入射
するような位置において、前記アダプタ筐体をこの単眼
鏡もしくは双眼鏡の一部に着脱可能に装着する装着部材
と、前記アダプタ筐体の前記光束の偏向方向のブレに伴
なうブレ角度情報を検出する、該アダプタ筐体に固設さ
れた角度情報検出手段と、前記検出されたブレ角度情報
に基づき、前記ブレに伴なう前記対物レンズに入射する
光束のブレが小さくなるように、前記2つの偏角プリズ
ムの回動量を決定し、この決定量に基づいて前記偏角プ
リズム回転駆動手段の駆動信号を出力する制御手段とを
備えてなることを特徴とするものである。
【0017】本発明の第2の像安定化装置は、上記第1
の像安定化装置であって、前記補正光学系の前側もしく
は後側に配された、この補正光学系による前記光束の偏
向方向および前記共通軸に各々直交する方向に該光束を
偏向する2つの偏角プリズムからなる第2の補正光学系
と、この第2の補正光学系を構成する2つの偏角プリズ
ムをこれらの共通軸を中心として互いに反対方向に等角
度だけ回転せしめる第2の偏角プリズム回転駆動手段と
を前記アダプタ筐体内に設け、前記アダプタ筐体の、前
記第2の補正光学系による前記光束の偏向方向のブレに
伴なうブレ角度情報を検出する第2の角度情報検出手段
を前記アダプタ筐体に固定して設け、前記第2の角度情
報検出手段により検出されたブレ角度情報に基づき、前
記アダプタ筐体の、前記第2の補正光学系による前記光
束の偏向方向のブレに伴なう前記対物レンズに入射する
光束のブレが小さくなるように前記第2の補正光学系の
2つの偏角プリズムの回動量を決定し、この決定量に基
づいて前記第2の偏角プリズム回転駆動手段の駆動信号
を出力する制御手段を有してなることを特徴とするもの
である。
【0018】また、上記角度情報検出手段とは角度、角
速度あるいは角加速度等の角度情報を検出できるセンサ
であればよい。
【0019】さらに、上記角度情報検出手段として角速
度センサを用いる場合に、この角速度センサを正三角柱
振動子と圧電セラミックを用いた圧電振動ジャイロセン
サにより構成することも可能である。
【0020】なお、前述した偏角プリズムとはその軸の
回りに回転させた場合に、この回転角に応じて偏向角が
規則的に変化する、例えば楔状のプリズム(Dプリズ
ム)をいう。
【0021】
【作用】上記構成によれば、単眼鏡もしくは双眼鏡に像
ブレ防止手段を着脱可能に取り付けることができるの
で、一つの単眼鏡もしくは双眼鏡を用い用途に応じて像
ブレ防止機能を付けたものと、付けないものの選択をす
ることができる。
【0022】すなわち、ブレのない観察像を確実に得た
いとき、あるいは航空機、車輌等に搭乗したときに目的
物を観察したい場合等においては単眼鏡もしくは双眼鏡
に本発明の像安定化装置を装着し、一方観察像に多少の
像ブレがあってもそれ程支障がなく、むしろ携帯性や手
軽さを重視する場合には単眼鏡もしくは双眼鏡に本発明
の像安定化装置を装着しない状態で使用するという2通
りの使用方法を選択することができる。
【0023】また、最初に像ブレ防止機能を有していな
い単眼鏡もしくは双眼鏡を購入しておいて、後で像ブレ
防止機能が必要となったとき、あるいは経済的に余裕が
できたときにこの像安定化装置を購入して像ブレ防止機
能を付加することも可能となり使用者にとって大変便利
になる。
【0024】また、この像ブレ防止手段は、単眼鏡もし
くは双眼鏡に物体からの光束を偏向する2つの偏角プリ
ズムからなる補正光学系を有し、アダプタ筐体のブレに
伴なうブレ角度情報を角度情報検出手段により検出し、
この検出量に基づき、射出光束のブレを小さくするよう
に上記2つの偏角プリズムの回動量を決定し、この決定
された回動量に応じた偏角プリズム回転駆動信号に基づ
き、偏角プリズム回転駆動手段によって上記回動可能と
された2つの偏角プリズムを所定量だけ回動せしめてい
る。このようにセンサ、光束方向補正用の偏角プリズ
ム、信号制御系およびこの偏角プリズムを回動せしめる
アクチュエータにより像ブレ防止手段を構成しているの
で構成が簡単で装置の小型化、軽量化が図れ、また消費
電力の省力化および製造コストの低廉化が図れる。
【0025】また、このような単眼鏡もしくは双眼鏡の
ブレはその上下方向のものが多いため、その上下方向の
光束のブレを補正する制御系だけでもある程度の像ブレ
防止の実効を上げることが可能であるが、その左右方向
の光束のブレを補正する制御系も加えることによって像
ブレ防止を確実ならしめることが可能である。
【0026】また、上記角度情報検出手段は角度、角速
度あるいは角加速度等の角度情報を検出できるセンサで
あればよい。
【0027】さらに、上記角度情報検出手段として正三
角柱振動子と圧電セラミックを組み合わせた圧電振動ジ
ャイロセンサを用いた場合には、このセンサのサイズが
極めて小さく、軽量で安価であることから、装置の小型
化、軽量化および製造コストの低廉化をさらに促進する
ことが可能である。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。
【0029】図1は本発明の実施例に係る像安定化装置
を双眼鏡に装着した状態を示す側面図であり、図2はこ
の像安定化装置の内部を説明するための概略図である。
図1(a) に示すように、本実施例の像安定化装置1は物
体からの光束2をこの装置1の上下方向(矢印A方向)
に偏向させる第1の楔コンペンセータ3と、この第1の
楔コンペンセータ3からの透過光束をこの装置1の左右
方向(矢印A方向および第1の楔コンペンセータ3の偏
向方向に垂直となる方向)に偏向させて装置1の外部に
射出する第2の楔コンペンセータ4と、これら2つの楔
コンペンセータ3,4を収納するケース5と、第2の楔
コンペンセータ4からの光束2が双眼鏡21の対物レンズ
22に入射する位置において、このケース5を双眼鏡21の
前側部分に装着せしめる装着部材6を備えている。上記
2つの楔コンペンセータ3,4は、各々2枚の円型楔状
の偏角プリズム3a,3b,4a,4bから構成されており、各
々2枚の偏角プリズム3a,3b,4a,4bが共通の光軸を中
心として反対方向に等角度だけ回動し、これにより光束
を各々上下、および左右に偏向することができるように
構成されている。
【0030】また、図2に示すように、この像安定化装
置1は、ケース5のブレによる上下方向のブレ角速度を
検出する角速度センサ7aと、左右方向のブレ角速度を検
出する角速度センサ7bと、これらの角速度センサ7a,7b
により検出された角速度ω1,ω2 に応じ、この光束2
のブレを補正するための偏角プリズム3a,3b,4a,4bの
回動量を演算し、この回動量に応じた制御信号を出力す
るCPU8と、この制御信号に基づき所定方向に所定量
だけ各偏角プリズム3a,3b,4a,4bを回動せしめる2つ
の駆動モータ9,10と、これらの偏角プリズム3a,3b,
4a,4bの実際の回動量を検出して、その検出量をCPU
8にフィードバックせしめる2つのポテンショメータ1
1,12を備えている。
【0031】また、各偏角プリズム3a,3b,4a,4bの周
面にはギア歯が形成されており、モータ9によりこのモ
ータ9のギア9aと噛合する偏角プリズム3bが、モータ10
によりこのモータ10のギア10a と噛合する偏角プリズム
4bが各々回転駆動され、偏角プリズム3bの回転はギア列
13によって偏角プリズム3aに、また偏角プリズム4bの回
転はギア列14によって偏角プリズム4aに伝達され、これ
により偏角プリズム3aは偏角プリズム3bとは逆方向に等
速度で回転し、偏角プリズム4aは偏角プリズム4bとは逆
方向に等速度で回転することになる。
【0032】なお、角速度センサ7a,7bの後段にはこの
センサ7a,7bからの出力を増幅する増幅器15a ,15b
が、さらにCPU8の後段にはCPU8からの制御信号
を増幅してモータ9を駆動するための増幅器16およびモ
ータ10を駆動するための増幅器17が配されている。
【0033】なお、上記説明においては双眼鏡21の一方
の対物レンズに入射する光束2についてのみ記述してい
るが双眼鏡21は一般に、図3に示すように1対の対物レ
ンズ22a,b 、1対の正立プリズム23a,b および1対の接
眼レンズ24a,b からなる、互いに平行な光軸を有する1
対の単眼鏡光学系を備えているため、実際には上述した
像ブレ補正系(第1の像ブレ補正系と称する)と同一の
像ブレ補正系(第2の像ブレ補正系と称する)がもう一
つ必要となる。すなわち、第1の楔コンペンセータ3に
対応して第1の楔コンペンセータ33が、第2の楔コンペ
ンセータ4に対応して第2の楔コンペンセータ34が必要
となる。この第2の像ブレ補正系においては、第1の楔
コンペンセータ33と第2の楔コンペンセータ34を駆動す
るためのモータ、およびポテンショメータが別途必要と
なるが、角速度センサ7a,7b、増幅器15a ,15b および
CPU8は第1の像ブレ補正系と共通して使用すればよ
い。なお、2つの第1の楔コンペンセータ3,33および
第2の楔コンペンセータ4,34は高精度で同期して回動
させる必要がある。
【0034】次に、図4を用いて楔コンペンセータ3,
4,33,34の作用を説明する。なお、第1の楔コンペン
セータ3,33と第2の楔コンペンセータ4,34はこれら
の回動方向に相対的に90°回転して配された構成とされ
ているので、ここでは第2の楔コンペンセータ4の作用
についてのみ説明する。
【0035】すなわち、この第2の楔コンペンセータ4
を構成する2つの同一の偏角プリズム4a,4bは両者の楔
の主載面が合致して各プリズム4a,4bの屈折稜が同じ方
向を向いたとき、合成の偏向量は各偏角プリズム4a,4b
の偏向量の2倍となるが、各プリズム4a,4bの屈折稜が
互いに反対方向を向いたとき、合成の偏向量は0とな
る。本実施例では、光束2aにブレがない状態のとき、偏
向量を0とするため2つの偏角プリズム4a,4bの屈折稜
が互いに反対方向を向く位置に設定され、これが基準位
置とされる(図4(a) )。
【0036】次に、光束2aにブレが生じこれを補正する
ために、左右方向にα1 だけ光束2aを偏向する必要が生
じたときには、図4(a) に示す基準位置から、両偏角プ
リズム4a,4bを角度θ1 だけ互いに逆方向に回動させて
合成偏向量をα1 とする(図4(b) )。同様に、左右方
向にα2 だけ光束2aを偏向する場合には、上記基準位置
から、両偏角プリズム4a,4bを角度θ2 だけ互いに逆方
向に回動させて合成偏向量をα2 とする(図4(c) )。
【0037】次に、図1(a) ,(b) ,図2および図4を
用いて本実施例装置の作用について説明する。
【0038】すなわち、図1(a) に示すように像ブレが
ない状態においては第1の楔コンペンセータ3,33と第
2の楔コンペンセータ4,34を共に偏向量0の基準位置
に設定し、光束2a,2bをそのまま双眼鏡21の対物レンズ
22に入射させる。
【0039】これに対し、例えば双眼鏡21が上下方向に
ブレて角度ψだけ下方向に傾いたとき、これに伴ない双
眼鏡21と一体化された像安定化装置1も角度ψだけ下方
向に傾き、これにより、第1の楔コンペンセータ3,33
をそのままにしておくと観察していた物体からの光束2
a,2bは双眼鏡21の光軸に対して角度ψだけ傾いて入射
し、さらにこの角度ψが接眼レンズ24で拡大されるため
観察者には像が上下方向に大きく動いたように感じられ
る。
【0040】そこで本実施例装置においては、このブレ
角度ψに応じて第1の楔コンペンセータ3が光束2aのブ
レを補正できる偏向量が得られるだけ2つの偏角プリズ
ム3a,3bを逆方向に回動せしめて、観察していた物体か
らの光束2aを双眼鏡21の対物レンズ22a にその光軸に平
行に入射させるようにしている。同様に第1の楔コンペ
ンセータ33においても、偏角プリズム3a,3bと同角度だ
け偏角プリズム33a ,33b を回動せしめて光束2bを双眼
鏡21の対物レンズ22b にその光軸に平行に入射させるよ
うにしている。
【0041】具体的には、この像安定化装置1のケース
5に固定された角速度センサ7aによりこの像安定化装置
1のブレに伴なう角速度ω1 (=θ′)が検出され、こ
の検出された角速度ω1 に応じた信号が増幅器15a によ
って増幅され、CPU8に入力される。このCPU8に
おいては、入力信号に基づき光束2a,2bのブレを補正し
得る偏角プリズム3a,3b,33a ,33b の回動量θが演算
され、この回動量θに応じた信号を出力する。すなわ
ち、角速度センサ7aから出力される信号は角速度ωに対
して直線的に変化する信号なのに対して、偏角プリズム
3a,3b,33a ,33b の回転角θと光束2の偏向量は三角
関数的に変化する関係となるため、これを補正する演算
がCPU8でなされる。
【0042】CPU8から出力された信号は増幅器16に
よって増幅器され、回転駆動モータ9を駆動し、これに
より両偏角プリズム3a,3bが角度θだけ回動される。同
様に両偏角プリズム33a ,33b も角度θだけ回動され
る。これにより光束2a、2bは第1の楔コンペンセータ
3,33で角度ψだけ上方向に偏向され、図1(b) で示さ
れるように、双眼鏡21の対物レンズ22a ,22b には双眼
鏡21のブレがないときと同様に光軸に対して平行な光束
2a,2bが入射する。
【0043】上記説明においては、双眼鏡21が上下方向
にブレた場合の光束ブレの補正について説明したが、双
眼鏡21が左右方向にブレた場合の光束ブレも、角速度セ
ンサ7bにより検出された角速度ω2 に基づき第2の楔コ
ンペンセータ4,34の偏角プリズム4a,4b,34a ,34b
を所定角度だけ回動させることにより同様に補正するこ
とができる。
【0044】したがって、手ブレや乗物の振動が双眼鏡
21に伝わった場合にもブレのない安定した像を観察する
ことが可能となる。
【0045】また、上記実施例装置ではポテンショメー
タ11,12により角度θをフィードバックさせて位置フィ
ードバック制御を行なうようにしているが、この位置フ
ィードバック制御に加えて、適当な角速度センサにより
検出された偏角プリズム3a,3b,4a,4b,33a ,33b ,
34a ,34b の角速度をフィードバックさせて速度フィー
ドバック制御を行なうようにすれば、応答性よく適切に
ブレ補正を行なうことが可能である。
【0046】次に、図5を用いて上記角速度センサ7a,
7bを詳細に説明する。
【0047】この角速度センサ7a,7bは、正三角柱振動
子39a と3枚の圧電セラミック51a,51b ,52からな
る、コリオリの力を利用した圧電振動ジャイロセンサで
あって、三角柱振動子39a の3つの側面のうち2つの側
面に検出用圧電セラミック51a,b を設け、他の1つの側
面に帰還用圧電セラミック52を設けてなる。
【0048】2つの検出用圧電セラミック51a,b からは
振動に応じて値の異なる2つの検出信号が出力され、こ
れら2つの差分を演算することにより角速度を得る。
【0049】なお、帰還用圧電セラミック52は検出信号
の位相補正用に使用される。
【0050】この角速度センサ7a,7bは構造が簡単で超
小型であることから像安定化装置1自体を構造簡単かつ
小型とすることができる。
【0051】また、高S/N比で高精度であるから角速
度制御を高精度とすることができる。
【0052】なお、上記2つの角速度センサ7a,7bの正
三角柱振動子39a はその軸が互いに直交する方向となる
ように配設されている。
【0053】次に、像安定化装置1のケース5を双眼鏡
21に装着させる装着部材6について説明する。
【0054】この装着部材6は、例えば図1に示す如く
この双眼鏡21の前側を把持する2本の弾性アームとすれ
ばワンタッチで着脱操作を行なうことができ便利である
が、像安定化装置1がある程度の重量を有するときは図
6,図7に示す如き構成のものとすればよい。
【0055】すなわち、図6に示すものは、L字形状の
ブラケット部材61を用いて像安定化装置1と双眼鏡21を
互いに固定するもので、(a) はこれら両者を結合した状
態における斜視図、(b) はその側断面図である。すなわ
ち、長辺側アーム部の端部付近に穿設された長穴62に2
本の蝶ボルト64a,b を通してケース5の底壁部に螺入せ
しめることにより、このブラケット部材61にケース5を
固定し、一方短辺側アーム部の端部付近に穿設された丸
穴(図示せず)に三脚用固定ネジ63を通して双眼鏡21の
前面のネジ穴に螺入せしめることにより、このブラケッ
ト部材61に双眼鏡21を固定する。なお、上記蝶ボルト64
a,b を通すブラケット部材61の穴形状を長穴としたのは
双眼鏡21の長さに応じその固定位置を変えるためであ
る。
【0056】したがって、三脚用固定ネジ63の取り付
け、取りはずしにより像安定化装置1と双眼鏡21の着脱
が可能となる。
【0057】また、図7に示すものは、ケース5の後壁
部に突設された2つの平行平板部65a,b によって双眼鏡
21の前側部分を上下方向に挾持し、これにより像安定化
装置1と双眼鏡21を互いに固定するものである。
【0058】すなわち、この2つの平行平板部65a,b の
間隔は双眼鏡21の前側部分の高さよりやや広い程度の値
に設定されており、さらにこの平行平板部65a,b の幅は
双眼鏡の幅よりやや広い程度の値に設定されている。
【0059】この2つの平行平板部65a,b の間に双眼鏡
の前側部分が挿入された状態で、図示の如く2つの平行
平板部65a,b を貫く蝶ボルト66とナット67の結合操作を
行なう。これにより両平行平板部65a,b の間に双眼鏡21
の前側部分が挾持され像安定化装置1と双眼鏡が互いに
固定される。
【0060】なお、この蝶ボルト66は平行平板部65a,b
の幅方向中間付近に1つ配するようにしてもよいし、そ
の両端付近に各々配するようにしてもよい。
【0061】なお、本発明の像安定化装置としては上記
実施例に限られるものではなく、その他種々の態様の変
更が可能である。
【0062】例えば、上記実施例装置では上下方向と左
右方向のブレに対して補正し得る構成とされているが、
上下方向のみのブレに対して補正する構成としてもよ
い。
【0063】また、上記実施例装置においては偏角プリ
ズムの回動量を決定する際に三角関数的な補正演算をC
PUを用いて行なっているが、この補正をCPUで行な
う代わりに適切な形状を有するカムを用いたカム・クラ
ンク機構によりメカ的に行なうようにすることも可能で
ある。
【0064】さらに、上記実施例におけるポテンショメ
ータの代わりに、レゾルバ、シンクロ、ロータリエンコ
ーダ等の角度検出器を用いることも可能である。
【0065】また、上記実施例装置においては、角度情
報検出手段として角度もしくは角速度を検出するセンサ
を用いているが、これと共にあるいはこれに代えて角加
速度センサを用いることも可能である。
【0066】さらに、上記実施例装置は双眼鏡21に適用
するための構成とされているが、本発明の像安定化装置
としては単眼鏡に適用し得る構成とすることも可能であ
る。
【0067】
【発明の効果】本発明の像安定化装置は、構成簡易な像
ブレ防止機能を内蔵した、単眼鏡もしくは双眼鏡とは別
体のアダプタとして形成されており、このアダプタを単
眼鏡もしくは双眼鏡に着脱可能としているので、一つの
単眼鏡もしくは双眼鏡に、用途に応じて像ブレ防止機能
を付加したり、しなかったりすることができ、さらに、
従来有していた単眼鏡もしくは双眼鏡に、必要に応じて
後から像ブレ防止機能を付加することができるため、使
用者にとって大変便利であり、また経済的であり、その
実用的価値は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る像安定化装置を双眼鏡に
装着した状態を示す概略図
【図2】図1の像安定化装置の内部を示す概略図
【図3】図1に示す楔コンペンセータと双眼鏡の光学系
の位置関係を示す斜視図
【図4】図1に示す楔コンペンセータの作用を説明する
ための概略図
【図5】図2に示す角速度センサを詳細に示す斜視図
【図6】図1に示す装着部材の変更例を示す斜視図(a)
および側断面図(b)
【図7】図1に示す装着部材の他の変更例を示す側面図
【符号の説明】
1 像安定化装置 2,2a,2b 光束 3,33 第1の楔コンペンセータ 4,34 第2の楔コンペンセータ 5 ケース 6 装着部材 7a,7b 角速度センサ 8 CPU 9,10 駆動モータ 11,12 ポテンショメータ 13,14 ギア列 21 双眼鏡 22,22a ,22b 対物レンズ 23a ,23b 正立プリズム 24a ,24b 接眼レンズ 39a 三角柱振動子 51a ,51b 検出用圧電セラミック 52 帰還用圧電セラミック 61 ブラケット部材 62 長穴 63 三脚用固定ネジ 64a ,64b ,66 蝶ボルト 65a ,65b 平行平板部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体からの光束を透過させて偏向する、
    その厚み方向に配列された2つの偏角プリズムからなる
    補正光学系と、この2つの偏角プリズムをこれらの共通
    軸を中心として互いに反対方向に等角度だけ回転せしめ
    る偏角プリズム回転駆動手段を内蔵してなるアダプタ筐
    体と、 単眼鏡もしくは双眼鏡の上下方向と前記補正光学系によ
    る前記光束の偏向方向とが一致し、かつ前記透過された
    光束が該単眼鏡もしくは双眼鏡の対物レンズに入射する
    ような位置において、前記アダプタ筐体をこの単眼鏡も
    しくは双眼鏡の一部に着脱可能に装着する装着部材と、 前記アダプタ筐体の前記光束の偏向方向のブレに伴なう
    ブレ角度情報を検出する、該アダプタ筐体に固設された
    角度情報検出手段と、 前記検出されたブレ角度情報に基づき、前記ブレに伴な
    う前記対物レンズに入射する光束のブレが小さくなるよ
    うに、前記2つの偏角プリズムの回動量を決定し、この
    決定量に基づいて前記偏角プリズム回転駆動手段の駆動
    信号を出力する制御手段とを備えてなることを特徴とす
    る像安定化装置。
  2. 【請求項2】 前記補正光学系の前側もしくは後側に配
    された、この補正光学系による前記光束の偏向方向およ
    び前記共通軸に各々直交する方向に該光束を偏向する2
    つの偏角プリズムからなる第2の補正光学系と、この第
    2の補正光学系を構成する2つの偏角プリズムをこれら
    の共通軸を中心として互いに反対方向に等角度だけ回転
    せしめる第2の偏角プリズム回転駆動手段とを前記アダ
    プタ筐体内に設け、 前記アダプタ筐体の、前記第2の補正光学系による前記
    光束の偏向方向のブレに伴なうブレ角度情報を検出する
    第2の角度情報検出手段を前記アダプタ筐体に固定して
    設け、 前記第2の角度情報検出手段により検出されたブレ角度
    情報に基づき、前記アダプタ筐体の、前記第2の補正光
    学系による前記光束の偏向方向のブレに伴なう前記対物
    レンズに入射する光束のブレが小さくなるように前記第
    2の補正光学系の2つの偏角プリズムの回動量を決定
    し、この決定量に基づいて前記第2の偏角プリズム回転
    駆動手段の駆動信号を出力する制御手段を有してなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の像安定化装置。
  3. 【請求項3】 前記角度情報検出手段が、前記アダプタ
    筐体の、前記光束の偏向方向のブレに伴なう角速度量を
    検出する角速度センサであって、正三角柱振動子と圧電
    セラミックを用いた圧電振動ジャイロセンサからなるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の像安定化装置。
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