JPH11193512A - 道路鋲 - Google Patents

道路鋲

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JPH11193512A
JPH11193512A JP10008253A JP825398A JPH11193512A JP H11193512 A JPH11193512 A JP H11193512A JP 10008253 A JP10008253 A JP 10008253A JP 825398 A JP825398 A JP 825398A JP H11193512 A JPH11193512 A JP H11193512A
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圭助 牟田
Kiyokazu Shirai
清和 白井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無積雪期には鋲本体を路面より突出させ、積雪
期に鋲本体を上下反転させて収納ケース内に収納させる
ようになされた道路鋲において、車両の踏みつけによ
り、荷重がかかった場合においても鋲本体の破損を防止
した道路鋲を提供する。 【解決手段】反射体12が取付けられた傾斜側面11を
有する鋲本体1と収納ケース2との間に、鋲本体1の傾
斜側面11に対応して平坦な頂部31から一側面を片流
れ状に傾斜させた傾斜面32として形成した支持部材3
を介装し、鋲本体1を路面Gより突出させるときは、支
持部材3を起立させて介装し、その頂部31で鋲本体1
の裏面を支持させ、鋲本体1を上下反転させて収納ケー
ス2内に収納させるときは、支持部材3を横臥させて介
装し、その傾斜面32で鋲本体1の傾斜側面11を支持
させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路のセンターラ
イン、交差点中央、横断歩道等の道路に設置されて車両
運転手等に夜間の視線誘導を行い、交通事故の防止を図
るための道路鋲に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の道路鋲としては、断面略
台形状の傾斜側面に再帰反射性を有する反射体が取付け
られた鋲本体の下面に、脚部が分離不可能に一体的に形
成され、鋲本体を路面より突出させた状態で脚部を地中
に埋設し、セメントや接着剤等で固めて設置するように
なされたものがある。そして前記反射体に車両のヘッド
ライト等の光を再帰反射させることにより、車両運転手
等に夜間の視線誘導を行うようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の如
き道路鋲が積雪地方に設置された場合、鋲本体が取り外
しできない状態で路面より突出されているので、除雪作
業時においてはグレーダー(雪かき専用車両)の羽根が
鋲本体に当たって鋲本体を破損させる恐れがあった。そ
こでかかる問題に対処するために、鋲本体と脚部とをボ
ルトによって分離可能とし、積雪期には脚部を地中に残
したままで、鋲本体を取り外すようになされたものもあ
る。しかしながらかかる道路鋲では、脚部を地中に残し
たままであるので、車両の踏みつけにより脚部のアンカ
ーナットが破損したり、そのアンカーナット内に塵が雨
水が侵入し、再び鋲本体を取付ける際には侵入した塵や
雨水を取り除かなければならず、また取り外した鋲本体
の保管場所が必要である等の問題がある。
【0004】他方、実開平1−90810号公報に記載
される如く、鋲本体を回転軸により上下反転可能とし、
無積雪期は鋲本体を路面より突出させ、積雪期は上下反
転させて収納ケース内に収納することにより、グレーダ
ーの羽根が当たらないようになされたものもある。しか
しながらこの道路鋲にあっては、鋲本体を回転軸により
反転させる必要から、鋲本体を路面より突出させた状態
においても、収納ケース内に収納させた状態において
も、鋲本体の中央部分の下方は空間部となされて何ら支
持されておらず、鋲本体の縁部のみが収納ケース内壁よ
り内側に突出されたストッパー部材により支持されてい
るだけなので、車両の踏みつけにより、荷重がかかった
場合は、鋲本体が破損する問題を有している。
【0005】そこで本発明は、積雪期に鋲本体を収納ケ
ース内に収納させるようになされた道路鋲において、上
記の如き問題点を解決し、車両の踏みつけにより、荷重
がかかった場合においても鋲本体の破損を防止した道路
鋲を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成としている。すなわち本発
明に係る道路鋲は、断面略台形状の傾斜側面に反射体が
取付けられた鋲本体と、上面が路面とほぼ同一面になる
ように道路に埋設される収納ケースと、鋲本体と収納ケ
ースとの間に介装される支持部材とからなり、無積雪期
には鋲本体は路面より突出されて収納ケース上に取付け
られると共に、積雪期には鋲本体は上下反転されて裏面
が路面とほぼ同一面になるように収納ケース内に収納取
付け可能となされ、支持部材は、鋲本体の傾斜側面に対
応して平坦な頂部から一側面を片流れ状に傾斜させた傾
斜面として形成され、鋲本体を路面より突出させるとき
は、支持部材を起立させて介装し、その頂部で鋲本体の
裏面を支持させ、鋲本体を上下反転させて収納ケース内
に収納させるときは、支持部材を横臥させて介装し、そ
の傾斜面で鋲本体の傾斜側面を支持させるようになされ
たことを特徴とするものである。
【0007】本発明によれば、無積雪期には鋲本体を路
面より突出して収納ケース上に取付けることにより、鋲
本体の傾斜側面に取付けられた反射体により車両運転手
に対して夜間の視線誘導を行うことができ、また積雪期
には鋲本体を上下反転して裏面が路面とほぼ同一面にな
るように収納ケース内に収納取付けることにより、除雪
のグレーダーによる鋲本体の損傷を防止することができ
る。
【0008】また本発明は、鋲本体と収納ケースとの間
に介装される支持部材を有し、支持部材は鋲本体の傾斜
側面に対応して平坦な頂部から一側面を片流れ状に傾斜
させた傾斜面として形成され、鋲本体を路面より突出さ
せるときは、この支持部材を起立させて介装し、その頂
部で鋲本体の裏面を支持させ、鋲本体を上下反転させて
収納ケース内に収納させるときは、支持部材を横臥させ
て介装し、その傾斜面で鋲本体の傾斜側面を支持させる
ようになされているので、鋲本体を路面より突出させた
状態においても、収納ケース内に収納させた状態におい
ても、鋲本体は支持部材によって支持されており、車両
の踏みつけにより、荷重がかかっても鋲本体の破損が防
止される。
【0009】しかも支持部材は、鋲本体を路面より突出
させた状態と、収納ケース内に収納させた状態とにおい
て、同じ支持部材を起立させ、又は横臥させることによ
り、兼用しているので、別々の部材により鋲本体を支持
させることに比べて、部材点数が少なく、合理的であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の一形態を図
面に基づき具体的に説明する。まず図1〜5は本発明に
係る道路鋲の実施の一形態を示し、道路の中央分離、分
岐、合流点等に好適に設置され、相対する二方向に向け
て視線誘導を行うようになされたものである。なお図1
はこの道路鋲の鋲本体を示し、(イ)は平面図、(ロ)
は底面図、(ハ)は断面図であり、図2は収納ケースを
示し、(イ)は平面図、(ロ)は断面図であり、図3は
支持部材を示し、(イ)は正面図、(ロ)は底面図、
(ハ)は背面図、(ニ)は側面図であり、図4はこの道
路鋲の鋲本体を路面より突出させた状態の断面図、図5
は鋲本体を収納ケースに収納取付けた状態の断面図であ
る。
【0011】図面において、1は鋲本体、2は収納ケー
ス、3は支持部材である。
【0012】鋲本体1は、車両の踏みつけに充分耐えう
るように、強度及び耐蝕性を有し、且つ成型性に優れた
アルミニウム合金や鋳鉄等の金属や合成樹脂等で作製さ
れるものであって、図1の如く、断面略台形状の相対す
る二方向に向けて二個の傾斜側面11が形成され、その
各傾斜側面11に形成された凹部に再帰反射性を有する
反射体12が取付けられている。さらに中央部には二個
のボルト穴13が貫通され、このボルト穴13に取付ボ
ルト4が挿入されるようになされている。また鋲本体1
の裏面は平面状となされ、所々に軽量化するためのぬす
み穴が穿設されていると共に、その外周には鍔部14が
突設されている。なお前記反射体12は、ポリカーボネ
ート等の合成樹脂板にプリズム加工された反射板、反射
テープ、ガラス小球等が用いられるが、ヘッドライト等
を受けると、その光を再帰反射するものであれば特に限
定されるものではない。
【0013】収納ケース2は、道路に埋設されるために
前記鋲本体1と同様に強度、耐蝕性及び成形性を要求さ
れることから、通常は鋲本体1と同様の金属や合成樹脂
等で作製されるものであり、図2の如く、上下反転した
鋲本体1を収納させるために上部が開口されて収納部2
1が形成され、その収納部21の開口縁部には鋲本体1
の鍔部14が戴置される段部22が形成され、さらに収
納部21の中央部には鋲本体1のボルト穴13に対応し
て二個のアンカーナット23が取付けられ、鋲本体1の
ボルト穴13よりそれぞれ挿入した取付ボルト4がこの
アンカーナット23に螺入されて取付けられるようにな
されている。なお前記アンカーナット23は、好適には
耐蝕性を有するステンレスから形成され、その上部が収
納部21の底面より所定高さ突出されており、またアン
カーナット23の両側には側壁よりアンカーナット23
に向けて係止突起24が収納部21の底面より膨出され
ている。
【0014】支持部材3は、鋲本体1と収納ケース2と
の間に介装されて、鋲本体1を支持するためのものであ
って、鋲本体1や収納ケース2と同様に、一般には強
度、耐蝕性及び成型性に優れたアルミニウムダイカスト
等の金属や合成樹脂等で作製されるものである。支持部
材3は、図3の如く、鋲本体1の傾斜側面11に対応し
て平坦な頂部31から一側面を片流れ状に傾斜させた傾
斜面32として形成され、傾斜面32と反対側の側面は
垂直面33となされた断面略直角三角形状であって、そ
の垂直面33には、前記収納ケース2のアンカーナット
23の突出上部及び係止突起24に嵌合されて、収納部
21の所定位置に所定向きで取付けられるように、位置
決め用の係止凹部34が上下方向に形成されている。な
お本形態では、鋲本体に1に形成された二個の傾斜側面
11に対応して二個の支持部材3を有している。
【0015】次に本発明道路鋲の設置方法について説明
する。まず路面Gに掘った穴に収納ケース2を挿入し、
収納ケース2の周囲に充填材や接着剤、コンクリート等
を流し込んで、収納ケース2を道路に埋設固定する。こ
のとき、収納ケース2の上面が路面Gとほぼ同一面にな
るように埋設する。
【0016】なお収納ケース2の上面に、図2で示され
た如く、鉄板を仮止めするボルト穴25を予め設けてお
き、このボルト穴25に収納ケース2より外方に張り出
す鉄板を仮止めし、鉄板の裏面を路面Gに当接させた状
態で埋設すれば、容易に収納ケース2の上面が路面Gと
ほぼ同一面になるように埋設することができる。そして
埋設後は、この鉄板を取り外せばよい。
【0017】次にこの収納ケース2に鋲本体1を取り付
ける。まず無積雪期においては、図4に示される如く、
アンカーナット23の突出上部に、二個の支持部材3の
係止凹部34をそれぞれ相対向するように嵌合させるこ
とにより、アンカーナット23の両側に、支持部材3の
頂部31を上にした状態で、すなわち二個の支持部材3
を収納ケース2の中央部に垂直面33同志を合わせて起
立戴置する。そして鋲本体1を路面Gから突出するよう
にして、鋲本体1の鍔部14を収納ケース2の段部22
に戴置し、鋲本体1のボルト穴13より取付ボルト4を
収納ケース2のアンカーナット23に螺入して、鋲本体
1を収納ケース2上に取付ける。この場合、鋲本体1の
裏面中央部が支持部材3の頂部31にほぼ当接するよう
な寸法で支持部材3を形成しておき、合わせた二個の支
持部材3の頂部31で鋲本体1の裏面中央部が支持され
るようにする。
【0018】次に積雪期においては、前記取付ボルト4
を取り外して鋲本体1及び支持部材3を収納ケース2よ
り取り外し、しかる後、図5に示される如く、今度は二
個の支持部材3の係止凹部34をそれぞれアンカーナッ
ト23の両側に膨出させた係止突起24に嵌合させる。
かようにして二個の支持部材3の傾斜面32をそれぞれ
上にした状態で、すなわち二個の支持部材3を収納ケー
ス2に横臥した状態でそれぞれ戴置し、鋲本体1を上下
反転させた際、傾斜面32が鋲本体1の傾斜側面11に
それぞれ対向するようにする。そして鋲本体1を前記と
逆に上下反転して鍔部14を収納ケース2の段部22に
戴置し、上になった鋲本体1の裏面より取付ボルト4を
ボルト穴13に挿入し、収納ケース2のアンカーナット
23に螺入することにより、鋲本体1を収納ケース2内
に収納取付ける。なおこの場合、鋲本体1の鍔部14の
厚みと収納ケース2の段部22の深さとをほぼ同一寸法
としておき、収納取付けられた鋲本体1の裏面を収納ケ
ース2の上面、すなわち路面Gとほぼ同一面となるよう
にし、また収納した鋲本体1の傾斜側面11がそれぞれ
の支持部材3の傾斜面32にほぼ当接するような寸法で
支持部材3を形成しておき、支持部材3の傾斜面32で
鋲本体1の傾斜側面11が支持されるようにする。
【0019】なお収納ケース2内に雨水が侵入しないよ
うに、鋲本体1のボルト穴13にはゴム等のキャップ
を、また収納ケース2と鋲本体1の接合部分にはゴム等
のパッキンを介在させておくのが好ましい。また取付ボ
ルト4は汎用品でもよいが、盗難防止の為に、一般の工
具では容易に取り外すことのできない特殊な頭部のボル
トを使用してもよい。又鋲本体1のボルト穴13及び収
納ケース2のアンカーナット23をそれぞれ一個づつ設
け、一個の取付ボルト4により鋲本体1が収納ケース2
に取付けられるようになされていてもよい。
【0020】次に図6〜9は本発明に係る道路鋲の実施
の他の形態を示し、道路の交差点等に好適に設置され、
十字方向に向けて視線誘導を行うようになされたもので
ある。なお図6はこの道路鋲の鋲本体を示し、(イ)は
平面図、(ロ)は底面図、(ハ)は断面図であり、図7
は支持部材を示し、(イ)は正面図、(ロ)は底面図、
(ハ)は背面図、(ニ)は側面図であり、図8はこの道
路鋲の鋲本体を路面より突出させた状態の断面図、図9
は鋲本体を収納ケースに収納取付けた状態の断面図であ
る。
【0021】この形態においては、鋲本体は、図1〜5
の形態と異なり、図6の如く十字方向に向けて四個の傾
斜側面11が形成され、その各傾斜側面11にそれぞれ
反射体12が取付けられ、又図7の如く支持部材3は、
図3の支持部材3とほぼ同様に、平坦な頂部31から一
側面を片流れ状に傾斜させた傾斜面32として形成さ
れ、傾斜面32と反対側の側面は垂直面33となされた
断面略直角三角形状となされ、前記四個の傾斜側面11
に対応して四個用いられている。かようにこの形態では
傾斜側面11とそれに対応する支持部材3の数が図1〜
5の形態と異なっているが、鋲本体1を路面Gより突出
させるときは、支持部材3を起立させて介装し、その頂
部31で鋲本体1の裏面を支持させ、鋲本体1を上下反
転させて収納ケース2内に収納させるときは、支持部材
3を横臥させて介装し、その傾斜面32で鋲本体1の傾
斜側面11を支持させるようにした点においては、図1
〜5の形態と実質的に同じである。
【0022】すなわち鋲本体1を路面Gより突出させて
収納ケース2に取付ける無積雪期においては、図8に示
される如く、収納ケース2内に間隔をおいて形成された
二個の凹部26内に、この四個の支持部材3を二個づつ
垂直面33同志を合わせて起立させ、その合わせた支持
部材3の頂部31で鋲本体1の裏面をそれぞれ支持させ
るようになされている。
【0023】又鋲本体1を上下反転させて収納ケース2
内に収納させて取付ける積雪期においては、図9に示さ
れる如く、前記四個の支持部材3をそれぞれ鋲本体1の
傾斜側面11に対向するように収納ケース2の所定位置
に横臥させ、その支持部材3の各傾斜面32でそれぞれ
鋲本体1の傾斜側面11を支持させるようになされてい
る。
【0024】なお本発明においては、必ずしも鋲本体1
の傾斜側面11の数と同数の支持部材3を用いる必要は
ないが、上記図1〜5及び図6〜9の如く、鋲本体1の
傾斜側面11の数と同数の支持部材3を用い、鋲本体1
を上下反転させて収納ケース2内に収納させて取付ける
積雪期においては、全ての傾斜側面11を支持部材3の
傾斜面32で支持させ、鋲本体1を路面Gより突出させ
て収納ケース2に取付ける無積雪期においては、その支
持部材3を収納ケース2内の任意箇所に適宜二個を合わ
せて、又はバラバラに起立させ、その全ての支持部材3
の頂部31で鋲本体1の裏面をそれぞれ支持させるよう
にすれば、積雪期においても無積雪期においても全ての
支持部材3を有効に用いることができ、車両の踏みつけ
により、荷重がかかった場合において、鋲本体1の破損
を効果的に防止することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、無積雪期には鋲本体を
路面より突出して取付けることにより、鋲本体の傾斜側
面に取付けられた反射体により車両運転手に対して夜間
の視線誘導を行うことができ、また積雪期には鋲本体を
上下反転して裏面が路面とほぼ同一面になるように収納
ケース内に収納取付けることにより、除雪のグレーダー
による鋲本体の損傷を防止することができる。
【0026】また、鋲本体と収納ケースとの間に介装さ
れる支持部材を有し、支持部材は鋲本体の傾斜側面に対
応して平坦な頂部から一側面を片流れ状に傾斜させた傾
斜面として形成され、鋲本体を路面より突出させたとき
は、この支持部材を起立させて介装し、その頂部で鋲本
体の裏面を支持させ、鋲本体を上下反転させて収納ケー
ス内に収納させたときは、支持部材を横臥させて介装
し、その傾斜面で鋲本体の傾斜側面を支持させるように
なされ、鋲本体を路面より突出させた状態においても、
収納ケース内に収納させた状態においても、鋲本体は支
持部材によって支持されているので、車両の踏みつけに
より、荷重がかかっても鋲本体の破損が防止される。
【0027】しかも支持部材は、鋲本体を路面より突出
させた状態と、収納ケース内に収納させた状態とにおい
て、同じ支持部材を兼用しているので、別々の部材によ
り支持させることに比べて、部材点数が少なく、合理的
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる鋲本体の実施の一形態を示
し、(イ)は平面図、(ロ)は底面図、(ハ)は断面図
である。
【図2】本発明に用いられる収納ケースの実施の一形態
を示し、(イ)は平面図、(ロ)は断面図である。
【図3】本発明に用いられる支持部材の実施の一形態を
示し、(イ)は正面図、(ロ)は底面図、(ハ)は背面
図、(ニ)は側面図である。
【図4】本発明の実施の一形態を示し、鋲本体を路面よ
り突出させた状態の断面図である。
【図5】図4の実施の一形態において、鋲本体を収納ケ
ースに収納取付けた状態の断面図である。
【図6】本発明に用いられる鋲本体の実施の一形態を示
し、(イ)は平面図、(ロ)は底面図、(ハ)は断面図
である。
【図7】本発明に用いられる支持部材の実施の一形態を
示し、(イ)は正面図、(ロ)は底面図、(ハ)は背面
図、(ニ)は側面図である。
【図8】本発明の実施の一形態を示し、鋲本体を路面よ
り突出させた状態の断面図である。
【図9】図8の実施の一形態において、鋲本体を収納ケ
ースに収納取付けた状態の断面図である。
【符号の説明】
1 鋲本体 11 傾斜側面 12 反射体 13 ボルト穴 14 鍔部 2 収納ケース 21 収納部 22 段部 23 アンカーナット 24 係止突起 25 ボルト穴 26 凹部 3 支持部材 31 頂部 32 傾斜面 33 垂直面 34 係止凹部 4 取付ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略台形状の傾斜側面に反射体が取付
    けられた鋲本体と、上面が路面とほぼ同一面になるよう
    に道路に埋設される収納ケースと、鋲本体と収納ケース
    との間に介装される支持部材とからなり、無積雪期には
    鋲本体は路面より突出されて収納ケース上に取付けられ
    ると共に、積雪期には鋲本体は上下反転されて裏面が路
    面とほぼ同一面になるように収納ケース内に収納取付け
    可能となされ、支持部材は、鋲本体の傾斜側面に対応し
    て平坦な頂部から一側面を片流れ状に傾斜させた傾斜面
    として形成され、鋲本体を路面より突出させるときは、
    支持部材を起立させて介装し、その頂部で鋲本体の裏面
    を支持させ、鋲本体を上下反転させて収納ケース内に収
    納させるときは、支持部材を横臥させて介装し、その傾
    斜面で鋲本体の傾斜側面を支持させるようになされたこ
    とを特徴とする道路鋲。
  2. 【請求項2】 鋲本体は、相対する二方向に向けて二個
    の傾斜側面が形成され、その各傾斜側面にそれぞれ反射
    体が取付けられると共に、二個の傾斜側面に対応して二
    個の支持部材を有し、鋲本体を路面より突出させるとき
    は、この二個の支持部材を収納ケースのほぼ中央部に合
    わせて起立させ、その合わせた二個の支持部材の頂部で
    鋲本体の裏面中央部を支持させ、鋲本体を上下反転させ
    て収納ケース内に収納させるときは、この二個の支持部
    材をそれぞれ鋲本体の傾斜側面に対向するように収納ケ
    ースに横臥させ、その各傾斜面でそれぞれ鋲本体の傾斜
    側面を支持させるようになされたことを特徴とする請求
    項1記載の道路鋲。
  3. 【請求項3】 鋲本体は、十字方向に向けて四個の傾斜
    側面が形成され、その各傾斜側面にそれぞれ反射体が取
    付けられると共に、四個の傾斜側面に対応して四個の支
    持部材を有し、鋲本体を路面より突出させるときは、こ
    の四個の支持部材を二個づつ合わせて収納ケースに起立
    させ、その合わせた支持部材の頂部で鋲本体の裏面をそ
    れぞれ支持させ、鋲本体を上下反転させて収納ケース内
    に収納させるときは、この四個の支持部材をそれぞれ鋲
    本体の傾斜側面に対向するように収納ケースに横臥さ
    せ、その各傾斜面でそれぞれ鋲本体の傾斜側面を支持さ
    せるようになされたことを特徴とする請求項1記載の道
    路鋲。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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