JPH11193268A - ω−シクロアルキル−プロスタグランジンE2誘導体 - Google Patents

ω−シクロアルキル−プロスタグランジンE2誘導体

Info

Publication number
JPH11193268A
JPH11193268A JP10033526A JP3352698A JPH11193268A JP H11193268 A JPH11193268 A JP H11193268A JP 10033526 A JP10033526 A JP 10033526A JP 3352698 A JP3352698 A JP 3352698A JP H11193268 A JPH11193268 A JP H11193268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dihydroxy
propano
dienoic acid
oxo
methyl ester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10033526A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3162668B2 (ja
Inventor
Kosuke Tani
耕輔 谷
Shuichi Ouchida
修一 大内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ono Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Ono Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ono Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Ono Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP03352698A priority Critical patent/JP3162668B2/ja
Publication of JPH11193268A publication Critical patent/JPH11193268A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3162668B2 publication Critical patent/JP3162668B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【構成】 式(I)で示されるω−シクロアルキル−プ
ロスタグランジンE2誘導体、その塩、そのプロドラッ
グ及びシクロデキストリン包接化合物(式中、Rはカル
ボキシ、ヒドロキシメチル;R1はオキソ、メチレン、
ハロゲン;R2はH、OH、アルコキシ;R3はH、アル
キル、アルケニル、アルキニル、(1)〜(5)の基で置換さ
れたアルキル、アルケニル、アルキニル:(1)ハロゲ
ン、(2)アルコキシ、(3)シクロアルキル、(4)フェニ
ル、(5)ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ニトロ又は
トリフルオロメチル基で置換されたフェニル;nは0〜
4) 【化1】 【効果】 式(I)の化合物は、EP2サブタイプに対
する結合が強く、免疫疾患(自己免疫疾患、臓器移植
等)、喘息、骨形成異常、神経細胞死、肝障害、早産、
流産、緑内障等の網膜神経障害等に対する予防及び/ま
たは治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ω−シクロアルキ
ル−プロスタグランジンE2誘導体に関する。さらに詳
しくは、(1)一般式(I)
【0002】
【化31】 (式中、すべての記号は後記と同じ意味を表わす。)で
示されるω−シクロアルキル−プロスタグランジンE2
誘導体、それらの非毒性塩、それらのプロドラッグまた
はシクロデキストリン包接化合物に関する。
【0003】
【従来の技術】プロスタグランジンE2(PGE2と略記
する。)は、アラキドン酸カスケードの中の代謝産物と
して知られており、その作用は、細胞保護作用、子宮収
縮、発痛作用、消化管の蠕動運動促進、覚醒作用、胃酸
分泌抑制作用、血圧降下作用、利尿作用等を有している
ことが知られている。近年の研究の中で、PGE2受容
体には、それぞれ役割の異なったサブタイプが存在する
ことが分かってきた。現時点で知られているサブタイプ
は、大別して4つあり、それぞれ、EP1、EP2、EP
3、EP4と呼ばれている(Negishi M.et al, J. Lipid
Mediators Cell Signaling, 12, 379-391 (1995))。
【0004】本発明者らは、これらの受容体にそれぞれ
特異的に結合する化合物を見出すべく、研究を行なった
結果、本発明化合物がEP2に強く結合することを見出
し、本発明を完成した。一般式(I)で示される本発明
化合物は、EP2サブタイプに対する結合が強いため、
免疫疾患(自己免疫疾患、臓器移植など)、喘息、骨形
成異常、神経細胞死、肝障害、早産、流産、緑内障等の
網膜神経障害などに対する予防および/または治療に有
用である。一般式(I)で示される本発明化合物のう
ち、その他のサブタイプやそれ以外のアラキドン酸カス
ケード代謝物の受容体(トロンボキサン受容体、プロス
タグランジンI2受容体等)に対し、結合が弱いもの
は、他の作用を発現しないため、副作用の少ない薬剤と
なる可能性がある。
【0005】一方、PG誘導体の特許出願は数多く知ら
れており、例えば、以下の特許出願が挙げられる。特開
昭54-115351号明細書には、一般式(A)
【化32】
【0006】(式中、R1AおよびR2Aは水素であり、R
3Aは水素、あるいはR4Aと一緒になって6の炭素原子を
含むシクロアルキルを形成するような4の炭素原子のメ
チレン鎖であり、あるいはR4Aと一緒になって式
【化33】
【0007】(基中、pAは0〜1の値を有する整数で
あり、qAは2〜3の値を有する整数であり、そしてそ
のようなビシクロアルケニルの二重結合はqA橋にあ
る。)をもつビシクロアルケニルまたはビシクロアルキ
ル部分であり、R4AはR3Aと一緒になって上で定義した
ようにシクロアルキルまたはビシクロアルキルまたはビ
シクロアルケニルであるか、あるいはR5Aと一緒になっ
て4の炭素原子を含むシクロアルキルを形成するような
3の炭素原子のメチレン鎖であり、R5Aは水素、あるい
はR4Aと一緒になって上で定義したようにシクロアルキ
ルを形成し、そしてR6Aは水素あるいは8の炭素原子の
直鎖アルキルである。)で示される化合物がプロスタグ
ランジン様活性を有することが記載されている。
【0008】
【発明の開示】(1)本発明は、一般式(I)
【化34】
【0009】(式中、Rはカルボキシ基またはヒドロキ
シメチル基を表わし、R1はオキソ基、メチレン基また
はハロゲン原子を表わし、R2は水素原子、水酸基、ま
たはC1〜4のアルコキシ基を表わし、R3は水素原
子、C1〜8のアルキル基、C2〜8のアルケニル基、
C2〜8のアルキニル基、または1〜3個の以下の
(1)〜(5)の基で置換されているC1〜8のアルキ
ル基、C2〜8のアルケニル基またはC2〜8のアルキ
ニル基を表わし:(1)ハロゲン原子、(2)C1〜4
のアルコキシ基、(3)C3〜7のシクロアルキル基、
(4)フェニル基、または(5)1〜3個のハロゲン原
子、C1〜4のアルキル基、C1〜4のアルコキシ基、
ニトロ基またはトリフルオロメチル基で置換されている
フェニル基;nは0〜4を表わし、
【0010】
【化35】 は一重結合または二重結合を表わし、
【化36】 は二重結合または三重結合を表わし、
【化37】 は一重結合、二重結合または三重結合を表わす。ただ
し、(1)5−6位が三重結合を表わすとき、13−1
4位は三重結合を表わさない。(2)13−14位が二
重結合を表わすとき、その二重結合はE体、Z体または
EZ体の混合物を表わす。)
【0011】で示されるω−シクロアルキル−プロスタ
グランジンE2誘導体、それらの非毒性塩、それらのプ
ロドラッグまたはシクロデキストリン包接化合物、
(2)それらの製造方法、および(3)それらを有効成
分として含有する薬剤に関する。
【0012】本発明化合物のプロドラッグとは、 1) 一般式(I)中のRが、COOR10(基中、R10
はC1〜6のアルキル基を表わす。)で表わされる基で
ある一般式(IA)
【化38】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物、
【0013】2) 一般式(I)中のRがCONR12
13(基中、R12およびR13は、独立して、水素原子また
はC1〜6のアルキル基を表わす。)で表わされる基で
ある一般式(IB)
【化39】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物、および
【0014】3) 一般式(I)中、RがCOOR
10(基中、R10は前記と同じ意味を表わす。)であり、
1がR11−COO(基中、R11はC1〜4のアルキル
基、C1〜4のアルコキシ基、フェニル基、フェニル−
C1〜4アルキル基、R14−OOC−C1〜4アルキル
基またはR14−OOC−C2〜4アルケニル基(基中、
14は水素原子またはC1〜4のアルキル基を表わ
す。)を表わし、8−9位が二重結合である。)で表わ
される基である一般式(IC)
【化40】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物を意味する。
【0015】一般式(I)および(IC)中、R3、R
11およびR14が表わすC1〜4のアルキル基とは、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチルおよびそれらの異性体基
を意味する。一般式(I)、(IA)および(IB)
中、R10、R12およびR13が表わすC1〜6のアルキル
基とは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチ
ル、ヘキシルおよびそれらの異性体基を意味する。一般
式(I)中、R3が表わすC1〜8のアルキル基とは、
メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシ
ル、ヘプチル、オクチルおよびそれらの異性体基を意味
する。一般式(IC)中、R11中のC2〜4のアルケニ
ル基とは、ビニル、プロペニル、ブテニルおよびそれら
の異性体基を意味する。一般式(I)中、R3が表わす
C2〜8のアルケニル基とは、ビニル、プロペニル、ブ
テニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテ
ニルおよびそれらの異性体基を意味する。一般式(I)
中、R3が表わすC2〜8のアルキニル基とは、エチニ
ル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、
へプチニル、オクチニルおよびそれらの異性体基を意味
する。一般式(I)および(IC)中、R2、R11、R3
が表わすC1〜4のアルコキシ基とは、メトキシ、エト
キシ、プロポキシ、ブトキシおよびそれらの異性体基を
意味する。一般式(I)中、R3が表わすC3〜7のシ
クロアルキル基とは、シクロプロピル、シクロブチル、
シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロヘプチル
基を意味する。一般式(I)中、R1およびR3中のハロ
ゲン原子とは、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を意味
する。
【0016】本発明において、記号
【化41】 は、当業者にとって明らかなように、特に断わらない限
り紙面の手前に結合していることを表わし、記号
【化42】 は、特に断わらない限り紙面の向こう側に結合している
ことを表わし、記号
【化43】 は、紙面の手前または向こう側に結合しているかあるい
はそれらの混合物であることを表わす。
【0017】本発明においては、特に指示しない限り異
性体はこれをすべて包含する。例えば、アルキル基、ア
ルケニル基およびアルキニル基には直鎖のもの、分枝鎖
のものが含まれ、アルケニル基中の二重結合は、E、Z
およびEZ混合物であるものを含む。また、分枝鎖のア
ルキル基が存在する場合等の不斉炭素原子の存在により
生ずる異性体(例えば、16位の高極性立体異性体、低
極性立体異性体、およびこれらの混合物)も含まれる。
【0018】一般式(I)で示される本発明化合物中、
好ましい化合物としては、実施例に記載した化合物およ
び以下の表1〜表14に示す化合物およびそれらのプロ
ドラッグが挙げられる。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】
【表4】
【0023】
【表5】
【0024】
【表6】
【0025】
【表7】
【0026】
【表8】
【0027】
【表9】
【0028】
【表10】
【0029】
【表11】
【0030】
【表12】
【0031】
【表13】
【0032】
【表14】
【0033】
【塩】一般式(I)で示される本発明化合物は、公知の
方法で相当する塩に変換される。塩は毒性のない、水溶
性のものが好ましい。適当な塩として、アルカリ金属
(カリウム、ナトリウム等)の塩、アルカリ土類金属
(カルシウム、マグネシウム等)の塩、アンモニウム
塩、薬学的に許容される有機アミン(テトラメチルアン
モニウム、トリエチルアミン、メチルアミン、ジメチル
アミン、シクロペンチルアミン、ベンジルアミン、フェ
ネチルアミン、ピペリジン、モノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリス(ヒドロキシメチル)メチル
アミン、リジン、アルギニン、N−メチル−D−グルカ
ミン等)の塩が挙げられる。
【0034】
【シクロデキストリン包接化合物】式(I)で示される
ω−シクロアルキル−プロスタグランジンE2誘導体
は、α−、β−あるいはγ−シクロデキストリン、ある
いはこれらの混合物を用いて、特公昭50-3363号、同52-
31404号または同61-42146号明細書記載の方法を用いる
ことによりシクロデキストリン包接化合物に変換するこ
とができる。シクロデキストリン包接化合物に変換する
ことにより、安定性が増大し、また水溶性が大きくなる
ため、薬剤として使用する際、好都合である。
【0035】
【本発明化合物の製造方法】(1) 一般式(I)で示
される本発明化合物のうち、Rがカルボキシ基である一
般式(I−1)
【化44】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物は、一般式(IA)
【化45】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物を酵素を用いた加水分解反応に付すか、
またはアルカリ性条件下での加水分解反応に付すことに
より製造することができる。
【0036】酵素を用いた加水分解は公知であり、例え
ば、水と混和しうる有機溶媒(エタノール、ジメチルス
ルフォキシド等)と水の混合溶液中、緩衝液の存在下ま
たは非存在下、エステル分解酵素(エステラーゼ、リパ
ーゼ等)を用いて、0〜50℃で行なわれる。アルカリ
性条件下での加水分解反応は公知であり、例えば、水と
混和しうる有機溶媒(エタノール、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等)中、アルカリ(水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸カリウム等)の水溶液を用いて、
−10〜90℃で行なわれる。
【0037】2) 一般式(I)で示される本発明化合
物のうち、Rがヒドロキシメチル基である一般式(I−
2)
【化46】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物のうち、R1がオキソ基である、一般式
(I−2A)
【化47】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物は、一般式(IIA)
【化48】 (式中、R20は水素原子、酸性条件下で脱離する保護基
で保護された水酸基またはC1〜4アルコキシ基を表わ
し、R40は酸性条件で除去できる水酸基の保護基を表わ
し、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。)で示さ
れる化合物を酸性条件下、脱保護反応に付すことにより
製造することができる。
【0038】酸性条件で脱離する水酸基の保護基として
は、例えば、t−ブチルジメチルシリル、トリフェニル
メチル、テトラヒドロピラン−2−イル等が挙げられ
る。酸性条件下での加水分解は公知であり、例えば、水
と混和しうる有機溶媒(テトロヒドロフラン、メタノー
ル、エタノール、ジメトキシエタン、アセトニトリルま
たはこれらの混合溶媒等)中、無機酸(例えば、塩酸、
リン酸、フッ化水素酸、フッ化水素−ピリジン等)また
は、有機酸(酢酸、トシル酸、トリクロロ酢酸)を用い
て、0〜50℃の温度で行なわれる。
【0039】3) 一般式(I)で示される本発明化合
物のうち、Rがヒドロキシメチル基である一般式(I−
2)
【化49】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物のうち、R1がメチレン基である一般式
(I−2B)
【化50】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物は、一般式(IA−4)
【化51】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物を還元反応に付すことにより製造するこ
とができる。
【0040】還元反応は公知であり、例えば、不活性有
機溶媒(テトラヒドロフラン(THF)、ヘキサン、ト
ルエン等)中、ジイソブチルアルミニウムハイドライド
を用いて、−80〜0℃の温度で行なわれる。
【0041】4) 一般式(I)で示される本発明化合
物のうち、Rがヒドロキシメチル基である一般式(I−
2)
【化52】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物のうち、R1がハロゲン原子である一般
式(I−2C)
【化53】 (式中、R15は、ハロゲン原子を表わし、その他の記号
は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物は、一
般式(IA−5)
【化54】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物を還元反応に付すことにより製造するこ
とができる。還元反応は前記した方法と同様にして行な
われる。
【0042】5) 一般式(IA)で示される本発明化
合物のプロドラッグのうち、R2が水素原子または水酸
基である一般式(IA−1)
【化55】 (式中、R22は、水素原子または水酸基を表わし、その
他の記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合
物は、一般式(III)
【化56】 (式中、R21は、水素原子または酸性条件下で、脱離す
る保護基で保護された水酸基を表わし、その他の記号は
前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物を酸性条
件下の加水分解反応に付すことにより製造することがで
きる。酸性条件下の加水分解反応は、前記した方法によ
り行なうことができる。
【0043】6) 一般式(IA)で示される本発明化
合物のプロドラッグのうち、R2がC1〜4のアルコキ
シ基である一般式(IA−2)
【化57】 (式中、R23は、C1〜4のアルコキシ基を表わし、そ
の他の記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化
合物は、一般式(IA−1)においてR22が水酸基であ
る化合物、すなわち一般式(IA−3)
【化58】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物をO−アルキル化反応に付すことにより
製造することができる。
【0044】O−アルキル化反応は公知であり、例え
ば、不活性有機溶媒(THF、ジエチルエーテル等)
中、ジアゾアルカンを用いて、−30〜40℃で行なわ
れるか、または不活性有機溶媒中(アセトニトリル等)
中、酸化銀の存在下、ヨウ化アルキルを用いて、0〜4
0℃で行なわれる。
【0045】7) 一般式(IB)で示される本発明化
合物のプロドラッグは、一般式(I−1)
【化59】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物と一般式(IV)
【化60】HNR1213 (IV) (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物をアミド化反応に付すことにより製造す
ることができる。
【0046】アミド化反応は公知であり、例えば、不活
性有機溶媒(THF、塩化メチレン、ベンゼン、アセト
ン、アセトニトリルまたはこれらの混合溶媒等)中、三
級アミン(ジメチルアミノピリジン、ピリジン、トリエ
チルアミン等)の存在下または非存在下、縮合剤(1,
3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、1−
エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]カル
ボジイミド(EDC)等)を用いて、0〜50℃で行な
われる。
【0047】8) 一般式(IC)で示される本発明化
合物のプロドラッグは、一般式(V)
【化61】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物を酸性条件下での加水分解反応に付すこ
とにより製造することができる。酸性条件下での加水分
解反応は前記した方法により行なうことができる。
【0048】一般式(IIA)で示される化合物は、以下
の反応工程式(J)に示される工程により製造すること
ができる。一般式(V)で示される化合物は、以下の反
応工程式(K)に示される工程により製造することがで
きる。一般式(III)で示される化合物は、R1およびR
21の種類によって以下の6種の化合物に分けることがで
きる。すなわち、
【0049】1) R1がオキソ基であり、R21が酸性
条件下で脱離する保護基で保護された水酸基である一般
式(IIIA)
【化62】 (式中、R24は、酸性条件下で脱離する保護基で保護さ
れた水酸基を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を
表わす。)で示される化合物、
【0050】2) R1がメチレン基であり、R21が酸
性条件下で脱離する保護基で保護された水酸基である一
般式(IIIB)
【化63】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物、
【0051】3) R1がハロゲン原子であり、R24
酸性条件下で脱離する保護基で保護された水酸基である
一般式(IIIC)
【化64】 (式中、R15は、ハロゲン原子を表わし、その他の記号
は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物、
【0052】4) R1がオキソ基であり、R21が水素
原子である一般式(IIID)
【化65】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物、
【0053】5) R1がメチレン基であり、R21が水
素原子である一般式(IIIE)
【化66】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物、
【0054】6) R1がハロゲン原子であり、R21
水素原子である一般式(IIIF)
【化67】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物。
【0055】上記の一般式(IIIB)で示される化合物
は、一般式(IIIA)で示される化合物から次の反応工
程式(A)に従って製造することができる。上記の一般
式(IIIC)で示される化合物は、一般式(IIIA)で示
される化合物から次の反応工程式(B)、(C)または
(D)に従って製造することができる。上記の一般式
(IIID)で示される化合物は、一般式(IIIA)で示さ
れる化合物から次の反応工程式(E)に従って製造する
ことができる。
【0056】上記の一般式(IIIE)で示される化合物
は、一般式(IIID)で示される化合物から次の反応工
程式(A)と同様の操作により製造することができる。
上記の一般式(IIIF)で示される化合物は、一般式(I
IID)で示される化合物を反応工程式(B)、(C)ま
たは(D)と同様の操作により製造することができる。
一般式(IIIA)で示される化合物は、反応工程式
(F)、(G)または(H)に従って製造することがで
きる。
【0057】各反応工程式中の記号は、以下の意味を表
わすか、または前記と同じ意味を表わす。 Ts:p−トルエンスルホニル基、 Ac:アセチル基、 Ph:フェニル基、 AIBN:2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、 DIBAL:ジイソブチルアルミニウムハイドライド、 t−Bu:t−ブチル基、 n−Bu:ノルマルブチル基、 c−Hex:シクロヘキシル基、 Et:エチル基、 EE:エトキシエチル基、 D-(-)-DIPT :D-(-)-ジイソプロピルタ−タレ−
ト、 L-(+)-DIPT :L-(+)-ジイソプロピルタ−タレ−
ト、 Ti(OiPr)4:チタニウム(IV)イソプロポキ
シド、 TBHP:t−ブチルハイドロパ−オキサイド、 Cp2ZrClH:ビス(シクロペンタジエニル)ジル
コニウムクロライドハイドライド。
【0058】
【化68】
【0059】
【化69】
【0060】
【化70】
【0061】
【化71】
【0062】
【化72】
【0063】
【化73】
【0064】
【化74】
【0065】
【化75】
【0066】
【化76】
【0067】
【化77】
【0068】
【化78】
【0069】
【化79】
【0070】
【化80】
【0071】
【化81】
【0072】前記反応工程式の各反応は公知の方法によ
り行なわれる。前記反応工程式において、出発物質とし
て用いる一般式(VI)、一般式(VIII)、一般式
(X)、一般式(XIII)、一般式(XI)および一般式(X
VI)で示される化合物はそれ自体公知であるか、あるい
は公知の方法により容易に製造することができる。例え
ば、一般式(VI)で示される化合物のうち、(4RS)
−5,5−プロパノオクタ−1−イン−4−オールは特
開昭54-115351号明細書に記載された公知化合物であ
る。
【0073】一般式(VIII)で示される化合物のうち、
(5Z)−7−((3R)−3−t−ブチルジメチルシ
リルオキシ−5−オキソシクロペンタ−1−エン)ヘプ
タ−5−エン酸・メチルエステルおよび一般式(X)で
示される化合物のうち、(4R)−2−(ジエチルアミ
ノメチル)−4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−2
−シクロペンテン−1−オンはJ. Org. Chem., 53, 559
0-5592 (1988)に記載された公知化合物である。一般式
(XII)で示される化合物のうち、(4R)−4−t−
ブチルジメチルシリルオキシ−2−シクロペンテン−1
−オンおよび一般式(XIII)で示される化合物のうち、
7−ヨードヘプタ−5−イン酸・メチルエステルはJ. A
m. Chem.Soc., 110, No. 14, 4718-4726 (1988)に記載
された公知化合物である。式(XI)で示される化合物は
J. Am. Chem. Soc., 97, 4745-4746 (1975)に記載され
た公知化合物である。また、本発明における他の出発物
質および各試薬は、それ自体公知であるかまたは公知の
方法により製造することができる。
【0074】本明細書中の各反応において、反応生成物
は通常の精製手段、例えば常圧下または減圧下における
蒸留、シリカゲルまたはケイ酸マグネシウムを用いた高
速液体クロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、
あるいはカラムクロマトグラフィーまたは洗浄、再結晶
等の方法により精製することができる。精製は各反応ご
とに行なってもよいし、いくつかの反応終了後に行なっ
てもよい。
【0075】
【本発明化合物の薬理活性】一般式(I)で示される本
発明化合物は、PGE2受容体のサブタイプであるEP2
受容体に強く結合し、作用する。例えば、実験室の実験
では、プロスタノイドレセプターサブタイプ発現細胞を
用いた受容体結合実験により、これらを確認した。
【0076】プロスタノイドレセプターサブタイプ発現
細胞を用いた受容体結合実験 スギモト(Sugimoto)らの方法[J. Biol. Chem. 267, 6
463-6466 (1992)]に準じて、プロスタノイドレセプター
サブタイプ(マウスEP1、EP2、EP、EP4)を
それぞれ発現したCHO細胞を調製し、膜標品とした。
調製した膜画分(0.5mg/ml)、3H−PGE2を含
む反応液(200μl)を室温で1時間インキュベート
した。反応を氷冷バッファー(3ml)で停止し、減圧
下吸引ろ過して結合した3H−PGE2をガラスフィルタ
ー(GF/B)にトラップし、結合放射活性を液体シン
チレーターで測定した。
【0077】Kd値とBmax値は、Scatchard plots か
ら求めた[Ann. N.Y. Acad. Sci. 51,660 (1949)]。非特
異的結合は過剰量(2.5μM)の非標識PGE2の存在下
での結合として求めた。本発明化合物による3H−PG
2結合阻害作用の測定は、3H−PGE2(2.5nM)、
本発明化合物を各種濃度で添加して行なった。なお、反
応にはすべて次のバッファーを用いた。 バッファー:リン酸カリウム(10mM,pH6.0),
EDTA(1mM),MgCl2(10mM),NaCl
(0.1M)。 すべての数値は、各実施例化合物のうち、高極性体のも
のを示した。各化合物の解離定数Ki(μM)は次式に
より求めた。 Ki=IC50/(1+([C]/Kd)) 結果を、表15に示す。
【0078】
【表15】 実施例番号 解離定数 Ki(μM) EP1 EP2 EP3α EP4 4 >10 0.092 >10 >10 4(5) >10 0.032 >10 >10 4(10) >10 0.030 >10 >10 6(1) >10 0.036 >10 >10 6(5) >10 0.076 >10 >10 10 >10 0.034 >10 >10 12 >10 0.37 >10 >10 16(1) >10 0.096 >10 >10 17(2) 1.10 0.0009 2.70 0.40
【0079】
【毒性】本発明化合物の毒性は十分に低いものであり、
医薬品として使用するために十分安全であることが確認
された。
【0080】
【医薬品への適用】一般式(I)で示される本発明化合
物は、PGE2受容体に結合し、作用を示すため有用で
ある。とりわけ、EP2サブタイプに対する結合が強い
ため、免疫疾患(自己免疫疾患、臓器移植など)、喘
息、骨形成異常、神経細胞死、肝障害、流産、早産、緑
内障等の網膜神経障害などに対する予防および/または
治療に有用である。一般式(I)で示される本発明化合
物のうち、EP2以外のサブタイプやそれ以外のアラキ
ドン酸カスケード代謝物の受容体(トロンボキサン受容
体、PGI2受容体等)に対し結合が弱いものは、他の
作用を発現しないため、副作用の少ない薬剤となる可能
性がある。一般式(I)で示される本発明化合物および
一般式(IA)、(IB)および(IC)で示されるそ
のプロドラッグ、その非毒性の塩またはそのシクロデキ
ストリン包接化合物を上記の目的で用いるには、通常、
全身的または局所的に、経口または非経口の形で投与さ
れる。プロドラッグにすることにより、刺激性がなくな
る、吸収がよくなる、安定性がよくなる等の利点があ
る。
【0081】投与量は、年齢、体重、症状、治療効果、
投与方法、処理時間等により異なるが、通常、成人一人
当たり、一回につき、1μgから100mgの範囲で一
日一回から数回経口投与されるか、または成人一人当た
り、一回につき、0.1μgから10mgの範囲で一日一
回から数回非経口投与(好ましくは、静脈内投与)され
るか、または一日1時間から24時間の範囲で静脈内に
持続投与される。もちろん前記したように、投与量は種
々の条件により変動するので、上記投与量より少ない量
で十分な場合もあるし、また範囲を越えて投与の必要な
場合もある。本発明化合物を投与する際には、経口投与
のための固体組成物、液体組成物およびその他の組成
物、非経口投与のための注射剤、外用剤、坐剤等として
用いられる。
【0082】経口投与のための固体組成物には、錠剤、
丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤等が含まれる。カプセ
ル剤には、ハードカプセルおよびソフトカプセルが含ま
れる。このような固体組成物においては、ひとつまたは
それ以上の活性物質が、少なくともひとつの不活性な希
釈剤、例えばラクトース、マンニトール、マンニット、
グルコース、ヒドロキシプロピルセルロース、微結晶セ
ルロース、デンプン、ポリビニルピロリドン、メタケイ
酸アルミン酸マグネシウムと混和される。組成物は、常
法に従って、不活性な希釈剤以外の添加物、例えばステ
アリン酸マグネシウムのような潤滑剤、繊維素グリコー
ル酸カルシウムのような崩壊剤、グルタミン酸またはア
スパラギン酸のような溶解補助剤を含有してもよい。錠
剤または丸剤は必要により白糖、ゼラチン、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースフ
タレートなどの胃溶性あるいは腸溶性物質のフィルムで
被膜していてもよいし、また2以上の層で被膜していて
もよい。さらにゼラチンのような吸収されうる物質のカ
プセルも包含される。
【0083】経口投与のための液体組成物は、薬剤的に
許容される乳濁剤、溶液剤、シロップ剤、エリキシル剤
等を含む。このような液体組成物においては、ひとつま
たはそれ以上の活性物質が、一般的に用いられる不活性
な希釈剤(例えば精製水、エタノール)に含有される。
この組成物は、不活性な希釈剤以外に湿潤剤、懸濁剤の
ような補助剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、防腐剤を含有
してもよい。経口投与のためのその他の組成物として
は、ひとつまたはそれ以上の活性物質を含み、それ自体
公知の方法により処方されるスプレー剤が含まれる。こ
の組成物は不活性な希釈剤以外に亜硫酸水素ナトリウム
のような安定剤と等張性を与えるような安定化剤、塩化
ナトリウム、クエン酸ナトリウムあるいはクエン酸のよ
うな等張剤を含有していてもよい。スプレー剤の製造方
法は、例えば米国特許第2,868,691号および同第3,095,3
55号明細書に詳しく記載されている。
【0084】本発明による非経口投与のための注射剤と
しては、無菌の水性または非水性の溶液剤、懸濁剤、乳
濁剤を包含する。水性の溶液剤、懸濁剤としては、例え
ば注射用蒸留水および生理食塩水が含まれる。非水性の
溶液剤、懸濁剤としては、例えばプロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、オリーブ油のような植物
油、エタノールのようなアルコール類、ポリソルベート
80(登録商標)等がある。このような組成物は、さら
に防腐剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、安定化剤、溶解補
助剤(例えば、グルタミン酸、アスパラギン酸)のよう
な補助剤を含んでいてもよい。これらはバクテリア保留
フィルターを通すろ過、殺菌剤の配合または照射によっ
て無菌化される。これらはまた無菌の固体組成物を製造
し、使用前に無菌化または無菌の注射用蒸留水または他
の溶媒に溶解して使用することもできる。非経口投与の
ためその他の組成物としては、ひとつまたはそれ以上の
活性物質を含み、常法により処方される外用液剤、軟
膏、塗布剤、直腸内投与のための坐剤および腟内投与の
ためのペッサリー等が含まれる。
【0085】
【参考例および実施例】以下、参考例および実施例によ
って本発明を詳述するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。クロマトグラフィーによる分離の箇所お
よびTLCに示されるカッコ内の溶媒は、使用した溶出
溶媒または展開溶媒を示し、割合は体積を表わす。NM
Rの箇所に示されているカッコ内の溶媒は、測定に使用
した溶媒を示している。以下の実施例で用いられている
記号、TBSはt−ブチルジメチルシリル基を表わし、
THPはテトラヒドロピラニル基を表わし、Acはアセ
チル基を表わし、EEはエトキシエチル基を表わす。
【0086】参考例1 (4RS)−4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−
5,5−プロパノオクタ−1−イン
【化82】
【0087】(4RS)−5,5−プロパノオクタ−1
−イン−4−オール(4.0g)およびイミダゾール(4.9
g)のジメチルホルムアミド(50ml)溶液にt−ブ
チルジメチルシリルクロリド(5.4g)を氷冷下で加
え、60℃で7時間撹拌した。反応混合溶液に水を加え
酢酸エチルで抽出した。抽出液を水および飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮した。残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン→
ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で精製し、下記物性
値を有する標題化合物(6.8g)を得た。 TLC:Rf 0.64(ヘキサン); NMR(CDCl3):δ 3.75(1H,t,J=5.8Hz), 2.28(1H,dd
d,J=17,5.0,2.5Hz), 2.16(1H,ddd,J=17,6.0,2.5Hz), 2.
10-1.94(1H,m), 1.92(1H,t,J=2.5Hz), 1.90-1.20(9H,
m), 0.90(3H,t,J=6.0Hz), 0.89(9H,s), 0.12(3H,s), 0.
07(3H,s)。
【0088】参考例2 (1E,4RS)−1−ヨード−4−t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ−5,5−プロパノオクタ−1−エン
【化83】
【0089】参考例1で製造した化合物(3.0g)およ
びトリブチルスズヒドリド(3.7ml)の混合物にアゾビ
スイソブチロニトリル(35mg)を加え、80℃で1.
5時間撹拌した。反応混合溶液を室温まで冷却後、ヨウ
素(4.1g)の塩化メチレン(70ml)溶液を滴下
し、10分間撹拌した。反応混合溶液に飽和チオ硫酸ナ
トリウム水溶液、酢酸エチルおよび飽和食塩水を加え撹
拌し、ろ過、分液後、水層を酢酸エチルで抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサン)で精製し、下記物性値を有する標
題化合物(3.9g)を得た。 TLC:Rf 0.77(ヘキサン); NMR(CDCl3):δ 6.49(1H,dt,J=14.5,7.5Hz), 5.97(1
H,d,J=14.5Hz), 3.58(1H,t,J=6.0Hz), 2.20-1.20(12H,
m), 0.91(3H,t,J=6.0Hz), 0.91(9H,s), 0.06(3H,s), 0.
05(3H,s)。
【0090】参考例3 (5Z,11α,13E,16RS)−11,16−ビ
ス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−9−オキソ−
17,17−プロパノプロスタ−5,13−ジエン酸・
メチルエステル
【化84】
【0091】(1E,4RS)−1−ヨード−4−t−
ブチルジメチルシリルオキシ−5,5−プロパノオクタ
−1−エン(368mg)のエーテル(6ml)溶液を
−78℃に冷却し、t−ブチルリチウムの1.7Mペンタ
ン溶液(1.06ml)を滴下し、45分間撹拌した。反応
混合溶液にリチウム・2−チエニル−シアノキュープレ
ートの0.25Mテトラヒドロフラン溶液(4.33ml)を滴
下し、同温度で20分間撹拌した。反応混合溶液に(5
Z)−7−((3R)−3−t−ブチルジメチルシリル
オキシ−5−オキソシクロペンタ−1−エン)ヘプタ−
5−エン酸・メチルエステル(290mg)のエーテル
(4ml)溶液を滴下し、1時間かけて0℃まで昇温し
た。この溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢
酸エチルで抽出した。抽出液を飽和塩化アンモニウム水
溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=25:1)で精
製し、下記物性値を有する標題化合物(332mg)を
得た。 TLC:Rf 0.37(ヘキサン:酢酸エチル=10:
1); NMR(CDCl3):δ 5.75-5.45(1H,m), 5.45-5.20(3H,
m), 4.01(1H,q,J=7.0Hz),3.66(3H,s), 3.57(1H,t,J=4.5
Hz), 2.60(1H,dd,J=17.5,6.5Hz), 2.54-2.24(3H,m), 2.
30(2H,t,J=7.0Hz), 2.24-1.96(6H,m), 1.96-1.20(12H,
m), 0.95(3H,m), 0.91(9H,s), 0.88(9H,s), 0.06(3H,
s), 0.05(3H,s), 0.04(3H,s), 0.03(3H,s)。
【0092】参考例4 (4RS)−4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−
5,5−プロパノオクタ−1−エン
【化85】
【0093】参考例2で製造した化合物(629mg)
の無水エーテル(10ml)溶液を−78℃に冷却後、
t−ブチルリチウムの1.57Mのペンタン溶液(1.96m
l)を滴下し、1時間撹拌した。反応混合溶液に飽和塩
化アンモニウム水溶液(20ml)を加え、ヘキサン
(2回)で抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン)で精製
し、下記物性値を有する標題化合物(434mg)を得
た。 TLC:Rf 0.75(ヘキサン); NMR(CDCl3):δ 5.83(1H,ddt,J=17,9.8,7.4Hz), 5.0
6-4.92(2H,m), 3.59(1H,dd,J=6.0,4.6Hz), 2.20-2.00(2
H,m), 2.00-1.20(10H,m), 0.90(3H,t,J=5.0Hz),0.83(9
H,s), 0.03(6H,s)。
【0094】参考例5 (4RS)−4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−
5,5−プロパノオクタン−1−オール
【化86】
【0095】ボラン・テトラヒドロフラン錯体(2.3m
l、1.0Mテトラヒドロフラン溶液)をアルゴン気流
下、0℃に冷却し、シクロヘキセン(468μl)を滴
下し、1.5時間撹拌した。反応混合溶液に参考例4で製
造した化合物(434mg)の無水テトラヒドロフラン
(10ml)溶液を滴下し、30分間撹拌し、室温で30
分間撹拌した。反応混合溶液に1N−水酸化ナトリウム
水溶液(3ml)と31%過酸化水素水溶液(3ml)
を加えて、室温で30分間撹拌した。反応混合溶液に飽
和チオ硫酸ナトリウム水溶液(5ml)を加え、エーテ
ルで抽出した。抽出液を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液
および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン→酢酸エチル)で精製し、下記
物性値を有する標題化合物(439mg)を得た。 TLC:Rf 0.52(ヘキサン:酢酸エチル=4:1); NMR(CDCl3):δ 3.61(2H,t,J=6.2Hz), 3.55(1H,t,J=
4.6Hz), 2.18-1.20(14H,m), 0.95-0.85(12H,m), 0.05(6
H,s)。
【0096】参考例6 (4RS)−4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1
−ヨード−5,5−プロパノオクタン
【化87】
【0097】参考例5で製造した化合物(430mg)
の無水ベンゼン(10ml)溶液にアルゴン気流下、室
温でイミダゾール(243mg)、トリフェニルホスフ
ィン(936mg)およびヨウ素(726mg)を順次
加え、15分間撹拌した。反応混合溶液に飽和チオ硫酸
ナトリウム水溶液(5ml)を加え、ベンゼン(2回)
で抽出した。抽出液を飽和食塩水(2回)で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン)で精製
し、下記物性値を有する標題化合物(553mg)を得
た。 TLC:Rf 0.63(ヘキサン); NMR(CDCl3):δ 3.54(1H,t,J=5.0Hz), 3.16(2H,t,J=
6.8Hz), 2.17-1.22(14H,m), 0.95-0.85(12H,m), 0.09(3
H,s)。
【0098】参考例7 (3R,4R)−4−t−ブチルジメチルシリルオキシ
−2−メチリデン−3−((4RS)−4−t−ブチル
ジメチルシリルオキシ−5,5−プロパノオクタ−1−
イン−1−イル)シクロペンタノン
【化88】
【0099】(4RS)−t−ブチルジメチルシリルオ
キシ−5,5−プロパノオクタ−1−イン(730m
g)のトルエン(5ml)溶液を0℃に冷却し、n−ブ
チルリチウムの1.6Mヘキサン溶液(1.60ml)を滴下
し、30分間撹拌した。反応混合溶液に塩化ジエチルア
ルミニウムの0.95Mヘキサン溶液(2.95ml)を滴下
し、30分間撹拌した。反応混合溶液に(4R)−2−
(ジエチルアミノメチル)−4−t−ブチルジメチルシ
リルオキシ−2−シクロペンテン−1−オン(595m
g)のトルエン(8ml)溶液を滴下し、室温で15分
間撹拌した。反応混合溶液に飽和塩化アンモニウム水溶
液と2N−塩酸を加え、ヘキサンで抽出した。抽出液を
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10
0:1)で精製し、下記物性値を有する標題化合物(3
64mg)を得た。 TLC:Rf 0.77(ヘキサン:酢酸エチル=10:
1); NMR(CDCl3):δ 6.12(1H,d,J=3.0Hz), 5.53(1H,d,J=
3.0Hz), 4.25(1H,m), 3.71(1H,t,J=5.3Hz), 3.50-3.40
(1H,m), 2.70(1H,dd,J=18.0,6.4Hz), 2.40-1.20(13H,
m), 0.95-0.82(21H,m), 0.18-0.02(12H,m)。
【0100】参考例8 (2R,3R,4R)−4−t−ブチルジメチルシリル
オキシ−2−((2Z)−7−(1−エトキシエトキ
シ)−ヘプタ−2−エン−1−イル)−3−((4R
S)−4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−5,5−
プロパノオクタ−1−イン−1−イル)シクロペンタノ
【化89】
【0101】(1Z)−1−ヨード−6−(1−エトキ
シエトキシ)ヘキサ−1−エン(537mg)のエーテ
ル(5ml)溶液を−78℃に冷却し、t−ブチルリチ
ウムの1.57Mペンタン溶液(2.30ml)を滴下し、1.5
時間撹拌した。反応混合溶液にリチウム・2−チエニル
シアノキュープレートの0.25Mテトラヒドロフラン溶液
(8.00ml)を滴下し、30分間撹拌した。反応混合溶
液に参考例7で製造した化合物(606mg)のエーテ
ル(10ml)溶液を滴下し、1時間かけて0℃まで昇
温した。反応混合溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液と
ヘキサンを加えて1時間撹拌した。有機層を分離し、水
層をヘキサンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢
酸エチル=60:1→30:1)で精製し、下記物性値
を有する標題化合物(585mg)を得た。 TLC:Rf 0.57(ヘキサン:酢酸エチル=6:1); NMR(CDCl3):δ 5.57-5.28(2H,m), 4.65(1H,q,J=5.0
Hz), 4.32-4.03(1H,m),3.73-3.35(5H,m), 2.74-2.60(2
H,m), 2.47-1.18(28H,m), 0.96-0.80(21H,m), 0.13-0.0
5(12H,m)。
【0102】参考例9 (5Z,11α,16RS)−11,16−ビス(t−
ブチルジメチルシリルオキシ)−9−オキソ−17,1
7−プロパノプロスタン−5−エン−13−イン−1−
オール
【化90】
【0103】参考例8で製造した化合物(643mg)
のメタノール(14ml)溶液を0℃に冷却し、p−ト
ルエンスルホン酸ピリジニウム(24mg)を加え、室
温で5時間撹拌した。反応混合溶液に飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。抽出液
を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー)ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で精製し、
下記物性値を有する標題化合物(399mg)を得た。 TLC:Rf 0.37(ヘキサン:酢酸エチル=4:1); NMR(CDCl3):δ 5.60-5.30(2H,m), 4.32-4.22(1H,
m), 3.70(1H,t,J=6.0Hz),3.64(2H,t,J=7.0Hz), 2.72-2.
60(1H,m), 2.66(1H,dd,J=17.8,6.6Hz), 2.47-1.32(23H,
m), 0.95-0.83(21H,m), 0.18-0.03(12H,m)。
【0104】参考例10 (5Z,11α,16RS)−11,16−ビス(t−
ブチルジメチルシリルオキシ)−9−オキソ−17,1
7−プロパノプロスタ−5−エン−13−イン酸・メチ
ルエステル
【化91】
【0105】参考例9で製造した化合物(369mg)
のアセトン(10ml)を−30℃に冷却し、ジョーン
ズ(Jones)試薬(三酸化クロムと硫酸の水溶液、クロ
ム酸として2.0M含有、1.0ml)を滴下し、1時間撹拌
した。反応混合溶液にイソプロピルアルコール(3m
l)を加え、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出
液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶液が約50mlになるまで濃縮した。その溶液を
0℃に冷却し、ジアゾメタンのエーテル溶液を反応溶液
が黄色くなるまで加えた。反応混合溶液を濃縮した。残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル=100:1)で精製し、下記物性値を
有する標題化合物(257mg)を得た。 TLC:Rf 0.76(ヘキサン:酢酸エチル=4:1); NMR(CDCl3):δ 5.49-5.35(2H,m), 4.32-4.22(1H,
m), 3.69(1H,t,J=4.8Hz),3.66(3H,s), 2.73-2.61(12H,
m), 2.44-1.32(20H,m), 2.31(2H,t,J=7.6Hz), 0.95-0.8
2(21H,m), 0.13-0.06(12H,m)。
【0106】参考例11 (11α,13E,16RS)−11,16−ビス(t
−ブチルジメチルシリルオキシ)−9−オキソ−17,
17−プロパノプロスタ−13−エン−5−イン酸・メ
チルエステル
【化92】
【0107】(1E,4RS)−1−ヨード−4−t−
ブチルジメチルシリルオキシ−5,5−プロパノオクタ
−1−エン(265mg)のエーテル(2ml)溶液を
−78℃に冷却し、t−ブチルリチウムの1.7Mペンタ
ン溶液(0.83ml)を滴下し、1時間撹拌した。反応混
合溶液にリチウム・2−チエニル−シアノキュープレー
トの0.25Mテトラヒドロフラン溶液(3.12ml)を滴下
し、20分間撹拌した。反応混合溶液に(4R)−4−
t−ブチルジメチルシリルオキシ−2−シクロペンテン
−1−オン(106mg)のテトラヒドロフラン(4m
l)溶液を滴下し、30分間かけて−20℃まで昇温し
た。反応混合溶液に7−ヨードヘプタ−5−イン酸・メ
チルエステル(665mg)のテトラヒドロフラン(5
ml)溶液を滴下し、3時間撹拌した。反応混合溶液に
飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、ヘキサンで抽出し
た。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=50:1→2
0:1)で精製し、下記物性値を有する標題化合物(4
4mg)を得た。 TLC:Rf 0.36(ヘキサン:酢酸エチル=9:1); NMR(CDCl3):δ 5.78-5.55(1H,m), 5.40-5.23(1H,
m), 4.10-3.95(1H,m), 3.66(3H,s), 3.63-3.53(1H,m),
2.80-2.50(2H,m), 2.50-1.20(22H,m), 1.00-0.80(3H,
m), 0.91,0.90 and 0.88(18H,3s), 0.09,0.05 and 0.04
(12H,3s)。
【0108】実施例1 (5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ
−9−オキソ−17,17−プロパノプロスタ−5,1
3−ジエン酸・メチルエステル
【化93】
【0109】参考例3で製造した化合物(330mg)
のアセトニトリル(7ml)溶液にピリジン(3m
l)、47%フッ化水素水溶液(6ml)を加え、室温
で5時間撹拌した。反応混合溶液に水を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、
下記物性値を有する本発明化合物であり、互いに16位
の立体異性体である低極性体(55mg)および高極性
体(55mg)を得た。
【0110】低極性体 TLC:Rf 0.37(ヘキサン:酢酸エチル=2:3); NMR(CDCl3):δ 5.71(1H,ddd,J=15.3,7.6,6.3Hz),
5.54-5.26(3H,m), 4.18-4.00(1H,m), 3.67(3H,s), 3.55
(1H,dd,J=10.0,2.4Hz), 2.75(1H,ddd,J=18.6,7.2,1.0H
z), 2.85-2.65(1H,br), 2.50-1.50(19H,m), 2.32(2H,t,
J=7.5Hz), 1.50-1.20(3H,m), 0.94(3H,t,J=6.9Hz)。
【0111】高極性体 TLC:Rf 0.29(ヘキサン:酢酸エチル=2:3); NMR(CDCl3):δ 5.69(1H,ddd,J=15.4,8.2,5.4Hz),
5.49-5.25(3H,m), 4.12-3.98(1H,m), 3.67(3H,s), 3.65
-3.20(1H,br), 3.55(1H,dd,J=10.2,2.4Hz), 2.74(1H,dd
d,J=18.4,7.4,1.0Hz), 2.50-1.50(19H,m), 2.31(2H,t,J
=7.3Hz), 1.50-1.20(3H,m), 0.94(3H,t,J=6.9Hz)。
【0112】実施例1(1)〜1(2) 参考例10および参考例11で製造した化合物を用い
て、実施例1と同様に操作して、以下の本発明化合物を
得た。
【0113】実施例1(1) (5Z,11α,16RS)−11,16−ジヒドロキ
シ−9−オキソ−17,17−プロパノプロスタ−5−
エン−13−イン酸・メチルエステル
【化94】
【0114】混合物 TLC:Rf 0.57(ヘキサン:酢酸エチル=1:
2); NMR(CDCl3):δ 5.54-5.31(2H,m), 4.39-4.27(1H,
m), 3.70-3.63(1H,m), 3.67(3H,s), 3.40-3.30(1H,bs),
2.75(1H,dd,J=18.4,7.2Hz), 2.72-1.20(24H,m), 0.93
(3H,t,J=7.0Hz)。
【0115】実施例1(2) (11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ−9−
オキソ−17,17−プロパノプロスタ−13−エン−
5−イン酸・メチルエステル
【化95】
【0116】低極性体 TLC:Rf 0.33(ヘキサン:酢酸エチル=1:2); NMR(CDCl3):δ 5.80(1H,ddd,J=15.4,7.6,6.2Hz),
5.52(1H,dd,J=15.4,8.2Hz), 4.22-4.06(1H,m), 3.68(3
H,s), 3.59(1H,dd,J=9.8,2.8Hz), 2.90-2.55(3H,m), 2.
50-1.20(21H,m), 2.43(2H,t,J=7.6Hz), 0.94(3H,t,J=6.
8Hz)。
【0117】高極性体 TLC:Rf 0.24(ヘキサン:酢酸エチル=1:2); NMR(CDCl3):δ 5.76(1H,ddd,J=15.4,8.2,5.4Hz),
5.46(1H,dd,J=15.4,8.6Hz), 4.19-4.03(1H,m), 3.68(3
H,s), 3.58(1H,dd,J=10.0,2.2Hz), 2.90-2.55(3H,m),
2.50-1.20(21H,m), 2.43(2H,t,J=7.4Hz), 0.94(3H,t,J=
6.8Hz)。
【0118】実施例2 (5Z,11α,16RS)−11,16−ジヒドロキ
シ−9−オキソ−17,17−プロパノプロスタ−5−
エン酸・メチルエステル
【化96】
【0119】参考例6で製造した化合物を用いて、参考
例3→実施例1と同様に操作して、下記物性値を有する
本発明化合物を得た。 混合物 TLC:Rf 0.34(ヘキサン:酢酸エチル=1:2); NMR(CDCl3):δ 5.51-5.28(2H,m), 4.28-4.16(1H,
m), 3.67(3H,s), 3.55-3.50(1H,m), 2.68(1H,ddd,J=19,
7,3Hz), 2.50-1.20(25H,m), 2.33(2H,t,J=7Hz), 0.93(3
H,t,J=7Hz)。
【0120】実施例3〜3(9) 参考例1において、出発原料である(4RS)−5,5
−プロパノオクタ−1−イン−4−オールの代わりに相
当するアセチレン誘導体を用いて、参考例1→参考例2
→参考例3→実施例1と同様に操作して、以下の本発明
化合物を得た。
【0121】実施例3 (5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ
−20−メチル−9−オキソ−17,17−プロパノプ
ロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエステル
【化97】
【0122】低極性体 TLC:Rf 0.32(ヘキサン:酢酸エチル=1:1); NMR(CDCl3):δ 5.71(1H,ddd,J=15,8,6Hz), 5.52-5.
27(3H,m), 4.17-4.03(1H,m), 3.67(3H,s), 3.54(1H,dd,
J=10,2Hz), 2.75(1H,dd,J=19,8Hz), 2.50-1.90(9H,m),
2.30(2H,t,J=7Hz), 1.90-1.20(14H,m), 0.90(3H,t,J=7H
z)。
【0123】高極性体 TLC:Rf 0.28(ヘキサン:酢酸エチル=1:1); NMR(CDCl3):δ 5.71(1H,ddd,J=15,8,6Hz), 5.50-5.
27(3H,m), 4.17-4.00(1H,m), 3.66(3H,s), 3.56(1H,dd,
J=10,2Hz), 2.74(1H,dd,J=17,6Hz), 2.48-1.20(23H,m),
2.30(2H,t,J=7Hz), 0.92(3H,t,J=7Hz)。
【0124】実施例3(1) (5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ
−20−エチル−9−オキソ−17,17−プロパノプ
ロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエステル
【化98】
【0125】低極性体 TLC:Rf 0.31(ヘキサン:酢酸エチル=1:1); NMR(CDCl3):δ 5.71(1H,ddd,J=15,8,6Hz), 5.52-5.
27(3H,m), 4.15-4.02(1H,m), 3.67(3H,s), 3.54(1H,dd,
J=10,2Hz), 2.75(1H,dd,J=19,8Hz), 2.50-1.90(9H,m),
2.32(2H,t,J=7Hz), 1.90-1.20(16H,m), 0.90(3H,t,J=7H
z)。
【0126】高極性体 TLC:Rf 0.27(ヘキサン:酢酸エチル=1:1); NMR(CDCl3):δ 5.72(1H,ddd,J=15,8,6Hz), 5.49-5.
27(3H,m), 4.12-3.99(1H,m), 3.66(3H,s), 3.55(1H,dd,
J=10,2Hz), 2.75(1H,dd,J=19,8Hz), 2.50-1.90(9H,m),
2.33(2H,t,J=7Hz), 1.90-1.10(16H,m), 0.90(3H,t,J=7H
z)。
【0127】実施例3(2) (5Z,11α,13E)−20−クロロ−11,16
−ジヒドロキシ−9−オキソ−17,17−プロパノプ
ロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエステル
【化99】
【0128】低極性体 TLC:Rf 0.24(ヘキサン:酢酸エチル=1:2); NMR(CDCl3):δ 5.70(1H,ddd,J=15,8,6Hz), 5.53-5.
26(3H,m), 4.17-4.03(1H,m), 3.67(3H,s), 3.59-3.53(3
H,m), 2.76(1H,dd,J=18,8Hz), 2.50-1.45(21H,m), 2.30
(2H,t,J=7Hz)。
【0129】高極性体 TLC:Rf 0.18(ヘキサン:酢酸エチル=1:2); NMR(CDCl3):δ 5.70(1H,ddd,J=15,8,6Hz), 5.50-5.
26(3H,m), 4.17-4.00(1H,m), 3.66(3H,s), 3.59-3.53(3
H,m), 2.74(1H,dd,J=19,7Hz), 2.50-1.50(21H,m), 2.30
(2H,t,J=7Hz)。
【0130】実施例3(3) (5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ
−9−オキソ−18−フェニル−17,17−プロパノ
−19,20−ジノルプロスタ−5,13−ジエン酸・
メチルエステル
【化100】
【0131】低極性体 TLC:Rf 0.29(ヘキサン:酢酸エチル=1:2); NMR(CDCl3):δ 7.33-7.20(5H,m), 5.70(1H,ddd,J=1
5,8,6Hz), 5.54-5.27(3H,m), 4.18-4.03(1H,m), 3.66(3
H,s), 3.57(1H,dd,J=10,2Hz), 2.92(1H,d,J=13Hz), 2.7
6(1H,dd,J=1 9,7Hz), 2.65(1H,d,J=13Hz), 2.50-1.45(1
7H,m), 2.30(2H,t,J=7Hz)。
【0132】高極性体 TLC:Rf 0.21(ヘキサン:酢酸エチル=1:2); NMR(CDCl3):δ 7.36-7.18(5H,m), 5.70(1H,ddd,J=1
5,8,6Hz), 5.49-5.26(3H,m), 4.18-3.99(1H,m), 3.65(3
H,s), 3.57(1H,dd,J=10,2Hz), 2.91(1H,d,J=14Hz), 2.7
3(1H,dd,J=1 8,7Hz), 2.66(1H,d,J=14Hz), 2.50-1.45(1
7H,m), 2.30(2H,t,J=7Hz)。
【0133】実施例3(4) (5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ
−9−オキソ−17,17−プロパノプロスタ−5,1
3,19−トリエン酸・メチルエステル
【化101】
【0134】低極性体 TLC:Rf 0.44(ヘキサン:酢酸エチル=1:2); NMR(CDCl3):δ 5.95(1H,ddt,J=17.0,10.0,7.4Hz),
5.71(1H,ddd,J=15.4,7.7,5.9Hz), 5.60-5.25(3H,m), 5.
20-5.05(2H,m), 4.16-4.02(1H,m), 3.67(3H,s),3.56(1
H,dd,J=9.6,2.0Hz), 2.76(1H,ddd,J=18.3,7.3,1.4Hz),
2.50-1.55(21H,m), 2.32(2H,t,J=7.5Hz)。
【0135】高極性体 TLC:Rf 0.34(ヘキサン:酢酸エチル=1:2); NMR(CDCl3):δ 5.95(1H,ddt,J=17.2,10.0,7.4Hz),
5.70(1H,ddd,J=15.4,7.6,5.6Hz), 5.57-5.25(3H,m), 5.
20- 5.05(2H,m), 4.14-3.98(1H,m), 3.67(3H,s),3.56(1
H,dd,J=10.2,2.3Hz), 3.00-2.70(1H,br), 2.74(1H,ddd,
J=18.2,7.4,1.4Hz), 2.50-1.55(20H,m), 2.32(2H,t,J=
7.5Hz)。
【0136】実施例3(5) (5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ
−20−メチル−9−オキソ−17,17−プロパノプ
ロスタ−5,13−ジエン−19−イン酸・メチルエス
テル
【化102】
【0137】低極性体 TLC:Rf 0.43(ヘキサン:酢酸エチル=1:2); NMR(CDCl3):δ 5.83-5.66(1H,m), 5.55-5.25(3H,
m), 4.18-4.00(1H,m), 3.75-3,60(1H,m), 3.67(3H,s),
2.75(1H,ddd,J=18.4,7.4,1.4Hz), 2.50-1.55(21H,m),
2.32(2H,t,J=7.4Hz), 1.80(3H,t,J=2.6Hz)。
【0138】高極性体 TLC:Rf 0.33(ヘキサン:酢酸エチル=1:2); NMR(CDCl3):δ 5.72(1H,ddd,J=15.0,7.8,5.8Hz),
5.52-5.25(3H,m), 4.15-3.98(1H,m), 3.73-3.62(1H,m),
3.67(3H,s), 2.74(1H,ddd,J=18.4,7.2,1.4Hz), 2.50-
1.50(21H,m), 2.32(2H,t,J=7.2Hz), 1.80(3H,t,J=2.6H
z)。
【0139】実施例3(6) (5Z,11α,13E)−17,17−ブタノ−1
1,16−ジヒドロキシ−9−オキソプロスタ−5,1
3−ジエン酸・メチルエステル
【化103】
【0140】低極性体 TLC:Rf 0.43(ヘキサン:酢酸エチル=2:3); NMR(CDCl3):δ 5.71(1H,ddd,J=15.2,7.9,5.7Hz),
5.54-5.25(3H,m), 4.14-4.01(1H,m), 3.67(3H,s), 3.47
(1H,dd,J=10.2,2.0Hz), 2.75(1H,ddd,J=18.4,7.4,1.0H
z), 2.50-1.80(10H,m), 2.32(2H,t,J=7.4Hz), 1.80-1.5
0(9H,m), 1.50-1.20(6H,m), 0.90(3H,t,J=6.8Hz)。
【0141】高極性体 TLC:Rf 0.34(ヘキサン:酢酸エチル=2:3); NMR(CDCl3):δ 5.67(1H,ddd,J=15.2,8.2,5.2Hz),
5.48-5.25(3H,m), 4.12-3.96(1H,m), 3.70-3.40(1H,b
r), 3.67(3H,s), 3.48(1H,dd,J=10.2,2.0Hz), 2.75(1H,
ddd,J=18.4,7.6,1.0Hz), 2.50-1.80(10H,m), 2.31(2H,
t,J=7.5Hz), 1.80-1.50(8H,m), 1.50-1.20(6H,m), 0.90
(3H,t,J=6.6Hz)。
【0142】実施例3(7) (5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ
−9−オキソ−17,17−ペンタノプロスタ−5,1
3−ジエン酸・メチルエステル
【化104】
【0143】低極性体 TLC:Rf 0.47(ヘキサン:酢酸エチル=2:3); NMR(CDCl3):δ 5.71(1H,ddd,J=15.4,8.0,5.6Hz),
5.53-5.25(3H,m), 4.16-4.01(1H,m), 3.67(3H,s), 3.47
(1H,dd,J=10.6,2.0Hz), 2.75(1H,ddd,J=18.6,7.4,1.2 H
z), 2.50-2.00(10H,m), 2.32(2H,t,J=7.4Hz), 2.00-1.1
5(17H,m), 0.91(3H,t,J=6.5Hz)。
【0144】高極性体 TLC:Rf 0.38(ヘキサン:酢酸エチル=2:3); NMR(CDCl3):δ 5.69(1H,ddd,J=15.4,8.0,5.6Hz),
5.48-5.25(3H,m), 4.12-3.96(1H,m), 3.67(3H,s), 3.60
-3.00(1H,br), 3.47(1H,dd,J=10.5,1.7Hz), 2.73(1H,dd
d,J=18.4,7.4,1.0Hz), 2.50-1.95(10H,m), 2.31(2H,t,J
=7.4Hz), 1.80-1.15(16H,m), 0.91(3H,t,J=6.7Hz)。
【0145】実施例3(8) (5Z,11α,13E)−18−シクロヘキシル−1
1,16−ジヒドロキシ−9−オキソ−17,17−プ
ロパノ−19,20−ジノルプロスタ−5,13−ジエ
ン酸・メチルエステル
【化105】
【0146】低極性体 TLC:Rf 0.40(ヘキサン:酢酸エチル=2:3); NMR(CDCl3):δ 5.74(1H,ddd,J=15.2,8.0,6.0Hz),
5.60-5.25(3H,m), 4.18-4.02(1H,m), 3.67(3H,s), 3.67
-3.56(1H,m), 2.76(1H,dd,J=18.2,7.8Hz), 2.60-1.95(1
3H,m), 2.33(2H,t,J=7.6Hz), 1.95-1.45(12H,m), 1.45-
0.85(7H,m)。
【0147】高極性体 TLC:Rf 0.35(ヘキサン:酢酸エチル=2:3); NMR(CDCl3):δ 5.72(1H,ddd,J=15.4,8.2,5.2Hz),
5.50-5.25(3H,m), 4.14-3.98(1H,m), 3.67(3H,s), 3.61
(1H,dd,J=10.2,2.0Hz), 3.49(1H,br), 2.74(1H,ddd,J=1
8.4,7.4,1.0Hz), 2.60-1.95(12H,m), 2.32(2H,t,J=7.6H
z), 1.95-1.45(12H,m), 1.45-0.85(7H,m)。
【0148】実施例3(9) (5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ
−9−オキソ−17,17−プロパノ−20−ノルプロ
スタ−5,13−ジエン酸・メチルエステル
【化106】
【0149】低極性体 TLC:Rf 0.35(ヘキサン:酢酸エチル=1:2); NMR(CDCl3):δ 5.71(1H,ddd,J=15,8,6Hz), 5.52-5.
24(3H,m), 4.15-4.03(1H,m), 3.67(3H,s), 3.56(1H,dd,
J= 10,2Hz), 2.75(1H,ddd,J=19,7,1Hz), 2.50-1.35(19
H,m), 2.34(2H ,t,J=7Hz), 0.92(3H,t,J=7Hz)。
【0150】高極性体 TLC:Rf 0.26(ヘキサン:酢酸エチル=1:2); NMR(CDCl3):δ 5.71(1H,ddd,J=15,8,6Hz), 5.48-5.
26(3H,m), 4.12-3.99(1H,m), 3.66(3H,s), 3.56(1H,dd,
J= 10,2Hz), 2.73(1H,ddd,J=19,7,1Hz), 2.48-1.47(19
H,m), 2.34(2H ,t,J=7Hz), 0.92(3H,t,J=7Hz)。
【0151】実施例4 (5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ
−9−オキソ−17,17−プロパノプロスタ−5,1
3−ジエン酸
【化107】
【0152】実施例1で製造した低極性体化合物(55
mg)のエタノール(0.4ml)およびリン酸バッファ
ー(pH7.4、4ml)の混合溶液に室温でPLE(ぶ
た肝臓エステラーゼ、20μl)を加え、3時間撹拌し
た。反応混合溶液に飽和硫酸アンモニウム水溶液を加
え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を1N−塩酸および
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→酢酸エチル)で精
製し、下記物性値を有する本発明化合物(33mg)を
得た。実施例1で製造した高極性体化合物についても上
記と同様の操作に付すことにより下記物性値を有する本
発明化合物(29mg)を得た。
【0153】低極性体 TLC:Rf 0.41(酢酸エチル:ヘキサン:酢酸=1
6:8:1); NMR(CDCl3):δ 5.74(1H,dt,J=15.0,6.0Hz), 5.55-
5.25(3H,m), 4.08(1H,q,J=7.5Hz), 3.64(1H,dd,J=10.5,
2.5Hz), 2.75(1H,dd,J=18.0,7.5Hz), 2.50-2.20(7H,m),
2.20-1.20(18H,m), 0.94(3H,t,J=7.0Hz)。
【0154】高極性体 TLC:Rf 0.36(酢酸エチル:ヘキサン:酢酸=1
6:8:1); NMR(CDCl3):δ 5.71(1H,ddd,J=14.0,8.0,6.0Hz),
5.54-5.30(3H,m), 4.05(1H,q,J=8.5Hz), 3.61(1H,dd,J=
10.0,2.5Hz), 2.74(1H,dd,J=19.0,8.0Hz), 2.50-2.20(7
H,m), 2.20-1.20(18H,m), 0.95(3H,t,J=6.5Hz)。
【0155】実施例4(1)〜4(13) 実施例3〜3(9)、実施例2、および実施例1(1)
〜1(2)で製造した化合物を用いて、実施例4と同様
に操作して、以下に示す本発明化合物を得た。
【0156】実施例4(1) (5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ
−20−メチル−9−オキソ−17,17−プロパノプ
ロスタ−5,13−ジエン酸
【化108】
【0157】低極性体 TLC:Rf 0.74(酢酸エチル:酢酸=50:1); NMR(CDCl3):δ 5.72(1H,dt,J=16,7Hz), 5.52-5.31
(3H,m), 5.10-4.50(3H,bs), 4.14-4.01(1H,m), 3.60(1
H,dd,J=16,2Hz), 2.74(1H,dd,J=18,7Hz), 2.45-1.15(25
H,m), 0.90(3H,t,J=7Hz)。
【0158】高極性体 TLC:Rf 0.67(酢酸エチル:酢酸=50:1); NMR(CDCl3):δ 5.90-4.80(7H,m), 4.10-3.98(1H,
m), 3.56(1H,d,J=9Hz), 2.72(1H,dd,J=18,7Hz), 2.47-
1.15(23H,m), 2.30(2H,t,J=7Hz), 0.90(3H,t,J=7Hz)。
【0159】実施例4(2) (5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ
−20−エチル−9−オキソ−17,17−プロパノプ
ロスタ−5,13−ジエン酸
【化109】
【0160】低極性体 TLC:Rf 0.80(酢酸エチル:酢酸=50:1); NMR(CDCl3):δ 5.72(1H,dt,J=15,7Hz), 5.52-5.31
(3H,m), 5.60-4.40(3H,bs), 4.14-4.01(1H,m), 3.60(1
H,dd,J=11,2Hz), 2.74(1H,dd,J=18,8Hz), 2.45- 1.18(2
5H,m), 2.34(2H,t,J=7Hz), 0.90(3H,t,J=7Hz)。
【0161】高極性体 TLC:Rf 0.73(酢酸エチル:酢酸=50:1); NMR(CDCl3):δ 5.76-5.61(1H,m), 5.49-5.32(3H,
m), 4.80-4.20(3H,bs), 4.11-3.98(1H,m), 3.59(1H,dd,
J=10,1Hz), 2.73(1H,dd,J=18,8Hz), 2.45-1.15(25H,m),
2.35(2H,t,J=7Hz), 0.90(3H,t,J=7Hz)。
【0162】実施例4(3) (5Z,11α,13E)−20−クロロ−11,16
−ジヒドロキシ−9−オキソ−17,17−プロパノプ
ロスタ−5,13−ジエン酸
【化110】
【0163】低極性体 TLC:Rf 0.50(酢酸エチル:酢酸=50:1); NMR(CDCl3):δ 5.80-5.65(1H,m), 5.54-5.38(3H,
m), 4.20-3.00(3H,br), 4.17-4.02(1H,m), 3.63(1H,dd,
J=10,2Hz), 3.56(2H,t,J=6.2Hz), 2.76(1H,dd,J=17.8,
6.8Hz), 2.46-1.48(23H,m)。
【0164】高極性体 TLC:Rf 0.44(酢酸エチル:酢酸=50:1); NMR(CDCl3):δ 5.68(1H,ddd,J=15,7,5Hz), 5.50-5.
29(3H,m), 4.80-4.00(3H,br), 4.12-3.99(1H,m), 3.63-
3.53(3H,m), 2.74(1H,dd,J=18,7Hz), 2.45-1.50(21H,
m), 2.30(2H,t,J=7Hz)。
【0165】実施例4(4) (5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ
−9−オキソ−18−フェニル−17,17−プロパノ
−19,20−ジノルプロスタ−5,13−ジエン酸
【化111】
【0166】低極性体 TLC:Rf 0.52(酢酸エチル:酢酸=50:1); NMR(CDCl3):δ 7.37-7.18(5H,m), 5.72(1H,ddd,J=1
5,7,6Hz), 5.54-5.40 (3H,m), 4.14-4.01(1H,m), 3.67
(1H,dd,J=10,2Hz), 3.50-2.90(3H,bs), 2.90(1H,d,J=14
Hz), 2.75(1H,dd,J=19,8Hz), 2.66(1H,d,J=14Hz), 2.47
-1.45(17H,m), 2.31(2H,t,J=7Hz)。
【0167】高極性体 TLC:Rf 0.43(酢酸エチル:酢酸=50:1); NMR(CDCl3):δ 7.37-7.18(5H,m), 5.67(1H,ddd,J=1
5,8,6Hz), 5.49-5.28(3H,m), 5.20-4.60(3H,bs), 4.18-
3.98(1H,m), 3.62(1H,bd,J=10Hz), 2.87(1H,d,J=14Hz),
2.73(1H,dd,J=18,8Hz), 2.65(1H,d,J=14Hz), 2.45-1.4
2(19H,m)。
【0168】実施例4(5) (5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ
−9−オキソ−17,17−プロパノプロスタ−5,1
3,19−トリエン酸
【化112】
【0169】低極性体 TLC:Rf 0.28(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
1:2:0.03); NMR(CDCl3):δ 5.94(1H,ddt,J=17.0,10.0,7.4Hz),
5.72(1H,ddd,J=15.0,7.8,6.2Hz), 5.60-5.30(3H,m), 5.
20-5.05(2H,m), 5.00-4.00(3H,br), 4.16-4.00(1H,m),
3.63(1H,dd,J=10.2,2.4Hz), 2.75(1H,ddd,J=18.2,7.4,
1.0Hz), 2.50-1.60(21H,m)。
【0170】高極性体 TLC:Rf 0.21(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
1:2:0.03); NMR(CDCl3):δ 5.94(1H,ddt,J=17.2,10.2,7.2Hz),
5.66(1H,ddd,J=15.2,8.0,5.6Hz), 5.53-5.25(3H,m), 5.
30-4.50(3H,br), 5.20-5.00(2H,m), 4.12-3.96(1H,m),
3.58(1H,dd,J=10.2,1.8Hz), 2.72(1H,dd,J=18.2,7.2H
z), 2.50-1.60(21H,m)。
【0171】実施例4(6) (5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ
−20−メチル−9−オキソ−17,17−プロパノプ
ロスタ−5,13−ジエン−19−イン酸
【化113】
【0172】低極性体 TLC:Rf 0.26(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
1:2:0.03); NMR(CDCl3):δ 5.84-5.66(1H,m), 5.56-5.32(3H,
m), 4.80-3.60(3H,br), 4.18-4.00(1H,m), 3.77(1H,dd,
J=10.0,2.6Hz), 2.76(1H,ddd,J=18.4,7.4,1.0Hz),2.50-
1.60(21H,m), 1.81(3H,t,J=2.5Hz)。
【0173】高極性体 TLC:Rf 0.20(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
1:2:0.03); NMR(CDCl3):δ 5.71(1H,ddd,J=15.0,7.6,5.8Hz),
5.52-5.28(3H,m), 5.30-4.20(3H,br), 4.13-3.95(1H,
m), 3.72(1H,dd,J=10.2,2.2Hz), 2.74(1H,ddd,J=18.4,
7.4,1.0Hz), 2.50-1.60(21H,m), 1.81(3H,t,J=2.5Hz)。
【0174】実施例4(7) (5Z,11α,13E)−17,17−ブタノ−1
1,16−ジヒドロキシ−9−オキソプロスタ−5,1
3−ジエン酸
【化114】
【0175】低極性体 TLC:Rf 0.33(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
2:3:0.05); NMR(CDCl3):δ 5.82-5.65(1H,m), 5.55-5.30(3H,
m), 5.40-4.60(3H,br), 4.16-3.98(1H,m), 3.55(1H,dd,
J=10.6,2.0Hz), 2.75(1H,dd,J=18.0,7.0Hz), 2.50-1.90
(11H,m), 1.80-1.10(14H,m), 0.90(3H,t,J=6.4Hz)。
【0176】高極性体 TLC:Rf 0.26(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
2:3:0.05); NMR(CDCl3):δ 5.75-5.57(1H,m), 5.50-5.30(3H,
m), 5.80-4.80(3H,br), 4.12-3.94(1H,m), 3.51(1H,d,J
= 9.4Hz), 2.73(1H,dd,J=18.0,7.0Hz), 2.50-1.95(11H,
m), 1.80-1.10(14H,m), 0.90(3H,t,J=6.4Hz)。
【0177】実施例4(8) (5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ
−9−オキソ−17,17−ペンタノプロスタ−5,1
3−ジエン酸
【化115】
【0178】低極性体 TLC:Rf 0.35(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
2:3:0.05); NMR(CDCl3):δ 5.81-5.63(1H,m), 5.55-5.30(3H,
m), 5.40-4.50(3H,br), 4.15-3.98(1H,m), 3.53(1H,d,J
= 10.2Hz), 2.75(1H,dd,J=18.2,7.0Hz), 2.50-1.90(11
H,m), 1.80-1.10(16H,m), 0.90(3H,t,J=6.4Hz)。
【0179】高極性体 TLC:Rf 0.28(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
2:3:0.05); NMR(CDCl3):δ 5.75-5.57(1H,m), 5.50-5.30(3H,
m), 5.80-5.00(3H,br), 4.11-3.95(1H,m), 3.50(1H,d,J
= 10.0Hz), 2.73(1H,dd,J=18.4,7.0Hz), 2.50-1.90(11
H,m), 1.80-1.10(16H,m), 0.90(3H,t,J=6.4Hz)。
【0180】実施例4(9) (5Z,11α,13E)−18−シクロヘキシル−1
1,16−ジヒドロキシ−9−オキソ−17,17−プ
ロパノ−19,20−ジノルプロスタ−5,13−ジエ
ン酸
【化116】
【0181】低極性体 TLC:Rf 0.36(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
1:2:0.03); NMR(CDCl3):δ 5.75(1H,ddd,J=15.2,7.4,6.0Hz),
5.55-5.30(3H,m), 5.40-4.40(3H,br), 4.17-4.02(1H,
m), 3.68(1H,dd,J=10.2,2.2Hz), 2.76(1H,dd,J=18.2,7.
0Hz), 2.50-1.90(14H,m), 1.90-1.40(11H,m), 1.40-0.8
0(7H,m)。
【0182】高極性体 TLC:Rf 0.26(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
1:2:0.03); NMR(CDCl3):δ 5.73(1H,ddd,J=15.0,7.7,6.1Hz),
5.55-5.30(3H,m), 4.80-3.60(3H,br), 4.15-3.98(1H,
m), 3.66(1H,dd,J=10.2,2.0Hz), 2.74(1H,dd,J=18.2,6.
8Hz), 2.50-1.90(14H,m), 1.90-1.40(11H,m), 1.40-0.8
0(7H,m)。
【0183】実施例4(10) (5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ
−9−オキソ−17,17−プロパノ−20−ノルプロ
スタ−5,13−ジエン酸
【化117】
【0184】低極性体 TLC:Rf 0.43(酢酸エチル:酢酸=50:1); NMR(CDCl3):δ 5.73(1H,ddd,J=16,8,7Hz), 5.53-5.
38(3H,m), 4.90-4.10(3H,bs), 4.14-4.02(1H,m), 3.63
(1H,dd,J=10,3Hz), 2.75(1H,ddd,J=19,8,1Hz), 2.45-1.
30(19H,m), 2.33(2H,t,J=7Hz), 0.92(3H,t,J=7Hz)。
【0185】高極性体 TLC:Rf 0.39(酢酸エチル:酢酸=50:1); NMR(CDCl3):δ 5.71(1H,ddd,J=15,8,6Hz), 5.49-5.
29(3H,m), 5.20-4.40(3H,bs), 4.11-3.98(1H,m), 3.60
(1H,dd,J=10,2Hz), 2.73(1H,ddd,J=18,7,1Hz), 2.45-1.
35(19H,m), 2.33(2H,t,J=7Hz), 0.92(3H,t,J=7Hz)。
【0186】実施例4(11) (5Z,11α,16RS)−11,16−ジヒドロキ
シ−9−オキソ−17,17−プロパノプロスタ−5−
エン酸
【化118】
【0187】混合物 TLC:Rf 0.62(酢酸エチル:酢酸=50:1); NMR(CDCl3):δ 5.50-5.20(2H,m), 5.20-4.60(3H,b
s), 4.20-4.10(1H,m), 3.58-3.52(1H,m), 2.75-2.61(1
H,dd,J=18,7Hz), 2.50-1.20(25H,m), 2.32(2H,t,J=7H
z), 0.92(3H,t,J=7Hz)。
【0188】実施例4(12) (5Z,11α,16RS)−11,16−ジヒドロキ
シ−9−オキソ−17,17−プロパノプロスタ−5−
エン−13−イン酸
【化119】
【0189】混合物 TLC:Rf 0.45(酢酸エチル:酢酸=50:1); NMR(CDCl3):δ 6.00-5.20(3H,bs), 5.50-5.30(2H,
m), 4.37-4.21(1H,m), 3.75-3.65(1H,m), 2.73(1H,dd,J
=18.2,6.6Hz), 2.70-1.20(23H,m), 0.93(3H,t,J=7.0H
z)。
【0190】実施例4(13) (11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ−9−
オキソ−17,17−プロパノプロスタ−13−エン−
5−イン酸
【化120】
【0191】低極性体 TLC:Rf 0.30(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
1:3:0.04); NMR(CDCl3):δ 5.83(1H,dt,J=15.4,6.8Hz), 5.48(1
H,dd,J=15.4,8.2Hz), 5.50-4.50(3H,br), 4.22-4.05(1
H,m), 3.60(1H,dd,J=10.0,2.4Hz), 2.88-2.62(3H,m),
2.49(2H,t,J=7.1Hz), 2.40-1.20(19H,m), 0.94(3H,t,J=
6.7Hz)。
【0192】高極性体 TLC:Rf 0.25(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
1:3:0.04); NMR(CDCl3):δ 6.00-4.80(3H,br), 5.71(1H,ddd,J=
15.0,9.2,4.4Hz), 5.41(1H,dd,J=15.0,8.5Hz), 4.20-4.
03(1H,m), 3.61(1H,d,J=10.0Hz), 2.88-2.65(3H,m), 2.
50(2H,t,J=7.0Hz), 2.40-1.20(19H,m), 0.94(3H,t,J=6.
7Hz)。
【0193】実施例5 (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
9,20−メタノ−11,16−ジヒドロキシ−9−オ
キソプロスタ−5,13−ジエン酸メチルエステル
【化121】
【0194】参考例1、2および3と同様の操作により
得られたTBSにより保護された化合物を用いて、実施
例1と同様の操作により、下記の物性値を有する標題化
合物を得た。
【0195】低極性体 TLC:Rf 0.48(ヘキサン:酢酸エチル=1:
2); NMR(CDCl3):δ 5.73(1H,ddd,J=15.2,7.8,5.8Hz),
5.54-5.26(3H,m), 4.17-4.01(1H,m), 3.74-3.63(1H,m),
3.67(3H,s), 2.75(1H,ddd,J=18.4,7.6,1.0Hz), 2.50-
1.60(19H,m), 2.32(2H,t,J=7.6Hz), 1.54(1H,dd,J=14.
0,6.8Hz), 1.34(1H,dd,J=14.0,6.4Hz), 0.90-0.68(1H,
m), 0.55-0.44(2H,m), 0.16-0.05(2H,m)。
【0196】高極性体 TLC:Rf 0.38(ヘキサン:酢酸エチル=1:
2); NMR(CDCl3):δ 5.70(1H,ddd,J=15.4,8.2,5.6Hz),
5.50-5.25(3H,m), 4.14-3.98(1H,m), 3.74-3.62(1H,m),
3.67(3H,s), 3.34(1H,br), 2.74(1H,ddd,J=18.4,7.4,
1.0Hz), 2.50-1.60(18H,m), 2.31(2H,t,J=7.4Hz), 1.53
(1H,dd,J=14.0,6.8Hz), 1.36(1H,dd,J=14.0,6.4Hz), 0.
90-0.68(1H,m), 0.56-0.45(2H,m), 0.16-0.06(2H,m)。
【0197】実施例5(1)〜5(7) 実施例5と同様の操作により、下記物性値を有する標題
化合物を得た。
【0198】実施例5(1) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−2
0,20−メチレン−11,16−ジヒドロキシ−9−
オキソプロスタ−5,13−ジエン酸メチルエステル
【化122】
【0199】低極性体 TLC:Rf 0.49(ヘキサン:酢酸エチル=1:
2); NMR(CDCl3):δ 5.86(1H,ddt,J=17.0,10.4,6.5Hz),
5.71(1H,ddd,J=15.2,7.8,5.8Hz), 5.55-5.25(3H,m), 5.
10-4.90(2H,m), 4.18-4.01(1H,m), 3.67(3H,s),3.57(1
H,dd,J=10.0,2.6Hz), 2.76(1H,ddd,J=18.4,7.4,1.0Hz),
2.50-1.40(23H,m), 2.32(2H,t,J=7.4Hz)。
【0200】高極性体 TLC:Rf 0.40(ヘキサン:酢酸エチル=1:
2); NMR(CDCl3):δ 5.86(1H,ddt,J=17.2,10.2,6.4Hz),
5.71(1H,ddd,J=15.2,8.0,5.8Hz), 5.50-5.25(3H,m), 5.
10-4.90(2H,m), 4.14-3.98(1H,m), 3.67(3H,s),3.57(1
H,dd,J=10.2,2.4Hz), 3.02(1H,br), 2.74(1H,ddd,J=18.
4,7.4,1.0Hz), 2.50-1.40(22H,m), 2.32(2H,t,J=7.5H
z)。
【0201】実施例5(2) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−2
0−メトキシ−11,16−ジヒドロキシ−9−オキソ
プロスタ−5,13−ジエン酸メチルエステル
【化123】
【0202】低極性体 TLC:Rf 0.25(ヘキサン:酢酸エチル=1:
3); NMR(CDCl3):δ 5.71(1H,ddd,J=15.4,7.4,6.4Hz),
5.55-5.25(3H,m), 4.16-4.00(1H,m), 3.67(3H,s), 3.57
(1H,dd,J=9.6,2.6Hz), 3.48-3.30(2H,m), 3.35(3H,s),
2.75(1H,ddd,J=18.4,8.0,1.0Hz), 2.70(1H,br), 2.50-
1.45(22H,m), 2.32(2H,t,J=7.5Hz)。
【0203】高極性体 TLC:Rf 0.17(ヘキサン:酢酸エチル=1:
3); NMR(CDCl3):δ 5.69(1H,ddd,J=15.2,8.4,5.6Hz),
5.50-5.25(3H,m), 4.13-3.98(1H,m), 3.67(3H,s), 3.56
(1H,dd,J=10.0,2.2Hz), 3.46-3.32(2H,m), 3.35(3H,s),
2.74(1H,ddd,J=18.4,7.4,1.0Hz), 2.50-1.45(23H,m),
2.31(2H,t,J=7.3Hz)。
【0204】実施例5(3) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−2
0−フルオロ−11,16−ジヒドロキシ−9−オキソ
プロスタ−5,13−ジエン酸メチルエステル
【化124】
【0205】低極性体 TLC:Rf 0.31(ヘキサン:酢酸エチル=1:
2); NMR(CDCl3):δ 5.71(1H,ddd,J=15.4,7.6,5.8Hz),
5.55-5.25(3H,m), 4.47(2H,dt,J=47.0,5.2Hz), 4.17-4.
02(1H,m), 3.67(3H,s), 3.58(1H,dd,J=10.0,2.4Hz), 2.
76(1H,ddd,J=18.6,7.4,1.2Hz), 2.50-1.40(23H,m), 2.3
2(2H,t,J=7.3Hz)。
【0206】高極性体 TLC:Rf 0.24(ヘキサン:酢酸エチル=1:
2); NMR(CDCl3):δ 5.70(1H,ddd,J=15.4,8.2,5.8Hz),
5.52-5.25(3H,m), 4.47(2H,dt,J=46.8,5.8Hz), 4.14-3.
98(1H,m), 3.67(3H,s), 3.58(1H,dd,J=10.2,2.2Hz), 3.
06(1H,br), 2.74(1H,ddd,J=18.4,7.4,1.0Hz), 2.50-1.4
0(22H,m), 2.32(2H,t,J=7.5Hz)。
【0207】実施例5(4) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
9−メチル−11,16−ジヒドロキシ−9−オキソプ
ロスタ−5,13−ジエン酸メチルエステル
【化125】
【0208】低極性体 TLC:Rf 0.45(ヘキサン:酢酸エチル=1:
2); NMR(CDCl3):δ 5.73(1H,ddd,J=15.2,8.0,6.0Hz),
5.50-5.25(3H,m), 4.17-4.02(1H,m), 3.70-3.58(1H,m),
3.67(3H,s), 2.76(1H,ddd,J=18.4,7.6,1.0Hz), 2.50-
1.60(20H,m), 2.33(2H,t,J=7.4Hz), 1.56(1H,dd,J=14.
2,6.8Hz), 1.33(1H,dd,J=14.2,6.2Hz), 0.92(6H,d,J=6.
6Hz)。
【0209】高極性体 TLC:Rf 0.35(ヘキサン:酢酸エチル=1:
2); NMR(CDCl3):δ 5.72(1H,ddd,J=15.2,8.2,5.8Hz),
5.50-5.25(3H,m), 4.14-3.98(1H,m), 3.70-3.59(1H,m),
3.67(3H,s), 3.24(1H,br), 2.74(1H,ddd,J=18.4,7.6,
1.0Hz), 2.50-1.60(19H,m), 2.32(2H,t,J=7.4Hz), 1.56
(1H,dd,J=14.2,6.8Hz), 1.34(1H,dd,J=14.2,6.4Hz), 0.
92(6H,d,J=6.6Hz)。
【0210】実施例5(5) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1,16−ジヒドロキシ−9−オキソ−20−ノルプロ
スタ−5,13,18−トリエン酸メチルエステル
【化126】
【0211】低極性体 TLC:Rf 0.30(ヘキサン:酢酸エチル=1:
2); NMR(CDCl3):δ 5.95(1H,dd,J=17.2,10.7Hz), 5.69
(1H,ddd,J=15.2,7.6,6.0Hz), 5.49-5.29(3H,m), 5.22(1
H,dd,J=10.7,1.8Hz), 5.15(1H,dd,J=17.2,1.8Hz),4.13-
4.01(1H,m), 3.67(3H,s), 3.60(1H,dd,J=10.0,2.3Hz),
2.74(1H,ddd,J=18.4,7.4,1.2Hz), 2.45-1.60(19H,m),
2.30(2H,t,J=7.0Hz)。
【0212】高極性体 TLC:Rf 0.22(ヘキサン:酢酸エチル=1:
2); NMR(CDCl3):δ 5.94(1H,dd,J=17.0,10.8Hz), 5.67
(1H,ddd,J=15.2,8.4,5.8Hz), 5.45-5.29(3H,m), 5.23(1
H,dd,J=10.8,1.6Hz), 5.15(1H,dd,J=17.0,1.8Hz),4.13-
3.97(1H,m), 3.66(3H,s), 3.59(1H,dd,J=10.4,2.2Hz),
2.73(1H,dd,J=18.2,7.2Hz), 2.44-1.60(19H,m), 2.30(2
H,t,J=6.9Hz)。
【0213】実施例5(6) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1,16−ジヒドロキシ−9−オキソ−19,20−ジ
ノルプロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエステル
【化127】
【0214】高極性体 TLC:Rf 0.30(ヘキサン:酢酸エチル=1:
3); NMR(CDCl3):δ 5.71(1H,ddd,J=15,8,6Hz), 5.55-5.
25(3H,m), 4.18-4.02(1H,m), 3.67(3H,s), 3.56(1H,dd,
J=10,2Hz), 2.73(1H,ddd,J=19,7,1Hz), 2.50-1.60(21H,
m), 1.15(3H,s)。
【0215】実施例5(7) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1,16−ジヒドロキシ−9−オキソ−18,19,2
0−トリノルプロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエ
ステル
【化128】
【0216】高極性体 TLC:Rf 0.25(ヘキサン:酢酸エチル=1:
3); NMR(CDCl3):δ 5.70(1H,ddd,J=15,8,6Hz), 5.54-5.
26(3H,m), 4.17-4.00(1H,m), 3.66(3H,s), 3.62-3.50(1
H,m), 2.74(1H,ddd,J=18,7,1Hz), 2.60-1.60(22H,m)。
【0217】実施例6 (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
9,20−メタノ−11,16−ジヒドロキシ−9−オ
キソプロスタ−5,13−ジエン酸
【化129】
【0218】実施例5で各々得られた化合物を用いて、
実施例4と同様の操作により、下記物性値を有する標題
化合物を得た。低極性体 TLC:Rf 0.31(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
1:2:0.03); NMR(CDCl3):δ 5.83-5.66(1H,m), 5.60-5.30(3H,
m), 5.40-4.20(3H,br), 4.17-4.00(1H,m), 3.77(1H,dd,
J=10.4,2.2Hz), 2.75(1H,dd,J=18.4,7.6Hz), 2.50-1.60
(19H,m), 1.53(1H,dd,J=14.2,6.7Hz), 1.35(1H,dd,J=1
4.2,6.4Hz), 0.95-0.65(1H,m), 0.60-0.45(2H,m), 0.20
-0.05(2H,m)。
【0219】高極性体 TLC:Rf 0.26(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
1:2:0.03); NMR(CDCl3):δ 6.00-4.00(3H,br), 5.70(1H,ddd,J=
15.4,7.8,5.6Hz), 5.50-5.25(3H,m), 4.14-3.96(1H,m),
3.73(1H,dd,J=10.0,2.0Hz), 2.74(1H,dd,J=18.4,7.6H
z), 2.50-1.60(19H,m), 1.50(1H,dd,J=14.2,6.8Hz), 1.
37(1H,dd,J=14.2,6.3Hz), 0.90-0.70(1H,m), 0.60-0.45
(2H,m), 0.17-0.05(2H,m)。
【0220】実施例6(1)〜6(8) 実施例6と同様の操作により、下記物性値を有する標題
化合物を得た。
【0221】実施例6(1) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−2
0,20−メチレン−11,16−ジヒドロキシ−9−
オキソプロスタ−5,13−ジエン酸
【化130】
【0222】低極性体 TLC:Rf 0.32(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
1:2:0.03); NMR(CDCl3):δ 5.86(1H,ddt,J=17.0,10.2,6.8Hz),
5.80-5.64(1H,m), 5.55-5.30(3H,m), 5.10-4.90(2H,m),
5.00-4.00(3H,br), 4.16-4.00(1H,m), 3.64(1H,dd,J=1
0.2,2.4Hz), 2.75(1H,dd,J=18.4,7.4Hz), 2.50-1.40(23
H,m)。
【0223】高極性体 TLC:Rf 0.27(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
1:2:0.03); NMR(CDCl3):δ 5.86(1H,ddt,J=17.0,10.2,6.4Hz),
5.78-5.60(1H,m), 5.60-4.40(3H,br), 5.55-5.25(3H,
m), 5.10-4.90(2H,m), 4.12-3.96(1H,m), 3.61(1H,dd,J
=10.2,1.8Hz), 2.74(1H,dd,J=18.6,7.4Hz), 2.50-1.40
(23H,m)。
【0224】実施例6(2) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−2
0−メトキシ−11,16−ジヒドロキシ−9−オキソ
プロスタ−5,13−ジエン酸
【化131】
【0225】低極性体 TLC:Rf 0.36(酢酸エチル:酢酸=100:
1); NMR(CDCl3):δ 5.72(1H,dt,J=15.2,6.6Hz), 5.55-
5.25(3H,m), 5.60-4.40(3H,br), 4.16-4.00(1H,m), 3.6
1(1H,dd,J=9.6,2.2Hz), 3.48-3.38(2H,m), 3.37(3H,s),
2.75(1H,dd,J=18.2,7.4Hz), 2.50-1.40(23H,m)。
【0226】高極性体 TLC:Rf 0.27(酢酸エチル:酢酸=100:
1); NMR(CDCl3):δ 5.68(1H,ddd,J=15.2,8.0,5.0Hz),
5.50-5.20(3H,m), 5.40-4.20(3H,br), 4.13-3.97(1H,
m), 3.56(1H,dd,J=10.4,2.0Hz), 3.55-3.35(2H,m),3.38
(3H,s), 2.75(1H,dd,J=18.2,7.4Hz), 2.50-1.40(23H,
m)。
【0227】実施例6(3) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−2
0−フルオロ−11,16−ジヒドロキシ−9−オキソ
プロスタ−5,13−ジエン酸
【化132】
【0228】低極性体 TLC:Rf 0.30(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
1:3:0.04); NMR(CDCl3):δ 5.72(1H,ddd,J=15.5,7.0,6.0Hz),
5.48(1H,dd,J=15.5,8.5Hz), 5.46-5.36(2H,m), 5.20-3.
80(3H,br), 4.55-4.48 and 4.46-4.38(2H,m), 4.12-4.0
4(1H,m), 3.64(1H,dd,J=10.5,2.0Hz), 2.75(1H,ddd,J=1
8.5,7.5,1.0Hz), 2.43-2.26(6H,m), 2.21(1H,dd,J=18.
5,10.0Hz), 2.15-1.95(6H,m), 1.95- 1.63(9H,m), 1.57
-1.48(1H,m)。
【0229】高極性体 TLC:Rf 0.23(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
1:3:0.04); NMR(CDCl3):δ 5.68(1H,ddd,J=15.5,8.0,5.5Hz),
5.46(1H,dd,J=15.5,8.5Hz), 5.50-4.50(3H,br), 5.45-
5.33(2H,m), 4.55-4.48 and 4.46-4.38(2H,m), 4.10-4.
02(1H,m), 3.61(1H,dd,J=10.5,2.0Hz), 2.73(1H,dd,J=1
8.0,7.0Hz),2.43-2.25(6H,m), 2.20(1H,dd,J=18.0,10.0
Hz), 2.15-1.95(6H,m), 1.95-1.62(9H,m),1.57-1.48(1
H,m)。
【0230】実施例6(4) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
9−メチル−11,16−ジヒドロキシ−9−オキソプ
ロスタ−5,13−ジエン酸
【化133】
【0231】低極性体 TLC:Rf 0.31(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
1:2:0.03); NMR(CDCl3):δ 5.75(1H,dt,J=15.2,6.4Hz), 5.55-
5.30(3H,m), 5.40-4.40(3H,br), 4.17-4.00(1H,m), 3.7
0(1H,dd,J=10.2,2.0Hz), 2.76(1H,ddd,J=18.6,7.4,1.0H
z), 2.50-1.50(20H,m), 1.55(1H,dd,J=14.2,6.8Hz), 1.
33(1H,dd,J=14.2,6.2Hz), 0.92(6H,d,J=6.6Hz)。
【0232】高極性体 TLC:Rf 0.24(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
1:2:0.03); NMR(CDCl3):δ 5.72(1H,ddd,J=15.2,8.0,5.8Hz),
5.55-5.25(3H,m), 5.20-4.20(3H,br), 4.14-3.98(1H,
m), 3.68(1H,dd,J=10.0,2.0Hz), 2.74(1H,ddd,J=18.0,
7.2,1.0Hz), 2.50-1.50(20H,m), 1.55(1H,dd,J=14.2,7.
2Hz), 1.33(1H,dd,J=14.2,6.4Hz), 0.92(6H,d,J=6.4H
z)。
【0233】実施例6(5) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1,16−ジヒドロキシ−9−オキソ−20−ノルプロ
スタ−5,13,18−トリエン酸
【化134】
【0234】低極性体 TLC:Rf 0.36(酢酸エチル:酢酸=50:1); NMR(CDCl3):δ 5.93(1H,dd,J=17.2,10.6Hz), 5.70
(1H,ddd,J=15.2,7.2,5.8Hz), 5.49-5.38(3H,m), 5.24(1
H,dd,J=10.6,1.4Hz), 5.16(1H,dd,J=17.2,1.4Hz),4.20-
3.20(3H,br), 4.13-4.00(1H,m), 3.68(1H,dd,J=10.4,2.
4Hz), 2.74(1H,ddd,J=18.4,7.4,1.2Hz), 2.43-1.60(19
H,m)。
【0235】高極性体 TLC:Rf 0.32(酢酸エチル:酢酸=50:1); NMR(CDCl3):δ 5.93(1H,dd,J=17.2,10.6Hz), 5.65
(1H,ddd,J=15.2,8.2,5.6Hz), 5.28-5.15(3H,m), 5.25(1
H,dd,J=10.6,1.4Hz), 5.16(1H,dd,J=17.2,1.4Hz),5.10-
4.10(3H,br), 4.08-3.95(1H,m), 3.63(1H,dd,J=10.6,2.
0Hz), 2.70(1H,ddd,J=19.2,7.6,1.1Hz), 2.42-1.60(19
H,m)。
【0236】実施例6(6) (5Z,11α,13Z)−17,17−プロパノ−1
1,16−ジヒドロキシ−9−オキソプロスタ−5,1
3−ジエン酸
【化135】
【0237】低極性体 TLC:Rf 0.49(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
1:2:0.03); NMR(CDCl3):δ 6.00-4.00(3H,br), 5.67(1H,dt,J=
5,11Hz), 5.46(1H,t,J=11Hz), 5.43-5.33(2H,m), 4.08-
4.00(1H,m), 3.61(1H,dd,J=10,2Hz), 2.83-2.72(2H,m),
2.40-2.25(3H,m), 2.33(2H,t,J=7.5Hz), 2.25(1H,dd,J
=19,9.5Hz), 2.15-2.03(4H,m), 2.03-1.63(8H,m), 1.60
-1.53(1H,m), 1.43-1.25(3H,m), 0.95(3H,t,J=7Hz)。
【0238】高極性体 TLC:Rf 0.45(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
1:2:0.03); NMR(CDCl3):δ 5.69(1H,dt,J=11,8Hz), 5.47-5.35
(3H,m), 5.00-3.00(3H,br), 4.10-4.03(1H,m), 3.64(1
H,dd,J=7,3Hz), 2.84-2.73(2H,m), 2.43-1.95(9H,m),
2.33(2H,t,J=7Hz), 2.26(1H,dd,J=18.5,9.5Hz), 1.92-
1.55(7H,m),1.45-1.30(3H,m), 0.95(3H,t,J=7Hz)。
【0239】実施例6(7) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1,16−ジヒドロキシ−9−オキソ−19,20−ジ
ノルプロスタ−5,13−ジエン酸
【化136】
【0240】高極性体 TLC:Rf 0.19(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
1:3:0.04); NMR(CDCl3):δ 6.00-4.00(3H,br), 5.71(1H,ddd,J=
15,8,6Hz), 5.55-5.30(3H,m), 4.15-3.95(1H,m), 3.60
(1H,dd,J=10,2Hz), 2.73(1H,ddd,J=18,7,1Hz), 2.50-1.
60(19H,m), 1.15(3H,s)。
【0241】実施例6(8) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1,16−ジヒドロキシ−9−オキソ−18,19,2
0−トリノルプロスタ−5,13−ジエン酸
【化137】
【0242】高極性体 TLC:Rf 0.16(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
1:3:0.04); NMR(CDCl3):δ 6.00-4.00(3H,br), 5.70(1H,ddd,J=
15,8,6Hz), 5.53-5.28(3H,m), 4.13-3.96(1H,m), 3.65-
3.55(1H,m), 2.74(1H,ddd,J=18,7,1Hz), 2.60-1.60(20
H,m)。
【0243】参考例12 (5Z,13E)−17,17−プロパノ−16−ヒド
ロキシ−9−オキソプロスタ−5,10,13−トリエ
ン酸メチルエステル
【化138】
【0244】実施例1で製造した化合物(高極性体;9
5mg)のTHF(5ml)溶液に塩化銅(40mg)を
加え、1N塩酸(5ml)を加えて60℃で4時間撹拌
した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて酢酸エチ
ルで抽出し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。硫
酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮して得られた粗生
成物をジエチルエーテル(5ml)に溶かし、0℃に冷
却し、ジアゾメタンのジエチルエーテル溶液を反応溶液
が黄色を保つまで加えた。反応溶液を減圧下濃縮して得
られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(酢酸エチル-ヘキサン)で精製し、下記物性値を有す
る標題化合物(65mg)を得た。 TLC:Rf 0.68(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)。 NMR(CDCl3):δ 7.49(1H,dd,J=6.0,2.8Hz), 6.16(1
H,dd,J=6.0,2.2Hz), 5.67-5.24(4H,m), 3.67(3H,s), 3.
54(1H,dd,J=9.8,2.8Hz), 3.25-3.19(1H,m), 2.30-1.25
(20H,m), 2.32(2H,t,J=6.8Hz), 0.92(3H,t,J=7.0Hz)。
【0245】参考例13 (5Z,13E)−17,17−プロパノ−16−(t
−ブチルジメチルシリルオキシ)−9−オキソプロスタ
−5,10,13−トリエン酸メチルエステル
【化139】
【0246】参考例12で製造した化合物(60mg)
および2,6−ルチジン(116μl)の無水塩化メチ
レン溶液(5ml)に、アルゴン雰囲気下、0℃でトリ
フルオロメタンスルホン酸t−ブチルジメチルシリルエ
ステル(190μl)を滴下した。0℃で2時間撹拌
後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ヘキサンで
2回抽出し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。硫
酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮して得られた粗生
成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン
−酢酸エチル)で精製し、下記物性値を有する標題化合
物(44mg)を得た。 TLC:Rf 0.53(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)。
【0247】参考例14 (5Z,13E)−17,17−プロパノ−16−(t
−ブチルジメチルシリルオキシ)−9−オキソプロスタ
−5,13−ジエン酸メチルエステル
【化140】
【0248】水素化リチウムアルミニウム(48mg)
の無水THF(1ml)懸濁液に、アルゴン雰囲気下、
−78℃でヨウ化銅(I)(190mg)のTHF−HM
PA(1:1,2ml)懸濁液を加え、30分間、同温
度で撹拌した。この反応液に参考例13で製造した化合
物(43mg)の無水THF(2ml)溶液を滴下し、
30分間、同温度で撹拌した。反応液に飽和塩化アンモ
ニウム水溶液を加え、室温まで昇温してろ過した。沈殿
物をジエチルエーテルで洗浄し、ろ液の水層をジエチル
エーテルで抽出して合わせた有機層を飽和塩化ナトリウ
ム水溶液で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥
後、減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン)で精製
し、下記物性値を有する標題化合物(25mg)を得
た。 TLC:Rf 0.41(ヘキサン:酢酸エチル=4:1); NMR(CDCl3):δ 5.60-5.25(4H,m), 3.66(3H,s), 3.5
7(1H,m), 2.50-1.20(24H,m), 2.30(2H,t,J=6.8Hz), 0.9
8-0.85(12H,m), 0.03(6H,s)。
【0249】実施例7 (5Z,13E)−17,17−プロパノ−16−ヒド
ロキシ−9−オキソプロスタ−5,13−ジエン酸メチ
ルエステル
【化141】
【0250】参考例14で製造した化合物を用いて、実
施例1と同様の操作により、下記の物性値を有する標題
化合物を得た。 低極性体 TLC:Rf 0.81(ヘキサン:酢酸エチル=1:
1); NMR(CDCl3):δ 5.58-5.33(4H,m), 3.67(3H,s),
3.51(1H,dd,j=10.2,2.6Hz), 2.56-1.24(25H,m), 2.33(2
H,t,J=7.6Hz), 0.94(3H,t,J=7.0Hz)。
【0251】高極性体 TLC:Rf 0.76(ヘキサン:酢酸エチル=1:
1); NMR(CDCl3):δ 5.70-5.25(4H,m), 3.67(3H,s),
3.53(1H,dd,J=10.0,2.4Hz), 2.58-1.22(25H,m), 2.32(2
H,t,J=7.6Hz), 0.94(3H,t,J=6.8Hz)。
【0252】実施例8 (5Z,13E)−17,17−プロパノ−16−ヒド
ロキシ−9−オキソプロスタ−5,13−ジエン酸
【化142】
【0253】実施例7で製造した化合物を用いて、実施
例4と同様の操作により、下記物性値を有する標題化合
物を得た。 低極性体 TLC:Rf 0.74(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=1
00:100:1); NMR(CDCl3):δ 5.58-5.37(4H,m), 5.40-3.40(2H,b
r), 3.60(1H,dd,J=10.2,2.2Hz), 2.53-1.20(24H,m), 2.
30(2H,t,J=6.8Hz), 0.93(3H,t,J=6.8Hz)。
【0254】高極性体 TLC:Rf 0.71(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=1
00:100:1); NMR(CDCl3):δ 5.62-5.37(4H,m), 5.60-3.20(2H,b
r), 3.64-3.53(1H,m), 2.55-1.20(24H,m), 2.30(2H,t,J
=6.8Hz), 0.94(3H,t,J=6.8Hz)。
【0255】実施例9 (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1−メトキシ−16−ヒドロキシ−9−オキソプロスタ
−5,13−ジエン酸メチルエステル
【化143】
【0256】実施例1で製造した化合物(高極性体;7
8mg)のエーテル(5ml)溶液に、シリカゲル(kies
el gel 7734,4.7g)を加え、そこに氷冷下でジアゾメ
タンエーテル溶液を滴下した。この懸濁液をそのまま濃
縮し、シリカゲルカラム(kiesel gel 7734,20g,
ヘキサン:酢酸エチル=5:1〜3:1)で精製し、下
記物性値を有する標題化合物(高極性体:45mg)を
得た。
【0257】高極性体 TLC:Rf 0.57(ヘキサン:酢酸エチル=1:1); NMR(CDCl3):δ 5.67(1H,ddd,J=15.4,7.6,5.8Hz),
5.51(1H,dd,J=15.4,7.8Hz), 5.50-5.26(2H,m), 3.77-3.
63(1H,m), 3.67(3H,s), 3.53(1H,dd,J=10.2,2.4Hz), 3.
37(3H,s), 2.76(1H,ddd,J=18.6,7.2,1.2Hz), 2.54(1H,d
t,J=11.8,7.8Hz),2.45-1.20(21H,m), 2.31(2H,t,J=7.5H
z), 0.94(3H,t,J=6.9Hz)。
【0258】実施例1で製造した化合物(低極性体;7
2mg)についても同様に反応を行ない、下記物性値を
有する標題化合物(低極性体:47mg)を得た。 低極性体 TLC:Rf 0.66(ヘキサン:酢酸エチル=1:1); NMR(CDCl3):δ 5.74-5.26(4H,m), 3.78-3.65(1H,
m), 3.67(3H,s), 3.54(1H,dd,J=10.0,2.4Hz), 3.38(3H,
s), 2.77(1H,ddd,J=18.4,7.0,1.0Hz), 2.55(1H,dt,J=1
1.6,7.4Hz), 2.40-1.20(21H,m), 2.32(2H,t,J=7.4Hz),
0.94(3H,t,J=6.9Hz)。
【0259】実施例9(1)〜9(4) 実施例9と同様の操作により、下記物性値を有する標題
化合物を得た。
【0260】実施例9(1) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1−メトキシ−16−ヒドロキシ−9−オキソ−19−
メチルプロスタ−5,13−ジエン酸メチルエステル
【化144】
【0261】高極性体 TLC:Rf 0.72(ヘキサン:酢酸エチル=1:1); NMR(CDCl3):δ 5.79-5.25(4H,m), 3.77-3.60(2H,m),
3.66(3H,S), 3.37(3H,s), 2.76(1H,ddd,J=18.4,7.6,1.
2Hz), 2.61-1.20(21H,m), 2.33(2H,t,J=6.9Hz),0.93(3
H,d,J=1.0Hz), 0.90(3H,d,J=1.0Hz)。
【0262】実施例9(2) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1−メトキシ−16−ヒドロキシ−9−オキソ−19,
20−メタノプロスタ−5,13−ジエン酸メチルエス
テル
【化145】
【0263】高極性体 TLC:Rf 0.63(ヘキサン:酢酸エチル=1:1); NMR(CDCl3):δ 5.77-5.23(4H,m), 3.76-3.64(2H,m),
3.66(3H,S), 3.37(3H,s), 2.76(1H,ddd,J=18.4,7.0,1.
2Hz), 2.61-1.23(20H,m), 2.33(2H,t,J=6.9Hz),0.90-0.
70(1H,m), 0.55-0.45(2H,m), 0.15-0.05(2H,m)。
【0264】実施例9(3) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1−メトキシ−16−ヒドロキシ−9−オキソ−20−
ノルプロスタ−5,13−ジエン酸メチルエステル
【化146】
【0265】高極性体 TLC:Rf 0.56(ヘキサン:酢酸エチル=1:1); NMR(CDCl3):δ 5.75-5.27(4H,m), 3.76-3.64(1H,m),
3.66(3H,S), 3.54(1H,dd,J=10.0,2.4Hz), 3.37(3H,s),
2.76(1H,ddd,J=18.4,7.0,1.2Hz), 2.60-1.35(20H,m),
2.31(2H,t,J=6.8Hz), 0.92(3H,t,J=7.2Hz)。
【0266】実施例9(4) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1−メトキシ−16−ヒドロキシ−9−オキソプロスタ
−5,13,19−トリエン酸メチルエステル
【化147】
【0267】高極性体 TLC:Rf 0.53(ヘキサン:酢酸エチル=1:1); NMR(CDCl3):δ 6.03-5.81(1H,m), 5.75-5.23(4H,m),
5.15-5.06(2H,m), 3.76-3.64(1H,m), 3.54(1H,dd,J=1
0.4,2.2Hz), 3.37(3H,s), 2.76(1H,ddd,J=18.4,7.0,1.4
Hz), 2.60-1.50(20H,m), 2.31(2H,t,J=6.9Hz)。
【0268】実施例10 (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1−メトキシ−16−ヒドロキシ−9−オキソプロスタ
−5,13−ジエン酸
【化148】
【0269】実施例9で製造した化合物(低極性体およ
び高極性体)を用いて、実施例4と同様の操作により、
下記物性値を有する標題化合物を得た。 低極性体 TLC:Rf 0.40(ヘキサン:酢酸エチル:メタノール
=1:1:0.02); NMR(CDCl3):δ 5.66(1H,ddd,J=15.4,7.6,5.4Hz),
5.50(1H,dd,J=15.4,7.2Hz), 5.50-5.30(2H,m), 4.50-2.
50(2H,br), 3.78-3.63(1H,m), 3.63(1H,dd,J=10.4,2.4H
z), 3.38(3H,s), 2.77(1H,ddd,J=18.2,7.0,1.0Hz), 2.5
1(1H,dt,J=11.4,7.8Hz), 2.40-1.20(20H,m), 2.34(2H,
t,J=6.8Hz), 0.94(3H,t,J=6.7Hz)。
【0270】高極性体 TLC:Rf 0.36(ヘキサン:酢酸エチル:メタノール
=1:1:0.02); NMR(CDCl3):δ 5.69(1H,ddd,J=15.4,6.6,6.0Hz),
5.54(1H,dd,J=15.4,7.2Hz), 5.50-5.30(2H,m), 5.00-3.
00(2H,br), 3.77-3.63(1H,m), 3.60(1H,dd,J=10.0,2.4H
z), 3.37(3H,s), 2.77(1H,ddd,J=18.2,7.2,1.2Hz), 2.5
3(1H,dt,J=11.2,7.8Hz), 2.42-1.20(20H,m), 2.34(2H,
t,J=7.1Hz), 0.94(3H,t,J=6.8Hz)。
【0271】実施例10(1)〜10(4) 実施例10と同様の操作により、下記の物性値を有する
標題化合物を得た。
【0272】実施例10(1) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1−メトキシ−16−ヒドロキシ−19−メチル−9−
オキソプロスタ−5,13−ジエン酸
【化149】
【0273】高極性体 TLC:Rf 0.28(ヘキサン:酢酸エチル=1:1); NMR(CDCl3):δ 5.78-5.28(4H,m), 5.00-4.00(2H,b
r), 3.77-3.64(2H,m), 3.37(3H,s), 2.77(1H,dd,J=18.
4,7.4Hz), 2.60-1.22(20H,m), 2.34(2H,t,J=6.9Hz),0.9
3(3H,d,J=1.2Hz), 0.90(3H,d,J=1.0Hz)。
【0274】実施例10(2) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1−メトキシ−16−ヒドロキシ−9−オキソ−19,
20−メタノプロスタ−5,13−ジエン酸
【化150】
【0275】高極性体 TLC:Rf 0.29(ヘキサン:酢酸エチル=1:1); NMR(CDCl3):δ 5.80-5.30(4H,m), 3.79-3.64(2H,m),
3.38(3H,s), 2.77(1H,dd,J=18.2,7.2Hz), 2.59-1.10(2
3H,m), 0.95-0.70(1H,m), 0.55-0.45(2H,m), 0.15-0.05
(2H,m)。
【0276】実施例10(3) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1−メトキシ−16−ヒドロキシ−9−オキソ−20−
ノルプロスタ−5,13−ジエン酸
【化151】
【0277】高極性体 TLC:Rf 0.27(ヘキサン:酢酸エチル=1:1); NMR(CDCl3):δ 5.78-5.30(4H,m), 3.76-3.58(2H,m),
3.60-2.60(2H,br), 3.37(3H,s), 2.77(1H,ddd,J=18.4,
7.0,1.4Hz), 2.60-1.32(19H,m), 2.33(2H,t,J=7.0Hz),
0.92(3H,t,J=7.4Hz)。
【0278】実施例10(4) (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1−メトキシ−16−ヒドロキシ−9−オキソプロスタ
−5,13,19−トリエン酸
【化152】
【0279】高極性体 TLC:Rf 0.25(ヘキサン:酢酸エチル=1:1); NMR(CDCl3):δ 6.03-5.82(1H,m), 5.77-5.30(4H,m),
5.17-5.07(2H,m), 4.40-1.40(2H,br), 3.76-3.59(2H,
m), 3.37(3H,s), 2.77(1H,ddd,J=18.4,7.2,1.2Hz), 2.5
9-1.60(19H,m), 2.33(2H,t,J=7.0Hz)。
【0280】参考例15 (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1,16−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−
9,9−メチレンプロスタ−5,13−ジエン酸メチル
エステル
【化153】
【0281】アルゴン雰囲気下、THF(25ml)に
懸濁した亜鉛末(2.875g)を室温で撹拌しているとこ
ろに、ジブロモメタン(1.01ml)を滴下した。反応容
器を−40℃に冷却した後、四塩化チタン(1.13ml)
をゆっくりと滴下した。滴下終了後、5℃で3日間撹拌
してNozaki-Lombardo試薬を灰色懸濁液として得た。ア
ルゴン雰囲気下、参考例3で製造した化合物(150m
g)の塩化メチレン(3ml)溶液を0℃で撹拌してい
るところに上記で調製したNozaki-Lombardo試薬(3m
l)を加え、室温で1時間30分間撹拌した。反応終了
後、氷−飽和重曹水を加えて反応を止め、エーテルで3
回抽出した。有機層を水で2回、飽和食塩水で1回洗浄
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Merck Ki
esel gel 7734,20ml,酢酸エチル:ヘキサン=
1:40)で精製し、下記物性値を有する標題化合物
(120mg)を無色オイルとして得た。 TLC:Rf 0.47(酢酸エチル:ヘキサン=1:2
0); NMR(CDCl3):δ 5.65-5.15(4H,m), 4.88(1H,brs),
4.83(1H,brs), 3.77(1H,q,J=7.5Hz), 3.66(3H,s), 3.56
(1H,t,J=5.0Hz), 2.60(1H,dd,J=16.5,7.0Hz), 2.40-1.1
5(23H,m), 0.90(9H,s), 0.87(9H,s), 1.00-0.80(3H,m),
0.05(6H,s), 0.02(6H,s)。
【0282】実施例11 (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1,16−ジヒドロキシ−9,9−メチレンプロスタ−
5,13−ジエン酸メチルエステル
【化154】
【0283】参考例15で製造した化合物を用いて、実
施例1と同様の操作により、下記物性値を有する標題化
合物を得た。 低極性体 TLC:Rf 0.39(酢酸エチル:ヘキサン=1:2); NMR(CDCl3):δ 5.70-5.30(4H,m), 4.96(1H,brs),
4.88(1H,brs), 3.83(1H,q,J=7.5Hz), 3.67(3H,s), 3.52
(1H,dd,J=10.0,2.0Hz), 2.76(1H,dd,J=16.0,7.0Hz), 2.
40-1.20(25H,m), 0.93(3H,t,J=7.0Hz)。
【0284】高極性体 TLC:Rf 0.33(酢酸エチル:ヘキサン=1:2); NMR(CDCl3):δ 5.70-5.30(4H,m), 4.95(1H,brs), 4.
88(1H,brs), 3.82(1H,q,J=7.0Hz), 3.70(3H,s), 3.53(1
H,dd,J=10.0,2.5Hz), 2.75(1H,dd,J=16.0,7.0Hz), 2.40
-1.20(25H,m), 0.94(3H,t,J=7.0Hz)。
【0285】実施例12 (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1,16−ジヒドロキシ−9,9−メチレンプロスタ−
5,13−ジエン酸
【化155】
【0286】実施例11で製造した化合物を用いて、実
施例4と同様の操作により、下記物性値を有する標題化
合物を得た。 低極性体 TLC:Rf 0.52(酢酸エチル:ヘキサン:酢酸=
9:10:1); NMR(CDCl3):δ 5.70-5.30(4H,m), 4.96(1H,brs),
4.89(1H,brs), 3.82(1H,q,J=8.5Hz), 3.61(1H,dd,J=10,
2.5Hz), 2.74(1H,dd,J=15.5,7.0Hz), 2.40-1.20(25H,
m), 0.93(3H,t,J=7.0Hz)。
【0287】高極性体 TLC:Rf 0.52(酢酸エチル:ヘキサン:酢酸=9:
10:1); NMR(CDCl3):δ 5.70-5.20(4H,m), 4.95(1H,brs), 4.
88(1H,brs), 3.81(1H,q,J=6.5Hz), 3.59(1H,dd,J=10,2.
5Hz), 2.73(1H,dd,J=16.0,7.0Hz), 2.40-1.20(25H,m),
0.94(3H,t,J=7.0Hz)。
【0288】実施例13 (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1,16−ジヒドロキシ−9−オキソプロスタ−5,1
3−ジエン酸アミド
【化156】
【0289】アルゴン雰囲気下、実施例4で製造した化
合物(低極性体;42mg)の塩化メチレン(1ml)
溶液を0℃で撹拌しているところに、トリエチルアミン
(81ml)とクロロギ酸イソブチル(60ml)を加
え、30分間撹拌した。次に反応液にアンモニア水(0.
5ml)を加え、15分間撹拌した。反応終了後、1N
塩酸で反応を止め、酢酸エチルで3回抽出した。この有
機層を水および1N塩酸で2回、飽和食塩水で1回洗浄
した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Merck K
iesel gel 7734,5ml,酢酸エチル:ヘキサン=3:
2→MeOH:CHCl3→1:19→1:9)で精製
し、下記物性値を有する標題化合物(32mg)を淡黄
色オイルとして得た。
【0290】低極性体 TLC:Rf 0.52(メタノール:クロロホルム=1:
9); NMR(CDCl3):δ 5.90-5.20(6H,m), 4.10(1H,q,J=9.0H
z), 3.55(1H,d,J=8.0Hz), 2.73(1H,dd,J=11.0,7.5Hz),
2.75-2.55(1H,m), 2.55-1.20(24H,m), 0.94(3H,t,J=6.5
Hz)。
【0291】実施例4で製造した化合物(高極性体)を
用いて、上記と同様の操作により、下記の物性値を有す
る標題化合物を得た。
【0292】高極性体 TLC:Rf 0.52(メタノール:クロロホルム=1:
9); NMR(CDCl3):δ 5.90-5.60(2H,m), 5.60-5.20(4H,m),
4.07(1H,q,J=8.5Hz), 3.55(1H,dd,J=10.0,2.0Hz), 3.0
4(1H,brs), 2.74(1H,ddd,J=18.0,7.0,1.0Hz), 2.75-2.5
0(1H,m), 2.50-1.20(23H,m), 0.94(3H,t,J=7.0Hz)。
【0293】参考例16 (5Z,9α,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)−9−ヒドロキシ−プロスタ−5,13−ジエン酸
メチルエステル
【化157】
【0294】アルゴン雰囲気下、(5Z,11α,13
E)−17,17−プロパノ−11,16−ビス(t−
ブチルジメチルシリルオキシ)−9−オキソプロスタ−
5,13−ジエン酸メチルエステル(740mg;参考
例3で製造した。)のTHF(20ml)溶液を−78
℃に冷却し、そこにリチウム・トリsec−ブチルボロハ
イドライド(1.76ml;1.0M in THF)を滴下し、
同温度で30分間撹拌した。この溶液に30%過酸化水
素水(1ml)を滴下し、0℃に昇温して、2N塩酸水
溶液(1ml)を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層
を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、ろ過、濃縮して、得られた残さをシリカゲル
カラム(kiesel gel 7734,30g,ヘキサン:酢酸エ
チル=9:1)で精製し、下記物性値を有する標題化合
物(558mg)を得た。 TLC:Rf 0.35(ヘキサン:酢酸エチル=9:1); NMR(CDCl3):δ5.60-5.10(4H,m), 4.15-3.90(2H,m),
3.66(3H,s), 3.55(1H,t,J=5Hz), 2.70-2.50(1H,m), 2.
40-1.20(24H,m), 1.00-0.80(21H,m), 0.10-0.00(12H,
m)。
【0295】参考例17 (5Z,9α,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)−9−アセチルオキシ−プロスタ−5,13−ジエ
ン酸メチルエステル
【化158】
【0296】アルゴン雰囲気下、参考例16で製造した
化合物(518mg)のピリジン(1ml)溶液に無水酢
酸(0.15ml)、ジメチルアミノピリジン(触媒量)を
加え、室温で1晩撹拌した。この溶液に水を加え、酢酸
エチルで抽出した。有機層を希塩酸、水および飽和食塩
水で洗浄し、乾燥し、ろ過し、濃縮して、下記の物性値
を有する標題化合物を得た。 TLC:Rf 0.42(ヘキサン:酢酸エチル=9:1)。
【0297】参考例18 (5Z,9α,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ジヒドロキシ−9−アセチルオキシ−
プロスタ−5,13−ジエン酸メチルエステル
【化159】
【0298】参考例17で製造した化合物のアセトニト
リル(10ml)溶液に、氷冷下で48% THF水溶液
(0.5ml)を滴下し、室温で1.5時間撹拌した。この溶
液に飽和重曹水を加え、よく撹拌した後、酢酸エチルで
抽出し、有機層を飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、濃縮し
た。残留物をローバーカラムで分離し(サイズB、ヘキ
サン:酢酸エチル=2:3)、下記の物性値を有する2
つの標題化合物(低極性体;142mg、高極性体;1
48mg)を得た。
【0299】低極性体 TLC:Rf 0.30(ヘキサン:酢酸エチル=1:1); NMR(CDCl3):δ 5.66(1H,ddd,J=15.0,7.8,6.0Hz),
5.45-5.30(3H,m), 5.15-5.05(1H,m), 4.00-3.85(1H,m),
3.67(3H,s), 3.55(1H,dd,J=10.0,2.4Hz), 2.58-2.40(1
H,m), 2.40-1.30(23H,m), 2.31(2H,t,J=7.4Hz), 2.06(3
H,s), 0.94(3H,t,J=7.2Hz)。
【0300】高極性体 TLC:Rf 0.23(ヘキサン:酢酸エチル=1:1); NMR(CDCl3):δ 5.65(1H,ddd,J=14.8,8.0,6.2Hz),
5.43-5.25(3H,m), 5.15-5.05(1H,m), 3.95-3.82(1H,m),
3.67(3H,s), 3.55(1H,dd,J=10.0,2.4Hz), 2.60-2.40(1
H,m), 2.40-1.20(23H,m), 2.30(2H,t,J=7.4Hz), 2.06(3
H,s), 0.94(3H,t,J=6.7Hz)。
【0301】参考例19 (5Z,9α,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ビス(2−テトラヒドロピラニルオキ
シ)−9−アセチルオキシ−プロスタ−5,13−ジエ
ン酸メチルエステル
【化160】
【0302】アルゴン雰囲気下、参考例18で製造した
化合物(64mg;低極性体)の塩化メチレン(1m
l)溶液を室温で撹拌しているところに、ジヒドロピラ
ン(400μl)とPPTS(ピリジニウム p−トル
エンスルホン酸;4mg)を加え、室温で6時間撹拌し
た。反応終了後、水および飽和重曹水を加えて反応を止
め、酢酸エチルで3回抽出した。この有機層を水で2
回、飽和食塩水で1回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥し、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(Fuji Silysia BW-300,20ml,酢酸
エチル:ヘキサン=1:71:5)で精製し、下記物性
値を有する標題化合(77.5mg)を無色オイルとして得
た。 TLC:Rf 0.37(酢酸エチル:ヘキサン=1:4); NMR(CDCl3):δ 5.85-5.45(1H,m), 5.45-5.20(3H,
m), 5.10-4.98(1H,m), 4.75-4.55(2H,m), 4.05-3.70(3
H,m), 3.67(3H,s), 3.65-3.38(3H,m), 2.60-1.20(36H,
m), 2.04(3H,s), 1.00-0.85(3H,m)。
【0303】参考例20 (5Z,9α,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ビス(2−テトラヒドロピラニルオキ
シ)−9−ヒドロキシ−プロスタ−5,13−ジエン酸
メチルエステル
【化161】
【0304】アルゴン雰囲気下、参考例19で製造した
化合物(77mg)のメタノール(2ml)溶液を室温
で撹拌しているところに、炭酸カリウム(15mg)を
加えて、室温で1日撹拌した。反応終了後、水および1
N塩酸を加えて反応を止め、酢酸エチルで3回抽出し
た。この有機層を水で2回、飽和食塩水で1回洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Merck 773
4,20ml,酢酸エチル:ヘキサン=1:4→1:3)
で精製し、下記物性値を有する標題化合物(70mg)
を無色オイルとして得た。 TLC:Rf 0.39(酢酸エチル:ヘキサン=1:2); NMR(CDCl3):δ 5.75(4H,m), 4.75-4.55(2H,m), 4.2
0-3.75(4H,m), 3.67(3H,s), 3.62-3.38(3H,m), 2.60-1.
20(34H,m), 2.32(2H,t,J=7.5Hz), 0.93(3H,t,J=7.5H
z)。
【0305】参考例21 (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ビス(2−テトラヒドロピラニルオキ
シ)−9−フルオロ−プロスタ−5,13−ジエン酸メ
チルエステル
【化162】
【0306】アルゴン雰囲気下、参考例20で製造した
化合物(70mg)の塩化メチレン(2ml)溶液を−
78℃で撹拌しているところに、ジエチルアミノスルフ
ァートリフルオライド(DAST;20ml)を加え、
20分間撹拌した。反応終了後、水および飽和重曹水を
加えて反応を止め、酢酸エチルで3回抽出した。この有
機層を水で2回、飽和食塩水で1回洗浄した後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(Fuji Silysia BW-30
0,20ml,酢酸エチル:ヘキサン=1:10)で精製
し、下記物性値を有する標題化合物(36mg)を無色
オイルとして得た。 TLC:Rf 0.46(酢酸エチル:ヘキサン=1:5); NMR(CDCl3):δ 5.90-5.20(4H,m), 4.75-4.55(2H,
m), 4.40-3.75(3H,m), 3.67(3H,s), 3.67-3.40(3H,m),
2.60-1.20(35H,m), 2.32(2H,t,J=7.5Hz), 0.93(3H,t,J=
6.5Hz)。
【0307】実施例14 (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ジヒドロキシ−9−フルオロ−プロス
タ−5,13−ジエン酸メチルエステル 1109
【化163】
【0308】参考例21で合成した化合物(36mg)
のTHF(1ml)と水(0.5ml)の混合溶媒を室温
で撹拌しているところに酢酸(2ml)を加え、45℃
で撹拌した。反応終了後、水を加えて反応を止め、酢酸
エチルで3回抽出した。この有機層を水で2回、飽和食
塩水で1回洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Merck 773
4,20ml,酢酸エチル:ヘキサン=1:2→1:
1)、(Merck Lobar prepacked column size A,酢酸エ
チル:ヘキサン=2:1)で精製し、下記物性値を有す
る標題化合物(12mg)を得た。
【0309】低極性体 TLC:Rf 0.54(酢酸エチル:ヘキサン=1:1); NMR(CDCl3):δ 5.80-5.40(4H,m), 4.95-4.55(1H,m),
4.20-4.00(1H,m), 3.67(3H,s), 3.54(1H,dd,J=10.0,2.
5Hz), 2.40-1.20(24H,m), 2.33(2H,t,J=7.5Hz),0.94(3
H,t,J=7.0Hz)。
【0310】参考例18で製造した化合物(高極性体)
を用いて、参考例19、20、21および実施例14と
同様の操作により、下記物性値を有する高極性体を得
た。
【0311】高極性体 TLC:Rf 0.48(酢酸エチル:ヘキサン=1:1); NMR(CDCl3):δ 5.80-5.30(4H,m), 4.95-4.55(1H,m),
4.20-4.00(1H,m), 3.67(3H,s), 3.53(1H,dd,J=10.0,2.
0Hz), 3.00-1.20(24H,m), 2.32(2H,t,J=7.5Hz),0.94(3
H,t,J=6.5Hz)。
【0312】実施例15 (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ジヒドロキシ−9−フルオロ−プロス
タ−5,13−ジエン酸
【化164】
【0313】アルゴン雰囲気下、実施例14で製造した
化合物(10mg)のメタノール(1ml)溶液を室温
で撹拌しているところに、2N水酸化ナトリウム水溶液
(0.3ml)を加え、2時間撹拌した。反応終了後、水
および1N塩酸を加えて反応を止め、酢酸エチルで3回
抽出した。この有機層を水で2回、飽和食塩水で1回洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。これを濃縮し
て下記物性値を有する標題化合物(10mg)を無色オ
イルとして得た。
【0314】低極性体 TLC:Rf 0.38(酢酸エチル:ヘキサン=3:1); NMR(CDCl3):δ 5.80-5.30(4H,m), 5.00-4.60(1H,m),
4.20-4.00(1H,m), 3.62(1H,dd,J=10.0,2.0Hz), 2.34(2
H,t,J=6.5Hz), 2.40-1.20(24H,m), 0.94(3H,t,J=6.5H
z)。
【0315】実施例14で製造した化合物(高極性体)
を用いて、実施例15と同様の操作により、下記物性値
を有する化合物を得た。
【0316】高極性体 TLC:Rf 0.35(酢酸エチル:ヘキサン=3:1); NMR(CDCl3):δ 5.80-5.30(4H,m), 5.00-4.80(1H,m),
4.20-4.00(1H,m), 3.59(1H,d,J=10.5Hz), 2.35(2H,t,J
=7.0Hz), 2.40-1.20(24H,m), 0.94(3H,t,J=6.5Hz)。参考例22 (5Z,9α,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)−9−アセチルオキシ−20−ノルプロスタ−5,
13−ジエン酸メチルエステル
【化165】
【0317】アルゴン雰囲気下、(5Z,9α,11
α,13E)−17,17−プロパノ−11,16−ジ
ヒドロキシ−9−アセチルオキシ−20−ノルプロスタ
−5,13−ジエン酸メチルエステル(119mg;高
極性体;参考例18と同様の操作により製造した。)の
塩化メチレン(2ml)溶液を0℃で撹拌しているとこ
ろに、2,6−ルチジン(0.26ml)およびトリフルオ
ロメタンスルホン酸t−ブチルジメチルシリルエステル
(0.26ml)を滴下し、0℃で3時間撹拌した。反応終
了後、水を加えて反応を止め、酢酸エチルで3回抽出し
た。この有機層を0.1N塩酸で2回、水で1回、飽和食
塩水で1回洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、ろ過し、濃縮し、下記物性値を有する標題化合物
(211mg)を得た。 TLC:Rf 0.45(酢酸エチル:ヘキサン=1:8); NMR(CDCl3):δ 5.70-5.45(1H,m), 5.32(1H,t,J=4.5
Hz), 5.25-5.05(1H,m),5.05-4.95(1H,m), 3.90-3.70(1
H,m), 3.6(3H,s), 358(1H,t,J=5.0Hz), 2.50-1.35(21H,
m), 2.29(2H,t,J=7.5Hz), 2.04(3H,s), 1.00-0.80(3H,
m), 0.91(9H,s), 0.86(9H,s), 0.06(3H,s), 0.05(3H,
s), 0.01(6H,s)。
【0318】参考例23 (5Z,9α,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)−9−ヒドロキシ−20−ノルプロスタ−5,13
−ジエン酸メチルエステル
【化166】
【0319】アルゴン雰囲気下、参考例22で製造した
化合物(211mg)のメタノール(3ml)溶液を室
温で撹拌しているところに、炭酸カリウム(60mg)
を加えて室温で1日撹拌した。反応終了後、水および1
N塩酸を加えて反応を止め、酢酸エチルで3回抽出し
た。この有機層を水で2回、飽和食塩水で1回洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(Merck 7734,20ml,
酢酸エチル:ヘキサン=1:8)で精製し、下記の物性
値を有する標題化合物(161mg)を無色オイルとし
て得た。 TLC:Rf 0.35(酢酸エチル:ヘキサン=1:8); NMR(CDCl3):δ 5.60-5.15(4H,m), 4.20-4.00(1H,
m), 4.00-3.95(1H,m), 3.66(3H,s), 3.57(1H,t,J=5.0H
z), 2.61(1H,d,J=9.0Hz), 2.42-1.35(20H,m), 2.31(2H,
t,J=7.5Hz), 1.00-0.80(3H,m), 0.90(9H,s), 0.87(9H,
s), 0.07(3H,s), 0.05(3H,s), 0.04(6H,s)。
【0320】参考例24 (5Z,9α,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)−9−トシルオキシ−20−ノルプロスタ−5,1
3−ジエン酸メチルエステル
【化167】
【0321】アルゴン雰囲気下、参考例23で製造した
化合物(161mg)のピリジン(1ml)溶液を0℃
で撹拌しているところに、トシルクロライド(102m
g)を加え、室温で9時間撹拌した。反応終了後、水を
加えて反応を止め、酢酸エチルで3回抽出した。この有
機層を水および飽和重曹水で2回、水で1回、飽和食塩
水で1回洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、ろ過し、濃縮し、下記物性値を有する標題化合物
(194mg)を得た。 TLC:Rf 0.64(酢酸エチル:ヘキサン=1:1
9);
【0322】参考例25 (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)−9−クロロ−20−ノルプロスタ−5,13−ジ
エン酸メチルエステル
【化168】
【0323】アルゴン雰囲気下、テトラブチルアンモニ
ウムクロリド(742mg)を撹拌しているところに、
参考例24で製造した化合物(194mg)のトルエン
(4ml)溶液を滴下し、40℃で12時間撹拌した。
反応液は白色懸濁液となった。反応終了後、水を加えて
反応を止め、酢酸エチルで3回抽出した。この有機層を
水で2回、水および飽和重曹水で2回、飽和食塩水で1
回洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、ろ過
し、濃縮し、下記物性値を有する標題化合物(95m
g)を得た。 TLC:Rf 0.67(酢酸エチル:ヘキサン=1:8)。
【0324】実施例16 (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロ−20−ノ
ルプロスタ−5,13−ジエン酸メチルエステル
【化169】
【0325】参考例25で製造した化合物を用いて、実
施例14と同様の操作により、下記物性値を有する標題
化合物を得た。 高極性体 TLC:Rf 0.49(酢酸エチル:ヘキサン=1:1); NMR(CDCl3):δ 5.60(1H,ddd,J=15,8,6Hz), 5.50-5.3
3(3H,m), 4.20-3.95(2H,m), 3.67(3H,s), 3.53(1H,dd,J
=10.5,2.5Hz), 2.32(2H,t,J=7.0Hz), 2.40-1.50(21H,
m), 1.45(1H,sept,J=7.0Hz), 0.91(3H,t,J=7.5Hz)。
【0326】実施例16(1)〜16(6) 参考例22、23、24、25および実施例16と同様
の操作により、下記物性値を有する化合物を得た。
【0327】実施例16(1) (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロプロスタ−
5,13,19−トリエン酸メチルエステル
【化170】
【0328】高極性体 TLC:Rf 0.49(酢酸エチル:ヘキサン=1:1); NMR(CDCl3):δ 6.06-5.83(1H,m), 5.67-5.23(4H,m),
5.20-5.04(2H,m), 4.20-3.95(2H,m), 3.67(3H,s), 3.5
3(1H,dd,J=10.0,2.5Hz), 2.60-1.50(22H,m), 2.32(2H,
t,J=8.0Hz)。
【0329】実施例16(2) (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−19,20−メタノ−11,16−ジヒドロキシ−
9−クロロプロスタ−5,13−ジエン酸メチルエステ
【化171】
【0330】高極性体 TLC:Rf 0.25(ヘキサン:酢酸エチル=2:1); NMR(CDCl3):δ 5.61(1H,ddd,J=15.4,7.8,5.4Hz), 5.
52-5.35(3H,m), 4.18-3.94(2H,m), 3.67(3H,s), 3.67(1
H,dd,J=10.0,2.2Hz), 2.40-1.60(20H,m), 2.33(2H,t,J=
7.4Hz), 1.52(1H,dd,J=14.4,6.6Hz), 1.35(1H,dd,J=14.
4,6.2Hz), 0.90-0.68(1H,m), 0.55-0.45(2H,m), 0.15-
0.05(2H,m)。
【0331】実施例16(3) (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロ−19−メ
チルプロスタ−5,13−ジエン酸メチルエステル
【化172】
【0332】高極性体 TLC:Rf 0.32(ヘキサン:酢酸エチル=2:1); NMR(CDCl3):δ 5.62(1H,ddd,J=15.4,7.8,5.4Hz), 5.
52-5.35(3H,m), 4.18-3.94(2H,m), 3.67(3H,s), 3.61(1
H,dd,J=10.4,2.2Hz), 2.40-1.60(21H,m), 2.33(2H,t,J=
7.4Hz), 1.55(1H,dd,J=14.2,6.6Hz), 1.33(1H,dd,J=14.
2,6.6Hz), 0.918(3H,d,J=6.6Hz), 0.915(3H,d,J=6.6H
z)。
【0333】実施例16(4) (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロプロスタ−
5,13−ジエン酸メチルエステル
【化173】
【0334】低極性体 TLC:Rf 0.29(ヘキサン:酢酸エチル=2:1); NMR(CDCl3):δ 5.61(1H,ddd,J=15.4,7.6,5.8Hz), 5.
55-5.35(3H,m), 4.20-3.95(2H,m), 3.68(3H,s), 3.53(1
H,dd,J=9.8,2.2Hz), 2.40-1.20(24H,m), 2.33(2H,t,J=
7.6Hz), 0.94(3H,t,J=6.8Hz)。
【0335】高極性体 TLC:Rf 0.26(ヘキサン:酢酸エチル=2:1); NMR(CDCl3):δ 5.58(1H,ddd,J=15.0,8.2,5.6Hz), 5.
50-5.32(3H,m), 4.18-3.95(2H,m), 3.67(3H,s), 3.53(1
H,dd,J=10.4,2.2Hz), 2.76(1H,br), 2.40-1.20(23H,m),
2.33(2H,t,J=7.3Hz), 0.94(3H,t,J=6.8Hz)。
【0336】実施例16(5) (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロ−19,2
0−ジノルプロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエス
テル
【化174】
【0337】高極性体 TLC:Rf 0.30(ヘキサン:酢酸エチル=1:1); NMR(CDCl3):δ 5.59(1H,ddd,J=15,8,6Hz), 5.47-5.3
0(3H,m), 4.18-3.95(2H,m), 3.67(3H,s), 3.53(1H,dd,J
=10,2Hz), 2.40-1.55(22H,m), 1.14(3H,s)。
【0338】実施例16(6) (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロ−18,1
9,20−トリノルプロスタ−5,13−ジエン酸・メ
チルエステル
【化175】
【0339】高極性体 TLC:Rf 0.26(ヘキサン:酢酸エチル=1:1); NMR(CDCl3):δ 5.60(1H,ddd,J=15,8,6Hz), 5.49-5.3
1(3H,m), 4.19-3.95(2H,m), 3.67(3H,s), 3.62-3.48(1
H,m), 2.60-1.60(23H,m)。
【0340】実施例17 (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロ−20−ノ
ルプロスタ−5,13−ジエン酸
【化176】
【0341】実施例16で製造した化合物を用いて、実
施例15と同様の操作により、下記物性値を有する標題
化合物を得た。
【0342】高極性体 TLC:Rf 0.44(酢酸エチル:ヘキサン:酢酸=
6:3:0.1); NMR(CDCl3):δ 5.80-5.35(4H,m), 4.20-4.00(2H,m),
3.59(1H,dd,J=10.5,2.5Hz), 2.36(2H,t,J=7.0Hz), 2.4
0-1.60(19H,m), 1.45(1H,sept,J=7.5Hz), 0.92(3H,t,J=
7.5Hz)。
【0343】実施例17(1)〜17(6) 実施例16(1)〜16(4)で製造した化合物を用い
て、実施例17と同様の操作により、下記物性値を有す
る標題化合物を得た。
【0344】実施例17(1) (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロプロスタ−
5,13,19−トリエン酸
【化177】
【0345】高極性体 TLC:Rf 0.44(酢酸エチル:ヘキサン:酢酸=
6:3:0.1); NMR(CDCl3):δ 6.95(1H,ddt,J=17.0,10.0,2.0Hz),
5.70-5.32(4H,m), 5.20-5.00(2H,m), 4.20-4.00(2H,m),
3.59(1H,dd,J=10.0,2.0Hz), 2.36(2H,t,J=7.0Hz), 2.4
0-1.60(20H,m)。
【0346】実施例17(2) (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−19,20−メタノ−11,16−ジヒドロキシ−
9−クロロプロスタ−5,13−ジエン酸
【化178】
【0347】高極性体 TLC:Rf 0.31(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
3:2:0.05); NMR(CDCl3):δ 5.60(1H,ddd,J=15.4,7.6,5.4Hz), 5.
55-5.35(3H,m), 4.20-3.98(2H,m), 4.20-3.00(3H,br),
3.71(1H,dd,J=10.4,2.2Hz), 2.40-1.60(18H,m),2.36(2
H,t,J=6.9Hz), 1.51(1H,dd,J=14.2,6.8Hz), 1.37(1H,d
d,J=14.2,6.2Hz),0.90-0.65(1H,m), 0.57-0.45(2H,m),
0.15-0.05(2H,m)。
【0348】実施例17(3) (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロ−19−メ
チルプロスタ−5,13−ジエン酸
【化179】
【0349】高極性体 TLC:Rf 0.34(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
3:2:0.05); NMR(CDCl3):δ 5.60(1H,ddd,J=15.4,8.2,5.6Hz),
5.55-5.35(3H,m), 4.20-3.98(2H,m), 4.20-3.00(3H,b
r), 3.65(1H,dd,J=10.2,2.2Hz), 2.40-1.65(19H,m),2.3
6(2H,t,J=7.1Hz), 1.55(1H,dd,J=14.2,6.6Hz), 1.33(1
H,dd,J=14.2,6.2Hz),0.92(3H,d,J=6.6Hz), 0.91(3H,d,J
=6.6Hz)。
【0350】実施例17(4) (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロプロスタ−
5,13−ジエン酸
【化180】
【0351】低極性体 TLC:Rf 0.33(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
3:2:0.05); NMR(CDCl3):δ 5.60(1H,ddd,J=15.4,7.8,5.6Hz), 5.
55-5.37(3H,m), 4.20-4.00(2H,m), 4.20-3.00(3H,br),
3.60(1H,dd,J=10.0,2.2Hz), 2.40-1.20(22H,m),2.35(2
H,t,J=6.9Hz), 0.94(3H,t,J=6.8Hz)。
【0352】高極性体 TLC:Rf 0.31(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=3:2:
0.05); NMR(CDCl3):δ 5.58(1H,ddd,J=15.4,7.6,5.4Hz), 5.
55-5.35(3H,m), 4.20-4.00(2H,m), 4.00-3.00(3H,br),
3.57(1H,dd,J=10.2,2.2Hz), 2.40-1.20(22H,m),2.36(2
H,t,J=6.9Hz), 0.94(3H,t,J=6.8Hz)。
【0353】実施例17(5) (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロ−19,2
0−ジノルプロスタ−5,13−ジエン酸
【化181】
【0354】高極性体 TLC:Rf 0.32(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
2:3:0.04); NMR(CDCl3):δ 5.60(1H,ddd,J=15,8,6Hz), 5.55-5.
35(3H,m), 4.20-4.00(2H,m), 4.00-3.00(3H,br), 3.57
(1H,dd,J=10,2Hz), 2.40-1.50(20H,m), 1.14(3H,s)。
【0355】実施例17(6) (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロ−18,1
9,20−トリノルプロスタ−5,13−ジエン酸
【化182】
【0356】高極性体 TLC:Rf 0.25(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=
2:3:0.04); NMR(CDCl3):δ 5.59(1H,ddd,J=15,8,6Hz), 5.54-5.
33(3H,m), 4.20-3.98(2H,m), 4.00-3.00(3H,br), 3.62-
3.50(1H,m), 2.60-1.55(21H,m)。
【0357】参考例26 (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)−9−ホルミルオキシ−プロスタ−5,13−ジエ
ン酸メチルエステル
【化183】
【0358】アルゴン雰囲気下、参考例16で製造した
化合物(330mg)のTHF(1.5ml)溶液、ギ酸
(25ml)およびトリフェニルホスフィン(160m
g)からなる反応液を0℃で撹拌しているところにジエ
チルアゾジカルボキシレート(DEAD;0.1ml)を
滴下し、30分間撹拌した。反応終了後、水を加えて反
応を止め、酢酸エチルで3回抽出した。この有機層を水
で2回、飽和食塩水で1回洗浄した後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(Merck Kiesel gel 7734,15
ml,酢酸エチル:ヘキサン=0:1→1:20)で精
製し、下記物性値を有する標題化合物(20mg)を黄
色オイルとして得た。
【0359】TLC:Rf 0.56(酢酸エチル:ヘキサ
ン=1:8); NMR(CDCl3):δ 7.99(1H,s), 5.65-5.17(4H,m), 5.0
4-4.90(1H,m), 3.94(1H,q,J=7.5Hz), 3.66(3H,s), 3.56
(1H,t,J=5.5Hz), 2.30(2H,t,J=7.5Hz), 2.40-1.20(23H,
m), 0.91&0.90(9H,each-s), 0.86(9H,s), 1.00-0.80(3
H,m), 0.06(3H,s),0.05(3H,s), 0.01(6H,s)。
【0360】参考例27 (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)−9−ヒドロキシ−プロスタ−5,13−ジエン酸
メチルエステル
【化184】
【0361】アルゴン雰囲気下、参考例26で製造した
化合物(20mg)のメタノール(1ml)溶液を室温
で撹拌しているところに、アンモニア水(0.1ml)を
加え30分間撹拌した。反応終了後、飽和塩化アンモニ
ウム水溶液を加えて反応を止め、酢酸エチルで3回抽出
した。この有機層を水で2回、飽和食塩水で1回洗浄し
た後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Merck K
iesel gel 7734,15ml,酢酸エチル:ヘキサン=
1:8→1:4)で精製し、下記物性値を有する標題化
合物(15mg)を無色オイルとして得た。 TLC:Rf 0.18(酢酸エチル:ヘキサン=1:8); NMR(CDCl3):δ 5.62-5.18(4H,m), 4.10-3.90(2H,
m), 3.67(3H,s), 3.55(1H,t,J=5.5Hz), 2.32(2H,t,J=8.
0Hz), 2.40-1.20(23H,m), 1.00-0.80(3H,m), 0.90&0.89
(9H,each-s), 0.86(9H,s), 0.06(3H,s), 0.04(3H,s),
0.01(6H,s)。
【0362】参考例28 (5Z,9β,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)−9−トシルオキシ−プロスタ−5,13−ジエン
酸メチルエステル
【化185】
【0363】参考例27で製造した化合物を用いて、参
考例24と同様の操作により、下記物性値を有する標題
化合物を得た。 TLC:Rf 0.47(酢酸エチル:ヘキサン=6:
1);
【0364】参考例29 (5Z,9α,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)−9−クロロ−プロスタ−5,13−ジエン酸メチ
ルエステル
【化186】
【0365】参考例28で製造した化合物を用いて、参
考例25と同様の操作により、下記物性値を有する標題
化合物を得た。 TLC:Rf 0.45(酢酸エチル:ヘキサン=1:2
0); NMR(CDCl3):δ 5.72-5.10(4H,m), 4.35-4.25(1H,
m), 3.95-3.75(1H,m), 3.66(3H,s), 3.57(1H,t,J=5.5H
z), 2.54(2H,ddd,J=15.0,9.0,6.0Hz), 2.50-1.20(21H,
m), 2.31(2H,t,J=8.0Hz), 1.00-0.80(3H,m), 0.91 & 0.
90(9H,各s), 0.86(9H,s), 0.10-0.00(6H,m), 0.01(6H,
s)。
【0366】実施例18 (5Z,9α,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロ−プロスタ
−5,13−ジエン酸メチルエステル
【化187】
【0367】参考例25で製造した化合物を用いて、実
施例1と同様の操作により、下記物性値を有する標題化
合物を得た。
【0368】低極性体 TLC:Rf 0.56(酢酸エチル:ヘキサン=1:
1); NMR(CDCl3):δ5.66(1H,ddd,J=15.5,8.0,6.0Hz), 5.
50-5.30(3H,m), 4.38(1H,t,J=5.0Hz), 4.10-3.90(1H,
m), 3.67(3H,s), 3.56(1H,dd,J=10.0,2.0Hz), 2.70-1.2
0(22H,m), 2.33(2H,t,J=8.0Hz), 0.94(3H,t,J=7.0Hz)。
【0369】高極性体 TLC:Rf 0.47(酢酸エチル:ヘキサン=1:
1); NMR(CDCl3):δ5.66(1H,ddd,J=15.5,8.0,5.5Hz), 5.
50-5.30(3H,m), 4.38(1H,t,J=5.0Hz), 3.98(1H,ddd,J=
9.0,6.0,2.5Hz), 3.67(3H,s), 3.56(1H,dd,J=10.0,2.0H
z), 2.70-1.20(22H,m), 2.32(2H,t,J=7.5Hz), 0.94(3H,
t,J=7.0Hz)。
【0370】実施例19 (5Z,9α,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロ−プロスタ
−5,13−ジエン酸
【化188】
【0371】実施例18で製造した化合物を用いて、実
施例15と同様の操作により、下記物性値を有する標題
化合物を得た。 低極性体 TLC:Rf 0.47(酢酸エチル:ヘキサン=2:1); NMR(CDCl3):δ 5.75-5.30(4H,m), 4.44(1H,t,J=4.5H
z), 3.97(1H,ddd,J=9.0,6.0,3.5Hz), 3.68(1H,dd,J=10.
0,2.0Hz), 2.70-1.20(22H,m), 2.34(2H,t,J=6.5Hz), 0.
94(3H,t,J=6.5Hz)。
【0372】高極性体 TLC:Rf 0.47(酢酸エチル:ヘキサン=2:1); NMR(CDCl3):δ 5.67(1H,dt,J=15.5,6.5Hz), 5.60-5.
30(3H,m), 4.42(1H,t,J=5.0Hz), 4.03(1H,ddd,J=9.0,6.
0,3.0Hz), 3.66(1H,dd,J=9.5,2.5Hz), 2.70-1.20(22H,
m), 2.34(2H,t,J=7.0Hz), 0.94(3H,t,J=6.5Hz)。
【0373】参考例30 (5Z,8Z,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)−9−アセチルオキシ−プロスタ−5,8,13−
トリエン酸メチルエステル
【化189】
【0374】(1E,4RS)−1−ヨード−4−t−
ブチルジメチルシリルオキシ−5,5−プロパノオクタ
−1−エン(407mg)の無水エーテル(3ml)溶
液に−78℃でt−ブチルリチウム(1.21ml;1.7M
ペンタン溶液)を滴下し、60分間撹拌した。この溶液
に同温度でリチウム・2−チエニル−シアノキュプレー
ト(4.8ml;0.25Mテトラヒドロフラン溶液)を滴下
し、20分間撹拌したのち、(5Z)−7−((3R)
−3−t−ブチルジメチルシリルオキシ−5−オキソシ
クロペンタ−1−エン(234mg)のエーテル(4m
l)溶液を滴下した。この溶液を45分かけて−20℃
まで昇温した後、無水酢酸(1.88ml)を加え、0℃で
30分間撹拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加
え5分間撹拌した。これをヘキサンで抽出後、飽和食塩
水で洗浄し、乾燥し、ろ過し、濃縮した。残留物をカラ
ムにより精製し(Wako gel C-200,40g,ヘキサン:
酢酸エチル=1:0→50:1→20:1)、下記物性
値を有する標題化合物(324mg)を得た。 TLC:Rf 0.50(ヘキサン:酢酸エチル=9:1); NMR(CDCl3):δ 5.70-5.45(1H,m), 5.45-5.15(3H,
m), 4.14-4.02(1H,m), 3.66(3H,s), 3.55(1H,t,J=5.1H
z), 3.05-2.92(1H,m), 2.99-2.68(2H,m), 2.60-2.30(2
H,m), 2.30(2H,t,J=7.6Hz), 2.20-1.20(16H,m), 2.13(3
H,s), 1.00-0.90(21H,m), 0.10-0.00(12H,m)。
【0375】実施例20 (5Z,8Z,11α,13E)−17,17−プロパ
ノ−11,16−ジヒドロキシ−9−アセチルオキシ−
プロスタ−5,8,13−トリエン酸メチルエステル
【化190】
【0376】参考例30で製造した化合物を用いて、実
施例1と同様の操作により、下記物性値を有する標題化
合物を得た。 低極性体 TLC:Rf 0.44(ヘキサン:酢酸エチル=1:
1); NMR(CDCl3):δ 5.63(1H,ddd,J=15.4,7.4,6.0Hz), 5.
50-5.25(3H,m), 4.18-4.02(1H,m), 3.67(3H,s), 3.52(1
H,dd,J=9.6,2.4Hz), 3.10-3.00(1H,m), 3.00-2.72(2H,
m), 2.66-2.40(2H,m), 2.40-1.20(18H,m), 2.32(2H,t,J
=7.2Hz), 2.16(3H,s), 0.93(3H,t,J=6.8Hz)。
【0377】高極性体 TLC:Rf 0.39(ヘキサン:酢酸エチル=1:
1); NMR(CDCl3):δ 5.62(1H,ddd,J=15.4,7.8,6.2Hz), 5.
50-5.25(3H,m), 4.18-4.02(1H,m), 3.67(3H,s), 3.52(1
H,dd,J=9.6,2.2Hz), 3.10-3.00(1H,m), 2.98-2.72(2H,
m), 2.66-2.40(2H,m), 2.40-1.20(18H,m), 2.31(2H,t,J
=7.4Hz), 2.16(3H,s), 0.93(3H,t,J=6.9Hz)。
【0378】参考例31 (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1,16−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−
1,9−ジヒドロキシ−プロスタ−5,13−ジエン
【化191】
【0379】参考例3で製造した化合物(174mg)
のTHF(3ml)溶液にジイソブチルアルミニウムハ
イドライド(1.16ml;0.95Mヘキサン溶液)を−78
℃で滴下し、30分で0℃まで昇温し、さらに室温で3
0分撹拌した。この溶液に飽和硫酸ナトリウム水溶液
(0.3ml)を滴下し、エーテルで希釈して室温で30分
撹拌した。反応液を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃
縮し、下記物性値を有する標題化合物(160mg)を
得た。 TLC:Rf 0.40(9α-OH体) and 0.24(9β-OH体)(ヘ
キサン:酢酸エチル=3:1)。
【0380】参考例32 (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−
1,11,16−トリス(t−ブチルジメチルシリルオ
キシ)−9−ヒドロキシ−プロスタ−5,13−ジエン
【化192】
【0381】参考例31で製造した化合物(160m
g)およびピリジン(44ml)の塩化メチレン(3m
l)溶液に氷冷下で、t−ブチルジメチルシリルクロラ
イド(45mg)を加え、室温で一晩撹拌した。反応液
にピリジン50mlとTBSCl 50mgを加え、室
温で3時間撹拌した。この溶液に飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液を加え、ヘキサンで抽出した。有機層を乾燥
し、減圧濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー
により精製し(Merck 7734,20g,ヘキサン:酢酸エ
チル=1:0〜20:1〜10:1)、下記物性値を有
する標題化合物(合計142mg)を得た。 TLC:Rf 0.62(9α-OH体) and 0.46(9β-OH体)(ヘ
キサン:酢酸エチル=9:1); NMR(CDCl3):δ 5.60-5.15(4H,m), 4.10-3.90(2H,
m), 3.65-3.45(3H,m), 2.40-1.20(24H,m), 1.00-0.90(3
0H,m), 0.10-0.00(18H,m)。
【0382】参考例33 (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−
1,11,16−トリス(t−ブチルジメチルシリルオ
キシ)−9−オキソ−プロスタ−5,13−ジエン
【化193】
【0383】オキサリルクロライド(33ml)の塩化
メチレン(0.5ml)溶液に−78℃でジメチルスルホキ
シド(55ml)を滴下し、10分間撹拌したのち、参
考例32で製造した化合物(140mg)の塩化メチレ
ン(3ml)溶液を滴下し、1時間かけて−40℃まで昇
温した。この溶液にトリエチルアミン(0.22ml)を加
え、1時間かけて−10℃まで昇温し、水および2N塩
酸水溶液(0.7ml)を加えた。混合液をヘキサンで抽
出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥し、減圧濃縮
した。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製し
(Wako gel C-200,15g,ヘキサン:酢酸エチル=
1:0〜30:1)、下記物性値を有する標題化合物
(112mg)を得た。 TLC:Rf 0.80(ヘキサン:酢酸エチル=9:1); NMR(CDCl3):δ5.70-5.20(4H,m), 4.05-3.90(1H,m),
3.59(2H,t,J=6.3Hz), 3.58-3.50(1H,m), 2.65-1.20(24
H,m), 1.00-0.90(30H,m), 0.10-0.00(18H,m)。
【0384】実施例21 (5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ−1
1,16−ジヒドロキシ−9−オキソプロスタ−5,1
3−ジエン−1−オール
【化194】
【0385】参考例33で製造した化合物を用いて、実
施例1と同様の操作により、下記物性値を有する標題化
合物を得た。 TLC:Rf 0.40(ヘキサン:酢酸エチル:メタノー
ル=1:3:0.04); NMR(CDCl3):δ 5.76(1H,dt,J=15.2,7.0Hz), 5.45(1
H,dd,J=15.2,7.8Hz), 5.50-5.20(2H,m), 4.12-3.98(1H,
m), 3.70-3.59(2H,m), 3.50(1H,dd,J=10.4,2.6Hz), 2.7
4(1H,ddd,J=18.2,7.2,1.0Hz), 2.55-1.20(26H,m), 0.94
(3H,t,J=7.4Hz)。
【0386】高極性体 TLC:Rf 0.37(ヘキサン:酢酸エチル:メタノー
ル=1:3:0.04); NMR(CDCl3):δ 5.71(1H,ddd,J=15.4,8.2,5.8Hz), 5.
50-5.20(3H,m), 4.10-3.95(1H,m), 3.64(2H,t,J=6.4H
z), 3.56(1H,dd,J=10.2,2.4Hz), 2.73(1H,ddd,J=18.0,
7.6,1.0Hz), 2.50-1.20(26H,m), 0.94(3H,t,J=6.8Hz)。
【0387】製剤例1 以下の各成分を常法により混合し、乾燥後、微結晶セル
ロースを加え、全量を10gとし、均一になるまで良く
混合した後、常法により打錠し、1錠中に30μgの活
性成分を含有する錠剤100錠を得た。 ・(5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ−9−オキソ−17, 17−プロパノプロスタ−5,13−ジエン酸(3mg)のエタノール溶液 ・・・・・・・10ml ・ステアリン酸マグネシウム ・・・・・・100mg ・二酸化珪素 ・・・・・・・20mg ・タルク ・・・・・・・10mg ・線維素グリコール酸カルシウム ・・・・・・200mg ・微結晶セルロース ・・・・・・・5.0g
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/557 ABC A61K 31/557 ABC ACD ACD ACS ACS ADT ADT C07M 7:00

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、Rはカルボキシ基またはヒドロキシメチル基を
    表わし、R1はオキソ基、メチレン基またはハロゲン原
    子を表わし、R2は水素原子、水酸基、またはC1〜4
    のアルコキシ基を表わし、R3は水素原子、C1〜8の
    アルキル基、C2〜8のアルケニル基、C2〜8のアル
    キニル基、または1〜3個の以下の(1)〜(5)の基
    で置換されているC1〜8のアルキル基、C2〜8のア
    ルケニル基またはC2〜8のアルキニル基を表わし:
    (1)ハロゲン原子、(2)C1〜4のアルコキシ基、
    (3)C3〜7のシクロアルキル基、(4)フェニル
    基、または(5)1〜3個のハロゲン原子、C1〜4の
    アルキル基、C1〜4のアルコキシ基、ニトロ基または
    トリフルオロメチル基で置換されているフェニル基;n
    は0〜4を表わし、 【化2】 は一重結合または二重結合を表わし、 【化3】 は二重結合または三重結合を表わし、 【化4】 は一重結合、二重結合または三重結合を表わす。ただ
    し、(1)5−6位が三重結合を表わすとき、13−1
    4位は三重結合を表わさない。(2)13−14位が二
    重結合を表わすとき、その二重結合はE体、Z体または
    EZ体の混合物を表わす。)で示されるω−シクロアル
    キル−プロスタグランジンE2誘導体、それらの非毒性
    塩、それらのプロドラッグまたはシクロデキストリン包
    接化合物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の一般式(I)で示される
    化合物のプロドラッグが、一般式(IA) 【化5】 (式中、R10はC1〜6アルキル基を表わし、その他の
    記号は請求項1の記載と同じ意味を表わす。)で示され
    る化合物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の一般式(I)で示される
    化合物のプロドラッグが、一般式(IB) 【化6】 (式中、R12およびR13は、独立して水素原子またはC
    1〜6のアルキル基を表わし、その他の記号は請求項1
    と同じ意味を表わす。)で示される化合物。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の一般式(I)で示される
    化合物のプロドラッグが、一般式(IC) 【化7】 (式中、R11はC1〜4のアルキル基、C1〜4のアル
    コキシ基、フェニル基、フェニル−C1〜4アルキル
    基、R14−OOC−C1〜4アルキル基またはR14−O
    OC−C2〜4アルケニル基(基中、R14は水素原子ま
    たはC1〜4のアルキル基を表わす。)を表わし、その
    他の記号は請求項1および請求項2の記載と同じ意味を
    表わす。)で示される化合物。
  5. 【請求項5】 Rがカルボキシ基である請求項1記載の
    化合物。
  6. 【請求項6】 Rがヒドロキシメチル基である請求項1
    記載の化合物。
  7. 【請求項7】 化合物が (1)(5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロ
    キシ−9−オキソ−17,17−プロパノプロスタ−
    5,13−ジエン酸・メチルエステル、 (2)(5Z,11α,16RS)−11,16−ジヒド
    ロキシ−9−オキソ−17,17−プロパノプロスタ−
    5−エン−13−イン酸・メチルエステル、 (3)(11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ−
    9−オキソ−17,17−プロパノプロスタ−13−エ
    ン−5−イン酸・メチルエステル、 (4)(5Z,11α,16RS)−11,16−ジヒド
    ロキシ−9−オキソ−17,17−プロパノプロスタ−
    5−エン酸・メチルエステル、 (5)(5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロ
    キシ−20−メチル−9−オキソ−17,17−プロパ
    ノプロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエステル、 (6)(5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロ
    キシ−20−エチル−9−オキソ−17,17−プロパ
    ノプロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエステル、 (7)(5Z,11α,13E)−20−クロロ−11,
    16−ジヒドロキシ−9−オキソ−17,17−プロパ
    ノプロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエステル、 (8)(5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロ
    キシ−9−オキソ−18−フェニル−17,17−プロ
    パノ−19,20−ジノルプロスタ−5,13−ジエン
    酸・メチルエステル、 (9)(5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロ
    キシ−9−オキソ−17,17−プロパノプロスタ−
    5,13,19−トリエン酸・メチルエステル、 (10)(5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロ
    キシ−20−メチル−9−オキソ−17,17−プロパ
    ノプロスタ−5,13−ジエン−19−イン酸・メチル
    エステル、 (11)(5Z,11α,13E)−17,17−ブタノ−
    11,16−ジヒドロキシ−9−オキソプロスタ−5,
    13−ジエン酸・メチルエステル、 (12)(5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロ
    キシ−9−オキソ−17,17−ペンタノプロスタ−
    5,13−ジエン酸・メチルエステル、 (13)(5Z,11α,13E)−18−シクロヘキシル
    −11,16−ジヒドロキシ−9−オキソ−17,17
    −プロパノ−19,20−ジノルプロスタ−5,13−
    ジエン酸・メチルエステル、 (14)(5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロ
    キシ−9−オキソ−17,17−プロパノ−20−ノル
    プロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエステル、 (15)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −19,20−メタノ−11,16−ジヒドロキシ−9
    −オキソプロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエステ
    ル、 (16)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −20,20−メチレン−11,16−ジヒドロキシ−
    9−オキソプロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエス
    テル、 (17)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −20−メトキシ−11,16−ジヒドロキシ−9−オ
    キソプロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエステル、 (18)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −20−フルオロ−11,16−ジヒドロキシ−9−オ
    キソプロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエステル、 (19)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −19−メチル−11,16−ジヒドロキシ−9−オキ
    ソプロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエステル、 (20)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −11,16−ジヒドロキシ−9−オキソ−20−ノル
    プロスタ−5,13,18−トリエン酸・メチルエステ
    ル、 (21)(5Z,13E)−17,17−プロパノ−16−
    ヒドロキシ−9−オキソプロスタ−5,13−ジエン酸
    ・メチルエステル、 (22)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −11−メトキシ−16−ヒドロキシ−9−オキソプロ
    スタ−5,13−ジエン酸・メチルエステル、 (23)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −11−メトキシ−16−ヒドロキシ−9−オキソ−1
    9−メチルプロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエス
    テル、 (24)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −11−メトキシ−16−ヒドロキシ−9−オキソ−1
    9,20−メタノプロスタ−5,13−ジエン酸・メチ
    ルエステル、 (25)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −11−メトキシ−16−ヒドロキシ−9−オキソ−2
    0−ノルプロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエステ
    ル、 (26)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −11−メトキシ−16−ヒドロキシ−9−オキソプロ
    スタ−5,13,19−トリエン酸・メチルエステル、 (27)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −11,16−ジヒドロキシ−9,9−メチレンプロス
    タ−5,13−ジエン酸・メチルエステル、 (28)(5Z,9β,11α,13E)−17,17−プ
    ロパノ−11,16−ジヒドロキシ−9−フルオロ−プ
    ロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエステル、 (29)(5Z,9β,11α,13E)−17,17−プ
    ロパノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロ−20
    −ノルプロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエステ
    ル、 (30)(5Z,9β,11α,13E)−17,17−プ
    ロパノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロプロス
    タ−5,13,19−トリエン酸・メチルエステル、 (31)(5Z,9β,11α,13E)−17,17−プ
    ロパノ−19,20−メタノ−11,16−ジヒドロキ
    シ−9−クロロプロスタ−5,13−ジエン酸・メチル
    エステル、 (32)(5Z,9β,11α,13E)−17,17−プ
    ロパノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロ−19
    −メチルプロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエステ
    ル、 (33)(5Z,9β,11α,13E)−17,17−プ
    ロパノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロプロス
    タ−5,13−ジエン酸・メチルエステル、 (34)(5Z,9a,11α,13E)−17,17−プ
    ロパノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロ−プロ
    スタ−5,13−ジエン酸・メチルエステル、 (35)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −11,16−ジヒドロキシ−9−オキソ−19,20
    −ジノルプロスタ−5,13−ジエン酸・メチルエステ
    ル、 (36)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −11,16−ジヒドロキシ−9−オキソ−18,1
    9,20−トリノルプロスタ−5,13−ジエン酸・メ
    チルエステル、 (37)(5Z,9β,11α,13E)−17,17−プ
    ロパノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロ−1
    9,20−ジノルプロスタ−5,13−ジエン酸・メチ
    ルエステル、または (38)(5Z,9β,11α,13E)−17,17−プ
    ロパノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロ−1
    8,19,20−トリノルプロスタ−5,13−ジエン
    酸・メチルエステル、またはこれらの16位の高極性立
    体異性体、低極性立体異性体、またはこれらの混合物で
    ある請求項2記載の化合物。
  8. 【請求項8】 化合物が、(5Z,11α,13E)−
    17,17−プロパノ−11,16−ジヒドロキシ−9
    −オキソプロスタ−5,13−ジエン酸アミド、または
    この16位の高極性立体異性体、低極性立体異性体、ま
    たはこれらの混合物である請求項3記載の化合物。
  9. 【請求項9】 化合物が、(5Z,8Z,11α,13
    E)−17,17−プロパノ−11,16−ジヒドロキ
    シ−9−アセチルオキシ−プロスタ−5,8,13−ト
    リエン酸・メチルエステル、またはこの16位の高極性
    立体異性体、低極性立体異性体、またはこれらの混合物
    である請求項4記載の化合物。
  10. 【請求項10】 化合物が (1)(5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロ
    キシ−9−オキソ−17,17−プロパノプロスタ−
    5,13−ジエン酸、 (2)(5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロ
    キシ−20−メチル−9−オキソ−17,17−プロパ
    ノプロスタ−5,13−ジエン酸、 (3)(5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロ
    キシ−20−エチル−9−オキソ−17,17−プロパ
    ノプロスタ−5,13−ジエン酸、 (4)(5Z,11α,13E)−20−クロロ−11,
    16−ジヒドロキシ−9−オキソ−17,17−プロパ
    ノプロスタ−5,13−ジエン酸、 (5)(5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロ
    キシ−9−オキソ−18−フェニル−17,17−プロ
    パノ−19,20−ジノルプロスタ−5,13−ジエン
    酸、 (6)(5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロ
    キシ−9−オキソ−17,17−プロパノプロスタ−
    5,13−19−トリエン酸、 (7)(5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロ
    キシ−20−メチル−9−オキソ−17,17−プロパ
    ノプロスタ−5,13−ジエン−19−イン酸、 (8)(5Z,11α,13E)−17,17−ブタノ−
    11,16−ジヒドロキシ−9−オキソプロスタ−5,
    13−ジエン酸、 (9)(5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロ
    キシ−9−オキソ−17,17−ペンタノプロスタ−
    5,13−ジエン酸、 (10)(5Z,11α,13E)−18−シクロヘキシル
    −11,16−ジヒドロキシ−9−オキソ−17,17
    −プロパノ−19,20−ジノルプロスタ−5,13−
    ジエン酸、 (11)(5Z,11α,13E)−11,16−ジヒドロ
    キシ−9−オキソ−17,17−プロパノ−20−ノル
    プロスタ−5,13−ジエン酸、 (12)(5Z,11α,16RS)−11,16−ジヒド
    ロキシ−9−オキソ−17,17−プロパノプロスタ−
    5−エン酸、 (13)(5Z,11α,16RS)−11,16−ジヒド
    ロキシ−9−オキソ−17,17−プロパノプロスタn
    −5−エン−13−イン酸、 (14)(11α,13E)−11,16−ジヒドロキシ−
    9−オキソ−17,17−プロパノプロスタn−13−
    エン−5−イン酸、 (15)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −19,20−メタノ−11,16−ジヒドロキシ−9
    −オキソプロスタ−5,13−ジエン酸、 (16)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −20,20−メチルエン−11,16−ジヒドロキシ
    −9−オキソプロスタ−5,13−ジエン酸、 (17)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −20−メトキシ−11,16−ジヒドロキシ−9−オ
    キソプロスタ−5,13−ジエン酸、 (18)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −20−フルオロ−11,16−ジヒドロキシ−9−オ
    キソプロスタ−5,13−ジエン酸、 (19)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −19−メチル−11,16−ジヒドロキシ−9−オキ
    ソプロスタ−5,13−ジエン酸、 (20)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −11,16−ジヒドロキシ−9−オキソ−20−ノル
    プロスタ−5,13,18−トリエン酸、 (21)(5Z,11α,13Z)−17,17−プロパノ
    −11,16−ジヒドロキシ−9−オキソプロスタ−
    5,13−ジエン酸、 (22)(5Z,13E)−17,17−プロパノ−16−
    ヒドロキシ−9−オキソプロスタ−5,13−ジエン
    酸、 (23)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −11−メトキシ−16−ヒドロキシ−9−オキソプロ
    スタ−5,13−ジエン酸、 (24)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −11−メトキシ−16−ヒドロキシ−19−メチル−
    9−オキソプロスタ−5,13−ジエン酸、 (25)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −11−メトキシ−16−ヒドロキシ−9−オキソ−1
    9,20−メタノプロスタ−5,13−ジエン酸、 (26)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −11−メトキシ−16−ヒドロキシ−9−オキソ−2
    0−ノルプロスタ−5,13−ジエン酸、 (27)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −11−メトキシ−16−ヒドロキシ−9−オキソプロ
    スタ−5,13,19−トリエン酸、 (28)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −11,16−ジヒドロキシ−9,9−メチルエンプロ
    スタ−5,13−ジエン酸、 (29)(5Z,9β,11α,13E)−17,17−プ
    ロパノ−11,16−ジヒドロキシ−9−フルオロ−プ
    ロスタ−5,13−ジエン酸、 (30)(5Z,9β,11α,13E)−17,17−プ
    ロパノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロ−20
    −ノルプロスタ−5,13−ジエン酸、 (31)(5Z,9β,11α,13E)−17,17−プ
    ロパノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロプロス
    タ−5,13,19−トリエン酸、 (32)(5Z,9β,11α,13E)−17,17−プ
    ロパノ−19,20−メタノ−11,16−ジヒドロキ
    シ−9−クロロプロスタ−5,13−ジエン酸、 (33)(5Z,9β,11α,13E)−17,17−プ
    ロパノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロ−19
    −メチルプロスタ−5,13−ジエン酸、 (34)(5Z,9β,11α,13E)−17,17−プ
    ロパノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロプロス
    タ−5,13−ジエン酸、 (35)(5Z,9a,11α,13E)−17,17−プ
    ロパノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロ−プロ
    スタ−5,13−ジエン酸、 (36)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −11,16−ジヒドロキシ−9−オキソ−19,20
    −ジノルプロスタ−5,13−ジエン酸、 (37)(5Z,11α,13E)−17,17−プロパノ
    −11,16−ジヒドロキシ−9−オキソ−18,1
    9,20−トリノルプロスタ−5,13−ジエン酸、 (38)(5Z,9β,11α,13E)−17,17−プ
    ロパノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロ−1
    9,20−ジノルプロスタ−5,13−ジエン酸、また
    は (39)(5Z,9β,11α,13E)−17,17−プ
    ロパノ−11,16−ジヒドロキシ−9−クロロ−1
    8,19,20−トリノルプロスタ−5,13−ジエン
    酸、またはこれらの16位の高極性立体異性体、低極性
    立体異性体、またはこれらの混合物である請求項5記載
    の化合物。
  11. 【請求項11】 化合物が(5Z,11α,13E)−
    17,17−プロパノ−11,16−ジヒドロキシ−9
    −オキソプロスタ−5,13−ジエン−1−オール、ま
    たはこの16位の高極性立体異性体、低極性立体異性
    体、またはこれらの混合物である請求項6記載の化合
    物。
  12. 【請求項12】 一般式(I−A) 【化8】 (式中、すべての記号は請求項1および請求項2の記載
    と同じ意味を表わす。)で示される化合物を酵素を用い
    た加水分解またはアルカリ条件下での加水分解に付すこ
    とを特徴とする一般式(I−1) 【化9】 (式中、すべての記号は請求項1の記載と同じ意味を表
    わす。)で示される化合物の製造方法。
  13. 【請求項13】 一般式(IIA) 【化10】 (式中、R20は水素原子、酸性条件下で脱離する保護基
    で保護された水酸基、またはC1〜4アルコキシ基を表
    わし、R40は酸性条件下で除去できる水酸基の保護基を
    表わし、その他の記号は請求項1の記載と同じ意味を表
    わす。)で示される化合物を酸性条件下での脱保護反応
    に付すことを特徴とする一般式(I−2) 【化11】 (式中、すべての記号は請求項1の記載と同じ意味を表
    わす。)で示される化合物のうちR1がオキソ基である
    一般式(I−2A) 【化12】 (式中、すべての記号は請求項1の記載と同じ意味を表
    わす。)で示される化合物の製造方法。
  14. 【請求項14】 一般式(IA−4) 【化13】 (式中、すべての記号は請求項1および請求項2の記載
    と同じ意味を表わす。)で示される化合物を還元反応に
    付すことを特徴とする一般式(I−2) 【化14】 (式中、すべての記号は請求項1の記載と同じ意味を表
    わす。)で示される化合物のうちR1がメチレン基であ
    る一般式(I−2B) 【化15】 (式中、すべての記号は請求項1の記載と同じ意味を表
    わす。)で示される化合物の製造方法。
  15. 【請求項15】 一般式(IA−5) 【化16】 (式中、R15はハロゲン原子を表わし、その他の記号は
    請求項1および請求項2の記載と同じ意味を表わす。)
    で示される化合物を還元反応に付すことを特徴とする一
    般式(I−2) 【化17】 (式中、すべての記号は請求項1の記載と同じ意味を表
    わす。)で示される化合物のうちR1がハロゲン原子で
    ある一般式(I−2C) 【化18】 (式中、R15はハロゲン原子を表わし、その他の記号は
    請求項1の記載と同じ意味を表わす。)で示される化合
    物の製造方法。
  16. 【請求項16】 一般式(III) 【化19】 (式中、R21は水素原子、酸性条件下で脱離する保護基
    で保護された水酸基を表わし、その他の記号は請求項
    1、請求項2および請求項13の記載と同じ意味を表わ
    す。)で示される化合物を酸性条件下での加水分解反応
    に付すことを特徴とする一般式(IA) 【化20】 (式中、すべての記号は請求項1および請求項2の記載
    と同じ意味を表わす。)で示されるプロドラッグ化合物
    のうちR2が水素原子または水酸基である一般式(IA
    −1) 【化21】 (式中、R22は水素原子または水酸基を表わし、その他
    の記号は請求項1および請求項2の記載と同じ意味を表
    わす。)で示される化合物の製造方法。
  17. 【請求項17】 一般式(IA−1) 【化22】 (式中、すべての記号は請求項1、請求項2および請求
    項16の記載と同じ意味を表わす。)で示される化合物
    のうちR22が水酸基である一般式(I−3) 【化23】 (式中、すべての記号は請求項1および請求項2の記載
    と同じ意味を表わす。)で示される化合物をO−アルキ
    ル化反応に付すことを特徴とする一般式(IA) 【化24】 (式中、すべての記号は請求項1および請求項2の記載
    と同じ意味を表わす。)で示されるプロドラッグ化合物
    のうちR2がC1〜4アルコキシ基である一般式(IA
    −2) 【化25】 (式中、R23はC1〜4アルコキシ基を表わし、その他
    の記号は請求項1および請求項2の記載と同じ意味を表
    わす。)で示される化合物の製造方法。
  18. 【請求項18】 一般式(I−1) 【化26】 (式中、すべての記号は請求項1の記載と同じ意味を表
    わす。)で示される化合物と一般式(IV) 【化27】 (式中、すべての記号は請求項3の記載と同じ意味を表
    わす。)で示される化合物をアミド化反応に付すことを
    特徴とする一般式(IB) 【化28】 (式中、すべての記号は請求項1および請求項3の記載
    と同じ意味を表わす。)で示されるプロドラッグ化合物
    の製造方法。
  19. 【請求項19】 一般式(V) 【化29】 (式中、すべての記号は請求項1、請求項2、請求項4
    および請求項13の記載と同じ意味を表わす。)で示さ
    れる化合物を酸性条件下での加水分解反応に付すことを
    特徴とする一般式(IC) 【化30】 (式中、すべての記号は請求項1、請求項2および請求
    項4の記載と同じ意味を表わす。)で示されるプロドラ
    ッグ化合物の製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項1に記載の一般式(I)で示さ
    れるω−シクロアルキル−プロスタグランジンE2誘導
    体、それらの非毒性塩、それらのプロドラッグまたはそ
    れらのシクロデキストリン包接化合物を有効成分として
    含有する医薬組成物。
  21. 【請求項21】 請求項1に記載の一般式(I)で示さ
    れるω−シクロアルキル−プロスタグランジンE2誘導
    体、それらの非毒性塩、それらのプロドラッグまたはそ
    れらのシクロデキストリン包接化合物を有効成分として
    含有するEP2サブタイプレセプター結合剤。
  22. 【請求項22】 請求項1に記載の一般式(I)で示さ
    れるω−シクロアルキル−プロスタグランジンE2誘導
    体、それらの非毒性塩、それらのプロドラッグまたはそ
    れらのシクロデキストリン包接化合物を有効成分として
    含有する免疫疾患、喘息、骨形成異常、神経細胞死、肝
    障害、早産、流産、緑内障等の網膜神経障害の予防およ
    び/または治療剤。
JP03352698A 1997-02-04 1998-02-02 ω−シクロアルキル−プロスタグランジンE2誘導体 Expired - Fee Related JP3162668B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03352698A JP3162668B2 (ja) 1997-02-04 1998-02-02 ω−シクロアルキル−プロスタグランジンE2誘導体

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3549997 1997-02-04
JP9-35499 1997-02-04
JP31916997 1997-11-06
JP9-319169 1997-11-06
JP03352698A JP3162668B2 (ja) 1997-02-04 1998-02-02 ω−シクロアルキル−プロスタグランジンE2誘導体

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32045799A Division JP4029251B2 (ja) 1997-02-04 1999-11-11 ω−シクロアルキル−プロスタグランジンE2誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11193268A true JPH11193268A (ja) 1999-07-21
JP3162668B2 JP3162668B2 (ja) 2001-05-08

Family

ID=27288107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03352698A Expired - Fee Related JP3162668B2 (ja) 1997-02-04 1998-02-02 ω−シクロアルキル−プロスタグランジンE2誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3162668B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002027998A (ja) * 2000-09-29 2002-01-29 Shionogi & Co Ltd 神経細胞変性調節活性の測定方法
KR100349964B1 (ko) * 1998-07-21 2002-08-22 오노 야꾸힝 고교 가부시키가이샤 ω-시클로알킬 프로스타글란딘 E1 유도체
WO2004032965A1 (ja) 2002-10-10 2004-04-22 Ono Pharmaceutical Co., Ltd. 内因性修復因子産生促進剤
WO2004073591A3 (en) * 2003-02-24 2004-09-23 Bayer Healthcare Ag Diagnostics and therapeutics for diseases associated with g-protein coupled receptor prostaglandin e2 ep2 (prostaglandin e2 ep2)
WO2005009468A1 (ja) 2003-07-25 2005-02-03 Ono Pharmaceutical Co., Ltd. 軟骨関連疾患治療剤
JP2005511607A (ja) * 2003-07-10 2005-04-28 アラーガン、インコーポレイテッド EP2受容体作動剤としてのω−シクロアルキル17−ヘテロアリールプロスタグランジンE2類似体
WO2005072743A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Ono Pharmaceutical Co., Ltd. 気管支拡張剤
JP2008523088A (ja) * 2004-12-10 2008-07-03 アラーガン インコーポレイテッド 12−アリールプロスタグランジンアナログ
JP2009516665A (ja) * 2005-11-21 2009-04-23 バイエル・シエーリング・ファーマ アクチエンゲゼルシャフト 9−クロロ−15−デオキシプロスタグランジン誘導体類、それらの調製方法及び薬剤としてのそれらの使用
JP2011515409A (ja) * 2008-03-18 2011-05-19 アラーガン インコーポレイテッド 治療用化合物
WO2013021935A1 (ja) * 2011-08-05 2013-02-14 小野薬品工業株式会社 軟骨障害治療用化合物

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100349964B1 (ko) * 1998-07-21 2002-08-22 오노 야꾸힝 고교 가부시키가이샤 ω-시클로알킬 프로스타글란딘 E1 유도체
JP2002027998A (ja) * 2000-09-29 2002-01-29 Shionogi & Co Ltd 神経細胞変性調節活性の測定方法
WO2004032965A1 (ja) 2002-10-10 2004-04-22 Ono Pharmaceutical Co., Ltd. 内因性修復因子産生促進剤
EP2465537A1 (en) 2002-10-10 2012-06-20 ONO Pharmaceutical Co., Ltd. Microspheres comprising ONO-1301
JP4497320B2 (ja) * 2002-10-10 2010-07-07 小野薬品工業株式会社 内因性修復因子産生促進剤
JPWO2004032965A1 (ja) * 2002-10-10 2006-02-09 小野薬品工業株式会社 内因性修復因子産生促進剤
WO2004073591A3 (en) * 2003-02-24 2004-09-23 Bayer Healthcare Ag Diagnostics and therapeutics for diseases associated with g-protein coupled receptor prostaglandin e2 ep2 (prostaglandin e2 ep2)
JP2005511607A (ja) * 2003-07-10 2005-04-28 アラーガン、インコーポレイテッド EP2受容体作動剤としてのω−シクロアルキル17−ヘテロアリールプロスタグランジンE2類似体
JPWO2005009468A1 (ja) * 2003-07-25 2006-09-07 小野薬品工業株式会社 軟骨関連疾患治療剤
JP4666257B2 (ja) * 2003-07-25 2011-04-06 小野薬品工業株式会社 軟骨関連疾患治療剤
EP2422814A1 (en) 2003-07-25 2012-02-29 Ono Pharmaceutical Co., Ltd. Remedy for cartilage-related diseases
WO2005009468A1 (ja) 2003-07-25 2005-02-03 Ono Pharmaceutical Co., Ltd. 軟骨関連疾患治療剤
WO2005072743A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Ono Pharmaceutical Co., Ltd. 気管支拡張剤
JP2008523088A (ja) * 2004-12-10 2008-07-03 アラーガン インコーポレイテッド 12−アリールプロスタグランジンアナログ
JP2009516665A (ja) * 2005-11-21 2009-04-23 バイエル・シエーリング・ファーマ アクチエンゲゼルシャフト 9−クロロ−15−デオキシプロスタグランジン誘導体類、それらの調製方法及び薬剤としてのそれらの使用
JP2011515409A (ja) * 2008-03-18 2011-05-19 アラーガン インコーポレイテッド 治療用化合物
WO2013021935A1 (ja) * 2011-08-05 2013-02-14 小野薬品工業株式会社 軟骨障害治療用化合物
JPWO2013021935A1 (ja) * 2011-08-05 2015-03-05 小野薬品工業株式会社 軟骨障害治療用化合物

Also Published As

Publication number Publication date
JP3162668B2 (ja) 2001-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6576785B1 (en) ω-cycloalkyl-prostaglandin E2 derivatives
US6262293B1 (en) ω-Cycloalkly-prostaglandin e2 derivatives
JP3174563B2 (ja) 5−チア−ω−置換フェニル−プロスタグランジンE誘導体、それらの製造方法およびそれらを有効成分として含有する薬剤
EP0974580B1 (en) Omega-cycloalkyl-prostaglandin E1 derivatives
US6586468B1 (en) ω-substituted phenyl-prostaglandin E derivatives and drugs containing the same as the active ingredient
JP4044967B2 (ja) 11,15−o−ジアルキルプロスタグランジンe誘導体、それらの製造方法およびそれらを有効成分として含有する薬剤
EP0855389B1 (en) A 3,7-dithiaprostanoic acid derivative
EP0985663A1 (en) A 3.7-dithiaprostanoic acid derivative
EP0196380B1 (en) Prostaglandin analogues, processes for their preparation and pharmaceutical compositions containing them
JP3162668B2 (ja) ω−シクロアルキル−プロスタグランジンE2誘導体
JP4029251B2 (ja) ω−シクロアルキル−プロスタグランジンE2誘導体
JP2001527063A (ja) ω−シクロアルキル−プロスタグランジンE2誘導体
JP4193197B2 (ja) 3,7−ジチアプロスタン酸誘導体、それらの製造方法およびそれらを有効成分として含有する薬剤
JP4123568B2 (ja) 6−オキソ−pge1化合物、それらの製造方法およびそれらを有効成分として含有するプロスタグランジンe2受容体作働薬
JP3703004B2 (ja) 5−チア−ω−置換フェニル−プロスタグランジンE誘導体
JP2000095755A (ja) ω―シクロアルキル―プロスタグランジンE1誘導体、その製造方法およびその誘導体を有効成分とする医薬組成物
JP2002293771A (ja) 新規なエーテル型ジフルオロプロスタグランジン誘導体またはその塩
JP2000103778A (ja) ベンゼンスルフォンアミド化合物、それらの製造方法およびそれらを有効成分として含有するプロスタグランジンe2受容体拮抗剤

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080223

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090223

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100223

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100223

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100223

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110223

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110223

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140223

Year of fee payment: 13

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees