JPH11192755A - プリント装置 - Google Patents

プリント装置

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JPH11192755A
JPH11192755A JP9368896A JP36889697A JPH11192755A JP H11192755 A JPH11192755 A JP H11192755A JP 9368896 A JP9368896 A JP 9368896A JP 36889697 A JP36889697 A JP 36889697A JP H11192755 A JPH11192755 A JP H11192755A
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JP9368896A
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English (en)
Inventor
Seiji Takahashi
誠二 高橋
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント媒体に対しそのサイズより小さい所
定プリント領域で周縁部に余白を残した状態でプリント
を行うプリント装置において、所望に応じ余白量の少な
い、または余白の生じないプリントの実行を可能とす
る。 【構成】 サイズの異なるプリント媒体S1,S2を給
送可能な給送手段1,2にサイズの異なる大小のプリン
ト媒体S1,S2を給送させ、小サイズのプリント媒体
S1が大サイズのプリント媒体S2とプリント手段51
0との間に位置するように当該大サイズおよび小サイズ
のプリント媒体S2,S1を重畳した状態でを搬送させ
ることにより、前記小サイズのプリント媒体S1に対し
て前記所定プリント領域より大きい領域のプリントを行
わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばワードプロ
セッサ,パーソナルコンピュータ等において情報出力装
置として使用されるプリンタ等のプリント装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】文字や画像等の情報を用紙やフィルム等
のプリント媒体上に形成する装置として良く知られたも
のにプリンタがある。一方、プリント情報の作成や編集
を行うワードプロセッサ,パーソナルコンピュータ等の
装置にあっては装置の機能の向上とともに低価格が進
み、更にはスキャナ,ビデオキャプチャーやCDROM
ドライブ等の情報入力装置や、先のプリンタなどのプリ
ント装置のカラー化,低価格化等と相俟って、様々な情
報を所望の形態で容易に形成することが可能になってい
る。
【0003】このような情報処理装置やプリンタの使用
環境にあって、これまでのA判やB判の定型用紙等に文
書等をプリントして書類を得る場合に加え、葉書やカー
ド等へカラー画像や文字などの様々なプリント情報をプ
リントすることも多く行われるようになってきており、
その用途も多種多様になっている。中でも葉書やカード
等へのプリントは家庭などでの用途が多く、今後もます
ます拡大して行くものと考えられる。
【0004】一方、プリント装置において、プリント媒
体搬送系等の汚損などを予防する目的で、プリント媒体
上の情報形成可能領域(以下、プリント領域という)は
プリント対象となる媒体のサイズよりも小さく設定さ
れ、プリント媒体の周縁部、すなわち給送方向下流側の
先端部や上流側である後端部、給送方向と直交する方向
の右側端部や左端部にプリント不可能な領域すなわち余
白を残しているのが一般的である。これら余白の存在
は、プリント媒体のサイズが小さい場合では、例えばプ
リント可能な文字数が少なくなったり、カード等へ下地
となる画像等を余白無しでプリントできない等といった
制限となっている。
【0005】これらの制限をなくしプリント装置の用途
をさらに拡大するため、従来プリント装置組み込み型の
ワードプロセッサ等では、例えばあらかじめ葉書用紙よ
りも大きなサイズのPET等を材料とする台紙を使用
し、かつその台紙のプリント領域内に葉書用紙の4箇所
の角部に対応して切り欠き部を設け、葉書用紙の角部を
台紙の切り欠きに差し込んで固定し、台紙とともに葉書
用紙を給送しプリントを行って葉書用紙上には殆ど余白
が生じないようにした例が広く知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の方法
では、台紙への葉書用紙等プリント媒体の差し込み操作
を使用者に強いることになるため、プリント動作に先立
つ準備操作が煩雑である。
【0007】また多数の葉書用紙へのプリントを行う場
合には、台紙を繰り返し使用する場合であってもあるい
はまた多数の台紙を用意する場合であっても、いずれに
せよ所望されるプリント枚数分の台紙へ差し込み操作を
繰り返し行う必要があるため、操作が一層煩雑であり、
事実上多数枚のプリントが困難になるという問題があ
る。
【0008】また葉書用紙以外の多様なサイズのプリン
ト媒体を同様な方法で用いる場合には、例えば一枚の台
紙にプリント媒体に対応した数多くの切り欠き部を設け
ることや多種の台紙を用意することが考えられるが、い
ずれの場合でも対応できるプリント媒体のサイズが限定
され汎用性に乏しいという問題がある。
【0009】また従来では、材料としてPET等のフィ
ルムを用い、更には切り欠き部を設けた台紙を使用して
いるため、使用者が誤って台紙を破損したり、紛失した
場合等には手軽に代替品を入手できないこともあり、簡
便さにかけるという問題もある。
【0010】本発明はこれら問題点を解決するためにな
されたものであり、簡単な構成および容易な操作により
余白量の少ない、または余白の生じない所望のプリント
が実行できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は、
プリント手段を用い、プリント媒体に対して当該プリン
ト媒体のサイズに応じて定められる所定プリント領域で
プリントを行うプリント装置において、前記プリント媒
体を前記プリント手段によるプリント位置に対して相対
的に搬送する搬送手段と、サイズの異なる大小のプリン
ト媒体を前記搬送手段に給送して、小サイズのプリント
媒体が大サイズのプリント媒体と前記プリント手段との
間に位置するように当該大サイズおよび小サイズのプリ
ント媒体を搬送させることにより、前記小サイズのプリ
ント媒体に対して前記所定プリント領域より大きい領域
のプリントを行わせる制御手段と、を具えたことを特徴
とする。
【0012】また、本発明は、プリント手段を用い、プ
リント媒体に対して当該プリント媒体のサイズに応じて
定められる所定プリント領域でプリントを行うプリント
装置において、前記プリント媒体を前記プリント手段に
よるプリント位置に対して相対的に搬送する搬送手段
と、サイズの異なるプリント媒体を給送可能な給送手段
と、該給送手段により前記サイズの異なるプリント媒体
を給送させて前記搬送手段に当該サイズの異なるプリン
ト媒体を重畳した状態で同時に搬送させる制御手段と、
を具えたことを特徴とする。
【0013】この発明において、前記制御手段は、前記
給送手段にサイズの異なる大小のプリント媒体を前記搬
送手段に給送させ、小サイズのプリント媒体が大サイズ
のプリント媒体と前記プリント手段との間に位置するよ
うに当該大サイズおよび小サイズのプリント媒体を搬送
させることにより、前記小サイズのプリント媒体に対し
て前記所定プリント領域より大きい領域のプリントを行
わせるものとすることができる。
【0014】ここで、前記制御手段は、前記大サイズの
プリント媒体を給送させた後に所定のタイミングで前記
小サイズのプリント媒体を給送させることにより、前記
大サイズのプリント媒体の前記プリント手段との対向面
上に前記小サイズのプリント媒体を重畳させるものとす
ることができる。
【0015】前記所定のタイミングは、前記大サイズの
プリント媒体が給送方向下流側へ前記小サイズのプリン
ト媒体よりも先行して実質的に1mm以上給送されたタ
イミングとすることができる。
【0016】また、本発明は、プリント媒体に対しその
サイズより小さい所定プリント領域でプリントを行うプ
リント装置であって、前記プリント媒体を前記プリント
手段によるプリント位置に対して相対的に搬送する搬送
手段と、サイズの異なるプリント媒体を給送可能な給送
手段と、指定されたサイズのプリント媒体のみを前記給
送手段に給送させてプリントを行わせる第1プリントモ
ード、および指定されたサイズのプリント媒体を含めサ
イズの異なる複数のプリント媒体を前記給送手段に給送
させてプリントを行わせる第2プリントモードを実行す
るとともに、前記指定されたプリント媒体のサイズと当
該プリント媒体に対してプリントを行うべき領域のサイ
ズとに基づいて前記第1または第2のプリントモードを
選択する手段を有した制御手段と、を具えたことを特徴
とする。
【0017】この発明において、前記制御手段は、前記
指定されたプリント媒体に対して設定されるプリント領
域が当該プリント媒体についての前記所定プリント領域
より大きい場合に前記第2のプリントモードを選択する
ものとすることができる。
【0018】ここで、前記所定領域のサイズは、当該プ
リント媒体の給送方向およびこれと直交する方向におい
て当該プリント媒体より実質的に3mm小さいサイズと
することができる。
【0019】以上において、前記供給手段は、前記プリ
ント媒体の給送方向と直交する方向のプリント位置の基
準を定める位置決め手段を各々有する第1および第2の
供給部を有し、前記第1の供給部は前記第2の供給部よ
り前記プリントヘッドに近く設けられているものとする
ことができる。
【0020】ここで、前記第1の供給部には前記第2の
供給部よりサイズの小さいプリント媒体を供給させるも
のとすることができる。
【0021】また、前記第1および第2の供給部のう
ち、少なくとも前記第2の供給部は前記プリント媒体を
積載保持可能な保持手段と、当該該積載されたプリント
媒体を一枚づつ分離して給送する分離手段とを有するも
のとすることができる。
【0022】また、前記給送手段は、前記第1および第
2の供給部の少なくとも一方に設けられて前記プリント
媒体を前記搬送手段に供給する供給手段を有するものと
することができる。
【0023】さらに、前記制御手段は、前記第2のプリ
ントモードの実行時に小サイズのプリント媒体が大サイ
ズのプリント媒体と前記プリント手段との間に位置する
ように当該大サイズおよび小サイズのプリント媒体を搬
送させることにより、前記小サイズのプリント媒体に対
して前記所定プリント領域より大きい領域のプリントを
行わせるものとすることができる。
【0024】また、前記制御手段は、前記第2のプリン
トモードの実行時に、前記大サイズのプリント媒体を給
送させた後に所定のタイミングで前記小サイズのプリン
ト媒体を給送させることにより、前記大サイズのプリン
ト媒体の前記プリント手段との対向面上に前記小サイズ
のプリント媒体を重畳させるものとすることができる。
【0025】前記搬送手段は前記プリント位置を経た前
記プリント媒体を排出する排出手段を有し、前記所定の
タイミングは、前記大サイズのプリント媒体が、前記プ
リント媒体の搬送方向の最も下流側にある前記プリント
手段のプリント素子と前記排出手段との間の距離に相当
する距離以上を給送されたタイミングとすることができ
る。
【0026】さらに、前記制御手段は、前記所定のタイ
ミングに基づいてプリント媒体の給送方向のプリント開
始位置を決定することができる。
【0027】また、前記第1の供給部に設けられた前記
位置決め手段は、プリント媒体の給送方向と直交する方
向において前記第2の供給部に設けられた位置決め手段
より前記プリント媒体の中心方向へ偏倚して固定的に設
けられた部材と移動可能に設けられた部材とを有するも
のとすることができる。
【0028】そして、前記制御手段は、前記位置決め手
段の位置に基づいてプリント媒体の給送方向と直交する
方向のプリント開始位置を決定するものとすることがで
きる。
【0029】さらに、本発明は、プリント対象とするプ
リント媒体のサイズに応じたプリント可能領域より大き
いサイズの領域でのプリント情報の作成または編集を許
容する手段と、当該プリント情報を上記いずれかの形態
のプリント装置に供給する手段と、を具えたことを特徴
とする。
【0030】この発明において、前記許容手段は、前記
プリント対象とするプリント媒体より大きいサイズの領
域でのプリント情報の作成または編集が指示されたとき
に、前記プリント可能領域およびこれより大きいサイズ
の領域を明示する表示手段を有するものとすることがで
きる。
【0031】さらに、本発明は、上記のいずれかの形態
の記載のプリント装置と、プリント情報供給装置と、を
具えたことを特徴とするプリントシステムに存する。
【0032】また、本発明は、プリント手段を用い、プ
リント媒体に対して当該プリント媒体のサイズに応じて
定められる所定プリント領域でプリントを行うプリント
方法において、前記プリント媒体を前記プリント手段に
よるプリント位置に対して相対的に搬送する搬送手段を
具え、サイズの異なる大小のプリント媒体を前記搬送手
段に給送して、小サイズのプリント媒体が大サイズのプ
リント媒体と前記プリント手段との間に位置するように
当該大サイズおよび小サイズのプリント媒体を搬送させ
ることにより、前記小サイズのプリント媒体に対して前
記所定プリント領域より大きい領域のプリントを行わせ
ることを特徴とする。
【0033】以上において、前記プリント手段はインク
を吐出してプリントを行うインクジェットヘッドの形態
を有するものとすることができる。
【0034】ここで、前記インクジェットヘッドは前記
給送方向とは異なる方向に複数のインク吐出口を有し、
前記給送方向に直交する方向に走査されるものとするこ
とができる。
【0035】さらに、前記インクジェットヘッドはイン
クを吐出するために利用されるエネルギとしてインクに
膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する素子を有する
ものとすることができる。
【0036】なお、本明細書において「プリント」
(「記録」という場合もある)とは、文字,図形等有意
の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、
また人間が視覚で知覚しうるように顕在化したものであ
るか否かを問わず、プリント媒体上に液体を付与するこ
とによって広く画像,模様,パターン等を形成する、ま
たは媒体の加工を行う場合も言うものとする。
【0037】また、「プリント媒体」とは、一般的な記
録装置で用いられている紙のみならず、布,プラスチッ
クフィルム,金属板等、広くプリント剤を受容可能なも
のも言うものとするが、以下の実施例においてはかかる
プリント媒体を象徴的に「紙」または「用紙」と言うこ
ともある。
【0038】さらに「インク」とは、上記「プリント」
の定義と同様広く解釈されるべきもので、プリント媒体
上に付与されることによって画像,模様,パターン等の
形成、またはプリント媒体の加工に供されうる液体を言
うものとする。
【0039】
【発明の実施の形態】(第1例)以下、図面を参照して
本発明を詳細に説明する。
【0040】プリント装置としてインクジェットプリン
ト方式を用いたプリンタにおいてシート等の給送部を2
箇所設けた場合を例にあげて説明する。
【0041】図1および図2は本発明の一実施形態によ
るプリント装置の主要部を示す。ここで、1および2は
シートなどのプリント媒体Sを束の状態で積載し、自動
的に順次1枚ずつプリント位置に供給する自動供給部、
3は自動供給部1,2からそれぞれの分離ローラ10
4,204によって1枚ずつ送出されるプリント媒体S
を所定のプリント位置に導き、さらにこれを排出部4に
導く搬送部である。
【0042】5はプリント部であり、次の各部等からな
っている。すなわちプリント部5において、501はイ
ンクを吐出するノズル等のプリント素子を有するプリン
トヘッドであり、本例の場合はカラープリントが可能と
なるようにそれぞれイエロー、マゼンタ、シアンおよび
ブラックのインクの吐出を行なうノズル群等を有したプ
リント手段501が図2に直交する方向に並置されてい
る。また、502はプリントヘッド501を搭載するキ
ャリア、503,504はキャリア502をタイミング
ベルト506により図2に直交する方向に案内する案内
軸、505はプリントヘッド501に上記各色のプリン
ト剤であるインクを供給するプリント剤供給手段をなす
インクタンク、507はフィルムに所定の間隔でスリッ
トを形成してキャリア502の位置を検出するために用
いられるエンコーダ、508はキャリア502に設けら
れエンコーダ507のスリットを検出するセンサ部、5
09はタイミングベルト506を駆動してキャリア50
2を移動走査させるキャリアモータ(本例の場合DCモ
ータ)である。
【0043】6はプリント部5の上部に配置され、ホス
トコンピュータ等から送信されるプリント情報に基づい
てプリント装置全体を制御する制御部(コントロール
部)である。なおコントロール部6はインナカバー60
1によって覆われており、インナカバー601内にはコ
ントロールボード602およびパネルボード603等が
収容されている。604はインナカバー601の上面に
露出させた操作パネル部である。
【0044】続いてプリント装置を構成する他の主要部
について説明する。自動供給部1および2は、それぞ
れ、伸縮自在な2枚の受け板からなる用紙受け101,
201と、摺動軸102A,202Aに一端が支持され
他端が圧接ばね103,203の弾性力により分離ロー
ラ104,204に向けて付勢される圧板102,20
2等とから構成されている。そして不図示の歯車列や駆
動切り替え手段を介して搬送ローラ301に連動する分
離ローラ104,204により、用紙受け101,20
1上にセットされている用紙束105,205のうちか
ら一枚ずつ分離・送出される。
【0045】106および107は自動供給部1により
給送されるシートS1の幅方向側端部をガイドするガイ
ド部材であって、一方の部材107はシートS1の幅方
向に不図示のスライド機構によって移動可能に設けられ
ており、プリント装置に対するシートS1のプリント位
置を決めるとともに、搬送されるシートの斜行を防止し
ている。自動供給部2においても同様の構成であり、シ
ートS2の側端部をガイドする一対のガイド部材206
およびシートS2の幅方向に移動可能な部材(不図示)
が設けられている。双方の自動供給部においてスライド
するガイド部材は、本例ではA4幅のシートが収容可能
な位置まで移動可能に構成されている。さらにガイド部
材106および206はプリント装置において固定的に
設けられており、自動供給部1,2に積載されたシート
S1,S2に対してプリントを行なう際のシート給送方
向に直交する方向のプリント位置を決める位置決め手段
となっている。ここで、ガイド部材106と206との
シート幅方向の位置関係は、ガイド部材106がガイド
部材206に対してシート幅方向の中心部へ所定距離だ
けずれて設けられている。本例では、その所定距離は1
5mmとなっている。
【0046】ここで、本例の場合は、プリント対象とな
るシートS1を自動供給部1へ積載し、台紙となるシー
トS2を自動供給部2へ積載できる。台紙となるシート
S2はシート状のものであれば特にその材質等について
は限定されず、一般的な紙であってもよい。またここで
は、プリントを行うシートS1は余白なしでのプリント
が多く求められる葉書等のカード用紙であり、台紙とな
るシートS2はシートS1よりも幅方向および長さ方向
ともにサイズの大きな用紙である。
【0047】搬送手段である搬送部3は、自動供給部1
および2から分離ローラ104,204により送出され
るシートS1,S2をプリントヘッド501のインク吐
出面対向位置に導くための搬送ローラ301、ピンチロ
ーラ302、搬送ローラ301に連動し排出ローラ30
3に駆動力を伝達する伝達ローラ304、不図示のコイ
ルばね等を介して支持される拍車状ローラ305等で構
成されている。ここでピンチローラ302は搬送モータ
805と不図示の伝動系を介して搬送ローラ301と略
同一の周速度でともに駆動され、その材質も搬送ローラ
301と同様ゴムなどの摩擦係数の高い部材で構成され
ている。
【0048】ピンチローラ302と搬送ローラ301と
の位置関係は、ピンチローラ302が搬送ローラ301
に対しシートの搬送方向下流側に所定量d(図5参照)
だけずれて設けられており、自動給送部1および2より
搬送されたシートS1およびS2は搬送ローラ301を
過ぎると排出ローラ303側へ向けて搬送される。搬送
ローラ301と排出ローラ303との間にはプリントヘ
ッド501と対向する部位にプラテン306が設けら
れ、搬送されてきたシートS1,S2を排出ローラ30
3と拍車305との間へ案内する。
【0049】排出部4は、排出される用紙Sの長さに応
じて伸縮設定が可能な2枚のトレイ401,402で構
成されている。403はトレイ401の先端に設けられ
たストッパであり、排出される用紙Sが落下等しないよ
うに設けられている。さらに、70は下部ケース71に
収納固定される電源部、72はプリントヘッド501か
ら回復動作の伴って排出されたインクを収容する廃イン
クタンクである。
【0050】図3は本例に係るインクジェットプリント
装置の制御系の構成例を示すブロック図である。ここ
で、801はプリント装置全体の制御を行うMPUであ
り、制御上の時間管理を行うタイマ802を備えてい
る。803はMPUの制御プログラム等を収めたRO
M、804はMPU801の制御実行時に用いるワーク
エリアや、エンコーダ507およびエンコーダセンサ部
508によるキャリア502の速度等の情報を蓄えるた
めのエリアを有するRAMである。805はプリント装
置の電源がOFFとされても所要の情報の保持が可能な
EEPROMである。806は、所望されるプリント情
報等に応じてインクを吐出するためのエネルギを発生す
るべくプリントヘッドに設けられた素子(例えば通電に
応じてインクに膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生す
る電気熱変換素子。以下これを吐出ヒータという)を駆
動する吐出ヒータドライバである。
【0051】807はキャリア502をタイミングベル
ト506や不図示のプーリ等を介して駆動させるキャリ
アモータ509を駆動するキャリアモータドライバであ
る。808は搬送ローラ301や分離ローラ204を駆
動する搬送モータ809の駆動制御を行う搬送モータド
ライバである。810Aおよび810BはシートSの搬
送部30内での有無状態や、用紙Sの先端および後端を
検出するためのセンサであり、本例では自動供給部1お
よび2の分離ローラ104,204の下流側に各々設け
られている。また812はプリントヘッドをプリントに
適する状態に回復する、あるいはプリントに適した状態
に維持するための不図示の回復系を駆動する回復系モー
タ、811は回復系モータ812を制御駆動する回復系
モータドライバである。813は回復系を構成する不図
示のカム等の動作位置を検出するためのセンサである。
814はプリント装置とプリント情報供給装置たるホス
トコンピュータH等とを接続するインターフェイス部で
あり、この該インターフェイス部814を介してプリン
ト装置はホストコンピュータ等と情報の授受が可能に構
成される。
【0052】ここで本例の装置が動作可能なプリントモ
ードについて説明する。本例のプリントモードには、プ
リントの開始に際して自動供給部1または自動給送部2
のいずれか一方よりシートを供給し、当該シートにプリ
ントを行なう通常のモードである第1のプリントモード
と、自動給送部2よりシートS2を供給搬送した後に所
定のタイミングで自動給送部1よりシートS1を供給搬
送してプリントを行う第2のプリントモードとを有して
いる。またこれらプリントモードはプリントに際しての
プリント余白量を指示する指示手段による指示に応じ、
プリントモードを選択する選択手段によって選択され
る。この指示手段は、本例の場合プリント装置にプリン
ト情報を送信するホストコンピュータ等の情報処理装置
に設けられており、またプリントモードの選択手段はM
PU801である。
【0053】次に図4および図5を参照し本例の特徴で
ある第2のプリントモードを中心に本例装置の動作につ
いて説明する。
【0054】まずプリントの開始命令とともに、プリン
ト対象となるプリント媒体に画像形成可能な最大サイズ
(通常これは当該プリント媒体自体のサイズより小さ
く、当該プリント媒体の給送方向およびこれと直交する
方向において実質的に3mm程度小さいサイズである)
より大きいサイズをもって指定されたプリント情報が入
力されると、すなわち例えばプリント媒体のサイズが1
00mm×148mm、これに画像形成可能な最大サイ
ズが98mm×145mmのときに、当該最大サイズよ
り大きいプリント領域で指定されたプリント情報がホス
トコンピュータH等からインターフェイス部814を介
して入力されると、シートS2を自動供給部2より供給
して台紙として機能させるべく、分離ローラ204によ
りシートS2が積載された束205より一枚分離し(ス
テップSTP1)、紙センサ810Bの部位を通過させ
て搬送ローラ部へ搬送する(ステップSTP2)。
【0055】そして紙センサ810Bと搬送ローラ部と
の距離に応じた量だけ搬送されると搬送ローラ301と
ピンチローラ302とが搬送モータ809により回転を
開始し、シートS2が搬送ローラ301とピンチローラ
302とにより搬送される。このとき自動供給部2の分
離ローラ204は半月状の円弧部でない部分がシートS
2と対向するように構成配置されており、シートS2か
らは離脱している。その後シートS2は排出ローラ30
3より下流側の所定位置まで搬送され、ここで搬送ロー
ラ301およびピンチローラ302の回転が停止される
(ステップSTP3)。次に、自動供給部1よりプリン
ト対象であるシートS1が前述のシートS2と同様に分
離ローラ104により搬送部3に向けて分離搬送される
(ステップSTP4)。シートS1がピンチローラ30
2まで搬送されると分離ローラ104はその半月状の形
状によりシートS1からは離脱してピンチローラ302
と搬送ローラ301とが駆動され先のシートS2ととも
にシートS1が搬送される(ステップSTP6)。
【0056】その後シートS1の先端がプリントヘッド
501に対向する所定のプリント開始位置まで給送さ
れ、シートS1の先端部からプリントが開始される(ス
テップSTP8)。このときシート給送方向のプリント
開始位置は自動供給部1に設けられたシートセンサ81
0Aによりシートの先端部が検出されてから搬送ローラ
301によりシートが搬送された距離により求めること
ができる。
【0057】これまで説明した第2のプリントモード
は、プリント領域のサイズがプリント対象である媒体よ
り小さい所定のサイズよりも大きい場合に選択され、第
1のプリントモードはプリント領域のサイズがプリント
対象である媒体より小さい所定のサイズ以下である場合
に選択される構成となっている。
【0058】これらの動作によりシートS2はプリント
対象であるシートS1よりも幅方向および搬送方向の長
さが大きいためシートS1に対して台紙として機能し、
従ってシートS1の先端部にプリントを行う際にもプリ
ント装置内部を汚すことが無い。またピンチローラ30
2を搬送ローラ301に対し搬送方向下流側に所定量d
だけ偏倚させて配置したことから先端部が浮き上がるこ
とがなく、またシートS2がシートS1のプリント開始
時よりもさきに排出ローラ303へ搬送されているため
シートS1のみが排出ローラ部へ搬送される場合に比べ
搬送量の変動をもたらす衝撃などが少なく搬送を行える
ので、プリント対象媒体内の上記所定サイズより大きな
プリント領域のプリント情報の画像形成を行うに際し、
先端部の余白量が少ない所望プリント領域での画像形成
が可能となる。幅方向においても同様であり、プリント
装置内部を汚すことが無くプリントが行なえる。
【0059】更にシートS1の後端部においては、当該
後端部がピンチローラ302と搬送ローラ301との挟
持位置からはずれてもその時点ではまだ台紙となるシー
トS2がピンチローラ302と搬送ローラ301とによ
り挾持されているので、シートS1の後端部がはずれた
際の衝撃が少なく搬送量が大きく変化しないため後端部
においても同様に余白量の少ないプリントが行なえる。
またプリント領域がプリント対象である媒体のサイズよ
り大きい場合にはプリント対象である媒体を超えてプリ
ントされるが台紙によりプリント装置内を汚すことがな
くこの場合には余白の無いプリントが行なえる。
【0060】またプリント装置へのシートの供給を自動
的に行なうようにしたので複数枚のシートへのプリント
も簡単に行うことができ、更には台紙として一般的な紙
等を使用することができるので容易な操作で大領域のプ
リントを行なうことができ、余白のない、または少ない
プリントが実行できる。
【0061】なお、台紙としてシートS2を用いる場合
に本例ではシートS2の先端部が排出ローラ303まで
搬送された後にプリント対象であるシートS1の供給を
行なったが、当該供給のタイミングは適宜定めることが
できる。すなわち、例えばシートS2が給送方向下流側
へシートS1よりも先行して実質的に1mm以上給送さ
れたタイミングとすることができる。または、シートS
2が搬送ローラ301からプリントヘッド501のイン
ク吐出部510のうちシート搬送方向最下流側のものか
ら排出ローラ303までの距離Lに相当する距離以上搬
送された適宜のタイミングであればよい。
【0062】さらに、台紙となるシートS2については
シートS1のサイズないし形成画像の領域等に対応して
適宜選択できるのは勿論である。
【0063】また本例では排出ローラ303や拍車30
5によりシートを排出部4へ排出する構成としたが、こ
れら排出ローラや拍車を用いない構成としてもよく、こ
の場合には台紙となるシートS2の供給に続くプリント
対象シートS1の供給タイミングは特に限定されず、シ
ートS2が先端部がシートS1の先端部に対してシート
搬送方向下流側に位置していればよい。
【0064】また本例ではピンチローラ302と搬送ロ
ーラ301とを各別に駆動されるように構成したが、ピ
ンチローラを搬送ローラに従動可能に設けてもよく、ま
たこれらの材質も特に限定されるものではない。
【0065】(第2例)次に本発明の実施形態の第2例
について説明する。先の例ではシートSを供給する供給
部を2箇所設けこれら2つの供給部が積載されたシート
束からシートを一枚ずつ自動的に分離供給する自動供給
部として説明したが、本例では2箇所のシート供給部の
うち一方(以下の例ではシートS1の供給部)を自動供
給部ではなくシートを一枚ずつ挿入する所謂手差し供給
部とした場合について説明する。
【0066】図6はシートの供給部が手差し部1と自動
供給部2とで構成されたプリント装置の概略を説明した
説明図である。手差し部1以外の構成は先の第1例で説
明したのとほぼ同じであり、対応箇所に同一符号を付し
てその説明は省略する。
【0067】本例のプリント装置におけるプリントモー
ドとしては、手差し部1または自動供給部2のどちらか
一方から供給されたシートにプリントを行う通常のモー
ドである第1のプリントモードと、自動供給部2からの
供給開始後所定のタイミングで手差し部1からシートを
供給しプリントを行う第2のプリントモードとを備えて
いる。第1のプリントモードは通常のプリントモードで
あって、先の例と同様プリント対象であるプリント媒体
より小さい所定のサイズよりさらに小さい領域のプリン
ト情報の画像形成を行う場合に選択される。
【0068】ここで、まず第1のプリントモードの動作
を説明すると、プリント開始命令が入力されるとセンサ
810の検出状態をチェックする。ここでセンサ810
によりシート有りと検出された場合にはシートが手差し
部より供給されていると判断し、手差し部2から供給さ
れたシートS1を搬送ローラ301とピンチローラ30
2とによりプリントヘッド501に対向する所定のプリ
ント開始位置に給送しプリントを行う。またプリント開
始命令が入力されセンサ810によりシートがないと検
出された場合には自動供給部2よりシートを供給すると
判断し、自動給送部2より分離ローラ204によりシー
ト束205から一枚のシートを分離給送と搬送ローラ3
01とピンチローラ302とにより所定のプリント開始
位置まで搬送しプリントを行なう。
【0069】次に、前記第2のプリントモードは、先の
例と同様、プリントが所望される領域がプリント対象媒
体内の上記所定のサイズより大きい場合に選択されるプ
リントモードである。この場合プリント開始命令が入力
されるとまず自動給送部2より台紙として機能するシー
トS2の供給を行ない、供給されたシートS2は搬送ロ
ーラ301とピンチローラ302とにより排出ローラ3
03まで搬送される。ここで搬送動作を中断し、手差し
部1からのシートS1の供給を待機する。手差し部1か
らのシートの供給は、プリント装置の使用者がシートS
1を一枚ずつ手差し部1に挿入しシートの先端部がピン
チローラ302に突き当たるまでシート挿入を続けるこ
とで行なう。そこで使用者が手差し部1からのシートS
1の供給を完了したことを例えばキースイッチ等の指示
手段(例えば操作パネル604上に設けることができ
る)によりプリント装置に指示する。プリント装置はシ
ートS1の供給の完了指示を受け取ると搬送ローラ30
1およびピンチローラ302とを駆動し、シートS1と
ともにシートS2をシートS2のプリント開始位置まで
搬送し、シートS2へのプリントを開始する。
【0070】このようにしてシートS2が台紙として機
能させることで、プリント対象媒体S1内の上記所定サ
イズより大きなプリント領域のプリント情報のプリント
を行うことができ、その結果シートS1に余白量のな
い、または少ないプリントが実行できる。
【0071】本例においては、第2のプリントモードで
プリント対象シートS1の供給の完了をプリント装置の
使用者がプリント装置に対して指示するようにしたが、
例えば手差し部1から供給されるシートを検出するセン
サを更に設け、自動給送部2よりシートS2が供給され
排出ローラ303まで搬送された後に手差し部1のセン
サがシートS1の供給を検出し、当該検出後に所定時間
(例えば3秒)の経過を待機し、その後自動的に搬送ロ
ーラ301とピンチローラ302とを駆動してシートS
1とともにシートS2とを搬送する構成としてもよい。
この場合シートS1の供給が検出されない場合にはエラ
ー等を報知してシートS1の供給を使用者に促すなどの
工夫も考えられる。
【0072】また台紙としてシートS2を用いる場合
に、本例ではシートS2の先端部が排出ローラ303ま
で給送された後にプリント対象シートS1の供給を待機
したが当該供給のタイミングはシートS2が搬送ローラ
301からプリントヘッドのシート搬送方向最下流側の
例えばインク吐出口等から排出ローラ303までの距離
Lに相当する距離以上搬送された適宜のタイミングであ
ればよい。
【0073】また、以上で説明した第1例および第2例
においては、プリント装置の一例としてインクを吐出し
てプリントを行なうインクジェットプリント装置を採用
した場合について説明したが、本発明はプリント方式に
限定されることなく適用できるのは勿論である。
【0074】(第3例)次に、これまでの例にて説明し
たプリント装置においてプリントを行なう際に好適に適
用できるプリント情報の作成、編集の方法について説明
する。
【0075】図7はプリント情報の作成編集にあたり、
プリント情報供給装置たるホストコンピュータHにおい
て実行させることができる処理手順の一例を示すフロー
チャートである。また、図8はその態様を説明するため
の図であり、例えばホストコンピュータHのCRTや液
晶ディスプレイなどの表示手段を用いてプリント情報を
作成編集する場合の表示画面の表示内容を示している。
【0076】まず、例えば新規にプリント情報を作成す
る場合(既存のプリント情報の編集を行う場合も同様)
において、プリントを所望するプリント対象媒体のサイ
ズについての操作者の指定(ステップSTP11)に応
じ、プリント情報を形成する領域が当該プリント対象媒
体上において所要の余白を確保できない場合には(ステ
ップSTP12)、図8に示すような枠状のプリント領
域が表示される。ここで破線で示した枠9はプリントに
際して選択されたシートSのサイズに対応して表示され
る枠であり(ステップSTP13)、図示の例では葉書
用紙を縦置きにした状態を示している。枠9の外側に設
けられた枠10は当該シートS(葉書)に対応した枠9
よりも縦方向横方向ともに所定量だけ大きく表示される
枠であり(ステップSTP14)、ここでは枠9より縦
方向横方向ともに例えば2mm大きく設定される領域に
対応している。そしてプリント情報の作成や編集は枠9
および枠10の内側で行なわれる(ステップSTP1
5)。
【0077】続いてプリント動作を実行する場合には、
枠9および10内で作成編集されたプリント情報を上記
第1例または第2例のプリント装置に送信するととも
に、プリント対象媒体に対し余白なしのプリントを行う
旨の情報を伝達する(ステップSTP16)。そしてプ
リント装置では当該情報をもとにシートS2の送出およ
びプリント対象媒体であるシートS1の送出を行い、上
述したようなプリント動作(第2のプリントモード)を
実行する。
【0078】ここで、枠10の内側と枠9の外側とで形
成される領域に作成されたプリント情報は前記シートS
1がプリント装置において斜行搬送されない場合にはシ
ートS上にプリントされず、枠9の内側の領域のプリン
ト情報がプリントされる。
【0079】これに対し、シートS1がプリント動作に
際して斜行した場合や、シートS1のサイズが製造上の
ばらつき等によって枠9に対応したサイズと異なった場
合には、図9に示すように、枠9と実際にプリントされ
るシートS1の位置やサイズとのずれに応じて、枠10
の内側と枠9の外側とで形成される領域の一部または全
部であるハッチング(比較的細密なハッチング)を施し
て示した領域11のプリント情報もプリントされる。こ
の結果、シートS1にプリントされるプリント情報は、
前記領域11のプリント情報と、シートSと枠9とから
形成される領域12(比較的粗いハッチングを施した部
分)と、プリント情報となる。
【0080】図9において、(A)はプリント装置に対
してシートS2が斜行した場合を示し、(B)はシート
Sのサイズが枠9の対応したサイズよりも大きい場合を
示している。すなわち、本例においては、プリント情報
のプリント領域がプリント対象媒体より大きく設けられ
るため、プリント動作に際しプリント対象媒体が斜行等
しても余白のないプリント物を得ることができる。
【0081】なお、プリント情報を形成する領域がプリ
ント対象媒体上において所要の余白を確保できる通常の
場合には、例えば当該プリント媒体に形成可能な領域に
対応したサイズの枠を表示し(ステップSTP17)、
その領域内でのプリント情報の作成編集を受容し、さら
にプリントを行う場合には通常のプリント動作(第1の
プリントモード)を実行すればよい。
【0082】なお、枠9の枠10に隣接した所定領域
と、枠9の外側と枠10の内側とからなる領域で作成や
配置できるプリント情報に関して本例では特に制限を設
けなかったが、ここに形成する画像は文字以外の情報
(例えば下地となる画像等)と限ることも考えられる。
この場合には図9(A)のように用紙が斜行した場合で
あってもシートS1の端部で文字の欠落による情報欠落
が無いため実使用上の弊害は無く、文字以外のプリント
情報は余白なしでプリントができる。また本例の場合、
枠9に対応するサイズや位置と実際のプリント対象シー
トS1のサイズや位置とがずれた場合には、シートS1
から外れた部位にプリントが行なわれてしまうことにな
るが、先の例で説明したように台紙となるシートS2を
プリント対象シートS1とともに搬送することにより、
プリント装置内のプラテン等の部位にプリントがなされ
ることはない。
【0083】また、先述の説明ではプリントシートのサ
イズを示す枠9の外側に設けられた枠10の位置は特に
限定されずプリント装置のシート搬送性能に応じて設定
されるものでもよい。
【0084】さらに、枠10のサイズを枠9に対して、
シート搬送方向およびこれに直角な方向ともに同一の所
定量(本例では2mm)だけ大きく設けたが、枠10の
サイズは限定されるものではなくシートS1のサイズに
対応する枠9よりも適切に大きいものであればよい。
【0085】(その他)なお、本発明は、プリントを行
うに際して用いるプリント媒体の外周縁部にプリントが
行われない余白部分が残るようなプリント装置であれば
そのプリント方式によらず有効に適用できるが、インク
ジェットプリント(記録)方式を用いるプリント装置の
場合には、その中でも、インク吐出を行わせるために利
用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段(例
えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネル
ギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録ヘッ
ド、記録装置において優れた効果をもたらすものであ
る。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が達
成できるからである。
【0086】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0087】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0088】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0089】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0090】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0091】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0092】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0093】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0094】
【発明の効果】以上説明した様に、簡単な構成および容
易な操作により余白量の少ない、または余白の生じない
所望のプリントが実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプリント装置の概略
を示す外観斜視図である。
【図2】図1のプリント装置の概略断面図である。
【図3】図1のプリント装置の制御系の構成例を示すブ
ロック図である。
【図4】第1例の主要部である第2プリントモードでの
動作手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】第2プリントモードでのプリント装置の動作を
説明するためのプリント装置の概略断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係るプリント装置の動
作を説明するための概略断面図である。
【図7】プリント装置に対するホストコンピュータにお
いて行われるプリント情報の作成編集手順の一例を示す
フローチャートである。
【図8】プリント情報の作成編集の態様を説明するため
の説明図である。
【図9】(A)および(B)はプリント情報の形成の態
様を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 第1の供給部 2 第2の供給部 3 搬送部 4 排出部 5 プリント部 6 制御部 7 下部ケース 9 シートに対応したプリント領域 301 搬送ローラ 302 ピンチローラ 303 排出ローラ 305 拍車 501 プリントヘッド 502 キャリア 507 エンコーダ 508 エンコーダセンサ部 509 キャリアモータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図5】
【図6】
【図9】
【図3】
【図4】
【図7】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/00 108 H04N 1/00 108K

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント手段を用い、プリント媒体に対
    して当該プリント媒体のサイズに応じて定められる所定
    プリント領域でプリントを行うプリント装置において、 前記プリント媒体を前記プリント手段によるプリント位
    置に対して相対的に搬送する搬送手段と、 サイズの異なる大小のプリント媒体を前記搬送手段に給
    送して、小サイズのプリント媒体が大サイズのプリント
    媒体と前記プリント手段との間に位置するように当該大
    サイズおよび小サイズのプリント媒体を搬送させること
    により、前記小サイズのプリント媒体に対して前記所定
    プリント領域より大きい領域のプリントを行わせる制御
    手段と、を具えたことを特徴とするプリント装置。
  2. 【請求項2】 プリント手段を用い、プリント媒体に対
    して当該プリント媒体のサイズに応じて定められる所定
    プリント領域でプリントを行うプリント装置において、 前記プリント媒体を前記プリント手段によるプリント位
    置に対して相対的に搬送する搬送手段と、 サイズの異なるプリント媒体を給送可能な給送手段と、 該給送手段により前記サイズの異なるプリント媒体を給
    送させて前記搬送手段に当該サイズの異なるプリント媒
    体を重畳した状態で同時に搬送させる制御手段と、を具
    えたことを特徴とするプリント装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記給送手段にサイズ
    の異なる大小のプリント媒体を前記搬送手段に給送さ
    せ、小サイズのプリント媒体が大サイズのプリント媒体
    と前記プリント手段との間に位置するように当該大サイ
    ズおよび小サイズのプリント媒体を搬送させることによ
    り、前記小サイズのプリント媒体に対して前記所定プリ
    ント領域より大きい領域のプリントを行わせることを特
    徴とする請求項2に記載のプリント装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記大サイズのプリン
    ト媒体を給送させた後に所定のタイミングで前記小サイ
    ズのプリント媒体を給送させることにより、前記大サイ
    ズのプリント媒体の前記プリント手段との対向面上に前
    記小サイズのプリント媒体を重畳させることを特徴とす
    る請求項3に記載のプリント装置。
  5. 【請求項5】 前記所定のタイミングは、前記大サイズ
    のプリント媒体が給送方向下流側へ前記小サイズのプリ
    ント媒体よりも先行して実質的に1mm以上給送された
    タイミングであることを特徴とする請求項4に記載のプ
    リント装置。
  6. 【請求項6】 プリント媒体に対しそのサイズより小さ
    い所定プリント領域でプリントを行うプリント装置であ
    って、 前記プリント媒体を前記プリント手段によるプリント位
    置に対して相対的に搬送する搬送手段と、 サイズの異なるプリント媒体を給送可能な給送手段と、 指定されたサイズのプリント媒体のみを前記給送手段に
    給送させてプリントを行わせる第1プリントモード、お
    よび指定されたサイズのプリント媒体を含めサイズの異
    なる複数のプリント媒体を前記給送手段に給送させてプ
    リントを行わせる第2プリントモードを実行するととも
    に、前記指定されたプリント媒体のサイズと当該プリン
    ト媒体に対してプリントを行うべき領域のサイズとに基
    づいて前記第1または第2のプリントモードを選択する
    手段を有した制御手段と、を具えたことを特徴とするプ
    リント装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記指定されたプリン
    ト媒体に対して設定されるプリント領域が当該プリント
    媒体についての前記所定プリント領域より大きい場合に
    前記第2のプリントモードを選択することを特徴とする
    請求項6に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記所定領域のサイズは、当該プリント
    媒体の給送方向およびこれと直交する方向において当該
    プリント媒体より実質的に3mm小さいサイズであるこ
    とを特徴とする請求項6または7に記載のプリント装
    置。
  9. 【請求項9】 前記供給手段は、前記プリント媒体の給
    送方向と直交する方向のプリント位置の基準を定める位
    置決め手段を各々有する第1および第2の供給部を有
    し、前記第1の供給部は前記第2の供給部より前記プリ
    ントヘッドに近く設けられていること特徴とする請求項
    2ないし8のいずれかに記載のプリント装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の供給部には前記第2の供給
    部よりサイズの小さいプリント媒体を供給させることを
    特徴とする請求項9に記載のプリント装置。
  11. 【請求項11】 前記第1および第2の供給部のうち、
    少なくとも前記第2の供給部は前記プリント媒体を積載
    保持可能な保持手段と、当該該積載されたプリント媒体
    を一枚づつ分離して給送する分離手段とを有することを
    特徴とする請求項9に記載のプリント装置。
  12. 【請求項12】 前記給送手段は、前記第1および第2
    の供給部の少なくとも一方に設けられて前記プリント媒
    体を前記搬送手段に供給する供給手段を有することを特
    徴とする請求項9に記載のプリント装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、前記第2のプリント
    モードの実行時に小サイズのプリント媒体が大サイズの
    プリント媒体と前記プリント手段との間に位置するよう
    に当該大サイズおよび小サイズのプリント媒体を搬送さ
    せることにより、前記小サイズのプリント媒体に対して
    前記所定プリント領域より大きい領域のプリントを行わ
    せることを特徴とする請求項7ないし12のいずれかに
    記載のプリント装置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は、前記第2のプリント
    モードの実行時に、前記大サイズのプリント媒体を給送
    させた後に所定のタイミングで前記小サイズのプリント
    媒体を給送させることにより、前記大サイズのプリント
    媒体の前記プリント手段との対向面上に前記小サイズの
    プリント媒体を重畳させることを特徴とする請求項13
    に記載のプリント装置。
  15. 【請求項15】 前記搬送手段は前記プリント位置を経
    た前記プリント媒体を排出する排出手段を有し、前記所
    定のタイミングは、前記大サイズのプリント媒体が、前
    記プリント媒体の搬送方向の最も下流側にある前記プリ
    ント手段のプリント素子と前記排出手段との間の距離に
    相当する距離以上を給送されたタイミングであることを
    特徴とする請求項14に記載のプリント装置。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は、前記所定のタイミン
    グに基づいてプリント媒体の給送方向のプリント開始位
    置を決定することを特徴とする請求項4、5、14また
    は15に記載のプリント装置。
  17. 【請求項17】 前記第1の供給部に設けられた前記位
    置決め手段は、プリント媒体の給送方向と直交する方向
    において前記第2の供給部に設けられた位置決め手段よ
    り前記プリント媒体の中心方向へ偏倚して固定的に設け
    られた部材と移動可能に設けられた部材とを有すること
    を特徴とする請求項9に記載のプリント装置。
  18. 【請求項18】 前記制御手段は、前記位置決め手段の
    位置に基づいてプリント媒体の給送方向と直交する方向
    のプリント開始位置を決定することを特徴とする請求項
    17に記載のプリント装置。
  19. 【請求項19】 前記プリント手段はインクを吐出して
    プリントを行うインクジェットヘッドの形態を有するこ
    とを特徴とする請求項1ないし18のいずれかに記載の
    プリント装置。
  20. 【請求項20】 前記インクジェットヘッドは前記給送
    方向とは異なる方向に複数のインク吐出口を有し、前記
    給送方向に直交する方向に走査されることを特徴とする
    請求項19に記載のプリント装置。
  21. 【請求項21】 前記インクジェットヘッドはインクを
    吐出するために利用されるエネルギとしてインクに膜沸
    騰を生じさせる熱エネルギを発生する素子を有すること
    を特徴とする請求項19または20に記載のプリント装
    置。
  22. 【請求項22】 プリント対象とするプリント媒体のサ
    イズに応じたプリント可能領域より大きいサイズの領域
    でのプリント情報の作成または編集を許容する手段と、 当該プリント情報を請求項1ないし21のいずれかに記
    載のプリント装置に供給する手段と、を具えたことを特
    徴とするプリント情報供給装置。
  23. 【請求項23】 前記許容手段は、前記プリント対象と
    するプリント媒体より大きいサイズの領域でのプリント
    情報の作成または編集が指示されたときに、前記プリン
    ト可能領域およびこれより大きいサイズの領域を明示す
    る表示手段を有することを特徴とする請求項22に記載
    のプリント情報供給装置。
  24. 【請求項24】 請求項1ないし21のいずれかに記載
    のプリント装置と、 請求項22または23に記載のプリント情報供給装置
    と、を具えたことを特徴とするプリントシステム。
  25. 【請求項25】 プリント手段を用い、プリント媒体に
    対して当該プリント媒体のサイズに応じて定められる所
    定プリント領域でプリントを行うプリント方法におい
    て、 前記プリント媒体を前記プリント手段によるプリント位
    置に対して相対的に搬送する搬送手段を具え、 サイズの異なる大小のプリント媒体を前記搬送手段に給
    送して、小サイズのプリント媒体が大サイズのプリント
    媒体と前記プリント手段との間に位置するように当該大
    サイズおよび小サイズのプリント媒体を搬送させること
    により、前記小サイズのプリント媒体に対して前記所定
    プリント領域より大きい領域のプリントを行わせること
    を特徴とするプリント方法。
  26. 【請求項26】 前記プリント手段はインクを吐出して
    プリントを行うインクジェットヘッドの形態を有するこ
    とを特徴とする請求項25に記載のプリント方法。
  27. 【請求項27】 前記インクジェットヘッドは前記給送
    方向とは異なる方向に複数のインク吐出口を有し、前記
    給送方向に直交する方向に走査されることを特徴とする
    請求項26に記載のプリント方法。
  28. 【請求項28】 前記インクジェットヘッドはインクを
    吐出するために利用されるエネルギとしてインクに膜沸
    騰を生じさせる熱エネルギを発生する素子を有すること
    を特徴とする請求項26または27に記載のプリント方
    法。
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