JPH0531888A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0531888A
JPH0531888A JP19294591A JP19294591A JPH0531888A JP H0531888 A JPH0531888 A JP H0531888A JP 19294591 A JP19294591 A JP 19294591A JP 19294591 A JP19294591 A JP 19294591A JP H0531888 A JPH0531888 A JP H0531888A
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JP
Japan
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recording
paper
suction
unit
image
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JP19294591A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Kuboki
慶樹 久保木
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きな動力を必要とすることなく被記録材を
確実に固定することのできる画像形成装置を提供する。 【構成】 吸引孔83が穿設された吸引箱81は走査ベ
ルト80および連結ベルト84により記録ヘッド56と
同期されて主走査方向に移動される。そして、プラテン
74面に記録紙を吸着固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置、特に印字
機構を主走査方向に移動し、被記録材を主走査方向に直
交する副走査方向に搬送して画像を形成するようにした
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる画像形成装置においては、
画像品質を向上させるために、印字機構に対向して配置
される被記録材をプラテンに吸着固定するようにしたも
のが提案されている。例えば、図10に示すように、記
録ヘッドAに対向して配置されたプラテンBを空間Cを
有する中空体に形成し、その前面に記録紙Dの幅に亘り
複数個の吸引孔Eを穿設している。そして、空間Cを連
通孔Fを介して吸引ポンプ等の負圧源に連通させ、吸引
孔Eを通じて記録紙DをプラテンBの前面に吸着固定す
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらかかる従
来装置にあっては、記録紙Dの幅に亘り空間Cと連通す
る吸引孔が形成されていることから、負圧源としての吸
引ポンプ等に大出力のものが必要になるという問題があ
った。
【0004】特に、記録紙幅が大きい場合には、負圧に
されるべき、プラテンBの空間Cの体積が大きくなるか
らである。
【0005】本発明の目的は、かかる従来の技術の問題
を解消し、大きな動力を必要とすることなく被記録材を
確実に固定することのできる画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は印字機構を主走査方向に移動し、被記録材
を主走査方向に直交する副走査方向に搬送して画像を形
成するようにした画像形成装置において、前記被記録材
を所定状態に吸着固定する吸着固定手段と、該吸着固定
手段を前記印字機構の主走査方向の動きと同期させつつ
所定の領域幅移動させる移動手段とを備えたことを特徴
とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、被記録材を所定状態に吸着固
定する吸着固定手段が印字機構の主走査方向の動きと同
期して移動される。従って吸着固定手段を印字に必要な
部位のみを吸着すべく構成することができるので、小さ
な動力でもって被記録材を固定することができる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明に係る好適
な一実施例を詳細に説明する。 [第1の実施例]図1は、本発明におけるデジタルカラ
ー複写機の外観図である。
【0009】このデジタルカラー複写機10は、大別と
して2つの要素から構成されている。
【0010】すなわち、第1の大別要素として、上方に
位置する原稿画像をカラーで読み取り、デジタルカラー
画像データを出力するカラーイメージスキャナ部(以
下、「リーダー部」と略す)12を備える。なお、この
リーダー部12内には、デジタルカラー画像の各種の画
像処理を行なうと共に、外部装置とのインターフェイス
等の処理機能を有するコントローラ部14が内蔵されて
いる。
【0011】また、第2の大別要素として、リーダー部
12の下方に位置し、該リーダー部12のコントローラ
部14より出力されるカラーデジタル画像信号を記録紙
に記録するためのプリンタ部20を備えている。
【0012】リーダー部12は、原稿押さえ板16の下
の図示しない原稿台上に下向きに置かれた、立体状、ま
たはシート状、若しくは大判サイズのシート状原稿等の
各種形状、サイズの原稿より画像情報を読み取るための
機構も内蔵している。
【0013】また、リーダー部12の上面の一側には、
コントローラ部14に接続された操作部18が設けられ
ている。この操作部18は、複写機としての各種情報や
動作指示等を入力するためのものである。
【0014】さらに、コントローラ部14は、操作部1
8を介して入力された情報に応じて、リーダー部12や
プリンタ部20に対する動作指示を行なうよう構成され
ている。そして、複雑な編集処理等を行なう必要のある
場合には、原稿押え板16に替えて、デジタイザ等を取
り付け、これをコントローラ部14に接続することがで
き、これにより、より高度な画像処理が可能になる。
【0015】一方、本実施例のプリンタ部20において
は、特開昭54−59936号公報に記載された如きイ
ンクジェット記録方式の記録ヘッドを使用したフルカラ
ーのインクジェットプリンタが用いられている。
【0016】上述した2つの大別要素は、互いに分離可
能であり、接続ケーブルを延長することによって互いに
離れた場所に設置することも可能に設定されている。
【0017】以下、上述の大別要素を詳細に説明する。
【0018】図2は、図1に示したデジタルカラー複写
機10の内部構成を側方から見た状態で概略的に示す断
面図である。
【0019】(リーダー部12)まず、複写機10のリ
ーダー部12の構成を説明する。
【0020】リーダー部12においては、露光ランプ2
2,レンズ24,およびフルカラーでラインイメージの
読み取りが可能なイメージセンサ26(本実施例ではC
CDセンサを採用)によって原稿台ガラス28上に置か
れた原稿の画像、プロジェクタによる投影像、または、
シート送り機構30によるシート状原稿の画像が読み取
られる。
【0021】次に、このようにしてリーダー部12で読
み取られた画像情報に対する各種の画像処理を、該リー
ダー部12およびコントローラ部14で行い、この後、
読み取り、画像処理された情報はプリンタ部20に送ら
れ、ここで記録紙に記録されることになる。
【0022】(プリンタ部20)次に、プリンタ部20
において、記録紙は小型定形サイズ(本実施例ではA4
〜A3サイズまで)のカット紙を収納する給紙カセット
32と、大型サイズ(本実施例ではA2〜A1サイズま
で)の記録を行なうためのロール紙34より選択的に供
給される。
【0023】また、給紙コントローラ部14よりのプリ
ント開始指示によって開始され、以下の経路でまず給紙
第1ローラ44位置まで搬送される。なお、本実施例に
おいては、給紙部カバー38に沿って記録紙を手差し口
36より記録紙を1枚ずつ手で入れることにより行なう
手差し給紙(装置外部よりの給紙)をも可能にしてい
る。
【0024】プリンタ部20に装着された給紙カセット
32よりの記録紙給紙の場合のために、給紙カセット3
2の記録紙セット面給紙端部上面に、給紙カセット32
よりカット紙を1枚ずつ取り出すためのピックアップロ
ーラ40が配設されている。このため、ピックアップロ
ーラ40を駆動することにより給紙カセット32にセッ
トされた最上部の記録紙が取り出され、カット紙送りロ
ーラ42に送られ、更にそのローラ42により給紙第1
ローラ44まで搬送される。
【0025】一方、ロール紙34の場合には、ロール紙
給紙ローラ46により連続して送り出され、カッタ48
により定形長にカットされ、上述した給紙第1ローラ4
4位置まで搬送される。
【0026】同様に、給紙が手差し口36よりの手差し
給紙である場合には、手差された記録紙は手差しローラ
50によって給紙第1ローラ44まで搬送される。
【0027】ここで、ピックアップローラ40、カット
紙送りローラ42、ロール紙給紙ローラ46、給紙第1
ローラ44、手差しローラ50は、不図示の給紙モータ
(本実施例ではDCサーボモータを使用している)によ
り駆動され、各々のローラに付帯した電磁クラッチによ
り随時回転駆動のオンオフ制御が行えるように構成され
ている。
【0028】このようにして、上述の給紙経路のいずれ
かより選択給紙された記録紙は、給紙第1ローラ44ま
で搬送される。なお、記録紙の斜行(スキュー)を取り
除くため、この給紙に際しては、記録紙に所定量の紙ル
ープを形成した後、給紙第1ローラ44をオンして回転
駆動し、次に給紙第2ローラ52に記録紙が搬送される
ことになる。
【0029】また、給紙第1ローラ44と給紙第2ロー
ラ52との間には、記録ヘッド56の上側に配設された
紙送りローラ64と、下側に配設された給紙第2ローラ
52との間で正確な紙送り動作を行なうために、記録紙
を所定量たるませてバッファを作るように構成されてい
る。そして、このバッファには、記録紙のたるみ量とし
てのバッファ量を検出するためのバッファ量検知センサ
54が配設されている。このように記録紙にバッファを
紙搬送中において、常に作ることにより、特に大判サイ
ズの記録紙を搬送する場合の紙送りローラ64および給
紙第2ローラ52にかかる負荷を低減することができ、
正確な紙送り動作が可能になる。
【0030】以上のように、記録紙の搬送システムが構
成されたプリンタ部20において、記録ヘッド56によ
るプリントの際には、記録ヘッド56が装着されている
走査キャリッジ58がキャリッジレール60上を走査モ
ータ62により図面の表裏方向に往復動されて、記録紙
の主走査方向への移動が行なわれるように構成されてい
る。そして、往路の走査では、記録ヘッド56により記
録紙上に画像がプリントされ、復路の走査では、紙送り
ローラ64により記録紙を所定量だけ送る副走査方向の
送り動作が行なわれる。
【0031】ここで、この副走査方向に沿う送り量は、
後述する定移動量として設定されており、ここでは、記
録ヘッド56の副走査方向に沿う幅に相当する長さ、す
なわち、図示していないが、プラテン74の記録ヘッド
56に対向する面部分に亘って形成された後述の吸引孔
の穿設幅に相当する長さに設定されている。この吸引孔
は、記録紙をプラテン74に密着させた状態にするため
のものである。
【0032】また、この復路の走査時における走査モー
タ62による記録紙駆動制御においては、バッファ量検
知センサ54を介してバッファ量を検知しながら、常に
所定のバッファ量となるように制御されている。
【0033】そして、プリントされた記録紙は、排紙ト
レイ66に排出され、上述した一連のプリント動作を完
了する。
【0034】(走査キャリッジ系の構成)次に、図3を
参照して、走査キャリッジ58まわりの構成の詳細な説
明を行なう。
【0035】図3において、68は記録紙を副走査方向
に沿って間欠送りするための駆動源としての紙送りモー
タである。この紙送りモータ68は、その回転量を任意
に設定および変更できるものであり、紙送りローラ6
4、および、給紙第2ローラ用クラッチ70を介して給
紙第2ローラ52を駆動するよう構成されている。
【0036】また、前述した走査モータ62は、走査キ
ャリッジ58を走査ベルト72を介して矢印のA,Bで
示す主走査方向に沿って往復走査させるための駆動源と
して設けられている。
【0037】なお、本実施例では、任意の送り量での正
確な紙送り制御が必要なことから、紙送りモータ68と
走査モータ62にパルスモータが使用されている。
【0038】本実施例においては、プラテン74の下端
に対向した位置に不図示の紙押さえ部材が配設されてお
り、走査キャリッジ58の走査中に該紙押さえ部材が記
録紙をプラテンに固定することにより記録紙の移動量が
発生しないよう制御されている。
【0039】ここで、記録紙が給紙第2ローラ52に到
達すると、給紙第2ローラ用クラッチ70および紙送り
モータ68が夫々オンされ、記録紙の先端は一対の紙送
りローラ64に挾持されるまで、プラテン74上を搬送
される。そして、搬送された記録紙は、プラテン74上
に設けられた紙検知センサ76によってプラテン74を
通過して搬送されたことを検知され、センサ情報は位置
制御、ジャム制御等に利用される。
【0040】記録紙の先端が紙送りローラ64に到達す
ると、給紙第2ローラ用クラッチ70、紙送りモータ6
8が夫々オフされ、次に、詳細は後述するが、プラテン
74の内側空間に配設された吸着固定手段としての吸引
箱が不図示の吸引モータの起動により負圧となされ、吸
引動作が開始される。このような吸引動作により、記録
紙はプラテン74上に密着させられることになる。この
とき、同時に上述した紙押さえ部材も記録紙をプラテン
に固定する。同時に記録紙への画像プリント動作に先立
って、走査キャリッジ58はホームポジションセンサ7
8が配設された位置まで移動されており、吸引動作の後
に矢印Aの方向に沿って往路走査が行なわれる。
【0041】この往路走査において、所定の位置よりシ
アン“C”、マゼンタ“M”、イエロー“Y”、ブラッ
ク“K”の夫々のインクを適宜記録ヘッド56より吐出
して、画像の記録(プリント)が行なわれる。そして、
主走査方向に沿う所定の長さ分の画像記録動作を終えた
ら、走査モータ62の駆動方向を逆転し、走査キャリッ
ジ58を逆に、すなわち、矢印Bで示す方向に移動させ
て復路走査を開始する。走査モータ62は、走査キャリ
ッジ58がホームポジションセンサ78の配設位置に戻
るまで逆転駆動される。
【0042】また、この復路走査の間、紙送りモータ6
8を起動させて紙送りローラ64を回転駆動することに
より、矢印Dで示す記録ヘッド56で記録した副走査方
向に沿う長さ分(記録ヘッド56の幅分)だけの紙送り
動作が行なわれる。なお、本実施例においては、この紙
送り量、すなわち、副走査方向の移動量は、上述した記
録ヘッド56の幅分の定移動量のみが設定されるわけで
はなく、最終ライン幅により規定される片移動量に設定
される場合がある。
【0043】本実施例では、ヘッド56はインクジェッ
ト記録ヘッドであり、合計256本のノズル(吐出口)
がY,M,C,Kの各色について形成されている。
【0044】一方、走査キャリッジ58がホームポジシ
ョンセンサ78で検知されるホームポジションに停止す
ると、記録ヘッド56の回復動作が行なわれる。この回
復動作は、安定した記録動作を行なうための処理であ
り、記録ヘッド56のノズル内に残留しているインクの
粘度変化等から生じる吐出開始時のムラを防止するため
の処理である。この処理では、給紙時間、装置内温度、
吐出時間等の予めプログラムされた条件に従って、記録
ヘッド56の各ノズルへの加圧動作を行い、各ノズルか
らインクの空吐出動作を行なう。
【0045】上記説明の動作を繰り返すことにより、記
録紙上の全面に亘り所望の画像記録が行なわれることに
なる。
【0046】(システム構成)次に、本実施例のデジタ
ルカラー複写機10における制御システムの画像信号の
処理および制御について、図4を参照して説明する。
【0047】図4において、参照符号100は装置全体
の制御を司るメインCPUであり、メインCPU100
には、プリンタの制御を司るプリンタ制御CPU10
2、読み取り制御動作を司るリーダー制御CPU10
4、画像表示動作を処理するメイン画像処理部106、
操作者による入力部としての操作部108が接続されて
いる。
【0048】ここで、プリンタ制御CPU102とリー
ダー制御CPU104は、夫々プリンタ部、リーダー部
の動作制御を行なうもので、メインCPU100とはマ
スターとスレーブの関係に設定されている。
【0049】上述したメイン画像処理部106は、エッ
ジ強調スムージング、マスキング、黒抽出、2値化、ト
リミング等の画像処理を行なう。また、プリンタ制御C
PU102とメイン画像処理部106には同期メモリ1
10が接続されている。この同期メモリ110は、入力
動作の時間バラツキの吸引および前述した記録ヘッドの
機構上の並びによる遅延補正を行なうためのものであ
る。そして、この同期メモリ110の出力は記録ヘッド
56に接続されている。
【0050】プリンタ制御CPU102はプリンタ部の
入力駆動の制御を行なうプリンタ部駆動系114に接続
されている。
【0051】また、リーダー制御CPU104はシェー
ディング補正、色補正、γ補正等の読み取り系で必要な
補正処理を行なう入力系画像処理部116と、リーダー
の入力駆動の制御を行なうリーダー部駆動系118とに
接続されている。
【0052】さらに、入力系画像処理部116にはCC
Dライトセンサ120が接続されており、この入力系画
像処理部116はメイン画像処理部116に接続されて
いる。
【0053】ここで、リーダー部12はメインCPU1
00、リーダー制御CPU104、メイン画像処理部1
06、操作部108、入力系画像処理部116、リーダ
ー部駆動系118、並びに、イメージセンサとしてのC
CDラインセンサ120とから構成されている。
【0054】また、プリンタ部20は、プリンタ制御C
PU102、同期メモリ110、記録ヘッド56、並び
に、プリンタ部駆動系114とから構成されている。
【0055】次に、図5と図6を用いて、特に本発明に
関係する走査キャリッジおよび吸引固定手段としての吸
引機構部について説明する。図5は吸引機構部の要部を
示し前述の図3における記録紙およびその搬送系を理解
の容易化のために省略したものである。81は吸引箱で
あり、前述の如くプラテン74の内側空間を主走査方向
に移動自在に設けられており、記録ヘッド56に対向す
る側で前述のプラテン74の吸引孔に対応する部位に吸
引孔83が設けられている。82は吸引箱81と不図示
の吸引ポンプとを接続するための吸引パイプである。そ
して、この吸引箱81は吸引箱走査ベルト80にて主走
査方向に往復移動可能に接続されており、さらに吸引箱
走査ベルト80には連結ベルト84を介して、前述の主
走査モータ62の回転が伝達される。
【0056】図6はキャリッジ走査系の概要を上から図
示したものである。74Aは前述のプラテン74の記録
ヘッド56に対向する面であり、吸引孔が印字幅分主走
査方向に配設されている。かくて、記録ヘッド56の主
走査方向の移動に同期して吸引箱81も主走査方向に移
動し、記録紙の印字が行なわれている部分の吸引を行な
う。
【0057】次に本実施例におけるメインCPU10
0、プリンタCPU102、リーダー制御CPU104
において実行される、コピーシーケンスの制御手順の一
例を図8のフローチャートを参照して説明する。まず、
操作部108における不図示のスタートキーが押下入力
されると、コピーシーケンスプログラムが呼び出されて
図8に示す処理が開始される。
【0058】すなわち、ステップS1では、操作部10
8で設定された原稿サイズ,主走査方向変倍率,副走査
方向変倍率,紙サイズ等のデータに基づき、コピー領域
が設定される。続くステップS2で、リーダー制御CP
U104へその初期設定に必要なデータが送信される。
すなわち、リーダー部12へのイニシャル通信が実行さ
れる。さらに、ステップS3でプリンタ制御CPU10
2にその初期設定に必要なデータが送信される。そし
て、ステップS4でエッジ強調,スムージング,マスキ
ング,2値化等の各画像処理を実行するために各画像処
理部への画像処理パラメータのセットが行なわれる。続
くステップS5ではリーダー部12とプリンタ部20と
の同期を合わせるための、それぞれのスタート同期合わ
せ演算が行なわれる。
【0059】そして、ステップS6ではリーダー部1
2,プリンタ部20の夫々によるシェーディング補正,
給紙等の初期動作が完了し走査可能を意味するスキャン
レディとなるのを待つ。両方ともスキャンレディ状態に
なったら、ステップS7で吸引ポンプを動作させ、記録
紙の吸着を開始する。ステップS8では、リーダー部1
2とプリンタ部20を同期させてそれぞれにスタート信
号を出す。次のステップS9でリーダー部12とプリン
タ部20との主走査が開始したのを確認してからステッ
プS10へ進む。ここでは、リーダー部12とプリンタ
部20へ次走査後の副走査送り量等、次の走査時に必要
な情報が送信される。ステップS11で主走査移動が終
了したのを確認してからステップS12へ進み、吸引ポ
ンプを停止し吸引動作を止める。ステップS13で全エ
リアのスキャンが終了したかどうかを判別し終了したな
らばコピーシーケンスを終了し、まだならば、ステップ
S14へ進みリーダー部12およびプリンタ部20の副
走査動作を行なう。そして、その後ステップS6へと戻
る。
【0060】[第2の実施例]前述した実施例は記録紙
の吸引手段として吸引ポンプを用い、負圧を利用して記
録紙を吸引固定するようにしたが、図7に示すように、
静電吸着を利用し記録紙を吸着することも可能である。
すなわち、図7で90は静電吸着手段であり、図6に示
した実施例における吸引箱81と同様に、走査ベルト8
0に連結固定されており、記録ヘッドの移動に同期して
主走査方向に移動する。
【0061】コピーシーケンスについては、前述した図
8のフローチャートにおけるステッフS7の吸引ポンプ
ON,ステップS12の吸引ポンプOFFの動作をそれ
ぞれ静電吸着ON,静電吸着OFFに置き換えればよ
い。
【0062】[第3の実施例]前述の画像形成装置にお
いては、ユーザのニーズにより対応するために手差しモ
ードが用意されている。このような場合、記録紙の存在
しない領域にインクを印字することを防ぐため何らかの
記録紙サイズ検知が必要である。従来は主走査方向に対
し複数個の光学的なセンサーを設けることで対応してい
たが、本発明を応用することでより簡単に紙幅検知が可
能となる。
【0063】すなわち、図9に示すものは、図5におけ
る吸引箱81ならびに吸引パイプ82を変形したもので
あり、吸引パイプ82に筒状部が連設されている。筒状
部には摺動自在にピストン93と戻しバネ92とが設け
られている。ピストン93は導電体で作られており、こ
こからリード線が出て紙幅検出部95に接続されてい
る。一方、ピストン93の所定移動位置にピストン検出
ピン94が設けられており、ここからもリード線が出さ
れて紙幅検出部95に接続されている。上記構成になる
本機構にあっては、吸引動作中において記録紙が存在す
る領域では、記録紙を吸着することで吸引箱81内の負
圧が増大するので、ピストン93は吸引パイプ82側へ
引き寄せられ検出ピン94と接触する。紙幅検出部95
では、これを検出し記録紙が存在することを検知でき
る。一方、記録紙の存在しない位置では負圧が弱まるの
で、ピストン93はバネ92の力で引き戻され検出ピン
94と離れる。これを紙幅検出部95で検出し、記録紙
が存在しないことが検知される。
【0064】上述のような手段によって、格別な紙セン
サー無しで紙幅を検知できる。すなわち、吸引箱81を
主走査方向に移動し、記録紙の存在する部分としない部
分とを紙幅検出部95で検出することで紙幅が検出でき
るのである。
【0065】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0066】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0067】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0068】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0069】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0070】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0071】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0072】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0073】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0074】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、被記録材を所定状態に吸着固定する吸着固定
手段を印字機構の主走査方向の動きと同期して移動する
ようにしたので、吸着固定手段を小さく構成することが
でき大きな動力を必要とすることなく被記録材を確実に
固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるデジタルカラー複写
機を示す外観斜視図である。
【図2】同じく、その側方断面概略図である。
【図3】同じく、その走査キャリッジまわりの詳細を示
す要部斜視図である。
【図4】同じく、システム構成を示すブロック図であ
る。
【図5】同じく、キャリッジ走査部および吸引機構部を
示す要部斜視図である。
【図6】キャリッジ走査部および吸引機構部を示す概略
平面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す概略平面図である。
【図8】本発明の一実施例の制御手順の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図9】本発明の他の実施例を示す平断面概略図であ
る。
【図10】従来例を示す平断面図である。
【符号の説明】
56 記録ヘッド 58 キャリッジ 62 走査モーター 72 記録ヘッド走査ベルト 74 プラテン 80 吸引箱走査ベルト 81 吸引箱 82 吸引パイプ 83 吸引孔 84 連結ベルト 90 静電吸着手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字機構を主走査方向に移動し、被記録
    材を主走査方向に直交する副走査方向に搬送して画像を
    形成するようにした画像形成装置において、前記被記録
    材を所定状態に吸着固定する吸着固定手段と、該吸着固
    定手段を前記印字機構の主走査方向の動きと同期させつ
    つ所定の領域幅移動させる移動手段とを備えたことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記印字機構は熱エネルギーを利用して
    インク気泡を生成させ、該気泡の生成に伴ってインクを
    吐出させる記録ヘッドを有することを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
JP19294591A 1991-08-01 1991-08-01 画像形成装置 Pending JPH0531888A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6511172B2 (en) 1997-11-20 2003-01-28 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus
KR20050000929A (ko) * 2003-06-25 2005-01-06 삼성전자주식회사 평판 스캐닝 유닛의 캐리지 구동장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6511172B2 (en) 1997-11-20 2003-01-28 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus
KR20050000929A (ko) * 2003-06-25 2005-01-06 삼성전자주식회사 평판 스캐닝 유닛의 캐리지 구동장치

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