JP3262356B2 - インクジェット装置 - Google Patents

インクジェット装置

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JP3262356B2
JP3262356B2 JP649492A JP649492A JP3262356B2 JP 3262356 B2 JP3262356 B2 JP 3262356B2 JP 649492 A JP649492 A JP 649492A JP 649492 A JP649492 A JP 649492A JP 3262356 B2 JP3262356 B2 JP 3262356B2
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宏明 北沢
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博司 田鹿
仁 杉本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット装置には、記録がなされ
る被記録部材を搬送する搬送系、インクジェットヘッド
を載置して被記録部材に対向して移動するキャリッジ
系、及びインクジェットヘッドのインク吐出不良の回復
及び予防を行うための回復系などが設けられるのが一般
的である。これらを駆動するための駆動源は、夫々の系
に各々対応して設けられたり、或いは複数の系に共通な
ものとして設けられたりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしいずれにして
も、搬送系による被記録部材の搬送状態によっては、搬
送後になされるべき回復の条件を調節すべき場合があっ
た。例えば被記録部材の搬送状態によっては非キャッピ
ング時間が長くなる場合があり、この場合にはインクジ
ェットヘッドの吐出口からのインクの乾燥が進んで吐出
口へのインクの固着が生じ結果として目詰まりを発生さ
せてしまうことさえあった。
【0004】中でも、搬送手段の駆動と回復を行うため
のポンプの駆動とを同一の駆動手段で行う場合には、前
述した課題が際立つことが少なくなかった。
【0005】この様に、搬送手段による被記録部材の搬
送状態と回復条件との関係にまで従来着目が至っておら
ず、この点は技術上の言わばエアーポケットとも言える
ものとなっていた。本発明者等はこの点に着目し、本発
明が完成に至ったわけである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
本発明のインクジェット装置は、所定方向に移動可能で
あり、被記録媒体に吐出口からインクを吐出して記録を
行うインクジェットヘッドと、該インクジェットヘッド
の前記吐出口をキャッピングするキャップと、前記イン
クジェットヘッドによって記録がなされる被記録部材
を、前記所定方向と直交する方向に搬送し、カセット搬
送とスイッチバック方式の手差し搬送とを行う搬送手段
と、前記インクジェットヘッドのインク吐出不良の回復
及び予防を行うために前記吐出口から空吐出を行うに当
たり、前記カセット搬送がなされた後の空吐出の発数よ
り、前記スイッチバック方式の手差し搬送がなされた後
の空吐出の発数を多く設定する制御手段と、を具備する
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の実施例では、吸引ポンプ駆動と紙搬送
駆動とを同じモーターで行う装置において、カセット給
紙の場合よりスイッチバック方式の手差し給紙の場合の
方が非キャッピング時間が長いので、手差し給紙の場合
に空吐出の発数を多くするなどして補償している。この
様に本発明によれば、給紙条件に応じて回復条件を異な
らせるというきめ細かい操作を行うことにより、回復の
ために排出される廃インクの量を必要最小限とし、画質
の一層の均一化と向上とを図ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0009】(第1の実施例)本発明の構成を給紙系、
回復動作系の順で説明する。図1で左側がこの記録装置
の前面となる。この図はカセット22からの給紙時の状
態を示したものである。用紙の搬送ガイド部23は給紙
ガイド23a,23bによって構成され、ピックアップ
ローラー21によってカセット22から給紙された用紙
3を副走査ローラー7に導く。印字部8において、ガイ
ドレール9a,9bによって紙幅方向に移動可能とした
印字ヘッド9により液滴を噴射して用紙に印字を行う。
【0010】次に図2、図3でピックアップローラー2
1の動作の説明をする。図1の状態がピックアップロー
ラーの初期状態である。
【0011】ピックアップローラーは副走査モーターが
後回転すると矢印a方向へ回転し、モーターが前回転す
ると矢印b方向へ回転する。
【0012】副走査モーター20の駆動力がギヤ33、
アイドルギア26、27を介しギア28に伝達される。
ギア28とピックアップローラー21の軸との間にはば
ねクラッチ29を介在し、ギア28まで伝達された駆動
力はバネクラッチを介して選択的に伝達される。
【0013】30はバネクラッチ29の断接を切り替え
るプランジャで、プランジャ30がoffのときには図
示されているようにプランジャ爪30aがバネクラッチ
29の爪29aと係合していてクラッチ29はオフとな
り、駆動力はバネクラッチの軸には伝達されない。プラ
ンジャ30がオンのときにはプランジャ爪30aは左方
に移動しての爪29aとの係合がはずれ、駆動力はバネ
クラッチの軸には伝達される。
【0014】装置が給紙動作時にピックアップローラー
を1回転だけさせるために、プランジャが1度だけオン
する。すると図2のようにピックアップローラー21が
矢印a方向に回転してカセット22から、用紙1を送り
出す。
【0015】装置のピックアップローラーは副走査モー
ターが後回転すると矢印a方向へ回転し、モーターが前
回転すると矢印b方向へ回転するような構成になってい
る。そして、ピックアップローラーは用紙を送り出した
あとのモーターが前回転及び後回転する場合は次のよう
な状態になる。
【0016】副走査モーターが前回転すると、ピックア
ップローラーは矢印b方向へ回転しようとするが図のよ
うにカセット22が装置内にある場合はカセット22内
のシート3の上面に接触して停止する。ピックアップロ
ーラーはモーターが後回転しない限りこの状態が続く。
もし、カセット22が装置内になければモーターが前回
転すれば同時に矢印b方向へ回転する。
【0017】副走査モーターが後回転すると、ピックア
ップローラーは矢印a方向へ回転しようとするが通常は
先に説明したプランジャがオフになっているので、図1
の状態で停止する。
【0018】次に、回復動作系の説明をする。
【0019】図4はチューブポンプの断面図である。
【0020】インクジェットヘッド101の吐出口10
1Aに目詰まりが発生した場合、非印字位置で吸引回復
動作が行われる。このチューブポンプの構成と機能の簡
単な説明をする。
【0021】吸引回復動作時には、非印字位置において
インクジェットヘッド101に対してキャップ102の
開口部を接触させ、吐出口101A部に密閉形を形成す
る。キャップ102のもう一方の開口部はチューブ10
3が接続されている。チューブ103はガイドローラー
104、加圧コロ105、ポンプベース106でチュー
ブポンプ部を形成している。チューブ103の一方は排
インク処理部材107が配置されている。この排インク
処理部材107は吸引動作によって吐出口101Aより
引き出されたインクを貯める働きをする。
【0022】ガイドローラー104が矢印a1の方向に
回転すると、加圧コロ105がXの位置でチューブ10
3を加圧する。加圧コロは接触している部分のチューブ
の内側の空間が0になるまでチューブを押しつぶす。加
圧コロ105はXの状態からガイドローラー104をさ
らに矢印a1方向へ回転するとチューブ103を押しつ
ぶした状態で矢印b方向に受動的に回転し移動する。そ
してYの位置で一時停止する。この時、XからYの間に
加圧コロに押しつぶされたチューブ内の体積変化により
負圧が生じて吸引動作がおこなわれる。
【0023】なお、チューブポンプのホームポジション
はBの位置である。この位置はチューブポンプの初期位
置でもある。この位置は加圧コロがチューブを押しつぶ
していない位置である。
【0024】本装置の構成において、ガイドローラー1
04の駆動源は副走査モーターであり、ピックアップロ
ーラー、副走査ローラー、排紙ローラー10の駆動源と
同じ駆動源である。従って本装置では、例えば副走査モ
ーターが前回転するとピックアップローラーは後回転
し、同時にガイドローラーは前回転する。ピックアップ
ローラーが1回転すると、ガイドローラーは90度回転
する構成としている。
【0025】図1で左側がこの記録装置の前面となる。
前述した様に、この図は第1の給紙手段であるカセット
22からの給紙時の状態を示したものである。用紙の搬
送ガイド部23は給紙ガイド23a,23bによって構
成され、給紙ローラー21によってカセット22から給
紙された用紙3を副走査ローラー7に導く。印字部8に
おいて、ガイドレール9a,9bによって紙幅方向に移
動可能とした印字ヘッド9により液滴を噴射して用紙に
印字を行う。印字された用紙は排紙ローラー10によっ
て排紙口11より排紙トレイ34に排出される。カセッ
ト22は図中矢印B方向に引き出して用紙3をセットす
ることができる。
【0026】図5及び図6に第2の給紙手段である手ざ
し給紙の全体図を示し、図7にその詳細図を示す。
【0027】図5は手ざし給紙のために用紙18をセッ
トした状態を示したもので、手ざしスイッチSW1を押
すことによって、電気系統がカセット給紙モードから手
ざしモードに切り替わると同時に、プランジャー20が
励磁され、手ざしガイド板24a上昇する。次に、操作
者がこのガイド板に沿って用紙を挿入すれば、用紙の先
端18aは、排紙ローラー10のニップにあたり、紙検
知レバー29を押す。レバー29が押されることでフォ
トセンサ(FT)によって電気信号が入り、排紙ローラ
ー10及び副走査ローラー7が通常とは逆に左回転し、
挿入した用紙18は記録装置内に給紙される。給紙され
た用紙の先端18aはガイド板23bによって給紙ロー
ラー21とカセット22内の最上紙との間に導かれる。
【0028】図6は給紙された用紙が記録装置内に一時
停止した状態を示したものである。停止の位置は用紙の
後端18bが図7の紙検知レバー29を抜けてから印字
部8の右側に到達し、後端18bが副走査ローラー7か
ら抜けずにニップされている状態を保つ位置である。具
体的にはレバー29を用紙の後端が抜けてからカウント
を開始し、所定のカウント後にローラーを停止する。図
6の状態から給紙開始(印字開始)信号により再び副走
査ローラー7と排紙ローラー10を正転(右回転)させ
ると同時にプランジャー20の通電を停止すれば、手ざ
しガイド24aは図2の状態に戻り、手ざし給紙された
用紙18はカセット22より給紙された場合とまったく
同様の状態で印字、排出される。
【0029】図7において、手ざしガイド板24aは排
紙トレイ24に揺動可能に取り付けてある。この手ざし
ガイド板24aはプランジャー20を通電すると図に示
したように先端が排紙ローラー10のニップに向く位置
まで上昇し、通電をきれば自重によって図1に示した位
置に戻る。
【0030】29は用紙の有無を検知するレバーで、用
紙が図中の左右どちらからきたとしても、用紙が排紙ロ
ーラー10のニップにはさみ込まれれば、紙ありと検知
する。
【0031】次に、回復動作系の説明を改めて行う。
【0032】図4はチューブポンプの断面図である。
【0033】インクジェットヘッド101の吐出口10
1Aに目詰まりが発生した場合、非印字位置で吸引回復
動作が行われる。このチューブポンプの構成と機能の簡
単な説明をする。
【0034】吸引回復動作時には、非印字位置において
インクジェットヘッド101に対してキャップ102の
開口部を接触させ、吐出口101A部に密閉形を形成す
る。キャップ102のもう一方の開口部はチューブ10
3が接続されている。チューブ103はガイドローラー
104、加圧コロ105、ポンプベース106でチュー
ブポンプ部を形成している。チューブ103の一方は排
インク処理部107が配置されている。この排インク処
理部材107は吸引動作によって吐出口101Aより引
き出されたインクを貯める働きをする。
【0035】チューブを加圧する加圧コロ105の軸部
分105Aがコロ軸受108に対して回転可能な状態で
取り付けられている。加圧コロは圧縮バネ110によ
り、チューブ103を押圧する方向に力が与えられる。
【0036】ガイドローラー104の軸部分104Aは
不図示の軸受111を介してポンプベース106に対し
て回転可能である。ガイドローラー104が回転する
と、加圧コロ105がXの位置でチューブ103を加圧
する。加圧コロは接触している部分のチューブの内側の
空間が0になるまでチューブを押しつぶす。加圧コロ1
05はXの状態からガイドローラー104を矢印a方向
へ回転するとチューブ103を押しつぶした状態で矢印
b方向受動的に回転し移動する。そしてYの位置で一時
停止する。この時、XからYの間に加圧コロに押しつぶ
されたチューブ内の体積変化により負圧が生じて吸引動
作がおこなわれる。
【0037】本装置の構成において、ガイドローラー1
04の駆動源は副走査ローラー、排紙ローラー10の駆
動源と同じ駆動源である。従って、給紙動作や排紙動作
で副走査ローラーが回転すると同時にガイドローラーが
回転する。
【0038】さらに、用紙搬送系と回復動作系の関係を
説明する。
【0039】カセットからの給紙動作、印字動作中の紙
送り、排紙動作中、副走査ローラーと排紙ローラーは前
回転する。この時、キャップ102の開口部はインクジ
ェットヘッド101と接触していない状態である。図4
で、ガイドローラーが矢印a方向に回転すると、空気が
チューブ内に入る。そして、チューブ内のインクもしく
は空気が排インクタンクの方向へ移動する。
【0040】手差し給紙動作は副走査ローラーと排紙ロ
ーラーを後回転させるが、この時も、キャップ102の
開口部はインクジェットヘッド101と接触していな
い。ガイドローラーは図4では左回転するので、チュー
ブ内のインクや空気は右から左へとキャップ側へ移動す
る。
【0041】手差し給紙によるコピー動作についてチュ
ーブ中のインクや空気の働きは、手差し給紙、記録動
作、排紙動作をエラーやジャムが起こさず、正常に動作
をすればチューブ中のインクは排インクタンクの方向へ
移動する。
【0042】具体的には、手差し給紙時に3500(2
97/8.128*96)パルス分キャップ側へ移動
し、記録動作時に3500パルス、排紙動作時に400
0(200/8.128*96+1080+600)パ
ルスそれぞれ排インクタンク側へ移動するので、一連の
動作では4000パルス分排インクタンク側へ移動す
る。
【0043】しかし、手差し給紙時にJAMをすると、
ガイドローラーは左回転している途中でストップした状
態になり、記録動作や排紙動作を行わないので、結果と
して、手差し給紙前より、チューブ内のインクや空気が
キャップ側へ移動してくることになる。
【0044】図8〜図10は本発明の一実施例であるイ
ンクジェット記録装置のメイン制御を示すフローチャー
トであり、図8〜図10を用いてメイン制御の概要を説
明する。
【0045】電源ONされて、装置はステップS1で装
置のイニシャルチェックを行う。このチェックは本装置
のROMとRAMのチェック、つまり、プログラムやデ
ータをチェックして装置が正常に動作できるか確認する
ものである。ステップS2で温度センサー回路の補正値
を読み込む。ステップS3で初期ジャムチェックをす
る。この実施例では、前ドアーが閉じられたときもステ
ップS3で初期ジャムチェックをする。ステップS4
で、次のステップにおいて記録ヘッドの情報を読むに当
たって必要な装置側のチェックを行う。ステップS5
で、記録ヘッドに内蔵されている不揮発性メモリーのデ
ータを読み込む。次にステップS6でイニシャルデータ
設定をする。
【0046】ステップS7で初期20℃温調をスタート
し、ステップS8で回復動作判断(電源ON時に吸引
回復動作を行うかどうかの判断)を行う。以上までがウ
エイト状態までのシーケンスフロー説明である。
【0047】次に、スタンバイ状態のシーケンスフロー
説明を行う。ステップS9で20℃温調を行い、ステッ
プS10でスタンバイ空吐出を行う。ステップS11で
給紙無しか調べる。給紙無しならばステップS21へ進
む。ステップS12でクリーニングボタンが押されたか
チェックし、押されていたら、ステップS13でクリー
ニング動作を行う。ステップS14でRHSボタンが押
されていれば、ステップS15でRHSモードフラグを
セットする。ここで、RHSとは記録ヘッドの濃度むら
を補正するヘッドシェーディング処理をいい、印字した
パターンの濃度むらを読み取り部(リーダー)によって
読み取り、濃度むらを補正する。
【0048】ステップS16で手差し給紙された場合
は、ステップS17で手差しフラグをセットし、コピー
開始シーケンスであるステップS22へと進む。ステッ
プS18でOHPボタンがONされれば、ステップS1
9でOHPモードフラグをセットし、ONされていなけ
ればステップS20でOHPモードフラグをリセットす
る。ステップS21でコピーボタンが押されれば、コピ
ー開始シーケンスであるステップS22へと進む。一
方、押されていなければステップS9へ戻る。ステップ
S13で、クリーニング動作が終了したときもステップ
S9へ戻る。
【0049】次に、コピーシーケンスの説明を行う。ス
テップS22で機内昇温を抑えるファンを回転させ、ス
テップS23で25℃温調をスタートする。ステップS
24で給紙無しか調べ、給紙無しならばステップS25
で空吐出(N=100)を行い、ステップS29へ進
む。ここで、Nは空吐出の回数を示す。ステップS26
で回復動作判断(給紙前に吸引回復動作を行うかどう
かの判断)をし、次のステップS27で給紙をする。ス
テップS28で紙幅、紙種検知動作を行う。ステップS
29で画像移動をするか調べ、画像移動を行うならばス
テップS30の副走査移動(用紙移動)を行い、画像移
動をしないならばステップS31へ進む。ステップS3
1で書き込みヘッドの温度が25℃以上になっているか
調べる。25℃以上になっていればステップS32で回
復動作判断(非キャッピング状態でのインクの蒸発量
に基づいて、回復動作を行うかどうかの判断)をし、ス
テップS33で1ライン分の記録動作を行う。その後、
ステップS34で回復動作判断(ワイピングタイミン
グに基づいて、回復動作を行うかどうかの判断、図12
参照)を行い、ステップS35で用紙搬送する。
【0050】ステップS36では記録動作が終了したか
調べる。終了していれば、印字枚数等のデータをヘッド
の不揮発性メモリーに書き込んだ後、ステップS37へ
進む。終了してなければステップS31へ戻る。ステッ
プS37ではスタンバイ状態へ移るかどうか調べ、スタ
ンバイ状態移行ならばステップS38へ進む。
【0051】ステップS38以降は、排紙動作及び1枚
印字後の回復動作判断(印字泡の除法、液室内気泡の
除去、異常高温時の冷却、回復)を行うルーチンであ
る。ステップS38では排紙動作の有無を調べる。排紙
動作がなければ、ステップS39,S40,S41で4
5℃以下に下がるのを待ち、2分以内に下がらなければ
ステップS42で異常を停止する。45℃以下になれ
ば、ステップS50でワイピング動作をし、ステップS
43で空吐出動作(N=50)をして、次のステップ
S48でキャッピングをする。排紙動作があればステッ
プS44で排紙動作をする。ステップS45で連続印字
か調べ、連続印字ならステップS47の回復動作判断
(図13参照)の後、ステップS24へと戻る。連続印
字でなければ、ステップS46の回復動作判断を行
い、判断後に、排紙無しの場合と同様にステップS48
でキャッピングを行う。そして、ステップS49でファ
ンを停止してステップS9へと戻り、コピー動作終了と
なる。
【0052】図11は本実施例の特徴をもっとも良く表
すフローチャートである。給紙方法の違いによって記録
ヘッドの回復動作をかえている。
【0053】まず給紙直後であるかどうかを調べ、給紙
直後でなければ空吐出カウンタをしらべる。給紙直後で
あれば手ざし給紙かカセット給紙かしらべ、回復動作を
おこなう。本実施例では空吐出を手ざし給紙時は15
発、カセット給紙時は10発おこなう。手ざし給紙時の
回復動作をおおくおこない、本実施例では空吐出数が多
くなっている。
【0054】この理由はヘッドのキャッピングされてい
ない時間(以下非キャッピング時間と書く)の長さにあ
る。ヘッドにとっては非キャッピング状態は好ましくな
い状態であり、非キャッピング状態が長いと回復動作が
必要である。以下に本実施例に係る装置の動作と非キャ
ッピング時間についてのべる。
【0055】キャリッジは給紙動作の始めに図14に示
すようにスタートポジション移動(以下SP移動と表
す)をする。記録ヘッドがキャッピングされているホー
ムポジション(以下HPと表す)からSPに移動するも
のである。キャリッジがSPに移動する事で図16に示
すようにキャップからはなれた状態になる。HPでのキ
ャッピングとSPでの非キャッピングについてはあとで
のべる。
【0056】SP移動後、給紙動作をおこなうが結論か
らいうと給紙動作に要する時間は手ざし給紙時のほうが
カセット給紙時より長い。次にカセット給紙動作と手ざ
し給紙動作の説明をする。
【0057】カセット給紙動作については図1を用いて
説明した通りである。
【0058】また、手ざし給紙動作については図5〜図
7を用いて説明した通りである。
【0059】本実施例では、給紙動作後の回復動作を空
吐出動作のみおこなっている。吸引動作をおこなわない
理由を以下に述べる。
【0060】図15に示すように装置は紙搬送用の駆動
系と吸引動作用の駆動系が共通化してある構成となって
いるため、吸引ポンプを回転させると紙搬送ローラーも
回転する。そのため、給紙動作直後の場合のように給排
紙ローラーに紙がある場合は吸引動作をおこなうことが
できない。吸引動作をおこなえば給紙した紙が移動する
からである。そこで本発明では給紙動作後の回復動作と
しては空吐出動作を行っている。
【0061】図15は本実施例に係る装置の紙搬送用の
駆動系と吸引動作用の駆動系の構成を示す模式的上面図
である。61は副走査モーターで紙をピックアップロー
ラー63や給紙ローラー64、排紙ローラー65、吸引
ポンプ66を駆動する。ピックアップローラー63は半
月ローラー62をまわして紙をピックアップする。
【0062】副走査モーターの動力はベルト67、6
8、69でそれぞれ給紙ローラ64、排紙ローラー6
5、吸引ポンプ66に伝えられる。
【0063】(第2の実施例)先ず、本実施例に係るH
PでのキャッピングとSPでの非キャッピングについて
の説明をする。
【0064】図16及び図17(a)〜(c)を用い
て、本実施例の構成について示す。この実施例中には、
上記発明の要件が、部分的に採用されたもっとも適正な
実施例として記載してある。
【0065】まず図16に於いてインクジェットヘッド
41を有する主走査キャリッジ42は主走査レール47
に支持された状態で印字のために矢印a及びd方向に移
動可能である。また本体底板45側には弾性体で形成さ
れ、インクジェットヘッド41の吐出口の目詰りを防止
するためにヘッド41の先端部を覆うキャップ43を有
するホルダー44が配置されていて、このホルダー44
は底板45に固定されたガイド46上にホルダーの位置
決めピン44bによって摺動可能な状態で置かれてい
る。さらにホルダー44はバネ48によって矢印d方向
に常に加圧される構成になっている。
【0066】またAは非印字位置であり、インクジェッ
トヘッド41の目詰りを防止するためのキャッピング及
び目詰りした吐出口を回復させるための操作、例えば吸
引回復、加圧回復ヘッド内インクの循環回復が行われる
主走査キャリッジ42のホームポジションと呼ばれる通
常待機位置、Bは主走査キャリッジ42が印字のために
動作を開始するスタートポジションと呼ばれる位置であ
る。この場合に於けるホームポジションA、スタートポ
ジションBはキャリッジ42の位置決め部42aを基準
にしている。
【0067】次に上記構成に於ける動作を図17(a)
〜(c)を用いて説明する。図16でのバネ48は、斜
めに配置してあるが、図17では、所望の加圧方向に並
行に配置してある。スキャンの印字を終えたキャリッジ
42は、スタートポジションBに向かって(矢印a方
向)移動し、スタートポジションBの手前、図17
(a)のCポイント(キャリッジ42の待機位置)でキ
ャリッジ42の位置決め部42aとホルダー44の位置
決め部44aが接触する。さらにキャリッジ42がa方
向に移動するとホルダー44もキャリッジ42と伴にa
方向に移動しスタートポジションBに到達する(図17
(b))。そしてキャリッジ42はこの位置で反転し、
次の印字のために矢印a方向に移動方向を変える。この
ときキャリッジ42とホルダー44の位置決めのために
ホルダー44を印字側に加圧するために設けられたバネ
48はキャリッジ42のスタートポジションでの停止時
(反転時)に於ける振動を抑えるダンバとしての働きも
兼ねている。このスタートポジションにおいて上記イン
クジェットヘッドとキャップが互いに離間対向している
ので、キャリッジの反転時、特には高速反転時の慣性力
に対して発生するインク飛散に対してキャップは、飛散
インクの回収効果を達成する。本実施例では、更に、キ
ャップが記録ヘッドに近接するためにその効果を一層向
上している。
【0068】キャリッジ42がスタートポジションBか
ら次の印字のためにd方向に移動する。この時ホルダー
44もバネ48の力によってキャリッジ42と伴にd方
向に移動する。そしてホルダー44の位置決めピン44
dがガイド部材46のストッパー部に設けられた弾性部
材49に接触しホルダー44は停止し、キャリッジ42
からは離れる。この時、弾性部材49の働きにより、従
来発生していた位置決めピン44dと24ガイド部材4
6のストッパー部との接触で発生する騒音を防止してい
る。この場合の弾性部材49はゴム状のものであっても
良いし、圧縮コイルバネでも良い。さらに印字中に於い
て各吐出口の状態を一定にさせる目的から全吐出口から
の液滴の吐出(空吐出)を行う場合には図17(b)に
於けるC位置からスタートポジションB位置の間で空吐
出を行えば、インクジェットヘッド41からの空吐出に
よる液滴をキャップ43内に噴射させることが出来る。
この場合、キャリッジ42の位置決め部42aからイン
クジェットヘッド41の吐出口中心41aまでの距離b
と、ホルダー44の位置決め部44aからキャップ43
の中心43aまでの距離cを各ヘッドとキャップに対し
て同じに設定することにより、キャリッジ42の位置決
め部42aとホルダー44の位置決め部44aが接触す
ればインクジェットヘッド41とキャップ43の主走査
方向の位置決めが行える。
【0069】また、非印字中は図17(c)に示すよう
に、キャリッジ42はスタートポジションBを越えてさ
らにa方向に移動し、ホルダー44に配置された位置決
めピン44bがガイド部材46の斜面に沿って移動する
ことによりホルダー44はa方向に移動しながらキャリ
ッジ42側にも移動する。そして最終的にホームポジシ
ョンAに於いて、キャップ43がインクジェットヘッド
41に接触し、キャッピング動作が完了する。ホームポ
ジションに於いては、インクジェットヘッド41の吐出
口に目詰りが発生した場合にキャップ43内を負圧状態
にし吐出口から吸引を行い、目詰り状態から元の状態に
回復するなどの操作が図示しない吸引ポンプ、チューブ
等で行われる。
【0070】(第3の実施例)本実施例ではスイッチバ
ック手差し給紙の際に紙のサイズにより非キャッピング
状態の時間が変化する。具体的にはA4サイズの場合の
時間の方がB5サイズの場合の時間より若干長くなる。
【0071】また、印字モードによっては1ライン印字
の時間的間隔が大きくなる場合がある。たとえば外部機
器と接続して画像を出力する場合などは通常の1ライン
印字の時間間隔が2〜3秒長くなる。この場合キャリッ
ジがSPに停止している時間が2〜3秒長くなる。この
ことは非キャッピング時間が長くなっていることをしめ
している。印字モードによって印字中の非キャッピング
時間の長さが変化することに対応するため、回復動作判
断を回復動作判断′と書き換えて手差し給紙後の空
吐及びnライン毎の空吐の発数を時間管理する。
【0072】図18は回復動作判断′を説明するため
のフローチャートである。時間管理の方法としてはまず
給紙時に非キャッピング状態となると同時に測定用タイ
マ(非キャッピングタイマ:t)を0にリセットし手差
し給紙とnライン毎の印字前空吐に於いてはtが3秒以
下ならば空吐数を5発とし、3秒から10秒までならば
10発、10秒以上ならば15発とする(ちなみに通常
のカセット給紙には約7秒、A4サイズの手差し給紙に
は約10秒、1ライン印紙には約2秒必要とする)。
【0073】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化、高精細化が
達成できるからである。
【0074】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
にオンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持さ
れているシートや液路に対応して配置されている電気熱
変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速
な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加す
ることによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的に
この駆動信号に一対一対応し液体(インク)内の気泡を
形成出来るので有効である。この気泡の成長、収縮によ
り吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少
なくとも一つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形
状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるの
で、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成で
き、より好ましい。このパルス形状の駆動信号として
は、米国特許第4463359号明細書、同第4345
262号明細書に記載されているようなものが適してい
る。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国
特許第4313124号明細書に記載されている条件を
使用すると、更に優れた記録を行うことができる。
【0075】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応せる構成を開
示する特開昭59年第138461号公報に基づいた構
成としても本発明は有効である。
【0076】更に、記録装置が記録できる最大記録媒体
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドとしては、上述した明細書に開示されているような
複数記録ヘッドの組み合わせによって、その長さを満た
す構成や一体的に形成された一個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでも良いが、本発明は、上述した効果を一
層有効に発揮することができる。
【0077】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0078】又、本発明の記録装置の構成として設けら
れる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手
段等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記
録ヘッドに対しての、キャピング手段、クリーニング手
段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の
加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、
記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うことも安
定した記録を行うために有効である。
【0079】更に、記録装置の記録モードとしては黒色
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも
よいが、異なる色の複色カラー又は、混色によるフルカ
ラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて
有効である。
【0080】以上説明した本発明実施例においては、液
体インクを用いて説明しているが、本発明では室温で固
体状であるインクであっても、室温で軟化状態となるイ
ンクであっても用いることができる。上述のインクジェ
ット装置ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものであれば良い。
加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固
形状態から液体状態への態変化のエネルギーとして使用
せしめることで防止するか又は、インクの蒸発防止を目
的として放置状態で固化するインクを用いるかして、い
ずれにしても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によ
ってインクが液化してインク液状として吐出するものや
記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等
のような、熱エネルギーによって初めて液化する性質の
インク使用も本発明には適用可能である。このような場
合インクは、特開昭54−56847号公報あるいは特
開昭60−71260号公報に記載されるような、多孔
質シート凹部又は貫通孔に液状又は固形物として保持さ
れた状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態
としても良い。本発明においては、上述した各インクに
対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行す
るものである。
【0081】
【発明の効果】以上説明した様に本発明の実施例では、
吸引ポンプ駆動と紙搬送駆動とを同じモーターで行う装
置において、カセット給紙の場合よりスイッチバック方
式の手差し給紙の場合の方が非キャッピング時間が長い
ので、手差し給紙の場合に空吐出の発数を多くするなど
して補償している。この様に本発明によれば、給紙条件
に応じて回復条件を異ならせるというきめ細かい操作を
行うことにより、回復のために排出される廃インクの量
を必要最小限とし、画質の一層の均一化と向上とを図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の構成の概略を示す側面図であっ
て、ピックアップローラ初期状態を示すものである。
【図2】図1のピックアップローラ部を拡大して示す概
略図である。
【図3】本発明の装置の被記録材の搬送手段の一部を示
す概略図である。
【図4】チューブポンプの構成の概略図である。
【図5】本発明の実施例に係る手ざしモードの状態を示
す概略側面図である。
【図6】図5の手ざしモード実行時の概略図である。
【図7】図5の手ざしモード実行時の概略図である。
【図8】本発明の実施例に係るインクジェット装置のメ
イン制御を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施例に係るインクジェット装置のメ
イン制御を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施例に係るインクジェット装置の
メイン制御を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施例に係るインクジェット装置の
回復動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明の実施例に係るインクジェット装置の
回復動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】本発明の実施例に係るインクジェット装置の
回復動作を説明するためのフローチャートである。
【図14】本発明の実施例に係るインクジェット装置の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図15】本発明の実施例に係るインクジェット装置の
要部を示す模式的上面図である。
【図16】本発明の他の実施例に係るインクジェット装
置のキャッピング機構を示す模式的上面図である。
【図17】本発明の他の実施例に係るインクジェット装
置のキャッピング動作を示す模式的上面図である。
【図18】本発明の更に他の実施例に係るインクジェッ
ト装置の回復動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
101 インクジェットヘッド 102 キャップ 103 チューブ 104 ガイドローラー 105 加圧コロ 106 ポンプベース 107 排インク処理部材 10 排紙ローラー 17 副走査ローラー 20 副走査モーター 21 ピックアップローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沼田 靖宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 平林 弘光 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田鹿 博司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 杉本 仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−139269(JP,A) 特開 平4−153042(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175 B41J 2/165 B41J 2/18 B41J 2/185

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向に移動可能であり、被記録媒体
    吐出口からインクを吐出して記録を行うインクジェッ
    トヘッドと、該インクジェットヘッドの前記吐出口をキャッピングす
    るキャップと、 前記 インクジェットヘッドによって記録がなされる被記
    録部材を、前記所定方向と直交する方向に搬送し、カセ
    ット搬送とスイッチバック方式の手差し搬送とを行う
    送手段と、 前記インクジェットヘッドのインク吐出不良の回復及び
    予防を行うために前記吐出口から空吐出を行うに当た
    り、前記カセット搬送がなされた後の空吐出の発数よ
    り、前記スイッチバック方式の手差し搬送がなされた後
    の空吐出の発数を多く設定する制御手段と、 を具備することを特徴とするインクジェット装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段の駆動と前記回復を行うた
    めのポンプの駆動とを同一の駆動手段で行う請求項1の
    インクジェット装置。
  3. 【請求項3】 前記ポンプがチューブポンプである請求
    のインクジェット装置。
  4. 【請求項4】 前記インクジェットヘッドが、インクを
    吐出するために利用されるエネルギーとして熱エネルギ
    ーを発生する電気熱変換体を有する請求項1のインクジ
    ェット装置。
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