JP3412954B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP3412954B2 JP07321695A JP7321695A JP3412954B2 JP 3412954 B2 JP3412954 B2 JP 3412954B2 JP 07321695 A JP07321695 A JP 07321695A JP 7321695 A JP7321695 A JP 7321695A JP 3412954 B2 JP3412954 B2 JP 3412954B2
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体に記録を行う
インクジェット記録装置に関し、例えばコンピュータ等
の情報出力装置としての記録装置(プリンタ)や、複写
機,ファクシミリ等の画像形成装置における記録系とし
てのインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録手段、記録媒体を主走査方
向、副走査方向にそれぞれ走査して記録を行ういわゆる
シリアル型記録装置は図21に示すような構成をしてい
る。図21は主走査方向から見た装置横断面図である。10
1 はインクジェット記録ヘッド、102 は前記記録ヘッド
101 を搭載したキャリッジ、103 は前記キャリッジを主
走査方向に往復移動させる円柱状のキャリッジ軸、104
は記録シートを保持すると共に副走査方向に搬送する搬
送ローラ、105 は前記搬送ローラ104 に記録シートを圧
接して搬送力を発生する従動ローラ、106 は記録のなさ
れた記録シートを排出する排出ローラ、107 は前記排出
ローラ106 に記録シートを圧接して搬送力を発生する従
動ローラ、108 は前記記録ヘッド101 と対向して記録シ
ートを支持するペーパーガイド、109 は前記搬送ローラ
104 と従動ローラ105 の圧接点からシート搬送方向上流
側に設けられ記録シートの先端及び後端を検知する反射
型フォトセンサ、110 は記録シートを一枚ずつピックア
ップ搬送する半月状の給送ローラ、111 は未記録の記録
シートを積載収容する給送スタッカ、112 は記録のなさ
れた記録シートをスタックする排出スタッカ、Sは記録
シートである。
【0003】図22に上記記録装置の制御系による記録処
理の一例を示す。ホストコンピュータから記録信号を受
け取ると、不図示のLFモータが駆動して前記給送ロー
ラ110 を回転させ、給送スタッカ111 上の記録シートS
をピックアップして搬送ローラ104 に送り込む。前記搬
送ローラ104 により記録シートSが記録可能な位置まで
搬送されセットされると(S2101)、受信データを記録
データとして展開後バッファメモリに格納する(S210
2)。次に不図示のCRモータを駆動して前記キャリッ
ジ102 を主走査方向に往復移動させ、記録ヘッド101 に
より前記バッファメモリ上の記録データを記録シートS
に記録する。バッファメモリ上の記録データを記録し終
わると、記録シートを所定量Lnだけ副走査方向に搬送
し、前記キャリッジをホームポジション位置まで戻す
(S2103)。前記S2102〜S2103の動作を前記センサ10
9 によって記録シートSの後端が検知されるまで繰り返
す。途中ホストコンピュータから排出コマンドがあった
場合は、S2112の記録シートの排出処理に移る(S210
4)。前記センサ109 によって記録シートSの後端が検
知されると(S2105)、検知後のシート搬送量Lが予め
設定された量L2を越えるまでS2102〜S2104の動作と
同様な動作を繰り返す(S2108〜S2111)。前記搬送量
Lが前記設定量L2と同じか或いは越えた場合は、S21
12の記録シートの排出処理に移る(S2107)。次にホス
トコンピュータからの受信データがまだあるか否かを見
て(S2113)、前記受信データがまだ存在する場合はS
2101に戻り、前述した処理を再び繰り返す。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のシリアル型記録装置においては、記録シートの片
面側にしか記録できないため、記録された情報のボリュ
ームの割に記録された記録シートが嵩張るという問題が
あった。
【0005】また、特開昭61-154865 号公報に示すよう
に、記録手段より搬送方向下流側にある搬送ローラ対
が、記録シートの表面側の記録終了後、記録シートの下
端を保持して停止し、次に逆回転し、再度、記録シート
を記録手段に送る記録装置が開示されている。この記録
装置によっては、記録シートの裏面側の記録は、記録シ
ート下端を搬送方向先端として搬送しながら行なわれる
ため、記録シート下端から記録作業が行なわれることに
なる。この場合であっても、ホストコンピュータからは
通常の順番でシリアル記録データが送られてくるため
に、バッファメモリが裏面側一頁分のシリアル記録デー
タを一旦保持して、裏面側の記録データの最終データか
ら逆に出力する必要があり、バッファメモリが大きくな
って記録装置が高価になるほか、装置の記録速度が遅く
なるという問題点があった。さらに、記録手段がインク
ジェット記録方式である場合は、記録シートの表面側の
記録直後、記録シートが搬送ローラ対に挟まれて往復す
るために、定着前のインクが搬送ローラ対によりかすれ
てしまうおそれがある。特に、近年、4色の記録ヘッド
を用いるインクジェット記録方式のカラー記録装置が開
発されているが、記録媒体に吐出されるインクの量が多
く、未定着のインクに搬送ローラ対が接して記録シート
が汚れる可能性があった。
【0006】本発明の目的とするところは、大型のライ
ンバッファメモリを用いる必要がなく、低価格で記録作
業速度の速い、記録媒体の両面に記録可能なインクジェ
ット記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、信号に応じて記録媒体
にインクを吐出して記録を行う記録手段を保持するため
のキャリッジと、前記記録手段と対向して記録領域にお
いて記録媒体を支持するプラテンと、前記記録媒体を前
記記録領域に導くために、該記録媒体を正搬送方向及び
それと反対の逆搬送方向に搬送可能な搬送手段と、前記
記録媒体の記録後端側を前にして前記搬送手段へ導くパ
スと、外部のホストコンピュータから通常の順番で順次
送られてくる、第1〜H段、第1〜M列に展開されるシ
リアル記録データを、前記記録手段の一走査分のシリア
ル記録データとして一時的に格納するラインバッファメ
モリと、前記搬送手段により前記記録媒体の記録先端側
を前にして正搬送方向に搬送して該記録媒体の表面側に
先端側のラインから記録を行い、該記録媒体の記録後端
側を前にして正搬送方向へ搬送して前記パスを通過さ
せ、該記録媒体の裏面側の記録開始位置へセットしたの
ち、前記記録媒体の記録先端側を前にして逆搬送方向に
搬送し、第H段第M列が第1段第1列となるように反転
させた前記シリアル記録データを前記ラインバッファメ
モリから前記記録手段に送って裏面側の記録を先端側の
ラインから行い、そのまま排出部へ排出する両面記録モ
ードと、を具備したことを特徴としている。
【0008】
【作用】インクジェット記録手段により表面側に記録の
なされた記録媒体を、記録媒体後端側を搬送方向先端と
して搬送するパスを用い、再び記録媒体を記録手段へ搬
送する。この際、搬送手段により記録媒体を正搬送方向
へ搬送して、記録媒体をその裏面側の記録開始位置にセ
ットする。そして次に記録媒体を逆搬送方向に搬送して
記録媒体先端側を前にして送りながら、記録媒体の裏面
側の記録を行う。
【0009】裏面側の記録の際は、H段M列と展開され
るシリアル記録データに対して段、列とも反転した状態
で記録手段が記録媒体に対向することになるが、ライン
バッファメモリから記録手段へ、第H段第M列を第1段
第1列として反転したシリアル記録データが送られるた
めに、記録手段を表面側の記録の際と同様な部位で、同
様な走査方向で記録作業を行うことができる。
【0010】また、このように、裏面側の記録作業であ
っても記録媒体先端から後端の方向に行うため、外部の
ホストコンピュータから通常の順番で順次送られてくる
シリアル記録データは記録手段の一走査分だけ保持すれ
ばよく、大きなバッファメモリを必要としない。
【0011】
【実施例】〔第1実施例〕 次に本発明を適用した記録装置の一実施例について図面
を参照して説明する。なお、本実施例では、記録媒体を
副走査方向に搬送し、記録手段を主走査方向に走査して
記録を行うシリアルタイプの記録装置を用いて説明す
る。以下、記録装置全体の構造を説明し、その後、その
制御系について説明する。
【0012】(装置構造) 図1は本発明に係るシリアル型記録装置の概略構成の一
例を示す模式断面図である。図1に示すように、本実施
例の記録装置は記録手段である記録ヘッド1を有してお
り、本実施例ではインクを吐出して記録するインクジェ
ット記録方式を採用している。すなわち、この記録ヘッ
ドは液体吐出口(オリフィス)、液路及びこの液路の一
部に設けられるエネルギー作用部、該作用部にある液体
に作用させる液滴形成エネルギーを発生するエネルギー
発生手段等を備えている。
【0013】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、或いは発熱抵抗体を有する発
熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体を
吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等があ
る。
【0014】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するた
めのオリフィスを高密度に配列することができるために
高解像度の記録をすることが可能である。その中でも電
気熱変換体をエネルギー発生手段として用いた記録ヘッ
ドは、コンパクト化も容易であり、且つ最近の半導体分
野における技術の進歩と信頼性の向上が著しいIC技術
やマイクロ加工技術の長所を十二分に活用でき、高密度
実装化が容易で、製造コストも安価なことから有利であ
る。
【0015】本実施例は黒単色の記録を行うインクジェ
ット記録方式の記録装置を例示するが、4色それぞれの
記録ヘッドを有する、インクジェット記録方式のカラー
記録装置にも応用できることはもちろんである。
【0016】記録ヘッド1はキャリッジ2に着脱自在に
保持される。このキャリッジ2はシート搬送方向に対し
て交差する方向(実施例では直交する方向:主走査方
向)に架設されたリードスクリュー3a及び円柱状のキ
ャリッジ軸3bに摺動自在に支持されている。前記リー
ドスクリュー3aは螺旋状溝(図示せず)を有してお
り、前記キャリッジ2の一部と係合している。従って、
不図示の駆動手段を回転駆動することによって前記リー
ドスクリュー3aを回転駆動し、前記記録ヘッド1を搭
載したキャリッジ2がキャリッジ軸3bに沿って主走査
方向に往復移動する。
【0017】記録シートSを支持する支持部材である給
送スタッカ5の上方には側面半月状の給送ローラ4が配
置されており、給送スタッカ5上の記録シートSを給送
動作時にピックアップして給送する。前記給送スタッカ
5には記録シートSを積載する圧板5aが設けられてお
り、この圧板5aは裏面側より圧板バネ5bによって上
方に付勢されており、給送ローラ4が回転したときに最
上部の記録シートSに当接するように構成されている。
なお、本実施例では複数の記録シートSを重ねて載置す
る給送スタッカ5を用いたが、これに代えて手差しトレ
ーのような一枚の記録シートSを支持する支持部材を用
いることができる。
【0018】駆動手段によって矢印方向に正逆回転駆動
する搬送ローラ6が前記給送スタッカ5上方に配置さ
れ、記録シートSを保持すると共に副走査方向(前記主
走査方向に直交する方向)に搬送するものである。7
a,7b,7cは従動ローラであって、前記搬送ローラ
6に記録シートを圧接して搬送力を発生するものであ
る。なお、搬送ローラ6が時計回り方向へ正回転してシ
ートを搬送する方向を正搬送方向とし、搬送ローラ6が
反時計回り方向へ逆回転してシートを搬送する方向を逆
搬送方向とする。
【0019】記録ヘッド1に対向する位置に、記録シー
トに印字記録を行う位置(記録部:シート処理部)を確
定するペーパーガイド(プラテン板)8が配置され、記
録ヘッド1とこのペーパーガイド面の間には記録シート
Sを通過させる僅少な隙間が形成されている。
【0020】記録ヘッド1の上方には、不図示の駆動手
段によって矢印方向に正逆回転駆動する排出ローラ9を
配置しており、この排出ローラ9は記録のなされた記録
シートを排出搬送する。この排出ローラ9に隣接して従
動ローラ10を配置しており、両者は互いに圧接して、こ
の間に記録シートSを挟んで搬送する。前記従動ローラ
10は圧接バネ10bにより付勢される支持部材10aに回転
可能に支持され、前記排出ローラ9に圧接されている。
【0021】検知手段としてのシートセンサ11は記録ヘ
ッド1の下側に配置されており、記録ヘッド1へ搬送さ
れる記録シートSの先端及び後端を検知するものであ
る。このシートセンサ11は前記搬送ローラ6と従動ロー
ラ7cの圧接点よりもシート正搬送方向上流側に配設さ
れており、本実施例では前記センサとして反射型フォト
センサを用いている。
【0022】排出ローラ9の上方には、片面記録のなさ
れた記録シートSを一旦積載保持する、中間保持部材で
ある保持トレイ12が配置されており、この保持トレイ12
は開閉可能な底板13を有している。この保持トレイ12は
搬送ローラ6から排出された記録シートSを下面(記録
シートSの裏面)を受けるように傾斜して配置される。
そして、この保持トレイ12上に排出された記録シートS
は、その傾斜に沿って滑り落ち、下端が保持トレイ12の
底板13に当接して保持される。また、この保持トレイ12
とは別に、記録ヘッド1の下方には両面記録を終了した
記録シートSを積載保持する、受け部材たる排出トレイ
14が配置されている。なお、保持トレイ12の下方には、
ガイド板15、16を配置し、これらガイド板15、16によ
り、底板13が開いた際、保持トレイ12から落下する記録
シートSを再び搬送ローラ6へ導くパスが形成されてい
る。また、排出トレイ14上にも、ガイド板17が配置され
ている。
【0023】前記底板13を開閉する開閉機構18は、図2
に示すように、電気的にON/OFFするソレノイド18
aと、前記底板13とソレノイド18aとを連結するレバー
18b、前記底板13を閉方向に引っ張るバネ18cとにより
構成されている。従って、前記ソレノイド18aがOFF
状態にあるときはバネ18cの力により前記底板13は閉じ
ているが、前記ソレノイド18aがONすると、レバー18
bが前記バネ18cの力に抗して引き下げられて前記底板
13が開く。そして、再び前記ソレノイド18aをOFFす
ればバネ18cの復元力により前記底板13が閉じる。
【0024】次に前記記録装置の制御系の構成について
図面を参照して説明する。図3は制御系の構成図、図4
は記録データを格納するバッファメモリの模式図であ
る。
【0025】図3に図示するように、制御系はマイクロ
プロセッサ形態のCPU21を有し、後述するROM22,
RAM23等からプログラムや各種データを読み出し、必
要な演算や判断を行い、制御プログラムに従って各種制
御信号を出力して装置全体の駆動制御を行う。ROM22
はプログラムメモリであって、前記CPU21が動作する
ための各種プログラムや各種データ等を格納している。
RAM23はバッファメモリであって、前記CPU21が命
令中のデータや演算結果を一時貯えておくワーキングエ
リア、各種データを保存しておくテキストエリア等から
なっている。このCPU21には、前記CPU21からの指
示信号をもとに計時を行い、時間情報の出力を行うタイ
マー24がデータバスを介して接続されている。
【0026】前記CPU21はインターフェース25を介し
てホストコンピュータ26に接続されており、前記ROM
22や前記RAM23に格納されたホストコンピュータ26か
らの記録データに基づき記録動作を制御する。また前記
CPU21はモータドライバー27,29を介してCRモータ
28及びLFモータ30を制御すると共に、前記RAM23に
格納された記録情報に基づきヘッドドライバー31を介し
て記録ヘッド1を制御する。なお、記録モード等の記録
状態を設定する操作パネル32と、前述したように記録シ
ートの先端及び後端を検知するシートセンサ11がデータ
バスを介してCPU21に接続されている。
【0027】前記バッファメモリとしてのRAM23は1
走査分或いは複数走査分のラインバッファを格納するよ
うになっている。このラインバッファは、記録ヘッドの
主走査一回で記録領域のどの位置に記録ヘッドのオリフ
ィスで記録を行うかの情報を格納するバッファである。
すなわち、図4に示すように、記録装置が使用可能な記
録シートの最大記録幅を所定のドットピッチで表現する
のに必要なM個のバッファが、記録ヘッドのオリフィス
としてH個並んでいる。そして、ホストコンピュータか
ら送られ、展開された記録データは、記録シートの表面
側に記録するときは図4(a)に示すようにバッファの
第1段第1列のドット(黒く塗り潰したドット)情報か
ら格納されていき、裏面側に記録するときは図4(b)
に示すようにバッファの第H段第M列のドット(黒く塗
り潰したドット)情報から格納されていく。
【0028】なお、図4に図示されるドットは、記録シ
ートに展開、記録されるドットを摸式的に表したもので
あって、必ずしも1つのドットが1つの記録データとし
て取り扱われるわけではない。
【0029】(制御系) 次に上記制御系による記録装置の両面記録モード時の制
御動作について説明する。図5は両面記録モード時の動
作の流れを示すフローチャート、図6は記録動作の流れ
を示すフローチャート、図7乃至図14は記録シートの搬
送状態を示す記録装置の模式的断面図である。
【0030】図5において、先ずホストコンピュータか
ら記録信号を受け取ると、LFモータ30が正転駆動して
給送ローラ4を回転させ、図7に示すように給送スタッ
カ5上の記録シートSをピックアップして一枚ずつ分離
給送する。さらに前記記録シートSを搬送ローラ6及び
従動ローラ7cにより記録位置に搬送しセットする(S
201 )。なお、以下、表面側記録時の記録先端側をシー
ト上端といい、表面記録時の記録後端側をシート下端と
いう。
【0031】次に受信データを記録データとして展開し
た後、前述したラインバッファに格納する(S202 )。
S203 において、図6に示す記録動作を行う。先ずCR
モータ28を正逆転駆動して記録ヘッド1を搭載したキャ
リッジ2の主走査を開始し(S301 )、前記記録ヘッド
1によりラインバッファ上の記録データを第1列から記
録シートSに記録する(S302 )。第M列のラインバッ
ファのデータを記録し終わると(S303 )、記録シート
Sを副走査方向へ所定量Lnだけ搬送する(S304 )。
次にキャリッジ2を主走査開始の位置まで戻す(S305
)。
【0032】前記S202 ,S203 の処理を図8に示すよ
うに記録シートSの後端がシートセンサ11によって検知
されるまで繰り返す。途中、ホストコンピュータ26から
の排出コマンドがあった場合はS212 に移る(S204
)。前記シートセンサ11によって記録シートSの後端
が検知されてから(S205 )、副走査方向へのシート搬
送量Lが予め設定された所定量L2を越えるまでS202
,S203 と同様な処理を繰り返す(S208 ,S209
)。そして、前記搬送量Lが所定量L2と同じか又は
越えた場合はS212 に移る(S207 )。
【0033】表面側に記録のなされた記録シートSを図
9に示すように保持トレイ12に排出する(S212 )。次
にLFモータ30を逆転駆動して搬送ローラ6を通常の回
転方向とは逆方向に回転させながら、前述した開閉機構
18のソレノイド18aをONして保持トレイ12の底板13を
開ける(S213 )。前記底板13が開くと図10に示すよう
に先程排出された記録シートSがガイド板15、16により
形成されたパスに落ち込み、その下端が搬送ローラ6と
従動ローラ7aの圧接点まで到達する。この時、前記搬
送ローラ6は逆回転しているため、記録シートSの下端
は搬送ローラ6と従動ローラ7aの圧接点で規制され
て、主走査方向と平行となるように、すなわち、記録シ
ートSが傾くことなく位置決めされる。
【0034】次に前記LFモータ30を正転駆動して搬送
ローラ6を正転させ、図11に示すごとく表面側に記録の
なされた記録シートSを搬送する(S214 )。ここで記
録シートSの正搬送方向先端(記録シートSの下端)が
シートセンサ11によって検知されると(S215 )、その
後端(記録シートSの上端)が検知されるまで前記搬送
ローラ6の駆動パルス数をカウントし、記録シートSの
副走査方向の長さLaを計算する(S216 〜S218 )。
この記録シートの長さLaの計算が終了した後、ホスト
コンピュータ26からの受信データがない場合はS227 に
移る(S219 )。
【0035】前記受信データがある場合は、LFモータ
30を正転駆動して搬送ローラ6を正転させ、記録シート
Sを予め設定された所定量Lsだけ搬送し、図12に示す
ように裏面側の記録開始位置にセットする(S220 )。
なお、前記所定量Lsは搬送ローラ6と従動ローラ7c
の圧接点とシートセンサ11との距離よりは短い距離であ
る。
【0036】次に受信データを記録データとして展開し
た後、図4(b)に示すように記録に使用するオリフィ
スの位置を表面記録の際とは反転させてラインバッファ
のM列H段目を起点としてセットする(S222 )。すな
わち、図4(b)に示すようにH段M列目のデータを第
1オリフィスの第1ドット情報とし、以下順次、H−1
段M列目のデータを第2オリフィスの第1ドット情報、
H−2段M列目のデータを第3オリフィスの第1ドット
情報、・・・として段方向、列方向ともに反転させてセ
ットする。そして、図13に示すように、LFモータ30を
逆転駆動して搬送ローラ6を逆転させて記録シートS上
端を逆搬送方向先端として記録シートSを搬送する。す
なわち、記録シートSの副走査方向への所定搬送量Ln
は通常の正搬送方向とは逆の方向に行い、記録ヘッド1
を前述した表面側の記録動作と同様に行う(図6参
照)。S222 〜S225 の作業は、副走査方向への搬送量
Gと予め設定された先端余白Ls及び後端余白Luの合
計が先に計算した記録シートSの長さLaを越えるまで
繰り返す。
【0037】前記搬送量Gと予め設定された先端余白L
s及び後端余白Luの合計が先に計算した記録シートの
長さLaと同じか又は越えた場合は(S226 )、図13に
示すように、LFモータ30を逆転駆動して搬送ローラ6
を逆転させ、図14に示すように表裏面に記録のなされた
記録シートSを排出トレイ14上に排出する(S227 )。
次いで前記開閉機構18のソレノイド18aをOFFして保
持トレイ12の底板13を閉じる(S228 )。そして、受信
データがまだ存在する場合はS201 に戻り、以下同様に
S229 までルーチンを繰り返す。
【0038】なお、通常の記録モード(片面記録モー
ド)の場合は、前記保持トレイ12の底板13は閉じたまま
(図9に示す状態)で使用される。表面側の記録が終了
したのち、記録シートSの下端を排出ローラ9及び搬送
ローラ6を反転させて、記録シートSを排出トレイ14へ
送ってもよい。また、記録モードの設定は操作パネル32
を使用して行われる。
【0039】上述のごとき構成及び制御を行えばシリア
ル型記録装置において、記録シートを有効に使用でき
る。特に、ラインバッファメモリは記録ヘッドの一走査
毎に記録データを保持するために、小容量のラインバッ
ファメモリを用いれば良く、低価格であり、また、記録
速度の速い記録装置を簡易な構成で提供することができ
る。
【0040】なお、本実施例では裏面側のシリアル記録
データをホストコンピュータからラインバッファメモリ
に取り込む際、これを反転させて格納したが、通常の順
番でラインバッファメモリに取り込み、第2バッファを
設ける等して、記録ヘッドへの出力の際、これを反転さ
せて出力する構造としてもよい。
【0041】また、前述したように、図形が印刷される
ような場合やインクジェット記録方式のカラー記録装置
に使用される場合など、インク吐出量が多い場合は、保
持トレイ上に保持される際、底板13の開閉時間を調節し
てインクの乾燥時間を確保することができる。また、別
に保持トレイ上に送風装置を設け、インクを強制乾燥さ
せる構造とすることもできる。さらに、多量のインクが
吐出された記録シートSは波打つ可能性が考えられる
が、第1実施例の上記構成に加えて、記録シートSを裏
面側の記録開始位置へ移動させる際、キャリッジ2が記
録シートSから離れる方向に後退し、記録ヘッド1と記
録シートSとの接触を防止する構造としてもよい。さら
に、裏面側の記録作業の際、記録ヘッド1に対向する、
インクを含んで変形した記録シートSの部分を平坦に保
つために、ペーパーガイド8の裏面に吸引装置を取り付
けて記録シートSを平らな状態とし、記録シートSが記
録ヘッド1と接触することを防止する構造としてもよ
い。
【0042】(保持トレイの構造例) 本実施例では、保持トレイ12の底板13を開閉する機構と
して電気的にON/OFFするソレノイドを用いて開閉
するように構成した例を示したが、他に、例えば図15及
び図16に示すように、キャリッジの主走査方向への移動
動作を利用して前記底板13を開閉する機構を構成しても
よい。
【0043】図15に示すように、保持トレイ12の底板13
を開閉する機構19は、3つの腕部19a1,19a2,19a3を有
する回転レバー19aと、前記回転レバー19aを固定/解
除するラッチ19bと、底板13を閉方向に引っ張るバネ19
cとにより構成されている。なお、前記回転レバー19a
の腕部19a1は記録ヘッド1の上部に設けた傾斜面1a1を
有するガイド部材1aと摺動可能に係合し(図16参
照)、腕部19a2は前記底板13のボス13aと係合し、前記
腕部19a3はラッチ19bと係合する。
【0044】上記構成の開閉機構19によれば、記録ヘッ
ド1を搭載したキャリッジ2を記録可能領域外で主走査
することによって、前記回転レバー19の腕部19a1が前記
ガイド部材1aの傾斜面1a1に沿って押し上げられ、同
時に腕部19a2が底板13のボス13aを押し下げてバネ19c
の力に抗して前記底板13が開く。この時、前記ラッチ19
bで前記腕部19a3が固定され、回転レバー19aが図に示
す破線位置でホールドされる。また、前記ガイド部材1
aの傾斜面1a1で回転レバー19の腕部19a1をもう一度押
し上げることによって前記ラッチ19bの固定が解除さ
れ、バネ19cの復元力によって底板13が閉められる。
【0045】〔第2実施例〕 次に本発明を適用した記録装置の第2実施例について図
面を参照して説明する。なお、前述した実施例と同等の
機能及び構成を有するものには同一符号を付して説明を
援用する。
【0046】図17は本発明の第2実施例に係るシリアル
型記録装置の概略構成の一例を示す模式断面図である。
本実施例に係る記録装置と、前述した実施例の記録装置
(図1参照)との構成では、図17に示すように、保持ト
レイの構成が異なっている。すなわち、本実施例に係る
保持トレイ12は、排出ローラ6に圧接して従動回転する
従動ローラ34を有する回転可能な底板33を備えている。
なお、前記底板33を回転させる機構は、前述したように
電気的にON/OFFするソレノイドを用いた機構(図
2参照)であってもよいし、あるいはキャリッジの主走
査方向への移動動作を用いた機構(図15及び図16参照)
であってもよい。
【0047】以下、本実施例に係る記録装置の両面記録
モード時の制御動作について図面を参照して説明する。
図18は両面記録モード時の動作の流れを示すフローチャ
ート、図19は片面記録のなされた記録シートを再給送し
ている状態を示す記録装置の模式断面図である。
【0048】図18において、先ずホストコンピュータか
ら記録信号を受け取ると、LFモータ30が正転駆動して
給送ローラ4を回転させ、給送スタッカ5上の記録シー
トSをピックアップして一枚ずつ分離給送する。更に前
記記録シートSを搬送ローラ6及び従動ローラ7cによ
り記録位置に搬送しセットする(S401 )。
【0049】次に受信データを記録データとして展開
後、前述した実施例と同様のラインバッファに格納する
(S402 )。S403 において、所定の記録動作を行う。
この記録動作は、前述した実施例において図6を用いて
説明した動作と同様であるため、ここではその説明を省
略する。なお、図18において、S409 ,S423 の記録動
作も第1実施例と同様である。
【0050】前記S402 ,S403 の処理を記録シートS
の後端がシートセンサ11によって検知されるまで繰り返
す。途中、ホストコンピュータ26からの排出コマンドが
あった場合はS412 に移る(S404 )。前記シートセン
サ11によって記録シートSの後端が検知されてから(S
405 )、副走査方向へのシート搬送量Lが予め設定され
た所定量L2を越えるまでS402 ,S403 と同様な処理
を繰り返す(S408 ,S409 )。そして、前記搬送量L
が所定量L2と同じか又は越えた場合はS412に移る
(S407 )。
【0051】次に前記保持トレイ12の底板33を回転させ
て従動ローラ34を排出ローラ9に当接し(S412 )、L
Fモータ30を正転駆動して排出ローラ9を通常の回転方
向に回転させる(S413 )。すると、記録シートSは保
持トレイ12の方向に排出された後、前記排出ローラ9と
従動ローラ34によって挟持され、搬送ローラ6の方向に
搬送される(図19参照)。そして前記記録シートSはそ
の下端がガイド板15,16に案内されつつ搬送ローラ6と
従動ローラ7aの圧接点まで到達する。
【0052】引き続きLFモータ30を正転駆動して前記
搬送ローラ6を正転させ、表面側に記録のなされた記録
シートSを搬送する(S414 )。ここで記録シートSの
先端(表面側記録時の後端)がシートセンサ11によって
検知されと(S415 )、その後端(表面側記録時の先
端)が検知されるまで前記搬送ローラ6の駆動パルス数
をカウントし、記録シートSの副走査方向の長さLaを
計算する(S416 〜S418 )。この記録シートの長さL
aの計算が終了した後、ホストコンピュータ26からの受
信データがない場合はS427 に移る(S419 )。
【0053】前記受信データがある場合は、LFモータ
30を正転駆動して搬送ローラ6を正転させ、記録シート
Sを予め設定された所定量Lsだけ搬送し、記録位置に
セットする(S420 )。なお、前記所定量Lsは搬送ロ
ーラ6と従動ローラ7cの圧接点とシートセンサ11との
距離よりは短い距離である。
【0054】次に受信データを記録データとして展開し
た後、第1実施例と同様に、ラインバッファメモリのシ
リアル記録データを表面側の記録作業の場合と反転させ
てセットする。(S422 )。そして、LFモータ30を逆
転駆動して搬送ローラ6を逆転させて記録シートSを搬
送し、記録ヘッドによる記録作業を開始する。副走査方
向への搬送量Gと予め設定された先端余白Ls及び後端
余白Luの合計が先に計算した記録シートSの長さLa
を越えるまでS422 〜S425 を繰り返す。
【0055】前記搬送量Gと予め設定された先端余白L
s及び後端余白Luの合計が先に計算した記録シートの
長さLaと同じか又は越えた場合は(S426 )、LFモ
ータ30を逆転駆動して搬送ローラ6を逆転させ、表裏面
に記録のなされた記録シートSを排出トレイ14上に排出
する(S427 )。次いで保持トレイ12の底板33を回転さ
せ、前記従動ローラ34を排出ローラ9から離間し、前記
底板33を図17に示すごとく元の状態に戻す(S428 )。
そして、受信データがまだ存在する場合はS401 に戻
り、以下同様にS429 までルーチンを繰り返す。
【0056】なお、前記排出ローラ9への駆動伝達にバ
ネクラッチ等の一方向クラッチを用いて、S413 とS41
4 との間で記録シートSが搬送ローラ6と従動ローラ7
aとで挟持された後、前記搬送ローラ6を逆転させて記
録シートSの先端を吐き出し、搬送ローラ6と排出ロー
ラ9との間で記録シートSを撓ませた後、再び前記搬送
ローラ6を正転させる、というレジスト動作を行うよう
に構成してもよい。また、前記排出ローラ9と搬送ロー
ラ6の駆動モータを別個に設けて、前述レジスト動作を
行うように構成してもよい。
【0057】通常の記録モード(片面記録モード)の場
合は、第1実施例と同様に前記保持トレイ12の底板33は
閉じたまま(図17に示す状態)で使用される。また、記
録モードの設定は操作パネル32を使用して行われる。
【0058】〔他の実施例〕 前述した実施例では、両面記録のなされた記録シートを
搬送ローラ6及び従動ローラ7cによって排出トレイ14
上に排出する構成としたが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えば図20に示すように、前記搬送ロー
ラ6と排出トレイ14との間に第三搬送手段として排出用
搬送ローラ35とこれに圧接して従動回転する従動ローラ
36とを設けた構成としてもよい。このように構成するこ
とにより、排出トレイ12の排出角度に、より自由度を持
たせることが可能となる。
【0059】また前述した実施例では記録手段としてイ
ンクジェット記録方式を用いたが、記録信号に応じて電
気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体によって印加さ
れる熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利用
してインクに生ずる気泡の成長,収縮により、インクを
吐出口より吐出して記録を行うように構成すると更に好
ましい。
【0060】その代表的な構成や原理については、例え
ば米国特許第 4723129号明細書、同第 4740796号明細書
に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ま
しい。この方式はいわゆるオンデマンド型、コンティニ
ュアス型の何れにも適用可能であるが、特にオンデマン
ド型の場合には、液体(インク)が保持されているシー
トや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記
録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を
与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによっ
て、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘ
ッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆
動信号に一対一で対応した液体内の気泡を形成できるの
で有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口
を介して液体を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成
する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に
気泡の成長収縮が行われるので、特に優れた液体の吐出
が達成でき、より好ましい。
【0061】前記パルス形状の駆動信号としては、米国
特許第 4463359号明細書、同第 4345262号明細書に記載
されているようなものが適している。前記熱作用面の温
度上昇率に関する発明の米国特許第 4313124号明細書に
記載されている条件を採用すると、更に優れた記録を行
うことができる。
【0062】記録ヘッドの構成としては、前述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱
作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示する
米国特許第 4558333号明細書、同第 4459600号明細書を
用いた構成も本発明に含まれるものである。
【0063】また複数の電気熱変換体に対して、共通す
るスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示す
る特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸
収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭
59−138461号公報に基づいた構成としても本発明の効果
は有効である。即ち、記録ヘッドの形態がどのようなも
のであっても、本発明によれば記録を確実に効率良く行
うことができるようになるからである。
【0064】更に、記録装置が記録出来る記録媒体の最
大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのような
記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
て、その長さを満たす構成や、一体的に形成された1個
の記録ヘッドとしての構成の何れでもよい。
【0065】加えて、前述したシリアルタイプのもので
も、キャリッジに固定された記録ヘッド、或いはキャリ
ッジに装着されることで装置本体との電気的な接続や装
置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチッ
プタイプの記録ヘッド、或いは記録ヘッド自体に一体的
にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録
ヘッドを用いてもよい。
【0066】また本発明の記録装置の構成として設けら
れる、記録ヘッドの回復手段、予備的な補助手段等を付
加することは本発明の効果を一層安定できるので好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
或いは吸引手段、電気熱変換体或いはこれとは別の加熱
素子或いはこれらの組合せによる予備加熱手段、記録と
は別の吐出を行う予備吐出モードを行うことも安定した
記録を行うために有効である。
【0067】またキャリッジに搭載される記録ヘッドの
種類乃至個数についても、例えば単色のインクに対応し
て1個のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異に
する複数のインクに対応して複数個数設けられるもので
あってよい。すなわち、例えば記録装置の記録モードと
しては黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、
記録ヘッドを一体的に構成するか或いは複数個の組合せ
によるか何れでもよいが、異なる色の複色カラー、又は
混色によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置に
も適用し得る。
【0068】更に加えて、前述した実施例に於いてはイ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化若しくは液化するも
の、或いはインクジェット記録方式ではインク自体を30
℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘
性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般
的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をな
すものであればよい。加えて、積極的に熱エネルギーに
よる昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変化
のエネルギーとして使用せしめることで防止するか、ま
たはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化する
インクを用いるかして、何れにしても熱エネルギーの記
録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イン
クが吐出されるものや、記録シートに到達する時点では
既に固化し始めるもの等のような、熱エネルギーによっ
て初めて液化する性質のインクを使用する場合も適用可
能である。
【0069】このような場合のインクは、特開昭54-568
47号公報或いは特開昭60-71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部又は貫通孔に液状又は固形物とし
て保持された状態で、電気熱変換体に対して対向するよ
うな形態としてもよい。上述した各インクに対して最も
有効なものは、前述した膜沸騰方式を実行するものであ
る。
【0070】更に、前述したインクジェット記録装置の
形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出
力端末として用いられるものの他、リーダ等と組み合わ
せた複写装置、更には送受信機能を有するファクシミリ
装置の形態をとるもの等であってもよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録媒体の裏面側の記録を表面の記録先端側から行うた
めに、外部のホストコンピュータから通常の順番で順次
送られてくるシリアル記録データを記録するに際し、記
録後端側から記録を行う装置に比べラインバッファメモ
リを小さくすることができ、信頼性が高く、低価格の両
面記録装置を提供することができる。
【0072】また、記録媒体の裏面側の記録の際、バッ
ファメモリに格納する記録データを通常の記録時に対し
て180 度反転した状態で格納することによって、記録媒
体の表面側と裏面側との記録情報の整合性をとることが
できる。
【0073】また、記録手段としてインクジェット方式
を採用することにより、低騒音且つ高速記録が可能であ
り、また高画質の記録が可能となる。そして、この場合
にインク吐出エネルギーとして熱エネルギーを発生する
ための電気熱変換体を設けることにより、ヘッドのコン
パクト化が容易であり、製造コストも安価になし得る。
更にインク吐出に際して熱エネルギーにより、インクに
生ずる膜沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出させる
ことにより、高精細な画像を得ることが可能となる等の
効果がえられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の記録装置の概略構成を示す模式断
面図である。
【図2】第1実施例の底板の開閉機構の模式構成図であ
る。
【図3】第1実施例の制御系の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】第1実施例におけるバッファメモリの使用状態
を示す模式図である。
【図5】第1実施例における両面記録モード時の動作の
流れを示すフローチャートである。
【図6】第1実施例における記録動作の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図7】第1実施例における記録媒体の搬送状態を示す
記録装置の模式断面図である。
【図8】第1実施例における記録媒体の搬送状態を示す
記録装置の模式断面図である。
【図9】第1実施例における記録媒体の搬送状態を示す
記録装置の模式断面図である。
【図10】第1実施例における記録媒体の搬送状態を示
す記録装置の模式断面図である。
【図11】第1実施例における記録媒体の搬送状態を示
す記録装置の模式断面図である。
【図12】第1実施例における記録媒体の搬送状態を示
す記録装置の模式断面図である。
【図13】第1実施例における記録媒体の搬送状態を示
す記録装置の模式断面図である。
【図14】第1実施例における記録媒体の搬送状態を示
す記録装置の模式断面図である。
【図15】第1実施例における底板の開閉機構の他の構
成を示す模式構成図である。
【図16】図15に示す開閉機構を同図矢印方向から見
た図である。
【図17】本発明の第2実施例の記録装置の概略構成を
示す模式断面図である。
【図18】第2実施例における両面記録モード時の動作
の流れを示すフローチャートである。
【図19】第2実施例における回転可能な底板の従動ロ
ーラが排出ローラに圧接した状態を示す記録装置の模式
断面図である。
【図20】第2実施例において搬送ローラと排出トレイ
との間に排出用の搬送ローラ対を設けた例を示す模式断
面図である。
【図21】従来の記録装置の概略構成を示す模式断面図
である。
【図22】従来の記録装置の制御系の処理動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…記録ヘッド、1a…ガイド部材、1a1…傾斜面、2
…キャリッジ、3a…リードスクリュー、3b…キャリ
ッジ軸、4…給送ローラ、5…給送スタッカ、5a…圧
板、5b…圧板バネ、6…搬送ローラ、7a,7b,7
c…従動ローラ、8…ペーパーガイド、9…排出ロー
ラ、10…従動ローラ、10a…支持部材、10b…圧接バ
ネ、11…シートセンサ、12…保持トレイ、13…底板、13
a…ボス、14…排出トレイ、15,16,17…ガイド板、18
…開閉機構、18a…ソレノイド、18b…レバー、18c…
バネ、19…開閉機構、19a…回転レバー、19a1,19a2,
19a3…腕部、19b…ラッチ、19c…バネ、21…CPU、
22…ROM、23…RAM、24…タイマー、25…インター
フェース、26…ホストコンピュータ、27,29…モータド
ライバー、28…CRモータ、30…LFモータ、31…ヘッ
ドドライバー、32…操作パネル、33…底板、34…従動ロ
ーラ、35…排出用搬送ローラ、36…従動ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B65H 29/58 B41J 3/00 S 85/00 3/04 101Z

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号に応じて記録媒体にインクを吐出し
    て記録を行う記録手段を保持するためのキャリッジと、 前記記録手段と対向して記録領域において記録媒体を支
    持するプラテンと、 前記記録媒体を前記記録領域に導くために、該記録媒体
    を正搬送方向及びそれと反対の逆搬送方向に搬送可能な
    搬送手段と、 前記記録媒体の記録後端側を前にして前記搬送手段へ導
    くパスと、 外部のホストコンピュータから通常の順番で順次送られ
    てくる、第1〜H段、第1〜M列に展開されるシリアル
    記録データを、前記記録手段の一走査分のシリアル記録
    データとして一時的に格納するラインバッファメモリ
    と、 前記搬送手段により前記記録媒体の記録先端側を前にし
    て正搬送方向に搬送して該記録媒体の表面側に先端側の
    ラインから記録を行い、該記録媒体の記録後端側を前に
    して正搬送方向へ搬送して前記パスを通過させ、該記録
    媒体の裏面側の記録開始位置へセットしたのち、前記記
    録媒体の記録先端側を前にして逆搬送方向に搬送し、第
    H段第M列が第1段第1列となるように反転させた前記
    シリアル記録データを前記ラインバッファメモリから前
    記記録手段に送って裏面側の記録を先端側のラインから
    行い、そのまま排出部へ排出する両面記録モードと、 を具備したことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 信号に応じて記録媒体にインクを吐出し
    て記録を行う記録手段を保持するためのキャリッジと、 前記記録手段と対向して記録領域において記録媒体を支
    持するプラテンと、 前記記録媒体を前記記録領域に導くために、該記録媒体
    を正搬送方向及びそれと反対の逆搬送方向に搬送可能な
    搬送手段と、 前記記録手段より正搬送方向下流側に位置し、キャリッ
    ジの移動動作を利用して開閉可能な底板を備えた記録媒
    体を積載する中間保持部材と、 前記中間保持部材に保持された記録媒体の記録後端側を
    前にして前記搬送手段へ導くパスと、 第1〜H段、第1〜M列に展開される、前記記録手段の
    一走査分のシリアル記録データを一時的に格納するライ
    ンバッファメモリと、 前記搬送手段により前記記録媒体の記録先端側を前にし
    て正搬送方向に搬送して該記録媒体の表面側に記録を行
    い、前記底板が閉状態の中間保持部材に排出し、前記底
    板を開状態にして前記記録媒体の記録後端側を前にして
    正搬送方向へ搬送して前記パスを通過させ、該記録媒体
    の裏面側の記録開始位置へセットしたのち、前記記録媒
    体の記録先端側を前にして逆搬送方向に搬送し、第H段
    第M列が第1段第1列となるように反転させた前記シリ
    アル記録データを前記ラインバッファメモリから前記記
    録手段に送って裏面側の記録を先端側のラインから行
    い、そのまま排出部へ排出する両面記録モードと、 を具備したことを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録手段より正搬送方向下流側に位
    置し、開閉可能な底板を備えた記録媒体を積載する中間
    保持部材を有し、 表面記録が行われた記録媒体を前記底板が閉状態の中間
    保持部材に排出し、前記底板を開状態にして前記記録媒
    体の記録後端側を前にして正搬送方向へ搬送して前記パ
    スを通過させることを特徴とする請求項1記載のインク
    ジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録手段の下流側に、裏面側の記録
    終了後にこれを排出する受け部材を配置したことを特徴
    とする請求項2又は請求項3に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送手段よりも正搬送方向上流側に
    位置し、記録媒体の記録先端及び記録後端を検知する検
    知手段を設け、前記記録媒体の裏面側を記録位置にセッ
    トする際に、前記検知手段で記録媒体の記録先端及び記
    録後端を検知することによって、記録媒体の搬送方向の
    長さを計測することを特徴とする請求項2又は請求項3
    に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記表面側に記録のなされた記録媒体の
    裏面側に記録を行う際に、前記バッファメモリに格納す
    る記録データを通常の記録時に対して180度反転した状
    態で格納することを特徴とする請求項2又は請求項3に
    記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 表面側の記録のみを行う通常の記録モー
    ドの場合は、前記中間保持部材の底板を閉状態で使用す
    ることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のイン
    クジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録手段がインク吐出用の熱エネル
    ギーを発生するための電気熱変換体を備えていることを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
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