JPH11192666A - 表皮材の木目込み固着方法 - Google Patents
表皮材の木目込み固着方法Info
- Publication number
- JPH11192666A JPH11192666A JP36807597A JP36807597A JPH11192666A JP H11192666 A JPH11192666 A JP H11192666A JP 36807597 A JP36807597 A JP 36807597A JP 36807597 A JP36807597 A JP 36807597A JP H11192666 A JPH11192666 A JP H11192666A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin material
- groove
- wood grain
- polypropylene
- skin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 表皮材が木目込み溝の溝内より浮き上がるの
を確実に防いで製品歩留の向上を図る。 【解決手段】 表皮材3をポリプロピレンフォーム材3
a側で積層させて木目込み溝2の溝内から成形基板1の
板面に接着剤で被着した後、その冷却中に木目込み溝2
の溝内に沿う表皮材3を木目込み刃4で押え込むと共
に、成形基材1のポリプロピレン樹脂と表皮材3のポリ
プロピレンフォーム材3aとを融着させて表皮材3を木
目込み溝2の溝内に固着する。
を確実に防いで製品歩留の向上を図る。 【解決手段】 表皮材3をポリプロピレンフォーム材3
a側で積層させて木目込み溝2の溝内から成形基板1の
板面に接着剤で被着した後、その冷却中に木目込み溝2
の溝内に沿う表皮材3を木目込み刃4で押え込むと共
に、成形基材1のポリプロピレン樹脂と表皮材3のポリ
プロピレンフォーム材3aとを融着させて表皮材3を木
目込み溝2の溝内に固着する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用のドアラ
イニング等を製造する際に、木目込み溝を板面に設けた
ポリプロピレン樹脂の成形基材に対し、ポリプロピレン
フォーム材で裏打ちされた表皮材を接着剤で被着するの
に適用される表皮材の木目込み固着方法に関するもので
ある。
イニング等を製造する際に、木目込み溝を板面に設けた
ポリプロピレン樹脂の成形基材に対し、ポリプロピレン
フォーム材で裏打ちされた表皮材を接着剤で被着するの
に適用される表皮材の木目込み固着方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用のドアライニングを製
造するにはセンターパッドの端末を事後に木目込み止着
するのに用いられる木目込み溝を板面に設けてライニン
グ基材をポリプロピレン樹脂からインジェクション成形
し、ポリプロピレンフォーム材で裏打ちされた表皮材を
ライニング基材の板面にポリプロピレンフォーム材側で
積層させて真空成形することにより木目込み溝の溝内か
らライニング基板の板面に接着剤で被着することが行わ
れている。また、その接着剤の冷却中には木目込み溝の
溝内に沿う表皮材を木目込み刃で押え込んで表皮材を木
目込み溝の溝内に接着剤で固着することも行われてい
る。
造するにはセンターパッドの端末を事後に木目込み止着
するのに用いられる木目込み溝を板面に設けてライニン
グ基材をポリプロピレン樹脂からインジェクション成形
し、ポリプロピレンフォーム材で裏打ちされた表皮材を
ライニング基材の板面にポリプロピレンフォーム材側で
積層させて真空成形することにより木目込み溝の溝内か
らライニング基板の板面に接着剤で被着することが行わ
れている。また、その接着剤の冷却中には木目込み溝の
溝内に沿う表皮材を木目込み刃で押え込んで表皮材を木
目込み溝の溝内に接着剤で固着することも行われてい
る。
【0003】そのドアライニングには、センターパッド
を表皮材に重ねて被着した状態で耐熱テストを行うと、
表皮材の応力が接着力よりも強いことから、表皮材が木
目込み溝の溝内より浮き上がってしまう事態を招き易
い。この表皮材の浮き上がりは木目込み溝の成形展開率
が大きい場合に著しく、製品の歩留りに大きく影響を与
えるところから好ましくない。
を表皮材に重ねて被着した状態で耐熱テストを行うと、
表皮材の応力が接着力よりも強いことから、表皮材が木
目込み溝の溝内より浮き上がってしまう事態を招き易
い。この表皮材の浮き上がりは木目込み溝の成形展開率
が大きい場合に著しく、製品の歩留りに大きく影響を与
えるところから好ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、表皮材が木
目込み溝の溝内より浮き上がるのを確実に防げるようポ
リプロピレンフォーム材で裏打ちされた表皮材をポリプ
ロピレン樹脂の成形基材に被着可能な表皮材の木目込み
固着方法を提供することを目的とする。
目込み溝の溝内より浮き上がるのを確実に防げるようポ
リプロピレンフォーム材で裏打ちされた表皮材をポリプ
ロピレン樹脂の成形基材に被着可能な表皮材の木目込み
固着方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る表皮材の木
目込み固着方法においては、表皮材をポリプロピレンフ
ォーム材側で積層させて木目込み溝の溝内から成形基板
の板面に接着剤で被着した後、その冷却中に木目込み溝
の溝内に沿う表皮材を木目込み刃で押え込むと共に、成
形基材のポリプロピレン樹脂と表皮材のポリプロピレン
フォーム材とを融着させて表皮材を木目込み溝の溝内に
固着するようにされている。
目込み固着方法においては、表皮材をポリプロピレンフ
ォーム材側で積層させて木目込み溝の溝内から成形基板
の板面に接着剤で被着した後、その冷却中に木目込み溝
の溝内に沿う表皮材を木目込み刃で押え込むと共に、成
形基材のポリプロピレン樹脂と表皮材のポリプロピレン
フォーム材とを融着させて表皮材を木目込み溝の溝内に
固着するようにされている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して説明す
ると、図示の表皮材の木目込み固着方法は図1で示すよ
うなセンターパッドPを備える自動車用のドアライニン
グRを製造するのに適用されている。そのドアライニン
グRは、図2で示すようにポリプロピレン樹脂からイン
ジェクション成形したライニング基材1を基板とする。
このライニング基材1には、センターパッドの木目込み
止着用として木目込み溝2が板面に設けられている。ま
た、表皮材3としてはポリプロピレンフォーム材3aで
裏打ちされたポリ塩化ビニル等の合皮3b或いはファブ
ルック,本革等を用いることができる。
ると、図示の表皮材の木目込み固着方法は図1で示すよ
うなセンターパッドPを備える自動車用のドアライニン
グRを製造するのに適用されている。そのドアライニン
グRは、図2で示すようにポリプロピレン樹脂からイン
ジェクション成形したライニング基材1を基板とする。
このライニング基材1には、センターパッドの木目込み
止着用として木目込み溝2が板面に設けられている。ま
た、表皮材3としてはポリプロピレンフォーム材3aで
裏打ちされたポリ塩化ビニル等の合皮3b或いはファブ
ルック,本革等を用いることができる。
【0007】その表皮材3をライニング基材1の板面に
被着するには、表皮材3をポリプロピレンフォーム材3
a側でライニング基板1の板面に積層させて真空引きす
ることにより木目込み溝2の溝内からライニング基板1
の板面にポットメルト系等の接着剤で被着する真空成形
を適用することができる。また、表皮材3を木目込み溝
2の溝内からライニング基板1の板面に被着した後、こ
の冷却中に木目込み溝2の溝内に沿う表皮材3を木目込
み刃4で押え込むようにされている。
被着するには、表皮材3をポリプロピレンフォーム材3
a側でライニング基板1の板面に積層させて真空引きす
ることにより木目込み溝2の溝内からライニング基板1
の板面にポットメルト系等の接着剤で被着する真空成形
を適用することができる。また、表皮材3を木目込み溝
2の溝内からライニング基板1の板面に被着した後、こ
の冷却中に木目込み溝2の溝内に沿う表皮材3を木目込
み刃4で押え込むようにされている。
【0008】その木目込み刃4としては導電性の金属バ
ー4aを基体とし、金属バー4aの先端部分を除く不要
な側面部分をエポキシ樹脂等の絶縁部材で4bで被覆し
た超音波や高周波等による融着バーが用いられている。
この木目込み刃4では、木目込み溝2の溝内に沿う表皮
材3を押え込んで超音波や高周波等を作用することによ
りライニング基材1のポリプロピレン樹脂と表皮材3の
ポリプロピレンフォーム材3aとを融着させて表皮材3
を木目込み溝2の溝内に固着する。
ー4aを基体とし、金属バー4aの先端部分を除く不要
な側面部分をエポキシ樹脂等の絶縁部材で4bで被覆し
た超音波や高周波等による融着バーが用いられている。
この木目込み刃4では、木目込み溝2の溝内に沿う表皮
材3を押え込んで超音波や高周波等を作用することによ
りライニング基材1のポリプロピレン樹脂と表皮材3の
ポリプロピレンフォーム材3aとを融着させて表皮材3
を木目込み溝2の溝内に固着する。
【0009】そのライニング基材1と表皮材3との融着
部分は図3で示すように木目込み溝2の溝奥部分でよ
く、これにより表皮材3の応力よりも強く融着すること
ができる。また、ライニング基材1の溶融樹脂が表皮材
3のポリプロピレンフォーム材3aに含浸することか
ら、木目込み溝2の成形展開率が大きい場合にも強固に
融着することができる。従って、表皮材3が木目込み溝
2の溝内より浮き上がる事態を確実に防止することがで
きる。
部分は図3で示すように木目込み溝2の溝奥部分でよ
く、これにより表皮材3の応力よりも強く融着すること
ができる。また、ライニング基材1の溶融樹脂が表皮材
3のポリプロピレンフォーム材3aに含浸することか
ら、木目込み溝2の成形展開率が大きい場合にも強固に
融着することができる。従って、表皮材3が木目込み溝
2の溝内より浮き上がる事態を確実に防止することがで
きる。
【0010】上述した実施の形態は自動車用のドアライ
ニングを製造する場合に基づいて説明したが、木目込み
溝を板面に設けたポリプロピレン樹脂の成形基材に、ポ
リプロピレンフォーム材で裏打ちされた表皮材を被着す
ることにより形成される各種の車内内装部材を製造する
のに広く適用することができる。
ニングを製造する場合に基づいて説明したが、木目込み
溝を板面に設けたポリプロピレン樹脂の成形基材に、ポ
リプロピレンフォーム材で裏打ちされた表皮材を被着す
ることにより形成される各種の車内内装部材を製造する
のに広く適用することができる。
【0011】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る表皮材の木目
込み固着方法に依れば、表皮材を成形基板の板面に被着
した後、その冷却中に木目込み溝の溝内に沿う表皮材を
木目込み刃で押え込むと共に、成形基材のポリプロピレ
ン樹脂と表皮材のポリプロピレンフォーム材とを融着さ
せて表皮材を木目込み溝の溝内に固着することにより、
表皮材が木目込み溝の溝内より浮き上がるのを確実に防
げて製品歩留りの向上を図ることができる。
込み固着方法に依れば、表皮材を成形基板の板面に被着
した後、その冷却中に木目込み溝の溝内に沿う表皮材を
木目込み刃で押え込むと共に、成形基材のポリプロピレ
ン樹脂と表皮材のポリプロピレンフォーム材とを融着さ
せて表皮材を木目込み溝の溝内に固着することにより、
表皮材が木目込み溝の溝内より浮き上がるのを確実に防
げて製品歩留りの向上を図ることができる。
【図1】本発明に係る表皮材の木目込み固着方法を適用
可能な成形品として自動車用のドアライニングを示す説
明図である。
可能な成形品として自動車用のドアライニングを示す説
明図である。
【図2】本発明に係る表皮材の木目込み固着方法を木目
込み溝部分で概略的に示す説明図である。
込み溝部分で概略的に示す説明図である。
【図3】本発明に係る表皮材の木目込み固着方法を適用
する木目込み溝部分を示す説明図である。
する木目込み溝部分を示す説明図である。
1 ポリプロピレン樹脂の成形基材 2 成形基材の木目込み溝 3 表皮材 3a 表皮材のポリプロピレンフォーム
材 4 木目込み刃
材 4 木目込み刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 105:04 B29L 9:00 31:58
Claims (1)
- 【請求項1】 木目込み溝を板面に設けたポリプロピレ
ン樹脂の成形基材に対し、ポリプロピレンフォーム材で
裏打ちされた表皮材を被着するべく、表皮材をポリプロ
ピレンフォーム材側で積層させて木目込み溝の溝内から
成形基板の板面に接着剤で被着した後、その冷却中に木
目込み溝の溝内に沿う表皮材を木目込み刃で押え込むと
共に、成形基材のポリプロピレン樹脂と表皮材のポリプ
ロピレンフォーム材とを融着させて表皮材を木目込み溝
の溝内に固着するようにした表皮材の木目込み固着方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36807597A JPH11192666A (ja) | 1997-12-29 | 1997-12-29 | 表皮材の木目込み固着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36807597A JPH11192666A (ja) | 1997-12-29 | 1997-12-29 | 表皮材の木目込み固着方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11192666A true JPH11192666A (ja) | 1999-07-21 |
Family
ID=18490917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36807597A Withdrawn JPH11192666A (ja) | 1997-12-29 | 1997-12-29 | 表皮材の木目込み固着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11192666A (ja) |
-
1997
- 1997-12-29 JP JP36807597A patent/JPH11192666A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |