JPH11192512A - パネルベンダにおける曲げ加工方法及びその装置 - Google Patents

パネルベンダにおける曲げ加工方法及びその装置

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JPH11192512A
JPH11192512A JP24354098A JP24354098A JPH11192512A JP H11192512 A JPH11192512 A JP H11192512A JP 24354098 A JP24354098 A JP 24354098A JP 24354098 A JP24354098 A JP 24354098A JP H11192512 A JPH11192512 A JP H11192512A
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JP
Japan
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work
correction value
bending
difference
inclination
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JP24354098A
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Kenichiro Sakamoto
健一郎 坂本
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Amada Co Ltd
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネルベンダにおいて、原点セットされたワ
ークの傾きを補正することにより、製品の左右フランジ
寸法の差を無くし、加工精度の向上を図ると共に、第1
フランジ寸法優先加工等を可能にし、加工範囲を拡大す
ることにある。 【解決手段】 1枚目のワークWから加工された製品K
について左右のフランジ寸法を測定し、該左右のフラン
ジ寸法の差LLRCに基づいて補正値Cmを算出し、2
枚目以降のワークWについては、この補正値Cmに基づ
いて、原点セットされたワークWを回転して、その傾き
を補正し、位置決め後のワークWに曲げ加工を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパネルベンダにおけ
る曲げ加工方法及びその装置、特にワークをマニピュレ
ータにより位置決めした後、トップダイとボトムダイに
より挟持し、ベンドビームで曲げ加工を施すパネルベン
ダにおいて、原点セットされたワークの傾きを補正する
ことにより、製品の左右のフランジ寸法の差を無くし、
加工精度の向上を図ると共に、第1フランジ寸法優先加
工等を可能にし、加工範囲を拡大するようにした曲げ加
工方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ワークを自動的に折り曲げる
ことにより、製品を大量に生産する場合には、しごき折
曲げ加工機と称されるパネルベンダが使用されている。
【0003】このパネルベンダは、例えば図5(A)に
示す構成を有し、トップダイ31とボトムダイ32によ
りワークWを挟み、ベンドビーム33を上下に旋回移動
することにより、該ワークWを折り曲げる。
【0004】上記パネルベンダ30は、その後方に、ワ
ーク位置決め装置であるマニピュレータ34を備えてい
る。
【0005】このマニピュレータ34は、ワークWを回
転軸35(C軸)により上下方向に把持し、加工する辺
の回転割り出しを行いながら該ワークWをパネルベンダ
30へ供給する。また、マニピュレータ34は、モータ
7Cとボールねじ37(Y軸)とナット36から成る駆
動系により、パネルベンダ側へ位置決め自在となってい
る。
【0006】このような構成を有するパネルベンダにお
いては、ローディング装置40(図5(B))上のワー
クWを、グリッパ43で掴んで右方(X軸上)へ移動さ
せて搬入した後、該ワークWをマニピュレータ34のC
軸35で掴み変えて前方(Y軸上)へ移動させ、ピンゲ
ージ42へ突き当てることにより、フロントテーブル4
1上において、原点セットを行う。
【0007】そして、原点セットを行った後、ワークW
を、マニピュレータ34のC軸35で把持した状態で、
Y軸37を駆動することにより前後方向に位置決めする
と共に、C軸35を駆動して加工する辺の回転割り出し
を行い、該辺に曲げ加工を施す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、パネ
ルベンダにより加工された製品の中には、図6に示すよ
うに、左右のフランジ寸法A、Bが異なるものがあり、
そのため加工精度が低いという課題がある。
【0009】その原因は、図7に示すように、原点セッ
トの精度が低下していることである。
【0010】即ち、例えば、左右のピンゲージ42の寸
法や取付位置が違っていたりして、ピンゲージの精度が
不良の場合(図7(A))、また前工程(パンチングマ
シンやシャーリングマシンによりワークを所定寸法に剪
断する工程)において、ワークWが斜めに剪断されてし
まい、ワークの精度が不良の場合(図7(B))、更に
はNCタレットパンチングマシンでワークWを打ち抜い
たときに、該ワークWに打抜き痕W1が形成され、該打
抜き痕W1とピンゲージ42とが接触する場合には(図
7(C))、いずれの場合もワークWが傾いてしまい、
原点セットの精度が低下する。
【0011】このように、従来は、原点セットの精度の
低下のために、加工時のワークWが傾いてしまい、左右
のフランジ寸法A、Bが異なる製品が加工され、加工精
度が低下していた。
【0012】この課題を解決するために、左右のピンゲ
ージ42をY軸方向に移動できるようにして、両ピンゲ
ージ42の位置を調整し、ワークWの傾きを直す試みが
なされたが、これは、構造が複雑となって部品点数が増
加するので、好ましくない。
【0013】また、従来は、図8(A)に示すように、
端面形状が長方形でないワークWを加工する場合があ
り、この場合は、製品の底辺形状が長方形になるような
(図8(B))底辺形状優先加工は可能である。
【0014】しかし、第1フランジF1、F2、F3、
F4(図8(C))の寸法が重要視される第1フランジ
寸法優先加工は、従来のパネルベンダでは実現できな
い。
【0015】更に、開口部G(図8(D))の形状が重
要視される開口部形状優先加工についても、従来のパネ
ルベンダでは実現できない。
【0016】このように、従来は、端面形状が長方形で
ないワークWを加工する場合に、第1フランジ寸法優先
加工や開口部形状優先加工が実現できず、加工範囲が狭
められていた。
【0017】本発明の目的は、パネルベンダにおいて、
原点セットされたワークの傾きを補正することにより、
製品の左右フランジ寸法の差を無くし、加工精度の向上
を図ると共に、第1フランジ寸法優先加工等を可能に
し、加工範囲を拡大することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、図1〜図4に示すように、ワークWをマ
ニピュレータ34により位置決めした後、トップダイ3
1とボトムダイ32で挟持し、ベンドビーム33により
曲げ加工を施すパネルベンダにおいて、(1)加工され
た製品Kの左右のフランジ寸法の差LLRCに基づい
て、補正値Cmを算出するステップと、(2)該補正値
Cmに基づき、原点セットされたワークWを回転させる
ことにより、ワークWの傾きを補正するステップと、
(3)傾きが補正されたワークWを位置決めするステッ
プと、(4)該位置決めされたワークWに対して、曲げ
加工を施すステップから成ることを特徴とするパネルベ
ンダにおける曲げ加工方法、及びワークWをマニピュレ
ータ34により位置決めした後、トップダイ31とボト
ムダイ32で挟持し、ベンドビーム33により曲げ加工
を施すパネルベンダにおいて、加工された製品Kの左右
のフランジ寸法の差LLRCに基づいて、補正値Cmを
算出する補正値算出手段2Bと、該補正値Cmに基づ
き、原点セットされたワークWを回転させることによ
り、ワークWの傾きを補正する回転補正手段35と、傾
きが補正されたワークWを位置決めする位置決め手段3
4と、該位置決めされたワークWに対して、曲げ加工を
施す曲げ加工手段30から成ることを特徴とするパネル
ベンダにおける曲げ加工装置という技術的手段を講じて
いる。
【0019】従って、本発明の構成によれば、1枚目の
ワークWから加工された製品Kについて左右のフランジ
寸法を測定し(図2のステップ107)、該左右のフラ
ンジ寸法の差LLRCに基づいて補正値Cmを算出し
(ステップ110)、2枚目以降のワークWについて
は、この補正値Cmに基づいて、原点セットされたワー
クWを回転して、その傾きを補正するようにしたので
(図2のステップ112)、位置決め後のワークWに曲
げ加工を施せば、製品の左右フランジ寸法の差を無く
し、加工精度の向上を図ることができると共に、第1フ
ランジ寸法優先加工等を可能にし、加工範囲を拡大する
ことができる。・
【0020】 ・
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施の形態によ
り添付図面を参照して、説明する。図1は本発明の実施
形態の全体図であり、参照符号1は入力手段、2は演算
手段、3は記憶手段、4はシーケンサ、5はC軸制御手
段である。
【0021】上記入力手段1は、ワークWの形状、大き
さ等のプログラム3Aを入力するキーボードであり、該
プログラム3Aは、後述する演算手段2を介して記憶手
段3に格納される(信号S1、S2)。この場合のプロ
グラム3Aとしては、図3、図4に示す左右のフランジ
寸法の差LLRCも含まれ、予めキーボード1から記憶
手段3へ入力しておく(図2のステップ109)。
【0022】上記演算手段2は、例えばパソコンであ
り、前記プログラム3Aを元にして制御コードを生成す
ると共に、該制御コードの動作手順により、後述する曲
げ加工制御に必要な位置決めデータを生成し、更に図1
の装置全体の制御を掌どる。
【0023】この演算手段2は、制御コード生成部2A
と位置決めデータ生成部2Bにより構成されている。
【0024】制御コード生成部2Aは、記憶手段3に格
納されているワークWの形状、大きさ等ワークデータで
あるプログラム3Aと、金型寸法や各軸のストローク等
加工に必要な基本データであるパラメータ3Bを呼び出
すことにより(信号S2)、制御コードを生成し、該制
御コードをシーケンサ4へ伝送する(信号S3)。
【0025】位置決めデータ生成部2Bは、マニピュレ
ータ34のC軸35が動作する場合に必要な補正値Cm
等を算出して、それを位置決めデータとしてシーケンサ
4へ伝送する(信号S3)。
【0026】また、上記シーケンサ4は、演算手段2か
ら伝送された制御コードと位置決めデータを一旦格納
し、制御タイミングを調整することにより(信号S
4)、後述するC軸制御部5へ伝送する。
【0027】このシーケンサ4には、前記C軸制御部5
の他、マニピュレータ34を前後方向に移動制御するY
軸制御部や(図示省略)、トップダイ31を支持するク
ランプビーム39(図5(A))を上下方向に移動制御
するZ軸制御部や(図示省略)、曲げ金型を備えたベン
ドビーム33(図5(A))を前後方向と上下方向に移
動制御するA軸・D軸制御部(図示省略)等が接続され
ている。
【0028】C軸制御部5は、上記位置決めデータ生成
部2Bにより算出された補正値Cmに基づいて指令値を
算出し、該指令値により、C軸35を制御することによ
り、該C軸35に把持されたワークWを回転させる。
【0029】このC軸制御部5により、既述した補正値
Cmを指令値としてワークWを回転させることにより、
原点セット時に傾いたワークWを補正する(図2のステ
ップ112)。
【0030】C軸制御部5は、位置決めユニット5Aと
サーボアンプ5Bとサーボモータ5Cとエンコーダ5D
により、構成されている。
【0031】このうち、位置決めユニット5Aは、シー
ケンサ4を介して伝送された補正値Cmに基づき、目標
値としての指令値を算出し、サーボアンプ5Bは、該指
令値を増幅し、サーボモータ5Cは、該指令値により駆
動しC軸35を動作させる。
【0032】また、サーボモータ5Cには、前記C軸3
5が結合されている。
【0033】C軸35は、ワークWを把持して回転する
ことにより(図5(B))、既述したワークWの補正や
(図2のステップ112)、回転割り出しを行う(図2
のステップ103)。
【0034】エンコーダ5Dは、指令値を位置決めユニ
ット5Aへフィードバックすることにより、目標値と現
在値との差が誤差信号として検出され、C軸35に把持
されたワークWが正確に回転位置決めされるようになっ
ている。
【0035】以下、上記構成を有する本発明による動作
を、図2に基づいて説明する。
【0036】(1)1枚目のワークWの加工先ず、ステ
ップ101において、ワークWを搬入して原点セットを
行い(図5(B))、ステップ102において、該ワー
クWが1枚目か否か判断し、1枚目の場合(YES)に
は、ステップ103へ進み、原点セットされたワークW
をマニピュレータ34により位置決めし、ステップ10
4において、位置決めされたワークWをトップダイ31
とボトムダイ32で挟持し、ベンドビーム33により曲
げ加工を施し、ステップ105において、加工された製
品K(図3(B)、図3(C)、図4(B)、図4
(C))を搬出する。
【0037】次に、ステップ106において、加工され
た製品Kが1枚目のワークWについてであるか否かを判
断し、1枚目である場合には(YES)、ステップ10
7において、左右のフランジ寸法A、Bを測定し、ステ
ップ108において、左右のフランジ寸法A、Bに差が
あれば(YES)、ステップ109において、左右のフ
ランジ寸法A、Bの差LLRCを入力する。
【0038】この場合、左右のフランジ寸法の差LLR
Cは、長辺・、・(図3(B))と短辺・、・(図3
(C))とでは、その入力方法が異なる。
【0039】即ち、長辺・、・については、LLRC=
A−Bであるが、短辺・、・については、LLRC=
(C−D)×底寸法X/底寸法Yである。これは、通
常、NCの入力画面が長辺・、・の底寸法Xを基準とし
ており、短辺・、・についてもそれに合わせるためであ
る。
【0040】また、第1フランジ寸法優先加工の場合は
(図4)、ステップ106において、加工された製品K
が1枚目のワークWについてであるか否かを判断し、1
枚目である場合には(YES)、ステップ107におい
て、第1フランジF1、F2、F3、F4について、左
右のフランジ寸法を測定し、ステップ108において、
左右のフランジ寸法に差があれば(YES)、ステップ
109において、左右のフランジ寸法の差を入力する。
【0041】即ち、ステップ109において、辺・の左
右のフランジ寸法A、Bの差LLRC・=A−B、辺・
の左右のフランジ寸法C、Dの差LLRC・=C−D
(図4(B))、辺・の左右のフランジ寸法E、Fの差
LLRC・=E−F、辺・の左右のフランジ寸法G、H
の差LLRC・=G−Hを(図4(C))それぞれ入力
する。
【0042】また、開口部形状優先加工の場合は、ステ
ップ109において、第1フランジ寸法優先加工の場合
に測定した左右のフランジ寸法の差の1/2の値を入力
する。
【0043】次いで、ステップ110において、補正値
Cmを、位置決めデータ生成部2B(図1)により算出
する。即ち、前記ステップ109で入力した左右のフラ
ンジ寸法の差LLRCを、補正角θ=tan-1(LLR
C/X)に変換し(図3(A)、更に該補正角θをC軸
35の移動量である補正値Cmに変換する。そして、最
初のステップ101へ進む。
【0044】また、第1フランジ寸法優先加工の場合に
は、ステップ110において、各辺の左右のフランジ寸
法の差LLRC・〜LLRC・を、補正角θ1=tan
-1(LLRC・/Y)、θ2=tan-1(LLRC・/
Y)、θ3=tan-1(LLRC・/X)、θ4=ta
n-1(LLRC・/X)に変換し(図4(A))、更に
該補正角θ1〜θ4をC軸35のパルスレート(角度/
パルス)で除することにより、移動量(パルス)である
補正値Cm1=θ1/C軸パルスレート、Cm2=θ2
/C軸パルスレート、Cm3=θ3/C軸パルスレー
ト、Cm4=θ4/C軸パルスレートに変換する。そし
て、最初のステップ101へ進む。
【0045】更に、開口部形状優先加工の場合には、既
述したように、各辺の左右のフランジ寸法の差LLRC
・〜LLRC・の1/2の値に基づいて、上記ステップ
110において、補正角θ1〜θ4へ変換すると共に、
該補正角θ1〜θ4を補正値Cm1〜Cm4に変換し、
最初のステップ101へ進む。
【0046】一方、上記ステップ108において、左右
のフランジ寸法に差が無ければ(NO)、ステップ10
9、110の補正処理をすることなく、最初のステップ
101へ進む。
【0047】(2)2枚目以降のワークWの加工先ず、
ステップ101において、ワークWを搬入して原点セッ
トを行い(図4(B))、ステップ102において、該
ワークWが1枚目か否か判断し、1枚目以降の場合(N
O)には、ステップ111において、補正値Cmが算出
されているか否か判断する。例えば、フラグが立ってい
れば(フラグ=1)、補正値Cmが算出されていると判
断し、フラグが立っていなければ(フラグ=0)、補正
値Cmが算出されていないと判断する。
【0048】そして、先の1枚目のワークWについての
ステップ110において、補正値Cmが算出されている
場合には(YES)、ステップ112において、補正値
Cmに基づいて、原点セットされたワークWを回転し、
その傾きを補正する。即ち、位置決めデータ生成部2B
で算出された補正値Cmは、シーケンサ4を介して、C
軸制御部5へ伝送され、位置決めユニット5Aで指令値
が算出され、その指令値によりC軸35が駆動し、補正
角θだけ原点セットされたワークWが回転する。
【0049】これにより、傾いたワークWは(図7、図
8(A)))補正されて平行に配置されるので、次のス
テップ103へ進む。
【0050】また、ステップ111において、補正値C
mが算出されていない場合には(NO)、即ち、先の1
枚目のワークWについてのステップ108において、加
工された製品Kの左右のフランジ寸法に差がない場合に
は、原点セットされたワークWの回転補正(ステップ1
12)をすることなく、直ちに次のステップ103へ進
む。
【0051】ステップ103においては、ワークWをマ
ニピュレータ34により位置決めし、ステップ104に
おいて、位置決めされたワークWをトップダイ31とボ
トムダイ32で挟持し、ベンドビーム33により曲げ加
工を施し、ステップ105において、加工された製品K
を搬出する。
【0052】そして、ステップ106において、加工さ
れた製品Kが1枚目のワークWについてであるか否かを
判断し、2枚目以降であるため(NO)、ステップ11
3において、加工が終了したか否かが判断され、終了し
ない場合には(NO)、ステップ101に戻って上記と
同じ動作を繰り返す。加工が終了した場合には(YE
S)、全ての動作を停止し、作業を終わる。
【0053】このように、1枚目のワークWから加工さ
れた製品Kについて左右のフランジ寸法を測定し(図2
のステップ107)、該左右のフランジ寸法の差LLR
Cに基づいて補正値Cmを算出し(ステップ110)、
2枚目以降のワークWについては、この補正値Cmに基
づいて、原点セットされたワークWを回転して、その傾
きを補正するようにした(ステップ112)。
【0054】
【発明の効果】上記のとおり、本発明によれば、パネル
ベンダにおける曲げ加工方法を、加工された製品の左右
のフランジ寸法の差に基づいて、補正値を算出し、2枚
目以降のワークについては、この補正値に基づき、原点
セットされたワークを回転させてその傾きを補正し、位
置決め後のワークに曲げ加工を施すように構成し、また
パネルベンダにおける曲げ加工装置を、補正値を算出す
る補正値算出手段と、該補正値によりワークを回転補正
する回転補正手段と、補正したワークを位置決めする位
置決め手段と、位置決めしたワークに曲げ加工を施す曲
げ加工手段により構成したことにより、製品の左右フラ
ンジ寸法の差を無くし、加工精度の向上を図ると共に、
端面形状が長方形でないワークに対しても、第1フラン
ジ寸法優先加工や開口部形状優先加工が可能になり、加
工範囲を拡大するという技術的効果を奏することとなっ
た。
【0055】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体図である。
【図2】本発明の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図3】本発明による左右のフランジ寸法の差LLRC
の入力方法の説明図である。
【図4】本発明により第1フランジ寸法優先加工、又は
開口部形状優先加工を行う場合において、左右のフラン
ジ寸法の差の入力方法の説明図である。
【図5】本発明の対象であるパネルベンダの説明図であ
る。
【図6】従来方式により加工される製品の説明図であ
る。
【図7】従来技術の課題を説明する図である。
【図8】従来技術の他の課題を説明する図である。
【符号の説明】
1 入力手段 2 演算手段 2A 制御コード生成部 2B 位置決めデータ生成部 3 記憶部 4 シーケンサ 5 C軸制御手段 W ワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークをマニピュレータにより位置決め
    した後、トップダイとボトムダイで挟持し、ベンドビー
    ムにより曲げ加工を施すパネルベンダにおいて、(1)
    加工された製品の左右のフランジ寸法の差に基づいて、
    補正値を算出するステップと、(2)該補正値に基づ
    き、原点セットされたワークを回転させることにより、
    ワークの傾きを補正するステップと、(3)傾きが補正
    されたワークを位置決めするステップと、(4)該位置
    決めされたワークに対して、曲げ加工を施すステップか
    ら成ることを特徴とするパネルベンダにおける曲げ加工
    方法。
  2. 【請求項2】 ワークをマニピュレータにより位置決め
    した後、トップダイとボトムダイで挟持し、ベンドビー
    ムにより曲げ加工を施すパネルベンダにおいて、 加工された製品の左右のフランジ寸法の差に基づいて、
    補正値を算出する補正値算出手段と、 該補正値に基づき、原点セットされたワークを回転させ
    ることにより、ワークの傾きを補正する回転補正手段
    と、 傾きが補正されたワークを位置決めする位置決め手段
    と、 該位置決めされたワークに対して、曲げ加工を施す曲げ
    加工手段から成ることを特徴とするパネルベンダにおけ
    る曲げ加工装置。
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