JP4371517B2 - 曲げ加工方法及びその方法の実施に直接使用する曲げ加工制御装置 - Google Patents

曲げ加工方法及びその方法の実施に直接使用する曲げ加工制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は曲げ加工方法、特にワークの加工時間を短縮すると共に加工範囲を拡大するようにした曲げ加工方法及びその方法の実施に直接使用する曲げ加工制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ワークを自動的に折り曲げることにより、製品を大量に生産する場合には、しごき折曲げ加工機と称されるパネルベンダが使用されている。
【0003】
このパネルベンダ30は(図1の下図)、前方のマニピュレータ47によりワークWを搬送・位置決めした後、トップダイ31とボトムダイ32によりワークWを挟み、ベンドビーム33を上下に旋回移動することにより、該ワークWを折り曲げる。
【0004】
このようなパネルベンダ30において、例えば図5に示すようなワークWを加工する場合には、下方に突き出たフランジFが邪魔になって、ベンドビーム33の標準金型である正曲げ金型33Aが所定の曲げ位置Aまで近づくことができない。
【0005】
そのため、従来は、ベンドビーム33のふところ部に、補助金型33Cを旋回自在に取り付けた。
【0006】
そして、最初は、この補助金型33Cを所定の曲げ位置Aに近づけてワークWを甘曲げして例えば45°に曲げ加工する(図6)。
【0007】
これにより、標準金型である正曲げ金型33Aが入り込めるスペースが形成されるので、その後は、正曲げ金型33Aを所定の曲げ位置AにおいてワークWに当接させ、該正曲げ金型33AによりワークWを正曲げ加工、例えば90°に曲げ加工する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、従来技術においては、ワークWの加工時間が長くなり、且つ加工範囲が狭められるという課題がある。
【0010】
即ち、従来は、甘曲げ加工を開始する場合には、補助金型33Cを(図5)下方に旋回して標準金型33Aに係止させ、甘曲げ加工が終了した場合には(図6)、補助金型33Cを上方に旋回して標準金型33Aから退避させる。
【0011】
そのため、従来は、補助金型33Cを標準金型33Aに対して着脱しなければならず、この着脱時間だけ、ワークWの加工時間が長くなる。
【0012】
また、補助金型33Cをベンドビーム33のふところ部に取り付けたため、該ベンドビーム33内部の奥行きLが(図6)小さくなっている。
【0013】
その結果、ワークWの最大フランジ高さHが制限され、上記奥行きLより大きなフランジを有するワークWは加工できなくなり、ワークWの加工範囲が狭められている。
【0014】
本発明の目的は、補助金型を用いずに標準金型のみでワークの曲げ加工を行うことにより、補助金型の着脱時間を不要にしてワークの加工時間を短縮し、またワークの最大フランジ高さを大きくしてワークの加工範囲を拡大することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記課題を解決するために、本発明は、図1〜図4に示すように、
補助金型を用いずに標準金型のみから成る曲げ金型による曲げ加工方法において、
(A)曲げ金型33A又は33Bを所定の曲げ位置A以外のワークフランジF上の曲げ位置BにおいてワークWに当接させ、該曲げ金型33A、33Bが入り込んで所定の曲げ位置AにおいてワークWに当接可能なスペースSを形成すべく、最小限度の角度(例えば45°)までワークWを曲げ加工する仮曲げ加工を行った後、
(B)該仮曲げ加工により形成されたスペースSに曲げ金型33A、33Bを入り込ませて所定の曲げ位置AにおいてワークWに当接させ、所定の角度までワークWを曲げ加工する本曲げ加工を行うことを特徴とする曲げ加工方法(請求項1)、及び上記請求項1記載の曲げ加工方法の実施に直接使用する曲げ加工制御装置であって、
上記仮曲げ加工を行う第1曲げ加工手段5と、
上記本曲げ加工を行う第2曲げ加工手段6と、
第1曲げ加工手段5と第2曲げ加工手段6が共に接続し、標準金型である正曲げ金型33A又は逆曲げ金型33Bが取り付けられているベンドビーム33のA軸20とD軸21を制御するベンドビーム制御手段7を有することを特徴とする曲げ加工制御装置(請求項2)という技術的手段を講じている。
【0017】
従って、本発明の構成によれば、例えば、図1に示すように曲げ金型33A又は33Bがパネルベンダ30のベンドビーム33に取り付けられた標準金型である正曲げ金型33A又は逆曲げ金型33Bである場合に、第1曲げ加工手段5と第2曲げ加工手段6を共にベンドビーム制御手段7に接続すれば、該ベンドビーム制御手段7を介してベンドビーム33のA軸20とD軸21を制御することができる。
【0018】
従って、第1曲げ加工手段5を作動すれば、例えば標準金型33Aである正曲げ金型33Aを(図2(A))、所定の曲げ位置A以外の例えばワークフランジFの先端に位置する曲げ位置Bにおいて、ワークWに当接させ、該正曲げ金型33Aが入り込んで所定の曲げ位置Aに当接可能なスペースSを(図2(B))形成するまでワークWを必要な角度(例えば45°)まで曲げ加工し(仮曲げ加工、図4のステップ103)、次に、第2曲げ加工手段6を作動すれば、上記形成されたスペースSに(図2(C))正曲げ金型33Aを入り込ませて所定の曲げ位置AにおいてワークWに当接させ、所定の角度(例えば90°)まで(図2(D))ワークWを曲げ加工することができる(本曲げ加工、図4のステップ105)。
【0019】
このため、本発明によれば、補助金型を用いずに標準金型のみでワークの曲げ加工を行うことが可能となり、それにより、補助金型の着脱時間が不要になってワークの加工時間を短縮することができ、また補助金型が無い分だけ奥行きが大きくなってワークの最大フランジ高さを大きくすることができ、ワークの加工範囲を拡大することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
【0021】
以下、本発明を、実施の形態により添付図面を参照して、説明する。
図1は本発明の実施形態の全体図である。
【0022】
図示するパネルベンダ30は、既述したように、トップダイ31とボトムダイ32によりワークWを挟み、ベンドビーム33を上下に旋回移動することにより、該ワークWを折り曲げるようになっている。
【0023】
そして、トップダイ31は、モータ駆動するZ軸24により上下動するクランプビーム37に支持されている。
【0024】
また、ベンドビーム33は、標準金型である正曲げ金型33Aと逆曲げ金型33Bを有し、モータ駆動するA軸20とD軸21により、前後方向と上下方向に移動するようになっている。
【0025】
本発明によれば、図2(A)に示すような下方に突き出たフランジFを有するワークWを正曲げ加工する場合には、例えばこのベンドビーム33の標準金型である正曲げ金型33Aを用いて、先ず、後述するスペースSを形成すべくワークWを曲げ加工し(仮曲げ加工、図2(B))、次に、このスペースSに上記正曲げ金型33Aを入り込ませて所定の角度(例えば90°)までワークWを正曲げ加工する(本曲げ加工、図2(D))。
【0026】
即ち、正曲げ金型33Aを、所定の曲げ位置A以外の例えば下方に突き出たフランジFの先端の位置BにおいてワークWに当接させ(図2(A))、スペースSを形成するまでワークWを曲げ加工する(図2(B))。
【0027】
このスペースSは、正曲げ金型33Aが入り込んで上記所定の曲げ位置AにおいてワークWに当接可能なスペースであり、フランジFの大きさや形状などにより異なる。
【0028】
また、フランジFの先端の曲げ位置Bに正曲げ金型33Aを当接させた状態で、ワークWを深く例えば90°まで折り曲げて行くと、フランジFの先端部分が変形し、またワークW全体の形状が変化するので好ましくない。
【0029】
そこで、本発明においては、上記スペースSが(図2(B))形成できる程度に、最小限度の角度(例えば45°)までワークWを仮に曲げ加工すればよい。
【0030】
このようにして、仮曲げ加工によりスペースSを形成した後は、正曲げ金型33Aを該スペースSに入り込ませて所定の曲げ位置Aまで移動させ、その所定の曲げ位置Aに当接させる(図2(C))。
【0031】
その後は、正曲げ金型33Aを用いて本曲げ加工、例えば所定の角度90°までワークWを正曲げ加工する(図2(D))。
【0032】
従って、本発明によれば、補助金型を用いずに標準金型のみでワークの曲げ加工を行うことにより、補助金型の着脱時間が不要となり、その分ワークの加工時間を短縮することができる。
【0033】
また、補助金型を用いないので、ベンドビーム33の奥行きは大きくなり、その分ワークの最大フランジ高さが大きくなって、ワークの加工範囲を拡大することができる。
【0034】
上記パネルベンダ30の前方には、フロントテーブル40を介して、ワーク搬送・位置決め装置であるマニピュレータ47が設置されている。
【0035】
このマニピュレータ47は、ワークWを上側タレット35と下側タレット36で上下方向に把持し、サーボモータ42によりC軸41を回転して加工する辺の回転割り出しを行いながら該ワークWをパネルベンダ30へ供給する。
【0036】
マニピュレータ47は、ナット43を介してサーボモータ45で回転駆動するボールねじ(Y軸)44に螺合しており、パネルベンダ30側へ位置決め自在となっている。
【0037】
このような構成を有するパネルベンダ30の制御装置は、CPU1と、入力手段2と、記憶手段3と、表示手段4と、第1曲げ加工手段5と、第2曲げ加工手段6と、ベンドビーム制御手段7と、クランプビーム制御手段8と、マニピュレータ制御手段9を有する。
【0038】
CPU1は、加工手順を(図4)内容とするプログラムなどを記憶手段3から呼び出してそれらを解読し、第1曲げ加工手段5などを駆動制御する他、図1に示す装置全体を制御する。
【0039】
第1曲げ加工手段5は、上記仮曲げ加工を行い、例えば正曲げ金型33Aを所定の曲げ位置A以外の曲げ位置BにおいてワークWに当接させ(図2(A))、該正曲げ金型33Aが入り込んで所定の曲げ位置AにおいてワークWに当接可能なスペースSを形成すべくワークWを曲げ加工する(図2(B))。
【0040】
第2曲げ加工手段6は、上記本曲げ加工を行い、第1曲げ加工手段5により形成されたスペースSに正曲げ金型33Aを入り込ませて所定の曲げ位置AにおいてワークWに当接させ(図2(C))、所定の角度までワークWを曲げ加工する(図2(D))。
【0041】
この第1曲げ加工手段5と第2曲げ加工手段6は(図1)、いずれもベンドビーム制御手段7に接続し、該ベンドビーム制御手段7を介してベンドビーム33のA軸20とD軸21を制御する。
【0042】
即ち、既述したように、ベンドビーム33は(図1)、A軸20により前後方向に、またD軸21により上下方向にそれぞれ移動することにより、例えば上記正曲げ金型33AによりワークWに曲げ加工を施すようになっている。
【0043】
ベンドビーム制御手段7は、このベンドビーム33のA軸20とD軸21を制御し、該ベンドビーム制御手段7には、前記したように、第1曲げ加工手段5と第2曲げ加工手段6が接続している。
【0044】
この構成により、第1曲げ加工手段5は(図1)、ベンドビーム制御手段7を介して、ベンドビーム33のA軸20とD軸21を制御して正曲げ金型33Aを駆動し(図2(A)、図2(B))、上記スペースSを形成すべく仮曲げ加工を行う(図4のステップ103)。
【0045】
また、第2曲げ加工手段6は(図1)、ベンドビーム制御手段7を介して、ベンドビーム33のA軸20とD軸21を制御して正曲げ金型33Aを駆動し(図2(C)、図2(D))、上記スペースSに正曲げ金型33Aを入り込ませることにより、仮曲げ加工されたワークWに対して本曲げ加工を行う(図4のステップ105)。
【0046】
クランプビーム制御手段8、Z軸24を制御することにより、クランプビーム37を上下方向へ移動させる。
【0047】
例えば、クランプビーム制御手段8は、後述するマニピュレータ制御手段9によりワークWが位置決めされた後、Z軸24を制御してクランプビーム37を下降させ、トップダイ31とボトムダイ32により該ワークWを挟む(図2(A))。
【0048】
また、マニピュレータ制御手段9は、マニピュレータ47のC軸41とY軸44を制御することにより、ワークWを回転・搬送位置決めする。
【0049】
例えば、マニピュレータ制御手段9は、C軸41を制御して上側タレット35と下側タレット36で把持したワークWの加工辺の回転割り出しを行った後、Y軸44を制御してマニピュレータ47を前進させ該ワークWを所定の曲げ位置Aに位置決めする(図2(A))。
【0050】
更に、本発明による加工対象であるワークWのフランジF形状は、図2に示すようなL字状ではなく、図3に示すようなコ字状でもよい。
【0051】
図3においても、上記第1曲げ加工手段5(図1)により、正曲げ金型33Aを所定の曲げ位置A以外の曲げ位置BにおいてワークWに当接させ、該正曲げ金型33Aが入り込んで所定の曲げ位置AにおいてワークWに当接可能なスペースSを形成すべくワークWを曲げ加工する(例えば45°までワークWを仮曲げ加工する)。
【0052】
また、図3において、仮曲げ加工後は、第2曲げ加工手段6(図1)により、上記第1曲げ加工手段5により形成されたスペースSに正曲げ金型33Aを入り込ませて所定の曲げ位置AにおいてワークWに当接させ、所定の角度までワークWを曲げ加工する(例えば90°までワークWを本曲げ加工する)。
【0053】
以下、上記構成を有する本発明による動作を、図4に基づいて説明する。
【0054】
(1)仮曲げ加工動作。
【0055】
先ず、図4のステップ101において、ワークWを位置決めし、次に、ステップ102において、仮曲げ加工が必要か否かを判断し、必要な場合には(YES)、ステップ103において、仮曲げ加工を行う。
【0056】
即ち、CPU1は、マニピュレータ制御手段9を介してワークWの加工辺の回転割り出しを行った後、マニピュレータ47を前進させ該ワークWを所定の曲げ位置Aに位置決めする(図2(A))。
【0057】
そして、CPU1は、クランプビーム制御手段8を介して該位置決めされたワークWをトップダイ31とボトムダイ32で挟む(図2(A))。
【0058】
ここで、CPU1は、図2(A)に示すような下方に突き出たフランジFを有するワークWを曲げ加工する場合には、仮曲げ加工が必要であると判断する。
【0059】
そのため、CPU1は(図1)、第1曲げ加工手段5を作動し、ベンドビーム制御手段7を介してベンドビーム33のA軸20とD軸21を制御し、該ベンドビーム33の正曲げ金型33Aを、所定の曲げ位置A以外のワークフランジFの先端の曲げ位置Bに当接させる(図2(A))。
【0060】
次いで、CPU1は(図1)、再度第1曲げ加工手段5を作動して、同様にA軸20とD軸21を制御し、スペースSを形成するまで正曲げ金型33AによりワークWを曲げ加工する。
【0061】
そして、図4のステップ104において、スペースSが形成されたか否かを判断し、形成されない場合には(NO)、ステップ103に戻って同じ動作を繰り返し、形成された場合には(YES)、ステップ105に進む。
【0062】
即ち、第1曲げ加工手段5は(図1)、ベンドビーム制御手段7を介してベンドビーム33のA軸20とD軸21を制御することにより、ワークWがスペースSを(図2(B))形成するまで必要な角度、例えば45°に曲げられたか否かを常に監視している。
【0063】
そして、第1曲げ加工手段5は(図1)、ワークWがスペースSを形成するのに必要な角度まで曲げられたと判断した場合には、CPU1を介して第2曲げ加工手段6に信号を送信して、本曲げ加工に入るように指示する。
【0064】
(2)本曲げ加工動作。
【0065】
そして、図4のステップ105において、本曲げ加工が行われ、ステップ106において、所定の角度か否かを判断し、所定の角度の場合には(YES)、ステップ107に進み、所定の角度で無い場合には(NO)、ステップ105に戻って同じ動作を繰り返す。
【0066】
即ち、CPU1を(図1)介して第1曲げ加工手段5から指示を受けた第2曲げ加工手段6は、ベンドビーム制御手段7を介してベンドビーム33のA軸20とD軸21を制御し、該ベンドビーム33の正曲げ金型33Aを、上記スペースSに入り込ませ(図2(C))所定の曲げ位置Aに当接させる。
【0067】
そして、第2曲げ加工手段6は(図1)、同様にA軸20とD軸21を制御し、正曲げ金型33Aを介してワークWを所定の角度例えば90°まで曲げ加工する(図2(D))。
【0068】
この間、第2曲げ加工手段6は(図1)、ベンドビーム制御手段7を介してベンドビーム33のA軸20とD軸21を制御することにより、ワークWが上記90°に曲げられたか否かを常に監視している。
【0069】
そして、第2曲げ加工手段6は(図1)、ワークWが90°まで曲げられたと判断した場合には、その動作を停止すると共に、本曲げ加工の終了をCPU1に知らせる。
【0070】
その後、図4のステップ107において、全加工が終了したか否かを判断し、終了した場合には(YES)、CPU1は、ワーク搬出装置などを制御してワークWを搬出し、終了しない場合には(NO)、ステップ102に戻って上記と同じ動作を繰り返す。
【0071】
また、ステップ102において、仮曲げ加工が不要と判断した場合は(NO)、例えばフランジFが上方に突き出ているワークWを曲げ加工する場合などであり、その場合には、ステップ105に進み、仮曲げ加工を経由せずに正曲げ金型33Aを直接に所定の曲げ位置Aに当接させ、本曲げ加工を行う。
【0072】
【発明の効果】
上記のとおり、本発明によれば、曲げ加工方法を仮曲げ加工と本曲げ加工により構成すると共に、曲げ加工制御装置を、仮曲げ加工を行う第1曲げ加工手段と、本曲げ加工を行う第2曲げ加工手段により構成したことにより、第1曲げ加工手段を作動すれば、例えばパネルベンダのベンドビームに取り付けられた標準金型である正曲げ金型を、所定の曲げ位置以外の例えばワークフランジFの先端に位置する曲げ位置において、ワークに当接させ、該正曲げ金型が入り込んで所定の曲げ位置に当接可能なスペースを形成するまでワークを必要な角度(例えば45°)まで曲げ加工し、次に、第2曲げ加工手段を作動すれば、上記形成されたスペースに正曲げ金型を入り込ませて所定の曲げ位置においてワークに当接させ、所定の角度(例えば90°)までワークを曲げ加工することができる。
【0073】
このため、本発明の構成によれば、補助金型を用いずに標準金型のみでワークの曲げ加工を行うことが可能となり、それにより、補助金型の着脱時間が不要になってワークの加工時間を短縮することができ、また補助金型が無い分だけ奥行きが大きくなってワークの最大フランジ高さを大きくすることができ、ワークの加工範囲を拡大することができるという効果を奏することとなった。
【0074】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体図である。
【図2】本発明の作用説明図である。
【図3】本発明の他の実施形態を説明する図である。
【図4】本発明の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】従来技術の構成を説明する図である。
【図6】従来技術の課題を説明する図である。
【符号の説明】
1 CPU
2 入力手段
3 記憶手段
4 表示手段
5 第1曲げ加工手段
6 第2曲げ加工手段
7 ベンドビーム制御手段
8 クランプビーム制御手段
9 マニピュレータ制御手段
20 A軸
21 D軸
24 Z軸
30 パネルベンダ
31 トップダイ
32 ボトムダイ
33 ベンドビーム
33A 正曲げ刃
33B 逆曲げ刃
35 上側タレット
36 下側タレット
40 フロントテーブル
41 C軸
42、45 サーボモータ
43 ナット
44 ボールねじ(Y軸)
W ワーク

Claims (2)

  1. 補助金型を用いずに標準金型のみから成る曲げ金型による曲げ加工方法において、
    曲げ金型を所定の曲げ位置以外のワークフランジ上の曲げ位置においてワークに当接させ、該曲げ金型が入り込んで所定の曲げ位置においてワークに当接可能なスペースを形成すべく、最小限度の角度までワークを曲げ加工する仮曲げ加工を行った後、
    仮曲げ加工により形成されたスペースに曲げ金型を入り込ませて所定の曲げ位置においてワークに当接させ、所定の角度までワークを曲げ加工する本曲げ加工を行うことを特徴とする曲げ加工方法
  2. 上記請求項1記載の曲げ加工方法の実施に直接使用する曲げ加工制御装置であって、
    上記仮曲げ加工を行う第1曲げ加工手段と、
    上記本曲げ加工を行う第2曲げ加工手段と、
    第1曲げ加工手段と第2曲げ加工手段が共に接続し、標準金型である正曲げ金型又は逆曲げ金型が取り付けられているベンドビームのA軸とD軸を制御するベンドビーム制御手段を有することを特徴とする曲げ加工制御装置。
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