JP2000015346A - しごき曲げ機によるr曲げ加工方法およびこの加工方法に用いられるしごき曲げ機 - Google Patents

しごき曲げ機によるr曲げ加工方法およびこの加工方法に用いられるしごき曲げ機

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JP2000015346A
JP2000015346A JP10189229A JP18922998A JP2000015346A JP 2000015346 A JP2000015346 A JP 2000015346A JP 10189229 A JP10189229 A JP 10189229A JP 18922998 A JP18922998 A JP 18922998A JP 2000015346 A JP2000015346 A JP 2000015346A
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Koji Adachi
弘二 安達
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率よくR曲げ加工を行うことのできるしご
き曲げ機によるR曲げ加工方法およびこの加工方法に用
いられるしごき曲げ機を提供する。 【解決手段】 ワークWの微小送りの際にワークWが曲
げ金型29と干渉しないようにするため、ワーク位置メ
モリ59に記憶されているワークWの位置と、金型位置
メモリ61に記憶されている鈍角曲げ時の金型位置か
ら、演算部63が鈍角曲げの位置にある曲げ金型29を
どのくらいの移動量だけ移動させればよいかを算出し
て、曲げ金型29を最小移動量だけ移動させることによ
りワークWとの干渉を回避し、ワークWの微小送りおよ
び曲げ金型29により鈍角曲げを繰り返してR曲げを行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワークを微小送
りすると共に曲げ金型による鈍角曲げを順次繰り返して
所定の曲げ角度だけR曲げするしごき曲げ機によるR曲
げ加工方法およびこの加工方法に用いられるしごき曲げ
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6(A),(B),(C)を参照する
に、従来よりトップダイ101とボトムダイ103によ
りワークWをクランプして、曲げ金型105を移動させ
ることによりワークWの曲げ加工を行うしごき曲げ機を
用いてR曲げを行うには、以下の手順によるのが一般的
である。
【0003】(1)図6(A)に示されているように、
ワークWをトップダイ101とボトムダイ103により
クランプする。
【0004】(2)図6(B)に示されているように、
曲げ金型105でワークWを鈍角に曲げる。
【0005】(3)図6(B)に示されているように、
曲げ金型105を下降させて退避させる。
【0006】(4)図6(B)に示されているように、
トップダイ101を上昇させてワークをアンクランプす
る。
【0007】(5)図6(B)に示されているように、
ワークWをマニピュレータ107により少しだけ送り込
む。
【0008】(6)以下、図6(C)に示されているよ
うに、前述の(1)〜(5)工程を必要なだけ繰り返
す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の技術にあっては、R曲げを多数の鈍角曲げによ
り形成しており、鈍角曲げを行うたびに何度も曲げ金型
105を上昇・下降させているためタクトがかかるとい
う問題がある。
【0010】すなわち、マニピュレータ107によりワ
ークWを少しづつ送り込みながら曲げ金型105による
鈍角曲げを繰り返す際に、鈍角曲げ加工終了後、送り込
まれるワークWとの干渉を避けるべく曲げ金型105を
下降させて退避させなければならない。この時、安全性
の確保の観点から、下降量(逃げ量)がかなり大きく設定
されているので、効率が悪いという問題がある。
【0011】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、効率よくR曲げ加工
を行うことのできるしごき曲げ機によるR曲げ加工方法
およびこの加工方法に用いられるしごき曲げ機を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明のしごき曲げ機によるR曲げ
加工方法は、トップダイとボトムダイによりクランプさ
れるワークを微小送りすると共に曲げ金型による鈍角曲
げを順次繰り返して所定の曲げ角度だけR曲げするしご
き曲げ機によるR曲げ加工方法において、予め微小送り
されたワークの位置を求めておき、各鈍角曲げが完了し
たときの曲げ金型の位置を算出し、前記ワークを微小送
りしたときに前記曲げ金型との干渉を回避するために必
要な曲げ金型の最小移動量を算出し、算出された最小移
動量だけ曲げ金型を移動させてワークの微小送りを行う
こと、を特徴とするものである。
【0013】従って、ワークの微小送りの際にワークが
曲げ金型と干渉しないようにするために、鈍角曲げの位
置にある曲げ金型を少なくともどのくらいの移動量だけ
移動させればよいかを算出して、曲げ金型を最小移動量
だけ移動させることによりワークとの干渉を回避し、ワ
ークの微小送りおよび曲げ金型による鈍角曲げを繰り返
してR曲げを行う。
【0014】請求項2による発明のしごき曲げ機による
R曲げ加工方法は、トップダイとボトムダイによりクラ
ンプされるワークを微小送りすると共に曲げ金型による
鈍角曲げを順次繰り返して所定の曲げ角度だけR曲げす
るしごき曲げ機によるR曲げ加工方法において、前記ワ
ークを微小送りして前記曲げ金型により鈍角曲げを行う
位置にこの曲げ金型を位置決めし、前記トップダイを上
昇させて前記ワークをアンクランプした状態で所定量だ
け微小送りした後、前記トップダイを下降させて前記位
置決めされた曲げ金型で鈍角曲げを行うこと、を特徴と
するものである。
【0015】従って、ワークを微小送りして鈍角曲げを
行う位置に曲げ金型を位置決めしてこの曲げ金型を固定
する。この状態で、トップダイを上昇させてアンクラン
プにしてワークを微小送りし、曲げ金型を移動させるこ
となくトップダイを下降させて鈍角曲げを行う。この鈍
角曲げの工程を繰り返してR曲げを行う。
【0016】請求項3による発明のしごき曲げ機は、ト
ップダイとボトムダイによりクランプされるワークを微
小送りすると共に曲げ金型による鈍角曲げを順次繰り返
して所定の曲げ角度だけR曲げするしごき曲げ機であっ
て、前記微小送りされたワークの位置を記憶しておくワ
ーク位置メモリと、各鈍角曲げが完了したときの曲げ金
型の位置を記憶しておく金型位置メモリと、この金型位
置メモリに記憶される前記曲げ金型の位置を基にして前
記微小送りされたワークと前記曲げ金型の干渉を回避す
るために必要な曲げ金型の最小移動量を算出する演算部
と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0017】従って、ワークの微小送りの際にワークが
曲げ金型と干渉しないようにするため、ワーク位置メモ
リに記憶されているワークの位置と、金型位置メモリに
記憶されている鈍角曲げ時の金型位置から、演算部が鈍
角曲げの位置にある曲げ金型を少なくともどのくらいの
移動量だけ移動させればよいかを算出して、曲げ金型を
最小移動量だけ移動させることによりワークとの干渉を
回避し、ワークの微小送りおよび曲げ金型による鈍角曲
げを繰り返してR曲げを行う。
【0018】請求項4による発明のしごき曲げ機は、ト
ップダイとボトムダイによりクランプされるワークを微
小送りすると共に曲げ金型による鈍角曲げを順次繰り返
して所定の曲げ角度だけR曲げするしごき曲げ機であっ
て、前記ワークを微小送りして前記曲げ金型により鈍角
曲げを行う位置にこの曲げ金型を位置決めすると共にト
ップダイを上昇させて前記ワークをアンクランプした状
態で所定量だけ微小送りした後前記曲げ金型で鈍角曲げ
を行うために前記トップダイを下降させるべく指令する
指令部を、を備えてなることを特徴とするものである。
【0019】従って、ワークを微小送りして鈍角曲げを
行う位置に曲げ金型を位置決めしてこの曲げ金型を固定
する。指令部は、この状態でトップダイを上昇させてア
ンクランプにしてワークを微小送りし、曲げ金型を移動
させることなくトップダイを下降させて鈍角曲げを行
う。この工程を繰り返してR曲げを行う。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0021】図4には、しごき曲げ機1が示されてい
る。このしごき曲げ機1においては、全体を支持する下
部フレーム3を備えており、この下部フレーム3の前部
(図4中左側)にはフロントプレート5が設けられてい
る。このフロントプレート5の上端部には、ボトムダイ
7が設けられている。
【0022】前記下部フレーム3の上方位置には、後方
(図4中右側)に設けられているヒンジピン9を支点と
して上下方向に回動自在な上部フレーム11が設けられ
ている。この上部フレーム11の前部には板押えプレー
ト13が一体的に設けられており、この板押えプレート
13の下端部には前記ボトムダイ7に対向するトップダ
イ15が設けられている。なお、板押えプレート13の
前方には、自動金型交換装置17が設けられている。
【0023】前記上部フレーム11の上面にはクランプ
用モータ19が設けられている。このクランプ用モータ
19の出力軸にはクランク軸21が設けられており、こ
のクランク軸21には弓形状のコネクティングアーム2
3の上端部がピン25を介して回転自在に取付けられて
いる。また、前記コネクティングアーム23の下端部は
前記フロントプレート5にピン27を介して回転自在に
取付けられている。
【0024】このように構成されているので、クランプ
用モータ19を駆動させると、クランク軸21が回転さ
れ、その反力によりコネクティングアーム23がピン2
7を支点として揺動する。その結果、上部フレーム11
がヒンジピン9を支点として上下方向に回動して、トッ
プダイ15が上下動する。
【0025】このようにしてトップダイ15が下降する
ことにより、ボトムダイ7上に載置されたワークWがボ
トムダイ7とトップダイ15の間にクランプされること
になる。
【0026】前記下部フレーム3の内部には、ボトムダ
イ7とトップダイ15でクランプされたワークWを上方
または下方へ折り曲げるための曲げ金型29が設けられ
ている。この曲げ金型29は正曲げ金型29Uと逆曲げ
金型29Dとで構成されている。この正曲げ金型29U
と逆曲げ金型29Dはベンドビーム31に取付けられて
いる。
【0027】このベンドビーム31の後部は、ピン33
で曲げ型フレーム35の前部に回動自在に装着されてい
る。曲げ型フレーム35には偏心軸37が装着されてお
り、この偏心軸37には従動プーリが取付けられてい
る。
【0028】前記下部フレーム3にはクリアランス調整
用モータ39が取付けられており、このクリアランス調
整用モータ39の出力軸には駆動プーリ41が取付けら
れている。この駆動プーリ41と前記従動プーリとの間
にはベルト43が巻回されている。
【0029】前記ベンドビーム31の下部にはアーム部
材45の上端が取付けられていると共に、このアーム部
材45の下端にはクランク軸47が回転自在に設けられ
ている。また、このクランク軸47はベンド用モータ4
9により回転駆動される。
【0030】このように構成されているので、ベンド用
モータ49を駆動させるとクランク軸47が回転し、ピ
ン33を支点としてベンドビーム31が回動する。これ
により、前記ボトムダイ7とトップダイ15でクランプ
されたワークWに対して、正曲げ金型29Uまたは逆曲
げ金型29Dで正曲げまたは逆曲げが行われることにな
る。
【0031】また、クリアランス調整用モータ39を駆
動せしめると、駆動プーリ41、ベルト43、従動プー
リを介して偏心軸37が回転され、これにより曲げ型フ
レーム35が図4中左右方向へ移動して曲げ金型29の
クリアランスが調整されることとなる。
【0032】なお、上述した各軸モータを制御してしご
き曲げを行う制御装置51(図1参照)が、近傍に設け
られている。
【0033】次に、図1に基づいて、制御装置51につ
いて説明する。
【0034】この制御装置51では、中央処理装置であ
るCPU53に、種々のデータを入力するためのキーボ
ードのごとき入力手段55と、種々の情報を表示するた
めのCRTのごとき出力手段57が接続されている。
【0035】また、CPU53には、所望の曲げ加工を
行うための加工プログラムと共にワークWの位置を記憶
してあるワーク位置メモリである加工プログラムメモリ
59、ベンドビーム31に装着されている正曲げ金型2
9Uおよび逆曲げ金型29Lの刃先の位置を記憶してあ
る金型位置メモリ61が接続されている。
【0036】さらに、ベンドビーム31の最小下降量
(逃げ量)を算出する演算部63、各軸モータ19、4
9、39を制御する指令部65を備えている。
【0037】次に、図2及び図3を参照して、しごき曲
げ機1によるR曲げ加工方法を説明する。
【0038】開始したら(ステップSS)、まずR曲げ
を行うべく、ベンド用モータ49、クリアランス調整用
モータ39等の回転量、ワークWの送り量(送りピッ
チ)、曲げ回数等を決定して加工プログラムを作成し、
加工プログラムメモリ59に記憶しておく(ステップS
1)。なお、ワークWの位置は、曲げるRの大きさおよ
び一ショットごとの送り込み量等に応じて計算で求めら
れるので、計算結果を加工プログラムメモリ59に記憶
しておく。
【0039】次いで、演算部63が一ショット(一曲
げ)終了時におけるベンドビーム金型位置の座標計算を
行って金型位置メモリ61に記憶する(ステップS2)
と共に、ワークWを送り込んだときにベンドビーム31
と干渉しないようなベンドビーム31の最小逃げ量を算
出して(ステップS3)、R曲げ加工を開始する(ステ
ップS4)。
【0040】加工を開始すると、マニピュレータ67に
よりワークWを一ショットに対する所定量だけ送り(ス
テップS5)、トップダイ15とボトムダイ7によりワ
ークWをクランプして(ステップS6)、ベンドビーム
31を上昇させて一ショットの鈍角曲げ加工を行う(ス
テップS7,図3(A)参照)。
【0041】一ショットの曲げ加工が完了したら、先に
求めた最小逃げ量だけベンドビーム31を下降させ(ス
テップS8)、トップダイ15を上昇させてワークWを
アンクランプする(ステップS9,図3(B)参照)。
一ショットの鈍角曲げが所定の回数行われてR曲げ加工
が完了したか判断して(ステップS10)、完了した場
合には終了する(ステップSE)。未だR曲げが完了し
ていない場合には、前述のステップS5に戻って、以後
の工程を繰り返す(図3(C)参照)。
【0042】以上の結果から、一ショットごとの曲げ終
了時の曲げ金型29の金型位置と、ワークWの位置を把
握してベンドビーム31の最小逃げ量を求めてベンドビ
ーム31を移動させるので、曲げ金型29とワークWと
の干渉を確実に回避してR曲げ加工時間の短縮を図るこ
とができる。
【0043】次に、図5を参照して、ベンドビーム31
の最小逃げ量がゼロになる場合、すなわちベンドビーム
31を退避させる必要が無い場合について説明する。
【0044】図4(A)に示されるように、ワークWを
トップダイ15とボトムダイ7によりクランプした後に
曲げ金型29を上昇させて鈍角曲げを行い、その後は図
4(B)に示されるように曲げ金型29を下降させるこ
となくトップダイ15を上昇させてワークWをアンクラ
ンプしてマニピュレータ67によりワークWを一ショッ
ト分だけ送り込む。続いて図4(C)に示されるよう
に、曲げ金型29の位置を変えることなくトップダイ1
5を下降させて鈍角曲げを行う。以後、必要なだけ繰り
返してR曲げを行う。
【0045】以上の結果から、ベンドビーム31を退避
させる必要が無いので、加工時間の短縮を図ることがで
きる。
【0046】なお、この発明は前述の実施の形態に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よるしごき曲げ機によるR曲げ加工方法では、ワークの
微小送りの際にワークが曲げ金型と干渉しないようにす
るために、鈍角曲げの位置にある曲げ金型を少なくとも
どのくらいの移動量だけ移動させればよいかを算出し
て、曲げ金型を最小移動量だけ移動させることによりワ
ークとの干渉を回避し、ワークの微小送りおよび曲げ金
型により鈍角曲げを順次繰り返してR曲げを行うので、
曲げ金型とワークとの干渉を確実に回避してR曲げ加工
時間の短縮を図ることができる。
【0048】請求項2の発明によるしごき曲げ機による
R曲げ加工方法では、ワークを微小送りして鈍角曲げを
行う位置に曲げ金型を位置決めしてこの曲げ金型を固定
する。この状態で、トップダイを上昇させてアンクラン
プにしてワークを微小送りし、曲げ金型を移動させるこ
となくトップダイを下降させて鈍角曲げを行う。この鈍
角曲げの工程を順次繰り返してR曲げを行うので、一曲
げごとに曲げ金型を退避させる必要が無く、R曲げ加工
時間の短縮を図ることができる。
【0049】請求項3の発明によるしごき曲げ機では、
ワークの微小送りの際にワークが曲げ金型と干渉しない
ようにするため、ワーク位置メモリに記憶されているワ
ークの位置と、金型位置メモリに記憶されている鈍角曲
げ時の金型位置から、演算部が鈍角曲げの位置にある曲
げ金型を少なくともどのくらいの移動量だけ移動させれ
ばよいかを算出して、曲げ金型を最小移動量だけ移動さ
せることによりワークとの干渉を回避し、ワークの微小
送りおよび曲げ金型による鈍角曲げを順次繰り返してR
曲げを行うので、曲げ金型とワークとの干渉を確実に回
避してR曲げ加工時間の短縮を図ることができる。
【0050】請求項4の発明によるしごき曲げ機では、
ワークを微小送りして鈍角曲げを行う位置に曲げ金型を
位置決めしてこの曲げ金型を固定する。指令部は、この
状態でトップダイを上昇させてアンクランプにしてワー
クを微小送りし、曲げ金型を移動させることなくトップ
ダイを下降させて鈍角曲げを行う。この鈍角曲げの工程
を順次繰り返してR曲げを行うので、一ショットごとに
曲げ金型を退避させる必要が無く、R曲げ加工時間の短
縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るしごき曲げ機の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】この発明に係るしごき曲げ機によるR曲げ加工
方法を示すフローチャートである。
【図3】(A)〜(C)は、この発明に係るしごき曲げ
機による曲げ加工方法を示す工程図である。
【図4】しごき曲げ機本体の断面図である。
【図5】(A)〜(C)は、別の実施の形態に係るしご
き曲げ機によるR曲げ加工方法を示す工程図である。
【図6】(A)〜(C)は、従来のしごき曲げ機による
R曲げ加工方法を示す工程図である。
【符号の説明】
1 しごき曲げ機 7 ボトムダイ 15 トップダイ 29 曲げ金型 59 加工プログラムメモリ(ワーク位置メモリ) 61 金型位置メモリ 63 演算部 65 指令部 W ワーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トップダイとボトムダイによりクランプ
    されるワークを微小送りすると共に曲げ金型による鈍角
    曲げを順次繰り返して所定の曲げ角度だけR曲げするし
    ごき曲げ機によるR曲げ加工方法において、予め微小送
    りされたワークの位置を求めておき、各鈍角曲げが完了
    したときの曲げ金型の位置を算出し、前記ワークを微小
    送りしたときに前記曲げ金型との干渉を回避するために
    必要な曲げ金型の最小移動量を算出し、算出された最小
    移動量だけ曲げ金型を移動させてワークの微小送りを行
    うこと、を特徴とするしごき曲げ機によるR曲げ加工方
    法。
  2. 【請求項2】 トップダイとボトムダイによりクランプ
    されるワークを微小送りすると共に曲げ金型による鈍角
    曲げを順次繰り返して所定の曲げ角度だけR曲げするし
    ごき曲げ機によるR曲げ加工方法において、前記ワーク
    を微小送りして前記曲げ金型により鈍角曲げを行う位置
    にこの曲げ金型を位置決めし、前記トップダイを上昇さ
    せて前記ワークをアンクランプした状態で所定量だけ微
    小送りした後、前記トップダイを下降させて前記位置決
    めされた曲げ金型で鈍角曲げを行うこと、を特徴とする
    しごき曲げ機によるR曲げ加工方法。
  3. 【請求項3】 トップダイとボトムダイによりクランプ
    されるワークを微小送りすると共に曲げ金型による鈍角
    曲げを順次繰り返して所定の曲げ角度だけR曲げするし
    ごき曲げ機であって、前記微小送りされたワークの位置
    を記憶しておくワーク位置メモリと、各鈍角曲げが完了
    したときの曲げ金型の位置を記憶しておく金型位置メモ
    リと、この金型位置メモリに記憶される前記曲げ金型の
    位置を基にして前記微小送りされたワークと前記曲げ金
    型の干渉を回避するために必要な曲げ金型の最小移動量
    を算出する演算部と、を備えてなることを特徴とするし
    ごき曲げ機。
  4. 【請求項4】 トップダイとボトムダイによりクランプ
    されるワークを微小送りすると共に曲げ金型による鈍角
    曲げを順次繰り返して所定の曲げ角度だけR曲げするし
    ごき曲げ機であって、前記ワークを微小送りして前記曲
    げ金型により鈍角曲げを行う位置にこの曲げ金型を位置
    決めすると共にトップダイを上昇させて前記ワークをア
    ンクランプした状態で所定量だけ微小送りした後前記曲
    げ金型で鈍角曲げを行うために前記トップダイを下降さ
    せるべく指令する指令部を、を備えてなることを特徴と
    するしごき曲げ機。
JP10189229A 1998-07-03 1998-07-03 しごき曲げ機によるr曲げ加工方法およびこの加工方法に用いられるしごき曲げ機 Pending JP2000015346A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006000920A (ja) * 2004-06-21 2006-01-05 Opton Co Ltd 曲げ加工装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006000920A (ja) * 2004-06-21 2006-01-05 Opton Co Ltd 曲げ加工装置
JP4598440B2 (ja) * 2004-06-21 2010-12-15 株式会社オプトン 曲げ加工装置

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