JPH07164200A - プレス機械の制御装置 - Google Patents
プレス機械の制御装置Info
- Publication number
- JPH07164200A JPH07164200A JP31709093A JP31709093A JPH07164200A JP H07164200 A JPH07164200 A JP H07164200A JP 31709093 A JP31709093 A JP 31709093A JP 31709093 A JP31709093 A JP 31709093A JP H07164200 A JPH07164200 A JP H07164200A
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- JP
- Japan
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- product
- machine
- time
- acceleration
- work
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- Numerical Control (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
- Control Of Presses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 機械各部の動作量,動作時間を予め演算し、
最適な動作シーケンスを生成し、常に最適時間で製品加
工を可能にしたプレス機械の制御装置を提供することに
ある。 【構成】 製品形状,フランジ高さ,底寸法などのワー
ク製品データを基にした製品加工プログラム並びに機械
の各軸における動作速度,加減速時間などのパラメータ
を入力せしめる入力手段47と、この入力手段47より
入力された製品加工プログラム並びにパラメータを記憶
せしめる記憶手段51と、この記憶手段51に記憶され
た製品加工プログラムにより各機械ユニットの移動距離
を演算し、この演算された移動距離,方向,ワーク重量
などにより決定される各機械ユニットの移動速度,加減
速時間を基に、最も短時間に加工終了できる動作シーケ
ンスを決定する動作シーケンス選択手段53と、を備え
てなることを特徴とする。
最適な動作シーケンスを生成し、常に最適時間で製品加
工を可能にしたプレス機械の制御装置を提供することに
ある。 【構成】 製品形状,フランジ高さ,底寸法などのワー
ク製品データを基にした製品加工プログラム並びに機械
の各軸における動作速度,加減速時間などのパラメータ
を入力せしめる入力手段47と、この入力手段47より
入力された製品加工プログラム並びにパラメータを記憶
せしめる記憶手段51と、この記憶手段51に記憶され
た製品加工プログラムにより各機械ユニットの移動距離
を演算し、この演算された移動距離,方向,ワーク重量
などにより決定される各機械ユニットの移動速度,加減
速時間を基に、最も短時間に加工終了できる動作シーケ
ンスを決定する動作シーケンス選択手段53と、を備え
てなることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プレス機械としての
例えばしごき曲げ機ラインにおいて最適な動作シーケン
スを組むようにしたプレス機械の制御装置に関する。
例えばしごき曲げ機ラインにおいて最適な動作シーケン
スを組むようにしたプレス機械の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス機械としての例えばしごき
曲げ機ラインにおいて、マニピュレータでワークを挾
み、曲げ位置、回転位置に位置決めした後、ターンテー
ブルでワークを回転させ、曲げたい部分をベンダ本体に
向ける。次いでワークをクランプビームでクランプし、
ベンドビームによりワークが折曲げられる。折曲げられ
た部分がコの字形状となっている場合にはワークからク
ランプビームを抜き出すために押え金型が内側に寄せら
れるものである。
曲げ機ラインにおいて、マニピュレータでワークを挾
み、曲げ位置、回転位置に位置決めした後、ターンテー
ブルでワークを回転させ、曲げたい部分をベンダ本体に
向ける。次いでワークをクランプビームでクランプし、
ベンドビームによりワークが折曲げられる。折曲げられ
た部分がコの字形状となっている場合にはワークからク
ランプビームを抜き出すために押え金型が内側に寄せら
れるものである。
【0003】このしごき曲げ機ラインにおいては、1つ
の動作シーケンスで全ての製品を加工している。すなわ
ち、考えられる動作シーケンスを全て登録し、形状によ
り場合わけされた製品パターンに1対1で対応させてい
る。
の動作シーケンスで全ての製品を加工している。すなわ
ち、考えられる動作シーケンスを全て登録し、形状によ
り場合わけされた製品パターンに1対1で対応させてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の要領
でワークを折曲げる場合、同じ製品形状でも、製品各部
の寸法,重量,機械の調整状態などにより、機械各部の
動作量,動作時間が変わってしまうので、その製品パタ
ーンに対応した動作よりも、他の動作の方が速い場合が
ある。すなわち、固定動作シーケンスでは常に最短時間
で加工ができないという問題がある。
でワークを折曲げる場合、同じ製品形状でも、製品各部
の寸法,重量,機械の調整状態などにより、機械各部の
動作量,動作時間が変わってしまうので、その製品パタ
ーンに対応した動作よりも、他の動作の方が速い場合が
ある。すなわち、固定動作シーケンスでは常に最短時間
で加工ができないという問題がある。
【0005】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ために、機械各部の動作量、動作時間を予め演算し、最
適な動作シーケンスを生成し、常に最適時間で製品加工
を可能にしたプレス機械の制御装置を提供することにあ
る。
ために、機械各部の動作量、動作時間を予め演算し、最
適な動作シーケンスを生成し、常に最適時間で製品加工
を可能にしたプレス機械の制御装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、製品形状、フランジ高さ、底寸法など
のワーク製品データを基にした製品加工プログラム並び
に機械の各軸における動作速度,加減速時間などのパラ
メータを入力せしめる入力手段と、この入力手段より入
力された製品加工プログラム並びにパラメータを記憶せ
しめる記憶手段と、この記憶手段に記憶された製品加工
プログラムにより各機械ユニットの移動距離を演算し、
この演算された移動距離,方向,ワーク重量などにより
決定される各機械ユニットの移動速度,加減速時間を基
に、最も短時間に加工終了できる動作シーケンスを決定
する動作シーケンス選択手段と、を備えてなることを特
徴とするプレス機械の制御装置を構成した。
に、この発明は、製品形状、フランジ高さ、底寸法など
のワーク製品データを基にした製品加工プログラム並び
に機械の各軸における動作速度,加減速時間などのパラ
メータを入力せしめる入力手段と、この入力手段より入
力された製品加工プログラム並びにパラメータを記憶せ
しめる記憶手段と、この記憶手段に記憶された製品加工
プログラムにより各機械ユニットの移動距離を演算し、
この演算された移動距離,方向,ワーク重量などにより
決定される各機械ユニットの移動速度,加減速時間を基
に、最も短時間に加工終了できる動作シーケンスを決定
する動作シーケンス選択手段と、を備えてなることを特
徴とするプレス機械の制御装置を構成した。
【0007】
【作用】この発明のプレス機械の制御装置を採用するこ
とにより、入力手段で製品形状,フランジ高さ,底寸法
などのワーク製品データを基にした製品加工プログラム
並びに機械の各軸における動作速度,加減速時間などの
パラメータが記憶手段に一旦記憶される。この記憶手段
に記憶された製品加工プログラムにより、各機械ユニッ
トの移動距離を演算し、この演算された移動距離,方
向,ワーク重量などにより決定される各機械ユニットの
移動速度,加減速時間を基に、動作シーケンス選択手段
で最も短時間の動作シーケンスが選ばれる。この選択さ
れた動作シーケンスを実行することにより、最も短時間
で加工される。
とにより、入力手段で製品形状,フランジ高さ,底寸法
などのワーク製品データを基にした製品加工プログラム
並びに機械の各軸における動作速度,加減速時間などの
パラメータが記憶手段に一旦記憶される。この記憶手段
に記憶された製品加工プログラムにより、各機械ユニッ
トの移動距離を演算し、この演算された移動距離,方
向,ワーク重量などにより決定される各機械ユニットの
移動速度,加減速時間を基に、動作シーケンス選択手段
で最も短時間の動作シーケンスが選ばれる。この選択さ
れた動作シーケンスを実行することにより、最も短時間
で加工される。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
に説明する。
【0009】図2を参照するに、プレス機械としての例
えばしごき折曲げ機1の前側(図2において左側)には
ワークWを搬入,搬出せしめるためのマニピュレータ3
が配置されている。しごき折曲げ機1はベンダ本体5を
備えており、このベンダ本体5の前側上部には押え下金
型7が一体化されている。前記ベンダ本体5の上方には
ヒンジピン9を支点として図2において揺動可能なクラ
ンプビーム11が設けられており、このクランプビーム
11の前側下部には前記押え下金型7と対向して押え上
金型13が取付けられている。前記ベンダ本体5とクラ
ンプビーム11との間にはワークWを折曲げるための
正、逆曲げ用のベンドビーム15A,15Bが揺動可能
に設けられている。
えばしごき折曲げ機1の前側(図2において左側)には
ワークWを搬入,搬出せしめるためのマニピュレータ3
が配置されている。しごき折曲げ機1はベンダ本体5を
備えており、このベンダ本体5の前側上部には押え下金
型7が一体化されている。前記ベンダ本体5の上方には
ヒンジピン9を支点として図2において揺動可能なクラ
ンプビーム11が設けられており、このクランプビーム
11の前側下部には前記押え下金型7と対向して押え上
金型13が取付けられている。前記ベンダ本体5とクラ
ンプビーム11との間にはワークWを折曲げるための
正、逆曲げ用のベンドビーム15A,15Bが揺動可能
に設けられている。
【0010】前記マニピュレータ3には、ワークWを載
置支持せしめるフロントテーブル17,ターンテーブル
19などを備えている。なお、上記しごき折曲げ機1並
びにマニピュレータ3はすでに公知であるから、本実施
例に必要な構成のみ概略的に説明したものである。ま
た、しごき折曲げ機1とマニピュレータ3は制御装置2
1に接続されて制御されるものである。
置支持せしめるフロントテーブル17,ターンテーブル
19などを備えている。なお、上記しごき折曲げ機1並
びにマニピュレータ3はすでに公知であるから、本実施
例に必要な構成のみ概略的に説明したものである。ま
た、しごき折曲げ機1とマニピュレータ3は制御装置2
1に接続されて制御されるものである。
【0011】前記押え上金型13のほぼ中央部には図3
(A)に示されているように、センタ金型23が設けら
れており、このセンタ金型23の左右部には中寄せ金型
25L,25Rが移動自在に設けられている。前記セン
タ金型23は流体シリンダ27に装着されたピストンロ
ッド29の先端に取付けられている。
(A)に示されているように、センタ金型23が設けら
れており、このセンタ金型23の左右部には中寄せ金型
25L,25Rが移動自在に設けられている。前記セン
タ金型23は流体シリンダ27に装着されたピストンロ
ッド29の先端に取付けられている。
【0012】前記流体シリンダ27は支持部材31に設
けられており、この支持部材31にはプーリ33が回転
自在に支承されている。このプーリ33にはタイミング
ベルト35を介して駆動プーリ37が設けられており、
この駆動プーリ37には出力軸39を介して駆動モータ
41が設けられている。
けられており、この支持部材31にはプーリ33が回転
自在に支承されている。このプーリ33にはタイミング
ベルト35を介して駆動プーリ37が設けられており、
この駆動プーリ37には出力軸39を介して駆動モータ
41が設けられている。
【0013】前記プーリ33には右ねじ43Rと左ねじ
43Lを一体化したねじが螺合されており、右ねじ43
R,左ねじ43Lにはそれぞれ前記中寄せ金型25R,
25Lが螺合されている。
43Lを一体化したねじが螺合されており、右ねじ43
R,左ねじ43Lにはそれぞれ前記中寄せ金型25R,
25Lが螺合されている。
【0014】上記構成により、流体シリンダ27を作動
せしめてピストンロッド29を縮めるとセンタ金型23
が持ち上がる。この状態で駆動モータ41を駆動せしめ
ると、出力軸39を介して駆動プーリ37が回動され
る。この駆動プーリ37の回転によりタイミングベルト
35,プーリ33を介して左,右ねじ43L,43Rが
回転されて、中寄せ金型25L,25Rが図3(B)に
示されているように、互いに接近して当接される。した
がって、クランプビーム11をワークWから抜き出され
ることになるのである。
せしめてピストンロッド29を縮めるとセンタ金型23
が持ち上がる。この状態で駆動モータ41を駆動せしめ
ると、出力軸39を介して駆動プーリ37が回動され
る。この駆動プーリ37の回転によりタイミングベルト
35,プーリ33を介して左,右ねじ43L,43Rが
回転されて、中寄せ金型25L,25Rが図3(B)に
示されているように、互いに接近して当接される。した
がって、クランプビーム11をワークWから抜き出され
ることになるのである。
【0015】前記制御装置21は、図1に示されている
ように、CPU45を備えており、このCPU45に
は、製品形状,フランジ高さ,底寸法などの製品データ
を基にした製品加工プログラム並びに機械の各軸におけ
る動作速度,加減速時間などのパラメータを入力せしめ
る例えばキーボードなどからなる入力手段47や、種々
のデータを表示せしめる例えばCRT等の表示手段49
が接続されている。
ように、CPU45を備えており、このCPU45に
は、製品形状,フランジ高さ,底寸法などの製品データ
を基にした製品加工プログラム並びに機械の各軸におけ
る動作速度,加減速時間などのパラメータを入力せしめ
る例えばキーボードなどからなる入力手段47や、種々
のデータを表示せしめる例えばCRT等の表示手段49
が接続されている。
【0016】前記入力手段47で入力された前記製品加
工プログラム並びにパラメータを一旦記憶しておく記憶
手段51が前記CPU45に接続されている。このCP
U45内には前記記憶手段51に一旦記憶された製品加
工プログラムにより各機械ユニットの移動距離を演算
し、この演算された移動距離,方向,ワーク重量などに
より決定される各機械ユニットの移動速度,加減速時間
を基に、最も短時間に加工終了できる動作シーケンスを
決定する動作シーケンス選択手段53が備えられてい
る。しかも前記CPU45にはしごき折曲げ機1,マニ
ピュレータ3を作動せしめるNC装置55が接続されて
いる。
工プログラム並びにパラメータを一旦記憶しておく記憶
手段51が前記CPU45に接続されている。このCP
U45内には前記記憶手段51に一旦記憶された製品加
工プログラムにより各機械ユニットの移動距離を演算
し、この演算された移動距離,方向,ワーク重量などに
より決定される各機械ユニットの移動速度,加減速時間
を基に、最も短時間に加工終了できる動作シーケンスを
決定する動作シーケンス選択手段53が備えられてい
る。しかも前記CPU45にはしごき折曲げ機1,マニ
ピュレータ3を作動せしめるNC装置55が接続されて
いる。
【0017】前記動作シーケンス選択手段53の具体的
な動作について説明する。図4(A)に示したように、
例えば板厚1.0,底辺寸法400×400,4辺4回
曲げ,展開寸法846×846(伸び=2×板厚)の条
件で製品を曲げる場合について、図4(B),(C)に
示した2つの動作シーケンスXとYにおいて、ターンテ
ーブル19の動作時間が変わると、加工時間がどのよう
に変わるかを比較してみる。この例で比較する動作は、
製品加工動作の中でも、ある辺の最後の曲げが終了して
クランプビーム11を上昇してから、次に曲げる辺の最
初の曲げ開始までとする。
な動作について説明する。図4(A)に示したように、
例えば板厚1.0,底辺寸法400×400,4辺4回
曲げ,展開寸法846×846(伸び=2×板厚)の条
件で製品を曲げる場合について、図4(B),(C)に
示した2つの動作シーケンスXとYにおいて、ターンテ
ーブル19の動作時間が変わると、加工時間がどのよう
に変わるかを比較してみる。この例で比較する動作は、
製品加工動作の中でも、ある辺の最後の曲げが終了して
クランプビーム11を上昇してから、次に曲げる辺の最
初の曲げ開始までとする。
【0018】動作シーケンスXは、図4(B)に示され
ているように、〜の工程である。すなわち、では
曲げ終了後、クランプビーム11を上昇せしめる。で
はマニピュプレータ3を次の曲げ位置に移動すると同時
にターンテーブル19を回転させて次の曲げ辺を向け
る。では曲げのためクランプビーム11でワークWを
クランプする。
ているように、〜の工程である。すなわち、では
曲げ終了後、クランプビーム11を上昇せしめる。で
はマニピュプレータ3を次の曲げ位置に移動すると同時
にターンテーブル19を回転させて次の曲げ辺を向け
る。では曲げのためクランプビーム11でワークWを
クランプする。
【0019】動作シーケンスYは、図4(C)に示され
ているように、〜の工程である。すなわち、では
曲げ終了後クランプビーム11を上昇せしめる。では
ワークWをベンタ本体から引き出すためのマニピュレー
タ3を移動せしめる。ではワークWを次に曲げる辺に
回転すると同時にクランプビーム11を例えば5mm程
度の少し隙間αをあけた状態で下降させる。ではマニ
ピュレータ3を次の曲げ位置まで移動させる。では曲
げのため、クランプビーム11でワークWをクランプす
る。
ているように、〜の工程である。すなわち、では
曲げ終了後クランプビーム11を上昇せしめる。では
ワークWをベンタ本体から引き出すためのマニピュレー
タ3を移動せしめる。ではワークWを次に曲げる辺に
回転すると同時にクランプビーム11を例えば5mm程
度の少し隙間αをあけた状態で下降させる。ではマニ
ピュレータ3を次の曲げ位置まで移動させる。では曲
げのため、クランプビーム11でワークWをクランプす
る。
【0020】次に、各軸の動作時間計算のためのパラメ
ータを次の表1のごとく、記憶手段51に記憶せしめ
る。
ータを次の表1のごとく、記憶手段51に記憶せしめ
る。
【0021】
【表1】 次に、サーボモータの速度指令は、図5(A)のように
なるが、この速度指令を決めるためのパラメータである
軸速度,加速時間,減速時間を表1に示したものを用い
て軸の移動距離から、移動時間を求める。
なるが、この速度指令を決めるためのパラメータである
軸速度,加速時間,減速時間を表1に示したものを用い
て軸の移動距離から、移動時間を求める。
【0022】前記図5(A)において、Vは軸の設定速
度、パルス/sec(パラメータとして設定),t1は
加速時間,sec(パラメータとして設定),t2は減
速時間,sec(パラメータとして設定),a1は加速
度,パルス/sec2 ,a2は減速度、パルス/Sec
2 ,P1は加速中の移動量,パルス,P2は減速中の移
動量、パルス,P3は定速中の移動量,パルスとする
と、移動にかかる時間tは、
度、パルス/sec(パラメータとして設定),t1は
加速時間,sec(パラメータとして設定),t2は減
速時間,sec(パラメータとして設定),a1は加速
度,パルス/sec2 ,a2は減速度、パルス/Sec
2 ,P1は加速中の移動量,パルス,P2は減速中の移
動量、パルス,P3は定速中の移動量,パルスとする
と、移動にかかる時間tは、
【数1】 となる。
【0023】但し、移動距離が短く、パラメータ設定速
度に満たない場合の速度指令は、図5(B)に示したよ
うになる。
度に満たない場合の速度指令は、図5(B)に示したよ
うになる。
【0024】すなわち、
【数2】 次に、ターンテーブル19の加速時間,減速時間ともパ
ラメータどおりの場合には、動作シーケンスX,Yは図
6に示したようになる。したがって、動作シーケンスX
は3750msecであるのに対し、動作シーケンスY
は4330msecとなるので、動作シーケンスXで加
工する方が加工時間が短くなる。
ラメータどおりの場合には、動作シーケンスX,Yは図
6に示したようになる。したがって、動作シーケンスX
は3750msecであるのに対し、動作シーケンスY
は4330msecとなるので、動作シーケンスXで加
工する方が加工時間が短くなる。
【0025】また、回転時間のワークズレ防止のため、
ターンテーブル19の加速時間を1500msec,減
速時間を1500msecに変更した場合には、動作シ
ーケンスX,Yは図7のようになる。したがって、動作
シーケンスXは4941msecとなるのに対し、動作
シーケンスYは4330msecとなるので、動作シー
ケンスYで加工する方が加工時間が短くなる。
ターンテーブル19の加速時間を1500msec,減
速時間を1500msecに変更した場合には、動作シ
ーケンスX,Yは図7のようになる。したがって、動作
シーケンスXは4941msecとなるのに対し、動作
シーケンスYは4330msecとなるので、動作シー
ケンスYで加工する方が加工時間が短くなる。
【0026】このように、機械各軸の移動量を製品加工
プログラムから演算し、軸の速度,加減速時間,アクチ
ュエータの動作時間を記憶手段51にパラメータとして
記憶し、さらに動作シーケンス選択手段53で各機械ユ
ニットの移動速度,加減速時間を基にして、最も短時間
に加工終了できる動作シーケンスを選択することによっ
て、製品寸法,形状,重量,機械の調整状態にかかわら
ず、常に最短時間で加工することができる。
プログラムから演算し、軸の速度,加減速時間,アクチ
ュエータの動作時間を記憶手段51にパラメータとして
記憶し、さらに動作シーケンス選択手段53で各機械ユ
ニットの移動速度,加減速時間を基にして、最も短時間
に加工終了できる動作シーケンスを選択することによっ
て、製品寸法,形状,重量,機械の調整状態にかかわら
ず、常に最短時間で加工することができる。
【0027】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。
【0028】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、機械各軸の移動量を製品
加工プログラムから演算し、この機械ユニットの移動速
度,加減速時間を基にして、動作シーケンス選択手段に
て最も短時間で加工終了する動作シーケンスを選択する
ことによって、製品寸法,形状,重量,機械の調整状態
にかかわらず、常に最短時間で加工することができる。
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、機械各軸の移動量を製品
加工プログラムから演算し、この機械ユニットの移動速
度,加減速時間を基にして、動作シーケンス選択手段に
て最も短時間で加工終了する動作シーケンスを選択する
ことによって、製品寸法,形状,重量,機械の調整状態
にかかわらず、常に最短時間で加工することができる。
【図1】この発明のプレス機械の制御装置における一実
施例の構成ブロック図である。
施例の構成ブロック図である。
【図2】プレス機械としてのしごき曲げ機ラインの概略
図である。
図である。
【図3】押え上金型における中央部にセンタ金型、中寄
せ金型を取付けた状態の説明図である。
せ金型を取付けた状態の説明図である。
【図4】この発明の動作シーケンス選択手段により最も
短時で加工終了する動作シーケンスの説明図である。
短時で加工終了する動作シーケンスの説明図である。
【図5】各軸における時間と移動速度との関係を説明す
る説明図である。
る説明図である。
【図6】各動作シーケンスにおける動作時間の説明図で
ある。
ある。
【図7】各動作シーケンスにおける動作時間の説明図で
ある。
ある。
1 しごき折曲げ機 3 マニピュレータ 5 ベンダ本体 7 押え下金型 11 クランプビーム 13 押え上金型 15A,15B ベンドビーム 19 ターンテーブル 21 制御装置 45 CPU 47 入力手段 51 記憶手段 53 動作シーケンス選択手段 55 NC装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 19/4155 19/416
Claims (1)
- 【請求項1】 製品形状、フランジ高さ、底寸法などの
ワーク製品データを基にした製品加工プログラム並びに
機械の各軸における動作速度,加減速時間などのパラメ
ータを入力せしめる入力手段と、この入力手段より入力
された製品加工プログラム並びにパラメータを記憶せし
める記憶手段と、この記憶手段に記憶された製品加工プ
ログラムにより各機械ユニットの移動距離を演算し、こ
の演算された移動距離,方向,ワーク重量などにより決
定される各機械ユニットの移動速度,加減速時間を基
に、最も短時間に加工終了できる動作シーケンスを決定
する動作シーケンス選択手段と、を備えてなることを特
徴とするプレス機械の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31709093A JP3388000B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | プレス機械の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31709093A JP3388000B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | プレス機械の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07164200A true JPH07164200A (ja) | 1995-06-27 |
JP3388000B2 JP3388000B2 (ja) | 2003-03-17 |
Family
ID=18084326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31709093A Expired - Fee Related JP3388000B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | プレス機械の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3388000B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0836896A2 (de) * | 1996-10-18 | 1998-04-22 | Schechtl Maschinenbau GmbH | Computersteuerbare Schwenkbiegemaschine |
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1993
- 1993-12-16 JP JP31709093A patent/JP3388000B2/ja not_active Expired - Fee Related
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