JPH10166075A - パンチング加工方法およびその装置 - Google Patents

パンチング加工方法およびその装置

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JPH10166075A
JPH10166075A JP8329798A JP32979896A JPH10166075A JP H10166075 A JPH10166075 A JP H10166075A JP 8329798 A JP8329798 A JP 8329798A JP 32979896 A JP32979896 A JP 32979896A JP H10166075 A JPH10166075 A JP H10166075A
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JP
Japan
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work
positioning
workpiece
holder
overshoot
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JP8329798A
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English (en)
Inventor
Masato Takatsu
正人 高津
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークを位置決めする際にワークのオーバシ
ュートする偏差量に応じて適正なワーク加工位置で効率
よく補正しパンチ3ング加工する。 【解決手段】 ワーク移動位置決め装置13によりワー
クWをパンチ3とダイ9のワーク加工位置へ位置決めす
る際、クランプ位置検出装置23によりワークWがワー
ク加工位置からオーバシュートする方向と偏差量を検出
し、このワークWのオーバシュート方向と偏差量に基づ
いてホルダ移動装置29により金型ホルダ27をワーク
Wの位置決め方向と同方向に移動する。ワークWがオー
バシュートする最中における実際の金型ホルダ27のワ
ーク加工位置とワークWの目標加工位置との差が小さく
なるので、オーバシュートの補正が完了するまで待たな
くともオーバシュートの最中にパンチング加工でき、ワ
ークWの加工精度を高めながら効率よくパンチング加工
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンチング加工方
法およびその装置に関し、特にワークを高速位置決めす
る際にワークがワーク加工位置からオーバシュートする
偏差量が大きくなる場合であっても適正なワーク加工位
置で効率よく補正しパンチング加工するパンチング加工
方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチプレス101では図5に示
すようにパンチ103を支承するパンチホルダ105
と、このパンチ103に対応するダイ107を支承する
ダイホルダ109が上下に対向する位置に固定されてお
り、この所定位置のパンチ103を打圧自在のストライ
カ111が上下動自在に備えられている。ワークWを把
持し且つこのワークWを移動してパンチ103とダイ1
07からなる金型113のワーク加工位置X0 (図6参
照)に移動位置決めするワーク移動位置決め装置115
が備えられている。板状のワークWを把持したワーク移
動位置決め装置115を移動することによりワークWが
前記パンチ103とダイ107のワーク加工位置X0
位置決めされ、ストライカ111によりパンチ103を
上下動せしめることによりパンチング加工される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のパン
チプレス101においては特にワークWの移動位置Xw
を高速位置決めしようとすると、図6に示されるよう
に、ワーク加工位置X0 からオーバシュートしてしまう
のでワークWを直ちに所定のワーク加工位置X0 へ位置
決めすることが難しい。このオーバシュート分△X1
け補正するにはワーク移動位置決め装置115をオーバ
シュート方向と反対方向に逆戻しする必要がある。とこ
ろが補正をするとしてもワークWを所定のワーク加工位
置X0 へ停止することができず、ワークWは再びワーク
加工位置X0 を通過して逆戻しの補正方向へわずかにオ
ーバシュート(△X2 )してしまう。
【0004】そこで、ワーク移動位置決め装置115を
前記補正方向と反対方向へ移動させて第2次補正が行わ
れ、ワークWが目標のワーク加工位置X0 へ達したとき
にパンチング加工される。
【0005】したがって、加工精度を向上させるには上
記のような繰り返しのワークWの補正処理時間が必要で
あるので、ワークWを高速位置決めすることができない
ためワークWの生産性の向上を図ることができないとい
う問題点があった。
【0006】本発明は叙上の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、ワークを位置決めする際にワ
ークのオーバシュートする偏差量に応じて適正なワーク
加工位置で効率よく補正しパンチング加工するパンチン
グ加工方法およびその装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のパンチング加工方法は、ワ
ーク移動位置決め装置の把持装置に把持されたワークを
パンチとダイの間のワーク加工位置に位置決めする位置
決め工程と、この位置決め工程のワーク位置決め時に前
記ワークがワーク加工位置からオーバシュートする方向
とこのワーク位置決め時に生じる偏差量に基づいて、パ
ンチとダイを装着する金型ホルダを前記ワークのオーバ
シュート方向に移動せしめる移動工程と、この移動工程
でパンチング加工することを特徴とするものである。
【0008】したがって、ワークをパンチとダイのワー
ク加工位置へ位置決めする際、ワークがワーク加工位置
からオーバシュートする方向と偏差量に基づいて金型ホ
ルダがワークの位置決め方向と同方向に移動するので、
ワークがオーバシュートする最中における実際の金型ホ
ルダのワーク加工位置とワークの目標加工位置との差が
小さくなるので、オーバシュートの補正が完了するまで
待たなくともオーバシュートの最中にパンチング加工で
きる。したがって、ワークは高加工精度を維持され且つ
効率よくパンチング加工される。
【0009】請求項2によるこの発明のパンチング加工
方法は、請求項1記載のパンチング加工方法において、
前記位置決め工程のワーク位置決め時に、前記金型ホル
ダを前記ワークのオーバシュート方向と検出されたオー
バシュート量をワーク加工位置との偏差量に追従して移
動せしめることを特徴とするものである。
【0010】したがって、金型ホルダがワークのオーバ
シュート方向と偏差量に追従するので、ワークのオーバ
シュート中にパンチング加工してもワークの高加工精度
が維持されるため生産効率が高くなる。
【0011】請求項3によるこの発明のパンチング加工
方法は、請求項1記載のパンチング加工方法において、
前記位置決め工程のワーク位置決め時の条件と予め設定
したデータに基づいてワークのオーバシュート方向と検
出されたオーバシュート量とワーク加工位置との偏差量
を演算し、この演算された偏差量に基づいて金型ホルダ
を移動せしめることを特徴とするものである。
【0012】したがって、請求項2のように金型ホルダ
をワークのオーバシュート方向と偏差量に追従させるこ
となく、予め設定したデータとワーク位置決め時の条件
に基づいてワークのオーバシュート方向と偏差量を演算
処理し、この演算値に基づいた偏差量の位置まで金型ホ
ルダが移動するので、ワークが効率よくしかも高加工精
度でパンチング加工される。
【0013】請求項4によるこの発明のパンチング加工
装置は、ワークにパンチング加工せしめるパンチとダイ
を装着した金型ホルダと、この金型ホルダを移動せしめ
るホルダ移動装置と、前記ワークをクランプすると共に
ワークを前記パンチとダイの間のワーク加工位置に移動
位置決めする把持装置を備えたワーク移動位置決め装置
と、この把持装置の位置を検出する位置検出装置と、前
記ワーク移動位置決め装置によりワークをワーク加工位
置に位置決めする時、前記位置検出装置により検出した
ワークのオーバシュート方向とこの検出されたオーバシ
ュート量とワーク加工位置との偏差量に基づいて前記金
型ホルダをホルダ移動装置により前記オーバシュート方
向に前記偏差量だけ移動せしめる指令を発生する制御装
置とからなることを特徴とするものである。
【0014】したがって、請求項1記載と同様であり、
ワーク移動位置決め装置によりワークをパンチとダイの
ワーク加工位置へ位置決めする際、位置検出装置により
ワーク加工位置からオーバシュートする方向と偏差量を
検出し、このワークのオーバシュート方向と偏差量に基
づいてホルダ移動装置により金型ホルダをワークの位置
決め方向と同方向に移動せしめる。而して、ワークがオ
ーバシュートする最中における実際の金型ホルダのワー
ク加工位置とワークの目標加工位置との差が小さくなる
ので、オーバシュートの補正が完了するまで待たなくと
もオーバシュートの最中にパンチング加工でき、ワーク
は加工精度を高めながら効率よくパンチング加工され
る。
【0015】請求項5によるこの発明のパンチング加工
装置は、請求項4記載のパンチング加工装置において、
前記ワーク位置決め時の条件と予め設定したデータに基
づいてワークオーバシュート方向と検出されたオーバシ
ュート量とワーク加工位置との偏差量を演算する演算装
置を備えてなることを特徴とするものである。
【0016】したがって、請求項3記載の作用と同様
に、予め設定したデータとワーク位置決め時の条件に基
づいてワークのオーバシュート方向と偏差量を演算処理
し、この演算値に基づいた偏差量の位置まで金型ホルダ
が移動するので、ワークが効率よくしかも高加工精度で
パンチング加工される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0018】本実施例に係わるパンチング加工装置1の
全体構成はすでに公知であるので、概要を簡単に説明す
ると、図1を参照するに、パンチング加工装置1はベー
ス(図示省略)の片側又は両側に立設したサイドフレー
ム(図示省略)に上部フレーム(図示省略)が支持され
た態様のフレーム構造に構成されている。前記上部フレ
ームには、パンチ3を着脱交換自在に備えたパンチホル
ダ5が装着されている。前記ベースの上面には、前記パ
ンチホルダ5に対向したダイホルダ7が装着されてお
り、このダイホルダ7には、パンチ3と対向したダイ9
が着脱交換自在に装着されている。
【0019】前記上部フレームには、前記パンチホルダ
5の上方に位置すると共にパンチ3を打圧するストライ
カ11(打圧部材)が上下動自在に装着されている。
【0020】また、パンチプレス1にはワークWを前後
左右方向へ移動位置決めするためのワーク移動位置決め
装置13が設けられており、このワーク移動位置決め装
置13にはワークWをクランプする把持装置15が備え
られている。ワーク移動位置決め装置13は把持装置1
5の本体17が正逆回転するモータ等のアクチュエータ
19により回転駆動されるボールネジ21に螺合されて
いる。
【0021】例えば、把持装置15はアクチュエータ1
9で回転駆動されるボールネジ21の回転によりX軸方
向(図1において左右方向)へ移動自在に構成されてい
る。前記アクチュエータ19はロータリエンコーダ等の
X軸位置検出器23(位置検出装置)に連結されてお
り、このX軸位置検出器23は数値制御等の制御装置
(図示省略)に電気的に接続され、前記把持装置15の
X軸方向の位置が検出される。
【0022】したがって、パンチホルダ5に装着したパ
ンチ3とダイホルダ7に装着したダイ9との間に板状の
ワークWを位置決めした後に、ストライカ11によって
パンチ3が打圧されることにより、パンチ3とダイ9に
よってワークWに打抜き加工が行われるのである。
【0023】本実施例に係わるワーク位置決め補正装置
については,特にX軸方向のワーク移動位置決め装置1
3に対するワーク位置決め補正装置25について説明す
る。
【0024】図1を参照するに、パンチホルダ5とダイ
ホルダ7からなる金型ホルダ27がホルダアクチュエー
タ29(ホルダ移動装置)によりX軸方向に移動自在に
設けられている。より詳しくは、パンチホルダ5はX軸
方向(図1において左右方向)へ延伸され且つパンチホ
ルダアクチュエータ31により駆動されるボールネジ3
3に螺合されている。一方、ダイホルダ7はX軸方向
(図1において左右方向)へ延伸され且つダイホルダア
クチュエータ35により駆動されるボールネジ37に螺
合されている。しかも、前記パンチホルダアクチュエー
タ31及びダイホルダアクチュエータ35は常時パンチ
ホルダ5とダイホルダ7が上下に対向する位置に位置す
るよう同期して作動する。
【0025】前記パンチホルダアクチュエータ31及び
ダイホルダアクチュエータ35は制御装置39に電気的
に接続され、制御装置39の指令により作動するよう構
成されている。しかも、制御装置39には演算装置41
が備えられている。
【0026】次に、上記のワーク位置決め補正装置25
の動作について説明する。
【0027】図3および図4を参照するに、制御装置3
9の指令に基づいてアクチュエータ19がボールネジ2
1を回転駆動してワークWを金型ホルダ29のワーク加
工位置X0 で停止するべく把持装置15をX軸方向へ移
動する。制御装置39はX軸位置検出器23の検知信号
によりワークWの所望の目標加工位置Xw が金型ホルダ
27のワーク加工位置X0 に到達したことを検知し、ワ
ーク移動位置決め装置13へフィードバックしてアクチ
ュエータ19の回転を停止する。
【0028】ところが、図3に示すように、把持装置1
5は所望の位置で停止できず、ワークWの目標加工位置
w は金型ホルダ27のワーク加工位置X0 から目標位
置偏差量△Xだけ僅かにオーバシュートしてしまう。制
御装置39はX軸位置検出器23によりワークWがワー
ク加工位置X0 を通過したことを検知したときに、ホル
ダアクチュエータ29を作動し、金型ホルダ27つまり
パンチホルダ5及びダイホルダ7をX軸方向へ同期して
上記のオーバシュート分(目標位置偏差量△X)だけワ
ークWに追従して移動せしめる。
【0029】より詳しくは、図2および図4を参照する
に、金型ホルダ27のワーク加工位置X0 に対する把持
装置15の位置がX軸位置検出器23の検知信号により
制御装置39へフィードバックされ、この制御装置39
はワークWの目標加工位置Xw を金型ホルダ27のワー
ク加工位置X0 へ逆戻しすべくX軸クランプアクチュエ
ータ19を逆転せしめ、把持装置15の本体17を逆戻
しする。制御装置39からホルダアクチュエータ29へ
ワークWの目標位置偏差量△Xを金型ホルダ27の追従
移動指令として与えられ、金型ホルダ27は把持装置1
5の補正動作に対応して追従するように移動するので、
実際にはワークWの目標加工位置Xw に対して金型ホル
ダ27の実質的なワーク加工位置Xh が追従して移動す
ることになる。
【0030】したがって、把持装置15がオーバシュー
トしてから逆戻しされる補正動作中においては、ワーク
Wの目標加工位置Xw と金型ホルダ27のワーク加工位
置Xh との差で表される相対偏差量Xe が極めて僅かで
ある。この状態で制御装置39はストライカ11を作動
せしめる指令を発し、ストライカ11の下降によりワー
クWをパンチング加工する。
【0031】上記のワーク位置決め補正のための金型位
置決め装置25により、ワークWの目標加工位置Xw
金型ホルダ27のワーク加工位置X0 をオーバシュート
しても、このオーバシュートの補正完了を待たずして、
ワークWは極めて短時間にパンチング加工される。特
に、ワークWの目標加工位置Xw がワーク加工位置X0
を通過した直後にパンチング加工するならば、ワークW
の生産効率は向上する。
【0032】なお、本発明のパンチング加工装置は、一
軸方向のワーク移動位置決め装置13について説明した
が、数軸方向のワーク移動位置決め装置13に対しても
適用でき、構造的には前述したX軸方向のワーク位置決
め補正のための金型位置決め装置25と同様である。例
えば、前記金型ホルダ27にはX軸方向に移動せしめる
X軸ホルダアクチュエータ及びY軸方向に移動せしめる
Y軸ホルダアクチュエータが設けられ、制御装置39か
らの追従移動量指令を受けて各ホルダアクチュエータを
回転駆動し、金型ホルダ27をX軸方向及びY軸方向へ
把持装置15の補正動作に対応して追従移動する。
【0033】また、前述した実施の形態の例とは異なる
他の実施の形態の例として、ワーク位置決め時の条件に
より、予めワークWの目標位置偏差量△Xが分かってい
る場合は、ワーク位置決め時の条件のデータ及び制御装
置39内の演算装置41によりワークWの目標位置偏差
量△Xを演算し、このワークWの目標位置偏差量△Xの
計算値に基づいてホルダアクチュエータを作動してワー
クWの目標加工位置Xw と金型ホルダ27の実質的なワ
ーク加工位置Xh との差である相対偏差量Xeに補正
し、オーバシュートの補正完了を待たなくともワークW
をパンチング加工することができる。
【0034】なお、この発明は前述した実施の形態の例
に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりそ
の他の態様で実施し得るものである。
【0035】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例から理解さ
れるように、請求項1の発明によれば、ワークをパンチ
とダイのワーク加工位置へ位置決めする際、ワークがワ
ーク加工位置からオーバシュートする方向と偏差量に基
づいて金型ホルダをワークの位置決め方向と同方向に移
動するので、ワークがオーバシュートする最中における
実際の金型ホルダのワーク加工位置とワークの目標加工
位置との差を小さくできる。したがって、オーバシュー
トの補正が完了するまで待たなくともオーバシュートの
最中にパンチング加工できるので、ワークの加工精度を
高めながら効率よくパンチング加工できる。
【0036】請求項2の発明によれば、金型ホルダがワ
ークのオーバシュート方向と偏差量に追従するので、ワ
ークのオーバシュート中にパンチング加工してもワーク
の加工精度が維持されるため生産効率を高くできる。
【0037】請求項3の発明によれば、請求項2のよう
に金型ホルダをワークのオーバシュート方向と偏差量に
追従させることなく、予め設定したデータに基づいてワ
ーク位置決め時の条件からワークのオーバシュート方向
と偏差量を演算処理し、この演算値に基づいた偏差量の
位置まで金型ホルダを移動し、ワークを効率よくしかも
高加工精度でパンチング加工できる。
【0038】請求項4の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、ワーク移動位置決め装置によりワー
クをパンチとダイのワーク加工位置へ位置決めする際、
位置検出装置によりワークがワーク加工位置からオーバ
シュートする方向と偏差量を検出し、このワークのオー
バシュート方向と偏差量に基づいて制御装置からホルダ
移動装置へ指令が発生し、金型ホルダをワークの位置決
め方向と同方向に移動する。したがって、ワークがオー
バシュートする最中における実際の金型ホルダのワーク
加工位置とワークの目標加工位置との差を小さくできる
ので、オーバシュートの補正が完了するまで待たなくと
もオーバシュートの最中にパンチング加工でき、ワーク
の加工精度を高めながら効率よくパンチング加工でき
る。
【0039】請求項5の発明によれば、請求項3記載の
効果と同様に、予め設定したデータに基づいてワーク位
置決め時の条件からワークのオーバシュート方向と偏差
量を演算処理し、この演算値に基づいた偏差量の位置ま
で金型ホルダを移動し、ワークを効率よくしかも高加工
精度でパンチング加工できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例を示すもので、パンチ
ング加工装置の概略図である。
【図2】本発明の実施の形態の例を示すもので、パンチ
ング加工装置を制御する制御装置の電気的なフローチャ
ート図である。
【図3】本発明の実施の形態の例を示すもので、ワーク
加工位置X0 に対するワークのX軸方向の位置と時間と
の関係図である。
【図4】図3のA部詳細図である。
【図5】従来例を示すもので、パンチング加工装置の概
略図である。
【図6】従来例を示すもので、ワーク加工位置X0 に対
するワークのX軸方向の位置と時間との関係図である。
【符号の説明】
1 パンチング加工装置 3 パンチ 5 パンチホルダ 7 ダイホルダ 9 ダイ 13 ワーク移動位置決め装置 15 把持装置 19 アクチュエータ 21 ボールネジ 23 X軸位置検出器(位置検出装置) 25 ワーク位置決め補正装置 27 金型ホルダ 29 ホルダアクチュエータ(ホルダ移動装置) 39 制御装置 41 演算装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】 制御装置
  1. 【請求項1】 ワーク移動位置決め装置の把持装置に把
    持されたワークをパンチとダイの間のワーク加工位置に
    位置決めする位置決め工程と、 この位置決め工程のワーク位置決め時に前記ワークがワ
    ーク加工位置からオーバシュートする方向とこのワーク
    位置決め時に生じる偏差量に基づいて、パンチとダイを
    装着する金型ホルダを前記ワークのオーバシュート方向
    に移動せしめる移動工程と、 この移動工程でパンチング加工すること特徴とするパン
    チング加工方法。
  2. 【請求項2】 前記位置決め工程のワーク位置決め時
    に、前記金型ホルダを前記ワークのオーバシュート方向
    と検出されたオーバシュート量とワーク加工位置との偏
    差量に追従して移動せしめること特徴とする請求項1記
    載のパンチング加工方法。
  3. 【請求項3】 前記位置決め工程のワーク位置決め時の
    条件と予め設定したデータに基づいてワークのオーバシ
    ュート方向と検出されたオーバシュート量とワーク加工
    位置との偏差量を演算し、この演算された偏差量に基づ
    いて金型ホルダを移動せしめること特徴とする請求項1
    記載のパンチング加工方法。
  4. 【請求項4】 ワークにパンチング加工せしめるパンチ
    とダイを装着した金型ホルダと、この金型ホルダを移動
    せしめるホルダ移動装置と、前記ワークをクランプする
    と共にワークを前記パンチとダイの間のワーク加工位置
    に移動位置決めする把持装置を備えたワーク移動位置決
    め装置と、前記把持装置の位置を検出する位置検出装置
    と、前記ワーク移動位置決め装置によりワークをワーク
    加工位置に位置決めする時、前記位置検出装置により検
    出されたオーバシュート量とワーク加工位置との偏差量
    に基づいて前記金型ホルダをホルダ移動装置により前記
    オーバシュート方向に前記偏差量だけ移動せしめる指令
    を発生する制御装置とからなることを特徴とするパンチ
    ング加工装置。
  5. 【請求項5】 前記ワーク位置決め時の条件と予め設定
    したデータに基づいてワークオーバシュート方向と検出
    されたオーバシュート量とワーク加工位置との偏差量を
    演算する演算装置を備えてなることを特徴とする請求項
    4記載のパンチング加工装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100896575B1 (ko) * 2002-09-09 2009-05-07 주식회사 포스코 강판샘플 채취장치
US7830575B2 (en) 2006-04-10 2010-11-09 Illumina, Inc. Optical scanner with improved scan time

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100896575B1 (ko) * 2002-09-09 2009-05-07 주식회사 포스코 강판샘플 채취장치
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