JPH11191115A - データベースシステムおよびその情報活用支援装置 - Google Patents

データベースシステムおよびその情報活用支援装置

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JPH11191115A
JPH11191115A JP10291654A JP29165498A JPH11191115A JP H11191115 A JPH11191115 A JP H11191115A JP 10291654 A JP10291654 A JP 10291654A JP 29165498 A JP29165498 A JP 29165498A JP H11191115 A JPH11191115 A JP H11191115A
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data
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JP10291654A
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Yasushi Wakio
康司 脇尾
Hajime Shimizu
始 清水
Ichiro Watanabe
一郎 渡辺
Shoichi Arai
祥一 新井
Tsutomu Tanaka
田中  勉
Yuji Terauchi
勇二 寺内
Yasuhiro Watanabe
康博 渡辺
Kazuhiro Takegawa
一博 竹川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/24Querying
    • G06F16/245Query processing
    • G06F16/2458Special types of queries, e.g. statistical queries, fuzzy queries or distributed queries
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S707/99931Database or file accessing
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S707/99941Database schema or data structure
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Abstract

(57)【要約】 【目的】データベース情報の信頼性および情報活用の生
産性の抜本的な向上を実現する。 【構成】基幹データベース1から読出したデータおよび
その読出したデータを加工したデータを公開データベー
ス2に格納する。セットアップ装置4および運用支援装
置5は、公開データベース2の格納データとその格納デ
ータの属性情報とを対応付けてディクショナリ3にて管
理する。問い合わせ装置6が、利用者要求に従い公開デ
ータベース2に格納されたデータと前記属性情報とに基
づいてデータを加工表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データベースシステム
に係り、特にデータベース情報のセットアップ、活用お
よび運用管理を効果的に行うデータベースシステムおよ
びデータベース情報の活用を支援して、データベース情
報のセットアップ、活用および運用管理を効果的に行う
ためのデータベースの情報活用支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】データベースシステムにおいて、業務の
種々の部門での情報の活用に際して利用される情報は、
生産管理および販売管理というような基幹業務システム
で管理され、蓄積される情報と、各部門の内部で発生す
る部門特有の情報と、市場情報などのように外部で発生
した情報とに大別することができる。基幹業務システム
で管理・蓄積される情報には、製品マスタおよび顧客マ
スタのようなマスタ情報、ならびに日々の取引が記録さ
れるトランザクション情報があり、情報活用に際して
は、時間的な整合性を保証しながら、これらの情報を組
合せることにより情報活用に利用している。
【0003】情報活用に際して、最終的に取り出す情報
の形式は、商品、顧客および店舗などのマスタ情報のデ
ータ項目の値を利用した集計が多用される。このような
場合、データ項目の配置の他に集計の対象となるデータ
項目と区分け基準などの具体的な指示を端末画面から与
えなければならない。そのため、情報活用者は、情報活
用を支援するソフトウェアの機能および操作方法を理解
するとともに、データベースで公開されているデータ項
目の値と該情報活用者が意図する区分け方法との対応関
係を意識する必要がある。また、新商品の発売および商
品の販売停止などによって、区分け方法を規定する基準
が変化する。このため、マスタ情報と独立に区分け基準
を記録管理する方式では、マスタ情報の変化に追従する
ことが困難となって、情報の不整合を生じやすく、誤っ
た情報を取り出す危険を回避することができない。
【0004】従来、データベースに対応するディクショ
ナリを作成して、データベースのデータ項目を管理する
技術が実現されている。しかし、そのディクショナリ
は、データベースを対象とするプログラムの生産性を確
立するためのデータ項目の名前およびデータ型をプログ
ラムと対応付けて管理するための情報の格納媒体であっ
たり、情報活用者に対するデータ項目の意味および使い
方などの情報を格納する媒体であったり、情報活用を容
易にすることを狙いとした多次元的なデータベース情報
の取り出しを行うための定義情報を格納する媒体であっ
たりするなど、個別の目的毎に設けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のディクショナリ
は、情報セットアップ、情報活用および情報運用管理を
中心とするシステム全体の情報管理を行うものではな
く、情報活用者の操作性および信頼性を抜本的に解決す
ることはできない。本発明は、上述した事情に鑑みてな
されたもので、原データから抽出され加工されたデータ
からなる公開データベースの格納データとその属性情報
とを対応付けて管理し、前記属性情報に基づく情報管理
および活用方式を実現することにより、データベース情
報の信頼性および情報活用の生産性の抜本的な向上を可
能とするデータベースシステムおよびデータベースの情
報活用支援装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるデータベー
スシステムおよびデータベースの情報活用支援装置は、
次のような構成により上述の目的を達成する。本発明に
よるデータベースシステムは、原データベースから読出
したデータおよびその読出したデータを加工したデータ
を公開データベースに格納するとともに、情報管理部
で、前記公開データベースの格納データとその格納デー
タの属性情報とを対応付けて管理し、問い合わせ部で、
利用者要求に従い上記公開データベースに格納されたデ
ータと前記属性情報とに基づいてデータを加工表示す
る。すなわち、本発明による第1のデータベースシステ
ムは、原データベースと、前記原データベースから読出
したデータおよびその読出したデータを加工したデータ
を格納する公開データベースと、前記公開データベース
に格納されたデータとその格納されたデータの属性情報
とを対応付けて管理する情報管理手段と、利用者要求に
従い上記公開データベースに格納されたデータと前記属
性情報とに基づいてデータを加工表示する問い合わせ手
段とを具備する。
【0007】本発明による第2のデータベースシステム
は、マスタ情報およびトランザクション情報を含む情報
を格納するデータベースと、前記データベースの前記マ
スタ情報およびトランザクション情報の少なくとも一方
のデータ項目に対応付けられた管理ポイント情報、なら
びに管理および評価の基準となる定義情報を含む情報を
格納するディクショナリと、情報活用のための管理およ
び評価の基準に対応する管理ポイントを、前記データ項
目に対応付けて、前記ディクショナリにて記録管理する
ためのセットアップ手段と、前記セットアップ手段によ
る設定に基づき、前記データベースの前記マスタ情報お
よびトランザクション情報の状態監視および情報環境の
変更を行うための運用支援手段と、利用者要求に従い、
前記管理ポイントに基づいて、前記セットアップ手段お
よび運用支援手段で処理された前記データベースのデー
タを加工出力するための問い合わせ手段とを具備する。
【0008】本発明による第1のデータベースの情報活
用支援装置は、マスタ情報およびトランザクション情報
を含むデータベースに格納されたデータ項目に対応付け
て、情報活用のための管理および評価の基準に対応する
管理ポイントを、管理ポイント情報ならびに管理および
評価の基準となる定義情報を含む情報としてディクショ
ナリに格納して、記録管理するためのセットアップ手段
と、前記セットアップ手段による設定に基づき、前記デ
ータベースの前記マスタ情報およびトランザクション情
報の状態監視および情報環境の変更を行うための運用支
援手段と、利用者要求に従い、前記管理ポイントに基づ
いて、前記セットアップ手段および運用支援手段で処理
された前記データベースのデータを加工出力するための
問い合わせ手段とを具備する。
【0009】本発明による第3のデータベースシステム
は、基幹システムのマスタ情報およびトランザクション
情報を格納するための基幹データベースと、前記基幹デ
ータベースから抽出され情報系システムのための所定の
処理が施された公開データベースと、前記基幹データベ
ースから前記公開データベースに送出されるデータを時
系列データ化するための集約形式を規定する時系列化定
義情報を含む情報を格納するためのディクショナリと、
前記基幹データベースから抽出される前記トランザクシ
ョン情報のデータを時系列データ化するための前記時系
列化定義情報を、データ項目と対応付けて、前記ディク
ショナリにて記録管理するためのセットアップ手段と、
前記セットアップ手段による設定に基づき、前記基幹デ
ータベースから前記マスタ情報およびトランザクション
情報を抽出して公開データベースを生成するとともに、
該公開データベースの状態監視および情報環境の変更を
行い且つ前記時系列化定義情報を参照して、前記基幹デ
ータベースから抽出されるデータを時系列データ化する
ための運用支援手段と、利用者要求に従い、前記時系列
化定義情報を参照して、前記時系列データを処理すると
ともに、前記セットアップ手段および運用支援手段で処
理された前記公開データベースのデータを加工出力する
ための問い合わせ手段とを具備する。
【0010】本発明による第2のデータベースの情報活
用支援装置は、基幹システムの基幹データベースに格納
されるマスタ情報およびトランザクション情報のデータ
項目に対応付けて、前記トランザクション情報のデータ
を時系列データ化するための集約形式を規定する時系列
化定義情報を、ディクショナリに格納して、記録管理す
るためのセットアップ手段と、前記セットアップ手段に
よる設定に基づき、前記基幹データベースから前記マス
タ情報およびトランザクション情報を抽出して公開デー
タベースを生成するとともに、該公開データベースの状
態監視および情報環境の変更を行い且つ前記時系列化定
義情報を参照して、前記基幹データベースから抽出され
るデータを時系列データ化するための運用支援手段と、
利用者要求に従い、前記時系列化定義情報を参照して、
前記時系列データを処理するとともに、前記セットアッ
プ手段および運用支援手段で処理された前記公開データ
ベースのデータを加工出力するための問い合わせ手段と
を具備する。
【0011】本発明による第4のデータベースシステム
は、基幹システムのマスタ情報およびトランザクション
情報を格納するための基幹データベースと、前記基幹デ
ータベースから抽出され情報系システムのための所定の
処理が施された公開データベースと、前記基幹データベ
ースおよび前記公開データベースの少なくとも一方のデ
ータベース情報の整合性を保証するためのデータセット
アップジョブおよび該データセットアップジョブの実行
に対する制約条件を定義する整合性定義情報を含む情報
を格納するためのディクショナリと、前記基幹データベ
ースから抽出される前記マスタ情報およびトランザクシ
ョン情報の少なくとも一方のデータベース情報の整合性
を保証するためのデータセットアップジョブおよび該デ
ータセットアップジョブの実行に対する制約条件を定義
する整合性定義情報を前記ディクショナリにて記録管理
するためのセットアップ手段と、前記基幹データベース
から前記マスタ情報およびトランザクション情報を抽出
して公開データベースを生成するとともに、該公開デー
タベースの状態監視および情報環境の変更を行い、且つ
前記ディクショナリの整合性定義情報を参照して、前記
データベース情報の整合性を保証するためのデータセッ
トアップジョブを実行するための運用支援手段と、利用
者要求に従い、前記セットアップ手段および運用支援手
段で処理された前記公開データベースのデータを加工出
力するための問い合わせ手段とを具備する。
【0012】本発明による第3のデータベースの情報活
用支援装置は、基幹システムの基幹データベースから抽
出されるマスタ情報およびトランザクション情報の少な
くとも一方のデータベース情報の整合性を保証するため
のデータセットアップジョブおよび該データセットアッ
プジョブの実行に対する制約条件を定義する整合性定義
情報を、該整合性定義情報を含む情報が格納されるディ
クショナリにて、記録管理するためのセットアップ手段
と、前記基幹データベースから前記マスタ情報およびト
ランザクション情報を抽出して公開データベースを生成
するとともに、該公開データベースの状態監視および情
報環境の変更を行い、且つ前記ディクショナリの整合性
定義情報を参照して、前記データベース情報の整合性を
保証するためのデータセットアップジョブを実行するた
めの運用支援手段と、利用者要求に従い、前記セットア
ップ手段および運用支援手段で処理された前記公開デー
タベースのデータを加工出力するための問い合わせ手段
とを具備する。
【0013】本発明による第5のデータベースシステム
は、基幹システムのマスタ情報およびトランザクション
情報を格納するための基幹データベースと、前記基幹デ
ータベースから抽出され情報系システムのための所定の
処理が施された公開データベースと、前記公開データベ
ースのデータベース情報に対応付けられた管理ポイント
情報、管理および評価の基準となる定義情報、ならびに
対応するデータ項目の統計情報を含む情報を格納するた
めのディクショナリと、情報活用のための管理および評
価の基準に対応する管理ポイントを、前記公開データベ
ースのデータベース情報のデータ項目に対応付けて、前
記定義情報および統計情報と共に前記ディクショナリに
て記録管理するためのセットアップ手段と、前記基幹デ
ータベースから前記マスタ情報およびトランザクション
情報を抽出して公開データベースを生成し、且つ該公開
データベースの状態監視および情報環境の変更を行うた
めの運用支援手段と、利用者要求に従い、前記管理ポイ
ントを参照して、前記セットアップ手段および運用支援
手段で処理された前記公開データベースのデータを、前
記管理ポイントを少なくとも1つの軸としてグラフ化し
て利用者に提示し、そのグラフ化された情報に基づいて
利用者が決定した問い合わせ条件に従って加工出力する
ための問い合わせ手段とを具備する。
【0014】本発明による第4のデータベースの情報活
用支援装置は、公開データベースのデータベース情報の
データ項目に対応付けて、情報活用のための管理および
評価の基準に対応する管理ポイントを、前記管理ポイン
ト情報、管理および評価の基準となる定義情報、ならび
に対応するデータ項目の統計情報を含む情報としてディ
クショナリに格納して、記録管理するためのセットアッ
プ手段と、前記セットアップ手段による設定に基づき、
基幹システムの基幹データベースからマスタ情報および
トランザクション情報を抽出して前記公開データベース
を生成するとともに、該公開データベースの状態監視お
よび情報環境の変更を行うための運用支援手段と、利用
者要求に従い、前記管理ポイントを参照して、前記セッ
トアップ手段および運用支援手段で処理された前記公開
データベースのデータを、前記管理ポイントを少なくと
も1つの軸としてグラフ化して利用者に提示し、そのグ
ラフ化された情報に基づいて利用者が決定した問い合わ
せ条件に従って加工出力するための問い合わせ手段とを
具備する。
【0015】本発明による第6のデータベースシステム
は、基幹システムのマスタ情報およびトランザクション
情報を格納するための基幹データベースと、前記基幹デ
ータベースから抽出され情報系システムのための所定の
処理が施された公開データベースと、前記公開データベ
ースのデータベース情報に対応付けられた管理ポイント
情報、ならびに管理および評価の基準となる定義情報を
含む情報を格納するためのディクショナリと、情報活用
のための管理および評価の基準に対応する管理ポイント
を、前記公開データベースのデータベース情報のデータ
項目と対応付けて、前記ディクショナリにて記録管理す
るためのセットアップ手段と、利用者要求に従い、前記
管理ポイントを参照して、前記公開データベースのデー
タに所定の処理を施して加工出力するとともに、利用者
からの不都合に対するクレームを示すクレーム情報を収
集するための問い合わせ手段と、前記基幹データベース
から前記マスタ情報およびトランザクション情報を抽出
して公開データベースを生成し、且つ該公開データベー
スの状態監視および情報環境の変更を行うとともに、収
集された前記クレーム情報に基づいて、管理者へのクレ
ームの通知および管理者の操作に基づくデータベース情
報の整備を行うための運用支援手段とを具備する。
【0016】本発明による第5のデータベースの情報活
用支援装置は、公開データベースのデータベース情報の
データ項目に対応付けて、情報活用のための管理および
評価の基準に対応する管理ポイントを、前記管理ポイン
ト情報ならびに管理および評価の基準となる定義情報を
含む情報としてディクショナリに格納して、記録管理す
るためのセットアップ手段と、利用者要求に従い、前記
管理ポイントを参照して、前記公開データベースのデー
タに所定の処理を施して加工出力するとともに、利用者
からの不都合に対するクレームを示すクレーム情報を収
集するための問い合わせ手段と、基幹システムの基幹デ
ータベースからマスタ情報およびトランザクション情報
を抽出して前記公開データベースを生成し、且つ該公開
データベースの状態監視および情報環境の変更を行うと
ともに、収集された前記クレーム情報に基づいて、管理
者へのクレームの通知および管理者の操作に基づくデー
タベース情報の整備を行うための運用支援手段とを具備
する。
【0017】
【作用】本発明によるデータベースシステムでは、原デ
ータベースから読出したデータおよびその読出したデー
タを加工したデータを公開データベースに格納するとと
もに、情報管理部で、前記公開データベースの格納デー
タとその格納データの属性情報とを対応付けて管理し、
問い合わせ部で、利用者要求に従い上記公開データベー
スに格納されたデータと前記属性情報とに基づいてデー
タを加工表示する。
【0018】さらに具体的には、本発明によるデータベ
ースシステムおよびその情報活用支援装置では、マスタ
情報とトランザクション情報の関係に着目し、マスタ情
報を構成するデータ項目から全システム共通の、または
業務固有の管理や評価の基準などが対応しているデータ
項目を属性情報としての管理ポイントとして抽出し、管
理や評価の基準となる定義情報を付加することにより、
容易で且つ信頼性の高い情報活用を実現する。前記全シ
ステム共通のデータ項目は、例えば生産、販売などのよ
うな経営管理面で全社共通のデータ項目であり、また管
理や評価の基準となる定義情報は、例えば、商品の括り
を商品コードで規定したり、取引額により取引先の評価
基準を規定したりする定義情報である。
【0019】そして、本発明によるデータベースシステ
ムおよびその情報活用支援装置では、マスタ情報やトラ
ンザクション情報の抽出に関連させて、管理ポイントを
任意にデータ項目と関連付けて記録管理すること、マス
タ情報のデータ項目を加工しまたは情報を追加すること
により新たな管理ポイントを追加すること、管理ポイン
トを参照しながら情報活用者の意図を解釈して最適な最
終形式の情報を取り出すこと、およびデータベースと関
連付けられた管理ポイントを含む情報を記録管理するデ
ィクショナリの円滑な運用と信頼性の維持を支援するこ
とを、ディクショナリを中心にして処理するとともに、
情報の統合化を実現する。
【0020】管理ポイントは、マスタ情報を構成するデ
ータ項目と関連付けてディクショナリで記録管理され、
例えば、基幹業務システムから送出される情報をマスタ
情報とトランザクション情報に分離し、マスタ情報を構
成するデータ項目を端末画面で確認しながら管理ポイン
トを設定するとともに、管理ポイントを設定するデータ
項目を選択した後に、区分けする方式を規定する定義を
データ項目の値に意味付ける形式で階層的に付加するこ
ともできる。
【0021】情報活用にあたっては、利用者の最小限度
の指示をもとにシステムがディクショナリの管理ポイン
トを参照してデータの集計・加工方式を導き出して最終
の情報取り出し形式を決定することができる。この場
合、利用者の最小限度の指示は、例えば端末装置の画面
に表示されるデータ項目の一覧からの必要とする項目の
選択指示により行われる。管理ポイントに付加する定義
情報は、集計・加工方式や情報のレイアウト等の形式を
システムが自動的に決定することができるように工夫さ
れており、この決定は、端末画面で選択したデータ項目
が管理ポイントとして定義されているか否か、選択した
データ項目を端末画面のレイアウト画面の何処の位置に
割当てたか否かにより行われる。
【0022】
【実施例】次に、本発明に係るデータベースの情報活用
支援装置を備えたデータベースシステムの実施例を図面
を参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の各実施例に共通なデータ
ベースシステムの原理的な構成を示している。図1のデ
ータベースシステムは、基幹データベース1、公開デー
タベース2、ディクショナリ3、セットアップ装置4、
運用支援装置5、問い合わせ装置6および情報ファイル
7を備えている。このデータベースシステムのデータベ
ースは、原データベースである基幹データベース1およ
び公開データベース2で構成される。基幹データベース
1は、基幹システムのマスタ情報およびトランザクショ
ン情報を格納する。公開データベース2は、基幹データ
ベース1から抽出され、所定の処理が施された情報から
なるデータベースである。
【0024】ディクショナリ3は、基幹データベース1
のマスタ情報に関連付けられた管理ポイント情報、なら
びに管理および評価の基準となる定義情報を属性情報と
して格納する。ディクショナリ3には、その他の情報を
属性情報として格納するようにしてもよい。
【0025】セットアップ装置4、運用支援装置5およ
び問い合わせ装置6は、情報が記憶装置に格納されて構
成される基幹データベース1、公開データベース2、デ
ィクショナリ3および情報ファイル7の記憶情報を取り
扱うための主としてソフトウェアにより実現される機能
である。セットアップ装置4および運用支援装置5は情
報管理部を構成する。セットアップ装置4は、情報活用
のための管理および評価の基準に対応する管理ポイント
を、マスタ情報のデータ項目に関連付けて、ディクショ
ナリ3にて記録管理する。セットアップ装置4は、基幹
データベース1のマスタ情報およびトランザクション情
報の少なくとも一方の公開データベース2への抽出処理
にともなって、前記管理ポイントをデータ項目に関連付
けて記録管理する。運用支援装置5は、セットアップ装
置4による設定に基づく前記マスタ情報およびトランザ
クション情報の状態監視および情報環境の変更を行う。
問い合わせ装置6は、業務処理操作に基づき、管理ポイ
ントを参照して、セットアップ装置4および運用支援装
置5で処理された最終形式の情報を、利用可能な形態と
して取り出す。情報ファイル7は、システムの運用およ
び各部の動作に関連して用いられる各種の情報を格納す
る。
【0026】《実施例1》本発明の第1の実施例は、図
1に示したデータベースシステムの原理的な構成におけ
るセットアップ装置4、問い合わせ装置6および運用支
援装置5の機能構成に特徴がある。図2、図3および図
4は、それぞれ本発明の第1の実施例によるデータベー
スシステムにおけるセットアップ装置4、問い合わせ装
置6および運用支援装置5の機能構成の詳細を示す。
【0027】図2に示すように、セットアップ装置4
は、情報セットアップ主制御部11、データ項目情報定
義部12、テーブル情報定義部13、テーブル区分部1
4、テーブル結合定義部15、演算加工データ項目定義
部16、関数パラメタ定義部17、データ項目集団化定
義部18、管理ポイント定義部19、区分け情報定義部
20、データ項目管理支援部21、テーブル管理支援部
22、およびポイント管理支援部23を有する。
【0028】図3に示すように、問い合わせ装置6は、
情報活用主制御部31、レイアウト決定部32、区分け
情報選択最適化部33、集団化データ項目選択部34、
情報取り出し駆動部35、検索加工部36、関数処理部
37、メディア変換部38、および情報表示連携部39
を有する。
【0029】図4に示すように、運用支援装置5は、運
用管理支援主制御部41、抽出ジョブ定義部42、情報
抽出部43、区分け情報整合性保証部44、およびデー
タベースチューニング部45を有する。情報抽出部43
は、基幹業務システムの基幹データベース1から送出さ
れる送出データベース1Aから抽出したデータを公開デ
ータベース2へ出力する。データベースチューニング部
45は、上述した情報ファイル7に含まれる利用ログフ
ァイル7Aを参照する。
【0030】次に、上述した各部の機能および動作につ
いて、具体的な操作および処理に関連して詳細に説明す
る。 (1-1) 基幹データベースから公開データベースへの抽出
ジョブの生成 運用支援装置5は、基幹業務システムの基幹データベー
ス1から送出されたデータベース情報(1A)を公開デ
ータベース2に取り込むための抽出ジョブ(抽出手続
き)を生成し(抽出ジョブ定義部42)、それを実行し
(情報抽出部43)、且つチューニングする(データベ
ースチューニング部45)機能を有しており、データベ
ースの円滑な運用を支援する。この運用支援装置5の全
体を運用管理支援主制御部41で制御している。
【0031】運用管理支援主制御部41は、所定の処理
を起動するために、端末装置の画面に、例えば図5に示
すように運用管理の初期メニューを表示する。端末操作
者が図5のメニューから例えば抽出ジョブ定義に対応す
るメニュー項目を、マウス等を利用して選択すると、抽
出ジョブ定義部42に制御がわたり、基幹データベース
情報の抽出ジョブの定義が行われる。なお、基幹データ
ベース1から公開データベース2へのデータ取り込みに
際し、時系列データについては、時系列データ特有の抽
出処理を行うようにしてもよい。この時系列データ特有
の抽出処理については、本発明の第2の実施例で述べ
る。前記メニューからデータベースチューニングに対応
するメニュー項目が選択されると、データベースチュー
ニング部45に制御がわたり、データベースの利用の履
歴情報が記録される利用ログ情報に基づいてデータベー
スをチューニングして処理効率の向上を図るためのデー
タベースチューニング機能が動作するようにしてもよ
い。
【0032】データベース情報の整合性を保証するため
に、前記抽出ジョブ同士を関連付けて実行する順序を規
定したり、前記抽出ジョブを実行する場合の制約条件な
ど定義するようにしてもよい。このようなデータベース
情報の整合性の保証についての詳細は、本発明の第3の
実施例で説明する。基幹データベース情報の抽出ジョブ
定義部42は、基幹業務システムから送出される基幹デ
ータベース1のデータベース情報を公開データベース2
へ取り込むための処理を行う抽出ジョブを生成し、ディ
クショナリ3に格納する。この抽出ジョブ定義部42
は、生成されディクショナリ3に格納されたジョブを変
更しまたは削除する機能をも有している。
【0033】基幹データベース情報の抽出ジョブ定義部
42は、ディクショナリ3で記録・管理されている抽出
ジョブ情報を端末装置の画面に一覧表示する。すなわ
ち、ディクショナリ3の抽出ジョブ情報記録域には、図
6に示すように、抽出ジョブ情報D1が格納され、この
抽出ジョブ情報としては実行形式プログラムである抽出
ジョブの所在を示す所在情報D2も含まれており、抽出
ジョブ自体D3はディクショナリ3の抽出ジョブ記録域
に格納される。抽出ジョブの選択に際しては、図7に示
すように前記抽出ジョブ情報の一覧と、「終了」、「追
加」、「変更」および「削除」の各ボタンが表示され
る。マウス等を使用して「追加」のボタンを選択するこ
とにより、新規に抽出ジョブを定義することができる。
また、ある抽出ジョブを、マウス等を用いて選択した後
に、「変更」のボタンを選択することにより、選択され
た定義済みの抽出ジョブの内容を変更することができ
る。また、ある抽出ジョブを選択した後に、「削除」の
ボタンを選択することにより、選択された定義済みの抽
出ジョブを削除することができる。抽出ジョブの定義
は、基幹業務システムの基幹データベース1から抽出す
べきテーブルの選択、データ項目の選択、および検索条
件の指示を端末装置から行うことにより、所望のデータ
を公開データベース2にテーブルとして抽出・登録する
ための処理手続きを、抽出ジョブとして生成することを
基本としている。さらにこの場合、COBOL等のプロ
グラム言語で記述されたプログラムを抽出ジョブとして
割り当てることも可能とする。
【0034】先に述べたように、「追加」のボタンを選
択することにより、抽出ジョブを定義することが可能と
なる。この場合、図8に示すような抽出ジョブの属性を
定義するためのワークシートが端末装置の画面に表示さ
れ、キーボード等を介しての入力操作により、抽出ジョ
ブの属性、例えば、抽出ジョブ名、抽出元スキーマ名、
抽出先スキーマ名、テーブル名、および作成者等、を定
義することができる。図8に示す画面には、属性定義用
のワークシートに加えて、「確定」および「取消」のボ
タンが表示される。
【0035】図8のワークシートに属性が定義された状
態で、「確定」のボタンが選択されると、抽出ジョブの
生成が開始される。抽出ジョブの生成に際しては、ま
ず、基幹業務システムの基幹データベース1から送出さ
れるデータベース情報を、図9に示すように、テーブル
単位で端末装置の画面に一覧表示し、抽出するテーブル
をマウス等により選択することを可能とする。図9の画
面には、「終了」および「確定」のボタンも表示され
る。
【0036】図9の画面にて、抽出するテーブルが選択
され、「確定」ボタンが選択されると、図10に示すよ
うに、選択されたテーブルを構成するデータ項目を端末
装置の画面に一覧表示し、抽出の対象とするデータ項目
をマウスなどを使用して選択することを可能とする。図
10の画面には、「確定」、「取消」および「演算・加
工」のボタンも表示される。図9の画面で、複数のテー
ブルが選択された場合は、図10の画面に相当する画面
で、それら複数のテーブルを構成するデータ項目の一覧
を端末装置の画面に表示し、それらを関係付けて選択す
ることにより、複数のテーブル間の結合条件を自動的に
生成する。
【0037】また、図10の画面で、「演算・加工」の
ボタンをマウスなどを使用して選択することにより、デ
ータ項目間の演算・加工を行った結果を抽出することが
できる。「演算・加工」のボタンが選択されると、演算
・加工式を定義するためのワークシートが端末装置の画
面に表示され、データ項目の一覧からデータ項目を、そ
して演算子の一覧から演算子を、それぞれマウス等を使
用して選択し、ワークシートに貼り付けることによっ
て、所望の演算・加工式を定義することができる。抽出
するデータ項目が選択され、「確定」ボタンが選択され
ることにより、抽出するデータ項目が確定し、図11に
示すような基本的な抽出ジョブが生成される。基本手続
きの生成が完了すると、それに続いて抽出条件を設定す
るための抽出条件一覧画面が図12に示すように端末装
置の画面に表示される。図12の画面には、「確定」、
「追加」および「削除」のボタンも表示される。「追
加」のボタンをマウス等で選択することにより、図13
に示すように個別の抽出条件を設定するためのワークシ
ートが端末装置の画面に表示されて、抽出条件を定義す
ることが可能となる。図13の画面には、「確定」およ
び「取消」のボタンも表示される。
【0038】具体的には、例えば図13に示す端末装置
の画面の左側のデータ項目の一覧から、条件を設定する
データ項目をマウス等を用いて選択することにより、図
13の右側のワークシートにデータ項目名が転記され
る。データ項目が文字型である場合には、ワークシート
の下段に文字型の条件を設定するための操作パーツを表
示し、それをマウス等を用いて選択することにより、条
件式を完成させることができる。
【0039】すなわち、図13では、データ項目である
「a」を画面左側から選択した後、比較文字列として
「1」を入力し、「前方一致」を選択することにより、
「a LIKE '1%'」が生成されることを示している。条件
式の定義が完了し、図13の画面において、「確定」の
ボタンを選択すると、図14に示すような抽出条件一覧
の画面に復帰する。この場合、図12の画面とほぼ同様
であるが、図14では、一覧表に上述で定義した条件式
が追加表示される。図14の画面には、「確定」、「追
加」、「変更」および「削除」のボタンも表示される。
【0040】図14の画面で、マウス等を使用して条件
式を選択した後に、「変更」のボタンを選択すると、図
13のような抽出条件設定ワークシートが、端末装置の
画面に再度表示され、既に設定した条件式を変更するこ
とが可能となる。また、条件式を選択した後に、「削
除」のボタンを選択することにより、指定した条件式を
削除することができる。全ての抽出条件の定義が完了
し、「確定」のボタンを選択することにより、一連の抽
出条件の定義が完了し、図11に示した抽出ジョブが図
15に示すように変更される。このようにして生成され
た抽出ジョブについて、図16に示すように、ディクシ
ョナリ3の抽出ジョブ情報記憶域に抽出ジョブ情報が書
き込まれるとともに、ディクショナリ3の抽出ジョブ記
憶域に抽出ジョブが書き込まれる。抽出ジョブのディク
ショナリ3への書き込みが完了すると、図17に示すよ
うな抽出ジョブ選択画面に復帰する。図17の抽出ジョ
ブ選択画面では、一連の抽出ジョブの定義で追加した抽
出ジョブ「EXTRACT1」が図7の抽出ジョブ選択の一覧画
面にさらに追加されている。
【0041】(1-2) 基幹データベースの公開データベー
スへの取り込み 運用支援装置5の全体を制御している運用管理支援主制
御部41は、起動時および他の処理(例えば上述した抽
出ジョブ定義処理)の終了後に、端末装置の画面に、図
5に示したような、所定の処理を起動するための初期メ
ニューを表示する。端末操作者が、基幹データベース1
から公開データベース2へのデータ抽出を行うための抽
出ジョブ実行に対応するメニュー項目をマウス等で選択
することにより、情報抽出部43に制御がわたされ、抽
出ジョブが起動される。基幹データベース情報の情報抽
出部43は、基幹データベース情報の抽出ジョブ定義部
42で生成された抽出ジョブを起動して、基幹業務シス
テムの基幹データベース1から送出されるデータベース
1Aから所定のデータベース情報を抽出して公開データ
ベース2に与える。抽出ジョブの起動に際しては、情報
抽出部43の制御により、図18に示すように、ディク
ショナリ3で記録・管理されている抽出ジョブ情報の一
覧を、端末装置の画面に表示させ、端末操作者が任意の
抽出ジョブをマウス等を操作して選択することにより、
該抽出ジョブを起動することができる。図18の画面に
は、「確定」、「絞り込み」および「終了」のボタンも
表示される。また、「絞り込み」のボタンをマウス等に
より選択すると、絞り込みのためのワークシートが端末
装置の画面に表示され、ワークシートに対して、ジョブ
実行日が指定日以降のものなどの絞り込み条件を指定す
ることができる。
【0042】図18の一覧表から所望の抽出ジョブを選
択し、「確定」のボタンを選択することにより、選択さ
れたジョブが実行され、図19のように、実行の結果を
示すメッセージが端末装置の画面に出力される。抽出ジ
ョブの実行により、公開データベース2にテーブルが抽
出・登録され、ディクショナリ3の抽出ジョブ情報記録
域のジョブ実行日欄が当該日付で更新される。
【0043】図16のように、抽出ジョブ記録域で記録
・管理している基本情報の欄「未」である場合、または
図18の画面に対して、端末操作者によりデータ項目の
基本情報の取り込みが指示された場合には、データ項目
の基本情報の取り込み(すなわちデータ項目属性情報の
作成・更新)が実行される。データ項目の基本情報は、
ディクショナリ3にテーブル管理情報とともに記録・管
理される。図20にディクショナリ3におけるテーブル
管理情報記録域のテーブル管理情報の記録形式を、図2
1にデータ項目記録域のデータ項目およびデータ項目属
性記録域のデータ項目属性(基本情報を含む)の記録形
式を示す。抽出ジョブが実行されると、図22に示すよ
うに抽出ジョブ選択画面の抽出ジョブの一覧表にジョブ
実行日が書き込まれる。
【0044】(1-3) データ項目情報の定義 セットアップ装置4は、基幹データベース1および公開
データベース2に存在するテーブルおよび該テーブルを
構成するデータ項目の各種属性を定義したり(データ項
目情報定義部12、テーブル情報定義部13、テーブル
区分部14、テーブル結合定義部15、データ項目管理
支援部21、テーブル管理支援部22)、管理のポイン
トを定義したりする(管理ポイント定義部19、区分け
情報定義部20、ポイント管理支援部23)などの機能
を持ち、さらにデータベース情報の活用を容易にし且つ
信頼性を高めるためのディクショナリ3で記録・管理す
る各種情報のセットアップ(演算加工データ項目定義部
16、関数パラメタ定義部17、データ項目集団化定義
部18)を行う。このセットアップ装置4の全体を情報
セットアップ主制御部11で制御している。
【0045】セットアップ装置4の全体を制御する情報
セットアップ主制御部11は、セットアップに係る所定
の処理を起動するために、端末装置の画面に、例えば図
23に示すようにセットアップ処理の初期メニューを表
示する。端末操作者が、図23のメニューから、例えば
データ項目の定義に対応するメニュー項目をマウス等の
操作で選択することにより、データ項目情報定義部12
に制御がわたされる。データ項目情報定義部12は、属
性情報を定義・変更するデータ項目の選択を行うため
に、図24に示すようにテーブルの区分の一覧表を端末
装置の画面に表示し、マウス等を用いたテーブル区分の
選択が可能となる。図24の例では、マスタのテーブル
区分を選択した状態を示している。テーブル区分が選択
されると、図25に示すように、選択されたテーブルの
区分に属するテーブルが端末装置の画面に一覧表示さ
れ、マウス等を使用した端末操作者によるテーブルの選
択が可能となる。図25では、マスタのテーブル区分に
属するテーブルの一覧が表示されており、この場合、例
えばテーブル名「out」(営業所マスタ)が選択され
る。
【0046】前記テーブルの一覧から選択されたテーブ
ルを構成するデータ項目が、図26に示すように、端末
装置の画面に一覧表示され、属性を定義・変更しようと
するデータ項目の選択が可能となる。前記テーブルを構
成するデータ項目の一覧は、ディクショナリ3で、図2
7に示すようにして記録管理しているデータ項目記録情
報を参照して生成される。図27には、ディクショナリ
3のデータ項目記録域およびデータ項目属性記録域の様
子の一例が示されている。
【0047】この場合、図26の前記データ項目の一覧
において、マウス等の操作により、例えばデータ項目の
名称「a」が選択される。こうして、データ項目が選択
されると、図28に示すように、データ項目の属性情報
の一部(拡張情報)を定義・更新するためのワークシー
トを、端末装置の画面の右側に表示して、キーボード等
を用いて定義入力することを可能とする。このとき、定
義・変更することが可能な属性情報(拡張情報)には、
例えば、データ項目を一覧から選択する場合の第一の手
掛かりとなったり、最終的にデータベース情報を取り出
す場合の見出しとして利用されたりする見出し、および
数値型データの単位等がある。単位については、データ
ベース情報に付加された単位および演算規則をもとにし
た自動演算に利用することができる。また、カレンダに
ついては、目的別カレンダを適用したデータベース情報
の活用に利用することができる。
【0048】前記データ項目間には、例えば、営業所コ
ードの項目「a」と営業所名の項目「b」などの相互関係
が存在することがあるが、そのような場合、「a」の区
分にコード、「b」の区分にラベル、適用に「a」などと
定義することにより、「a」と「b」を一体化データ項目
として定義することができる。このようにすることによ
り、データベース情報の活用段階で必要となるデータ項
目を選択する際に、端末装置の画面に表示されるデータ
項目の一覧からラベルである「b」を排除し、「a」の適
用欄で定義した代表名称である営業所のみを表示して、
一覧表示の認識容易性を向上させるとともに、用途に合
わせてコードおよびラベルをシステムが自動的に使い分
けることを実現している。そのため、データベース情報
の活用者は、コードおよびラベル等を個別に使い分ける
必要がない。データ項目の属性情報の拡張情報の定義・
更新の際に、区分の選択を「コード」とすると、図29
に示すように、一体化データ項目の名称、すなわち一体
化名の入力欄がワークシートに追加表示される。図29
では、一体化名として、「営業所」を定義している。
【0049】図28および図29のようなワークシート
に、端末操作者によりキーボード等を用いて属性情報が
入力され、マウス等を用いて確定のボタンが選択される
と、1つのデータ項目の定義の完了と認識し、ディクシ
ョナリ3のデータ項目属性記録域(図27参照)の該当
欄を更新する。更新操作が行われると、表示画面からワ
ークシートを消去して、次のデータ項目の選択を可能に
する。また、上述したデータ項目の属性情報の拡張情報
の定義・更新の際に、区分の選択を「ラベル」とする
と、図30に示すように、対応するコードの入力欄がワ
ークシートに追加表示される。対応するコードは、画面
の左側のデータ項目の一覧表からマウス等を用いて選択
することができる。図30では、ラベルであるデータ項
目「b」に対応するコードとしてデータ項目「a」を定義
している。
【0050】図31に示すように、テーブル「out」の
「a」〜「o」のすべてのデータ項目の定義が完了した段
階での、ディクショナリのデータ項目記録域/データ項
目属性記録域の拡張情報は、例えば図32のような状態
になっている。
【0051】(1-4) テーブル情報の定義(テーブルの区
分) セットアップ装置4の情報セットアップ主制御部11の
制御により、セットアップに係る所定の処理を起動する
ための例えば図23に示すようなセットアップ処理の初
期メニューが、端末装置の画面に表示される。端末操作
者が、図23のメニューから、テーブル情報の定義、す
なわちテーブルの定義に対応するメニュー項目をマウス
等の操作で選択することにより、テーブル情報定義部1
3に制御がわたされる。
【0052】テーブル情報定義部13は、テーブルのセ
ットアップ操作を容易にするためのテーブルの区分(意
味的な分類)、テーブル間の結合条件、およびテーブル
に対するカレンダの付与を定義する。そのため、テーブ
ル情報定義部13は、例えば図33に示すように、テー
ブルの区分、テーブルの結合定義、およびカレンダの付
与の各定義機能を起動するためのメニューを端末装置の
画面に表示する。このメニューにおいて、端末操作者が
テーブルの区分に対応するメニュー項目をマウス等を用
いて選択することにより、テーブル情報定義部13はテ
ーブル区分部14に制御をわたす。テーブルに対してカ
レンダを付与することにより、このカレンダに基づき、
目的別のカレンダを適用したデータベース情報の活用を
行うことが可能となる。
【0053】テーブル区分部14は、公開データベース
2に登録・管理されているテーブルを区分する処理を行
う。公開データベース2に登録・管理されているテーブ
ルは、マスタ情報、加工済みマスタ情報、トランザクシ
ョン情報、加工済トランザクション情報、時系列情報お
よび2次テーブル等に区分することができる。テーブル
区分部14は、ディクショナリ3のテーブル管理情報記
録域で記録・管理されている図34のようなテーブル管
理情報を参照して、図35に示すように、端末装置の画
面にテーブルを区分ごとに一覧表示する。図35では、
画面左側の一覧から「マスタ」を選択した後に、「確
定」のボタンを選択する場合を示している。「確定」の
ボタンが選択されると、図36のように端末装置の画面
の右側に当該区分に属するテーブルの一覧が表示され
る。このテーブルの一覧表示により、区分毎のテーブル
を知ることが可能となる。図36の画面において、「取
消」のボタンを選択することにより、テーブルの一覧表
示を端末装置の画面から消去して、図35のテーブル区
分の選択の画面状態に復帰する。
【0054】また、図35のテーブル区分の選択画面に
表示されるテーブル区分の一覧における「未区分テーブ
ル」のテーブル数より、未区分のテーブルが1個存在す
ることがわかる。そこで、「未区分テーブル」を選択し
た後に、「確定」のボタンを選択することにより、図3
7に示されるように、端末装置の画面の右側に未区分の
テーブルが一覧表示される。図37では、未区分のテー
ブルとして、「out」というテーブル名のテーブルが存
在することが表示されている。この状態で、端末装置の
画面の右側の未区分テーブルの一覧における未区分のテ
ーブルを選択し、左側のテーブル区分の一覧の該当する
区分の位置に貼り付けることにより区分を設定・変更す
ることができる。図38は、テーブル「out」をテーブ
ル区分「マスタ」に区分する場合を模式的に示してい
る。テーブル区分の一覧において、上述の設定にしたが
ってテーブルの表示が移動するとともに、ディクショナ
リ3上のテーブル管理情報域のテーブル区分欄が設定さ
れたテーブル区分に対応するコードで更新される。
【0055】すなわち、貼り付け操作により、当該テー
ブルの区分が決定されて、図39に示すように、端末装
置の画面右側の未区分テーブル一覧から当該テーブルが
消去され、画面左側のテーブル区分一覧におけるテーブ
ル数が変更される。図39では、テーブル区分「マス
タ」のテーブル数が「2」から「3」に変更され、「未
区分テーブル」のテーブル数が「1」から「0」に変更
されている。この表示の変更と同時に、ディクショナリ
3のテーブル管理情報記録域のテーブル区分欄も図40
のように書換えられる。このとき、図41のように、テ
ーブル区分「マスタ」のテーブル一覧を表示させること
により、未区分であった「out」がマスタとして区分さ
れたことを確認することができる。
【0056】(1-5) テーブル情報の定義(テーブルの結
合定義) テーブル情報定義部13によるテーブルのセットアップ
操作を容易にするためのテーブル間の結合条件の定義に
ついて説明する。テーブル情報定義部13は、例えば図
33に示すメニューから、端末操作者がテーブルの結合
定義に対応するメニュー項目を選択すると、テーブル結
合定義部15に制御をわたす。
【0057】テーブル結合定義部15は、公開データベ
ース2に登録・管理されているテーブルの結合を定義す
る。テーブルの結合を定義することにより、データベー
ス情報の活用段階で複数のテーブルにまたがるデータ項
目を選択した場合に、利用者がテーブルを結合させるた
めの条件をその都度入力する必要がなくなる。
【0058】テーブル結合の有無は、図42に示すよう
に、ディクショナリ3のテーブル管理情報記録域で記録
・管理される。さらに結合条件は、後述するように、テ
ーブルを物理的に結合するために使用するコードからな
るデータ項目および結合方法を含むテーブル結合管理情
報テーブルで記録・管理される。このテーブル結合管理
情報テーブルは、ディクショナリ3のテーブル結合管理
情報域に格納されるテーブル結合定義部15は、結合す
るテーブルの選択を容易にするために、図43に示すよ
うに、テーブルの区分を選択するための2つの一覧表を
端末装置の画面の左右に表示し、マウス等によるテーブ
ル区分の選択を可能にする。
【0059】図43に示された上述の2つの一覧表にお
いて、例えば「マスタ」と「トランザクション」とのテ
ーブル区分が選択されるものとする。図44に示すよう
に、選択されたテーブルの区分「マスタ(情報)」およ
び「トランザクション(情報)」にそれぞれ属するテー
ブルを端末装置の画面の左右に一覧表示し、端末操作者
が結合しようとするテーブルを選択する。図44におい
て、例えば「BB」および「CC」が選択される。このよう
に、テーブルが選択されると、図45に示すように、各
テーブルを構成するデータ項目がそれぞれ端末装置の画
面の左右に一覧表示され、結合キーとなるデータ項目の
選択が可能となる。この場合、データ項目は、端末操作
者の指示にしたがって段階的に選別表示される。最初
は、ディクショナリ3上のデータ項目属性記録域の区分
欄が結合コードまたはコードであるデータ項目が表示さ
れ、その状態で所望の結合キーが表示されなかった場合
は、詳細なデータ項目を表示させるための「詳細表示」
のボタンを選択することにより、残りのデータ項目を表
示させることができる。
【0060】図45において、例えば、テーブル「BB」
のkeyxとテーブル「CC」のkeyxを結合キーとして選択す
るものとする。結合キーが画面の左右の一覧から選択さ
れた後に、「確定」ボタンが選択されると、図46に示
すように結合方法を定義するためのワークシートが端末
装置の画面に表示されて、結合方法の定義が可能とな
る。結合方法には、図47に示される4つの結合方法が
あり、ディクショナリ3で記録・管理される図48のよ
うなテーブル結合管理情報域のテーブル結合管理情報テ
ーブルにおける結合方法欄に結合方法に対応するコード
が記録される。
【0061】結合方法の選択は、図46に示すように結
合方法の選択定義のためのワークシート上で、所望の結
合方法を選択することにより行われる。例えば、図46
では、結合方法として「両方のテーブルを対等にした横
結合」をマウス等を用いて選択した後に、「了解」のボ
タンを選択することを示している。「了解」のボタンが
選択されることにり、一組のテーブルの結合定義が完結
し、ディクショナリ3で記録・管理されるテーブル結合
管理情報、テーブル管理情報、およびデータ項目属性情
報の該当欄が図48、図49および図50に示すように
それぞれ更新される。例えば、図50のデータ項目属性
領域では区分欄のコードが結合キーに変更される。
【0062】(1-6) 演算・加工データ項目の定義 セットアップ装置4の情報セットアップ主制御部11の
制御により、セットアップに係る所定の処理を起動する
ための例えば図23に示すようなセットアップ処理の初
期メニューが、端末装置の画面に表示される。端末操作
者が、図23のメニューから、演算・加工データ項目の
定義に対応するメニュー項目をマウス等の操作で選択す
ることにより、演算加工データ項目定義部16に制御が
わたされる。演算加工データ項目定義部16は、公開デ
ータベース2に実在するデータ項目の演算・加工によ
り、公開データベース2に実在しないデータ項目を生成
する方法を定義する。この演算加工データ項目定義部1
6で定義されたデータ項目は、実在するデータ項目と同
様にディクショナリ3のデータ項目記録域とデータ項目
属性記録域で記録・管理される。このシステムには、目
的・業務別のカレンダを適用して演算・加工を実行する
機能も設けることができる。演算加工データ項目定義部
16は、演算・加工を定義するデータ項目の選択を容易
にするために、図51に示すように、テーブル区分の一
覧表を端末装置の画面に表示し、マウス等を用いたテー
ブル区分の選択を可能とする。この場合、図51におい
て、例えば、「マスタ」および「トランザクション」の
テーブル区分を選択する。
【0063】次に、図52に示すように、選択されたテ
ーブルの区分に属するテーブルが端末装置の画面に一覧
表示され、端末操作者がマウス等を用いてテーブルを選
択することを可能とする。この場合、図52において、
例えば、「out」および「CC」のテーブルを選択する。
テーブルが選択されると、演算加工データ項目定義部1
6は、ディクショナリ3のデータ項目記録域およびデー
タ項目属性記録域(図53参照)で記録管理されている
データ項目記録情報を参照して、図54に示すように、
選択されたテーブルを構成するデータ項目を端末装置の
画面に一覧表示するとともに、画面の右側に演算・加工
式を定義するためのワークシートを表示する。
【0064】演算・加工式の定義用のワークシートにお
いては、データ項目を一覧表から選択し、演算子(+,
−,×,÷)、数値および関数の選択を適宜繰り返すこ
とにより、演算・加工式を生成することができる。関数
を引用して演算・加工式を生成するようにすることも可
能である。図54には、実在するデータ項目である売上
高を営業員数で割ることにより一人当たり売上高を計算
する式を定義する状況を示している。このようにして定
義したデータ項目は、データベース情報の活用段階にお
いて実在するデータ項目に含めて一覧表示され、該当す
るデータ項目を選択するだけで自動的に演算がスケジュ
ールされ所要のデータ値を取り出すことができる。した
がって、データベース情報利用者は、演算・加工を考慮
する頻度が減少し操作性の向上の恩恵を受けることがで
きる。また、演算・加工済みのデータ項目をデータベー
ス上に実在させる必要がなくなり、データベースの容量
を減少させることが可能となる。
【0065】図54のように、画面の左側に一覧表示さ
れるデータ項目は、端末操作者の指示により段階的に選
別表示される。最初は、ディクショナリ3上のデータ項
目属性記録域の区分欄がデータであるデータ項目が表示
され、そこで演算・加工を定義するデータ項目を見つけ
ることができなかった場合には、詳細のデータ項目の表
示に対応する「詳細表示」のボタンをマウス等で選択す
ることにより、残りのデータ項目を表示させることがで
きる。また、図54のワークシートにおいて、「確定」
ボタンを選択することにより、図55に示すように、そ
のときに定義した演算・加工データ項目の属性情報を定
義するためのワークシートを表示し、キーボード等を用
いての属性情報の定義を可能とする。
【0066】図55のデータ項目属性定義ワークシート
の画面において、「確定」のボタンをマウス等で選択す
ることにより、演算・加工データ項目の定義が完了し、
図56のように、データ項目の一覧表に追加表示すると
ともに、定義したデータ項目を、実在するデータ項目と
同様に、ディクショナリ3のデータ項目記録域とデータ
項目属性記録域に図57のように追加する。図57のデ
ータ項目記録域の「データ種別」は、「1」が実在する
データ項目を意味し、「2」は演算・加工データ項目を
意味する。
【0067】(1-7) データ項目の集団化定義 セットアップ装置4の情報セットアップ主制御部11の
制御により、セットアップに係る所定の処理を起動する
ための例えば図23に示すようなセットアップ処理の初
期メニューが、端末装置の画面に表示される。端末操作
者が、図23のメニューから、データ項目の集団化に対
応するメニュー項目をマウス等の操作で選択することに
より、データ項目集団化定義部18に制御がわたされ
る。
【0068】データ項目集団化定義部18は、データ項
目をデータベース情報の活用段階における意味の上で集
団として定義する機能である。集団化することにより、
データベース情報の活用時に一覧表示するデータ項目を
段階的に表示することができ、データ項目の探索を容易
にする。データ項目の集団化定義情報は、ディクショナ
リ3において、図58のようにデータ項目記録域にリン
クして、図59のデータ項目集団化定義情報記録域に記
録・管理される。図58のデータ項目記録域の「集団
化」は、「0」が集団化データ項目として未定義である
ことを示し、「1」は集団化データ項目として定義され
ていることを示す。データ項目集団化定義部18は、デ
ィクショナリ3で記録・管理されているデータ項目集団
化定義情報記録域を参照して、図60のように、端末装
置の画面に代表名を一覧表示する。
【0069】所望の代表名を選択すると、図61に示す
ように、画面の右側に、選択した代表名を持つ集団化デ
ータ項目を構成するデータ項目が一覧表として表示され
る。図61では、代表名「顧客」を選択することによ
り、「顧客」という代表名の集団化データ項目が、「顧
客名」、「所在地」等のデータ項目で構成されているこ
とが表示されることを示している。
【0070】図61の画面において、「取消」のボタン
を選択することにより、集団化データ項目の内訳の表示
が消去され、図60のような代表名選択画面に復帰す
る。図60の画面で、代表名を選択せずに、「追加」の
ボタンが選択されると、データ項目集団化定義部18
は、図62に示すように、端末画面の右側に代表名を定
義するためのワークシートを表示して、代表名の定義を
可能とする。
【0071】図62に示す端末画面の右側の代表名を定
義するためのワークシートに、端末操作者が、キーボー
ド等を用いて代表名を入力し、「確定」のボタンをマウ
ス等で選択することにより、データ項目集団化定義部1
8は、集団化データ項目の内訳を端末装置の画面の左側
に表示する。但し、この場合、新規定義であるため、図
63に示すように内訳のデータ項目は表示されていな
い。
【0072】「追加」のボタンをマウス等で選択するこ
とにより、図64に示すようにテーブル区分の選択画面
が画面の右側に表示され、内訳のデータ項目の選択が開
始される。すなわち、図64では、データ項目の選択を
容易にするために、テーブルの区分の選択用の一覧表が
端末装置の画面の右側に表示され、マウス等を用いての
テーブル区分の選択が可能となる。テーブル区分として
は、例えば、「トランザクション」が選択される。テー
ブル区分が選択されると、データ項目集団化定義部18
は、図65のように、選択されたテーブル区分のテーブ
ル一覧を表示し、端末操作者によるマウス等でのテーブ
ル、例えば「CC」等の選択が可能となる。選択されたテ
ーブルについて、ディクショナリ3で記録・管理されて
いるデータ項目属性情報を参照して、図66に示すよう
に、端末装置の画面の右側に、選択されたテーブルを構
成するデータ項目を一覧表示し、端末操作者によるデー
タ項目の選択を可能にする。
【0073】図66の画面の右側のデータ項目一覧から
データ項目をマウス等で選択することにより、内訳とす
るデータ項目を選択することができる。例えば、この場
合、「当月売上高」、「主力商品売上高」、「除主力商
品売上高」、および「一人当たりの売上高」を選択す
る。データ項目は、端末操作者の指示により段階的に選
別表示される。最初は、ディクショナリ3上のデータ項
目属性記録域の区分欄が「データ」または「演算」であ
るデータ項目が表示され、そこで内訳として定義するデ
ータ項目を見つけることができなかった場合は、「詳細
表示」のボタンをマウス等で選択することにより、残り
のデータ項目を表示させることができる。また、「絞り
込み」のボタンを選択することにより、表示されるデー
タ項目を限定することができる。例えば、見出しに「売
上高」を含むデータ項目に絞り込むことなどができる。
その場合、「○○売上高」、「売上高○○」、および
「○○売上高○○」等のデータ項目が対象となる。「確
定」のボタンを選択することにより、集団化データ項目
の定義が完了し、ディクショナリ3で記録・管理されて
いるデータ項目記録域の該当する集団化欄を、図67に
示すように、「0」から「1」に変更し、且つ図68に示
すように、データ項目集団化定義情報記録域に新規に定
義した集団化データ項目「売上高」に関する情報を追加
書き込みする。このようなディクショナリ3の更新が完
了すると、図69に示す、代表名の選択画面に復帰す
る。図69では、新規に定義した集団化データ項目「売
上高」が一覧表に追加表示されている。
【0074】図69の画面において、代表名である「売
上高」をマウスなどを使用して選択すると、図70のよ
うに、集団化データ項目を構成するデータ項目が一覧表
として表示される。
【0075】(1-8) 管理ポイントの定義 セットアップ装置4の情報セットアップ主制御部11の
制御により、セットアップに係る所定の処理を起動する
ための例えば図23に示すようなセットアップ処理の初
期メニューが、端末装置の画面に表示される。端末操作
者が、図23のメニューから、管理ポイントの定義に対
応するメニュー項目をマウス等の操作で選択することに
より、管理ポイント定義部19に制御がわたされる。管
理ポイント定義部19は、管理のポイント、つまり管理
ポイントを定義する。この管理ポイント定義部19によ
って、管理ポイントを追加したり、定義した管理ポイン
トを変更したり、定義した管理ポイントを削除したりす
ることができる。
【0076】管理ポイントは、図71のように、ディク
ショナリ3の管理ポイント記録域で記録・管理される。
共通の管理ポイントは共通のディクショナリに、個人や
目的別の管理ポイントは個人のディクショナリで記録・
管理される。ディクショナリに対する入出力について
は、取り出すデータベース情報のレイアウト決定に関連
して行われる。管理ポイント定義部19は、ディクショ
ナリ3で記録・管理されている管理ポイントをディクシ
ョナリから取り出し、図72に示すように、決められた
表示順序に従って端末装置の画面に一覧表示する。管理
ポイントの「いつ(時間)」は、システムが自動的に設
定する管理ポイントである。このような時間に関連する
管理ポイントについての詳細は、時系列データの蓄積・
管理に関連して、本発明の第2の実施例で説明する。端
末操作者が「追加」のボタンをマウス等で選択すると、
管理ポイント定義部19は、図73のように、管理ポイ
ントを定義するためのワークシートを端末装置の画面に
表示し、端末操作者がキーボード等を介して管理ポイン
トを定義することが可能となる。
【0077】図73に示されたワークシートに、端末操
作者が、キーボード等から必要な情報を入力した後、
「了解」のボタンをマウス等で選択すると、管理ポイン
ト定義部19は、定義が適切であるかどうかを検査した
後、適当であれば新規に定義した管理ポイントの情報
を、図74のように、ディクショナリの管理ポイント記
録域に追加書き込みするとともに、図75のように、定
義した管理ポイントを一覧画面に追加表示する。また、
端末操作者が、管理ポイントをマウスなどを使用して選
択した後に、「変更」のボタンを選択すると、「追加」
の場合と同様にワークシートが端末装置の画面に表示さ
れて、属性情報を変更することができる。また、「削
除」のボタンを選択すると、該当する管理ポイントを削
除することができる。「表示順序変更」のボタンを選択
すると一覧表の表示順序を変更することができる。さら
に、「公開抑制」または「公開」のボタンを選択するこ
とにより、データベース情報の活用段階での利用を一時
的に抑制したり、抑制を解除したりすることができる。
【0078】(1-9) 区分け情報の定義 管理ポイント定義部19は、ディクショナリ3で記録・
管理されている管理ポイントをディクショナリ3から取
り出し、図75のように、決められた表示順序に従って
端末装置の画面に一覧表示する。区分け定義情報、すな
わち区分け情報、を付加しようとする管理ポイントを、
マウス等を用いて選択することにより、図76に示すよ
うに、選択された管理ポイントに対し階層化して関連付
けてディクショナリ3に記録・管理されている区分け情
報を取り出し、図77に示すように、決められた表示順
序に従って一覧画面を表示する。なお、区分け情報の定
義も取り出すデータベース情報のレイアウト決定に関連
して行われる。「追加」、「変更」、「削除」、および
「順序変更」等のボタンをマウスなどで選択することに
より、区分け情報定義部20に制御がわたされる。
【0079】区分け情報定義部20は、区分け情報の追
加、変更、および削除等の全体を制御する。例えば図7
7において、管理ポイントである「誰が(人、組織、企
業)」を選択して、区分け情報の一覧を表示させ、その
後に、「追加」のボタンを選択するものとする。「追
加」のボタンをマウス等を用いて選択することにより、
区分け定義を設定するデータ項目(区分けキー項目)の
選定を開始する。区分けキー項目の選定を容易にするた
めに、まず、図78に示すように、区分けキー項目を含
むテーブルを絞り込むためのテーブル区分の一覧表が端
末画面に表示され、テーブル区分の選択を可能にする。
テーブル区分、例えば「マスタ」、をマウス等で選択
し、「確定」のボタンを選択すると、図79に示すよう
に、選択した区分、例えば「マスタ」、に属するテーブ
ルを端末装置の画面に一覧表示し、区分けキー項目が存
在するテーブルの選択を可能にする。
【0080】図79の画面で、所望のテーブル、例えば
「CC(営業所マスタ)」、を選択し、「確定」のボタン
を選択すると、図80のように、当該テーブルを構成す
るデータ項目の一覧が端末装置の画面に一覧表示され、
区分けキー項目の選択が可能となる。
【0081】表示されるデータ項目は、データ区分がデ
ータまたはコードであるものを対象とする。図77の画
面で、「詳細表示」または「詳細表示抑制」のボタンを
選択することにより、限定した範囲でデータ項目を表示
するか否かを切り換えることができる。また、図80の
画面において、「絞り込み」のボタンを選択することに
より、表示されるデータ項目を所望の条件によって絞り
込むことができる。絞り込みを元に戻す場合は、絞り込
み時に表示される「絞り込み解除」のボタン(図示して
はいない)を選択する。
【0082】さらに、図80の画面において、区分けキ
ー項目、例えば「cssh5(平成5年度取引額)」、が選択
されると、図81に示すように、区分け定義方法を選択
するためのワークシートが端末装置の画面に表示され、
マウス等を用いた選択が可能となる。
【0083】このようにして、区分け定義方法を選択し
た後、「確定」のボタンを選択すると、選択された定義
方法に従って、データ値を直接活用する直接活用定義
部、文字データに意味付けを行う文字データ意味付け部
または数値データに意味付けを行う数値データ意味付け
部に制御がわたされる。なお、定義方法として、「デー
タ値に意味付加」が選択された場合には、区分けキー項
目のデータの型に応じて、文字データ意味付け部および
数値データ意味付け部のどちらに制御をわたすかが決定
される。直接活用定義部および文字データ意味付け部に
ついては、取り出すデータベース情報のレイアウト決定
に関連して用いられる。数値データ意味付け部は、図8
2に示すように、区分け定義の属性を定義するためのワ
ークシートを端末装置の画面に表示して、キーボード等
を介しての端末操作者による定義を可能とする。ワーク
シートには、区分けキー項目のデータ値をデータベース
から参照して、最大値、最小値、平均値、および最頻値
等の統計量が計算されて表示される。区分け方法が選択
されると、図83に示すように、端末装置の画面の右側
に具体的な区分けを定義するためのワークシートが表示
され、端末操作者が区分け明細の定義を行うことが可能
となる。
【0084】図83の画面における定義が完了し、「確
定」のボタンが選択されると、図84に示すような、区
分け定義を確認するための画面が表示される。図83ま
たは図84の画面において、「グラフ化」または「グラ
フ」のボタンをマウスなどで選択すると、管理ポイント
をグラフ化する管理ポイント視覚化部(図示していな
い)に制御がわたる。管理ポイント視覚化部は、区分け
定義を付加するデータ項目の値をデータベースから参照
してデータ値の分布をヒストグラムで表示する。これに
より、端末操作者は、データの分布を事前に把握するこ
とができる。このような管理ポイントのグラフ化につい
ては、データベース情報の管理ポイントを利用した視覚
化に関連して、本発明の第4の実施例において詳細に説
明する。
【0085】図84の画面において、「確定」のボタン
をマウスなどで選択することにより、一連の区分け定義
の追加が完了し、図85に示すように、ディクショナリ
3の管理ポイント記録域の区分け数の欄の変更、区分け
情報記録域に対する情報追加、および区分け明細情報域
に対する情報の追加が実施される。ディクショナリに対
する書き込みが完了すると、図86に示す区分け定義一
覧画面に復帰する。図86の画面によれば、新しく定義
した区分け定義が、「誰が(人、組織、企業)」の4番
目の区分けとして追加されたことを確認することができ
る。区分け定義の表示順序の変更のための「順序変更」
のボタンを選択することにより、区分け情報の表示順序
を変更することができ、「公開」および「公開抑制」の
ボタンにより、公開レベルを変更することができる。
【0086】(1-10) ディクショナリ定義情報の管理 セットアップ装置4の情報セットアップ主制御部11の
制御により、セットアップに係る所定の処理を起動する
ための例えば図23に示すようなセットアップ処理の初
期メニューが、端末装置の画面に表示される。端末操作
者が、図23のメニューから、データ項目の管理、テー
ブルの管理または管理ポイントの管理に対応するメニュ
ー項目をマウス等の操作で選択することにより、それぞ
れデータ項目の管理を支援するためのデータ項目管理支
援部21、テーブルの管理を支援するためのテーブル管
理支援部22または管理ポイントの管理を支援するため
のポイント管理支援部23に制御がわたされる。
【0087】データ項目管理支援部21は、ディクショ
ナリ3で記録・管理されているデータ項目に関する情報
を、特定の条件を指定して絞り込み、端末装置の画面に
表示したり、管理を目的とした帳票形式に仕立ててプリ
ンタ装置で印刷したりすることを可能とする。このデー
タ項目管理支援部21の機能を利用することにより、デ
ータ項目が、どのデータベースまたはテーブルに、どの
様な属性を伴って存在するか、データ項目間の関係、お
よびデータ項目と管理ポイントとの関係等を容易に知る
ことができる。
【0088】テーブル管理支援部22は、ディクショナ
リ3で記録・管理されているテーブルに関する情報を、
特定の条件を指定して絞り込み、端末装置の画面に表示
したり、管理を目的とした帳票形式に仕立ててプリンタ
装置で印刷したりすることを可能とする。このテーブル
管理支援部22の機能を利用することにより、テーブル
がデータベースにどのような属性を伴って存在するか、
およびテーブル間の関係等を容易に知ることができる。
【0089】ポイント管理支援部23は、ディクショナ
リ3で記録・管理されている管理のホイントに関する情
報を、特定の条件を指定して絞り込み、端末装置の画面
に表示したり、管理を目的とした帳票形式に仕立ててプ
リンタ装置で印刷したりすることを可能とする。このポ
イント管理支援部23の機能を利用することにより、管
理ポイントに階層化されて付加されている区分け情報な
どを容易に知ることができる。ポイント管理支援部23
は、ディクショナリ3で、図71または図85に示され
るように記録・管理されている管理ポイントを、ディク
ショナリ3から取り出し、図87のように、決められた
表示順序に従って端末装置の画面に一覧表示する。
【0090】図87の画面において、「帳票」のボタン
をマウス等で選択すると、管理ポイントの一覧表がプリ
ンタ装置で印刷される。このとき、特定の管理ポイント
をマウス等を用いて選択することにより、選択された管
理ポイントに階層化して関連付けて、図85のような形
で、ディクショナリ3に記録・管理されている区分け情
報を取り出し、所定の表示順序に従って図88のような
一覧画面を表示する。図88の画面において、「帳票」
のボタンを選択すると、選択された管理ポイントに関す
る詳細な情報が、プリンタ装置により帳票形式で印刷さ
れる。
【0091】(1-11) データベース情報の活用 問い合わせ装置6は、ディクショナリ3で記録・管理さ
れている情報をもとにして、データベース情報の活用者
が要求する形式にデータベース情報を加工する。この問
い合わせ装置6の全体を情報活用主制御部31で制御し
ている。また、このシステムでは、データベース情報の
活用段階で、必要とするデータが見つからないなどの問
題が発生した場合、クレーム(苦情)情報を取り込む機
能と、それをもとにしてデータベースの再設計を支援す
る機能が設けられているが、これらの機能については、
データベースのクレーム情報をもとにしたデータベース
再設計支援に関連して本発明の第5の実施例で詳細に説
明する。問い合わせ装置6による情報活用に際しては、
情報活用主制御部31からレイアウト決定部32に制御
がわたされる。情報活用主制御部31から制御がわたさ
れたレイアウト決定部32は、図89に示すように、デ
ータベース情報の最終のレイアウトを決定するためのワ
ークシートを端末画面に表示するとともに、ディクショ
ナリ3に記録・管理されている管理ポイントおよびデー
タ項目に関する情報を参照して、データ項目を一覧表と
して端末画面に表示する。
【0092】管理ポイント(図89等では『ハート印』
を付して識別)を、例えばマウス等で指示してダブルク
リック等の操作を行うことにより、区分け情報選択最適
化部33に制御がわたされる。区分け情報選択最適化部
33は、指示されている管理ポイントに付加されている
階層化された区分け情報を追加表示させる。図89にお
いて、管理ポイントである「誰が」を指示してダブルク
リックすると、図90に示すように、「誰が」のデータ
項目の次に区分け定義が挿入表示されている(図90等
では『ダイヤ印』を付して識別)。
【0093】一体化データ項目および集団化データ項目
として定義されているデータ項目の各々は、データ項目
の一覧には表示されないが、一体化データ項目の代表名
または集団化データ項目の集団名が前記一覧に表示され
る。それらの代表名または集団名をマウスで指示してダ
ブルクリックするなどの操作により、集団化データ項目
選択部34に制御がわたされる。集団化データ項目選択
部34は、一体化データ項目または集団化データ項目を
構成する個々のデータ項目を追加表示させる。
【0094】管理ポイント一覧から選択により表示され
る区分け情報およびデータ項目一覧(一体化データ項目
または集団化データ項目を選択することにより表示され
るデータ項目一覧を含む)から所望の項目をマウス等を
用いて選択して、ドラッギングなどによりワークシート
上に貼り付けることにより、問い合わせ処理の出力のレ
イアウトを決定することができる(図90参照)。管理
ポイントの区分け定義を挿入表示しない状態で管理ポイ
ントが選択された場合は、その管理ポイントに関連付け
られてディクショナリ3に記録・管理されている階層化
された区分け情報が取り出されて、所定の表示順序に従
って端末画面に一覧表示される。端末操作者は、一覧か
らマウス等で選択することにより、管理ポイントに対す
る選択操作が完結する。その際に、区分け情報を確認し
たい場合は、一覧から対象の区分け情報をマウスで指示
してダブルクリックするなどの操作で端末画面に表示さ
せることができる。なお、このシステムでは、最終の取
り出し形式を一意的に決定することができない場合(デ
ィクショナリ3の定義が不十分である場合、固有な処理
である場合等)には、端末操作者にその意図を確認した
りナビゲートしたりする機能が働く仕組みを併せもって
いる。
【0095】「確定」のボタンが選択され、レイアウト
決定部32が、端末利用者の端末操作によりレイアウト
操作の完了の操作を認識し、意味的な矛盾がないことが
確認されると、情報取り出し駆動部35に制御がわたさ
れる。情報取り出し駆動部35は、検索加工部36を駆
動するための手続き命令を生成して、それを検索加工部
36に制御をわたす。手続き命令の生成において、選択
されたデータ項目が複数のテーブルにまたがる場合は、
ディクショナリ3で記録・管理されているテーブル結合
定義域の内容を参照して、テーブル間の結合を自動的に
生成する。また、選択したデータ項目が演算・加工デー
タ項目であった場合には、同様に、ディクショナリで記
録・管理されているデータ項目属性情報記録域の演算式
を参照して、演算式を含む手続きを生成する。
【0096】検索加工部36は、生成した手続き命令を
解釈してデータベース情報に対する検索・加工を実行
し、メディア変換部38を介して検索・加工結果を端末
装置の画面に表示できる形式に変換した後、図91に示
すように、情報表示連携部39により端末装置の画面に
表示した上で、表計算ソフトとのデータ連携を実現す
る。
【0097】(1-12) マスタ情報の更新に伴う管理ポイ
ントの整合性保証 基幹業務システムから送出されるマスタ情報が変更され
た場合は、該当する抽出ジョブを実行して、公開データ
ベース2のデータを新たな内容に置換する必要がある。
運用支援装置5の全体を制御している運用管理支援主制
御部41は、図92のように、端末装置の画面に、抽出
ジョブ定義、抽出ジョブ実行等の処理機能を起動するた
めのメニューを表示し、端末操作者が抽出ジョブ実行に
対応するメニュー項目をマウス等を用いて選択すること
により、基幹データベース情報の抽出を行うための情報
抽出部43に制御がわたされる。情報抽出部43は、基
幹データベース情報の抽出ジョブ定義部42で生成され
た抽出ジョブを起動して、基幹業務システムから送出さ
れるデータベース情報を抽出して公開データベース2に
転送する。情報抽出部43により、図93に示すよう
に、端末装置の画面上に表示される一覧から該当する抽
出ジョブをマウスなどを使用して選択することにより、
抽出ジョブが起動され、データベース情報が新たな内容
に置換される。抽出ジョブが終了すると、図94に示す
ように、端末装置の画面に抽出ジョブの実行が終了した
旨のメッセージが表示される。
【0098】区分け情報整合性保証部44は、情報抽出
部43から制御がわたされると、置換されたデータベー
ス情報に管理ポイントの区分け情報が定義されているこ
とを、ディクショナリ3の区分け明細記録域、データ項
目記録域、およびデータ項目属性記録域を順に検索して
確認し、関連のある区分け情報が存在した場合は、図9
5に示すように、存在する旨の警告を端末装置にメッセ
ージなどで通知する。さらに、置換したデータベース情
報に区分け情報を適用させて矛盾がないかどうかを調べ
ること希望するかどうか確認し、希望した場合(「確認
する」を選択した場合)は、さらに該当する区分け明細
情報記録域の区分け情報を参照して、抽出後のテーブル
のデータ項目の値に区分け定義を適用して区分け処理を
実行させる。実行して矛盾が生じた場合(区分けに該当
しない新たなディーラコードなどが追加された場合等)
には、図96に示すようにメッセージを出力して注意を
促す。
【0099】図96の場合、端末操作者は、警告の無
視、当該区分け定義の公開の一時的な抑制、あるいは区
分け定義の変更のいずれかを選択することができる。こ
のような場合、「無視」のボタンが選択されると、警告
を無視して次の整合性のチェックに推移する。
【0100】「公開抑制」のボタンが選択された場合
は、図97のようにディクショナリで記録・管理されて
いる区分け情報記録域の公開区分の項目を、更新
(「0」を「1」に変更)する。これにより、データベ
ース情報の活用段階における選択のための一覧表への表
示が抑制される。
【0101】「区分け定義変更」のボタンが選択される
と、区分け情報定義部20に制御がわたされ、図98の
ような画面が表示されて、区分け情報の修正が可能とな
る。「変更」のボタンが選択されると、図99に示すよ
うな画面が表示されて、区分け定義のワークシートの変
更を行うことが可能となる。端末操作者は、端末画面の
右側に表示されるアンマッチなどの整合性に問題がある
データ値を見ながら、定義を変更することができる。
【0102】図99の画面においては、ディーラコード
「2112」の行を選択した後に、ワークシートの□□ディ
ーラの第二欄に貼り付けることにより、「2112」のディ
ーラコードを□□ディーラの区分けに追加することがで
きる。「確定」のボタンを選択すると、一連の変更が完
了したものと見なし、整合性の確認を再度実施して、問
題がない場合は、図100に示すように、ディクショナ
リの当該の区分け明細記録域を更新する。
【0103】《実施例2》本発明の第2の実施例は、図
1に示したデータベースシステムにおける管理ポイント
を適用した情報活用を支援する機能に係り、特に時系列
データの蓄積管理に特徴がある。販売管理等の基幹業務
システムで管理されるトランザクション情報は、伝票情
報をレコードとして記録管理し、受注、引き渡し、請求
および入金といったタイミングで、該当する年月日に該
当するデータ項目の値が更新される。そのため、月、週
および日等を単位として販売情報を取り出す場合は、決
められたタイミングで必要とするレコード、例えば受注
または売上といった計測単位に該当するレコードを抽出
して、例えば、○○年○○月度の売上または○○年○○
月○○日の受注といった新たなデータを生成させること
になる。
【0104】一方、情報活用にあたっては、最新の情報
として生成された新たなデータを活用するだけでなく、
売上高の伸長率を見たり、季節の変動を評価したり、予
実績管理をしたりするなどの目的で、過去に遡ったデー
タを時系列データとして活用することが多い。そのため
には、定期的に基幹業務システムから送出されるデータ
を時系列データとして蓄積・管理する必要がある。
【0105】蓄積・管理する時系列データは、用途によ
り蓄積するデータ期間およびデータの集約レベル(時間
の間隔が日か月か、および商品毎の明細か商品グループ
毎の集計かなど)が異なることから用途別のアプリケー
ションプログラムで対応することが多い。その場合、ア
プリケーションでは、最大蓄積期間に到達した段階で
は、最古のデータを削除して新規なデータを追加して期
間数が変化しないようにするなど、最大蓄積期間に到達
するまでの初期段階とは、処理のロジックを書き直す必
要があるなど、アプリケーションによるデータの運用管
理の面で煩雑さがある。さらに、アプリケーションは、
新たな時系列データの要求に対応するためには、新規に
プログラムを作成したりする必要がある。基幹業務シス
テムから送出されるデータをもとに時系列データとして
編集をすると、データベースシステムの特性から、時間
の方向が縦すなわち行(レコードが1単位の時間を表現
する)となるが、情報活用における最終形態では一般に
時間の方向を横すなわち桁方向にとるため、データベー
スからデータを取り出した後に、利用者がデータの縦横
変換を施す必要がある。
【0106】本発明の第2の実施例は、次のようにして
時系列データの処理を行う。基幹業務システムから送出
されるデータを、時系列データ化するための集約形式
(集約の起点、および合計または期末などの集計処理方
法等)を規定する定義情報を、データベースに付帯する
ディクショナリにて、データベース情報と関連付けて管
理し、それをシステムが内蔵する時系列データ生成機能
と時系列データ管理機能により処理する方式を採用し
て、アプリケーションプログラム等を介在せずに時系列
データを生成して蓄積・管理する。情報活用に際して
は、情報活用者の最小限度の指示(例えば、情報活用者
が端末装置の画面に表示されるデータ項目の一覧から必
要とする項目を選択するだけの指示)をもとにシステム
がディクショナリの時系列定義情報を参照して、対応す
る時系列データを自動的に決定したり、対応する時系列
データが未編集の場合(例えば、月単位の時系列データ
は存在するが半期単位の時系列データは存在しない場合
等)には、時系列編集式を導出して最終の情報取り出し
形式を決定する機能を有する。この場合、最終の取り出
し形式を一意的に決定することができない場合は、利用
者にその意図を確認したり、ナビゲートしたりする機能
を備えている。これにより、利用頻度の多い時系列デー
タは、データベース上に実データとして存在させ、頻度
の低い時系列データはその都度加工するような運用を実
現することができ、データベースのデータ格納効率を向
上させることを可能とする。また、時間を表現するデー
タ項目を端末画面のレイアウト画面の何処の位置に割当
てたかにより、システムが内蔵する時系列データの縦横
変換機能が自動的にスケジュールされ、利用者がデータ
ベースの構造を意識することなく時系列データを取り出
すことができる。
【0107】なお、基幹業務システムから送出されたデ
ータと時系列データとの間に不整合が発生しないように
するための管理支援機能を備えるようにすることもでき
る。このような本発明の第2の実施例は、先に述べた第
1の実施例と同様に、図1に示したデータベースシステ
ムの原理的な構成におけるセットアップ装置4、問い合
わせ装置6および運用支援装置5の機能構成に特徴があ
る。
【0108】図101、図102および図103は、そ
れぞれ本発明の第2の実施例によるデータベースシステ
ムに係るセットアップ装置4、問い合わせ装置6および
運用支援装置5の機能構成の詳細を示す。これら図10
1、図102および図103では、本発明のデータベー
スシステムにおけるセットアップ装置4、問い合わせ装
置6および運用支援装置5のうちの、この第2の実施例
に主として関連する部分のみを示しており、それぞれ図
2、図3および図4と共通する部分については同符号を
付して示している。
【0109】図101に示すように、セットアップ装置
4は、情報セットアップ主制御部11、データ項目情報
定義部12、演算加工データ項目定義部16、および管
理ポイント定義部19を有する。データ項目情報定義部
12、演算加工データ項目定義部16、および管理ポイ
ント定義部19は、それぞれ定義した情報をディクショ
ナリ3に供給する。
【0110】図102に示すように、問い合わせ装置6
は、情報活用主制御部31、レイアウト決定部32、区
分け情報選択最適化部33、情報取り出し駆動部35、
検索加工部36、メディア変換部38、情報表示連携部
39、時系列データ関数処理部51、およびデータ転置
部52を有する。さらに、運用支援装置5内の時系列デ
ータ編集部63も、問い合わせ装置6の動作に関連して
動作する。区分け情報選択最適化部33は、ディクショ
ナリ3を参照して動作する。時系列データ関数処理部5
1は、ディクショナリ3を参照して動作し、処理された
データを公開データベース2に出力する。
【0111】図103に示すように、運用支援装置5
は、運用管理支援主制御部41、時系列抽出ジョブ定義
部61、時系列データ抽出部62、および時系列データ
編集部63を有する。時系列抽出ジョブ定義部61は、
時系列データを抽出するための時系列抽出ジョブを定義
してディクショナリ3に記録し、管理する。時系列デー
タ抽出部62は、基幹業務システムの基幹データベース
1から送出される送出データベース1Aから抽出した時
系列データを時系列データ編集部63を介して、公開デ
ータベース2へ出力する。すなわち、時系列データ編集
部63は、ディクショナリ3を参照して、時系列データ
抽出部62で抽出された時系列データを編集して公開デ
ータベース2に与える。
【0112】次に、上述した各部の機能および動作につ
いて、具体的な操作および処理に関連して詳細に説明す
る。 (2-1) 基幹データベースの公開データベースへの取り込
みジョブの生成 運用支援装置5は、基幹業務システムの基幹データベー
ス1から送出されたデータベース情報(1A)を公開デ
ータベース2に取り込むための抽出ジョブ(手続き)を
生成し(例えば時系列抽出ジョブ定義部61)、それを
実行し(例えば、時系列データ抽出部62)、チューニ
ングする機能を有している。すなわち、運用支援装置5
は、データベースの円滑な運用を支援する。この運用支
援装置5の全体を運用管理支援主制御部41で制御して
いる。
【0113】運用管理支援主制御部41は、所定の処理
を実行させるために端末装置の画面に、例えば図104
に示すような運用管理の初期メニューを表示する。端末
操作者が図104のメニューから例えば時系列抽出ジョ
ブ定義に対応するメニュー項目を、マウス等を用いて選
択すると、基幹データベース情報の時系列抽出ジョブ定
義部61に制御がわたされる。
【0114】時系列抽出ジョブ定義部61は、基幹業務
システムから送出されるデータベース情報1Aを公開デ
ータベース2に時系列データとして取り込む処理を実行
させるためのジョブを生成する。この時系列抽出ジョブ
定義部61は、生成したジョブを変更したり削除したり
する機能をも併せ持っている。この時系列抽出ジョブ定
義部61は、図4に示した抽出ジョブ定義部42の一部
として構成され、抽出ジョブ定義部42は、基幹データ
ベース1に対してデータ項目を選択したり、検索条件を
設定したりすることにより、公開データベース2にテー
ブルとして抽出し且つ登録するするための処理手続きを
抽出ジョブとして生成する機能を持つ。抽出するデータ
が時系列データである場合は、項目の選択に続いて集計
方法を設定することができる。時系列データには、日単
位のデータ、月単位のデータ、四半期単位のデータ、半
期単位のデータ、および年単位のデータ等があり、これ
ら時系列データは、一定の時間間隔で収集され、集計さ
れて、時間進行順に連続して意味的に配置されたデータ
である。また、集計方法には、合計、期首、期末、最
大、最小、および期首・期末差等があり、抽出されるテ
ーブルを構成するデータ項目の形式は、この集計方法に
より決定される。
【0115】抽出ジョブの生成にあたっては、基幹業務
システムから送出されるデータベース情報を、図105
に示すように、テーブル単位で端末画面に一覧表示させ
て、端末操作者がマウス等を用いて所望のテーブルを選
択することにより、抽出ジョブにより抽出するテーブル
を設定することができる。
【0116】図105において、所望のテーブルを選択
し、且つ「確定」のボタンをマウス等で選択すると、図
106のように、選択されたテーブルを構成するデータ
項目の一覧が表示され、時系列キー項目(時間に関連す
る情報が格納されているデータ項目)の選択が可能とな
る。
【0117】図106において、所望のデータ項目、例
えば「time」、を選択し、且つ「確定」のボタンを選択
すると、図107に示すように、時系列キー項目のデー
タ形式、抽出元および抽出先のデータ種別、ならびに蓄
積区分等の属性情報を指定するためのワークシートが端
末装置の画面に表示される。
【0118】図107のワークシートに、キーボード等
を介して所要項目を入力し、「確定」のボタンを選択す
ることにより、属性情報が確定される。属性情報は、デ
ィクショナリ3の抽出ジョブ情報記録域で記録・管理さ
れる。この属性情報については、後に詳細に説明する。
属性情報が確定されると、端末装置の画面は、図108
に示すような画面となり、抽出すべきデータ項目の選択
が可能となる。図108の「編集」の欄は、時系列デー
タとして編集する場合の集計方法を示しており、「合
計」、「期首」、「期末」、「最大」、「最小」、およ
び「期首・期末差」等から選択することができる。
【0119】図108の画面で、抽出するデータ項目を
選択して、編集形式を指定し、且つ「確定」のボタンを
選択することにより、抽出ジョブで抽出するデータ項目
が確定される。例えば、図108において、時系列キー
項目である「time」に加えて「b」〜 「n」のデータ項
目を選択し、編集形式として、「d」が「期末」、それ
以外のデータ項目が「合計」を採用する。
【0120】図108のようなデータ項目の一覧から特
定のデータ項目を選択した後に、検索条件を指定するこ
とができる。例えば、図109において、条件を設定す
るデータ項目として、例えば「a」を選択して、条件を
設定することができる。条件を設定するデータ項目を選
択すると、図110に示すように、検索条件を指定する
ためのワークシートが表示される。なお、「演算・加
工」のボタンを選択することにより、データ項目間で演
算・加工した結果を抽出することができる。「演算・加
工」のボタンが選択されると、演算・加工式を定義する
ためのワークシートが端末画面に表示され、データ項目
の一覧からデータ項目を、演算子の一覧から演算子を選
択し、ワークシートに貼り付けることにより演算・加工
式を定義することができる。このようにして、生成され
た抽出ジョブは、ディクショナリ3の抽出ジョブ情報記
録域および抽出ジョブ記録域に、図111に示すよう
に、関連付けて記録管理される。
【0121】(2-2) 基幹データベースの公開データベー
スへの取り込み 運用支援装置5の全体を制御している運用管理支援主制
御部41は、端末装置の画面に、図104のような、所
定の処理を実行するためのメニューを表示し、端末操作
者が「抽出ジョブ実行」に対応するメニューな項目をマ
ウス等により選択することにより、抽出ジョブが時系列
抽出ジョブである場合には、基幹データベース情報の時
系列情報の抽出を行うための時系列データ抽出部62に
制御がわたされる。時系列データ抽出部62は、時系列
抽出ジョブ定義部61で生成した抽出ジョブを起動し
て、基幹業務システムから送出されるデータベース情報
を抽出して、公開データベース2に出力する。抽出ジョ
ブの起動にあたっては、図112に示すように、ディク
ショナリ3で記録・管理されている抽出ジョブ情報を端
末画面に一覧表示させ、端末操作者が任意の抽出ジョブ
をマウス等で選択することによりジョブを起動すること
ができる。 また、図112の画面で、「絞り込み」の
ボタンを選択すると、絞り込みのためのワークシートが
端末装置の画面に表示され、ワークシートに対して、ジ
ョブ実行日が○○年○○月○○日以降であるジョブ等、
抽出ジョブの条件を指定することができる。
【0122】図112において、所望のジョブ、例えば
「EXTRACT3」、を選択し、且つ「確定」のボタンを選択
することにより、選択された抽出ジョブが実行され、結
果がメッセージとして端末装置の画面に出力される。時
系列データ抽出部62は、抽出先が時系列データである
場合は、時系列データ編集部63に制御をわたし、ディ
クショナリで記録・管理されている抽出ジョブ情報記録
域の当該ジョブの拡張情報を参照して、時系列データに
編集した後に、蓄積区分に従った公開データベース2へ
の書き込みを実施させる。時系列データ編集部63によ
る時系列データの編集については、後に詳細に説明す
る。抽出ジョブが正常に完了すると、公開データベース
2にテーブルが抽出・登録され、ディクショナリ3の抽
出ジョブ記録域のジョブ実行日欄が当該日付で更新され
る。
【0123】このとき、図113に示すように、抽出ジ
ョブ記録域で記録・管理されているデータ項目に基本情
報の取り込み、すなわちデータ項目属性情報の作成・更
新、が未だ行われておらず、「基本情報」の欄が「未」
である場合には、データ項目の基本情報の取り込みが行
われる。すなわち、基本情報の取り込みが未だ行われて
おらず、「基本情報」の欄が「未」である場合には、図
114に示すようなメッセージが表示され、端末操作者
の指示に従って、基本情報の取り込みを実行させる。ま
た、基本情報の取り込みが既に行われており、「基本情
報」の欄が「済」であっても、端末操作者の指示操作に
より同様に基本情報の取り込みを実行させることができ
る。このようにして、基本情報の取り込みが行われる
と、図113のように、「基本情報」の欄に「済」が設
定される。そして、基本情報の取り込みが既に行われて
おり、「基本情報」の欄が「済」である場合には、図1
14に示すようなメッセージは表示されず、基本情報の
取り込みは実行されない。データ項目の基本情報は、デ
ィクショナリ3にテーブル管理情報とともに図115に
示すような形式で記録・管理される。図115におい
て、テーブル区分が「5」である場合には時系列データ
であることを示している。なお、図116に示すよう
に、時系列キー項目に対しては、この段階でデータ項目
の基本情報の他に拡張情報の見出し、編集形式、および
区分が設定される。
【0124】(2-3) データ項目情報の情報定義 セットアップ装置4は、データベースに存在するテーブ
ル、およびテーブルを構成するデータ項目の各種属性を
定義したり、管理ポイント等を定義するなどの機能を有
し、データベース情報の活用を容易に且つ高い信頼性を
維持して行うために、ディクショナリ3で記録・管理す
る各種情報のセットアップを行う。このセットアップ装
置4の全体は、情報セットアップ主制御部11で制御さ
れる。
【0125】情報セットアップ主制御部11は、セット
アップに係る所定の処理を実行させるために、端末装置
の画面に、例えば図23に示すようなセットアップ処理
のための初期メニューを表示する。このメニューから、
端末操作者が、例えばデータ項目の定義に対応するメニ
ュー項目を選択することにより、データ項目情報定義部
12に制御がわたされる。
【0126】データ項目情報定義部12は、端末装置の
画面にディクショナリ3のテーブル管理情報記録域に記
録・管理されているテーブル管理情報に基づきテーブル
区分の一覧表示(図24参照)を経て、選択されたテー
ブル区分に属するテーブルの一覧(図25参照)を表示
する。端末操作者は、「データ項目情報更新日」を確認
しながら(「データ項目情報更新日」の欄が空白であれ
ば当該テーブルのデータ項目には基本情報しか定義され
ていないことが分かる)、データ項目の拡張情報を定義
・更新すべきテーブルを選択する。データ項目の拡張情
報を定義・更新すべきテーブルが選択されると、選択さ
れたテーブルを構成するデータ項目の情報定義ワークシ
ートが端末装置の画面に表示され(図28参照)、拡張
情報の定義・更新が可能となる。なお、時系列データの
時系列キー項目に対しては、予め、基本情報の取り込み
時に、システムにより定義が完了している。このような
データ項目情報の情報定義の詳細については、既に第1
の実施例に関連して説明した。
【0127】上述のワークシートに対して入力された情
報をもとにして、図117に示すように、ディクショナ
リ3のデータ項目属性記録域の拡張情報欄が更新され
る。 (2-4) 演算・加工データ項目の定義 第1の実施例において説明したように、セットアップ装
置4の演算加工データ項目定義部16は、公開データベ
ース2に実在するデータ項目の演算・加工により、公開
データベース2に実在しないデータ項目を生成する方法
を定義する。この演算加工データ項目定義部16で定義
したデータ項目は、実在するデータ項目と同様に、ディ
クショナリ3のデータ項目記録域とデータ項目属性記録
域で記録・管理される。図118には、実在するデータ
項目である「a売上高」から対前月比を演算により生成
することを定義する場合について示している。図118
のデータ項目属性記録域の演算式では、「
【0128】PT」は、対前月比を計算するための関数で
あり、「
【0129】YE」は、年データに編集するための関数で
あり、第2パラメタが「SUM」であることから、合計で
集計される。ここで定義されたデータ項目は、データベ
ース情報の活用段階において、実在するデータ項目に含
めて一覧表示され、一覧から選択するだけで自動的に演
算がスケジュールされて、演算されたデータ値を取り出
すことができる。このため、データベース情報利用者
は、演算・加工を考慮する頻度が減少し操作性の向上の
恩恵を受けることができる。また、演算・加工済みのデ
ータ項目をデータベースに実在させる必要がなくなり、
データベースの容量を減少させることも可能となる。
【0130】(2-5) 管理ポイントの定義 第1の実施例において説明したように、セットアップ装
置4の管理ポイント定義部19は、管理ポイントを定義
する。管理ポイント定義部19によって、管理ポイント
を追加したり、定義された管理ポイントを変更したり、
定義された管理ポイント削除したりすることができる。
管理ポイントはディクショナリ3の管理ポイント記録域
で記録・管理される。共通の管理ポイントは共通のディ
クショナリで、個人や目的別の管理ポイントは個人のデ
ィクショナリで、それぞれ記録・管理される。
【0131】管理ポイントの定義にあたり、管理ポイン
ト定義部19は、図72のように、ディクショナリ3の
管理ポイント記録域で記録・管理されている内容を一覧
として端末装置の画面に表示する。図72の端末画面に
おいて、表示されている「追加」に対応するボタンをマ
ウス等で選択すると管理ポイントの追加が開始され、管
理ポイントの属性情報を定義する画面が端末装置の画面
に表示され(図73参照)、キーボード等を介して例え
ば名称等の属性を入力することができる。管理ポイント
の属性情報の入力が完了すると、端末装置の画面に、引
き続いて区分け情報の定義を実行するか否かの問い合わ
せメッセージが出力される。端末操作者の意思が確認で
きると、区分け情報定義部20(図2参照)に制御がわ
たり、管理ポイントに付加する区分け情報を定義するこ
とができる。時系列データに対しては、自動的に時間を
管理ポイントとして採用する方式を採用しており、この
ため時間以外の管理ポイントを定義しない限り、特に端
末操作者は意識する必要がない。
【0132】図119に示す管理ポイント記録域および
区分け情報記録域の例では、システムが暗黙的に初期設
定した時間に関する管理ポイントの表示順序を変更する
例を示している。時間の管理ポイントは、時系列データ
のデータ種類の「切り口」で展開している。データベー
ス情報の活用時に、端末画面に、管理ポイントおよび
「切り口」が一覧で表示されるが、前記表示順序は、そ
の際の表示順序であり、使用頻度を考慮して任意に設定
・変更することができる。
【0133】(2-6) ディクショナリ定義情報の管理 第1の実施例において説明したように、セットアップ装
置4のデータ項目管理支援部21は、ディクショナリ3
で記録・管理されているデータ項目に関する情報につい
て、特定の条件を指定して絞り込み、該特定の条件を満
たすデータ項目を端末装置の画面に表示したり、管理を
目的とした帳票形式に仕立ててプリンタ装置により印刷
したりする。このデータ項目管理支援部21によって、
データ項目が、どのデータベースあるいはテーブルにど
の様な属性を伴って存在するかということ、データ項目
間の関係、およびデータ項目と管理ポイントとの関係等
を容易に知ることができる。
【0134】同様に、第1の実施例において説明したセ
ットアップ装置4のテーブル管理支援部22は、ディク
ショナリで記録・管理されているテーブルに関する情報
について特定の条件を指定して絞り込み、該特定の条件
を満たすテーブルを端末装置の画面に表示したり、管理
を目的とした帳票形式に仕立ててプリンタ装置により印
刷したりする。このテーブル管理支援部22によって、
テーブルがデータベースにどのような属性を伴って存在
するかということ、テーブル間の関係等を容易に知るこ
とができる。同様に、第1の実施例において説明したセ
ットアップ装置4のポイント管理支援部23は、ディク
ショナリ3で記録・管理されている管理ポイントに関す
る情報について、特定の条件を指定して絞り込み、該特
定の条件を満たす管理ポイントを端末装置の画面に表示
したり、管理を目的とした帳票形式に仕立ててプリンタ
装置により印刷したりする。このポイント管理支援部2
3によって、管理ポイントに階層化されて付加されてい
る区分け情報等を知ることができる。
【0135】(2-7) データベース情報の活用 問い合わせ装置6は、ディクショナリ3で記録・管理さ
れている情報をもとにして、データベース情報の活用者
が要求する形式にデータベース情報を加工する。この問
い合わせ装置6の全体を情報活用主制御部31で制御し
ている。情報活用主制御部31からデータベース情報の
活用者からのレイアウト設定要求により、レイアウト決
定部32に制御がわたされると、レイアウト決定部32
は、ディクショナリに記録・管理されている管理ポイン
トおよびデータ項目に関する情報を参照して、図120
に示すように、データベース情報の最終のレイアウトを
決定するためのワークシートと管理ポイントおよびデー
タ項目の一覧表を端末画面に表示する。
【0136】図120の画面において、管理ポイント
(「ハート型」で識別)をマウスでダブルクリックする
などの操作により選択すると、区分け情報選択最適化部
33に制御がわたされ、選択された管理ポイントに付加
されている階層化された区分け情報が追加表示される。
図121では、管理ポイントである「いつ」をダブルク
リックしたことにより、その下に区分け定義が挿入表示
(「ダイヤ型」で識別)されている。
【0137】図122に示すように、管理ポイント一覧
からの選択により表示される区分け情報、ならびに一体
化データ項目および集団化データ項目を選択することに
より表示されるデータ項目一覧を含むデータ項目一覧か
ら、マウスのドラッギング操作などにより所望のデータ
項目を選択してワークシート上に貼り付けることにより
レイアウトが決定される。管理ポイントの区分け定義を
挿入表示しない状態で管理ポイントが選択された場合に
は、その管理ポイントに関連付けられてディクショナリ
3に記録・管理されている階層化された区分け情報が取
り出されて、表示順序に従って端末画面に一覧表示され
る。端末操作者は、一覧からマウス等を利用して選択す
ることにより、管理ポイントに対する選択操作が完結す
る。その際に、区分け情報を確認したい場合は、一覧か
ら対象の区分け情報をマウスでダブルクリックするなど
の操作により、区分け情報を端末画面に表示して確認す
ることができる。データ項目の貼り付けが完了し、「確
定」のボタンがマウスなどを使用して選択されると、表
のレイアウトが確定する。レイアウト決定部32は、デ
ータ項目が貼り付けられた表のレイアウトに意味的な矛
盾がないことを確認した後に、情報取り出し駆動部35
に制御をわたす。
【0138】情報取り出し駆動部35は、レイアウト決
定部32で決定されたレイアウト情報をもとに 検索加
工部36を駆動するための手続き命令を生成する。この
情報取り出し駆動部35は、選択されたデータ項目が演
算・加工データ項目である場合は、ディクショナリで記
録・管理されているデータ項目属性情報記録域の演算式
を参照して演算式を含む手続きを生成する。複数の時系
列テーブルの結合が存在する場合は、それぞれの時系列
キー項目を結合キーとして、テーブルを結合するための
結合条件式を生成する。結合する複数の時系列テーブル
のデータ種別が異なる場合は、結合を可能にするための
時系列編集(例えば日データと月データとを結合しよう
とする場合は、日データを月データに編集して、結合後
のデータを月データとして処理する)を実行させる手続
き命令を生成する。
【0139】管理ポイントである「いつ」が、表の横方
向の繰り返しとして選択された場合は、データを縦横変
換(転置)するための手続き命令を生成する。この点に
ついては、後に、転置型の時系列データの取り出しに関
連して詳細に説明する。
【0140】情報取り出し駆動部35による手続き命令
の生成が完了すると、検索加工部36に制御がわたされ
る。検索加工部36は、生成された手続き命令を解釈し
てデータベース情報に対する検索・加工を実行する。演
算・加工に際し、時系列データ固有の関数処理が存在す
る場合は、時系列データ関数処理部51に制御をわたし
て関数処理を実行させる。時系列データ固有の編集の処
理が存在する場合は、時系列データ編集部63に制御を
わたして編集処理を実行させる。また、データの縦横変
換の処理が存在する場合は、データ転置部52に制御を
わたして、データの縦横変換処理を実行させる。すべて
の手続き命令の実行が完了すると、メディア変換部38
に制御がわたされる。メディア変換部38は、検索・加
工結果を端末装置の画面に表示できる形式に変換して、
情報表示連携部39に制御をわたす。
【0141】情報表示連携部39は、図123に示すよ
うに、演算・加工結果を端末装置の画面に表示した上、
この演算・加工結果とともに表計算ソフト等の連携すべ
きアプリケーションソフトを、端末装置の画面に表示
し、画面上で前記演算・加工結果を表計算ソフト上に複
写することにより、表計算ソフトとのデータ連携を可能
とする。
【0142】(2-8) 転置型の時系列データの取り出し 時系列データを含む表は、時間の経過に伴うデータ値の
推移などを見やすくする観点から、時間を横方向にとる
ことが多い。しかしながら、データベースの維持・管理
の容易さの点から、時系列データの多くは、データベー
ス上では縦方向に配置されている。これらの相反する配
置関係の問題を、レイアウト機構と連動させることによ
り、時間を縦方向および横方向のいずれにでも対応でき
るようにしている。すなわち、図124に示すような、
レイアウトの決定段階で、管理ポイントである「いつ」
が表の横方向の繰り返しとして選択された場合は、情報
取り出し駆動部35で、データを縦横変換、すなわち転
置するための手続き命令を生成する。データを縦横変換
(転置)するための手続き命令は、データ転置部52で
処理される。こうして縦横変換された結果が、メディア
変換部38を経由して情報表示連携部39により端末装
置の画面に表示される。表示画面の様子を図125に示
す。
【0143】(2-9) 時系列抽出ジョブの属性情報の詳細 (2-9-1) 記録・管理 時系列データを抽出するために必要となる属性情報は、
端末装置の画面に表示したワークシートに対する入力を
もとにして作成され、図126に示すように、ディクシ
ョナリ3の抽出ジョブ情報記録域の拡張欄で記録・管理
される。
【0144】(2-9-2) 属性情報 属性情報の詳細を図127に示す。図127における注
釈「*1」および「*2」の意味は次の通りである。
【0145】*1:時系列データは、準日データと日デー
タとのように「準」が頭につくものとつかないものがあ
る。前者、すなわち「準…」は、図128に示すよう
に、1つの時間(例えば1993年12月15日)に複
数のデータが存在する形態であり、基幹業務システムか
ら送出されるデータベース情報の多くはこの形態であ
る。後者は、図129に示すように、1つの時間に単一
のデータしか存在しない形態であり、公開データベース
で登録・管理する時系列データにはこの形態が多い。前
者を公開データベースに抽出した場合は、情報活用の段
階で端末操作者の確認を得ながら集計して(例えば合計
するなど)、一つの時間を単一データに編集する機能が
動作する。 *2: 適用カレンダを指定することにより、時系列データ
を編集する際に情報として必要となる開始日および開始
月等をデータ毎に設定することが可能となる。
【0146】(2-9-3) 蓄積区分 蓄積区分は、公開データベースに時系列データを蓄積す
る方法を規定する情報である。
【0147】蓄積区分が1の場合は、図130に示すよ
うに、新たなデータに既に蓄積されている過去のデータ
が含まれており、過去のデータも含めて新たなデータで
置き換える。
【0148】蓄積区分が2の場合は、図131に示すよ
うに、新たなデータを既に蓄積されているデータの末尾
に無条件で追加蓄積する。蓄積区分が3の場合の蓄積方
法は、最大登録期間に達しているかいないかによって、
次の2通りがある。例えば、四半期データで最大登録期
間数が8であるとする。
【0149】最大登録期間に到達しない場合は、図13
2に示すように、新たなデータを既に蓄積されているデ
ータの末尾に追加蓄積する。最大登録期間に到達した場
合は、図133に示すように、新たなデータの追加によ
り最大登録期間を超えるぶんのデータを、既に蓄積され
ている最古のデータから順次削除し、新たなデータを蓄
積されているデータの末尾に追加蓄積して、常に最大登
録期間ぶんのデータが保持されるようにする。
【0150】蓄積区分が4の場合の蓄積方法も、最大登
録期間に達しているかいないかによって、次の2通りが
ある。例えば、四半期データで最大登録期間数が8そし
てサイクル期間が2であるとする。
【0151】最大登録期間に到達しない場合は、図13
4に示すように、新たなデータを既に蓄積されているデ
ータの末尾に追加蓄積する。最大登録期間に到達した場
合は、図135に示すように、新たなデータの追加によ
り最大登録期間を超えるぶんのデータを、既に蓄積され
ている最古のデータからサイクル期間単位で削除し、新
たなデータを蓄積されているデータの末尾に追加蓄積し
て、常に最大登録期間ぶんのデータがサイクル期間単位
で保持されるようにする。
【0152】(2-10) 時系列編集の詳細 時系列データの編集は、図136に示すような種類があ
る。時系列データの編集は、ディクショナリ3で記録・
管理される抽出ジョブ情報記録域の当該ジョブの拡張欄
に含まれる入力テーブルのデータ種類と出力テーブルの
データ種類とによって決定する。
【0153】図136に「△」で示すように、入力と出
力のテーブルのデータ種類が一致する場合には、期種編
集は行わない(不要である)が、図136に「○」で示
すように、入力と出力のテーブルのデータ種類が一致し
ない場合に限り期種編集を行う。これら「○」および
「△」のいずれの場合においても集計を実行して各期の
値を確定する。集計とは、同一期での合計、平均、最
小、最大、期首、期末、および期首・期末差等の計算で
あり、抽出するデータ項目を選択した段階で端末操作者
の指示により決定されている。期種編集とは、日データ
を月データに編集して変換するといったように異なる時
間間隔の時系列データに変換することであり、この編集
にあたってそのような集計が行われる。
【0154】《実施例3》本発明の第3の実施例は、図
1に示したデータベースシステムにおける管理ポイント
を適用した情報活用を支援する機能に係り、特にデータ
ベース情報の整合性を保証するための機能に特徴があ
る。
【0155】一般に、データベースの情報を参照・検索
して、画面や帳票に出力したり、別の表に入力したりす
る場合に、非同期的に作成された複数のテーブル(表)
の情報を利用することがある。個々のテーブルからの問
い合わせが可能な場合であっても、複数のテーブルから
同時に問い合わせを行う場合、次の(a)〜(d)のような理
由により、正しく整合性のとれたデータが作成・表示さ
れない場合がある。その結果、データベース利用者が誤
ったデータを、誤っていることを知らずに使用するなど
という不都合が生じる。
【0156】(a) 時間的な不整合:複数のトランザクシ
ョンデータ(テーブル)間に、データ収集時間のずれが
ある。 (b) 版(バージョン)の不整合:トランザクションデー
タ(テーブル)と対応させるマスタ情報(テーブル)の
版数(バージョン番号)にずれがある。 (c) 2次的加工ジョブの不実行による加工データの不整
合:2次的加工ジョブが実行されないことにより、加工
データが整合しない。 (d) 管理基準の版(バージョン)の不整合:管理ポイン
トの区分が変更された場合にずれが生じる。 従来より、このような不整合を回避するために、参照元
のテーブルの更新を契機として、参照先のテーブルのデ
ータ更新を自動的に実行するシステムは実現されている
が、このようなシステムには次のような問題がある。
【0157】(1) 参照元の複数のテーブルを同期して更
新させる必要がある場合に、適正でないデータが作成さ
れることがある。 (2) 固定的(定期的)なジョブによってテーブルの更新
を行う場合などは、実行の契機を設定することにより、
データの整合性を保つことができる。しかしながら、参
照元のテーブルが、SQL(structured query languag
e:構造化照会言語)等による随時の問い合わせで利用
される場合には、データの不整合がチェックされない。 (3) 固定的(定期的)なジョブの場合においても、ジョ
ブの実行順序の定義が複雑であり、適切に且つ確実に整
合をとることは困難である。本発明の第3の実施例で
は、次のようにしてデータベースの整合性を保証する。
【0158】データベース情報の整合性を保証するため
の制約条件およびそのセットアップジョブをデータベー
ス情報に関連付けてディクショナリに定義することがで
きるようにする。そして、この制約条件の定義に基づい
て、公開データベース情報の時間的な不整合(収集した
トランザクションデータ間の収集時間のずれ)、版の不
整合(収集したトランザクションデータに対応させるマ
スタ情報の版数のずれ)、および2次的加工ジョブの不
実行による加工データの不整合(抽出されたトランザク
ションデータの入れ換え後に速やかに実行されるべきセ
ットアップジョブが実行されないために発生)等による
データベース利用者の誤ったデータベースの使用を防
ぐ。
【0159】データベースの運用管理者が運用管理のた
めのカレンダに前記セットアップジョブの実行日を付加
することにより自動的にデータのセットアップジョブが
実行される。ただし、前記セットアップジョブは、ジョ
ブを実行させるための制約条件がディクショナリに定義
されている場合には、該制約条件の満足が優先される。
データベースの利用者は、データベース情報が何時更新
されるかを運用カレンダを参照することにより事前に知
ることができる。データベース情報をテーブル単位に関
連付けるための情報をディクショナリで管理することに
より、関連を端末画面に表示させて視覚的にとらえるこ
とができる。また、その他、マウス等を用いた操作によ
り公開範囲を制限したり、復旧したりすることができ
る。
【0160】関連するテーブルの情報のセットアップが
部分的に遅延したり、データそのものに問題があること
が判明したりした場合は、端末画面で影響範囲を確認し
ながらマウス等で操作することにより、公開を保留する
範囲を指示するなどして、データベース利用者のデータ
ベース情報の誤った使用を防ぐことができる。データベ
ース情報が復旧した場合には、保留状態を端末画面から
解除することにより公開状態にすることができる。公開
が保留されているデータベース情報を利用者が参照しよ
うとすると、公開が保留されて利用できない旨のメッセ
ージをシステムが発行するとともに、端末画面に公開範
囲の現状を表示させる。
【0161】このような本発明の第3の実施例は、図1
に示したデータベースシステムの原理的な構成における
セットアップ装置4および運用支援装置5の機能構成に
特徴がある。
【0162】図137および図138は、それぞれ本発
明の第3の実施例によるデータベースシステムに係るセ
ットアップ装置4および運用支援装置5の機能構成の詳
細を示す。これら図137および図138では、本発明
のデータベースシステムにおけるセットアップ装置4お
よび運用支援装置5のうちの、この第3の実施例に主と
して関連する部分のみを示しており、それぞれ図2およ
び図4と共通する部分については同符号を付して示して
いる。
【0163】図137に示すように、セットアップ装置
4は、情報セットアップ主制御部11、データ項目情報
定義部12、テーブル情報定義部13、テーブル結合定
義部15、演算加工データ項目定義部16、管理ポイン
ト定義部19および区分け情報定義部20を有する。
【0164】図138に示すように、運用支援装置5
は、運用管理支援主制御部41、抽出ジョブ定義部4
2、情報抽出部43、区分け情報整合性保証部44、版
数チェック部71およびデータベース監視部72を有す
る。情報抽出部43は、基幹業務システムの基幹データ
ベース1から送出される送出データベース1Aから抽出
したデータを公開データベース2へ出力する。
【0165】次に、上述した各部の機能および動作につ
いて、具体的な操作および処理に関連して詳細に説明す
る。 (3-1) 基幹データベースの公開データベースへの取り込
みジョブの生成 運用支援装置5は、基幹業務システムの基幹データベー
ス1から送出されたデータベース情報(1A)を公開デ
ータベース2に取り込むための抽出ジョブ(手続き)を
生成し、それを実行したり、チューニングする機能を持
っており、データベースの円滑な運用を支援する。この
運用支援装置5の全体を運用管理支援主制御部41で制
御している。
【0166】運用管理支援主制御部41は、図5に示す
ように、所定の処理を実行させるための運用管理の初期
メニューを端末装置の画面に表示する。端末操作者が、
図5のメニューから、例えば抽出ジョブ定義に対応する
メニュー項目を、マウス等で選択すると、運用管理支援
主制御部41は、基幹データベース情報の抽出ジョブ定
義部42に制御をわたす。この実施例のシステムには、
データベース情報の整合性を保証するため、抽出ジョブ
同士を関連付けて、実行する順序を規定したり、実行す
る場合の制約条件を定義したりする機能がある。
【0167】基幹データベース情報の抽出ジョブ定義部
42は、基幹業務システムから送出されるデータベース
情報(1A)を公開データベースに取り込む処理をする
ためのジョブを生成するとともに、生成したジョブを変
更したり削除したりする。抽出ジョブ定義部42は、図
139のように、ディクショナリ3の抽出ジョブ情報記
録域で記録・管理されている抽出ジョブ情報を、図14
0のように端末装置の画面に一覧表示する。
【0168】図140の画面で、「追加」のボタンをマ
ウス等で選択することにより、新規に抽出ジョブを定義
することが可能となる。抽出ジョブをマウス等で選択し
た後に、「変更」のボタンを選択することにより、定義
済みの抽出ジョブを変更することができる。また、抽出
ジョブを選択した後に、「削除」のボタンを選択するこ
とにより、定義済みの抽出ジョブを削除することができ
る。抽出ジョブの定義は、基幹業務システムから送出さ
れるテーブルの選択、データ項目の選択あるいは検索条
件の指示を端末装置から行うことにより、基幹データベ
ース1からデータを抽出し、公開データベース2に、テ
ーブルとして登録するするための処理手続きを抽出ジョ
ブとして生成することを基本としている。この抽出ジョ
ブとしては、COBOL等のプログラム言語で記述され
たプログラムを抽出ジョブとして割り当てることも可能
である。先に述べたように、図140の画面で、「追
加」のボタンをマウスなどを使用して選択することによ
り、抽出ジョブの新規な定義が可能となり、図141に
示すように、抽出ジョブの属性を定義するためのワーク
シートが端末装置の画面に表示されて、キーボード等を
介して抽出ジョブの属性を定義することができる。
【0169】図141のワークシートに属性が定義さ
れ、「確定」のボタンが選択されると、抽出ジョブの生
成を開始する。抽出ジョブの生成に際しては、まず、デ
ィクショナリ3で記録・管理されている抽出元テーブル
管理情報記録域(図165参照)が参照され、基幹業務
システムの基幹データベース1から送出されるデータベ
ース情報が、図142に示すように、テーブル単位で端
末装置の画面に一覧表示され、抽出するテーブルをマウ
ス等により選択することが可能となる。抽出するテーブ
ルが選択され、「確定」ボタンが選択されると、図14
3(の右側)のように、選択されたテーブルを構成する
データ項目が、端末装置の画面に一覧表示され、抽出の
対象とするデータ項目をマウスなどを使用して選択する
ことが可能となる。抽出するテーブルとして、複数のテ
ーブルが選択された場合は、それらのテーブルを構成す
るデータ項目の一覧を端末装置の画面に表示して、それ
らを関係付けて選択することにより、テーブル間の結合
条件を自動的に生成する。
【0170】また、「演算・加工」のボタンをマウスな
どを使用して選択することにより、データ項目間の演算
・加工を行った結果を抽出することができる。「演算・
加工」のボタンが選択されると、演算・加工式を定義す
るためのワークシートが端末装置の画面に表示され、デ
ータ項目の一覧からデータ項目を、演算子の一覧から演
算子を、それぞれマウス等を使用して選択し、ワークシ
ートに貼り付けることによって、所望の演算・加工式を
定義することができる。抽出するデータ項目が選択さ
れ、「確定」ボタンが選択されることにより、抽出する
データ項目が確定し、図144のような基本的な抽出ジ
ョブが生成される。基本手続きの生成が完了すると、そ
れに続いて抽出条件を設定するための図145に示すよ
うな抽出条件一覧画面が端末装置の画面に表示される。
「追加」のボタンをマウス等で選択することにより、個
別の抽出条件を設定するための図146に示すようなワ
ークシートが端末装置の画面に表示されて定義を行うこ
とが可能となる。
【0171】図146の画面において、端末装置の画面
の左側のデータ項目の一覧から、条件を設定するデータ
項目を選択することにより、右側のワークシートにデー
タ項目名を転記することができる。データ項目が文字型
である場合は、ワークシートの下段に文字型の条件を設
定するための操作パーツを表示し、それをマウスなどを
使用して選択することにより、条件式を完成させること
ができる。
【0172】図146では、データ項目である「keyB」
を、画面左側から選択した後、比較文字列として「3」
を入力し、「前方一致」を選択することにより、「keyB
LIKE'3%'」を生成している。条件式の定義が完了し、
図146の画面で「確定」のボタンを選択すると、図1
47のように、一覧表に新たに定義した条件式が追加表
示された抽出条件式一覧画面に復帰する。
【0173】図147の画面で、条件式を選択した状態
で「変更」のボタンを選択すると、上述と同様の抽出条
件設定ワークシートが端末装置の画面に表示され、条件
式の変更が可能となる。また、図147の画面で、条件
式を選択した状態で、「削除」のボタンを選択すること
により、選択された条件式を削除することができる。す
べての抽出条件の定義が完了し、図147の画面で、
「確定」のボタンを選択することにより、一連の抽出条
件の定義が完了し、図144の抽出ジョブが図148の
ように変更され、生成した抽出ジョブが、図149のよ
うに、ディクショナリ3の抽出ジョブ情報記録域および
抽出ジョブ記録域に書き込まれる。抽出ジョブのディク
ショナリ3への書き込みが完了すると、図150のよう
に、一連の抽出ジョブの定義で追加された抽出ジョブ
「EXTRACT3」が一覧画面に追加された抽出ジョブ選択画
面に復帰する。
【0174】さらに、図150の画面において、「ジョ
ブ連携定義」のボタンをマウス等で選択することによ
り、抽出ジョブを一括実行する場合の順序を定義するこ
とができる。このように、一括実行する場合の順序を定
義すると、抽出ジョブの部分的な実行忘れによるデータ
ベース情報の誤った使用を未然に防ぐことができる。す
なわち、一括実行順序の定義に際しては、例えば、図1
51に示す画面において、抽出ジョブの実行順序を定義
するために、最初に実行する抽出ジョブとして「EXTRAC
T0」を端末装置の画面に表示されている一覧から選択し
て、「確定」のボタンを選択する。そして、先行して実
行する抽出ジョブに続いて実行すべき抽出ジョブを端末
装置の画面に表示している一覧から選択することによ
り、抽出ジョブの連結を定義することが可能となる。
【0175】この場合、図152および図153に示す
ように、後続ジョブを選択し「追加」のボタンを選択す
ると、端末装置の画面の下段に示される抽出ジョブの順
序を明示するためのブロック図に後続ジョブが追加され
る。これにより。端末操作者は、ブロック図で抽出ジョ
ブの関係を確認しながら実行順序を決定することができ
る。
【0176】図152および図153では、「EXTRACT
0」に続いて「EXTRACT1」を実行することを定義してい
る。ブロック図のブロックをマウス等で選択した後に、
解除のボタンを選択すると選択した抽出ジョブを連結か
ら解除することができる。また、後続ジョブを選択し、
後続ジョブを追加挿入する直後のブロックを選択して、
挿入のボタンを選択すると、選択したブロックの直前に
抽出ジョブを連結することができる。同様の操作によ
り、「EXTRACT1」、「EXTRACT2」、「EXTRACT3」、「EX
TRACT4」の順序で抽出ジョブが連結された状態を図15
4に示す。この場合、「EXTRACT0」の実行を指令するだ
けで、後続の残りの3つの抽出ジョブをまとめて実行さ
せることができることになる。
【0177】図154の画面で、「確定」のボタンを選
択することにより、抽出ジョブの連結定義が完了したも
のとみなし、ディクショナリ3で記録・管理している図
155のような抽出ジョブ情報記録域の当該抽出ジョブ
の先行ジョブ欄が変更され、且つ図156のような抽出
ジョブ選択画面が表示される。
【0178】(3-2) 基幹データベースの公開データベー
スへの取り込み 運用支援装置5の全体を制御している運用管理支援主制
御部41は、端末装置の画面に図5のような所定の処理
を起動するための初期メニューを表示し、端末操作者が
抽出ジョブ実行に対応するメニュー項目をマウス等で選
択すると、情報抽出部43に制御をわたす。情報抽出部
43は、基幹データベース情報の抽出ジョブ定義部42
で生成された抽出ジョブを起動し、基幹業務システムか
ら送出されるデータベース情報(1A)を抽出して、公
開データベース2に与える。抽出ジョブの起動に際して
は、端末画面にディクショナリ3で記録・管理されてい
る抽出ジョブ情報を図157のように一覧表示させ、端
末操作者が所望の抽出ジョブをマウス等を用いて選択す
ることにより、該当するジョブを起動することができ
る。選択された抽出ジョブに、上述したように、連続し
て実行する抽出ジョブが定義されている場合は、後続す
る抽出ジョブが連続して起動される。また、「絞り込
み」のボタンをマウス等を用いて選択すると、絞り込み
のためのワークシートが端末装置の画面に表示され、ワ
ークシートに対して、「ジョブ実行日が○○年○○月○
○日以降」などというような条件を指定することができ
る。すなわち、抽出ジョブを選択し、「確定」のボタン
を選択することにより、抽出ジョブを実行させることが
できる。選択された抽出ジョブに後続の抽出ジョブが連
結されている場合は、端末装置の画面上で、連結された
ジョブの選択あるいは確認を行うことができる。
【0179】例えば、図157の画面で、「EXTRACT0」
を選択して、「確定」のボタンを選択すると、図158
のように、「EXTRACT0」に連結された後続の抽出ジョブ
の実行についての選択および確認のための画面が端末装
置に表示される。
【0180】図158の画面において、連結されたジョ
ブを一括して実行する場合には、「全ジョブ選択」のボ
タンを選択した後、「確定」のボタンを選択する。特定
の抽出ジョブのみを実行する場合には、実行したい抽出
ジョブが選択されると、選択された抽出ジョブの表示属
性、例えば色等、をその他のものと異ならせることによ
り明示するとともに、「確定」のボタンが選択されるこ
とにより、明示された抽出ジョブのみが実行される。実
行が正常に完了すると、逐次メッセージを表示しなが
ら、実行の過程をブロック図で表示する。すなわち、図
159では、「EXTRACT0」の実行が完了したことが示さ
れ、同時にデータ項目の基本情報の取り込みについての
是非の確認が端末操作者に要求されている。基本情報に
ついては、先に第1の実施例において詳細に説明した。
【0181】また、テーブルに利用期限を設定すること
もできる。図160では、テーブル「out」に対して1
993年9月10日を利用期限として設定する場合を示
している。データベース情報の活用段階において、テー
ブルの参照が発生した段階で、問い合わせ装置6がディ
クショナリ3で記録・管理されているテーブル管理情報
記録域の当該テーブルの利用期限欄と当日の日付をチェ
ックして利用期限が過ぎていないかどうかのチェックが
実行される。利用期限を過ぎている場合は、無視して実
行するか、問い合わせ処理を中止するかを、端末利用者
に確認し、その後の処理を決定する。抽出ジョブの実行
により、公開データベースに登録されているテーブルが
置換され、更新された場合は、区分け定義情報整合性保
証部44に制御がわたされ、置換されたテーブルの値と
定義済みの区分け定義情報との間に矛盾がないか否かが
チェックされる。このチェックによって、マスタ情報等
の更新に伴う管理ポイントの整合性が保証される。抽出
ジョブの実行により置換されたテーブルに対して、処理
効率の向上を目的とした2次テーブルが設定されている
場合は、2次テーブルの再作成が抽出ジョブに連続して
自動的に実行されて整合性が保証される。
【0182】上述のようにして、「EXTRACT0」に続い
て、「EXTRACT1」、「EXTRACT2」、および「EXTRACT3」
が順次実行されて、図161のように、「EXTRACT3」に
ついての、テーブルに利用期限を設定するか否かが確認
された後、一連の処理の実行を完了する。公開データベ
ース2にテーブルが抽出・登録され、図162に示すよ
うに、ディクショナリ3の抽出ジョブ記録域のジョブ実
行日欄を当日の日付で更新する。また、版数欄は、抽出
先のテーブルの版数が遺伝する形で更新される。テーブ
ルの利用期限を設定した場合は、図163に示すよう
に、ディクショナリ3で記録・管理されているテーブル
管理情報記録域の当該テーブルの利用期限欄が更新され
る。端末操作者の指示があった場合または抽出ジョブ記
録域で記録・管理されている当該項目、すなわちデータ
項目の基本情報の取り込み(データ項目属性情報の作成
・更新)の項目、が「未」である場合には、データ項目
の基本情報の取り込みを実行する。データ項目の基本情
報は、ディクショナリにテーブル管理情報とともに記録
・管理される。
【0183】(3-3) テーブルの版数一致性のチェック 運用支援装置5の全体を制御している運用管理支援主制
御部41は、図164のように、版数チェックの項目を
含む処理の選択のための初期メニューを端末装置の画面
に表示し、端末操作者が版数チェックに対応するメニュ
ー項目をマウス等で選択することにより、版数チェック
部71に制御をわたす。
【0184】版数チェック部71は、基幹業務システム
から送出されたデータベース1Aの情報と公開データベ
ース2の情報に版数の不一致がないかどうかをチェック
するとともに、不整合が発見されると、端末操作者の指
示により、不整合を解消するための抽出ジョブを起動す
る。版数チェック部71の処理は、ディクショナリ3の
抽出元テーブル管理情報記録域(図165参照)で記録
・管理されている抽出元テーブルの情報を、図166に
示すように端末装置の画面に一覧表示させ、端末操作者
が任意のテーブルをマウス等により選択することにより
開始される。
【0185】例えば、図166において、「営業所マス
タ」をチェックの対象として選択し、「確定」のボタン
を選択することにより、営業所マスタに関連する版数の
チェックが行われる。このように、チェックの対象が確
定すると、ディクショナリ3で記録・管理されている抽
出ジョブ情報記録域(図167参照)を参照し、抽出元
テーブル欄がチェック対象の抽出ジョブに該当している
テーブル情報が取り出される。取り出されたテーブル情
報の抽出先テーブル欄の名称に基づいて、ディクショナ
リ3で記録・管理されているテーブル管理情報記録域
(図168参照)から該当するテーブル情報が取り出さ
れる。これら取り出された2種類の情報をマージして端
末装置の画面右側に一覧表示する。その際に、抽出元と
抽出先の版数に不一致がある場合は、そのテーブルの表
示欄の表示属性、例えば色、を変更するなどをして明示
するとともに、警告のメッセージを表示する。
【0186】図169では、抽出元のテーブルである
「MASTB」から派生するテーブルには「CC」があり、し
かもその版数が不一致であることを端末操作者に警告し
ている。端末操作者が、「抽出実行」のボタンをマウス
等で選択して、抽出ジョブの実行を指示すると、抽出ジ
ョブが実行される。抽出ジョブの実行は、情報抽出部4
3に制御がわたされて実行される。版数チェック部71
から情報抽出部43に制御がわたった場合には、実行す
る抽出ジョブの選択をバイパスして、直接抽出ジョブの
起動から開始される。なお、実行にともなうディクショ
ナリ3への情報の書き込みおよび各種の整合性を保証す
る処理も、通常の抽出ジョブの実行の場合と同様に実行
される。抽出ジョブである「EXTRACTC」が正常に実行さ
れ、抽出元と先のテーブルの版数の不一致が解消される
と、図170に示すような表示となる。この場合、ディ
クショナリ3のテーブル管理情報記録域および抽出ジョ
ブ情報記録域の内容はそれぞれ図171および図172
のようになる。
【0187】(3-4) テーブル間の版数保証 セットアップ装置4の全体を制御している情報セットア
ップ主制御部11は、図23のように、所定の処理を起
動するためのセットアップ処理の初期メニューを端末装
置の画面に表示し、端末操作者がテーブル情報の定義に
対応するメニュー項目をマウス等で選択すると、テーブ
ル情報定義部13に制御をわたす。
【0188】テーブル情報定義部13は、図33のよう
に、テーブル定義に係る所定の処理を起動するためのテ
ーブル定義の初期メニューを端末装置の画面に表示し、
端末操作者がテーブルの結合定義に対応するメニュー項
目をマウス等で選択すると、テーブル結合定義部15に
制御をわたす。
【0189】テーブル結合定義部15は、公開データベ
ース2に登録・管理されているテーブルの結合を定義す
る。テーブルの結合を定義することにより、データベー
ス情報の活用段階で複数のテーブルにまたがるデータ項
目を選択した場合に、利用者がテーブルを結合させるた
めの条件をその都度入力する必要がなくなる。テーブル
の結合条件は、テーブルを物理的に結合するために使用
するコードが格納されるデータ項目および結合方法等で
構成され、図173に示すように、ディクショナリ3の
テーブル結合管理情報域で記録・管理される。結合する
テーブルの選択を容易にするために、図174に示すよ
うに、テーブルの区分の一覧表を端末装置の画面に表示
して、マウス等を用いた選択を可能にする。
【0190】図174で、例えば、結合するテーブルの
テーブル区分として「マスタ」および「トランザクショ
ン」を選択すると、図175に示すように、選択された
テーブルの区分に属するテーブルの一覧を端末装置の画
面の左右にそれぞれ表示し、結合するテーブルのマウス
等による選択を可能にする。テーブルを選択すると、そ
れぞれのテーブルを構成するデータ項目を画面の左右に
一覧表示し、結合キーとなるデータ項目のマウス等によ
る選択を可能にする。この場合、データ項目は、端末操
作者の指示により、段階的に選別表示される。最初は、
ディクショナリ3上のデータ項目属性記録域における区
分欄が結合コードまたはコードであるデータ項目が表示
され、そこで結合キーを見つけることができなかった場
合は、詳細のデータ項目の表示に対応する「詳細表示」
のボタンをマウスで選択することにより、残りのデータ
項目を表示する。
【0191】すなわち、図175で、例えば「AA」およ
び「out」を選択すると、図176に示すように、テー
ブル「AA」およびテーブル「out」のデータ項目一覧が
表示され、これらデータ項目一覧から、例えばテーブル
「AA」の「keyC」とテーブル「out」の「keyC」を結合
キーとして選択する。このようにして、結合キーをマウ
ス等で選択した後に、「確定」ボタンが選択されると、
図177に示すように、結合方法を定義するためのワー
クシートを端末装置の画面に表示して、結合方法の定義
を可能にする。結合方法には、図47に示した4つの方
法があり、ディクショナリ3で記録・管理されるテーブ
ル結合管理情報域の結合方法欄に結合方法に対応するコ
ードが記録される。
【0192】図177において、例えば、先に選択され
たテーブル「AA」の「keyC」とテーブル「out」の「key
C」を結合キーとする結合方法として「両方のテーブル
を対等にした横結合」をマウス等で選択した後に、「了
解」のボタンを選択する。
【0193】次に、図178に示すような画面が端末装
置に表示され、データベース情報の活用段階においてテ
ーブルの結合を伴う検索が発生した場合に結合するテー
ブル間の版数の一致性のチェックを実施するか否かを定
義する。図178の画面において、「はい」を選択して
「確定」のボタンを選択することにより、チェックを行
うとした場合は、問い合わせ装置6によりテーブルの結
合に先立ちディクショナリ3で記録・管理されているテ
ーブル管理情報記録域の版数欄を参照して一致性の確認
が実行される。一致しない場合は、端末利用者に対し、
不一致を無視して検索処理を続行するか、検索処理を中
止するかの問い合わせを行って、端末操作者の操作入力
に従って、その後の処理を決定する。図178の画面
で、「了解」のボタンを選択することにより、一組のテ
ーブルの結合定義が完結し、ディクショナリ3で記録・
管理されているテーブル結合管理情報域(図179参
照)、テーブル管理情報域(図180参照)、およびデ
ータ項目属性情報域(図181参照)の該当欄が更新さ
れる。
【0194】なお、図179に示すテーブル結合管理情
報域において、「版数チェック」欄が「1」の場合は、
テーブルの結合時に版数のチェックを行い、「版数チェ
ック」欄が「0」の場合は、テーブルの結合時に版数の
チェックを行わない。
【0195】(3-5) スカラデータ項目の定義 為替レートおよび品質基準等の変動する共通情報は、そ
の時点で適用する値を含めてディクショナリ3で管理
し、それをデータベースのセットアップ段階および活用
段階等で統一的に参照することにより、データベース情
報の異なった評価の発生を抑制する。為替レートおよび
品質基準等の共通データは、スカラデータ項目と呼び、
データベースの一般のデータ項目と同様に名称を選択す
るだけで特別に意識することなく、演算・加工式等で引
用することができる。
【0196】セットアップ装置4の全体を制御する情報
セットアップ主制御部11は、図23のような、セット
アップに係る所定の処理を起動するためのセットアップ
処理の初期メニューを端末装置の画面に表示し、端末操
作者が演算・加工データ項目の定義に対応するメニュー
項目をマウス等で選択することにより、演算加工データ
項目定義部16に制御をわたす。演算加工データ項目定
義部16は、公開データベース2に実在しないデータ項
目を実在するデータ項目の演算・加工により生成する方
法を定義する。この演算加工データ項目定義部16で定
義されたデータ項目は、実在するデータ項目と同様にデ
ィクショナリ3のデータ項目記録域とデータ項目属性記
録域で記録・管理される。
【0197】このシステムには、目的・業務別のカレン
ダを適用して演算・加工を実行する機能を設けることも
できる。演算加工データ項目定義部16は、演算・加工
を定義するデータ項目の選択を容易にするために、図1
82に示すように、テーブルの区分の一覧表を端末装置
の画面に表示し、マウス等を用いたテーブル区分の選択
を可能とする。図182において、「スカラ」のテーブ
ル区分を選択すれば、スカラデータ項目を定義すること
ができる。
【0198】図182において、「スカラ」のテーブル
区分および「確定」のボタンが選択されると、演算加工
データ項目定義部16は、スカラデータ項目の新規定義
が要求されていると判定して、スカラデータ項目を記録
管理しているディクショナリ3のデータ項目記録域(図
183参照)の情報を参照して、図184のように、ス
カラデータ項目を端末装置の画面に一覧表示し、且つ画
面右側に演算・加工を定義するためのワークシートを表
示する。この場合、図183のデータ項目記録域におい
て、「データ種別」が「1」の場合は一般のデータ項目
(公開データベースに実在する)、「データ種別」が
「2」の場合は演算・加工により定義したデータ項目
(公開データベースに実在しない)、そして「データ種
別」が「3」の場合はスカラデータ項目を意味する。演
算・加工を定義するためのワークシートにおいては、定
数を直接指定する他、スカラデータ項目を一覧から選択
し、且つ演算子(+,−,×,÷) および関数の選択
を繰り返すことにより、演算・加工式を生成することが
できる。この場合、関数を引用した演算・加工式の生成
も可能である。
【0199】図184には、ドイツマルクの円レート
(1マルクが64.46 円)をスカラデータ項目として定義
する場合を示している。ここで定義されるスカラデータ
項目は、データベース情報の活用段階において実在する
データ項目に含めて一覧表示され、選択するだけで自動
的に演算がスケジュールされデータ値を取り出すことが
できる。図184において、「確定」ボタンを選択する
ことにより、図185に示すように、定義したスカラデ
ータ項目の属性情報を定義するためのワークシートを表
示し、キーボード等を介しての属性情報の定義を可能と
する。
【0200】図185の画面において、「確定」のボタ
ンをマウスなどで選択することにより、スカラデータ項
目の定義が完了し、図186のように、定義されたスカ
ラデータ項目をデータ項目の一覧表に追加表示するとと
もに、定義したデータ項目を、実在するデータ項目と同
様にディクショナリ3のデータ項目記録域とデータ項目
属性記録域に追加する(図187参照)。
【0201】(3-6) スカラデータ項目の変更 上述したように、為替レートおよび品質基準等の変動す
る共通情報は、その時点で適用する値を含めてディクシ
ョナリ3で管理し、それをデータベースのセットアップ
段階および活用段階等で統一的に参照することにより、
データベース情報の異なった評価の発生を抑制する。為
替レートおよび品質基準等の共通データ、すなわちスカ
ラデータ項目は、データベースの一般のデータ項目と同
様に名称を選択するだけで特別に意識することなく、演
算・加工式等で引用することができる。このスカラデー
タ項目の変更は、ディクショナリ3で管理されているス
カラデータの値を規定している演算・加工式を変更し、
ディクショナリ3に反映することにより行う。すなわ
ち、セットアップ装置4の全体を制御している情報セッ
トアップ主制御部11は、図23のように、セットアッ
プに係る所定の処理を起動するためのセットアップ処理
の初期メニューを端末装置の画面に表示し、端末操作者
が演算・加工データ項目の定義に対応するメニュー項目
を選択することにより、演算加工データ項目定義部16
に制御をわたす。演算加工データ項目定義部16は、公
開データベース2に実在しないデータ項目を実在するデ
ータ項目の演算・加工により生成する方法を定義する。
ここで定義されたデータ項目は、実在するデータ項目と
同様にディクショナリ3のデータ項目記録域とデータ項
目属性記録域で記録・管理される。なお、目的・業務別
のカレンダを適用して演算・加工を実行するようにする
こともできる。演算加工データ項目定義部16は、演算
・加工を定義するデータ項目の選択を容易にするため
に、図188のように、テーブルの区分の一覧を端末装
置の画面に表示し、マウス等でのテーブル区分の選択を
可能にする。スカラデータ項目の値を変更するために
は、図188において、「スカラ」を選択し、且つ「演
算・加工式の変更」のボタンを選択する。
【0202】図188で、「演算・加工式の変更」のボ
タンが選択されると、演算加工データ項目定義部16
は、スカラデータ項目の定義変更が要求されていると判
定して、スカラデータ項目を記録管理しているディクシ
ョナリ3のデータ項目記録域(図189参照)の情報を
参照して、図190のように、スカラデータ項目の一覧
を端末装置の画面に表示し、変更するスカラデータ項目
の選択を可能とする。演算加工データ項目定義部16
は、図190のスカラデータ項目の一覧が表示された画
面の右側には、さらに演算・加工を変更するためのワー
クシートを表示する。このワークシートには、ディクシ
ョナリ3においてその時点で管理されている定義情報
が、初期値として表示される。この場合、新規定義と同
様に、定数を直接指定する他、スカラデータ項目を一覧
から選択し、演算子(+,−,×,÷)および関数の選
択を繰り返すことにより、演算・加工式を生成すること
ができる。また、関数を引用した演算・加工式の生成も
可能である。
【0203】図191では、米ドルの円レートが(1.00
ドルが100.05円)であったのを(1.00ドルが99.09円)
に変更している。図191において、「確定」ボタンを
選択することにより、図192に示すように、定義変更
したスカラデータ項目の属性情報を定義するためのワー
クシートを表示し、キーボード等を介しての属性情報の
定義を可能にする。このとき、ワークシートには、初期
値としてディクショナリで管理されている属性情報を予
め表示し、特に変更する必要がない場合は、単に「確
定」のボタンを選択するだけでよい。
【0204】図192の画面において、「確定」のボタ
ンをマウスなどで選択することにより、スカラデータ項
目の定義変更が完了し、ディクショナリ3のデータ項目
記録域とデータ項目属性記録域の該当欄を、図193に
示すように書き換える。
【0205】(3-7) 管理ポイントの利用期限管理 セットアップ装置4の全体を制御している情報セットア
ップ主制御部11は、図23のように、セットアップに
係る所定の処理を起動するためのセットアップ処理の初
期メニューを端末装置の画面に表示し、端末操作者が管
理ポイントの定義に対応するメニュー項目を選択するこ
とにより、情報セットアップ主制御部11は管理ポイン
ト定義部19に制御をわたす。管理ポイント定義部19
は、管理ポイントを定義する。この管理ポイント定義部
19は、管理ポイントを追加したり、定義した管理ポイ
ントを変更したり、あるいは定義した管理ポイントを削
除したりすることもできる。管理ポイントは、ディクシ
ョナリ3の管理ポイント記録域(図194参照)で記録
・管理される。共通の管理ポイントは共通のディクショ
ナリで記録・管理され、個人および目的別の管理ポイン
トは個人のディクショナリで記録・管理される。管理ポ
イント定義部19は、ディクショナリ3で記録・管理さ
れている管理ポイントをディクショナリ3から取り出
し、所定の表示順序に従って端末装置の画面に、図19
5のように一覧表示する。管理ポイントの「いつ(時
間)」は、システムが自動的に設定する管理ポイントで
ある。このような管理ポイントについての詳細は、時系
列データの蓄積・管理に関連して、本発明の第2の実施
例で説明している。
【0206】図195の画面において、「追加」のボタ
ンを選択すると、図196に示すように、管理ポイント
を定義するためのワークシートが、端末装置の画面に表
示され、キーボード等を介しての定義が可能となる。こ
のとき、管理ポイントに対して利用期限を設定すること
ができる。図196では、「どこで(場所)」に対し
て、1995年3月20日までの期限を設定している。データ
ベース活用段階において、管理ポイントに属する区分け
定義の参照が発生した段階で、問い合わせ装置6がディ
クショナリ3で記録・管理されている管理ポイント記録
域の利用期限欄を当日の日付と比較して、利用期限を過
ぎていないか否かをチェックする。利用期限を過ぎてい
る場合は、無視して実行するか、処理を中止するかを、
端末操作者に確認し、その後の処理動作を決定する。
【0207】図196の画面において、ワークシートに
必要な情報を入力した後、「了解」のボタンをマウスな
どを使用して選択すると、定義が適当であるか否かを検
査した後、適当であれば、新規に定義した管理ポイント
の情報をディクショナリ3の管理ポイント記録域に図1
97のように追加書き込みするとともに、新規に定義し
た管理ポイントを図198のように一覧画面に追加表示
する。
【0208】図195または図198等の画面におい
て、管理ポイントを選択した後に、「変更」のボタンを
選択すると、「追加」の場合と同様に、ワークシートが
端末装置の画面に表示されて、属性情報を変更すること
ができる。また、「削除」のボタンを選択すると、該当
する管理ポイントを削除することができる。「表示順序
変更」のボタンを選択すると一覧表の表示順序を変更す
ることができる。さらに、「公開抑制」または「公開」
のボタンを選択することにより、データベース情報の活
用段階での利用を、一時的に抑制したり、抑制を解除し
たりすることができる。
【0209】(3-8) 区分け情報の定義 管理ポイント定義部19は、ディクショナリ3で記録・
管理されている管理ポイントをディクショナリ3から取
り出し、図198のように、端末装置の画面に所定の順
序で一覧表示する。
【0210】図198の画面において、区分け情報を付
加する管理ポイントを、マウス等で選択すると、管理ポ
イント定義部19は、選択された管理ポイントに、図1
99のように、階層化して関連付けられてディクショナ
リ3に記録・管理されている区分け情報を取り出した後
に、図77のように、所定の順序に従って一覧表示す
る。
【0211】図77において、「追加」、「変更」、
「削除」、および「順序変更」等のボタンをマウスで選
択すると、管理ポイント定義部19は、区分け情報定義
部20に制御をわたす。区分け情報定義部20は、区分
け定義情報の追加、変更、削除等の操作の全体を制御す
る。図77の画面において、管理ポイントである「誰が
(人、組織、企業)」を選択して、区分け定義情報の一
覧を表示させた後に、「追加」のボタンを選択すると、
区分け定義を設定するデータ項目(区分けキー項目)の
選定が開始される。区分けキー項目の選定を容易にする
ために、まず、図78に示すように、区分けキー項目を
含むテーブルを絞り込むためのテーブル区分の一覧を表
示し、テーブル区分の選択を行う。
【0212】図78の画面において、テーブル区分とし
て「マスタ」を選択し、確定のボタンを選択すると、図
79のように、選択した区分に属するテーブルを端末装
置の画面に一覧表示し、区分けキー項目が存在するテー
ブルの選択を可能にする。図79で、「営業所マスタ」
を選択し、「確定」のボタンを選択すると、図80のよ
うに、当該テーブルを構成するデータ項目の一覧を端末
装置の画面に表示し、区分けキー項目の選択を可能にす
る。表示するデータ項目は、データ区分がデータまたは
コードであるものを対象とする。「詳細表示」および
「詳細表示抑制」のボタンを選択することにより、限定
した範囲でデータ項目を表示するか否かを切り換えるこ
とができる。また、「絞り込み」のボタンを選択するこ
とにより、表示するデータ項目を条件により絞り込むこ
とができる。絞り込みを元に戻す場合は、「絞り込み解
除」のボタンを選択すればよい。
【0213】図80で、例えば「平成5年度取引額」等
の区分けキー項目が選択されると、図81のように区分
け定義方法を選択するためのワークシートを端末装置の
画面に表示して、マウス等による区分け定義方法の選択
を可能にする。区分け定義方法をマウスなどを使用して
選択した後、「確定」のボタンを選択すると、選択され
た定義方法に従って、データ値を直接活用する直接活用
定義部(81)、文字データに意味付けを行う文字デー
タ意味付け部(84)または数値データに意味付けを行
う数値データ意味付け部(85)に制御がわたされる。
なお、定義方法として、「データ値に意味付加」が選択
された場合には、区分けキー項目のデータの型に応じ
て、文字データ意味付け部および数値データ意味付け部
のどちらに制御をわたすかが決定される。
【0214】数値データ意味付け部は、図82に示すよ
うに、区分け定義の属性を定義するためのワークシート
を端末装置の画面に表示して、端末操作者がキーボード
等を介して定義することを可能とする。ワークシートに
は、区分けキー項目のデータ値をデータベースから参照
して、最大値、最小値、平均値、および最頻値等の統計
量が計算されて表示される。
【0215】区分け方法が選択されると、図83のよう
に、端末装置の画面の右側に具体的な区分けを定義する
ためのワークシートが表示され、区分け明細の定義が可
能となる。図83の画面での定義が完了し、「確定」の
ボタンをマウス等で選択すると、図200のような、区
分け定義を確認するための画面が表示される。この画面
において、利用期限を設定することができる。図200
では、「取引額別」の区分け定義に対して「1994年3月2
0日」までの期限を設定している。データベースの活用
にあたっては、区分け定義の参照が発生した段階で、問
い合わせ装置6が、ディクショナリ3で記録・管理され
ている区分け情報記録域の、当該区分け定義情報の利用
期限欄を当日の日付と比較して利用期限が過ぎていない
かどうかをチェックする。利用期限を過ぎている場合
は、無視して実行するか、処理を中止するかを端末操作
者に確認し、その後の処理操作を決定する。なお、区分
け定義が属する管理ポイントに利用期限が設定されてい
る場合は、個別の区分け定義に利用期限を設定しなくて
も、その利用期限が適用される。
【0216】図200の画面で、「確定」のボタンを選
択することにより、一連の区分け定義の追加が完了し、
ディクショナリ3の管理ポイント記録域の区分け数の欄
の変更、区分け情報記録域に対する情報追加、および区
分け明細情報域に対する情報の追加(図201参照)が
実施される。ディクショナリ3に対する書き込みが完了
すると、図86のような、区分け定義一覧画面に復帰す
る。この画面で、新しく定義した区分け定義が、誰が
(人、組織、企業)の4番目の区分けとして追加された
ことが確認できる。また、「順序変更」のボタンを選択
することにより、区分け定義情報の表示順序を変更する
ことができ、「公開」および「公開抑制」のボタンによ
り、公開レベルを変更することができる。
【0217】《実施例4》本発明の第4の実施例は、図
1に示したデータベースシステムにおける管理ポイント
を適用した情報活用を支援する機能に係り、特にデータ
ベース情報を管理ポイントを利用して視覚化するための
機能に特徴がある。基幹業務システムから送出される情
報をもとに公開データベースを設計するための手法は、
従来、確立しておらず、効率的な公開データベースを設
計することができなかった。すなわち、従来、基幹業務
システムから送出される情報をもとに効率的な公開デー
タベースを設計するためには、予めデータベースの利用
範囲を限定して公開データベースの効率化を図るか、可
能な限りのデータベースの活用パターンを利用者から聞
き出して、個別にデータベースの設計に反映する方法し
かなかった。また、情報活用にあたって生じた要求に基
づき、該要求に応えるべくデータベースの再設計を行う
ことも困難であった。したがって、データベース利用者
は、データベース情報を取り出すための検索条件の設定
と検索処理によるヒット件数の確認とを試行錯誤的に繰
り返すことにより、目的のデータを取り出すことができ
るが、条件を効率的に定義するための経験的な知識が乏
しい場合には、試行錯誤の段階に多くの時間を要すると
ともに、処理のためのコンピュータの負荷を増大させる
要因となっている。また、例えば、売上高を商品グルー
プ別に区分け集計をするなどの集計処理をする場合にお
いても、区分けする基準を設定するための経験的な知識
が乏しい場合には、試行錯誤を繰り返すことになるが、
区分け集計は全レコード件数を対象とすることが多く、
コンピュータの負荷を著しく増大させる要因となる。こ
れらに対して、検索条件および区分け条件を設定するた
めのマニュアルを作成することにより対処する方法があ
るが、データベース情報の改定によりメンテナンスが発
生するなどの問題がある他、用途別の使用方法をマニュ
アルで組合せ的に網羅することはきわめて困難であると
いう問題がある。
【0218】そこで、本発明の第4の実施例では、公開
データベースに管理ポイントを定義することにより、柔
軟で且つ効率の良い公開データベースとすることができ
る。すなわち、管理ポイントを定義することにより、デ
ータべースを設計する段階で、データベースの利用パタ
ーンを予め想定することができることから、設計が容易
になるだけでなく、公開データベースの活用にあたって
発生する要求に対しても、データベース情報に付加する
管理ポイントを拡充することにより、柔軟に対応するこ
とができる。データベース情報を、管理ポイントを軸と
して多次元グラフ化して、ディクショナリで管理する機
能をシステムに内蔵させ、データベース設計および情報
活用にあたって、データベース情報の規模および分布等
の特性を視覚化し、データベース情報を視覚的に把握す
ることを可能とする。なお、データベース情報の管理ポ
イントを軸とした多次元のグラフ化の形態としては、例
えば、第1軸を店舗に対応する管理ポイントとして地域
のランク付けを、そして第2軸を売上高に対応する管理
ポイントとして売上高のランク付けを、それぞれ選択し
て、軸の交差する位置に該当する店舗の件数等を棒の高
さで表現するグラフ等がある。
【0219】また、データベース設計者は、セットアッ
プ途上のデータベース情報をグラフ化することにより、
効果的なデータベースの配置設計の参考としたり、管理
ポイントの評価に役立てたりすることができる。すなわ
ち、効果的なデータベースの配置設計のためには、公開
するデータの分布を視覚的に評価することにより、運用
性や検索効率を向上させるべくデータを部門別に分割し
たり、個別分析の対象から外れる大量データをその他の
クループに集約したりして、データベースのスペース効
率を向上させることができる。また、管理ポイントの評
価のためには、設定した集計単位が粗すぎたり、細かす
ぎたりしていないかを管理ポイントの組合せで視覚的に
評価することができる。さらに、データベース利用者
は、グラフ化されたデータベース情報を、ディクショナ
リから、任意の管理ポイントを選択することによって取
り出して端末画面に表示して、データの特性を事前に把
握することができる。すなわち、検索条件および集計の
ための区分け条件を、どのように設定すれば目的とする
データを取り出すことができるかを知ることができる。
このようにして、データ取り出しのための試行錯誤の時
間を大幅に短縮することができる。また、端末画面に表
示されたグラフをマウス等で指示することにより、範囲
を限定したデータベース情報を取り出すことが可能であ
る。選択した管理ポイントに対応するグラフが、ディク
ショナリに登録されていない場合には、自動的にグラフ
化機構がスケジュールされて端末画面に表示され、ディ
クショナリに登録するようにする。
【0220】このような本発明の第4の実施例は、図1
に示したデータベースシステムの原理的な構成における
セットアップ装置4、問い合わせ装置6および運用支援
装置5の機能構成に特徴がある。
【0221】図202、図203および図204は、そ
れぞれ本発明の第4の実施例によるデータベースシステ
ムに係るセットアップ装置4、問い合わせ装置6および
運用支援装置5の機能構成の詳細を示す。これら図20
2、図203および図204では、本発明のデータベー
スシステムにおけるセットアップ装置4、問い合わせ装
置6および運用支援装置5のうちの、この第4の実施例
に主として関連する部分のみを示しており、それぞれ図
2、図3および図4と共通する部分については同符号を
付して示している。
【0222】図202に示すように、セットアップ装置
4は、情報セットアップ主制御部11、管理ポイント定
義部19、区分け情報定義部20、ポイント管理支援部
23、直接活用定義部81、管理ポイント視覚化部8
2、意味付加定義部83、文字データ意味付け部84、
数値データ意味付け部85および区分け定義情報削除部
86を有する。
【0223】図203に示すように、問い合わせ装置6
は、情報活用主制御部31、レイアウト決定部32、区
分け情報選択最適化部33、集団化データ項目選択部3
4、情報取り出し駆動部35、検索加工部36、メディ
ア変換部38、情報表示連携部39、演算加工式生成部
87および管理ポイント視覚表示部88を有する。
【0224】図204に示すように、運用支援装置5
は、運用管理支援主制御部41、情報抽出部43、区分
け情報整合性保証部44および区分け情報定義部89を
有する。
【0225】次に、上述した各部の機能および動作につ
いて、具体的な操作および処理に関連して詳細に説明す
る。 (4-1) 管理ポイントのグラフ化 セットアップ装置4は、データベース中に存在するテー
ブルおよびテーブルを構成するデータ項目の各種属性を
定義したり、管理ポイントを定義したりするなどの機能
を持つ。すなわち、セットアップ装置4は、データベー
ス情報の活用を容易にし且つ信頼性を高めるため、ディ
クショナリ3で記録・管理する各種情報のセットアップ
を行う。このセットアップ装置4の全体を情報セットア
ップ主制御部11で制御する。
【0226】セットアップ装置4の全体を制御している
情報セットアップ主制御部11は、図23のように、セ
ットアップに係る所定の処理を起動するためのセットア
ップ処理の初期メニューを端末装置の画面に表示し、端
末操作者が管理ポイントの定義に対応するメニュー項目
をマウス等で選択することにより、情報セットアップ主
制御部11は、管理ポイント定義部19に制御をわた
す。管理ポイント定義部19は、ディクショナリ3の管
理ポイント記録域で記録・管理されている図205のよ
うな管理ポイント情報をディクショナリ3から取り出
し、所定の表示順序に従って図206のように端末装置
の画面に一覧表示する。
【0227】図206の画面において、管理ポイントが
マウス等で選択されると、選択された管理ポイントに階
層化して関連付けてディクショナリ3に記録・管理され
ている区分け定義情報(図207参照)を取り出して、
図208のように、区分け定義情報を所定の表示順序に
従って端末装置の画面の右側に一覧表示する。
【0228】さらに、図208の画面で、「追加」のボ
タンが選択されると、管理ポイント定義部19は、区分
け情報定義部20に制御をわたす。区分け情報定義部2
0は、区分け定義を付加するデータ項目の選択を容易に
するため、図209のように、テーブルの区分の一覧を
端末装置の画面の右側に表示する。
【0229】図209の画面で、テーブル区分、例えば
「マスタ」、が選択され、「確定」のボタンが選択され
ると、区分け情報定義部20は、図210のように、当
該テーブル区分に属するテーブルを一覧表示し、区分け
キー項目が存在するテーブルの選択を可能とする。
【0230】図210の画面で、区分けキー項目が存在
するテーブル、例えば「顧客マスタ」が選択され、「確
定」のボタンが選択されると、区分け情報定義部20
は、図211に示すように、当該テーブルを構成するデ
ータ項目を一覧表示して、区分けキー項目の選択を可能
とする。さらに、図211の画面で、所望の区分けキー
項目、例えば「平成5年度取引額」が選択される。
【0231】図211の画面で、端末操作者が「絞り込
み」のボタンを選択すると、一覧表示されるデータ項目
を、条件により絞り込むことができる。また、「詳細表
示」のボタンを選択することにより、全データ項目の表
示に代えて、データ区分を「データ」または「コード」
のみに限定したデータ項目を表示することができる。図
211の画面で、区分けキー項目が選択されると、区分
け情報定義部20は、図212のように、区分け定義の
方法を選択するためのワークシートを端末装置の画面に
表示する。図212の画面で、マウス等を用いて定義方
法が選択されると、区分け情報定義部20は、選択され
た定義方法に従って、データ値を直接活用する直接活用
定義部81、あるいはデータ値に意味を付加する意味付
加定義部83を介して文字型データ値に意味を付加する
文字データ意味付け部84または数値型データ値に意味
を付加する数値データ意味付け部85に制御をわたす。
数値データに対する意味付けを行う数値データ意味付け
部85は、データベース上のデータ項目の値を区分けす
るための意味情報を付加する。この数値データ意味付け
部85は、図213に示すように、その属性情報を定義
・変更するためのワークシートを端末装置の画面に表示
し、端末操作者による定義・変更を可能とする。このと
き、区分け定義を付加するデータ項目の値をデータベー
スから参照して、最大値、最小値、平均値、および最頻
値等の統計量を計算してワークシートに表示させる。ま
た、数値データに対する意味付けを行う数値データ意味
付け部85は、図213のような区分け定義の属性を定
義するためのワークシートを端末装置の画面に表示し、
キーボード等を介しての区分け定義属性の定義を可能に
する。ワークシートには、区分けキー項目のデータ値を
データベースから取り出して計算した最大値、最小値、
および平均値等の統計量を表示する。
【0232】図213のような、区分け属性定義ワーク
シートの表示画面において、「グラフ化」のボタンが選
択されると、管理ポイント視覚化部82に制御をわたし
て、図214のように、ヒストグラムを端末装置の画面
に表示させる。管理ポイント視覚化部82は、区分け定
義を付加するデータ項目の値をデータベースから参照し
て、データ値の分布をヒストグラムで表示する。このヒ
ストグラムにより、端末操作者は、区分け定義を付加す
る前にデータの分布を把握することができる。なお、こ
の段階では、区分け明細が確定していないため、暫定的
に区分けの級を決定して度数を計算する。図214の画
面において、「了解」のボタンをマウスなどを使用して
選択することにより、グラフを消滅させてグラフを表示
する以前の状態に復帰させる。
【0233】図213の画面において、区分け方法をマ
ウス等で選択すると、図215のように、端末装置の画
面の右側に区分け明細を定義するためのワークシートが
表示され、明細の定義を行うことが可能となる。区分け
明細の定義が完了し、「確定」のボタンが選択される
と、図216のような区分け定義を確認するための画面
が表示される。図216の画面において、「グラフ」の
ボタンがマウス等で選択されると、管理ポイント視覚化
部82に制御がわたされ、図217のように、定義され
た区分けの明細(級)に従ったヒストグラムが端末装置
の画面に表示される。すなわち、管理ポイント視覚化部
82は、区分け定義を付加するデータ項目の値をデータ
ベースから参照し、定義した区分け明細(級)を適用し
たデータ値の分布をヒストグラムで表示する。端末操作
者は、定義した区分け定義を実際のデータに当てはめた
分布グラフを見ることができ、管理ポイントの定義が的
確なものであるかどうかを即座に判断することができ
る。分布グラフを見て、端末操作者が、設定された区分
け定義に満足しない場合は、端末装置の画面の左側に表
示されているワークシートを変更することができる。変
更されると右側のグラフが変更後の区分け定義のものに
置き代わり、試行錯誤的に定義・変更を行うことができ
る。「了解」のボタンをマウスなどを使用して選択する
ことにより、グラフを消滅させてグラフを表示する以前
の状態(図216参照)に復帰させることができる。
【0234】図216の画面において、「3次元グラ
フ」のボタンがマウスなどを使用して選択された場合
も、管理ポイント視覚化部82に制御がわたされる。管
理ポイント視覚化部82は、図218に示すように、管
理ポイントを一覧表示してもう一つのグラフ軸の選択を
可能とする。すなわち、3次元グラフの場合、2つのグ
ラフ軸が選択される。こうして、もう一つのグラフ軸と
なる管理ポイントが選択されると、管理ポイント視覚化
部82は、当該管理ポイントに対して階層化してディク
ショナリ3で記録・管理されている区分け定義情報を取
り出して、図219のように、端末装置の画面の右側に
表示し、もう一方の区分け定義の選択を可能とする。区
分け定義が選択され、「確定」のボタンが選択される
と、もう一つのグラフ軸が決定され、図220に示すよ
うに、2軸のグラフ、すなわち3次元グラフを表示す
る。3次元のグラフを見ることにより、2つの管理ポイ
ント間の関係を視覚的に見ることができる。図220で
は、管理ポイントとして定義されている誰が(人、組
織、企業)の「ディーラ別」と、定義中の同じく誰が
(人、組織、企業)に属する「取引額別」を軸としたグ
ラフを表示している。なお、棒の高さは件数である。図
220の画面で、「了解」のボタンを選択することによ
り、グラフを消滅させてグラフを表示する以前の状態
(図216参照)に復帰させることができる。
【0235】図216の画面で、「確定」のボタンをマ
ウス等で選択することにより、一連の区分け定義の追加
の操作が完了し、定義された情報がディクショナリ3に
書き込まれる。書き込みに際して、区分け定義の過程で
グラフ(図214で示した暫定グラフを除く)が作成さ
れている場合には、既に作成したグラフをディクショナ
リ3に区分け定義情報と関連付けて記録・管理するか否
かを確認するための確認画面を端末装置の画面に表示す
る(図221参照)。新しく定義した区分け定義、すな
わち誰が(人、組織、企業)の4番目の区分けとして追
加された区分け定義を、ディクショナリ3の管理ポイン
ト記録域、区分け情報記録域、区分け明細記録域、およ
び管理ポイントグラフ情報記録域に書き込む(図222
参照)。管理ポイントのグラフ情報は、区分け情報記録
域で記録・管理されている区分け情報と関連付けてディ
クショナリ3の管理ポイントグラフ情報記録域に記録・
管理される。一つのグラフに関する情報は、属性情報と
端末装置の画面などにグラフを高速に表示するための線
画情報とからなる。複数のグラフが関連付けられている
場合は、二つの情報を対にして繰り返して、区分け情報
記録域のグラフ数欄の値だけ記録・管理される。
【0236】グラフ属性情報は、図223の情報からな
り、グラフを活用する場合の基礎情報となる。図223
の「型」の項目は、「型」が「1」の場合は単一のヒス
トグラムである。「型」が「2」の場合は2軸のグラフ
で、第2軸の管理ポイントの名称に区分け名が記録され
る。ディクショナリの書き込みが完了すると、図224
に示すように、区分け定義一覧の画面に復帰する。図2
24の画面により、新しく定義した区分け定義が、誰が
(人、組織、企業)の4番目の区分けとして追加された
ことが確認できる。このとき、区分け定義の「順序変
更」ボタンを選択して区分け定義の表示順序を変更する
こともできる。
【0237】(4-2) 管理ポイントの管理 情報セットアップ主制御部11は、セットアップに係る
所定の処理を起動するための、例えば図23に示すよう
な、セットアップ処理の初期メニューを端末装置の画面
に表示し、端末操作者が管理ポイントの管理の処理に対
応するメニュー項目をマウス等で選択することにより、
ポイント管理支援部23に制御をわたす。ポイント管理
支援部23は、ディクショナリ3で記録・管理されてい
る管理ポイントを端末装置の画面に表示したり、管理を
目的とした帳票形式に仕立ててプリンタ装置に印刷した
りする。ディクショナリ3の管理ポイント記録域(図2
26参照)で記録・管理されている管理ポイントをディ
クショナリ3から取り出し、図225のように、所定の
表示順序に従って端末装置の画面に一覧表示する。
【0238】図225の画面で、「帳票」のボタンをマ
ウス等で選択すると、管理ポイントの一覧表がプリンタ
装置により印刷される。図225の画面で、特定の管理
ポイントをマウス等で選択することにより、ポイント管
理支援部23は、図226のように、選択された管理ポ
イントに関連付けて階層化してディクショナリ3に記録
・管理されている区分け情報を取り出して、図227の
ように、所定の表示順序に従って一覧画面を表示する。
図227の画面で、区分け定義をマウス等で選択する
と、端末装置に区分け定義の詳細を表示することができ
る。また、図227の画面で、特定の区分け定義を選択
して、「帳票」のボタンを選択すると、区分け定義情報
の一覧表がプリンタ装置により印刷される。図227の
画面で、「グラフ」のボタンを選択すると、図228の
ように、管理ポイントの特性や管理ポイント間の関係を
表現したグラフが端末画面に表示される。
【0239】(4-3) データベース情報の活用 問い合わせ装置6は、ディクショナリ3で記録・管理さ
れている情報をもとにして、データベース情報の活用者
が要求する形式にデータベース情報を加工する。この問
い合わせ装置6の全体を情報活用主制御部31で制御し
ている。情報活用主制御部31から制御をわたされたレ
イアウト決定部32は、図89に示すように、データベ
ース情報の最終のレイアウトを決定するためのワークシ
ートと、ディクショナリ3に記録・管理されている管理
ポイントおよびデータ項目に関する情報を参照して形成
されるデータ項目の一覧表とを端末画面に表示する。管
理ポイント(図89では『ハート印』を付して識別)に
対するマウスのダブルクリック等の操作により、区分け
情報選択最適化部33に制御がわたされ、その管理ポイ
ントに付加されている階層化された区分け情報が追加表
示される。図229では、(図89の状態で)管理ポイ
ントである「誰が」をダブルクリックしたことにより、
「誰が」の下に区分け定義(図229では『ダイヤ印』
を付して識別している)が挿入表示されている。区分け
定義の名称の末尾に『スペード印』が表示されている場
合は、ディクショナリ3で、管理ポイントのグラフが記
録・管理されていることを示している。区分け定義の名
称の末尾に『ダイヤ印』が表示されている場合は、ディ
クショナリ3でグラフが記録・管理されていないことを
示している。
【0240】特定の区分け定義の『スペード印』または
『ダイヤ印』(例えば、「取引額別」の『スペード
印』)をマウス等で選択することにより、図230のよ
うに、該当するグラフを端末装置の画面に表示させるこ
とができる。この場合、『スペード印』を選択すると、
ディクショナリ3から当該グラフ情報を読み込み、高速
にグラフ表示を行う。複数のグラフが存在する場合は、
グラフを選択するための一覧表を端末装置の画面に表示
して、マウス等での選択を可能にする。『ダイヤ印』を
選択すると、区分け定義情報に基づき新たにグラフを作
成して表示する。図230の画面で、「了解」のボタン
をマウス等で選択するとグラフを表示する以前の(すな
わち図229の)画面の状態に復帰する。図230の画
面で、「範囲選択」のボタンを選択すると、グラフの下
段に表示されている見出しの選択が可能となり、見出し
を選択すると、図231のように、グラフの選択箇所の
色を変えて選択範囲を明示する。
【0241】図231では、取引額が「百万円以上で三
百万円未満」の範囲を選択している。範囲を選択した管
理ポイントをワークシートに貼り付けると、選択され範
囲についてのデータの取り出しが実現される。一体化デ
ータ項目または集団化データ項目として定義されている
データ項目の各々は、データ項目の一覧には表示されな
いが、一体化データ項目の代表名または集団化データ項
目の集団名がデータ項目の一覧に表示され、その代表名
または集団名をマウスでダブルクリックするなどの操作
により、集団化データ項目選択部34に制御がわたり、
一体化データ項目または集団化データ項目を構成する個
々のデータ項目が追加表示される。
【0242】管理ポイント一覧から選択により表示され
る区分け情報またはデータ項目一覧(一体化データ項目
および集団化データ項目を選択することにより表示され
るデータ項目一覧を含む)から、例えば所望のデータを
選択してドラッギングするなどのマウス操作により、該
所望のデータをワークシート上に貼り付けることにより
(図232参照)、レイアウトを決定することを実現し
ている。管理ポイントの区分け定義を挿入表示しない状
態で管理ポイントが選択された場合は、その管理ポイン
トに関連付けられてディクショナリ3に記録・管理され
ている階層化された区分け情報が取り出されて表示順序
に従って端末画面に一覧表示される。端末操作者は、一
覧からマウス等で区分け情報を選択することにより、管
理ポイントに対する選択操作が完結する。その際に、区
分け情報を確認したい場合は、一覧から所望の区分け情
報をマウスで選択してダブルクリックするなどの操作に
より端末画面に表示して確認することができる。
【0243】レイアウト決定部32は、端末利用者によ
るレイアウト操作の完了の端末操作を受け、意味的な矛
盾がないことを確認した後に、情報取り出し駆動部35
に制御をわたし、検索・加工機構を駆動するための手続
き命令を生成して、検索加工部36に制御をわたす。手
続き命令の生成において、選択されたデータ項目が複数
のテーブルにまたがる場合は、ディクショナリ3で記録
・管理されているテーブル結合定義域の内容を参照して
テーブル間の結合を自動的に生成する。また、選択した
データ項目が演算・加工データ項目であった場合は、同
じくディクショナリ3で記録・管理されているデータ項
目属性情報記録域の演算式を参照して演算式を含む手続
きを生成する。範囲を選択した管理ポイント(グラフで
範囲を選択した場合)が存在する場合は、区分け定義情
報の活用を限定する手続きを併せて生成する。検索加工
部36は、生成した手続き命令を解釈してデータベース
情報に対する検索・加工を実行し、メディア変換部38
に制御をわたして検索・加工結果を端末装置の画面に表
示できる形式に変換した後、情報表示連携部39で端末
装置の画面に表示した上で、他の表計算ソフト等とのデ
ータ連携を実現する(図91参照)。
【0244】(4-4) マスタ情報の更新に伴う管理ポイン
トの整合性保証 基幹業務システムから送出されるマスタ情報が変更され
た場合は、該当する抽出ジョブを実行して公開データベ
ースのデータを新たな内容に置換する必要がある。運用
支援装置5の全体を制御する運用管理支援主制御部41
は、図5に示すように、運用管理に係る所定の処理を起
動させるための運用管理の初期メニューを端末装置の画
面に表示し、端末操作者が抽出ジョブ実行に対応するメ
ニュー項目をマウス等を用いて選択することにより、情
報抽出部43に制御をわたす。
【0245】情報抽出部43は、基幹業務データベース
情報の抽出ジョブを定義するための抽出ジョブ定義部4
2(図4参照)で生成された抽出ジョブを起動させて、
基幹業務システムからデータベース情報を抽出して公開
データベース2に登録する。情報抽出部43により表示
される抽出ジョブの一覧(図233参照)から該当する
抽出ジョブをマウス等で選択することにより、抽出ジョ
ブが起動され、データベース情報が新たな内容に置換・
更新される。
【0246】区分け情報整合性保証部44は、情報抽出
部43から制御がわたされると、置換されたデータベー
ス情報に管理ポイントの区分け情報が定義されているこ
とを、ディクショナリ3の区分け明細記録域、データ項
目記録域、およびデータ項目属性記録域を順に探索して
確認し、関係のある区分け情報が存在した場合は、図2
34に示すように、存在する旨の警告を端末装置にメッ
セージなどで通知する。さらに、置換されたデータベー
ス情報に区分け情報を適用させて矛盾がないかどうかを
調べること希望するか否か、すなわち整合性の確認をす
るか否かを端末操作者に確認する。端末操作者が、確認
を希望した場合(「確認する」が選択された場合)は、
該当する区分け明細情報記録域の区分け定義情報を参照
して、抽出後のテーブルのデータ項目の値に区分け定義
を適用して区分け処理を実行させる。実行して矛盾が生
じた場合(区分けに該当しない新たなディーラコード等
が追加されたなど)には、図235に示すように、警告
のメッセージを出力して注意を促す。このような警告に
対し、端末操作者は、警告を無視するか、一時的に当該
区分け定義の公開を抑制するか、区分け定義の変更する
かのうちのいずれかを選択することができる。「無視」
のボタンを選択すると、警告を無視して次の整合性のチ
ェックに推移する。「公開抑制」のボタンを選択した場
合は、図236のように、ディクショナリ3で記録・管
理されている区分け情報記録域の公開区分を更新
(「0」から「1」に変更)する。これにより、データ
ベース情報の活用段階において、レイアウトへの割付を
選択するための一覧表への表示が抑制される。
【0247】「区分け定義変更」のボタンを選択する
と、区分け情報定義部89に制御をわたして、図237
のような画面を表示させ、区分け情報の修正を可能とす
る。図237の画面で、「変更」のボタンが選択される
と、区分け定義のワークシートの変更が可能となる。端
末操作者は、端末画面の右側に表示されるアンマッチな
どの整合性に問題があるデータ値を見ながら、定義を適
宜変更することができる。
【0248】図238の画面では、画面右側の「ディー
ラコード」が「2112」の行をマウスで選択した後に、ワ
ークシートの「□□ディーラ」の第二欄に貼り付けるこ
とにより、ディーラコードが「2112」のディーラを「□
□ディーラ」の区分けに追加することができる。「確
定」のボタンを選択すると、一連の変更が完了したもの
と見なし、整合性の確認を再度実施して、問題がない場
合は、ディクショナリ3の当該の区分け明細記録域を更
新する(図239参照)。変更した区分け定義に管理ポ
イントグラフが関連付けて定義されている場合は、図2
40のように、確認のメッセージを表示するとともに、
グラフの更新(変更後の新しい区分け定義でグラフを再
作成してディクショナリに反映する)を行うか否かの選
択を可能にする。
【0249】《実施例5》本発明の第5の実施例は、図
1に示したデータベースシステムにおける管理ポイント
を適用した情報活用を支援する機能に係り、特にデータ
ベースのクレーム情報をもとにしたデータベースの再設
計を支援するための機能に特徴がある。エンドユーザに
よるデータベース情報の活用にあたっては、エンドユー
ザのスキルのレベル、すなわち熟練度に応じた運用が行
われるが、従来は、次のような運用を行うのが普通であ
った。 (a) システム部門では、個々のエンドユーザが所望する
データを事前に認識することができない。そのため、通
常の場合、ある程度サマライズした(トランザクション
データに比較的近い)公開テーブルを用意し、その後の
処理はエンドユーザに任せる(比較的スキルのある利用
者向け)。 (b) 個々の利用者が所望するデータにかなり近いイメー
ジの目的テーブルを予め作成し、あとは利用者がほとん
ど検索処理を行うだけで済むようにしておく(中級者向
け)。 (c) 定型業務用のプログラムおよびメニュー等を用意す
る(初心者向け)。しかしながら、(a) 〜(c) のいずれ
の場合も、様々な問題があった。すなわち、上述したよ
うな運用では、利用者から次に示すようなクレームが発
生することが多かった。
【0250】(a) 所望のデータが得られない。または、
所望のデータが見つからない。すなわち、システム部門
で予め用意したデータが、利用者の要求を満たしていな
い。 (b) 期待する結果が得られない。すなわち、システム部
門で予め用意したデータが利用者が期待したデータと相
違する。データの整備が充分でないために、利用者が期
待したものと異なるデータを使用してしまう。あるい
は、用意されたデータ自体は期待したものであったが、
利用者が加工の方法を誤ったことにより、期待したもの
と異なる結果がでてしまう。 (c) 処理時間が非常に長くかかる。すなわち、実際に処
理すべき件数が多くて多量の時間を要する場合もある
が、利用者のスキルが低く、直積すなわちデカルト積(c
artesian product)等の時間のかかる処理を誤って行っ
たことにより、時間がかかってしまう場合もある。そこ
で、本発明の第5の実施例では、利用者からのクレーム
を自動的に収集し、その情報をもとにしてデータベース
情報の整備すなわち再設計を可能にすることにより、エ
ンドユーザの要望に柔軟に対処し得る公開データベース
とすることができる。利用者がデータベース情報を利用
するための操作機能に、上述したようなクレームを記述
するためのメモ処理機能を付加する。ここで、利用者に
よるクレームメモ処理機能部への情報入力には、次のよ
うなものがある。
【0251】(1) 項目が見つからなかった場合 項目が見つからなかった場合には、項目名、項目の意味
(詳細名注釈、使用目的、データの型、データの単位、
および数値の目安等)等の文書形式のメモを入力する。 (2) 結果が異なる場合 結果が異なる場合には、自分が欲しい最終のデータの形
式として、上述と同様の文書形式のメモあるいは表計算
データ形式のファイルを入力する。 (3) 時間がかかる場合 時間がかかる場合は、操作情報および処理時間等は、操
作に基づいてシステム側が保持しているので、時間がか
かる旨のクレームだけを入力する。このようなメモ処理
機能部は、利用者の操作情報を上述のクレーム情報に添
付して、予め用意したクレーム蓄積部に格納しまたはデ
ータベース管理者宛に送る。
【0252】クレーム処理部は、クレーム蓄積部を定期
的に監視しており、利用者からのクレームが届くと、そ
の旨をデータベース管理者に通報して、問題点の抽出の
契機とする。データベース管理者は、前記クレーム情報
をもとにして、再設計機能を有するクレーム処理部を介
して、次のような作業を行い、データベース環境を整備
する。
【0253】(1) データが見つからない場合 データが見つからない場合は、データの整備に不備があ
るか、またはデータに不足があるかである。そこで、デ
ータの整備に不備がある場合には、データの再設計を行
う。また、社内等のデータベースシステムの環境内部の
データでは不足の場合には、外部データの取り込みを行
う。 (2) 結果が異なる場合 結果が期待と相違する場合は、データの整備に不備があ
るか、またはユーザの使用方法に誤りがあるかである。
そこで、データの整備に不備がある場合には、データの
再設計を行う。また、ユーザの使用方法に誤りがある場
合には、同一誤りの頻度が多ければ、仮想項目等を共用
のディクショナリに定義するか、あるいは加工済みの目
的テーブルを作成するかする。 (3) 処理時間が長い場合 処理時間が長い場合は、使用頻度が多いか、またはユー
ザの誤りで直積等の処理を行っているかである。そこ
で、使用頻度が多い場合には、2次テーブルの作成を行
う等の整備を行う。また、ユーザの誤りで直積等の長時
間を必要とする処理を行っている場合には、論理結合関
係の定義不備等を見直す。このような本発明の第5の実
施例は、図1に示したデータベースシステムの原理的な
構成におけるセットアップ装置4、問い合わせ装置6お
よび運用支援装置5の機能構成に特徴がある。
【0254】図241は、本発明の第5の実施例による
データベースシステムに係るクレーム処理のための機能
部分を動作に関連付けて模式的に示す。この図241で
は、本発明のデータベースシステムにおけるセットアッ
プ装置4、運用支援装置5および問い合わせ装置6のう
ちの、この第5の実施例に主として関連する部分のみを
示している。図241において、セットアップ装置4に
属する部分は、情報セットアップ主制御部11およびク
レーム情報処理部91である。運用支援装置5に属する
部分は、運用管理支援主制御部41である。問い合わせ
装置6に属する部分は、情報活用主制御部31、検索加
工部36、情報表示連携部39、クレーム処理部92お
よび操作情報蓄積部93である。公開データベース2
は、運用支援装置5に含まれるデータベース管理システ
ム(DBMS:data base management system)機能の
部分であるデータベース管理部5Aで管理される。ま
た、共通ディクショナリ3Aおよび個別ディクショナリ
3Bは、共にディクショナリ3の一部である。操作情報
蓄積ファイル7A、クレーム蓄積ファイル7Bおよびク
レーム管理ファイル7Cは、共に情報ファイル7の一部
である。
【0255】次に、上述した各部の機能および動作につ
いて、具体的な操作および処理に関連して詳細に説明す
る。 (5-1) 問い合わせ装置6における項目選択中に利用者が
セットアップ機能を使用した場合は、自動的にクレーム
処理を行う(図241における)。すなわち、問い合
わせ装置6における項目選択中に利用者がセットアップ
機能を使用した場合は、問い合わせ装置6の情報活用主
制御部31から、クレーム処理部92に制御がわたさ
れ、セットアップ操作の内容を、操作情報蓄積部93に
より操作情報の履歴が逐次蓄積されている操作情報蓄積
ファイル(すなわち利用ログファイル)7Aの内容に関
連付けてクレーム蓄積ファイル7Bに蓄積するととも
に、管理ポイントが設定されていない場合は、セットア
ップ装置4の情報セットアップ主制御部11を介して管
理ポイントを個別ディクショナリ3Bに蓄積し且つ前記
セットアップ操作の内容と共にクレーム蓄積ファイル7
Bに蓄積する。 (5-2) 利用者からの指示に依り、検索加工処理を要求す
る(図241における)。すなわち、利用者がデータ
ベースのデータの検索加工を指示すると、問い合わせ装
置6の情報活用主制御部31から検索加工部36に制御
がわたり、検索加工部36は、データベース管理部5A
を介して公開データベース2のデータの検索加工処理を
行う。 (5-3) 検索加工部36は、処理結果を問い合わせ装置6
の情報活用主制御部31に通知し、さらに情報表示連携
部39を介して、該処理結果を端末装置の画面上に表示
して、利用者に報告する(図241における)。 (5-4) 利用者からのクレームを受け付けたクレーム処理
部92は、運用に応じて、そのクレーム情報を、クレー
ム蓄積ファイル7Bに書き込むか、またはクレーム情報
をデータベース管理者宛にメール等として送信するかす
る(図241における)。すなわち、クレーム処理部
92は、情報表示連携部39または情報活用主制御部3
1から利用者のクレームを受けると、運用形態に合わせ
て、クレーム情報をクレーム蓄積ファイル7Bに書き込
みまたはデータベース管理者宛にメール等として送信す
る。 (5-5) 運用管理支援主制御部41は、メールを受け取っ
た場合に、またはクレーム蓄積ファイル7Bの監視状況
に応じて、それらのログ情報を整理して、再設計および
チューニング等のクレーム情報処理に引き渡す(図24
1における)。すなわち、クレーム蓄積ファイル7B
の監視を行う運用管理支援主制御部41は、メールを受
け取った場合に、またはクレーム蓄積ファイル7Bの監
視状況に応じて、それらのログ情報を整理して、再設計
およびチューニング等のクレーム情報処理を行うための
クレーム情報処理部91に引き渡す。 (5-6) データベース管理者は、クレーム情報処理部91
による処理の結果得られる再設計結果またはチューニン
グ結果を公開データベース2に反映させる(図241に
おける)。すなわち、クレーム情報処理部91によ
り、再設計またはチューニングが行われると、データベ
ース管理者は、その結果に基づき、共通ディクショナリ
3Aおよび検索加工部36を介して公開データベース2
を更新する。 (5-7) 完了したクレーム処理情報および対応しなかった
クレーム情報に関する情報を利用者に報知する(図24
1における)。すなわち、データベース管理者は、完
了したクレーム処理の結果を示すクレーム処理情報およ
びクレームに対して対応処理を行わなかったクレーム情
報に関する情報を、メール等によりクレームの発生元の
利用者に送信する。
【0256】なお、利用者からクレームが発生する契機
には、次の2種類がある。 (1) 項目選択操作の途中で、必要な項目がないために、
利用者自身が項目を定義した場合:この場合は、利用者
の指示を待たずに自動的にクレーム処理が行われる。 (2) 最終的な問い合わせ処理の結果、データの欠落やデ
ータ値の異常を利用者が検出した場合:この場合、シス
テムは自動認識することができないため、利用者からの
クレーム指示を待って処理を行う。 これらいずれの場合においても、本実施例にかかるクレ
ーム処理機構が行う処理は同等である。
【0257】クレーム蓄積ファイル7Bのクレーム記録
域に蓄積する情報は、例えば、次の通りである(図24
2参照)。 (A) クレーム種類 1: 管理ポイントが未定義 2: 項目未定義 3: 結合関係未定義 4: 区分けレベル誤り 5: 集計方法誤り 6: 結合方法誤り/マスタ不備 7: データ値誤り (B) クレーム発信時刻 クレームの発信時刻を、例えばyy/mm/dd hh:mm:ss(す
なわち、年/月/日時:分:秒)の形式で記録する。こ
れは、クレームを解決した際の、返信メールにクレーム
発信日の付加、あるいは、クレーム解消処理を行う際の
優先度決定等に使用する。 (C) クレーム発信者 クレームの発信者のユーザID(識別子)等を記録す
る。 (D) クレーム契機 クレーム発生契機を記録する。 1: 項目選択時にユーザがセットアップ操作を行った。 2: 項目選択時にユーザが項目が見つからず、クレーム
処理を行った。 3: 処理結果確認時にデータの異常を利用者が検出し
た。 (E) 要求発信時刻 (F) 結果受信時刻 問い合わせ処理に要した時間を分析するための情報とし
て記録する。 (G) 添付情報へのポインタ 添付情報がある場合に添付情報記録ファイルへのポイン
タを記録する。
【0258】クレーム蓄積ファイル7Bの添付資料記録
域に蓄積する情報は、例えば、次の通りである(図24
3参照)。 (A) サイズ 一つのクレームに添付された情報の全体サイズを記録す
る。 (B) 添付情報個数 添付情報が複数ある場合にその個数を記録する。 (C) 添付情報種類 1: メモ 利用者が管理者に対して送信したのが、コメントである
場合に記録する。 2: 設定した管理ポイント情報 利用者自身が管理ポイントをセットアップした場合、そ
の管理ポイント情報(管理ポイント情報については、本
発明の第1の実施例参照)を記録する。 3: ファイル 所望する結果ファイルの見本等(例えばcsv形式のフ
ァイル等)を記録する。 4: 操作内容 データに異常があった場合、または処理時間が長かった
場合に、利用者の操作内容を復元し、分析するための操
作情報を記録する。 (D) 添付情報サイズ 次に続く添付情報のサイズを記録する。 (E) 添付情報 添付情報の種類がメモ情報であればテキスト、管理ポイ
ント情報であればそのテーブルそのもの等、添付情報の
種類に応じた内容が記録される。
【0259】このシステムの動作が開始されると、図2
44のフローチャートに示すように、情報活用主制御部
31または情報表示連携部39から制御がわたされたク
レーム処理部92は、クレームの種類に応じて各種クレ
ーム処理を行う。まず、管理ポイントが未定義であるか
否かがチェックされる(ステップS11)。管理ポイン
トが未定義である場合には、クレーム種類に1をセット
し、その他の情報をクレーム記録域に記録するととも
に、情報セットアップ主制御部11によって個人ディク
ショナリに登録された管理ポイント情報を添付情報記録
域に記録し、それぞれをクレーム蓄積ファイルに蓄積す
る(ステップS12)。また、環境設定によっては、運
用管理主制御部41に対して直接メールの送信を行う。
この時、クレーム蓄積ファイル7Bのクレーム記録域お
よび添付情報記録域には、例えば図245のようにクレ
ーム情報および添付資料情報が書き込まれる。次に、上
述とほぼ同様にして、図246に示すように、クレーム
の種類に応じたクレーム蓄積処理が行行われる。すなわ
ち、項目が未定義か否かがチェックされ(ステップS1
3)、項目が未定義であれば、クレームの蓄積処理を行
う(ステップS14)。
【0260】運用管理主制御部41は、各個人用のクレ
ーム蓄積ファイルを走査し、クレームが新規に追加され
ていれば、クレーム管理ファイルに個々のクレーム情報
をマージする(ステップS15)。マージが完了する
と、運用管理主制御部41は情報セットアップ主制御部
11に制御をわたす。制御がわたされた情報セットアッ
プ主制御部11は、クレーム情報処理部91に制御をわ
たして、各クレームを分析し、図247のようにクレー
ムの状態を一覧表示する(ステップS16)。ここで、
クレーム種類を選択し、「クレーム処理」のボタンを選
択することにより、各クレーム処理に制御がわたされ
る。管理ポイント未定義のクレームがある場合(ステッ
プS17)、クレーム情報処理部91は、管理ポイント
名が同じで意味も同じ管理ポイントについては同一の管
理ポイントとして集計し、図248のように未定義管理
ポイントの一覧を表示するとともに、「ヒストグラム」
のボタンの選択により、各未定義管理ポイントの使用頻
度を例えばヒストグラムでグラフ化して表示する(ステ
ップS18)。
【0261】図248において、各行をマウス等で選択
し、「クレーム情報」のボタンを選択することにより、
クレーム情報として蓄積されている全ての情報を参照す
ることができる。さらに、図248で、オペレータが、
いずれかの行を選択して、「登録」のボタンを選択する
ことにより、クレーム情報処理部91は、当該管理ポイ
ント情報と共に管理ポイント定義部19に制御をわたす
(ステップS18)。
【0262】管理ポイント定義部19は、引き渡された
管理ポイント情報に該当する管理ポイントの上位区分に
あたる管理ポイントがあれば、その上位区分にあたる管
理ポイントの構成要素として、前記引き渡された管理ポ
イント情報をディクショナリ3の区分け情報記録域に登
録する(ステップS18)。前記引き渡された管理ポイ
ント情報に対応する管理ポイントに上位区分がなけれ
ば、前記管理ポイント記録域に、前記引き渡された管理
ポイント情報に対応する管理ポイントを新規に登録する
とともに、ディクショナリ3の区分け情報記録域に当該
管理ポイント情報を記録する(ステップS18)。その
他のクレームについても、上述とほぼ同様にして各種定
義/登録処理を行う(ステップS19)。クレーム情報
処理部91は、クレーム対応処置が完了したクレームに
関し、クレームを送信してきた個々の利用者に対して完
了通知を発信する(ステップS20、S21)。この完
了通知の発信は、例えば、図247の画面において、
「完了通知」のボタンが押されることにより行われる。
【0263】情報活用主制御部31は、クレーム情報処
理部91からの通知があれば、図249のように、例え
ばポップアップ表示により、利用者に対して登録完了を
通知する。例えば、項目選択時に利用者がセットアップ
機能を使用して管理ポイントを定義していたような場合
には、図249に示すように管理ポイントの登録完了が
通知される。
【0264】図247の画面で、「未処理通知」ボタン
が押された場合には(ステップS22)、クレームを送
信した利用者に対する未処理通知発信処理が行われる
(ステップS23)。利用者からのクレームに対して処
理を行わずに未処理通知を発信するのは、次のような場
合である。管理ポイント等について、部門または全社等
のコンセンサスを得るのに時間がかかっている場合ある
いはコンセンサスを得ることができなかった場合。部門
内あるいは社内等のデータだけでは、利用者が希望する
データが得られない場合。これらのような場合は、クレ
ーム対応完了通知と同様に各利用者に対して、未処理の
旨の未処理通知を発信する。
【0265】情報活用主制御部31は、クレーム情報処
理部91からの未処理通知メールがあれば、登録完了通
知の場合と同様にポップアップ表示を行い、利用者に対
してその旨を伝える。このようにして、利用者のクレー
ムを迅速に分析し、適切なデータの再設計を行うことが
可能となり、利用者の欲しいデータを迅速に用意するこ
とが可能となる。
【0266】《他の実施例》なお、本発明は、上述した
第1〜第5の実施例に限定されず、その要旨を変更しな
い範囲内で種々変形して実施することができる。例え
ば、第1の他のデータベースシステムは、基幹システム
のマスタ情報およびトランザクション情報を格納するた
めの基幹データベースと、前記基幹データベースから抽
出され情報系システムのための所定の処理が施された公
開データベースと、前記公開データベースに加工済みの
2次テーブルを生成するためのジョブを定義する2次テ
ーブル定義情報を含む情報をデータベース情報と対応付
けて格納するためのディクショナリと、前記公開データ
ベースのデータベース情報のデータ項目と情報活用のた
めの管理および評価の基準に対応する管理ポイントとを
対応付けて前記ディクショナリにて記録管理するととも
に、前記2次テーブル定義情報を前記ディクショナリに
て記録管理するためのセットアップ手段と、利用者要求
に従い、所定の処理が施された最終形式の情報を利用可
能な形態で取り出すとともに、利用者の操作履歴を示す
操作ログを取得するための問い合わせ手段と、前記基幹
データベースから前記マスタ情報およびトランザクショ
ン情報を抽出して公開データベースを生成するととも
に、該公開データベースの状態監視および情報環境の変
更を行い、且つ前記操作ログに基づき前記ディクショナ
リの2次テーブル定義情報を参照して、前記公開データ
ベース上に加工済みの2次テーブルを作成配置するため
の運用支援手段とを具備する構成としてもよい。
【0267】この場合、前記ディクショナリに、2次テ
ーブル定義情報を含む情報をデータベース情報と対応付
けて格納する。この2次テーブル定義情報は、加工済み
の2次テーブルを、前記公開データベースに生成するた
めのジョブを定義する情報である。そして、前記セット
アップ手段は、前記2次テーブル定義情報を前記ディク
ショナリにて記録管理するとともに、前記公開データベ
ースのデータベース情報のデータ項目と情報活用のため
の管理および評価の基準に対応する管理ポイントとを対
応付けて前記ディクショナリにて記録管理する。さら
に、前記問い合わせ手段は、利用者要求に従い、所定の
処理が施された最終形式の情報を利用可能な形態で取り
出すとともに、利用者の操作履歴を示す操作ログを取得
する。前記運用支援手段は、前記基幹データベースから
前記マスタ情報およびトランザクション情報を抽出して
公開データベースを生成するとともに、該公開データベ
ースの状態監視および情報環境の変更を行い、且つ前記
操作ログに基づき前記ディクショナリの2次テーブル定
義情報を参照して、前記公開データベース上に加工済み
の2次テーブルを作成配置する。また、前記運用支援手
段は、前記操作ログを端末装置の画面に表示し、前記画
面における前記操作ログ上で2次テーブル化する範囲を
指定するための範囲設定手段と、前記操作ログの前記範
囲設定手段で指定された範囲の内容に相当する2次テー
ブルを生成する2次テーブル生成手段とを含むようにし
てもよい。
【0268】前記問い合わせ手段は、前記利用者要求に
従い、前記ディクショナリの2次テーブル定義情報を参
照し、使用可能な2次テーブルが存在する場合には、該
運用支援手段の処理を前記使用可能な2次テーブルに対
応する処理に変換する処理変換手段を含むようにしても
よい。そして、同様のデータベースシステムを構築する
ための第1の他のデータベースの情報活用支援装置は、
公開データベースに格納されたデータベース情報のデー
タ項目と対応付けて、情報活用のための管理および評価
の基準に対応する管理ポイントおよび公開データベース
に加工済みの2次テーブルを生成するためのジョブを定
義する2次テーブル定義情報を、前記管理ポイント情
報、管理および評価の基準となる定義情報ならびに前記
2次テーブル定義情報を含む情報としてディクショナリ
に格納して、記録管理するためのセットアップ手段と、
利用者要求に従い、前記ディクショナリを参照して、所
定の処理が施された最終形式の情報を利用可能な形態で
取り出すとともに、利用者の操作履歴を示す操作ログを
取得するための問い合わせ手段と、基幹システムの基幹
データベースからマスタ情報およびトランザクション情
報を抽出して前記公開データベースを生成するととも
に、該公開データベースの状態監視および情報環境の変
更を行い、且つ前記操作ログに基づき前記ディクショナ
リの2次テーブル定義情報を参照して、前記公開データ
ベース上に加工済みの2次テーブルを作成配置するため
の運用支援手段とを具備する構成としてもよい。また、
前記運用支援手段は、前記操作ログを端末装置の画面に
表示し、前記画面における前記操作ログ上で2次テーブ
ル化する範囲を指定するための範囲設定手段と、前記操
作ログの前記範囲設定手段で指定された範囲の内容に相
当する2次テーブルを生成する2次テーブル生成手段と
を含むようにしてもよい。前記問い合わせ手段は、前記
利用者要求に従い、前記ディクショナリの2次テーブル
定義情報を参照し、使用可能な2次テーブルが存在する
場合には、該運用支援手段の処理を前記使用可能な2次
テーブルに対応する処理に変換する処理変換手段を含む
ようにしてもよい。
【0269】第2の他のデータベースシステムは、基幹
システムのマスタ情報およびトランザクション情報を格
納するための基幹データベースと、前記基幹データベー
スから抽出され情報系システムのための所定の処理が施
された公開データベースと、前記基幹データベースおよ
び公開データベースの少なくとも一方のデータベース情
報に対応付けられた部門固有、業務固有および全体共通
の少なくともいずれかのカレンダ情報を含む情報を格納
するためのディクショナリと、前記カレンダ情報を、前
記データベース情報に対応付けて、前記ディクショナリ
にて記録管理するためのセットアップ手段と、利用者要
求に従い且つ前記ディクショナリに格納されたカレンダ
情報に基づいて、所定の処理が施された最終形式の情報
を取り出すための問い合わせ手段と、前記基幹データベ
ースから前記マスタ情報およびトランザクション情報を
抽出して公開データベースを生成するとともに、該公開
データベースの状態監視および情報環境の変更を行うた
めの運用支援手段とを具備する構成としてもよい。この
場合、前記ディクショナリに、カレンダ情報を含む情報
を格納する。このカレンダ情報は、データベース情報に
対応付けられた部門固有、業務固有および全体共通の少
なくともいずれかのカレンダ情報である。そして、前記
セットアップ手段は、前記カレンダ情報を前記データベ
ース情報に対応付けて、前記ディクショナリにて記録管
理する。さらに、前記問い合わせ手段は、利用者要求に
従い且つ前記ディクショナリに格納されたカレンダ情報
に基づいて、所定の処理が施された最終形式の情報を取
り出す。また、前記セットアップ手段は、所要のデータ
項目に対応させてカレンダを用いる演算・加工式を定義
する定義情報を前記ディクショナリに格納するための式
定義手段を含み、且つ前記問い合わせ手段は、前記ディ
クショナリの定義情報に基づき、前記ディクショナリに
前記演算・加工式が定義されたデータ項目を参照する際
に前記演算・加工式に従った計算処理を行うための計算
処理手段を含むようにしてもよい。
【0270】そして、同様のデータベースシステムを構
築するための第2の他のデータベースの情報活用支援装
置は、基幹データベースおよび公開データベースの少な
くとも一方のデータベース情報に対応付けられた部門固
有、業務固有および全体共通の少なくともいずれかのカ
レンダ情報を含む情報を、前記データベース情報に対応
付けて、前記カレンダ情報を含む情報が格納されるディ
クショナリにて、記録管理するためのセットアップ手段
と、利用者要求に従い且つ前記ディクショナリに格納さ
れたカレンダ情報に基づいて、所定の処理が施された最
終形式の情報を取り出すための問い合わせ手段と、前記
基幹データベースから前記マスタ情報およびトランザク
ション情報を抽出して公開データベースを生成するとと
もに、該公開データベースの状態監視および情報環境の
変更を行うための運用支援手段とを具備する構成として
もよい。また、前記セットアップ手段は、所要のデータ
項目に対応させてカレンダを用いる演算・加工式を定義
する定義情報を前記ディクショナリに格納するための式
定義手段を含み、且つ前記問い合わせ手段は、前記ディ
クショナリの定義情報に基づき、前記ディクショナリに
前記演算・加工式が定義されたデータ項目を参照する際
に前記演算・加工式に従った計算処理を行うための計算
処理手段を含むようにしてもよい。
【0271】第3の他のデータベースシステムは、基幹
システムのマスタ情報およびトランザクション情報を格
納するための基幹データベースと、前記基幹データベー
スから抽出され情報系システムのための所定の処理が施
された公開データベースと、前記基幹データベースおよ
び公開データベースの少なくとも一方のデータベース情
報のデータ項目の属性としての単位情報を含む情報を格
納するためのディクショナリと、前記単位情報を、前記
データベース情報のデータ項目に対応付けて、前記ディ
クショナリにて記録管理するためのセットアップ手段
と、利用者要求に従い、所定の処理が施された最終形式
の情報を取り出すとともに、前記ディクショナリに格納
された単位情報を参照し、該単位情報に基づく単位を計
算して、前記データ項目の最終形式の情報を生成するた
めの問い合わせ手段と、前記基幹データベースから前記
マスタ情報およびトランザクション情報を抽出して公開
データベースを生成するとともに、該公開データベース
の状態監視および情報環境の変更を行うための運用支援
手段とを具備する構成としてもよい。
【0272】この場合、前記ディクショナリに、データ
ベース情報のデータ項目の属性としての単位情報を含む
情報を格納する。そして、前記セットアップ手段は、前
記単位情報を、前記データベース情報のデータ項目に対
応付けて、前記ディクショナリにて記録管理する。さら
に、前記問い合わせ手段は、利用者要求に従い、所定の
処理が施された最終形式の情報を取り出す際に、前記デ
ィクショナリに格納された単位情報を参照し、該単位情
報に基づく単位を計算して、前記データ項目の最終形式
の情報を生成する。また、前記ディクショナリは、演算
・加工によって発生するデータ項目の演算規則および単
位情報を含む情報を格納し、前記セットアップ手段は、
前記演算・加工によって発生するデータ項目についての
前記演算規則および単位情報を前記ディクショナリにて
記録管理するための規則管理手段を含み、且つ前記問い
合わせ手段は、前記ディクショナリの定義情報に基づ
き、前記演算・加工によって発生するデータ項目のデー
タを取り出す際に、該当項目に前記演算規則が定義され
ている場合には、該演算規則に従った計算処理を行うた
めの計算処理手段を含むようにしてもよい。
【0273】前記問い合わせ手段は、利用者が、所望の
単位および前記ディクショナリに定義されていない演算
式の少なくとも一方を指定した場合には、演算対象とし
て単位が定義されたデータ項目が選択されると、前記デ
ィクショナリの単位情報に基づき、演算対象のデータ項
目の単位を合わせる演算式を生成して、計算処理に供す
るための単位処理手段を含むようにしてもよい。前記デ
ィクショナリは、1つのデータ項目に対して複数の単位
情報および単位を得るための演算規則を含む情報を格納
し、前記セットアップ手段は、前記単位情報および演算
規則を前記ディクショナリにて記録管理するための規則
管理手段を含み、且つ前記問い合わせ手段は、前記ディ
クショナリの定義情報に基づき、前記演算・加工によっ
て発生するデータ項目のデータを取り出す際に、該当項
目に前記演算規則が定義されている場合には、該演算規
則に従った計算処理を行うための計算処理手段を含むよ
うにしてもよい。
【0274】そして、同様のデータベースシステムを構
築するための第3の他のデータベースの情報活用支援装
置は、基幹システムの基幹データベースおよび該基幹デ
ータベースから抽出された公開データベースの少なくと
も一方のデータベース情報のデータ項目に対応付けて、
前記データ項目の属性としての単位情報を含む情報を、
ディクショナリにて、記録管理するためのセットアップ
手段と、利用者要求に従い、所定の処理が施された最終
形式の情報を取り出すとともに、前記ディクショナリに
格納された単位情報を参照し、該単位情報に基づく単位
を計算して、前記データ項目の最終形式の情報を生成す
るための問い合わせ手段と、前記基幹データベースから
マスタ情報およびトランザクション情報を抽出して公開
データベースを生成するとともに、該公開データベース
の状態監視および情報環境の変更を行うための運用支援
手段とを具備する構成としてもよい。また、前記ディク
ショナリは、演算・加工によって発生するデータ項目の
演算規則および単位情報を含む情報を格納し、前記セッ
トアップ手段は、前記演算・加工によって発生するデー
タ項目についての前記演算規則および単位情報を前記デ
ィクショナリにて記録管理するための規則管理手段を含
み、且つ前記問い合わせ手段は、前記ディクショナリの
定義情報に基づき、前記演算・加工によって発生するデ
ータ項目のデータを取り出す際に、該当項目に前記演算
規則が定義されている場合には、該演算規則に従った計
算処理を行うための計算処理手段を含むようにしてもよ
い。
【0275】前記問い合わせ手段は、利用者が、所望の
単位および前記ディクショナリに定義されていない演算
式の少なくとも一方を指定した場合には、演算対象とし
て単位が定義されたデータ項目が選択されると、前記デ
ィクショナリの単位情報に基づき、演算対象のデータ項
目の単位を合わせる演算式を生成して、計算処理に供す
るための単位処理手段を含むようにしてもよい。前記デ
ィクショナリは、1つのデータ項目に対して複数の単位
情報および単位を得るための演算規則を含む情報を格納
し、前記セットアップ手段は、前記単位情報および演算
規則を前記ディクショナリにて記録管理するための規則
管理手段を含み、且つ前記問い合わせ手段は、前記ディ
クショナリの定義情報に基づき、前記演算・加工によっ
て発生するデータ項目のデータを取り出す際に、該当項
目に前記演算規則が定義されている場合には、該演算規
則に従った計算処理を行うための計算処理手段を含むよ
うにしてもよい。
【0276】第4の他のデータベースシステムは、基幹
システムのマスタ情報およびトランザクション情報を格
納するための基幹データベースと、前記基幹データベー
スから抽出され情報系システムのための所定の処理が施
された公開データベースと、前記基幹データベースおよ
び公開データベースの少なくとも一方のデータベース情
報に対応付けられた管理ポイント情報、ならびに管理お
よび評価の基準となる定義情報を含む情報を格納するた
めのディクショナリと、情報活用のための管理および評
価の基準に対応する管理ポイントを、前記データベース
情報のデータ項目に対応付けて、前記ディクショナリに
て記録管理するためのセットアップ手段と、利用者要求
に従い、所定の処理が施された最終形式の情報を、前記
管理ポイントに基づくレイアウトとして取り出すための
問い合わせ手段と、前記基幹データベースから前記マス
タ情報およびトランザクション情報を抽出して公開デー
タベースを生成するとともに、該公開データベースの状
態監視および情報環境の変更を行うための運用支援手段
とを具備する構成としてもよい。この場合、前記ディク
ショナリに、データベース情報に対応付けられた管理ポ
イント情報、ならびに管理および評価の基準となる定義
情報を含む情報を格納する。そして、前記セットアップ
手段は、管理ポイントを、前記データベース情報のデー
タ項目に対応付けて、前記ディクショナリにて記録管理
する。さらに、前記問い合わせ手段は、利用者要求に従
い、所定の処理が施された最終形式の情報を、前記管理
ポイントに基づくレイアウトとして取り出す。また、前
記ディクショナリは、前記管理ポイントの区分け方法
を、階層化して定義する情報を格納し、前記セットアッ
プ手段は、前記管理ポイントの区分け方法を階層化して
定義する情報を、前記管理ポイント情報に対応付けて記
録管理し、且つ前記問い合わせ手段は、利用者要求に従
い、管理ポイントを参照して、前記セットアップ手段お
よび運用支援手段で処理された最終形式の情報を、前記
管理ポイントの区分け方法に従ってレイアウトして取り
出すようにしてもよい。
【0277】前記セットアップ手段は、前記管理ポイン
トの区分け方法として、直接データを使用する方法およ
び意味を付加する方法を含む区分け情報を定義するため
の区分け定義手段を含むようにしてもよい。
【0278】前記問い合わせ手段は、利用者が、データ
ベース情報の取り出し形式を決定するワークシート上
に、選択した管理ポイントを貼り付ける操作を端末装置
の表示画面を介して対話的に行うことにより、前記取り
出し形式を決定するレイアウト決定手段を含むようにし
てもよい。そして、同様のデータベースシステムを構築
するための第4の他のデータベースの情報活用支援装置
は、基幹データベースおよび公開データベースの少なく
とも一方のデータベース情報に対応付けられた管理ポイ
ント情報、ならびに管理および評価の基準となる定義情
報を含む情報を、前記管理ポイントおよび前記定義情報
が格納されるディクショナリにて、前記データベース情
報のデータ項目に対応付けて、記録管理するためのセッ
トアップ手段と、利用者要求に従い、所定の処理が施さ
れた最終形式の情報を、前記管理ポイントに基づくレイ
アウトとして取り出すための問い合わせ手段と、前記基
幹データベースから前記マスタ情報およびトランザクシ
ョン情報を抽出して公開データベースを生成するととも
に、該公開データベースの状態監視および情報環境の変
更を行うための運用支援手段とを具備する構成としても
よい。また、前記ディクショナリは、前記管理ポイント
の区分け方法を、階層化して定義する情報を格納し、前
記セットアップ手段は、前記管理ポイントの区分け方法
を階層化して定義する情報を、前記管理ポイント情報に
対応付けて記録管理し、且つ前記問い合わせ手段は、利
用者要求に従い、管理ポイントを参照して、前記セット
アップ手段および運用支援手段で処理された最終形式の
情報を、前記管理ポイントの区分け方法に従ってレイア
ウトして取り出すようにしてもよい。
【0279】前記セットアップ手段は、前記管理ポイン
トの区分け方法として、直接データを使用する方法およ
び意味を付加する方法を含む区分け情報を定義するため
の区分け定義手段を含むようにしてもよい。前記問い合
わせ手段は、利用者が、データベース情報の取り出し形
式を決定するワークシート上に、選択した管理ポイント
を貼り付ける操作を端末装置の表示画面を介して対話的
に行うことにより、前記取り出し形式を決定するレイア
ウト決定手段を含むようにしてもよい。
【0280】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原データベースから読出したデータおよびその読出した
データを加工したデータを公開データベースに格納する
とともに、情報管理部で、前記公開データベースの格納
データとその格納データの属性情報とを対応付けて管理
し、問い合わせ部で、利用者要求に従い上記公開データ
ベースに格納されたデータと前記属性情報とに基づいて
データを加工表示するようにして、データベース情報の
信頼性および情報活用の生産性の抜本的な向上を可能と
するデータベースシステムおよびデータベースの情報活
用支援装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るデータベースシステムの
原理的な全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係るデータベースシス
テムのセットアップ装置の機能構成を示すブロック図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施例に係るデータベースシス
テムの問い合わせ装置の機能構成を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施例に係るデータベースシス
テムの運用支援装置の機能構成を示すブロック図であ
る。
【図5】図2〜図4のデータベースシステムを説明する
ための運用管理の初期メニューの表示画面を示す図であ
る。
【図6】図2〜図4のデータベースシステムのディクシ
ョナリの抽出ジョブ情報記録域を説明するための模式図
である。
【図7】図2〜図4のデータベースシステムを説明する
ための抽出ジョブ選択画面を示す図である。
【図8】図2〜図4のデータベースシステムを説明する
ための抽出ジョブ属性定義ワークシートの表示画面を示
す図である。
【図9】図2〜図4のデータベースシステムを説明する
ための抽出テーブル選択画面を示す図である。
【図10】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのデータ項目選択画面を示す図である。
【図11】図2〜図4のデータベースシステムの抽出ジ
ョブ記録域の抽出ジョブを説明するための模式図であ
る。
【図12】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための抽出条件一覧画面を示す図である。
【図13】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための抽出条件設定ワークシートの表示画面を示す図
である。
【図14】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための抽出条件一覧画面を示す図である。
【図15】図2〜図4のデータベースシステムの抽出ジ
ョブ記録域の抽出ジョブを説明するための模式図であ
る。
【図16】図2〜図4のデータベースシステムの抽出情
報記録域および抽出ジョブ記録域を説明するための模式
図である。
【図17】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための抽出ジョブ選択画面を示す図である。
【図18】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための抽出ジョブ選択画面を示す図である。
【図19】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための抽出ジョブ実行確認画面を示す図である。
【図20】図2〜図4のデータベースシステムのテーブ
ル管理情報記録域を説明するための模式図である。
【図21】図2〜図4のデータベースシステムのデータ
項目記録域およびデータ項目属性記録域を説明するため
の模式図である。
【図22】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための抽出ジョブ選択画面を示す図である。
【図23】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのセットアップ処理の初期メニューの表示画面を
示す図である。
【図24】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのテーブル区分選択画面を示す図である。
【図25】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのテーブル選択画面を示す図である。
【図26】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのデータ項目選択画面を示す図である。
【図27】図2〜図4のデータベースシステムのデータ
項目記録域およびデータ項目属性記録域を説明するため
の模式図である。
【図28】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのデータ項目属性定義ワークシートの表示画面を
示す図である。
【図29】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのデータ項目属性定義ワークシートの表示画面を
示す図である。
【図30】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのデータ項目属性定義ワークシートの表示画面を
示す図である。
【図31】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのデータ項目属性定義ワークシートの表示画面を
示す図である。
【図32】図2〜図4のデータベースシステムのデータ
項目記録域およびデータ項目属性記録域を説明するため
の模式図である。
【図33】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのテーブル定義処理の初期メニューの表示画面を
示す図である。
【図34】図2〜図4のデータベースシステムのテーブ
ル管理情報記録域を説明するための模式図である。
【図35】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのテーブル区分選択画面を示す図である。
【図36】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのテーブル選択画面を示す図である。
【図37】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのテーブル選択画面を示す図である。
【図38】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのテーブル選択画面を示す図である。
【図39】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのテーブル選択画面を示す図である。
【図40】図2〜図4のデータベースシステムのテーブ
ル管理情報記録域を説明するための模式図である。
【図41】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのテーブル選択画面を示す図である。
【図42】図2〜図4のデータベースシステムのテーブ
ル管理情報記録域を説明するための模式図である。
【図43】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのテーブル区分選択画面を示す図である。
【図44】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのテーブル選択画面を示す図である。
【図45】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための結合キー項目選択画面を示す図である。
【図46】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのテーブル結合定義ワークシートの表示画面を示
す図である。
【図47】図2〜図4のデータベースシステムのテーブ
ル結合管理情報テーブルにおける結合方法を説明するた
めの図である。
【図48】図2〜図4のデータベースシステムのテーブ
ル結合管理情報記録域を説明するための模式図である。
【図49】図2〜図4のデータベースシステムのテーブ
ル管理情報記録域を説明するための模式図である。
【図50】図2〜図4のデータベースシステムのデータ
項目記録域およびデータ項目属性記録域を説明するため
の模式図である。
【図51】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのテーブル区分選択画面を示す図である。
【図52】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのテーブル選択画面を示す図である。
【図53】図2〜図4のデータベースシステムのデータ
項目記録域およびデータ項目属性記録域を説明するため
の模式図である。
【図54】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための演算加工定義ワークシートの表示画面を示す図
である。
【図55】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのデータ項目属性定義ワークシートの表示画面を
示す図である。
【図56】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための演算加工定義ワークシートの表示画面を示す図
である。
【図57】図2〜図4のデータベースシステムのデータ
項目記録域およびデータ項目属性記録域を説明するため
の模式図である。
【図58】図2〜図4のデータベースシステムのデータ
項目記録域およびデータ項目属性記録域を説明するため
の模式図である。
【図59】図2〜図4のデータベースシステムのデータ
項目集団化定義情報記録域を説明するための模式図であ
る。
【図60】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための代表名選択画面を示す図である。
【図61】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための集団化データ項目の内訳の表示画面を示す図で
ある。
【図62】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための代表名定義ワークシートの表示画面を示す図で
ある。
【図63】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための集団化データ項目のデータ項目の一覧の表示画
面を示す図である。
【図64】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのテーブル区分選択画面を示す図である。
【図65】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのテーブル選択画面を示す図である。
【図66】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのデータ項目選択画面を示す図である。
【図67】図2〜図4のデータベースシステムの売上デ
ータ項目記録域およびデータ項目属性記録域を説明する
ための模式図である。
【図68】図2〜図4のデータベースシステムのデータ
項目集団化定義情報記録域を説明するための模式図であ
る。
【図69】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための代表名選択画面を示す図である。
【図70】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための集団化データ項目の内訳の表示画面を示す図で
ある。
【図71】図2〜図4のデータベースシステムの管理ポ
イント記録域を説明するための模式図である。
【図72】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための管理ポイントの一覧の表示画面を示す図であ
る。
【図73】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための管理ポイント定義ワークシートの表示画面を示
す図である。
【図74】図2〜図4のデータベースシステムの管理ポ
イント記録域を説明するための模式図である。
【図75】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための管理ポイントの一覧の表示画面を示す図であ
る。
【図76】図2〜図4のデータベースシステムの管理ポ
イント記録域および区分け情報記録域を説明するための
模式図である。
【図77】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための区分け定義の一覧の表示画面を示す図である。
【図78】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのテーブル区分選択画面を示す図である。
【図79】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのテーブル選択画面を示す図である。
【図80】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのテーブル選択画面を示す図である。
【図81】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための区分け定義方法の確認画面を示す図である。
【図82】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための区分け属性定義ワークシートの表示画面を示す
図である。
【図83】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための区分け属性定義ワークシートの表示画面を示す
図である。
【図84】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための区分け定義の確認画面を示す図である。
【図85】図2〜図4のデータベースシステムの管理ポ
イント記録域、区分け情報記録域および区分け明細記録
域を説明するための模式図である。
【図86】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための区分け定義の一覧の表示画面を示す図である。
【図87】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための管理ポイントの一覧の表示画面を示す図であ
る。
【図88】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための区分け定義の一覧の表示画面を示す図である。
【図89】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのレイアウト決定ワークシートの表示画面を示す
図である。
【図90】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのレイアウト決定ワークシートの表示画面を示す
図である。
【図91】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るためのレイアウト決定ワークシートの表示画面を示す
図である。
【図92】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための抽出ジョブの処理メニューの表示画面を示す図
である。
【図93】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための抽出ジョブの一覧の表示画面を示す図である。
【図94】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための抽出ジョブの一覧の表示画面を示す図である。
【図95】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための整合性の警告画面を示す図である。
【図96】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための整合性の警告画面を示す図である。
【図97】図2〜図4のデータベースシステムの管理ポ
イント記録域、区分け情報記録域および区分け明細記録
域を説明するための模式図である。
【図98】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための区分け情報の変更の表示画面を示す図である。
【図99】図2〜図4のデータベースシステムを説明す
るための区分け情報の変更の表示画面を示す図である。
【図100】図2〜図4のデータベースシステムの管理
ポイント記録域、区分け情報記録域および区分け明細記
録域を説明するための模式図である。
【図101】本発明の第2の実施例に係るデータベース
システムのセットアップ装置の機能構成を示すブロック
図である。
【図102】本発明の第2の実施例に係るデータベース
システムの問い合わせ装置の機能構成を示すブロック図
である。
【図103】本発明の第2の実施例に係るデータベース
システムの運用支援装置の機能構成を示すブロック図で
ある。
【図104】図101〜図103のデータベースシステ
ムを説明するための運用管理の初期メニューの表示画面
を示す図である。
【図105】図101〜図103のデータベースシステ
ムを説明するための抽出テーブル選択画面を示す図であ
る。
【図106】図101〜図103のデータベースシステ
ムを説明するためのキー項目選択画面を示す図である。
【図107】図101〜図103のデータベースシステ
ムを説明するための時系列キー項目情報決定ワークシー
トの表示画面を示す図である。
【図108】図101〜図103のデータベースシステ
ムを説明するための抽出データ項目の一覧の表示画面を
示す図である。
【図109】図101〜図103のデータベースシステ
ムを説明するための抽出データ項目の一覧の表示画面を
示す図である。
【図110】図101〜図103のデータベースシステ
ムを説明するための検索条件設定ワークシートの表示画
面を示す図である。
【図111】図101〜図103のデータベースシステ
ムの抽出ジョブ情報記録域および抽出ジョブ記録域を説
明するための模式図である。
【図112】図101〜図103のデータベースシステ
ムを説明するための抽出ジョブ選択画面を示す図であ
る。
【図113】図101〜図103のデータベースシステ
ムの抽出ジョブ情報記録域を説明するための模式図であ
る。
【図114】図101〜図103のデータベースシステ
ムを説明するための抽出ジョブ完了の確認画面を示す図
である。
【図115】図101〜図103のデータベースシステ
ムのテーブル管理情報記録域を説明するための模式図で
ある。
【図116】図101〜図103のデータベースシステ
ムのデータ項目記録域およびデータ項目属性記録域を説
明するための模式図である。
【図117】図101〜図103のデータベースシステ
ムのデータ項目記録域およびデータ項目属性記録域を説
明するための模式図である。
【図118】図101〜図103のデータベースシステ
ムのデータ項目記録域およびデータ項目属性記録域を説
明するための模式図である。
【図119】図101〜図103のデータベースシステ
ムの管理ポイント記録域および区分け情報記録域を説明
するための模式図である。
【図120】図101〜図103のデータベースシステ
ムを説明するためのレイアウト決定ワークシートの表示
画面を示す図である。
【図121】図101〜図103のデータベースシステ
ムを説明するためのレイアウト決定ワークシートの表示
画面を示す図である。
【図122】図101〜図103のデータベースシステ
ムを説明するためのレイアウト決定ワークシートの表示
画面を示す図である。
【図123】図101〜図103のデータベースシステ
ムを説明するためのレイアウト決定ワークシートの表示
画面を示す図である。
【図124】図101〜図103のデータベースシステ
ムを説明するためのレイアウト決定ワークシートの表示
画面を示す図である。
【図125】図101〜図103のデータベースシステ
ムを説明するためのレイアウト決定ワークシートの表示
画面を示す図である。
【図126】図101〜図103のデータベースシステ
ムの抽出ジョブ情報記録域を説明するための模式図であ
る。
【図127】図101〜図103のデータベースシステ
ムの属性情報を説明するための模式図である。
【図128】図101〜図103のデータベースシステ
ムの準日データを説明するための模式図である。
【図129】図101〜図103のデータベースシステ
ムの日データを説明するための模式図である。
【図130】図101〜図103のデータベースシステ
ムの時系列データの蓄積方法を説明するための模式図で
ある。
【図131】図101〜図103のデータベースシステ
ムの時系列データの蓄積方法を説明するための模式図で
ある。
【図132】図101〜図103のデータベースシステ
ムの時系列データの蓄積方法を説明するための模式図で
ある。
【図133】図101〜図103のデータベースシステ
ムの時系列データの蓄積方法を説明するための模式図で
ある。
【図134】図101〜図103のデータベースシステ
ムの時系列データの蓄積方法を説明するための模式図で
ある。
【図135】図101〜図103のデータベースシステ
ムの時系列データの蓄積方法を説明するための模式図で
ある。
【図136】図101〜図103のデータベースシステ
ムの時系列データの編集を説明するための模式図であ
る。
【図137】本発明の第3の実施例に係るデータベース
システムのセットアップ装置の機能構成を示すブロック
図である。
【図138】本発明の第3の実施例に係るデータベース
システムの運用支援装置の機能構成を示すブロック図で
ある。
【図139】図137〜図138のデータベースシステ
ムの抽出ジョブ情報記録域を説明するための模式図であ
る。
【図140】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための抽出ジョブ選択画面を示す図であ
る。
【図141】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための抽出ジョブ属性定義ワークシートの
表示画面を示す図である。
【図142】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための抽出テーブル選択画面を示す図であ
る。
【図143】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するためのデータ項目選択画面を示す図であ
る。
【図144】図137〜図138のデータベースシステ
ムの抽出ジョブ記録域を説明するための模式図である。
【図145】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための抽出条件の一覧の表示画面を示す図
である。
【図146】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための抽出条件設定ワークシートの表示画
面を示す図である。
【図147】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための抽出条件の一覧の表示画面を示す図
である。
【図148】図137〜図138のデータベースシステ
ムの抽出ジョブ記録域を説明するための模式図である。
【図149】図137〜図138のデータベースシステ
ムの抽出ジョブ情報記録域および抽出ジョブ記録域を説
明するための模式図である。
【図150】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための抽出ジョブ選択画面を示す図であ
る。
【図151】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための先行抽出ジョブ選択画面を示す図で
ある。
【図152】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための抽出ジョブ順序定義画面を示す図で
ある。
【図153】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための抽出ジョブ順序定義画面を示す図で
ある。
【図154】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための抽出ジョブ順序定義画面を示す図で
ある。
【図155】図137〜図138のデータベースシステ
ムの抽出ジョブ情報記録域を説明するための模式図であ
る。
【図156】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための抽出ジョブ選択画面を示す図であ
る。
【図157】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための抽出ジョブ選択画面を示す図であ
る。
【図158】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための後続ジョブ確認画面を示す図であ
る。
【図159】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための抽出ジョブ実行確認画面を示す図で
ある。
【図160】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための利用期限設定確認画面を示す図であ
る。
【図161】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための利用期限設定確認画面を示す図であ
る。
【図162】図137〜図138のデータベースシステ
ムの抽出ジョブ情報記録域を説明するための模式図であ
る。
【図163】図137〜図138のデータベースシステ
ムのテーブル管理情報記録域を説明するための模式図で
ある。
【図164】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための運用支援処理の初期メニューの表示
画面を示す図である。
【図165】図137〜図138のデータベースシステ
ムの抽出元テーブル管理情報記録域を説明するための模
式図である。
【図166】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するためのテーブル選択画面を示す図である。
【図167】図137〜図138のデータベースシステ
ムの抽出ジョブ情報記録域を説明するための模式図であ
る。
【図168】図137〜図138のデータベースシステ
ムのテーブル管理情報記録域を説明するための模式図で
ある。
【図169】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための版数一致性確認画面を示す図であ
る。
【図170】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための版数一致性確認画面を示す図であ
る。
【図171】図137〜図138のデータベースシステ
ムのテーブル管理情報記録域を説明するための模式図で
ある。
【図172】図137〜図138のデータベースシステ
ムの抽出ジョブ情報記録域を説明するための模式図であ
る。
【図173】図137〜図138のデータベースシステ
ムのテーブル管理情報記録域を説明するための模式図で
ある。
【図174】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するためのテーブル区分選択画面を示す図であ
る。
【図175】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するためのテーブル選択画面を示す図である。
【図176】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための結合キー項目選択画面を示す図であ
る。
【図177】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するためのテーブル結合定義ワークシートの表
示画面を示す図である。
【図178】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための版数チェック確認画面を示す図であ
る。
【図179】図137〜図138のデータベースシステ
ムのテーブル結合管理情報記録域を説明するための模式
図である。
【図180】図137〜図138のデータベースシステ
ムのテーブル管理情報記録域を説明するための模式図で
ある。
【図181】図137〜図138のデータベースシステ
ムのデータ項目記録域およびデータ項目属性記録域を説
明するための模式図である。
【図182】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するためのテーブル区分選択画面を示す図であ
る。
【図183】図137〜図138のデータベースシステ
ムのデータ項目記録域およびデータ項目属性記録域を説
明するための模式図である。
【図184】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための演算加工定義ワークシートの表示画
面を示す図である。
【図185】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するためのデータ項目属性定義ワークシートの
表示画面を示す図である。
【図186】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための演算加工定義ワークシートの表示画
面を示す図である。
【図187】図137〜図138のデータベースシステ
ムのデータ項目記録域およびデータ項目属性記録域を説
明するための模式図である。
【図188】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するためのテーブル区分選択画面を示す図であ
る。
【図189】図137〜図138のデータベースシステ
ムのデータ項目記録域およびデータ項目属性記録域を説
明するための模式図である。
【図190】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための演算加工定義ワークシートの表示画
面を示す図である。
【図191】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための演算加工定義ワークシートの表示画
面を示す図である。
【図192】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するためのデータ項目属性定義ワークシートの
表示画面を示す図である。
【図193】図137〜図138のデータベースシステ
ムのデータ項目記録域およびデータ項目属性記録域を説
明するための模式図である。
【図194】図137〜図138のデータベースシステ
ムの管理ポイント記録域を説明するための模式図であ
る。
【図195】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための管理ポイントの一覧の表示画面を示
す図である。
【図196】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための管理ポイント定義ワークシートの表
示画面を示す図である。
【図197】図137〜図138のデータベースシステ
ムの管理ポイント記録域を説明するための模式図であ
る。
【図198】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための管理ポイントの一覧の表示画面を示
す図である。
【図199】図137〜図138のデータベースシステ
ムの管理ポイント記録域および区分け情報記録域を説明
するための模式図である。
【図200】図137〜図138のデータベースシステ
ムを説明するための区分け定義確認画面を示す図であ
る。
【図201】図137〜図138のデータベースシステ
ムの管理ポイント記録域、区分け情報記録域および区分
け明細記録域を説明するための模式図である。
【図202】本発明の第4の実施例に係るデータベース
システムのセットアップ装置の機能構成を示すブロック
図である。
【図203】本発明の第4の実施例に係るデータベース
システムの問い合わせ装置の機能構成を示すブロック図
である。
【図204】本発明の第4の実施例に係るデータベース
システムの運用支援装置の機能構成を示すブロック図で
ある。
【図205】図202〜図204のデータベースシステ
ムの管理ポイント記録域を説明するための模式図であ
る。
【図206】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するための管理ポイントの一覧の表示画面を示
す図である。
【図207】図202〜図204のデータベースシステ
ムの管理ポイント記録域および区分け情報記録域を説明
するための模式図である。
【図208】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するための区分け定義の一覧の表示画面を示す
図である。
【図209】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するためのテーブル区分選択画面を示す図であ
る。
【図210】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するためのテーブル選択画面を示す図である。
【図211】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するためのデータ項目選択画面を示す図であ
る。
【図212】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するための区分け定義方法確認画面を示す図で
ある。
【図213】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するための区分け属性定義ワークシートの表示
画面を示す図である。
【図214】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するための暫定グラフ表示の表示画面を示す図
である。
【図215】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するための区分け属性定義ワークシートの表示
画面を示す図である。
【図216】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するための区分け定義確認画面を示す図であ
る。
【図217】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するための確定ヒストグラム表示の表示画面を
示す図である。
【図218】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するための管理ポイント選択画面を示す図であ
る。
【図219】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するための区分け定義選択画面を示す図であ
る。
【図220】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するための3次元グラフ表示の表示画面を示す
図である。
【図221】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するためのグラフ登録確認画面を示す図であ
る。
【図222】図202〜図204のデータベースシステ
ムの管理ポイント記録域、区分け情報記録域、区分け明
細記録域および管理ポイントグラフ情報記録域を説明す
るための模式図である。
【図223】図202〜図204のデータベースシステ
ムのグラフ属性情報を説明するための模式図である。
【図224】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するための区分け定義の一覧の表示画面を示す
図である。
【図225】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するための管理ポイントの一覧の表示画面を示
す図である。
【図226】図202〜図204のデータベースシステ
ムの管理ポイント記録域、区分け情報記録域、区分け明
細記録域および管理ポイントグラフ情報記録域を説明す
るための模式図である。
【図227】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するための管理ポイントの一覧の表示画面を示
す図である。
【図228】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するための3次元グラフ表示の表示画面を示す
図である。
【図229】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するためのレイアウト決定ワークシートの表示
画面を示す図である。
【図230】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するためのレイアウト決定ワークシートのグラ
フ表示画面を示す図である。
【図231】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するためのレイアウト決定ワークシートの範囲
選択画面を示す図である。
【図232】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するためのレイアウト決定ワークシートの表示
画面を示す図である。
【図233】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するための抽出ジョブ選択画面を示す図であ
る。
【図234】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するための整合性の警告画面を示す図である。
【図235】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するための整合性の警告画面を示す図である。
【図236】図202〜図204のデータベースシステ
ムの管理ポイント記録域、区分け情報記録域、区分け明
細記録域および管理ポイントグラフ情報記録域を説明す
るための模式図である。
【図237】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するための区分け定義の一覧の表示画面を示す
図である。
【図238】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するための区分け定義変更ワークシートの表示
画面を示す図である。
【図239】図202〜図204のデータベースシステ
ムの管理ポイント記録域、区分け情報記録域、区分け明
細記録域および管理ポイントグラフ情報記録域を説明す
るための模式図である。
【図240】図202〜図204のデータベースシステ
ムを説明するためのグラフ更新の確認画面を示す図であ
る。
【図241】本発明の第5の実施例に係るデータベース
システムのクレーム処理の機能構成を示すブロック図で
ある。
【図242】図241のデータベースシステムのクレー
ム記録域を説明するための模式図である。
【図243】図241のデータベースシステムの添付資
料記録域を説明するための模式図である。
【図244】図241のデータベースシステムのクレー
ム処理を説明するためのフローチャートである。
【図245】図241のデータベースシステムのクレー
ム記録域および添付資料記録域を説明するための模式図
である。
【図246】図241のデータベースシステムのクレー
ム蓄積処理を説明するためのフローチャートである。
【図247】図241のデータベースシステムを説明す
るためのクレーム状態の一覧の表示画面を示す図であ
る。
【図248】図241のデータベースシステムを説明す
るための未定義管理ポイントの一覧の表示画面を示す図
である。
【図249】図241のデータベースシステムを説明す
るためのクレーム対応完了の通知画面を示す図である。
【符号の説明】
1…基幹データベース 1A…基幹システムからの抽出(送出)データベース 2…公開データベース 3…ディクショナリ 3A…共通ディクショナリ 3B…個別ディクショナリ 4…セットアップ装置 5…運用支援装置 5A…データベース管理部(DBMS) 6…問い合わせ装置 7…情報ファイル 7A…操作情報蓄積ファイル(利用ログファイル) 7B…クレーム蓄積ファイル 7C…クレーム管理ファイル 11…情報セットアップ主制御部 12…データ項目情報定義部 13…テーブル情報定義部 14…テーブル区分部 15…テーブル結合定義部 16…演算加工データ項目定義部 17…関数パラメタ定義部 18…データ項目集団化定義部 19…管理ポイント定義部 20…区分け情報定義部 21…データ項目管理支援部 22…テーブル管理支援部 23…ポイント管理支援部 31…情報活用主制御部 32…レイアウト決定部 33…区分け情報選択最適化部 34…集団化データ項目選択部 35…情報取り出し駆動部 36…検索加工部 37…関数処理部 38…メディア変換部 39…情報表示連携部 41…運用管理支援主制御部 42…抽出ジョブ定義部 43…情報抽出部 44…区分け情報整合性保証部 45…データベースチューニング部 51…時系列データ関数処理部 52…データ転置部 61…時系列抽出ジョブ定義部 62…時系列抽出部 63…時系列データ編集部 71…版数チェック部 72…データベース監視部 81…直接活用定義部 82…管理ポイント視覚化部 83…意味付加定義部 84…文字データ意味付け部 85…数値データ意味付け部 86…区分け定義情報削除部 87…演算加工式生成部 88…管理ポイント視覚表示部 89…区分け情報定義部 91…クレーム情報処理部 92…クレーム処理部 93…操作情報蓄積部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 一郎 神奈川県小田原市栄町一丁目6番地4 株 式会社富士通ソフトウェア生産技術研究所 内 (72)発明者 新井 祥一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 田中 勉 神奈川県小田原市栄町一丁目6番地4 株 式会社富士通ソフトウェア生産技術研究所 内 (72)発明者 寺内 勇二 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 渡辺 康博 神奈川県小田原市栄町一丁目6番地4 株 式会社富士通ソフトウェア生産技術研究所 内 (72)発明者 竹川 一博 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (72)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原データベースと、 前記原データベースから読出したデータおよびその読出
    したデータを加工したデータを格納する公開データベー
    スと、 前記公開データベースに格納されたデータとその格納さ
    れたデータの属性情報とを対応付けて管理する情報管理
    手段と、 利用者要求に従い上記公開データベースに格納されたデ
    ータと前記属性情報とに基づいてデータを加工表示する
    問い合わせ手段とを備えたことを特徴とするデータベー
    スシステム。
  2. 【請求項2】 前記原データベースは、基幹システムの
    基幹データベースを含むことを特徴とする請求項1に記
    載のデータベースシステム。
  3. 【請求項3】 前記情報管理手段は、前記公開データベ
    ースに格納されたデータに対応付けてその格納されたデ
    ータの属性情報を記録管理する属性管理手段と、この属
    性管理手段により管理すべき属性情報を設定するセット
    アップ手段とを含むことを特徴とする請求項1または2
    に記載のデータベースシステム。
  4. 【請求項4】 前記属性管理手段は、前記公開データベ
    ースに格納されたデータに対応付けられたデータの属性
    情報を格納するディクショナリを有することを特徴とす
    る請求項3に記載のデータベースシステム。
  5. 【請求項5】 前記属性管理手段は、システム全体に共
    通の情報を格納するための共通ディクショナリと、利用
    者毎の区分け方法を含む情報を格納するための利用者別
    ディクショナリとを用いることを特徴とする請求項4に
    記載のデータベースシステム。
  6. 【請求項6】 前記属性管理手段は、システム全体に共
    通の情報を格納するための共通ディクショナリと、目的
    別の区分け方法を含む情報を格納するための目的別ディ
    クショナリとを用いることを特徴とする請求項4に記載
    のデータベースシステム。
  7. 【請求項7】 前記情報管理手段は、属性情報として、
    前記公開データベースに格納されたデータのデータ項目
    に対応付けられ且つ情報活用のための管理および評価の
    基準に対応する管理ポイント情報を含むことを特徴とす
    る請求項1または2に記載のデータベースシステム。
  8. 【請求項8】 前記情報管理手段は、前記セットアップ
    手段および属性管理手段で管理される属性情報に基づい
    て、前記原データベースからデータを抽出し且つその抽
    出したデータを加工して前記公開データベースに登録す
    るとともに、該公開データベースの状態監視および情報
    環境の変更を行う運用支援手段をさらに含むことを特徴
    とする請求項3に記載のデータベースシステム。
  9. 【請求項9】 前記問い合わせ手段は、利用者の要求に
    応じ、前記属性情報を参照して、データの処理内容を決
    定して最終の情報出力形式を設定するための形式設定手
    段を含むことを特徴とする請求項1に記載のデータベー
    スシステム。
  10. 【請求項10】 前記形式設定手段は、前記最終の出力
    形式を一意的に決定することができない場合に、利用者
    による対話的操作を介して前記最終の出力形式を決定す
    るための対話設定手段を含むことを特徴とする請求項9
    に記載のデータベースシステム。
  11. 【請求項11】 前記情報管理手段は、前記属性情報と
    して、前記公開データベースに格納されるデータを時系
    列データ化するための集約形式を規定する時系列化定義
    情報を含み、前記属性情報に基づいて、前記原データベ
    ースからデータを抽出しその抽出したデータを加工して
    前記公開データベースに登録し且つ該公開データベース
    の状態の監視および情報環境の変更を行うとともに、前
    記加工および情報環境の変更により処理されるデータ
    を、前記時系列化定義情報を参照して時系列データ化す
    る運用支援手段をさらに含むことを特徴とする請求項1
    または2に記載のデータベースシステム。
  12. 【請求項12】 前記問い合わせ手段は、利用者により
    要求されたデータ項目およびその出力形式に応じて、前
    記時系列化定義情報を参照して、対応する時系列データ
    を決定して最終の情報取り出しを行うための形式設定手
    段を含むことを特徴とする請求項11に記載のデータベ
    ースシステム。
  13. 【請求項13】 前記問い合わせ手段は、前記出力形式
    に、時間に関する出力形式を含み、該時間に関する出力
    形式を、情報活用のための管理および評価の基準に対応
    する管理ポイントとして取り扱う手段であることを特徴
    とする請求項12に記載のデータベースシステム。
  14. 【請求項14】 前記形式設定手段は、前記対応する時
    系列データが未編集である場合に、時系列編集を行うた
    めの時系列編集手段を含むことを特徴とする請求項12
    に記載のデータベースシステム。
  15. 【請求項15】 前記問い合わせ手段は、利用者による
    データ項目のレイアウト指示に基づき、時系列データを
    縦横変換するための縦横変換手段をさらに含むことを特
    徴とする請求項12に記載のデータベースシステム。
  16. 【請求項16】 前記情報管理手段は、前記属性情報と
    して、前記原データベースおよび前記公開データベース
    の少なくとも一方のデータベース情報の整合性を保証す
    るためのデータセットアップジョブおよび該データセッ
    トアップジョブの実行に対する制約条件を定義する整合
    性定義情報を含み、前記属性情報に基づいて、前記原デ
    ータベースからデータを抽出しその抽出したデータを加
    工して前記公開データベースに登録し且つ該公開データ
    ベースの状態の監視および情報環境の変更を行うととも
    に、前記加工および情報環境の変更により処理されるデ
    ータについて、前記整合性定義情報を参照して、前記デ
    ータベース情報の整合性を保証するためのデータセット
    アップジョブを実行する運用支援手段をさらに含むこと
    を特徴とする請求項1または2に記載のデータベースシ
    ステム。
  17. 【請求項17】 前記運用支援手段は、前記整合性定義
    情報に基づく前記データセットアップジョブの実行によ
    り、前記原データベースから収集されるトランザクショ
    ン情報の時間的な不整合を補償するための時間整合手段
    を含むことを特徴とする請求項16に記載のデータベー
    スシステム。
  18. 【請求項18】 前記運用支援手段は、前記整合性定義
    情報に基づく前記データセットアップジョブの実行によ
    り、前記原データベースから収集されるトランザクショ
    ン情報に対応させるマスタ情報の版の不整合を補償する
    ための版整合手段を含むことを特徴とする請求項16に
    記載のデータベースシステム。
  19. 【請求項19】 前記運用支援手段は、前記整合性定義
    情報に基づく前記データセットアップジョブの実行によ
    り、前記原データベースから収集されるトランザクショ
    ン情報の入れ換えに対応する二次的加工データの不整合
    を防止するための加工整合手段を含むことを特徴とする
    請求項16に記載のデータベースシステム。
  20. 【請求項20】 前記情報管理手段は、前記属性情報と
    して、管理ポイント情報およびその管理ポイント情報に
    対応するデータ項目の統計情報を含み、且つ前記問い合
    わせ手段は、前記管理ポイントを参照し、前記管理ポイ
    ントを少なくとも1つの軸としてグラフ化して利用者に
    提示して、そのグラフ化された情報に基づいて利用者に
    問い合わせ条件を設定させる手段であることを特徴とす
    る請求項7に記載のデータベースシステム。
  21. 【請求項21】 前記情報管理手段は、前記管理ポイン
    トに対応するデータ項目のデータについての区分け定義
    情報を設定するための区分け定義情報設定手段と、前記
    区分け定義設定手段による区分け定義に基づいて前記デ
    ータ項目のデータを仮にグラフ化して利用者に提示する
    ためのグラフ化手段と、前記定義情報設定手段およびグ
    ラフ化手段により区分け定義情報の設定およびグラフ化
    を所要回数行って最終的に設定された区分け定義情報を
    前記統計情報に付加する区分け定義付加手段とをさらに
    含むことを特徴とする請求項20に記載のデータベース
    システム。
  22. 【請求項22】 前記情報管理手段は、前記グラフ化手
    段で生成されるグラフ情報を前記統計情報に付加して格
    納し、且つ前記問い合わせ手段は、前記格納されたグラ
    フ情報を前記グラフ化に利用することを特徴とする請求
    項21に記載のデータベースシステム。
  23. 【請求項23】 前記問い合わせ手段は、利用者からの
    不都合に対するクレームを示すクレーム情報を収集する
    ための手段を含み、且つ前記情報管理手段は、前記属性
    情報に基づいて、前記原データベースからデータを抽出
    しその抽出したデータを加工して前記公開データベース
    に登録し、該公開データベースの状態の監視および情報
    環境の変更を行うとともに、収集された前記クレーム情
    報に基づいて管理者へのクレームの通知および管理者の
    操作に基づくデータベース情報の整備を行う運用支援手
    段を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のデ
    ータベースシステム。
  24. 【請求項24】 前記問い合わせ手段は、クレームの内
    容を示すクレームメモを利用者が入力するためのクレー
    ムメモ入力手段と、クレーム発生時の利用者の操作情報
    および前記クレームメモを含むクレーム情報を蓄積する
    ためのクレーム情報蓄積手段とを含むことを特徴とする
    請求項23に記載のデータベースシステム。
  25. 【請求項25】 前記運用支援手段は、クレーム情報蓄
    積手段により蓄積されたクレーム情報を監視して、新た
    に蓄積されたクレーム情報を管理者へ通知するためのク
    レーム通知手段を含み、且つ前記情報管理手段は、前記
    クレーム情報の通知に基づく管理者の操作に応じて前記
    ディクショナリに格納される前記情報を再定義するため
    の再定義手段をさらに含むことを特徴とする請求項23
    に記載のデータベースシステム。
  26. 【請求項26】 マスタ情報およびトランザクション情
    報を含む情報を格納するデータベースと、 前記データベースの前記マスタ情報およびトランザクシ
    ョン情報の少なくとも一方のデータ項目に対応付けられ
    た管理ポイント情報、ならびに管理および評価の基準と
    なる定義情報を含む情報を格納するディクショナリと、 情報活用のための管理および評価の基準に対応する管理
    ポイントを、前記データ項目に対応付けて、前記ディク
    ショナリにて記録管理するためのセットアップ手段と、 前記セットアップ手段による設定に基づき、前記データ
    ベースの前記マスタ情報およびトランザクション情報の
    状態監視および情報環境の変更を行うための運用支援手
    段と、 利用者要求に従い、前記管理ポイントに基づいて、前記
    セットアップ手段および運用支援手段で処理された前記
    データベースのデータを加工出力するための問い合わせ
    手段とを具備することを特徴とするデータベースシステ
    ム。
  27. 【請求項27】 前記データベースは、基幹システムの
    基幹データベースと、前記基幹データベースから抽出さ
    れ、情報系システムのための所定の処理が施された情報
    からなる公開データベースとを含み、且つ前記セットア
    ップ手段は、前記基幹データベースのマスタ情報および
    トランザクション情報の少なくとも一方の公開データベ
    ースへの抽出処理にともなって前記管理ポイントをデー
    タ項目に対応付けて記録管理するポイント管理手段と、
    このポイント管理手段と関連して動作し、前記基幹デー
    タベースから抽出される抽出情報を、マスタ情報とトラ
    ンザクション情報とに区別して利用者に提示し、該利用
    者の指示により、前記抽出情報中のデータ項目について
    管理ポイントを設定するためのポイント設定手段とを含
    むことを特徴とする請求項26に記載のデータベースシ
    ステム。
  28. 【請求項28】 前記問い合わせ手段は、利用者による
    前記データ項目の選択指示に応じて、前記管理ポイント
    を参照して、データの処理内容を決定して最終の情報出
    力形式を設定するための形式設定手段を含むことを特徴
    とする請求項26に記載のデータベースシステム。
  29. 【請求項29】 前記形式設定手段は、前記最終の出力
    形式を一意的に決定することができない場合に、利用者
    による対話的操作を介して前記最終の出力形式を決定す
    るための対話設定手段を含むことを特徴とする請求項2
    8に記載のデータベースシステム。
  30. 【請求項30】 前記ディクショナリは、システム全体
    に共通の情報を格納するための共通ディクショナリと、
    利用者毎の区分け方法を含む情報を格納するための利用
    者別ディクショナリとを含むことを特徴とする請求項2
    6に記載のデータベースシステム。
  31. 【請求項31】 前記ディクショナリは、システム全体
    に共通の情報を格納するための共通ディクショナリと、
    目的別の区分け方法を含む情報を格納するための目的別
    ディクショナリとを含むことを特徴とする請求項26に
    記載のデータベースシステム。
  32. 【請求項32】 マスタ情報およびトランザクション情
    報を含むデータベースに格納されたデータ項目に対応付
    けて、情報活用のための管理および評価の基準に対応す
    る管理ポイントを、管理ポイント情報ならびに管理およ
    び評価の基準となる定義情報を含む情報としてディクシ
    ョナリに格納して、記録管理するためのセットアップ手
    段と、 前記セットアップ手段による設定に基づき、前記データ
    ベースの前記マスタ情報およびトランザクション情報の
    状態監視および情報環境の変更を行うための運用支援手
    段と、 利用者要求に従い、前記管理ポイントに基づいて、前記
    セットアップ手段および運用支援手段で処理された前記
    データベースのデータを加工出力するための問い合わせ
    手段とを具備することを特徴とするデータベースの情報
    活用支援装置。
  33. 【請求項33】 前記データベースは、基幹システムの
    基幹データベースと、前記基幹データベースから抽出さ
    れ、情報系システムのための所定の処理が施された情報
    からなる公開データベースとを含み、且つ前記セットア
    ップ手段は、前記基幹データベースのマスタ情報および
    トランザクション情報の少なくとも一方の公開データベ
    ースへの抽出処理にともなって前記管理ポイントをデー
    タ項目に対応付けて記録管理するポイント管理手段と、
    このポイント管理手段と関連して動作し、前記基幹デー
    タベースから抽出される抽出情報を、マスタ情報とトラ
    ンザクション情報とに区別して利用者に提示し、該利用
    者の指示により、前記抽出情報中のデータ項目について
    管理ポイントを設定するためのポイント設定手段とを含
    むことを特徴とする請求項32に記載のデータベースの
    情報活用支援装置。
  34. 【請求項34】 前記問い合わせ手段は、利用者による
    前記データ項目の選択指示に応じて、前記管理ポイント
    を参照して、データの処理内容を決定して最終の情報出
    力形式を設定するための形式設定手段を含むことを特徴
    とする請求項32に記載のデータベースの情報活用支援
    装置。
  35. 【請求項35】 前記形式設定手段は、前記最終の出力
    形式を一意的に決定することができない場合に、利用者
    による対話的操作を介して前記最終の出力形式を決定す
    るための対話設定手段を含むことを特徴とする請求項3
    4に記載のデータベースの情報活用支援装置。
  36. 【請求項36】 前記ディクショナリは、システム全体
    に共通の情報を格納するための共通ディクショナリと、
    利用者毎の区分け方法を含む情報を格納するための利用
    者別ディクショナリとを含むことを特徴とする請求項3
    2に記載のデータベースの情報活用支援装置。
  37. 【請求項37】 前記ディクショナリは、システム全体
    に共通の情報を格納するための共通ディクショナリと、
    目的別の区分け方法を含む情報を格納するための目的別
    ディクショナリとを含むことを特徴とする請求項32に
    記載のデータベースの情報活用支援装置。
  38. 【請求項38】 前記運用支援手段は、前記データベー
    スの更新操作に連動して、前記データ項目に付加されて
    いる管理ポイントの有無を調べ、管理ポイントが設定さ
    れている場合は、その旨を端末装置を介して利用者に提
    示するとともに、前記利用者の確認および変更操作に応
    じた前記管理ポイントの定義情報を更新後のデータベー
    ス情報に基づく定義情報とするための再定義手段を含む
    ことを特徴とする請求項32に記載のデータベースの情
    報活用支援装置。
  39. 【請求項39】 基幹システムのマスタ情報およびトラ
    ンザクション情報を格納するための基幹データベース
    と、 前記基幹データベースから抽出され情報系システムのた
    めの所定の処理が施された公開データベースと、 前記基幹データベースから前記公開データベースに送出
    されるデータを時系列データ化するための集約形式を規
    定する時系列化定義情報を含む情報を格納するためのデ
    ィクショナリと、 前記基幹データベースから抽出される前記トランザクシ
    ョン情報のデータを時系列データ化するための前記時系
    列化定義情報を、データ項目と対応付けて、前記ディク
    ショナリにて記録管理するためのセットアップ手段と、 前記セットアップ手段による設定に基づき、前記基幹デ
    ータベースから前記マスタ情報およびトランザクション
    情報を抽出して公開データベースを生成するとともに、
    該公開データベースの状態監視および情報環境の変更を
    行い且つ前記時系列化定義情報を参照して、前記基幹デ
    ータベースから抽出されるデータを時系列データ化する
    ための運用支援手段と、 利用者要求に従い、前記時系列化定義情報を参照して、
    前記時系列データを処理するとともに、前記セットアッ
    プ手段および運用支援手段で処理された前記公開データ
    ベースのデータを加工出力するための問い合わせ手段と
    を具備することを特徴とするデータベースシステム。
  40. 【請求項40】 前記問い合わせ手段は、利用者による
    データ項目およびその出力形式の指示に応じて、前記時
    系列化定義情報を参照して、対応する時系列データを決
    定して最終の情報取り出しを行うための形式設定手段を
    含むことを特徴とする請求項39に記載のデータベース
    システム。
  41. 【請求項41】 前記問い合わせ手段は、前記利用者に
    より指示される出力形式に、時間に関する出力形式を含
    み、該時間に関する出力形式を、情報活用のための管理
    および評価の基準に対応する管理ポイントとして取り扱
    う手段であることを特徴とする請求項40に記載のデー
    タベースシステム。
  42. 【請求項42】 前記形式設定手段は、前記対応する時
    系列データが未編集である場合に、時系列編集を行うた
    めの時系列編集手段を含むことを特徴とする請求項40
    に記載のデータベースシステム。
  43. 【請求項43】 前記問い合わせ手段は、利用者による
    データ項目のレイアウト指示に基づき、時系列データを
    縦横変換するための縦横変換手段をさらに含むことを特
    徴とする請求項40に記載のデータベースシステム。
  44. 【請求項44】 基幹システムの基幹データベースに格
    納されるマスタ情報およびトランザクション情報のデー
    タ項目に対応付けて、前記トランザクション情報のデー
    タを時系列データ化するための集約形式を規定する時系
    列化定義情報を、ディクショナリに格納して、記録管理
    するためのセットアップ手段と、 前記セットアップ手段による設定に基づき、前記基幹デ
    ータベースから前記マスタ情報およびトランザクション
    情報を抽出して公開データベースを生成するとともに、
    該公開データベースの状態監視および情報環境の変更を
    行い且つ前記時系列化定義情報を参照して、前記基幹デ
    ータベースから抽出されるデータを時系列データ化する
    ための運用支援手段と、 利用者要求に従い、前記時系列化定義情報を参照して、
    前記時系列データを処理するとともに、前記セットアッ
    プ手段および運用支援手段で処理された前記公開データ
    ベースのデータを加工出力するための問い合わせ手段と
    を具備することを特徴とするデータベースの情報活用支
    援装置。
  45. 【請求項45】 前記問い合わせ手段は、利用者による
    データ項目およびその出力形式の指示に応じて、前記時
    系列化定義情報を参照して、対応する時系列データを決
    定して最終の情報取り出しを行うための形式設定手段を
    含むことを特徴とする請求項44に記載のデータベース
    の情報活用支援装置。
  46. 【請求項46】 前記問い合わせ手段は、前記利用者に
    より指示される出力形式に、時間に関する出力形式を含
    み、該時間に関する出力形式を、情報活用のための管理
    および評価の基準に対応する管理ポイントとして取り扱
    う手段であることを特徴とする請求項45に記載のデー
    タベースの情報活用支援装置。
  47. 【請求項47】 前記形式設定手段は、前記対応する時
    系列データが未編集である場合に、時系列編集を行うた
    めの時系列編集手段を含むことを特徴とする請求項45
    に記載のデータベースの情報活用支援装置。
  48. 【請求項48】 前記問い合わせ手段は、利用者による
    データ項目のレイアウト指示に基づき、時系列データを
    縦横変換するための縦横変換手段をさらに含むことを特
    徴とする請求項45に記載のデータベースの情報活用支
    援装置。
  49. 【請求項49】 基幹システムのマスタ情報およびトラ
    ンザクション情報を格納するための基幹データベース
    と、 前記基幹データベースから抽出され情報系システムのた
    めの所定の処理が施された公開データベースと、 前記基幹データベースおよび前記公開データベースの少
    なくとも一方のデータベース情報の整合性を保証するた
    めのデータセットアップジョブおよび該データセットア
    ップジョブの実行に対する制約条件を定義する整合性定
    義情報を含む情報を格納するためのディクショナリと、 前記基幹データベースから抽出される前記マスタ情報お
    よびトランザクション情報の少なくとも一方のデータベ
    ース情報の整合性を保証するためのデータセットアップ
    ジョブおよび該データセットアップジョブの実行に対す
    る制約条件を定義する整合性定義情報を前記ディクショ
    ナリにて記録管理するためのセットアップ手段と、 前記基幹データベースから前記マスタ情報およびトラン
    ザクション情報を抽出して公開データベースを生成する
    とともに、該公開データベースの状態監視および情報環
    境の変更を行い、且つ前記ディクショナリの整合性定義
    情報を参照して、前記データベース情報の整合性を保証
    するためのデータセットアップジョブを実行するための
    運用支援手段と、 利用者要求に従い、前記セットアップ手段および運用支
    援手段で処理された前記公開データベースのデータを加
    工出力するための問い合わせ手段とを具備することを特
    徴とするデータベースシステム。
  50. 【請求項50】 前記運用支援手段は、前記整合性定義
    情報に基づく前記データセットアップジョブの実行によ
    り、前記基幹データベースから収集されるトランザクシ
    ョン情報の時間的な不整合を補償するための時間整合手
    段を含むことを特徴とする請求項49に記載のデータベ
    ースシステム。
  51. 【請求項51】 前記運用支援手段は、前記整合性定義
    情報に基づく前記データセットアップジョブの実行によ
    り、前記基幹データベースから収集されるトランザクシ
    ョン情報に対応させるマスタ情報の版の不整合を補償す
    るための版整合手段を含むことを特徴とする請求項49
    に記載のデータベースシステム。
  52. 【請求項52】 前記運用支援手段は、前記整合性定義
    情報に基づく前記データセットアップジョブの実行によ
    り、前記基幹データベースから収集されるトランザクシ
    ョン情報の入れ換えに対応する二次的加工データの不整
    合を防止するための加工整合手段を含むことを特徴とす
    る請求項49に記載のデータベースシステム。
  53. 【請求項53】 前記ディクショナリは、さらにシステ
    ムの運用管理のためのカレンダ情報を格納し、前記セッ
    トアップ手段は、さらに前記データセットアップジョブ
    を実行するタイミング情報を前記カレンダ情報にて記録
    管理するとともに、前記運用支援手段は、前記タイミン
    グ情報に従って前記データセットアップジョブを実行す
    ることを特徴とする請求項49に記載のデータベースシ
    ステム。
  54. 【請求項54】 前記運用支援手段は、前記データセッ
    トアップジョブの実行により整合性を保証することがで
    きない場合には、該当する所定範囲のデータの公開を保
    留するための保留手段を含むことを特徴とする請求項4
    9に記載のデータベースシステム。
  55. 【請求項55】 基幹システムの基幹データベースから
    抽出されるマスタ情報およびトランザクション情報の少
    なくとも一方のデータベース情報の整合性を保証するた
    めのデータセットアップジョブおよび該データセットア
    ップジョブの実行に対する制約条件を定義する整合性定
    義情報を、該整合性定義情報を含む情報が格納されるデ
    ィクショナリにて、記録管理するためのセットアップ手
    段と、 前記基幹データベースから前記マスタ情報およびトラン
    ザクション情報を抽出して公開データベースを生成する
    とともに、該公開データベースの状態監視および情報環
    境の変更を行い、且つ前記ディクショナリの整合性定義
    情報を参照して、前記データベース情報の整合性を保証
    するためのデータセットアップジョブを実行するための
    運用支援手段と、 利用者要求に従い、前記セットアップ手段および運用支
    援手段で処理された前記公開データベースのデータを加
    工出力するための問い合わせ手段とを具備することを特
    徴とするデータベースの情報活用支援装置。
  56. 【請求項56】 前記運用支援手段は、前記整合性定義
    情報に基づく前記データセットアップジョブの実行によ
    り、前記基幹データベースから収集されるトランザクシ
    ョン情報の時間的な不整合を補償するための時間整合手
    段を含むことを特徴とする請求項55に記載のデータベ
    ースの情報活用支援装置。
  57. 【請求項57】 前記運用支援手段は、前記整合性定義
    情報に基づく前記データセットアップジョブの実行によ
    り、前記基幹データベースから収集されるトランザクシ
    ョン情報に対応させるマスタ情報の版の不整合を補償す
    るための版整合手段を含むことを特徴とする請求項55
    に記載のデータベースの情報活用支援装置。
  58. 【請求項58】 前記運用支援手段は、前記整合性定義
    情報に基づく前記データセットアップジョブの実行によ
    り、前記基幹データベースから収集されるトランザクシ
    ョン情報の入れ換えに対応する二次的加工データの不整
    合を防止するための加工整合手段を含むことを特徴とす
    る請求項55に記載のデータベースの情報活用支援装
    置。
  59. 【請求項59】 前記ディクショナリは、さらにシステ
    ムの運用管理のためのカレンダ情報を格納し、前記セッ
    トアップ手段は、さらに前記データセットアップジョブ
    を実行するタイミング情報を前記カレンダ情報にて記録
    管理するとともに、前記運用支援手段は、前記タイミン
    グ情報に従って前記データセットアップジョブを実行す
    ることを特徴とする請求項55に記載のデータベースの
    情報活用支援装置。
  60. 【請求項60】 前記運用支援手段は、前記データセッ
    トアップジョブの実行により整合性を保証することがで
    きない場合には、該当する所定範囲のデータの公開を保
    留するための保留手段を含むことを特徴とする請求項5
    5に記載のデータベースの情報活用支援装置。
  61. 【請求項61】 基幹システムのマスタ情報およびトラ
    ンザクション情報を格納するための基幹データベース
    と、 前記基幹データベースから抽出され情報系システムのた
    めの所定の処理が施された公開データベースと、 前記公開データベースのデータベース情報に対応付けら
    れた管理ポイント情報、管理および評価の基準となる定
    義情報、ならびに対応するデータ項目の統計情報を含む
    情報を格納するためのディクショナリと、 情報活用のための管理および評価の基準に対応する管理
    ポイントを、前記公開データベースのデータベース情報
    のデータ項目に対応付けて、前記定義情報および統計情
    報と共に前記ディクショナリにて記録管理するためのセ
    ットアップ手段と、 前記基幹データベースから前記マスタ情報およびトラン
    ザクション情報を抽出して公開データベースを生成し、
    且つ該公開データベースの状態監視および情報環境の変
    更を行うための運用支援手段と、 利用者要求に従い、前記管理ポイントを参照して、前記
    セットアップ手段および運用支援手段で処理された前記
    公開データベースのデータを、前記管理ポイントを少な
    くとも1つの軸としてグラフ化して利用者に提示し、そ
    のグラフ化された情報に基づいて利用者が決定した問い
    合わせ条件に従って加工出力するための問い合わせ手段
    とを具備することを特徴とするデータベースシステム。
  62. 【請求項62】 前記セットアップ手段は、前記管理ポ
    イントに対応するデータ項目のデータについての区分け
    定義情報を設定するための区分け定義情報設定手段と、
    前記区分け定義設定手段による区分け定義に基づいて前
    記データ項目のデータを仮にグラフ化して利用者に提示
    するためのグラフ化手段と、前記定義情報設定手段およ
    びグラフ化手段により区分け定義情報の設定およびグラ
    フ化を所要回数行って最終的に設定された区分け定義情
    報を前記統計情報に付加する区分け定義付加手段とをさ
    らに含むことを特徴とする請求項61に記載のデータベ
    ースシステム。
  63. 【請求項63】 前記セットアップ手段は、前記グラフ
    化手段で生成されるグラフ情報を前記統計情報に付加し
    て前記ディクショナリに格納し、且つ前記問い合わせ手
    段は、前記グラフ情報を前記グラフ化に利用することを
    特徴とする請求項62に記載のデータベースシステム。
  64. 【請求項64】 公開データベースのデータベース情報
    のデータ項目に対応付けて、情報活用のための管理およ
    び評価の基準に対応する管理ポイントを、前記管理ポイ
    ント情報、管理および評価の基準となる定義情報、なら
    びに対応するデータ項目の統計情報を含む情報としてデ
    ィクショナリに格納して、記録管理するためのセットア
    ップ手段と、 前記セットアップ手段による設定に基づき、基幹システ
    ムの基幹データベースからマスタ情報およびトランザク
    ション情報を抽出して前記公開データベースを生成する
    とともに、該公開データベースの状態監視および情報環
    境の変更を行うための運用支援手段と、 利用者要求に従い、前記管理ポイントを参照して、前記
    セットアップ手段および運用支援手段で処理された前記
    公開データベースのデータを、前記管理ポイントを少な
    くとも1つの軸としてグラフ化して利用者に提示し、そ
    のグラフ化された情報に基づいて利用者が決定した問い
    合わせ条件に従って加工出力するための問い合わせ手段
    とを具備することを特徴とするデータベースの情報活用
    支援装置。
  65. 【請求項65】 前記セットアップ手段は、前記管理ポ
    イントに対応するデータ項目のデータについての区分け
    定義情報を設定するための区分け定義情報設定手段と、
    前記区分け定義設定手段による区分け定義に基づいて前
    記データ項目のデータを仮にグラフ化して利用者に提示
    するためのグラフ化手段と、前記定義情報設定手段およ
    びグラフ化手段により区分け定義情報の設定およびグラ
    フ化を所要回数行って最終的に設定された区分け定義情
    報を前記統計情報に付加する区分け定義付加手段とをさ
    らに含むことを特徴とする請求項64に記載のデータベ
    ースの情報活用支援装置。
  66. 【請求項66】 前記セットアップ手段は、前記グラフ
    化手段で生成されるグラフ情報を前記統計情報に付加し
    て前記ディクショナリに格納し、且つ前記問い合わせ手
    段は、前記グラフ情報を前記グラフ化に利用することを
    特徴とする請求項65に記載のデータベースの情報活用
    支援装置。
  67. 【請求項67】 基幹システムのマスタ情報およびトラ
    ンザクション情報を格納するための基幹データベース
    と、 前記基幹データベースから抽出され情報系システムのた
    めの所定の処理が施された公開データベースと、 前記公開データベースのデータベース情報に対応付けら
    れた管理ポイント情報、ならびに管理および評価の基準
    となる定義情報を含む情報を格納するためのディクショ
    ナリと、 情報活用のための管理および評価の基準に対応する管理
    ポイントを、前記公開データベースのデータベース情報
    のデータ項目と対応付けて、前記ディクショナリにて記
    録管理するためのセットアップ手段と、 利用者要求に従い、前記管理ポイントを参照して、前記
    公開データベースのデータに所定の処理を施して加工出
    力するとともに、利用者からの不都合に対するクレーム
    を示すクレーム情報を収集するための問い合わせ手段
    と、 前記基幹データベースから前記マスタ情報およびトラン
    ザクション情報を抽出して公開データベースを生成し、
    且つ該公開データベースの状態監視および情報環境の変
    更を行うとともに、収集された前記クレーム情報に基づ
    いて、管理者へのクレームの通知および管理者の操作に
    基づくデータベース情報の整備を行うための運用支援手
    段とを具備することを特徴とするデータベースシステ
    ム。
  68. 【請求項68】 前記問い合わせ手段は、クレームの内
    容を示すクレームメモを利用者が入力するためのクレー
    ムメモ入力手段と、クレーム発生時の利用者の操作情報
    および前記クレームメモを含むクレーム情報を蓄積する
    ためのクレーム情報蓄積手段とを含むことを特徴とする
    請求項67に記載のデータベースシステム。
  69. 【請求項69】 前記運用支援手段は、クレーム情報蓄
    積手段により蓄積されたクレーム情報を監視して、新た
    に蓄積されたクレーム情報を管理者へ通知するためのク
    レーム通知手段を含み、且つ前記セットアップ手段は、
    前記クレーム情報の通知に基づく管理者の操作に応じて
    前記ディクショナリに格納される前記情報を再定義する
    ための再定義手段を含むことを特徴とする請求項68に
    記載のデータベースシステム。
  70. 【請求項70】 公開データベースのデータベース情報
    のデータ項目に対応付けて、情報活用のための管理およ
    び評価の基準に対応する管理ポイントを、前記管理ポイ
    ント情報ならびに管理および評価の基準となる定義情報
    を含む情報としてディクショナリに格納して、記録管理
    するためのセットアップ手段と、 利用者要求に従い、前記管理ポイントを参照して、前記
    公開データベースのデータに所定の処理を施して加工出
    力するとともに、利用者からの不都合に対するクレーム
    を示すクレーム情報を収集するための問い合わせ手段
    と、 基幹システムの基幹データベースからマスタ情報および
    トランザクション情報を抽出して前記公開データベース
    を生成し、且つ該公開データベースの状態監視および情
    報環境の変更を行うとともに、収集された前記クレーム
    情報に基づいて、管理者へのクレームの通知および管理
    者の操作に基づくデータベース情報の整備を行うための
    運用支援手段とを具備することを特徴とするデータベー
    スの情報活用支援装置。
  71. 【請求項71】 前記問い合わせ手段は、クレームの内
    容を示すクレームメモを利用者が入力するためのクレー
    ムメモ入力手段と、クレーム発生時の利用者の操作情報
    および前記クレームメモを含むクレーム情報を蓄積する
    ためのクレーム情報蓄積手段とを含むことを特徴とする
    請求項70に記載のデータベースの情報活用支援装置。
  72. 【請求項72】 前記運用支援手段は、クレーム情報蓄
    積手段により蓄積されたクレーム情報を監視して、新た
    に蓄積されたクレーム情報を管理者へ通知するためのク
    レーム通知手段を含み、且つ前記セットアップ手段は、
    前記クレーム情報の通知に基づく管理者の操作に応じて
    前記ディクショナリに格納される前記情報を再定義する
    ための再定義手段を含むことを特徴とする請求項71に
    記載のデータベースの情報活用支援装置。
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