JP2005078111A - データ分類処理装置、データ分類方法、プログラム及び可搬記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、分類方法の定義の登録に汎用性を持たせたデータ分類処理装置を提供することを課題とする。
【解決手段】管理者は事前に、端末3からサーバ1にアクセスして、特定のデータ項目に依存しないDWH11のデータに対する分類方法をカテゴリテンプレート型管理ポイント122として情報管理辞書13に記録しておく。問合せ業務実行時において、一般利用者がカテゴリテンプレート型管理ポイント122を選んだときは、その管理ポイントに定義された分類方法に適用させるデータ項目を一般利用者に選択させる。
【選択図】 図1
【解決手段】管理者は事前に、端末3からサーバ1にアクセスして、特定のデータ項目に依存しないDWH11のデータに対する分類方法をカテゴリテンプレート型管理ポイント122として情報管理辞書13に記録しておく。問合せ業務実行時において、一般利用者がカテゴリテンプレート型管理ポイント122を選んだときは、その管理ポイントに定義された分類方法に適用させるデータ項目を一般利用者に選択させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデータベースの検索技術にかかるものであり、特に大量のデータを蓄積するデータウェアハウスやデータマートを用いたOLAPに関連する技術である。
【0002】
【従来の技術】
データウェアハウス(以下DWHという)などを使って集められた大量のデータを多次元的に解析し、視覚化するシステムとして、On−Line Analytical Processing(OLAP)と呼ばれる技術が知られている。OLAPでは、データベース内のデータから、使用者の対話的操作によって必要なデータを検索し、そのデータを様々な視点に基づいて分類し、その結果を出力する。OLAPによってデータベース利用者は、データベースに関する特別な知識が無くてもデータ分類のための区分けルールの定義や、定義した分類方法を利用した問合せが容易に可能となる。
【0003】
OLAPに関する技術としては、例えば特許文献1に開示されているものがある。特許文献1に開示されているデータベースシステムでは、データベース内のデータとその属性情報とを対応付けて管理し、データを問い合わせるときは、利用者の要求に基づいて属性情報を参照してデータベース内のデータを処理して出力することによって、利用者の操作性やデータの信頼性を向上させている。
【0004】
特許文献1のデータベースシステムは、データ分類のための区分けルール(以降、「分類方法」という)を管理ポイントとして事前に生成、登録しておき、データベース内のデータに対して問い合わせを行なう際に、一般利用者がこの管理ポイントを指定することによってデータの出力形式を指定する。
【0005】
図14は、特許文献1に示される従来のデータベースによるデータ分類方法を示したものである。
【0006】
図14のシステムでは、まずデータベースの管理者が、事前にデータの分類方法を管理ポイントとして定義して生成し、情報管理辞書内に記録しておく。このときシステム管理者は、DWH101内の問い合わせ対象テーブル102から分類方法を定義するデータ項目を選択して、分類方法を定義して管理ポイント103を生成する(図14中(1))。
【0007】
そして一般利用者がデータの問い合わせを行なう時は、まず問い合わせるデータ項目をDWH101内の問合せ対象テーブル102から選択する(図14中(2))。そしてデータの出力レイアウト104を指定する際に、(2)で選択されたデータ項目と関連した管理ポイント103を、管理ポイントの一覧から選択する(図14中(3))。
【0008】
システムは、利用者によって選択された管理ポイントに規定されている分類方法に基づいてDWH101からデータを分類して抽出し、指定されたレイアウト104に基づいてデータを出力する。
【0009】
このような従来のデータベースシステムで用いられる従来型の管理ポイント103(以下カテゴリ型管理ポイントという)では、その定義時に、問合せ対象テーブル102の任意のデータ項目との関連が決定されて定義される。また、管理ポイント102による定義はDWH101のテーブル102内の特定のデータ項目に対してのみ有効となる。よって、複数のテーブル102が同じデータ形式のデータ項目を持ちこれら全てに対して同じ分類方法を定義したい場合等、同じような観点の分類方法の定義を複数行なう場合であっても、それぞれ個々に管理ポイントを作成して分類方法を定義する必要がある。
【0010】
例えば商品の売上データのテーブルに対して登録日、売上日、配送日それぞれに対して4半期毎に分類する場合、それぞれのデータ項目に対し管理ポイントを設ければならない。また、同じ登録日のデータ項目によって分類する場合でも対象とするテーブルが異なっていれば、やはり個々に管理ポイントを設けなければならない。
【0011】
【特許文献1】
特開平8−180072号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このような点から従来のデータベースでは以下の課題が生じる。
−同じデータ項目を持つ複数のテーブルに対して同じデータの分類方法を定義を定義する場合であっても、複数回定義を実施する必要がある。
−同じデータの分類方法が複数定義されていた場合、データの分類方法を変更するときには、複数回の変更操作が必要となる。
−データベースに新たなデータが追加されてゆく場合、データ項目に管理ポイントを定義する際には予期していないものが追加されたときには、対応できない。
【0013】
本発明は、上記問題点を解決することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決する為、本発明によるデータ分類処理装置はデータベースに蓄積されているデータを利用者の指示に基づいて取り出すことを前提とし、情報管理部及び問い合わせ部を備える。
【0015】
情報管理部は、前記データベースに蓄積されているデータの分類の仕方を特定のデータ項目に依存しない形で定義した管理ポイントを記憶する。
【0016】
問い合わせ部は、利用者からのデータの問い合わせに対して、前記情報管理部に記憶されている前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方によって、前記データベースに対して検索を行なう。
【0017】
また利用者からのデータの問い合わせに対して、該利用者によって指定された前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方を適用するデータ項目を該利用者に選択させる機能を更に備え、前記利用者が選択したデータ項目に対して前記分類の仕方を適用して、前記データベースに対して検索を行なうよう構成しても良い。
【0018】
更には、分類を行なうデータ項目を仮想項目として定義した前記分類の仕方を、前記管理ポイントとして登録する機能を更に備えるよう構成しても良い。
【0019】
また、分類処理方法、プログラム及び可搬記憶媒体も本発明の適用範囲である。
【0020】
本発明によれば、データの分類の仕方を定義した管理ポイントは、特定のデータ項目に依存しないので、汎用性を持ち、1つの管理ポイントによって複数のデータ項目に適用することが出来る。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施例を図面を参照しながら説明する。
【0022】
図1は、本実施例のデータベースシステムをサーバ1上に構成した場合の構成図である。
【0023】
同図においてサーバ1上には、一般利用者からの指示に基づいてデータベースを検索して分類したデータを出力するデータ分類処理装置10及び期間システムから様々なデータが蓄積されたデータベースであるDWH11が構成されている。
【0024】
データ分類処理装置10は、サーバ1の外部からの一般利用者の端末2や管理者の端末3からのアクセスに対してDWH11内のデータを分類して出力したり管理ポイントの登録処理等を司るOLAP部12及び管理ポイントを記録する情報管理辞書13に大別できる。
【0025】
データ分類処理装置10は、DWH11内のデータの分類方法を、従来型のカテゴリ型管理ポイント121として記録する他に、カテゴリテンプレート型管理ポイント122として記録することができる。このカテゴリテンプレート型管理ポイント122は、対象としているデータ項目が特定のデータ項目を指さない仮想項目となっており、カテゴリ型管理ポイント121とは異なり、特定のテーブルや特定のデータ項目に依存しない構成を持つ。
【0026】
管理者は事前に、端末3からサーバ1にアクセスして、データ分類処理装置10を用いてDWH11のデータに対する分類方法を特定のデータ項目に依存せずに作成し、これをカテゴリテンプレート型管理ポイント122として情報管理辞書13に記録しておく。そして問合せ業務実行時において一般利用者に管理ポイントを選択させる時、カテゴリテンプレート型管理ポイント122が選ばれたときは、その管理ポイントに定義された分類方法に適用させるデータ項目を一般利用者に選択させる。
【0027】
図1のシステムにおいて、カテゴリ型管理ポイントを用いた場合の動作処理は、図14で説明した従来のシステムと基本的には同じになる。またカテゴリテンプレート型管理ポイントについては、後に詳細に説明する。
【0028】
図2は、データ分類処理装置10の構成を示すブロック図である。
【0029】
同図のデータ分類処理装置10は、情報管理辞書13、及び図1のOLAP部11に対応する登録用ユーザインタフェース部14、問い合わせ用ユーザインタフェース部15、制御部16、辞書登録部17及び問い合わせ実行部18を有している。
【0030】
情報管理辞書13は、DWH11内のデータの分類方法を管理ポイントとして記憶する。同図の情報管理辞書13では従来型のカテゴリ型管理ポイントをカテゴリ型管理ポイント情報131として、またカテゴリテンプレート型管理ポイントをカテゴリテンプレート型管理ポイント情報132として記憶している。尚カテゴリ型管理ポイント情報131とカテゴリ型管理ポイント情報132は、後述するようにその管理ポイントが対応するテーブルとデータ項目についての設定が異なるだけで、基本的データ構成は同じである。カテゴリ型管理ポイント131では、その管理ポイントが関連するテーブルとデータ項目が具体的に規定されているが、カテゴリテンプレート型管理ポイント132の場合、特定のテーブルやデータ項目を規定せずに分類方法を登録することによって、どれにでも適用できる汎用性を持たせてある。
【0031】
登録用ユーザインタフェース部14は、管理ポイントの情報管理辞書13への登録時に、GUI等によって管理者とのインタフェースを実現するものである。また問い合わせ用ユーザインタフェース部15は、一般利用者の端末2からのDWH11内のデータの問い合わせ時に、GUI等によって一般利用者とのインタフェースを実現するものである。
【0032】
制御部16は、登録用ユーザインタフェース部14や問い合わせ用ユーザインタフェース部15から通知される一般利用者2やシステム管理者3からの指示に基づいて、情報管理辞書13内に管理ポイントの登録/更新や、DWH11とのやり取りを行なうもので、辞書登録部17及び問い合わせ実行部18を有している。
【0033】
辞書登録部17は、情報管理辞書13へのデータの書き込み処理を司り、管理ポイントの登録や、既に登録されている管理ポイントの変更等を行なう管理ポイント登録部171を備えている。問い合わせ実行部18は、利用者からのDWH11のデータの問い合わせに対する処理を司り、利用者からの指示の基づいてDWH11を検索し、問い合わせ用ユーザインタフェース部15を介して、結果を利用者によって指示されたレイアウトで利用者の端末2に出力するもので、利用者による問い合わせ結果の出力レイアウトの指示を解析するレイアウト解析部181、問い合わせ時に利用者によって指定された管理ポイントについての管理ポイント情報131、132を情報管理辞書13から読み出す辞書参照部182、辞書参照部182が参照した管理ポイント情報131、132に基づいてDWH11の検索にデータの分類の仕方を適用するルール適用部183及びDWH11の検索を行なう検索処理部184を備えている。
【0034】
本実施例のシステムでは、従来のシステムと同様、分類方法を管理ポイントを用いて定義し、データの問い合わせ時に管理ポイントを選択することによって、データの分類方法を指定するが、本実施例で用いられるカテゴリテンプレート型管理ポイントは、問い合わせ対象の特定のデータ項目に依存させず、作成者に独自の観点で作成させる。そして問い合わせ時に、このカテゴリテンプレート型管理ポイントに定義されている分類方法と、問い合わせを行なう特定のテーブルや特定のデータ項目とを関連付ける。
【0035】
図3は、本実施例のシステムにおける基本動作を示す図である。尚同図は、図14の従来のシステムと対比する形で記載されており、図14と基本的に同じ機能を有する要素には同一の符号が付してある。またカテゴリ型管理ポイントを用いた動作処理は、基本的に図14と同じなので、図3はカテゴリテンプレート型管理ポイントを用いた場合のみを示している。
【0036】
図3において、まずシステム管理者が、事前にデータ分類処理装置を用いてデータの分類方法をカテゴリテンプレート型管理ポイントとして定義し、情報管理辞書内に記憶する。この時、分類方法はDWH101内の特定のテーブルの特定のデータ項目に依存させずに、システム管理者が独自の観点で定義する(図3中(1))。
【0037】
そして一般利用者がデータの問い合わせを行なう時は、まずデータの出力レイアウト104を指定する際に、問い合わせるデータ項目をDWH101内の問合せ対象テーブル102から選択する(図3中(2))。
【0038】
次に一般利用者は、使用するテンプレート型管理ポイントを選択する(図3(3))。そして(3)で選択した管理ポイントを、(2)で選択したデータ項目と同一のテーブル内のデータ項目に関連付ける(図3(4))。
【0039】
このようにカテゴリテンプレート型管理ポイントは、その定義時ではなく、一般利用者によるデータの問い合わせ時に、管理ポイントを指定してデータの出力レイアウトを指定する際に関連付けるデータ項目が選択される。そのため管理ポイントに定義されている定義内容から、その管理ポイントに関連付けられるデータ項目が特定されないため、1つの管理ポイントを複数のデータ項目やテーブルに対して汎用的に利用することができる。また管理ポイントの定義に関連するデータ項目をデータの問い合わせ時に規定するので、DWH101内に事前に予期できないデータ項目のデータが追加されても、対処することが出来る。
【0040】
図4は、カテゴリテンプレート型管理ポイントを利用した場合のシステムにおける動作処理とデータの流れの概要を説明する図である。尚以下の説明において、(1)〜(5)は、図4中の(1)〜(5)と対応する。
定義時
(a)管理ポイント定義処理
(1)特定のデータ項目に依存しない分類方法を定義し、分類方法を辞書に登録する。登録される分類方法はカテゴリテンプレート型管理ポイントとして情報管理辞書13内で管理される。
【0041】
この分類方法の定義の仕方は、従来のカテゴリ型管理ポイントでは辞書に登録される情報に作成元項目を含む形で行なわれていたが、カテゴリテンプレート型管理ポイントでは、作成元項目についての情報を特定のデータ項目を指さすものでない仮想項目名として定義する。これによって、カテゴリテンプレート型管理ポイントは、特定のテーブルや特定のデータ項目には依存しない。
データ問合せ時
(b)レイアウト指定処理
(2)データの出力レイアウトの指定を行なう画面上で、一般利用者はカテゴリテンプレート型管理ポイントを指定する。
(3)(2)で指定したカテゴリテンプレート型管理ポイントが適用可能なデータ項目を問い合わせ対象テーブルより抽出し、一般利用者に通知する。
(4)利用者は(3)で通知されたデータ項目から、(2)で選択したカテゴリテンプレート型管理ポイントが持つ分類方法を適用するデータ項目を選択する。
(c)問い合わせ処理
(5)(2)で選択されたカテゴリテンプレート型管理ポイントに定義されている分類情報を情報管理辞書13から取り出し、(4)でカテゴリテンプレート型管理ポイントに適用させた問合せ対象テーブル内のデータ分類から情報を集計し、出力する。
【0042】
次に、カテゴリ型管理ポイント及びカテゴリテンプレート型管理ポイントを定義した場合の情報管理辞書13内での管理ポイントについての情報の管理の仕方について説明する。
【0043】
図5は、DWH11内のテーブルの構成例を示す図である。同図に示すようなテーブルが問い合わせ時に問い合わせ対象テーブルとなる。
【0044】
同図では、DWH内のテーブルとして売買情報を記録している売上テーブル61及び売上テーブル61で対象としている各商品についての情報を記録している商品テーブル62を例として示している。
【0045】
売上テーブル61には、データ項目としてその売買取引を識別する売上ID、顧客を識別する顧客ID、商品を識別する商品ID、売上日、配送日及び売買個数が記録されている。また商品テーブル62には、データ項目として各商品を識別する商品ID、その商品の商品名、発売日及び商品の分類を示す分類番号が記録されており、商品IDによって売上テーブル61中のデータと関連付けられている。
【0046】
図5のようなテーブルを問い合わせ対象テーブルとした場合にデータ分類の定義に用いることが出来るカテゴリ型管理ポイントは図6のようになる。
【0047】
図6は、情報管理辞書13内に登録されている図5に示したテーブル対する分類を定義した管理ポイントについて定義した管理ポイント情報131,132の構成例を示す図である。
【0048】
同図は、図5に示したテーブルに対して、データ形式が日付データのデータ項目のデータを用いて「春」、「夏」、「秋」、「冬」の4つの分類カテゴリでデータを分類する為の管理ポイントの構成例を示している。
【0049】
同図では、管理ポイントそのものに対する情報が定義されている管理ポイント情報71、管理ポイントが分類を行なう分類カテゴリを定義しているカテゴリ情報72及び各分類カテゴリによって分類される数値範囲を定義している基準値情報73が示されており、これらの情報によって各管理ポイントは定義される。
【0050】
図6に示した管理ポイント情報71は、各管理ポイントに対する情報として識別番号、管理ポイント名、対象とする問い合わせ対象テーブルを示す作成元テーブル、対象とするデータ項目を示す作成元項目名、管理ポイント種別、対象とするデータ項目のデータ型及び不図示の区分けルールが記録されている。この区分けルールとしては、本例は季節によって分類する為の管理ポイントなので例えば「作成元項目の日付データの6,7桁目を抽出し基準値と比較」等の分類の為のルールが記録されている。管理ポイント情報71は登録されている各管理ポイントを識別する識別番号によって、カテゴリ情報72に登録されている分類カテゴリと関連付けられている。
【0051】
カテゴリ情報72は、データを分類するカテゴリを定義するもので、各分類カテゴリを識別する為のカテゴリ識別番号、その分類カテゴリがどの管理ポイントのものかを示す識別番号、及びその分類カテゴリに対して利用者が内容を認識できるよう表示するラベルが記録されている。そしてカテゴリ情報72内の各データはカテゴリ識別番号によって基準値情報73と、また管理ポイント識別番号によって管理ポイント情報71と関連付けられている。
【0052】
基準値情報73は、カテゴリ情報72に定義されている各分類カテゴリによって分類する為の数値範囲が基準値として定義されており、この値と管理ポイント情報71の区分けルールに基づいて分類が行なわれる。基準値情報73は、管理ポイント識別番号によって管理ポイント情報71と、またカテゴリ識別番号によってカテゴリ情報72と関連付けられている。
【0053】
これらの情報によって管理ポイントはその分類方法が定義され、例えば管理ポイント識別番号102の管理ポイントの場合、図5の商品テーブル62のデータ項目「発売日」のデータから、「春」、「夏」、「秋」、「冬」の4つの分類カテゴリに分類することが定義されており、データ項目「発売日」のデータを区分けルールに基づいて加工した値を基準値情報73に登録されている値と比較して、一致した分類カテゴリに振り分けることによって「春」、「夏」、「秋」、「冬」の各分類カテゴリに分類する。
【0054】
図6中に示されている識別子101〜103の3つの管理ポイントのうち、管理ポイント種別部分に示されているように識別子102及び103が従来型のカテゴリ型管理ポイントで、識別子101がカテゴリテンプレート型管理ポイントの管理ポイント情報を示している。
【0055】
図6の管理ポイント情報71を、カテゴリ型管理ポイントとカテゴリテンプレート型管理ポイントとで比較すると、カテゴリ型管理ポイントには作成元テーブル及び作成元項目名の2つの部分に特定のテーブルとデータ項目が定義されているが、カテゴリテンプレート型管理ポイントでは仮想項目と定義されている。従来のカテゴリ型管理ポイントでは作成元項目が作成時に決定され、それぞれの情報は情報管理辞書13の管理ポイント情報71で管理される。カテゴリテンプレート型管理ポイントでは、作成元項目情報が情報管理辞書13の管理ポイント情報71では管理されず、実際に使用する段階で、一般利用者に選択させる。これにより、カテゴリテンプレート型管理ポイントは、汎用性を持つことができ、複数のテーブルに対して対応することができる。
【0056】
次に、図6に示したカテゴリテンプレート型管理ポイントを利用した場合の各処理について更に詳細に説明する。
【0057】
図7(a)、(b)は、分類方法の定義処理についての説明の為の図である。
【0058】
同図(a)は、カテゴリ型管理ポイントの場合を示しており、また同図(b)は、カテゴリテンプレート型管理ポイントの場合を示しており図4の「(a)分類方法定義処理」に対応する。
【0059】
カテゴリ型管理ポイントの場合には、同図(a)にフローチャートで示した手順で、分類方法を情報管理辞書13に定義する。
【0060】
まずステップSA1として分類を行なうデータ項目を定義者に選択させる。そして次にステップSA2として利用者の選択に基づいてデータ分類方法を定義する。カテゴリ型管理ポイントの場合、分類方法を定義するにあたりその分類を行なうデータ項目の選択が必須となる。
【0061】
そして最後にステップSA3として分類方法の定義を管理ポイントとして情報管理辞書13に登録する。
【0062】
カテゴリ型管理ポイントでは分類を行なうデータ項目毎に、分類方法を定義する必要がある。例えば売上テーブル81aのデータ項目「売上日」及び「配送日」、商品テーブル82aのデータ項目「発売日」が同じ形式の日付を表す情報で、かつ各データ項目について季節で分類するような分類方法を定義する場合、同じ定義を3回行ない3つの管理ポイントを作成する必要がある。図7(a)の場合、管理ポイント情報83aには、「売上日」、「配送日」及び「発売日」それぞれに対して個々に管理ポイントが設けられて登録されている。
【0063】
一方カテゴリテンプレート型管理ポイントの場合には、図7(b)にフローチャートで示した手順で、分類方法を情報管理辞書13に定義する。
【0064】
まずステップSB1として分類を行なうデータ項目として仮想項目を必要に応じて選択する。そして次にステップSB2としてデータ分類方法を定義する。カテゴリテンプレート型管理ポイントの場合、分類方法を定義するにあたり、その分類を行なうデータ項目の選択して定義する必要はない。その為管理ポイントの定義は、データベースのデータ構成熟知しているシステム管理者のみならず一般利用者でも定義を行なうことが出来る。尚、沢山の分類方法を定義する場合、作業負荷軽減のため予め用意したサンプルから選択して定義する事もできる。
【0065】
定義の入力が完了すると、ステップSB3として情報管理辞書13に管理ポイントを登録する。
【0066】
カテゴリテンプレート型管理ポイントでは、定義した分類方法を問合せ時にデータ項目に適用できるため、同じ形式のデータ項目に対して個々に分類方法を定義する必要がなくなる。例えば、売上テーブル81bのデータ項目「売上日」及び「配送日」、商品テーブル82bのデータ項目「発売日」が同じ形式の日付を表す情報の場合、これらのデータ項目に対して季節で分類する分類方法を定義する場合、1つのカテゴリテンプレート型管理ポイントを定義すればよい。図7(b)の場合、管理ポイント情報83bには、管理ポイント名が「季節」の1つカテゴリテンプレート型管理ポイントのみが定義されて登録されており、この管理ポイントを用いてデータを問い合わせ時に仮想項目となっている作成元テーブル及び作成元項目名を定義することにより、上記したテーブルのデータ項目「売上日」、「配送日」及び「発売日」の3つのデータ項目に対して対応することができる。
【0067】
図8は、管理ポイント定義時の表示画面例を示す図である。同図は管理ポイントの定義を行なう際に、定義を行なおうとしているシステム管理者の端末3上に表示される表示画面例を示している。
【0068】
システム管理者が、管理ポイントの定義処理を開始すると、まず画面91がシステム管理者の端末3に表示される。
【0069】
システム管理者は、表示画面上から作成する管理ポイントがカテゴリ型管理ポイントの場合には「データ項目から作成」911を、またカテゴリテンプレート型管理ポイントの場合には「カテゴリテンプレート型を作成」912を選択した後「次へ」ボタン913を押下して画面を切り替える。
【0070】
画面91上で「データ項目から作成」911を選択した場合、画面はカテゴリ型管理ポイント作成用画面92aに切り替わる。この画面92a上から、問い合わせ対象テーブル922a及び分類方法を定義するデータ項目922を選択する。同図では、問い合わせ対象テーブルとして「商品」921a−2、データ項目として「発売日」922a−3が選択されている。
【0071】
そして問い合わせ対象テーブル922a及び分類方法を定義するデータ項目922を選択した後、「次へ」ボタン923aを押下して分類情報定義画面94を切り替える。
【0072】
画面91上で「カテゴリテンプレートを作成」912を選択した場合、画面はカテゴリテンプレート型管理ポイント作成用画面92bに切り替わる。この画面92bから、管理ポイントが対象とするデータ項目のデータ型921bを指定する。同図の場合には、データ型として数値型921b−1と文字型921b−2の2つから選択後、「次へ」ボタン923bを押下して分類情報定義画面94を切り替える。
【0073】
また分類方法を定義する際に、任意のデータ項目をサンプルとして用いる場合、この画面92b上の「任意の項目をサンプルとして読み込む」欄922bにチェックを入れて、「次へ」ボタン923bを押下するとサンプルのデータ項目の選択画面93bが表示される。この選択画面93bでは、画面92bで選択されたデータ形式に基づいて、サンプルとして使用できるデータ項目931bが表示される。このデータ項目931bの中から適宜なものを選択した後、「次へ」ボタン932bを押下すると分類情報定義画面94に切り替わる。
【0074】
分類情報定義画面94では、この管理ポイントを構成するカテゴリの定義を行なう。
【0075】
この分類情報定義画面94において、カテゴリの定義は、まずカテゴリ一覧941上で追加ボタン942や修正ボタン943を操作してカテゴリを作成する。そしてカテゴリ一覧941から1つカテゴリを選択後、画面92a上で選択したデータ項目若しくは画面93b上で選択したサンプルのデータ項目のデータがとる範囲の値が一覧となって表示された未区分一覧944中のデータを内訳一覧欄945に移動することによって、各カテゴリに対する定義を行なってゆく。尚カテゴリ型管理ポイントの場合で、サンプルのデータ項目を読み込まなかった場合には、未区分一覧944には何も表示されず、各カテゴリに対する定義は「自由入力」ボタン946を操作して全ての値を入力して行なわなければならない。
【0076】
各カテゴリについての分類情報の定義の入力が完了した後「次へ」ボタン947を押下すると、入力された定義に基づいた管理ポイントが情報管理辞書13に記録される。
【0077】
図9(a)、(b)は、データ問い合わせ時に行なわれるレイアウト指定処理についての説明の為の図である。同図(a)は、カテゴリ型管理ポイントの場合を示しており、また同図(b)は、カテゴリテンプレート型管理ポイントの場合を示しており図4の「(b)レイアウト指定処理」に対応する。
【0078】
カテゴリ型管理ポイントの場合には、同図(a)にフローチャートで示した手順で、問い合わせるデータの出力レイアウトを指定する。
【0079】
まずステップSA11として一般利用者に集計するデータ項目を選択させる。そして次にステップSA12としてデータ分類処理装置10は、ステップSA11で一般利用者が選択したデータ項目に利用可能な管理ポイントの絞込みを行い、これを一般利用者に一覧表示する。そしてステップSA13としてこの中から一般利用者に管理ポイントを選択させる。
【0080】
データ問い合わせ時に、一般利用者が出力レイアウトを指定する際に集計対象となるデータ項目を選択すると(ステップSA11)、データ分類処理装置10はそのデータ項目を集計する際に使用可能な管理ポイントを自動的に絞り込む。この絞込みの方法としては、例えば、ステップSA11で商品テーブル122aのデータ項目「商品ID」が集計対象のデータ項目として選択された場合、データ分類処理装置10は、利用可能な管理ポイントとして管理ポイント識別番号が“101”、管理ポイント名「発売した季節」の管理ポイントに絞る。
【0081】
この時の絞り込みのルールは、選択されたデータ項目が所属するテーブルのデータ項目から作成された管理ポイント(選択されたデータ項目が所属するテーブルが作成元テーブルとして登録されている管理ポイント)、または選択されたデータ項目が所属するテーブルが関連付けられているテーブルのデータ項目から作成された管理ポイント(選択されたデータ項目が所属するテーブルと関連付けられているテーブルが作成元テーブルとして登録されている管理ポイント)を使用可能な管理ポイントとする。尚作成元テーブル及び作成元項目名が仮想項目となっているカテゴリテンプレート型管理ポイントは、この絞込みにおいて無条件で選出される。
【0082】
利用者が絞り込まれた管理ポイントから適宜なカテゴリ型管理ポイントを選択すると、データ分類処理装置10は、問い合わせ処理を開始し、選択された管理ポイントに定義された分類方法を適用してDWH11に対して検索を実行する。
【0083】
一方カテゴリテンプレート型管理ポイントの場合には、図9(b)にフローチャートで示した手順で、問い合わせるデータの出力レイアウトを指定する。
【0084】
まずステップSB11として一般利用者に集計するデータ項目を選択させる。そして次にステップSB12としてデータ分類処理装置10は、ステップSB11で一般利用者が選択したデータ項目に利用可能な管理ポイントの絞込みを行い、これを一般利用者に一覧表示する。そしてステップSB13としてこの中から一般利用者に管理ポイントを選択させる。このステップSB11〜SB13までは、図9(a)のカテゴリ型管理ポイントの場合のステップSA11〜SA13と同じになる。
【0085】
ここで、一般利用者がカテゴリテンプレート型管理ポイントを選択すると、ステップSB14として管理ポイント適用項目の絞込みを行った後これを一般利用者に表示し、ステップSB15として一般利用者に適用項目を選択させる。
【0086】
データの出力レイアウト指定時に、一般利用者が集計対象となるデータ項目を選択後に、分類方法としてカテゴリテンプレート型管理ポイントを選択すると、データ分類処理装置10は選択された管理ポイントを適用可能なデータ項目の絞込みを行ない一般利用者に表示する。
【0087】
例えば、ステップSB11で商品テーブル122bの「商品ID」が集計対象のデータ項目として選択され、ステップSB13で管理ポイント情報123bにおいて管理ポイント識別番号が“101”、管理ポイント名「季節」の管理ポイントが選択されると、ステップSB14での絞込みでは、この管理ポイントが適用可能なデータ項目として売上テーブル121bの「売上日」及び「配送日」と商品テーブル122bの「商品名」及び「発売日」が候補として絞られる。この時の絞込みのルールは、選択したデータ項目が所属するテーブルのデータ項目かまたはそのテーブルと関連付けられているテーブルのデータ項目で、カテゴリテンプレート型管理ポイントが適用可能なデータ型(本例では文字型)のデータ項目となる。
【0088】
一般利用者が、表示されたデータ項目の中から管理ポイントに適用するデータ項目を選択すると、データ分類処理装置10は、図4の(c)問い合わせ処理に対応する処理として、選択された管理ポイントに定義された分類方法を情報管理辞書13から読み出し、これを適用してDWH11に対して検索を実行し、結果を指定されたレイアウトに基づいて一般利用者に出力する。
【0089】
図10は、選択したテーブルに結合関係がある場合の適用項目の絞り込み処理についての説明図である。本処理は、図9のステップSB14に対応する。
【0090】
一般利用者がカテゴリテンプレート型管理ポイントを選択すると、管理ポイント適用項目の絞込みを行なった後、選択候補を表示して一般利用者に適用項目を選択させるが、ステップSB11で選択したデータ項目が所属するテーブルが他のテーブルと結合関係がある場合は、この絞り込み処理は、以下のようににして行なわれる。
【0091】
図10中、結合定義情報84は、各テーブル間の結合関係を示す情報で、結合元テーブルのテーブル名とそのテーブル内の項目名が、結合先テーブルのテーブル名とそのテーブル内の項目名と関連付けられて記憶されている。またテーブル情報85は、各テーブルのテーブル名、項目名及びそのデータ型を管理している。
【0092】
ステップSB11で選択したデータ項目が属するテーブルが他のテーブルと結合関係に無い場合、また結合関係があっても結合元で無い場合にはステップSB14の絞り込み処理は、選択したデータ項目が属するテーブルのみを対象として行なわれる。
【0093】
例えば、図10において、商品テーブルの項目「商品名」が選択され、管理ポイント識別番号が“101”、管理ポイント名「季節」の管理ポイントが管理ポイント情報から選択されたとき、SB14の管理ポイントの適用項目として絞り込まれるのは、同じ商品テーブル中の管理ポイントとして指定されたデータ型と同じデータ型(文字型)である「商品ID」、「商品名」、「発売日」、「商品分類」となる。
【0094】
それに対して、結合定義情報84からステップSB11で選択したデータ項目が属するテーブルが他のテーブルと結合関係に有り、更に結合元である場合にはステップSB14の絞り込み処理は、選択したデータ項目が属するテーブルの他に結合先のテーブルをも対象として行なわれる。
【0095】
例えば、図10において、売り上げテーブルの項目「個数」が選択され、管理ポイント識別番号が“101”、管理ポイント名「季節」の管理ポイントが管理ポイント情報から選択されたとき、SB14の管理ポイントの適用項目として絞り込まれるのは、売り上げテーブルとその結合先となっている商品テーブルの中の、管理ポイントとして指定されたデータ型と同じデータ型(文字型)である「売上ID」、「顧客ID」、「商品ID」、「売上日」、「配送日」、「商品ID」、「商品名」、「発売日」となる。
【0096】
図11は、データ問い合わせ時に表示される表示画面例を示す図である。同図はDWH11内のデータの問い合わせを行なう際に、問い合わせを行なっている一般利用者の端末2上に表示される表示画面例を示している。
【0097】
一般利用者がデータの問い合わせを開始すると、まず画面141が一般利用者の端末2に表示される。
【0098】
この画面141は、データを集計表として出力するよう出力レイアウトを設定する為の設定画面で、同図中入力欄142は対象とするデータのデータ項目を指定する欄、入力欄143は集計表の行毎の特性である表側となるデータ項目を指定する欄、及び入力欄144は集計表の列毎の特性である表頭となるデータ項目を指定する入力欄となっている。一般利用者が、この画面141上から、対象データのデータ項目を入力欄142に指定後、表側、表頭の入力欄143、144に管理ポイントを指定することによって、データの分類方法と出力レイアウトを指示する。
【0099】
表示画面141上において、図9(b)のステップSB11に対応するデータ項目の選択処理として、一般利用者はまず集計するデータ項目をデータ項目欄145から選択し入力欄142上に設定する。同図では、商品テーブルのデータ項目「商品ID」を選択し、データ欄142上に設定している。
【0100】
この集計するデータ項目を指定すると、画面148となる。この画面145上から一般利用者は、出力する集計表の表頭及び/又は表側となるデータ項目を指定する。
【0101】
表側や表頭となる項目は、表示欄146に表示されている管理ポイントから選択して入力欄143、144に入力指定することによって行なう。この表示欄146には、入力欄142に設定されたデータ項目に対して適用可能な管理ポイント絞り込まれて表示される。同図では、画面141では表示欄146に3つの管理ポイントが表示されていたが、入力欄142にデータ項目が設定された画面148では図9のステップSA12、SB12に対応する絞込み処理が行われて管理ポイント「売り上げた季節」が表示されてなくなっている。
【0102】
表示画面148において、表示欄146に表示されている管理ポイントから1つを選択して入力欄143、144に指定することによって、集計表の出力レイアウトを設定すると、選択した管理ポイントがカテゴリ型管理ポイントであった場合は表示画面150aに、また選択した管理ポイントがカテゴリテンプレート型管理ポイントであった場合は表示画面150bに一般利用者の端末2の表示が切り替わる。
【0103】
カテゴリ型管理ポイントの場合は、表示画面150a上においてOKボタン147を押下すると、設定された条件に基づいてデータ分類処理装置10は、DWH11からデータを検索し、指定されたレイアウトに基づいた結果を一般利用者の端末2に対して出力する。
【0104】
またカテゴリテンプレート型管理ポイントの場合には、その管理ポイントに適用するデータ項目を設定しなければならないので、データ項目の選択画面149b上に図9のステップSB14に対応するデータ項目の絞込み処理が行われて候補となるデータ項目が表示され、候補一覧152からその管理ポイントに適用するデータ項目を選択した後OKボタン153を押下して設定する。
【0105】
そして切り替わった表示画面150b上でOKボタン147を押下してレイアウト指定を完了すると、データ分類処理装置10は選択された管理ポイントに設定してある分類方法によってDWH11を検索し、指定されたレイアウトに基づいて結果を一般利用者の端末2に対して出力する。
【0106】
図12は、サーバ1のコンピュータシステム環境図である。
【0107】
本実施例におけるデータ分類処理装置10が実装されるサーバ1は、図12の様にCPU161、主記憶装置162、ハードディスク等の補助記憶装置163、ディスプレイ、キーボード等の入出力装置(I/O)164、モデム等のネットワーク接続装置165及びディスク、磁気テープなどの可搬記憶媒体から記憶内容を読み出す媒体読取り装置166を有し、これらが互いにバス167により接続される構成を備えている。
【0108】
図12のコンピュータシステムでは、媒体読取り装置166により磁気テープ、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO等の記憶媒体168に記憶されているプログラム、データを読み出し、これを主記憶装置162または補助記憶装置163にダウンロードする。そしてこのプログラムやデータに基づいて、CPU161が主記憶装置162または補助記憶装置163上に情報管理辞書13を構築したり、利用者とのやり取りや、管理ポイントの作成、DWH11の検索等、上述したデータ分類処理装置10の機能を実現する。
【0109】
また、図12のコンピュータシステムでは、フレキシブルディスク等の記憶媒体168を用いてアプリケーションソフトの交換が行われる場合がある。よって、本発明は、データ分類処理装置や分類方法に限らず、コンピュータにより使用されたときに、上述した本発明の実施形態の機能をコンピュータに行なわせるためのコンピュータ読み出し可能な記憶媒体168として構成することもできる。
【0110】
この場合、「記憶媒体」には、例えば図13に示されるように、CD−ROM、フレキシブルディスク(あるいはMO、DVD、リムーバブルハードディスク等であってもよい)等の媒体駆動装置197に脱着可能な可搬記憶媒体196や、ネットワーク回線193経由で送信される外部の装置(サーバ等)内の記憶部(データベース等)192、あるいは情報処理装置191の本体194内のメモリ(RAM又はハードディスク等)195等が含まれる。可搬記憶媒体196や記憶部(データベース等)192に記憶されているプログラムは、本体194内のメモリ(RAM又はハードディスク等)195にロードされて、実行される。
【0111】
また、既に説明したCD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体には、上記に例として挙げたものの他にも、例えば、Blu−ray Disc(登録商標)やAOD(Advanced Optical Disc)などの青色レーザーを用いた次世代光ディスク記憶媒体、赤色レーザーを用いるHD−DVD9、青紫色レーザーを用いるBlue Laser DVDなど、今後開発される種々の大容量記憶媒体を用いて本発明を実施することも可能である。
【0112】
(付記1) データベースに蓄積されているデータを利用者の指示に基づいて取り出すデータ分類処理装置であって
前記データベースに蓄積されているデータの分類の仕方を特定のデータ項目に依存しない形で定義した管理ポイントを記憶する情報管理部と、
利用者からのデータの問い合わせに対して、前記情報管理部に記憶されている前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方によって、前記データベースに対して検索を行なう問い合わせ部と
を備えることを特徴とするデータ分類処理装置。
【0113】
(付記2) データベースに蓄積されているデータを利用者の指示に基づいて取り出すデータ分類方法であって、
前記データベースに蓄積されているデータの分類の仕方を特定のデータ項目に依存しない形で定義した管理ポイントを記憶し、
利用者からのデータの問い合わせに対して、記憶されている前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方によって、前記データベースに対して検索を行なう
ことを特徴とするデータ分類方法。
【0114】
(付記3) データベースに蓄積されているデータを利用者の指示に基づいて取り出すコンピュータによって使用された時
前記データベースに蓄積されているデータの分類の仕方を特定のデータ項目に依存しない形で定義した管理ポイントを記憶する機能と、
利用者からのデータの問い合わせに対して、記憶されている前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方によって、前記データベースに対して検索を行なう機能を
前記コンピュータに実行させるプログラム。
【0115】
(付記4) 利用者からのデータの問い合わせに対して、該利用者によって指定された前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方を適用するデータ項目を該利用者に選択させる機能を更に実行させ、前記利用者からのデータの問い合わせに対して、前記利用者が選択したデータ項目に対して前記分類の仕方を適用して、前記データベースに対して検索を行なうこと前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記3に記載のプログラム。
【0116】
(付記5) 前記利用者によって指定された前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方を適用可能なデータ項目の候補を、前記問い合わせの対象となっているデータ項目に基づいて絞り込んで通知し、該候補の中から前記利用者に選択させること前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記4に記載のプログラム。
【0117】
(付記6) 前記問い合わせの対象となっているデータ項目と同じテーブル上のデータ項目及び該同じテーブルと対応関係のあるテーブル上のデータ項目を前記候補として通知することを前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記5に記載のプログラム。
【0118】
(付記7) 前記検索の結果を、前記利用者によって指定されたレイアウトに基づいて出力する機能を更に前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記3乃至6のいずれか1つに記載のプログラム。
【0119】
(付記8) 分類を行なうデータ項目を仮想項目として定義した前記分類の仕方を、前記管理ポイントとして登録する機能を更に前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記3乃至7のいずれか1つに記載のプログラム。
【0120】
(付記9) 前記管理ポイントは、前記データベースに蓄積されているデータの分類の仕方を前記データベース上の特定のテーブル及び特定のデータ項目に依存しない形で定義することを特徴とする付記3乃至8のいずれか1つに記載のプログラム。
【0121】
(付記10) 前記管理ポイントは、該管理ポイントの管理ポイント名及び該管理ポイントが適用されるデータ項目のデータ型を記録した管理ポイント情報、該管理ポイントで分類される分類カテゴリを定義するカテゴリ情報及び各分類カテゴリによって分類される数値範囲を定義する基準値情報によって定義されることを特徴とする付記3乃至9のいずれか1つに記載のプログラム。
【0122】
(付記11) データベースに蓄積されているデータを利用者の指示に基づいて取り出すコンピュータによって使用された時
前記データベースに蓄積されているデータの分類の仕方を特定のデータ項目に依存しない形で定義した管理ポイントを記憶し、
利用者からのデータの問い合わせに対して、記憶されている前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方によって、前記データベースに対して検索を行なう
ことを前記コンピュータに実行させるプログラムを記憶した前記コンピュータが読み出し可能な可搬記憶媒体。
【0123】
【発明の効果】
本発明によれば、分類方法の定義の登録に汎用性を持たせることが出来るので、同じ主旨の分類方法の定義は1度行なえばよい。
【0124】
また1つの定義によって、同じ主旨の複数のデータ分類方法を定義することが出来るので、分類方法を変更する場合においても、1つの定義を変更すればよい。
【0125】
更には、分類方法の定義の数を減らすことが出来るので、システム管理者の負荷を軽減することが出来る。
【0126】
また、データベースのデータの追加に対しても柔軟に対応することが出来る。
【0127】
更に、メンテナンスが容易なので、新たな分類方法の定義等を迅速に行なうことが出来、システム管理者のみならず、利用者もより利用しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のデータベースシステムをサーバ上に構成した場合の構成例を示す図である。
【図2】データ分類処理装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】本実施例のシステムにおける基本動作を示す図である。
【図4】カテゴリテンプレート型管理ポイントを利用した場合のデータ分類処理装置内の動作処理とデータの流れの概要を示す図である。
【図5】DWH内の問い合わせ対象テーブルとなるテーブルの構成例を示す図である。
【図6】情報管理辞書内に登録されている管理ポイント情報の構成例を示す図である。
【図7】分類方法の定義処理についての説明の為の図である。
【図8】管理ポイント定義時の表示画面例を示す図である。
【図9】データ問い合わせ時に行なわれるレイアウト指定処理についての説明の為の図である。
【図10】選択したテーブルに結合関係がある場合の適用項目の絞り込み処理についての説明図である。
【図11】データ問い合わせ時に表示される表示画面例を示す図である。
【図12】サーバのコンピュータシステム環境図である。
【図13】媒体例を示す図である。
【図14】従来のデータベースによるデータ分類方法を示した図である。
【符号の説明】
1 サーバ
2 端末
3 管理者の端末
10 データ分類処理装置
11,101 DWH
12 OLAP部
13 情報管理辞書
14 登録用ユーザインタフェース部
15 問い合わせ用ユーザインタフェース部
16 制御部
17 辞書登録部
18 問い合わせ実行部
102 問い合わせ対象テーブル
103 管理ポイント
121 カテゴリ型管理ポイント
122 カテゴリテンプレート型管理ポイント
【発明の属する技術分野】
本発明はデータベースの検索技術にかかるものであり、特に大量のデータを蓄積するデータウェアハウスやデータマートを用いたOLAPに関連する技術である。
【0002】
【従来の技術】
データウェアハウス(以下DWHという)などを使って集められた大量のデータを多次元的に解析し、視覚化するシステムとして、On−Line Analytical Processing(OLAP)と呼ばれる技術が知られている。OLAPでは、データベース内のデータから、使用者の対話的操作によって必要なデータを検索し、そのデータを様々な視点に基づいて分類し、その結果を出力する。OLAPによってデータベース利用者は、データベースに関する特別な知識が無くてもデータ分類のための区分けルールの定義や、定義した分類方法を利用した問合せが容易に可能となる。
【0003】
OLAPに関する技術としては、例えば特許文献1に開示されているものがある。特許文献1に開示されているデータベースシステムでは、データベース内のデータとその属性情報とを対応付けて管理し、データを問い合わせるときは、利用者の要求に基づいて属性情報を参照してデータベース内のデータを処理して出力することによって、利用者の操作性やデータの信頼性を向上させている。
【0004】
特許文献1のデータベースシステムは、データ分類のための区分けルール(以降、「分類方法」という)を管理ポイントとして事前に生成、登録しておき、データベース内のデータに対して問い合わせを行なう際に、一般利用者がこの管理ポイントを指定することによってデータの出力形式を指定する。
【0005】
図14は、特許文献1に示される従来のデータベースによるデータ分類方法を示したものである。
【0006】
図14のシステムでは、まずデータベースの管理者が、事前にデータの分類方法を管理ポイントとして定義して生成し、情報管理辞書内に記録しておく。このときシステム管理者は、DWH101内の問い合わせ対象テーブル102から分類方法を定義するデータ項目を選択して、分類方法を定義して管理ポイント103を生成する(図14中(1))。
【0007】
そして一般利用者がデータの問い合わせを行なう時は、まず問い合わせるデータ項目をDWH101内の問合せ対象テーブル102から選択する(図14中(2))。そしてデータの出力レイアウト104を指定する際に、(2)で選択されたデータ項目と関連した管理ポイント103を、管理ポイントの一覧から選択する(図14中(3))。
【0008】
システムは、利用者によって選択された管理ポイントに規定されている分類方法に基づいてDWH101からデータを分類して抽出し、指定されたレイアウト104に基づいてデータを出力する。
【0009】
このような従来のデータベースシステムで用いられる従来型の管理ポイント103(以下カテゴリ型管理ポイントという)では、その定義時に、問合せ対象テーブル102の任意のデータ項目との関連が決定されて定義される。また、管理ポイント102による定義はDWH101のテーブル102内の特定のデータ項目に対してのみ有効となる。よって、複数のテーブル102が同じデータ形式のデータ項目を持ちこれら全てに対して同じ分類方法を定義したい場合等、同じような観点の分類方法の定義を複数行なう場合であっても、それぞれ個々に管理ポイントを作成して分類方法を定義する必要がある。
【0010】
例えば商品の売上データのテーブルに対して登録日、売上日、配送日それぞれに対して4半期毎に分類する場合、それぞれのデータ項目に対し管理ポイントを設ければならない。また、同じ登録日のデータ項目によって分類する場合でも対象とするテーブルが異なっていれば、やはり個々に管理ポイントを設けなければならない。
【0011】
【特許文献1】
特開平8−180072号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このような点から従来のデータベースでは以下の課題が生じる。
−同じデータ項目を持つ複数のテーブルに対して同じデータの分類方法を定義を定義する場合であっても、複数回定義を実施する必要がある。
−同じデータの分類方法が複数定義されていた場合、データの分類方法を変更するときには、複数回の変更操作が必要となる。
−データベースに新たなデータが追加されてゆく場合、データ項目に管理ポイントを定義する際には予期していないものが追加されたときには、対応できない。
【0013】
本発明は、上記問題点を解決することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決する為、本発明によるデータ分類処理装置はデータベースに蓄積されているデータを利用者の指示に基づいて取り出すことを前提とし、情報管理部及び問い合わせ部を備える。
【0015】
情報管理部は、前記データベースに蓄積されているデータの分類の仕方を特定のデータ項目に依存しない形で定義した管理ポイントを記憶する。
【0016】
問い合わせ部は、利用者からのデータの問い合わせに対して、前記情報管理部に記憶されている前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方によって、前記データベースに対して検索を行なう。
【0017】
また利用者からのデータの問い合わせに対して、該利用者によって指定された前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方を適用するデータ項目を該利用者に選択させる機能を更に備え、前記利用者が選択したデータ項目に対して前記分類の仕方を適用して、前記データベースに対して検索を行なうよう構成しても良い。
【0018】
更には、分類を行なうデータ項目を仮想項目として定義した前記分類の仕方を、前記管理ポイントとして登録する機能を更に備えるよう構成しても良い。
【0019】
また、分類処理方法、プログラム及び可搬記憶媒体も本発明の適用範囲である。
【0020】
本発明によれば、データの分類の仕方を定義した管理ポイントは、特定のデータ項目に依存しないので、汎用性を持ち、1つの管理ポイントによって複数のデータ項目に適用することが出来る。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施例を図面を参照しながら説明する。
【0022】
図1は、本実施例のデータベースシステムをサーバ1上に構成した場合の構成図である。
【0023】
同図においてサーバ1上には、一般利用者からの指示に基づいてデータベースを検索して分類したデータを出力するデータ分類処理装置10及び期間システムから様々なデータが蓄積されたデータベースであるDWH11が構成されている。
【0024】
データ分類処理装置10は、サーバ1の外部からの一般利用者の端末2や管理者の端末3からのアクセスに対してDWH11内のデータを分類して出力したり管理ポイントの登録処理等を司るOLAP部12及び管理ポイントを記録する情報管理辞書13に大別できる。
【0025】
データ分類処理装置10は、DWH11内のデータの分類方法を、従来型のカテゴリ型管理ポイント121として記録する他に、カテゴリテンプレート型管理ポイント122として記録することができる。このカテゴリテンプレート型管理ポイント122は、対象としているデータ項目が特定のデータ項目を指さない仮想項目となっており、カテゴリ型管理ポイント121とは異なり、特定のテーブルや特定のデータ項目に依存しない構成を持つ。
【0026】
管理者は事前に、端末3からサーバ1にアクセスして、データ分類処理装置10を用いてDWH11のデータに対する分類方法を特定のデータ項目に依存せずに作成し、これをカテゴリテンプレート型管理ポイント122として情報管理辞書13に記録しておく。そして問合せ業務実行時において一般利用者に管理ポイントを選択させる時、カテゴリテンプレート型管理ポイント122が選ばれたときは、その管理ポイントに定義された分類方法に適用させるデータ項目を一般利用者に選択させる。
【0027】
図1のシステムにおいて、カテゴリ型管理ポイントを用いた場合の動作処理は、図14で説明した従来のシステムと基本的には同じになる。またカテゴリテンプレート型管理ポイントについては、後に詳細に説明する。
【0028】
図2は、データ分類処理装置10の構成を示すブロック図である。
【0029】
同図のデータ分類処理装置10は、情報管理辞書13、及び図1のOLAP部11に対応する登録用ユーザインタフェース部14、問い合わせ用ユーザインタフェース部15、制御部16、辞書登録部17及び問い合わせ実行部18を有している。
【0030】
情報管理辞書13は、DWH11内のデータの分類方法を管理ポイントとして記憶する。同図の情報管理辞書13では従来型のカテゴリ型管理ポイントをカテゴリ型管理ポイント情報131として、またカテゴリテンプレート型管理ポイントをカテゴリテンプレート型管理ポイント情報132として記憶している。尚カテゴリ型管理ポイント情報131とカテゴリ型管理ポイント情報132は、後述するようにその管理ポイントが対応するテーブルとデータ項目についての設定が異なるだけで、基本的データ構成は同じである。カテゴリ型管理ポイント131では、その管理ポイントが関連するテーブルとデータ項目が具体的に規定されているが、カテゴリテンプレート型管理ポイント132の場合、特定のテーブルやデータ項目を規定せずに分類方法を登録することによって、どれにでも適用できる汎用性を持たせてある。
【0031】
登録用ユーザインタフェース部14は、管理ポイントの情報管理辞書13への登録時に、GUI等によって管理者とのインタフェースを実現するものである。また問い合わせ用ユーザインタフェース部15は、一般利用者の端末2からのDWH11内のデータの問い合わせ時に、GUI等によって一般利用者とのインタフェースを実現するものである。
【0032】
制御部16は、登録用ユーザインタフェース部14や問い合わせ用ユーザインタフェース部15から通知される一般利用者2やシステム管理者3からの指示に基づいて、情報管理辞書13内に管理ポイントの登録/更新や、DWH11とのやり取りを行なうもので、辞書登録部17及び問い合わせ実行部18を有している。
【0033】
辞書登録部17は、情報管理辞書13へのデータの書き込み処理を司り、管理ポイントの登録や、既に登録されている管理ポイントの変更等を行なう管理ポイント登録部171を備えている。問い合わせ実行部18は、利用者からのDWH11のデータの問い合わせに対する処理を司り、利用者からの指示の基づいてDWH11を検索し、問い合わせ用ユーザインタフェース部15を介して、結果を利用者によって指示されたレイアウトで利用者の端末2に出力するもので、利用者による問い合わせ結果の出力レイアウトの指示を解析するレイアウト解析部181、問い合わせ時に利用者によって指定された管理ポイントについての管理ポイント情報131、132を情報管理辞書13から読み出す辞書参照部182、辞書参照部182が参照した管理ポイント情報131、132に基づいてDWH11の検索にデータの分類の仕方を適用するルール適用部183及びDWH11の検索を行なう検索処理部184を備えている。
【0034】
本実施例のシステムでは、従来のシステムと同様、分類方法を管理ポイントを用いて定義し、データの問い合わせ時に管理ポイントを選択することによって、データの分類方法を指定するが、本実施例で用いられるカテゴリテンプレート型管理ポイントは、問い合わせ対象の特定のデータ項目に依存させず、作成者に独自の観点で作成させる。そして問い合わせ時に、このカテゴリテンプレート型管理ポイントに定義されている分類方法と、問い合わせを行なう特定のテーブルや特定のデータ項目とを関連付ける。
【0035】
図3は、本実施例のシステムにおける基本動作を示す図である。尚同図は、図14の従来のシステムと対比する形で記載されており、図14と基本的に同じ機能を有する要素には同一の符号が付してある。またカテゴリ型管理ポイントを用いた動作処理は、基本的に図14と同じなので、図3はカテゴリテンプレート型管理ポイントを用いた場合のみを示している。
【0036】
図3において、まずシステム管理者が、事前にデータ分類処理装置を用いてデータの分類方法をカテゴリテンプレート型管理ポイントとして定義し、情報管理辞書内に記憶する。この時、分類方法はDWH101内の特定のテーブルの特定のデータ項目に依存させずに、システム管理者が独自の観点で定義する(図3中(1))。
【0037】
そして一般利用者がデータの問い合わせを行なう時は、まずデータの出力レイアウト104を指定する際に、問い合わせるデータ項目をDWH101内の問合せ対象テーブル102から選択する(図3中(2))。
【0038】
次に一般利用者は、使用するテンプレート型管理ポイントを選択する(図3(3))。そして(3)で選択した管理ポイントを、(2)で選択したデータ項目と同一のテーブル内のデータ項目に関連付ける(図3(4))。
【0039】
このようにカテゴリテンプレート型管理ポイントは、その定義時ではなく、一般利用者によるデータの問い合わせ時に、管理ポイントを指定してデータの出力レイアウトを指定する際に関連付けるデータ項目が選択される。そのため管理ポイントに定義されている定義内容から、その管理ポイントに関連付けられるデータ項目が特定されないため、1つの管理ポイントを複数のデータ項目やテーブルに対して汎用的に利用することができる。また管理ポイントの定義に関連するデータ項目をデータの問い合わせ時に規定するので、DWH101内に事前に予期できないデータ項目のデータが追加されても、対処することが出来る。
【0040】
図4は、カテゴリテンプレート型管理ポイントを利用した場合のシステムにおける動作処理とデータの流れの概要を説明する図である。尚以下の説明において、(1)〜(5)は、図4中の(1)〜(5)と対応する。
定義時
(a)管理ポイント定義処理
(1)特定のデータ項目に依存しない分類方法を定義し、分類方法を辞書に登録する。登録される分類方法はカテゴリテンプレート型管理ポイントとして情報管理辞書13内で管理される。
【0041】
この分類方法の定義の仕方は、従来のカテゴリ型管理ポイントでは辞書に登録される情報に作成元項目を含む形で行なわれていたが、カテゴリテンプレート型管理ポイントでは、作成元項目についての情報を特定のデータ項目を指さすものでない仮想項目名として定義する。これによって、カテゴリテンプレート型管理ポイントは、特定のテーブルや特定のデータ項目には依存しない。
データ問合せ時
(b)レイアウト指定処理
(2)データの出力レイアウトの指定を行なう画面上で、一般利用者はカテゴリテンプレート型管理ポイントを指定する。
(3)(2)で指定したカテゴリテンプレート型管理ポイントが適用可能なデータ項目を問い合わせ対象テーブルより抽出し、一般利用者に通知する。
(4)利用者は(3)で通知されたデータ項目から、(2)で選択したカテゴリテンプレート型管理ポイントが持つ分類方法を適用するデータ項目を選択する。
(c)問い合わせ処理
(5)(2)で選択されたカテゴリテンプレート型管理ポイントに定義されている分類情報を情報管理辞書13から取り出し、(4)でカテゴリテンプレート型管理ポイントに適用させた問合せ対象テーブル内のデータ分類から情報を集計し、出力する。
【0042】
次に、カテゴリ型管理ポイント及びカテゴリテンプレート型管理ポイントを定義した場合の情報管理辞書13内での管理ポイントについての情報の管理の仕方について説明する。
【0043】
図5は、DWH11内のテーブルの構成例を示す図である。同図に示すようなテーブルが問い合わせ時に問い合わせ対象テーブルとなる。
【0044】
同図では、DWH内のテーブルとして売買情報を記録している売上テーブル61及び売上テーブル61で対象としている各商品についての情報を記録している商品テーブル62を例として示している。
【0045】
売上テーブル61には、データ項目としてその売買取引を識別する売上ID、顧客を識別する顧客ID、商品を識別する商品ID、売上日、配送日及び売買個数が記録されている。また商品テーブル62には、データ項目として各商品を識別する商品ID、その商品の商品名、発売日及び商品の分類を示す分類番号が記録されており、商品IDによって売上テーブル61中のデータと関連付けられている。
【0046】
図5のようなテーブルを問い合わせ対象テーブルとした場合にデータ分類の定義に用いることが出来るカテゴリ型管理ポイントは図6のようになる。
【0047】
図6は、情報管理辞書13内に登録されている図5に示したテーブル対する分類を定義した管理ポイントについて定義した管理ポイント情報131,132の構成例を示す図である。
【0048】
同図は、図5に示したテーブルに対して、データ形式が日付データのデータ項目のデータを用いて「春」、「夏」、「秋」、「冬」の4つの分類カテゴリでデータを分類する為の管理ポイントの構成例を示している。
【0049】
同図では、管理ポイントそのものに対する情報が定義されている管理ポイント情報71、管理ポイントが分類を行なう分類カテゴリを定義しているカテゴリ情報72及び各分類カテゴリによって分類される数値範囲を定義している基準値情報73が示されており、これらの情報によって各管理ポイントは定義される。
【0050】
図6に示した管理ポイント情報71は、各管理ポイントに対する情報として識別番号、管理ポイント名、対象とする問い合わせ対象テーブルを示す作成元テーブル、対象とするデータ項目を示す作成元項目名、管理ポイント種別、対象とするデータ項目のデータ型及び不図示の区分けルールが記録されている。この区分けルールとしては、本例は季節によって分類する為の管理ポイントなので例えば「作成元項目の日付データの6,7桁目を抽出し基準値と比較」等の分類の為のルールが記録されている。管理ポイント情報71は登録されている各管理ポイントを識別する識別番号によって、カテゴリ情報72に登録されている分類カテゴリと関連付けられている。
【0051】
カテゴリ情報72は、データを分類するカテゴリを定義するもので、各分類カテゴリを識別する為のカテゴリ識別番号、その分類カテゴリがどの管理ポイントのものかを示す識別番号、及びその分類カテゴリに対して利用者が内容を認識できるよう表示するラベルが記録されている。そしてカテゴリ情報72内の各データはカテゴリ識別番号によって基準値情報73と、また管理ポイント識別番号によって管理ポイント情報71と関連付けられている。
【0052】
基準値情報73は、カテゴリ情報72に定義されている各分類カテゴリによって分類する為の数値範囲が基準値として定義されており、この値と管理ポイント情報71の区分けルールに基づいて分類が行なわれる。基準値情報73は、管理ポイント識別番号によって管理ポイント情報71と、またカテゴリ識別番号によってカテゴリ情報72と関連付けられている。
【0053】
これらの情報によって管理ポイントはその分類方法が定義され、例えば管理ポイント識別番号102の管理ポイントの場合、図5の商品テーブル62のデータ項目「発売日」のデータから、「春」、「夏」、「秋」、「冬」の4つの分類カテゴリに分類することが定義されており、データ項目「発売日」のデータを区分けルールに基づいて加工した値を基準値情報73に登録されている値と比較して、一致した分類カテゴリに振り分けることによって「春」、「夏」、「秋」、「冬」の各分類カテゴリに分類する。
【0054】
図6中に示されている識別子101〜103の3つの管理ポイントのうち、管理ポイント種別部分に示されているように識別子102及び103が従来型のカテゴリ型管理ポイントで、識別子101がカテゴリテンプレート型管理ポイントの管理ポイント情報を示している。
【0055】
図6の管理ポイント情報71を、カテゴリ型管理ポイントとカテゴリテンプレート型管理ポイントとで比較すると、カテゴリ型管理ポイントには作成元テーブル及び作成元項目名の2つの部分に特定のテーブルとデータ項目が定義されているが、カテゴリテンプレート型管理ポイントでは仮想項目と定義されている。従来のカテゴリ型管理ポイントでは作成元項目が作成時に決定され、それぞれの情報は情報管理辞書13の管理ポイント情報71で管理される。カテゴリテンプレート型管理ポイントでは、作成元項目情報が情報管理辞書13の管理ポイント情報71では管理されず、実際に使用する段階で、一般利用者に選択させる。これにより、カテゴリテンプレート型管理ポイントは、汎用性を持つことができ、複数のテーブルに対して対応することができる。
【0056】
次に、図6に示したカテゴリテンプレート型管理ポイントを利用した場合の各処理について更に詳細に説明する。
【0057】
図7(a)、(b)は、分類方法の定義処理についての説明の為の図である。
【0058】
同図(a)は、カテゴリ型管理ポイントの場合を示しており、また同図(b)は、カテゴリテンプレート型管理ポイントの場合を示しており図4の「(a)分類方法定義処理」に対応する。
【0059】
カテゴリ型管理ポイントの場合には、同図(a)にフローチャートで示した手順で、分類方法を情報管理辞書13に定義する。
【0060】
まずステップSA1として分類を行なうデータ項目を定義者に選択させる。そして次にステップSA2として利用者の選択に基づいてデータ分類方法を定義する。カテゴリ型管理ポイントの場合、分類方法を定義するにあたりその分類を行なうデータ項目の選択が必須となる。
【0061】
そして最後にステップSA3として分類方法の定義を管理ポイントとして情報管理辞書13に登録する。
【0062】
カテゴリ型管理ポイントでは分類を行なうデータ項目毎に、分類方法を定義する必要がある。例えば売上テーブル81aのデータ項目「売上日」及び「配送日」、商品テーブル82aのデータ項目「発売日」が同じ形式の日付を表す情報で、かつ各データ項目について季節で分類するような分類方法を定義する場合、同じ定義を3回行ない3つの管理ポイントを作成する必要がある。図7(a)の場合、管理ポイント情報83aには、「売上日」、「配送日」及び「発売日」それぞれに対して個々に管理ポイントが設けられて登録されている。
【0063】
一方カテゴリテンプレート型管理ポイントの場合には、図7(b)にフローチャートで示した手順で、分類方法を情報管理辞書13に定義する。
【0064】
まずステップSB1として分類を行なうデータ項目として仮想項目を必要に応じて選択する。そして次にステップSB2としてデータ分類方法を定義する。カテゴリテンプレート型管理ポイントの場合、分類方法を定義するにあたり、その分類を行なうデータ項目の選択して定義する必要はない。その為管理ポイントの定義は、データベースのデータ構成熟知しているシステム管理者のみならず一般利用者でも定義を行なうことが出来る。尚、沢山の分類方法を定義する場合、作業負荷軽減のため予め用意したサンプルから選択して定義する事もできる。
【0065】
定義の入力が完了すると、ステップSB3として情報管理辞書13に管理ポイントを登録する。
【0066】
カテゴリテンプレート型管理ポイントでは、定義した分類方法を問合せ時にデータ項目に適用できるため、同じ形式のデータ項目に対して個々に分類方法を定義する必要がなくなる。例えば、売上テーブル81bのデータ項目「売上日」及び「配送日」、商品テーブル82bのデータ項目「発売日」が同じ形式の日付を表す情報の場合、これらのデータ項目に対して季節で分類する分類方法を定義する場合、1つのカテゴリテンプレート型管理ポイントを定義すればよい。図7(b)の場合、管理ポイント情報83bには、管理ポイント名が「季節」の1つカテゴリテンプレート型管理ポイントのみが定義されて登録されており、この管理ポイントを用いてデータを問い合わせ時に仮想項目となっている作成元テーブル及び作成元項目名を定義することにより、上記したテーブルのデータ項目「売上日」、「配送日」及び「発売日」の3つのデータ項目に対して対応することができる。
【0067】
図8は、管理ポイント定義時の表示画面例を示す図である。同図は管理ポイントの定義を行なう際に、定義を行なおうとしているシステム管理者の端末3上に表示される表示画面例を示している。
【0068】
システム管理者が、管理ポイントの定義処理を開始すると、まず画面91がシステム管理者の端末3に表示される。
【0069】
システム管理者は、表示画面上から作成する管理ポイントがカテゴリ型管理ポイントの場合には「データ項目から作成」911を、またカテゴリテンプレート型管理ポイントの場合には「カテゴリテンプレート型を作成」912を選択した後「次へ」ボタン913を押下して画面を切り替える。
【0070】
画面91上で「データ項目から作成」911を選択した場合、画面はカテゴリ型管理ポイント作成用画面92aに切り替わる。この画面92a上から、問い合わせ対象テーブル922a及び分類方法を定義するデータ項目922を選択する。同図では、問い合わせ対象テーブルとして「商品」921a−2、データ項目として「発売日」922a−3が選択されている。
【0071】
そして問い合わせ対象テーブル922a及び分類方法を定義するデータ項目922を選択した後、「次へ」ボタン923aを押下して分類情報定義画面94を切り替える。
【0072】
画面91上で「カテゴリテンプレートを作成」912を選択した場合、画面はカテゴリテンプレート型管理ポイント作成用画面92bに切り替わる。この画面92bから、管理ポイントが対象とするデータ項目のデータ型921bを指定する。同図の場合には、データ型として数値型921b−1と文字型921b−2の2つから選択後、「次へ」ボタン923bを押下して分類情報定義画面94を切り替える。
【0073】
また分類方法を定義する際に、任意のデータ項目をサンプルとして用いる場合、この画面92b上の「任意の項目をサンプルとして読み込む」欄922bにチェックを入れて、「次へ」ボタン923bを押下するとサンプルのデータ項目の選択画面93bが表示される。この選択画面93bでは、画面92bで選択されたデータ形式に基づいて、サンプルとして使用できるデータ項目931bが表示される。このデータ項目931bの中から適宜なものを選択した後、「次へ」ボタン932bを押下すると分類情報定義画面94に切り替わる。
【0074】
分類情報定義画面94では、この管理ポイントを構成するカテゴリの定義を行なう。
【0075】
この分類情報定義画面94において、カテゴリの定義は、まずカテゴリ一覧941上で追加ボタン942や修正ボタン943を操作してカテゴリを作成する。そしてカテゴリ一覧941から1つカテゴリを選択後、画面92a上で選択したデータ項目若しくは画面93b上で選択したサンプルのデータ項目のデータがとる範囲の値が一覧となって表示された未区分一覧944中のデータを内訳一覧欄945に移動することによって、各カテゴリに対する定義を行なってゆく。尚カテゴリ型管理ポイントの場合で、サンプルのデータ項目を読み込まなかった場合には、未区分一覧944には何も表示されず、各カテゴリに対する定義は「自由入力」ボタン946を操作して全ての値を入力して行なわなければならない。
【0076】
各カテゴリについての分類情報の定義の入力が完了した後「次へ」ボタン947を押下すると、入力された定義に基づいた管理ポイントが情報管理辞書13に記録される。
【0077】
図9(a)、(b)は、データ問い合わせ時に行なわれるレイアウト指定処理についての説明の為の図である。同図(a)は、カテゴリ型管理ポイントの場合を示しており、また同図(b)は、カテゴリテンプレート型管理ポイントの場合を示しており図4の「(b)レイアウト指定処理」に対応する。
【0078】
カテゴリ型管理ポイントの場合には、同図(a)にフローチャートで示した手順で、問い合わせるデータの出力レイアウトを指定する。
【0079】
まずステップSA11として一般利用者に集計するデータ項目を選択させる。そして次にステップSA12としてデータ分類処理装置10は、ステップSA11で一般利用者が選択したデータ項目に利用可能な管理ポイントの絞込みを行い、これを一般利用者に一覧表示する。そしてステップSA13としてこの中から一般利用者に管理ポイントを選択させる。
【0080】
データ問い合わせ時に、一般利用者が出力レイアウトを指定する際に集計対象となるデータ項目を選択すると(ステップSA11)、データ分類処理装置10はそのデータ項目を集計する際に使用可能な管理ポイントを自動的に絞り込む。この絞込みの方法としては、例えば、ステップSA11で商品テーブル122aのデータ項目「商品ID」が集計対象のデータ項目として選択された場合、データ分類処理装置10は、利用可能な管理ポイントとして管理ポイント識別番号が“101”、管理ポイント名「発売した季節」の管理ポイントに絞る。
【0081】
この時の絞り込みのルールは、選択されたデータ項目が所属するテーブルのデータ項目から作成された管理ポイント(選択されたデータ項目が所属するテーブルが作成元テーブルとして登録されている管理ポイント)、または選択されたデータ項目が所属するテーブルが関連付けられているテーブルのデータ項目から作成された管理ポイント(選択されたデータ項目が所属するテーブルと関連付けられているテーブルが作成元テーブルとして登録されている管理ポイント)を使用可能な管理ポイントとする。尚作成元テーブル及び作成元項目名が仮想項目となっているカテゴリテンプレート型管理ポイントは、この絞込みにおいて無条件で選出される。
【0082】
利用者が絞り込まれた管理ポイントから適宜なカテゴリ型管理ポイントを選択すると、データ分類処理装置10は、問い合わせ処理を開始し、選択された管理ポイントに定義された分類方法を適用してDWH11に対して検索を実行する。
【0083】
一方カテゴリテンプレート型管理ポイントの場合には、図9(b)にフローチャートで示した手順で、問い合わせるデータの出力レイアウトを指定する。
【0084】
まずステップSB11として一般利用者に集計するデータ項目を選択させる。そして次にステップSB12としてデータ分類処理装置10は、ステップSB11で一般利用者が選択したデータ項目に利用可能な管理ポイントの絞込みを行い、これを一般利用者に一覧表示する。そしてステップSB13としてこの中から一般利用者に管理ポイントを選択させる。このステップSB11〜SB13までは、図9(a)のカテゴリ型管理ポイントの場合のステップSA11〜SA13と同じになる。
【0085】
ここで、一般利用者がカテゴリテンプレート型管理ポイントを選択すると、ステップSB14として管理ポイント適用項目の絞込みを行った後これを一般利用者に表示し、ステップSB15として一般利用者に適用項目を選択させる。
【0086】
データの出力レイアウト指定時に、一般利用者が集計対象となるデータ項目を選択後に、分類方法としてカテゴリテンプレート型管理ポイントを選択すると、データ分類処理装置10は選択された管理ポイントを適用可能なデータ項目の絞込みを行ない一般利用者に表示する。
【0087】
例えば、ステップSB11で商品テーブル122bの「商品ID」が集計対象のデータ項目として選択され、ステップSB13で管理ポイント情報123bにおいて管理ポイント識別番号が“101”、管理ポイント名「季節」の管理ポイントが選択されると、ステップSB14での絞込みでは、この管理ポイントが適用可能なデータ項目として売上テーブル121bの「売上日」及び「配送日」と商品テーブル122bの「商品名」及び「発売日」が候補として絞られる。この時の絞込みのルールは、選択したデータ項目が所属するテーブルのデータ項目かまたはそのテーブルと関連付けられているテーブルのデータ項目で、カテゴリテンプレート型管理ポイントが適用可能なデータ型(本例では文字型)のデータ項目となる。
【0088】
一般利用者が、表示されたデータ項目の中から管理ポイントに適用するデータ項目を選択すると、データ分類処理装置10は、図4の(c)問い合わせ処理に対応する処理として、選択された管理ポイントに定義された分類方法を情報管理辞書13から読み出し、これを適用してDWH11に対して検索を実行し、結果を指定されたレイアウトに基づいて一般利用者に出力する。
【0089】
図10は、選択したテーブルに結合関係がある場合の適用項目の絞り込み処理についての説明図である。本処理は、図9のステップSB14に対応する。
【0090】
一般利用者がカテゴリテンプレート型管理ポイントを選択すると、管理ポイント適用項目の絞込みを行なった後、選択候補を表示して一般利用者に適用項目を選択させるが、ステップSB11で選択したデータ項目が所属するテーブルが他のテーブルと結合関係がある場合は、この絞り込み処理は、以下のようににして行なわれる。
【0091】
図10中、結合定義情報84は、各テーブル間の結合関係を示す情報で、結合元テーブルのテーブル名とそのテーブル内の項目名が、結合先テーブルのテーブル名とそのテーブル内の項目名と関連付けられて記憶されている。またテーブル情報85は、各テーブルのテーブル名、項目名及びそのデータ型を管理している。
【0092】
ステップSB11で選択したデータ項目が属するテーブルが他のテーブルと結合関係に無い場合、また結合関係があっても結合元で無い場合にはステップSB14の絞り込み処理は、選択したデータ項目が属するテーブルのみを対象として行なわれる。
【0093】
例えば、図10において、商品テーブルの項目「商品名」が選択され、管理ポイント識別番号が“101”、管理ポイント名「季節」の管理ポイントが管理ポイント情報から選択されたとき、SB14の管理ポイントの適用項目として絞り込まれるのは、同じ商品テーブル中の管理ポイントとして指定されたデータ型と同じデータ型(文字型)である「商品ID」、「商品名」、「発売日」、「商品分類」となる。
【0094】
それに対して、結合定義情報84からステップSB11で選択したデータ項目が属するテーブルが他のテーブルと結合関係に有り、更に結合元である場合にはステップSB14の絞り込み処理は、選択したデータ項目が属するテーブルの他に結合先のテーブルをも対象として行なわれる。
【0095】
例えば、図10において、売り上げテーブルの項目「個数」が選択され、管理ポイント識別番号が“101”、管理ポイント名「季節」の管理ポイントが管理ポイント情報から選択されたとき、SB14の管理ポイントの適用項目として絞り込まれるのは、売り上げテーブルとその結合先となっている商品テーブルの中の、管理ポイントとして指定されたデータ型と同じデータ型(文字型)である「売上ID」、「顧客ID」、「商品ID」、「売上日」、「配送日」、「商品ID」、「商品名」、「発売日」となる。
【0096】
図11は、データ問い合わせ時に表示される表示画面例を示す図である。同図はDWH11内のデータの問い合わせを行なう際に、問い合わせを行なっている一般利用者の端末2上に表示される表示画面例を示している。
【0097】
一般利用者がデータの問い合わせを開始すると、まず画面141が一般利用者の端末2に表示される。
【0098】
この画面141は、データを集計表として出力するよう出力レイアウトを設定する為の設定画面で、同図中入力欄142は対象とするデータのデータ項目を指定する欄、入力欄143は集計表の行毎の特性である表側となるデータ項目を指定する欄、及び入力欄144は集計表の列毎の特性である表頭となるデータ項目を指定する入力欄となっている。一般利用者が、この画面141上から、対象データのデータ項目を入力欄142に指定後、表側、表頭の入力欄143、144に管理ポイントを指定することによって、データの分類方法と出力レイアウトを指示する。
【0099】
表示画面141上において、図9(b)のステップSB11に対応するデータ項目の選択処理として、一般利用者はまず集計するデータ項目をデータ項目欄145から選択し入力欄142上に設定する。同図では、商品テーブルのデータ項目「商品ID」を選択し、データ欄142上に設定している。
【0100】
この集計するデータ項目を指定すると、画面148となる。この画面145上から一般利用者は、出力する集計表の表頭及び/又は表側となるデータ項目を指定する。
【0101】
表側や表頭となる項目は、表示欄146に表示されている管理ポイントから選択して入力欄143、144に入力指定することによって行なう。この表示欄146には、入力欄142に設定されたデータ項目に対して適用可能な管理ポイント絞り込まれて表示される。同図では、画面141では表示欄146に3つの管理ポイントが表示されていたが、入力欄142にデータ項目が設定された画面148では図9のステップSA12、SB12に対応する絞込み処理が行われて管理ポイント「売り上げた季節」が表示されてなくなっている。
【0102】
表示画面148において、表示欄146に表示されている管理ポイントから1つを選択して入力欄143、144に指定することによって、集計表の出力レイアウトを設定すると、選択した管理ポイントがカテゴリ型管理ポイントであった場合は表示画面150aに、また選択した管理ポイントがカテゴリテンプレート型管理ポイントであった場合は表示画面150bに一般利用者の端末2の表示が切り替わる。
【0103】
カテゴリ型管理ポイントの場合は、表示画面150a上においてOKボタン147を押下すると、設定された条件に基づいてデータ分類処理装置10は、DWH11からデータを検索し、指定されたレイアウトに基づいた結果を一般利用者の端末2に対して出力する。
【0104】
またカテゴリテンプレート型管理ポイントの場合には、その管理ポイントに適用するデータ項目を設定しなければならないので、データ項目の選択画面149b上に図9のステップSB14に対応するデータ項目の絞込み処理が行われて候補となるデータ項目が表示され、候補一覧152からその管理ポイントに適用するデータ項目を選択した後OKボタン153を押下して設定する。
【0105】
そして切り替わった表示画面150b上でOKボタン147を押下してレイアウト指定を完了すると、データ分類処理装置10は選択された管理ポイントに設定してある分類方法によってDWH11を検索し、指定されたレイアウトに基づいて結果を一般利用者の端末2に対して出力する。
【0106】
図12は、サーバ1のコンピュータシステム環境図である。
【0107】
本実施例におけるデータ分類処理装置10が実装されるサーバ1は、図12の様にCPU161、主記憶装置162、ハードディスク等の補助記憶装置163、ディスプレイ、キーボード等の入出力装置(I/O)164、モデム等のネットワーク接続装置165及びディスク、磁気テープなどの可搬記憶媒体から記憶内容を読み出す媒体読取り装置166を有し、これらが互いにバス167により接続される構成を備えている。
【0108】
図12のコンピュータシステムでは、媒体読取り装置166により磁気テープ、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO等の記憶媒体168に記憶されているプログラム、データを読み出し、これを主記憶装置162または補助記憶装置163にダウンロードする。そしてこのプログラムやデータに基づいて、CPU161が主記憶装置162または補助記憶装置163上に情報管理辞書13を構築したり、利用者とのやり取りや、管理ポイントの作成、DWH11の検索等、上述したデータ分類処理装置10の機能を実現する。
【0109】
また、図12のコンピュータシステムでは、フレキシブルディスク等の記憶媒体168を用いてアプリケーションソフトの交換が行われる場合がある。よって、本発明は、データ分類処理装置や分類方法に限らず、コンピュータにより使用されたときに、上述した本発明の実施形態の機能をコンピュータに行なわせるためのコンピュータ読み出し可能な記憶媒体168として構成することもできる。
【0110】
この場合、「記憶媒体」には、例えば図13に示されるように、CD−ROM、フレキシブルディスク(あるいはMO、DVD、リムーバブルハードディスク等であってもよい)等の媒体駆動装置197に脱着可能な可搬記憶媒体196や、ネットワーク回線193経由で送信される外部の装置(サーバ等)内の記憶部(データベース等)192、あるいは情報処理装置191の本体194内のメモリ(RAM又はハードディスク等)195等が含まれる。可搬記憶媒体196や記憶部(データベース等)192に記憶されているプログラムは、本体194内のメモリ(RAM又はハードディスク等)195にロードされて、実行される。
【0111】
また、既に説明したCD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体には、上記に例として挙げたものの他にも、例えば、Blu−ray Disc(登録商標)やAOD(Advanced Optical Disc)などの青色レーザーを用いた次世代光ディスク記憶媒体、赤色レーザーを用いるHD−DVD9、青紫色レーザーを用いるBlue Laser DVDなど、今後開発される種々の大容量記憶媒体を用いて本発明を実施することも可能である。
【0112】
(付記1) データベースに蓄積されているデータを利用者の指示に基づいて取り出すデータ分類処理装置であって
前記データベースに蓄積されているデータの分類の仕方を特定のデータ項目に依存しない形で定義した管理ポイントを記憶する情報管理部と、
利用者からのデータの問い合わせに対して、前記情報管理部に記憶されている前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方によって、前記データベースに対して検索を行なう問い合わせ部と
を備えることを特徴とするデータ分類処理装置。
【0113】
(付記2) データベースに蓄積されているデータを利用者の指示に基づいて取り出すデータ分類方法であって、
前記データベースに蓄積されているデータの分類の仕方を特定のデータ項目に依存しない形で定義した管理ポイントを記憶し、
利用者からのデータの問い合わせに対して、記憶されている前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方によって、前記データベースに対して検索を行なう
ことを特徴とするデータ分類方法。
【0114】
(付記3) データベースに蓄積されているデータを利用者の指示に基づいて取り出すコンピュータによって使用された時
前記データベースに蓄積されているデータの分類の仕方を特定のデータ項目に依存しない形で定義した管理ポイントを記憶する機能と、
利用者からのデータの問い合わせに対して、記憶されている前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方によって、前記データベースに対して検索を行なう機能を
前記コンピュータに実行させるプログラム。
【0115】
(付記4) 利用者からのデータの問い合わせに対して、該利用者によって指定された前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方を適用するデータ項目を該利用者に選択させる機能を更に実行させ、前記利用者からのデータの問い合わせに対して、前記利用者が選択したデータ項目に対して前記分類の仕方を適用して、前記データベースに対して検索を行なうこと前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記3に記載のプログラム。
【0116】
(付記5) 前記利用者によって指定された前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方を適用可能なデータ項目の候補を、前記問い合わせの対象となっているデータ項目に基づいて絞り込んで通知し、該候補の中から前記利用者に選択させること前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記4に記載のプログラム。
【0117】
(付記6) 前記問い合わせの対象となっているデータ項目と同じテーブル上のデータ項目及び該同じテーブルと対応関係のあるテーブル上のデータ項目を前記候補として通知することを前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記5に記載のプログラム。
【0118】
(付記7) 前記検索の結果を、前記利用者によって指定されたレイアウトに基づいて出力する機能を更に前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記3乃至6のいずれか1つに記載のプログラム。
【0119】
(付記8) 分類を行なうデータ項目を仮想項目として定義した前記分類の仕方を、前記管理ポイントとして登録する機能を更に前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記3乃至7のいずれか1つに記載のプログラム。
【0120】
(付記9) 前記管理ポイントは、前記データベースに蓄積されているデータの分類の仕方を前記データベース上の特定のテーブル及び特定のデータ項目に依存しない形で定義することを特徴とする付記3乃至8のいずれか1つに記載のプログラム。
【0121】
(付記10) 前記管理ポイントは、該管理ポイントの管理ポイント名及び該管理ポイントが適用されるデータ項目のデータ型を記録した管理ポイント情報、該管理ポイントで分類される分類カテゴリを定義するカテゴリ情報及び各分類カテゴリによって分類される数値範囲を定義する基準値情報によって定義されることを特徴とする付記3乃至9のいずれか1つに記載のプログラム。
【0122】
(付記11) データベースに蓄積されているデータを利用者の指示に基づいて取り出すコンピュータによって使用された時
前記データベースに蓄積されているデータの分類の仕方を特定のデータ項目に依存しない形で定義した管理ポイントを記憶し、
利用者からのデータの問い合わせに対して、記憶されている前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方によって、前記データベースに対して検索を行なう
ことを前記コンピュータに実行させるプログラムを記憶した前記コンピュータが読み出し可能な可搬記憶媒体。
【0123】
【発明の効果】
本発明によれば、分類方法の定義の登録に汎用性を持たせることが出来るので、同じ主旨の分類方法の定義は1度行なえばよい。
【0124】
また1つの定義によって、同じ主旨の複数のデータ分類方法を定義することが出来るので、分類方法を変更する場合においても、1つの定義を変更すればよい。
【0125】
更には、分類方法の定義の数を減らすことが出来るので、システム管理者の負荷を軽減することが出来る。
【0126】
また、データベースのデータの追加に対しても柔軟に対応することが出来る。
【0127】
更に、メンテナンスが容易なので、新たな分類方法の定義等を迅速に行なうことが出来、システム管理者のみならず、利用者もより利用しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のデータベースシステムをサーバ上に構成した場合の構成例を示す図である。
【図2】データ分類処理装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】本実施例のシステムにおける基本動作を示す図である。
【図4】カテゴリテンプレート型管理ポイントを利用した場合のデータ分類処理装置内の動作処理とデータの流れの概要を示す図である。
【図5】DWH内の問い合わせ対象テーブルとなるテーブルの構成例を示す図である。
【図6】情報管理辞書内に登録されている管理ポイント情報の構成例を示す図である。
【図7】分類方法の定義処理についての説明の為の図である。
【図8】管理ポイント定義時の表示画面例を示す図である。
【図9】データ問い合わせ時に行なわれるレイアウト指定処理についての説明の為の図である。
【図10】選択したテーブルに結合関係がある場合の適用項目の絞り込み処理についての説明図である。
【図11】データ問い合わせ時に表示される表示画面例を示す図である。
【図12】サーバのコンピュータシステム環境図である。
【図13】媒体例を示す図である。
【図14】従来のデータベースによるデータ分類方法を示した図である。
【符号の説明】
1 サーバ
2 端末
3 管理者の端末
10 データ分類処理装置
11,101 DWH
12 OLAP部
13 情報管理辞書
14 登録用ユーザインタフェース部
15 問い合わせ用ユーザインタフェース部
16 制御部
17 辞書登録部
18 問い合わせ実行部
102 問い合わせ対象テーブル
103 管理ポイント
121 カテゴリ型管理ポイント
122 カテゴリテンプレート型管理ポイント
Claims (10)
- データベースに蓄積されているデータを利用者の指示に基づいて取り出すデータ分類処理装置であって
前記データベースに蓄積されているデータの分類の仕方を特定のデータ項目に依存しない形で定義した管理ポイントを記憶する情報管理部と、
利用者からのデータの問い合わせに対して、前記情報管理部に記憶されている前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方によって、前記データベースに対して検索を行なう問い合わせ部と
を備えることを特徴とするデータ分類処理装置。 - データベースに蓄積されているデータを利用者の指示に基づいて取り出すデータ分類方法であって、
前記データベースに蓄積されているデータの分類の仕方を特定のデータ項目に依存しない形で定義した管理ポイントを記憶し、
利用者からのデータの問い合わせに対して、記憶されている前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方によって、前記データベースに対して検索を行なう
ことを特徴とするデータ分類方法。 - データベースに蓄積されているデータを利用者の指示に基づいて取り出すコンピュータによって使用された時
前記データベースに蓄積されているデータの分類の仕方を特定のデータ項目に依存しない形で定義した管理ポイントを記憶する機能と、
利用者からのデータの問い合わせに対して、記憶されている前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方によって、前記データベースに対して検索を行なう機能を
前記コンピュータに実行させるプログラム。 - 利用者からのデータの問い合わせに対して、該利用者によって指定された前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方を適用するデータ項目を該利用者に選択させる機能を更に実行させ、前記利用者からのデータの問い合わせに対して、前記利用者が選択したデータ項目に対して前記分類の仕方を適用して、前記データベースに対して検索を行なうこと前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
- 前記利用者によって指定された前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方を適用可能なデータ項目の候補を、前記問い合わせの対象となっているデータ項目に基づいて絞り込んで通知し、該候補の中から前記利用者に選択させること前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
- 前記検索の結果を、前記利用者によって指定されたレイアウトに基づいて出力する機能を更に前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1つに記載のプログラム。
- 分類を行なうデータ項目を仮想項目として定義した前記分類の仕方を、前記管理ポイントとして登録する機能を更に前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1つに記載のプログラム。
- 前記管理ポイントは、前記データベースに蓄積されているデータの分類の仕方を前記データベース上の特定のテーブル及び特定のデータ項目に依存しない形で定義することを特徴とする請求項3乃至7のいずれか1つに記載のプログラム。
- 前記管理ポイントは、該管理ポイントの管理ポイント名及び該管理ポイントが適用されるデータ項目のデータ型を記録した管理ポイント情報、該管理ポイントで分類される分類カテゴリを定義するカテゴリ情報及び各分類カテゴリによって分類される数値範囲を定義する基準値情報によって定義されることを特徴とする請求項3乃至8のいずれか1つに記載のプログラム。
- データベースに蓄積されているデータを利用者の指示に基づいて取り出すコンピュータによって使用された時
前記データベースに蓄積されているデータの分類の仕方を特定のデータ項目に依存しない形で定義した管理ポイントを記憶し、
利用者からのデータの問い合わせに対して、記憶されている前記管理ポイントに定義されているデータの分類の仕方によって、前記データベースに対して検索を行なう
ことを前記コンピュータに実行させるプログラムを記憶した前記コンピュータが読み出し可能な可搬記憶媒体。
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