JP2006133883A - プロジェクト管理方法、プロジェクト管理プログラム及びプロジェクト管理装置 - Google Patents

プロジェクト管理方法、プロジェクト管理プログラム及びプロジェクト管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 上流工程への戻りを少なくして、迅速にプロジェクトを完了させることが期待できるプロジェクト管理方法、プロジェクト管理プログラム及びプロジェクト管理装置を提供する。
【解決手段】 プロジェクト管理システム20の管理コンピュータ21は、プロジェクトを管理する管理者の管理者用端末30と、工程毎の指摘項目の設定値及びその設定条件を記録した指標データ記憶部24とに接続している。管理コンピュータ21は、プロジェクトの上流工程が完了すると、その上流工程における欠陥報告件数を算出する。管理コンピュータ21は、算出した欠陥報告件数が設定条件を満たさない場合には管理者用端末30に通知を行い、設定条件を満たす場合には次工程の開始指示を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロジェクト管理方法、プロジェクト管理プログラム及びプロジェクト管理装置に関する。
企業活動において、様々なプロジェクトが立案・実行されている。このようなプロジェクトを円滑に実行するために、プロジェクトの管理に関する技術が開示されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1においては、プロジェクトを管理する前にプロジェクトの登録を行う。このとき、プロジェクトの各工程(タスク)において作成されるすべての成果物ファイルについて、中身を空にした状態で予め登録しておく。これにより、成果物が実際に作成されることにより、プロジェクトの進捗状況を容易に把握することができる。
一方、特許文献2においては、プロジェクトの遂行時に参照される文書と作成されるアウトプット文書の空の実体を関連付けて登録する。そして、工程毎に、工程名と、その工程のスケジュールの長さに合わせたタイトルバー及びその工程の進捗状況を表す進捗バーとを対応させて表示させる。これにより、工程の要員とこの要員が担当する進捗状況とを視覚的に把握することができるので、効率的にプロジェクトの進捗管理を行うことができる。
特開2003−108735号公報(図5〜図7) 特開2003−141320号公報(図11〜図13)
ところで、テストや運用において障害が発生した場合には、その障害を除去すべく、分析工程や設計工程などの上流工程に戻ってプロジェクトの見直しが行われることがある。従って、プロジェクトを迅速に完了させるために、上流工程でなるべく欠陥を取り除くことが望ましい。しかしながら、上流工程でより多くの欠陥を取り除くように動機付けさせてプロジェクトを管理する技術はなかった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、その目的は、上流工程への戻りを少なくして、迅速にプロジェクトを完了させることが期待できるプロジェクト管理方法、プロジェクト管理プログラム及びプロジェクト管理装置を提供することにある。
請求項1、4又は5に記載の発明によれば、プロジェクト毎に、このプロジェクトを構成する工程に関するデータを記録する工程管理データ記憶手段と、工程で行なわれる欠陥検出項目と、その中で上流工程の欠陥検出項目を特定するための識別子を記録した欠陥検出項目データ記憶手段と、上流工程の欠陥検出項目において検出すべき検出予定数を記録する指標データ記憶手段と、欠陥検出項目毎に検出された欠陥数を記録する欠陥報告データ記憶手段と、プロジェクト管理者の管理者用端末に接続される管理コンピュータとを用いてプロジェクトを管理する。管理コンピュータは、欠陥検出報告を受信した場合、この欠陥検出報告の欠陥を検出した欠陥検出項目を特定して欠陥報告データ記憶手段に記録する。管理コンピュータは、欠陥検出報告のあった工程が、工程管理データ記憶手段に記録された上流工程である場合、この欠陥検出項目において検出された欠陥数を算出する。管
理コンピュータは、算出した欠陥数と指標データ記憶手段に記録された検出予定数とを比較し、検出予定数未満の場合には、プロジェクトの管理者用端末に通知を行う。このため、管理者は、上流工程における欠陥報告が少ない場合には、下流工程に進む前に、その工程の見直しをして、上流工程における欠陥除去を、より多く行うことができる。そして、上流工程における欠陥除去を、より多く行うことにより、プロジェクトの下流工程において検出される欠陥除去を低減することができる可能性がある。よって、上流工程に戻ってプロジェクトの再度やり直しを抑制し、迅速にプロジェクトを完了させることを期待できる。
請求項2に記載の発明によれば、管理コンピュータは、実行が完了したプロジェクトについて、欠陥報告データ記憶手段に記録されたデータから各プロジェクトの全体の欠陥数と上流工程の欠陥数とを算出し、この欠陥数に基づいて上流工程における欠陥除去率が高いプロジェクトをベストプラクティスとして特定し、管理者用端末に提供する。管理コンピュータは、管理者用端末から、ベストプラクティスの中から選択されたプロジェクト決定データを受信した場合、このプロジェクトの各工程に関するデータを工程管理データ記憶手段から取得して複製し、この複製したデータを新たなプロジェクトとして前記工程管理データ記憶手段に登録する。このため、管理者は、新たに登録するプロジェクトの構成を、ベストプラクティスのプロジェクトと同様に構成した後、カスタマイズして生成することができる。ベストプラクティスのプロジェクトの構成を利用して新たなプロジェクトの構成を生成するため、上流工程における欠陥除去率が高い、過去のプロジェクト事例(成功事例)を活かして、新しいプロジェクトを構成することができる。
請求項3に記載の発明によれば、管理コンピュータは、前記管理者用端末に対して、前記欠陥検出項目の変更を促すためのデータを送信し、この送信した欠陥検出項目に追加又は削除されたデータを受信した場合には、これを新たな指標項目として前記欠陥検出項目データ記憶手段に記録する。このため、管理者の指示に応じて、より適切な指標の追加及び変更を行うことができる。
本発明によれば、上流工程への戻りを少なくして、迅速にプロジェクトを完了させることを期待できる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図13を用いて説明する。本実施形態においては、ソフトウェアの開発を行うプロジェクトを管理する場合を想定する。ここで、プロジェクトは、複数の工程により構成され、本実施形態では、各プロジェクトは分析、設計、実装、テスト、運用という複数の工程を含み、プロジェクトは全体が管理されるとともに、工程毎に管理される。そして、分析工程、設計工程の後でレビューが行われ、実装、テスト、運用の各工程が行われる。
図1に示すように、プロジェクトの管理者は、管理者用端末30を用いる。この管理者用端末30は、管理者からの指示や文字などのデータを入力するためのキーボード及びマウスと、データ入力を行う画面などを表示するためのディスプレイとを有する。
また、プロジェクトの工程について作業を行う作業者は、作業者用端末40を用いる。この作業者用端末40は、工程中に作成する成果物の内容や指摘内容などのデータを入力するキーボード及びマウスと、データ入力を行うための画面などを表示するためのディスプレイを備える。
管理者用端末30及び作業者用端末40は、ネットワークNを介してプロジェクト管理
システム20に接続されている。プロジェクト管理システム20は、管理コンピュータ21を備える。管理コンピュータ21は、図示しないCPU、RAM及びROM等を有し、後述する処理(記録段階、算出段階、通知段階、提供段階、登録段階及び項目変更段階等を含む処理)を行う。そして、このためのプロジェクト管理プログラムを実行することにより、管理コンピュータ21は、記録手段、算出手段、通知手段、提供手段、登録手段及び項目変更手段等として機能する。
記録手段は、欠陥検出報告を受信した場合、この欠陥検出報告の欠陥を検出した欠陥検出項目を特定して欠陥報告データ記憶手段に記録する。算出手段は、欠陥検出報告のあった工程が、工程管理データ記憶手段に記録された上流工程である場合、この欠陥検出項目において検出された欠陥数を算出する。通知手段は、算出した欠陥数と指標データ記憶手段に記録された検出予定数とを比較し、検出予定数未満の場合には、プロジェクトの管理者用端末に通知を行う。提供手段は、実行が完了したプロジェクトについて、欠陥報告データ記憶手段に記録されたデータから各プロジェクトの全体の欠陥数と上流工程の欠陥数とを算出し、この欠陥数に基づいて上流工程における欠陥除去率が高いプロジェクトをベストプラクティスとして特定し、管理者用端末に提供する。登録手段は、管理者用端末から、ベストプラクティスの中から選択されたプロジェクト決定データを受信した場合、このプロジェクトの各工程に関するデータを前記工程管理データ記憶手段から取得して複製し、この複製したデータを新たなプロジェクトとして前記工程管理データ記憶手段に登録する。項目変更手段は、管理者用端末に対して、前記欠陥検出項目の変更を促すためのデータを送信し、この送信した欠陥検出項目に追加又は削除されたデータを受信した場合には、これを新たな指標項目として欠陥検出項目データ記憶手段に記録する。
更に、管理コンピュータ21は、プロジェクトデータ記憶部22、工程管理データ記憶手段としての工程管理データ記憶部23、欠陥検出項目データ記憶手段及び指標データ記憶手段としての指標データ記憶部24及び欠陥報告データ記憶手段としての欠陥報告データ記憶部25に接続されている。
プロジェクトデータ記憶部22には、図2に示すように、プロジェクトに関するプロジェクトデータ220が記録される。このプロジェクトデータ220は、立案されたプロジェクトが登録されると記録され、利用者の入力に基づいてプロジェクトが開始又は終了すると更新される。このプロジェクトデータ220は、プロジェクト識別子、プロジェクト名、管理者識別子、管理者名、管理者メールアドレス、開始日及び終了日に関するデータを含む。
プロジェクト識別子データ領域には、プロジェクトを特定するための識別子に関するデータが記録される。プロジェクト名データ領域には、プロジェクトの名称に関するデータが記録される。管理者識別子データ領域には、プロジェクトの管理者を特定するための識別子が記録される。管理者名、管理者メールアドレスデータ領域には、プロジェクトの管理者の氏名や、管理者メールアドレスが記録される。開始日データ領域には、このプロジェクトの開始日に関するデータが記録される。開始日としては、プロジェクトを構成する複数の工程の内、最初に行われる工程の開始日と同じ日を設定する。終了日データ領域には、このプロジェクトが終了した日に関するデータが記録される。なお、終了日としては、プロジェクトを構成する複数の工程の内、プロジェクトの最後の工程の終了日を設定する。
一方、工程管理データ記憶部23には、図3に示すように、プロジェクトを構成する各工程に関する工程管理データ230が記録される。この工程管理データ230は、プロジェクトの登録が行われるときに記録され、利用者の入力に応じて各工程の開始、終了及び各成果物の作成完了の時などに更新される。工程管理データ230は、プロジェクト識別
子、工程識別子、工程名、担当者識別子、担当者名、成果物名、成果物ファイル識別子、開始日及び終了日を含む。
プロジェクト識別子データ領域には、この工程が属するプロジェクトを特定するためのプロジェクト識別子に関するデータが記録される。このプロジェクト識別子を介して、工程管理データ230と、プロジェクトデータ記憶部22に記録されたプロジェクトデータ220とが関連付けられる。
工程識別子データ領域には、この工程を特定するための識別子に関するデータが記録される。
工程名データ領域には、この工程の名前に関するデータが記録される。この工程名には、「分析」、「設計」、「実装」、「テスト」や「運用」などがある。
担当者識別子データ領域には、この工程を担当する担当者を特定するためのデータが記録される。また、担当者名データ領域には、担当者の氏名に関するデータが記録される。
成果物名データ領域には、この工程において作成される成果物の名称に関するデータが記録される。成果物ファイル識別子データ領域には、この工程において作成された成果物のファイルを特定するための識別子に関するデータが記録される。この成果物には、例えば設計工程であれば「日程計画」などである。
開始日、終了日データ領域には、この工程の開始日、終了日のそれぞれに関するデータが記録される。
一方、図4に示すように、指標データ記憶部24には、各プロジェクトの指標に関する指標データ240が記憶される。この指標データ240は、プロジェクトの計画時に指標が登録されると記録され、各工程の終了時に更新される。この指標データ240は、各工程の指標項目に対する設定値、設定条件、実績値及び工程順番に関するデータを含む。
ここで、指標項目は、各工程において欠陥の除去を行うための欠陥検出項目として用いられる。本実施形態では、設定工程、テスト工程及び運用工程について欠陥検出項目が1つずつ設定されている。具体的には、設計工程では「レビュー指標件数」、テスト工程では「テスト障害発生件数」、運用工程では「運用障害発生件数」が指標として設定され、それぞれ設定値として登録される。なお、この設定値が検出予定数に相当する。
また、設定条件とは指標項目の要求条件である。設定値以上の要件が必要な場合には、「0」の設定条件が記録される。逆に、設定値未満の要件が必要な場合には、「1」の設定条件が記録される。なお、本実施形態では、上流工程の場合に、より多くの欠陥数を検出することが必要である。従って、管理コンピュータ21は、設定条件が「以上」を示す「0」に設定された指標項目を有する工程を上流工程であると認識する。すなわち、この設定条件のデータが、上流工程の欠陥除去項目を特定するための識別子データに相当する。
更に、実績値とは、実際に検出された欠陥数である。
また、工程順番とは、各工程が行われる順番であり、数字が小さい工程が先に行われる。本実施形態では、設計工程、テスト工程及び運用工程の順番にプロジェクトの工程が行われる。
更に、図5に示すように、欠陥報告データ記憶部25には、各工程で指摘された欠陥に関する報告について欠陥報告データ250が記録される。この欠陥報告データ250は、各工程で指摘された欠陥や発生した障害、そしてその対応策についての報告内容に関するデータである。この欠陥報告データ250は、各工程の報告が登録された場合に記録され
る。この欠陥報告データ250は、報告識別子、プロジェクト識別子、工程識別子及び欠陥報告に関するデータを含む。
報告識別子データ領域には、欠陥報告の内容を特定するための識別子が記録される。プロジェクト識別子データ領域及び工程識別子データ領域には、欠陥報告があったプロジェクトや、その中の工程を特定するための識別子が記録される。欠陥報告データ領域には、報告された内容、すなわち欠陥の内容やその対策の内容データが記録される。
次に、プロジェクト管理システム20を用いたプロジェクト管理処理について、図6〜図13に基づいて説明する。本実施形態では、プロジェクトの設定処理及び欠陥除去報告処理の順に説明する。
(プロジェクトの設定処理)
まず、プロジェクトの管理者は、管理者用端末30を用いてプロジェクト管理システム20にアクセスする。この場合、管理者用端末30は、プロジェクト管理システム20に対して、管理者の管理者識別子データを送信する(ステップS1−1)。
プロジェクト管理システム20は、ベストプラクティスを抽出する(ステップS1−2)。ここでは、まず、プロジェクト管理システム20の管理コンピュータ21は、ベストプラクティスを抽出するために欠陥除去率を計算する。具体的には、管理コンピュータ21は、終了日が記録されているプロジェクトデータ220のプロジェクト識別子を抽出する。そして、管理コンピュータ21は、抽出したプロジェクト識別子に基づいて、各プロジェクトの指標データ240の各指標項目の実績値のデータを取得し、この実績値をプロジェクト毎に合計した合計数を算出する。次に、管理コンピュータ21は、算出した合計数に対して、指標項目毎に実績値の割合、すなわち欠陥除去率を算出する。
そして、管理コンピュータ21は、上流工程(工程順番の早い工程)の指標項目の欠陥除去率が高いプロジェクトを特定する。具体的には、管理コンピュータ21は、まず、指標データ240の設定条件が「0」に設定されている指標項目に対応する工程を上流工程として特定する。本実施形態では「レビュー指摘件数」の指標項目が対応する「設計工程」を上流工程として特定する。次に、管理コンピュータ21は、この工程の指標項目の「レビュー指摘件数」の欠陥除去率が高いプロジェクトを特定する。なお、本実施形態では、例えば、欠陥除去率が高い3つのプロジェクトを特定する。
次に、管理コンピュータ21は、プロジェクト管理画面データを送信する(ステップS1−3)。ここでは、まず、管理コンピュータ21は、受信した管理者識別子データに基づいて、プロジェクトデータ220をプロジェクトデータ記憶部22から抽出する。更に、管理コンピュータ21は、プロジェクトデータ220のプロジェクト識別子から、このプロジェクトを構成する工程管理データ230を工程管理データ記憶部23から抽出する。そして、先に特定したプロジェクトに関するデータとともに、この管理者が管理するプロジェクトのプロジェクトデータ220を含めたプロジェクト管理画面データを生成し送信する。プロジェクト管理画面データには、ベストプラクティスのプロジェクト識別子、プロジェクト名、開始日、終了日及び欠陥除去率を含む概略データと、送信先の管理者が管理するプロジェクトのプロジェクトデータ220とを含む。
プロジェクト管理画面データを受信した管理者用端末30は、図8に示す一覧画面500をディスプレイに表示する。
この一覧画面500には、マイプロジェクトタブ511と、ベストプラクティスタブ512とが含まれる。ここで、マイプロジェクトタブ511を選択すると、管理者が管理するプロジェクトのリストが表示される。また、ベストプラクティスタブ512を選択する
と、ベストプラクティスとして抽出したプロジェクトのリスト520が表示される。なお、リスト520には、プロジェクト毎に、プロジェクト識別子、プロジェクト名、開始日及び終了日が表示される。
更に、一覧画面500には、プロジェクトの詳細ボタン530、プロパティ変更ボタン540、コピーボタン550及びグラフ表示ボタン560が含まれる。
詳細ボタン530は、リスト520に表示されたプロジェクトの詳細情報を表示するためのボタンである。プロパティ変更ボタン540は、リスト520に表示された属性を変更プロジェクトに関する属性や修正を行うためのボタンである。コピーボタン550は、リスト520に表示されたベストプラクティスの1つを複製して新たなプロジェクトの登録を行うためのボタンである。グラフ表示ボタン560は、リスト520に表示されたプロジェクトの各工程における欠陥除去率をグラフで表示するためのボタンである。このグラフ表示ボタン560が選択されると、図9に示すグラフ画面600が表示される。このグラフ画面600には、リスト520に表示されたプロジェクトの工程毎の欠陥除去率が棒グラフで表示されている。この棒グラフは、各プロジェクトの欠陥除去率が100%となるように構成されており、各工程は色分けされている。
ここで、管理者は、各プロジェクトの詳細情報を閲覧する場合、管理者用端末30にベストプラクティスデータの要求を行わせる(ステップS1−4)。具体的には、管理者は、リスト520に表示された1のプロジェクトを選択した後、詳細ボタン530を選択する。これにより、管理者用端末30は、選択されたプロジェクトのプロジェクト識別子をプロジェクト管理システム20に送信する。
この要求を受信したプロジェクト管理システム20は、ベストプラクティスデータを送信する(ステップS1−5)。具体的には、まず、管理コンピュータ21は、受信したプロジェクト識別子データを有する工程管理データ230を工程管理データ記憶部23から抽出する。そして、管理コンピュータ21は、抽出した工程管理データ230に関するベストプラクティスデータを管理者用端末30に送信する。
管理者用端末30は、受信した工程管理データ230に基づいて、図10に示すプロジェクト詳細画面700を表示する。このプロジェクト詳細画面700には、選択されたプロジェクトの各工程のスケジュールと、各工程の欠陥除去率が表示される。本実施形態では、プロジェクト全体における指標項目の実績値の合計数に対して各指標項目の実績値の割合を算出した値が欠陥除去率として表示される。なお、プロジェクト詳細画面700には、一覧画面500に元の画面に戻るためのボタン710が含まれ、このボタン710が選択されると、管理者用端末30のディスプレイには、一覧画面500が表示される。
そして、管理者は、管理者用端末30を用いて、新たなプロジェクトに利用するベストプラクティスの選択を行う。具体的には、新たなプロジェクトに利用するベストプラクティスを選択し、コピーボタン550を選択する。この場合、管理者用端末30はベストプラクティスの選択処理を行う(ステップS1−6)。ここでは、管理者用端末30は、プロジェクト決定データとしてのコピー指示データをプロジェクト管理システム20に送信する。このコピー指示データには、管理者によって選択されたベストプラクティスのプロジェクト識別子データを含む。
コピー指示データを受信したプロジェクト管理システム20は、新たなプロジェクトの登録を行う(ステップS1−7)。具体的には、管理コンピュータ21は、新たなプロジェクト識別子を生成し、このプロジェクト識別子と管理者の管理者識別子とを有するプロジェクトデータ220をプロジェクトデータ記憶部22に記録する。
次に、管理コンピュータ21は、受信したプロジェクト識別子に基づいて、管理者が選択したプロジェクトを構成する工程管理データ230を抽出して複製する。具体的には、管理コンピュータ21は、抽出した工程管理データ230と同じデータを新たに作成して工程管理データ記憶部23に記録する。次に、管理コンピュータ21は、複製後の工程管理データ230のプロジェクト識別子を、新たに生成したプロジェクト識別子に変更する。そして、管理コンピュータ21は、この工程管理データ230を工程管理データ記憶部23に記録する。この場合、管理コンピュータ21は、工程管理データ230の成果物ファイル識別子、開始日及び終了日のデータを削除して空白にする。
更に、管理コンピュータ21は、受信したプロジェクト識別子を含む指標データ240を抽出する。管理コンピュータ21は、抽出した指標データ240を複製し、新たに生成したプロジェクト識別子を付与し、このプロジェクトの指標データ240として指標データ記憶部24に新たに記録する。この場合、管理コンピュータ21は、指標データ240の設定値及び実績値を削除して空欄にする。
次に、管理コンピュータ21は、プロジェクトの詳細設定要求を行う(ステップS1−8)。具体的には、管理コンピュータ21は、登録したプロジェクトに対して付与したプロジェクト識別子、このプロジェクトを構成する工程管理データ230を管理者用端末30に送信する。
次に、管理者用端末30は、管理者に対して詳細設定処理を促す(ステップS1−9)。具体的には、管理者用端末30は、受信したデータに基づいて詳細設定画面を表示する。この詳細設定画面には、登録されたプロジェクトのプロジェクト識別子、工程管理データ230の各工程名、担当者名が含まれる。また、詳細設定画面には、管理者にプロジェクト名の入力を促すための入力欄が含まれる。
更に、管理者用端末30は、詳細設定画面に表示された工程を部分的に削除したり新たな工程を追加したりするためのツールを表示することにより、管理者に対してプロジェクトを構成する工程の更新を促す。なお、新たな工程を追加する場合には、その工程の工程名、担当者名、成果物名を入力する。また、この詳細設定画面には、各工程の内容を部分的に行うためのツールをも備える。
ここで、管理者はプロジェクト名を入力し、必要に応じて各種ツールを用いて、追加・変更・削除を行う。
管理者がこれらの処理の完了指示を入力すると、管理者用端末30は、詳細設定データをプロジェクト管理システム20に送信する。この詳細設定データは、プロジェクト識別子、プロジェクト名、削除された工程を特定するための工程識別子、追加された工程及び工程を担当する担当者名に関するデータを含む。ここで、追加された工程に関するデータには、工程名、担当者名及び成果物名に関するデータが含まれる。
プロジェクト管理システム20は、受信した詳細設定データに基づいてプロジェクトに関するデータの更新を行う(ステップS1−10)。具体的には、管理コンピュータ21は、受信したプロジェクト識別子を有するプロジェクトデータ220に、プロジェクト名を追加する。削除された工程がある場合には、管理コンピュータ21は、そのプロジェクト識別子及び工程識別子を有する工程管理データ230を削除する。追加された工程がある場合には、管理コンピュータ21は、このプロジェクト識別子について、受信データに基づいて新たな工程管理データ230を生成し、工程管理データ記憶部23に記録する。更に、工程の担当者が変更された場合には、プロジェクト識別子及び工程識別子に基づいて特定される工程管理データ230の内容を変更する。
次に、プロジェクト管理システム20は、管理者用端末30に指標データの要求を行う(ステップS1−11)。具体的には、ステップS1−10で更新したプロジェクトのプロジェクト識別子を有する指標データ240を抽出し、この指標データ240を含めて指標登録画面データを管理者用端末30に送信する。
指標登録画面データを受信した管理者用端末30のディスプレイには、受信した指標データ240に基づいて、図11に示す指標登録画面800が表示される。この指標登録画面800には、指標項目リスト805が含まれる。この指標項目リスト805は、指標データ240に含まれる指標項目を、その工程順番で並べて表示したものである。更に、この指標登録画面800は、項目削除ボタン810、項目追加ボタン820、追加項目名入力欄825及び次画面ボタン830を含む。項目削除ボタン810は、指標登録画面800に並べて表示された指標項目のうち選択された指標項目を削除するためのボタンである。項目追加ボタン820は、指標項目として追加するためのボタンであり、追加項目名入力欄825は、追加する項目名を入力する欄である。
そして、指標項目リスト805の1つの項目が指定された後、追加項目名入力欄825に項目名が入力されて、項目追加ボタン820が選択されると、指定された指標項目の前に、追加項目名入力欄825に入力された指標項目が挿入されて、それ以降の指標項目の順位が1つずつ繰り下がる。例えば、指標項目リスト805において「テスト障害発生件数」が指定された後、図11に示すように、追加項目名入力欄825に「ソースコードレビュー指摘件数」が入力されて、項目追加ボタン820が選択されたとする。この場合、「テスト障害発生件数」の前に、すなわち上から2番目に「ソースコードレビュー指摘件数」の項目が挿入される。そして、指標登録画面800に表示された「テスト障害発生件数」及び「運用障害発生件数」のように、挿入された項目以降の工程順番が繰り下がる。
また、指標登録画面800の指標項目リスト805の1つの項目を選択し、項目削除ボタン810を選択すると、選択した項目が指標項目リスト805から削除される。例えば、図11に示すように指標項目リスト805において「ソースコードレビュー指摘件数」を選択した後、項目削除ボタン810を選択すると、この「ソースコードレビュー指摘件数」が指標項目リスト805から削除される。
このようにして、指標として登録する項目の調整を完了すると、次画面ボタン830を選択する。これにより、管理者用端末30は、指標として登録する項目が使用される工程を特定するため画面を表示する。この画面において、指標項目と工程とが関連付けられる。本実施形態では、「レビュー指標件数」は設計工程、「テスト障害発生件数」はテスト工程、「運用障害発生件数」は運用工程にそれぞれ関連付けられる。そして、この画面中の次画面ボタンが選択されると、管理者用端末30は、図12に示す指標設定画面850をディスプレイに表示する。この指標設定画面850には、指標項目毎に、設定値入力欄860と設定条件選択ボタン870とが表示される。なお、この指標設定画面850で表示される指標項目は、図11の指標登録画面800において設定された項目である。設定値入力欄860は、必要な指標項目の値を設定するための入力欄である。設定条件選択ボタン870は、指摘項目の条件を選択するためのボタンである。設定条件選択ボタン870は、「未満」と「以上」とを設定するボタンを含む。「以上」の設定ボタンは、設定値以上の設定条件「0」を設定するためのボタンである。この設定条件が「0」に設定された場合には、設定値入力欄860に入力された値よりも少ない場合には管理者に通知が行われる。「未満」の設定ボタンは、設定値未満の設定条件「1」を設定するためのボタンである。この設定条件が「1」に設定された場合には、設定値入力欄860に入力された値以上となった場合に管理者に通知が行われる。また、指標設定画面850には、戻りボタンと設定ボタン880とが設けられている。
図12に示す指標設定画面850のように設定された場合、「レビュー指摘件数」が50件未満、「テスト障害発生件数」が100件以上、「運用障害発生件数」が10件以上のそれぞれ場合に管理者へ通知される。
その後、各項目の設定値入力欄860の入力及び設定条件選択ボタン870の設定が完了すると、設定ボタン880を選択する。この場合、管理者用端末30は指標の設定処理を終了し、指標登録画面800及び指標設定画面850において設定されたデータをプロジェクト管理システム20に送信する(ステップS1−12)。この送信されるデータには、プロジェクト識別子、指標登録画面800で削除又は追加された指標名と各項目の工程順番、指標設定画面850で設定された各項目の設定値及び設定条件とが含まれる。
プロジェクト管理システム20は、受信したデータに基づいて指標の設定を行う(ステップS1−13)。具体的には、管理コンピュータ21は、受信したプロジェクト識別子を含む指標データ240を抽出する。そして、管理コンピュータ21は、指標登録画面800で削除された指標項目に関するデータを指標データ240から削除し、追加された指標項目に関するデータを追加する。更に、管理コンピュータ21は、指標登録画面800で更新された各指標項目の工程順番を更新する。また、管理コンピュータ21は、各指標項目の設定値及び設定条件を指標データ240に記録する。
以上により、プロジェクトの設定処理が完了する。
(欠陥報告処理)
次に、本実施形態の各工程において欠陥報告が行われたときの欠陥報告処理について図7を用いて説明する。
プロジェクトを構成する各工程が行われ、各工程で欠陥についての報告が作業者用端末40からプロジェクト管理システム20に行われる。具体的には、プロジェクト管理システム20は、欠陥が生じたプロジェクト及び工程を特定するためのプロジェクト識別子及び工程識別子データとともに欠陥報告データを作業者用端末40から受信する。このとき、設計工程であればレビューで指摘された内容、テスト工程及び運用工程であれば障害発生の内容及びこれらに対する対応を含む欠陥報告が登録される。そして、管理コンピュータ21は、受信した欠陥報告データに報告識別子を付与して欠陥報告データ250に登録する。
その後、欠陥報告データの登録があった工程が終了し、作業者により作業者用端末40を介してその工程の終了日が入力されると、プロジェクト管理システム20は、その工程の指標項目の欠陥除去件数の算出を行う(ステップS2−1)。具体的には、管理コンピュータ21は、工程管理データ230の終了日を記録すると、その工程管理データ230の工程識別子及びプロジェクト識別子を有する欠陥報告データ250を抽出し、このデータの欠陥報告データ250の数を合計する。そして、管理コンピュータ21は、合計した数を実績値として指標データ240に記録する。例えば、設計工程が終了した場合、その設計工程のプロジェクト識別子及び工程識別子を有する欠陥報告データ250を抽出し、その欠陥報告データ250の数を合計した実績値を算出する。
次に、管理コンピュータ21は、管理者に通知すべきかどうかの判断を行うため、条件の充足性を確認する(ステップS2−2)。具体的には、管理コンピュータ21は、まず、登録された指標項目のプロジェクト識別子の指標データ240を取得する。そして、管理コンピュータ21は、算出した実績値とこの工程における設定値とを比較し、その結果がその工程の設定条件を満足するかどうかを判断する。例えば、指標データ240の条件が「0」に設定されている指標項目の場合には実績値が設定値以上であれば条件を満足し、「1」に設定されている指標項目の場合には実績値が設定値未満であれば条件を満足す
ると判断する。
例えば、実績値を算出した工程識別子が設計工程の場合には、この設計工程に対応付けられている指標項目の「レビュー指摘件数」の設定値及び設定条件を指標データ240から取得する。ここで、図4に示すように、設定値が「50」件、設定条件が「0」に設定されているとする。この場合には、管理コンピュータ21は、算出した実績値が50未満である場合には条件を満足しないと判断し、50以上である場合には条件を満足すると判断する。
そして、管理コンピュータ21は、条件を満足しない場合(ステップS2−2において「NO」の場合)には、メールを管理者に送信する(ステップS2−3)。具体的には、管理コンピュータ21は、プロジェクト識別子を有するプロジェクトデータ220を取得し、このプロジェクトデータ220の管理者メールアドレスにメールを送信する。
メールを受信した管理者用端末30のディスプレイには、図13に示すメール900が表示される(ステップS2−4)。このメール900には、プロジェクトを識別するためのプロジェクト名、プロジェクトリーダ名、指標データ240の条件を満足しなかった工程の工程名、その設定値及び状況確認の指示が含まれる。
一方、管理コンピュータ21は、条件を満足した場合(ステップS2−2において「YES」の場合)には、次工程の開始指示を行う(ステップS2−5)。以上により、抽出された指標項目が設定した条件を満足するか否かを判断しながら各工程が行われて、最終的にプロジェクトが完了する。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
・ 本実施形態では、管理コンピュータ21は、上流工程である「設計工程」が完了したときに、その工程における「レビュー指摘件数」が設定値未満の場合(ステップS2−2において「NO」の場合)には、プロジェクト管理システム20の管理コンピュータ21は、このプロジェクトの管理者の管理者用端末30にメールを送信する。このため、プロジェクトの管理者は、上流工程が完了したときに迅速に、その工程における欠陥除去についての報告を受ける。従って、管理者は、上流工程における欠陥報告が少ない場合には、下流工程に進む前に、その工程の見直しをして、上流工程における欠陥除去を、より多く行うことができる。そして、上流工程における欠陥除去を、より多く行うことにより、テストや運用の下流工程において検出される欠陥除去を低減することができる可能性がある。よって、上流工程に戻ってプロジェクトを再度やり直すということを抑制することができ、迅速にプロジェクトを完了させることが期待できる。
・ 本実施形態では、管理コンピュータ21は、テスト障害発生件数及び運用障害発生件数の条件を満たさない場合(ステップS2−2において「NO」の場合)には、そのプロジェクトの管理者に通知を行った。すなわち、下流工程の「テスト」や「運用」において予想以上に障害発生件数が多くなったことを、管理者に把握させて、問題点の分析を行わせることができる。
・ 本実施形態では、管理コンピュータ21は、上流工程における欠陥除去率が高いと特定したプロジェクトに関するデータを含めたプロジェクト管理画面データを送信する(ステップS1−3)。管理者の選択に応じて、管理者用端末30は新たなプロジェクトに利用するベストプラクティスの選択処理を行い(ステップS1−6)、コピー指示データをプロジェクト管理システム20に送信する。管理者用端末30は、コピー指示データに基づいて、選択されたベストプラクティスを複製し、複製したデータに新たなプロジェクト識別子を付与する。すなわち、管理者は、新たに登録するプロジェクトの構成を、ベス
トプラクティスのプロジェクトと同様に構成した後、カスタマイズして生成することができる。従って、ベストプラクティスのプロジェクトの構成を利用して新たなプロジェクトの構成を生成するため、上流工程における欠陥除去率が高い、過去のプロジェクト事例(成功事例)を活かして、新しいプロジェクトを構成することができる。
・ 本実施形態では、管理コンピュータ21は、指標登録画面800及び指標設定画面850において設定されたデータを管理者用端末30から受信すると、指標の設定を行う(ステップS1−13)。このとき、管理コンピュータ21は、指標項目に関するデータを指標データ240から削除し、追加された指標項目に関するデータを追加する。これにより、管理者の指示に応じて、より適切な指標の追加及び変更を行うことができる。
更に、指標登録画面800において工程順番及び指標設定画面850において「未満」又は「以上」のボタンが設定され、このデータを管理者用端末30は管理コンピュータ21に送信する。管理コンピュータ21は、各指標項目の工程順番を更新し、指標データ240の設定値及び条件設定を更新する。これにより、管理者の指示に応じて、より適切なプロジェクトの上流工程であるか否かの変更を効率的に行うことができる。
・ 本実施形態では、管理コンピュータ21は、ベストプラクティスとして抽出したプロジェクトの欠陥除去率工程毎に色分けした図9のグラフ画面600を表示する。このため、管理者は、プロジェクトの工程毎の欠陥除去率を把握でき、新たに計画するプロジェクトに流用するベストプロジェクトを効率的に選択することができる。
また、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記実施形態においては、管理コンピュータ21は、新たなプロジェクトの登録を行う場合に、ベストプラクティスの指標データ240を複製し、その設定値を削除した。これに限らず、管理コンピュータ21は、複製するベストプラクティスの設定値を削除せずに、新たなプロジェクトの設定値として設定してもよい。
また、各工程における欠陥除去率と、下流工程(例えば運用)における最大許容障害発生件数から、上流工程(例えば設計工程)における指摘件数を算出して、これを新たなプロジェクトの指摘件数の値として記録してもよい。
○ 上記実施形態においては、管理コンピュータ21は全体の欠陥除去件数における「設計工程」の「レビュー指摘件数」の割合を、ベストプラクティスのプロジェクトの基準として用いた。これに代えて、ベストプラクティスであると判断するために、他の基準を用いてもよい。例えば、上流工程における欠陥除去件数の絶対数の多さなどであってもよい。
○ 上記実施形態においては、欠陥検出項目は、一工程に1つずつ関連付けるようにしたが、複数の欠陥検出項目を一工程に関連付けてもよい。この場合、管理コンピュータ21は、指標データ記憶部24に、欠陥検出項目としての指標項目が関連付けられる工程の工程識別子データを記録する。また、管理コンピュータ21は、欠陥報告データ記憶部25に欠陥検出項目を特定するための識別子を記録する。これにより、1つの工程中に、ベストプラクティスを抽出するための指標が複数あったとしても、それらの指標を用いることができる。従って、より良い過去のプロジェクト事例(成功事例)を活かして、新しいプロジェクトを構成することができる。
○ 上記実施形態においては、プロジェクトを構成する上流工程が終了したときに、管理コンピュータ21は、欠陥除去件数を抽出し、欠陥除去件数が少ない場合には管理者の管理者用端末30に通知を行った。上流工程の欠陥除去件数が少ない場合に管理者に通知
を行うタイミングは、これに限られない。例えば、プロジェクトの上流工程の終了予定日をプロジェクトデータ220に予め記録する。そして、プロジェクトの工程が終了していない場合であっても、この終了予定日に、管理コンピュータ21は、欠陥除去件数を抽出して、欠陥除去が少ない場合には管理者に通知してもよい。この場合、通知を受けた管理者は、プロジェクトの進行を急がせる場合においても、上流工程において検出される欠陥が不十分にならないように気を付けながら行うことができる。
実施形態におけるシステムの概略図。 プロジェクトデータ記憶部に記録されたデータの説明図。 工程管理データ記憶部に記録されたデータの説明図。 指標データ記憶部に記録されたデータの説明図。 欠陥報告データ記憶部に記録されたデータの説明図。 プロジェクト設定処理の処理手順を説明するための流れ図。 欠陥報告処理の処理手順を説明するための流れ図。 一覧画面の説明図。 グラフ画面の説明図。 プロジェクト詳細画面の説明図。 指標登録画面の説明図。 指標設定画面の説明図。 メールの説明図。
符号の説明
21…管理コンピュータ、23…工程管理データ記憶手段としての工程管理データ記憶部、24…欠陥検出項目データ記憶手段及び指標データ記憶手段としての指標データ記憶部、25…欠陥報告データ記憶手段としての欠陥報告データ記憶部、30…管理者用端末。

Claims (5)

  1. プロジェクト毎に、このプロジェクトを構成する工程に関するデータを記録する工程管理データ記憶手段と、前記工程で行なわれる欠陥検出項目と、その中で上流工程の欠陥検出項目を特定するための識別子を記録した欠陥検出項目データ記憶手段と、前記上流工程の欠陥検出項目において検出すべき検出予定数を記録する指標データ記憶手段と、欠陥検出項目毎に検出された欠陥数を記録する欠陥報告データ記憶手段と、プロジェクト管理者の管理者用端末に接続される管理コンピュータとを用いてプロジェクトを管理するプロジェクト管理方法であって、
    前記管理コンピュータが、
    欠陥検出報告を受信した場合、この欠陥検出報告の欠陥を検出した欠陥検出項目を特定して前記欠陥報告データ記憶手段に記録する記録段階と、
    前記欠陥検出報告のあった工程が、前記工程管理データ記憶手段に記録された上流工程である場合、この欠陥検出項目において検出された欠陥数を算出する算出段階と、
    算出した欠陥数と前記指標データ記憶手段に記録された検出予定数とを比較し、検出予定数未満の場合には、前記プロジェクトの管理者用端末に通知を行う通知段階と
    を含むことを特徴とするプロジェクト管理方法。
  2. 前記管理コンピュータが、
    実行が完了したプロジェクトについて、前記欠陥報告データ記憶手段に記録されたデータから各プロジェクトの全体の欠陥数と上流工程の欠陥数とを算出し、この欠陥数に基づいて前記上流工程における欠陥除去率が高いプロジェクトをベストプラクティスとして特定し、管理者用端末に提供する提供段階と、
    前記管理者用端末から、前記ベストプラクティスの中から選択されたプロジェクト決定データを受信した場合、このプロジェクトの各工程に関するデータを前記工程管理データ記憶手段から取得して複製し、この複製したデータを新たなプロジェクトとして前記工程管理データ記憶手段に登録する登録段階と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクト管理方法。
  3. 前記管理コンピュータは、前記管理者用端末に対して、前記欠陥検出項目の変更を促すためのデータを送信し、この送信した欠陥検出項目に追加又は削除されたデータを受信した場合には、これを新たな指標項目として前記欠陥検出項目データ記憶手段に記録する項目変更段階を更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のプロジェクト管理方法。
  4. プロジェクト毎に、このプロジェクトを構成する工程に関するデータを記録する工程管理データ記憶手段と、前記工程で行なわれる欠陥検出項目と、その中で上流工程の欠陥検出項目を特定するための識別子を記録した欠陥検出項目データ記憶手段と、前記上流工程の欠陥検出項目において検出すべき検出予定数を記録する指標データ記憶手段と、欠陥検出項目毎に検出された欠陥数を記録する欠陥報告データ記憶手段と、プロジェクト管理者の管理者用端末に接続される管理コンピュータとを用いてプロジェクトを管理するプロジェクト管理プログラムであって、
    前記管理コンピュータを、
    欠陥検出報告を受信した場合、この欠陥検出報告の欠陥を検出した欠陥検出項目を特定して前記欠陥報告データ記憶手段に記録する記録手段、
    前記欠陥検出報告のあった工程が、前記工程管理データ記憶手段に記録された上流工程である場合、この欠陥検出項目において検出された欠陥数を算出する算出手段、及び
    算出した欠陥数と前記指標データ記憶手段に記録された検出予定数とを比較し、検出予定数未満の場合には、前記プロジェクトの管理者用端末に通知を行う通知手段
    として機能させることを特徴とするプロジェクト管理プログラム。
  5. プロジェクト毎に、このプロジェクトを構成する工程に関するデータを記録する工程管理データ記憶手段と、前記工程で行なわれる欠陥検出項目と、その中で上流工程の欠陥検出項目を特定するための識別子を記録した欠陥検出項目データ記憶手段と、前記上流工程の欠陥検出項目において検出すべき検出予定数を記録する指標データ記憶手段と、欠陥検出項目毎に検出された欠陥数を記録する欠陥報告データ記憶手段と、プロジェクト管理者の管理者用端末に接続される管理コンピュータとを用いてプロジェクトを管理するプロジェクト管理装置であって、
    前記管理コンピュータが、
    欠陥検出報告を受信した場合、この欠陥検出報告の欠陥を検出した欠陥検出項目を特定して前記欠陥報告データ記憶手段に記録する記録手段、
    前記欠陥検出報告のあった工程が、前記工程管理データ記憶手段に記録された上流工程である場合、この欠陥検出項目において検出された欠陥数を算出する算出手段、及び
    算出した欠陥数と前記指標データ記憶手段に記録された検出予定数とを比較し、検出予定数未満の場合には、前記プロジェクトの管理者用端末に通知を行う通知手段
    を備えたことを特徴とするプロジェクト管理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013196257A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Pfu Ltd 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
WO2018225228A1 (ja) * 2017-06-08 2018-12-13 株式会社日立製作所 プロセス管理システムおよびプロセス管理方法

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