JP2020042597A - 広告作成運用支援装置、広告作成運用支援方法および広告作成運用支援プログラム - Google Patents

広告作成運用支援装置、広告作成運用支援方法および広告作成運用支援プログラム Download PDF

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功 滝澤
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Abstract

【課題】作成および運用中のリスティング広告に対する改善すべき対象を容易に絞り込むことができ、改善内容を明確かつ具体的に提示できること。【解決手段】広告作成運用支援装置100は、リスティング広告の作成および運用を支援する。広告作成運用支援装置100は、リスティング広告の運用状況に関する情報を、自然言語処理および統計処理に基づき分析し、リスティング広告の運用情報の改善項目を判断する処理部103と、改善項目をユーザに提示する出力部105と、を備える。【選択図】図1

Description

この発明は、広告代理店等における広告作成および運用を支援する広告作成運用支援装置、広告作成運用支援方法および広告作成運用支援プログラムに関する。
リスティング広告は、インターネット上の検索エンジンのサイト上で検索エンジンの利用者が所定のキーワードによる検索結果のページに表示される広告であり、検索語と関連する広告を検索エンジンの利用者に提供する。リスティング広告は、広告内容と掲載したい検索語を指定する検索キーワードを含み、検索エンジンの利用者が該当する検索語で検索することで、結果を表示するページに該当する広告が表示される。掲載希望が多いキーワードでは高い掲載単価を提示した広告主の広告が優先的に表示されるようになっている。広告の表示形式は、タイトルと数行の本文、リンク先URLやドメイン名などで構成されるテキスト広告が多く、検索エンジンの利用者による広告の選択で該当する広告に課金される。
広告料金は、入札形式で設定され、広告出稿が多いほど掲載するための最低入札価格が高い。また、一つのキーワードに複数の入札があった場合は、入札価格に広告のクリック率等の品質を掛けた広告ランクによって広告の掲載順位が決まり、掲載順位が高いものから順に上位表示される。
このようなリスティング広告の運用に関する従来技術としては、下記特許文献1〜3が提案されている。リスティング広告は、広告が表示された回数、クリックされた回数、かかった費用、費用対効果などのデータ収集や効果のデータを分析することで、より効果的な運用が可能となる。
広告代理店等のユーザは、各種ツールを用いて企業等の広告主のリスティング広告の作成および運用を行っている。ツールとしては、キーワードプランナー、Google(登録商標)トレンド、AdWords Editor(登録商標)がある。
特表2008−537811号公報 特開2010−026624号公報 特開2016−004426号公報
しかしながら、従来、リスティング広告の作成および運用において、上記ツールを利用してもリスティング広告の作成および運用時の広告文等に対して改善すべき対象を絞り込むことができず、改善内容を明確かつ具体的に提示することができなかった。
これにより、リスティング広告を作成および運用するユーザは、リスティング広告の作成時および運用時のいずれにおいても、適切な広告文の作成や、所定の広告効果を得るための改善内容を適切に把握することができなかった。そして、競合する他のリスティング広告に対する検索の優位性を維持できず、運用状況を適切に改善できないことがあった。
本発明は、上記課題に鑑み、作成および運用中のリスティング広告に対する改善すべき対象を容易に絞り込むことができ、改善内容を明確かつ具体的に提示できることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の広告作成運用支援装置は、リスティング広告の作成および運用を支援する広告作成運用支援装置において、前記リスティング広告の運用状況に関する情報を、自然言語処理および統計処理に基づき分析し、前記リスティング広告の改善項目を判断する処理部と、前記改善項目をユーザに提示する出力部と、を備えたことを特徴とする。
また、前記処理部は、前記リスティング広告の運用状況に関する情報、および検索キーワードに関する情報に基づき、運用状況の改善項目に適した検索キーワードを判断することを特徴とする。
また、前記処理部は、前記リスティング広告が検索広告として表示される広告文の改善項目に適した語句を判断することを特徴とする。
また、前記処理部は、前記リスティング広告ごとの運用状況および前記改善項目を一覧表示することを特徴とする。
また、前記処理部は、前記リスティング広告の運用状況に関する情報として、コンバージョンの変動状態と費用の変動状態に基づき、前記リスティング広告の運用状況の注目すべき度合いを判断し、前記出力部は、前記注目すべき度合いに対応したUIで改善項目をユーザに提示することを特徴とする。
また、前記処理部は、人工知能部の処理により、ユーザに対し改善項目に適した改善処理手順を判断し、前記出力部を介してユーザにテキストで提示することを特徴とする。
また、前記処理部は、人工知能部の処理により、前記注目すべき度合いの判断を行い、当該判断結果に基づき、前記コンバージョンおよび費用を最適化するための改善処理手順を判断し、前記出力部を介してユーザに前記改善処理手順を提示することを特徴とする。
また、前記処理部は、人工知能部の処理により、前記検索キーワードに関連する複数の語句を判断し、前記出力部を介してユーザに前記複数の語句を提示することを特徴とする。
また、前記処理部は、前記検索キーワードを分解し、共通する語句で構成された語句ごとに分類したクラスタとして再構成し、前記出力部を介して前記クラスタをUIでユーザに提示し、前記検索キーワードの作成を支援することを特徴とする。
また、前記処理部は、人工知能部の処理により、WEBサイトから抽出した文書に基づき、前記広告文の草案を判断し、前記出力部を介して前記広告文の草案をユーザに提示することを特徴とする。
また、前記処理部は、人工知能部の処理により、ユーザが作成中の広告文に適した語句および文章を判断し、前記出力部を介して前記広告文に適した語句および文章をユーザに提示することを特徴とする。
また、前記処理部は、人工知能部の処理により、ユーザが選択した複数の前記リスティング広告の広告効果を監視し、前記複数のリスティング広告の勝敗判定を行い、前記出力部を介して前記勝敗判定結果をユーザに提示することを特徴とする。
また、本発明の広告作成運用支援方法は、コンピュータが、リスティング広告の運用状況に関する情報を、自然言語処理および統計処理に基づき分析し、前記リスティング広告の改善項目を判断し、前記改善項目をユーザに提示する、処理を実行することを特徴とする。
また、本発明の広告作成運用支援プログラムは、コンピュータに、リスティング広告の運用状況に関する情報を、自然言語処理および統計処理に基づき分析させ、前記リスティング広告の改善項目を判断させ、前記改善項目をユーザに提示させる、処理を実行させることを特徴とする。
上記構成によれば、リスティング広告の検索キーワードや広告文の作成および運用時の改善内容を分かりやすくユーザに提示できるようになる。これにより、リスティング広告を作成および運用するユーザは、検索キーワードや広告文を適切に見直すことができるようになる。
本発明によれば、作成および運用中のリスティング広告に対する改善すべき対象を容易に絞り込むことができ、改善内容を明確かつ具体的に提示できるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置の機能ブロック図である。 図2は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置のハードウェア構成例を示す図である。 図3は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置が行う広告の作成および運用時における処理例を示すフローチャートである。 図4は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるアカウントボードの表示例を示す図である。 図5は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるキャンペーンリストの表示例を示す図である。 図6は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるキーワードのAIプランの表示例を示す図である。 図7は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるテキスト広告のAIプランの表示例を示す図である。 図8は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるワードエクスパンドダイアログの表示例を示す図である。 図9は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるキーワードクラスタの表示例を示す図である。 図10は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置による広告ライティングの表示例を示す図である。 図11は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置による広告ライティングにおけるインライン編集の表示例を示す図である。 図12は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるインライン編集のKWICサジェストの表示例を示す図である。 図13は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるインライン編集のRNNサジェストの表示例を示す図である。 図14は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるインライン編集の言い換えサジェストの表示例を示す図である。 図15は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるABテストの表示例を示す図である。 図16は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるLP監視の表示例を示す図である。
(実施の形態)
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる広告作成運用支援装置、広告作成運用支援方法および広告作成運用支援プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置の機能ブロック図である。広告作成運用支援装置100は、入力部101、通信部102、処理部103、記憶部104、出力部105を含む。
以下の説明では、ユーザとは、広告作成運用支援装置100を用いてリスティング広告を作成および運用する者を指す。また、以下の説明において、キーワードとは、本発明の利用者が検索広告を表示する条件として設定する文字列であり、完全一致、部分一致、フレーズ一致などの条件と合わせて指定する。また、検索キーワードは、キーワードと同義である。また、検索語とは、検索エンジン利用者がインターネット検索を実行する際に設定する文字列である。また、検索語句は、検索語と同義、もしくは検索語の複合語からなるフレーズである。
入力部101は、広告作成運用支援装置100が作成および管理するリスティング広告の各種情報(広告データD)を入力する。通信部102は、インターネット等のネットワークNWを介して広告データDを送受信する。例えば、通信部102を介して企業等の広告主や広告代理店から広告データDに関する作成に関する情報を受信し、広告作成運用支援装置100を用いて作成した広告データD、あるいは運用中のランディングページ(LP)に対して修正等を行った広告データDを検索プロバイダ等の広告先へ広告媒体として送信する。
処理部103は、リスティング広告の作成、および運用時の広告分析と、広告分析による具体的な広告の改善項目(例えば、検索キーワード、広告文の修正等)の提示にかかる処理を実行する。処理部103は、入力部101あるいは通信部102を介して入力される広告データDの各種情報を記憶部104に記憶する。処理部103は、広告データDの作成および運用時に、記憶部104に記憶された広告データDの各種情報を読み出して広告の作成および運用にかかるデータ処理を行うデータ処理部111を有する。
データ処理部111は、広告データDの作成および運用時の機能別のデータ処理部として、アカウントヘルスチェック部121、検索キーワードチェック部122、広告文面(広告ドラフト)チェック部123、人工知能(AI)部125を含む。例えば、AI部125は、本出願人のジャストシステム社製「桐壺」を用いることができる。
アカウントヘルスチェック部121は、現在の複数の広告主(アカウント)ごとのカードを用い、現在の広告の運用状況を、アイコン等を用いたUI(User Interface)でユーザに提示する。検索キーワードチェック部122は、検索広告を表示するための検索キーワードの検討、作成、編集の支援にかかる処理を行う。広告文面チェック部123は、検索広告として表示される文面(テキストの文言)の検討、作成、編集の支援にかかる処理を行う。
AI部125は、アカウントヘルスチェック部121、検索キーワードチェック部122、広告文面チェック部123と連携して、運用作業の対象(優先度や、広告改善のためにはどの部分から作業を行えばよいか)を具体的に提示する情報(例えば、直近40日分の実績値のグラフ、後述する「注目すべき度合い」等に基づくAIプランのサマリー)を提示する。
また、広告文面チェック部123は、広告中のランディングページ(LP)に対する変更を監視する機能を有してもよい。この監視機能では、LPの広告に不適切な語句を提示することで、時間経過しても常に適切なLPの広告文を広告できるようにする。
記憶部104は、作成中の広告データD、および運用時の各種分析データ等を格納する。出力部105は、処理部103による処理実行結果を出力する。
広告作成運用支援装置100は、図1に示した構成に加えて、例えば、通信部102が外部のAI部125に接続することで、リスティング広告の作成、および運用時の広告分析と改善処理にかかる一部の処理を外部のAI部125で実行してもよい。また、AI部125は、クラウド上に配置され、通信部102を介してクラウド上のAI部125にネットワーク接続してもよい。
図2は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置のハードウェア構成例を示す図である。図1に示す広告作成運用支援装置100は、例えば、CPU201、ROM202、RAM203、磁気ディスクドライブ204、磁気ディスク205、光ディスクドライブ206、光ディスク207、入力デバイス208、映像I/F209、ディスプレイ210、通信I/F211、等を含む。各構成部201〜211は、バス220によってそれぞれ接続されている。
CPU201は、広告作成運用支援装置100の全体の処理を司る処理部として機能する。ROM202は、サーバのブートプログラムを記録している。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。すなわち、CPU201は、RAM203をワークエリアとして使用しながら、ROM202に記録された各種プログラムを実行することによって、広告作成運用支援装置100の全体の処理を司る。
磁気ディスクドライブ204は、CPU201の処理にしたがって磁気ディスク205に対するデータの読み取り/書き込みを処理する。磁気ディスク205は、磁気ディスクドライブ204の処理で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク205としては、例えば、HD(ハードディスク)を用いることができる。
また、光ディスクドライブ206は、CPU201の処理にしたがって光ディスク207に対するデータの読み取り/書き込みを処理する。光ディスク207は、光ディスクドライブ206の処理にしたがってデータが読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク207は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。着脱可能な記録媒体として、光ディスク207のほか、メモリカードなどを用いることができる。
入力デバイス208は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、タッチパネルなどが挙げられる。入力デバイス208は、リモコン、キーボード、タッチパネルのうちいずれか一つの形態によって実現されてもよいが、複数の形態によって実現することも可能である。
映像I/F209は、ディスプレイ210に接続される。映像I/F209は、具体的には、例えば、ディスプレイ210全体を制御処理するグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいてディスプレイ210を制御処理する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ210には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。ディスプレイ210としては、例えば、TFT液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどを用いることができる。
通信I/F211は、ネットワークに接続され、広告作成運用支援装置100およびCPU201のインターフェースとして機能する。ネットワークとして機能する通信網には、インターネット、公衆回線網や携帯電話網、LAN、WANなどがある。
図1に示した広告作成運用支援装置100は、図2に記載のROM202、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU201が所定のプログラムを実行することによって、広告作成運用支援装置100の機能を実現する。
図1の入力部101の機能は、図2の入力デバイス208を用いて実現でき、図1の通信部102の機能は、図2の通信I/F211を用いて実現できる。また、図1の記憶部104の機能は、図2のROM202、磁気ディスク205、光ディスク207等を用いて実現できる。また、図1の出力部105の機能は、図2のディスプレイ210への画面表示や図示しないプリンタを用いることで印刷出力でき、このほか、通信I/F211を介して所望する端末へデータ通信で外部出力することもできる。
(広告生成運用支援装置の全体処理例)
図3は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置が行う広告の作成および運用時における処理例を示すフローチャートである。図3には、広告作成運用支援装置100の処理部103が行う処理を示す。処理部103の処理結果は、出力部105を介してディスプレイ210にそれぞれ表示出力される。
広告代理店の運用担当者(ユーザ)が入力部101のキーボード等の入力デバイス208を操作することで、広告作成運用支援装置100の処理部103がリスティング広告の作成および運用時の処理を行う。以下、はじめに各表示内容の関連と推移について説明し、各表示内容の詳細は後述する。
図3に示す処理Aは、アカウントヘルスチェック部121がAI部125と共に行うアカウントヘルスチェックにかかる処理を示す。処理Bは、検索キーワードチェック部122がAI部125と共に行う広告のキーワード作成およびグルーピングにかかる処理を示す。処理Cは、広告文面(広告ドラフト)チェック部123が人工知能(AI)部125と共に行う広告のドラフト文面の検討にかかる処理を示す。
広告作成運用支援装置100に対し、広告を作成および運用するユーザのログインにより(ステップS301)、処理部103(アカウントヘルスチェック部121)は、アカウントヘルスチェックの処理Aとして、アカウントボード301を表示出力する。アカウントボード301は、記憶部104から読み出した複数の広告主(アカウント)ごとの広告データDをカード状に表示し、現在の広告の運用状況をアイコン等を用いたUI(User Interface)で直感的に表示する。
各カードには、運用作業の対象(優先度や、広告改善のためにはどの部分から作業を行えばよいか)を具体的に提示する情報(例えば、直近40日分の実績値のグラフ、後述する「注目すべき度合い」とAI部125が処理したAIプランのサマリー)が表示される。処理部103(アカウントヘルスチェック部121)は、ユーザのビューボタンの切り替えにより(ステップS302)、アカウントボード301の内容をアカウントリスト302としてリスト表示することもできる。
アカウントヘルスチェック部121は、ユーザによるカードまたはアカウントの選択により(ステップS303)、キャンペーンリスト303を表示出力する。キャンペーンリスト303は、選択したアカウントの現在の広告の詳細(例えば、広告媒体、推移状態、キャンペーン(広告)名、月予算、コンバージョン(CV、成果)関連の情報、クリック数、AIプラン等)をリスト表示する。
AIプランの項目では、処理部103(AI部125)が処理した現在の広告内容の改善点等を具体的にユーザに提示する。キャンペーンリスト303の所定のキャンペーンをユーザがクリックすることで(ステップS304)、アカウントヘルスチェック部121は、広告グループリスト304としてリスト表示する。広告グループリスト304は、選択したキャンペーンの詳細をリスト表示したものである。
キャンペーンリスト303や広告グループリスト304には、現在の広告に対してそれぞれ推奨する行動を表すボタンが配置されている。これにより、広告の運用作業に対してどのように手を加えるかをユーザが選択しやすいようになっている。各具体的なプランは、AI部125が提供するUIで表示され、現在の広告の状況、改善方法、改善対象がセットで提示されるため、これを検討材料としてユーザは提示されたプランの採用可否を容易に検討できる。
上述したアカウントボード301は、アカウント設定画面305上で新規作成することでアカウントを追加することができる(ステップS305)。また、キャンペーン設定画面306上でキャンペーンを新規作成することで(ステップS306)、上記のキャンペーンリスト303を作成でき、広告グループ設定画面307上で広告グループを設定することで(ステップS307)、上記の広告グループリスト304を作成できる。
広告グループリスト304上に表示されるAIプランをユーザがクリックすることで(ステップS310)、AI部125は、キーワードのAIプラン310を表示する。AIプラン310は、キャンペーンと広告グループに対して広告の運用・改善に関する行動として、キーワードの追加、削除、変更等を提示する。この提示では、運用中の広告(ランディングページLP)を解析して、具体的に「なにをするべきか」と「どうするべきか」を組み合わせて提示する。「なにをするべきか」については、例えば、「効率を上げるためにKWの上限CPCを調整しましょう」という提案を行う。
また、AI部125は、「どうするべきか」については、例えば、「xxxというKWの上限CPCをn円に変更しましょう」という提案を行う。AI部125は、現在の広告運用実績や広告作成運用支援装置100に設定された情報を基に、具体的な「AIプラン」を生成してユーザに提示する。
また、AI部125は、広告運用実績の状況に応じた「注目すべき度合い」を算出・判定し、それに対応する行動を提示する。そして、AI部125は、「注目すべき度合い」をキャンペーンと広告グループに属性として設定する。「注目すべき度合い」は、画面上で表現するに限らず、推奨するプランを決定するために用いる。そして、AI部125は、「注目すべき度合い」のパターンに基づき、人工知能が最適な行動を推奨する。例えば、「費用は順調に消化している」のに「CVが未達ペース」ならば、CV獲得効率向上のために「キーワードの入札単価の改善」と、無駄な費用の削減のために「除外キーワードの追加設定」を提示する。
広告グループリスト304上の広告グループをクリックすることで(ステップS308)、処理部103(検索キーワードチェック部122)は、広告のキーワード作成およびグルーピングにかかる処理Bとして、キーワードシミュレータ308の画面を表示する。検索キーワードチェック部122は、キーワードシミュレータ308上に広告のキーワードの一覧を表示し、キーワードを確認できる。このキーワードシミュレータ308上では、キーワードの新規作成、個別編集、一括編集、キーワードリストのソート順の変更、テキストフィルターでキーワードの絞り込み、キーワードを選択して単語拡張等が行える。また、キャンペーンリスト303上のアカウントのメニューの各項目をクリックすることによっても(ステップS308)、キーワードシミュレータ308に移行できる。
また、キーワードシミュレータ308上のAIプランをクリックした場合でも、(ステップS310)、上述したキーワードのAIプラン310を表示することができる。
検索キーワードチェック部122は、ユーザ操作のモード切り替えにより(ステップS309)、キーワードクラスタ309の表示画面に切り替えることができる。検索キーワードチェック部122は、キーワードクラスタ309上で、複数のキーワードを分解し、複数のクラスタとして再構成し、UI表示する。各クラスタは、共通する単語で構成されたキーワードを複数に分類したものである。これにより、クラスタ別のキーワード群により、キーワード群を区別して視認しやすくなる。また、表示された複数の単語同士を組み合わせることにより、ユーザが多数のキーワードを簡単に作れるようになる。また、既存のクラスタに単語を追加することで、多数のキーワードを簡単に作れるようになる。
検索キーワードチェック部122は、キーワードクラスタ309上でキーワードの軸ワードと掛け合わせワードが同一のものを一つのクラスタとしてまとめて表示する。キーワードクラスタ309では、広告のキーワードをクラスタリングし、選択した単語を別のクラスタに複製し、クラスタを選択してワードエクスパンドダイアログを表示することができる。軸ワード、および掛け合わせワードの詳細(定義)は、後述するクラスタリングで説明する。
キーワードシミュレータ308、またはキーワードクラスタ309上にキーワードが表示されている状態で、ワードエクスパンドダイアログ311の表示画面上でのワード選択により(ステップS311)、新規キーワードを追加できる。また、キーワードシミュレータ308上の除外キーワードのタブ選択により、除外キーワードの一覧画面を表示できる。この除外キーワードの一覧画面に対してAI部125が機能し、除外キーワードに対する具体的処理を提示することもできる。
AI部125は、ユーザが入力した単語について、ワードエクスパンドダイアログ311上に複数の関連する単語を提示する。ユーザからの入力方法は複数あり、テキストで単語を入力する場合と、WEBサイトのURLの入力によりAI部125がWEBサイトから単語を抽出する場合、既に広告アカウント内に存在するキーワードを用いる場合、広告作成運用支援装置100が出力した関連する単語を用いる場合、がある。このように、ユーザ入力した単語に関連する単語を入力データとして用いることができるため、関連する単語に関連する単語に関連する単語、のように連鎖的に多数の単語を入手できる。この操作は、後述するUIにより「気に入った単語をクリックする」という動作のみで簡単に選択できる。そして、従来、多くのキーワードを作成するために発生していた「言葉を考えてキーボード操作で書く」という作業を不要にできる。
次に、キャンペーンリスト303の表示画面から処理部103(広告文面チェック部123、人工知能(AI)部125)が行う広告のドラフト文面の検討にかかる処理Cに移行できる(ステップS312)。この処理Cでは、広告文面チェック部123は、広告ライティング312の表示画面を表示し、入力中操作にあわせて、テキスト広告にふさわしい単語や文章を提案する。また、広告ライティング312上のAIプランをクリックすることで(ステップS313)、AI部125がテキスト広告のAIプラン314を表示する。広告グループリスト304の表示画面上でAIプランを選択した場合にも(ステップS314)、テキスト広告のAIプラン314を表示できる。
テキスト広告のAIプラン314では、AI部215が独自の語彙空間やユーザが設定したWEBサイトに基づいて生成し、ユーザに提示する。例えば、AI部125は、対象の入力項目として、広告の見出し1,見出し2、広告のパス1,パス2、広告の説明文、広告オプションのコールアウト、を具体的に提示(サジェスト)する。
また、広告ライティング312上でABテストのタブをクリックすると(ステップS315)、広告文面チェック部123は、ABテスト315の表示画面を表示する。また、広告ライティング312上のAIプランをクリックすることで(ステップS316)、AI部125がABテストのAIプラン317を表示する。また、広告グループリスト304からもABテストのAIプラン317に移行することができる(ステップS317)。ABテストでは、WEBサイトにおいてユーザへの訴求効果を測る手法であり、ユーザが選択した複数の広告の成果を監視し、これら複数の広告のクリック率等による勝敗判定を行う。勝敗判定がつくと広告文面チェック部123は、ユーザにメール等で通知を行うため、ユーザは結果を監視し続ける必要がない。また、前のテストの勝敗判定がついたら自動的に次のテストを開始することもできる。AI部125による勝敗判定は、AI部125独自の指標「優勢度」に基づいて行う。
ABテスト315またはABテストのAIプラン317の表示に基づくABテストを確認したユーザは、送信ボタンのクリックにより(ステップS318)、以上の各機能で修正および反映した更新後の広告のデータを広告作成運用支援装置100の記憶部104に記憶するとともに、媒体に広告のデータを送信する。
図3のフローチャートでは、図3の上から下にのみ流れる処理を記載してあるが、各処理間で下から上に戻る処理を行うこともできる。すなわち、図3の各処理結果は、逐次記憶部104に格納された広告データDを更新する。例えば、ステップS312の広告ライティング312上での処理結果は、アカウントボード301上の表示に反映される。アカウントボード301上には、図3に示す各処理を常に反映した最新の状況が表示される。
(各表示画面例)
次に、図3を用いて説明した各表示画面例について説明する。広告作成運用支援装置100の上述した処理部103の処理および表示制御により、以下に説明する各表示画面が表示制御される。
図4は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるアカウントボードの表示例を示す図である。アカウントボード301には、アカウント(広告主)の広告に対応するアカウントカード401が縦横にマトリクス状に複数並べて表示される。
各アカウントカード401は、左側のグラフ領域411と、右側の実績値表示領域412とを含む。グラフ領域411は、アカウント名、出稿媒体(GY:G社,Y社)、注力アカウントフラグ(☆)、予算(¥)、CV獲得グラフ(折れ線グラフ)、ABテスト通知(AB)、実績値急変(!)の各情報を含む。
実績値表示領域412は、AIインジケータ(AI)、予算消化率(%)、費用(¥)、CV(CV数)、目標CV(CV数)の各情報を含む。実績値表示領域の背景色はCV獲得傾向に応じた色で表示される。
例えば、図4の右上のアカウントカード401は、アカウント名は「テック」、出稿媒体は「GY」である。G社のAdWordsと結びついている場合は「G」、Y社のスポンサードサーチ(YSS)に結びついている場合は「Y」、両方の場合は「GY」を表示する。
注力アカウントフラグは「☆」である。上述した「注力フラグ」がONのアカウントであれば、所定色の「☆」アイコンを表示する。「注力フラグ」がOFFのアカウントであれば「☆」アイコン非表示だが、アカウントカード401にマウスホバーした際には所定色の「☆」アイコンを表示する。ユーザが「☆」アイコンをクリックすることで、注力アカウントフラグがトグルでON/OFFされる。また、予算は目標追及期間内で目指す累計の費用金額「¥3,200,000」を表示する。
CV獲得グラフは、X軸(横軸)と、Y軸(縦軸)を有し、累計CVの推移を折れ線グラフで表現する。X軸は、日付(単位、日)であり、例えば、原点は目標追及期間開始日、左端は前日を基準に40日前、右端は前日を基準に10日後である。Y軸は、目標追及期間内のCV数を表す(単位:件)。原点は0、下端はX軸の左端から原点までの累計CV数に−1を乗じたものであり、上端は以下の条件で定める。
例えば、目標のCV数が未設定の場合には、「下端からグラフ先端」と「グラフ先端から上端」の比率が0.618:0.382(黄金比)になるような値とする。また、目標のCV数が設定されている場合には、目標のCV数と目標追及期間内の累計CV数を比べて大きいほうを取る。
折れ線は、原点を基準に累計CVをプロットして結んだ線であり、例えば、原点より前(左側)の線はグレーで表示し、原点より後(右側)の線はCV獲得傾向に応じた色で表示する。なお、実績値の取れていない日は歯抜け(破線)で表現する。
ABテスト通知では、上述したABテストに関する通知がある場合に「AB」と表示する。実績値急変では、急変がある場合、グラフの先端付近(右側)に縦軸に沿って所定色の帯(不図示)と、図示の「!」アイコンを表示する。
実績値表示領域412は、AIインジケータ(AI)、予算消化率(%)、費用(¥)、CV(CV数)、目標CV(CV数)の各情報を含む。実績値表示領域の背景色はCV獲得傾向に応じた色で表示する。
AIインジケータは、AI部125が支援対象にしているか、具体策としてのAIプランがあるかを「AI」のアイコンで表現し、AI支援の対象になっているかをユーザに通知する。また、AIプランの中に対象提案が含まれているか、対象提案が含まれている場合にそのプランの種別を判断できる。対象提案がある場合は、「AI」のアイコン部分へのマウスホバー時に存在するプランの種別を一つ表示する。
例えば、AIの支援対象になっている場合には、「AI」のアイコンを強調表示する。さらに、AIの支援対象になっていて、かつ、AIプランの中に対象提案が存在する場合には、「AI」のアイコンの周囲を所定色で囲いより強調する。AIの支援対象になっていない場合には、「AI」のアイコンを表示しない、もしくは薄く表示する。
予算消化率は、費用÷予算で算出し、「63%」を表示する。配下に予算消化率が目標未達の可能性が高い(ピンチの)ものが1件でもあるときには赤字で表示する。赤字になっている場合はマウスホバーするとツールチップを表示する。ツールチップには予算消化率がピンチになっている配下エンティティの数を表示する。
費用は、目標追及期間のうち、前日分までの累計の費用であり、「¥2,026,584」を表示する。費用の実績値が取れなかった日は0円換算する。CVは、目標追及期間のうち、前日分までの累計のCV数「481」を表示する。配下にCVがピンチのものが1件でもあるときには赤字で表示する。赤字になっている場合はマウスホバーするとツールチップを表示する。ツールチップにはCVがピンチになっている配下エンティティの内訳を表示する。目標CVは、目標追及期間で目指す累計のCV数であり、「600」を表示する。目標が設定されていない場合は−(ハイフン)を表示する。
このアカウントボード301により、アカウントごとの注目すべき度合いを視覚的に分かりやすく表現して、編集するアカウントに素早くアクセスできるようになる。アカウントカード401には、アカウントごとの実績がグラフや数値で表示され、現在の広告の状況を視覚的に分かりやすく表現できる。また、グラフや数値等にマウスホバーすることで、さらに細かい値を参照することが可能である。このアカウントカード401により、累計CVの推移がグラフで確認できる。また、日ごとのCVや編集履歴を確認できる。また、アカウントの目標設定や実績値が確認できる。また、AIインジケータでAI部125による支援状況を確認できる。
図5は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるキャンペーンリストの表示例を示す図である。処理部103は、キャンペーンリスト303上にアカウントごとのキャンペーンの情報をリスト化して一覧表示する。
キャンペーンリスト303には、新規追加ボタン501、対象期間選択502、フィルター503、キャンペーンリスト504、ページングの各情報を含む。新規追加ボタン501のクリックにより、処理部103は、キャンペーン設定画面306に遷移し、キャンペーン作成の操作を開始できる。
不図示の対象期間選択画面により、処理部103は、実績値の表示を選択期間「目標期間2018/06/01〜2018/06/30」に絞る。また、処理部103は、不図示のフィルター画面により、ユーザ入力の文字列でキャンペーン名を検索する。
処理部103は、キャンペーンリスト504に、所定のアカウントと、アカウント配下のキャンペーンと、広告グループをリスト形式で表示する。キャンペーンリスト504は、未送信フラグ(不図示)、出稿媒体(媒体)511、CV獲得傾向(推移)512、実績値急変513、ABテスト514、AIインジケータ515、キャンペーン・広告グループ516、月予算517、費用518、予算消化率519、日予算520、CV目標521、CV累計522、CV達成率523、CPA(獲得単価)524、クリック数525、AIプラン526の各情報を含む。
処理部103は、項目ごとの対象期間について、未送信フラグ(不図示)、出稿媒体(媒体)511、CV獲得傾向(推移)512、実績値急変513、ABテスト514、AIインジケータ515、キャンペーン・広告グループ516、日予算520、AIプラン526は、最新(選択期間、目標追及期間にかかわらず最新)の情報を対象期間とする。また、費用518、CV累計522、CPA524、クリック数525は、選択期間で選択した期間内の情報を対象期間とする。また、月予算517、予算消化率519、CV目標521、CV達成率523は、目標追及期間であり、選択期間にかかわらず現在設定されている目標追求期間内の情報を対象期間とする。
処理部103は、未送信フラグについて、媒体へ送信する項目が編集されている場合に表示する。また、出稿媒体(媒体)511は、アカウントの出稿媒体を表示する。処理部103は、出稿媒体がG社の広告の場合は「G」、Y社のスポンサードサーチの場合は「Y」、両方の場合は「GY」を表示する。
処理部103は、CV獲得傾向(推移)512は、CV獲得傾向によってアイコンの色と向きを変えて表示する。アイコンは、傾向を示す斜線の向きと〇マークからなる。処理部103は、以下のαとβを比較してCV獲得傾向を判断し表示する。αは直近7日間の平均CV、βは14日前〜8日前の平均CVである。
例えば、αがβより大きく、変化量が5%以上のとき、処理部103は、上昇を示す青色のアイコンの斜線を右上がりで表示する。αがβ以上で、変化量が5%未満のとき、やや上昇を示す緑色のアイコンを表示する。αがβより小さく、変化量が5%未満のとき、やや下降を示す橙色のアイコンを右下がりで表示する。αがβより小さく、変化量が5%以上のとき、下降を示す赤色の右下がりのアイコンで表示する。なお、アカウント運用期間が2週間に満たず、判定できない場合、アイコン表示しないあるいは灰色等でCV獲得傾向が無効を示すアイコンを表示する。また、処理部103は、各行での表示は、キャンペーン行には、キャンペーン単位でCV獲得傾向を算出してアイコンを表示し、広告グループ行には、広告グループ単位でCV獲得傾向を算出してアイコンを表示する。
処理部103は、実績値急変513では、上述したように、実績値が急変したものがある場合に「!」のアイコンを表示する。また、処理部103は、各行での表示は、キャンペーン行には、キャンペーン単位で実績値急変と判定された場合にアイコンを表示し、広告グループ行には、広告グループ単位でCV獲得傾向を算出してアイコンを表示する。
処理部103は、ABテスト514では、ABテストに関する通知がある場合に「AB」のアイコンを表示する。また、処理部103は、各行での表示は、キャンペーン行には、配下の広告グループ単位で1件でも通知が存在する場合にアイコンを表示し、広告グループ行には、広告グループに通知が存在する場合にアイコンを表示する。
処理部103は、AIインジケータ515では、上記図4で示した「AI」のアイコンを表示する。処理部103は、各行での表示は、キャンペーン行には、キャンペーン自体のAI支援状況に対応したアイコンを表示するとともにホバー動作を制御し、広告グループ行には、広告グループのAI支援状況に対応したアイコンを表示するとともにホバー動作を制御する。
処理部103は、キャンペーン・広告グループ516では、処理部103は、各行での表示について、キャンペーン行には、キャンペーン名称を表示し、広告グループ行には、広告グループ名称を表示する。また、キャンペーン名称の前には開閉アイコンを表示し、クリックごとに広告グループ行がトグルで開閉動作する。
処理部103は、月予算517では、処理部103は、予算を表示する。予算が設定されていない場合は、設定を促す表示を行う。各行での表示について、キャンペーン行には、キャンペーンに設定されている予算を表示し、広告グループ行には、広告グループに設定されている予算を表示する。
処理部103は、費用518では、対象期間指定によって表示を変え、対象期間内の費用の累計を表示する。各行での表示について、キャンペーン行では、キャンペーン単位で費用を算出して表示し、広告グループ行では、広告グループごとに費用を算出して表示する。
処理部103は、予算消化率519では、所定の計算式で求めた数値を表示する。例えば、計算式は、[目標追及期間開始日から昨日までの累計費用/その目標追及期間に設定した予算×100]である。今日が目標追求期間開始日の場合、結果は0となる。また、小数点第2位を四捨五入して表示する。また、キャンペーンの予算消化率のピンチ度が高ければ赤文字で強調する。ピンチ度が高いかどうかの判定はAI部125が行う。各行での表示について、キャンペーン行では、キャンペーン単位で予算消化率を算出して表示し、広告グループ行では、広告グループごとに予算消化率を算出して表示する。
処理部103は、日予算520では、媒体側で共有予算が設定されている場合は専用の表示を行う。各行での表示について、キャンペーン行では、日予算として設定されている値を表示する。ここで、キャンペーンの日予算は月予算から算出するのではなく、媒体データが持つ属性として存在する。広告グループ行では、広告グループごとに日予算を算出して表示する(目標予算を目標追及期間の日数で割って日予算を算出する)。
処理部103は、CV目標521が設定されていない場合は、ユーザに設定を促す表示を行う。各行での表示について、キャンペーン行では、キャンペーンに設定されているCV目標を表示し、広告グループ行では、広告グループに設定されているCV目標を表示する。
処理部103は、CV累計522について、対象期間指定によって表示を変え、対象期間内のCV累計を表示する。各行での表示について、キャンペーン行では、キャンペーン単位でCV累計を算出して表示し、広告グループ行では、広告グループごとにCV累計を算出して表示する。
処理部103は、CV達成率523では、所定の計算式で求めた数値を表示する。例えば、計算式は、[目標追及期間開始日から前日までのCV累計/その目標追及期間に設定したCV目標×100]である。今日が目標追求期間開始日の場合は結果は0となる。また、小数点第2位を四捨五入して表示する。また、キャンペーンのCV達成率のピンチ度が高ければ赤文字で強調する。ピンチ度が高いかどうかの判定はAI部125が行う。各行での表示について、キャンペーン行では、キャンペーン単位でCV達成率を算出して表示し、広告グループ行では、広告グループごとにCV達成率を算出して表示する。
処理部103は、CPA524では、対象期間指定によって表示を変え、所定の計算式で求めた数値を表示する。例えば、計算式は、[対象期間内の費用の累計/対象期間内のCV累計×100]である。今日が目標追求期間開始日の場合は結果は0となり、分母が0になる場合、結果は0となる。各行での表示について、キャンペーン行には、キャンペーン単位でCPAを算出して表示し、広告グループ行には、広告グループごとにCPAを算出して表示する。
処理部103は、クリック数525では、対象期間指定によって表示を変える。各行での表示について、キャンペーン行には、キャンペーン単位でクリック数を算出して表示し、広告グループ行には、広告グループごとにクリック数を算出して表示する。
処理部103は、AIプラン526では、キャンペーン行には、対象のキャンペーンの現在の状況に対応したプランを表示し、広告グループ行には、対象の広告グループの現在の状況に対応したプランを表示する。AIプランは、上述したように、推奨するプランへ遷移するボタンをクリックすると、対応する画面に遷移し、プランの内容が表示された状態となる。AI部125は、AIプランは、同時に最小で1件、最大で6件のプランを提示する。例えば、注目すべき度合いに対応するプランは1件から3件、LP更新検知に関連するプランは0件から2件、ABテストに関連するプランを0件から1件提示する。
以上説明したキャンペーンリスト303により、あるアカウント配下のキャンペーンや広告グループを一覧で容易に確認できる。また、キャンペーンや広告グループの現在の状況を容易に確認できる。また、指定期間においてのキャンペーンや広告グループの実績を容易に確認できる。
図6は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるキーワードのAIプランの表示例を示す図である。処理部103(AI部125)は、キーワードのAIプラン310の表示画面上で、費用対効果の高い検索キーワードをキーワードに追加するための提示画面を表示する。
AI部125は、キーワードのAIプラン310の表示画面上に、広告の実績値領域画面601と、提示したキーワード採用時の改善見込みの画面602とを表示する。これらの画面601,602に表示する情報(項目)は、図4のアカウントカード401同様である。
処理部103は、画面の下半部に、AI部125が提示したキーワードの候補テーブル611を表示する。なお、領域内にキーワードの候補テーブル611が収まらない場合は縦、横方向にスクロール表示可能とし、ページネーションは無く、全件を1ページで表示する。また、各列ともソートでき、チェックボックスのみユーザが編集可能である。
キーワードの候補テーブル611の列項目は、チェックボックス621、ステータス622、キーワード623、マッチタイプ624、キャンペーン625、広告グループ626、上限クリック単価627、平均クリック単価628、1日の表示回数629、1日のクリック数630、クリック率631、平均掲載順位632を含む。マッチタイプとは、どのような検索語句で広告が表示されるかを左右する設定である。キャンペーンとは、どのように広告を出したいかの設定であり、予算、を出したい地域、キーワード、単価、広告文章等を含む。
チェックボックス621は、提示されたキーワードを適用の対象とする場合、ユーザがチェックを行う。初期値はON(選択状態)である。平均クリック単価628、1日の表示回数629、1日のクリック数630、クリック率631、平均掲載順位632には、それぞれAI部125によるシミュレーション結果が表示される。
ユーザがキーワードの候補テーブル611に提示されている候補キーワードを参照して所定のキーワードのチェックボックス621をON(選択)した場合、「適用」ボタン631が有効となる。キーワードの候補テーブル611で1件もチェックがONになっていない場合には「適用」ボタン631は、非活性状態となる。そして、ユーザが「適用」ボタン631をクリックすると、処理部103は、ユーザが選択したキーワードのプランを適用するため、候補テーブルでチェックがONになっていた候補を、キーワードとして追加する。適用操作後、処理部103は、キャンペーンリスト303のキーワードリスト(図3の左側タブの「キーワード」の選択で表示)にも、追加されたキーワードを表示する。その際、追加されたキーワードのリスト内での表示位置などは、プラン以外の操作でキーワードを追加した場合と同じである。
AI部125は、例えば、実績値領域画面601で予算とCVがそれぞれ未達ペースかどうかにより、キーワードの候補テーブル611に表示する文言を切り替える。例えば、実績値領域画面601の状態が図6に示した「予算未達ペース」の場合、さらなる成果獲得と予算消化のためのキーワードを提示する。また、「CVが未達ペース」の場合、集客数を増やしCV獲得するためにキーワードの追加を提示する。また、「CVと予算が未達ペース」の場合、集客数を増やしCV獲得するためにキーワードの追加を提示する。また、「CVと予算のどちらも未達ペースでない」場合には、さらなる成果獲得のためにキーワードの追加を提示する。
図7は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるテキスト広告のAIプランの表示例を示す図である。図7の例では、処理部103(AI部125)は、テキスト広告のAIプラン314の表示画面上で、競合比較しつつ広告改善してクリック数を増やし、CVを獲得するための提示画面を表示する。
AI部125は、費用領域701の費用や、CV領域702のCVが急変した場合に、競合の出稿状況を確認し、必要な対策をテキスト広告のAIプラン314の表示画面上で提案する。例えば、1.競合広告を確認、2.広告を編集、3.ABテストを計画、の各提案をユーザに提示する。
図8は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるワードエクスパンドダイアログの表示例を示す図である。AI部125によるワード生成を処理部103がワードエクスパンドダイアログ311上に表示制御する表示例を示す。
処理部103(AI部125)は、ワードエクスパンドダイアログ311上で、単語の類語や共起語を取得し、新しいキーワードを生み出し表示する。上述したように、ワードエクスパンドダイアログ311は、キーワードリストの画面や、キーワードクラスタ309の画面を基に表示される。処理部103は、ワードエクスパンドダイアログ311において、ワードを選択して類語を取得する、ワードを選択して共起語を取得する、ワードを選択してクラスタを作る、URLからワードを取得する、フリーテキストからワードを生成する、各機能を有する。
ワードエクスパンドダイアログ311は、エクスパンドカード801、類語拡張ボタン802、共起語拡張ボタン803、軸ワードコンテナー804、掛け合わせワードコンテナー805、入稿用キーワード表示部806、処理確認ボタン807を含む。
AI部125は、URLとサイトカテゴリから単語を抽出してエクスパンドカード801を生成する。デフォルト値は広告グループで設定されているLPのURLとサイトカテゴリを使用する。設定されていなければURLは「空白」、サイトカテゴリは「その他」である。サイトカテゴリの指定は必須であり、サイトカテゴリは全部で60項目あり、大項目は20項目ある。URLが存在しない場合(404等)、URLから正常にワードを抽出できなかった場合(画像のLP等)にはエラーとなる。処理部103は、「キャンセルボタン」をクリックするとフォームを閉じ、「抽出ボタン」をクリックするとエクスパンドカード801を生成する。フォームを再度開く際は広告グループの情報を表示する。キャンセルした場合でも前回の入力情報は破棄する。
エクスパンドカード801は、複数のワード(ワードチップW)を一つのカード811内に固まりとして表示する。各カード811は、図の左から順に表示され、描画領域を超える場合は横スライドで表示できる。
表示されるカード811の種類は、新しくユーザが指定したワード、URLから抽出されたワード、類語拡張されたワード(図8の811c)、共起語拡張されたワード、アカウント内の軸ワード811a、アカウント内の(使用中の)掛け合わせワード811b、である。
類語拡張ボタン802の操作により、処理部103は、選択中のワード(ワードチップW)の類語を取得する。AI部125による類語拡張が完了するとエクスパンドカード801が追加される。複数のワードチップWを選択して類語拡張した場合は、複数のエクスパンドカード801が追加される。
共起語拡張ボタン803の操作により、処理部103は、選択中のワード(ワードチップW)の共起語を取得する。AI部125による共起語の拡張が完了するとエクスパンドカード801が追加される。複数のワードチップを選択して共起語拡張した場合は、複数のエクスパンドカード801が追加される。
軸ワードコンテナー804には、処理部103の処理によって所属が軸ワード(ワードエクスパンドの基となるワード)のみを表示する。コンテナー内のワードチップも選択可能であり、右上の2つのボタンで軸ワードに関する操作が行える。「軸ワードに追加」ボタン804aのユーザ操作により、処理部103は、カード811上で選択中のワードを軸ワードに追加し、選択中のワードの所属を軸ワードにする。また、「はずす」ボタン804bのユーザ操作により、処理部103は、選択中のワードを軸ワードから除外し、選択中のワードの所属を未所属にする。
掛け合わせワードコンテナー805には、処理部103の処理によって所属が掛け合わせワードのワードのみを表示する。コンテナー内のワードチップも選択可能であり、右上の2つのボタンで掛け合わせワードに関する操作が行える。「掛け合わせワードに追加」ボタン805aのユーザ操作により、処理部103は、カード811上で選択中のワードを掛け合わせワードに追加し、選択中のワードの所属を掛け合わせワードにする。また、「はずす」ボタン805bのユーザ操作により、処理部103は、選択中のワードを掛け合わせワードから除外し、選択中のワードの所属を未所属にする。
入稿用キーワード表示部806には、処理部103の処理により、軸ワードと、掛け合わせワードと、を組み合わせた、実際に出稿されるキーワードが表示される。キーワードの左側には、媒体への操作として、追加、停止等のボタンが表示される。
そして、処理確認ボタン807のうち、OKボタン807aのユーザ操作により、処理部103は、ワードエクスパンドダイアログ311で行った上記の操作内容を装置の記憶部104に保存して当ダイアログを閉じ、キャンセルボタン807bのユーザ操作時には、ワードエクスパンドダイアログ311で行った上記の操作内容を全て破棄して当ダイアログを閉じる。
以上のように、ワードエクスパンドダイアログ311の機能では、ユーザが入力した単語に対して複数の関連する単語を提示する。そして、ユーザ入力した単語に関連する単語を入力データとして用いることができるため、関連する単語に関連する単語に関連する単語、のように連鎖的に多数の単語を拡張して生成できるようになる。また、図8に示したように、ワードエクスパンドダイアログ311の表示画面上でユーザが「気に入った単語をクリックする」という簡単な操作で選択できる。これにより、多くのキーワードを作成するために発生していた「言葉を考えてキーボード操作で書く」という作業を不要にしつつ、簡単に広告検索用の単語(ワード)を拡張することができるようになる。
図9は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるキーワードクラスタの表示例を示す図である。処理部103によるキーワードクラスタ(分類)の処理をキーワードクラスタ309上に表示制御する表示例を示す。
処理部103は、上記図8に示したキーワードの軸ワードと、掛け合わせワードが同一のものを一つのクラスタとしてまとめてキーワードクラスタ309の表示画面上に表示する。キーワードクラスタ309の表示画面上では、キーワードのクラスタリング、選択した単語を別のクラスタに複製する、クラスタを選択してワードエクスパンドダイアログ311を表示する、各処理が行える。
キーワードクラスタ309は、クラスタテーブル901と、クラスタキーワード902の各領域を含む。クラスタテーブル901は、テキストフィルター入力フィールド911、クラスタ912の各領域を含む。クラスタキーワード902は、実績値921、入稿用キーワード922の各領域を含む。
テキストフィルター入力フィールド911にユーザがテキストを入力することで、処理部103は、キーワードを含むクラスタに対してフィルターをかける処理を行う。テキストフィルター入力フィールド911にテキストを入力すると、処理部103は、キャンペーン名、広告グループ名、テキスト、のいずれかにマッチするキーワードを含むクラスタ912を表示する。
クラスタ912のヘッダを押下することで、リストをソートできる。ヘッダは、軸ワード、掛け合わせワード、キャンペーン、広告グループを含む。処理部103は、各ヘッダ操作によるソートについて、掛け合わせワードでは、クラスタ内の掛け合わせワードの数、キャンペーンでは、キャンペーン名(キャンペーン・広告グループの階層にいるときは表示されない)、広告グループでは、広告グループ名(広告グループの階層にいるときは表示されない)順にソートする。
処理部103は、クラスタ912の領域に、現在の階層の全てのキーワードを広告グループ単位でクラスタリングする。クラスタは選択することができ、上述した軸ワードと掛け合わせワードのハイライト913が表示される。また、処理部103は、ワードエクスパンドダイアログ311の処理実行用のボタン914を表示するとともに、当クラスタの実績値921と、入稿用キーワード922を表示する。
また、処理部103は、クラスタ選択時に他のクラスタのワードを選択すると軸ワードと、掛け合わせワードの末尾に複製ボタンを表示する。複製ボタンを押すと、処理部103は、クラスタに選択していたワードを複製する(すなわち、キーワードを新規に作成する)。このときのキーワードは以下のような初期値となる。テキストは軸ワードと掛け合わせワードの掛け合わせ、ステータスは有効、マッチタイプは部分一致、上限クリック単価は空白(広告グループの値を使用)である。
処理部103は、クラスタリングの方法として、例えば、キーワードを最初の半角スペースで分割し、前の部分を「軸ワード」、後の部分を「掛け合わせワード」とする。半角スペースが無い単語のキーワードの場合は軸ワードのみとする。また、広告グループ単位で軸ワードが同じキーワードをクラスタリングする(クラスタ内は一つの軸ワードに複数の掛け合わせワードがある状態)。そして、処理部103は、上記のクラスタで掛け合わせワード群が同じものをクラスタリングする(クラスタ内は複数の軸ワードに複数の掛け合わせワードがある状態)である。
処理部103は、実績値912の領域に対し、選択中のクラスタにあるキーワードの実績値の平均値を表示する。実績値の集計期間は全体仕様に準じる。表示する項目は、選択中のクラスタにあるキーワードの平均表示回数、平均クリック率、平均クリック数、平均クリック単価、平均費用等である。
また、処理部103は、入稿用(入札用)キーワード922に対し、選択中のクラスタ912にあるキーワードのテキストを列挙する。図9に示す入稿用キーワード922には、軸ワード(データ、仕入)と、掛け合わせワード(再分析から集計分析)の各組み合わせのテキストが列挙して表示されている。
図10は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置による広告ライティングの表示例を示す図である。処理部103(AI部125)は、テキスト広告の広告ライティング312の表示画面上で、テキスト広告を閲覧、編集する。この際、AI部125による文面のサジェスト(改善の提示)やドラフトの作成などの作成支援を行う。
処理部103は、広告ライティング312の画面表示上に、広告改善1001と、ABテスト画面1002に遷移するタブを表示する。広告改善1001のタブ選択では、広告ライティング312の画面上に、広告の一覧1010を表示する。この際、媒体での表示形式に近い広告プレビュー、広告のステータス、広告の審査結果、実績値を表示する。また、広告の編集機能、AIプランを表示し、AI部125の提示情報に沿った広告改善のための操作ボタン、代表的なキーワード、をそれぞれ表示する。
処理部103は、広告一覧(テキスト広告テーブル)1010には、各テキスト広告をテーブル形式で表示する。一覧表示する広告は、URLパラメータで指定された、特定の広告グループに属する広告一覧、特定のキャンペーンに属する広告一覧、特定のアカウントに属する広告一覧、のいずれかであり、処理部103は、一覧上にドラフト状態の広告も表示する。
テキスト広告テーブル1010上部には、期間選択カレンダー1021、広告検索欄1022が表示される。処理部103は、期間選択カレンダー1021で指定された期間内の実績値の合計をテキスト広告テーブル1010に表示する。また、広告検索欄1022にユーザが文字列を入力することで、処理部103は、所定の項目(広告見出し1、広告見出し2、表示URL(パス1,パス2、なおドメイン部分は検索対象外)、最終ページURL、広告文、広告グループ名、キャンペーン名)に検索文字列が含まれる広告のみをテキスト広告テーブル1010に表示する。
処理部103は、テキスト広告テーブル1010に、テキスト広告とドラフト状態のテキスト広告をあわせて一覧表示する。一覧に載せるのは、画面で扱う対象のアカウントまたはキャンペーンまたは広告グループの配下に存在するものである。テキスト広告テーブル1010の列に表示する各項目は、ABテスト参加状態を含むステータス1031、審査情報、媒体1033、テキスト広告1034、実績値(表示回数1035、CTR1036、クリック数1037、CVR1038、CV1039)、キャンペーン1040を含む。
処理部103は、ABテスト参加表示には各広告のABテストへの参加状態を表示する。ステータス1031には、広告のステータス(「有効」「一時停止」のいずれか)を表示する。また、未送信広告の場合や新規作成された広告の場合にはこのカラム上で表現する。審査情報には、媒体での審査結果を表示する。媒体1033には広告が属する媒体を表示する。
テキスト広告1034には、実際の表示形式に近い形でテキスト広告を表示し、ユーザがインライン編集できる。表示回数1035には広告の表示回数(IMP,インプレッション)を表示する。CTR1036には広告のクリック率(CTR)を表示する。クリック数1037には広告のクリック数(CT)を表示する。CVR1038にはCV率(CVR)を表示する。CV1039には広告のコンバージョン数(CV)を表示する。広告グループ1040には広告が所属する広告グループ名を表示する。キャンペーン1040には広告が所属するキャンペーン名を表示する。
テキスト広告1034のカラムには、各媒体での実際の表示形式に近い形でテキスト広告が表示され、広告をユーザがインライン編集できる。処理部103は、テキスト広告の表示だけではなく、テキスト広告のコンテキストメニューボタンも表示する。テキスト広告のコンテキストメニューボタンをクリックすると、広告に対して、複製、未送信広告の削除、広告の設定(URLオプション等)を行うことができる。
図11は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置による広告ライティングにおけるインライン編集の表示例を示す図である。テキスト広告1034のカラムのテキストに対し、ユーザにより未送信広告のインライン編集について説明する。
媒体を介して公開される広告として、見出しが「リビングをもっと広くしたいなら−ブラウンの省スペース雑貨」であり、広告のURLが「www.brownstore/おしゃれな洋服/25日迄10%OFF」であり、また、広告文が「今のリビングをもっと広げたいなら、デッドスペースを活用したおすすめ雑貨がお得」であったとする。
この場合、上述した見出し1は「リビングをもっと広くしたいなら」であり、見出し2は「ブラウンの省スペース雑貨」である。また、表示URLは、「www.brownstore.com」であり、パス1は「おしゃれな洋服」、パス2は「25日迄10%OFF」である。そして、テキスト広告1034のカラムのテキストが「今のリビングをもっと広げたいなら、デッドスペースを活用したおすすめ雑貨がお得」であるとする。
処理部103は、テキスト広告の各入力フィールド内でインライン編集を行う際、IME(Input Method Editor)の候補メニューに近いUIで広告表現をサジェストメニュー1011に表示する(サジェスト機能)。サジェスト機能により、ユーザは表示されたサジェスト候補の中から適切だと判断した文字列を選択し、編集中の入力フィールドにサジェストの候補文字列を挿入することができる。サジェスト可能な入力フィールドは、見出し1、見出し2、広告文、パス1、パス2である。
サジェストメニュー1011の詳細な表示は、サジェストの種類により異なるが、処理部103は、共通した表示として、垂直方向にサジェストの候補を並べて表示する。この際の最大表示候補数は10(言い換えサジェストを除く)、候補が1件も取得できない場合、サジェストメニュー1011は表示されない。
処理部103は、サジェスト機能の基本動作として、テキスト広告1034のカラム1034aに対するユーザの文字入力操作、キャレット(カーソル)移動操作、範囲選択操作、に応じてサジェスト機能を起動させる。処理部103は、サジェスト機能の起動により、テキスト広告1034のカラム1034aに入力中の文章、キャレット1034bも位置からサジェスト候補を記憶部104から取得し、サジェストメニュー1011として表示する。サジェストメニュー1011の表示後、ユーザはマウスまたはキーボードにより、以下a〜cのいずれかの操作が行える。
a:表示中の候補の一つを選び、現在のキャレット1034bの位置に候補を挿入する(開始時サジェスト,KWIC(KeyWord In Context)サジェスト,RNN(Recurrent Neural Network)サジェストのみ)。
b:表示中の候補の一つを選び、現在の選択中の文字列を置き換える(言い換えサジェストのみ)。
c:いずれの候補も選択せず、サジェストメニュー1011を閉じる。
サジェストの提示内容は、以下4つの種類があり、サジェスト取得処理開始時のキャレット1034bの位置および範囲選択状態によって、いずれか一つが表示される。処理部103は、キャレット1034b下部にサジェストメニュー1011を表示し、ユーザが候補中のいずれかを選択できる点は共通しているが、サジェストメニュー1011内に表示される候補の内容はサジェストの種類により異なる。
1.開始時サジェスト(空サジェスト)
キャレット1034bが入力フィールドの先頭や文章の区切りにある場合に表示される。
2.KWICサジェスト
ユーザが入力した文章に続く文字列をKWIC形式で提示する。図11は、KWICサジェスト時の表示例を示す。
3.RNNサジェスト
ユーザが入力した文章に続く文字列のサジェストは基本的にKWIC形式で行うが、入力中の一文がある程度の文字数を持つ場合、RNNによるサジェストをIMEの変換候補のような形式で提示する。
4.言い換えサジェスト
ユーザが文字列中の一部を範囲選択した場合、選択部分内の部分文字列の代替となる表現を提示する。言い換えサジェストの各候補は、同義語、類義語、関連語、といういずれかの分類に属し、サジェストメニュー1011上においても各候補がどの分類区分なのかを表示する。
また、処理部103は、サジェスト開始トリガー(契機)について、上述した、見出し1、見出し2、広告文、パス1、パス2、の各入力フィールド(カラム1034a)に関して、以下のユーザ操作のタイミングでサジェスト機能を起動させる。
1.入力フィールドがフォーカスされた。
2.入力フィールドの文字列に変化があった。例えば、キーボード入力、コピー&ペースト操作などがこれにあたる。ただしIMEによる未確定文字列の入力には反応しない(IMEの候補メニューとサジェストメニュー1011が重複表示されるため)。
3.入力フィールドのキャレット1034bの位置、選択範囲に変化があった。
4.IMEにて変換中または未確定中の文字列が確定された。
5.サジェストメニュー1011表示後、いずれかが選択された(候補の適用操作が行われた)。
処理部103は、サジェスト機能を呼び出す、まず、既に実行中のサジェスト処理をキャンセルし、表示中のサジェストメニュー1011も閉じる。この後に、サジェストメニュー1011に表示するデータを記憶部104から取得する。すなわち、同時に複数のサジェストメニュー1011が表示されることはない。
以下、処理部103が行う各サジェストの種類ごとの表示について説明する。図11の例では、インライン編集の開始時サジェストの表示例を示している。開始時サジェスト(空サジェスト)では、処理部103は、サジェストメニュー1011にキーワードを含む候補文章を表示する。一つの候補に複数のキーワードが含まれることもある。キーワード部分は強調表示を行う(符号1101)。
図12は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるインライン編集のKWICサジェストの表示例を示す図である。処理部103は、KWICサジェストでは、一般的にKWICと呼ばれる形式でサジェストメニュー1011に候補を示す。ユーザが入力した直前の単語やフレーズをKWICのキーワードとし、各候補は、前半文字列+キーワード+後半文字列、という構成になっており、キーワード部分の「デッドスペース」を強調表示する(符号1211)。KWIC表示の場合、ユーザが候補を選んだ場合、候補全体ではなく、後半文字列がキャレット1034aの位置に挿入される。
図13は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるインライン編集のRNNサジェストの表示例を示す図である。RNNサジェストでは、処理部103は、ユーザが入力した文章に続く文字列をIMEの変換候補のようなUIでサジェストメニュー1011に表示する。図13の例では、キャレット1034bの位置までの文書に続く文字列として「お得」、「今だけ」等を表示している。
図14は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるインライン編集の言い換えサジェストの表示例を示す図である。処理部103は、言い換えサジェストについて、上記の他のサジェストと異なり、ユーザが文字列の一部または全体を範囲選択した場合に表示する。処理部103は、必ずしもユーザが選択した範囲の置き換え候補を表示するのではなく、ユーザが選択した範囲1401「デッドスペース」付近の文字列のうち、候補が提示しやすい範囲に対して、置き換え候補の文字列1402「収納スペース」、「余裕」等、を提示する。
処理部103は、実際の置き換え対象範囲をユーザに伝えるため、実際の置き換え範囲は破線で強調表示を行い、サジェストメニュー1011上部に「XXX」の置き換え候補という表示を行う(XXXは実際の置き換え範囲の文字列「デッドスペース」)。
サジェストの各候補は、置き換え文字列、置き換え文字列の種別、過去のABテストで相対的に良い実績値が出た広告に含まれていたことを表現するマーク、の要素で構成される。言い換えサジェストでは、言い換え候補の各分類区分(同義語、類義語、関連語)全てをサマリー表示する形式と、単一の分類区分のみを表示する形式がある。
処理部103は、言い換えサジェストのサマリー表示では、分類区分ごとに言い換え候補を表示する。具体的には、同義語(候補数5)、類義語(候補数5)、関連語(候補数10)である。処理部103は、各区分の末尾には「同義語だけを表示」のように各分類区分のみの表示形式への切り替えメニューを表示する。
なお、図14は、各分類区分(単一の分類区分)のみの表示を示す図である。処理部103は、サマリー表示内で指定したいずれか一つの分類区分のみを表示する。最大表示候補数は20とする。言い換え候補の先頭には「他の言い換えを見る」というメニューが表示され、このメニューを選択しマウスクリックまたはEnterキーを押下するとサマリー表示形式へ切り替えることができる。また、処理部103は、AI部125が「CTRの向上を期待できる」と判定した言い換え候補には「CTR効果大」のマーク1403を表示する。
図15は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるABテストの表示例を示す図である。テキスト広告のABテストでは、処理部103は、広告グループの中で複数のテキスト広告の成果を比較し、以下の1.2.の処理を繰り返しながら広告グループ全体のパフォーマンスを向上していく。
a.成果の悪いものを見つけて出稿停止することで費用対効果を高める。
b.成果の良いものを見つけてそれをベースに派生・作成したテキスト広告とさらに比較する。
広告作成運用支援装置100は、処理部103(AI部125)が広告の成果が良い/悪い、という判断を支援することで、ユーザによる運用作業の手間を改善する。テスト対象の広告について、UI画面で実績値の推移と優勢度を確認・比較できる。また、ABテストに意味のある動きがあったとき、メール等で通知を受けることができる。そして、一つの組み合わせでのABテスト完了後、自動的に次の組み合わせの比較を始めることもできる(ラウンドの自動開始)。
ABテスト機能で用いる文言は、以下の各定義を有する。ラウンドとは、同時に比較・判断する一組のテキスト広告である。優勢度とは、AI部125が算出する、勝勢広告になりうる予想確率である。優勢度は各広告ごとに%表記で表示され、1ラウンドの各広告の優勢度の総和は100%となる。勝勢広告とは、あるラウンドで他の広告が全て敗勢になり一つ残った広告である。優勢広告とは、あるラウンドの中で最も優勢度が高い広告である(タイが無い場合のみ)。敗勢広告とは、優勢度がある特定の値を下回った広告、またはステータスが一時停止や削除である広告である。
ABテスト機能の操作・イベントは、以下の1.〜5.の流れを有する。
1.ユーザがUI操作でラウンドを設定する。
ラウンドに参加させるテキスト広告の選択(ラウンド設定)
ラウンドを続ける期間や自動動作のON/OFFなど(ABテスト設定)
2.ユーザがUI操作でラウンドを開始する。(ABテスト開始ボタン)
3.開始済みのラウンドについて優勢度の算出と各種判定を行う。(モーニングバッチの処理の一環として毎日繰り返す)
4.以下のいずれかにより、ラウンドを終了する。
装置が自動的にラウンドを終了させる。(判定の結果が特定の条件に該当する場合。参考:自動終了)
ユーザがUI操作でラウンドを終了させる。(ABテスト開始ボタン)
5.以下のいずれかにより、次のラウンドを開始する。
装置が自動的に次のラウンドを開始する。(前ラウンド終了時に特定の条件に該当する場合。参考:自動開始)
ユーザがUI操作で次のラウンドを設定・開始する。(ABテスト開始ボタン)
図15に示すABテスト315の画面は、広告ライティング/ABテストのタブ1501、AIプラン1502、チャート1503、広告優勢度パネル1504、ABテスト開始ボタン1505、広告一覧1506を含む。広告一覧1506には、実績値(表示回数、CTR、クリック数、CVR、CV)、キャンペーン、広告グループの各項目が表示される。
ABテスト315の画面上部には、「広告ライティング」と「ABテスト」のタブが設けられ、ABテスト画面を開くと「ABテスト」タブが選択された表示になる。処理部103(AI部125)は、AIプラン1502の領域では、ユーザに対して、ABテストのラウンドに関する情報を表示する(優勢度の差がついたことや、それにより装置が自動でラウンドの状態を変更したことなど)。伝える情報は、モーニングバッチ処理でAI部125が実績値を元に算出する優勢度に基づくものである。そして、処理部103は、算出した結果がいずれかのイベントに該当するならユーザに通知する。イベントは、例えば、対象のラウンドに対する行動であり、自動終了+自動開始では行動なし、自動終了(勝勢)ときには次の計画と開始、自動終了(その他)では、次の計画と開始、報告期限では行動なし、優勢度変動では広告の停止を行う。
ABテストのラウンドごとに(つまり広告グループごとに)、一度に該当するイベントは1種類のみである。ユーザへの通知は、メールに記載して知らせる、あるいはUI画面上でAIプランパネルとして次のアクションを促す。
AI部125が行うABテストのAIプランと動作を説明する。AIプランを見ることができるユーザは、例えば、対象のラウンドが属するアカウントの担当ユーザとその親ユーザである。プランに付属するアクションを実行できるユーザは、対象のラウンドが属するアカウントの編集権を持つユーザである。AIプランで提案するアクションと動作は、広告のドラフト作成時は、広告ライティング画面への案内を表示する。広告の一時停止時は動作なし。広告を複製した編集時は、動作なし。成果の低い広告の確認時は、所定列でソートする。成果の高い広告の確認時は、所定例でチャート表示を切り替えてソートする。次のラウンドの計画時は、動作なし。次のラウンド開始時は、画面上の同名のボタンと同じ動作を行う。
図15の例では、処理部103は、AIプラン1502として、ABテストの結果確認について、新しく広告ドラフトを作成した計画後、次のラウンドを開始するプランを提示する。あわせて、1.成果の低い広告を確認し、2.(現在の)広告を一時停止し、3.次のラウンドを開始する、という処理順のプランを提案する。
また、処理部103は、チャート1503には、広告グループのABテストの実績値のチャートを表示する。なお、プルダウンメニュー「CTR」1503aを表示し、ユーザの選択状態によりチャートの表示を切り替え可能である。初期表示では、現在実行中のABテスト設定の判定指標にあわせてCTR、CVRを切り替える。変更した場合は、ブラウザに選択状態を保存し、再表示したときには保存した項目を表示する。また、表示ラウンド選択部1503bのユーザ設定により、表示するABテストラウンドを前ラウンド/次ラウンドに切り替えることできる。画面を表示した時点での初期値は「今回」である。期間表示時には、表示中のラウンドに設定された実行期間を表示する。前ラウンド「前」マーク選択時には、表示中ラウンドの前(一つ過去)のラウンドを表示する。次ラウンド「次」マーク選択時には、表示中ラウンドの次(一つ未来)のラウンドを表示する。「今回」のマーク選択時には、ラウンド1を表示する。
チャート1503に表示する折れ線グラフのチャートは、開始日からの実績の累積値である。また、チャートの線の下を所定のルールで塗りつぶす。例えば、表示しているチャートの最新の時点で最も優勢度が大きい広告を基準とし、同じ優勢度の広告が複数ある場合は基準の線に応じた色で、基準の線より下を塗りつぶす。
チャート1503の幅とラベルについて、チャートのX軸の始点は、対象のラウンドが開始された日であり、チャートのX軸の終点は、現在表示しているラウンドの終了日または最新の日付のいずれか古いほうである。処理部103は、チャートの始点と終点にはラベルを表示する。
チャート1503の各広告を表す折れ線グラフ上にマウスホバーした場合、処理部103は、広告優勢度パネルの優勢度の表示が、ホバーされた日付における値に切り替え、最も近いポイントにツールチップ(ポイントにおける日付と実績値)を表示する。
処理部103は、広告優勢度パネル1504を用いて表示中のラウンドの状況を表示する。パネル内で表示する情報項目は、広告ごとの優勢度、ABテスト状況、ABテスト状況の付加情報、ABテスト開始ボタン1505、設定値ツールチップである。
処理部103は、広告ごとの優勢度について、AI部125が実績値より算出した各広告の優勢度の比率を縦方向に長い優勢度バーとして表示する。チャートをホバー操作している場合は、その時点での優勢度を表示する。ホバー操作していない場合は、ラウンドの最後の時点での優勢度を表示する。
また、処理部103は、ABテスト状況を表示する。当該広告グループについてラウンドを一度も実行したことが無い場合はラウンドの実行を促すような静的メッセージを表示する。実行中のラウンドや実行後のラウンドを表示している場合は、状況に応じたメッセージを表示する。
ラウンドの実行状態と優勢度の判定状況による表示パターンを説明する。まず、ラウンド実行中において、優勢度の状況が集計中の場合、メッセージとして「集計中」と表示する。また、敗勢広告がある場合、「広告A,Bが敗勢」と表示する。優勢広告がある場合、「広告Aが優勢」と表示する。上記以外の場合、「優勢度は互角」と表示する。
一方、ラウンド実行後において、優勢度の状況が集計中の場合、「集計を停止しました」と表示する。また、勝勢広告がある場合、「広告Aが勝勢」と表示する。また、全ての広告が敗勢の場合、「全ての広告が敗勢」と表示する。また、敗勢広告がある場合、「広告A,Bが敗勢」と表示する。また、優勢広告がある場合、「広告Aが優勢」と表示する。上記以外の場合、「優勢度は互角」と表示する。
また、処理部103は、ユーザによりABテスト開始ボタン1505の操作により「次のラウンドの」ABテストを開始する。
図16は、実施の形態にかかる広告作成運用支援装置によるLP監視の表示例を示す図である。処理部103は、現在、広告中のランディングページ(LP)に対する変更を監視し、LP更新による影響を確認することができる。LPの変更によりLP中に存在しなくなった語句が、キーワードや広告文に使用されていると、現状にそぐわない広告となってしまっているリスクが生じる。
例えば、LPの見出しが「クリスマスキャンペーン中」、「年末年始の営業時間について」の広告文が「ただいまクリスマスキャンペーン中」であったとする。クリスマス期間が終了してもこの広告文をそのまま放置しておくと、広告で誘導した顧客から利益を得られる可能性が低下する。すなわち、クリスマスキャンペーンが終了していても、消費者に間違った情報を提供することになる。この場合、嘘の広告出稿による、行政・メディアなどからのペナルティ発生も生じる恐れがある。
処理部103は、LP監視機能において、このようなリスクを生じるLP変更を検知し、さらに影響が生じるキーワードや広告を指摘することで、上記のリスクを低減する。具体的には、AI部125は、前日と当日のLP内容に基づき、現在出稿中のキーワード・広告タイトル・広告文を取得する。そして、AI部125は、現在の時点で影響があるキーワード・広告タイトル・広告文を抽出し、ユーザに提示する。これにより、ユーザは、削除すべき、広告文の単語、例えば、「クリスマスキャンペーン中」、「ただいまクリスマスキャンペーン中」の語句がLPから消えているかを確認できるようになる。
図16のLP監視画面1601では、処理部103は、AI部125が提示するAIプラン1602として「LPから無くなった訴求を含むテキスト広告を停止する。」処理にかかる表示を行い、1.変更されたLPを確認、2.LPで使われていないキーワードを確認、3.キーワードを適用、という処理順のプランを提案する。
AIプラン1602の下部には、LP情報1603として、LPのステータス1611、媒体1612、テキスト広告1613、広告グループ1614、実績値(表示回数1615、クリック数1616、クリック率1617、CV1618、CVR1619)、問題の語句1620、がそれぞれ表示される。そして、ユーザが問題の語句1620を確認して「適用」ボタン1631の操作で、処理部103は、問題の語句1620を削除した後のLPを確認する。また、「広告停止を確認」のボタン1632の操作により、ユーザは、停止広告を確認することができる。
以上説明した実施の形態によれば、リスティング広告の運用状況に関する情報、および検索キーワードや広告文、これらに関連する情報を分析し、リスティング広告の検索キーワードや広告文等の改善項目をユーザに提示する。また、リスティング広告の作成時においても、検索キーワードや広告文の作成に必要な情報をユーザに提示する。これにより、ユーザは、検索キーワードや広告文等を適切に見直すことができ、見直しの都度運用状況を改善でき、運用中において高い広告効果を継続して得ることができるようになる。また、人工知能による自然言語処理や統計処理により、適切な改善内容をユーザに具体的に提示できるようになる。
なお、本実施の形態で説明した リスティング広告の作成および運用にかかる方法は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することにより実現することができる。また、このプログラムは、半導体メモリ、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、このプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
以上のように、本発明は、リスティング広告の作成および運用時に検索キーワードや広告文の改善内容をユーザに提示する広告作成運用支援装置に有用である。
100 広告作成運用支援装置
101 入力部
102 通信部
103 処理部
104 記憶部
105 出力部
111 データ処理部
121 アカウントヘルスチェック部
122 検索キーワードチェック部
123 広告文面チェック部
125 AI部
201 CPU
202 ROM
203 RAM
208 入力デバイス
210 ディスプレイ
220 バス
301 アカウントボード
302 アカウントリスト
303 キャンペーンリスト
304 広告グループリスト
305 アカウント設定画面
306 キャンペーン設定画面
307 広告グループ設定画面
308 キーワードシミュレータ
309 キーワードクラスタ
310 キーワードのAIプラン
311 ワードエクスパンドダイアログ
312 広告ライティング
314 テキスト広告のAIプラン
315 ABテスト
317 ABテストのAIプラン
D 広告データ

Claims (14)

  1. リスティング広告の作成および運用を支援する広告作成運用支援装置において、
    前記リスティング広告の運用状況に関する情報を、自然言語処理および統計処理に基づき分析し、前記リスティング広告の改善項目を判断する処理部と、
    前記改善項目をユーザに提示する出力部と、
    を備えたことを特徴とする広告作成運用支援装置。
  2. 前記処理部は、
    前記リスティング広告の運用状況に関する情報、および検索キーワードに関する情報に基づき、運用状況の改善項目に適した検索キーワードを判断することを特徴とする請求項1に記載の広告作成運用支援装置。
  3. 前記処理部は、
    前記リスティング広告が検索広告として表示される広告文の改善項目に適した語句を判断することを特徴とする請求項1または2に記載の広告作成運用支援装置。
  4. 前記処理部は、
    前記リスティング広告ごとの運用状況および前記改善項目を一覧表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の広告作成運用支援装置。
  5. 前記処理部は、
    前記リスティング広告の運用状況に関する情報として、コンバージョンの変動状態と費用の変動状態に基づき、前記リスティング広告の運用状況の注目すべき度合いを判断し、
    前記出力部は、
    前記注目すべき度合いに対応したUIで改善項目をユーザに提示することを特徴とする請求項1に記載の広告作成運用支援装置。
  6. 前記処理部は、
    人工知能部の処理により、ユーザに対し改善項目に適した改善処理手順を判断し、
    前記出力部を介してユーザにテキストで提示することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の広告作成運用支援装置。
  7. 前記処理部は、
    人工知能部の処理により、前記注目すべき度合いの判断を行い、当該判断結果に基づき、前記コンバージョンおよび費用を最適化するための改善処理手順を判断し、
    前記出力部を介してユーザに前記改善処理手順を提示することを特徴とする請求項5に記載の広告作成運用支援装置。
  8. 前記処理部は、
    人工知能部の処理により、前記検索キーワードに関連する複数の語句を判断し、
    前記出力部を介してユーザに前記複数の語句を提示することを特徴とする請求項2に記載の広告作成運用支援装置。
  9. 前記処理部は、
    前記検索キーワードを分解し、共通する語句で構成された語句ごとに分類したクラスタとして再構成し、
    前記出力部を介して前記クラスタをUIでユーザに提示し、前記検索キーワードの作成を支援する請求項2に記載の広告作成運用支援装置。
  10. 前記処理部は、
    人工知能部の処理により、WEBサイトから抽出した文書に基づき、前記広告文の草案を判断し、
    前記出力部を介して前記広告文の草案をユーザに提示することを特徴とする請求項3に記載の広告作成運用支援装置。
  11. 前記処理部は、
    人工知能部の処理により、ユーザが作成中の広告文に適した語句および文章を判断し、
    前記出力部を介して前記広告文に適した語句および文章をユーザに提示することを特徴とする請求項3に記載の広告作成運用支援装置。
  12. 前記処理部は、
    人工知能部の処理により、ユーザが選択した複数の前記リスティング広告の広告効果を監視し、前記複数のリスティング広告の勝敗判定を行い、
    前記出力部を介して前記勝敗判定結果をユーザに提示することを特徴とする請求項3に記載の広告作成運用支援装置。
  13. コンピュータが、
    リスティング広告の運用状況に関する情報を、自然言語処理および統計処理に基づき分析し、前記リスティング広告の改善項目を判断し、
    前記改善項目をユーザに提示する、
    処理を実行することを特徴とする広告作成運用支援方法。
  14. コンピュータに、
    リスティング広告の運用状況に関する情報を、自然言語処理および統計処理に基づき分析させ、前記リスティング広告の改善項目を判断させ、
    前記改善項目をユーザに提示させる、
    処理を実行させることを特徴とする広告作成運用支援プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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