JPH11190168A - 自動開閉装置 - Google Patents

自動開閉装置

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JPH11190168A
JPH11190168A JP9358997A JP35899797A JPH11190168A JP H11190168 A JPH11190168 A JP H11190168A JP 9358997 A JP9358997 A JP 9358997A JP 35899797 A JP35899797 A JP 35899797A JP H11190168 A JPH11190168 A JP H11190168A
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秀典 石原
Noboru Tsuge
昇 柘植
Kenji Kato
健二 加藤
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Toyota Auto Body Co Ltd
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    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
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    • E05F15/41Detection by monitoring transmitted force or torque; Safety couplings with activation dependent upon torque or force, e.g. slip couplings
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体の開閉移動速度が変化する場合や異物
が小さな場合でも異物を検出して挟み込みを防止できる
自動開閉装置を得る。 【解決手段】 本自動スライドドア装置10は、スライ
ドモータ88の所定値以上の駆動速度の変化を検出する
速度変化検出素子108の他に、ドアパネルの前端部に
設けられた感圧センサ60を備えており、定速でドアパ
ネルがスライドする領域以外では感圧センサ60によっ
て異物検知を行う。したがって、速度変化検出素子10
8の速度変化の検出では異物検知が困難であった領域に
おける異物検知が可能とされる。しかも、ドアパネルが
定速で移動する領域以外での速度変化による異物検知を
行わないため、ドアパネルが定速で移動する領域におい
てドアパネルが異物からの押圧反力を受けたと判定する
速度変化検出素子108の速度変化の基準値を高く設定
でき、これにより感度も増す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用の電動スラ
イドドアや電動サンルーフ等の自動開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワゴンやバン等の車両では、ドアパネル
を車両の前後方向に沿ってスライドさせて開閉する所謂
スライドドアが採用されているものがある。
【0003】また、このようなスライドドアには、モー
タ等の駆動手段の駆動力によりその開閉操作(すなわ
ち、ドアパネルのスライド)を自動化し、例えば、運転
席の乗員が後部座席のドアパネルの開閉操作をできるよ
うにした自動スライドドア装置もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これまでの
自動スライドドア装置において、例えば、ドアパネルを
閉じる際にドアパネルが異物を挟み込んだ場合の異物挟
み込みの検出は、ドアパネルが異物を挟み込むことによ
り生じるドアパネルのスライド速度の低下に伴うモータ
への過負荷を検出することで行っていた。
【0005】しかしながら、通常の自動スライドドア装
置は、開閉時の振動や騒音の防止やドアパネルに設けら
れたウエザストリップ等の耐久性向上のために、ドアパ
ネルの全開或いは全閉直前にドアパネルのスライド速度
を遅くしている。このように、ドアパネルの全開或いは
全閉直前ではスライド速度が変化するためにこの部分で
は異物の挟み込み検出が不可能で、通常はこのスライド
速度が変化する部分ではモータの過負荷を検出してもド
アパネルが異物を挟み込みと判断しないマスク処理を施
し、ドアパネルのスライド速度が変化する領域を不感帯
としている。このため、薄手の異物や外形の小さな異物
を挟み込んでも、この検出が困難である。
【0006】また、車両が前後に傾斜した状態でスライ
ドドア装置を開閉操作した場合には、重力の影響でドア
パネルの開閉速度が変化するため、このような場合での
モータの過負荷検出で真に異物を検出したか否かを見極
めることが困難であるという問題がある。
【0007】本発明は、上記事実を考慮して、ドアパネ
ル等の移動体の開閉移動速度が変化する場合や異物が小
さな場合でも異物を検出して挟み込みを防止できる自動
開閉装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の自動開閉
装置は、駆動手段の駆動力を受けて開閉移動する移動体
と、前記移動体の位置を検出する位置検出手段と、前記
駆動手段の駆動状態において前記移動体の移動が制限さ
れた場合の前記駆動手段の負荷を検知する負荷検知手段
と、前記移動体に設けられ、前記駆動手段の駆動力によ
り移動する移動体と一体的に移動すると共に、前記駆動
手段の駆動力を受けて移動する前記移動体の移動方向側
端部に作用する圧力を検知する感圧センサと、前記負荷
検知手段が基準値以上の負荷を検知した過負荷状態であ
るか否か、及び前記感圧センサが基準値以上の圧力を検
知した被押圧状態であるか否かを判定する判定手段と、
前記過負荷状態及び前記被押圧状態の少なくとも何れか
一方の状態であることを前記判定手段が判定した場合に
前記駆動手段の駆動制御を行う制御手段と、前記位置検
出手段が検出した前記移動体の位置に応じて前記判定手
段が前記過負荷状態を判定する際の基準値及び前記被押
圧状態を判定する際の基準値の少なくとも何れか一方を
変更する基準値変更手段と、を備えている。
【0009】上記構成の自動開閉装置によれば、駆動手
段の駆動力により移動体が開閉移動することにより所定
の範囲が移動体により開閉される。
【0010】また、この移動体が開閉移動している状態
では、異物の挟み込み等により移動体の移動が制限され
て駆動手段に負荷がかかると、この負荷が負荷検知手段
により検知される。さらに、移動体と共に移動する感圧
センサが移動体の移動軌跡上に存在する異物等に当接
し、感圧センサが異物を押圧した際の異物からの押圧反
力(すなわち、圧力)を感圧センサが検知する。
【0011】負荷検知手段が負荷を検知した場合、及
び、感圧センサが押圧反力を検知した場合には、判定手
段がこれらの負荷及び押圧反力が基準値以上であるか否
かを判定する。負荷及び押圧反力の少なくとも何れか一
方が基準値以上であると判定手段が判定した場合には、
制御手段が駆動手段の駆動制御を行い、例えば、駆動手
段を停止又は反転駆動させる。
【0012】ここで、本自動開閉装置では、位置検出手
段が移動体の位置を検出しており、この検出結果に応じ
て判定手段が過負荷状態を判定する際の基準値及び被押
圧状態を判定する際の基準値の少なくとも何れか一方が
変更される。したがって、例えば、移動体の開閉移動の
範囲において、過負荷検知手段及び感圧センサの何れか
一方による異物の検知が困難になる領域や、負荷検知手
段の基準値以上の負荷検出及び感圧センサの基準値以上
の圧力検出が、異物による移動制限によること、又は異
物の挟み込みによることがより確実になる領域で上記何
れか一方の基準値を下げたり、或いは何れか他方の基準
値を上げることで異物挟み込みの検出の感度や確度が向
上する。
【0013】なお、本発明において制御手段が駆動手段
を駆動制御する場合の条件は、判定手段が過負荷状態又
は被押圧状態と判定した場合(すなわち、「OR条
件」)でもよいし、判定手段が過負荷状態及び被押圧状
態の双方であると判定した場合(すなわち、「AND条
件」)でもよい。
【0014】また、本発明において基準値変更手段によ
る基準値の変更とは、単に判定手段における基準値の設
定を変更することのみならず、実際に基準値を変更しな
くても結果的に基準値の変更と等価の状態となるのであ
れば、これは本発明でいう基準値の変更に含まれ、結果
的に基準値の変更と等価の状態とする構成が基準値変更
手段となる。
【0015】一例としては、特定の位置にある移動体を
位置検出手段が検出したときに判定手段の判定を無視し
て制御手段が駆動手段の制御を行う構成があげられる。
この構成では、負荷検知手段が検知した負荷や感圧セン
サが検知した圧力を判定手段が所定の基準値以上である
か否かを判定しているので実際には基準値の変更を行っ
ていないが、制御手段が判定手段の判定を無視して駆動
手段の駆動制御を行っているため、結果的に基準値を0
又は無限大に変更したことと同様の作用を奏する。
【0016】また、他の例としては、移動体が特定の位
置にある場合に負荷検知手段や感圧センサが負荷や圧力
の検知を行わないようにする構成があげられる。負荷検
知手段や感圧センサが負荷や圧力を検知しない構成にす
るということは、実際に過負荷状態或いは被押圧状態と
なったとしても、判定手段が過負荷状態或いは被押圧状
態であると判定できない状態にすることであるため、上
述した判定手段の判定を無視して制御手段が駆動手段の
制御を行う構成と同様に結果的には基準値を0又は無限
大に変更したことと同様の作用を奏する。
【0017】さらに、本発明における位置検出手段は、
移動体を直接検出する構成でもよいし、駆動手段の駆動
量等から間接的に移動体の位置を検出する構成でもよ
い。
【0018】また、本発明における過負荷検出手段は、
駆動手段の負荷を直接検出する構成でもよいし、例え
ば、移動体の移動速度の変化等から間接的に負荷を検出
する構成でもよい。
【0019】請求項2記載の自動開閉装置は、請求項1
記載の自動開閉装置において、前記基準値変更手段は、
前記移動体が所定領域外にあることを前記位置検出手段
が検出した場合に、前記過負荷状態を検知する際の基準
値を上げることを特徴としている。
【0020】上記構成の自動開閉装置によれば、移動体
が所定領域外にあり、この状態を位置検出手段が検出す
ると、判定手段が過負荷状態と判定する際の基準値を基
準値変更手段が上げる。このため、移動体が所定領域外
にある場合には、移動体が所定領域内にある場合に比べ
て過負荷状態であることが判定されづらくなる。したが
って、所定領域外では基本的に被押圧状態と判定された
場合(すなわち、押圧反力を感圧センサが検出した場
合)に制御手段が駆動手段を制御する。
【0021】したがって、例えば、移動体の移動開始直
後や移動終了直前等に移動体の移動速度が急激に変化す
るが故に異物が移動体に当接することにより移動体の移
動が制限される場合と、駆動手段に基準値以上の過負荷
が作用する場合とが基本的に対応しない状態、または、
移動体の移動のための駆動力が駆動手段から別の駆動源
に変更された状態での正確な異物検出が可能となり、異
物の挟み込みを防止できる。
【0022】請求項3記載の自動開閉装置は、駆動手段
の駆動力を受けて開閉移動する移動体と、前記移動体の
位置を検出する位置検出手段と、前記駆動手段の駆動状
態において前記移動体の移動が制限された場合の前記駆
動手段に作用する負荷を検知する負荷検知手段と、前記
移動体に設けられ、前記駆動手段の駆動力により移動す
る移動体と一体的に移動すると共に、前記駆動手段の駆
動力を受けて移動する前記移動体の移動方向側端部に作
用する当該移動方向とは反対方向の圧力を検知する感圧
センサと、前記負荷検知手段が基準値以上の負荷を検知
した過負荷状態であるか否か、及び前記感圧センサが基
準値以上の圧力を検知した被押圧状態であるか否かを判
定する判定手段と、前記移動体が所定領域内にあること
を前記位置検出手段が検出した場合で且つ前記判定手段
が前記過負荷状態及び前記被押圧状態の少なくとも何れ
か一方の状態であることを判定した場合に前記駆動手段
の駆動制御を行うと共に、前記移動体が所定領域外にあ
ることを前記位置検出手段が検出した場合で且つ前記判
定手段が前記被押圧状態であることを判定した場合に前
記駆動手段の駆動制御を行う制御手段と、を備えてい
る。
【0023】上記構成の自動開閉装置によれば、駆動手
段の駆動力により移動体が開閉移動することにより所定
の範囲が移動体により開閉される。
【0024】また、移動体が開閉移動している状態で
は、異物の挟み込み等によって移動体の移動が制限され
て駆動手段に負荷がかかると、この負荷を負荷検知手段
が検出する。さらに、上述した異物の挟み込みのよう
に、移動体が異物を押圧した場合には、このときの押圧
反力を感圧センサが検知する。検知した負荷や押圧反力
は、各々が基準値以上であるか否かが判定手段により判
定される。
【0025】ここで、移動体が所定領域内にあることを
位置検出手段が検出した場合には、負荷検知手段が検知
した負荷或いは感圧センサが検知した押圧反力の少なく
とも何れか一方が基準値以上の過負荷状態或いは被押圧
状態であると判定手段が判定すれば、制御手段が駆動手
段の駆動制御を行い、駆動手段を停止或いは反転駆動さ
せる。このように、所定領域内では、負荷検知手段が検
知した負荷或いは感圧センサが検知した押圧反力の少な
くとも何れか一方が基準値以上であれば駆動手段が停止
或いは反転駆動させられるため、負荷検知手段及び感圧
センサの何れか一方による検出が困難な異物であっても
何れか他方による検出が可能であり、異物の挟み込みが
確実に防止される。
【0026】また、移動体が所定領域外にあることを位
置検出手段が検出した場合には、感圧センサが検知した
押圧反力が基準値以上の被押圧状態であると判定手段が
判定すれば、制御手段が駆動手段の駆動制御を行い、駆
動手段を停止或いは反転駆動させる。すなわち、この場
合には、負荷検知手段が基準値以上の負荷を検出して
も、感圧センサが基準値以上の圧力を検出していなけれ
ば、制御手段は駆動手段の駆動制御を行わない。したが
って、移動体の移動開始直後或いは移動終了直前等、移
動体の移動速度が急激に変化することで異物による移動
制限と等価の負荷が駆動手段に作用する状態等において
駆動手段を停止させたり反転駆動させたりすることがな
い。
【0027】請求項4記載の自動開閉装置は、請求項2
又は請求項3の自動開閉装置において、前記所定領域の
範囲を前記移動体が一定の速度で移動する範囲に設定し
たことを特徴としている。
【0028】上記構成の自動開閉装置によれば、移動体
の移動範囲のうち移動体が駆動手段の駆動力を受けて一
定の速度で移動する範囲では、感圧センサが基準値以上
の圧力(押圧反力)を検知した場合のみならず、負荷検
知手段が検知した負荷が判定手段によって基準値以上で
あると判定されれば、制御手段により駆動手段の駆動制
御が行われ、駆動手段は停止或いは反転駆動させられ
る。
【0029】すなわち、移動体が一定の速度で移動する
領域では、異物が移動体の移動を制限することによって
生じる負荷以外の負荷が駆動手段に作用することは少な
く、また、仮に異物が移動体の移動を制限することによ
って生じる負荷以外の負荷を検出したとしても、その負
荷の大きさは異物による移動体の移動制限によって生じ
る負荷よりも小さいため、その負荷は基準値未満とな
る。したがって、基本的に基準値以上の負荷が生じた場
合と異物が移動体の移動を制限した場合とが対応する。
このため、この領域において感圧センサの圧力検出と負
荷検知手段の負荷検出の双方による異物の検出を行うこ
とで、負荷検知手段及び感圧センサの何れか一方による
検出が困難な異物であっても何れか他方による検出が可
能であり、異物の挟み込みが確実に防止される。
【0030】
【発明の実施の形態】図4には本発明の一実施の形態に
係る自動開閉装置としての自動スライドドア装置10を
適用した車両12の斜視図が示されている。この図に示
されるように、車両12には移動体としてのドアパネル
14が設けられている。このドアパネル14は、乗員乗
降用として車体16の側壁18に形成された開口部20
に対応して形成されており、この開口部20へ嵌まり込
んで開口部20を閉止した状態では、ドアパネル14の
外側表面と側壁18の外側表面とが略面一になるように
形成されている。
【0031】また、ドアパネル14の下端部には、車幅
方向内側へ向けて延出されたブラケット22が一体的に
固定されている。図6に示されるように、このブラケッ
ト22の先端部にはローラ24が軸支されており、更
に、ローラ24は車両12のフロアパネル(図示省略)
の裏面側に設けられたガイドレール26の車幅方向外側
面へ当接している。このローラ24はガイドレール26
との摩擦で転動しながら概ね車両12の前後方向に沿っ
て移動できるようになっている。但し、図6に示される
ように、ガイドレール26の車幅方向外側端部は、前端
側で車幅方向内側へ向けて傾斜しており、この傾斜部分
に沿ってローラ24が転動することで、ローラ24が車
両12の前方側へ移動しつつ車幅方向内側へ移動し、側
壁18の車幅方向外側で車両12の前後方向に沿ってス
ライドしていたドアパネル14が車幅方向内側へ変位し
て開口部20へ嵌まり込む。また、ローラ24が車両1
2の後方側へ移動しつつ車幅方向外側へ移動して開口部
20へ嵌まり込んでいたドアパネル14が側壁18の車
幅方向外側へ移動して車両12の前後方向に沿ってスラ
イド可能となる。
【0032】また、図6に示されるように、ガイドレー
ル26の近傍には車両12の上下方向の軸周りに回転す
るプーリ28と駆動ローラ30が設けられており無端ベ
ルト32が掛け回されている。この無端ベルト32には
上述したブラケット22が固定されており、無端ベルト
32の回転によりブラケット22が移動するとガイドレ
ール26に沿ってローラ24が転動し、更にドアパネル
14が移動するようになっている。
【0033】駆動ローラ30は、図4に示されるスライ
ドアクチュエータ34へ接続されており、スライドアク
チュエータ34に設けられた駆動手段としてのスライド
モータ88(図2参照)の駆動力によって無端ベルト3
2が回転するようになっている。また、図2に示される
ように、スライドアクチュエータ34は制御手段を構成
するスライドドライバ38を備えている。スライドモー
タ88はスライドドライバ38を介して制御手段を構成
するコンピュータ36へ電気的に接続されており、さら
に、このコンピュータ36を介して車両12の運転席近
傍に設けられた操作スイッチ52(図4参照)へ電気的
に接続され、この操作スイッチ52を操作してコンピュ
ータ36へ所定の信号を送ることでスライドアクチュエ
ータ34を作動或いは停止させてドアパネル14を開閉
することができるようになっている。
【0034】また、スライドアクチュエータ34は図7
に示される位置検出手段としての位置検出装置90を備
えている。図7に示されるように、位置検出装置90
は、導電性のシート部材によって形成されたパルスプレ
ート92を備えている。パルスプレート92には略円盤
形状の円盤部94が形成されている。この円盤部94
は、スライドモータ88の駆動力を減速して駆動ローラ
30へ伝えて回転させる複数のギヤ96のうちの1つへ
同軸的且つ一体的に固着されている。また、円盤部94
へは軸方向一端側からコンタクトプレート102が摺接
している。さらに、円盤部94の外周部からは所定確度
毎に複数の突起部98が放射状に突出形成されている。
【0035】これらの突起部98の回転軌跡上にはコン
タクトプレート100の先端部が位置しており、パルス
プレート92がギヤ96と共に回転して突起部98の何
れかがコンタクトプレート100の先端部と対向する
と、その突起部98とコンタクトプレート100とが接
触して導通し、これによりコンタクトプレート100が
パルスプレート92を介してコンタクトプレート102
と導通する。
【0036】コンタクトプレート100、102の基端
部は電源へ電気的に接続されており、上述した導通状態
の場合にのみ電気が流れる。したがって、ギヤ96が回
転すると、断続的に電気が流れ、このときの電圧はパル
ス電圧となる。このパルス電圧のパルス数(すなわち、
導通回数)はコンタクトプレート100と電源の間に設
けられたパルスカウンタ106によって計数される。図
2に示されるように、パルスカウンタ106はコンピュ
ータ36へ接続されている。コンピュータ36では、パ
ルスカウンタ106で計数されたパルス数を元にドアパ
ネル14の位置を算出する。
【0037】すなわち、ドアパネル14の移動量はスラ
イドモータ88の回転量に比例する。このスライドモー
タ88の回転量は当然ギヤ96の回転量に比例するた
め、ギヤ96の回転量を知ることでドアパネル14の位
置を知ることができる。上述したように、パルスプレー
ト92の突起部98は所定確度毎に形成されているた
め、スライドモータ88が駆動を開始してからのコンタ
クトプレート100と突起部98とを導通回数、すなわ
ち、パルス数を計数することで、ギヤ96の回転角度を
算出でき、このギヤ96の回転角度からスライドモータ
88の回転量、更にはドアパネル14の移動量(すなわ
ち、ドアパネル14の位置)を算出できる。
【0038】また、図2に示されるように、スライドア
クチュエータ34は負荷検出手段及び判定手段としての
速度変化検出素子108を備えている。この速度変化検
出素子108は、スライドモータ88の駆動を妨げる際
に生ずる回転数の変化を検知すると信号を出力するよう
になっており、出力された信号はコンピュータ36へ入
力される。
【0039】一方、図5に示されるように、ドアパネル
14の上下方向中間部と上端部には車幅方向内側へ向け
て延出されたブラケット46が設けられている。これら
のブラケット46の先端部にはローラ(図示省略)が設
けられており、それぞれが車両12の適宜位置に設けら
れたガイドレール48のガイド溝50へ抜け止めされた
状態で入り込み、このガイドレール48に沿って移動す
る。すなわち、ドアパネル14は、ガイドレール48及
びブラケット46を介して車体16の側壁18へ支持さ
れており、上述したスライドアクチュエータ34の駆動
力によってガイドレール26、48に案内されつつ移動
する。
【0040】また、ガイドレール48もまたその前端側
が車幅方向内側へ向けて傾斜している。この傾斜部分で
は各ブラケット46のローラがガイドレール48のガイ
ド溝50に沿って車両12の前方へ移動しつつ車幅方向
内側へ移動し、又は車両12の後方へ移動しつつ車幅方
向外側へ移動する。この移動時にドアパネル14が車幅
方向内外へ移動する。
【0041】また、図4に示されるように、自動スライ
ドドア装置10は駆動手段としてのクローザアクチュエ
ータ56を備えている。このクローザアクチュエータ5
6はドアパネル14の内部に配置されており、クローザ
モータ59を備えている。図2に示されるように、制御
手段を構成するクローザドライバ58を介してコンピュ
ータ36へ電気的に接続されている。このクローザモー
タ59は、ドアパネル14が開口部20を完全に閉止
(すなわち、全閉)直前までのスライドモータ88の回
転を位置検出装置90のパルスカウンタ106が計数す
ると、コンピュータ36がクローザドライバ58を操作
して駆動手段としてのクローザモータ59へ電源42か
らの電力を供給させて駆動させる。これにより、クロー
ザモータ59はドアパネル14が開口部20へ嵌め込ま
れる際にドアパネル14に設けられたラッチ等のドアパ
ネル14のロック機構(図示省略)を作動させると共
に、この開口部20内においてロック機構によるドアパ
ネル14のロックが可能な所定位置へドアパネル14を
導く。
【0042】すなわち、本自動スライドドア装置10で
は、基本的にスライドモータ88(スライドアクチュエ
ータ34)によってドアパネル14のスライド移動(す
なわち、開閉移動)を行うが、ドアパネル14の全閉直
前だけはクローザモータ59(クローザアクチュエータ
56)によって行うようになっている。
【0043】さらに、図5に示されるように、ドアパネ
ル14の前端部近傍には車両12の上下方向に沿って長
手方向とされた感圧センサ60が設けられている。ここ
で、図8に示されるように、感圧センサ60はゴムや軟
質の合成樹脂材等、絶縁性を有する弾性材によって長尺
状に形成されたセンサ本体を構成する外皮部62を備え
ている。この外皮部62の内部には断面十字形状(図9
参照)の十字孔64が外皮部62の長手方向に沿って形
成されている。この十字孔64は外皮部62の長手方向
に沿って外皮部62の中心周りに漸次変位している。ま
た、外皮部62の内部には銅線等の導電性細線を寄り合
わせることにより可撓性を有する長尺紐状に形成され、
外皮部62と共にセンサ本体を構成する電極66、6
8、70、72が設けられている。これらの電極66、
68、70、72は十字孔64の中央近傍で十字孔64
を介して互いに離間し且つ十字孔64に沿って螺旋状に
配置され、十字孔64の内周部へ一体的に固着されてい
る。したがって、外皮部64が弾性変形することで電極
66、68、70、72は撓み、特に、十字孔64が潰
れる程度に外皮部62が弾性変形すれば、電極66、6
8、70、72のうちの任意の何れか、或いは全てが接
触して導通する。また、外皮部64が復元すれば電極6
6、68、70、72もまた復元する。
【0044】また、図10の回路図に示されるように、
電極66と電極70は長手方向一方の端部で導通してお
り、電極68と電極72もまた長手方向一方の端部で導
通している。また、電極70と電極68は長手方向他端
部で抵抗74を介して導通している。さらに、電極6
6、72の各々の長手方向他端部はコード(図示省略)
を介して電源へ接続されている。但し、電極72だけ
は、所定値以上の電流が流れると信号を出力する判定手
段としての電流検出素子78を介して電源へ接続されて
いる。すなわち、電極66から電極68、70を介して
電極72へ流れる電流は、通常、抵抗74を介して流れ
るが、仮に、外皮部62が押し潰されて電極66又は電
極70が電極68又は電極72と接触して短絡すると、
電流は抵抗74を介さずに流れるため、例えば、一定の
電圧でこの回路に電流を流していれば電流値が変化して
回路中に流れる電流が増加する。このように電流が増加
して電流検出素子78から信号が出力されることで外皮
部62が押し潰されたか否か、すなわち、感圧センサ6
0へ外力が作用したか否かを検知できる。
【0045】図2に示されるように、電流検出素子78
はコンピュータ36へ接続されている。
【0046】ここで、図1にはコンピュータ36におけ
るドアパネルの駆動制御の論理回路図が示されている。
この図に示されるよに、ドアパネルの駆動制御の論理回
路図は複数のANDゲート120、122、124、1
26と、複数のORゲート128、130、132によ
り構成されている。詳細は後述するが、ドアパネル14
を全開状態から閉じる方向へ移動させる際には、これら
のANDゲート120、122、124、126及びO
Rゲート128、130、132により、ドアパネル1
4の前端部が図3のA乃至Dの何れの領域に位置してい
るかでスライドモータ88を閉駆動から反転させる(す
なわち、開駆動)させる条件が変わるようになってい
る。
【0047】さらに、図8に示されるように、外皮部6
2の外側にはゴムや柔軟で弾性変形可能な合成樹脂材に
よって形成された長尺のプロテクタ80が設けられてい
る。このプロテクタ80は外皮部82を包み込んだ状態
で保持している。また、このプロテクタ80には保持部
82が形成されている。この保持部82は車両12の後
方側へ向けて開口した凹形状とされており、この保持部
82をドアパネル14の内側に設けられた板状の取付部
84を挟持するように取り付けることで、感圧センサ6
0がドアパネル14へ固定されるようになっている。
【0048】次に、本実施の形態の作用並びに効果につ
いて説明する。本自動スライドドア装置10では、ドア
パネル14が開口部20を閉止した状態で操作スイッチ
52を操作し、スライドアクチュエータ34を駆動させ
ると、駆動ローラ30が回転して無端ベルト32が回転
し、無端ベルト32がブラケット22を車両12の後方
側へ引っ張り、ローラ24がガイドレール26に沿って
移動し、これに伴いブラケット46のローラ(図示省
略)もまたガイドレール48に沿って移動する。これに
よって、ドアパネル14が車両12の後方へスライドす
る。ここで、車体16やガイドレール48はその前端部
が車両12の車幅方向内側へ湾曲しているため、ブラケ
ット22のローラ24やブラケット46のローラは、後
方へ移動する際に一旦車幅方向外側へ移動する。この車
幅方向外側への移動により、ドアパネル14は車体16
よりも外側に位置し、この状態で車体16に沿って後方
へスライドできる。
【0049】一方、ドアパネル14が移動して開口部2
0が開放された状態で操作スイッチ52を操作してスラ
イドアクチュエータ34を駆動させると、ドアパネル1
4を開く際とは反対方向に駆動ローラ30が回転して無
端ベルト32が回転し、無端ベルト32がブラケット2
2を車両12の前方側へ引っ張る。これにより、ドアパ
ネル14が車両12の前方側へスライドする。この場合
には、スライドモータ88が駆動を開始すると、コンタ
クトプレート100、102の導通回数がパルスカウン
タ106により計数され、この計数値からコンピュータ
36によりスライドモータ88の回転量、すなわち、ド
アパネル14の位置が検出される。そして、車体16や
ガイドレール48の湾曲に沿ってドアパネル14が車両
12の車幅方向内側へ移動し、ドアパネル14が開口部
20を全閉する直前の状態となるまでのスライドモータ
88の回転がパルスカウンタ106により計数される
と、コンピュータ36がクローザアクチュエータ56の
クローザドライバ58を操作し、電源42の電力をクロ
ーザモータ59へ供給させる。これにより、クローザモ
ータ59が駆動を開始する。クローザモータ59は、開
口部20を全閉した状態でのドアパネル14をロックす
るためのロック機構を作動させると共に、ロック機構に
よるロック可能位置までドアパネル14を導く。これに
より、ドアパネル14が開口部20を全閉すると、ロッ
ク機構がドアパネル14をロックし、所定の開放操作な
しでは開く方向へのドアパネル14の移動を制限する。
【0050】ここで、ドアパネル14が全開の状態でス
ライドモータ88の閉駆動(すなわち、ドアパネル14
を車両12の前方へ移動させる方向への駆動)を開始
し、ドアパネル14が閉止方向(すなわち、車両12の
前方側)へ加速しながら移動しはじめた状態、すなわ
ち、ドアパネル14の前端部が図3のAの加速領域にあ
ることをパルスカウンタ106の計数値からコンピュー
タ36が算出すると、図1に示されるように、コンピュ
ータ36内の発信装置(図示省略)から信号が出力され
てANDゲート120へ入力される。
【0051】このとき、ドアパネル14と共に移動する
感圧センサ60のプロテクタ80がドアパネル14の移
動軌跡上にある異物を押圧し、その押圧反力によりプロ
テクタ80、及び外皮部62が弾性変形して電極66又
は電極70が電極68又は電極72と接触して短絡する
と(すなわち、特許請求の範囲でいうところの『被押圧
状態』となると)、上述したように回路中に流れる電流
が増加し電流検出素子78から信号が出力される。この
信号もまたANDゲート120へ入力される。また、こ
の状態では、当然、ドアパネル14を閉操作するように
操作スイッチ52が操作されているため、操作スイッチ
52へ接続された発信装置からも信号が出力されてAN
Dゲート120へ入力されている。これらの3つの信号
がANDゲート120へ入力されるとANDゲート12
0から信号が出力され、ORゲート128へ入力され
る。ORゲート128はANDゲート120、122、
124の何れかから信号が入力されると信号を出力す
る。
【0052】ORゲート128から出力された信号はO
Rゲート130へ入力される。このORゲート130は
ORゲート128からの信号又はクローザドライバ58
からの反転信号が入力されると信号を出力する。このO
Rゲート130から出力された信号はスライドドライバ
38へ入力され、スライドドライバ38はORゲート1
30から出力された信号を受けるとスライドモータ88
を反転駆動(すなわち、開駆動)させる。これにより、
ドアパネル14は開方向(すなわち、車両12の後方
側)へスライドさせられるため、ドアパネル14の異物
の挟み込みを防止できる。
【0053】次いで、ドアパネル14の移動速度が一定
となり、ドアパネル14の前端部が図3のBの定速領域
にあることをパルスカウンタ106の計数値からコンピ
ュータ36が算出すると、コンピュータ36内の発信装
置(図示省略)から信号が出力されANDゲート122
へ入力される。
【0054】このとき、Aの加速領域にドアパネル14
の前端部があるときと同様に、異物からの押圧反力によ
りプロテクタ80及び外皮部62が弾性変形して電極6
6又は電極70が電極68又は電極72と接触して短絡
すると電流検出素子78から信号が出力される。
【0055】また、このときに、ドアパネル14の移動
軌跡上にある異物がドアパネル14の移動を妨げ、これ
により、スライドモータ88の回転数が低下すると、コ
ンタクトプレート100、102の導通周期が長くな
り、単位時間当たりのパルスカンタ106における単位
時間当たりの計数値が少なくなる。この導通周期の変化
を検知した速度検出素子108が検知して信号が出力さ
れる。
【0056】これらの電流検出素子78、速度変化検出
素子108から出力された信号は双方ともORゲート1
32へ入力される。ORゲート132は電流検出素子7
8、速度変化検出素子108から出力された信号のう
ち、少なくとも何れか一方の信号が入力されれば信号を
出力する。このORゲート132から出力された信号も
またANDゲート122へ入力される。
【0057】また、このときには、当然、ドアパネル1
4を閉操作するように操作スイッチ52が操作されてい
るため、操作スイッチ52へ接続された発信装置からも
信号が出力されてANDゲート122へ入力されてい
る。これらの3つの信号がANDゲート122へ入力さ
れるとANDゲート122から信号が出力され、ORゲ
ート128へ入力される。ANDゲート122からの信
号が入力されたORゲート128は信号を出力し、この
信号がORゲート130へ入力される。更に、信号が入
力されたORゲート130は信号を出力し、ORゲート
130から出力された信号を受けたスライドドライバ3
8はスライドモータ88を反転駆動させる。これによ
り、ドアパネル14は開方向(すなわち、車両12の後
方側)へスライドさせられるため、ドアパネル14の異
物の挟み込みを防止できる。
【0058】さらに、スライドモータ88によるドアパ
ネル14の閉方向の移動が終了直前となり、ドアパネル
14の移動速度が減速され、ドアパネル14の前端部が
図3のCの減速領域にあることをパルスカウンタ106
の計数値からコンピュータ36が算出すると、コンピュ
ータ36内の発信装置(図示省略)から信号が出力され
ANDゲート124へ入力される。
【0059】このとき、Aの加速領域及びBの定速領域
にドアパネル14の前端部があるときと同様に、異物か
らの押圧反力によりプロテクタ80及び外皮部62が弾
性変形して電極66又は電極70が電極68又は電極7
2と接触して短絡すると、電流検出素子78から信号が
出力されてANDゲート124へ入力される。
【0060】また、このときには、当然ドアパネル14
を閉操作するように操作スイッチ52が操作されている
ため、操作スイッチ52へ接続された発信装置からも信
号が出力されてANDゲート124へ入力されている。
これらの3つの信号がANDゲート124へ入力される
とANDゲート124から信号が出力され、ORゲート
128へ入力される。ANDゲート124からの信号が
入力されたORゲート128は信号を出力し、この信号
がORゲート130へ入力される。更に、信号が入力さ
れたORゲート130は信号を出力し、ORゲート13
0から出力された信号を受けたスライドドライバ38は
スライドモータ88を反転駆動させる。これにより、ド
アパネル14は開方向(すなわち、車両12の後方側)
へスライドさせられるため、ドアパネル14の異物の挟
み込みを防止できる。
【0061】次いで、上述したように、クローザアクチ
ュエータ56のクローザモータ59の駆動力によってド
アパネル14の閉じ切りが開始され、ドアパネル14の
前端部が図3のDのクローザ領域にあることをパルスカ
ウンタ106の計数値からコンピュータ36が算出する
と、コンピュータ36内の発信装置(図示省略)から信
号が出力されANDゲート126へ入力される。
【0062】このとき、上記A〜Cの各領域にドアパネ
ル14の前端部があるときと同様に、異物からの押圧反
力によりプロテクタ80及び外皮部62が弾性変形して
電極66又は電極70が電極68又は電極72と接触し
て短絡すると、電流検出素子78から信号が出力されて
ANDゲート126へ入力される。
【0063】また、このときには、当然ドアパネル14
を閉操作するように操作スイッチ52が操作されている
ため、操作スイッチ52へ接続された発信装置からも信
号が出力されてANDゲート126へ入力されている。
【0064】これらの3つの信号がANDゲート126
へ入力されるとANDゲート126から信号が出力さ
れ、クローザドライバ58へ入力される。ANDゲート
126から出力された信号が入力されクローザドライバ
58はクローザモータ59を反転駆動させてラッチ等の
ロック機構をドアパネル14を全開させたときの状態と
同様の状態に戻すと共に、信号が出力される。クローザ
ドライバ58から出力された信号は、ORゲート130
へ入力され、更に、ORゲート130は信号を出力し、
ORゲート130から出力された信号を受けたスライド
ドライバ38はスライドモータ88を反転駆動させる。
ドアパネル14は開方向(すなわち、車両12の後方
側)へスライドさせられるため、これにより、ドアパネ
ル14の異物の挟み込みを防止できる。ここで、上述し
たように、本自動スライドドア装置10では、スライド
モータ88の回転数の低下(すなわち、スライドモータ
88の速度の低下)を検出してのスライドモータ88の
反転駆動は図3のBの定速領域だけである。すなわち、
例えば、Aの加速領域及びCの減速領域では、ドアパネ
ル14のスライド速度を加速或いは減速している領域で
あるため、当然、ドアパネル14がBの定速領域にある
状態と比べるとドアパネル14のスライド速度は遅く、
スライドモータ88の回転数も小さい。したがって、こ
れらのAの加速領域及びCの減速領域にドアパネル14
が位置している場合には、速度変化検出素子108から
信号が出力されることもあるが、本自動スライドドア装
置10では、Aの加速領域及びCの減速領域にドアパネ
ル14の前端部がある場合には、速度変化検出素子10
8が信号を出力しても、コンピュータ36はこの信号を
無視している。したがって、速度変化検出素子108が
信号を出力するためのスライドモータ88の回転数の基
準値(すなわち、コンタクトプレート100、102の
単位時間当たりの導通回数)に変更は無いが、コンピュ
ータ36が速度変化検出素子108から出力された信号
を無視することで、スライドモータ88の回転数が低下
しても信号を出力しないように速度変化検出素子108
が信号を出力するスライドモータ88の回転数の基準値
を0未満にまで引き下げたのと結果的に等価となる(す
なわち、制御手段を構成するコンピュータ36が特許請
求の範囲の請求項1又は請求項2で言うところの『基準
値変更手段』となっている)。このため、ドアパネル1
4の加速及び減速時におけるスライドモータ88の回転
数の低下によりスライドモータ88が反転駆動させられ
ることはなく、異物が無い状態でスライドドアモータ8
8が反転駆動させられるという誤作動を防止できる。
【0065】しかも、Bの定速領域においては、ドアパ
ネル14のスライド速度を加速及び減速が基本的に生じ
ないため、速度変化検出素子108が信号を出力するた
めのスライドモータ88の回転数の基準値を小さく設定
できる。したがって、この状態では、スライドするドア
パネル14を停止させないまでも、ドアパネル14のス
ライドの障害となるような異物の検出が可能となる。さ
らに、このBの定速領域においては、感圧センサ60に
よる圧力検知と、スライドモータ88の速度低下の検知
の双方で異物の検出を行うため、スライドモータ88の
速度低下の検知では検出しづらい異物(例えば、比較的
薄手の小さな異物で)や感圧センサ60の圧力検知では
検出しづらい異物(例えば、長尺な異物や感圧センサ6
0への面圧が低い異物)でも検出が可能となる。
【0066】また、図3のDのクローザ領域では、ドア
パネル14の移動がスライドモータ88からクローザモ
ータ59へ引き継がれているため、この状態で異物が挟
み込まれてもスライドモータ88の速度の変化と異物の
挟み込みとが基本的に対応しなくなる。しかしながら、
上述したように、本自動スライドドア装置10では感圧
センサ60の押圧反力検知による異物検出を行っている
ため、Dのクローザ領域での異物検出が可能である。
【0067】なお、本実施の形態では、図3におけるB
の定速領域において電流検知素子78、108の何れか
から出力された信号がORゲート132へ入力されると
ORゲート132から信号が出力される構成であった
が、このORゲート132をANDゲートに代えて電流
検知素子78、速度変化検出素子108の双方から出力
された信号がANDゲートへ入力されなければANDゲ
ートから信号が出力されない(すなわち、スライドモー
タ88が反転駆動されない)構成としてもよい。
【0068】例えば、車両12が後下がりの坂道で停車
した状態でスライドモータ88を閉駆動させてドアパネ
ル14をスライドさせた場合には、Bの定速領域であっ
ても、重力がドアパネル14の移動を妨げるように作用
するため、スライドモータ88に速度変化が生じ、ま
た、車両12が前下がりの坂道で停車した状態でスライ
ドモータ88を閉駆動させてドアパネル14をスライド
させた場合には、Bの定速領域であっても、重力がドア
パネル14の移動を促進るように作用するため、やは
り、スライドモータ88に速度変化が生じる。しかしな
がら、上述した構成では、スライドモータ88の速度が
変化して速度変化検知素子108から信号が出力されて
も、感圧センサ60の圧力検知による電流検知素子78
からの信号が出力されなければスライドモータ88が反
転駆動しないため、重力の影響による誤作動を防止でき
る。
【0069】また、本実施の形態は、車両12の自動ス
ライドドア装置10に本発明を適用した構成であった
が、本発明に係る自動開閉装置は、車両12の自動スラ
イドドア装置10以外の一般的な自動ドア等の開閉装置
に広く適用できることは言うまでもなく、車両であれば
サンルーフやムーンルーフといった車両の天井部を開閉
するための装置にも適用してもよいし、また、建造物の
自動扉やエレベータの扉、鉄道用車両の扉等に適用して
もよい。
【0070】さらに、本実施の形態では、感圧センサに
4本の電極66、68、70、72を外皮部62の内部
に螺旋状に設けたタイプの感圧センサ60を用いたが、
感圧センサはこの構成に限らず、異物からの押圧反力に
より異物の存在を検知できる構成のセンサであればよ
い。
【0071】また、本実施の形態では、位置検出手段の
構成をパルスプレート92を介してコンタクトプレート
100、102が導通した際のパルス電圧を計数する構
成としたが、位置検出手段の構成はこれに限るものでは
ない。例えば、発光素子と受光素子の間にギヤ96と共
に回転するスリット板を配置し、発光素子から発せられ
た光が回転するスリット板のスリットを通過して受光素
子が受光した回数を計数することでスライドモータ88
の回転量を算出してドアパネル14の位置を算出する構
成としてもよいし、光電センサ等を用いて直接ドアパネ
ル14がどの位置にあるかを検出する構成としてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る自動開閉装置の駆
動を制御する際の論理回路図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る自動開閉装置の駆
動制御の構成を示すブロック図である。
【図3】図1のA〜Dの位置を表す車両の側面図であ
る。
【図4】車両の後方からの斜視図である。
【図5】車両の前方からの斜視図である。
【図6】ドアパネルのスライド機構を表す斜視図であ
る。
【図7】位置検出手段の概略的な構成を示す図である。
【図8】感圧センサの構成を示す斜視図である。
【図9】感圧センサの取付状態での断面図である。
【図10】感圧センサの構成を示す回路図である。
【符号の説明】
10 自動スライドドア装置(自動開閉装置) 14 ドアパネル(移動体) 36 コンピュータ(制御手段、基準値変更手段) 38 スライドドライバ(制御手段) 58 クローザドライバ(制御手段) 59 クローザモータ(駆動手段) 60 感圧センサ 78 電流検出素子(判定手段) 88 スライドモータ(駆動手段) 90 位置検出装置(位置検出手段) 108 速度変化検出素子(負荷検知手段、判定手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 健二 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動手段の駆動力を受けて開閉移動する
    移動体と、 前記移動体の位置を検出する位置検出手段と、 前記駆動手段の駆動状態において前記移動体の移動が制
    限された場合の前記駆動手段の負荷を検知する負荷検知
    手段と、 前記移動体に設けられ、前記駆動手段の駆動力により移
    動する移動体と一体的に移動すると共に、前記駆動手段
    の駆動力を受けて移動する前記移動体の移動方向側端部
    に作用する圧力を検知する感圧センサと、 前記負荷検知手段が基準値以上の負荷を検知した過負荷
    状態であるか否か、及び前記感圧センサが基準値以上の
    圧力を検知した被押圧状態であるか否かを判定する判定
    手段と、 前記過負荷状態及び前記被押圧状態の少なくとも何れか
    一方の状態であることを前記判定手段が判定した場合に
    前記駆動手段の駆動制御を行う制御手段と、 前記位置検出手段が検出した前記移動体の位置に応じて
    前記判定手段が前記過負荷状態を判定する際の基準値及
    び前記被押圧状態を判定する際の基準値の少なくとも何
    れか一方を変更する基準値変更手段と、 を備える自動開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記基準値変更手段は、前記移動体が所
    定領域外にあることを前記位置検出手段が検出した場合
    に、前記過負荷状態を検知する際の基準値を上げること
    を特徴とする請求項1記載の自動開閉装置。
  3. 【請求項3】 駆動手段の駆動力を受けて開閉移動する
    移動体と、 前記移動体の位置を検出する位置検出手段と、 前記駆動手段の駆動状態において前記移動体の移動が制
    限された場合の前記駆動手段に作用する負荷を検知する
    負荷検知手段と、 前記移動体に設けられ、前記駆動手段の駆動力により移
    動する移動体と一体的に移動すると共に、前記駆動手段
    の駆動力を受けて移動する前記移動体の移動方向側端部
    に作用する当該移動方向とは反対方向の圧力を検知する
    感圧センサと、 前記負荷検知手段が基準値以上の負荷を検知した過負荷
    状態であるか否か、及び前記感圧センサが基準値以上の
    圧力を検知した被押圧状態であるか否かを判定する判定
    手段と、 前記移動体が所定領域内にあることを前記位置検出手段
    が検出した場合で且つ前記判定手段が前記過負荷状態及
    び前記被押圧状態の少なくとも何れか一方の状態である
    ことを判定した場合に前記駆動手段の駆動制御を行うと
    共に、前記移動体が所定領域外にあることを前記位置検
    出手段が検出した場合で且つ前記判定手段が前記被押圧
    状態であることを判定した場合に前記駆動手段の駆動制
    御を行う制御手段と、 を備える自動開閉装置。
  4. 【請求項4】 前記所定領域の範囲を前記移動体が一定
    の速度で移動する範囲に設定したことを特徴とする請求
    項2又は請求項3の自動開閉装置。
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