JP2009221799A - 車両開閉体の駆動制御装置 - Google Patents

車両開閉体の駆動制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 閉作動開始時における接触判定の誤検出を低減することができる圧電センサを用いた車両開閉体の駆動制御装置を提供する。
【解決手段】 車体1の開口部2を開閉する開閉体3と、駆動手段7と、開閉体の端部に設けられたタッチセンサ12と、開または閉指令信号を発生する少なくとも1つ以上の操作入力手段28と、開閉体を開閉作動させるとともに、閉作動時において、タッチセンサより出力される信号の値が所定の第1範囲の外にある場合に、開閉体を停止または開作動させる制御部100とを有する車両開閉体の駆動装置であって、操作入力手段の少なくとも1つは開閉体に設けられ、制御部は、開閉体に設けられた操作入力手段40・41から閉指令信号を受けたときから所定時間の間、第1範囲に替えて、第1範囲を含みかつ第1範囲よりも広範に設定された所定の第2範囲を用いるようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両開閉体の駆動制御装置に関し、より詳細には、圧電センサにより開閉体への物体の接触を検出しつつ車両開閉体を自動開閉作動させる駆動制御装置において、開閉作動開始時の外乱による圧電センサの誤検出を防止することができる車両開閉体の駆動制御装置に関する。
従来、車両の開口部を自動開閉するスライドドアやパワーウインドウといった開閉体の駆動制御装置には、自動閉作動時に開口部との間に物体を挟み込むことを防止するべく、挟み込み防止手段が備えられている。挟み込み防止手段は、物体の接触または近接を検出する接触センサまたは非接触センサをドアの開口部側の端面に備え、スライドドアの自動閉動作中に当該センサからのセンサ信号を監視し、物体の接触を検出した場合に、スライドドアの自動閉動作を停止又は反転作動を行う。
これらの車両開閉体の駆動制御装置において、接触センサとして圧電センサを用いて挟み込みを検出するようにした駆動制御装置がある(例えば、特許文献1)。圧電センサは、接触検出部に加えられた外力を電圧に変換する圧電素子を備える。圧電センサは屈曲した形態においても物体の接触を検出することができることから、自動車の開閉体の端面等への取り付け性がよい等の利点がある。
特開2002−70418号公報
しかしながら、圧電センサは加速度センサであるため振動による影響を受けやすく、開閉体の開閉作動開始時の移動等に伴う振動に反応し、接触の発生を誤検出するといった問題がある。特に、車両のパワースライドドア装置においては、開閉操作入力手段にドアハンドルやレバーといった入力装置が設けられることがあり、これら入力装置の操作時の振動が圧電センサに誤検出を生じさせることがある。
本発明は、以上の問題を鑑みてなされたものであって、開閉体の閉作動開始時における圧電センサの誤検出を防止することができる圧電センサを用いた車両開閉体の駆動制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の発明は、車体(1)に設けられた開口部(2)を開閉する開閉体(3)と、開閉体を開閉駆動する駆動手段(7)と、開閉体の端部に設けられ、物体との接触によって任意の出力値を出力可能な接触式のタッチセンサ(12)と、開閉体を自動開閉操作するための開または閉指令信号を発生するべく少なくとも1つ以上設けられた操作入力手段(28)と、開または閉指令信号に基づき駆動手段を駆動制御して開閉体を開閉作動させるとともに、閉作動時において、タッチセンサより出力される信号の値が所定の第1範囲の外にある場合に、開閉体に物体が接触していると判定して開閉体を停止または開作動させる制御部(100)とを有する車両開閉体の駆動装置であって、操作入力手段の少なくとも1つは開閉体に設けられ、制御部は、開閉体に設けられた操作入力手段(40・41)から閉指令信号を受けたときから所定時間の間、第1範囲に替えて、第1範囲を含みかつ第1範囲よりも広範に設定された所定の第2範囲を用いることを特徴とする。
このような車両開閉体の駆動装置においては、開閉体に設けられた開閉スイッチから閉指令信号が出力された場合に、閉作動開始後の所定の期間、接触判定に用いる閾値を第1範囲から第2範囲にすることで、接触判定の感度を低下させて接触判定の誤検出を防止する。開閉体に設けられた開閉スイッチが操作される場合には、開閉体の周囲に操作者が存在し、開閉体の開閉に対して注意が向けられているため、自動閉作動の開始直後に挟み込みが発生する可能性は低く、接触判定の感度を低下させても不利益は生じない。
第2の発明は、車体(1)に設けられた開口部(2)を開閉する開閉体(3)と、開閉体を開閉駆動する駆動手段(7)と、開閉体の端部に設けられ、物体との接触によって任意の出力値を出力可能な接触式のタッチセンサ(12)と、開閉体を自動開閉操作するための開または閉指令信号を発生するべく少なくとも1つ以上設けられた操作入力手段(28)と、開または閉指令信号に基づき駆動手段を駆動制御して開閉体を開閉作動させるとともに、閉作動時において、タッチセンサより出力される信号の値が所定の第1範囲の外にある場合に、開閉体に物体が接触していると判定して開閉体を停止または開作動させる制御部(100)とを有する車両開閉体の駆動装置であって、操作入力手段の少なくとも1つは開閉体に設けられ、制御部は、開閉体に設けられた操作入力手段(40・41)から閉指令信号を受けると、閉指令信号を受けたときから所定時間の間、第1範囲に替えて、第1範囲を含みかつ第1範囲よりも広範に設定された所定の第2範囲を用い、他の操作入力手段(42・43)から閉指令信号を受けると、閉指令信号を受けたときから所定時間の間、第1範囲に替えて、第1範囲に全て含まれるように設定された所定の第3範囲を用いることを特徴とする。
これによれば、開閉体に設けられた操作入力手段より閉指令信号が発生された場合には、接触判定に用いる閾値を第1範囲から第2範囲にすることで接触判定の誤検出を防止しつつ、開閉体に設けられた操作入力手段以外の操作入力手段により閉指令信号が発生された場合には、開閉体に設けられた操作入力手段の操作に伴う振動が発生しないため、第1範囲を第3範囲に替えて使用し検出感度を高めて確実に接触検出ができるようになる。
好ましくは、タッチセンサは圧電センサである。圧電センサは振動による影響を受けやすいため、上記第1および第2の発明に用いることで接触判定の誤検出を防止することができる。
本発明によれば、圧電センサを用いた車両開閉体の駆動装置において、閉作動開始時の接触の誤検出を防止することができる。これにより、車両開閉体の駆動装置は、自動閉動作が円滑に実行されるようになり、商品性が向上する。
以下、図面を参照して、本発明を自動車のパワースライドドア装置に適用した第1実施形態を詳細に説明する。
図1は、第1実施形態に係るパワースライドドア装置を適用した車両を示す模式的側面図である。図2は、第1実施形態に係るパワースライドドア装置の圧電センサの検出部を破断して示す斜視図である。図3は、第1実施形態に係るパワースライドドア装置の概略構成を示すブロック図である。図4は、第1実施形態に係るパワースライドドア装置のインナーハンドルを示す図である。図5は、第1実施形態に係るパワースライドドア装置のアウターハンドルを示す図である。以下の説明においては、便宜上、自動車の進行方向を前方、進行方向と逆向きを後方、進行方向を向き右手側を右側、左手側を左側、鉛直上方を上方、鉛直下方を下方とする。
図1に示すように、自動車101の車体1の左側部には、乗客が後部座席へ乗り込むための開口部としての乗降口2が設けられており、その乗降口2を開閉可能にするための開閉体としてのスライドドア3が設けられている。スライドドア3は、車体1の左側部に前後方向に延在して設けられたガイドレール4に摺動自在に組み込まれたスライダ(図示しない)に連結され、車体1に対して前後方向にスライド移動可能とされている。これにより、スライドドア3は、前方側端面3aが車体1のBピラー(センタピラー)5と相対して乗降口2を閉じる全閉位置と、前方側端面3aが乗降口2の後方側縁部に位置する全開位置との間で移動可能となっている。図1には図示していないが、ガイドレール4は車体1のドア開口部の上部と下部にも設けられており、スライドドア3の上部と下部にも対応するスライダが連結され、スライドドア3は計3点で車体1に摺動自在に支持されている。
車体1には、スライドドア3を開閉駆動させるための駆動手段としてのモータユニット6が設けられている。モータユニット6は、電動モータ7と、モータ7の出力軸に設けられた減速機(図示しない)と、減速機の出力軸に設けられた電磁クラッチ8と、電磁クラッチ8の出力軸に固定されたドラム9とを構成要素として有する(図4参照)。ドラム9には、両端末がそれぞれスライダに結合されたケーブル10の一部が複数回巻回されている。モータ7が正方向または逆方向に回転することによって、その回転力が減速機および電磁クラッチ8を介してドラム9に伝えられ、ドラム9はケーブル10をドラム9に正方向または逆方向に巻き取り、スライダに連結されたスライドドア3が開閉方向に移動されるようになっている。また、ケーブル10の端部にはケーブル10に所定の張力を付与するための図示しないテンショナ機構が設けられている。
ドラム9には、ドラム9の回転を検出する回転センサ11が設けられている。回転センサ11は、ドラム9の回転軸に設けられた複数極の磁石と、当該磁石の近傍に所定の位相差を有して配置された2つのホールICとから構成されており、ホール素子はドラム9の回転に応じたパルスを回転センサ信号として出力する。なお、回転センサ11には、ホールICに替えて、ロータリエンコーダやレゾルバ等の公知の回転センサを用いてもよい。
スライドドア3の乗降口2側、すなわち前方側端面3aには、物体の接触を検出するタッチセンサとしての圧電センサ(ピエゾセンサ)12の検出部12aが、上下方向にわたって延設されている。図2に示すように、圧電センサ検出部12aは、スライドドア3の前方側端面3aに沿って上下方向に延びるピエゾケーブル13と、ピエゾケーブル13を外囲するとともに、スライドドア3の前方側端面3aに固定するケーブルホルダ14とから構成されている。
ピエゾケーブル13は、その軸心に長さ方向にわたって延びる芯電極15と、芯電極15を外囲する複合圧電体(ピエゾ素子)16と、複合圧電体16を外囲するシールド電極17と、シールド電極17を外囲する外被18とを同軸に備えたケーブルである。複合圧電体16は、セラミック圧電体粉末を可撓性の樹脂材料に混合して形成されている。ピエゾケーブル13は可撓性を有する。ピエゾケーブル13は、芯電極15の電位を信号として出力する。
芯電極15は圧電センサ基板19に接続され、芯電極15より出力される信号は圧電センサ基板19に設けられたローパスフィルタ(LPF)20および増幅器(AMP)21を通過して圧電センサ信号として出力される。圧電センサ検出部12aに物体が接触していない時には、圧電センサ信号は基準電圧としての概ね一定の電位を出力する。検出部12aが物体等の接触により圧力を受けた際には、複合圧電体16において分極が生じ、芯電極15の電位が変化する。それにより、圧電センサ信号の出力値は基準電位から変化する。
ケーブルホルダ14は、可撓性を有する樹脂材料から構成され、ピエゾケーブル13が挿入される略円筒形状の支持部22と、スライドドア3の前方側端面3aに突設された圧電センサ取り付け部(図示しない)に係合する係合部23とを有している。支持部22がピエゾケーブル13とともに容易に変形できるように、支持部22は係合部23に空隙24を有して設けられている。係合部23には、圧電センサ取り付け部との係合を確実にするための突部25が設けられている。
図3に示すように、スライドドア3の自動開閉制御を行うため、すなわちモータ7の駆動制御および電磁クラッチ8の断続制御を行うために、制御部としてのスライドドアECU(電子制御ユニット)100がモータ7および電磁クラッチ8に接続されている。スライドドアECU100は、スライドドア3の自動開閉制御または手動開閉制御を選択する手動/自動切換スイッチ27により出力される切換信号と、スライドドア3を開閉させるための操作入力手段としての開閉スイッチ28から出力される開閉指令信号と、回転センサ11から出力される回転センサ信号と、圧電センサ12から出力される圧電センサ信号とに基づき、モータ7の駆動制御および電磁クラッチ8の断続制御を行う。
スライドドアECU100は、開閉制御部26と、クラッチ断続制御部38と、モータ駆動制御部29とによって構成されている。開閉制御部26は、例えばマイクロコンピュータによって構成され、駆動制御部30、スイッチ判定部31、開閉位置検出部32、ドア停止判定部33、開閉位置判定部34、タイマ35、接触判定部36および閾値範囲切替部37を備えている。
クラッチ断続制御部38は、例えばトランジスタによって構成され、モータ駆動制御部29は例えばリレーおよびトランジスタによって構成されている。
手動/自動切換スイッチ27は、スライドドア3の開閉作動を手動または自動のいずれかに選択するスイッチであり、例えば車体1の運転席に設けられる。手動/自動切換スイッチ27は、スイッチ操作により切換信号をクラッチ断続制御部38に出力する。クラッチ断続制御部38は、切換信号に応じて電磁クラッチ8を切断(解放)または接続(結合)状態にする。手動/自動切換スイッチ27により手動が選択されている場合には電磁クラッチ8は切断状態となり、自動が選択されている場合には電磁クラッチ8は接続状態となる。以下の説明では、手動/自動切換スイッチ27は自動が選択されているものとして説明する。
開閉スイッチ28は、スライドドア3の車室側の側壁に設けられたインナーハンドル40と、スライドドア3の車外側の側壁に設けられたアウターハンドル41と、車体1の運転席に設けられた運転席スイッチ42と、可搬キーに設けられたリモコンスイッチ43とを含む。
図4に示すように、インナーハンドル40は、下端部40aがスライドドア3の車室側側面に軸支され、車体1の前後方向に所定の角度範囲で傾動可能に設けられたレバーである。インナーハンドル40は、操作入力がない通常状態において、略鉛直方向に延在するよう付勢されており、車体1の前方向に傾動されると閉指令信号を出力し、車体1の後方向に傾動されると開指令信号を出力するように構成されている。
図5に示すように、アウターハンドル41は、スライドドア3の車外側側面に沿って前後方向に延在し、前端部41aが車幅方向に揺動可能なように後端部41bにおいてスライドドア3に軸支されている。アウターハンドル41は、操作入力がない通常状態において、スライドドア3側に付勢されている。アウターハンドル41は、スライドドア3が全閉位置に位置するときにアウターハンドル41をスライドドア3の外方へと引くと開指令信号を出力し、スライドドア3が全閉位置に以外の位置に位置するときにアウターハンドル41をスライドドア3の外方へと引くと閉指令信号を出力するように構成されている。
運転席スイッチ42は、開指令信号を出力する開スイッチと閉指令信号を出力する閉スイッチと備えた押しボタンスイッチである。リモコンスイッチ43は、開指令信号を出力する開スイッチと閉指令信号を出力する閉スイッチと備え、開指令信号および閉指令信号を電波信号として出力する。
インナーハンドル40、アウターハンドル41、運転席スイッチ42およびリモコンスイッチ43より出力される開指令信号は駆動制御部30に受け取られ、閉指令信号は駆動制御部30およびスイッチ判定部31に受け取られる。なお、図示しないが、リモコンスイッチ43より出力される電波信号としての開指令信号および閉指令信号は、スライドドアECU100に設けられたリモコン信号受信部を介して駆動制御部30およびスイッチ判定部31に受け取られる。
スイッチ判定部31は、インナーハンドル40、アウターハンドル41、運転席スイッチ42およびリモコンスイッチ43より出力される閉指令信号を受け、受けた信号がスライドドア3に設けられた開閉スイッチ28、すなわちインナーハンドル40またはアウターハンドル41から出力された信号であるか否かを判定する。各開閉スイッチ28より出力される閉指令信号には、どの開閉スイッチ28から出力されたものであるかを示す出所情報が含まれている。スイッチ判定部31は、出所情報を確認し、受けた閉指令信号がインナーハンドル40またはアウターハンドル41から出力されたものであると判定した場合には、第2範囲選択指令信号を閾値範囲切替部37に出力する。スイッチ判定部31は、その他の開閉スイッチ28、すなわち運転席スイッチ42およびリモコンスイッチ43から出力されたものであると判定した場合には第1範囲選択指令信号を閾値範囲切替部37に出力する。
閾値範囲切替部37は、スイッチ判定部31から第2範囲選択指令信号を受けた際に、接触判定部36に第2範囲選択信号を出力し、第2範囲選択信号を出力してから所定の規定時間の経過後に第1範囲選択信号を出力する。規定時間の計数はタイマ35を利用して行う。タイマ35は、例えばマイコンに内蔵されているタイマカウンタであり、マイコンのクロックに応じたパルスを発生する。閾値範囲切替部37はタイマ35からのパルスを計数することにより時間が所定時間に達したか否かを判定する。また、閾値範囲切替部37は、スイッチ判定部31から第1範囲選択指令信号を受けた際には、接触判定部36に第1範囲選択信号を出力する。
開閉位置検出部32は、回転センサ11からの回転センサ信号を受けてスライドドア3の開閉位置を算出する。開閉位置検出部32は、2つのホールICにより構成される回転センサ11から出力される回転センサ信号からドラム9の回転方向および回転数を取得し、ドラム9が正の回転方向(スライドドア3の開方向)に回転するときに発生する回転センサ信号をプラスの値として計数し、ドラム9が逆の回転方向(スライドドア3の閉方向)に回転するときに発生する回転センサ信号をマイナスの値として計数することで、スライドドア3の全閉位置を基準位置(0)としたときのスライドドア3の現在の開閉位置を算出する。算出した開閉位置は、開閉位置信号として駆動制御部30に出力する。
ドア停止判定部33は、回転センサ11からの回転センサ信号を受ける。ドア停止判定部33は、所定の期間が経過するまでに回転センサ信号を受けない場合にはスライドドア3が停止していると判定する。
開閉位置判定部34は、開閉位置検出部32より受ける開閉位置信号に基づき、スライドドア3が全閉位置または全開位置にあるか否かを判定する。開閉位置判定部34は、スライドドア3が全閉位置にあると判定した場合にはドア全閉信号を、全開位置にあると判定した場合にはドア全開信号を駆動制御部30に出力する。
接触判定部36は、圧電センサ12から受ける圧電センサ信号に基づき、圧電センサ信号の値が所定の閾値範囲の内にあるか否かを判定し、圧電センサ12への物体の接触の有無を検出する。所定の閾値範囲には、第1範囲または第2範囲が選択される。接触判定部36は、閾値範囲切替部37から第1範囲選択信号を受けた場合には第1範囲を閾値範囲に設定し、第2範囲選択信号を受けた場合に第2範囲を閾値範囲に設定する。
第1範囲は、圧電センサ信号の通常時、すなわち物体が接触していない状態の出力値として規定された値(基準電位)に、所定の値を減少させた下限値と、所定の値を増加させた上限値とによって規定された固定の範囲である。例えば、圧電センサ信号の基準電位が1.25Vのときには、第1範囲の下限値は0.75V、上限値は1.75Vに設定される。
第2範囲は、第1範囲を含みかつ第1範囲より広範に設定されており、例えば、圧電センサ信号の基準電位が1.25Vであり、かつ第1範囲が0.75〜1.75Vの場合には、0.25〜2.25Vに設定される。圧電センサ信号の値が選択された閾値範囲の外に存在する、すなわち選択された閾値範囲の上限値より大きい場合または閾値範囲の下限値より小さい場合には、接触判定部36は圧電センサ12の検出部12aに物体が接触していると判定する。接触判定部36は、圧電センサ信号の値が閾値範囲の外にある場合は、接触検出信号を駆動制御部30に出力する。
駆動制御部30は、インナーハンドル40、アウターハンドル41、運転席スイッチ42またはリモコンスイッチ43から開指令信号または閉指令信号を受けたときに、モータ駆動制御部29を制御してモータ7を開または閉方向に回転駆動しスライドドア3を開閉作動させる。駆動制御部30は、例えばスライドドア3の開閉位置に応じてスライドドア3の開閉速度を変化させるPWM制御などの公知の制御を含んでよい。
また、駆動制御部30は、閉作動が実施されている間に接触判定部36から接触検出信号を受けた場合には、駆動制御部30は挟み込み解消作動のためスライドドア3を反転開作動させるべく、モータ駆動制御部29を制御してモータ7を開方向に回転駆動させる。
以上のように構成された第1実施形態に係るパワースライドドア装置の制御要領を図6および図7のフロー図を参照して説明する。図6は第1実施形態に係るパワースライドドア装置による挟み込み検出制御を示すフロー図であり、図7は、第1実施形態に係るパワースライドドア装置による挟み込み反転制御を示すフロー図である。
図6を参照して説明する。制御はドア停止判定部33によりスライドドア3が停止していると判定された時点よりスタートから開始する。スタートより制御が開始した後、ステップST1では、開閉位置判定部34が開閉位置信号に基づきスライドドア3の開閉位置が全閉位置にあるか否かを判定する。判定がYesの場合、すなわちスライドドア3が全閉位置にある場合にはリターンに進み、判定がNoの場合にはステップST2に進む。
ステップST2では、駆動制御部30がインナーハンドル40、アウターハンドル41、運転席スイッチ42またはリモコンスイッチ43より閉指令信号を受けたか否かを判定する。判定が、Yesの場合にはステップST3に進み、Noの場合にはリターンに進む。
ステップST3では、スイッチ判定部31が閉指令信号に基づき、当該閉指令信号がスライドドア3に設けられた開閉スイッチ28、すなわちインナーハンドル40またはアウターハンドル41から発生した信号であるか否かを判定する。判定が、Yesの場合には閾値範囲切替部37に第2範囲選択指令信号を出力してステップST6に進み、Noの場合には閾値範囲切替部37に第1範囲選択指令信号を出力してステップST4に進む。
ステップST4では、閾値範囲切替部37が第1範囲選択指令信号に基づいて接触判定部36に第1範囲選択信号を出力し、接触判定部36が第1範囲選択信号に基づいて、閾値範囲に第1範囲を設定する。続いて、ステップST5では、駆動制御部30が、閉指令信号に基づき、モータ駆動制御部29を制御してモータ7の閉方向への回転駆動し、スライドドア3の閉作動が開始される。処理が完了した後はステップST14に進む。
スッップST6では、閾値範囲切替部37が第2範囲選択指令信号に基づいて接触判定部36に第2範囲選択信号を出力し、接触判定部36が第2範囲選択信号に基づいて、閾値範囲に第2範囲を設定する。続いて、ステップST7に進み、閾値範囲切替部37がタイマ35を用いて経過時間の計数を開始する。処理が完了した後はステップST8に進む。
ステップST8では、駆動制御部30が、閉指令信号に基づき、モータ駆動制御部29を制御してモータ7の閉方向への回転駆動し、スライドドア3の閉作動が開始される。処理が完了した後はステップST9に進む。
ステップST9では、閾値範囲切替部37がタイマ35を用いて計測した時間が規定期間(T)に達したか否かを判定する。規定期間(T)は、スライドドア3の移動開始に伴う振動や、インナーハンドル40またはアウターハンドル41の操作による振動による外乱が圧電センサ12の出力値に影響を与えない大きさにまで減衰するために必要な時間より長く設定され、例えば100msである。判定が、Yesの場合にはステップST10に進み、Noの場合にはステップST12に進む。
ステップST12では、接触判定部36が、圧電センサ12より出力される圧電センサ信号の出力値が第2範囲の外にあるか否かを判定する。判定がYesの場合、すなわち圧電センサ検出部12aに物体が接触していると判定した場合にはステップST13に進み挟み込み反転制御を行い(後述する図7参照)、判定がNoの場合にはステップST9に戻る。
ステップST10では、閾値範囲切替部37は時間の計測を終了する。続くステップST11では、接触判定部36が、閾値範囲切替部37より規定期間(T)の経過に伴い出力される第1範囲選択信号を受けて、閾値範囲に第1範囲を設定する。続いて、ステップST14に進む。
ステップST14では、開閉位置判定部34が開閉位置信号に基づきスライドドア3の開閉位置が全閉位置にあるか否かを判定する。判定が、Yesの場合にはステップST15に進み、判定がNoの場合にはステップST16に進み閉作動を継続する。
ステップST15では、駆動制御部30が、ドア全閉信号を受けて、モータ7の駆動を停止するべくモータ駆動制御部29を制御し、スライドドア3の閉作動を終了する。停止後は、リターンに進み制御を終了する。
ステップST16では、接触判定部36が圧電センサ信号の出力値が第1範囲の外にあるか否かを判定する。判定が、Yesの場合にはステップST13に進み挟み込み反転制御を行い、Noの場合にはステップST14に戻る。
ステップST13では、駆動制御部30が接触検出信号に基づき、挟み込み反転制御を行う。挟み込み反転制御は、スライドドア3の閉方向への作動を停止し、全開位置まで開作動させる制御である。図7に示すように、挟み込み反転制御は、最初にステップST17において駆動制御部30がモータ駆動制御部29を制御して、モータ7の閉方向への回転駆動を停止し、続くステップST18においてモータ7を開方向に回転駆動させる。モータ7の開方向への回転駆動は、ステップST19において開閉位置判定部34により開閉位置が全開であると判定されるまで継続され、スライドドア3が全開位置に到達したと判定されたときに、ステップST20においてモータ7の回転駆動を停止し、制御を終了する。
次に第1実施形態の作用効果について説明する。図8は、第1実施形態に係るパワースライドドア装置の圧電センサ出力および接触判定閾値範囲を示すグラフである。以上のような構成としたことにより、第1実施形態に係るスライドドア3の駆動制御装置において、インナーハンドル40またはアウターハンドル41を操作してスライドドア3を自動閉作動させる場合には、接触判定を行うための閾値範囲は図8に示すように変化する。図8に示すようにように、閾値範囲の上限値201および下限値202は、通常時においては第1範囲(a)の上限値および下限値に一致され、インナーハンドル40またはアウターハンドル41の操作による閉指令信号が出力された後の規定期間(T)の間は第2範囲(b)の上限値および下限値に一致されて閾値範囲が拡張される。圧電センサ信号の出力値200は、閉作動開始時のスライドドア3に加わる振動等の外乱により閉作動開始直後に変化するが、閾値範囲が拡張されていることから、圧電センサ信号の出力値200は閾値範囲を超えず物体の接触を誤検出することが防がれる。
第1実施形態は、特に振動を発生させ易いインナーハンドル40またはアウターハンドル41の操作による閉作動の開始時において、検出感度を低下させて誤検出を防ぐことができる。インナーハンドル40またはアウターハンドル41により閉作動を開始する際には、操作者がスライドドア3の近傍に存在し、スライドドア3の閉作動について注意を払っているため、閉作動の開始時において挟み込みが発生する可能性は低く、物体の接触検出の検出感度を低下させても問題は生じない。また、圧電センサ信号の出力値200の変化が減衰した規定期間(T)の経過後には閾値範囲を第2範囲(b)から第1範囲(a)に戻し、通常の検出感度に調整するため、適切に物体の接触を検出することができる。
次に第2実施形態について説明する。図9は、第2実施形態に係るパワースライドドア装置による挟み込み検出制御を示すフロー図である。図10は、第2実施形態に係るパワースライドドア装置の圧電センサ出力および接触判定閾値範囲を示すグラフである。第2実施形態は、図1〜図5に記載された第1実施形態と装置構成は同一であるため、同一の機能を有する構成要素については説明を省略する。第2実施形態は、挟み込み検出制御において閉指令信号が発生した際に、接触判定の閾値に第2範囲が設定されない場合に第3範囲を設定するようにした点で第1実施形態と異なる。
第2実施形態では、スイッチ判定部31は第1実施形態と同様に、受けた閉指令信号がいずれの開閉スイッチ28から出力された信号であるか否かを判定する。スイッチ判定部31は、受けた閉指令信号がインナーハンドル40またはアウターハンドル41から出力されたものであると判定した場合には、第2範囲選択指令信号を閾値範囲切替部37に出力し、その他の開閉スイッチ28、すなわち運転席スイッチ42およびリモコンスイッチ43から出力されたものであると判定した場合には第3範囲選択指令信号を閾値範囲切替部37に出力する。
閾値範囲切替部37は、スイッチ判定部31から第2範囲選択指令信号を受けた場合に接触判定部36に第2範囲選択信号を出力し、第3範囲選択指令信号を受けた場合に接触判定部36に第3範囲選択信号を出力する。そして、閾値範囲切替部37は、第2範囲選択信号または第3範囲選択信号を出力してから所定時間の経過後に、第1範囲選択信号を出力する。
接触判定部36は、第1実施形態と同様の第1範囲および第2範囲に加えて、第3範囲から接触判定のための閾値範囲を選択する。接触判定部36は、閾値範囲切替部37から第1範囲選択信号を受けた場合には第1範囲を閾値範囲に設定し、第2範囲選択信号を受けた場合に第2範囲を閾値範囲に設定し、第3範囲選択信号を受けた場合に第3範囲を閾値範囲に設定する。
第3範囲は、第1範囲より狭く、第1範囲に全てが包含されるように設定されており、例えば、圧電センサ信号の基準電位が1.25Vであり、かつ第1範囲が0.75〜1.75Vの場合には、1.10〜1.40Vに設定される。
以上のように構成された第2実施形態に係るパワースライドドア装置の制御要領を図9のフロー図を参照して説明する。図9は第2実施形態に係るパワースライドドア装置による挟み込み検出制御を示すフロー図である。図9のステップST21〜22は図6のステップST1〜2と、図9のステップST26〜30は図6のステップST6〜ステップST11と、図9のステップST32〜34は図6のステップST14〜ステップST16と、図9のステップST35は図6のステップST13と処理が同様であるため説明を省略する。
ステップST23では、スイッチ判定部31が閉指令信号に基づき、当該閉指令信号がスライドドア3に設けられた開閉スイッチ28、すなわちインナーハンドル40またはアウターハンドル41から発生した信号であるか否かを判定する。判定が、Yesの場合には閾値範囲切替部37に第2範囲選択指令信号を出力してステップST24に進み、Noの場合には閾値範囲切替部37に第3範囲選択指令信号を出力してステップST25に進む。
ステップST24では、閾値範囲切替部37が第2範囲選択指令信号に基づいて接触判定部36に第2範囲選択信号を出力し、接触判定部36が第2範囲選択信号に基づいて、閾値範囲に第2範囲を設定する。ステップST25では、閾値範囲切替部37が第3範囲選択指令信号に基づいて接触判定部36に第3範囲選択信号を出力し、接触判定部36が第3範囲選択信号に基づいて、閾値範囲に第3範囲を設定する。ステップST24または25での処理が完了したら、ステップST26に進み、閾値範囲切替部37がタイマ35を用いて経過時間の計数を開始する。処理が完了した後はステップST27に進む。
ステップST31では、接触判定部36が、圧電センサ12より出力される圧電センサ信号の出力値が、ステップST24または25で閾値範囲として設定した第2範囲または第3範囲の外にあるか否かを判定する。判定がYesの場合にはステップST35に進み挟み込み反転制御を行い(図7参照)、判定がNoの場合にはステップST28に戻る。
次に第2実施形態の作用効果について説明する。図10は、第2実施形態に係るパワースライドドア装置の圧電センサ出力および接触判定閾値範囲を示すグラフであり、閉指令信号が運転席スイッチ42またはリモコンスイッチ43から出力された場合の閾値範囲の変化および圧電センサ出力を示している。図10に示すようにように、閉指令信号が発生した後の規定期間(T)の間は閾値範囲の上限値301および下限値302は、第3範囲(c)または第2範囲(b)の上限値および下限値に一致されて閾値範囲が変化される。閉指令信号が運転席スイッチ42またはリモコンスイッチ43から出力された場合には、閾値範囲に第3範囲(c)が設定されて接触判定の検出感度が高められる。この場合には、インナーハンドル40またはアウターハンドル41の操作に起因する振動がスライドドア3および圧電センサ12に発生しないため、圧電センサ信号の出力値300は影響を受けず、検出感度を高めても誤検出を発生することがない。なお、閉指令信号がインナーハンドル40またはアウターハンドル41より発生された場合には、閾値範囲には第2範囲(b)が設定されて第1実施形態と同様に誤検出が防止される。規定期間(T)の経過後には、第1実施形態と同様に閾値範囲は第1範囲(a)が設定される。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。実施形態で示した制御部の構成は例示であって他に様々な装置構成を採用することができる。例えば、第2範囲の大きさを無限大としてもよい。その他制御装置の構成は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
第1実施形態に係るパワースライドドア装置を車両に適用した状態を示す模式的側面図である。 第1実施形態に係るパワースライドドア装置の圧電センサの検出部を破断して示す斜視図である。 第1実施形態に係るパワースライドドア装置の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るパワースライドドア装置のインナーハンドルを示す図である。 第1実施形態に係るパワースライドドア装置のアウターハンドルを示す図である。 第1実施形態に係るパワースライドドア装置による挟み込み検出制御を示すフロー図である。 第1実施形態に係るパワースライドドア装置による挟み込み反転制御を示すフロー図である。 第1実施形態に係るパワースライドドア装置の圧電センサ出力および接触判定閾値範囲を示すグラフである。 第2実施形態に係るパワースライドドア装置による挟み込み検出制御を示すフロー図である。 第2実施形態に係るパワースライドドア装置の圧電センサ出力および接触判定閾値範囲を示すグラフである。
符号の説明
3 スライドドア
7 モータ
11 回転センサ
12 圧電センサ
28 開閉スイッチ
30 駆動制御部
31 スイッチ判定部
32 開閉位置検出部
33 ドア停止判定部
34 開閉位置判定部
35 タイマ
36 接触判定部
37 閾値範囲切替部
40 インナーハンドル
41 アウターハンドル
42 運転席スイッチ
43 リモコンスイッチ
100 スライドドアECU

Claims (3)

  1. 車体に設けられた開口部を開閉する開閉体を開閉駆動する駆動手段と、
    前記開閉体の端部に設けられ、物体との接触によって任意の出力値を出力可能な接触式のタッチセンサと、
    前記開閉体を自動開閉操作するための開指令信号または閉指令信号を発生するべく少なくとも1つ以上設けられた操作入力手段と、
    前記開指令信号または閉指令信号に基づき前記駆動手段を駆動制御して前記開閉体を開閉作動させるとともに、閉作動時において、前記タッチセンサより出力される信号の値が所定の第1範囲の外にある場合に、前記開閉体に物体が接触していると判定して前記開閉体を停止または開作動させる制御部と
    を有する車両開閉体の駆動装置であって、
    前記操作入力手段の少なくとも1つは前記開閉体に設けられ、
    前記制御部は、前記開閉体に設けられた前記操作入力手段から前記閉指令信号を受けたときから所定時間の間、前記第1範囲に替えて、前記第1範囲を含みかつ前記第1範囲よりも広範に設定された所定の第2範囲を用いることを特徴とする、車両開閉体の駆動装置。
  2. 車体に設けられた開口部を開閉する開閉体を開閉駆動する駆動手段と、
    前記開閉体の端部に設けられ、物体との接触によって任意の出力値を出力可能な接触式のタッチセンサと、
    前記開閉体を自動開閉操作するための開指令信号または閉指令信号を発生するべく少なくとも2つ以上設けられた操作入力手段と、
    前記開指令信号または閉指令信号に基づき前記駆動手段を駆動制御して前記開閉体を開閉作動させるとともに、閉作動時において、前記タッチセンサより出力される信号の値が所定の第1範囲の外にある場合に、前記開閉体に物体が接触していると判定して前記開閉体を停止または開作動させる制御部と、
    前記閉指令信号を出力した前記操作入力手段を判別するためのスイッチ判定部と
    を有する車両開閉体の駆動装置であって、
    前記操作入力手段の少なくとも1つは前記開閉体に設けられ、
    前記制御部は、前記開閉体に設けられた前記操作入力手段から前記閉指令信号を受けると、前記閉指令信号を受けたときから所定時間の間、前記第1範囲に替えて、前記第1範囲を含みかつ前記第1範囲よりも広範に設定された所定の第2範囲を用い、他の操作入力手段から前記閉指令信号を受けると、前記閉指令信号を受けたときから所定時間の間、前記第1範囲に替えて、前記第1範囲に全て含まれるように設定された所定の第3範囲を用いることを特徴とする、車両開閉体の駆動装置。
  3. 前記タッチセンサは、圧電センサであることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の車両用開閉体の駆動装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104775706A (zh) * 2015-02-03 2015-07-15 安徽江淮汽车股份有限公司 一种电动滑门控制方法
JP2016011521A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 アイシン精機株式会社 制御装置及び車両制御システム
JP2017215233A (ja) * 2016-06-01 2017-12-07 公益財団法人鉄道総合技術研究所 検知装置の短絡構造

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