JPH1119005A - ビルディング清掃用ロボット - Google Patents
ビルディング清掃用ロボットInfo
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- JPH1119005A JPH1119005A JP19475797A JP19475797A JPH1119005A JP H1119005 A JPH1119005 A JP H1119005A JP 19475797 A JP19475797 A JP 19475797A JP 19475797 A JP19475797 A JP 19475797A JP H1119005 A JPH1119005 A JP H1119005A
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Abstract
的安全を確保しながら、ビルディングとの密着性を確保
しつつ能率的に清掃作業が行え、而も夜間や雨天でも清
掃作業をすることが出来るような、ビルディング清掃装
置を提供することを課題とする。 【構成】 清掃方向に移動制御可能に設けられた支柱に
清掃用具の取付手段を具え、該取付手段は清掃用具が着
脱自在であるように構成され、複数個の清掃用具の備蓄
手段を具え、該備蓄手段と前記取付手段との間で清掃用
具の受渡しを担う受渡手段を具えて清掃用具の交換を自
在とし、ビルディングのガラス面や壁面に対する洗浄液
の噴射手段とビルディングのガラス面や壁面に対する吸
着手段とを具え、且つこれ等の手段の制御装置を具えて
成る
Description
ラス窓や外壁等を主として無人で清掃することが出来、
省力的且つ能率的なビルディング清掃用のロボット装置
に関するものである。
ディング内に居住労働する人々の快適性を確保する目的
で行われる、ビルディングのガラス窓や外壁等の清掃作
業に付いては、ビルディングの屋上に台車用のレールを
設置しておき、該レールに台車を取り付け、該台車よっ
てゴンドラを左右方向へ移動自在に設けると共に上下方
向自在に設け、当該ゴンドラに作業員を載せて作業員自
身の労働により行われるのが一般的であった。
るための所謂命綱や、清掃作業用のワイパーやモップ
類、洗剤容器、濯ぎ液容器等を積んでいる。
このような清掃方法には次に述べるような種々問題点が
あった。即ち、作業員は命綱を着けているとは言え常に
危険に晒され、実際落下事故なども多数報告されてい
る。ワイパーやモップで窓ガラスを押すような形になる
のでゴンドラがビルディングから遠ざかる方向に付勢さ
れて不安定である。ゴンドラ上で各種モップ類を作業に
合わせて交換したりモップ類の清掃を行ないつつ作業し
なくてはならず重労働であり人手不足が問題と成ってい
る。而も昼間や雨天でない時にしか作業出来ず作業能率
が極めて悪かった。
て解消し、人手に頼らず人的安全を確保しながら、ビル
ディングとの密着性を確保しつつ能率的に清掃作業が行
え、而も夜間や雨天でも清掃作業をすることが出来るよ
うな、ビルディング清掃用のロボット装置を提供するこ
とを課題とする。
ビルディング清掃用ロボットとすることにより達成され
る。即ち、請求項1の発明は、左右及び上下方向に移動
制御可能に設けられた支柱に清掃用具が着脱自在である
ように該清掃用具の取付手段を具え、複数個の清掃用具
の備蓄手段を具え、該備蓄手段と前記取付手段との間で
清掃用具の受渡しを担う受渡手段を具え、ビルディング
のガラス面や壁面に対する洗浄液の噴射手段と、ビルデ
ィングのガラス面や壁面に対する吸着手段とを具え、且
つこれ等の手段の制御装置を具えて成るものとした。
動制御可能に設けられると共に略垂直軸回りに回転可能
に設けられた支柱の回転方向の少くとも2箇所に清掃用
具が着脱自在であるように該清掃用具の取付手段を具
え、複数個の清掃用具の備蓄手段を具え、該備蓄手段と
前記取付手段との間で清掃用具の受渡しを担う受渡手段
を具え、ビルディングのガラス面や壁面に対する洗浄液
の噴射手段と該ガラス面や壁面に対するロボット自体の
吸着手段とを具え、且つこれ等の手段の制御装置を具え
て成るものとした。
動制御可能に設けられると共に略垂直軸回りに回転可能
に設けられた支柱の回転方向の少くとも2箇所に清掃用
具が着脱自在であるように該清掃用具の取付手段を具
え、複数個の清掃用具の備蓄手段を具え、該備蓄手段と
前記取付手段との間で清掃用具の受渡しを担う受渡手段
を具え、清掃用具の洗浄を行なう洗浄手段を具え、該洗
浄手段と前記取付手段との間で清掃用具の受渡しを担う
受渡手段を具え、ビルディングのガラス面や壁面に対す
る洗浄液の噴射手段と該ガラス面や壁面に対するロボッ
ト自体の吸着手段とを具え、且つこれ等の手段の制御装
置を具えて成るものとした。
動制御可能に設けられると共に略垂直軸回りに回転可能
に設けられた支柱の回転方向の少くとも2箇所に清掃用
具が着脱自在であるように該清掃用具の取付手段を具
え、複数個の清掃用具の備蓄手段を具え、該備蓄手段と
前記取付手段との間で清掃用具の受渡しを担う受渡手段
を具え、ビルディングのガラス面や壁面に対する洗浄液
の噴射手段と該ガラス面や壁面に対するロボット自体の
吸着手段とを具え、また撮影手段とガラス面や壁面に対
する測距手段とこれ等の情報や制御信号に係る通信手段
とを具え、且つこれ等の手段の遠隔制御装置を具えて成
るものとした。
動制御可能に設けられると共に略垂直軸回りに回転可能
に設けられた支柱の回転方向の少くとも2箇所に清掃用
具が着脱自在であるように該清掃用具の取付手段を具
え、複数個の清掃用具の備蓄手段を具え、該備蓄手段と
前記取付手段との間で清掃用具の受渡しを担う受渡手段
を具え、清掃用具の洗浄を行なう洗浄手段を具え、該洗
浄手段と前記取付手段との間で清掃用具の受渡しを担う
受渡手段を具え、ビルディングのガラス面や壁面に対す
る洗浄液の噴射手段と該ガラス面や壁面に対するロボッ
ト自体の吸着手段とを具え、また撮影手段とガラス面や
壁面に対する測距手段とこれ等の情報や制御信号に係る
通信手段とを具え、且つこれ等の手段の遠隔制御装置を
具えて成るものとした。
内の何れか1に記載のビルディング清掃用ロボットに於
いて、前記清掃用具の取付手段が、清掃用具の回転手段
を具えていることを特徴とするものとした。
内の何れか1に記載のビルディング清掃用ロボットに於
いて、前記清掃用具の取付手段が、清掃用具の振動手段
を具えていることを特徴とするものとした。
内の何れか1に記載のビルディング清掃用ロボットに於
いて、前記清掃用具の備蓄手段が、無端コンベアに清掃
用具の着脱手段を具えて成るものであることを特徴とす
るものとした。
内の何れか1に記載のビルディング清掃用ロボットに於
いて、前記制御装置又は遠隔制御装置が、前記清掃用具
の取付手段の動作パターンを記憶すると共に、該記憶さ
れた動作パターンを反復可能な学習記憶装置であること
を特徴とするものとした。
5に記載のビルディング清掃用ロボットに於いて、前記
清掃用具の洗浄手段が、該清掃用具の洗浄液中に向けて
超音波を発振する超音波洗浄装置であることを特徴とす
るものとした。
段を具えているため、該取付手段により適宜清掃用具の
種類を取り替えることが出来る。例えば壁面を清掃する
ブラシであるとか、ガラス面を拭浄するワイパー、ガラ
スの隅専用のヘラ等必要に応じて付け替えられる。
御可能に設けられているため、ビルディング壁面やガラ
ス面を清掃するのに、支柱を左右及び上下方向に移動制
御して行なう。支柱の動きに連動して清掃用具が運動す
る。この時、ビルディングのガラス面や壁面に対する洗
浄液の噴射手段が設けられているため、清浄液を掛けな
がら清掃することが出来る。当該噴射手段は、直接ビル
ディングのガラス面や壁面に洗浄液を噴射する構成のも
のであっても、また前記清掃用具に向けて洗浄液を供給
し間接的にビルディングのガラス面や壁面に洗浄液を掛
ける構成のものであってもよい。後者の場合には、前記
取付手段や清掃用具の内部を連通させた空洞とし、該空
洞部分を洗浄液を通すためのパイプとして構成すること
も可能である。
え、該備蓄手段と前記取付手段との間で清掃用具の受渡
しを担う受渡手段を具えて成る点も特徴であり、作業状
態に応じた適切な清掃用具を備蓄手段から取り出し、受
渡手段を介して支柱が持つ清掃用具の取付手段に渡すこ
とが出来る。ここでは、先に使用していた清掃用具との
付け替え交換が行なわれる。
る吸着手段を具えている訳は、前記清掃用具をビルディ
ングのガラス面や壁面に押し付けると、その反動でガラ
ス面や壁面から遠ざかる方向に移動させられるため、こ
れを吸着によって防ごうとするのである。また上記各種
動作は、制御装置によりコントロールされる。
のロボット装置には、人手に頼らず人的安全を確保しな
がらビルディングとの密着性を確保しつつ能率的に清掃
作業を行ない得るという特長がある。而もロボット装置
であるから休むことを知らず夜間や雨天でも清掃作業を
することが出来、作業能率が向上している。
成に加え、支柱の回転方向の少くとも2箇所に清掃用具
が着脱自在であるように該清掃用具の取付手段を具えて
いるため、1の清掃用具が清掃作業に用いられている最
中に、他の清掃用具の着脱等の作業が平行して行なえる
という特長がある。即ち1の清掃用具による清掃作業を
止めずに済み、より作業能率を上げることが出来るもの
である。
数個の清掃用具の備蓄手段を具え、該備蓄手段と前記取
付手段との間で清掃用具の受渡しを担う受渡手段を具え
ていることにより、1の清掃用具の清掃作業中に、備蓄
手段の複数個の清掃用具の中から次に使用する所要の清
掃用具を取り出し、該清掃用具を受渡手段に渡すと、該
受渡手段が選ばれた清掃用具を支柱の他の取付手段へ渡
すものである。
用具が着脱自在であるように該清掃用具の取付手段を具
える構成も可能であり、この場合の清掃作業に使われて
いる1の清掃用具以外は次の使用の準備のための清掃用
具であって、これが複数個あることに成るので更に能率
が向上する。
成に加えて、清掃用具の洗浄を行なう洗浄手段を具え、
該洗浄手段と前記取付手段との間で清掃用具の受渡しを
担う受渡手段を具えて成るため、1の清掃用具の清掃作
業中に、他の清掃用具を当該受渡手段にて洗浄手段へ渡
し、該洗浄手段で次回の使用に備えて洗浄するものであ
る。一度に使用されるのは1の清掃用具のみであるから
この間に他の清掃用具を洗浄して次回の使用に備えられ
るので、極めて能率がよい。
持つ受渡手段と前記洗浄手段と取付手段との間を取り持
つ受渡手段とを、1つの受渡手段とする構成も可能であ
る。この場合には、固定された受渡手段の所までの移動
手段を備蓄手段と洗浄手段とに設けるか、又は固定され
た備蓄手段と洗浄手段の所までの移動手段を受渡手段に
設けるかすればよい。
成に加えて、撮影手段とガラス面や壁面に対する測距手
段を設けているため、清掃用具による清掃状況を撮影手
段が撮影しこの情報を通信手段を介して遠隔制御装置へ
送り、適切な状況把握を行なうと共に、清掃用具とガラ
ス面や壁面との間の距離を測る測距手段が、距離情報を
遠隔制御装置へ送り、該遠隔制御装置に清掃作業や清掃
用具の取り替え作業等を誤りなく制御させることが出来
る。
成に加えて、清掃用具の洗浄を行なう洗浄手段を具え、
該洗浄手段と前記取付手段との間で清掃用具の受渡しを
担う受渡手段を具えて成るため、1の清掃用具の清掃作
業中に、他の清掃用具を当該受渡手段にて洗浄手段へ渡
し、該洗浄手段で次回の使用に備えて洗浄するものであ
る。一度に使用されるのは1の清掃用具のみであるから
この間に他の清掃用具を洗浄して次回の使用に備えられ
るので、極めて能率がよい。
手段とガラス面や壁面に対する測距手段を設けているた
め、清掃用具による清掃状況を撮影手段が撮影しこの情
報を通信手段を介して遠隔制御装置へ送り、適切な状況
把握を行なうと共に、清掃用具とガラス面や壁面との間
の距離を測る測距手段が、距離情報を遠隔制御装置へ送
り、該遠隔制御装置に清掃作業や清掃用具の取り替え作
業等を誤りなく制御させることが出来る。
内の何れか1に記載のビルディング清掃用ロボットに於
いて、前記清掃用具の取付手段が清掃用具の回転手段を
具えている構成を特徴とするものとした。このため清掃
用具にブラシやモップを利用することで、これ等を回転
させながら高能率でビルディングのガラス面や壁面を清
掃して行くことが出来る。
内の何れか1に記載のビルディング清掃用ロボットに於
いて、前記清掃用具の取付手段が清掃用具の振動手段を
具えている構成を特徴とするものとした。このため細か
く振動するブラシやモップやワイパー等々の清掃用具に
よってビルディングのガラス面や壁面の汚れを叩くよう
に且つ拭うようにして取り去ることが出来る。
内の何れか1に記載のビルディング清掃用ロボットに於
いて、前記清掃用具の備蓄手段が、無端コンベアに清掃
用具の着脱手段を具えた構成であるため、無端コンベア
の着脱手段に清掃用具を幾つも取り付けておき、所要の
清掃用具を無端コンベアの回転によって、備蓄手段と前
記取付手段との間で清掃用具の受渡しを担う受渡手段の
所まで運ぶことが出来る。これにより受渡し作業の能率
化が計れる。
内の何れか1に記載のビルディング清掃用ロボットに於
いて、前記制御装置又は遠隔制御装置が、前記清掃用具
の取付手段の動作パターンを記憶すると共に、該記憶さ
れた動作パターンを反復可能な学習記憶装置であること
を特徴とするものである。これは即ち一度清掃用具を遠
隔で又は作業員が手動で実際に操作して清掃作業を行な
い、次のブロックまで(ガラス窓であれば隣のガラス窓
まで)移動する操作を行なえば、この時の動作パターン
を記憶して、その後は自動で清掃作業を進めることが出
来るように成ることを意味する。
すデザインのものが多いため、動作パターンを学習させ
ることで自動化が可能に成る。同一のビルディングに付
いて再度清掃を行なう場合には、最初から最後までの清
掃パターンを記憶させ、一種のプログラム化させてしま
えば、完全なる清掃作業の自動化も可能である。
5に記載のビルディング清掃用ロボットに於いて、前記
清掃用具の洗浄手段が、該清掃用具の洗浄液中に向けて
超音波を発振する超音波洗浄装置であるため、超音波振
動によって清掃用具の汚れを洗浄することが出来る。こ
れにより次に使用される前に自動的に汚れを落し待機さ
せることが可能と成る。超音波洗浄装置では機械的可動
部分がないため、自動機械には最適である。
けることが出来る。例えば前記清掃用具の備蓄手段の側
にも併設させるなどである。これにより備蓄手段側で待
機中の清掃用具に付いても、自動的に洗浄した後に待機
させる、或いは清掃使用後に備蓄手段に戻された清掃用
具をこちらでも清掃してしまうことが可能と成る。
向に移動制御可能と言うのは、清掃方向に清掃用具の移
動制御が可能であると言うことである。例えば、あるラ
インを横方向(左右方向)に拭浄したら一段下のライン
方向に清掃用具を移動させ、次に清掃用具をこのライン
を横方向へ移動させつつ清掃するか、又はあるラインを
縦方向(上下方向)に拭浄したら一列左右どちらかのラ
イン方向に清掃用具を移動させ、次いで清掃用具をこの
ラインを縦方向へ移動させつつ清掃する移動制御が可能
であると言うことである。
この実施例にのみ限定されるものではない。また実施例
では支柱1自体は上下方向に移動制御可能に設けられて
はいないが、支柱1の一部である移動台車20が支柱1
に対して上下方向に移動制御可能に設けられており、こ
れを以て支柱1が上下方向に移動制御可能であると言っ
ている。支柱1が上方向にせり出したり下方向に縮退す
る構成もまた可能である。
例を表わす。支柱1は制御ボックス9上に前後方向及び
左右方向に移動可能に取り付けられる。まず制御ボック
ス9上に左右方向に配置したガイドレール14に沿って
移動可能に、制御ボックス9上に移動台車12が設けら
れている。該移動台車12は2本のガイドレール14に
より案内されると共に、ガイドレール14間に設置した
送りネジ13によって駆動される。該送りネジ13は制
御ボックス9の左側端部に設けたギヤボックス16を介
して図示していない動力源に接続されている。
台車11が前後方向に移動制御可能に設けられており、
該移動台車11上に回転台10を介して支柱1が立設さ
れている。移動台車12上に移動台車11を移動可能と
する構成は、移動台車12を移動可能に設けた構成と同
一であって、図1では前後方向に2本配置したガイドレ
ール14の右側のガイドレール14が見えているが、送
りネジ13は見えていない。移動台車12の中央後端部
(図面手前側)にはギヤボックス15が設けられ、やは
り図示していない動力源に接続されている。
く、支柱1には該支柱1に沿って上下方向へ移動可能に
移動台車20が取り付けられている。当該移動台車20
は後述する取付手段2の一部である。移動台車20の前
端部にはアーム24が突設されており、該アーム24に
清掃用具であるワイパー3が取り付けられている。詳細
に付いては後述する。
アーム24は支柱1の前面部を上下方向に移動自在に設
けられており、支柱1は回転台10により回転自在であ
り、回転台10は移動台車11上に在り、該移動台車1
1は移動台車12上に在って該移動台車12上を前後方
向に移動自在に設けられており、移動台車12は制御ボ
ックス9上を左右方向へ移動自在に取り付けられている
ことに成る。尚、支柱1が回転台10により回転自在と
成るように構成した訳は、後述する受渡手段5との連係
を容易にするためであるが(図3を参照)、この機能は
受渡手段5側が具えてもよいものである。受渡手段5は
後述する備蓄手段4とも連係するように構成されている
(図3を参照)。また制御ボックス9に付いて、この内
部には本ビルディング清掃用ロボットの制御装置が納置
されるが、これは通常の自動制御装置であるから詳しい
説明を省略する。
0の前端部に取り付けられると共にワイパー3と軸30
との間にバネ31を介在させてクッション性が付与され
ている。軸30の後端部には挿入口32が開口されてお
り、該挿入口32に前記取付手段2のアーム24が挿入
されて一体化する。図4及び図5はこれを詳細に表わし
た図である。移動台車20は内蔵する制御モータ(図示
せず)によって、支柱1に設けられたガイドボックス2
3内を上下方向へ移動自在に取り付けられている。この
時送りネジ21の回転が駆動力と成り、また2個のガイ
ド22が案内の役割を担っている。移動台車20の前面
部には、制御モータ25を駆動源とするターンテーブル
28が取り付けられ、該ターンテーブル28によってア
ーム24が回転自在に構成されている。当該アーム24
の先端部には固定キー26が形成されており、軸33の
固定とその解除の役目を担っている。ワイパー3は軸3
0の先端部に設けられているが、軸30は軸33に対し
て着脱自在である。軸30と軸33とは手作業で一体化
されて後述する備蓄手段4に備蓄される。このワンセッ
トがアーム24に対して着脱自在であることに成る。
尚、図5中符号27は洗剤等の洗浄液の注入口であり、
該注入口27にホースが繋がれて洗剤等が補給されるよ
うに成っているが、これは必しも使用されない。前記ア
ーム24は中空であるから、注入口27を利用する場合
には、軸30と軸33の内部が中空であり、且つワイパ
ー3に噴射口のあるものを使用することに成る。しかし
乍ら通常はガイドボックス脇の前面部に設けた噴射手段
6(ノズル)を使用する。
個の清掃用具の備蓄手段4が設けられており、該備蓄手
段4と支柱1との間には、備蓄手段4のチャック42と
台車1の取付手段2との間で清掃用具(ワイパー3等)
の受渡しを担う受渡手段5が設けられている。
ー41間に架け渡したチェーン40に複数個のチャック
42を配設して成るものであり、プーリー41は一方が
駆動端、他方が従動端と成っている。前記チャック42
の詳細であるが、前部が開口されたドーナツ形状のケー
シング43は内部が中空と成っており、該中空部分に2
つの爪44,44が相対して装着され、内部の後部にバ
ネ45が取り付けられて、通常は2つの爪44,44が
前部が開口を塞ぐと共に、ワイパー3等の清掃用具の軸
33を喰わえ込み得るように構成されている。符号46
は切換えピンであり、当該切換えピン46がケーシング
43と爪44とを貫いて爪44の移動を阻止し、切換え
ピン46が外れることによって爪44が開き得るように
構成されている。尚、本実施例では複数個のチャック4
2を無端ベルト上に配設しているが、図7に示したよう
な円形状に配設する構成も可能であって、この点には特
に拘らない。
1の後面部を左右方向へ移動可能に移動台車53が取り
付けられている。該移動台車53はガイドボックス51
内の送りネジ52の回転により左右方向に移動する。ま
た移動台車53にはワイパー3等の清掃用具の軸33を
挟持可能なハンド54が取り付けられている。
車53にターンテーブル55が設けられ、該ターンテー
ブル55は台車53上のモータ58により回転駆動する
ように構成されている。該ターンテーブル55に2個1
対のハンド54,54が取り付けられるが、この際一方
のハンド54のみターンテーブル55に固定され他方の
ハンド54は前記一方のハンド54にシリンダー56と
ガイド57を以て開閉自在に取り付けられている。シリ
ンダー56の動作で1対のガイドが開閉して、ワイパー
3等の清掃用具の軸33を挟持したり開放したりする。
パー3等の各種清掃用具を備蓄した備蓄手段4から、必
要な清掃用具が受渡手段5により取り出され、これを支
柱1の取付手段2に渡したり、逆に取付手段2から不要
と成った清掃用具を備蓄手段4へ戻す、清掃用具を交換
するという作業が可能に成っている。
する吸着手段7に付いては、実装的には図示していない
が、これは前記制御ボックス9や本ビルディング清掃用
ロボットの前面部分に取り付けられ、ビルディング壁面
やガラス面に吸着して、清掃作業中は本ロボットが揺れ
ないように固定する。図9及び図10は吸着手段7の機
能部分である吸盤70と、吸気口71の配置を示した図
である。ビルディングの壁面には凹凸があるため、吸気
口71を幾つかのグループに分けて制御しなくては成ら
ない。即ち、たまたま密着出来ない箇所に当たった吸気
口71から圧力が逃げることを阻止するためには、その
吸気口71を閉塞する必要がある。このため吸気口71
を幾つかのグループに分けて形成しているのである。図
9は同心円状に4つのグループ分けをした例を示し、図
10は回転対称に4分割した例を示す。
図13を用いて説明する。基本的な構成は上述した第1
実施例に倣うものであるが、更に本実施例は清掃用具の
洗浄手段8,80を具えている点に特徴を有する。
けられた洗液容器81と、受渡手段50とから成る。該
受渡手段50は上述した受渡手段5と同一の構成であっ
て、支柱1の取付手段2から汚れた清掃用具を受け取
り、洗液容器81内に浸す役割を担う。図示していない
が洗液容器81の底部には洗液をかき混ぜるスクリュー
が設けられている。一方洗浄手段80は、前記備蓄手段
4のプーリー41の近傍に設けられた超音波洗浄機82
から成る。該超音波洗浄機82は、図示していないリフ
トにより上下動自在であり、チャック42に喰わえ込ま
れた清掃用具をそのままの姿勢で洗浄することが出来
る。まず姿勢を低くしておき、超音波洗浄機82の上に
所要の清掃用具を移動させ、その後超音波洗浄機82を
リフトアップして清掃用具が洗液に浸るようにし、超音
波を発振する。
取付手段2を具えた2台の移動台車20,20が90度
ずらして設けられている。このように構成すると、図1
1でビルディングの壁面やガラスを清掃しつつ、汚れた
清掃用具を洗浄手段8で洗浄するのに都合がよい。図1
3は本実施例に於ける清掃用具の受け渡し状態を図示し
たものである。
れないから、支柱を2基設けるなども可能である。また
清掃するビルディングは高層用、中層用、低層用を問わ
ず、これ等共用として本発明を実施してもよく、各々専
用として実施してもよい。
能に設けられた支柱に清掃用具の取付手段を具え、該取
付手段は清掃用具が着脱自在であるように構成され、複
数個の清掃用具の備蓄手段を具え、該備蓄手段と前記取
付手段との間で清掃用具の受渡しを担う受渡手段を具え
て清掃用具の交換を自在とし、ビルディングのガラス面
や壁面に対する洗浄液の噴射手段とビルディングのガラ
ス面や壁面に対する吸着手段とを具え、且つこれ等の手
段の制御装置を具えて成る、ビルディング清掃用ロボッ
トとしたものである。
確保され、ビルディングとの密着性が確保され、且つ能
率的に清掃作業が行え、而も夜間や雨天でも清掃作業を
することが出来る、という効果を獲得し所期の目的が達
成された。
わす斜視図である。
説明図である。
わす部分断面図である。
ある。
る。
る。
す説明図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 左右及び上下方向に移動制御可能に設け
られた支柱に清掃用具が着脱自在であるように該清掃用
具の取付手段を具え、複数個の清掃用具の備蓄手段を具
え、該備蓄手段と前記取付手段との間で清掃用具の受渡
しを担う受渡手段を具え、ビルディングのガラス面や壁
面に対する洗浄液の噴射手段と、ビルディングのガラス
面や壁面に対する吸着手段とを具え、且つこれ等の手段
の制御装置を具えて成る、ビルディング清掃用ロボッ
ト。 - 【請求項2】 左右及び上下方向に移動制御可能に設け
られると共に略垂直軸回りに回転可能に設けられた支柱
の回転方向の少くとも2箇所に清掃用具が着脱自在であ
るように該清掃用具の取付手段を具え、複数個の清掃用
具の備蓄手段を具え、該備蓄手段と前記取付手段との間
で清掃用具の受渡しを担う受渡手段を具え、ビルディン
グのガラス面や壁面に対する洗浄液の噴射手段と該ガラ
ス面や壁面に対するロボット自体の吸着手段とを具え、
且つこれ等の手段の制御装置を具えて成る、ビルディン
グ清掃用ロボット。 - 【請求項3】 左右及び上下方向に移動制御可能に設け
られると共に略垂直軸回りに回転可能に設けられた支柱
の回転方向の少くとも2箇所に清掃用具が着脱自在であ
るように該清掃用具の取付手段を具え、複数個の清掃用
具の備蓄手段を具え、該備蓄手段と前記取付手段との間
で清掃用具の受渡しを担う受渡手段を具え、清掃用具の
洗浄を行なう洗浄手段を具え、該洗浄手段と前記取付手
段との間で清掃用具の受渡しを担う受渡手段を具え、ビ
ルディングのガラス面や壁面に対する洗浄液の噴射手段
と該ガラス面や壁面に対するロボット自体の吸着手段と
を具え、且つこれ等の手段の制御装置を具えて成る、ビ
ルディング清掃用ロボット。 - 【請求項4】 左右及び上下方向に移動制御可能に設け
られると共に略垂直軸回りに回転可能に設けられた支柱
の回転方向の少くとも2箇所に清掃用具が着脱自在であ
るように該清掃用具の取付手段を具え、複数個の清掃用
具の備蓄手段を具え、該備蓄手段と前記取付手段との間
で清掃用具の受渡しを担う受渡手段を具え、ビルディン
グのガラス面や壁面に対する洗浄液の噴射手段と該ガラ
ス面や壁面に対するロボット自体の吸着手段とを具え、
また撮影手段とガラス面や壁面に対する測距手段とこれ
等の情報や制御信号に係る通信手段とを具え、且つこれ
等の手段の遠隔制御装置を具えて成る、ビルディング清
掃用ロボット。 - 【請求項5】 左右及び上下方向に移動制御可能に設け
られると共に略垂直軸回りに回転可能に設けられた支柱
の回転方向の少くとも2箇所に清掃用具が着脱自在であ
るように該清掃用具の取付手段を具え、複数個の清掃用
具の備蓄手段を具え、該備蓄手段と前記取付手段との間
で清掃用具の受渡しを担う受渡手段を具え、清掃用具の
洗浄を行なう洗浄手段を具え、該洗浄手段と前記取付手
段との間で清掃用具の受渡しを担う受渡手段を具え、ビ
ルディングのガラス面や壁面に対する洗浄液の噴射手段
と該ガラス面や壁面に対するロボット自体の吸着手段と
を具え、また撮影手段とガラス面や壁面に対する測距手
段とこれ等の情報や制御信号に係る通信手段とを具え、
且つこれ等の手段の遠隔制御装置を具えて成る、ビルデ
ィング清掃用ロボット。 - 【請求項6】 前記清掃用具の取付手段が、清掃用具の
回転手段を具えていることを特徴とする、請求項1〜請
求項5の内の何れか1に記載のビルディング清掃用ロボ
ット。 - 【請求項7】 前記清掃用具の取付手段が、清掃用具の
振動手段を具えていることを特徴とする、請求項1〜請
求項5の内の何れか1に記載のビルディング清掃用ロボ
ット。 - 【請求項8】 前記清掃用具の備蓄手段が、無端コンベ
アに清掃用具の着脱手段を具えて成るものであることを
特徴とする、請求項1〜請求項5の内の何れか1に記載
のビルディング清掃用ロボット。 - 【請求項9】 前記制御装置又は遠隔制御装置が、前記
清掃用具の取付手段の動作パターンを記憶すると共に、
該記憶された動作パターンを反復可能な学習記憶装置で
あることを特徴とする、請求項1〜請求項5の内の何れ
か1に記載のビルディング清掃用ロボット。 - 【請求項10】 前記清掃用具の洗浄手段が、該清掃用
具の洗浄液中に向けて超音波を発振する超音波洗浄装置
であることを特徴とする、請求項3又は請求項5のビル
ディング清掃用ロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19475797A JPH1119005A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | ビルディング清掃用ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19475797A JPH1119005A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | ビルディング清掃用ロボット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1119005A true JPH1119005A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16329741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19475797A Pending JPH1119005A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | ビルディング清掃用ロボット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1119005A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1997
- 1997-07-04 JP JP19475797A patent/JPH1119005A/ja active Pending
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