JP3702199B2 - 窓や壁面の洗浄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、清掃工場や焼却工場のピット上部の壁面に設置されるクレーン操作室の窓面や高層ビル等の窓面や壁面の洗浄を行う窓や壁面の洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、洗浄対象の移動可能なフレームに軸が水平な回転ブラシを備え、所定の距離を移動した後、該回転ブラシを上下動させるもの等の種々の窓や壁面の洗浄装置が研究・開発されている。
従来の窓や壁面の洗浄装置として、例えば、実用新案登録第3035454号公報(以下、イ号公報という)には、「窓ガラスの前部面に沿って往復移動させるようにした台枠本体へ該本体の移動方向と交差し、かつ上記窓ガラス面に対して接近離反しうるように備えしめたワイパ部と、該ワイパ部の上記移動方向一側に設けたスプレーノズルとからなる洗浄手段により上記窓ガラス面を洗浄させるようにしたガラス窓の清掃装置において、上記洗浄手段を構成するワイパ部とスプレーノズルを各単列として併設させると共に、スプレーノズルによる洗浄水の噴射を該ノズルがワイパ部に対して先行移動する往路時にのみ行い、復路時は上記噴射を停止させるようにしたガラス窓の清掃装置」が開示されている。
また、例えば、特開平10−262873号公報(以下、ロ号公報という)には、「高層ビルの外壁面を構成する各外装版の外面側にワイパ部を往復動自在に配設すると共に、外装版における中空状の枠体の上下框内に洗浄液噴射部を設けた高層ビルの外壁清掃装置」が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術は以下の課題を有していた。
(1)水平な回転ブラシを備えたものは、装置を所望の位置まで移動させた後、一端停止させて横ブラシを上下動させなければならず、作業時間が長引くという問題点を有していた。
(2)イ号公報に記載のガラス窓の清掃装置及びロ号公報に記載の高層ビルの外壁清掃装置は、ワイパを直接ボルト等で本体に固定しているためワイパが撓んだ状態となり、被洗浄面とワイパとの間に不均一な摩擦力が働き、ワイパの耐久性に欠けると共に被洗浄面を均一に洗浄することができないという問題点を有していた。
(3)イ号公報に記載のガラス窓の清掃装置及びロ号公報に記載の高層ビルの外壁清掃装置は、ワイパに直接ボルト孔等を設けた場合は、このボルト孔が亀裂等の原因となり、ワイパの耐久性に欠けるという問題点を有していた。
【0004】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、停止することなく一気に窓や壁面に付着した頑固な汚れを洗浄することができ、出窓等の傾斜面も洗浄することができ作業性に優れるとともに耐久性に優れた窓や壁面の洗浄装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の窓や壁面の洗浄装置は、以下の構成を有している。
【0021】
請求項に記載の窓や壁面の洗浄装置は、前部側が被洗浄面に対向して設置され左右に移動されながら前記被洗浄面の洗浄を行う窓や壁面の洗浄装置であって、前部側が被洗浄面に対向して設置されたフレームと、前記フレームの上部側に配設され前記被洗浄面の上方に配設される上側横行レールに沿って前記フレームを移動させる移動手段と、前記移動手段を駆動させる移動駆動部と、前記フレームに配設された縦ワイパ部と、前記縦ワイパ部が、断面がL型状又は凹型上の外側ワイパ挟持部材と、前記外側ワイパ挟持部材の内側に配設される内側ワイパ挟持部材と、前記外側ワイパ挟持部材の内側面と前記内側ワイパ挟持部材の外側面との間に後部側が挟持されたワイパと、を備え、前部に前記外側ワイパ挟持部材が沿設された枠部材の後部側にピストン部が固定され、前記フレームに一側が固定された固定板の中央部を前記ピストン部が貫通してシリンダ部が前記固定板に固定され、前記固定板の上下の開口部に固定されたガイド筒に遊挿され前端が前記枠部材に固定されたガイドシャフトの後端にガイド支持部材が固定され、前記ガイド支持部材の中央の開口部に前記シリンダ部の後部側が遊挿され前記縦ワイパ部を前後方向に移動させる縦ワイパ部前後動駆動部と、吐出口を前方に向けて配設され被洗浄面に向かって洗浄水を噴射し上流側が水源に接続された水噴射ノズルと、洗浄原液が貯留された洗浄原液タンクに接続され吐出口を前方に向けて配設された原液噴射ノズルと、を備え、前記移動駆動部が回転軸を有し、前記回転軸に配設され前記上側横行レールの側面に長さ方向に沿って穿設された係止孔に歯合する横行スプロケットを備えている構成を有している。
【0022】
この構成により、以下のような作用が得られる。
(1)ワイパを被洗浄面に密着させた状態で移動しながら被洗浄面の洗浄を行うことができるので、移動手段をほとんど停止させることなく被洗浄面の洗浄を行うことができ、作業性に優れる。
(2)ワイパを被洗浄面に密着せたまま窓や壁面の洗浄装置を移動させるだけで、被洗浄面に付着した水滴等の水分を除去することができるので作業性に優れる。
(3)ワイパは、外側ワイパ挟持部材の内側面と内側ワイパ挟持部材の外側面との間に挟持されることにより取り付けられているので、ボルト等で直接固定する場合に比べて、撓ませることなく配設することができ、洗浄面に均一の力で密着させることができ、洗浄効率が向上する。
(4)ワイパにボルト孔等が設けられていないので、亀裂が入りにくく、耐久性に優れる。
(5)外側ワイパ挟持部材の内側面と内側ワイパ挟持部材を凹型状に形成した場合は、2基のワイパを配設することができる。このため、ワイパ1基の場合と比べて被洗浄面の洗浄を確実に行うことができ、再洗浄を無くして洗浄効率の向上を図ることができる。
(6)横行レールとして、角パイプ状体や平板状体に移動手段のスプロケットが歯合する複数の係止孔を穿設したものを用いているので、別途チェーン等を用意する必要が無く、低原価で量産可能で生産性に優れる。
(7)移動手段を駆動させることにより、窓や壁面の洗浄装置を横行レールに沿って、移動させることができる。
(8)縦ワイパ部を横方向に移動させて窓や壁面の水きりを行うので、水平型のワイパ部に比べワイパ部の縁部の筋等が多く残らず、仕上がり精度が優れている。
(9)縦ワイパ部前後動駆動部を駆動させることにより、縦ワイパ部を被洗浄面に近づけたり遠ざけたりすることができるので、ワイパを使用しない場合は縦ワイパ部を被洗浄面から遠ざけておくことで、移動する際の抵抗にならず、作業性に優れる。
(10)被洗浄面に洗浄水を噴出することができるので、傾斜ブラシによる洗浄効率が向上する。
(11)水と洗浄原液とを別々に噴射するので、予め洗浄原液を水で希釈する必要がなく、作業性に優れる。
(12)水と洗浄原液とを別々に噴射するので、予め洗浄原液を水で希釈して泡立ちが発生し洗浄水の貯留用タンク等から溢れだすことがなく、使用性に優れる。
ここで、外側ワイパ挟持部材や内側ワイパ挟持部材の側壁にワイパ押入孔を穿設した場合は、このワイパ押入孔にワイパの側面が押入されるのでワイパを確実に固定させることができるので好ましい。ワイパ押入孔の形状としては、矩形状、長孔状、円状、多角形状等が用いられる。
内側ワイパ挟持部材の側壁を外側に開き気味にして形成した場合は、ワイパを外側ワイパ挟持部材との間でより強固に挟持させることができるので好ましい。
横行レールとして、角パイプ状体や平板状体に移動手段のスプロケットが歯合する複数の係止孔を穿設したものが用いられる。係止孔の形状としては、矩形状、長孔状、円状、多角形状等が用いられる。
移動駆動部としては、モータ等が用いられる。サーボモータやステップモータ等を使用することにより比較的動作制御を容易にすることもできる。
洗浄水としては、上水道水,工業用水等が用いられる。水源としては上水道、水タンク等が用いられる。
洗浄原液の供給源としては、洗浄原液を貯留する洗浄原液タンク等が用いられる。
上記の水タンクや洗浄原液タンクは、例えば、窓や壁面の洗浄装置のフレーム等に直接配設したものや窓や壁面の洗浄装置とは別に配置され窓や壁面の洗浄装置と給水管で接続されたもの等が用いられる。
【0024】
縦ワイパ部前後動駆動部としては、例えば、シリンダがフレームの後壁に配設されピストンが縦ワイパ部に配設されたピストンシリンダ、フレームにピニオンを備え縦ワイパ部にラックを備えたラックアンドピニオン機構等が用いられる。ピストンシリンダを用いる場合は、ピストンシリンダを伸縮させることにより、ピストンが縦ワイパ部を押圧・牽引し、縦ワイパ部が前後動する。また、ラックアンドピニオン機構を用いる場合は、ピニオンを回動させることにより、ラックが配設された縦ワイパ部が前後動する。尚、フレームにラックを備え縦ワイパ部にピニオンを備えてもよい。
縦ワイパ部を前後方向に移動自在に配設する構成としては、例えば、縦ワイパ部の上部及び下部に前後方向に凹条を設け、フレームの上部及び下部に前後方向に凸条を設け、該凹条と該凸条を遊嵌させてスライドさせる構成、フレームの上部及び下部に前後方向にガイドシャフトを設け、縦ワイパ部の上部及び下部に該ガイドシャフトが摺動自在に貫挿されるガイド部を設ける構成等が用いられる。
【0025】
請求項に記載の発明は請求項に記載の窓や壁面の洗浄装置であって、上部側及び/又は下部側が前記フレームの下部側及び/又は上部側の軸支部において軸支された傾斜フレームと、前記傾斜フレームに回転自在に配設された傾斜ブラシ及び/又は前記傾斜フレームに配設された傾斜ワイパと、前記傾斜フレームを前記軸支部を中心にして回動させる傾動駆動部と、を備えている構成を有している。
【0026】
この構成により、請求項の作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)被洗浄面が垂直面と傾斜面とを有する出窓状のものであっても、垂直面に対する傾斜面の角度に合わせて、傾斜ブラシ及び/又は傾斜ワイパをワイパに対して傾斜させることにより、ワイパにより垂直面が、傾斜ブラシ及び/又は傾斜ワイパにより傾斜面が同時に洗浄されるので作業性に優れる。
ここで、傾動駆動部としては、例えば、シリンダが縦ブラシ軸支部材の後壁に配設されピストンの先部側が傾斜フレーム配設されたピストンシリンダ等が用いられる。この場合には、ピストンシリンダを伸縮させることにより、ピストンが傾斜フレームを押圧・牽引し、傾斜フレームが軸支部を中心にして回動する。
【0027】
請求項に記載の発明は請求項に記載の窓や壁面の洗浄装置であって、前記傾斜フレームに前後方向に移動自在に配設された保持部材と、前記保持部材を前後に移動させる保持部材前後動駆動部とを備え、前記傾斜ブラシ及び/又は傾斜ワイパが前記保持部材に取り付けられ保持部材を介して前記傾斜フレームに配設されている、という構成を有している。
【0028】
この構成により、請求項の作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)保持部材前後動駆動部を駆動させることにより、傾斜ブラシ及び/又は傾斜ワイパを被洗浄面(傾斜面)に近づけたり遠ざけたりすることができるので、傾斜ブラシ及び/又は傾斜ワイパを使用しない場合は傾斜ブラシ及び/又は傾斜ワイパを被洗浄面から遠ざけておくことで、移動する際の抵抗にならず、作業性に優れる。
ここで、保持部材前後動駆動部としては、例えば、シリンダが傾斜フレームの後壁に配設されピストンが保持部材に配設されたピストンシリンダ、傾斜フレームにピニオンを備え保持部材にラックを備えたラックアンドピニオン機構等が用いられる。ピストンシリンダを用いる場合は、ピストンシリンダを伸縮させることにより、ピストンが保持部材を押圧・牽引し、保持部材が傾斜フレームに対して前後動する。また、ラックアンドピニオン機構を用いる場合は、ピニオンを回動させることにより、ラックが配設された保持部材が傾斜フレームに対して前後動する。尚、傾斜フレームにラックを備え保持部材にピニオンを備えてもよい。
保持部材を前後方向に移動自在に配設する構成としては、例えば、保持部材の上部及び下部に前後方向に凹条を設け、傾斜フレームの上部及び下部に前後方向に凸条を設け、該凹条と該凸条を遊嵌させてスライドさせる構成、傾斜フレームの上部及び下部に前後方向に棒状体を設け、保持部材の上部及び下部に該棒状体が摺動自在に貫挿されるガイド部を設ける構成等が用いられる。
【0029】
請求項に記載の発明は請求項1乃至の内何れか一項に記載の窓や壁面の洗浄装置であって、前記移動駆動部を制御する制御部を備えている構成を有している。
【0030】
この構成により、請求項1乃至の内何れか一項の作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)制御部によって移動駆動部の動作を制御することにより、移動手段の動作も制御することができるので、窓や壁面の洗浄装置の動作を制御することができる。
ここで、移動駆動部としては、モータ等が用いられる。サーボモータやステップモータ等を使用することにより比較的動作制御を容易することもできる。
【0031】
請求項に記載の発明は請求項1乃至の内何れか一項に記載の窓や壁面の洗浄装置であって、前記係止孔と前記横行スプロケットとを歯合させ、あるいはその歯合を解除させる接離駆動部を備えている構成を有している。
【0032】
この構成により、請求項1乃至の内何れか一項の作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)緊急停止時等に移動駆動部が制御不能になっても、接離駆動部を駆動させることにより横行スプロケットと係止孔との歯合を解除させることができるので、窓や壁面の洗浄装置を人力で容易に移動させることができる。
ここで、接離駆動部としては、例えば、シリンダがフレームの所定部に配設されピストンが、前後方向へ移動可能とされた移動駆動部に配設されたピストンシリンダ、あるいは、移動駆動部にラックを備えフレームにピニオンを備えたラックアンドピニオン機構等が用いられる。ピストンシリンダを用いる場合は、ピストンが収縮することにより移動駆動部が後方に牽引され横行スプロケットと係止孔との歯合が解除される。また、ラックアンドピニオン機構を用いる場合は、ピニオンを回動させることにより、ラックを備えた移動駆動部が後方に移動し横行スプロケットと係止孔との歯合が解除される。尚、移動駆動部にピニオンを備えフレームにラックを備えてもよい。
移動駆動部を前後方向に移動可能に配設する構成としては、移動駆動部の下面に前後方向に凹条を設け、フレームの上面に前後方向に凸条を設け、該凹条と該凸条を遊嵌させてスライドさせる構成、移動駆動部の下部に前後方向に棒状体を設け、フレームの上部に該棒状体が摺動自在に貫挿されるガイド部を設ける構成等が用いられる。接離駆動部の駆動源は、移動駆動部の駆動源とは別に配設することが好ましい。接離駆動部と移動駆動部とが同時に制御不能になることを防止するためである。
【0037】
本発明の請求項に記載の発明は、請求項乃至の内何れか一項に記載の窓や壁面の洗浄装置であって、前記外側ワイパ挟持部材や前記内側ワイパ挟持部材の側壁にワイパ押入孔や突起部が設けられた構成を有している。
この構成により、請求項乃至の内何れか一項で得られる作用に加え、ワイパを確実に固定させることができワイパの抜脱を防止できる。
【0038】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1における窓や壁面の洗浄装置について、以下図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態1における窓や壁面の洗浄装置の要部正面図であり、図2はその要部側面断面図であり、図3はその要部背面図である。
尚、図3において、フレームの後壁及び洗浄タンクは省略している。また、説明の便宜上、窓や壁面の洗浄装置の被洗浄面側を前、反対側を後として説明している。
図1乃至図3において、1は本発明の実施の形態1における窓や壁面の洗浄装置、100は清掃工場のピットの壁面上部に備えられたクレーン操作室の出窓の窓面等の被洗浄面、100aは被洗浄面100の垂直面、100bは被洗浄面100の傾斜面、101は被洗浄面100の上枠に沿って被洗浄面100の上方の壁面に配設された上側横行レール、102は上側横行レール101に沿って上側横行レール101に配設された横行チェーン、103は垂直面100aの下枠に沿って垂直面100aの下方の壁面に配設された下側横行レール、2は前部側が被洗浄面100に対向して設置され前面及び下面が開口した箱状のフレーム、2aはフレーム2の下部側の前端部に配設され前後方向に並設されたローラ2a’が下側横行レール103を移動自在に挟持する係合部、2bはフレーム2の上部側の両側に配設された上側ガイドシャフト、2cはフレーム2の下部側の両側に配設された下側ガイドシャフトである。上側ガイドシャフト2b及び下側ガイドシャフト2cは後述の縦ブラシ軸支部の前後動をガイドする。3はフレーム2の上部側に配設され被洗浄面100の上方に配設された上側横行レール101に移動自在に係合する移動手段、3aは下面がフレーム2の上壁に被洗浄面100に対して前後方向に摺動自在に配設されたモータ等の移動駆動部、3bは移動駆動部3aの回転軸に固定され横行チェーン102に歯合された横行スプロケット、3cはシリンダがフレーム2の上壁に突設された固定部材2dに固定されピストンの先部側が移動駆動部3aの後部に固定されたピストンシリンダ等からなる接離駆動部、3dはフレーム2の上方側に配設され横行レール101を上下から狭持してフレーム2を横行レール101に沿って移動させる移動車輪である。移動駆動部3aを駆動させることにより、横行スプロケット3bが横行チェーン102に歯合しながら回転するので、窓や壁面の洗浄装置1は移動車輪3dが上側横行レール101にガイドされながら、また、係合部2aのローラ2a’が下側横行レール103にガイドされながら被洗浄面100に沿って移動する。また、接離駆動部3cを収縮させることにより、移動駆動部3aが後退し横行スプロケット3bと横行チェーン102との歯合が解除される。これにより、窓や壁面の洗浄装置1が移動中に緊急停止しても、予め牽引用のチェーン等を窓や壁面の洗浄装置1に配設しておき、これを牽引することによって窓や壁面の洗浄装置1を人力で移動させることができる。ここで、移動駆動部3aと接離駆動部3cが同時に制御不能にならないようにするため、移動駆動部3a等の他の駆動系とは別の駆動源により接離駆動部3cを駆動させるようになっているが、設置場所によっては同一駆動源としてもよい。
【0039】
4はフレーム2内にフレーム2の前方の開口部から出入自在に配設された縦ブラシ軸支部材である。2本の縦ブラシ軸支部材4の上下には後述の縦ブラシの回転軸を軸支する軸支部を備えている。4aは縦ブラシ軸支部材4の上部側の両側に固定され上側ガイドシャフト2bに摺動自在に環装された上側ガイド部、4bは縦ブラシ軸支部材4の下部側の両側に固定され下側ガイドシャフト2cに摺動自在に環装された下側ガイド部である。縦ブラシ軸支部材4は、上側ガイド部4aが上側ガイドシャフト2bにガイドされながら、また、下側ガイド部4bが下側ガイドシャフト2cにガイドされながら、フレーム2の前方の開口部から出入する。5は回転軸の上部及び下部が縦ブラシ軸支部材4の上部側及び下部側の軸支部に各々軸支された縦ブラシ、6はシリンダがフレーム2の後壁に配設されピストンの先部側が縦ブラシ軸支部材4の後壁の中央に当設され縦ブラシ軸支部材4を前後動させるピストンシリンダ等からなる縦ブラシ前後動駆動部である。縦ブラシ前後動駆動部6の伸長の制御は縦ブラシ軸支部材4の上下端の1以上に近接スイッチ(図示せず)を配置するか、縦ブラシ前後動駆動部6の駆動軸のストロークを調整することにより行っている。縦ブラシ前後動駆動部6を伸長させることによって、縦ブラシ軸支部材4はフレーム2の前方から突出し縦ブラシ5が垂直面100aに当接し垂直面100aをブラッシングする。7は縦ブラシ軸支部材4の上部側に配設され縦ブラシ5を回転又は回動させるモータ等の縦ブラシ回転駆動部、8は縦ブラシ回転駆動部7の回転軸の上端側に固定されたブラシ回転駆動側スプロケット、9は縦ブラシ5の回転軸の上端側に固定されたブラシ回転従動側スプロケット、10はブラシ回転駆動側スプロケット8及びブラシ回転従動側スプロケット9に巻架されたブラシ回動用チェーンである。縦ブラシ回転駆動部7を駆動させることにより、駆動力がブラシ回転駆動側スプロケット8,ブラシ回動用チェーン10,ブラシ回転従動側スプロケット9を経て縦ブラシ5の回転軸に伝達され縦ブラシ5が回転し垂直面100aをブラッシングする。
【0040】
11は一端部が縦ブラシ軸支部材4の下部に突設された軸支部4cに軸支された傾斜フレーム、12は傾斜フレーム11に後述の傾斜ブラシ前後動駆動部を介して配設された傾斜ブラシ軸支部材、13は回転軸の上部側及び下部側を傾斜ブラシ軸支部材12に回動自在に軸支された傾斜ブラシ、14はシリンダが縦ブラシ軸支部材4の背面に配設されピストンの先部側が傾斜フレーム11の軸支部11aに軸支されたピストンシリンダ等からなる傾動駆動部、15はシリンダが傾斜フレーム11の下部に配設されピストンの先部側が傾斜ブラシ軸支部材12の後部側に配設されたピストンシリンダ等からなる傾斜ブラシ前後動駆動部である。傾動駆動部14を伸長させることにより、傾動駆動部14のピストンが傾斜フレーム11の軸支部11aを下方へ押圧し、傾斜フレーム11は縦ブラシ軸支部材4との軸支部4cを中心として前方へ回動される。また、傾斜ブラシ前後動駆動部15を伸縮させることにより傾斜ブラシ軸支部材12及び傾斜ブラシ13を前進・後退させることができる。傾斜フレーム11を前方へ回動させ傾斜ブラシ軸支部材12を前進させることにより、傾斜ブラシ13を傾斜面100bに当接させることができる。傾斜ブラシ13の傾斜角度は傾斜ブラシ軸支部材12の前部に設けた近接センサや、設置場所の傾斜角度に応じて傾動駆動部14のストロークをセットして行っている。
【0041】
16はシリンダがフレーム2の後壁に配設されピストンの先部側が後述の縦ワイパ部の後部側に配設されたピストンシリンダ等からなる縦ワイパ部前後動駆動部、17は縦ワイパ部前後動駆動部16のピストンの先部側に配設された縦ワイパ部である。縦ワイパ部前後動駆動部16を伸長させることにより、縦ワイパ部17が前方へ移動し、縦ワイパ部17のワイパ17aが垂直面100aに当接し垂直面100aをワイピングする。
【0042】
18はシリンダが傾斜ブラシ軸支部材12に配設されたピストンシリンダ等からなる傾斜ワイパ部前後動駆動部、19は後部側が傾斜ワイパ部前後動駆動部18のピストンの先部側に配設された傾斜ワイパ部である。傾斜ワイパ部前後動駆動部18を伸長させることにより、傾斜ワイパ部19が前方へ移動し、傾斜ワイパ部19の傾斜ワイパ19aが傾斜面100bに当接し傾斜面100bをワイピングする。
20は傾斜ブラシ13の回転軸の上部側と縦ブラシ5の回転軸の下部側との間に介設された自在継手である。縦ブラシ回転駆動部7を駆動させると、駆動力がブラシ回転駆動側スプロケット8,ブラシ回動用チェーン10,ブラシ回転従動側スプロケット9,縦ブラシ5の回転軸,自在継手20を介して傾斜ブラシ13の回転軸に伝達され、縦ブラシ5とともに傾斜ブラシ13も回転する。
21はフレーム2の背面に背板を兼ねて一体に形設され洗剤などの洗浄原液が貯留された洗浄原液タンク、22は縦ブラシ軸支部材4及び傾斜ブラシ軸支部材12に吐出口を前方に向けて配設され上流側が洗浄原液タンク21に接続された原液噴出ノズル、23は縦ブラシ軸支部材4及び傾斜ブラシ軸支部材12に吐出口を前方に向けて配設され上流側が上水道等の水源に接続された水噴出ノズルである。本実施の形態では原液噴出ノズル22と水噴出ノズル23は一対で6ヶ所配置しているが、被洗浄面の形態(平面や球面等)に応じて配置される。
24は移動駆動部3a,接離駆動部3c,縦ブラシ前後動駆動部6,縦ブラシ回転駆動部7,傾動駆動部14,傾斜ブラシ前後動駆動部15,縦ワイパ部前後動駆動部16,傾斜ワイパ部前後動駆動部18等を制御する制御部である。
【0043】
以上のように構成された本発明の実施の形態1における窓や壁面の洗浄装置を用いた洗浄方法について、以下図面を参照しながらブラシ工程、水切り工程の順に説明する。
図4は本発明の実施の形態1の窓や壁面の洗浄装置を用いたブラシ工程の作業状態を示す背面状態図であり、図5は本発明の実施の形態1の窓や壁面の洗浄装置を用いた水切り工程を示す作業状態の背面状態図である。
尚、説明の便宜上、位置A側を右側、位置I側を左側とする。
図4及び図5において、1は実施の形態1における窓や壁面の洗浄装置、100aは出窓の窓面等の被洗浄面100の垂直面、100bは出窓の下部の傾斜面、101は上側横行レール、102は横行チェーン、103は下側横行レールであり、これらは図1乃至図3と同様のものなので、同一の符号を付してその説明を省略する。
25は制御部24に接続された電源ケーブルや各々の駆動系に接続された空気圧管,水噴出ノズル23に接続された水管等が束ねられたケーブル束、26は上側横行レール101に沿って移動自在に係合されケーブル束25を一定間隔ごと掛止するケーブルハンガ、104はメンテナンス等に使用されるプラットホームである。
【0044】
(ブラシ工程)
図4において、まず、縦ブラシ前後動駆動部6を収縮し、縦ブラシ回転駆動部7を停止し、縦ワイパ部前後動駆動部16、傾斜ブラシ前後動駆動部15、傾斜ワイパ部前後動駆動部18、傾動駆動部14を各々収縮した状態で窓や壁面の洗浄装置1を位置Aに常備させている。
制御部24は、運転開始スイッチ等の運転開始信号を受信すると、移動駆動部3aを駆動させ窓や壁面の洗浄装置1を位置Bまで移動させた後、縦ブラシ前後動駆動部6を伸長させ、縦ブラシ回転駆動部7を駆動させ、水噴出ノズル23から水を噴出させ、原液噴出ノズル22から洗剤等の洗浄原液を噴出させる。これにより、垂直面100aのガラス面に水と洗浄水が噴射されるとともに縦ブラシ5が垂直面100aに当接した状態で回転しブラッシングするので効率良く洗浄される。
窓や壁面の洗浄装置1を、垂直面100aを洗浄させながら位置Cまで移動すると、制御部24は、縦ブラシ前後動駆動部6を収縮させるとともに縦ブラシ回転駆動部7を停止させる。これにより、窓や壁面の洗浄装置1は、垂直面100aのサッシ部をスムーズに越えさせられ、次のガラス面に移動させられる。窓や壁面の洗浄装置1を次のガラス面まで移動後、位置Bからの洗浄作業と同様にガラス面を洗浄させる。
【0045】
制御部24は、窓や壁面の洗浄装置1を位置Dまで移動させた後、縦ブラシ前後動駆動部6を収縮させるとともに縦ブラシ回転駆動部7を停止させ、位置Eまで移動させる。
制御部24は、窓や壁面の洗浄装置1を位置Eまで移動させた後、縦ブラシ前後動駆動部6を伸長させ、縦ブラシ回転駆動部7を駆動させ、前述と同様にして位置Iまでガラス面の洗浄を行う。
以上のようにして、垂直面100a,傾斜面100bを洗浄し、窓や壁面の洗浄装置1を位置Aから位置Iまで移動させた後、水切り工程に入る。
【0046】
(水切り工程)
水きり工程において、窓や壁面の洗浄装置1はブラシ工程と逆方向に(位置Iから位置Aに向かって)移動させる。
図5において、制御部24は、窓や壁面の洗浄装置1を位置Iから位置Jまで移動させた後、右側の縦ワイパ部前後動駆動部16を伸長させ、右側の縦ワイパ部17を垂直面100aのガラス面に当接させる。制御部24は、この状態のまま、窓や壁面の洗浄装置1を位置Kまで移動させた後、左側の縦ワイパ部前後動駆動部16を伸長させ、左側の縦ワイパ部17をガラス面に当接させ、位置Lまで移動させる。
次いで、制御部24が、右側の縦ワイパ部前後動駆動部16を収縮させ窓や壁面の洗浄装置1を位置Mまで移動させ、右側の縦ワイパ部前後動駆動部16を収縮させる。
次いで、制御部24が、窓や壁面の洗浄装置1を位置Oまで移動させ、左側の縦ワイパ部前後動駆動部16を伸長させる。
これにより、垂直面100aのサッシ部をまたぐようにしてガラス面の水切りができる。また、制御部24は、窓や壁面の洗浄装置1を位置Mを越えた位置まで移動させた後、傾動駆動部14を伸長させ傾斜ブラシ軸支部材12を傾斜させるとともに左右の傾斜ワイパ部前後動駆動部18を伸長させ、左右の傾斜ワイパ部19を傾斜面100bに当接させる。これにより、傾斜面100bの水切りを行うことができる。
以上のようにして、制御部24は、窓や壁面の洗浄装置1を位置Oまで移動させた後、右側の縦ワイパ部前後動駆動部16を収縮させ、位置Pまで移動させる。次いで、制御部24が、左側の縦ワイパ部前後動駆動部16を収縮させ、位置Qまで移動させる。
次いで、窓や壁面の洗浄装置1を位置Qまで移動させ、制御部24は、右側の縦ワイパ部前後動駆動部16を伸長させ、右側の縦ワイパ部17を垂直面100aのガラス面に当接させた後、位置Rまで移動させる。次いで、左側の縦ワイパ部前後動駆動部16を伸長させ、左側の縦ワイパ部17を垂直面100aのガラス面に当接させる。
以上のようにして、制御部24は、窓や壁面の洗浄装置1を水切りさせながら位置Sまで移動させる。
次いで、制御部24は、右側の縦ワイパ部前後動駆動部16を収縮させ、窓や壁面の洗浄装置1を位置Tまで移動させる。次いで、制御部24は、左側の縦ワイパ部前後動駆動部16を収縮させ、窓や壁面の洗浄装置1を待機位置である位置Aまで移動させる。
尚、本発明の実施の形態1においては、傾斜フレーム11をフレーム2の下方側に配設したが、傾斜フレーム11をフレーム2の上方側に配設することにより、傾斜面100bが垂直面100aの上方にある場合にも傾斜面100bを洗浄することができる。また、フレーム2の上下の2ヶ所に傾斜フレーム11を配置してもよい。
【0047】
以上のように構成された本発明の実施の形態1における窓や壁面の洗浄装置によれば、以下のような作用が得られる。
(1)移動駆動部3aを駆動させることにより移動手段3が駆動し、窓や壁面の洗浄装置1を上側横行レール101に沿って、移動させることができる。
(2)縦ブラシ回転駆動部7を駆動させることにより縦ブラシ5を回転又は回動させることができ、被洗浄面100に付着した塵埃等を直接縦ブラシ5で掻き落とすので効率よく被洗浄面100を洗浄することができる。
(3)移動手段3により上側横行レール101に沿って移動しながら、縦ブラシ回転駆動部7により縦ブラシ5を回転又は回動させることができるので、移動手段をほとんど停止させることなく被洗浄面100の洗浄を行うことができ、作業性に優れる。
(4)縦ブラシ前後動駆動部6を駆動させることにより、縦ブラシ5を被洗浄面100に近づけたり遠ざけたりすることができるので、縦ブラシ5を使用しない場合は縦ブラシ5を被洗浄面100から遠ざけておき、洗浄する際に縦ブラシ5を被洗浄面100に当接させることで、移動する際の抵抗にならず、作業性に優れる。
(5)被洗浄面100が垂直面100aと傾斜面100bとを有する出窓状のものであっても、垂直面100aに対する傾斜面100bの角度に合わせて、傾斜ブラシ13を縦ブラシ5に対して傾斜させることにより、縦ブラシ5により垂直面100aが、傾斜ブラシ13により傾斜面100bが同時に洗浄されるので作業性に優れる。
(6)傾斜ブラシ前後動駆動部15を駆動させることにより、傾斜面100bに近づけたり遠ざけたりすることができるので、傾斜ブラシ5を使用しない場合は傾斜ブラシ5を被洗浄面100から遠ざけておくことで、移動する際の抵抗にならず、作業性に優れる。
(7)縦ブラシ回転駆動部7の駆動力は、縦ブラシ5,自在継手20を経て、傾斜ブラシ13にも伝達されるので、縦ブラシ回転駆動部7の駆動力のみで、縦ブラシ5及び傾斜ブラシ13を回転又は回動させることができ、部品点数を減少させることができ生産性に優れるとともにメンテナンス性に優れる。
(8)縦ワイパ部17のワイパ17aや傾斜ワイパ部19の傾斜ワイパ19aを垂直面100aや傾斜面100b等の被洗浄面100に当接させたまま窓や壁面の洗浄装置1を移動させるだけで、被洗浄面100に付着した水滴等の水分を除去することができるので作業性に優れる。
(9)縦ワイパ部前後動駆動部16や傾斜ワイパ部前後動駆動部18を駆動させることにより、縦ワイパ部17のワイパ17aや傾斜ワイパ部19の傾斜ワイパ19aを垂直面100aや傾斜面100b等の被洗浄面100に近づけたり遠ざけたりすることができるので、ワイパ17aや傾斜ワイパ19aを使用しない場合は縦ワイパ部17や傾斜ワイパ部19を被洗浄面100から遠ざけておくことで、移動する際の抵抗にならず、作業性に優れる。
(10)垂直面100aや傾斜面100b等の被洗浄面100に洗浄水を噴出することができるので、縦ブラシ5及び傾斜ブラシ13による洗浄効率が向上する。
(11)水と洗浄原液とを別々に噴射するので、予め洗浄原液を水で希釈する必要がなく、作業性に優れる。
(12)水と洗浄原液とを別々に噴射するので、予め洗浄原液を水で希釈することによる泡立ちが発生し洗浄水の貯留用タンクである洗浄原液タンク21から溢れだすことがなく、使用性に優れる。
(13)ケーブル束25は、上側横行レール101に係合されたケーブルハンガ26に支持されているので、別途ケーブル用のレール等を配設する必要がなく、生産性に優れる。
(14)緊急停止時等に移動駆動部3aが制御不能になっても、接離駆動部3cを駆動させることにより、移動駆動部3aが後方へ移動し横行スプロケット3bと横行チェーン102の歯合が解除されるので、窓や壁面の洗浄装置1に配設された鎖やチェーン等の紐状態(図示せず)を引っ張ることにより、窓や壁面の洗浄装置1を人力で容易に移動させることができる。
【0048】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における窓や壁面の洗浄装置について、以下図面を参照しながら説明する。
【0049】
図6は本発明の実施の形態2における窓や壁面の洗浄装置の要部背面図であり、図7はその要部側面図である。
尚、説明の便宜上、窓や壁面の洗浄装置の被洗浄面側を前、反対側を後ろとして説明する。
【0050】
図6及び図7において、100は被洗浄面、100aは垂直面、100bは傾斜面、103は下側横行レール、22は原液噴出ノズル、23は水噴出ノズルであり、これらは実施の形態1と同様のものなので、同一の符号を付してその説明を省略する。
105は後述の横行スプロケットが歯合する複数の係止孔105aが開口された上側横行レールである。31は本発明の実施の形態2における窓や壁面の洗浄装置、32は角柱状のフレーム、33はフレーム32の上部に配設された移動手段、33aはフレーム32の上部に延設された側面がコの字状の移動本体、33bは移動本体33aの上下の両側に配設された移動車輪、33cはモータ等の移動駆動部、33dは移動駆動部33cのスプロケット及び上側横行レール105の係止孔105aに歯合した横行スプロケット、34はフレーム32に配設された縦ワイパ部、34aはフレーム32に一側が固定された固定板、34bは固定板34aの上下の開口部に固定されたガイド筒、34cはピストン部が固定板34aの中央部を貫通してシリンダ部が固定板34aに固定された縦ワイパ部前後動駆動部、34dは後部側に縦ワイパ部前後動駆動部34cのピストン部が固定された枠部材、34eは枠部材34dの前部に沿設された外側ワイパ挟持部材、34fは外側ワイパ挟持部材34eに配設されたワイパである。尚、外側ワイパ挟持部材34eとワイパ34fについては後述する。35は前端が枠部材34dに固定されガイド筒34bに遊挿されたガイドシャフト、36は上下のガイドシャフト35,35の後端に固定され中央に縦ワイパ部前後動駆動部34cのシリンダ部の後部側が遊挿された開口部を有するガイド支持部材、37は上部がフレーム32の下部に軸支された傾斜フレーム、38は傾斜フレーム37を回動させるモータ等の傾動駆動部、39は傾斜フレーム37の下部にシリンダ部が固定された保持部材前後動駆動部、40は保持部材前後動駆動部39のピストン部に固定された保持部材、41は保持部材40に弾性体を介して取り付けられたワイパ固定部材、42はワイパ固定部材41に固定された傾斜ワイパである。
【0051】
図8(a)は縦ワイパ部の要部拡大側面図であり、図8(b)は図8(a)のX−X線における矢視断面図である。
図8において、34は縦ワイパ部材、34dは枠部材、34eは断面が凹型状の外側ワイパ挟持部材、34fは外側ワイパ挟持部材34eの内側面と後述の内側ワイパ挟持部材の外側面との間に挟持されたワイパ、34gは外側ワイパ挟持部材34eの両側壁に複数開口されたワイパ押入孔、34hは外側ワイパ挟持部材34eの後壁に開口されたボルト挿入孔、34iは断面が凹型状の内側ワイパ挟持部材である。外側ワイパ挟持部材34eの両側壁の内面にワイパ34fを各々配設した後、ボルト挿入孔34j,34hを重ねてボルト34kを挿入螺着することにより、内側ワイパ挟持部材34iを外側ワイパ挟持部材34の凹部に固定する。これにより、ワイパ34fは外側ワイパ挟持部材34eの内側面と内側ワイパ挟持部材34iの外側面との間に挟持され、側面がワイパ押入孔34gに押入されることにより固定される。尚、内側ワイパ挟持部材34iの両側壁を外側に各々開き気味にして形成した場合は、ワイパ34fを外側ワイパ挟持部材34eとの間でより強固に挟持させることができるので好ましい。
ここで、係止孔105aの形状としては、矩形状、長孔状、円状、多角形状等が用いられる。
ワイパ押入孔34gの形状としては、矩形状、長孔状、円状、多角形状等が用いられる。
外側ワイパ挟持部材34eの内側面と内側ワイパ挟持部材34iの外側面に突起部を設けてワイパ34fの抜脱を防止するようにしてもよい。
【0052】
以上のように構成された本発明の実施の形態2における窓や壁面の洗浄装置の動作について、以下図面を参照しながら説明する。
【0053】
まず、移動手段33の移動駆動部33cを駆動させ、窓や壁面の洗浄装置31を被洗浄面100の位置まで移動させる。次いで、縦ワイパ部前後動駆動部34cを伸長させ、ワイパ部34fを垂直面100aに密着させる。この際、傾斜面100bも洗浄する場合は、傾動駆動部38を駆動させ傾斜フレーム37を回動させると共に保持部材前後動駆動部39を伸長させ傾斜ワイパ42を傾斜面100bに密着させる。次いで、原液噴出ノズル22、水噴出ノズル23から洗浄液を噴出させながら窓や壁面の洗浄装置31をワイパ34f,傾斜ワイパ42を被洗浄面100に密着させた状態で移動させる。
【0054】
以上のように構成された本発明の実施の形態2における窓や壁面の洗浄装置によれば、以下のような作用が得られる。
(1)移動駆動部33cを駆動させることにより移動手段33が駆動し、窓や壁面の洗浄装置31を上側横行レール105に沿って、移動させることができる。
(2)上側横行レール105は角パイプ状体に係止孔105aを開口しただけの構成であり、別途チェーン等を必要としないので、低原価で量産することができ生産性に優れる。
(3)ワイパ34f,傾斜ワイパ42を被洗浄面100に密着させた状態で移動しながら、洗浄を行うことができるので、移動手段33をほとんど停止させることなく被洗浄面100の洗浄を行うことができ、作業性に優れる。
(4)縦ワイパ部前後動駆動部34cを駆動させることにより、ワイパ34fを被洗浄面100に近づけたり遠ざけたりすることができるので、ワイパ34fを使用しない場合はワイパ34fを被洗浄面100から遠ざけておき、洗浄する際にワイパ34fを被洗浄面100に当接させることで、移動する際の抵抗にならず、作業性に優れる。
(5)被洗浄面100が垂直面100aと傾斜面100bとを有する出窓状のものであっても、垂直面100aに対する傾斜面100bの角度に合わせて、傾斜ワイパ42をワイパ34fに対して傾斜させることにより、ワイパ34fにより垂直面100aが、傾斜ワイパ42により傾斜面100bが同時に洗浄されるので作業性に優れる。
(6)保持部材前後動駆動部39を駆動させることにより、傾斜ワイパ42を傾斜面100bに近づけたり遠ざけたりすることができるので、傾斜ワイパ42を使用しない場合は傾斜ワイパ42を被洗浄面100から遠ざけておくことで、移動する際の抵抗にならず、作業性に優れる。
(7)ワイパ34f,傾斜ワイパ42を垂直面100aや傾斜面100b等の被洗浄面100に密着せたまま窓や壁面の洗浄装置31を移動させるだけで、被洗浄面100に付着した水滴等の水分を除去することができるので作業性に優れる。
(8)ワイパ34fは、外側ワイパ挟持部材34eの内側面と内側ワイパ挟持部材34iの外側面との間に挟持されることにより取り付けられているので、ボルト等で直接固定する場合に比べて、撓ませることなく配設することができ、洗浄面100に均一の力で密着させることができ、洗浄効率が向上する。
(9)ワイパ34fにボルト孔等が設けられていないので、亀裂が入りにくく、耐久性に優れる。
(10)外側ワイパ挟持部材34eのワイパ押入孔34gにワイパ34fの側面が押入されるのでワイパ34fを確実に固定させることができる。
(11)2基のワイパ34fで洗浄するので、1基のワイパ34fで洗浄する場合と比べて、被洗浄面100の洗浄をより確実に行うことができ、再洗浄をなくして洗浄効率の向上を図ることができる。
尚、本実施の形態2においては、外側ワイパ挟持部材34eと内側ワイパ挟持部材34iの断面の形状を凹型状としたが、ワイパ34fを1基のみ用いる場合は断面をL型状とする場合もある。
また、本実施の形態2においては、ワイパ押入孔34gは外側ワイパ挟持部材34eにのみ設けたが、内側ワイパ挟持部材34iに設ける場合もある。両方に設けた場合は、ワイパ34fがより確実に固定される。
また、上側横行レール105は角パイプ状のものを用いたが、平板状のものを用いても同様に実施可能である。
【0062】
【発明の効果】
以上のように本発明の窓や壁面の洗浄装置によれば、以下のような有利な効果が得られる。
請求項に記載の発明によれば、以下の効果を有する。
(1)ワイパを被洗浄面に密着させた状態で移動しながら被洗浄面の洗浄を行うことができるので、移動手段をほとんど停止させることなく被洗浄面の洗浄を行うことができ、作業性に優れる。
(2)ワイパを被洗浄面に密着せたまま窓や壁面の洗浄装置を移動させるだけで、被洗浄面に付着した水滴等の水分を除去することができるので作業性に優れる。
(3)ワイパは、外側ワイパ挟持部材の内側面と内側ワイパ挟持部材の外側面との間に挟持されることにより取り付けられているので、ボルト等で直接固定する場合に比べて、撓ませることなく配設することができ、洗浄面に均一の力で密着させることができ、洗浄効率が向上する。
(4)ワイパにボルト孔等が設けられていないので、亀裂が入りにくく、耐久性に優れる。
(5)外側ワイパ挟持部材の内側面と内側ワイパ挟持部材を凹型状に形成した場合は、2基のワイパを配設することができ、洗浄効率が向上する。
(6)横行レールとして、角パイプ状体や平板状体に移動手段のスプロケットが歯合する複数の係止孔を穿設したものを用いているので、別途チェーン等を用意する必要が無く、低原価で量産可能で生産性に優れる。
(7)移動手段を駆動させることにより、窓や壁面の洗浄装置を横行レールに沿って、移動させることができる。
(8)縦ワイパ部を横方向に移動させて窓や壁面の水きりを行うので、水平型のワイパ部に比べワイパ部の縁部の筋等が多く残らず、仕上がり精度が優れている。
(9)縦ワイパ部前後動駆動部を駆動させることにより、縦ワイパ部を被洗浄面に近づけたり遠ざけたりすることができるので、ワイパを使用しない場合は縦ワイパ部を被洗浄面から遠ざけておくことで、移動する際の抵抗にならず、作業性に優れる。
(10)被洗浄面に洗浄水を噴出することができるので、縦ブラシ及び傾斜ブラシによる洗浄効率が向上する。
(11)水と洗浄原液とを別々に噴射するので、予め洗浄原液を水で希釈する必要がなく、作業性に優れる。
(12)水と洗浄原液とを別々に噴射するので、予め洗浄原液を水で希釈して泡立ちが発生し洗浄水の貯留用タンク等から溢れだすことがなく、使用性に優れる。
【0064】
請求項に記載の発明によれば、請求項の効果に加え、以下の効果を有する。
(1)被洗浄面が垂直面と傾斜面とを有する出窓状のものであっても、垂直面に対する傾斜面の角度に合わせて、傾斜ブラシ及び/又は傾斜ワイパをワイパに対して傾斜させることにより、ワイパにより垂直面が、傾斜ブラシ及び/又は傾斜ワイパにより傾斜面が同時に洗浄されるので作業性に優れる。
【0065】
請求項に記載の発明によれば、請求項の効果に加え、以下の効果を有する。
(1)保持部材前後動駆動部を駆動させることにより、傾斜ブラシ及び/又は傾斜ワイパを被洗浄面(傾斜面)に近づけたり遠ざけたりすることができるので、傾斜ブラシ及び/又は傾斜ワイパを使用しない場合は傾斜ブラシ及び/又は傾斜ワイパを被洗浄面から遠ざけておくことで、移動する際の抵抗にならず、作業性に優れる。
【0066】
請求項に記載の発明によれば、請求項1乃至の内何れか一項の効果に加え、以下の効果を有する。
(1)制御部によって移動駆動部の動作を制御することにより、移動手段の動作も制御することができるので、窓や壁面の洗浄装置の動作を制御することができる。
【0067】
請求項に記載の発明によれば、請求項1乃至の内何れか一項の効果に加え、以下のような作用が得られる。
(1)緊急停止時等に移動駆動部が制御不能になっても、接離駆動部を駆動させることにより横行スプロケットと係止孔との歯合を解除させることができるので、窓や壁面の洗浄装置を人力で容易に移動させることができる。
【0070】
請求項に記載の発明によれば、請求項乃至の内何れか一項の効果に加え、以下の効果を有する。
(1)ワイパを確実に固定させることができワイパの抜脱を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における窓や壁面の洗浄装置の正面図
【図2】本発明の実施の形態1における窓や壁面の洗浄装置の側面図
【図3】本発明の実施の形態1における窓や壁面の洗浄装置の背面図
【図4】本発明の実施の形態1における窓や壁面の洗浄装置の設置例を示す背面状態図
【図5】本発明の実施の形態1における窓や壁面の洗浄装置の設置例を示す平面状態図
【図6】本発明の実施の形態2における窓や壁面の洗浄装置の要部背面図
【図7】本発明の実施の形態2における窓や壁面の洗浄装置の要部側面図
【図8】(a)縦ワイパ部の要部拡大側面図
(b)図8(a)のX−X線における矢視断面図
【符号の説明】
1 本発明の実施の形態1における窓や壁面の洗浄装置
2 フレーム
2a 係合部
2b 上側ガイドシャフト
2c 下側ガイドシャフト
3 移動手段
3a 移動駆動部
3b 横行スプロケット
3c 接離駆動部
4 縦ブラシ軸支部材
4a 上側ガイド部
4b 下側ガイド部
4c 軸支部
5 縦ブラシ
6 縦ブラシ前後動駆動部
7 縦ブラシ回転駆動部
8 ブラシ回転駆動側スプロケット
9 ブラシ回転従動側スプロケット
10 ブラシ回動用チェーン
11 傾斜フレーム
11a 軸支部
12 傾斜ブラシ軸支部材
13 傾斜ブラシ
14 傾動駆動部
15 傾斜ブラシ前後動駆動部
16 縦ワイパ部前後動駆動部
17 縦ワイパ部
17a ワイパ
18 傾斜ワイパ部前後動駆動部
19 傾斜ワイパ部
20 自在継手
21 洗浄原液タンク
22 原液噴出ノズル
23 水噴出ノズル
24 制御部
25 ケーブル束
26 ケーブルハンガ
31 本発明の実施の形態2における窓や壁面の洗浄装置
32 フレーム
33 移動手段
33a 移動本体
33b 移動車輪
33c 移動駆動部
33d 横行スプロケット
34 縦ワイパ部
34a 固定板
34b ガイド筒
34c 縦ワイパ部前後動駆動部
34d 枠部材
34e 外側ワイパ挟持部材
34f ワイパ
34g ワイパ押入孔
34h ボルト挿入孔
34i 内側ワイパ挟持部材
34j ボルト挿入孔
34k ボルト
35 ガイドシャフト
36 ガイド支持部材
37 傾斜フレーム
38 傾動駆動部
39 保持部材前後動駆動部
40 保持部材
41 ワイパ固定部材
42 傾斜ワイパ
100 被洗浄面
100a 垂直面
100b 傾斜面
101 上側横行レール
102 横行チェーン
103 下側横行レール
104 プラットホーム
105 上側横行レール
105a 係止孔

Claims (6)

  1. 前部側が被洗浄面に対向して設置され左右に移動されながら前記被洗浄面の洗浄を行う窓や壁面の洗浄装置であって、
    前部側が被洗浄面に対向して設置されたフレームと、
    前記フレームの上部側に配設され前記被洗浄面の上方に配設される上側横行レールに沿って前記フレームを移動させる移動手段と、
    前記移動手段を駆動させる移動駆動部と、
    前記フレームに配設された縦ワイパ部と、を備え、
    前記縦ワイパ部が、断面がL型状又は凹型上の外側ワイパ挟持部材と、
    前記外側ワイパ挟持部材の内側に配設される内側ワイパ挟持部材と、
    前記外側ワイパ挟持部材の内側面と前記内側ワイパ挟持部材の外側面との間に後部側が挟持されたワイパと、を備え、
    前部に前記外側ワイパ挟持部材が沿設された枠部材の後部側にピストン部が固定され、前記フレームに一側が固定された固定板の中央部を前記ピストン部が貫通してシリンダ部が前記固定板に固定され、前記固定板の上下の開口部に固定されたガイド筒に遊挿され前端が前記枠部材に固定されたガイドシャフトの後端にガイド支持部材が固定され、前記ガイド支持部材の中央の開口部に前記シリンダ部の後部側が遊挿され前記縦ワイパ部を前後方向に移動させる縦ワイパ部前後動駆動部と、
    吐出口を前方に向けて配設され被洗浄面に向かって洗浄水を噴射し上流側が水源に接続された水噴射ノズルと、洗浄原液が貯留された洗浄原液タンクに接続され吐出口を前方に向けて配設された原液噴射ノズルと、を備え、
    前記移動駆動部が回転軸を有し、前記回転軸に配設され前記上側横行レールの側面に長さ方向に沿って穿設された係止孔に歯合する横行スプロケットを備えていることを特徴とする窓や壁面の洗浄装置。
  2. 上部側及び/又は下部側が前記フレームの下部側及び/又は上部側の軸支部において軸支された傾斜フレームと、前記傾斜フレームに回転自在に配設された傾斜ブラシ及び/又は前記傾斜フレームに配設された傾斜ワイパと、前記傾斜フレームを前記軸支部を中心にして回動させる傾動駆動部と、を備えていることを特徴とする請求項に記載の窓や壁面の洗浄装置。
  3. 前記傾斜フレームに前後方向に移動自在に配設された保持部材と、前記保持部材を前後に移動させる保持部材前後動駆動部とを備え、前記傾斜ブラシ及び/又は傾斜ワイパが前記保持部材に取り付けられ保持部材を介して前記傾斜フレームに配設されていることを特徴とする請求項に記載の窓や壁面の洗浄装置。
  4. 前記移動駆動部を制御する制御部を備えていることを特徴とする請求項1乃至の内何れか一項に記載の窓や壁面の洗浄装置。
  5. 前記係止孔と前記横行スプロケットとを歯合させ、あるいはその歯合を解除させる接離駆動部を備えていることを特徴とする請求項1乃至の内何れか一項に記載の窓や壁面の洗浄装置。
  6. 前記外側ワイパ挟持部材や前記内側ワイパ挟持部材の側壁にワイパ押入孔や突起部が設けられていることを特徴とする請求項乃至の内何れか一項に記載の窓や壁面の洗浄装置。
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