JP2593752Y2 - 器具の洗浄用保持装置 - Google Patents

器具の洗浄用保持装置

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JP2593752Y2
JP2593752Y2 JP1992007636U JP763692U JP2593752Y2 JP 2593752 Y2 JP2593752 Y2 JP 2593752Y2 JP 1992007636 U JP1992007636 U JP 1992007636U JP 763692 U JP763692 U JP 763692U JP 2593752 Y2 JP2593752 Y2 JP 2593752Y2
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JP1992007636U
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Inventor
潤 田邊
Original Assignee
株式会社田邊空気機械製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、器具の洗浄用保持装置
に関し、詳しくは、洗浄のためにパレット状の器具を立
てかけた状態に保持し、その着脱が自在な器具の洗浄用
保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の工業界等では多くの部品等を仕分
けして収納したり、その他の用途に使用するための器具
としてパレット状の容器が各方面に多用されている。こ
れらの器具は常に清浄に保って置く必要のある場合が多
く、殊に近年のようにプラスチック製のものの場合はご
みや汚れが付着し易いためにメンテナンス上からもなお
さら頻繁に洗浄する必要が生じる。また、かかる洗浄に
はその規模に応じて連続的あるいは纏まった複数点のも
のに対して自動洗浄装置が使用されるが、その洗浄前お
よび洗浄後、器具が容易に着脱されるように装置内に保
持されることが望まれる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
洗浄の対象となる物件がパレット状ないしパン状の容器
などで、洗浄水や洗浄液の噴射によって洗浄が行われる
ような場合、一般に表裏両面側から隈なく汚れが取除か
れるような形で被洗浄体が保持される必要があり、しか
もその着脱が容易でなければならない。
【0004】本考案の目的は、上述したような従来の課
題に鑑み、確実かつ速やかにほぼ一挙動で容易に被洗浄
体の保持動作および取外し動作が可能であり、しかも、
隈なく洗浄が可能なように保持される使い勝手の良い洗
浄用保持装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案は、台板から互いに平行に立設された一対
の案内軸と、該一対の案内軸に沿って移動自在に保持さ
れると共に個々の前記案内軸との間に下向きの保持溝を
形成するための枠体を有する把持部材と、該把持部材の
下降を限定する中間枠と、前記台板上に立設され、個々
の前記案内軸との間に上向きの保持溝を形成するための
枠体と、を具備し、前記案内軸、把持部材、中間枠およ
び枠体が棒状骨材から成り、前記把持部材を移動させて
該把持部材の下向きの保持溝と前記台板上の上向きの保
持溝との間に被洗浄器具の縁部を着脱自在としたことを
特徴とする。
【0006】
【作用】本考案によれば、把持部材を一対の案内軸に沿
わせて上方に移動させるようにするだけで、把持部材の
下向き保持溝と台板の上向き保持溝との間に被洗浄体の
上下の縁部を保持させ、あるいは取外すことが容易にで
きる。
【0007】
【実施例】以下に、図面を参照しつつ本考案の実施例を
詳細かつ具体的に説明する。
【0008】図1は本考案の一実施例を示し、(A)は
その洗浄用保持装置の1つを正面から見た図、(B)は
側面から見た図、(C)は不図示の被洗浄体上端部を着
脱自在に把持するための把持部材1を上面から見た図、
(D)は保持装置の中間部分に水平方向に差渡した形に
固定される補強中間枠2を上面から見た図であり、
(E)は把持部材1の円筒状ソケット部材3に保持装置
の柱状縦軸4が移動自在に保たれる断面をそれぞれ示し
ている。
【0009】また、これらの図において5は2本の柱状
縦軸4の下端部が溶着固定される台板、6は同じく台板
5の柱状縦軸(以下で案内軸という)4が固定される部
分に取りつけられた逆U字型の支持枠であり、後述する
ようにして台板5上に立設された案内軸4と支持枠6と
の間に不図示の被保持体の下端縁が支持される。なお一
方、把持部材1の方は先に(C)のところで述べたソケ
ット部材3がそれぞれ横軸7に溶着固定されていて、こ
の横軸7の下面側にはこれもU字型をなす下向き支持枠
8が取付けられている。かくして、把持部材1のところ
で案内軸4と下向き支持枠8との間にそれぞれ、下向き
保持溝9が、また下方の台板5上には案内軸4と上向き
支持枠6との間に上向き保持溝10が形成される。
【0010】ついで、このように構成した洗浄用保持装
置に周縁部20Cを有するパレット状の被洗浄体として
の器具20を保持させるときの動作を図2に従って説明
する。それにはまず、(A)に示すように器具20の上
側周縁部20Cを2本の案内軸4に沿わせるようにして
下方から把持部材1と案内軸4との間の下向き保持溝9
に差込み、把持部材1を矢印で示すように上方に押上げ
るようにする。なお、このように器具20を保持させる
までは把持部材1はその自重によって降下し、補強中間
枠2のところで止められている。
【0011】そして、器具20による引続きの把持部材
1の押上げ動作により、(B)に示すように器具20の
下側周縁部20Cを案内軸4に沿わせる位置にまで押込
み可能としたところで、(C)に示すように器具下側周
縁部20Cを台板5上の上向き保持溝10に押込みつつ
把持部材1を下降させる。かくして、図3の(A)およ
び(B)に示すように器具20を2本の案内軸4に沿わ
せた立てかけの状態で上部の下向き保持溝9と下部の上
向き保持溝10との間に保持させることができる。な
お、本例の場合、補強中間枠2の両端部はその両端部
が、保持される器具20側に緩やかに曲げられていて、
器具20の左右の位置ずれを規制することにより、正し
く上記のような保持状態に保たれ易いようにしている。
【0012】さらにまたここで、これまでに述べた説明
では図2に示す一連の動作が何によってされるかまでは
言及しなかったが、人手によって操作してもよいことは
勿論のこと、補助案内用具を用いたり、ロボットハンド
等を用いて自動的に行うようにすることも可能である。
【0013】ついで、図4および図5に従って、本考案
洗浄用保持装置を組込んだ器具洗浄機の構成例について
説明する。
【0014】図4は上述したような洗浄用保持装置の3
組を図5に示す洗浄機のケーシング30内の回転円板3
1上に立設した状態が示されている。ここで、32は回
転円板31用の回転軸であり、回転軸32は図5に示す
ようにケーシング30の床に回転自在に支持されてい
て、駆動モータ33と同軸の摩擦車34と円板31との
外周面同士が摩擦接触を保つことにより、回転させられ
る。また、35はこれら3組の洗浄用保持装置におい
て、互いの装置間で案内軸4同士をその上方で連結して
いる結合棒、36は洗浄液送給管、37は送給管36に
設けられ、保持される器具20の内外に対して同時に洗
浄液を噴射可能な噴射ノズル、38は洗浄用温水を送給
する温水送給管、39は温水送給管38に設けられ、保
持される器具20の内外に対して同時に温水の噴射が可
能な温水噴射ノズルである。なお、30は上述した全て
の装置が格納可能な洗浄機用ケーシングであり、洗浄液
や洗浄用温水は全てケーシング30の外部から供給され
る。またここで、使用済洗浄液や温水の排水系やその他
の装置の細部についてはこれを省略する。
【0015】このように構成した本考案適用の洗浄機に
おいては、まず、ケーシング扉40を開放した状態で各
保持装置に先に述べた要領で本例の場合3つの被洗浄体
であるパレット状器具20を固定する。そして、ケーシ
ング扉40を閉成した後、これらを搭載した円板31を
モータ33によって回転駆動させながら送給管36の各
噴射ノズル37から洗浄液を噴射させて、器具20の表
裏側から汚れを落す。そして、このあとさらに温水送給
管38のノズル39から温水を同様にして噴射させ、次
々と器具20の表裏面を清浄な状態に洗い仕上げること
ができる。なお、上述のようにして洗いあげられ、要す
れば乾燥させた後で、再びケーシング扉40を開放して
例えば人手により各器具20を1つずつ下方から軽く上
方に押上げるようにするだけで器具20を介して把持部
材1を双方の案内軸4に沿わせて上方に持上げることが
できる。よって、このあとは下部の上向き保持溝10か
ら器具20の下側周縁部20Cを外したあと、これを手
前に引出すようにした上で幾分斜め下方に器具20を導
くことにより把持部材1を案内軸4に沿わせて下方に降
下させる。そして、把持部材1が補強中間枠2に当接し
たところで、こんどは器具20の上側周縁部20Cを上
部の下向き保持溝9から離脱させることができる。
【0016】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案によれ
ば、台板から互いに平行に立設された一対の案内軸と、
該一対の案内軸に沿って移動自在に保持されると共に個
々の前記案内軸との間に下向きの保持溝を形成するため
の枠体を有する把持部材と、該把持部材の下降を限定す
る中間枠と、前記台板上に立設され、個々の前記案内軸
との間に上向きの保持溝を形成するための枠体とを具備
し、前記把持部材を移動させて該把持部材の下向きの保
持溝と前記台板上の上向きの保持溝との間に被洗浄器具
の縁部を着脱自在としたので、簡単な操作だけで被洗浄
体を一挙動で着脱できるのみならず、全体の構成を棒状
骨材の組合せ構造としたために、洗浄の妨げとならず、
表裏両面側から同時に洗浄液や洗浄水による完全洗浄を
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構成の一例を正面図(A)、側面図
(B)、および把持部材の上面図(C)、補強中間枠の
上面図(D)と把持部材のソケット部材断面図(E)と
して示す説明図である。
【図2】本考案の被洗浄体把持動作の順序(A),
(B),(C)を側方から見て示す詳細図である。
【図3】本考案による把持状態を上面から見て示す図
(A)および正面から見て示す図(B)である。
【図4】本考案洗浄用保持装置を組込んだ洗浄機の回転
円板の上面図である。
【図5】本考案洗浄用保持装置を組込んだ洗浄機の構成
の一例を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 把持部材 2 補強中間枠 3 ソケット部材 4 縦軸(案内軸) 5 台板 6,8 支持枠 7 横軸 9 上部(下向き)保持溝 10 下部(上向き)保持溝 20 器具(被洗浄体) 20C 周縁部 30 洗浄機用ケーシング 31 回転円板 33 駆動モータ 37,39 噴射ノズル 40 ケーシング扉

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台板から互いに平行に立設された一対の
    案内軸と、該一対の案内軸に沿って移動自在に保持され
    ると共に個々の前記案内軸との間に下向きの保持溝を形
    成するための枠体を有する把持部材と、該把持部材の下
    降を限定する中間枠と、前記台板上に立設され、個々の
    前記案内軸との間に上向きの保持溝を形成するための枠
    体と、を具備し、前記案内軸、把持部材、中間枠および
    枠体が棒状骨材から成り、前記把持部材を移動させて該
    把持部材の下向きの保持溝と前記台板上の上向きの保持
    溝との間に被洗浄器具の縁部を着脱自在としたことを特
    徴とする器具の洗浄用保持装置。
JP1992007636U 1992-02-21 1992-02-21 器具の洗浄用保持装置 Expired - Lifetime JP2593752Y2 (ja)

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JPH0567377U JPH0567377U (ja) 1993-09-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS514721Y2 (ja) * 1971-03-18 1976-02-10
JPS5269793A (en) * 1975-12-08 1977-06-10 Hitachi Cable Apparatus for removing adhered matters scallops

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