JPH11189051A - 車両のエネルギー源用インレット構造 - Google Patents
車両のエネルギー源用インレット構造Info
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- JPH11189051A JPH11189051A JP35754097A JP35754097A JPH11189051A JP H11189051 A JPH11189051 A JP H11189051A JP 35754097 A JP35754097 A JP 35754097A JP 35754097 A JP35754097 A JP 35754097A JP H11189051 A JPH11189051 A JP H11189051A
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- Japan
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- vehicle
- outer panel
- energy source
- opening
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エネルギー源を補給する開口部がボディの外
側パネルに形成された場合に、該開口部の蓋を開閉する
ときに前記ボディの外側パネルが変形しないようにする
こと。 【解決手段】 ボディの外側パネル12に形成された
エネルギー源補給用開口部12aを開閉する蓋30をア
ームヒンジ31により開閉自在に前記ボディの外側パネ
ル12に取り付けた車両において、前記ボディの外側パ
ネル12のうち前記開口部12a近傍部分に固定された
エネルギー源用インレットボックス34と前記車両のボ
デー2の剛体部を連結部材40で連結したことを特徴と
する車両のエネルギー源用インレット構造。更に、前
記車両のボディの剛体部が後輪用ホイールハウス20で
あること。
側パネルに形成された場合に、該開口部の蓋を開閉する
ときに前記ボディの外側パネルが変形しないようにする
こと。 【解決手段】 ボディの外側パネル12に形成された
エネルギー源補給用開口部12aを開閉する蓋30をア
ームヒンジ31により開閉自在に前記ボディの外側パネ
ル12に取り付けた車両において、前記ボディの外側パ
ネル12のうち前記開口部12a近傍部分に固定された
エネルギー源用インレットボックス34と前記車両のボ
デー2の剛体部を連結部材40で連結したことを特徴と
する車両のエネルギー源用インレット構造。更に、前
記車両のボディの剛体部が後輪用ホイールハウス20で
あること。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のエンジン用
燃料補給部又は電気自動車用モータの充電ソケット部を
開閉するエネルギー源用インレット構造に関し、特にエ
ネルギー源用インレット構造の剛性を向上させる技術に
関するものである。
燃料補給部又は電気自動車用モータの充電ソケット部を
開閉するエネルギー源用インレット構造に関し、特にエ
ネルギー源用インレット構造の剛性を向上させる技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両においては、ボディの意匠上
平滑な外側パネルにフューエルフィラリッド開口部を設
定するのが通例であるが、前記ボディの外側パネルの装
飾用ブリスター形状(凹凸)部分にフューエルフィラリ
ッド開口部を設定しなければならない制約が発生した場
合、フューエルフィラリッドと前記ボディの外側パネル
との干渉が問題となった。そこで、フューエルフィラリ
ッドをアームヒンジにより前記ボディの外側パネルに開
閉自在に取り付けることにより、フューエルフィラリッ
ドを開いた時、フューエルフィラリッドが前記ボディの
外側パネルから外側へ出るようにするようにしている。
平滑な外側パネルにフューエルフィラリッド開口部を設
定するのが通例であるが、前記ボディの外側パネルの装
飾用ブリスター形状(凹凸)部分にフューエルフィラリ
ッド開口部を設定しなければならない制約が発生した場
合、フューエルフィラリッドと前記ボディの外側パネル
との干渉が問題となった。そこで、フューエルフィラリ
ッドをアームヒンジにより前記ボディの外側パネルに開
閉自在に取り付けることにより、フューエルフィラリッ
ドを開いた時、フューエルフィラリッドが前記ボディの
外側パネルから外側へ出るようにするようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は、フューエルフィラリッドがアームヒンジにより開閉
される場合、アームヒンジの回転軸からフューエルフィ
ラリッドまでが長くなるので、フューエルフィラリッド
に上下方向の荷重がかかると、前記回転軸近傍にこの荷
重が伝わり、前記ボディの外側パネル(特に意匠上の凹
部)が車室内外方向へ変形する(面がベコベコする)の
で、車両の商品性が低下するという問題があった。な
お、エネルギー源としてガソリン等の燃料(フューエ
ル)の代わりにモーター用電力を使用する電気自動車に
おいては充電ソケット部用開口部が前記ボディの外側パ
ネルに形成され、この開口部を開閉する蓋がアームヒン
ジにより開閉自在に前記ボディの外側パネルに取り付け
られている場合にも、上記問題と同様の問題があった。
したがって、本願発明の目的は、上述の従来例の問題点
を解決し、燃料や電力即ちエンエルギー源を補給する開
口部がボディの外側パネルに形成された場合に、該開口
部の蓋を開閉するときに前記ボディの外側パネルが変形
しないようにすることができるエネルギー源用インレッ
ト構造を提供することである。
は、フューエルフィラリッドがアームヒンジにより開閉
される場合、アームヒンジの回転軸からフューエルフィ
ラリッドまでが長くなるので、フューエルフィラリッド
に上下方向の荷重がかかると、前記回転軸近傍にこの荷
重が伝わり、前記ボディの外側パネル(特に意匠上の凹
部)が車室内外方向へ変形する(面がベコベコする)の
で、車両の商品性が低下するという問題があった。な
お、エネルギー源としてガソリン等の燃料(フューエ
ル)の代わりにモーター用電力を使用する電気自動車に
おいては充電ソケット部用開口部が前記ボディの外側パ
ネルに形成され、この開口部を開閉する蓋がアームヒン
ジにより開閉自在に前記ボディの外側パネルに取り付け
られている場合にも、上記問題と同様の問題があった。
したがって、本願発明の目的は、上述の従来例の問題点
を解決し、燃料や電力即ちエンエルギー源を補給する開
口部がボディの外側パネルに形成された場合に、該開口
部の蓋を開閉するときに前記ボディの外側パネルが変形
しないようにすることができるエネルギー源用インレッ
ト構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の第1の発明の構成は、ボディの外側パネルに
形成されたエネルギー源補給用開口部を開閉する蓋をア
ームヒンジにより開閉自在に前記ボディの外側パネルに
取り付けた車両において、前記ボディの外側パネルのう
ち前記開口部近傍部分に固定されたエネルギー源用イン
レットボックスと前記車両のボデーの剛体部を連結部材
で連結したことを特徴とする車両のエネルギー源用イン
レット構造である。
め、本願の第1の発明の構成は、ボディの外側パネルに
形成されたエネルギー源補給用開口部を開閉する蓋をア
ームヒンジにより開閉自在に前記ボディの外側パネルに
取り付けた車両において、前記ボディの外側パネルのう
ち前記開口部近傍部分に固定されたエネルギー源用イン
レットボックスと前記車両のボデーの剛体部を連結部材
で連結したことを特徴とする車両のエネルギー源用イン
レット構造である。
【0005】上記第1の発明の構成により、前記ボディ
の外側パネルのうち前記開口部近傍部分に固定されたエ
ネルギー源用インレットボックスと前記車両のボデーの
剛体部を連結部材で連結したことにより、前記エネルギ
ー源用インレットボックスを介して前記ボディの外側パ
ネルのうち前記開口部近傍部分が前記ボディの剛体部分
に連結されるので、前記開口部用蓋を開閉したときに、
前記ボディの外側パネルの変形が生ずることを防ぐこと
ができる。
の外側パネルのうち前記開口部近傍部分に固定されたエ
ネルギー源用インレットボックスと前記車両のボデーの
剛体部を連結部材で連結したことにより、前記エネルギ
ー源用インレットボックスを介して前記ボディの外側パ
ネルのうち前記開口部近傍部分が前記ボディの剛体部分
に連結されるので、前記開口部用蓋を開閉したときに、
前記ボディの外側パネルの変形が生ずることを防ぐこと
ができる。
【0006】第2の発明の構成は、上記第1の発明の構
成において、前記車両のボディの剛体部が後輪用ホイー
ルハウスであることである。
成において、前記車両のボディの剛体部が後輪用ホイー
ルハウスであることである。
【0007】上記第2の発明の構成により、上記第1の
発明の作用とともに、前記車両のボディの剛体部が後輪
用ホイールハウスであるので、前記エネルギー源用イン
レットボックスと前記車両のボデーの剛体部を連結部材
で連結することが容易になる。また、後輪用ホイールハ
ウスは十分に剛性があるので、上記第1の発明の構成に
よる作用を十分に果たすことができる。
発明の作用とともに、前記車両のボディの剛体部が後輪
用ホイールハウスであるので、前記エネルギー源用イン
レットボックスと前記車両のボデーの剛体部を連結部材
で連結することが容易になる。また、後輪用ホイールハ
ウスは十分に剛性があるので、上記第1の発明の構成に
よる作用を十分に果たすことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本願発明の実施の形態に係
わる自動車の側面を示し、図2は該実施の形態を示し、
図3は図2に示すものの要部を拡大して示し、図4は該
実施の形態に係わるフューエルフィラリッドを開いた状
態を示し、図5は該実施の形態の横断面構造を示し、図
6は該実施の形態の縦断面構造を示している。
わる自動車の側面を示し、図2は該実施の形態を示し、
図3は図2に示すものの要部を拡大して示し、図4は該
実施の形態に係わるフューエルフィラリッドを開いた状
態を示し、図5は該実施の形態の横断面構造を示し、図
6は該実施の形態の縦断面構造を示している。
【0009】図1〜図6において、自動車1のボディ2
にフトントドア5及びリアドア6が設けられている。フ
ロントドアウインド5aがフロントドア5に形成され、
リアドアウインド6aがリアドア6に形成されている。
なお3は前輪であり、4は後輪である。ボディ2には、
クォータパネル10が組み付けられている。クォータパ
ネル10は、リヤフェンダーともいい、後輪4を覆うボ
ディ2のパネルであり、クォータインナパネル11及び
クォータアウタパネル12からなっている。クォータア
ウタパネル12はボディ2の外側パネル(外板)の一部
分である。フューエルインレット機構用開口部12aが
クォータアウタパネル12に形成されている(図4参
照)。なお、装飾用帯状凹凸形状12bがクォータアウ
タパネル12に形成され、前記開口部12aは該凹凸形
状12bに掛かっている。クォータウインド13がクォ
ータパネル10に形成されている。13aはクォータウ
インド開口部であり、14はリアドア開口部である(図
2参照)。
にフトントドア5及びリアドア6が設けられている。フ
ロントドアウインド5aがフロントドア5に形成され、
リアドアウインド6aがリアドア6に形成されている。
なお3は前輪であり、4は後輪である。ボディ2には、
クォータパネル10が組み付けられている。クォータパ
ネル10は、リヤフェンダーともいい、後輪4を覆うボ
ディ2のパネルであり、クォータインナパネル11及び
クォータアウタパネル12からなっている。クォータア
ウタパネル12はボディ2の外側パネル(外板)の一部
分である。フューエルインレット機構用開口部12aが
クォータアウタパネル12に形成されている(図4参
照)。なお、装飾用帯状凹凸形状12bがクォータアウ
タパネル12に形成され、前記開口部12aは該凹凸形
状12bに掛かっている。クォータウインド13がクォ
ータパネル10に形成されている。13aはクォータウ
インド開口部であり、14はリアドア開口部である(図
2参照)。
【0010】リアホイールハウス(後輪用ホイールハウ
ス)20は後輪4の泥除けとなる部材であり、フロアパ
ネル24及びクォータアウタパネル12の下端に結合さ
れている。リアホイールハウス20は、ボディ2の一部
分であり、充分に剛性がある。更に、リアホイールハウ
ス20は、リアホイールハウスインナ21とリアホイー
ルハウスアウタ22とからなり、リアホイールハウスイ
ンナ21とリアホイールハウスアウタ22とはホイール
ハウススポットフランジ部分23にてスポット溶接によ
り結合されている。後述するステー40を取り付けるた
めの切欠23aがホイールハウススポットフランジ部分
23に形成されている。
ス)20は後輪4の泥除けとなる部材であり、フロアパ
ネル24及びクォータアウタパネル12の下端に結合さ
れている。リアホイールハウス20は、ボディ2の一部
分であり、充分に剛性がある。更に、リアホイールハウ
ス20は、リアホイールハウスインナ21とリアホイー
ルハウスアウタ22とからなり、リアホイールハウスイ
ンナ21とリアホイールハウスアウタ22とはホイール
ハウススポットフランジ部分23にてスポット溶接によ
り結合されている。後述するステー40を取り付けるた
めの切欠23aがホイールハウススポットフランジ部分
23に形成されている。
【0011】リテーナ33がクォータアウタパネル12
の開口部12aの縁の内面に固定され、アームヒンジ3
1の基部がリテーナ33の先端に回転軸32を介して回
転自在に連結されている。アームヒンジ31の先端はフ
ューエルフィラリッド30の内面に固定されている(図
4参照)。なお、図5においては、フューエルフィラリ
ッド30とアームヒンジ31は模式的に示されている。
このため、フューエルフィラリッド30は前記開口部1
2aを開閉することができる。なお、30aはフューエ
ルフィラリッド30のロック部である。
の開口部12aの縁の内面に固定され、アームヒンジ3
1の基部がリテーナ33の先端に回転軸32を介して回
転自在に連結されている。アームヒンジ31の先端はフ
ューエルフィラリッド30の内面に固定されている(図
4参照)。なお、図5においては、フューエルフィラリ
ッド30とアームヒンジ31は模式的に示されている。
このため、フューエルフィラリッド30は前記開口部1
2aを開閉することができる。なお、30aはフューエ
ルフィラリッド30のロック部である。
【0012】フューエルインレットボックス34の端部
に形成されたフランジ34aが防水用発砲シーラ39を
介してクォータアウタパネル12の内面に固定されてい
る。なお、フューエルインレットボックス34の図示し
ない一部分はクォータアウタパネル12の内面の前記開
口部12a近傍にスポット溶接により固定されている。
フューエルパイプ取付開口部35がフューエルインレッ
トボックス34に形成され、フューエルパイプ36がフ
ューエルパイプ取付開口部35に接続されている。フュ
ーエルキャップ37がフューエルパイプ取付開口部35
に被せられている。ゴム製シール部材38がフューエル
パイプ36の一部分を保護するように覆っている。な
お、図2及び図3ではフューエルパイプ36の図示が省
略されている。
に形成されたフランジ34aが防水用発砲シーラ39を
介してクォータアウタパネル12の内面に固定されてい
る。なお、フューエルインレットボックス34の図示し
ない一部分はクォータアウタパネル12の内面の前記開
口部12a近傍にスポット溶接により固定されている。
フューエルパイプ取付開口部35がフューエルインレッ
トボックス34に形成され、フューエルパイプ36がフ
ューエルパイプ取付開口部35に接続されている。フュ
ーエルキャップ37がフューエルパイプ取付開口部35
に被せられている。ゴム製シール部材38がフューエル
パイプ36の一部分を保護するように覆っている。な
お、図2及び図3ではフューエルパイプ36の図示が省
略されている。
【0013】ステー40は、パイプ又は棒状体であり、
その両端が平坦に加工されている。長穴40aがステー
40のフューエルインレットボックス34取付側端部に
形成され、ウェルドボルト41がステー40のホイール
ハウススポットフランジ部分23側に溶接されている。
なお、ステー40をパイプ状にすると、ステー40を軽
くすることができる。又、ステー40の材質は金属又は
合成樹脂である。ステー40取付用ウェルドボルト43
がフューエルインレットボックス34に溶接により固定
されている。上述のように長穴40aを形成した理由
は、ウェルドボルト41を先にナット42にてホイー
ルハウススポットフランジ部分23側の切欠23aに締
結する。その後において、フューエルインレットボッ
クス34側のウェルドボルト43を長穴40aを通して
ナット44にて締結する。このようにして、クォータア
ウタパネル12側とリアホイールハウス20側のホワイ
トボデー状態(塗装前の状態)での組み立て位置のばら
つきを吸収し、クォータアウタパネル12の歪みの発生
を防いでいる。
その両端が平坦に加工されている。長穴40aがステー
40のフューエルインレットボックス34取付側端部に
形成され、ウェルドボルト41がステー40のホイール
ハウススポットフランジ部分23側に溶接されている。
なお、ステー40をパイプ状にすると、ステー40を軽
くすることができる。又、ステー40の材質は金属又は
合成樹脂である。ステー40取付用ウェルドボルト43
がフューエルインレットボックス34に溶接により固定
されている。上述のように長穴40aを形成した理由
は、ウェルドボルト41を先にナット42にてホイー
ルハウススポットフランジ部分23側の切欠23aに締
結する。その後において、フューエルインレットボッ
クス34側のウェルドボルト43を長穴40aを通して
ナット44にて締結する。このようにして、クォータア
ウタパネル12側とリアホイールハウス20側のホワイ
トボデー状態(塗装前の状態)での組み立て位置のばら
つきを吸収し、クォータアウタパネル12の歪みの発生
を防いでいる。
【0014】以上の構成により、前記ボディ2の外側パ
ネルとしてのクォータアウタパネル12のうち前記開口
部12a近傍部分に固定されたエネルギー源用インレッ
トボックスとしてのフューエルインレットボックス34
と前記車両のボデー2の剛体部としてのリアホイールハ
ウス20のスポットフランジ部分23を連結部材として
のステー40で連結したことにより、前記フューエルイ
ンレットボックス34を介して前記クォータアウタパネ
ル12のうち前記開口部12a近傍部分が前記スポット
フランジ部分23に連結されるので、前記開口部12a
用蓋としてのフューエルフィラリッド30を開閉したと
きに、前記クォータアウタパネル12の変形が生ずるこ
とを防ぐことができる。更に、前記車両のボディ2の剛
体部がリアホイールハウス20であるので、前記フュー
エルインレットボックス34と前記車両のボデー2の剛
体部を連結部材としてのステー40で連結することが容
易になる。また、リアホイールハウス20は十分に剛性
があるので、フューエルフィラリッド30を開閉したと
きに、前記クォータアウタパネル12の変形が生ずるこ
とを充分に防ぐことができる。
ネルとしてのクォータアウタパネル12のうち前記開口
部12a近傍部分に固定されたエネルギー源用インレッ
トボックスとしてのフューエルインレットボックス34
と前記車両のボデー2の剛体部としてのリアホイールハ
ウス20のスポットフランジ部分23を連結部材として
のステー40で連結したことにより、前記フューエルイ
ンレットボックス34を介して前記クォータアウタパネ
ル12のうち前記開口部12a近傍部分が前記スポット
フランジ部分23に連結されるので、前記開口部12a
用蓋としてのフューエルフィラリッド30を開閉したと
きに、前記クォータアウタパネル12の変形が生ずるこ
とを防ぐことができる。更に、前記車両のボディ2の剛
体部がリアホイールハウス20であるので、前記フュー
エルインレットボックス34と前記車両のボデー2の剛
体部を連結部材としてのステー40で連結することが容
易になる。また、リアホイールハウス20は十分に剛性
があるので、フューエルフィラリッド30を開閉したと
きに、前記クォータアウタパネル12の変形が生ずるこ
とを充分に防ぐことができる。
【0015】なお、むやみにフューエルフィラリッド3
0及びアームヒンジ31の剛性を上げると、反作用とし
てフューエルフィラリッド30の継がれているクォータ
アウタパネル12の剛性が低下するので、フューエルフ
ィラリッド30の上下方向における相対動きは増加す
る。そこで、クォータアウタパネル12の動きを抑制す
るために、クォータアウタパネル12とスポット溶接に
て結合されているフューエルインレットボックス34と
ホイールハウススポットフランジ部分23をステー40
により結合し、フューエルフィラリッド30の上下方向
の剛性を上げるようにしている。なお、上記実施の形態
において、電気自動車の場合は、燃料用のフューエルイ
ンレットボックス34の代わりに電力の充電ソケットが
使用される。このため、本願発明はエンジン用燃料を使
用する車両と電気自動車の両方のエネルギー源(燃料及
び電力を含む。)に適用される。
0及びアームヒンジ31の剛性を上げると、反作用とし
てフューエルフィラリッド30の継がれているクォータ
アウタパネル12の剛性が低下するので、フューエルフ
ィラリッド30の上下方向における相対動きは増加す
る。そこで、クォータアウタパネル12の動きを抑制す
るために、クォータアウタパネル12とスポット溶接に
て結合されているフューエルインレットボックス34と
ホイールハウススポットフランジ部分23をステー40
により結合し、フューエルフィラリッド30の上下方向
の剛性を上げるようにしている。なお、上記実施の形態
において、電気自動車の場合は、燃料用のフューエルイ
ンレットボックス34の代わりに電力の充電ソケットが
使用される。このため、本願発明はエンジン用燃料を使
用する車両と電気自動車の両方のエネルギー源(燃料及
び電力を含む。)に適用される。
【0016】
【発明の効果】本願の第1の発明によれば、ボディの外
側パネルに形成されたエネルギー源補給用開口部を開閉
する蓋を開けた時、該蓋の上下方向に荷重がかかるが、
エネルギー源インレットボックスと車両のボデーの剛体
部が連結部材により連結されているため、ボディの外側
パネルの動きが抑止される。このため、前記蓋の開閉に
よる前記ボディの外側パネルの変形を防ぐことができ
る。更に、上述のように連結部材を追加することで、ボ
ディの外側パネルの動きを抑止するので、ボディの外側
パネルの剛性向上のために、ボディの外側パネルの板厚
の増加を避けることができるので、不必要な部分まで板
厚がむやみに増加し、質量が増加し、コストが増加する
ことがない。
側パネルに形成されたエネルギー源補給用開口部を開閉
する蓋を開けた時、該蓋の上下方向に荷重がかかるが、
エネルギー源インレットボックスと車両のボデーの剛体
部が連結部材により連結されているため、ボディの外側
パネルの動きが抑止される。このため、前記蓋の開閉に
よる前記ボディの外側パネルの変形を防ぐことができ
る。更に、上述のように連結部材を追加することで、ボ
ディの外側パネルの動きを抑止するので、ボディの外側
パネルの剛性向上のために、ボディの外側パネルの板厚
の増加を避けることができるので、不必要な部分まで板
厚がむやみに増加し、質量が増加し、コストが増加する
ことがない。
【0017】更に、第2の発明により、上記第1の発明
の効果とともに、前記車両のボディの剛体部が後輪用ホ
イールハウスであるので、前記エネルギー源用インレッ
トボックスと前記車両のボデーの剛体部を連結部材で連
結することが容易になる。
の効果とともに、前記車両のボディの剛体部が後輪用ホ
イールハウスであるので、前記エネルギー源用インレッ
トボックスと前記車両のボデーの剛体部を連結部材で連
結することが容易になる。
【図1】本願発明の実施の形態に係わる自動車の側面を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図2】該実施の形態を示す斜視図である。
【図3】図2に示すものを拡大して示す斜視図である。
【図4】該実施の形態に係わるフューエルフィラリッド
を開いた状態を示す側面図である。
を開いた状態を示す側面図である。
【図5】該実施の形態の横断面図である。
【図6】該実施の形態の縦断面図である。
1 自動車 12 クォータアウタパネル 12a 開口部 20 リアホイールハウス 23 ホイールハウススポットフランジ部分 30 フューエルフィラリッド 31 アームヒンジ 34 フューエルインレットボックス 40 ステー
Claims (2)
- 【請求項1】 ボディの外側パネルに形成されたエネル
ギー源補給用開口部を開閉する蓋をアームヒンジにより
開閉自在に前記ボディの外側パネルに取り付けた車両に
おいて、 前記ボディの外側パネルのうち前記開口部近傍部分に固
定されたエネルギー源用インレットボックスと前記車両
のボデーの剛体部を連結部材で連結したことを特徴とす
る車両のエネルギー源用インレット構造。 - 【請求項2】 前記車両のボディの剛体部が後輪用ホイ
ールハウスであることを特徴とする請求項1記載の車両
のエネルギー源用インレット構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35754097A JPH11189051A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 車両のエネルギー源用インレット構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35754097A JPH11189051A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 車両のエネルギー源用インレット構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11189051A true JPH11189051A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18454659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35754097A Pending JPH11189051A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 車両のエネルギー源用インレット構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11189051A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009061967A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Nissan Motor Co Ltd | 車体ピラー部周辺構造 |
JP2012111352A (ja) * | 2010-11-25 | 2012-06-14 | Mitsubishi Motors Corp | 充電口構造 |
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1997
- 1997-12-25 JP JP35754097A patent/JPH11189051A/ja active Pending
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