JPH1118875A - 車両用アームレスト - Google Patents
車両用アームレストInfo
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- JPH1118875A JPH1118875A JP9187687A JP18768797A JPH1118875A JP H1118875 A JPH1118875 A JP H1118875A JP 9187687 A JP9187687 A JP 9187687A JP 18768797 A JP18768797 A JP 18768797A JP H1118875 A JPH1118875 A JP H1118875A
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- armrest
- base
- vehicle
- rotating body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シートバックフレームに回転可能に装着され
る車両用アームレストにおいて、簡単な操作で着脱が可
能であり、子供等のウォークスルーを防止する。アーム
レストを取外した後の外観を向上させる。 【解決手段】 シートバックフレーム13に固着される
支持ブラケット30に回転可能に支持される回転体ベー
ス40と、回転体ベース40に着脱自在に装着されるア
ームレスト本体50とから構成され、操作ボタン84の
操作により、ロックプレート73を進退動作させて回転
体ベース40とアームレスト本体50との間のロック及
びロック解除を行ない、簡単な操作でシートバックフレ
ーム13に対してアームレスト本体50を着脱可能とす
る。
る車両用アームレストにおいて、簡単な操作で着脱が可
能であり、子供等のウォークスルーを防止する。アーム
レストを取外した後の外観を向上させる。 【解決手段】 シートバックフレーム13に固着される
支持ブラケット30に回転可能に支持される回転体ベー
ス40と、回転体ベース40に着脱自在に装着されるア
ームレスト本体50とから構成され、操作ボタン84の
操作により、ロックプレート73を進退動作させて回転
体ベース40とアームレスト本体50との間のロック及
びロック解除を行ない、簡単な操作でシートバックフレ
ーム13に対してアームレスト本体50を着脱可能とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用アームレス
トに関するもので、更に詳細に説明すると、車両用シー
トのシートバックフレームにアームレスト本体が回転可
能に装着されると共に、シートバックフレームからアー
ムレスト本体を着脱可能とした車両用アームレストに関
する。
トに関するもので、更に詳細に説明すると、車両用シー
トのシートバックフレームにアームレスト本体が回転可
能に装着されると共に、シートバックフレームからアー
ムレスト本体を着脱可能とした車両用アームレストに関
する。
【0002】
【従来の技術】図6はワンボックスカーにおける座席の
配置を示すもので、ワンボックスカー1の室内は、前後
方向に沿ってフロント側からフロントシート2,セカン
ドシート3,サードシート4の3列のシートが配置され
ている。そして、セカンドシート3のシートバック3a
のトリム側には快適性を確保するためにアームレスト5
が設置され、また、サードシート4はベンチシートが使
用されることが多い。
配置を示すもので、ワンボックスカー1の室内は、前後
方向に沿ってフロント側からフロントシート2,セカン
ドシート3,サードシート4の3列のシートが配置され
ている。そして、セカンドシート3のシートバック3a
のトリム側には快適性を確保するためにアームレスト5
が設置され、また、サードシート4はベンチシートが使
用されることが多い。
【0003】またフロントシート2をウォークスルーと
すれば、運転席から後席に車内で行き来が可能であり居
住性を向上させることができるものである。更に、座席
のレイアウトを変更して車室内スペースに種々のバリエ
ーションを付与するために、セカンドシート3を図中矢
印方向に回転可能として、乗員が様々な着座姿勢をとる
ことを可能にした回転シートを使用することが多くなっ
てきている。
すれば、運転席から後席に車内で行き来が可能であり居
住性を向上させることができるものである。更に、座席
のレイアウトを変更して車室内スペースに種々のバリエ
ーションを付与するために、セカンドシート3を図中矢
印方向に回転可能として、乗員が様々な着座姿勢をとる
ことを可能にした回転シートを使用することが多くなっ
てきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、フロントシ
ート2をウォークスルーとした場合には、子供等が車両
の走行中に移動し易く、子供等が転倒する等の虞れを有
していた。またセカンドシート3を回転操作する際、ア
ームレスト5と車体側壁に内装されているトリム部品6
との間の干渉を避ける必要があり、そのため、セカンド
シート3のシートクッション3bの幅を狭くしてセカン
ドシート3の回転操作時における操作スペースを確保し
ていた。よって、車室内の有効なスペース利用が図れな
いという問題点があった。
ート2をウォークスルーとした場合には、子供等が車両
の走行中に移動し易く、子供等が転倒する等の虞れを有
していた。またセカンドシート3を回転操作する際、ア
ームレスト5と車体側壁に内装されているトリム部品6
との間の干渉を避ける必要があり、そのため、セカンド
シート3のシートクッション3bの幅を狭くしてセカン
ドシート3の回転操作時における操作スペースを確保し
ていた。よって、車室内の有効なスペース利用が図れな
いという問題点があった。
【0005】また、セカンドシート3のシートクッショ
ン3bの横幅が狭いため、乗員の着座スペースを充分に
とることができず、快適な着座姿勢をとることができな
いという欠点も指摘されていた。
ン3bの横幅が狭いため、乗員の着座スペースを充分に
とることができず、快適な着座姿勢をとることができな
いという欠点も指摘されていた。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、アームレスト本体を設けることによりアーム
レストを利用することができると共に、子供等が車両の
走行中にウォークスルーができないようにし、ウォーク
スルーしたい場合にはアームレスト本体を取外すことに
より簡易迅速にウォークスルーとすることができ、特に
回転シートの回転操作時、車体側との干渉を簡単に回避
するために、アームレスト本体をシートバックフレーム
に対して簡単な操作で着脱可能とした車両用アームレス
トを提供することを目的とする。
たもので、アームレスト本体を設けることによりアーム
レストを利用することができると共に、子供等が車両の
走行中にウォークスルーができないようにし、ウォーク
スルーしたい場合にはアームレスト本体を取外すことに
より簡易迅速にウォークスルーとすることができ、特に
回転シートの回転操作時、車体側との干渉を簡単に回避
するために、アームレスト本体をシートバックフレーム
に対して簡単な操作で着脱可能とした車両用アームレス
トを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、車両用シートのシートバ
ックフレームにアームレスト本体が回転可能に装着され
ると共に、シートバックフレームからアームレスト本体
を着脱可能とした車両用アームレストにおいて、前記ア
ームレストは、シートバックフレームに固着される支持
ブラケットに回転可能に支持される回転体ベースと、こ
の回転体ベースにホルダ部を介して着脱可能に装着され
るアームレスト本体と、アームレスト本体に内装される
ロックプレートによりアームレスト本体のホルダ部と回
転体ベースとをロック固定するロック機構と、該ロック
プレートを後退させ、アームレスト本体のホルダ部と回
転体ベースとのロック状態を解除するロック解除機構を
備えたことを特徴とする。
に、請求項1に記載の発明は、車両用シートのシートバ
ックフレームにアームレスト本体が回転可能に装着され
ると共に、シートバックフレームからアームレスト本体
を着脱可能とした車両用アームレストにおいて、前記ア
ームレストは、シートバックフレームに固着される支持
ブラケットに回転可能に支持される回転体ベースと、こ
の回転体ベースにホルダ部を介して着脱可能に装着され
るアームレスト本体と、アームレスト本体に内装される
ロックプレートによりアームレスト本体のホルダ部と回
転体ベースとをロック固定するロック機構と、該ロック
プレートを後退させ、アームレスト本体のホルダ部と回
転体ベースとのロック状態を解除するロック解除機構を
備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、回転体ベースか
らアームレスト本体を取外した後、樹脂カバーにより回
転体ベースを被覆したことを特徴とする。
らアームレスト本体を取外した後、樹脂カバーにより回
転体ベースを被覆したことを特徴とする。
【0009】そして、請求項1に記載の発明によれば、
ロック解除機構を操作すれば、アームレスト本体内のロ
ックプレートが後退して、アームレスト本体のホルダ部
と回転体ベースとの係合が解除されるため、シートバッ
クフレームに支持されている回転体ベースに対してアー
ムレスト本体を簡単に取外すことができ、同様にアーム
レスト本体をシートバックフレームに取付ける場合にお
いても、ロック解除機構を操作して、ロックプレートを
後退させた状態でシートバックフレーム側の回転体ベー
スにアームレスト本体のホルダ部を嵌込み操作して、ロ
ック解除機構をフリー状態とすれば、アームレスト本体
内部のロックプレートが前進して、アームレスト本体と
回転体ベースとをロックすることになり、シートバック
フレームにアームレスト本体を簡単に取付けることがで
き、子供等が車両の走行中にウォークスルーができない
ようにすることができる。
ロック解除機構を操作すれば、アームレスト本体内のロ
ックプレートが後退して、アームレスト本体のホルダ部
と回転体ベースとの係合が解除されるため、シートバッ
クフレームに支持されている回転体ベースに対してアー
ムレスト本体を簡単に取外すことができ、同様にアーム
レスト本体をシートバックフレームに取付ける場合にお
いても、ロック解除機構を操作して、ロックプレートを
後退させた状態でシートバックフレーム側の回転体ベー
スにアームレスト本体のホルダ部を嵌込み操作して、ロ
ック解除機構をフリー状態とすれば、アームレスト本体
内部のロックプレートが前進して、アームレスト本体と
回転体ベースとをロックすることになり、シートバック
フレームにアームレスト本体を簡単に取付けることがで
き、子供等が車両の走行中にウォークスルーができない
ようにすることができる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、アームレ
スト本体を取外した回転体ベースに対して樹脂カバーを
被覆するという構成であるため、回転体ベースのフラン
ジや回転体ベース内部のねじ等の取付備品が外部に露出
することがない。
スト本体を取外した回転体ベースに対して樹脂カバーを
被覆するという構成であるため、回転体ベースのフラン
ジや回転体ベース内部のねじ等の取付備品が外部に露出
することがない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用アーム
レストを図面を参照して詳述する。図1は本発明に係る
車両用アームレストの分解斜視図、図2はシートバック
にアームレストを装着した状態を示す外観図、図3はシ
ートバックフレームにアームレスト本体を取付けた状態
を示す断面図、図4はアームレスト本体を取外し、樹脂
カバーを取付けた状態を示す外観図、図5は本発明に係
るアームレストにおける衝撃吸収作用を示す側面図であ
る。
レストを図面を参照して詳述する。図1は本発明に係る
車両用アームレストの分解斜視図、図2はシートバック
にアームレストを装着した状態を示す外観図、図3はシ
ートバックフレームにアームレスト本体を取付けた状態
を示す断面図、図4はアームレスト本体を取外し、樹脂
カバーを取付けた状態を示す外観図、図5は本発明に係
るアームレストにおける衝撃吸収作用を示す側面図であ
る。
【0012】図1において、車両用シート10は、シー
トクッション11にシートバック12がリクライニング
機構を介して取付けられており、シートバックフレーム
13に本発明に係るアームレスト20が設置されてい
る。尚、シートバック12の構成はシートバックフレー
ム13の外表面にパッド,表皮材が被覆されるが、要部
ではないのでここではその説明は省略する。
トクッション11にシートバック12がリクライニング
機構を介して取付けられており、シートバックフレーム
13に本発明に係るアームレスト20が設置されてい
る。尚、シートバック12の構成はシートバックフレー
ム13の外表面にパッド,表皮材が被覆されるが、要部
ではないのでここではその説明は省略する。
【0013】上記アームレスト20は、シートバックフ
レーム13に固着される支持ブラケット30と、支持ブ
ラケット30に回動可能に支持される回転体ベース40
と、回転体ベース40に着脱可能に装着されるアームレ
スト本体50とから大略構成され、アームレスト本体5
0を取外した際に回転体ベース40を覆う樹脂カバーC
が別途設置されている。
レーム13に固着される支持ブラケット30と、支持ブ
ラケット30に回動可能に支持される回転体ベース40
と、回転体ベース40に着脱可能に装着されるアームレ
スト本体50とから大略構成され、アームレスト本体5
0を取外した際に回転体ベース40を覆う樹脂カバーC
が別途設置されている。
【0014】更に詳しくは、シートバックフレーム13
に対する支持ブラケット30及び回転体ベース40の取
付構造について図1及び図3を基に説明すると、支持ブ
ラケット30は金属板を折曲形成してなり、下部側をシ
ートバックフレーム13への取付部31とし、上部側を
回転体ベース40の支持部32とするために、段部を設
けた形状に成形されており、取付部31の左右2箇所に
取付孔33が開設されると共に、支持部32の略中央部
にも取付孔34が開設され、外方に向けて突出するガイ
ドピン35が形成されている。
に対する支持ブラケット30及び回転体ベース40の取
付構造について図1及び図3を基に説明すると、支持ブ
ラケット30は金属板を折曲形成してなり、下部側をシ
ートバックフレーム13への取付部31とし、上部側を
回転体ベース40の支持部32とするために、段部を設
けた形状に成形されており、取付部31の左右2箇所に
取付孔33が開設されると共に、支持部32の略中央部
にも取付孔34が開設され、外方に向けて突出するガイ
ドピン35が形成されている。
【0015】一方、回転体ベース40は、略方形の浅底
ケース状に成形された金属等の剛性材料からなり、この
回転体ベース40は、支持ブラケット30の支持部32
と当接して回動可能に支持できるように、回転体ベース
40の底面41の中央に軸孔42が開設され、支持ブラ
ケット30のガイドピン35をガイドする円弧状のガイ
ド溝43が開設されている。
ケース状に成形された金属等の剛性材料からなり、この
回転体ベース40は、支持ブラケット30の支持部32
と当接して回動可能に支持できるように、回転体ベース
40の底面41の中央に軸孔42が開設され、支持ブラ
ケット30のガイドピン35をガイドする円弧状のガイ
ド溝43が開設されている。
【0016】そして、支持ブラケット30の取付孔33
にボルト60を挿通して、シートバックフレーム13の
取付孔14内に締付固定すると共に、回転体ベース40
の回転軸となる支軸ボルト61を回転体ベース40の軸
孔42、及び支持ブラケット30の取付孔34内に挿通
させてシートバックフレーム13の取付孔15内に締付
固定する。
にボルト60を挿通して、シートバックフレーム13の
取付孔14内に締付固定すると共に、回転体ベース40
の回転軸となる支軸ボルト61を回転体ベース40の軸
孔42、及び支持ブラケット30の取付孔34内に挿通
させてシートバックフレーム13の取付孔15内に締付
固定する。
【0017】支軸ボルト61は先端側のねじ部61aは
シートバックフレーム13の取付孔15内面のナット1
5aに締付固定されるが、円柱部61bは回転体ベース
40の軸孔42及び支持ブラケット30の取付孔34内
に嵌挿され、回転体ベース40は支持ブラケット30に
対して回転可能に支持されている。
シートバックフレーム13の取付孔15内面のナット1
5aに締付固定されるが、円柱部61bは回転体ベース
40の軸孔42及び支持ブラケット30の取付孔34内
に嵌挿され、回転体ベース40は支持ブラケット30に
対して回転可能に支持されている。
【0018】更に、支持ブラケット30の上部後縁側に
切欠き36が形成され、シートバックフレーム13の係
合ピン16が上記切欠き36内に係止された状態で固着
される。
切欠き36が形成され、シートバックフレーム13の係
合ピン16が上記切欠き36内に係止された状態で固着
される。
【0019】従って、シートバックフレーム13に対し
て支持ブラケット30がボルト60、支軸ボルト61に
より3点で強固に固定されると共に、支持ブラッケット
30に対して回転体ベース40はガイドピン35が回転
体ベース40のガイド溝43の終端間の回動範囲で回転
体ベース40の回動を許容することになり、回転体ベー
ス40は支持ブラケット30により図1中矢印方向に回
動可能に支持されている。
て支持ブラケット30がボルト60、支軸ボルト61に
より3点で強固に固定されると共に、支持ブラッケット
30に対して回転体ベース40はガイドピン35が回転
体ベース40のガイド溝43の終端間の回動範囲で回転
体ベース40の回動を許容することになり、回転体ベー
ス40は支持ブラケット30により図1中矢印方向に回
動可能に支持されている。
【0020】次に、アームレスト本体50は、樹脂成形
体からなる本体フレーム51の外表面をパッド52,表
皮材53で被覆して構成されており、本体フレーム51
の内面側に回転体ベース40と係合を解除できるロック
機構70及びロックを解除するロック解除機構80が設
けられている。
体からなる本体フレーム51の外表面をパッド52,表
皮材53で被覆して構成されており、本体フレーム51
の内面側に回転体ベース40と係合を解除できるロック
機構70及びロックを解除するロック解除機構80が設
けられている。
【0021】即ち、アームレスト本体50の本体フレー
ム51の内面には、回転体ベース40に着脱自在に装着
できるホルダ部71が形成されており、このホルダ部7
1は回転体ベース40の周縁フランジを被冠できる外形
寸法を備えている。このホルダ部71と並列してロック
プレート支持ホルダ72が設けられ、このホルダ72に
ロックプレート73が進退可能に支持されている。
ム51の内面には、回転体ベース40に着脱自在に装着
できるホルダ部71が形成されており、このホルダ部7
1は回転体ベース40の周縁フランジを被冠できる外形
寸法を備えている。このホルダ部71と並列してロック
プレート支持ホルダ72が設けられ、このホルダ72に
ロックプレート73が進退可能に支持されている。
【0022】そして、このロックプレート73は押圧バ
ネ74によりロックプレート73の先端に設けたロック
片73aがホルダ部71の貫通孔71aを通してホルダ
部71内に進出するようにバネ付勢されている。
ネ74によりロックプレート73の先端に設けたロック
片73aがホルダ部71の貫通孔71aを通してホルダ
部71内に進出するようにバネ付勢されている。
【0023】従って、アームレスト本体50を回転体ベ
ース40に取付けるには、ロックプレート73を後退さ
せた状態でアームレスト本体50のホルダ部71を回転
体ベース40に嵌込んで、その後、ロックプレート73
に加えた外力を解除すれば、ロックプレート73が押圧
バネ74のバネ圧により付勢され、ロック片73aが回
転体ベース40の係合孔44内に係着することにより、
アームレスト本体50が回転体ベース40に固定され、
回転体ベース40の回転動作に応じて図2中矢印で示す
ようにアームレスト本体50を回動動作できる。
ース40に取付けるには、ロックプレート73を後退さ
せた状態でアームレスト本体50のホルダ部71を回転
体ベース40に嵌込んで、その後、ロックプレート73
に加えた外力を解除すれば、ロックプレート73が押圧
バネ74のバネ圧により付勢され、ロック片73aが回
転体ベース40の係合孔44内に係着することにより、
アームレスト本体50が回転体ベース40に固定され、
回転体ベース40の回転動作に応じて図2中矢印で示す
ようにアームレスト本体50を回動動作できる。
【0024】一方、このロック機構70を解除するロッ
ク解除機構80としては、ホルダ部71の反対側の本体
フレーム51に開口81が開設されており、この開口8
1の表面側に固定するプレート82に揺動片83が支持
されており、この揺動片83の一端83aを押圧する操
作ボタン84がプレート82のシリンダ85内にスプリ
ング86を介して差し込まれている。
ク解除機構80としては、ホルダ部71の反対側の本体
フレーム51に開口81が開設されており、この開口8
1の表面側に固定するプレート82に揺動片83が支持
されており、この揺動片83の一端83aを押圧する操
作ボタン84がプレート82のシリンダ85内にスプリ
ング86を介して差し込まれている。
【0025】前記操作ボタン84で揺動片83の一端8
3aを押圧することにより、揺動片83の他端83bが
揺動片83の支点83cを中心に回動し、この他端83
bにケーブル87の一端が固定され、ケーブル87の他
端がロックプレート73の後端に接続されているため、
操作ボタン84を押圧すれば、ケーブル87を通じてロ
ックプレート73が後退し、ロック片73aの係合が解
除されて回転体ベース40からアームレスト本体50は
取外し可能な状態となる。
3aを押圧することにより、揺動片83の他端83bが
揺動片83の支点83cを中心に回動し、この他端83
bにケーブル87の一端が固定され、ケーブル87の他
端がロックプレート73の後端に接続されているため、
操作ボタン84を押圧すれば、ケーブル87を通じてロ
ックプレート73が後退し、ロック片73aの係合が解
除されて回転体ベース40からアームレスト本体50は
取外し可能な状態となる。
【0026】そして、本発明に係るアームレスト20
は、アームレスト本体50をシートバックフレーム13
から取外した後、図4に示すように、樹脂カバーCによ
り回転体ベース40を被覆すれば、回転体ベース40内
の支軸ボルト60等の取付備品やガイド溝43等が外部
に露出することがなく、美観上、好ましいと共に、回転
体ベース40のフランジのエッジや内部の取付備品等に
乗員の指が触れて怪我をすることがなく、安全上も好ま
しい。
は、アームレスト本体50をシートバックフレーム13
から取外した後、図4に示すように、樹脂カバーCによ
り回転体ベース40を被覆すれば、回転体ベース40内
の支軸ボルト60等の取付備品やガイド溝43等が外部
に露出することがなく、美観上、好ましいと共に、回転
体ベース40のフランジのエッジや内部の取付備品等に
乗員の指が触れて怪我をすることがなく、安全上も好ま
しい。
【0027】次に、図4に示す状態から図2に示す状
態、即ちシートバックフレーム13にアームレスト本体
50を取付けるには、シートバックフレーム13から樹
脂カバーCを取外した後、アームレスト本体50のロッ
ク解除機構80の操作ボタン84を押込んでケーブル8
7を通じてロック機構70のロックプレート73を後退
させた状態で上述したように、アームレスト本体50の
ホルダ部71が回転体ベース40を被冠するように取付
け、操作ボタン84から手を離せば、押圧バネ74のバ
ネ圧によりロックプレート73がホルダ部71内に進出
し、回転体ベース40の係合孔44内にロック片73a
が係合して、回転体ベース40に対してアームレスト本
体50を強固に固着することができ、アームレスト本体
50をシートバックフレーム13に簡単に取付けること
ができる。
態、即ちシートバックフレーム13にアームレスト本体
50を取付けるには、シートバックフレーム13から樹
脂カバーCを取外した後、アームレスト本体50のロッ
ク解除機構80の操作ボタン84を押込んでケーブル8
7を通じてロック機構70のロックプレート73を後退
させた状態で上述したように、アームレスト本体50の
ホルダ部71が回転体ベース40を被冠するように取付
け、操作ボタン84から手を離せば、押圧バネ74のバ
ネ圧によりロックプレート73がホルダ部71内に進出
し、回転体ベース40の係合孔44内にロック片73a
が係合して、回転体ベース40に対してアームレスト本
体50を強固に固着することができ、アームレスト本体
50をシートバックフレーム13に簡単に取付けること
ができる。
【0028】また、アームレスト本体50をシートバッ
クフレーム13から取外すには、ロック解除機構80の
操作ボタン84を押圧すればケーブル87を通じてロッ
クプレート73を後退させることができ、アームレスト
本体50と回転体ベース40との間の係合が解除され
て、簡単にアームレスト本体50を取外すことができ
る。
クフレーム13から取外すには、ロック解除機構80の
操作ボタン84を押圧すればケーブル87を通じてロッ
クプレート73を後退させることができ、アームレスト
本体50と回転体ベース40との間の係合が解除され
て、簡単にアームレスト本体50を取外すことができ
る。
【0029】従って、本発明に係るアームレスト20を
回転シートに適用した場合、アームレスト本体50をシ
ートバック12から簡単に取外せるため、車体側壁のト
リム部品との干渉を回避して、スムーズな回転操作を行
なうことができ、シートクッションの横幅も広く設定で
き、着座スペースを充分確保することができる。
回転シートに適用した場合、アームレスト本体50をシ
ートバック12から簡単に取外せるため、車体側壁のト
リム部品との干渉を回避して、スムーズな回転操作を行
なうことができ、シートクッションの横幅も広く設定で
き、着座スペースを充分確保することができる。
【0030】更に、万一、衝突事故等が生じた場合に
は、シートバックフレーム13の係合ピン16に支持ブ
ラケット30の切欠き36が係合しているが、図5に示
すように、シートバック12が後方へ倒れ込む外力が加
わった際には、係合ピン16と切欠き36との係合が解
除されて、剛性部材である支持ブラケット30が障害と
ならず、シートバック12が後方へ容易に倒れ込み、衝
撃を有効に吸収することができる。
は、シートバックフレーム13の係合ピン16に支持ブ
ラケット30の切欠き36が係合しているが、図5に示
すように、シートバック12が後方へ倒れ込む外力が加
わった際には、係合ピン16と切欠き36との係合が解
除されて、剛性部材である支持ブラケット30が障害と
ならず、シートバック12が後方へ容易に倒れ込み、衝
撃を有効に吸収することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1に記載の発
明によれば、ロック解除機構を操作すれば、アームレス
ト本体内のロックプレートが後退して、アームレスト本
体のホルダ部と回転体ベースとの係合が解除されるた
め、シートバックフレームに支持されている回転体ベー
スに対してアームレスト本体を簡単に取外すことがで
き、同様にアームレスト本体をシートバックフレームに
取付ける場合においても、ロック解除機構を操作して、
ロックプレートを後退させた状態でシートバックフレー
ム側の回転体ベースにアームレスト本体のホルダ部を嵌
込み操作して、ロック解除機構をフリー状態とすれば、
アームレスト本体内部のロックプレートが前進して、ア
ームレスト本体と回転体ベースとをロックすることにな
り、シートバックフレームにアームレスト本体を簡単に
取付けることができ、子供等が車両の走行中にウォーク
スルーができないようにすることができる。
明によれば、ロック解除機構を操作すれば、アームレス
ト本体内のロックプレートが後退して、アームレスト本
体のホルダ部と回転体ベースとの係合が解除されるた
め、シートバックフレームに支持されている回転体ベー
スに対してアームレスト本体を簡単に取外すことがで
き、同様にアームレスト本体をシートバックフレームに
取付ける場合においても、ロック解除機構を操作して、
ロックプレートを後退させた状態でシートバックフレー
ム側の回転体ベースにアームレスト本体のホルダ部を嵌
込み操作して、ロック解除機構をフリー状態とすれば、
アームレスト本体内部のロックプレートが前進して、ア
ームレスト本体と回転体ベースとをロックすることにな
り、シートバックフレームにアームレスト本体を簡単に
取付けることができ、子供等が車両の走行中にウォーク
スルーができないようにすることができる。
【0032】従って、回転シートに適用した場合、アー
ムレスト本体を取外せば、車体側壁の内装トリムと干渉
することがなく、シートクッションの横幅を小さく設定
する必要がなく、充分な着座スペースを確保することが
でき、またウォークスルーとすることができるという効
果を有する。
ムレスト本体を取外せば、車体側壁の内装トリムと干渉
することがなく、シートクッションの横幅を小さく設定
する必要がなく、充分な着座スペースを確保することが
でき、またウォークスルーとすることができるという効
果を有する。
【0033】請求項2に記載の発明によれば、アームレ
スト本体を取外せば、機構部品である回転体ベースは、
樹脂カバーにより被覆されているため、体裁上好ましい
と共に、回転体ベースのフランジのエッジや取付備品等
に指が触れることがなく、安全面においても優れたウォ
ークスルーとすることができるという効果を有する。
スト本体を取外せば、機構部品である回転体ベースは、
樹脂カバーにより被覆されているため、体裁上好ましい
と共に、回転体ベースのフランジのエッジや取付備品等
に指が触れることがなく、安全面においても優れたウォ
ークスルーとすることができるという効果を有する。
【図1】本発明に係る車両用アームレストの一実施形態
を示す分解斜視図。
を示す分解斜視図。
【図2】本発明に係る車両用アームレストの一実施形態
を示すもので、アームレスト本体をシートバックに取付
けた状態を示す斜視図。
を示すもので、アームレスト本体をシートバックに取付
けた状態を示す斜視図。
【図3】図2のIII −III 線断面図。
【図4】本発明に係る車両用アームレストの一実施形態
を示すもので、アームレスト本体をシートバックから取
外し、樹脂カバーを装着した状態を示す斜視図。
を示すもので、アームレスト本体をシートバックから取
外し、樹脂カバーを装着した状態を示す斜視図。
【図5】本発明に係る車両用アームレストの一実施形態
を示すもので、衝撃吸収作用を示す側面図。
を示すもので、衝撃吸収作用を示す側面図。
【図6】従来のワンボックスカーにおけるシートの配置
構成を示す平面図。
構成を示す平面図。
10 車両用シート 12 シートバック 13 シートバックフレーム 20 車両用アームレスト 30 支持ブラケット 33 取付孔 34 取付孔 35 ガイドピン 36 切欠き 40 回転体ベース 42 軸孔 43 ガイド溝 44 係合孔 50 アームレスト本体 51 本体フレーム 70 ロック機構 71 ホルダ部 73 ロックプレート 74 押圧バネ 80 ロック解除機構 83 揺動片 84 操作ボタン 87 ケーブル C 樹脂カバー
Claims (2)
- 【請求項1】 車両用シートのシートバックフレームに
アームレスト本体が回転可能に装着されると共に、シー
トバックフレームからアームレスト本体を着脱可能とし
た車両用アームレストにおいて、 前記アームレストは、シートバックフレームに固着され
る支持ブラケットに回転可能に支持される回転体ベース
と、この回転体ベースにホルダ部を介して着脱可能に装
着されるアームレスト本体と、アームレスト本体に内装
されるロックプレートによりアームレスト本体のホルダ
部と回転体ベースとをロック固定するロック機構と、該
ロックプレートを後退させ、アームレスト本体のホルダ
部と回転体ベースとのロック状態を解除するロック解除
機構を備えたことを特徴とする車両用アームレスト。 - 【請求項2】 前記回転体ベースからアームレスト本体
を取外した後、樹脂カバーにより回転体ベースを被覆し
たことを特徴とする請求項1に記載の車両用アームレス
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9187687A JPH1118875A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 車両用アームレスト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9187687A JPH1118875A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 車両用アームレスト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1118875A true JPH1118875A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16210398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9187687A Pending JPH1118875A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 車両用アームレスト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1118875A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101716984B1 (ko) * | 2015-12-24 | 2017-03-16 | 현대다이모스(주) | 차량의 암레스트 구조 |
WO2019155878A1 (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-15 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | アームレスト |
CN113518568A (zh) * | 2019-03-11 | 2021-10-19 | 株式会社自动网络技术研究所 | 扶手 |
-
1997
- 1997-06-27 JP JP9187687A patent/JPH1118875A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101716984B1 (ko) * | 2015-12-24 | 2017-03-16 | 현대다이모스(주) | 차량의 암레스트 구조 |
WO2019155878A1 (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-15 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | アームレスト |
JP2019137220A (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-22 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | アームレスト |
CN111683837A (zh) * | 2018-02-09 | 2020-09-18 | 株式会社自动网络技术研究所 | 扶手 |
US11266248B2 (en) | 2018-02-09 | 2022-03-08 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Armrest |
CN113518568A (zh) * | 2019-03-11 | 2021-10-19 | 株式会社自动网络技术研究所 | 扶手 |
CN113518568B (zh) * | 2019-03-11 | 2024-08-23 | 株式会社自动网络技术研究所 | 扶手 |
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