JPH11185568A - ロータリスイッチ - Google Patents

ロータリスイッチ

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JPH11185568A
JPH11185568A JP9351882A JP35188297A JPH11185568A JP H11185568 A JPH11185568 A JP H11185568A JP 9351882 A JP9351882 A JP 9351882A JP 35188297 A JP35188297 A JP 35188297A JP H11185568 A JPH11185568 A JP H11185568A
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JP
Japan
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cam
movable contact
rotary switch
rotating shaft
driven
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Application number
JP9351882A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Hamaguchi
博隆 浜口
Masuo Kitamura
満寿雄 北村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数が少なく、しかも組み込み易く且つ部
品加工も複雑でなく加工コストも低い、安価に製作でき
るロータリスイッチを提供するにある。 【解決手段】回転軸3は2層のカム部17A,17Bを
形成してあり、これらのカム部17A、17Bは夫々可
動接点ばねの押圧駆動部170,171を有するカム面
を備えるとともに、カム部17Aに対してカム部Bは中
心から見て45°周方向にずれた位置関係となるように
形成されている。カム部17Aの両側には共通端子板9
に一端が固定された可動接点ばね81 ,82 をそれらの
側面がカム面に弾接するように並行配置してある。そし
てこれら可動接点ばね81 〜84の自由端に設けられた
可動接点23に対向するように固定接点5を夫々設けた
2組の端子板6a,6bを左右、上下にボディ1Aの一
端部両側の収納部7,7内に配置してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリスイッチ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、埋め込み配線器具として構成され
たロータリスイッチには特開平4−149921号公報
に記載されたものがある。このロータリスイッチは一つ
の回転軸に対して二つの可動接点を動かす構造であり、
4接点を動かすために2つの回転軸を設けた構成となっ
ている。この2つの回転軸を動かすために操作軸には歯
車を設けて歯車による駆動機構を設けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のロータリ
スイッチの構成では、1つの回転軸に対して二つの可動
接点しか動かすことができないため、多極スイッチを構
成する場合、回転軸が増え、そのため部品点数が多くな
って材料コストが高くなり、また歯車を使用しているた
め部品加工が複雑となり、加工コストも高く、結果製造
コストが高いという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
で、請求項1の発明の目的とするところは、部品点数が
少なく、組み込み易く且つ部品加工も複雑でなく加工コ
ストも低く、安価に製作でき、その上回転軸及び可動接
点ばね及び固定接点の各部材の変更のみで切り換え段数
の異なるロータリスイッチを容易に実現できるるロータ
リスイッチを提供するにある。
【0005】請求項2の発明の目的とするところは、請
求項2の発明の目的に加えて、省スペース化が図れるこ
とを特徴とするロータリスイッチを提供するにある。請
求項3の発明の目的とするところは、請求項1又は2の
発明の目的に加えて、回転軸の回転操作に、クリック感
触が得られるロータリスイッチを提供するにある。
【0006】請求項4の発明の目的とするところは、請
求項1乃至請求項3の発明の目的に加えて4段切り換え
のロータリスイッチを提供するにある。請求項5の発明
の目的とするところは、請求項1乃至請求項3の発明の
目的に加えて3段切り換えのロータリスイッチを提供す
るにある。請求項6の発明の目的とするところは、請求
項1乃至請求項3の発明の目的に加えて4段切り換えの
ロータリスイッチを提供するにある。
【0007】請求項7の発明の目的とするところは、請
求項1乃至6の発明の目的に加えて、回転軸に取付ける
操作摘子の脱落を防止したロータリスイッチを提供する
にある。請求項8の発明の目的とするところは、請求項
1乃至7の発明の目的に加えて、規格化された埋め込み
配線器具用の取付枠に取り付けることができ、他の配線
器具とともに同一取付枠への取付けも可能なロータリス
イッチを提供するにある。
【0008】請求項9の発明の目的とするところは、請
求項1乃至8の発明の目的に加えて、化粧プレートをワ
ンタッチで取り付けることができるロータリスイッチを
提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、器体の底部に一端が回転自在
に支持され他端が器体表面に突出し、軸廻り周面にカム
面を形成したカム部を軸方向に複数有する回転軸と、該
回転軸の周囲に各カム部に対応して配置され、回転軸の
回転角度に応じて対応するカム部のカム面により押圧駆
動と該押圧駆動の解除とが為される可動接点ばねと、該
可動接点ばねの上記押圧駆動時に可動接点ばねの可動接
点と接触し、該押圧駆動の解除時に可動接点との接触が
解除される固定接点とを備えているので、歯車を用いた
駆動機構無しに複数段の切り換えが行え、しかもカム部
が異なる回転軸と若干の可動接点ばねや固定接点の部品
の交換だけで、所望の切り換え段数のロータリスイッチ
を容易に実現することができるものであって、部品点数
も少なく、また材料コスト、加工コストも従来のものに
比べて安く、その上歯車を用いた場合に比べて構造が簡
単で、器体に組み込む場合にも容易であり、結果安価に
製作できる。
【0010】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、各カム部により駆動される可動接点ばねに対応す
る固定接点を、回転軸の軸方向に直交する器体の中心線
に対して左右対称位置に設けた収納部に配設される端子
板に設けているので、器体内のスペースを有効に使えて
省スペース化が図れ、結果小型化やコストの低減が更に
可能となる。
【0011】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明において、回転軸の一端を支持する器体底部には回転
軸の周面に弾接して回転軸の回動を節動させ、クリック
感触を与えるクリック感触用ばね部を設けてあるので、
回転軸の回転操作にクリック感触が得られ、操作感が良
い。請求項4の発明では、請求項1乃至3の何れかの請
求項に記載の発明において、カム部を軸方向に2組設
け、各カム部のカム面により押圧駆動される可動接点ば
ねを夫々2組設けて各可動接点ばねを共通接続するとと
もに、各可動接点ばねと接触、開離する固定接点を夫々
独立して設け、回転軸の4つの回転位置に対応してカム
部のカム面により押圧駆動する可動接点ばねを順次切り
換えるように各カム部のカム面を形成してあるので、4
段切り換えのロータリスイッチが実現でき、また請求項
5の発明では、請求項1乃至3の何れかの請求項に記載
の発明において、カム部を軸方向に2組設け、一方のカ
ム部のカム面により押圧駆動される可動接点ばねを1組
設け、他方のカム部のカム面により押圧駆動される可動
接点ばねを2組設けて各可動接点ばねを共通接続すると
ともに、各可動接点ばねと接触、開離する固定接点を夫
々独立して設け、回転軸の3つの回転位置に対応してカ
ム部のカム面により押圧駆動する可動接点ばねを順次切
り換えるように各カム部のカム面を形成してあるので、
3段切り換えのロータリスイッチができ、更に請求項6
の発明では、請求項1乃至3の何れかの発明において、
カム部を軸方向に4つ設けるとともに、各カム部のカム
面により押圧駆動される可動接点ばねを4つ設け、回転
軸の4つの回転位置に対応してカム部のカム面により押
圧駆動する可動接点ばねを順次切り換えるように各カム
部のカム面を形成したので、4段切り換えのロータリス
イッチができるものである。
【0012】請求項7の発明では、請求項1乃至6の何
れかの発明において、器体表面に突出した回転軸の他端
に操作摘子を被挿するとともに、器体表面に被着するハ
ンドルカバーに設けた挿通孔より操作摘子を外部に露出
させ、操作摘子の周部にハンドルカバーと器体表面との
間の隙間に移動自在に配置され且つ挿通孔の内径よりも
大きく突出した突出部を形成してあるので、操作摘子の
抜け止めが図れる。
【0013】請求項8の発明では、請求項1乃至7の何
れかの発明において、器体の少なくとも表部の短手方向
の寸法を、埋め込み配設用の規格化された取付枠の器具
取付用開口の短手方向の寸法に対応させ、長手方向の寸
法を、器具取付用開口の長手方向の整数分の一の大きさ
に形成して器体を取付枠に取付け可能とするとともに、
取付枠に係止固定するための係止手段を器体の外周部に
設けてあるので、埋め込み型の配線器具と同様に取付枠
を用いた配設ができ、他の配線器具との併設が可能とな
る上に、組合せも容易となって、使用用途も広がる。
【0014】請求項9の発明では、請求項1乃至8の何
れかの発明において、器体表面に被着される化粧プレー
トを備え、該化粧プレートの裏面には弾性係止爪を突設
し、器体の側部には器体表面に化粧プレートが被着され
る際に器体の側部に弾接移動する弾性係止爪を係止する
係止孔を設けたので、化粧プレートをワンタッチで取り
付けることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態により説
明する。 (実施形態1)図1乃至図3は本実施形態を示してお
り、本実施形態のロータリスイッチRSの器体1は両端
方向の寸法を図4に示す埋め込み配線器具用の取付枠2
の器具取付開口2aの長手方向の略2/3の大きさに対
応するモジュールで形成されたもので、合成樹脂成形品
からなるボディ1A及びボディ1Aに被着される合成樹
脂製成形品からなるカバー1Bとで構成される。
【0016】ボディ1Aは、底部中央に回転軸3の一端
を回転自在に支持する軸受け用凹部4を形成し、また一
端側の左右両側には固定接点5,5を夫々設けた2組の
端子板6a,6bを夫々収納する収納部7,7を設け、
他端側の片側には4つの可動接点ばね81 〜84 を支持
固定する共通端子板9を収納する収納部10を設けてあ
る。
【0017】カバー1Bは、ボディ1Aに被着する際に
ボディ1Aの両端面に突設してある係止突起11,11
を係入する係止孔12,12を設けた弾性突片13,1
3を両端面より図1において下方に向けて一体突設し、
中央部にはボディ1Aに被着時に回転軸3の先端部3c
を外部に貫挿させる軸挿通孔14を穿孔するとともに、
この軸挿通孔14の器体1の内側部には回転軸3の先端
よりやや下方の軸部3aを回動自在に軸受部15を設け
てあり、この軸受部15の内周部には、該軸受部15に
収納される軸部3aの外周部に設けた段部16に当た
り、回転軸3の回転を一定範囲に規制するスットッパ部
(図示せず)を形成してある。またカバー1Bの片側面
には取付枠2の両側枠片2Aに形成している配線器具取
付け用の3対の係止孔27,27…の内の2対の係止孔
27…に対応する2対の係止爪28…を突設し、反対側
には1対の係止爪28,28を突設してあり、この1対
の係止爪28,28を突設している部位の両側に切り溝
29,29を形成し、係止爪28,28を取付枠2の係
止孔27,27に係止する際に撓むことができるように
なっている。また係止爪28,28の中間位置の下方に
は取付枠2の枠片2Aの下縁に当って動きを規制するた
めの突起30を突設してある。
【0018】軸部3aより下方には軸方向に2層のカム
部17A,17Bを形成してあり、これらのカム部17
A、17Bは水平断面形状が回転軸3の中心と同心の半
円の半円柱部位とこの半円柱体の弦辺に連設される水平
断面形状が長方形の角柱部位とで構成され、カム面は上
記半円部位の半円周面と、上記角柱部位の3辺の面とで
構成され、角柱部位の両側の角部が可動接点ばねの押圧
駆動部170,171を構成する。そしてカム部17A
に対してカム部Bは中心から見て45°周方向にずれた
位置関係となるように形成されている。
【0019】そしてカム部17Aの両側には共通端子板
9に一端が固定された可動接点ばね81 ,82 をそれら
の側面がカム面に弾接するように並行配置している。ま
たカム部17Bの両側にも共通端子板9に一端が固定さ
れ且つ可動接点ばね81 ,82 に対して夫々下方位置に
配置された可動接点ばね83 ,84 をそれらの側面がカ
ム面に弾接するように並行配置している。
【0020】ここで互いに上、下位置に配置される可動
接点ばね81 ,83 及び82 ,84は夫々一枚のばね板
材を打ち抜いて形成されるもので、基端部は互いに連結
片80により連結されており、連結片80は共通端子板
9よりボディ1Aの中心線上へ延設した固定片90に鋲
18でかしめ固定される。共通端子板9はコ字状に折り
曲げられるもので両側側片を下向けとなるように収納部
10に収納され、一方の側片に一体連設してある上記固
定片90を収納部10に隔壁に形成した隙間10aより
収納部10から導出してある。また他方の側片は二股に
分かれ、夫々の片の内側に該片とともに速結端子を構成
する鎖錠ばね19,19を収納するともに、鎖錠ばね1
9と側片とで鎖錠されて接続された電線の芯線を引き外
す際に、両側の鎖錠ばね19,19を押して鎖錠状態を
解除するための解除釦20を収納してある。
【0021】ここで収納部10に収納される2組の速結
端子に対応するように収納部10に対応するボディ1A
の底部には電線挿入孔21…及び解除釦20を操作する
ための治具挿入孔22を穿設してある。そして収納部1
0に収納される速結端子はスイッチ出力の共通端子を構
成し、その一方は送り配線に用いられる。可動接点ばね
1 …は、上記カム面に弾接する側面より先部を、並行
する可動接点ばね同士の自由端が互いに近付くように略
Z状に折り曲げてあり、自由端の外側面に設けた可動接
点23…を両側の収納部7に夫々2組ずつ配設してある
端子板6a,6bの固定接点5,5に対向させている。
【0022】端子板6a,6bは金属板をコ字状に折り
曲げて形成された同一形状のもので、収納部7に収納さ
れる際には互いの両側片が対向するように上下逆さまに
収納され、ボディ1Aの中央側に位置する側片の先端縁
からはL状片60を延設し、収納部7の隔壁に設けた溝
を介して収納部7より出して溝を設けてある収納部7の
壁面に沿うようにL状片60の先部を配置してある。こ
こで端子板6aのL状片60は側片の上部側より延設
し、端子板6bのL状片60は側片の下部側より延設し
てあって、夫々の先部は上、下に配置されることにな
る。夫々の先部には固定接点5を設けており、上、下に
配置される固定接点5が上、下に配置される可動接点ば
ねの可動接点23に対向することになる。
【0023】端子板6a、6bの内側には端子板6a,
6bと速結端子を構成する鎖錠ばね19’を夫々収納
し、また速結端子に接続された電線の芯線を引き外す際
に、両側の端子板6a,6bの内側に収納してある鎖錠
ばね19’,19’を押して鎖錠状態を解除するための
解除釦20’を収納部7に収納してある。また各収納部
7,7に収納される2組の速結端子に対応するように収
納部7に対応するボディ1Aの底部には電線挿入孔2
1’及び解除釦20’を操作するための治具挿入孔2
2’を穿設してある。
【0024】而して両側の収納部7,7には夫々速結端
子が2組づつ収納されることになり、これら速結端子が
第1乃至第4のスイッチ出力を取り出すための端子を構
成する。ボディ1Aの底部中央に設けた上記軸受け用凹
部4に嵌まっている回転軸3の下端部よりやや上部の軸
部3bの水平断面形状を図7(a)に示すように正八角
形に形成し、中心を介して平行する軸部3bの対の周面
が、図7(a)(b)に示すようにボディ1Aの長手方
向に対して直交する位置に回転軸3が回転した時に夫々
の周面に面接するように配置された平行な板ばね24,
24とで回転軸3の回転が節動となるようにし、回転操
作にクリック感触を与えるようになっている。
【0025】つまり図7(a)に示す位置から回転軸3
が回転する際、平行する板ばね24,24の回転軸3の
周面が回転するに伴って板ばね24,24を押し上げ、
この押し上げが、中心を介して対向する一つの角部を結
ぶ線が平行する板ばね24,24に対して直交する位置
で最大となった後、押し上げ力が急速に小さくなって再
び図7(a)の状態に戻るため、押し上げ力の有る時と
無い時の操作力の落差からクリック感触が得られること
になる。
【0026】ここで板ばね24、24は板ばね材を断面
コ字状に折り曲げたコ字状ばね体25の両側片により構
成されており、ばね体25は中央片に開口した角孔25
aを軸受け用凹部4の両側のボディ1Aの底部に一体突
設してあるリブ26,26に被挿してボディ1A上に載
置されるようになっており、リブ26,26により左右
方向のずれが防止され、また板ばね24,24が回転軸
3の軸部3bの周面に面接することにより上下方向のず
れが防止されている。
【0027】尚リブ26,26の内側面は軸部3bより
上側の回転軸3の周面に摺接する凹曲面26a,26a
となっている。而してボディ1A内に各部材を組み込
み、回転軸3の先端部3cをカバー1Bの軸挿通孔14
よりカバー1B外へ突出するようにしてカバー1Bをボ
ディ1A側に被せる。この時弾性突片13の下端が係止
突起11の上端に形成したテーパ面に案内されながら、
係止突起11上に乗り上げ、更にカバー1Bをボディ1
A側に押されるにより係止突起11の係止孔12に係止
突起11が係入しボディ1Aにカバー1Bが結合固定さ
れることになる。
【0028】このようにしてカバー1Bをボディ1Aに
被着した後、カバー1Aから上方に突出した回転軸3の
先端部3cを操作摘子31の裏面に形成した差し込み孔
32に挿入して操作摘子31を回転軸3の先端部3cに
被挿する。ここで先端部3cの断面形状が半円形状であ
り、この半円形状に対応するように差し込み孔32の断
面形状を形成し、操作摘子31の回転操作により回転軸
3を回転させることができるようになっている。この状
態では軸方向に操作摘子31が動いて抜けるため、ハン
ドルカバー33をカバー1Aの表面に被着固定してあ
る。
【0029】つまり操作摘子31の下端周部にハンドル
カバー33の操作摘子挿通用孔38の内径より大きい外
径を持つ鍔状の突出部34を突出形成するとともに、カ
バー1Aの表面を凹平面35とし、この凹平面35とハ
ンドルカバー33の裏面の凹平面との間に突出部34を
収めるようにして凹平面35の開口面にハンドルカバー
33を被着し、操作摘子31が回転可能で且つ軸方向の
移動を規制し、操作摘子31の抜け止めを図っている。
尚図中36はハンドルカバー33の挿通孔33aを介し
てをカバー1Aの孔37に螺合してハンドルカバー33
をカバー1Aに固定するためのタッピングねじである。
【0030】このようにして完成したロータリスイッチ
RSは埋め込み配線器具と同様に図4に示す取付枠2に
取り付けられて使用される。この場合、取付枠2の器具
取付開口2aに対して取付枠2の裏側より器体1の表部
を押し込み、この押し込みにより両側の各対の係止爪2
8,28を取付枠2の両側枠片2Aの対応する対の係止
孔27…に枠片2Aの裏側より係入して器体1を取付枠
2に固定する。
【0031】ここで器体1の長手方向の寸法は取付枠2
の器具取付開口2aの長手方向の2/3の寸法に対応し
ているため取付枠2のには別の配線器具、例えばスイッ
チSWのような配線器具を並設することができる。尚図
4中41はスイッチSWの操作ハンドルである。さて取
付枠2にロータリスイッチRSを固定した後に、取付枠
2の表側からハンドルカバー33の表面に化粧プレート
40を被着する。化粧プレート40は操作摘子31の頭
部を露出させる孔39を設け、この孔39の周縁にロー
タリスイッチRSの回転位置に対応してスイッチ出力の
状態を示す文字を記している。図4の場合は当該ロータ
リスイッチRSをファンコイルの操作スイッチとして用
いる例を示し、回転操作位置に応じて「切」、「弱」、
「中」、「強」の文字を記している。
【0032】また化粧プレート40の取付けは、図5で
示すように化粧プレート40の裏面に突設してある弾性
係止爪42を、器体1のカバー1Aとハンドルカバー3
3の境界部に形成して係止凹部43に係止させることに
より行うもので、化粧プレート40をハンドルカバー3
3側に押しつけるようにして弾性係止爪39をハンドル
カバー33の外面に弾接させながら移動させて係止凹部
43に係止させるようになっている。つまりワンタッチ
取付けができるようになっている。
【0033】次に本実施形態の動作について図8に基づ
いて説明する。図8(a)は(イ)に示すようにカム部
17Aの半円柱部位の周面に第1の可動接点ばね81
弾接し、且つ角柱部位の角部からなる押圧駆動部170
により第2の可動接点ばね82 が押圧駆動され、また
(ロ)に示すようにカム部17Bの半円柱部位の周面に
第3の可動接点ばね83 が弾接し、且つ角柱部位の中央
辺の面に第4の可動接点ばね82 が弾接している状態に
あり、この状態では、可動接点ばね82 のみが固定接点
5に接触している。つまり共通端子板9と、右上側の固
定接点5に対応する端子板6aとの間が通電される状態
にある。この回転軸3の回転位置を例えばファンコイル
の「切」状態とする。
【0034】次の回転軸3を右側に45°回転させる
と、図8(b)の状態に各カム部17A,17Bが回転
することになる。この場合、(イ)に示すようにカム部
17Aの角柱部位の両側辺の面に第1、第2の可動接点
ばね81 ,82 が弾接し、また(ロ)に示すようにカム
部17Bの半円柱部位の周面に第3の可動接点ばね83
が弾接し、且つ角柱部位の押圧駆動部170により第4
の可動接点ばね82 が押圧駆動された状態にあり、この
状態では、可動接点ばね84 の可動接点23のみが固定
接点5に接触している。つまり共通端子板9と、右下側
の固定接点5に対応する端子板6bとの間が通電される
状態にある。この回転軸3の回転位置を例えばファンコ
イルの「弱」状態とする。
【0035】更に回転軸3を右側に45°回転させる
と、図8(c)の状態に各カム部17A,17Bが回転
することになる。この場合、(イ)に示すようにカム部
17Aの半円柱部位の周面に第2の可動接点ばね82
弾接し、且つ角柱部位の押圧駆動部171により第1の
可動接点ばね83 が押圧駆動され、また(ロ)に示すよ
うにカム部17Bの角柱部位の両側辺の面に第3、第4
の可動接点ばね83 ,84 が弾接している状態にあり、
この状態では、可動接点ばね82 の可動接点23のみが
固定接点5に接触している。つまり共通端子板9と、左
上側の固定接点5に対応する端子板6aとの間が通電さ
れる状態にある。この回転軸3の回転位置を例えばファ
ンコイルの「中」状態とする。
【0036】更に回転軸3を右側に45°回転させる
と、図8(d)の状態に各カム部17A,17Bが回転
することになる。この場合、(イ)に示すようにカム部
17Aの半円柱部位の周面に第2の可動接点ばね82
弾接し、且つ角柱部位の中央辺の面に第1の可動接点ば
ね83 が弾接し、また(ロ)に示すようにカム部17B
の角柱部位の押圧駆動部171により第3の可動接点ば
ね83 が押圧駆動され、カム部17Bの面に半円柱部位
の周面に第4の可動接点ばね84 が弾接している状態に
あり、この状態では、可動接点ばね83 の可動接点23
のみが固定接点5に接触している。つまり共通端子板9
と、左下側の固定接点5に対応する端子板6bとの間が
通電される状態にある。この回転軸3の回転位置を例え
ばファンコイルの「強」状態とする。
【0037】このようにして「切」の状態から回転軸3
を45°づつ右方向に回転することにより、順次スイッ
チ出力が切り変わることになる。図8の場合「切」、
「弱」、「中」、「強」の4段切り換えのスイッチ出力
が得られることになる。ここで「強」の回転位置から更
に回転軸3を右方向に回転させようとした場合、回転軸
3の段部16が軸受部15内のストッッパに当たり、そ
れ以上の回転を規制する。
【0038】そして回転軸3を左方向に回転させると、
45°づつ回転する度にスイッチ出力が切り替わり、
「強」の回転位置から135°回転させると元の「切」
の位置に戻ることになる。この時上記段部16とは回転
方向において反対側にある段部16が対応するストッパ
に当たり、それ以上の回転を規制する。 (実施形態2)本実施形態は、図9〜図11に示すよう
にJIS規格で定められた大角形の埋め込み配線器具用
取付枠に対応する1個モジュールのスイッチボックスに
3個連接することができる配線器具の3倍の大きさ、つ
まり3個モジュールの大きさの寸法の器体100を用い
て、実施形態1と同じ4段切り換えの機構を収納すると
ともに、通電表示のためのネオン管NLの点灯回路を収
納した構造を持つものである。
【0039】器体100はボディ100Aと、カバー1
00Bとで構成され、ボディ100Aは内部を隔壁で両
端部と、中央部との3つの部屋A,B,Cに仕切られ、
中央部Bの部屋は一端側に、実施形態1と同様に端子板
6a,6bを夫々収納する収納部7,7を設け、他端の
片側に共通端子板9を収納する収納部10を設け、更に
収納部10の反対側にはネオン管NLの通電のための電
源の一端を接続するための端子板44を収納する収納部
102を設けてある。
【0040】そしてこれら収納部7,7,10、102
で囲まれる中央部の部屋Bの中心底部には回転軸3の一
端を支持する軸受用凹部を形成するとともにばね体25
を配置してある。ここで回転軸3、ばね体25、端子板
6a,6b、共通端子板9を含む、ロータリスイッチR
Sの機構部は実施形態1と同じ構成であるため、同じ部
品には同じ番号、記号を付して詳細な構成の説明及び機
能の説明は実施形態1の説明を参照し、実施形態1と異
なる構成について詳説する。
【0041】まず上記端子板44は鎖錠ばね19”とで
速結端子を構成し、鎖錠を解除するため解除釦20”と
ともに収納部102に収納される。この収納部102の
底部には電線挿入孔及び治具挿入孔を穿設してあるのは
言うまでもない。そして収納部10,102側の端部の
部屋A上にはネオン管NL、限流抵抗Rを配設したプリ
ント基板45を載置し、中央部及び収納部7、7側の端
部の部屋B.C上には中カバー46が載置される。中カ
バー46は、実施形態1のカバー1Aの軸受部15を備
えた軸挿通孔14と同様な軸挿通孔14’を穿孔すると
とに、共通端子板9に連設せる固定片90の上端に突設
してある端子91を貫挿する孔47と、端子板44の上
端に突設してある端子48を貫挿する孔49等を穿孔し
てある。
【0042】端子91、44は抵抗Rとネオン管NLの
直列回路の両端が接続されたプリント基板45の端子4
5a,45bにリード線50a、50bを介して接続さ
れる。尚リード線50a,50bは端子91,44、4
5a、45bに対して半田付けされる。さて中カバー4
9の軸挿通孔14’より上方に突出した回転軸3の先端
部3cには実施形態1と同様に操作摘子31’が差し込
み孔32’を用いて被挿される。
【0043】カバー100Bは両端に2つの弾性突片1
3’、13’を夫々突設して、この弾性突片13’,1
3’の係止孔12’,12’にボディ100Aの両端面
に突設してある係止突起11’,11’を係止すること
により実施形態1と同様にボディ100Bに被着固定さ
れるもので、両側面には合成樹脂製取付枠に係止するた
めの係止爪52を、また取付枠の器具取付開口に嵌合さ
れる中央突部51の両側面には金属製取付枠に係止する
ための係止凹部53を夫々形成している。
【0044】そしてこのカバー100Bは実施形態1の
ハンドルカバーと同様に操作摘子31’を孔54より露
出させ、この孔54の内径を操作摘子31’の下端周部
に設けた鍔状突出部34’の外径よりも小さくして操作
摘子31’の抜け防止を図っている。またカバー100
Bには内部のネオン管NLの光を外部から視認できるよ
うに透光カバー56を嵌め込む窓55を開口している。
【0045】而して本実施形態では、実施形態1と同様
に4段切り換えのロータリスイッチRSを構成し、且つ
JIS規格で定められた大角形の埋め込み配線器具用取
付枠に取り付けることができ、更にネオン管NLにより
通電表示が行える。ロータリスイッチRSとしての動作
は実施形態1と同じであるからここでは省略する。
【0046】(実施形態3)上記実施形態1,2は共に
4段切り換えのロータリスイッチRSを構成している
が、本実施形態では図12、図13に示すように実施形
態1での第1の可動接点ばね81 の自由端部を切断した
部材を用いるともに、第1の可動接点ばね81に対応す
る端子板6aを無くし、且つカム面の形状を変え、夫々
1つの押圧駆動部172を形成したカム部17Aと、二
つの押圧駆動部173,174を形成したカム部17B
を備えた回転軸3を用いて3段切り換えのロータリスイ
ッチRSを実現したものである。
【0047】その他の構成は実施形態1と同じであるか
ら、同じ構成には同じ番号、記号を付して説明は省略す
る。さて回転軸3は初期位置から90°の回転範囲で回
転できるように回転規制のための段部16を形成すると
ともに、カム部17Aのカム面を、初期位置では図13
(a)の(イ)に示すように第2の可動接点ばね82
押圧駆動部172で押圧駆動して可動接点23を固定接
点5に接触させ、初期位置から図13(b)に示すよう
に45°右方向に回転させた位置では可動接点ばね82
の押圧駆動を解除して可動接点23を固定接点5より開
離し、更に図13(c)に示すように45°右方向に回
転させた位置においても可動接点ばね82 の押圧駆動を
解除して可動接点23を固定接点5より開離するような
カム面を形成している。
【0048】またカム部17Bのカム面を、初期位置で
は図13(a)の(ロ)に示すように第3,4の可動接
点ばね83 、84 を押圧駆動せず、初期位置から図13
(b)に示すように45°右方向に回転させた位置では
押圧駆動部173で可動接点ばね84 を押圧駆動して可
動接点23を固定接点5に接触させるとともに、可動接
点ばね83 を押圧駆動せず、更に図13(c)に示すよ
うに45°右方向に回転させた位置においては可動接点
ばね84 を押圧駆動を解除して可動接点23を固定接点
5より開離させるとともに可動接点ばね83 を押圧駆動
部174で押圧駆動して可動接点23を固定接点5に接
触させるカム面を形成している。
【0049】つまり本実施形態では回転軸3の回転位置
を3つとして夫々の位置に回転軸3を回転させることに
よりスイッチ出力を切り換えるようにしたもので、例え
ばファンコイルの操作スイッチに用いる場合、例えば図
13(a)の初期位置を「切」とし、図13(b)の位
置を「弱」、図13(c)の位置を「強」とするような
スイッチ出力を得ることができる。
【0050】(実施形態4)上記実施形態1,3では、
左右に可動接点ばねを1対づつ配置するとともに、回転
軸3に2層のカム部を設けて、4段切り換えのロータリ
スイッチを実現しているが、本実施形態では、図14、
図15に示すように4層のカム部17a乃至17dを回
転軸3に設け、各カム部17a乃至17bに対応するよ
うに4つの可動接点ばね81 乃至84 を片側に配置した
もので、カム部17a乃至17bのカム面は回転軸3が
45°回転するたびに順次対応する可動接点ばね81
至84を押圧駆動するように可動接点ばね81 乃至84
を押圧駆動する押圧駆動部175a乃至175dの位置
を45°づつ図16に示すようずらして形成している。
【0051】各可動接点ばね81 乃至84 は基端が連結
片80に一体連結されて共通端子板9の固定片に鋲18
でかしめ固定されている。一方固定接点5を設ける端子
板は両側に設けた収納部7,7に夫々二つずつ設けて、
一方側の収納部7に収納される端子板6a,6bからは
固定接点5を夫々先端部に設けた延設片を収納部7から
出して収納部7の壁面に沿い且つ上下方向に一定間隔を
開けて配置している。そして他方側の収納部7に収納さ
れる端子板6c,6dからも固定接点5を先端部に設け
た延設片を収納部7から出して上記の各端子板6a,6
bの延設片の上方に夫々上、下方向に一定間隔を開けて
配置してある。
【0052】つまり4つの固定接点5…は各可動接点ば
ね81 乃至84 の自由端に設けた可動接点23…と対向
するように配置される。而して本実施形態では、回転軸
3の45°毎の回転により順次スイッチ出力が切り換わ
ることになる。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明は、器体の底部に一端が
回転自在に支持され他端が器体表面に突出し、軸廻り周
面にカム面を形成したカム部を軸方向に複数有する回転
軸と、該回転軸の周囲に各カム部に対応して配置され、
回転軸の回転角度に応じて対応するカム部のカム面によ
り押圧駆動と該押圧駆動の解除とが為される可動接点ば
ねと、該可動接点ばねの上記押圧駆動時に可動接点ばね
の可動接点と接触し、該押圧駆動の解除時に可動接点と
の接触が解除される固定接点とを備えているので、歯車
を用いた駆動機構無しに複数段の切り換えが行え、しか
もカム部が異なる回転軸と若干の可動接点ばねや固定接
点の部品の交換だけで、所望の切り換え段数のロータリ
スイッチを実現することができるものであって、部品点
数も少なく、また材料コスト、加工コストも従来のもの
に比べて安く、その上歯車を用いた場合に比べて構造が
簡単で、器体に組み込む場合にも容易であり、結果安価
に製作できるという効果がある。
【0054】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、各カム部により駆動される可動接点ばねに対応する
固定接点を、回転軸の軸方向に直交する器体の中心線に
対して左右対称位置に設けた収納部に配設される端子板
に設けているので、器体内のスペースを有効に使えて省
スペース化が図れ、結果小型化やコストの低減が図れる
という効果がある。
【0055】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、回転軸の一端を支持する器体底部には回転軸
の周面に弾接して回転軸の回動を節動させ、クリック感
触を与えるクリック感触用ばね部を設けてあるので、回
転軸の回転操作にクリック感触が得られ、操作感が良い
という効果がある。請求項4の発明は、請求項1乃至3
の何れかの請求項に記載の発明において、カム部を軸方
向に2組設け、各カム部のカム面により押圧駆動される
可動接点ばねを夫々2組設けて各可動接点ばねを共通接
続するとともに、各可動接点ばねと接触、開離する固定
接点を夫々独立して設け、回転軸の4つの回転位置に対
応してカム部のカム面により押圧駆動する可動接点ばね
を順次切り換えるように各カム部のカム面を形成してあ
るので、4段切り換えのロータリスイッチが実現でき、
また請求項5の発明は、請求項1乃至3の何れかの請求
項に記載の発明において、カム部を軸方向に2組設け、
一方のカム部のカム面により押圧駆動される可動接点ば
ねを1組設け、他方のカム部のカム面により押圧駆動さ
れる可動接点ばねを2組設けて各可動接点ばねを共通接
続するとともに、各可動接点ばねと接触、開離する固定
接点を夫々独立して設け、回転軸の3つの回転位置に対
応してカム部のカム面により押圧駆動する可動接点ばね
を順次切り換えるように各カム部のカム面を形成してあ
るので、3段切り換えのロータリスイッチができ、更に
請求項6の発明は、請求項1乃至3の何れかの発明にお
いて、カム部を軸方向に4つ設けるとともに、各カム部
のカム面により押圧駆動される可動接点ばねを4つ設
け、回転軸の4つの回転位置に対応してカム部のカム面
により押圧駆動する可動接点ばねを順次切り換えるよう
に各カム部のカム面を形成したので、4段切り換えのロ
ータリスイッチができるという効果がある。
【0056】請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れ
かの発明において、器体表面に突出した回転軸の他端に
操作摘子を被挿するとともに、器体表面に被着するハン
ドルカバーに設けた挿通孔より操作摘子を外部に露出さ
せ、操作摘子の周部にハンドルカバーと器体表面との間
の隙間に移動自在に配置され且つ挿通孔の内径よりも大
きく突出した突出部を形成してあるので、操作摘子の抜
け止めが図れるという効果がある。請求項8の発明は、
請求項1乃至7の何れかの発明において、器体の少なく
とも表部の短手方向の寸法を、埋め込み配設用の規格化
された取付枠の器具取付用開口の短手方向の寸法に対応
させ、長手方向の寸法を、器具取付用開口の長手方向の
整数分の一の大きさに形成して器体を取付枠に取付け可
能とするとともに、取付枠に係止固定するための係止手
段を器体の外周部に設けてあるので、埋め込み型の配線
器具と同様に取付枠を用いた配設ができ、他の配線器具
との併設が可能となる上に、組合せも容易となって、使
用用途も広がるという効果がある。
【0057】請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れ
かの発明において、器体表面に被着される化粧プレート
を備え、該化粧プレートの裏面には弾性係止爪を突設
し、器体の側部には器体表面に化粧プレートが被着され
る際に器体の側部に弾接移動する弾性係止爪を係止する
係止孔を設けたので、化粧プレートをワンタッチで取り
付けることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の分解斜視図である。
【図2】(a)は同上の正面図である。(b)は同上の
カバーを外した状態の正面図である。(c)は同上
(a)のX−X断面図である。
【図3】同上の図2(a)のY−Y断面図である。
【図4】同上の取付枠への取付け説明用分解斜視図であ
る。
【図5】(a)は同上の取付枠に取り付けた状態の正面
図である。(b)は同上の取付枠に取り付けた状態の上
面図である。(c)は同上の取付枠に取り付けた状態の
下面図である。(d)は同上の取付枠に取り付けた状態
の側面図である。(e)は同上の取付枠に取り付けた状
態の背面図である。
【図6】同上のクリック感触発生用のばね体部位の一部
破断省略せる拡大分解斜視図である。
【図7】(a)は同上のクリック感触発生用のばね体部
位の平面断面図である。(b)は同上のクリック感触発
生用のばね体部位の側面断面図である。
【図8】同上の動作説明図である。
【図9】本発明の実施形態2の分解斜視図である。
【図10】(a)は同上の正面図である。(b)は同上
のカバーを外した状態の正面図である。
【図11】同上の断面図である。
【図12】本発明の実施形態3の分解斜視図である。
【図13】同上の動作説明図である。
【図14】本発明の実施形態4の分解斜視図である。
【図15】同上の各カム部のカム面の説明図である。
【符号の説明】
1 器体 1A ボディ 1B カバー 3 回転軸 4 5 固定接点 6a,6b 端子板 7 収納部 81 〜84 可動接点ばね 9 共通端子板 10 収納部 17A,17B カム体 31 操作摘子 24 板ばね 25 ばね体 23 可動接点 33 ハンドルカバー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】器体の底部に一端が回転自在に支持され他
    端が器体表面に突出し、軸廻り周面にカム面を形成した
    カム部を軸方向に複数有する回転軸と、該回転軸の周囲
    に各カム部に対応して配置され、回転軸の回転角度に応
    じて対応するカム部のカム面により押圧駆動と該押圧駆
    動の解除とが為される可動接点ばねと、該可動接点ばね
    の上記押圧駆動時に可動接点ばねの可動接点と接触し、
    該押圧駆動の解除時に可動接点との接触が解除される固
    定接点とを備えたことを特徴とするロータリスイッチ。
  2. 【請求項2】各カム部により駆動される可動接点ばねに
    対応する固定接点を、回転軸の軸方向に直交する器体の
    中心線に対して左右対称位置に設けた収納部に配設され
    る端子板に設けて成ることを特徴とする請求項1記載の
    ロータリスイッチ。
  3. 【請求項3】回転軸の一端を支持する器体底部には回転
    軸の周面に弾接して回転軸の回動を節動させ、クリック
    感触を与えるクリック感触用ばね部を設けて成ることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載のロータリスイッ
    チ。
  4. 【請求項4】カム部を軸方向に2組設け、各カム部のカ
    ム面により押圧駆動される可動接点ばねを夫々2組設け
    て各可動接点ばねを共通接続するとともに、各可動接点
    ばねと接触、開離する固定接点を夫々独立して設け、回
    転軸の4つの回転位置に対応してカム部のカム面により
    押圧駆動する可動接点ばねを順次切り換えるように各カ
    ム部のカム面を形成して成ることを特徴とする請求項1
    乃至3の何れかの請求項に記載のロータリスイッチ。
  5. 【請求項5】カム部を軸方向に2組設け、一方のカム部
    のカム面により押圧駆動される可動接点ばねを1組設
    け、他方のカム部のカム面により押圧駆動される可動接
    点ばねを2組設けて各可動接点ばねを共通接続するとと
    もに、各可動接点ばねと接触、開離する固定接点を夫々
    独立して設け、回転軸の3つの回転位置に対応してカム
    部のカム面により押圧駆動する可動接点ばねを順次切り
    換えるように各カム部のカム面を形成して成ることを特
    徴とする請求項1乃至3の何れかの請求項に記載のロー
    タリスイッチ。
  6. 【請求項6】カム部を軸方向に4つ設けるとともに、各
    カム部のカム面により押圧駆動される可動接点ばねを4
    つ設け、回転軸の4つの回転位置に対応してカム部のカ
    ム面により押圧駆動する可動接点ばねを順次切り換える
    ように各カム部のカム面を形成して成ることを特徴とす
    る請求項1乃至3の何れかの請求項に記載のロータリス
    イッチ。
  7. 【請求項7】器体表面に突出した回転軸の他端に操作摘
    子を被挿するとともに、器体表面に被着するハンドルカ
    バーに設けた挿通孔より操作摘子を外部に露出させ、操
    作摘子の周部にハンドルカバーと器体表面との間の隙間
    に移動自在に配置され且つ挿通孔の内径よりも大きく突
    出した突出部を形成して成ることを特徴とする請求項1
    乃至6の何れかの請求項に記載のロータリスイッチ。
  8. 【請求項8】器体の少なくとも表部の短手方向の寸法
    を、埋め込み配設用の規格化された取付枠の器具取付用
    開口の短手方向の寸法に対応させ、長手方向の寸法を、
    器具取付用開口の長手方向の整数分の一の大きさに形成
    して器体を取付枠に取付け可能とするとともに、取付枠
    に係止固定するための係止手段を器体の外周部に設けて
    成ることを特徴とする請求項1乃至7の何れかの請求項
    に記載のロータリスイッチ。
  9. 【請求項9】器体表面に被着される化粧プレートを備
    え、該化粧プレートの裏面には弾性係止爪を突設し、器
    体の側部には器体表面に化粧プレートが被着される際に
    器体の側部に弾接移動する弾性係止爪を係止する係止孔
    を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至8の何れか
    の請求項に記載のロータリスイッチ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101529430B1 (ko) * 2014-04-03 2015-06-16 오성근 각도 접점 스위치
JP2019139967A (ja) * 2018-02-09 2019-08-22 東芝ライテック株式会社 スイッチ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101529430B1 (ko) * 2014-04-03 2015-06-16 오성근 각도 접점 스위치
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