JP2004200033A - 多方向入力装置 - Google Patents

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Shinji Ishikawa
新治 石川
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Abstract

【課題】キートップを押圧した際、キートップが垂直方向に摺動し確実にスイッチを操作できるようにすること。。
【解決手段】操作片15をキートップ14の押圧操作部より回転型電気部品3の内側にずらすように配置し、キートップ14とガイド部材32との間にキートップ14を復帰させる復帰ばね23を介装したもの。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車のカーナビなどを操作するスイッチなどに用いられ多種の操作を可能とする多方向入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の多方向入力装置の一例としては、ケーシングと、このケーシングに内装されたスイッチ付きエンコーダと、このスイッチ付きエンコーダの回転軸を回転駆動する回転部材と、前記エンコーダと一体に設けられた照光式タクトスイッチを切り換えるスイッチ切換部と、カバーとから構成されているものがあった。
【0003】
前記ケーシングは、スイッチ付きエンコーダを収納可能な箱状に形成されており、このケーシングの一部には、前記スイッチ付きエンコーダの回転軸を外部に貫通するための透孔が開設されている。また、前記ケーシングの外面には、回転部材の下端部を挿入するための凹部が前記透孔と同心状に形成されている。
【0004】
前記スイッチ切換部は、前記スイッチ付きエンコーダの回転軸の回転中心に立設された固定軸の外面に密に嵌合可能となるような内径を有する円筒状の支持体と、この支持体の上端部よりそれぞれ直角をなして4方向に張り出された弾性変形部と、この弾性変形部の先端のそれぞれに一体に形成されたプッシュボタンと、相隣接するプッシュボタンの間よりそれぞれ直角をなして4方向に張り出されたカバー取付板とを一体に形成して構成されている。
【0005】
前記プッシュボタンは透明樹脂により構成されており、キートップと、このキートップの中心よりも内側に偏奇して設けられた棒状の操作片と、これらのキートップと操作片とを連結する傾斜部とから構成されている。さらに、前記キートップの表面には、このキートップを押圧することによって発揮される機能の内容を表示する文字などが印刷された表示部が設けられており、また、前記傾斜部には、前記操作片の軸線に対して45度の角度に形成された第1の傾斜面と、この第1の傾斜面と平行に形成され、照光式タクトスイッチから出射された光を前記操作片および前記第1の傾斜面を介して前記キートップの上面に導く第2の傾斜面とが形成されている。
【0006】
前記カバー取付板は、前記支持体の周面から支持体の半径方向に付設されており、その先端部上方には、係止片が直角に形成されている。
【0007】
前記カバーは、前記4つのキートップを一体に被覆可能な大きさの円板状に形成されており、その周辺部分には、この4つのキートップをそれぞれ貫通可能な大きさの4つの透孔がなど分に開設されている。また、このカバーの下面には、前記カバー取付板に形成された係止片の下辺に係合可能な4つの係止爪が垂設されている。前記カバーは、前記透孔のそれぞれに4つのキートップを1つずつ嵌入し、カバー取付板の上面をカバーの下面に当接し、係止爪を係止片の下辺に係合することによって、前記支持体と一体化されている。
【0008】
このような構成からなる従来の多方向入力装置においては、いずれか1つのキートップを押圧すると、この押圧されたキートップが取り付けられている弾性変形部が弾性変形し、この押圧力が操作片を介していずれか1つの各照光式タクトスイッチに伝達される。これによって、前記照光式タクトスイッチの1つがオン状態に切り換えられ、この照光式タクトスイッチにアクチュエータが駆動されて、所望の動作が行われる。これと同時に、オン状態に切り換えられた照光式タクトスイッチが発光し、その光が、操作片、第1の傾斜面および第2の傾斜面を介してキートップの上面に導かれ、印刷層に白抜きされた文字などが明度を増し、実行中の動作の内容が表示されることになる。また、回転部材を左転または右転させることにより、エンコーダを操作することができる。
【0009】
【特許文献1】
実用新案登録第2566230号公報(第2−3頁、第1−7図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の多方向入力装置においては、キートップを押圧操作した際、前記キートップが枢支部を中心として回転し、操作片を介して各照光式タクトスイッチを押圧するため、前記キートップと前記照光式タクトスイッチとの間隔を長く設定したい場合、確実に押圧操作することができないという問題点があった。また、キートップの外縁と回転部材の内周壁との間に隙間を設ける必要があるため、小型化、外観を損なうなどの問題が生じていた。
【0011】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、キートップを押圧した際、前記キートップが枢支部で回転せず、垂直方向に摺動し確実にスイッチを操作できる多方向入力装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため本発明の多方向入力装置の特徴は、操作片をキートップの押圧操作部より回転型電気部品の内側にずらすように配置し、キートップとガイド部材との間にキートップを復帰させる復帰ばねを介装した点にある。そして、このような構成を採用したことにより、キートップの押圧操作部を押圧すると操作片がガイド部材のガイド孔に沿って摺動するので、キートップも安定的に下降されることになる。
【0013】
本発明の他の多方向入力装置の特徴は、操作片がガイド部材のガイド孔内において回動しないようにするためガイド孔および操作片をそれぞれ非円筒形に形成した点にある。そして、このような構成を採用したことにより、操作片を常時正規の方向に保持することができる。
【0014】
本発明のさらに他の多方向入力装置の特徴は、複数の前記キートップを有し、復帰ばねを複数のキートップにより共用した点にある。そして、このような構成を採用したことにより、ひとつの復帰ばねにより複数のキートップを上方に復帰させることができる。
【0015】
本発明のさらに他の多方向入力装置の特徴は、操作片がガイド部材のガイド孔内において回動しないようにするため操作片と平行に延在する突出片を設け、この突出片を前記ガイド部材に形成した他のガイド孔に挿入した点にある。そして、このような構成を採用したことにより、操作片を常時正規の方向に保持することができる。
【0016】
本発明のさらに他の多方向入力装置の特徴は、突出片に復帰ばねを装着した点にある。そして、このような構成を採用したことにより、復帰ばねにより突出片を上方に復帰させることによりキートップを上方に復帰させることができる。
【0017】
本発明のさらに他の多方向入力装置の特徴は、前記突出片の上昇位置の規制を行うストッパを突設した点にある。そして、このような構成を採用したことにより、キートップの上昇位置を規制することができる。
【0018】
本発明のさらに他の多方向入力装置の特徴は、キートップに透光性部材からなる透光部を形成し、キートップとガイド部材との間に照光部材を配設した点にある。そして、このような構成を採用したことにより、キートップの透光部を照光部材により照らしてキートップの作用を示すことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1ないし図4は本発明に係る多方向入力装置の第1実施形態を示すものである。図1に示すように、本実施形態の多方向入力装置1は、回転型電気部品の一例としての中空ロータリスイッチ2、複数のキーを備えたキー装置3、および、回転部材4とにより構成されている。
【0020】
前記中空ロータリスイッチ2には、基板6上に中空部7aを有する筒体7が立設された台座5が配設されており、前記筒体7の周囲には、合成樹脂製からなり回転自在とされたロータ8が装着されている。
【0021】
前記筒体7の周囲には複数のパターン(図示せず)が配設されており、また、前記ロータ8の内周面には前記パターンを摺動する摺動子(図示せず)が配設されている。そして、前記ロータ8が時計方向あるいは反時計方向に回転されることにより前記摺動子が前記パターンに対し接離を繰り返すことによりそれぞれのパターンのパルス波形が出力されるようになっている。
【0022】
前記ロータ8の外周面には、円筒形に形成され指で摘んで操作を行う前記回転部材4の内周面に形成された凸部12に密に嵌合する凹部9と、前記回転部材4を係止するフック10とが形成されており、前記回転部材4は、上方から前記ロータ8に嵌合されている。
【0023】
図2および図3において、前記キー装置3の上面には、円筒形状をなす決定キーのキートップ13が中央部に配置されており、この決定キーのキートップ13の外周部位には、上下左右の4方向キーのキートップ14a〜14dと斜めの4方向の方向キーのキートップ14e〜14hの合計8個のキートップ14a〜14hが円周方向に隣接して配置されている。
【0024】
各キートップ13,14a〜14hの中央部には、それぞれの役割を示す文字および記号などが透光性部材により形成されている。また、各方向キーのキートップ14a〜14hの底面には、各キートップ14a〜14hの押圧操作部よりこれらのキートップ14a〜14hの内側に位置する決定キーのキートップ13方向に偏倚している角筒形状の操作片15がそれぞれ一体に突設されている。すなわち、前記操作片15は、前記各方向キーのキートップ14a〜14hの押圧操作部より前記中空ロータリスイッチ2の内側にずらすように配置されていることになる。
【0025】
前記決定キーのキートップ13の下方には、ほぼ円盤状をなす支持部材25が配設されている。この支持部材25の外周面には、円周方向に等しい間隔を有するようにして複数(本実施形態においては8個)の凸部26,26…が突設されている。
【0026】
また、前記支持部材25の中心部には、円形孔27が穿設されており、この円形孔27には、上下方向に延在する後述する押動ロッド29の上端部が嵌合されている。
【0027】
さらに、前記支持部材25の外周部には、左右に間隔を隔ててそれぞれ複数本(本実施形態においては3本)の等長の支持ロッド28,28…が上方に延在するように植設されており、各支持ロッド28の上端に前記決定キーのキートップ13が載置されている。
【0028】
前記押動ロッド29の下方には、弾性部材により形成され上方から押圧された前記押動ロッド29を上方に復帰させる可動接点29aが配設されている。
【0029】
一方、前記各方向キーのキートップ14a〜14hの下方に位置する各操作片15の下端部には、それぞれ上下方向に延在する押動ロッド30の上端部が嵌合されている。また、各押動ロッド30の下方には、弾性部材により形成され上方から押圧された前記押動ロッド30を上方に復帰させる可動接点30aが配設されている。
【0030】
また、前記決定キーのキートップ13と方向キーのキートップ14a〜14hの間には、リング状の防塵部材16が配設されており、前記防塵部材16の底面には、下方に延在する突出片17が形成されている。
【0031】
前記各キートップ13、14a〜14hの下方には、円盤状のLED基板18が配置されている。このLED基板18の上面における前記キートップ13,14a〜14hに対応する位置にはそれぞれLED19が配置されている。また、前記LED基板18には、前記操作片15を挿通させる複数の開口20,20…と前記突出片17を挿通させる複数の開口21,21…とが形成されている。さらに、前記LED基板18の下面には、前記各LED19に電力を供給するための給電端子22が配設されている。
【0032】
また、前記キートップ13,14a〜14hと前記LED基板18の間には、押圧された前記キートップ13,14a〜14hを上方に復帰させるための復帰ばね23が配置されており、また、この復帰ばね23の上方にはスペーサ24が配設されている。
【0033】
さらに、前記LED基板18の下方には、ほぼ八角柱形をなすガイド部材32が配設されている。このガイド部材32の平面視における中央部には、前記支持部材25および押動ロッド29を挿入させるガイド孔33が穿設されており、このガイド孔33の平面形状は、前記各凸部26を含む前記支持部材25の外形寸法とほぼ補形をなす形状に形成されている。また、前記ガイド部材32の外周部には、前記各操作片15および前記各押動ロッド30を挿入させる角筒形状のガイド孔34と、前記給電端子21を挿通させる孔35とが穿設されている。
【0034】
さらにまた、前記ガイド部材32の下方には、前記各押動ロッド29,30により押圧される押釦スイッチ11の固定接点29b,30bを内部に収納する複数の収納孔37と、前記LED基板18の給電端子22を前記中空ロータリスイッチ2の基板6へ挿通させる孔38とが形成された基板36が配設されている。なお、前記各押釦スイッチ11は配線(図示せず)により、前記基板6に接続されている。
【0035】
つぎに、前述した構成からなる本実施形態の作用について説明する。
【0036】
前記多方向入力装置1は、前記中空ロータリスイッチ2の中空部7aに前記キー装置3が前記ガイド部材32の上端まで挿入され、前記キー装置3の下面に配設されている前記押釦スイッチ11の配線が前記基板6に接続され、また、前記給電端子21は前記基板6を挿通している。
【0037】
そして、前記キー装置3が挿入された中空ロータリスイッチ2の上方から前記回転部材4が嵌合され、前記フック10により固定される。
【0038】
前記多方向入力装置1は、主に自動車のカーナビなどの操作に用いられ、この場合、自動車のエンジンの始動もしくはライトの点灯に連動して内部に配設されたLED19が点灯するようになっている。
【0039】
前記キートップ13,14a〜14hは、自動車内に設置されたモニタに表示された内容を操作する際に任意に押圧し、押圧されたいずれかのキートップは、前記支持部材25、操作片15および押動ロッド29,30が前記ガイド部材32のガイド孔33に沿って鉛直方向下方に摺動し、対応する前記押釦スイッチ11を押圧するようになっている。そして、押圧された前記押釦スイッチ11は前記復帰ばね23と前記可動接点31の弾性力により上方へ押し上げられる。この結果、前記押し下げられたキートップ13,14a〜14hは、元の位置に復帰する。
【0040】
また、前記回転部材4を時計方向あるいは反時計方向に回転させることにより、前記ロータ8が回転し、内部に設置されたパターンを摺動子が摺動し、それぞれのパターンのパルス波形が出力されることになる。
【0041】
本実施形態の多方向入力装置1によれば、各方向キーのキートップ14a〜14hの押圧操作部より各操作片15を内側に偏倚させているので、装置全体を小型化できる。また、操作片15を内側に偏倚させているにもかかわらず、各操作片15ならびに各操作片15と接続された押動ロッド30がガイド部材32のガイド孔34内を摺動するので、各キートップ14a〜14hは安定的に昇降することになる。
【0042】
また、各操作片15およびガイド部材32の各ガイド孔34は非円形とされているので、各キートップ14a〜14hの向きは常時正規の方向に規制されることになる。
【0043】
さらに、キートップ13,14a〜14hを下降させると、対応するLED19が発光するので、操作を目視により確実に行うことができる。
【0044】
さらにまた、共通の復帰ばね23により各キートップ13,14a〜14hの復帰を行うようにしているので、部品点数を減少することができる。
【0045】
図4および図5は本発明に係る多方向入力装置の他の実施形態を示すものである。
【0046】
図4および図5において、本第2実施形態における多方向入力装置41は、中空ロータリスイッチ42、キー装置43、および、回転部材44とにより構成されている。
【0047】
前記中空ロータリスイッチ42は、基板46上に中空部47aを有する筒体47が立設された台座45が配設されており、この台座45は、基板46の裏面からねじ58により固定されている。また、前記筒体47の周囲には、合成樹脂からなる回転自在なロータ48が装着されている。
【0048】
前記筒体47の周囲には複数のパターン(図示せず)が形成されており、また前記ロータ48の内周面には前記パターンに沿って摺動する摺動子(図示せず)が配設されている。したがって、前記ロータ48が時計方向あるいは反時計方向に回転され、前記摺動子が前記パターンに対し接離を繰り返すことによりそれぞれのパターンのパルス波形が出力されるようになっている。
【0049】
また、前記ロータ48の外周面には、ほぼ円筒形に形成された前記回転部材44の内周面に形成された凸部52に密に嵌合する凹部49と、前記回転部材44を係止するフック50とが形成されている。
【0050】
前記回転部材44は、前記ロータ48の上方から嵌合され、下部をねじ59により固定される固定部材59により固定され、上方に抜けないようになっている。
【0051】
さらに、前記中空部47aの底面の基板46には、複数の押釦スイッチ51が配設されている。
【0052】
前記キー装置43の上面には、円筒形状をなす決定キーのキートップ53が中央部に配置されており、この決定キーのキートップ53の外周部位には、上下左右の4方向キーのキートップ54a〜54dと斜めの4方向の方向キーのキートップ54e〜54hの合計8個のキートップ54a〜54hが円周方向に隣接して配置されている。
【0053】
各キートップ53,54a〜54hの中央部には、それぞれの役割を示す文字および記号などが形成されている。前記決定キーのキートップ53の下面には、上下方向に延在する操作片65が嵌合支持されている。この操作片65は、その下端により対向する前記押釦スイッチ51を押圧して駆動するようになっている。
【0054】
前記各方向キーのキートップ54a〜54hの底面には、各キートップ54a〜54hの押圧操作部よりこれらのキートップ54a〜54hの内側に位置する決定キーのキートップ53方向に偏倚している円柱ロッド形状の操作片55aがそれぞれ一体に突設されている。すなわち、前記操作片55aは、前記各方向キーのキートップ54a〜54hの押圧操作部より前記中空ロータリスイッチ42の内側にずらすように配置されていることになる。前記各操作片55aは、その下端により対向する前記押釦スイッチ51を押圧して駆動するようになっている。
【0055】
また、前記各方向キーのキートップ54a〜54hの底面には、各キートップ54a〜54hの押圧操作部の直下位置に円柱ロッド形状の突出片55bがそれぞれ一体に突設されている。
【0056】
さらに、前記決定キーのキートップ53と方向キーのキートップ54a〜54hの間には、リング状の防塵部材56が配設されており、前記防塵部材56の底面には突出片57が形成されている。
【0057】
前記キートップ53,54a〜54hの下方には、上部を円筒部72a、下部を角筒部72bとされたガイド部材72が配設されている。このガイド部材72の中央部には、前記決定キーのキートップ53、および、このキートップ53に接続された前記操作片65が挿通されるガイド孔73が穿設されている。また、このガイド孔73より多少外側の前記ガイド部材72には、前記各方向キーのキートップ54a〜54hに接続されている各操作片55aが挿通される複数のガイド孔74,74…が穿設されている。さらに、前記各ガイド孔74より外側で、円筒部72aのみが存在する部位の前記ガイド部材72には、前記キートップ54a〜54hに接続されている各突出片55bが挿入されるガイド孔75,75…が穿設されている。
【0058】
また、前記操作片65および前記各突出片55bと、前記ガイド部材72の間にはそれぞれコイルばね63が配設され、押圧された前記キートップ53、54a〜54hを上方に復帰させるようになっている。さらに、前記決定キーのキートップに接続され前記ガイド孔73の下方に突出している操作片65の下端には、前記各決定キーのキートップ53が上方へ抜けるのを防止するストッパとしての抜け止め用ねじ66が螺着されている。また、前記各ガイド孔75の下方に突出している前記各突出片65の下端には、前記各方向キーのキートップ54a〜54hが上方へ抜けるのを防止するストッパとしての抜け止め用ねじ67が取り付けられている。
【0059】
つぎに、前述した構成からなる本実施形態の作用について説明する。
【0060】
前記多方向入力装置41は、前記中空ロータリスイッチ42の中空部47aに前記キー装置43が挿入され、その上方から前記回転部材44が凸部52と前記中空ロータリスイッチ42の凹部49を嵌合させ、前記フック50と前記固定部材59をねじ60で止めることにより固定される。
【0061】
前記多方向入力装置41は、主に自動車のカーナビなどの操作に用いられる。
【0062】
前記キートップ53,54a〜54hは、自動車内に設置されたモニタに表示された内容を操作する際に任意に押圧し、押圧されたいずれかのキートップは、前記操作片65,55aが前記ガイド部材72のガイド孔73に沿って鉛直方向下方に摺動し、対応する前記押釦スイッチ51を押圧するようになっている。そして、押し下げられたキートップ53,54a〜54hは、各復帰ばね63の作用により元の位置に復帰する。
【0063】
また、前記回転部材44を時計方向あるいは反時計方向に回転させることにより、前記ロータ8が回転し、内部に設置されたパターンを摺動子が摺動し、それぞれのパターンのパルス波形が出力されることになる。
【0064】
本実施形態の多方向入力装置41によれば、各方向キーのキートップ54a〜54hの押圧操作部より各操作片55aを内側に偏倚させているので、装置全体を小型化できる。また、操作片55aを内側に偏倚させているにもかかわらず、各操作片55aがガイド部材72のガイド孔74内を摺動するので、各キートップ54a〜54hは安定的に昇降することになる。
【0065】
また、各キートップ54a〜54hには操作片55aのほか突出片55Bも突設されており、各突出片55bもガイド部材72のガイド孔75に沿って摺動するようになっているので、各キートップ54a〜54hの向きは常時正規の方向に規制されることになる。
【0066】
さらに、操作片65および各突出片55bの下端には抜け止め用のねじ66,67が螺着されているので、各キートップ53,54a〜54hは常時正規の位置までしか上昇しない。
【0067】
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、本第2実施形態のキートップに透光部材を使用し、キートップの下方にLEDを配設することによりキートップを発光させることができる。また、前述した実施形態においては、多方向入力装置である回転型電気部品を、パターンを摺動子が摺動して電気信号を発生させる中空ロータリスイッチにより説明したが、回転型電気部品はこの中空ロータリスイッチに限定されるものではない。すなわち、回転型電気部品としては、中空ロータリボリュームや非接触方式の中空回転型電気部品であってもよい。また、回転型電気部品の操作角度も有限、無限のいずれであってもよい。さらに、パターンと摺動子の関係を固定側と可動側とで入れ替えてもよい。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の多方向入力装置によれば、キートップを押圧した際、前記キートップが垂直方向に摺動し確実にスイッチを操作できる。
【0069】
すなわち、操作片をキートップの押圧操作部より回転型電気部品の内側にずらすように配置し、キートップとガイド部材との間にキートップを復帰させる復帰ばねを介装したので、キートップの押圧操作部を押圧すると操作片がガイド部材のガイド孔に沿って摺動することになり、キートップも安定的に下降されることになるし、また、操作片の位置を内側にして全体を小型化できる。
【0070】
さらに、ガイド孔および操作片をそれぞれ非円筒形に形成するか、操作片と平行に延在する突出片を設け、この突出片をガイド部材に形成した他のガイド孔に挿入することにより、操作片を常時正規の方向に保持することができる。
【0071】
さらにまた、複数の前記キートップを有し、復帰ばねを複数のキートップにより共用したことにより、ひとつの復帰ばねにより複数のキートップを上方に復帰させることができ、部品点数を減少することができる。
【0072】
また、突出片に復帰ばねを装着すれば、この復帰ばねにより突出片を上方に復帰させることによりキートップを上方に復帰させることができる。
【0073】
さらに、突出片の上昇位置の規制を行うストッパを突設すれば、キートップの上昇位置を規制することができる。
【0074】
さらにまた、キートップに透光性部材からなる透光部を形成し、キートップとガイド部材との間に照光部材を配設すれば、キートップの透光部を照光部材により照らしてキートップの作用を示すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多方向入力装置の第1実施形態を示す分解斜視図
【図2】図1のキー装置の分解斜視図
【図3】図1の組み立て状態の縦断面正面図
【図4】本発明に係る多方向入力装置の第2実施形態を示す分解斜視図
【図5】図4の組み立て状態の縦断面正面図
【符号の説明】
1 多方向入力装置
2 中空ロータリスイッチ
3 キー装置
4 回転部材
10 フック
11 押釦スイッチ
12 凸部
13 決定キーのキートップ
14a〜14h 方向キーのキートップ
15 操作片
16 防塵部材
18 LED基板
19 LED
22 給電端子
23 復帰ばね
24 スペーサ
25 支持部材
26 凸部
28 支持片
29,30 押動ロッド
32 ガイド部材
33,34 ガイド孔
41 多方向入力装置
42 中空ロータリスイッチ
43 キー装置
44 回転部材
45 台座
46 基板
47 筒体
50 フック
51 押釦スイッチ
52 凸部
53 決定キーのキートップ
54a〜54h 方向キーのキートップ
55a 操作片
55b 突出片
59 固定部材
60 ねじ
63 コイルばね
65 操作片
72 ガイド部材
73,74,75 ガイド孔

Claims (7)

  1. 中空部を有し回転部材の回転操作によって電気信号を発生する回転型電気部品と、この回転型電気部品の中空部内に配置されている押釦スイッチと、この押釦スイッチを操作片を介して押圧操作する押圧操作部が形成されているキートップと、上下方向に延在し前記操作片を挿入してガイドするガイド孔が形成されこのガイド孔の下部開口に前記押釦スイッチが対向するように配置されているガイド部材とを有する多方向入力装置であって、
    前記操作片を前記キートップの押圧操作部より前記回転型電気部品の内側にずらすように配置し、前記キートップと前記ガイド部材との間に前記キートップを復帰させる復帰ばねを介装したことを特徴とする多方向入力装置。
  2. 前記操作片が前記ガイド部材のガイド孔内において回動しないようにするため前記ガイド孔および前記操作片をそれぞれ非円筒形に形成したことを特徴とする請求項1に記載の多方向入力装置。
  3. 複数の前記キートップを有し、前記復帰ばねを複数のキートップにより共用したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の多方向入力装置。
  4. 前記操作片が前記ガイド部材のガイド孔内において回動しないようにするため前記操作片と平行に延在する突出片を設け、この突出片を前記ガイド部材に形成した他のガイド孔に挿入したことを特徴とする請求項1に記載の多方向入力装置。
  5. 前記突出片に前記復帰ばねを装着したことを特徴とする請求項4に記載の多方向入力装置。
  6. 前記突出片の上昇位置の規制を行うストッパを突設したことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の多方向入力装置。
  7. 前記キートップに透光性部材からなる透光部を形成し、前記キートップと前記ガイド部材との間に照光部材を配設したことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の多方向入力装置。
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