JPH11183567A - キャリア搬送機構 - Google Patents

キャリア搬送機構

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JPH11183567A
JPH11183567A JP9355816A JP35581697A JPH11183567A JP H11183567 A JPH11183567 A JP H11183567A JP 9355816 A JP9355816 A JP 9355816A JP 35581697 A JP35581697 A JP 35581697A JP H11183567 A JPH11183567 A JP H11183567A
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JP
Japan
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carrier
transport
section
unit
processing
Prior art date
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Pending
Application number
JP9355816A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Uchino
好章 内野
Tetsuya Okudaira
哲也 奥平
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Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理部における処理終了から次の処理が開始
されるまでの時間を短縮することができるキャリア搬送
機構を提供すること。 【解決手段】 予熱部4と、測定部(処理部)5と、乾燥
部24とを一直線に配置し、予熱部4から測定部5に搬
送キャリア1を搬送する搬送手段31と、予熱部4から
搬送されてきた搬送キャリア1に押されて測定部5から
押し出された搬送キャリア1を乾燥部24に搬入する搬
入手段とを備え、測定部5にある搬送キャリア1を排出
して乾燥部24に搬入すると同時に、次の搬送キャリア
1を測定部5に搬送することで、測定部5における測定
終了から次の測定が開始されるまでの時間を短縮するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、IC等の半導体
デバイスを搬送する搬送キャリアのキャリア搬送機構に
係り、例えば組立が完了したICを自動的にテストシス
テムに供給し、そのテスト結果に基づいてICを自動的
に分類収納するオートハンドラに適用される、搬送キャ
リアのキャリア搬送機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、組立完了したIC等の半
導体デバイスは、自動的にテストシステムに供給され、
該テストシステムにおいて所定のテストが行われ、この
テスト結果に基づいて自動的に分類収納されるようにな
っている。このように、半導体デバイスをテストシステ
ムに供給し、テスト結果に基づいて分類収納する装置は
オートハンドラと称されているが、該オートハンドラに
よって半導体デバイスをテストシステム内で搬送する場
合、未測定の半導体デバイスを多数、搬送キャリアに装
填し、この搬送キャリアを搬送することにより行ってい
る。
【0003】図5〜図8は、前記オートハンドラにおけ
る従来のキャリア搬送方法を説明するための工程図であ
る。これらの図に基づいて従来のキャリア搬送方法を説
明すると、まず、図5において、符号1Aおよび1Bは
それぞれ、搬送キャリア、2はキャリア引出しフック、
3は予熱部4の搬送キャリア1Bを測定部5に押込む搬
送アーム、6は搬送アーム3を動かすボールネジ、7は
ボールネジ6を回転させるモータ、8は搬送キャリア1
Bを搬送するときのガイド、9はキャリア引出しフック
2を回転させるシリンダ、10はキャリア引出しフック
2を前後させるシリンダ、11は搬送キャリア1A,1
Bに設けられた引き出し用の切り欠きを示す。
【0004】そして、前記搬送キャリア1Aを測定部5
から排出するとともに、搬送キャリア1Bを前記予熱部
4から測定部5に搬送するには、図6に示すように、シ
リンダ10によりキャリア引出しフック2を前進させた
後、シリンダ9によりキャリア引出しフック2を回転さ
せて搬送キャリア1Aの切り欠き11に引っかけ、その
後、図7に示すように、シリンダ10によりキャリア引
出しフック2を後退させて測定部5内の搬送キャリア1
Aを排出する。
【0005】次に、図8に示すように、モータ7にてボ
ールネジ6を回転させることで、アーム3を前進させて
予熱部4内の搬送キャリア1Bを測定部5に押し込み、
その後モータ7を反転させてアーム3を後退させて測定
部5から予熱部4に逃がし、この予熱部4に次の搬送キ
ャリア1Bを搬入して、図5に示すような状態にする。
そして、このような工程を順次繰り返して行うことで、
次々に、搬送キャリア1Aを、測定部5から排出すると
ともに、搬送キャリア1Bを前記予熱部4から測定部5
に搬送するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のオ
ートハンドラのキャリア搬送方法では、テスト終了後
(測定後)の半導体デバイスが装填された搬送キャリア
1Aを測定部5から排出したうえで、予熱部4にある未
測定の半導体デバイスが装填された搬送キャリア1Bを
測定部5に搬送しているので、測定後の搬送キャリア1
Aが測定部5から排出完了するまでは、次の測定のため
の搬送キャリア1Bを測定部5に搬送することができ
ず、このため、測定終了から次の測定が開始されるまで
に相当の時間がかかっていた。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、測定部等の所定の処理部にある搬送キャリアを排出
すると同時に、次の搬送キャリアを前記所定の処理部に
搬送することで、処理部における処理終了から次の処理
が開始されるまでの時間を短縮することができるキャリ
ア搬送機構を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のキャリア搬送機構は、複数の半
導体デバイスが装填された搬送キャリアを、前工程部か
ら所定の処理部に搬送し、該処理部から排出して後工程
部に搬入するキャリア搬送機構であって、前記前工程部
と、処理部と、後工程部とを一直線に配置し、前記前工
程部から前記処理部に搬送キャリアを搬送する搬送手段
と、前記前工程部から搬送されてきた搬送キャリアに押
されて前記処理部から押し出された搬送キャリアを前記
後工程部に搬入する搬入手段とを備えたものである。
【0009】請求項1のキャリア搬送機構は、例えば、
高低温型のオートハンドラにおけるキャリア搬送機構に
適用されるが、この場合、前記前工程部は、IC(半導
体デバイス)を温度測定する際に該ICを前もって加熱
する予熱部とされ、前記処理部はICを温度測定する測
定部とされ、前記後工程部はICを乾燥させる乾燥部と
される。
【0010】前記搬送手段は、搬送キャリアを前工程部
から処理部に直線的に搬送できるものであればどのよう
な構成のものでもよいが、例えば、搬送キャリアを前工
程部から処理部に押し出し移動させるものが好適であ
る。前記搬入手段は、前記処理部から押し出された搬送
キャリアを前記後工程部に搬入できるものであればどの
ような構成のものでもよいが、例えば、前記搬送キャリ
アを後工程部に引き込み移動させるものが好適である。
【0011】請求項1のキャリア搬送機構においては、
搬送キャリアに装填されている半導体デバイスが、前記
処理部で処理(測定)された後、次の処理すべき半導体
デバイスが装填されている搬送キャリアが前記搬送手段
によって、前記前工程部から前記処理部に搬送される
と、この搬送キャリアによって、前記処理後(測定後)
の半導体デバイスが装填された搬送キャリアが押されて
処理部から押し出され、この押し出された搬送キャリア
は、前記搬入手段によって前記後工程部に搬入される。
このように、請求項1のキャリア搬送機構では、処理後
の搬送キャリアが処理部から排出完了するのを待つこと
なく、処理部にある搬送キャリアを排出して後工程部に
搬入すると同時に、次の搬送キャリアを処理部に搬送す
ることができるので、処理部における処理終了から次の
処理が開始されるまでの時間が短縮される。
【0012】請求項2のキャリア搬送機構は、請求項1
において、前記搬送手段を、前記搬送キャリアに係合可
能な係合部と、この係合部を前記前工程部と処理部との
間において、往復動させる往復動手段とを備えて構成し
たものである。
【0013】前記係合部を搬送キャリアに係合させるに
は、例えば、搬送キャリアの側部にフックを取り付け、
このフックに前記係合部を係合させるようにすればよ
い。前記往復動手段は、係合部を往復動させることがで
きる構成のものであれば、どのような構成のものでもよ
いが、例えば、前記前工程部から処理部にかけて延在す
るボールネジと、該ボールネジを正逆方向に回転させる
モータとで構成し、前記ボールネジに前記係合部を螺合
させ、該ボールネジの正逆方向の回転によって係合部を
往復動させるようにすればよい。
【0014】請求項2のキャリア搬送機構においては、
請求項1と同様に処理部における処理終了から次の処理
が開始されるまでの時間が短縮されるのは勿論のこと、
前記係合部を搬送キャリアに係合した状態で、前記往復
動手段によって該係合部を処理部側に向けて移動させる
ことで、搬送キャリアを容易かつ確実に処理部に搬送で
き、また、搬送キャリアを処理部に搬送した後、前記係
合部を搬送キャリアから外して前記往復動手段によっ
て、前工程側に向けて移動させることで、該係合部を前
工程部に復帰させることができ、よって、前記係合部の
往復動によって搬送キャリアを次々に前記処理部に搬送
することができる。
【0015】請求項3のキャリア搬送機構は、請求項2
において、前記処理部内において前記搬送キャリアを上
昇させることで、該搬送キャリアに係合している係合部
を該搬送キャリアから外すキャリア上昇手段を設けたも
のである。
【0016】前記キャリア上昇手段は、搬送キャリアを
上昇させることができる構成のものであれば、どのよう
な構成のものでもよいが、例えば、キャリア搬送機構の
フレームに、ボールネジを上下に向けて設けるととも
に、このボールネジを正逆方向に回転させるモータを設
け、さらに前記ボールネジにナットを螺合させ、このナ
ットにシャフトを取りつけ、このシャフトに、前記搬送
キャリアが搬送されるガイドレールを取り付け、このガ
イドレールとともに搬送キャリアを上昇させるようにす
ればよい。
【0017】請求項3のキャリア搬送機構においては、
請求項2と同様の作用効果が得られるのは勿論のこと、
前記キャリア上昇手段によって、搬送キャリアを上昇さ
せることで、前記係合部を搬送キャリアから外すことが
できるので、係合部を前記往復動手段によって、前工程
側に向けて移動させて、該前工程部に復帰させることが
できる。
【0018】請求項4のキャリア搬送機構は、請求項1
〜3のいずれかにおいて、前記搬入手段を、前記処理部
から押し出された搬送キャリアが載せられて、該搬送キ
ャリアを前記後工程部に搬入する無端環状のベルトコン
ベアとしたものである。
【0019】請求項4のキャリア搬送機構においては、
請求項1〜3のいずれかと同様の作用効果が得られるの
は勿論のこと、前記搬入手段がベルトコンベアであるの
で、該ベルトコンベアの搬送ベルトを回転させること
で、前記処理部から押し出された搬送キャリアを、搬送
ベルトに載せて次々に前記後工程部に搬入することがで
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のキ
ャリア搬送機構の実施の形態の一例について説明する。
まず、本例のキャリア搬送機構を説明する前に、該キャ
リア搬送機構が適用される高低温型のオートハンドラの
基本的な構成について図1を参照して簡単に説明する。
図1において、符号20はローダ部を示す。このローダ
部20には、未測定のICを多数載せたトレー21がセ
ットされる。このトレー21に載せた多数のICは、供
給ハンド22…によって吸着されて、供給部23に待機
している搬送キャリアに移載、装填される。
【0021】前記ICが装填された搬送キャリアは予熱
部4に移送されて、該予熱部4において、搬送キャリア
に装填されたICが設定温度に予熱される。次に、前記
搬送キャリアは測定部5に搬送され、該測定部5でIC
がテストされ、テスト終了後、搬送キャリアが乾燥部2
4に搬送され、該乾燥部24でICを乾燥させた後、搬
送キャリアはバッファ部25を経由して収容部26に搬
送される。そして、収容部26でテスト結果に応じて収
容ハンド27…にてアンローダ28a,28bまたは多
分類28cに分類収納される。また、収容部26に搬送
された搬送キャリアは、前記供給部23に搬送される。
このように、前記オートハンドラでは、ICが装填され
た搬送キャリアが循環されるとともに、ICがテスト結
果に応じて分類収納されるようになっている。
【0022】さて、本例のキャリア搬送機構は、前記オ
ートハンドラの、予熱部4から乾燥部24まで、搬送キ
ャリアを搬送する機構である。このキャリア搬送機構を
図2および図3を参照して説明する。図2はキャリア搬
送機構を示す正面図、図3(a)〜(d)は該キャリア
搬送機構を、搬送工程とともに示す平面図、図4は搬送
キャリアの外観を示す斜視図である。
【0023】本例のキャリア搬送機構では、前記予熱部
(前工程部)4と、測定部(処理部)5と、乾燥部(後
工程部)24とが一直線に配置されている。これら予熱
部4、測定部5、乾燥部24は、オートハンドラのフレ
ーム29の内側に配設されており、該フレーム29の内
側には、前記予熱部4内において水平に延びる一対のガ
イドレール30a,30aと、前記測定部5内において
水平に延びる一対のガイドレール30b,30bと、前
記乾燥部24内において水平に延びる一対のガイドレー
ル30c,30cとが一直線に配設されている。前記ガ
イドレール30a,30b,30cは、それぞれ断面L
字状のアングル材で形成され、その一片を水平に、他片
を鉛直にして配設されている。そして、これらガイドレ
ール30a,30a,30b,30b,30c,30c
上を搬送キャリア1が搬送されるようになっている。
【0024】また、前記フレーム30の内側には、前記
予熱部4から測定部5に搬送キャリア1を搬送する搬送
手段31と、前記予熱部4から搬送されてきた搬送キャ
リア1に押されて前記測定部5から押し出された搬送キ
ャリア1を前記乾燥部24に搬入する搬入手段32とが
設けられている。
【0025】前記搬送手段31は、前記搬送キャリア1
に係合可能な係合部33と、この係合部33を前記予熱
部4と測定部5との間において、往復動させる往復動手
段34とで構成されている。前記係合部33は、前記往
復動手段34によって往復動される移動体33aとこの
移動体33aに立設されて、前記搬送キャリア1に係合
する係合ピン33bとから構成されている。
【0026】前記搬送キャリア1は、図4に示すよう
に、長方形板状をなすもので、その上面には、多数のI
Cを装填するための装填部1aが多数形成されている。
また、搬送キャリア1の側縁部の端部側には、フック1
bが取り付けられている。このフック1bには、スリッ
ト部1cが形成されており、該スリット部1cに前記係
合部33の係合ピン33bが下方から挿入されて係合す
るようになっている。さらに、前記搬送キャリア1の四
隅部にはそれぞれガイドローラ1dが回転自在に取り付
けられており、該ガイドローラ1d…が前記ガイドレー
ル30a,30b,30cの鉛直な他片を転動すること
で、搬送キャリア1がその姿勢を保持されてガイドレー
ル30a,30b,30cをスムーズに搬送されるよう
になっている。
【0027】一方、前記往復動手段34は、図2および
図3に示すように、ボールネジ34aと、このボールネ
ジ34aを正逆方向に回転させるモータ34bとで構成
されている。前記ボールネジ34aは前記予熱部4から
測定部5の前部にかけて延在するように配置されてお
り、モータ34bは前記フレーム29の左端部に取り付
けられている。そして、前記ボールネジ34aには、前
記移動体33aが螺合されており、該移動体34aはモ
ータ34bによってボールネジ34aを正回転させるこ
とで、測定部5側(図2および図3において右側)に向
けて移動するようになっており、ボールネジ34aを逆
回転させることで、予熱部4側(図2および図3におい
て左側)に向けて移動するようになっている。
【0028】したがって、上記構成の搬送手段31で
は、前記係合部33の係合ピン33bを搬送キャリア1
のフック1bに係合した状態で、前記往復動手段34の
ボールネジ34aによって係合部33の移動体33aを
測定部5側に向けて移動させることで、搬送キャリア1
をガイドレール30a,30aおよびガイドレール30
b,30bに沿って容易かつ確実に測定部5に搬送で
き、また、搬送キャリア1を測定部5に搬送した後、該
測定部5内において後述するキャリア上昇手段35によ
って搬送キャリア1を上昇させることで、前記係合ピン
33bを搬送キャリア1のフック1bから外したうえ
で、前記往復動手段34のボールネジ34aによって、
予熱部4側に向けて移動させることで、係合部33を予
熱部4に復帰させることができる。したがって、前記係
合部33を往復動させることによって、搬送キャリア1
を次々に前記測定部5に搬送することができる。
【0029】ここで、前記キャリア上昇手段35につい
て説明すると、まず、前記フレーム29の上面中央部に
は、図2に示すように、フレーム29aが固定されてお
り、該フレーム29a内にはボールネジ36が上下に向
けて取り付けられ、フレーム29aの上面にはボールネ
ジ36を正逆方向に回転させるモータ37が取り付けら
れている。前記ボールネジ36にはナット38が螺合さ
れており、このナット38にはアーム39が取り付けら
れている。このアーム39の両端部には、昇降シャフト
40,40の上端部が取り付けられており、該昇降シャ
フト40,40は、前記フレーム29、前記測定部5を
画成する壁部を上下に移動自在に貫通している。該昇降
シャフト40,40の下端部には、枠体41が取り付け
られており、この枠体41の下端部には、前記ガイドレ
ール30b,30bが固定されている。なお、前記枠体
41には、ガイドロッド42,42が取り付けられてお
り、該ガイドロッド42,42は、前記測定部5を画成
する壁部に上下に移動自在に支持され、これによって、
枠体41の昇降をガイドするようになっている。
【0030】そして、上記構成のキャリア上昇手段35
では、前記モータ37によってボールネジ36を正回転
させると、該ボールネジ36に螺合しているナット38
が上昇し、このナット38に上昇によって、前記昇降シ
ャフト40,40がアーム39とともに上昇し、該昇降
シャフト40,40の上昇によって、枠体41が上昇し
てガイドレール30b,30bが上昇し、これによって
搬送キャリア1がガイドレール30b,30bとともに
上昇するので、前記係合ピン33bが搬送キャリア1の
フック1bから外れるようになっている。このように、
搬送キャリア1を上昇させることで、前記係合部33を
搬送キャリア1から外すことができるので、係合部33
を前記往復動手段34によって、予熱部4側に向けて移
動させて、該予熱部4に復帰させることができる。
【0031】前記予熱部4には、前記供給部23から搬
送キャリア1が供給されて上下に複数蓄積されており、
この蓄積された搬送キャリア1…のうち、最下段の搬送
キャリア1が下降されて、前記ガイドレール30a,3
0aに載せられるとともに、該搬送キャリア1のフック
1bに前記係合部33の係合ピン33bが下方から係合
される。なお、前記予熱部4には収納ラック43が設け
られており、この収納ラック43に前記搬送キャリア1
…が上下に蓄積され、最下段の搬送キャリア1が下降さ
れて前記ガイドレール30a,30aに載せられると同
時に、最下段より上の搬送キャリア1…は、それぞれ1
段ずつ下段に下げられて収納されるようになっている。
【0032】前記搬入手段32は、前記測定部5から押
し出された搬送キャリア1が載せられて、該搬送キャリ
ア1を乾燥部24に搬入するもので、ベルトコンベア3
2で構成されている。このベルトコンベア32は、乾燥
室24内のガイドレール30c,30cの下方でかつ内
側に設けられて、前記搬送キャリア1が載せられる無端
環状の搬送ベルト45,45と、この搬送ベルト45,
45が掛けられた駆動プーリ46,46および従動プー
リ47,47と、駆動プーリ46,46を回転させるモ
ータ48とで構成されており、前記搬送ベルト45は、
モータ48によって図2において右回りに回転するよう
になっている。
【0033】そして、上記構成のベルトコンベア32で
は、前記測定部5から押し出された搬送キャリア1が前
記搬送ベルト45に載せられ、該搬送ベルト45が右回
りに回転することで、前記搬送キャリア1を乾燥部24
に次々に搬入するようになっている。また、前記乾燥部
24には収納ラック50が設けられており、この収納ラ
ック50に、前記次々に搬入されてくる搬送キャリア1
…が、下段から順に収納されて蓄積されるようになって
いる。
【0034】次に、上記構成のキャリア搬送機構によっ
て、搬送キャリア1を予熱部4から測定部5を経由して
乾燥部24まで搬送する方法について説明する。まず、
前記供給部23から、前記予熱部24の収納ラック43
に所定枚数の搬送キャリア1…が供給されて、該予熱部
24で所定の温度に予熱されたならば、収納ラック43
の最下段に収納されている搬送キャリア1が下降して、
前記ガイドレール30a,30aに載せられるととも
に、該搬送キャリア1のフック1bに前記係合部33の
係合ピン33bが下方から係合される。
【0035】次いで、前記搬送手段31によって、搬送
キャリア1を測定部5に搬送する。すなわち、前記モー
タ34bによってボールネジ34aを正回転させると、
前記係合部33が測定部5側に向けて移動し、これによ
って、前記搬送キャリア1が測定部5まで搬送される。
なお、搬送キャリア1は、前記ガイドレール30a,3
0aに沿って搬送され、さらに、ガイドレール30b,
30bに沿って搬送される。
【0036】次いで、測定部5で前記搬送キャリア1に
装填されているICがテストされ、テスト終了後、搬送
キャリア1は前記キャリア上昇手段35によって上昇さ
れる。すなわち、前記モータ37によってボールネジ3
6を正回転させると、ナット38、アーム39、昇降シ
ャフト40、枠体41を介して、ガイドレール30b,
30bが上昇し、これによって搬送キャリア1がガイド
レール30b,30bとともに上昇して、前記係合部3
3の係合ピン33bが搬送キャリア1のフック1bから
外れる。その後、前記ボールネジ34aを逆回転させる
と、前記係合部33が予熱部4側に移動して該予熱部4
に復帰する。また、これと同時に、前記ボールネジ36
を逆回転させると、前記搬送キャリア1がガイドレール
30b,30bとともに、下降して元の位置に戻る。
【0037】次に、前記収納ラック43から次の搬送キ
ャリア1Bが下降して、ガイドレール30a,30aに
載せられるとともに、該搬送キャリア1Bのフック1b
に前記係合部33の係合ピン33bが下方から係合され
る。この状態を図3(a)に示す。次いで、図3(b)
に示すように、前記搬送手段31によって、上記と同様
にして、搬送キャリア1Bを測定部5側に向けて搬送す
る。すると、前記測定部5内にあった前記搬送キャリア
1Aが、前記搬送キャリア1Bに押されて測定部5から
押し出されて、前記乾燥部24に押し込まれ、該乾燥室
24内のガイドレール30c,30cに乗り移るととも
に、前記搬入手段(ベルトコンベア)32の搬送ベルト
45上に載る。
【0038】さらに、前記搬送キャリア1Bを搬送して
いくとともに、前記搬送ベルト45をモータ48によっ
て駆動プーリ46、従動プーリ47を介して回転させる
と、図3(c)および図3(d)に示すように、前記搬
送キャリア1Aが搬送ベルト45によって乾燥部24に
搬入されるとともに、前記搬送キャリア1Bが測定部5
に搬送される。
【0039】その後、測定部5で前記搬送キャリア1B
に装填されているICがテストされ、テスト終了後、搬
送キャリア1Bは前記キャリア上昇手段35によって上
昇して、前記係合部33の係合ピン33bが搬送キャリ
ア1Bのフック1bから外れ、次いで、該係合部33が
予熱部4側に移動して該予熱部4に復帰し、また、これ
と同時に、前記搬送キャリア1Bがガイドレール30
b,30bとともに、下降して元の位置に戻る。次い
で、前記収納ラック43から次の搬送キャリア1Bが下
降して、ガイドレール30a,30aに載せられるとと
もに、該搬送キャリア1Bのフック1bに前記係合部3
3の係合ピン33bが下方から係合されて、図3(a)
に示す状態に戻る。
【0040】その後は、図3(a)〜図3(d)に示す
工程を順次繰り返して行うことで、次々に、搬送キャリ
ア1を予熱部4から測定部5へ搬送してテストを行っ
て、該測定部5から前記乾燥部24に搬送する。そし
て、乾燥部24の収納ラック50に所定枚数の搬送キャ
リア1…が蓄積されて乾燥されたら、該搬送キャリア1
…はバッファ部25を経由して収容部26に搬送され前
記供給部23に搬送される。
【0041】このように、本例のキャリア搬送機構で
は、搬送キャリア1Aを測定部5で測定した後、次の搬
送キャリア1Bを前記搬送手段32によって、予熱部4
から測定部5に搬送することで、この搬送キャリア1B
によって、前記搬送キャリア1Aが押されて測定部5か
ら押し出され、この押し出された搬送キャリア1Aが前
記搬入手段32によって前記乾燥部5に搬入される。し
たがって、測定後の搬送キャリア1Aが測定部5から排
出完了するのを待つことなく、測定部5にある搬送キャ
リア1Aを押し出して乾燥部24に搬入すると同時に、
次の搬送キャリア1Bを測定部5に搬送することができ
るので、測定部5における測定終了から次の測定が開始
されるまでの時間を短縮することができる。
【0042】なお、上記の例では、本発明のキャリア搬
送機構を、高低温型のオートハンドラの搬送機構に適用
した場合を例にとって説明したが、本発明のキャリア搬
送機構はこれに限ることなく、半導体の製造技術におい
て、IC等の半導体デバイスが装填される搬送キャリア
を各工程間で搬送する場合に適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
のキャリア搬送機構によれば、前工程部と、処理部と、
後工程部とを一直線に配置し、前記前工程部から前記処
理部に搬送キャリアを搬送する搬送手段と、前記前工程
部から搬送されてきた搬送キャリアに押されて前記処理
部から押し出された搬送キャリアを前記後工程部に搬入
する搬入手段とを備えているので、処理後の搬送キャリ
アを処理部から排出完了するのを待つことなく、処理部
にある搬送キャリアを排出して後工程部に搬入すると同
時に、次の搬送キャリアを処理部に搬送することができ
るので、処理部における処理終了から次の処理が開始さ
れるまでの時間を短縮することができる。
【0044】請求項2のキャリア搬送機構によれば、請
求項1と同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、前記搬送手段を、前記搬送キャリアに係合可能な係
合部と、この係合部を前記前工程部と処理部との間にお
いて、往復動させる往復動手段とによって構成したの
で、前記係合部を搬送キャリアに係合した状態で、前記
往復動手段によって該係合部を処理部側に向けて移動さ
せることで、搬送キャリアを容易かつ確実に処理部に搬
送できる。また、搬送キャリアを処理部に搬送した後、
前記係合部を搬送キャリアから外して前記往復動手段に
よって、前工程側に向けて移動させることで、該係合部
を前工程部に復帰させることができる。したがって、前
記係合部を往復動手段によって往復させることで、搬送
キャリアを次々に前記処理部に搬送することができる。
【0045】請求項3のキャリア搬送機構によれば、請
求項2と同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、前記処理部内において前記搬送キャリアを上昇させ
ることで、該搬送キャリアに係合している係合部を該搬
送キャリアから外すキャリア上昇手段を設けたので、該
キャリア上昇手段によって、前記係合部を搬送キャリア
から外すことができる。したがって、係合部を前記往復
動手段によって、前工程側に向けて移動させて、該前工
程部に確実に復帰させることができる。
【0046】請求項4のキャリア搬送機構によれば、請
求項1〜3のいずれかと同様の効果を得ることができる
のは勿論のこと、前記搬入手段を無端環状のベルトコン
ベアとしたので、該ベルトコンベアの搬送ベルトを回転
させることで、前記処理部から押し出された搬送キャリ
アを、搬送ベルトに載せて次々に前記後工程部に搬入す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャリア搬送機構が適用される高低温
型のオートハンドラの基本構成を示す図である。
【図2】本発明のキャリア搬送装置の一例を示すもの
で、該キャリア搬送機構の正面図である。
【図3】同、キャリア搬送機構を、搬送工程とともに示
す平面図である。
【図4】搬送キャリアの外観を示す斜視図である。
【図5】従来のキャリア搬送機構による搬送方法を説明
する工程図であり、搬送キャリアが予熱部と測定部にセ
ットされている状態を示す平面図である。
【図6】同、フックを測定部の搬送キャリアに引っかけ
た状態を示す平面図である。
【図7】同、フックによって搬送キャリアを測定部から
引き出した状態を示す平面図である。
【図8】同、予熱部から測定部に搬送キャリアを押し込
んだ状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B 搬送キャリア 4 予熱部(前工程部) 5 測定部(処理部) 24 乾燥部(後工程部) 31 搬送手段 32 搬入手段(ベルトコンベア) 33 係合部 34 往復動手段 35 キャリア上昇手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の半導体デバイスが装填された搬送
    キャリアを、前工程部から所定の処理部に搬送し、該処
    理部から排出して後工程部に搬入するキャリア搬送機構
    であって、 前記前工程部と、処理部と、後工程部とを一直線に配置
    し、 前記前工程部から前記処理部に搬送キャリアを搬送する
    搬送手段と、 前記前工程部から搬送されてきた搬送キャリアに押され
    て前記処理部から押し出された搬送キャリアを前記後工
    程部に搬入する搬入手段とを備えていることを特徴とす
    るキャリア搬送機構。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段が、前記搬送キャリアに係
    合可能な係合部と、この係合部を前記前工程部と処理部
    との間において、往復動させる往復動手段とを備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載のキャリア搬送機構。
  3. 【請求項3】 前記処理部内において前記搬送キャリア
    を上昇させることで、該搬送キャリアに係合している前
    記係合部を該搬送キャリアから外すキャリア上昇手段が
    設けられていることを特徴とする請求項2記載のキャリ
    ア搬送機構。
  4. 【請求項4】 前記搬入手段が、前記処理部から押し出
    された搬送キャリアが載せられて、該搬送キャリアを前
    記後工程部に搬入する無端環状のベルトコンベアである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のキャ
    リア搬送機構。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008068799A1 (ja) * 2006-11-30 2008-06-12 Advantest Corporation 電子部品の試験方法及び電子部品試験装置
WO2008068869A1 (ja) * 2006-12-07 2008-06-12 Advantest Corporation 電子部品試験装置
JP2012247435A (ja) * 2012-08-21 2012-12-13 Renesas Electronics Corp 半導体装置のテスト方法
KR101241127B1 (ko) * 2006-06-30 2013-03-08 엘지디스플레이 주식회사 카세트이송시스템 및 이를 이용한 카세트이송방법

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