JPH11182644A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

トロイダル型無段変速機

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JPH11182644A
JPH11182644A JP35445997A JP35445997A JPH11182644A JP H11182644 A JPH11182644 A JP H11182644A JP 35445997 A JP35445997 A JP 35445997A JP 35445997 A JP35445997 A JP 35445997A JP H11182644 A JPH11182644 A JP H11182644A
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ball
inner peripheral
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尚 今西
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伸夫 後藤
Hiroshi Kato
寛 加藤
Makoto Fujinami
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝達可能なトルクの増大と、ボール30の転
動面、並びに内周面側、外周面側各ボールスプライン溝
28a、29aの内面の転がり疲れ寿命の向上とを図
る。 【解決手段】 入力軸を構成する後半部15bと入力側
ディスク2とを、ボールスプライン16aにより係合さ
せる。このボールスプライン16aを構成する内周面
側、外周面側各ボールスプライン溝28a、29aの断
面形状を、ゴシックアーチ形とする。そして、これら各
ボールスプライン溝28a、29aの溝底部36aを構
成する溝底部円弧面37の曲率半径R37を、上記ボール
30の外径の15%以上とする。又、外周面側面取り3
2a、32aを小さくして、上記外周面側ボールスプラ
イン溝29aの有効研削面を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係るトロイダル型
無段変速機は、例えば自動車用変速機として利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車用変速機として、図2〜3に略示
する様な、トロイダル型無段変速機を使用する事が研究
されている。このトロイダル型無段変速機は、図示しな
い変速機ケースの内側に回転自在に支承された入力軸1
と同心に、入力側ディスク2を支持し、同じく変速機ケ
ースに対し回転自在に支承された出力軸3の端部に、出
力側ディスク4を固定している。トロイダル型無段変速
機を納めた上記変速機ケースの内面、或はこの変速機ケ
ース内に設けられた支持ブラケットには、上記入力軸1
並びに出力軸3に対して捻れの位置にある枢軸を中心に
揺動するトラニオン5、5を設けている。
【0003】これら各トラニオン5、5は、十分な剛性
を有する金属材により形成したもので、両端部外側面に
上記枢軸を、図2〜3の表裏方向に亙り互いに同心に設
けている。又、上記各トラニオン5、5の中心部に設け
た変位軸6、6の周囲には、それぞれパワーローラ7、
7を回転自在に支持している。そして、これら各パワー
ローラ7、7を、上記入力側、出力側両ディスク2、4
同士の間に挟持している。これら入力側、出力側両ディ
スク2、4の軸方向片側面で互いに対向する面には、そ
れぞれ断面が上記枢軸上の点を中心とする断面円弧形の
入力側凹面2a、出力側凹面4aを形成している。そし
て、回転円弧面状の凸面に形成した各パワーローラ7、
7の周面7a、7aを、上記入力側凹面2a及び出力側
凹面4aに当接させている。
【0004】又、上記入力軸1と入力側ディスク2との
間には、ローディングカム式の加圧装置8を設け、この
加圧装置8によって、上記入力側ディスク2を出力側デ
ィスク4に向け押圧している。この加圧装置8は、入力
軸1と共に回転するカム板9と、保持器10により回転
自在に保持した複数個(例えば4個)のローラ11、1
1とから構成している。上記カム板9の片側面(図2〜
3の右側面)には、円周方向に亙る凹凸面であるカム面
12を形成すると共に、上記入力側ディスク2の外側面
(図2〜3の左側面)にも、同様のカム面13を形成し
ている。そして、上記複数個のローラ11、11を、上
記入力軸1の中心に対し放射方向の軸を中心に、回転自
在としている。尚、上記入力側ディスク2は、入力軸1
に対し軸方向に亙る若干の摺動可能、且つ回転方向への
回転自在に支持している。
【0005】上記入力軸1の回転に伴ってカム板9が回
転し、入力側ディスク2に対し回転位相差を生ずると、
上記複数個のローラ11、11が上記両カム面12、1
3に乗り上げて、上記カム板9と入力側ディスク2とを
互いに遠ざける。このカム板9は、変速機ケースに対し
て軸受により支承された入力軸1に、軸方向への移動不
能に支持されている為、入力側ディスク2はパワーロー
ラ7、7に向けて押され、これら各パワーローラ7、7
は出力側ディスク4に向けて押される。一方、出力側デ
ィスク4は、前記変速機ケースに対して出力軸3と共に
回転のみ自在に支承されて軸方向に移動できない。この
為、パワーローラ7、7は入力側ディスク2と出力側デ
ィスク4との間で強く挟持される。この為、パワーロー
ラ7、7の周面7a、7aと入力側、出力側両凹面2
a、4aとの当接圧が十分に高くなり、入力側ディスク
2の回転がほぼ滑らずに上記各パワーローラ7、7を介
して出力側ディスク4に伝達され、この出力側ディスク
4を固定した出力軸3が回転する。
【0006】上記入力軸1と出力軸3との回転速度比を
変える場合で、先ず入力軸1と出力軸3との間で減速を
行なう場合には、図2に示す様に、前記枢軸を中心とし
て各トラニオン5、5を所定方向に揺動させ、上記各パ
ワーローラ7、7の周面7a、7aを、入力側凹面2a
の中心寄り部分と出力側凹面4aの外周寄り部分とに、
それぞれ当接する様に、前記各変位軸6、6を傾斜させ
る。反対に、増速を行なう場合には、上記トラニオン
5、5を図3に示す様に、上記所定方向とは逆方向に揺
動させ、上記各パワーローラ7、7の周面7a、7a
を、上記入力側凹面2aの外周寄り部分と出力側凹面4
aの中心寄り部分とに、それぞれ当接する様に、上記各
変位軸6、6を傾斜させる。各変位軸6、6の傾斜角度
を、図2と図3との中間にすれば、上記入力軸1と出力
軸3との間で、中間の変速比を得られる。
【0007】トロイダル型無段変速機の基本的な構造及
び作用は、上述の通りである。ところで、この様なトロ
イダル型無段変速機を、出力の大きなエンジンを持った
自動車用変速機として利用する場合には、伝達可能な動
力を確保すべく、前記入力側ディスク2及び出力側ディ
スク4を2個ずつ設ける事が考えられている。この様
な、所謂ダブルキャビティ型のトロイダル型無段変速機
では、上記2個ずつの入力側ディスク2及び出力側ディ
スク4を、動力の伝達方向に対し互いに並列に配置す
る。図4は、この様な目的で考えられたダブルキャビテ
ィ型のトロイダル型無段変速機の1例を示している。
【0008】この図4に示した従来構造に於いては、ハ
ウジング14の内側に回転軸である入力軸15を、回転
のみ自在に支持している。この入力軸15は、クラッチ
の出力軸等に結合される前半部15aと、この前半部1
5aに対し若干の回転を自在とされた後半部15bとか
ら成る。そしてこのうちの後半部15bの軸方向両端部
に1対の入力側ディスク2、2を、それぞれの入力側凹
面2a、2a同士を互いに対向させた状態で、ボールス
プライン16、16を介して支持している。又、上記各
入力側ディスク2、2の背面(上記入力側凹面2a、2
aと軸方向反対側の面)中央部には凹部17、17を形
成している。そして、これら各凹部17、17の奥面
と、ローディングナット18或は上記後半部15bの外
周面に形成した係止段部19との間に皿板ばね20、2
0を設けている。これら各皿板ばね20、20によって
上記各入力側ディスク2、2には、次述する出力側ディ
スク4、4に向かう予圧を付与している。
【0009】上記後半部15bの中間部周囲には1対の
出力側ディスク4、4を、それぞれの出力側凹面4a、
4aと上記各入力側凹面2a、2aとを対向させた状態
で、この後半部15bに対する回転を自在として支持し
ている。又、複数のトラニオン5、5に変位軸6、6を
介して回転自在に支持した複数のパワーローラ7、7
(図2〜3参照)を、上記各入力側、出力側両凹面2
a、4aの間に挟持している。又、上記ハウジング14
の内側で上記1対の出力側ディスク4、4の間部分に
は、隔壁21を設けている。そして、この隔壁21に設
けた通孔22の内側部分に、それぞれがアンギュラ型玉
軸受である1対の転がり軸受23、23によって、円管
状のスリーブ24を支持している。上記1対の出力側デ
ィスク4、4は、このスリーブ24の両端部にスプライ
ン係合させて、このスリーブ24と共に回転自在として
いる。又、このスリーブ24の中間部で上記隔壁21の
内側部分には、出力歯車25を固設している。一方、上
記ハウジング14の内側には、上記入力軸15と平行に
出力軸26を、回転自在に支持している。そして、この
出力軸26の一端(図4の左端)に固定した歯車27と
上記出力歯車25とを噛合させて、上記1対の出力側デ
ィスク4、4の回転を取り出し自在としている。更に、
前記前半部15aと一方(図4の左方)の入力側ディス
ク2との間には、ローディングカム式の加圧装置8を設
け、前記入力軸15の回転に伴ってこの一方の入力側デ
ィスク2を、この一方の入力側ディスク2が対向する出
力側ディスク4に向け、軸方向に押圧しつつ回転駆動自
在としている。
【0010】上述の様に構成するトロイダル型無段変速
機の場合には、上記入力軸15の回転に伴って1対の入
力側ディスク2、2が同時に回転し、この回転が1対の
出力側ディスク4、4に同時に伝達され、更にこの回転
が上記出力軸26に伝達されて取り出される。この際、
回転力の伝達が互いに並列な2系統に分けて行なわれる
ので、大きな動力(トルク)を伝達自在となる。
【0011】上記入力軸15から出力軸26への動力の
伝達時には、上記押圧装置8が発生する大きなスラスト
荷重に基づき、上記各入力側、出力側ディスク2、4並
びにこれら両ディスク2、4同士の間に挟持されたパワ
ーローラ7、7(図2〜3参照)が弾性変形する。この
弾性変形は、上記各入力側ディスク2、2が上記入力軸
15を構成する後半部15bに対し軸方向に変位する事
により吸収する。この後半部15bに対し上記各入力側
ディスク2、2は、前記ボールスプライン16、16に
より軸方向に亙る変位自在に支持しているので、上記弾
性変形の吸収は円滑に行なわれる。又、上記各パワーロ
ーラ7、7は、これら各パワーローラ7、7を枢支して
いる、それぞれが偏心軸である変位軸6、6(図2〜3
参照)が各トラニオン5、5に設けた図示しない円孔を
中心に揺動する事により、やはり上記後半部15bの軸
方向に変位して、上記弾性変形分を吸収する。尚、この
様な変位軸6、6の揺動変位に基づく弾性変形分の吸収
に就いては、従来から周知であり、本発明の特徴部分と
も関係しないので、詳しい図示並びに説明は省略し、次
に、本発明の特徴部分に関係するボールスプライン16
部分の構造に就いて、図4に図5〜6を加えて説明す
る。
【0012】上記ボールスプライン16を構成する為、
上記各入力側ディスク2、2の内周面には内周面側ボー
ルスプライン溝28、28を、上記後半部15bの外周
面両端寄り部分には外周面側ボールスプライン溝29、
29を、それぞれ軸方向に亙って形成している。それぞ
れが断面略半円弧形であるこれら各ボールスプライン溝
28、29同士の間には、それぞれ複数個ずつのボール
30、30を介在させて、上記各入力側ディスク2、2
と後半部15bとを、回転力の伝達並びに軸方向に亙る
相対変位自在に組み合わせている。又、上記各内周面側
ボールスプライン溝28、28の円周方向両端開口縁部
には内周面側面取り31、31を、上記各外周面側ボー
ルスプライン溝29、29の円周方向両端開口縁部には
外周面側面取り32、32を、それぞれ形成している。
又、上記後半部15bは円管状として、中心部に給油通
路33を設け、この給油通路33から直径方向外方に分
岐した各分岐給油通路34、34の下流端を、上記各外
周面側ボールスプライン溝29、29の溝底部に開口さ
せている。尚、上記各分岐給油通路34、34(図示の
例では、加圧装置8側の分岐給油通路34)は、内径側
半部を小径とし、外径側半部を大径としている。この様
に構成する理由は、流量調整の為に内径を小さくする必
要がある反面、加工が難しい小径部分の長さを短くし
て、加工の容易化を図る為である。
【0013】尚、上記各入力側ディスク2、2の内周面
で上記各内周面側ボールスプライン溝28、28から外
れた部分の内径R2 と、上記後半部15bの外周面で上
記各外周面側ボールスプライン溝29、29から外れた
部分の外径D15b との関係は、これら各周面の加工公差
に拘らず、これら各周面同士の間に隙間(クリアラン
ス)を介在させるべく、上記内径R2 を上記外径D15b
よりも大きく(R2 >D15b )している。従って、上記
後半部15bに対する上記各入力側ディスク2、2の芯
出し(中心軸同士を一致させる作業)は、上記各ボール
スプライン溝28、29を基準に行なう必要がある。
又、上記各入力側ディスク2、2の入力側凹面2a、2
aの加工は、上記各内周面側ボールスプライン溝28、
28を基準にして行なう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に構成し作用
する従来のトロイダル型無段変速機の場合には、次の
の理由により、耐久性を確保しつつ、後半部15b等
の回転軸と入力側ディスク2、2との間で伝達可能なト
ルクを大きくする事が難しかった。 内周面側、外周面側各ボールスプライン溝28、2
9の溝底部への応力集中を十分に緩和できず、大きなト
ルク伝達を行なうと、この溝底部から亀裂等の損傷を発
生する可能性がある。 内周面側、外周面側各ボールスプライン溝28、2
9の円周方向両側面と各ボール30、30の転動面との
当接部に於ける接触楕円を大きくできず、この当接部に
加わる面圧が大きくなる為、大きなトルク伝達を行なう
と、上記内周面側、外周面側各ボールスプライン溝2
8、29の円周方向両側面と上記各ボール30、30の
転動面との転がり疲れ寿命を確保する事が難しい。これ
らのそれぞれの理由に就いて、次に説明する。
【0015】の様な問題が生じる理由 回転方向に亙るボールスプライン16の剛性及び負荷容
量を確保すべく、上記内周面側、外周面側各ボールスプ
ライン溝28、29の内面と上記各ボール30、30の
転動面との接触角を確保する為には、これら各ボールス
プライン溝28、29の断面形状を、図7に誇張して示
す様なゴシックアーチ状にする必要がある。即ち、上記
各ボールスプライン溝28、29を、上記転動面の曲率
半径よりも大きな曲率半径を有する側面部円弧面35、
35同士を溝底部36で連続させた形状とする必要があ
る。一方、トロイダル型無段変速機の運転時には、上記
ボール30、30から上記内周面側、外周面側各ボール
スプライン溝28、29の内面に加えられる押し付け力
に基づき、上記溝底部36に引っ張り応力が加わる。更
に、内周面側ボールスプライン溝28の場合には、パワ
ーローラから入力側ディスク2の円周方向一部に加わる
大きなスラスト荷重に基づき、この入力側ディスク2の
内周面が楕円形に変形する事に基づいて、上記引っ張り
応力がより大きくなる。上記溝底部36の断面の曲率半
径が小さいと、繰り返し加えられるこの引っ張り応力に
基づいて、上記溝底部36に亀裂等の損傷が発生する可
能性が生じる等、トロイダル型無段変速機の耐久性を確
保する上での障害となる。
【0016】の様な問題が生じる理由 内周面側、外周面側各ボールスプライン溝28、29の
円周方向両側面と各ボール30、30の転動面との当接
部に加わる面圧を低くし、上記内周面側、外周面側各ボ
ールスプライン溝28、29の円周方向両側面と上記各
ボール30、30の転動面との転がり疲れ寿命を確保す
る為には、上記当接部の接触楕円を大きくする事が好ま
しい。一方、この接触楕円を大きくする為には、上記内
周面側、外周面側各ボールスプライン溝28、29の円
周方向両側面と上記各ボール30、30の転動面との対
向面積を広くする必要がある。より具体的には、上記内
周面側、外周面側各ボールスプライン溝28、29の内
面のうちで、上記各ボール30、30の転動面が当接し
得る様に研削する有効研削面の、断面の周方向に亙る長
さを長くする必要がある。
【0017】これに対して前述した従来構造の場合に
は、上記各内周面側ボールスプライン溝28、28の円
周方向両端開口縁部に形成する内周面側面取り31、3
1の大きさと、上記各外周面側ボールスプライン溝2
9、29の円周方向両端開口縁部に形成する外周面側面
取り32、32の大きさとを互いに同じにしていた。従
って、凸面である後半部15bの外周面に形成した、外
周面側ボールスプライン溝29の有効研削面の断面の周
方向に亙る長さL29は、凹面である入力側ディスク2の
内周面に形成した、内周面側ボールスプライン溝28の
有効研削面の断面の周方向に亙る長さL28よりも小さく
(L29<L28)なる。従って、上記接触楕円を上記外周
面側ボールスプライン溝29の開口部にあまり近づける
事ができず、この外周面側ボールスプライン溝29の内
面とボール30の転動面との接触角を確保した場合に
は、上記接触楕円をあまり大きくできなくなる。本発明
のトロイダル型無段変速機は、伝達トルクの確保と耐久
性の向上との両立を阻害する、上述したの様な原因
の一方又は双方を解消する事を目的とするものである。
【0018】
【課題を解決する為の手段】本発明のトロイダル型無段
変速機は何れも、前述した従来のトロイダル型無段変速
機と同様に、それぞれの軸方向片面を断面が円弧形の凹
面とし、この凹面同士を互いに対向させた状態で互いに
同心に、且つ互いに独立して回転自在に支持した少なく
とも1対のディスクと、これら両ディスクの回転中心に
対し捩れの位置にある枢軸を中心として揺動するトラニ
オンと、周面を回転円弧面状の凸面とし、このトラニオ
ンに支持された変位軸に回転自在に支持されて、上記両
ディスクの凹面同士の間に挟持されたパワーローラとを
備える。そして、上記1対のディスクのうちの一方のデ
ィスクを、回転軸の外周面にボールスプラインを介し
て、この回転軸の軸方向に亙る変位自在に支持してい
る。
【0019】特に、請求項1に記載したトロイダル型無
段変速機に於いては、上記ボールスプラインを構成する
為、上記一方のディスクの内周面に形成した内周面側ボ
ールスプライン溝及び上記回転軸の外周面に形成した外
周面側ボールスプライン溝は、それぞれ円周方向両内側
面を、上記ボールスプラインを構成するボールの転動面
の曲率半径よりも大きな曲率半径を有する側面部円弧面
とし、溝底部を上記ボールの転動面の曲率半径よりも小
さな曲率半径を有する溝底部円弧面としたゴシックアー
チ状の断面形状を有する。そして、この溝底部円弧面の
曲率半径を、上記ボールの外径の0.15倍以上として
いる。又、この溝底部は熱処理後に表面の熱処理異常層
を除去している。
【0020】更に、請求項2に記載したトロイダル型無
段変速機に於いては、上記ボールスプラインを構成する
為、上記一方のディスクの内周面に形成した内周面側ボ
ールスプライン溝の円周方向両端開口縁部に内周面側面
取りを、上記回転軸の外周面に形成した外周面側ボール
スプライン溝の円周方向両端開口縁部に外周面側面取り
を、それぞれ形成しており、外周面側面取りを内周面側
面取りよりも小さくしている。
【0021】
【作用】上述の様に構成する本発明のトロイダル型無段
変速機によれば、伝達トルクの確保と耐久性の向上との
両立を図れる。先ず、請求項1に記載したトロイダル型
無段変速機の場合には、内周面側、外周面側各ボールス
プライン溝の溝底部の断面の曲率半径をボールの外径の
0.15倍以上としている為、ボールから上記内周面
側、外周面側各ボールスプライン溝の内面に加えられる
押し付け力に基づき、上記溝底部に加わる引っ張り応力
に拘らず、この溝底部に亀裂等の損傷が発生しにくくな
る。しかも、この溝底部には、熱処理に伴う熱処理異常
層が存在しない為、この溝底部の損傷防止は、より有効
に図れる。又、請求項2に記載したトロイダル型無段変
速機の場合には、外周面側面取りを内周面側面取りより
も小さくした分、外周面側ボールスプライン溝の有効研
削面の断面の周方向に亙る長さを確保できる。この結
果、この外周面側ボールスプライン溝と上記ボールとの
接触角の確保と接触楕円の大きさの確保とを両立させ
て、この外周面側ボールスプライン溝の内面と上記ボー
ルの転動面との転がり疲れ寿命の確保を図れる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1に記載した発明
と請求項2に記載した発明とを組み合わせて実施した状
態を示す、本発明の実施の形態の1例を示している。
尚、本発明の特徴は、入力軸15の後半部15b等の回
転軸の外周面と入力側ディスク2の内周面との間に設け
るボールスプライン16aの構造を工夫する事により、
伝達トルクの確保と耐久性の向上との両立を図る点にあ
る。その他の部分の構造及び作用は、前述した従来構造
と同様である。従って、重複する図示並びに説明は省略
若しくは簡略にし、以下、本発明の特徴部分を中心に説
明する。
【0023】上記ボールスプライン16aを構成する
為、上記入力側ディスク2の内周面に内周面側ボールス
プライン溝28aを、上記後半部15bの外周面に外周
面側ボールスプライン溝29aを、それぞれ形成してい
る。これら両ボールスプライン溝28a、29aは、そ
れぞれ円周方向両内側面を、上記ボールスプライン16
aを構成するボール30の転動面の曲率半径(D/2)
よりも大きな曲率半径R35a を有する側面部円弧面35
a、35aとしている。これに対して、上記両ボールス
プライン溝28a、29aの溝底部36aを、上記ボー
ル30の転動面の曲率半径よりも小さな曲率半径R37
有する溝底部円弧面37としている。従って、上記両ボ
ールスプライン溝28a、29aは、それぞれゴシック
アーチ状の断面形状を有する。
【0024】上記各側面部円弧面35a、35aの断面
の曲率半径R35a は、上記ボール30の外径Dの52〜
57%{R35a =(0.52〜0.57)D}としてい
る。又、上記各側面部円弧面35a、35aの断面の曲
率半径の中心点は、これら各側面部円弧面35a、35
aと上記ボール30との接触角αが30〜60度の範囲
に納まる様に規制している。これに対して、上記溝底部
円弧面37の曲率半径R37は、上記ボール30の外径D
の0.15倍以上としている。但し、この溝底部円弧面
37の曲率半径R37は、上記ボール30の外径Dの1/
2未満としている(0.15D≦R37<D/2)。
【0025】この様に、上記内周面側、外周面側各ボー
ルスプライン溝28a、29aの溝底部36aを構成す
る溝底部円弧面37の断面の曲率半径R37を、上記ボー
ル30の外径Dの0.15倍以上としている為、上記溝
底部36aに応力が集中しにくくなる。この為、上記ボ
ール30から上記内周面側、外周面側各ボールスプライ
ン溝28a、29aの内面のうち、上記各側面部円弧面
35a、35aに加えられる押し付け力に基づき、上記
溝底部36aに加わる引っ張り応力に拘らず、この溝底
部36aに亀裂等の損傷が発生しにくくなる。
【0026】更に、上記溝底部36aは、熱処理後に表
面の熱処理異常層を除去している。即ち、上記入力側デ
ィスク2の内周面及び後半部15bの外周面は、耐摩耗
性向上等を目的として焼き入れ硬化の為の熱処理を施し
ている。この様な熱処理に伴って、上記溝底部36aを
含む上記入力側ディスク2の内周面及び後半部15bの
外周面の表面部分に熱処理異常層が生じる。この様な熱
処理異常層が、トロイダル型無段変速機の運転時に大き
な力が加わる上記溝底部36aに存在すると、この溝底
部36aに、上記亀裂等の損傷が発生し易くなる。これ
に対して、上記熱処理異常層を除去している為、この損
傷の発生防止を図れる。
【0027】次の表1に、上記溝底部円弧面37の断面
の曲率半径R37の大きさと上記熱処理異常層の存在の有
無とが、ボールスプライン部分の耐久性に及ぼす影響を
知る為に行なった耐久性試験の結果を示している。この
耐久性試験に使用したボールスプラインを構成するボー
ルの外径は5.5mmとした。従って、ボールの外径の1
5%は0.825mmに相当する。上記曲率半径R37並び
に上記熱処理異常層の存在の有無以外の条件は総て同じ
とした。
【0028】
【表1】
【0029】この耐久試験の結果を表した表1から明ら
かな通り、上記溝底部円弧面37の断面の曲率半径R37
をボール30の外径Dの15%以上とすると共に、上記
溝底部36aの熱処理異常層を除去する事により、ボー
ルスプライン16a部分の耐久性向上を図れる。
【0030】更に、上記ボールスプライン16aを構成
する内周面側ボールスプライン溝28aの円周方向両端
開口縁部には内周面側面取り31、31を、同じく外周
面側ボールスプライン溝29aの円周方向両端開口縁部
には外周面側面取り32a、32aを、それぞれ形成し
ている。特に、本発明のトロイダル型無段変速機の場合
には、上記各外周面側面取り32a、32aを上記各内
周面側面取り31、31よりも小さくしている。
【0031】この様に、上記各外周面側面取り32a、
32aを上記各内周面側面取り31、31よりも小さく
した分、上記外周面側ボールスプライン溝29aの有効
研削面の断面の周方向に亙る長さL29a を確保できる。
即ち、前述した従来構造の場合には、図6に示した様
に、外周面側ボールスプライン溝29の有効研削面の断
面の周方向に亙る長さL29が内周面側ボールスプライン
溝28の有効研削面の断面の周方向に亙る長さL28より
も小さい(L29<L28)のに対して、本発明の場合に
は、外周面側、内周面側両ボールスプライン溝29a、
28aの有効研削面の断面の周方向に亙る長さL29a
28a を互いに等しく(L29a =L28a )できる。
【0032】上述の様に、外周面側ボールスプライン溝
29aの有効研削面の断面の周方向に亙る長さL29a
確保できる結果、この外周面側ボールスプライン溝29
aとボール30との接触角αを確保すべく、このボール
30の転動面を、この外周面側ボールスプライン溝29
aを構成する側面円弧部35aの開口寄り部分に当接さ
せ、更にこの側面円弧部35aと上記ボール30の転動
面との当接部の接触楕円の大きさを確保しても、この接
触楕円が上記外周面側面取り32aに達する事はなくな
る。即ち、この接触楕円が外周面側面取り32aに達す
る事で、上記転動面にエッヂロードが加わる事を、確実
に防止できる。この結果、上記接触角並びに接触楕円の
大きさを確保して、上記外周面側ボールスプライン溝2
9aの内面を構成する上記側面円弧部35aと上記ボー
ル30の転動面との転がり疲れ寿命の確保を図れる。
又、内周面側ボールスプライン溝28aの内面を構成す
る上記側面円弧部35aと上記ボール30の転動面との
転がり疲れ寿命の確保も、外周面側ボールスプライン溝
29aの場合と同様に図れる。
【0033】尚、上記外周面側ボールスプライン溝29
aの溝底部36aには、分岐給油通路34の下流端を開
口させているが、この開口部の内径D34は、上記溝底部
36aを構成する溝底部円弧面37の断面の曲率半径R
37と同程度(D34≒R37)としている。又、上記内周面
側、外周面側両ボールスプライン溝28a、29aを形
成する方法は特に問わないが、例えばブローチ加工等の
L加工(切削加工)や鍛造加工等の塑性加工により凡そ
の形状を形成してから熱処理を施した後、G加工(研削
加工)又はL3加工(切削加工)を施す事が考えられ
る。G加工を行なうには、上記溝底部36aを含め、上
記内周面側、外周面側両ボールスプライン溝28a、2
9aの断面形状に合致する形状を有する総型砥石を用い
る。又、HT(熱処理)後にハードブローチを引き抜く
事により、上記内周面側、外周面側両ボールスプライン
溝28a、29aを仕上げる事も可能である。この様な
ハードブローチの使用により、これら内周面側、外周面
側両ボールスプライン溝28a、29aの加工コストを
より低廉化できる。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上に述べた通り構成され作
用するので、伝達トルクの確保と耐久性の向上との両立
を図って、高性能でしかも優れた耐久性を有するトロイ
ダル型無段変速機の実現に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例を示す、図6と同様
の図。
【図2】トロイダル型無段変速機の基本構造を、最大減
速時の状態で示す側面図。
【図3】同じく最大増速時の状態で示す側面図。
【図4】従来から知られたトロイダル型無段変速機の1
例を示す断面図。
【図5】図4の拡大A−A断面図。
【図6】図5のB部拡大図。
【図7】ボールスプライン溝断面形状を誇張して示す、
図6と同様の断面図。
【符号の説明】
1 入力軸 2 入力側ディスク 2a 入力側凹面 3 出力軸 4 出力側ディスク 4a 出力側凹面 5 トラニオン 6 変位軸 7 パワーローラ 7a 周面 8 加圧装置 9 カム板 10 保持器 11 ローラ 12、13 カム面 14 ハウジング 15 入力軸 15a 前半部 15b 後半部 16、16a ボールスプライン 17 凹部 18 ローディングナット 19 係止段部 20 皿板ばね 21 隔壁 22 通孔 23 転がり軸受 24 スリーブ 25 出力歯車 26 出力軸 27 歯車 28、28a 内周面側ボールスプライン溝 29、29a 外周面側ボールスプライン溝 30 ボール 31 内周面側面取り 32、32a 外周面側面取り 33 給油通路 34 分岐給油通路 35、35a 側面部円弧面 36、36a 溝底部 37 溝底部円弧面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤波 誠 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの軸方向片面を断面が円弧形の
    凹面とし、この凹面同士を互いに対向させた状態で互い
    に同心に、且つ互いに独立して回転自在に支持した少な
    くとも1対のディスクと、これら両ディスクの回転中心
    に対し捩れの位置にある枢軸を中心として揺動するトラ
    ニオンと、周面を回転円弧面状の凸面とし、このトラニ
    オンに支持された変位軸に回転自在に支持されて、上記
    両ディスクの凹面同士の間に挟持されたパワーローラと
    を備え、上記1対のディスクのうちの一方のディスク
    を、回転軸の外周面にボールスプラインを介して、この
    回転軸の軸方向に亙る変位自在に支持しているトロイダ
    ル型無段変速機に於いて、上記ボールスプラインを構成
    する為、上記一方のディスクの内周面に形成した内周面
    側ボールスプライン溝及び上記回転軸の外周面に形成し
    た外周面側ボールスプライン溝は、それぞれ円周方向両
    内側面を、上記ボールスプラインを構成するボールの転
    動面の曲率半径よりも大きな曲率半径を有する側面部円
    弧面とし、溝底部を上記ボールの転動面の曲率半径より
    も小さな曲率半径を有する溝底部円弧面としたゴシック
    アーチ状の断面形状を有し、この溝底部円弧面の曲率半
    径を、上記ボールの外径の0.15倍以上としており、
    且つ、この溝底部は熱処理後に表面の熱処理異常層を除
    去している事を特徴とするトロイダル型無段変速機。
  2. 【請求項2】 それぞれの軸方向片面を断面が円弧形の
    凹面とし、この凹面同士を互いに対向させた状態で互い
    に同心に、且つ互いに独立して回転自在に支持した少な
    くとも1対のディスクと、これら両ディスクの回転中心
    に対し捩れの位置にある枢軸を中心として揺動するトラ
    ニオンと、周面を回転円弧面状の凸面とし、このトラニ
    オンに支持された変位軸に回転自在に支持されて、上記
    両ディスクの凹面同士の間に挟持されたパワーローラと
    を備え、上記1対のディスクのうちの一方のディスク
    を、回転軸の外周面にボールスプラインを介して、この
    回転軸の軸方向に亙る変位自在に支持しているトロイダ
    ル型無段変速機に於いて、上記ボールスプラインを構成
    する為、上記一方のディスクの内周面に形成した内周面
    側ボールスプライン溝の円周方向両端開口縁部に内周面
    側面取りを、上記回転軸の外周面に形成した外周面側ボ
    ールスプライン溝の円周方向両端開口縁部に外周面側面
    取りを、それぞれ形成しており、外周面側面取りを内周
    面側面取りよりも小さくしている事を特徴とするトロイ
    ダル型無段変速機。
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JP2010149853A (ja) * 2000-07-10 2010-07-08 Jtekt Corp 軸受装置の製造方法
EP3055582A4 (en) * 2013-11-13 2017-08-09 Steering Solutions IP Holding Corporation Improved torque-transmitting joint and joint components, methods of manufacturing, and methods of inspection

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