JPH11180602A - シート材装填トレイ機構及び画像形成装置 - Google Patents

シート材装填トレイ機構及び画像形成装置

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JPH11180602A
JPH11180602A JP9352952A JP35295297A JPH11180602A JP H11180602 A JPH11180602 A JP H11180602A JP 9352952 A JP9352952 A JP 9352952A JP 35295297 A JP35295297 A JP 35295297A JP H11180602 A JPH11180602 A JP H11180602A
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JP
Japan
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tray
base
slide
sheet material
side tray
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JP9352952A
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English (en)
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Osamu Yoshioka
理 吉岡
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレイカバーを開放/閉鎖すると共に、スラ
イド側トレイを自動的にベース側トレイに沿って所定の
位置まで移動させる。 【解決手段】 トレイ機構14を格納位置から図示の使
用位置の方向(矢印M方向)へ回動させると、トレイカ
バー24は軸心S1を中心として、ベース側トレイ26
は軸心S2を中心としてそれぞれ使用位置方向へ回動す
る。2段ピニオン44は、ベース側トレイ26が格納位
置から使用位置まで回動すると共に、ガイド溝60にお
ける固定側端部から揺動側端部まで移動しながら、ラッ
ク62上を転動して反時計方向へ回転し、スライド側ト
レイ28をベース側トレイ26に対する延出方向へ移動
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、格納位置から使用
位置まで回動可能とされたトレイカバー及び複数のトレ
イを有し、使用位置では複数のトレイがシート材装填部
を形成し、格納位置ではトレイがトレイカバーにより覆
われるシート材装填トレイ機構、及びこのシート材装填
トレイ機構を有した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シート材装填トレイ機構には、レーザプ
リンタ,複写機等の画像形成装置において所定の格納位
置から使用位置まで回動可能に支持され、使用位置では
複数のトレイによりシート材装填部を形成し、また格納
位置では複数のトレイをトレイカバーにより覆われる位
置に保持する構造のものがある。このシート材装填トレ
イ機構におけるシート材装填部は、記録紙,プロジェク
ター用透明フィルム等のシート材が積載可能となるシー
ト材積載部又はシート材を所定の方向へ案内するシート
材案内部を形成する。このようなシート材装填トレイ機
構としては、例えば、特開平9−40187号公報に記
載されたものがある。
【0003】この特開平9−40187号公報に記載さ
れたシート材積載トレイ機構は、画像形成装置本体へカ
バーが回動可能に支持されており、このカバーの回動動
作に連動して回動するベース側のシート材積載トレイ
と、前記カバーによりスライド可能に支持されたスライ
ド側のシート材積載トレイとを有している。このシート
材装填トレイ機構では、カバーを格納位置から画像形成
装置本体から側方に突出するシート材積載位置へ回動し
た後に、スライド側トレイをベース側トレイから延出さ
せる方向へスライドさせることにより、ベース側トレイ
及びスライド側トレイが使用状態となってベース側トレ
イ及びスライド側トレイ上に大きな面積のシート材積載
面が形成される。このシート材積載面上にシート材が積
載されると、画像形成装置は、ピックアップローラ等か
らなる給送手段を作動することによりトレイ上のシート
材を装置本体内へ搬送する。
【0004】また、ベース側トレイ及びスライド側トレ
イからなるシート材積載面上からシート材を装置本体内
へ搬送する必要がない場合には、スライド側トレイをベ
ース側トレイからの延出長が最小となる位置へスライド
させた後、カバーを画像形成装置本体における外装側面
部と略平行となる位置ヘ回動させることにより、カバー
が装置外装の一部を形成すると共に、ベース側トレイ及
びスライド側トレイが格納状態となって、ベース側トレ
イ及びスライド側トレイがカバーと画像形成装置本体と
の間に保持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように複数のト
レイを有したシート材装填トレイ機構では、ベース側ト
レイ及びスライド側トレイを使用状態から格納状態とす
る場合、及び格納状態から使用状態とする場合の何れの
場合にも、カバーを回動させ、かつスライド側トレイを
ベース側トレイに沿って移動させるという独立した2操
作をユーザが順次行う必要があるので、操作性が良くな
いという問題がある。
【0006】本発明は、上記事実を考慮し、トレイカバ
ーを開閉すると、スライド側トレイがベース側トレイに
沿って所定の位置まで自動的に移動する操作性が良好な
シート材装填トレイ機構、及びこのシート材装填トレイ
機構を備えた画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のシート材
装填トレイ機構は、格納位置から使用位置まで回動可能
に支持された支持回動部材と、前記支持回動部材と共に
格納位置から使用位置まで回動するベース側トレイと、
前記ベース側トレイに沿って移動可能に支持され、前記
支持回動部材と共に格納位置から使用位置まで回動する
スライド側トレイと、前記支持回動部材を前記格納位置
から前記使用位置へ回動する開放動作と前記スライド側
トレイを前記ベース側トレイに沿って移動してベース側
トレイから延出させる延出動作とを連動させる連動手段
と、を有するものである。
【0008】従って、請求項1記載のシート材装填トレ
イ機構によれば、支持回動部材を格納位置から使用位置
まで回動させることにより、連動手段がスライド側トレ
イをベース側トレイから延出させるので、支持回動部材
を使用位置へ回動させる操作を行うことにより、ベース
側トレイ及びこのベース側トレイから延出したスライド
側トレイによってシート材装填部が形成される。ここ
で、このシート材装填部はシート材が積載されるシート
材積載部として、またシート材を所定の方向へ案内する
シート材案内部として使用される。またシート装填部に
は、画像を記録するための定形の記録紙,プロジェクタ
ー用の透明フィルム,葉書等の厚手の紙等がシート材と
して装填されるが、画像形成装置等から排出された画像
記録済みの用紙を積載することも可能である。
【0009】また、請求項2記載のシート材装填トレイ
機構は、請求項1記載のシート材装填トレイ機構におい
て、前記連動手段が、前記支持回動部材を前記使用位置
から前記格納位置へ回動する閉鎖動作と、前記スライド
側トレイを前記ベース側トレイへ接近させる収縮動作と
を連動させるものである。
【0010】従って、請求項2記載のシート材装填トレ
イ機構によれば、支持回動部材を格納位置へ回動させる
操作、又はスライド側トレイをベース側トレイへ接近さ
せる操作の何れかを行うことにより、スライド側トレイ
を支持回動部材と共に格納位置に移動させると同時に、
スライド側トレイを収縮してシート材装填トレイ機構を
格納状態とすることができる。
【0011】また、請求項3記載のシート材装填トレイ
機構は、請求項1又は2記載のシート材装填トレイ機構
において、前記連動手段は、前記支持回動部材の回動中
心とは異なる位置を中心として回動する前記ベース側ト
レイに設けられ、ベース側トレイの回動中心に対する接
離方向に長い第1のガイド溝と、前記ベース側トレイに
おける前記第1のガイド溝に沿って配置された第1のラ
ックと、前記スライド側トレイに設けられ、スライド側
トレイの延出/接近方向に長い第2のガイド溝と、前記
スライド側トレイにおける前記第2のガイド溝に沿って
配置された第2のラックと、前記支持回動部材により支
持され、前記第1のガイド溝及び前記第2のガイド溝に
対して移動可能に係合すると共に、前記第1のラック及
び前記第2のラックに噛み合って、前記支持回動部材の
開放/閉鎖動作及び前記スライド側トレイの延出/収縮
動作に連動して回転するピニオンと、を有するものであ
る。
【0012】従って、請求項3記載のシート材装填トレ
イ機構によれば、第1のラック,第2のラック及びピニ
オンによって支持回動部材を開放/閉鎖方向へ回動させ
る力がスライド側トレイをベース側トレイに対して延出
/接近させる力に変換され、かつスライド側トレイをベ
ース側トレイに対して延出/接近させる力が支持回動部
材を開放/閉鎖方向へ回動させる力に変換されるので、
支持回動部材の開放/閉鎖動作とスライド側トレイの延
出/収縮動作とを連動させることができる。
【0013】また、請求項4記載のシート材装填トレイ
機構は、請求項1,2又は3記載のシート材装填トレイ
機構において、前記支持回動部材は、格納位置へ保持さ
れた状態で前記ベース側トレイ及び前記スライド側トレ
イの少なくとも一方を外部から覆うトレイカバーである
ものである。
【0014】従って、請求項4記載のシート材装填トレ
イ機構によれば、トレイカバーを格納位置へ保持した状
態で、トレイカバーによりベース側トレイ,スライド側
トレイ,連動手段等を覆って、格納時にベース側トレ
イ,スライド側トレイ,連動手段等が破損することを防
止できる。
【0015】請求項5に記載の画像形成装置は、請求項
1,2,3又は4記載のシート材装填トレイ機構と、前
記シート材積載トレイ機構におけるベース側トレイ及び
このベース側トレイから延出したスライド側トレイに装
填されたシート材を装置本体内へ搬送する給送手段と、
を有するものである。
【0016】従って、請求項5記載の画像形成装置によ
れば、支持回動部材を格納位置から使用位置へ回動させ
る操作によりシート材装填トレイ機構を使用状態とし、
このシート材装填トレイ機構のシート材装填部に装填さ
れたシート材を装置本体内へ搬送することが可能にな
る。また、支持回動部材を使用位置から格納位置へ回動
させるか、スライド側トレイをベース側トレイへ接近さ
せる操作によりシート材装填トレイ機構を格納状態と
し、シート材装填トレイ機構を使用しない時の画像形成
装置の設置スペースを減少できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0018】(実施形態1の構成)図1及び図2には本
発明の実施形態1に係るトレイ機構が適用された画像形
成装置が示されている。この画像形成装置の装置本体1
0は、内部に公知の電子写真プロセスに係る各種の部品
が配置された箱状の外装筐体12と、装置外部から外装
筐体12内へシート材を供給するためのトレイ機構14
とを有している。図2に示されるように、外装筐体12
の一側面には開口部12Aが形成されており、外装筐体
12内には、電子写真プロセスに係る各種の部品を支持
した支持フレーム16が配置されている。この支持フレ
ーム16には、開口部12Aに面して外装筐体12にお
ける外側面と略平行な支持面16Aが形成されている。
この支持面16Aからは、一対の支持ステー18(図2
には紙面手前側の支持ステー18のみが示されてい
る。)が突出している。
【0019】図3及び図4には、それぞれ本実施形態の
トレイ機構の平面図及び斜視図が示され、図5には図4
の分解斜視図が示されている。図5に示されるように支
持ステー18には、その下端部に水平方向外側へ向かっ
て突出する回動軸20が設けられ、この回動軸20の上
側に水平方向へ貫通した軸受部22が設けられている。
【0020】トレイ機構14は、図2に示されるように
外装筐体12における開口部12Aが形成された側面部
に配置され、トレイカバー24,ベース側トレイ26及
びスライド側トレイ28を有している。図5に示される
ように、トレイカバー24には、外装筐体12との対向
面から閉鎖方向側へ略垂直に立上がり、かつ回動軸20
の軸心S1の直角方向に延在する支持プレート30が設
けられている。この支持プレート30には、回動中心側
の端部に水平方向へ貫通した軸受部32が設けられてい
る。ベース側トレイ26には、その両端部にそれぞれ回
動支持部34が設けられている。この回動支持部34
は、ベース側トレイ26における外装筐体12との対向
面から閉鎖方向側へ略垂直に立上がり、かつ軸受部22
の軸心S2の直角方向に延在する。この一対の回動支持
部34には、それぞれ回動中心側の端部に水平方向外側
へ突出した回動軸36が一体的に形成されている。
【0021】トレイカバー24には、一対の支持ステー
18に対応して図3に示されるように回動軸20の軸方
向における異なる2位置に支持プレート30がそれぞれ
設けられており、図5に示されるように支持ステー18
は回動軸20を軸受部32に挿入することにより、回動
軸20の軸心S1を中心としてトレイカバー24を回動
可能に支持している。また、図5に示されるようにベー
ス側トレイ26は、回動軸36を軸受部22に挿入する
ことにより、回動軸36の軸心S2を中心として支持ス
テー18によって外装筐体12へ回動可能に支持されて
いる。スライド側トレイ28は、図4に示されるよう
に、軸心S1,S2を中心としてそれぞれ回動可能に支
持されたトレイカバー24及びベース側トレイ26との
間に配置されており、トレイカバー24と共に回動し、
かつベース側トレイ26に沿って軸心S1に対する接離
方向へ移動可能となるように支持されている。
【0022】なお、以下の本実施形態に関する記載で
は、装置本体10の設置面上において、軸心S1,S2
と平行な方向を横幅方向Tとし、この横幅方向Tに直交
する方向を奥行方向Dとして説明を行う(図1参照)。
【0023】トレイカバー24は、図1に示す格納位置
から図2に示す使用位置まで開閉可能に支持されてお
り、このトレイカバー24は、使用位置へ向かう回動方
向(以下、この方向を開放方向といい、図中には矢印M
で示す)側が外装パネルとなっている。ベース側トレイ
26は、軸心S1 中心とするトレイカバー24の回動動
作に連動し、トレイカバー24と共に軸心S2を中心と
して図1に示す格納位置から図2に示す使用位置まで回
動する。また、スライド側トレイ28は、トレイカバー
24と共通の回動中心(軸心S1)を有し、トレイカバー
24と共に格納位置から使用位置まで回動する。
【0024】トレイカバー24は、図4に示されるよう
に略平板状に形成され、その外周端部に格納位置へ向か
う回動方向(以下、この方向を閉鎖方向といい、図中に
は矢印Nで示す)へ屈曲したリブが形成されている。こ
のトレイカバー24は、図1に示されるように軸心S1
に対して離間した回動先端部に半円状に開口した把手部
24Bを形成し、格納位置においては装置本体10の外
装面の一部を形成する。
【0025】また、トレイカバー24の支持プレート部
30には、閉鎖方向へ突出した略台形状のラッチ爪38
と、このラッチ爪38に対して軸心S1側に配置された
ベアリング軸受部40と、この軸受部40に対して開放
方向側に配置され軸心S1に対する接離方向へ長いガイ
ド溝42とが設けられている。ラッチ爪38の先端部に
は、トレイカバー24の回動方向に対して傾斜した案内
面を形成したラッチ部38Aが設けられている。
【0026】図5に示されるように支持プレート部30
の軸受部40には、2段ピニオン44が軸心S3を中心
として回動可能に配置される。この2段ピニオン44
は、ギヤ部46,このギヤ部46より大径で歯数が多い
ギヤ部48,ギヤ部48の側面から軸心S3に沿って突
出した支軸部50,ギヤ部46の側面から軸心S3に沿
って摺動突起52及びギヤ部46とギヤ部48との間に
配置されギヤ部48より大径の円板状のガイド板49が
それぞれ同軸的に形成されている。この2段ピニオン4
4は、支軸部50をトレイカバー24の軸受部40に挿
入することにより、支持プレート部30により軸心S1
と平行に保たれて回動可能に支持される。
【0027】図4に示されるようにベース側トレイ26
は、軸心S2付近から軸心S2に対する半径方向と平行
状に延出した板状のトレイ部54を有している。このト
レイ部54における横幅方向Tの両端部には、それぞれ
前述した回動支持部34に対して回動先端側にラック/
ガイド部56が設けられている。トレイ部54は、外装
筐体12との対向する上面側がシート材装填面54Aと
されており、このシート材装填面54Aは、軸心S2に
近い固定側端部から離間した回動先端部付近に亘る平面
と、回動先端部において開放側へ屈曲した傾斜面とを形
成している。ベース側トレイ26の回動支持部34及び
ラック/ガイド部56は、共にシート材装填面54Aの
側端から直角に立設している。回動支持部34には、回
動軸36に近い側の固定側端部に回動ストッパ部34A
が形成されている。この回動ストッパ部34Aは、回動
支持部34の長手方向に対して傾斜した面を形成してい
る。図5に示されるようにラック/ガイド部56には、
軸心S2の半径方向と平行状に延在するガイド溝60
と、このガイド溝60の長手方向と平行となるように支
持されたラック62とが一体的に設けられている。この
ガイド溝60には、図6に示されるように2段ピニオン
44の摺動突起52が摺動可能に挿入し、ラック62に
は小径のギヤ部46が噛み合う。また、図3及び図4に
示されるようにベース側トレイ26におけるシート材装
填面54Aには、位置決め板58が回動軸36の軸方向
へ移動可能に配置されている。この位置決め板58は、
シート材装填面54A上に載置されたシート材のサイズ
に対応する位置に移動し、シート材を一方(図3では紙
面左側)の回動支持部34を基準として軸方向へ位置決
めする。
【0028】回動方向においてトレイカバー24とベー
ス側トレイ26との間に配置されたスライド側トレイ2
8は、図4に示されるように軸心S1の半径方向と略平
行となるように支持された板状のトレイ部64と、この
トレイ部64における横幅方向Tの両端部にそれぞれ設
けられたラック/ガイド部66とを有している。トレイ
部64は、外装筐体12と対向する上面側がシート材装
填面64Aとされており、このシート材装填面64A
は、軸心S1の半径方向と略平行な面を形成すると共
に、ベース側トレイ26におけるトレイ部54の回動先
端部と接している。また、トレイ部64には、その回動
先端部に開放方向へ屈曲したストッパ部64Bが、固定
側端部に閉鎖方向へ屈曲したストッパ部64Cがそれぞ
れ形成され、スライド側トレイ28のスライド量を制限
している。
【0029】ラック/ガイド部66は、それぞれトレイ
部64の側端に沿って軸心S1に対する接離方向へ延在
しており、シート材装填面64Aから直角に突出してい
る。ラック/ガイド部66には、図5に示されるように
軸心S1に対する接離方向へ延在するガイド溝68と、
このガイド溝68の長手方向と平行となるように支持さ
れたラック70とが一体的に設けられている。図6に示
されるようにガイド溝68には、2段ピニオン44の支
軸部50が摺動可能に挿通し、ラック70には、大径の
ギヤ部48が噛み合う。また、2段ピニオン44は、ガ
イド板49がラック/ガイド部56,66間に挟まれ、
軸心S3方向への移動が制限されることにより、ギヤ部
46,48とラック62,70との噛み合いを維持す
る。
【0030】スライド側トレイ28には、図5に示され
るようにラック/ガイド部66とは逆側へ突出したガイ
ドステー72が設けられている。このガイドステー72
は、トレイカバー24における一対の支持プレート部3
0に対応してスライド側トレイ28の両端部にそれぞれ
設けられており、その先端部に支持プレート30側へ突
出したガイドピン73が形成されている。一対のガイド
ピン73は、それぞれ支持プレート30に設けられたガ
イド溝42に摺動可能に挿入する。これにより、スライ
ド側トレイ28は、トレイカバー24によってベース側
トレイ26に沿って軸心S1に対する接離方向へ移動可
能に支持される。ここで、スライド側トレイ28をベー
ス側トレイ26から延出させる時には、トレイ部64後
端のストッパ部64Cが、ベース側トレイ26裏面に設
けられたストッパ部(図示省略)に当ることにより、ス
ライド側トレイ28の延出方向への移動を制限し、また
スライド側トレイ28をベース側トレイ26へ接近させ
る時には、トレイ部64のストッパ部64Bが、トレイ
カバー24の回動先端部に形成されたストッパ面24A
に当ることにより、スライド側トレイ28の接近方向へ
の移動を制限する。
【0031】本実施形態のトレイ機構14では、トレイ
カバー24の両端部に配置された一対の2段ピニオン4
4,ベース側トレイ26の両端部に設けられた一対のラ
ック/ガイド部56及びスライド側トレイ28の両端部
に設けられた一対のラック/ガイド部66が連動手段を
構成しており、この連動手段は、トレイカバー24の回
動動作とスライド側トレイ28のスライド動作とを連動
させる機能を有している。また、ラック/ガイド部56
に係合した2段ピニオン44は、トレイカバー24とベ
ース側トレイ26とを回動方向において連結している。
【0032】上記のように構成されたトレイ機構14
は、図7に示されるように外装筐体12の開口部12A
を閉止する格納位置から、図9に示されるように外装筐
体12の開口部12Aから側方へ突出する使用位置まで
回動可能に支持されている。
【0033】図7及び図9に示されるように支持フレー
ム16には、支持面16Aにおける支持ステー18の上
側にラッチ孔16Bが、一対の支持ステー18間に供給
口16Cがそれぞれ形成されている。トレイ機構14が
格納位置へ回動すると、ラッチ爪38がラッチ孔16B
へ挿入する。ラッチ爪38は、ラッチ孔16Bへの挿入
途中にラッチ部38Aがラッチ孔16Bと圧接して横幅
方向T外側へ撓み変形し、ラッチ孔16Bへの挿入完了
と同時にラッチ部38Aがラッチ孔16Bから抜け出て
撓み変形が回復する。これにより、格納位置に回動した
トレイ機構14にはラッチ爪38の変形抵抗に対応する
保持力が作用し、この保持力によってトレイ機構14は
格納位置に安定的に保持される。
【0034】また、格納位置に保持されたトレイ機構1
4を使用位置へ回動させる場合には、トレイカバー24
の把手部24Bに開放方向への力を加え、ラッチ爪38
による変形抵抗に抗してトレイ機構14を開放方向ヘ回
動させる。図9に示されるようにトレイ機構14が使用
位置まで回動すると、ベース側トレイ26の回動ストッ
パ部34Aが支持面16Aに当接することにより、トレ
イ機構14が自重により使用位置に保持される。
【0035】次に、本実施形態の画像形成装置における
外装筐体12の構成を簡単に説明する。図1及び図2に
示されるように、外装筐体12の上面には排紙部74が
形成されている。この排紙部12は、奥行方向Dにおけ
る一端部から他端部へ向かって除々に高くなるような略
方形の傾斜面を形成している。外装筐体12には、排紙
部74における最も低い一端部から上方に立ち上がる壁
部が形成され、この壁部には、図2に示されるように外
装筐体12の内部に通じた排紙口76が開口している。
また、外装筐体12には、外側面における開口部12A
の下側に着脱口が形成されており、この着脱口から用紙
Pの束を収納した用紙トレー78を外装筐体12に装着
することにより、用紙トレー78から外装筐体12内へ
の用紙Pの供給が可能になる。
【0036】図2に示されるように、外装筐体12内に
は、交換部品である作像カートリッジ80が排紙部74
の下方に配置されている。作像カートリッジ80は、像
担持体であるドラム82と、このドラム82外周面に対
向して配置されたクリーニング装置,帯電ロール及び現
像装置(それぞれ図示省略)等が一体的に構成されたも
のである。さらに、外装筐体12内には、作像カートリ
ッジ80に隣接する位置に露光装置84が配置され、外
装筐体12に装着された用紙トレート78の上方にフィ
ードローラ86が支持されている。このフィードロール
86は、用紙トレー78からの用紙Pの給紙時に所定量
回転することにより、用紙トレー78に収納された用紙
の束から1枚の用紙Pを分離し、この1枚の用紙Pを用
紙トレー78から送り出す。この1枚の用紙Pは、図2
で2点鎖線で示す搬送経路Kに沿って外装筐体12内を
搬送され、トナー転写及び定着工程を経て排紙口76か
ら外装筐体12外部に排出され、排紙部74上に積載さ
れる。外装筐体12内には、搬送経路Kに沿い上流側か
ら下流側に向かって順に、搬送ロール88,レジロール
90,ドラム82に当接する転写ロール92,定着装置
94及び排出ロール96が配置されている。
【0037】さらに、図2に示されるように外装筐体1
2内には、使用位置に保持されたトレイ機構14に装填
されたシート材Hが当接し、このシート材Hの先端を所
定の供給開始位置に位置決めする位置決め板98と、ト
レイ機構14上から外装筐体12内へ挿入されるシート
材Hを供給開始位置へ案内するガイド板100とが配置
され、位置決め板98の上方にはフィードロール102
が支持されている。トレイ機構14にシート材Hが装填
され、このシート材Hが位置決め板98により供給開始
位置に位置決めされた状態で、給送手段であるフィード
ロール102が所定量回転することにより、トレイ機構
14に装填されたシート材Hがレジロール90手前の位
置で搬送経路Kに給紙される。このシート材Hは、用紙
トレー78の用紙Pの場合と同様に、搬送経路Kに沿っ
て搬送され、トナー転写及び定着工程を経て排紙口76
から外装筐体12外部に排出され、排紙部74上に積載
される。ここで、トレイ機構14に対しては、摩擦分離
パッドの有無等の給送手段の構成に応じて、1枚のシー
ト材Hのみが装填可能となる場合と複数枚のシート材H
が装填可能となる場合とがある。
【0038】本実施形態の画像形成装置では、トレイ機
構14を格納位置から使用位置へ回動すると、図示を省
略したセンサが使用位置に回動したトレイ機構14を検
出し、制御部へトレイ機構14の選択信号を出力する。
この選択信号を受けた制御部は、用紙トレー78上方の
フィードロール86を回転させず、位置決め板98上方
のフィードロール102が回転可能となるようにトルク
伝達機構(図示省略)を制御する。また、制御部は、ト
レイ機構14の選択信号を受けていない時には、用紙ト
レー78上方のィードロール86が回転可能となり、位
置決め板98上方のフィードロール102を回転させな
いようにトルク伝達機構を制御する。従って、トレイ機
構14を使用位置に保持することにより、フィードロー
ル102によってトレイ機構14に装填されたシート材
Hを搬送経路Kへ給紙し、このシート材Hへの画像記録
が可能になる。
【0039】以上説明したようなトレイ機構14及び用
紙トレー78の双方を有した画像形成装置では、例え
ば、用紙トレー78からは使用頻度が高い定形白色の用
紙Pを給紙し、一方トレイ機構14からはオーバーヘッ
ドプロジェクター用の透明フィルム,厚手の用紙,カラ
ー用紙等の使用頻度の低いシート材Hを給紙する。
【0040】(実施形態1の作用)次に、上記のように
構成された本実施形態のトレイ機構14を有した画像形
成装置の作用及び動作を説明する。
【0041】先ず、トレイ機構14を格納位置から使用
位置まで回動させる開放動作を行うなう場合について説
明する。図7に示されるようにラッチ爪38により格納
位置に保持されたトレイ機構14を、図8に示されるよ
うにラッチ爪38の保持力に抗して格納位置から開放方
向へ回動させると、トレイカバー24は軸心S1を中心
として開放方向へ回動し、2段ピニオン44によりトレ
イカバー24に連結されたベース側トレイ26も、トレ
イカバー24と共に軸心S2を中心として開放方向へ回
動する。この際、トレイカバー24の回動中心となる軸
心S1とベース側トレイ26の回動中心となる軸心S2
とが互いに異なる位置にあるため、回動軸20の軸心S
2からトレイカバー24により支持された2段ピニオン
44の軸心S3までの軸間距離は、トレイカバー24及
びベース側トレイ26が開放方向へ回動すると共に増加
する。
【0042】一方、2段ピニオン44は、ベース側トレ
イ26におけるガイド溝60に沿って軸心S2に対する
半径方向へ移動可能に支持され、かつギヤ部46をラッ
ク62に噛み合わせていることから、トレイカバー24
及びベース側トレイ26が図7に示される格納位置から
図9に示される使用位置まで回動すると共に、ガイド溝
60における固定側端部から回動先端部まで移動しなが
ら、ラック62上を転動して反時計方向へ回転する。反
時計方向へ回転する2段ピニオン44は、スライド側ト
レイ28側のラック70にギヤ部48を噛み合わせてい
ることから、ガイド溝68における揺動先端部から固定
側端部まで相対的に移動しながら、ラック70上を転動
してベース側トレイ26をトレイカバー24のガイド溝
42に沿って軸心S1から離間する方向へ、即ちスライ
ド側トレイ28をベース側トレイ26に対する延出方向
(図8に示す矢印Rの方向)へ移動させる。この際、ラ
ック62に噛み合うギヤ部46に対してラック70に噛
み合うギヤ部48の歯数が多いことから、スライド側ト
レイ28の移動量は、2段ピニオン44のガイド溝60
に沿った移動量より大きくなり、図9に示されるように
トレイ機構14が使用位置まで回動し、2段ピニオン4
4がガイド溝60における回動側端部に到達すると、ス
ライド側トレイ28はベース側トレイ26からの延出長
が最大となる位置まで移動する。
【0043】このようにトレイ機構14を使用位置まで
回動させることにより、ベース側トレイ26及びスライ
ド側トレイ28は共に使用状態となり、シート材Hが装
填可能となるシート材装填部を形成する。このとき、ス
ライド側トレイ28は、図3に示されるように、シート
材装填面64Aをベース側トレイ26側のシート材装填
面54Aの回動先端部に当接させ、かつシート材装填面
54Aの回動側先端から軸心S1に対する接離方向へ延
出するように支持される。これらのシート材装填面54
A,64A上にシート材Hを載置し、このシート材Hを
外装筐体12に向かって下方に傾斜したシート材装填面
54A,64Aに沿って外装筐体12方向へ移動させる
ことにより、図2に示されるようにシート材Hが支持フ
レーム16の供給口16Cから外装筐体12内へ挿入さ
れ、ガイド板100に案内されたシート材Hが位置決め
板98により所定の供給開始位置に位置決めされ、トレ
イ機構14のシート材装填部に対するシート材Hの装填
が完了する。この状態で、給送手段を構成したフィード
ロール102を回転させることにより、前述したように
シート材Hが搬送経路Kへ給紙される。
【0044】次に、トレイ機構14を使用位置から格納
位置まで回動させる閉鎖動作について説明する。図9に
示されるように自重により使用位置に保持されたトレイ
機構14を、図8に示されるように使用位置から閉鎖方
向へ回動させると、トレイカバー24は軸心S1を中心
として閉鎖方向へ回動し、2段ピニオン44によりトレ
イカバー24に連結されたベース側トレイ26も、トレ
イカバー24と共に軸心S2を中心として閉鎖方向へ回
動する。この際、トレイカバー24の回動中心となる軸
心S1とベース側トレイ26の回動中心となる軸心S2
とが互いに異なる位置にあるため、回動軸20の軸心S
2からトレイカバー24により支持された2段ピニオン
44の軸心S3までの軸間距離は、開放時とは逆にトレ
イカバー24及びベース側トレイ26が閉鎖方向へ回動
すると共に減少する。
【0045】一方、2段ピニオン44は、トレイカバー
24及びベース側トレイ26が図9に示される使用位置
から図7に示される格納位置まで回動すると共に、ベー
ス側トレイ26側のガイド溝60における回動先端部か
ら固定側端部まで移動しながら、ラック62上を転動し
て時計方向へ回転する。時計方向へ回転する2段ピニオ
ン44は、スライド側トレイ28側のガイド溝68にお
ける固定側端部から回動先端部まで相対的に移動しなが
ら、ラック70上を転動してベース側トレイ26をトレ
イカバー24のガイド溝42に沿って軸心S1へ接近す
る方向(図8の矢印Sの方向)へ移動させる。図7に示
されるように、トレイ機構14が格納位置まで回動し、
2段ピニオン44がガイド溝60における固定側端部に
到達すると、スライド側トレイ28はベース側トレイ2
6からの延出長が最小となる位置まで移動する。
【0046】また、トレイカバー24に対して閉鎖方向
の力を作用させることなく、図9に示されるようにベー
ス側トレイ26から延出したスライド側トレイ28を押
圧して軸心S1への接近方向へ移動させることによって
も、使用位置に保持されたトレイ機構14を使用位置か
ら格納位置へ回動させることが可能である。この場合に
は、スライド側トレイ28が収縮方向へ移動することに
より、トレイカバー24により支持された2段ピニオン
44は、ラック70上を転動して時計方向へ回転しなが
ら、スライド側トレイ28側のガイド溝68における回
動先端部から固定側端部まで相対的に移動する。このよ
うに2段ピニオン44がガイド溝68における回動先端
部から固定側端部へ移動すると共に、回動軸20の軸心
S2から2段ピニオン44の軸心S3までの軸間距離が
減少する。このことより、ベース側トレイ26には2段
ピニオン44によって閉鎖方向の力が作用し、この2段
ピニオン44からの力によってトレイ機構14が閉鎖方
向へ回動する。そして、スライド側トレイ28をベース
側トレイ26からの延出長が最小となる位置まで移動さ
せると、2段ピニオン44がスライド側トレイ28側の
ガイド溝68における固定側端部まで相対的に移動し、
トレイ機構14は格納位置まで回動する。
【0047】このようにトレイ機構14を格納位置まで
回動させることにより、ベース側トレイ26及びスライ
ド側トレイ28は格納状態となり、図7に示されるよう
に、外装筐体12とトレイカバー24との間に保持され
る。トレイ機構14が格納位置に移動することにより、
図1に示されるようにトレイカバー24は、外装筐体1
2の開口図12Aを閉止して装置本体10における外装
の一部を形成すると共に、外装筐体12との間に保持し
たベース側トレイ26及びスライド側トレイ28を覆
う。このようにトレイ機構14を格納位置に保持するこ
とにより、使用位置にある場合と比較し、トレイ機構1
4による奥行方向D及びスライド側トレイ28の延出方
向における外装筐体12からの突出長を減少できる。
【0048】以上説明したように、本実施形態のトレイ
機構14を有した画像形成装置によれば、トレイ機構1
4の開放時には、トレイカバー24を格納位置から使用
位置へ回動する開放動作に連動させてスライド側トレイ
28をベース側トレイ26から延出させることができる
ので、トレイカバー24を使用位置へ回動させる操作の
みを行うことにより、スライド側トレイ28を延出方向
へ移動させ、ベース側トレイ26及びスライド側トレイ
28によってシート材装填部を形成できる。
【0049】さらにトレイ機構14の閉鎖時には、トレ
イカバー24を使用位置から格納位置へ回動する閉鎖動
作とスライド側トレイ28をベース側トレイ26に対し
て収縮させる収縮動作とを連動させることができるの
で、トレイカバー24を使用位置へ回動させる操作及び
スライド側トレイ28を収縮方向へ移動させる操作の何
れか一方の操作を行うことにより、シート材装填トレイ
機構を格納状態とすることができる。従って、本実施形
態のトレイ機構14によれば、複数のトレイ26,28
を1操作によって格納状態から使用状態へ、又は使用状
態から格納状態へすることができる。
【0050】(実施形態2の構成)図10及び図11に
は本発明の実施形態2に係るトレイ機構が適用された画
像形成装置が示されている。なお、これらの図10及び
図11では、図1乃至図9に基づいて説明した部材に対
応する部材については同一符号を付して説明を省略す
る。本実施形態のトレイ機構108では、図10に示さ
れるように格納位置に保持されたスライド側トレイ28
が装置本体10の外装面の一部を形成している。トレイ
機構108では、図11に示されるように、実施形態1
のトレイカバー24に代えて一対の支持回動アーム11
0が配置されている。この一対の支持回動アーム110
は、ベース側トレイ26及びスライド側トレイ28を両
端からそれぞれ挟むように配置されており、装置本体1
0側の端部に固定された回動軸114により互いに連結
されている。この回動軸114は、支持ステー18に設
けられた軸受穴116に挿通しており、この軸受穴11
6により軸心S1 を中心として回動可能に支持されてい
る。これにより、一対の支持回動アーム110は回動方
向において常に同じ位置に保持される。また、一対の支
持回動アーム110には、それぞれ回動先端部に半円状
に開口した把手部112が形成されている。
【0051】本実施形態の一対の支持回動アーム110
は、トレイカバー24と同様にスライド側トレイ28を
ガイド溝42に沿って移動可能に支持するともに、2段
ピニオン44によりベース側トレイ26及びスライド側
トレイ28へ連結されている。
【0052】上記のように構成された本実施形態のトレ
イ機構108を格納位置から使用位置まで回動させる開
放動作、及び使用位置から格納位置まで回動させる閉鎖
動作は、開放時/閉鎖時にトレイカバー24ではなく支
持回動アーム110へ開放方向又は閉鎖方向の力を作用
させる点を除けば、実施形態1のトレイ機構14と同一
であるので、トレイ機構108については作用及び動作
に関する説明を省略する。
【0053】また、以上説明した実施形態1,2のトレ
イ機構では、連動手段としてラック/ピニオン機構を用
いたもののみについて説明したが、連動手段としては他
の機構,例えば、2段ピニオン44の代わりに摩擦係数
が高いゴムローラを配置し、ベース側トレイ26及びス
ライド側トレイ28にラック62,70の代わりにゴム
ローラの転動面を形成しておけば、ラック/ピニオン機
構を用いた場合と同様の連動動作が可能になる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るシート
材装填トレイ機構装置によれば、トレイカバーが開放方
向又は閉鎖方向へ回動すると、スライド側トレイが自動
的にベース側トレイに対して延出又は接近し、ベース側
トレイ及びスライド側トレイが使用状態又は格納状態と
なる操作性が良好なシート材装填トレイ機構を提供でき
る。また、本発明に係る画像形成装置によれば、簡単な
操作によりシート材装填トレイ機構を使用状態とし、こ
のシート材装填部に装填されたシート材を装置本体内へ
搬送することが可能になり、また簡単な操作によりシー
ト材装填トレイ機構を格納状態とし、シート材装填トレ
イ機構を使用しない時の画像形成装置の設置スペースを
減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るシート材装填トレイ
機構を有した画像形成装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るシート材装填トレイ
機構を有した画像形成装置の構成を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態1に係るシート材装填トレイ
機構を示す平面図である。
【図4】図3の矢印V方向から見たシート材装填トレイ
機構を示す斜視図である。
【図5】図4に対応するシート材装填トレイ機構を示す
分解斜視図である。
【図6】図4のVI−VIによる断面を示す2段ピニオン及
びラック/ガイド部の断面図である。
【図7】本発明の実施形態1に係る画像形成装置におい
てシート材装填トレイ機構が格納位置にある状態を示す
断面図である。
【図8】本発明の実施形態1に係る画像形成装置におい
てシート材装填トレイ機構が格納位置と使用位置との中
間にある状態を示す断面図である。
【図9】本発明の実施形態1に係る画像形成装置におい
てシート材装填トレイ機構が使用位置にある状態を示す
断面図である。
【図10】本発明の実施形態2に係るシート材装填トレ
イ機構を有した画像形成装置を示す斜視図である。
【図11】本発明の実施形態2に係るシート材装填トレ
イ機構を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 装置本体 12 外装筐体 14 トレイ機構 16 支持フレーム 18 支持ステー 20 回動軸 22 軸受部 24 トレイカバー(支持回動部材) 26 ベース側トレイ 28 スライド側トレイ 30 支持プレート 32 軸受部 36 回動軸 42 ガイド溝 44 2段ピニオン 56 ラック/ガイド部 66 ラック/ガイド部 86 フィードロール 108 トレイ機構 110 支持回動アーム 114 回動軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格納位置から使用位置まで回動可能に支
    持された支持回動部材と、 前記支持回動部材と共に格納位置から使用位置まで回動
    するベース側トレイと、 前記ベース側トレイに沿って移動可能に支持され、前記
    支持回動部材と共に格納位置から使用位置まで回動する
    スライド側トレイと、 前記支持回動部材を前記格納位置から前記使用位置へ回
    動する開放動作と前記スライド側トレイを前記ベース側
    トレイに沿って移動してベース側トレイから延出させる
    延出動作とを連動させる連動手段と、 を有することを特徴とするシート材装填トレイ機構。
  2. 【請求項2】 前記連動手段が、前記支持回動部材を前
    記使用位置から前記格納位置へ回動する閉鎖動作と、前
    記スライド側トレイを前記ベース側トレイへ接近させる
    収縮動作とを連動させることを特徴とする請求項1記載
    のシート材装填トレイ機構。
  3. 【請求項3】 前記連動手段は、 前記支持回動部材の回動中心とは異なる位置を中心とし
    て回動する前記ベース側トレイに設けられ、ベース側ト
    レイの回動中心に対する接離方向に長い第1のガイド溝
    と、 前記ベース側トレイにおける前記第1のガイド溝に沿っ
    て配置された第1のラックと、 前記スライド側トレイに設けられ、スライド側トレイの
    延出/接近方向に長い第2のガイド溝と、 前記スライド側トレイにおける前記第2のガイド溝に沿
    って配置された第2のラックと、 前記支持回動部材により支持され、前記第1のガイド溝
    及び前記第2のガイド溝に対して移動可能に係合すると
    共に、前記第1のラック及び前記第2のラックに噛み合
    って、前記支持回動部材の開放/閉鎖動作及び前記スラ
    イド側トレイの延出/収縮動作に連動して回転するピニ
    オンと、 を有することを特徴とする請求項1又は2記載のシート
    材装填トレイ機構。
  4. 【請求項4】 前記支持回動部材は、格納位置へ保持さ
    れた状態で前記ベース側トレイ及び前記スライド側トレ
    イの少なくとも一方を外部から覆うトレイカバーである
    ことを特徴とする請求項1,2又は3記載のシート材装
    填トレイ機構。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4記載のシート材
    装填トレイ機構と、 前記シート材積載トレイ機構におけるベース側トレイ及
    びこのベース側トレイから延出したスライド側トレイに
    装填されたシート材を装置本体内へ搬送する給送手段
    と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
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