JPH11179399A - 汚泥処理剤及びそれを用いた汚泥処理方法 - Google Patents
汚泥処理剤及びそれを用いた汚泥処理方法Info
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- JPH11179399A JPH11179399A JP10116798A JP11679898A JPH11179399A JP H11179399 A JPH11179399 A JP H11179399A JP 10116798 A JP10116798 A JP 10116798A JP 11679898 A JP11679898 A JP 11679898A JP H11179399 A JPH11179399 A JP H11179399A
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Abstract
泥を、安全、かつ、効率良く脱水処理することができる
汚泥処理剤及び汚泥処理方法を提供すること。 【解決手段】 植物性繊維又は動物性繊維に、硫酸鉄、
硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウム及び塩化第二鉄の混
合溶液からなる凝集剤を吸着させて汚泥処理剤を生成す
ることとした。また、同汚泥処理剤を汚泥内に混入し、
汚泥の脱水を行うこととした。
Description
れを用いた汚泥処理方法に関するものである。
に高分子凝集剤を混入してゲル状とし、その後、脱水処
理していた。
汚泥処理方法にあっては、汚泥内に高分子凝集剤を混入
していたため、脱水処理後の汚泥を焼却すると、汚泥に
含まれる高分子物質が燃焼してダイオキシン等の有害物
質を生成させてしまうおそれがあり、実用的なものでは
なかった。
内に水分が分子水として含有されており、汚泥と水とを
脱水により分離することが困難であった。
と高く、汚泥の量を大幅に減少させることはできなかっ
た。
物性繊維又は動物性繊維に凝集剤を吸着させて生成する
こととした。
スの電圧を印加する一方、凝集剤にプラスの電圧を印加
して、植物性繊維又は動物性繊維に凝集剤を電気的に吸
着させて生成することとした。
した。
酸バンド、ポリ塩化アルミニウム、塩化第二鉄のいずれ
か一種又は二種以上の混合物を用いることとした。
鉄、硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウム及び塩化第二鉄
の混合溶液からなる凝集剤を吸着させて生成することと
した。
に混入し、汚泥の脱水を行うこととした。
ず、新聞紙等の古紙を水中に浸漬した後、混合して、繊
維状とし、さらに脱水処理する。尚、古紙に限らず、普
通紙を用いることもでき、植物性繊維又は動物性繊維を
用いることができる。
集剤を混入して、古紙の表面に凝集剤を吸着させ、その
後、乾燥させて、綿状の汚泥処理剤を生成する。
鉄、硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウム及び塩化第二鉄
のいずれか一種又は二種以上の混合物、或いは、硫酸
鉄、硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウム及び塩化第二鉄
の混合溶液を用いている。
は、古紙に消石灰を混入することにより、古紙に消石灰
が吸着するとともに塊状化するため、その後、乾燥させ
ずに破砕することにより、粉末状の汚泥処理剤を生成す
ることができる。
用いることにより、繊維に凝集剤を吸着させる際に、繊
維が核となってその表面に凝集剤が吸着することとな
り、凝集剤の吸着を容易かつ確実に行わせることができ
る。
等の古紙を水中に浸漬した後、混合して繊維状とし、約
40%〜50%の水分を含んだ状態のまま、凝集剤を混入し
て生成してもよい。
を混入して生成した汚泥処理剤は、前記固形状の汚泥処
理剤よりも汚泥に良好に溶け、これにより、汚泥の脱水
効率を向上させることができる。
性繊維又は動物性繊維にマイナスの電圧を印加する一
方、凝集剤にプラスの電圧を印加して、電気泳動を利用
して植物性繊維又は動物性繊維に凝集剤を電気的に吸着
させたものである。
短時間で植物性繊維又は動物性繊維に凝集剤を吸着させ
ることができ、汚泥処理剤の生成時間を短縮することが
できる。
汚泥処理剤を汚泥の中へ混入するものである。
汚泥処理剤の表面に汚泥が吸着し、汚泥と水とが分離さ
れる。
によりプラス側にイオン化されており、一方、汚泥がマ
イナス側にイオン化されているため、汚泥処理剤の表面
のプラスイオンに汚泥のマイナスイオンが吸着されるこ
とにより、汚泥と水とが分離されるものである。
することにより、汚泥処理剤に吸着した汚泥が沈澱し
て、汚泥と水とを分離することができる。
水又はプレス脱水することにより、前記沈澱によるより
も短時間で汚泥と水とを分離することができる。
は、有機物であるため、肥料として再利用することがで
き、又、焼却処分することもできる。
を容易に行うことができ、汚泥の処理を容易なものとす
ることができる。
紙等の古紙を利用することができるため、資源の有効活
用を図ることができる。
した後、ミキサーにより混合して、繊維状とし、さらに
真空脱水機により脱水処理し、その後、同繊維状の古紙
に濃度50%の硫酸バンドとポリ塩化アルミニウムとの混
合液 100リットルを混入し、古紙の表面に硫酸バンドと
ポリ塩化アルミニウムとを吸着させ、その後、乾燥させ
て、綿状の汚泥処理剤150Kg を生成した。
溶液を用いても、上記と同様にして、汚泥処理剤を生成
することができる。
の硫酸バンドとポリ塩化アルミニウムとの混合液 100リ
ットル中に浸漬した後、ミキサーにより混合して、繊維
状とするとともに、古紙の表面に硫酸バンドとポリ塩化
アルミニウムとを吸着させて、汚泥処理剤150Kg を生成
した。
溶液を用いても、上記と同様にして、汚泥処理剤を生成
することができる。
した後、ミキサーにより混合して、繊維状とし、さらに
真空脱水機により脱水処理し、その後、同繊維状の紙に
消石灰 50Kg を混入し、紙の表面に消石灰を吸着させ、
塊状化した紙を破砕して、粉末状の汚泥処理剤150Kg を
生成した。
漬した後、ミキサーにより混合して、繊維状とし、さら
に真空脱水機により脱水処理し、その後、同繊維状の古
紙に硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウム、塩化第二鉄、
硫酸鉄の濃度50%の混合液 100リットルを混入し、古紙
の表面に硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウム、塩化第二
鉄、硫酸鉄とを吸着させ、その後、乾燥させて、綿状の
汚泥処理剤150Kg を生成した。
塩化第二鉄、硫酸鉄とを混合しても、化学反応は起こら
ず、混合溶液となる。
漬した後、ミキサーにより混合して、繊維状とし、水分
を50%含んだ液状のまま、繊維状の古紙に、硫酸バン
ド、ポリ塩化アルミニウム、塩化第二鉄、硫酸鉄との濃
度50%の混合液 100リットルを混入し、古紙にマイナス
の電圧を印加する一方、混合液にプラスの電圧を印加し
て、古紙の表面に硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウム、
塩化第二鉄、硫酸鉄とを電気的に吸着させて液状の汚泥
処理剤150Kg を生成した。
ずれかにより生成した汚泥処理剤150Kg (処理する汚泥
の3%)を汚泥5000Kgの中へ混入し、プレス脱水機によ
り、汚泥5000Kgを汚泥処理剤に吸着した汚泥800Kg と水
とに分離した。そして、分離後の汚泥の含水率を測定し
たところ、含水率が60%以下であり、従来よりも10%〜
20%の水分を脱水できることが確認できた。これによ
り、脱水処理された汚泥の量を従来の1/2 〜1/4 にでき
ることが確認できた。
で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
ことが困難とされていた汚泥を、安全、かつ、効率良く
脱水処理することができ、従って、脱水処理された汚泥
量を大幅に減少させることができる。
し、特異な条件(温度、圧力等)下で行う必要がないた
め、特殊な装置を必要とせずに汚泥処理剤の生成や汚泥
処理をすることができる。
等の古紙を利用する場合には、資源の有効活用を図るこ
とができる。
ナスの電圧を印加する一方、凝集剤にプラスの電圧を印
加して、電気泳動を利用して植物性繊維又は動物性繊維
に凝集剤を電気的に吸着させることにより、凝集剤の電
気泳動によって、短時間で植物性繊維又は動物性繊維に
凝集剤を吸着させることができ、汚泥処理剤の生成時間
を短縮することができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 植物性繊維又は動物性繊維に凝集剤を吸
着させて生成したことを特徴とする汚泥処理剤。 - 【請求項2】 植物性繊維又は動物性繊維にマイナスの
電圧を印加する一方、凝集剤にプラスの電圧を印加し
て、植物性繊維又は動物性繊維に凝集剤を電気的に吸着
させて生成したことを特徴とする請求項1記載の汚泥処
理剤。 - 【請求項3】 植物性繊維は、紙であることを特徴とす
る請求項1又は請求項2記載の汚泥処理剤。 - 【請求項4】 凝集剤は、消石灰、硫酸鉄、硫酸バン
ド、ポリ塩化アルミニウム、塩化第二鉄のいずれか一種
又は二種以上の混合物であることを特徴とする請求項1
〜請求項3のいずれかに記載の汚泥処理剤。 - 【請求項5】 植物性繊維又は動物性繊維に、硫酸鉄、
硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウム及び塩化第二鉄の混
合溶液からなる凝集剤を吸着させて生成したことを特徴
とする汚泥処理剤。 - 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
汚泥処理剤を汚泥内に混入し、汚泥の脱水を行うことを
特徴とする汚泥処理方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP11679898A JP4220011B2 (ja) | 1997-10-13 | 1998-04-27 | 汚泥処理剤及びそれを用いた汚泥処理方法 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP9-278543 | 1997-10-13 | ||
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Publications (2)
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JPH11179399A true JPH11179399A (ja) | 1999-07-06 |
JP4220011B2 JP4220011B2 (ja) | 2009-02-04 |
Family
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Family Applications (1)
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JP11679898A Expired - Fee Related JP4220011B2 (ja) | 1997-10-13 | 1998-04-27 | 汚泥処理剤及びそれを用いた汚泥処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4220011B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105967484A (zh) * | 2015-12-29 | 2016-09-28 | 南京紫鑫汇萃环境科技有限公司 | 处理烟气脱硫废水污泥的污泥深度脱水的方法 |
CN106116077A (zh) * | 2016-08-22 | 2016-11-16 | 陈永桥 | 一种用于自来水厂污泥调理剂 |
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-
1998
- 1998-04-27 JP JP11679898A patent/JP4220011B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4220011B2 (ja) | 2009-02-04 |
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