JPH11179085A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JPH11179085A
JPH11179085A JP24510698A JP24510698A JPH11179085A JP H11179085 A JPH11179085 A JP H11179085A JP 24510698 A JP24510698 A JP 24510698A JP 24510698 A JP24510698 A JP 24510698A JP H11179085 A JPH11179085 A JP H11179085A
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JP
Japan
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sewing machine
light
motor
needle
sewing
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JP24510698A
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Akifumi Nakajima
章文 仲島
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミシンの状態を使用者に容易に認識させる。 【解決手段】 正常な状態である場合には、色変更装置
13の円板は、透明のフィルタがミシンランプ12の発
光部の真下に位置しており、もって、ミシンランプ12
から発光され透明のフィルタを通過した自然光により針
板の上面周辺が照明されている。この状態で、正しい操
作が行なわれると、色変更モータ17が駆動されて円板
が回転され、緑色のフィルタがミシンランプ12の発光
部の真下に位置され、もって、ミシンランプ12から発
光された自然光が緑色のフィルタを通過して緑色光とな
り、この緑色光により針板の上面周辺が照明される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、模様縫い、ボタン
穴かがり縫い或いは自動端縫い等を行なう機能を備えて
成るミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のミシンにおいては、従来より、
誤操作をしたとき或いは糸切れ等の事故が生じたとき、
その旨を表示装置に表示して使用者に異常を報知してい
る。表示装置の具体例としては、パネルに印刷された異
常メッセージに対応するLEDを点滅させたり、メッセ
ージ表示用の液晶表示装置に異常メッセージを表示させ
たりしている。また、使用者に異常を報知する別の方法
として、音声出力装置を設け、この音声出力装置により
異常メッセージを発声させたりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、LEDを点滅させたり、液晶表示装置に異
常メッセージを表示させたりするものでは、表示装置が
小さいため、使用者が異常メッセージに気付かないこと
があり、同じ誤操作を繰返したりするおそれがあった。
また、音声出力装置により異常メッセージを発声させる
ものでは、使用者が発声された異常メッセージを聞き逃
すことがあり、この場合も、同じ誤操作を繰返すおそれ
があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、誤操作或いは事
故等の異常を使用者に対して確実に報知することができ
るミシンを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載のミシンは、縫針の針先周辺を照明す
る照明手段を備えたミシンにおいて、誤操作或いは事故
等の異常を検出する異常検出手段を備えると共に、この
異常検出手段による異常検出時に前記照明手段から発光
される光の色を変更して異常を報知する異常報知手段を
備えたところに特徴を有する。
【0006】上記手段によれば、誤操作或いは事故等の
異常を検出したとき、縫針の針先周辺を照明する照明手
段から発光される光の色が変わる。このため、使用者
は、光の色が変わったことにすぐにそして確実に気が付
くから、異常を確実に認識できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、模様縫い、ボタ
ン穴かがり縫い或いは自動端縫い等を行なう機能を備え
たミシンに適用した一つの実施の形態につき図面を参照
しながら説明する。
【0008】まず図2に基づいて、ミシンの全体構成に
ついて簡単に述べる。図2において、ミシン本体1は、
ほぼ矩形箱状をなすベッド部2及びこのベッド部2の右
方部上部から左方に延びるように一体に設けられたアー
ム部3から構成されている。このアーム部3の左方部で
ある頭部4の下部には、針棒5が下方に向けて突設され
ており、この針棒5の下端部に縫針6が取付けられてい
る。上記ベッド部2の左方部上面には、縫針6に対応し
て針板7が取付けられており、この針板7の下方に図示
しない水平がまが設けられている。上記針棒5及び水平
がま等を同期駆動させる駆動機構の駆動源となるミシン
モータ8(図3参照)がベッド部2内に配設されてい
る。また、アーム部3の立上がり部の前面部には、模様
選択等の種々の操作を行なうための各種操作スイッチが
配設された操作パネル9が設けられている。更に、アー
ム部3の上部前面部には、例えば液晶表示装置から構成
された表示装置10が設けられている。尚、アーム部3
の頭部4の前面部下部には、上記ミシンモータ8を起動
・停止するための起動・停止スイッチ11が設けられて
いる。
【0009】さて、頭部4の内部には、針棒5を駆動す
るための機械的構成等が設けられているが、これらにつ
いては図1に図示するのを省略し、本発明に関わる構成
についてのみ図1に図示する。即ち、頭部4の内部にお
いて、照明手段である例えばミシンランプ12は、自然
光例えば白色光を発光し、その白色光で縫針6の針先周
辺である針板7の上面周辺を照明するように設けられて
いる。このミシンランプ12の近傍には、色変更装置1
3が設けられている。この色変更装置13は、回転可能
に設けられた円板14とこの円板14をギヤ15,16
を介して回転駆動する色変更モータ17から構成されて
いる。円板14の周縁部には、例えば透明、赤色、黄色
及び緑色の4個のフィルタ18〜21が均等に配設され
ている。そして、この場合、円板14の回転に応じて、
4個のフィルタ18〜21がミシンランプ12の発光部
の真下に選択的に位置するようになっており、フィルタ
18〜21の色に応じてミシンランプ12から発光され
る光の色が変わるようになっている。
【0010】また、図3には、ミシンの運転を制御する
ための制御装置22を中心とした構成が示されている。
この図2において、制御装置22は、例えばマイクロコ
ンピュータを含んで構成されており、ROM23及びR
AM24とバスにて接続されると共に、模様選択スイッ
チ25、起動・停止スイッチ11、押え足位置センサ2
6、BHレバー位置センサ27、送り歯位置センサ2
8、下糸巻状態センサ29、上糸切れ検出センサ30、
下糸残量検出センサ31及びミシンモータ回転センサ3
2からの各種信号を受け、ミシンランプ12を点灯・消
灯制御し、上述した色変更モータ17、ジグザグ制御モ
ータ33、送り制御モータ34及びミシンモータ8をそ
れぞれ駆動回路35〜38を介して駆動制御し、表示装
置10を表示制御するようになっている。
【0011】上記構成のうち、模様選択スイッチ25
は、模様縫い可能な多数の模様のうちから所望の模様を
選択するための操作スイッチである。押え足位置センサ
26は押え足の上下位置を検出するセンサであり、BH
レバー位置センサ27は、BHレバー(ボタン穴かがり
用切換レバー)の上下位置を検出するセンサであり、送
り歯位置センサ28は、送り歯の上下位置を検出するセ
ンサである。また、下糸巻状態センサ29は、下糸巻き
が可能な状態であるか否かを検出するセンサであり、上
糸切れ検出センサ30は、上糸が切れたときや上糸がな
いときにそれを検出するセンサである。下糸残量検出セ
ンサ31は、下糸の残り量を検出するセンサであり、ミ
シンモータ回転センサ32は、ミシンモータ8の回転状
態例えば糸からみ等でロックした状態を検出するセンサ
である。一方、ジグザグ制御モータ33は、針棒5を左
右方向に移動駆動するためのモータであり、送り制御モ
ータ34は、送り歯を左右方向に移動駆動するためのモ
ータである。そして、上記構成の場合、各種スイッチ2
5,11及び各種センサ26〜32並びに制御装置22
から異常検出手段が構成されており、この異常検出手段
により誤操作或いは事故等の異常が検出されるようにな
っている。また、制御装置22及び色変更装置13から
異常報知手段が構成されている。
【0012】次に、上記構成の作用を説明する。
【0013】まず、事故等が発生していない正常な状態
である場合には、色変更装置13の円板14は、透明の
フィルタ18がミシンランプ12の発光部の真下に位置
しており、もって、ミシンランプ12から発光され透明
のフィルタ18を通過した自然光により針板7の上面周
辺が照明されている。この状態で、正しい操作が行なわ
れると、色変更モータ17が駆動されて円板14が回転
され、緑色のフィルタ21がミシンランプ12の発光部
の真下に位置され、もって、ミシンランプ12から発光
された自然光が緑色のフィルタ21を通過して緑色光と
なり、この緑色光により針板7の上面周辺が照明され
る。この後、若干の時間をおいて、色変更モータ17が
駆動されて円板14が回転され、再び透明のフィルタ1
8がミシンランプ12の発光部の真下に位置され、自然
光により針板7の上面周辺が照明される。上記した緑色
光による照明によって正しい操作をし且つその操作が受
付けられたことが使用者に認識される。
【0014】さて、異常検出手段により異常が検出され
た場合について説明する。例えばミシンモータ8がロッ
クした場合、このロックをモータ電流等に基づいてミシ
ンモータ回転センサ32が検出し、ロック検出信号が制
御装置22に与えられる。ロック検出信号を受けた制御
装置22により、色変更モータ17が駆動されて円板1
4が回転され、赤色のフィルタ19がミシンランプ12
の発光部の真下に位置され、もって、ミシンランプ12
から発光された自然光が赤色のフィルタ19を通過して
赤色光となり、この赤色光により針板7の上面周辺が照
明される。そして、赤色光による照明は、ミシンモータ
8のロック状態が改善されるまで続く。尚、上記実施の
形態では、赤色光による照明に加えて、表示装置10に
ミシンモータ8のロックを報知するメッセージが表示さ
れる。また、例えば下糸の残り量が少ない場合等の使用
者に注意を促す必要がある場合には、この下糸の残り量
が少ないことが下糸残量検出センサ31により検出さ
れ、その下糸残量検出信号が制御装置22に与えられ
る。該下糸残量検出信号を受けた制御装置22により、
色変更モータ17が駆動されて円板14が回転され、黄
色のフィルタ20がミシンランプ12の発光部の真下に
位置され、もって、ミシンランプ12から発光された自
然光が黄色のフィルタ20を通過して黄色光となり、こ
の黄色光により針板7の上面周辺が照明される。そし
て、黄色光による照明は、下糸の残り量が少ない状態が
改善されるまで続く。尚、上記実施の形態では、黄色光
による照明に加えて、表示装置10に下糸の残り量が少
ないこと等を報知するメッセージが表示される。また、
誤操作として例えば押え足が上がった状態で起動・停止
スイッチ11が操作された場合は、押え足位置センサ2
6からの位置信号と、起動・停止スイッチ11からのス
イッチ信号とに基づいて制御装置22において誤操作が
検出される。そして、このような誤操作が検出されたと
きにも、上述した黄色光による照明が行なわれる。
【0015】このような構成の本実施の形態によれば、
誤操作或いは事故等の異常を検出したとき、縫針の針先
周辺を照明するミシンランプ12から発光される光の色
が赤色や黄色に変わる。このため、使用者は、光の色が
変わったことにすぐそして確実に気が付くから、異常を
確実に認識できる。
【0016】また、本発明の変形例として、1個のミシ
ンランプ12と色変更装置13を設ける代わりに、自然
光、赤色、黄色及び緑色のミシンランプを設け、これら
各色のミシンランプを選択的に点灯するようにしても良
い。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、誤操作或いは事故等の異常を検出したとき、縫針の
針先周辺を照明する照明手段から発光される光の色を変
えるように構成したので、光の色の変更により誤操作或
いは事故等の異常を使用者に対して確実に報知すること
ができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ミシンランプ及び色変更装置等を示す斜視図で
ある。
【図2】ミシン全体の斜視図である。
【図3】ミシンの電気的なブロック図である。
【符号の説明】
1 ミシン本体 3 アーム部 4 頭部 6 縫針 12 ミシンランプ 13 色変更装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ミシン
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数色の発光にて
報知を行うミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のミシンにおいては、従来より、
誤操作をしたとき或いは糸切れ等の事故が生じたとき、
その旨を表示装置に表示して使用者に異常を報知してい
る。表示装置の具体例としては、パネルに印刷された異
常メッセージに対応するLEDを点滅させたり、メッセ
ージ表示用の液晶表示装置に異常メッセージを表示させ
たりしている。また、使用者に異常を報知する別の方法
として、音声出力装置を設け、この音声出力装置により
異常メッセージを発声させたりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、LEDや液晶表示装置によって異常を表示
させたりするが、ミシンモータの起動自体を報知するこ
とがされておらず、正常な状態においてはミシンが一体
どんな状態にあるかということが把握しずらかった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、ミシンの状況を容易に把握でき
るミシンを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載のミシンは、縫針を取り付ける針棒
と、針棒を駆動するミシンモータと、ミシンモータを起
動・停止するための起動・停止スイッチと、少なくとも
3色の発光を行なえる報知手段と、報知手段をそれぞれ
の対応した色の発光に切り換える制御手段を備えてい
る。
【0006】従って、針棒を駆動するミシンモータは、
起動スイッチにより起動・停止し、制御手段は、報知手
段の少なくとも3色の発光を制御する。
【0007】請求項2記載のミシンは、縫針を取り付け
る針棒と、針棒を駆動するミシンモータと、ミシンモー
タを起動・停止するための起動・停止スイッチと、少な
くとも赤緑黄の発光を行なえる報知手段と、報知手段を
それぞれの対応した色の発光に切り換える制御手段を
えている。
【0008】従って、針棒を駆動するミシンモータは、
起動スイッチにより起動・停止し、制御手段は、報知手
段の少なくとも赤黄緑の発光を制御する。
【0009】請求項3記載のミシンは、ベッド部の右方
部上部から左方向に延びるアーム部と、アーム部の左方
部である頭部と、頭部に取り付けられた針棒と、針棒を
駆動するミシンモータと、ミシンモータを起動・停止す
るための起動・停止スイッチと、少なくとも3種色の発
光を行なえる報知手段と、報知手段をそれぞれの対応し
た色の発光に切り換える制御手段を備えている。
【0010】従って、針棒は頭部に設けられ、針棒を駆
動するミシンモータは、起動スイッチにより起動・停止
し、制御手段は、報知手段の少なくとも3色の発光を制
御する。
【0011】請求項4記載のミシンは、ベッド部の右方
部上部から左方向に延びるアーム部と、アーム部の左方
部である頭部と、頭部に取り付けられた針棒と、針棒を
駆動するミシンモータと、ミシンモータを起動・停止す
るための起動・停止スイッチと、少なくとも赤緑黄の発
光を行なえる報知手段と、報知手段をそれぞれの対応し
た色の発光に切り換える制御手段を備えている。
【0012】従って、針棒は頭部に設けられ、針棒を駆
動するミシンモータは、起動スイッチにより起動・停止
し、制御手段は、報知手段の少なくとも赤緑黄の発光を
制御する。
【0013】請求項5記載のミシンは、誤操作或いは事
故等の異常を検出する異常検出手段と、少なくとも赤及
び緑の発光が可能な報知手段と、異常検出手段の異常の
検出に伴い、正常の緑の発光から異常の赤の発光に報知
手段を切り換える制御手段を備えている。従って、異常
検出手段は異常を検出して、制御手段は、異常検出手段
の異常の検出に伴い、正常の緑の発光から異常の赤の発
光に報知手段を切り換える。
【0014】請求項6記載のミシンは、下糸を検出する
下糸検出手段と、下糸検出手段の検出に基づき報知手段
を切り換える制御手段とを備え、制御手段は下糸検出手
段の検出に基づき報知手段を切り換える。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、模様縫い、ボタ
ン穴かがり縫い或いは自動端縫い等を行なう機能を備え
たミシンに適用した一つの実施の形態につき図面を参照
しながら説明する。
【0016】まず図2に基づいて、ミシンの全体構成に
ついて簡単に述べる。図2において、ミシン本体1は、
ほぼ矩形箱状をなすベッド部2及びこのベッド部2の右
方部上部から左方に延びるように一体に設けられたアー
ム部3から構成されている。このアーム部3の左方部で
ある頭部4の下部には、針棒5が下方に向けて突設され
ており、この針棒5の下端部に縫針6が取付けられてい
る。上記ベッド部2の左方部上面には、縫針6に対応し
て針板7が取付けられており、この針板7の下方に図示
しない水平がまが設けられている。上記針棒5及び水平
がま等を同期駆動させる駆動機構の駆動源となるミシン
モータ8(図3参照)がベッド部2内に配設されてい
る。また、アーム部3の立上がり部の前面部には、模様
選択等の種々の操作を行なうための各種操作スイッチが
配設された操作パネル9が設けられている。更に、アー
ム部3の上部前面部には、例えば液晶表示装置から構成
された表示装置10が設けられている。尚、アーム部3
の頭部4の前面部下部には、上記ミシンモータ8を起動
・停止するための起動・停止スイッチ11が設けられて
いる。
【0017】さて、頭部4の内部には、針棒5を駆動す
るための機械的構成等が設けられているが、これらにつ
いては図1に図示するのを省略し、本発明に関わる構成
についてのみ図1に図示する。即ち、頭部4の内部にお
いて、照明手段である例えばミシンランプ12は、自然
光例えば白色光を発光し、その白色光で縫針6の針先周
辺である針板7の上面周辺を照明するように設けられて
いる。このミシンランプ12の近傍には、色変更装置1
3が設けられている。この色変更装置13は、回転可能
に設けられた円板14とこの円板14をギヤ15,16
を介して回転駆動する色変更モータ17から構成されて
いる。円板14の周縁部には、例えば透明、赤色、黄色
及び緑色の4個のフィルタ18〜21が均等に配設され
ている。そして、この場合、円板14の回転に応じて、
4個のフィルタ18〜21がミシンランプ12の発光部
の真下に選択的に位置するようになっており、フィルタ
18〜21の色に応じてミシンランプ12から発光され
る光の色が変わるようになっている。
【0018】また、図3には、ミシンの運転を制御する
ための制御装置22を中心とした構成が示されている。
この図2において、制御装置22は、例えばマイクロコ
ンピュータを含んで構成されており、ROM23及びR
AM24とバスにて接続されると共に、模様選択スイッ
チ25、起動・停止スイッチ11、押え足位置センサ2
6、BHレバー位置センサ27、送り歯位置センサ2
8、下糸巻状態センサ29、上糸切れ検出センサ30、
下糸残量検出センサ31及びミシンモータ回転センサ3
2からの各種信号を受け、ミシンランプ12を点灯・消
灯制御し、上述した色変更モータ17、ジグザグ制御モ
ータ33、送り制御モータ34及びミシンモータ8をそ
れぞれ駆動回路35〜38を介して駆動制御し、表示装
置10を表示制御するようになっている。
【0019】上記構成のうち、模様選択スイッチ25
は、模様縫い可能な多数の模様のうちから所望の模様を
選択するための操作スイッチである。押え足位置センサ
26は押え足の上下位置を検出するセンサであり、BH
レバー位置センサ27は、BHレバー(ボタン穴かがり
用切換レバー)の上下位置を検出するセンサであり、送
り歯位置センサ28は、送り歯の上下位置を検出するセ
ンサである。
【0020】また、下糸巻状態センサ29は、下糸巻き
が可能な状態であるか否かを検出するセンサであり、上
糸切れ検出センサ30は、上糸が切れたときや上糸がな
いときにそれを検出するセンサである。下糸残量検出セ
ンサ31は、下糸の残り量を検出するセンサであり、ミ
シンモータ回転センサ32は、ミシンモータ8の回転状
態例えば糸からみ等でロックした状態を検出するセンサ
である。一方、ジグザグ制御モータ33は、針棒5を左
右方向に移動駆動するためのモータであり、送り制御モ
ータ34は、送り歯を左右方向に移動駆動するためのモ
ータである。そして、上記構成の場合、各種スイッチ2
5,11及び各種センサ26〜32並びに制御装置22
から異常検出手段が構成されており、この異常検出手段
により誤操作或いは事故等の異常が検出されるようにな
っている。また、ミシンランプ12,及び色変更装置1
3から報知手段、制御装置22から制御手段が構成され
ている。
【0021】次に、上記構成の作用を説明する。
【0022】まず、事故等が発生していない正常な状態
である場合には、色変更装置13の円板14は、透明の
フィルタ18がミシンランプ12の発光部の真下に位置
しており、もって、ミシンランプ12から発光され透明
のフィルタ18を通過した自然光により針板7の上面周
辺が照明されている。この状態で、正しい操作が行なわ
れると、色変更モータ17が駆動されて円板14が回転
され、緑色のフィルタ21がミシンランプ12の発光部
の真下に位置され、もって、ミシンランプ12から発光
された自然光が緑色のフィルタ21を通過して緑色光と
なり、この緑色光により針板7の上面周辺が照明され
る。この後、若干の時間をおいて、色変更モータ17が
駆動されて円板14が回転され、再び透明のフィルタ1
8がミシンランプ12の発光部の真下に位置され、自然
光により針板7の上面周辺が照明される。上記した緑色
光による照明によって正しい操作をし且つその操作が受
付けられたことが使用者に認識される。
【0023】さて、異常検出手段により異常が検出され
た場合について説明する。例えばミシンモータ8がロッ
クした場合、このロックをモータ電流等に基づいてミシ
ンモータ回転センサ32が検出し、ロック検出信号が制
御装置22に与えられる。ロック検出信号を受けた制御
装置22により、色変更モータ17が駆動されて円板1
4が回転され、赤色のフィルタ19がミシンランプ12
の発光部の真下に位置され、もって、ミシンランプ12
から発光された自然光が赤色のフィルタ19を通過して
赤色光となり、この赤色光により針板7の上面周辺が照
明される。そして、赤色光による照明は、ミシンモータ
8のロック状態が改善されるまで続く。尚、上記実施の
形態では、赤色光による照明に加えて、表示装置10に
ミシンモータ8のロックを報知するメッセージが表示さ
れる。また、例えば下糸の残り量が少ない場合等の使用
者に注意を促す必要がある場合には、この下糸の残り量
が少ないことが下糸残量検出センサ31により検出さ
れ、その下糸残量検出信号が制御装置22に与えられ
る。該下糸残量検出信号を受けた制御装置22により、
色変更モータ17が駆動されて円板14が回転され、黄
色のフィルタ20がミシンランプ12の発光部の真下に
位置され、もって、ミシンランプ12から発光された自
然光が黄色のフィルタ20を通過して黄色光となり、こ
の黄色光により針板7の上面周辺が照明される。そし
て、黄色光による照明は、下糸の残り量が少ない状態が
改善されるまで続く。尚、上記実施の形態では、黄色光
による照明に加えて、表示装置10に下糸の残り量が少
ないこと等を報知するメッセージが表示される。また、
誤操作として例えば押え足が上がった状態で起動・停止
スイッチ11が操作された場合は、押え足位置センサ2
6からの位置信号と、起動・停止スイッチ11からのス
イッチ信号とに基づいて制御装置22において誤操作が
検出される。そして、このような誤操作が検出されたと
きにも、上述した黄色光による照明が行なわれる。
【0024】このような構成の本実施の形態によれば、
誤操作或いは事故等の異常を検出したとき、縫針の針先
周辺を照明するミシンランプ12から発光される光の色
が赤色や黄色に変わる。このため、使用者は、光の色が
変わったことにすぐそして確実に気が付くから、異常を
確実に認識できる。
【0025】また、本発明の変形例として、1個のミシ
ンランプ12と色変更装置13を設ける代わりに、自然
光、赤色、黄色及び緑色のミシンランプを設け、これら
各色のミシンランプを選択的に点灯するようにしても良
い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1記載のミシンにおいては、報知手段の少なくと
も3色の発光が制御手段によって制御されているので、
光の色の変更によりミシンについて使用者に対して確実
に報知することができるという優れた効果を奏する。
【0027】請求項2記載のミシンにおいては、報知手
段の少なくとも赤緑黄の発光が制御手段によって制御さ
れているので、光の色の変更によりミシンについて使用
者に対して確実に報知することができるという優れた効
果を奏する。
【0028】請求項3記載のミシンにおいては、報知手
段の少なくとも3色の発光が制御手段によって制御され
ているので、光の色の変更により針棒を頭部に有するミ
シンについて、使用者に対して確実に報知することがで
きるという優れた効果を奏する。
【0029】請求項4記載のミシンにおいては、報知手
段の少なくとも赤緑黄の発光が制御手段によって制御さ
れているので、光の色の変更により針棒を頭部に有する
ミシンについて、使用者に対して確実に報知することが
できるという優れた効果を奏する。
【0030】請求項5記載のミシンにおいては、異常検
出手段によって異常が検出され、制御手段によって、異
常検出手段の異常の検出に伴い、正常の緑の発光から異
常の赤の発光に報知手段が制御されるので、光の変更に
より誤操作或いは事故等の異常を使用者に対して確実に
報知することができるという優れた効果を奏する。
【0031】請求項6記載のミシンにおいては、制御手
段によって下糸検出手段の検出に基づき報知手段を切り
換えるので、光の変更により下糸について使用者に対し
て確実に報知することができるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ミシンランプ及び色変更装置等を示す斜視図で
ある。
【図2】ミシン全体の斜視図である。
【図3】ミシンの電気的なブロック図である。
【符号の説明】 1 ミシン本体 3 アーム部 4 頭部 6 縫針 12 ミシンランプ 13 色変更装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫針の針先周辺を照明する照明手段を備
    えたミシンにおいて、誤操作或いは事故等の異常を検出
    する異常検出手段と、この異常検出手段による異常検出
    時に前記照明手段から発光される光の色を変更して異常
    を報知する異常報知手段とを備えたことを特徴とするミ
    シン。
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