JPH11216284A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JPH11216284A
JPH11216284A JP2318898A JP2318898A JPH11216284A JP H11216284 A JPH11216284 A JP H11216284A JP 2318898 A JP2318898 A JP 2318898A JP 2318898 A JP2318898 A JP 2318898A JP H11216284 A JPH11216284 A JP H11216284A
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JP
Japan
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thread winding
bobbin
winding
thread
screen
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Pending
Application number
JP2318898A
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English (en)
Inventor
Yoshio Nishimura
吉雄 西村
Shintaro Tomita
信太郎 冨田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 糸巻き作業の実行が可能であること、糸巻き
作業の実行中であることを使用者に分りやすく知らせ
る。 【解決手段】 初期状態ではアーム部前面に設けられた
LCDに模様選択画面を表示する(S1)。下糸巻き軸
が糸巻き位置に移動して上軸プーリに連結されると糸巻
きスイッチがオンし(S4;Y)、LCDに静止画から
なる糸巻き可能画面を表示する(S5)。糸巻き作業の
実行時には(S6;Y、S7)、LCDに糸巻き画面を
動画にて表示する(S8)。糸巻き作業が終了すると
(S9;Y、S10)、糸巻き画面の動画表示を停止し
て糸巻き可能画面に戻すと共に下糸巻き軸を通常位置に
戻すことを促す表示を行う(S11)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糸供給源から供給
される糸をボビンに巻装する糸巻き機構を備えるミシン
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、家庭用のミシ
ンは、糸コマに巻装された糸(上糸)を、下糸用のボビ
ンに取分けるための糸巻き機構を備えている。この糸巻
き機構は、ボビンがセットされる下糸巻軸を、アーム部
の上面に、何ら動作しない通常位置と、ミシンモータの
駆動力が伝達される糸巻位置との間で移動操作可能に設
けて構成されている。そして、使用者が、下糸巻軸を糸
巻位置に移動させてボビンをセットし、糸コマに巻装さ
れた上糸を引出してその先端をボビンに2,3回巻付け
た状態とした上で、スタート・ストップキーをオン操作
することにより、下糸巻軸が回転してボビンに対する下
糸の巻装作業が行われるようになっている。
【0003】ところで、本出願人は、この種の糸巻き機
構を備えたミシンにあって、使用者にとっての利便性を
高めるため、ボビンが下糸巻軸にセットされたことを検
出し、その検出に基づき、下糸巻き作業に関する操作に
ついての説明文を、アーム部の前面に設けられた表示部
に表示するようにしたミシンを開発し、先に出願してい
る(特開平1−129882号)。
【0004】このように表示部に糸巻き作業に係る操作
説明文を表示することにより、操作方法が良く分らない
ような使用者にとっては、いちいち説明書等を取出して
読む必要がなくなり、一定の効果を得ることができる。
ところが、上記説明文の表示は、固定的された文字表示
であってさほど目立つものではないため、糸巻き作業の
実行が可能であることを使用者に分りやすく表示すると
いう観点からは、改善の余地が残されていた。また、糸
巻き作業が開始されても、表示はその説明文のままであ
るため、糸巻き作業の実行中であることを使用者に表示
するという機能は有していなかった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、糸巻き機能を備えるものにあって、糸
巻き作業の実行が可能であること、あるいは糸巻き作業
の実行中であることを使用者に分りやすく知らせること
ができるミシンを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のミシ
ンは、糸供給源から供給される糸をボビンに巻装する糸
巻き機構を備えるものにあって、前記糸巻き機構による
糸巻き作業の実行が可能であるかどうかを検出する検出
手段と、この検出手段が糸巻き作業の実行が可能である
ことを検出したときにその旨を表示画面に動画にて表示
する糸巻き可能報知手段とを具備するところに特徴を有
する。
【0007】これによれば、検出手段により、糸巻き機
構による糸巻き作業の実行が可能であることが検出され
ると、糸巻き可能報知手段により、その旨が表示画面に
動画にて表示されるようになる。このとき、糸巻き可能
報知手段は、動画にて表示を行うので、表示が目立つよ
うになり、糸巻き作業の実行が可能であることを使用者
に分りやすく知らせることができるようになる。
【0008】本発明の請求項2のミシンは、糸供給源か
ら供給される糸をボビンに巻装する糸巻き機構を備える
ものにあって、前記糸巻き機構による糸巻き作業の実行
が可能であるかどうかを検出する検出手段と、この検出
手段が糸巻き作業の実行が可能であることを検出したと
きにその旨を報知する糸巻き可能報知手段と、糸巻き作
業の実行中にその旨を表示画面に動画にて表示する糸巻
き作業報知手段とを具備するところに特徴を有する。
【0009】これによれば、検出手段により、糸巻き機
構による糸巻き作業の実行が可能であることが検出され
ると、糸巻き可能報知手段により、その旨が報知される
ようになり、使用者は糸巻き作業の実行が可能であるこ
とを知ることができる。そして、糸巻き作業の実行中に
は、糸巻き作業報知手段により、その旨が表示画面に動
画にて表示されるようになる。このとき、糸巻き作業報
知手段は、動画にて表示を行うので、表示が目立つよう
になり、糸巻き作業の実行中であることを使用者に分り
やすく知らせることができるようになる。
【0010】また、上記各ミシンにおいて、表示画面
を、模様選択画面を表示するためのものと共用する構成
とすることができる(請求項3の発明)。この場合、模
様選択画面を表示する表示画面は、比較的大型のものが
設けられることが一般的であるため、大型の表示画面に
分りやすく動画表示できると共に、動画を表示するため
の別途の表示画面を設けずとも済む。
【0011】さらには、前記検出手段による検出、ある
いは、糸巻き作業の開始を指示するための開始操作手段
の操作に基づいて色彩又は発光状態が変化する補助報知
手段を設けるようにしても良い(請求項4の発明)。こ
れによれば、糸巻き作業が可能となったときあるいは開
始操作手段が操作されて糸巻き作業が開始されたときに
は、補助報知手段により、色彩又は発光状態の変化によ
りその旨が報知されるようになり、使用者にとって、よ
り一層分りやすくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化したいくつ
かの実施の形態について、図面を参照しながら説明す
る。 (1)第1の実施形態 まず、図1ないし図9を参照して、第1の実施形態(請
求項2,3に対応)について述べる。
【0013】図2ないし図4は、本実施形態に係る家庭
用のミシンの本体1の構成を示している。ここで、ミシ
ン本体1は、ミシンベッド2の右端部に上方に延びる立
上り部3を有すると共に、その立上り部3の上部から左
方に延びるアーム部4を有して構成されている。前記ア
ーム部4の先端部には、縫針5を有する針棒6や押え足
7等が設けられている。
【0014】詳しい説明は省略するが、アーム部4の内
部には、図4に示すように、上軸8により駆動される針
棒駆動機構9や天秤機構10などが設けられている。ま
た、図2及び図3に示すように、このアーム部4の上面
部には、後部に位置して凹所11が設けられ、その凹所
11部分に、糸供給源たる上糸コマ12がセットされる
糸立て棒13及びその上糸コマ12を押えるための糸コ
マ押え14が設けられている。さらには、前記凹所11
の左側に位置して糸巻き案内15が設けられている。そ
して、アーム部4の上面右端部には、後述する下糸巻き
軸16が設けられている。
【0015】一方、前記ミシンベッド2の上面部には、
前記針棒6に対応して針板17が設けられている。これ
も詳しい説明は省略するが、図4に示すように、ミシン
ベッド2の内部には、前記針板17の下面側に位置して
下軸18により駆動される送り歯機構19や釜機構20
が設けられている。この場合、ミシンベッド2の右端部
に設けられたミシンモータ21の駆動力が、駆動ベルト
22を介して上軸8の右端部の上軸プーリ23ひいては
上軸8に伝達されるようになっている。また上軸8の回
転がその途中部に設けられたベルト等の伝達機構24を
介して下軸18に伝達されるようになっている。これに
て、針棒6や天秤、釜、送り歯等が同期駆動されるので
ある。
【0016】そして、前記アーム部4の右端部には、糸
巻き機構25が設けられる。図4に示すように、この糸
巻き機構25は、前記下糸巻き軸16を回転自在に保持
するホルダ26、このホルダ26が左右方向に揺動可能
に支持される支持板27、前記下糸巻き軸16の下端部
に取付けられるゴム車輪28等から構成される。このと
き、図2,図3に示すように、下糸巻き軸16の上端部
は、アーム部4の上面に形成された左右方向に長い長穴
を通して上方に突出しており、そこに下糸用のボビン2
9が着脱可能にセットされるようになっている。
【0017】また、図示はしないが、前記ホルダ26
(下糸巻き軸16)は、支持板27に対しトグルばねを
介して取付けられ、左側の通常位置と右側の糸巻位置と
の間で移動操作(トグル動作)可能とされている。この
とき、下糸巻き軸16が右側の糸巻位置へ移動される
と、前記ゴム車輪28が前記上軸プーリ23の左側面に
形成されたリング部23aに圧接するようになってお
り、上軸プーリ23の回転により下糸巻き軸16が回転
されるようになっている。下糸巻き軸16が左側の通常
位置にあるときには、前記ゴム車輪28が前記上軸プー
リ23から離間し、何ら動作しないようになっている。
【0018】ここで、図5にのみ示すように、この糸巻
き機構25には、糸巻き作業の実行が可能であるかどう
かを検出する検出手段たる糸巻きスイッチ30が設けら
れている。本実施形態では、この糸巻きスイッチ30
は、例えばマイクロスイッチからなり、前記下糸巻き軸
16が糸巻位置に位置していることを検出するようにな
っている。さらに、本実施形態では、前記アーム部4の
上面部に、下糸巻軸16の右側に位置して、糸巻き完了
検知用のローラ31(図2参照)が設けられている。こ
のローラ31は、糸巻き作業実行時にボビン29に所要
量の糸が巻装された際に、その糸の外周面に当接して押
されることにより、糸巻き完了検知スイッチ32(図5
にのみ図示)を動作させるようになっている。
【0019】さて、図2及び図3に示すように、前記ア
ーム部4の前面には、大型のLCD33が設けられてお
り、その表示画面には模様選択画面や各種のメッセージ
画面等が表示されるようになっている。このLCD33
の表示は、制御回路34(図5参照)により制御される
ようになっている。このとき、後述するように、このL
CD33は、糸巻き可能報知手段及び糸巻き作業報知手
段として機能するようになっている。また、このLCD
33の表面部には、タッチパネル35(図5参照)が設
けられている。尚、前記アーム部4の前面部には、開始
操作手段たるスタート・ストップ(S/S)キー36、
糸切りキー37、一針縫いキー38、返し縫いキー3
9、スピード調節つまみ40等も設けられている。
【0020】図5は、このミシン本体1における、前記
制御回路34を中心とした電気的構成を概略的に示して
いる。ここで、前記制御回路34は、CPU41、RO
M42、RAM43を備えたマイコンを主体として構成
されており、そして、この制御回路34は、前記スター
ト・ストップキー36、タッチパネル35、糸巻きスイ
ッチ30、糸巻き完了検知スイッチ32などからの信号
が入力されるようになっていると共に、前記LCD33
の表示を制御し、またモータ駆動回路44を介して前記
ミシンモータ21を制御するようになっている。
【0021】このとき、前記ROM42には、ミシン本
体1の動作を制御するための制御プログラムや、LCD
33の表示用の表示データ等が記憶されている。この表
示データとしては、模様選択画面用(図6参照)や、糸
巻き可能画面用(図7参照)、糸巻き実行中の画面用
(図3,図8参照)のものを含んでいる。これにて、制
御回路34は、ROM42に記憶されたプログラム及び
各種の入力信号に基づいて、各機構を制御して縫製動作
等を実行させると共に、その際に、LCD33の表示画
面に所定の表示を行うようになっている。
【0022】そして、後の作用説明でも述べるように、
前記制御回路34は、電源スイッチ(図示せず)がオン
された初期状態では、LCD33に図6に示すような模
様選択画面を表示するようになっていると共に、前記糸
巻きスイッチ30がオン(下糸巻き軸16が糸巻位置に
移動)されると、LCD33に図7に示すような糸巻き
可能画面を表示し、その状態からスタート・ストップキ
ー36がオン操作されて糸巻き作業が実行されていると
きには、LCD33に図8に示すような糸巻き作業の実
行中であることを示す糸巻き画面を動画にて表示するよ
うになっている。従って、制御回路34及びLCD33
等から、糸巻き可能報知手段及び糸巻き作業報知手段が
構成されているのである。
【0023】次に、上記構成の作用について、図1も参
照して述べる。図1のフローチャートは、制御回路34
が実行する糸巻き作業に係る処理の手順を示している。
まず、電源スイッチがオンされた初期状態では、LCD
33に模様選択画面が表示される(ステップS1)。こ
の模様選択画面では、図6に示すように、例えば直線縫
い,ジグザグ縫い,かがり縫い等の複数個の実用縫いの
模様が、選択キーの形態で表示される。ここで、使用者
が通常の縫製作業を行わせたい場合には、タッチパネル
35をタッチ操作して所望の縫い模様を選択することが
でき(ステップS2にてYes)、その後のスタート・
ストップキー36のオン操作により、選択された縫製動
作が実行される(ステップS3)。
【0024】一方、使用者が、縫製作業ではなく下糸巻
き作業を実行させたい場合には、図3に示すように、下
糸巻き軸16を右方に移動させて糸巻位置に位置させ
る。このとき、上述のように、下糸巻き軸16の下端の
ゴム車輪28が上軸プーリ23のリング部23aに圧接
するようになり下糸巻き軸16が上軸プーリ23と連結
された状態とされる。すると、下糸巻き軸16が糸巻位
置に移動されたことが糸巻きスイッチ30により検出さ
れ(ステップS4にてYes)、LCD33には糸巻き
可能画面が表示されるようになる(ステップS5)。糸
巻き可能画面では、図7に示すように、LCD33の表
示画面に、ボビン29を示す絵が静止画にて大きく表示
されるようになる。
【0025】これにて、使用者は、その画面を見て、下
糸巻き作業が可能であることを容易に知ることができ
る。尚、このとき、使用者は、下糸巻き作業の準備を行
っておく。この準備は、図3に示すように、下糸巻き軸
16にボビン29をセットすると共に、糸立て棒13に
セットされた上糸コマ12から糸Sの先端を引出し、糸
巻き案内15を通して折返した後、前記ボビン29に
2,3回巻付けることにより行われる。
【0026】そして、この準備が完了した状態で、使用
者がスタート・ストップキー36をオン操作すると(ス
テップS6にてYes)、ミシンモータ21が起動され
る(ステップS7)。これにて、ミシンモータ21によ
り上軸プーリ23が回転駆動され、それが下糸巻き軸1
6に伝達されて回転され、ボビン29に上糸が巻装され
るようになるのである。このとき、LCD33には、糸
巻き画面が動画にて表示されるようになる(ステップS
8)。
【0027】この糸巻き画面では、本実施形態では、図
8(a)に示すような、ボビン29を示す絵の周囲に回
転方向を示す2本の矢印が表示される第1画面と、図8
(b)に示すような、図8(a)の第1画面に対して、
ボビン29が半回転分回転すると共にその糸の巻付け高
さ位置が変更され、さらに2本の矢印の位置も変更され
た第2画面とが、短い時間間隔で交互に表示されるもの
であり、これにて、あたかもボビン29が回転している
ような動画が得られるのである。使用者は、この動画を
見て、下糸巻き作業中であることを容易に知ることがで
きる。
【0028】この後、糸巻き作業の終了かどうかが判断
される(ステップS9)。この糸巻き作業の終了の判断
は、前記糸巻き完了検知スイッチ32がオンされるある
いはその前に使用者によりスタート・ストップキー36
がオン操作されることにより行われる。糸巻き作業の終
了が判断されると(ステップS9にてYes)、ミシン
モータ21は停止される(ステップS10)。そして、
これと共に、LCD33においては、糸巻き画面の動画
表示が停止されて糸巻き可能画面(静止画)に切替えら
れ且つ下糸巻き軸16を通常位置に戻すことを促すよう
なメッセージが表示されるようになっている(ステップ
S11)。その後、下糸巻き軸16が左方に移動操作さ
れて通常位置に戻されると(ステップS12にてYe
s)、ステップS1の初期状態に戻るようになる。
【0029】このような本実施形態によれば、下糸巻き
軸16が糸巻位置に移動されて糸巻き作業の実行が可能
となったときには、LCD33に糸巻き可能画面が表示
されるので、使用者は糸巻き作業の実行が可能であるこ
とを容易に知ることができる。そして、糸巻き作業の実
行中には、LCD33に糸巻き画面が動画により表示さ
れるようになるので、表示が目立つようになり、糸巻き
作業の実行中であることを使用者に分りやすく知らせる
ことができるようになるという優れた実用的効果を得る
ことができる。
【0030】また、特に本実施形態では、模様選択画面
を表示するためのLCD33を、糸巻き可能画面及び糸
巻き画面の表示に共用するようにしたので、大型の表示
画面にそれらを分りやすく表示できると共に、それらの
表示のための別途の表示画面を設けずとも済むといった
利点も得ることができるものである。
【0031】図9は、糸巻き画面の動画表示の別の例を
示しており、ここでは、ボビン29を示す絵の周囲に回
転方向を示す2本の矢印が表示される第1画面(a)
と、その第1画面に対して2本の矢印の位置が変更され
た第2画面(b)とを、短い時間間隔で交互に表示させ
るものであり、かかる構成でも、あたかもボビン29が
回転しているような動画表示を得ることができる。
【0032】(2)第2の実施形態 次に、本発明の第2の実施形態(請求項1,3に対応)
について、図10を参照しながら説明する。尚、以下述
べる実施形態では、ミシン本体1のハードウエア構成な
どは上記第1の実施形態と共通するので、共通する部分
については、符号を共通して使用すると共に、新たな図
示や詳しい説明を省略し、以下、異なる点についてのみ
述べる。
【0033】図10のフローチャートは、制御回路34
が実行する糸巻き作業に係る処理手順を示し、上記第1
の実施形態(図1)と異なるところは次の点にある。即
ち、この実施形態では、使用者が下糸巻き軸16を糸巻
位置に移動させて糸巻きスイッチ30がオンされると
(ステップS4にてYes)、LCD33には糸巻き可
能画面が動画にて表示されるようになるのである(ステ
ップS21)。この糸巻き可能画面では、図8あるいは
図9に示したように、LCD33に、第1画面と第2画
面とが交互に表示され、あたかもボビン29が回転して
いるような動画が表示される。
【0034】また、この場合、その後使用者によりスタ
ート・ストップキー36がオン操作され(ステップS6
にてYes)、ミシンモータ21が起動されて(ステッ
プS7)糸巻き作業が実行されている間も、その表示は
継続される。使用者は、この動画を見て、下糸巻き作業
が可能であることあるいは下糸巻作業の実行中であるこ
とを容易に知ることができるものである。そして、糸巻
き作業が終了されると(ステップS9にてYes)、動
画が停止される(例えば第1画面のみが継続表示され
る)と共に、糸巻き軸16を通常位置に戻すことを促す
ようなメッセージが表示されるようになっている(ステ
ップS22)。
【0035】このような第2の実施形態によれば、下糸
巻き作業が可能であることを、LCD33に動画にて表
示するようにしたので、目立つものとなり、糸巻き作業
の実行が可能であることを使用者に分りやすく知らせる
ことができる等の効果を得ることができるものである。
【0036】(3)第3,第4の実施形態 図11は、本発明の第3の実施形態(請求項4に対応)
を示している。図示はしないが、この実施形態では、開
始操作手段たるスタート・ストップキー36は、表面部
に透明又は半透明の表示窓部を有し、その裏面側に、例
えば緑色及びオレンジ色という異なる色彩にて発光する
二色発光型のLEDを備えて構成されている。これに
て、スタート・ストップキー36の表面部を緑色あるい
はオレンジ色に点灯させることができるようになってい
る。
【0037】そして、制御回路34は、縫製動作の実行
が可能な状態では、スタート・ストップキー36を緑色
に点灯し、糸巻き作業の実行が可能であるとき(糸巻き
スイッチ30がオンしているとき)には、スタート・ス
トップキー36をオレンジ色に点灯させるようになって
いる。従って、制御回路34やスタート・ストップキー
36(二色発光型LED)から補助報知手段が構成され
ている。
【0038】この際の詳しい処理手順は、図11のフロ
ーチャートに示す通りである。ここで、LCD33に模
様選択画面が表示されている初期状態(ステップS1)
では、スタート・ストップキー36が緑色に点灯される
ようになっている(ステップS31)。そして、使用者
が下糸巻き軸16を糸巻位置に移動させて糸巻きスイッ
チ30がオンされると(ステップS4にてYes)、L
CD33には糸巻き可能画面(静止画)が表示される
(ステップS5)と共に、スタート・ストップキー36
がオレンジ色の点灯に切替えられるようになっているの
である(ステップS31)。
【0039】これによれば、使用者が、スタート・スト
ップキー36をオン操作する際に、その色をみて、縫製
作業か糸巻き作業かを確認することができるようにな
り、例えば、下糸巻き軸16を糸巻位置に移動させたま
まで通常の縫製動作をスタートさせようとしても、スタ
ート・ストップキー36の色で糸巻き状態であることに
容易に気付く等、誤った使い方を防止する効果を得るこ
とができ、使い勝手の向上を図ることができるものであ
る。
【0040】図12は、本発明の第4の実施形態(請求
項4に対応)を示すものである。この実施形態では、や
はりスタート・ストップキー36を緑色あるいはオレン
ジ色に点灯させる補助報知手段を有するのであるが、こ
のとき、オレンジ色においては、点灯と点滅という発光
状態の変化により、糸巻き作業が可能な状態と、糸巻き
作業の実行中とを区別して報知するようにしている。
【0041】即ち、使用者が下糸巻き軸16を糸巻位置
に移動させて糸巻きスイッチ30がオンされると(ステ
ップS4にてYes)、スタート・ストップキー36が
緑色からオレンジ色の点灯に切替えられるのであるが
(ステップS31)、その後ミシンモータ21が起動さ
れて糸巻き作業が開始されると(ステップS7)、スタ
ート・ストップキー36がオレンジ色の点滅に切替えら
れるようになる(ステップS33)。そして、糸巻き作
業が終了されミシンモータ21が停止されると(ステッ
プS10)、スタート・ストップキー36がオレンジ色
の点灯に戻されるようになるのである(ステップS3
4)。これにより、使用者にとって、糸巻き作業が開始
されたことが一層分りやすくなるのである。
【0042】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の請求項1記載のミシンによれば、糸巻き機能を備える
ものにあって、糸巻き作業の実行が可能である旨を表示
画面に動画にて表示する糸巻き可能報知手段を設けたの
で、糸巻き作業の実行が可能であることを使用者に分り
やすく知らせることができるという優れた効果を奏する
ものである。
【0043】また、本発明の請求項2記載のミシンによ
れば、糸巻き機能を備えるものにあって、糸巻き作業の
実行中にその旨を表示画面に動画にて表示する糸巻き作
業報知手段を設けたので、糸巻き作業の実行中であるこ
とを使用者に分りやすく知らせることができるという優
れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すもので、糸巻き
作業に係る処理手順を示すフローチャート
【図2】下糸巻き軸が通常位置にある状態のミシン本体
の斜視図
【図3】下糸巻き軸が糸巻位置に移動された状態のミシ
ン本体の斜視図
【図4】ミシン本体内の機構部分を透視状態で示す図
【図5】電気的構成を示すブロック図
【図6】模様選択画面を示す図
【図7】糸巻き可能画面を示す図
【図8】糸巻き画面の動画表示用の第1画面(a)及び
第2画面(b)を示す図
【図9】糸巻き画面の別の例を示す図8相当図
【図10】本発明の第2の実施形態を示す図1相当図
【図11】本発明の第3の実施形態を示す図1相当図
【図12】本発明の第4の実施形態を示す図1相当図
【符号の説明】
図面中、1はミシン本体、4はアーム部、12は上糸コ
マ(糸供給源)、16は下糸巻き軸、21はミシンモー
タ、23は上軸プーリ、23aはリング部、25は糸巻
き機構、28はゴム車輪、29はボビン、30は糸巻き
スイッチ(検出手段)、32は糸巻き完了検知スイッ
チ、33はLCD(糸巻き可能報知手段、糸巻き作業報
知手段)、34は制御回路、36はスタート・ストップ
キー(開始操作手段、補助報知手段)を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸供給源から供給される糸をボビンに巻
    装する糸巻き機構を備えるミシンであって、 前記糸巻き機構による糸巻き作業の実行が可能であるか
    どうかを検出する検出手段と、 この検出手段が糸巻き作業の実行が可能であることを検
    出したときにその旨を表示画面に動画にて表示する糸巻
    き可能報知手段とを具備することを特徴とするミシン。
  2. 【請求項2】 糸供給源から供給される糸をボビンに巻
    装する糸巻き機構を備えるミシンであって、 前記糸巻き機構による糸巻き作業の実行が可能であるか
    どうかを検出する検出手段と、 この検出手段が糸巻き作業の実行が可能であることを検
    出したときにその旨を報知する糸巻き可能報知手段と、 糸巻き作業の実行中にその旨を表示画面に動画にて表示
    する糸巻き作業報知手段とを具備することを特徴とする
    ミシン。
  3. 【請求項3】 前記表示画面は、模様選択画面を表示す
    るためのものを共用していることを特徴とする請求項1
    又は2記載のミシン。
  4. 【請求項4】 糸巻き作業の開始を指示するための開始
    操作手段と、前記検出手段の検出あるいは前記開始操作
    手段の操作に基づいて色彩又は発光状態が変化する補助
    報知手段とを備えることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載のミシン。
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