JP4626106B2 - 縫製装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被加工物に糸を貫通させて縫製する縫製装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、工業用の多頭・多針の縫製装置では、布の両面側において糸が布面に沿った縫い目を形成する通常縫製機構と、一方面において糸が面に沿った縫い目を形成すると同時に、反対側の他方面において糸が面から突出するループ状の縫い目を形成するループ縫製機構との、両方の縫製機構を同時に備えたものがある。この縫製装置では、その両方の縫製機構に対して、刺繍枠を平面的に移動させる移動機構が設けられ、布の一方面(完成後表側とされる面)に、通常縫製機構による布に沿った縫い目とループ縫製機構による布面から突出するループを伴う縫い目とを組み合わせた模様が、布の片側から自動的に形成される。
【0003】
尚、従来のループ縫製機構は、上方よりフック状の針を布に貫通させ、糸を引きだしてループを布上面に形成するものである。
【0004】
また、工業用の縫製装置においては、形成される模様は予め決定されており、必要な模様をFDに記憶させ、そのFDを縫製装置に装着して、その模様を縫製装置の画面で概略形状(輪郭)と色を確認した上で縫製する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ループ縫製機構だけでも、一方面において糸が面に沿った縫い目を形成すると同時に、ループ状の縫い目を形成することができるにも関わらず、通常縫製機構とループ縫製機構との両方の縫製機構を備えており、その装置が複雑化すると共に、大型化するという問題点がある。特に、従来の縫製装置では、両方の縫製装置が並列で設けられており、その布移動領域が左右に平面的に並んでおり、非常に大きなものとなっていた。また、両方の縫製装置を備えるが、その一方のみを縫製位置に位置させ、他方を退避させて縫製装置の小型化を図ることも考えられるが、そうした、縫製装置を切り換えする機構を設けることは、縫製装置の構成を極めて複雑化する。
【0006】
本願の発明は、上述した問題点を解決し、面に沿った縫い目と面から突出するループ状の縫い目とからなる模様を形成する簡単な構成の縫製装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載の縫製装置は、被加工物に糸を貫通して縫製する縫製装置であって、被加工物の一方面において面に沿った縫い目を形成すると同時に、反対側の他方面において面から突出するループ状の縫い目を形成する縫製手段と、被加工物が保持される保持枠を前記縫製手段に対して相対的に移動させる移動手段と、被加工物の裏表が逆になるように、前記保持枠を前記移動手段に取り付けることを報知する報知手段とを備えている。
【0008】
従って、被加工物において面に沿った縫い目とループ状の縫い目が縫製手段によって形成され、前記移動手段によって被加工物と縫製手段との相対的な移動がなされ、報知手段によって、被加工物の裏表が逆になるように、前記保持枠を前記移動手段に取り付けることが報知される。
【0009】
請求項2記載の縫製装置は、複数の部分領域から構成される模様を縫製する場合、部分領域の変わり目で縫製を中断する縫製中断手段と、次に縫製される部分領域が被加工物の裏表を逆にして縫製される場合、被加工物の裏表が逆になるように、前記保持枠を前記移動手段に取り付けることを報知する報知手段とを備え、複数の部分領域から構成される模様を縫製する場合、部分領域の変わり目で縫製が縫製中断手段によって中断され、次に縫製される部分領域が被加工物の裏表を逆にして縫製される場合、被加工物の裏表が逆になるように、前記保持枠を前記移動手段に取り付けることが報知手段によって報知される。
【0010】
請求項3記載の縫製装置は、被加工物に糸を貫通して縫製する縫製装置であって、被加工物の一方面において面に沿った縫い目を形成すると同時に、反対側の他方面において面から突出するループ状の縫い目を形成する縫製手段と、被加工物が保持される保持枠を前記縫製手段に対して相対的に移動させる移動手段と、被加工物の裏表を逆にして、当該被加工物を保持枠に取り付けることを報知する報知手段とを備えている。
【0011】
従って、被加工物において縫製手段によって面に沿った縫い目とループ状の縫い目が形成され、前記移動手段によって被加工物と縫製手段との相対的な移動がなされ、被加工物の裏表を逆にして、当該被加工物を前記保持枠に取り付けることが報知手段によって報知される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施形態の縫製装置であるミシン1は、このミシン本体2に着脱可能に構成された外部記憶媒体(模様データカートリッジ100)を必要に応じて装着し、そこに記憶された模様のデータを用いて所定の布7(貫通部に通された糸を定着させるための弾性を有する布)に模様を糸Tで施すものである。尚、図1での方向を基準として前後左右を記載する。
【0013】
図1に示すように、ミシン1は、ミシン本体2、安全カバー3,被加工物を保持する保持枠たる刺繍枠4,縫製用カートリッジ5、ケーシング6等で構成されている。尚、この縫製用カートリッジ5には、糸供給源(ボビンB:図6,図7参照)及び、糸Tを被加工物たる布7に貫通させるための縫針たる中空針9が備えられている。
【0014】
最初にミシン本体2について簡単に説明する。
【0015】
図1〜図3に示すように、ミシン本体2は、ケーシング6と、布7を取り付けた刺繍枠4をキャリッジ8に取り付けて、その刺繍枠4を縫製用カートリッジ5の中空針9に対して水平方向へ移動させる刺繍枠駆動機構10と、縫製用カートリッジ5を揺動アーム11に取り付けて上下に揺動駆動するカートリッジ駆動機構12と、これら刺繍枠駆動機構10とカートリッジ駆動機構12を制御する制御装置(図8参照)を備えている。本実施の形態の刺繍枠4の全体(刺繍枠駆動機構10への装着部を含む)は、図24に示すように、上下及び左右に対称な形状をしており、刺繍枠4のいずれの開口する面(「ロ」の字が上方を向く面)を上しても、刺繍枠駆動機構10への装着が可能なように構成されている。このため、刺繍枠4から布7を外すことなく、中空針9に対し布7の上下面を逆にすることができ、後述する、ループ状の縫い目の形成に際して、布7の上下面を逆にしても、逆にする前後での縫い目のズレが少なくて済むのである。
【0016】
このミシン1は、下糸及び釜を用いず、中空針9によって布7に糸Tを貫通させて植え込む縫製手段たる縫製機構を備えている。この縫製機構によれば、図6,図7に示すように、被加工物の一方面(上面)において糸Tが面に沿った縫い目T1を形成すると同時に、反対側の他方面(下面)において糸Tが面から突出するループ状の縫い目T2を形成するように構成される。即ち、中空針9に対し布7の上下面(裏表)を逆にすれば、唯一の縫製機構(中空針9とその駆動機構等)にて、布7の一方面(上面)において面に沿った縫い目T1とループを伴う縫い目T2が組み合わされた模様を形成することが、簡素な構成(針が1本である構成)の縫製機構において実現できるという極めて優れたものであり、従来のループを伴う縫い目T2ができる工業用多頭・他針ミシンでは到底できなかった小型化(直径25cm、高さ10cm程度のドーム状の小型ミシン)及び軽量化(重さ2Kg)が図れており、家庭用ミシン(主に、一人の使用者が手で簡単に移動できる程度の大きさのミシンである。)として製品化を可能とする。尚、この縫製の原理等については、本出願人による特願2000−396877号を参照されたい。
【0017】
図2に示すように、ケーシング6の内部には、刺繍枠駆動機構10及びカートリッジ駆動機構12の主要部と前記制御装置が収容され、刺繍枠駆動機構10は、刺繍枠4が着脱可能に装着されるキャリッジ8、このキャリッジ8を水平面内においてX方向(左右方向)へ駆動するX方向駆動機構13、このX方向駆動機構13と共にキャリッジ8を水平面においてX方向と直交するY方向(前後方向)へ駆動するY方向駆動機構14で構成されている。このキャリッジ8及びX方向駆動機構13は安全カバー3の下方においてのみ移動されるので、家庭用ミシンのとしての安全化が向上している。
【0018】
X方向駆動機構13は、可動フレーム15、左右方向に伸長するガイドロッド16,17、スクリュー軸18、パルスモータ19、スクリュー軸18に向かって上下方向に伸長するガイドピン20を有し、パルスモータ19によりスクリュー軸18を回動し、その螺旋溝にガイドピン20がガイドされて左右方向に移動することでキャリッジ8が左右方向(X方向)に移動駆動する。Y方向駆動機構14は、支持フレーム21、1対の前後方向に伸長するガイドロッド22、スクリュー軸23、パルスモータ24、スクリュー軸23に向かって上下方向に伸長するガイドピン25を有し、パルスモータ24によりスクリュー軸23を回動し、その螺旋溝にガイドピン25がガイドされて前後方向に移動することで可動フレーム15と共にキャリッジ8が前後方向(Y方向)に移動する。
【0019】
スクリュー軸18、23は上下方向にずれ、且つ、直交するように伸長し、ねじりの位置的に配置されている(図2参照)。
【0020】
図2,図3に示すように、カートリッジ駆動機構12は、縫製用カートリッジ5を着脱可能な揺動アーム11、揺動アーム11を上下に揺動駆動する駆動源としてのACモータであるミシンモータ26、ミシンモータ26の回転速度を減速するギヤ機構27、ギヤ機構27により減速された回転運動を揺動アーム11の上下揺動運動に変換する図示外のカム機構を有する。
【0021】
次に、安全カバー3について説明する。図1に示すように、カートリッジ挿入口3aの安全カバー3の右端部には、揺動アーム11の係合部材29を反時計方向回りへ回動操作して係合解除する為の操作部材30aが配設されている。この操作部材30aは左右に伸長する部材で、その中央を回転可能に回転軸にて支持され、その右端部は押しボタンのように構成されている。この操作部材30aの右端部が使用者によって下方に押されると、ミシン内部の回転軸を中心に回転し、操作部材30aの安全カバー3の内部に位置する左端部が、安全カバー3の内部の係合部材29を押し上げて、係合部材29を縫製用カートリッジ5から離間させる。このように、縫製用カートリッジ5が取り外され、別の色の糸を格納した縫製用カートリッジ5が装着されて、別の色の縫製のための糸交換が行われる。
【0022】
図5に示すように、安全カバー3の上面には、複数の操作部材30b、30c、30dが中央より略右側に集中して設けられ、それら操作部材30b、30c、30dのための開口部が形成されている。また、安全カバー3の上面で、複数の操作部材30b、30c、30dの左側には、縫製に関する各種の情報を表示(報知)するための表示手段(或いは報知手段)たるLCD31aが設けられ、その画面の上方には水平方向に伸展する平面をなす透明樹脂の画面保護カバー31bが設けらている。
【0023】
図5に示すように、安全カバー3の上面には、縫製を開始(再開を含む)或いは中断させるための押しボタンである操作部材30b、模様選択や縫製位置指定等の縫製に関わる表示を切り換えるための押しボタンである操作部材30cが設けられている。この操作部材30cは、図5に示すように、外形略円形を成し、円形の中央の円形の決定ボタン、決定ボタンの周囲に配された4つの扇形の4つのカーソル移動ボタンの合計5つのボタンから構成されている。カーソル移動ボタンの上面には、カーソルの移動方向を示す矢印がそれぞれに描画されている。
【0024】
このカーソル移動ボタンは、既に入力した内容を取り消すための入力をするためにも用いられる。具体的には、所定の状態において、相反する左右方向の移動方向(三角矢印が示す方向)のボタンが使用者によって同時に2つ押されると、直前の入力された値等(選択された模様群、選択された模様、ループ状の縫い目とするか否かの設定等である)が取り消されるのである。また、所定の状態において、相反する前後方向の移動方向(三角矢印が示す方向)のボタンが使用者によって同時に2つ押されると、直前の入力された値等はもとより表示画面が1つ前に戻り、それまで同時にボタンを押す前までの表示画面で入力された値等が全て取り消されるのである。
【0025】
図5に示すように、安全カバー3の上面で、操作部材30a、30b、30cのいずれよりも後方には、電源を入り切り(投入)するための押しボタンである操作部材30dが設けられている。
【0026】
安全カバー3の上面で、操作部材30a,30b,30c,30dよりも右側には、右から左に挿入される模様データカートリッジ100の挿入口31dが形成され、その挿入口31dの奥(左側)には、その模様データカートリッジ100を装着する外部記憶媒体装着部31e(図8参照)が備えられている。
【0027】
このミシン1は、図8に示すように、制御装置を備え、そのCPUによりLCD31a等の各種構成を制御するように構成され、操作部材30a,30b,30c,30dからの電気的信号を入出力インターフェイスを介してその操作を検知するように構成されている。尚、このミシン1は、模様データカートリッジ100を着脱自在でこの装置単体で縫製を行えるが、コネクターを介してゲーム機、或いは、電話回線やインターネット等の通信網に接続でき、それらから縫製データを得られるようにしても良い。
【0028】
また、図8に示すミシン1の制御装置内のROMには、CPUのための各種の制御プログラム(後述のフローチャートに示すプログラム等)や模様を縫製するための内部縫製データが不揮発的に記憶されている。このプログラムにより、LCD31a、パルスモータ19,24、ミシンモータ26がCPUによって制御される。
【0029】
従って、このROMのプログラムとCPUの作用によって、模様の全体或いは一部について縫製手段によって形成する縫い目の種類を、面に沿った縫い目か、ループ状の縫い目かのいずれかであることを表示する表示手段(或いは報知手段)としてLCD31aが機能し、またあるときは、縫製手段によって模様の裏面を次に縫製すること(或いは、縫製中であること)を表示する表示手段(或いは報知手段)としてLCD31aが機能し、更に、布7の上下面を逆にするために、刺繍枠4の上下面を逆にすることを指示する旨を表示する表示手段(或いは報知手段)としてLCD31aが機能し、またあるときは、模様選択時の模様の表示状態に関わらず、布4の上面の状態を表示する表示手段(或いは報知手段)としてLCD31aが機能する。そして、縫製手段によって形成する縫い目の種類を、面に沿った縫い目か、ループ状の縫い目かのいずれかに設定或いは変更の操作手段として操作部材30cが機能し、またはあるときは、模様を選択するための模様選択手段としてLCD31と共に操作部材30cが機能する。
【0030】
ここで、刺繍枠駆動機構10により、図2〜図4に示すように、キャリッジ8に取付けた矩形状の刺繍枠4を水平移動させることができる移動領域28について説明する。この移動領域28は図2の一点鎖線に示す刺繍枠4の約4倍の矩形状の領域であり、移動領域28の略中央位置に、ミシン本体2に装着された縫製用カートリッジ5の中空針9が位置するようになっている。移動領域28の前端部分、左前部分、左後隅部は安全カバー3の外部へはみ出している。
【0031】
図1〜図3に示すように、安全カバーの3の外周部には、刺繍枠4の安全カバー3内と安全カバー3外とにわたる移動領域28内の移動を許す水平な約125度の範囲の円弧状のスリット32(図3の黒塗り部分)が形成されている。このスリット32は、周方向に不連続なメインスリット33と逃し用スリット34とを有し、メインスリット33は外周部のうちの左前側の約110度の範囲にわたり形成され、左側の約10度の範囲に形成された外周壁部35を介して逃し用スリット34がメインスリット33の左側の約15度の範囲に形成されている。尚、メインスリット33を利用して刺繍枠4のキャリッジ8への着脱が前方側から行われる。
【0032】
以上説明したミシン1の縫製動作について説明する。
【0033】
刺繍枠4に取り付けた布7に縫製を施す際には、使用者が刺繍枠4をキャリッジ8に装着し、縫製用カートリッジ5をカートリッジ挿入口3aから安全カバー3内に上方より挿入してこの縫製用カートリッジ5をカートリッジ駆動機構12の揺動アーム11に装着する。その後、使用者が操作部材30bを操作して、X方向駆動機構13、Y方向駆動機構14を駆動しつつカートリッジ駆動機構12を駆動する。これにより、中空針9の上下動領域に対し刺繍枠4が相対的に水平移動しつつ刺繍枠4に取り付けた布7に縫製が施される。
【0034】
このとき、中空針9が布7を貫通する度に、被加工物である布7の一方面(上面)において糸Tが面に沿った縫い目T1を形成すると同時に、反対側の他方面(下面)において糸Tが面から突出するループ状の縫い目T2を形成する。
【0035】
図10に示すように、模様選択サブルーチン(S100)、ループ設定に関する処理(S200〜S260)、並びに、縫製サブルーチン(S500)等からなるメインプログラム及び使用者の操作に従って、CPUは縫製準備及び縫製動作を可能とする。従って、縫製に先立ち、模様及び縫い目の種類(面に沿った縫い目か、ループ状の縫い目かのいずれか)が使用者により設定あるいは変更されて、縫製が行われる(図12,図13参照)。
【0036】
尚、図12に示すように、ループを伴う縫い目の設定に伴って、CPUが必要な表示(縫い目種類の明示、刺繍枠4或いは布7の上下の指示、画面クリア、予告の表示、ループ状の縫い目を設定された模様の反転の表示等)を、ミシンモータ26の停止・回転に基づき行う(S1222〜S1248)。例えば、模様選択後の画面の図16(c)では、「模様の裏側を縫製します!(縫製予告)」や「布を裏面にしてください!(作業指示)」と言ったメッセージの表示、「IE4」の向きの反転表示及び表示位置の変更(次の縫製のために適切な状態にある布7の上面に合致した表示)、並びに、「ループ」の文字の反転表示等の表示(縫い目の種類明示)等を、このフローチャートに従ってCPUが制御する。
【0037】
模様選択サブルーチン(S100)では、図11に示すように、複数の模様を含む模様グループのいずれかを選択するための模様グループ表示画面が表示され(S102)、使用者の入力に従って、模様グループが選択され、続いて、選択された模様グループの複数の模様が表示されて、その中からいずれかの模様を選択するための模様選択示画面が表示される(S104〜S109:図11参照)。尚、本実施の形態では模様グループは2段階の階層的に分けて記憶されている。
【0038】
次に、使用者の操作によって模様が選択されると、選択された模様の識別データは、装置内のRAMの図9に示す選択模様記憶エリアに記憶され(S112,S114)、続いて必要に応じて、選択した模様の全体或いは一部について、縫製手段によって形成する縫い目の種類を、面に沿った縫い目か、ループ状の縫い目かのいずれかの設定或いは変更がなされる(S116,S118)。この縫い目の種類についての設定或いは変更では、選択した模様の全体或いは一部について、縫製手段によって形成する縫い目の種類が、面に沿った縫い目か、ループ状の縫い目かのいずれかの設定或いは変更による入力情報(データ)として、装置内のRAMの図9に示す縫い目種類記憶エリアに記憶される。そして、縫製時には、CPUが、そのRAMに記憶された情報を必要に応じて参照することによって、選択された模様を形成するための縫い目の縫製データについて、面に沿った縫い目の縫製データか、ループ状の縫い目の縫製データかのいずれかを呼び出すかが、CPUによって決められる(S502)。そして、縫製がCPUの制御によって自動的に行われる。縫製は模様毎(文字毎)に自動的に中断されるように構成されており(S508〜S512)、その中断時に、必要に応じて使用者が別の色の糸Tの縫製用カートリッジ5に交換したり、布7及び刺繍枠4を上下反転させたりする。この縫製の中断時においては、縫い目の種類を変更できるように構成されている(S200〜S260)。そして、CPUは縫製の開始の操作部材30bの入力を再び待って(S300)、使用者が操作部材30bを押すことによって、縫製動作が再開始される(S500)。
【0039】
尚、面に沿った縫い目かループ状の縫い目かのいずれかの変更とは、選択された模様(全体或いは一部)について、沿った縫い目かループ状の縫い目かのいずれかの縫い目の種類が予め特定(模様選択前からでも、選択後に使用者が設定してもよい)されており、使用者の操作によってその選択された模様(全体或いは一部)について特定されていた縫い目の種類を他方の縫い目に変更することを言う。また、沿った縫い目かループ状の縫い目かのいずれかの設定とは、選択された模様(全体或いは一部)について、沿った縫い目かループ状の縫い目かのいずれかの縫い目の種類が特定されておらず、使用者の操作によって初めて、選択された模様(全体或いは一部)について沿った縫い目かループ状の縫い目かのいずれかの縫い目の種類が決められることを言う。
【0040】
また、本願発明においては、縫い目の種類の設定或いは変更の少なくとも一方ができればよく、その設定或いは変更は、模様について全体でも、一部でもよい。一部とは、複数の部分領域から成る模様の一部の部分領域でもよく、また、複数の模様を組み合わせた模様であれば、その一部の模様でもよい。更に、針数単位で縫い目の種類を変更させるように構成してもよい。そして、使用者が任意の縫製位置で縫製を中断させて、その後、使用者が所望の縫製位置まで、縫い目の種類を変更させるように構成してもよい。フローチャート上は、「縫い目の種類の設定或いは変更」を「ループ設定」と記載する。
【0041】
図25の「I」に示すように、沿った縫い目で領域を埋め尽くす場合には、その沿った縫い目の縫製データでは、沿った縫い目が模様の表側にくることが想定されており、その沿った短い線状の縫い目が縫い方向(模様外の矢印で示す方向)に対し斜めに連続して形成されるように縫製データがデータ構成されている。尚、模様内での一点鎖線はいわゆる走り縫いを示すものであり、模様の先端方向に一旦縫い目を走らせてから、縫い方向を反転してその先端側から領域を縫い尽くすための縫い目である。
【0042】
一方、図26に示すように、ループ状の縫い目で領域を埋め尽くす場合には、ループ状の縫い目の縫製データでは、模様完成時に上側となるループの広がりが考慮されたループの植え込みの点在として縫製データが構成されて、縫い方向(模様外の矢印で示す方向)に対して直交する方向に縫い目が走る。この図26においても、模様内での一点鎖線はいわゆる走り縫いを示す。
【0043】
尚、縫い目の折り返し点等で、前後方向に伸長する縫い目の形成後に布7が左方へ移動されて、左右方向の伸長する縫い目が形成される場合に、その折り返し部分で連続する縫い目が直角をなすと、中空針9の先端で糸Tが切られるおそれがあるので、折り返し部分で連続する縫い目が直角をなさないようにするために、連続する縫い目が直角をなす場合に比べてわずかに領域の内側に針落ち点がくるように、縫製データが作成されている(縫い目の種類に関わらない)。しかし、切れにくい糸或いは、糸Tを切りにくい中空針9を縫製装置で採用して、そのように針落ち点を内側(或いは、外側)にして、直交する縫い目を回避する必要ないとデータ作成者が判断すれば、縫い目の折り返し点で縫い目が直角をなすようにしてもよい。また、本実施の形態では、予め記憶された沿った縫い目及びループ状の縫い目の縫製データのうち、いずれかの縫製データを装置内(或いは装置外)の記憶媒体からCPUが呼び出すが、CPUの演算によって適宜必要な縫製データを作成するようにしてもよい。また、特に、縫い目の種類によって、縫製データを分ける必要が無いと装置製造者等が考える場合には、両方の縫い目の種類で使用する唯一の縫製データに基づき縫製を行うように構成してもよい。即ち、両方の縫い目を布7の一方に形成するには縫製面を上下に反転させるだけである。
【0044】
次に、図25に示す「IE4」という具体的な模様についての作業の流れを説明する。
【0045】
図14(a),(b)に示す模様グループ選択画面で、使用者が反転状態のカーソルを所望の模様グループの「文字模様」に操作部材30cのカーソル移動ボタンによって必要に応じて移動させ、操作部材30cの決定ボタンによって模様グループ(「文字模様」、「ABC」の場合はいずれも初期のグループとされており、カーソルの移動不要である。)が選択される(S102〜S109)。次に、図14(c)〜(f)に示すように、その選択された模様グループの模様が複数表示された状態の模様選択画面で、「−」の形状をしたカーソルを所望の模様の下部へ、操作部材30cのカーソル移動ボタンによって移動させ、使用者が決定ボタンを押すと、縫製する模様が1つ選択される(図11:S110〜S114)。使用者がこの操作を繰り返し、3つ模様を組み合わせて、「IE4」を選択する。模様は選択された順に、前号中央に左寄せで形成される(図27(a)参照)。
【0046】
また、使用者が各文字模様を選択した後に、使用者が画面上の「ループ」にカーソルをあわせて決定ボタンを押せば、その直前に選択した文字模様についての縫い目の種類だけが変更される。即ち、全ての文字模様については、面に沿った縫い目が縫い目種類として予め設定されているが、その操作の「ループ」へのカーソル移動及び決定によって、その直前に選択された文字模様についてのみ、縫い目種類がループ状の縫い目であること示すデータが、CPUによってRAMの縫い目種類記憶エリアに自動的に記憶される(図11:S116〜S120)。
【0047】
例えば、「IE4」のうち、「E」をループ状の縫い目で縫製する場合には、図15(d)に示すように、「E」を選択後にその「ループ」にカーソルをあわせ、決定ボタンが押されると、その「E」がループ状の縫い目で縫製されることが、「E」の文字が背景反転表示されてLCD31a上に明示される。尚、図14においては、ループ状の縫い目への変更が行われない場合の操作を示す。
【0048】
そして、ループ状の縫い目への変更が行われずに、模様選択が完了すれば、図16に示すような画面となる。この画面では、最初に選択され、最初に縫製される先頭の文字模様「I」は、予め設定された面に沿った縫い目であり、その予め設定された縫い目の種類で縫製することが、「通常」という文字を背景反転表示することによって、LCD31aで自動的に表示されている。また、この画面では、「模様の表側を縫製します。」との模様の表裏についてのメッセージと、布上面に合致した模様配置状況(左詰めの「IE4」の概略輪郭のこの順での表示)とがLCD31aに共に自動的に表示される。これらの表示は、CPUによるRAMの参照によって自動的になされる(S122)。
【0049】
尚、模様の表側とは、取り扱い説明書等で描画されている見本と同様の模様が形成される布面であり、模様の選択時に選択肢として表示されるときの模様の輪郭が形成される布面である。模様選択した場合の初期の向きが模様の表面とするように模様の縫製データを構成するがよいと考えられる。なぜならば、使用者は布7の表面を上にして刺繍枠4に付けることが想定されるからである。
【0050】
使用者がスタートボタンである操作部材30bを押すと(S300:Yes)、図16(b)に示すように、「模様の表側を縫製中です。」との模様の表裏についてのメッセージに、CPUが自動的に切り換え、模様の表裏についての縫製状況を逐次正確に表示する(S514)。尚、模様の下部の「−」は縫製前では次に縫製する模様を示し、縫製中では縫製中の模様を明示する。
【0051】
「I」の縫製が完了して「E」について縫い目種類が変更されていると、図16(c)に示すように、「布を裏面にしください!」及び、模様の表裏についてのメッセージを「模様の裏面を縫製します!」とのメッセージがLCD31aに表示されると共に、布上面に合致した模様配置状況(左右反転された状態の「4」「E」「I」の概略形状が、右詰めで左から「4」「E」「I」の順(模様選択時とは逆の順)に並ぶ)がLCD31aに表示される(図10:S200〜S260)。これらの表示は、CPUによるRAMの参照によって自動的になされる。特に、模様全体の配置位置の表示も変更され、初期位置として模様は布7の左端から配置されて縫製されているようにプログラムは構成され、模様選択時においてLCD31aの画面の左端から配置されて模様は表示されているが(図27(a))、ループ状の縫い目で縫製されるとCPUによって判断された場合には、模様全体がLCD31aの右端に表示される(図27(b))。こうして、刺繍枠4や布7が上下逆にされても、縫製される状況が正確にLCD31aで表示されており、誤った模様を縫製してとの使用者の誤解が防止されている。
【0052】
以下、変形した実施の形態について説明する。
【0053】
複数の部分模様(タイヤ、車体、縁取りの3つの部分模様)からなる具形模様(車)では、特定の部分模様についてはループ状の縫い目で縫製することがプログラム或いはデータで決められており、使用者はループ状の縫い目の有無のみを選択するようにしてもよい。例えば、図19,図20に示すように、選択時において左向きの車は、ループ上の縫い目で縫製されると設定或いは変更された場合には(図19(e))、ループ状の縫い目で縫製すると予め決められていた部分について縫製するときのみ(図20(c))、その部分模様を(右向きの車体)として表示されるように構成してもよい。
【0054】
上述した実施の形態では、「模様の裏側を縫製します。」との状況を説明するメッセージが表示されるが、「布の表裏を逆にしてください!」、または、「刺繍枠を上下逆にしてミシンに取り付けてください!」とする作業指示の旨のメッセージが表示されるように構成してもよい。特に、本実施の形態では、図24(a)に示すように、刺繍枠4のいずれの面を上面にしても、刺繍枠4における刺繍枠駆動機構10の装着部(図中の一点鎖線は刺繍枠駆動機構10の被装着部)への装着をすることができるが、図24(b)に示すように、刺繍枠4’における刺繍枠駆動機構10への装着部(図中の一点鎖線は刺繍枠駆動機構10の被装着部)が上下で非対称である場合には、刺繍枠4’を上下逆にして装着することはできないので、「布を刺繍枠から一旦外して、布の裏側にしてください!」とのメッセージが有効である。布7の表裏に関するメッセージは目立つように、いわゆる「ポップアップ」にして、その指示を明示することが望ましい(図17(c),(e))。
【0055】
上述した実施の形態では、模様毎や部分領域毎に、縫い目の種類を設定或いは変更するが、ループ状の縫い目の有無によって、縫製データの記憶エリアを分けてもよい。そして、縫い目の種類毎に作動モードを分けて、使用者がミシン1の作動モードを選択できるよう構成してもよい(図21、図22(a),(c)参照)。また、縫い目の種類毎に模様群を分けて縫製データを記憶したり、縫い目の種類毎に模様を選択できるように、模様の選択プログラムを構成してもよい(図22(a),(b)、図23参照)。ループ模様グループ(ループ模様群との表示)とは、ループ状の縫い目を少なくとも一部に含む模様の集まりであり、縫製データの一部として、ループ状の縫い目の有無を識別するデータを含ませておけば、プログラムにより、模様毎にループ状の縫い目の有無の特定が可能である。また、同じ内容の模様を、その両方の縫い目の種類の模様群に属させてもよい。例えば、「IE4」を縫製する場合に、「E」のみをループ状の縫い目の模様グループから選択して、縫製するように構成する(図18参照)。
【0056】
上述した実施の形態においては、模様選択画面のLCD31aによって、縫い目の種類を使用者へ表示(報知)しているが、そのLCD31aとは別のLED(図5参照)を設けて、そのLEDの点滅や点灯によって、縫い目の種類を報知するようにしてもよい。LEDを用いる場合は、LCD31aと共に作用して、縫い目の種類を報知するように構成する。例えば、LCD31aのすぐ横にLEDを配置して、LCD31aには、「通常」、「ループ」との表示を、そのLEDの近傍に表示して、設定されている縫い目の種類に近い方だけのLEDを点灯させ、他方は消灯する。更に、縫い目の種類を表示(視覚)によって報知する以外に、声やブザーといった音(聴覚)によって報知してもよい。
【0057】
また、上述した実施の形態においては、釜が無くても、布7の弾性によって糸Tが定着するものであるが、必要に応じてループを形成するための釜を設けてもよい。更に、上述した実施の形態においては、中空針9を用いているが、必要に応じて中空状の構造でなくてもよい。例えば、側面に上下方向に伸長する溝が形成された針などが考えられる。そして、上述した実施の形態においては、布7の上方に中空針9を配置して、上方より布7を貫通する構成しにしたが、その相対位置を変更してもよい。例えば、布7の下方に中空針9を配置して、下方より布7を貫通する構成や、布7を垂直に配置して、水平方向から布7を中空針9が貫通する構成である。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、請求項1記載の縫製装置では、報知手段によって、被加工物の裏表が逆になるように、前記保持枠を前記移動手段に取り付けることが報知されるので、簡素な機構の縫製装置であっても、面に沿った縫い目と面から突出するループ状の縫い目とからなる模様を形成することが容易にできる。また、保持枠を逆にして取り付けるので、布自体を保持枠から取り外し、表裏逆にして再び保持枠に取り付ける場合よりも、縫い目の位置の誤差が少ないので、品質の低下が防止されている。
【0059】
請求項2記載の縫製装置では、次に縫製される部分領域が被加工物の裏表を逆にして縫製される場合、被加工物の裏表が逆になるように、前記保持枠を前記移動手段に取り付けることが報知手段によって報知されるので、縫製中断に伴って面に沿った縫い目と面から突出するループ状の縫い目と組み合わされる模様を形成することが容易にできる。
【0060】
請求項3記載の縫製装置では、報知手段によって、被加工物の裏表を逆にして、当該被加工物を前記保持枠に取り付けることが報知されるので、簡素な機構の縫製装置であっても、面に沿った縫い目と面から突出するループ状の縫い目とからなる模様を形成することが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のミシン及びその付属品を示す斜視図である。
【図2】本実施の形態のミシンを水平面で切断した断面図である。
【図3】本実施の形態のミシンの正面の一部を省略し、内部機構を示す図面である。
【図4】本実施の形態のミシンに付属品を装着した状態を示す図面である。
【図5】本実施の形態のミシンを上方から見た図面である。
【図6】本実施の形態のミシンによる縫い目の形成(中空針の貫通時)の説明図である。
【図7】本実施の形態のミシンによる縫い目の形成(中空針の上昇時)の説明図である。
【図8】本実施の形態のミシンの電気的構成を示す図である。
【図9】本実施の形態のミシンの上記図8に示すRAMのメモリ構成を示す図である。
【図10】本実施の形態のミシンのメインルーチンを示すフローチャートである。
【図11】本実施の形態のミシンの模様選択サブルーチンを示すフローチャートである。
【図12】本実施の形態のミシンのループ表示処理サブルーチンを示すフローチャートである。
【図13】本実施の形態のミシンの縫製サブルーチンを示すフローチャートである。
【図14】本実施の形態のミシンでの模様選択画面(ループを非設定)を示す図である。
【図15】本実施の形態のミシンでの模様選択画面(「E」についてループを設定)を示す図である。
【図16】本実施の形態のミシンでの縫製画面(「E」についてループを設定)を示す図である。
【図17】本実施の形態のミシンでの縫製画面(「E」についてループを設定)を示す図である。
【図18】変形した本実施の形態のミシンでのポップアップを利用した縫製画面(「E」についてループを設定)を示す図である。
【図19】変形した本実施の形態のミシンでの複数の部分模様についての模様選択画面(所定の箇所にループを設定)を示す図である。
【図20】変形した本実施の形態のミシンでの複数の部分模様についての縫製画面(所定の箇所にループを設定)を示す図である。
【図21】変形した本実施の形態のミシンの模様選択サブルーチン(ループ最初に設定)を示すフローチャートである。
【図22】変形した本実施の形態のミシンでの模様選択画面を示す図である。
【図23】変形した本実施の形態のミシンの模様選択サブルーチン(ループの有無で模様グループを分類)を示すフローチャートである。
【図24】本実施の形態のミシンの刺繍枠並びに変形した実施の形態の刺繍枠を示す図である。
【図25】本実施の形態のミシンによって布の上面で形成され、模様完成時に表面となる模様を示す概略図である。
【図26】本実施の形態のミシンによって布の上面で形成され、模様完成時に裏面となる模様を示す概略図である。
【図27】本実施の形態のミシンによって縫製される布の上面を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ミシン
2 ミシン本体
3 安全カバー
6 ケーシング
30a 操作部材(カートリッジ取出)
30b 操作部材(縫製開始・停止)
30c 操作部材(表示切換、決定)
30d 操作部材(電源投入)
31a LCD

Claims (3)

  1. 被加工物に糸を貫通して縫製する縫製装置であって、
    被加工物の一方面において面に沿った縫い目を形成すると同時に、反対側の他方面において面から突出するループ状の縫い目を形成する縫製手段と、
    被加工物が保持される保持枠を前記縫製手段に対して相対的に移動させる移動手段と、
    被加工物の裏表が逆になるように、前記保持枠を前記移動手段に取り付けることを報知する報知手段と
    を備えることを特徴とする縫製装置。
  2. 複数の部分領域から構成される模様を縫製する場合、部分領域の変わり目で縫製を中断する縫製中断手段と、
    次に縫製される部分領域が被加工物の裏表を逆にして縫製される場合、前記報知手段が報知を行うことを特徴とする請求項1記載の縫製装置。
  3. 被加工物に糸を貫通して縫製する縫製装置であって、
    被加工物の一方面において面に沿った縫い目を形成すると同時に、反対側の他方面において面から突出するループ状の縫い目を形成する縫製手段と、
    被加工物が保持される保持枠を前記縫製手段に対して相対的に移動させる移動手段と、
    被加工物の裏表を逆にして、当該被加工物を保持枠に取り付けることを報知する報知手段と
    を備えることを特徴とする縫製装置。
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