JPH11178359A - パルス電源 - Google Patents

パルス電源

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JPH11178359A
JPH11178359A JP34179797A JP34179797A JPH11178359A JP H11178359 A JPH11178359 A JP H11178359A JP 34179797 A JP34179797 A JP 34179797A JP 34179797 A JP34179797 A JP 34179797A JP H11178359 A JPH11178359 A JP H11178359A
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JP
Japan
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pulse
magnetic
power supply
circuit
transformer
Prior art date
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Pending
Application number
JP34179797A
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English (en)
Inventor
Yasuo Kataoka
康夫 片岡
Hidetaka Nara
秀隆 奈良
Takashi Igarashi
貴 五十嵐
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パルス電源の1つの端子からのパルス出力を
複数の入力端子を持つレーザチャンバ3に分配供給する
のでは、パルス電源とレーザチャンバの構造的位置関係
の微妙なずれによって、両入力端子31、32に均等なパ
ルス電流を供給することが難しく、レーザ光の不均一や
低下を起こす。 【解決手段】 初段パルス発生回路1からのパルスを昇
圧するパルストランスPTは、2つの均等のパルス出力
を得る巻線PTCA,PTCBを設ける。磁気パルス圧縮
回路2Aは、2つのパルス出力をそれぞれ均等に磁気パ
ルス圧縮してレーザチャンバの入力端子31、32に分配
供給する2つの磁気パルス圧縮回路に構成する。複数の
磁気パルス圧縮回路に設ける可飽和リアクトルSIA
SIBの鉄心を共通にした構成も含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電圧・大電流の
短パルスを発生するパルス電源に係り、特にパルス入力
端子が複数に分割された負荷にパルス電流を分配供給す
る回路に関する。
【0002】
【従来の技術】パルスレーザ励起やパルスプラズマ発
生、パルス脱硝装置等のパルス電源として、半導体スイ
ッチと磁気スイッチになる可飽和リアクトル又は可飽和
トランスを組合せたものがある。
【0003】図3は、半導体スイッチと可飽和リアクト
ルを組み合わせたパルス電源の回路例を示す。同図にお
いて、初段エネルギー蓄積用コンデンサC0は、インバ
ータと整流回路等で構成された高圧直流電源になる充電
器DCHVにより初期充電される。GTOで示す半導体
スイッチSWは、1つの半導体スイッチング素子とその
ゲート制御回路とスナバ回路を有して構成された初段ス
イッチにされる。可飽和リアクトルSI0は、スイッチ
SWのオンによるコンデンサC0から矢印で示す経路の
放電パルス電流I0に対して、その飽和までの遅れでス
イッチSWのスイッチング損失を減らす磁気アシスト手
段になる。
【0004】パルストランスPTは、放電パルス電流I
0により一次巻線に印加されるパルス電圧を昇圧してコ
ンデンサC1を充電する。可飽和リアクトルSI1は、コ
ンデンサC1の充電が所定レベルまで達したときに飽和
し、低インピーダンスになってコンデンサC1からコン
デンサC2への放電パルス電流I1を発生する磁気パルス
圧縮手段になる。
【0005】同様に、可飽和リアクトルSI2は、コン
デンサC2の充電でピーキングコンデンサCPへの放電パ
ルス電流I2を発生する磁気パルス圧縮手段になる。
【0006】ピーキングコンデンサCPは、レーザヘッ
ドLHと共にレーザ発振器を構成したパルス電源の負荷
となり、磁気パルス圧縮されたパルス電流により高圧充
電され、一定電圧までの充電でレーザヘッドLHに放電
パルス電流を供給する。
【0007】このような構成のパルス電源において、エ
キシマレーザ等の負荷には数十〜数百ナノ秒の短パルス
で10数キロボルトから数10キロボルトの高電圧で供
給するため、初段パルス発生回路1では比較的低い電圧
責務にしながらパルストランスPTによる昇圧及び磁気
パルス圧縮回路2によるパルス圧縮を行う。
【0008】なお、パルス電源の構成は、図3に示すも
のに限らず、パルストランスPTに代えて可飽和トラン
スを用いたもの、さらにトランスを複数段設けたものな
ど種々の変形例がある。また、半導体スイッチSWに
は、サイリスタやGTO、IGBT、FET等が使用さ
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のパルス電源にお
いて、負荷となるレーザが大容量になり大型化すると、
レーザヘッド内に均一放電を得るため、パルス入力端子
を複数箇所に設けた構造にされる。例えば、図4にパル
ス電源とレーザの接続例を示すように、レーザチャンバ
3にはブッシングで絶縁した2つのパルス入力端子31
と32を設け、これら両端子にパルス電源4の出力端か
ら導体バー5(又は同軸ケーブル)で分配する構造にな
る。なお、チャンバの筺体は接地電極に兼用される。
【0010】このときの回路接続は、図5に示すように
なり、可飽和リアクトルSIから引き出した端子からレ
ーザチャンバ3の2つの端子に分配接続する。
【0011】このように、パルス電源の負荷の入力端子
が分配構造になる場合、パルス電源4とレーザチャンバ
3の構造的位置関係の微妙なずれによって、両入力端子
1、32に均等なパルス電流を供給することが難しくな
り、パルス電流が一方の端子に偏ってレーザ光の発生が
不均一になったり、光エネルギーの低下やバラツキを起
こす恐れがある。
【0012】本発明の目的は、複数の入力端子を持つ負
荷に均一放電を得るためのパルス電流を分配供給できる
パルス電源を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、パルストラン
スもしくは可飽和トランスに複数の二次巻線を設けて複
数のパルス出力を得、磁気パルス圧縮回路では複数の二
次巻線からのパルス出力をそれぞれ磁気パルス圧縮して
複数の入力端子を持つ負荷に分配供給することで、負荷
に均一放電を得るようにしたもので、以下の構成を特徴
とする。
【0014】初段パルス発生回路から発生するパルス電
流をトランスで昇圧し、このパルス電流を可飽和リアク
トルを有する磁気パルス圧縮回路でパルス圧縮し、この
パルス電流を複数の入力端子を持つ負荷に供給するパル
ス電源において、 前記トランスは、パルス入力に対して昇圧した複数のパ
ルス出力を得る巻線構成とし、 前記磁気パルス圧縮回路は、前記トランスからの複数の
パルス出力をそれぞれ磁気パルス圧縮して前記負荷の複
数の入力端子に分配供給する複数の磁気パルス圧縮回路
に構成したことを特徴とする。
【0015】また、前記磁気パルス圧縮回路は、前記複
数の磁気パルス圧縮回路に設ける可飽和リアクトルの鉄
心を共通にした構成を特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態1を示
す回路構成図である。同図が図5と異なる部分は、パル
ストランスPTは2つの二次巻線PTCA,PTCBを持
つ巻線構成とし、磁気パルス圧縮回路2Aはパルストラ
ンスPTの二次巻線PTCA,PTCBからのパルス出力
をそれぞれ個別に磁気パルス圧縮して負荷(レーザチャ
ンバ)3の2つの入力端子31、32に分配供給する回路
構成にした点にある。
【0017】磁気パルス圧縮回路2Aは、それぞれコン
デンサCA,CBと可飽和リアクトルSIA,SIBの一段
の磁気パルス圧縮回路で示すが、これらを複数段の磁気
パルス圧縮回路に構成することもできる。
【0018】磁気パルス圧縮回路2Aにおけるコンデン
サCA,CBの容量は、図5におけるコンデンサCの容量
の1/2とする。また、可飽和リアクトルSIA,SIB
の電圧時間積(Vt)は、理論的には図5における可飽
和リアクトルSIのそれに対して1/√2でよい。
【0019】本実施形態によれば、パルストランスPT
ではパルス入力に対して二次巻線で2つに分離したパル
スとして取り出し、この両パルス電流を磁気パルス圧縮
回路2Aによりそれぞれ磁気パルス圧縮してレーザチャ
ンバ3の2つの入力端子31、32に供給する。
【0020】このとき、レーザチャンバ3への両入力端
子31、32へのパルス電流レベルやパルス幅、さらには
パルス発生タイミングを均等に、又はチャンバ3の特性
に応じてそれぞれ調節することにより、負荷には均一な
レーザ出力を得ることができる。
【0021】なお、パルス電流レベルやパルス幅、パル
ス発生タイミングの調節は、可飽和リアクトルの電圧時
間積を変えたり、コンデンサCA,CBの容量を変えた
り、パルストランスPTの二次巻線比を可変にしたりす
ることで実現される。
【0022】図2は、本発明の実施形態2を示す回路構
成図である。同図が図1と異なる部分は、可飽和リアク
トルSIA,SIBに代えて、鉄心を共通にして2つの巻
線を持つ可飽和リアクトルSICとする点にある。な
お、可飽和リアクトルSICの電圧時間積は、図1の可
飽和リアクトルSIA,SIBの電圧時間積の2倍のもの
にする。
【0023】本実施形態によれば、可飽和リアクトルS
Cの鉄心が2つの磁気パルス圧縮回路の共通のものに
なるため、両磁気パルス圧縮回路での飽和のタイミング
が常に一致する。これにより、図1の場合の作用効果に
加えて、レーザチャンバの2つの入力端子31、32に同
じタイミングでパルス電流を供給する場合の調節が簡単
になる。換言すれば、図1の可飽和リアクトルSIA
SIBの電圧時間積のバラツキやコンデンサCA,CB
容量のバラツキなどに影響される事なく、タイミングを
合わせることができる。
【0024】なお、パルス電流レベルや幅の調節は、コ
ンデンサCA,CBやパルストランスPTの二次巻線比で
調節できる。
【0025】以上までの実施形態では、2つの入力端子
を持つ負荷の場合を示すが、3つ以上の入力端子を持つ
負荷にパルス電流を供給する場合も同様の分割回路に構
成して同等の作用効果を得ることができる。
【0026】また、初段パルス発生回路及び磁気パルス
圧縮回路の設計変更、パルストランスを可飽和トランス
とするパルス電源に適用できる。
【0027】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、トラン
スに複数の二次巻線を設けて複数のパルス出力を得、磁
気パルス圧縮回路では複数の二次巻線からのパルス出力
をそれぞれ磁気パルス圧縮して複数の入力端子を持つ負
荷に分配供給するようにしたため、複数の入力端子を持
つ負荷に対して均一放電を得ることができ、レーザ光の
発生を均一にし、光エネルギーの低下やバラツキを無く
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示すパルス電源の回路構
成。
【図2】本発明の実施形態2を示すパルス電源の回路構
成。
【図3】パルス電源の回路例。
【図4】パルス電源とレーザの接続構造。
【図5】パルス電源とレーザの接続回路。
【符号の説明】
1…パルス発生回路 2、2A、2B…磁気パルス圧縮回路 3…レーザチャンバ 31、32…入力端子 4…パルス電源 PT…パルストランス SI、SIA、SIB、SIC…可飽和リアクトル C、CA、CB…コンデンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 初段パルス発生回路から発生するパルス
    電流をトランスで昇圧し、このパルス電流を可飽和リア
    クトルを有する磁気パルス圧縮回路でパルス圧縮し、こ
    のパルス電流を複数の入力端子を持つ負荷に供給するパ
    ルス電源において、 前記トランスは、パルス入力に対して昇圧した複数のパ
    ルス出力を得る巻線構成とし、 前記磁気パルス圧縮回路は、前記トランスからの複数の
    パルス出力をそれぞれ磁気パルス圧縮して前記負荷の複
    数の入力端子に分配供給する複数の磁気パルス圧縮回路
    に構成したことを特徴とするパルス電源。
  2. 【請求項2】 前記磁気パルス圧縮回路は、前記複数の
    磁気パルス圧縮回路に設ける可飽和リアクトルの鉄心を
    共通にした構成を特徴とする請求項1記載のパルス電
    源。
JP34179797A 1997-12-12 1997-12-12 パルス電源 Pending JPH11178359A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002280648A (ja) * 2001-03-22 2002-09-27 Gigaphoton Inc 高電圧パルス発生装置及び露光用放電励起ガスレーザ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002280648A (ja) * 2001-03-22 2002-09-27 Gigaphoton Inc 高電圧パルス発生装置及び露光用放電励起ガスレーザ装置
JP4573455B2 (ja) * 2001-03-22 2010-11-04 ギガフォトン株式会社 高電圧パルス発生装置及び露光用放電励起ガスレーザ装置

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