JPH11177969A - 画像監視装置 - Google Patents

画像監視装置

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JPH11177969A
JPH11177969A JP34664297A JP34664297A JPH11177969A JP H11177969 A JPH11177969 A JP H11177969A JP 34664297 A JP34664297 A JP 34664297A JP 34664297 A JP34664297 A JP 34664297A JP H11177969 A JPH11177969 A JP H11177969A
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Isamu Sekiguchi
勇 関口
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勇 荒井
Yuichi Hirose
勇一 広瀬
Katsuya Shinozaki
克也 篠崎
Hitoshi Riyoukai
仁 了戒
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、所望の領域の状況の監視を可能と
する画像監視装置に関し、事象が生じた時点の状況を自
動的に監視することを目的とする。 【解決手段】 カメラに対応した面を有し、そのカメラ
が出力する画像情報をその面にリサイクリックに記録す
る一次記憶手段と、カメラに予め決められた相関性を有
するセンサが与える警報について、通知と確認とにかか
わるマンマシンインタフェースをとるマンマシンインタ
フェース手段と、センサによって警報が与えられたとき
に、一次記憶手段が有する面の内、該当する警報の源に
対応した面にその警報の発生時点に先行する期間に記録
された画像情報を保存する二次記憶手段と、マンマシン
インタフェース手段が通知した警報について確認が行わ
れたときに、二次記憶手段によって保存された画像情報
を画像表示装置に送出する警報対応画像送出手段とを備
えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサが設置され
た領域の状況を画像として表示することによって、その
領域の監視を可能とする画像監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータのように
処理量が高い情報端末が低廉化され、このような情報端
末に適応した多様なアプリケーションシステムの効率的
な構築を可能とするパッケージソフトウエアが広く普及
すると共に、高度の電気通信技術が適用された伝送系は
市場の自由化と競争原理との下で安価に利用可能となり
つつある。
【0003】したがって、公共機関や企業体に併せて、
一般家庭の防犯を実現するセキュリティシステムの多く
については、上述した情報処理技術と電気通信技術との
有機的な組み合わせとして安価に構築され、かつ高い信
頼性が達成されている。図4は、従来の画像監視装置の
構成例を示す図である。図において、カメラ80の出力
は符号化部81を介して多重化部82-1の対応する多重
化入力に接続され、センサ83-1〜83-nの出力は多重
化部82-1の対応する多重化入力に接続される。多重化
部82-1の出力は伝送装置84-1を介して伝送路85の
一端に接続され、その伝送路85の他端は伝送装置84
-2を介して多重化部82-2の入力に接続される。多重化
部82-2の一方の逆多重化出力は復号化部86を介して
分岐増幅部87の入力に接続され、その分岐増幅部87
の一方の出力と他方の出力とはそれぞれモニタ88とV
TR89との入力に接続される。多重化部84-2の他方
の逆多重化出力は、警報器90の入力に接続される。
【0004】このような構成の従来例では、センサ83
-1〜83-nは監視の対象となるべき領域に設置され、か
つカメラ80は図示されない雲台に取り付けられると共
に、これらのセンサ83-1〜83-nがそれぞれ設置され
た箇所に対して相対的な位置が予め決められた領域の状
況を示す画像情報を出力する。符号化部81はその画像
情報に所定の圧縮符号化処理を施すことによって圧縮画
像情報を生成し、多重化部82-1はその圧縮画像情報と
センサ83-1〜83-nが出力する警報情報とを多重化す
ることによって多重化信号を生成すると共に、伝送装置
84-1を介して伝送路85にその多重化信号を送出す
る。
【0005】一方、多重化部84-2は、伝送路85を介
して受信される多重化信号を伝送装置84-2を介して取
り込み、その多重化信号を上述した圧縮画像情報と警報
情報とに分離する。復号化部86はその圧縮画像情報に
所定の復号化処理を施すことによって既述の画像情報を
復元し、かつ分岐増幅部87はその画像情報を所定のレ
ベルでモニタ88とVTR89とに与える。
【0006】したがって、カメラ80によってとらえら
れた画像は、ほぼ実時間でモニタ88の表示画面に表示
され、かつ並行してVTR89に装着されたビデオテー
プに記録される。また、警報器90は、多重化部84-2
によって分離された警報情報が何らかの事象(例えば、
不正規の侵入者が検出されたこと。)を示す場合に、所
定の音響信号を発すると共に、その旨を示す光学的な警
報(例えば、断続して駆動されるランプから発せられる
点滅光)を発する。
【0007】したがって、モニタ88、VTR89およ
び警報器90が設置された監視センタでは、担当者は、
そのモニタ88の表示画面に表示される画像に基づいて
上述した領域の状況を監視することができ、かつ既述の
音響信号と警報との何れかに応じて「何らかの事象が生
起したこと」を認識した場合には、先行してVTR89
に記録された画像情報を適宜再生してモニタ88の表示
画面に表示させることによって、同様の領域の状況につ
いて把握することができる。
【0008】なお、上述した従来例では、何ら事象が発
生していない状態であってもカメラ80によって出力さ
れた画像情報がVTR89に常時記録されているが、例
えば、その記録には多重化部84-2によって分離された
警報情報が何らかの事象を示す場合に限って自動的に開
始されてもよい。また、上述した従来例では、カメラ8
0によって出力された画像情報がVTR89に装着され
たビデオテープに記録されているが、例えば、ランダム
アクセスが可能であるビデオディスクドライブがそのV
TR89に代えて適用されてもよい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例では、モニタ88の表示画面を目視することによって
行われる監視には担当者の忍耐が要求され、かつ眼精疲
労が生じるために適正な交代制の採用が要求され、さら
に、このような交代性の下でも取りこぼしが発生する可
能性があった。
【0010】また、VTR89に記録された画像情報の
内、上述した音響信号や警報が発せられた時点を含む期
間に記録された画像情報の特定については、そのVTR
89の手動操作に応じた巻き戻しや再生によって行われ
るために、作業が煩雑であり、その音響信号や警報に適
応した状況の把握と対処に時間を要し、かつ発生した事
象に対する対処に遅れが生じる可能性が高かった。
【0011】さらに、VTR89に装着された記録媒体
(テープ)の交換が行われている期間に生じた事象につ
いては、その事象に対応した状況の把握は困難であっ
た。また、カメラ80に代えて複数のカメラが設置さ
れ、かつ監視の対象となるべき領域が監視センタから遠
隔の地点にある場合には、実際に与えられた警報信号に
適応した有効な状況がこれらのカメラの何れかから得ら
れるかを予測することが困難であるために、多重化部8
2-1、82-2の多重度と伝送装置84-1、84-2および
伝送路85の伝送容量とが大きな値に設定されなければ
ならず、コスト高であった。
【0012】本発明は、何らかの事象が生起した時点に
先行する期間の状況が自動的に可視情報として取得でき
る画像監視装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1〜8に
記載の発明の原理ブロック図である。
【0014】請求項1に記載の発明は、単一または複数
nのカメラ11-1〜11-nの何れかに対応したM(≧n)
個の面を有し、これらのカメラ11-1〜11-nによって
与えられた画像情報をこれらの面に並行してリサイクリ
ックに記録する一次記憶手段12と、単一または複数の
カメラ11-1〜11-nに予め決められた相関性を有する
センサ13-1〜13-Nが与える警報について、通知とそ
の通知の確認とにかかわるマンマシンインタフェースを
とるマンマシンインタフェース手段14と、センサ13
-1〜13-Nの何れかによって警報が与えられたか否かを
判別し、その判別の結果が真であるときに、一次記憶手
段12が有するM個の面の内、該当する警報の源である
センサに対応した面にその警報の発生時点に先行する期
間に亘って記録された画像情報を保存する二次記憶手段
15と、マンマシンインタフェース手段14によって通
知が行われた警報についてそのマンマシンインタフェー
ス手段14を介して確認が行われたときに、二次記憶手
段15によって保存された画像情報を画像表示装置16
に送出する警報対応画像送出手段17とを備えたことを
特徴とする。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像監視装置において、時刻を与える時計21を有
し、一次記憶手段12は、時計21によって与えられた
時刻をM個の面に個別に記憶される画像情報に盛り込
み、あるいはこれらのM個の面に記憶される画像情報に
共通の付帯情報として記録する手段を有し、二次記憶手
段15は、時計21によって与えられた時刻が共通の付
帯情報として一次記憶手段12によって記録された場合
には、その付帯情報の内、保存されるべき画像情報に対
応する付帯情報をその画像情報に盛り込む手段を有する
ことを特徴とする。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の画像監視装置において、時刻を与える時計21を有
し、二次記憶手段15は、保存されるべき画像情報に時
計21によって与えられた時刻を盛り込む手段を有する
ことを特徴とする。請求項4に記載の発明は、請求項1
ないし請求項3の何れか1項に記載の画像監視装置にお
いて、単一または複数のカメラ11-1〜11-Nによって
与えられた画像情報には、その画像情報によって示され
る被写体の方向から発せられた音を示す音響情報が盛り
込まれ、警報対応画像送出手段17によって画像表示装
置16に送出された画像情報に盛り込まれた音響情報を
電気−音響変換し、音を復元する音響モニタ手段22を
備えたことを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
請求項4の何れか1項に記載の画像監視装置において、
一次記憶手段12は、センサ13-1〜13-Nによって与
えられた警報をM個の面に個別に記憶される画像情報に
盛り込み、あるいはこれらのM個の面に記憶される画像
情報に共通の付帯情報として記録する手段を有し、二次
記憶手段15は、センサ13-1〜13-Nによって与えら
れた警報が共通の付帯情報として一次記憶手段によって
記録された場合には、その付帯情報の内、保存されるべ
き画像情報に対応する付帯情報をその画像情報に盛り込
む手段を有することを特徴とする。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
請求項5の何れか1項に記載の画像監視装置において、
マンマシンインタフェース手段14は、センサ13-1〜
13-Nが与える警報について、履歴の通知と、その履歴
に含まれる警報の何れかに対する確認とにかかわるマン
マシンインタフェースをとり、警報対応画像送出手段1
7は、マンマシンインタフェース手段14を介して確認
が行われたときに、その確認の対象となった警報につい
て、発生時点に先行する期間に亘って二次記憶手段15
に保存された画像情報を画像表示装置16に送出するこ
とを特徴とする。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし
請求項6の何れか1項に記載の画像監視装置において、
マンマシンインタフェース手段14は、マンマシンイン
タフェースに供されるべき端末との間に敷設された伝送
路あるいは網に、通知と確認とを実現する何らかの伝送
情報が伝送されるべき期間に限ってパスを形成する手段
を有することを特徴とする。
【0020】請求項8に記載の発明は、請求項1ないし
請求項7の何れか1項に記載の画像監視装置において、
警報対応画像送出手段17は、画像表示装置16との間
に敷設された伝送路あるいは網に、その画像表示装置1
6宛に画像情報が送出される期間に限ってパスを形成す
る手段を有することを特徴とする。請求項1に記載の発
明にかかわる画像監視装置では、一次記憶手段12は、
カメラ11-1〜11-nの何れかに対応したM(≧n)個の
面を有し、これらのカメラ11-1〜11-nによって与え
られた画像情報をこれらの面に並行してリサイクリック
に記録する。二次記憶手段15は、カメラ11-1〜11
-nに対して予め決められた相関性を有するセンサ13-1
〜13-Nの何れかによって警報が与えられたときに、一
次記憶手段12が有するM個の面の内、該当する警報の
源であるセンサに対応した面にその警報の発生時点に先
行する期間に亘って記録された画像情報を保存する。さ
らに、マンマシンインタフェース手段14は、上述した
センサ13-1〜13-Nが与える警報について、通知とそ
の通知の確認とにかかわるマンマシンインタフェースを
とる。警報画像送出手段17は、このようにしてマンマ
シンインタフェース手段14を介して通知された警報に
ついて確認が行われたときに、上述したように二次記憶
手段15によって保存された画像情報を画像表示装置1
6に送出する。
【0021】すなわち、センサ13-1〜13-Nの何れか
によって警報が与えられる事象が発生した場合には、そ
の事象に先行してカメラ11-1〜11-nによってとらえ
られた画像を示す画像情報の内、該当する事象に対応し
た画像情報が自動的に抽出されると共に、画像表示画面
16の表示画面に表示されるので、従来例に比べて監視
にかかわる作業の煩雑さが緩和され、かつ監視業務の効
率化がはかられる。
【0022】請求項2に記載の発明にかかわる画像監視
装置では、請求項1に記載の画像監視装置において、一
次記憶手段12は、時計21によって与えられた時刻を
M個の面に個別に記憶される画像情報に盛り込み、ある
いはこれらのM個の面に記憶される画像情報に共通の付
帯情報として記録する。さらに、二次記憶手段15は、
時計21によって与えられた時刻が上述した共通の付帯
情報として一次記憶手段12によって記録された場合に
は、その付帯情報の内、保存されるべき画像情報に対応
する付帯情報をその画像情報に盛り込む。
【0023】すなわち、画像表示画面16の表示画面に
表示される画像には、時計21によって与えられた時刻
情報が含まれるので、センサ13-1〜13-Nの何れかに
よって該当する警報が発せられた時刻に対応するコマの
絞り込み、その時刻に対して先行する時間や経過した時
間との関連性において画像の解析を行うことが可能とな
る。
【0024】請求項3に記載の発明にかかわる画像監視
装置では、請求項1の何れか1項に記載の画像監視装置
において、二次記憶手段15は、保存されるべき画像情
報に時計21によって与えられた時刻を盛り込む。すな
わち、二次記憶手段15に保存される画像情報には、セ
ンサ13-1〜13-Nの何れかによって警報が発せられた
後に限って時刻が盛り込まれるので、請求項2に記載の
発明に比べて一次記憶手段12の記憶容量が増加するこ
となく、該当する警報の発生時点と、その発生時点から
経過した時間との関連性において画像情報の解析を行う
ことが可能となる。
【0025】請求項4に記載の発明にかかわる画像監視
装置では、請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載
の画像監視装置において、単一または複数のカメラ11
-1〜11-Nによって与えられた画像情報には、その画像
情報によって示される被写体の方向から発せられた音を
示す音響情報が盛り込まれる。音響モニタ手段22は、
警報対応画像送出手段17によって画像表示装置16に
送出された画像情報に盛り込まれた音響情報を電気−音
響変換し、上述した音を復元する。
【0026】すなわち、センサ13-1〜13-Nの何れか
によって警報が発せられた時点に先行する期間につい
て、画像および音に基づく監視が可能であるので、請求
項1〜3に記載の画像監視装置に比べて、監視業務の効
率と確度とが高められる。請求項5に記載の発明にかか
わる画像監視装置では、請求項1ないし請求項4の何れ
か1項に記載の画像監視装置において、一次記憶手段1
2は、センサ13-1〜13-Nによって与えられた警報を
M個の面に個別に記憶される画像情報に盛り込み、ある
いはこれらのM個の面に記憶される画像情報に共通の付
帯情報として記録する。さらに、二次記憶手段15は、
これらのセンサ13-1〜13-Nによって与えられた警報
が上述した共通の付帯情報として一次記憶手段12によ
って記録された場合には、その付帯情報の内、保存され
るべき画像情報に対応する付帯情報をその画像情報に盛
り込む。
【0027】すなわち、センサ13-1〜13-Nによって
与えられた警報の組み合わせが画像情報に対応付けられ
て二次記憶手段15に保存され、かつ画像表示装置16
等に向けて送出されるので、これらのセンサ13-1〜1
3-Nが感応すべき物理量の組み合わせや配置等に応じて
複雑なタイミングで作動した場合であっても、その画像
情報については請求項1〜4に記載の発明に比べて多様
な形態に基づく解析が可能となる。
【0028】請求項6に記載の発明にかかわる画像監視
装置では、請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載
の画像監視装置において、マンマシンインタフェース手
段14は、センサ13-1〜13-Nが与える警報につい
て、履歴の通知と、その履歴に含まれる警報の何れかに
対する確認とにかかわるマンマシンインタフェースをと
る。また、警報対応画像送出手段17は、マンマシンイ
ンタフェース手段14を介して上述した確認が行われた
ときに、その確認の対象となった警報について、発生時
点に先行する期間に亘って二次記憶手段15に保存され
た画像情報を画像表示装置16に送出する。
【0029】すなわち、センサ13-1〜13-Nの内、複
数のセンサが感応する物理量の組み合わせや配置等に応
じて複雑なタイミングで作動した場合であっても、上述
した履歴に含まれ、かつ操作者によって選択された警報
に対応する画像に基づいて監視業務が適宜進められる。
請求項7に記載の発明にかかわる画像監視装置では、請
求項1ないし請求項6の何れか1項に記載の画像監視装
置において、マンマシンインタフェース手段14は、マ
ンマシンインタフェースに供されるべき端末との間に敷
設された伝送路あるいは網に、通知と確認とを実現する
何らかの伝送情報が伝送されるべき期間に限ってパスを
形成する手段を有する。
【0030】すなわち、センサ13-1〜13-Nの全てに
よって何ら警報が与えられない期間には、通知されるべ
き警報の発生とその警報の確認とを示す伝送情報の伝送
を常時可能とするために従来例において形成されていた
パスは形成されないので、従来例に比べてランニングコ
ストが節減される。
【0031】請求項8に記載の発明にかかわる画像監視
装置では、請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載
の画像監視装置において、警報対応画像送出手段17
は、画像表示装置16との間に敷設された伝送路あるい
は網に、その画像表示装置16宛に画像情報が送出され
る期間に限ってパスを形成する。すなわち、センサ13
-1〜13-Nの全てによって何ら警報が与えられない期間
には、VTR等の記録媒体に記録されるべき画像情報の
伝送に供されるパスは形成されないので、従来例に比べ
てランニングコストが節減される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について詳細に説明する。図2は、請求項1〜8
に記載の発明に対応した実施形態を示す図である。図に
おいて、図4に示すものと機能および構成が同じものに
ついては、同じ符号を付与して示し、以下では、その動
作にかかわる説明を省略する 本実施形態と図4に示す従来例との構成の相違点は、カ
メラ80に代えてカメラ80-1〜80-nが備えられ、符
号化部81および多重化部82-1に代えてロギング部5
0が備えられ、多重化部82-2、復号化部86および分
岐増幅部87に代えて端末インタフェース部51が備え
られ、VTR89に代えて表示部52および操作部53
が備えられた点にある。
【0033】また、ロギング部50では、符号化部54
のn個の入力にはそれぞれカメラ80-1〜80-nの出力
が接続され、その符号化部54の出力が分岐部55を介
して切り替え部56の一方の入力と一次メモリ57の書
き込み入力とに接続される。一次メモリ57の読み出し
出力は二次メモリ58の書き込み入力に接続され、その
二次メモリ58の読み出し出力は切り替え56の他方の
入力に接続される。切り替え部56の出力は多重分離部
59-1の一方の多重化入力に接続され、その多重分離部
59-1のライン端子は伝送装置84-1を介して伝送路8
5の一端に接続される。センサ83-1〜83-nの出力と
多重分離部59-1の分離出力とはそれぞれ制御部60の
対応する入力に接続され、その制御部60の出力端子は
多重分離部59-1の他方の多重化入力に接続される。制
御部60の第一ないし第三の制御出力は、一次メモリ5
7、二次メモリ58および切り替え部56の制御端子に
それぞれ接続される。
【0034】さらに、端末インタフェース部51では、
既述の多重分離部59-1に対向する多重分離部59-2の
ライン端子には伝送装置84-2を介して伝送路85の他
端が接続され、その多重分離部59-2の一方の分離出力
は復号化部86を介してモニタ88に接続される。ま
た、多重分離部59-2の他方の分離出力と多重化入力と
には、それぞれ表示部52の入力と操作部53の出力と
が接続される。
【0035】なお、本実施形態と図1に示すブロック図
との対応関係については、カメラ80-1〜80-nおよび
符号化部54はカメラ11-1〜11-nに対応し、分岐部
55、一次メモリ57および制御部60は一次記憶手段
12に対応し、センサ83-1〜83-nはセンサ13-1〜
13-Nに対応し、表示部52、操作部53および制御部
60はマンマシンインタフェース手段14に対応し、制
御部60、二次メモリ58および切り替え部56は二次
記憶手段15に対応し、復号化部86およびモニタ88
は画像表示装置16および音響モニタ手段22に対応
し、制御部60および切り替え部56は警報対応画像送
出手段17に対応する。
【0036】以下、図2を参照して請求項1に記載の発
明に対応した本実施形態の動作を説明する。なお、ここ
では、請求項1に記載の発明に対応した本実施形態の動
作に関する限り、簡単のため、切り替え部56と制御部
60とについては、「多重分離部59-1、伝送装置84
-1、伝送路85、伝送装置84-2および多重分離部59
-2を介することなく復号化部86と表示部52および操
作部53とに直結される」と仮定する。
【0037】一次メモリ57は、それぞれカメラ80-1
〜80-nに個別に対応し、かつ共通のアドレス空間に配
置されたn個の面を有する。符号化部54は、カメラ8
0-1〜80-nによって個別に与えられた画像情報1〜画
像情報nに並行して圧縮符号化処理が施すことによっ
て、これらの画像情報1〜画像情報nに個別に対応した
n個の圧縮画像情報を生成する。分岐部55はこれらの
n個の圧縮画像情報を切り替え部56と一次メモリ57
の対応する面に並行して与え、かつ制御部60はその一
次メモリ57の領域管理を行うと共に、これらの圧縮画
像情報を一次メモリ57の対応する面に並行してリサイ
クリックに書き込む。
【0038】さらに、このような状態では、制御部60
は、センサ83-1〜83-nから何らかの警報情報が与え
られるか否かを判別し、かつ上述したように分岐部55
を介して与えられるn個の圧縮画像情報の内、何れか1
つを選択すべき旨の指令を切り替え部56に与える。端
末インタフェース部51では、復号化部86は、切り替
え部56によって選択された圧縮画像情報に復号化処理
を施すことによって画像情報を復元し、かつその画像情
報をモニタ88に与える。
【0039】また、ロギング部50では、制御部60
は、センサ83-1〜83-nから警報情報が何ら与えられ
ていない期間には、その旨を示す「正常信号」を出力す
る。端末インタフェース部51では、表示部52にその
「正常信号」を与える。したがって、モニタ88、表示
部52および操作部53が設置された監視センタでは、
担当者は、カメラ80-1〜80-nの何れかによって画像
としてとらえられた状況をモニタ88の表示画面を介し
て可視情報として把握し、かつ不正常な状態を示す事象
が何ら発生していないことを把握することができる。
【0040】しかし、センサ83-1〜83-nの何れか
(ここでは、簡単のため、符号「83-x」(1≦x≦n)で
示されると仮定する。)によって警報情報が与えられた
場合には、制御部60は、その警報情報の発生および属
性(関連する設備、地域等を示す)を示す警急情報を出
力する。また、制御部60は、その時点において書き込
みの対象となっている一次メモリ57のアドレス(全て
の面について共通である。)(以下、「警報発生時アド
レス」という。)を特定し、かつ既述の通りにリサイク
リックに行われるべき書き込みの過程において、時系列
の順に(例えば、30秒間に亘って)先行して書き込み
の対象となった面xの領域(以下、「先行書き込み領
域」という。)と、反対に(例えば、10秒間に亘っ
て)後続して書き込みの対象となった面xの領域(以
下、「後続書き込み領域」という。)とに書き込まれた
圧縮画像情報を二次メモリ58にファイルとして保存す
る。
【0041】監視センタでは、端末インタフェース部5
1は上述した警急情報を表示部52に与え、その表示部
52には、既述の警報情報について、発生したことと属
性とが表示される。また、担当者がその警報情報の発生
および属性を認識して操作部53に所定の操作を行う
と、ロギング部50に備えられた制御部60はその旨を
認識する。
【0042】さらに、制御部60は、上述したファイル
の内容を選択すべき旨の指令を切り替え部56に与え、
かつこのファイルの内容の読み出しを二次メモリ58に
要求する。端末インタフェース部51では、復号化部8
6は、先行して切り替え部56から与えられていた圧縮
画像情報に代えて与えられる上述したファイルの内容
(圧縮画像情報)に復号化処理を施すことによって、セ
ンサ83-1〜83-nの内、警報情報を出力したセンサ8
3-xに対応するカメラ80-xがその警報情報が発生した
時点の前後に光学的にとらえた状況を可視情報としてモ
ニタ88に出力する。
【0043】このように本実施形態によれば、何らかの
事象が発生した時点に先行および後続してとらえられた
状況が自動的に、かつ確度高く特定されると共に、表示
されるので、監視業務にかかわる作業性の効率化と作業
環境の向上とがはかられる。以下、図2を参照して請求
項2、3に記載の発明に対応した実施形態について説明
する。
【0044】本実施形態と請求項1に記載の発明に対応
した実施形態との構成の相違点は、図2に点線で示され
るように、出力が制御部60の対応する入力に接続され
た時計60aが備えられた点にある。なお、本実施形態
と図1に示すブロック図との対応関係については、時計
60aが時計21に対応する点を除いて既述の通りであ
るから、ここではその説明を省略する。
【0045】以下、本実施形態の動作を説明する。ロギ
ング部50では、時計60aは、常時計時を行うことに
よって日時を与える。制御部60は、一次メモリ57に
蓄積されるべきn個の圧縮画像情報の全て対して、ある
いはこれらの圧縮画像情報に共通に、上述した日時を示
すタイムスタンプを所定の頻度で対応付けることによっ
てその一次メモリ57に記録する。
【0046】また、制御部60は、時計60aによって
与えられた日時を示すタイムスタンプを既述の警急情報
に含まれる属性に付加してその警急情報を送出する。さ
らに、制御部60は、何らかの事象が発生したために、
先行書き込み領域と後続書き込み領域とに蓄積された圧
縮画像情報が二次メモリ58にファイルとして格納され
るべき場合には、その圧縮画像情報に対応付けられて一
次メモリ57に記録されたタイムスタンプをそのファイ
ルに盛り込む。
【0047】一方、監視センタでは、表示部52には、
その属性に含まれるタイムスタンプが表示されるので、
担当者は、生起した個々の事象について発生時点を把握
することができる。また、端末インタフェース部51で
は、復号化部86は、切り替え部56を介して与えられ
る圧縮画像情報にタイムスタンプが盛り込まれている場
合には、これらの圧縮画像情報で示される画像にタイム
スタンプで示される日時を付加して(例えば、テロップ
として)表示する。
【0048】このように本実施形態によれば、何らかの
事象が生起した日時が担当者に自動的に通知され、その
事象が生起した後にモニタ88の表示画面に自動的に表
示される状況には対応するカメラによってとらえられた
日時が併せて表示されるので、請求項1に記載の発明に
対応した実施形態に比べて、その状況の時系列的な変化
について客観的な監視と把握とが可能となる。
【0049】なお、本実施形態では、一次メモリ57に
蓄積されるべき圧縮画像情報にタイムスタンプが対応付
けられて蓄積されているが、このようなタイムスタンプ
につついては、例えば、二次メモリ58にファイルとし
て保存される圧縮画像情報にそのファイルの一部として
盛り込まれてもよい。以下、図2を参照して請求項4に
記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する。
【0050】本実施形態では、カメラ80-1〜80-nは
被写体の方向から発せられる音を電気信号に変換するマ
イクが一体化され、その電気信号を所定のディジタル信
号に変換すると共に画像情報に重畳する。符号化部54
はこのようにしてディジタル信号が重畳された画像情報
を何ら分離することなく符号化することによって圧縮画
像情報に変換し、かつ復号化部86は反対に復号化する
ことによってディジタル信号が重畳された画像情報を復
元する。
【0051】また、モニタ88は、復号化部86によっ
て与えられる画像情報からディジタル情報を抽出すると
共に、その画像情報で示される画像を表示画面に表示し
つつ、このディジタル情報で示される音を電気−音響変
換して出力する。さらに、一次メモリ57に記録される
圧縮画像情報と二次メモリ58にファイルとして格納さ
れる圧縮画像情報については、これらの圧縮画像情報に
含まれるディジタル信号の成分を除去し、あるいは抑圧
する処理はなんら施されない。
【0052】したがって、本実施形態によれば、監視セ
ンタでは、何らかの事象が発生したセンサに対応するカ
メラによってとらえられた音がそのカメラによって光学
的にとらえられた状況と共にモニタ88を介して得られ
るので、その状況にかかわる把握の確度が高められる。
以下、図2を参照して請求項5に記載の発明に対応した
本実施形態の動作を説明する。
【0053】ロギング部50では、制御部60は、一次
メモリ57に蓄積されるべきn個の圧縮画像情報の全て
対して、あるいはこれらの圧縮画像情報に共通に、セン
サ83-1〜83-nの全てによって与えられる警報情報の
組み合わせを所定の頻度で対応付けてその一次メモリ5
7に記録する。また、制御部60は、何らかの事象が発
生したために、先行書き込み領域と後続書き込み領域と
に蓄積された圧縮画像情報が二次メモリ58にファイル
として格納されるべき場合には、その圧縮画像情報に対
応付けられて一次メモリ57に記録された警報情報の組
み合わせをそのファイルに盛り込む。
【0054】一方、端末インタフェース部51では、復
号化部86は、切り替え部56を介して与えられる圧縮
画像情報に上述した警報情報の組み合わせが盛り込まれ
ている場合には、これらの圧縮画像情報で示される画像
にこれらの警報情報を付加して(例えば、テロップとし
て)モニタ88の表示画面に表示する。このように本実
施形態によれば、何らかの事象が生起した時点の前後に
おいてセンサ83-1〜83-nによって得られた警報情報
の組み合わせが担当者に自動的に通知されるので、請求
項1〜4に記載の発明に対応した実施形態に比べて、そ
の状況の時系列的な変化について客観的な監視と把握と
が可能となる。
【0055】なお、本実施形態では、一次メモリ57の
全ての面に記録されるべき圧縮画像情報について、セン
サ83-1〜83-nによって得られた警報情報の全てが対
応付けられて記録されているが、これらの警報情報の
内、個々の面に対応したセンサとの関連性が有用と判断
される警報情報のみの組み合わせが対応付けられて記録
されてもよい。
【0056】以下、図2を参照して請求項6に記載の発
明に対応した本実施形態の動作を説明する。本実施形態
では、制御部60は、何らかの事象が生起する度に、そ
の事象について、識別情報(ここでは、簡単のため検出
を行ったセンサを示すと仮定する。)と生起した時点を
示すタイムスタンプとの組み合わせを表示部52に向け
て送出する。
【0057】また、制御部60は、二次メモリ58にフ
ァイルとして格納されるべき圧縮画像情報には、上述し
た識別情報とタイムスタンプとの組み合わせを適宜付加
する。表示部52は、操作者によって指示されない限
り、何らかの事象が生じる度に、上述したように制御部
60によって送出された識別情報とタイムスタンプとの
組み合わせを蓄積し、その組み合わせの列を時系列の昇
順(あるいは降順)に表示すると共に、警報を発する。
【0058】操作部53は、操作者が「上述したように
表示されている組み合わせの列の内、対応する画像を参
照すべきと判断される組み合わせ」を指定すると、その
組み合わせを制御部60宛に通知する。制御部60は、
二次メモリに格納されたファイルの内、このようにして
操作部53から通知された組み合わせを含むファイルを
検索し、請求項1〜5に記載の発明に対応した実施形態
と同様にしてそのファイルの内容を端末インタフェース
部51宛に送出する。
【0059】このように本実施形態によれば、センサ8
3-1〜83-nの内、例えば、侵入者が進む経路に沿って
設置されたセンサのように、複数のセンサによって次々
と何らかの事象が検出された場合であっても、操作者
は、これらの事象の識別情報とタイムスタンプとに併せ
て、時系列上とセンサの配置との相関に基づく総合的な
判断を行うことによって、画像によって状況を把握すべ
き箇所を的確に特定することが可能となる。
【0060】なお、本実施形態では、何らかの事象が生
起する度に、その事象に既述の識別情報とタイムスタン
プとが付加され、かつ履歴として表示部52に送出され
ているが、例えば、一つの要因に応じて連鎖的に生起し
得る複数の事象を操作者が別途備えられたデータベース
等を参照することによって確実に把握することができる
ならば、これらの識別情報およびタイムスタンプの双方
もしくは何れか一方は表示部52に対して送出されなく
てもよい。
【0061】以下、図2を参照して請求項7、8に記載
の発明に対応した実施形態の動作を説明する。本実施形
態の特徴は、ロギング部50と端末インタフェース部5
1との間が直結されず、図2に示されるように、多重分
離部59-1、伝送装置84-1、伝送路85、伝送装置8
4-2および多重分離部59-2を介して接続され、これら
の多重分離部59-1および伝送装置84-1が制御部60
の配下で後述するように制御される点にある。
【0062】なお、以下では、多重分離部59-1、59
-2が双方向に行う多重化処理および分離処理と、これら
の多重分離部59-1、59-2と伝送路85との間につい
て伝送装置84-1、84-2がそれぞれ行う通信インタフ
ェースとについては、公知であり、かつ本願発明に直接
関係がないので、説明を省略する。制御部60は、カメ
ラ80-1〜80-nから符号化部54および分岐部55を
介して切り替え部56に与えられる圧縮画像情報につい
ては、特に必要でない限り端末インタフェース部51に
向けて送出すべき伝送情報としては扱わない。
【0063】さらに、制御部60は、請求項1〜6に記
載の発明に対応した実施形態のように、警急情報を端末
インタフェース部51宛に送出すべき期間と、その端末
インタフェース部51から何らかの情報が受信されるべ
き期間と、二次メモリにファイルとして蓄積された圧縮
画像情報を送出すべき期間とに限って、多重分離部59
-1および伝送装置84-1を制御することによって、これ
らの多重分離部59-1、伝送装置84-1、伝送路85、
伝送装置84-2および多重分離部59-2を介して端末イ
ンタフェース部51との間にパスを形成する。
【0064】このように本実施形態によれば、ロギング
部50と端末インタフェース部51との間には、何らか
の伝送情報の送信や受信が行われるべき期間に限ってパ
スが形成されるので、確実にランニングコストの節減が
はかられ、かつ実際に生起した事象に適応する状況の把
握が確度高く効率的に行われる。なお、上述した各実施
形態では、センサ83-1〜83-nによって検出される物
理量が何ら開示されていないが、このような物理量につ
いては、例えば、赤外線や可視光の波長領域における明
暗だけではなく、温度、振動、移動体等の角速度、レン
ジファインダやビデオカメラによって得られる情報に所
定の信号処理を施すことによって得られる多様な物理量
であってもよい。
【0065】また、上述したビデオカメラについては、
既述のカメラ80-1〜80-nの内、何れかのカメラが共
用されてもよい。さらに、上述した各実施形態では、圧
縮画像情報の形式が何ら開示されていないが、このよう
な圧縮画像情報を得るために適用されるべき圧縮符号化
方式については、例えば、ISOによって規定されてい
る「M−PEG」、ITU−Tによって標準化が進めら
れている画像通信符号化方式「H.32*」の何れが適
用されてもよく、一次メモリ57や二次メモリ58の記
憶容量が大きいことが許容される場合には、これらのメ
モリには画像情報が何ら圧縮処理が施されることなく記
憶されてもよい。
【0066】また、上述した実施形態では、図2に示す
ように、ロギング部50が機能分散化された複数のモジ
ュール(符号化部54、分岐部55等々)によって構成
されているが、そのロギング部50については、例え
ば、図3に示すように、 ・ カメラ80-1〜80-nに接続されたビデオエンコー
ダ61およびイメージプロセッサ62(符号化部54に
相当する。)、 ・ マイク80a-1〜80a-nに接続されたオーディオ
エンコーダ63、 ・ スピーカ64(音声による警告や注意に供され
る。)に接続されたオーディオデコーダ65、 ・ センサ83-1〜83-nに接続された入力ポート(D
I)66、 ・ カメラコントローラ80b-1〜80b-nに接続され
た出力ポート(DO)67、 ・ 一次メモリ57、 ・ 二次メモリ58、 ・ イントラネット68を介して端末69(端末インタ
フェース部51、モニタ88、表示部52および操作部
53に相当する。)に接続された通信インタフェース7
0、が『これらの動作を統括し、かつ分岐部55、切り
替え部56、時計60aおよび制御部60に相当するマ
イクロプロセッサ71』に、バス72を介して接続され
ることによってなるパーソナルコンピュータやワークス
テーションとして構成されてもよい。
【0067】
【発明の効果】上述したように請求項1に記載の発明で
は、従来例に比べて監視にかかわる作業の煩雑さが緩和
され、かつ監視業務の効率化がはかられる。また、請求
項2に記載の発明では、実際に警報が発せられた時刻に
対応するコマの絞り込みと、その時刻に対して先行する
時間や経過した時間との関連性における画像の解析とが
可能となる。
【0068】さらに、請求項3に記載の発明では、請求
項2に記載の発明に比べてハードウエアの規模が増加す
ることなく、警報の発生時点と、その発生時点から経過
した時間との関連性に基づく画像情報の解析が可能とな
る。また、請求項4に記載の発明では、請求項1〜3に
記載の発明に比べて、監視業務の効率と確度とが高めら
れる。
【0069】さらに、請求項5に記載の発明では、複数
のセンサが連鎖的に作動した場合であっても、請求項1
〜4に記載の発明に比べて多様な形態に基づく画像情報
の解析が可能となる。また、請求項6に記載の発明で
は、複数のセンサが連鎖的に作動した場合であっても、
操作者によって選択された警報に対応する画像に基づい
て監視業務が進められる。
【0070】さらに、請求項7、8に記載の発明では、
従来例に比べてランニングコストが節減される。したが
って、これらの発明が適用された監視系では、コストが
増加することなく、監視業務について、省力化がはから
れると共に、効率および確度とが高められ、かつVTR
のように可動機構や記憶媒体の交換作業を伴う部材が含
まれることなく機器が構成されることによって、保守お
よび運用にかかわる作業の簡略化と信頼性の向上とがは
かられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜8に記載の発明の原理ブロック図で
ある。
【図2】請求項1〜8に記載の発明に対応した実施形態
を示す図である。
【図3】ロギング部の他の構成例を示す図である。
【図4】従来の画像監視装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
11,80 カメラ 12 一次記憶手段 13,83 センサ 14 マンマシンインタフェース手段 15 二次記憶手段 16 画像表示装置 17 警報対応画像送出手段 21,60a 時計 22 音響モニタ手段 50 ロギング部 51 端末インタフェース部 52 表示部 53 操作部 54,81 符号化部 55 分岐部 56 切り替え部 57 一次メモリ 58 二次メモリ 59 多重分離部 60 制御部 61 ビデオエンコーダ 62 イメージプロセッサ 63 オーディオエンコーダ 64 スピーカ 65 オーディオデコーダ 66 入力ポート(DI) 67 出力ポート(DO) 68 イントラネット 69 端末 70 通信インタフェース 71 マイクロプロセッサ 72 バス 80a マイク 80b カメラコントローラ 82 多重化部 84 伝送装置 85 伝送路 86 復号化部 87 分岐増幅部 88 モニタ 89 VTR 90 警報器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広瀬 勇一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 篠崎 克也 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 了戒 仁 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一または複数nのカメラの何れかに対
    応したM(≧n)個の面を有し、これらのカメラによって
    与えられた画像情報をこれらの面に並行してリサイクリ
    ックに記録する一次記憶手段と、 前記単一または複数のカメラに予め決められた相関性を
    有するセンサが与える警報について、通知とその通知の
    確認とにかかわるマンマシンインタフェースをとるマン
    マシンインタフェース手段と、 前記センサの何れかによって警報が与えられたか否かを
    判別し、その判別の結果が真であるときに、前記一次記
    憶手段が有するM個の面の内、該当する警報の源である
    センサに対応した面にその警報の発生時点に先行する期
    間に亘って記録された画像情報を保存する二次記憶手段
    と、 前記マンマシンインタフェース手段によって通知が行わ
    れた警報についてそのマンマシンインタフェース手段を
    介して確認が行われたときに、前記二次記憶手段によっ
    て保存された画像情報を画像表示装置に送出する警報対
    応画像送出手段とを備えたことを特徴とする画像監視装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像監視装置におい
    て、 時刻を与える時計を有し、 一次記憶手段は、 前記時計によって与えられた時刻をM個の面に個別に記
    憶される画像情報に盛り込み、あるいはこれらのM個の
    面に記憶される画像情報に共通の付帯情報として記録す
    る手段を有し、 二次記憶手段は、 前記時計によって与えられた時刻が前記共通の付帯情報
    として前記一次記憶手段によって記録された場合には、
    その付帯情報の内、保存されるべき画像情報に対応する
    付帯情報をその画像情報に盛り込む手段を有することを
    特徴とする画像監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像監視装置におい
    て、 時刻を与える時計を有し、 二次記憶手段は、 保存されるべき画像情報に前記時計によって与えられた
    時刻を盛り込む手段を有することを特徴とする画像監視
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れか1項に
    記載の画像監視装置において、 単一または複数のカメラによって与えられた画像情報に
    は、 その画像情報によって示される被写体の方向から発せら
    れた音を示す音響情報が盛り込まれ、 警報対応画像送出手段によって画像表示装置に送出され
    た画像情報に盛り込まれた音響情報を電気−音響変換
    し、前記音を復元する音響モニタ手段を備えたことを特
    徴とする画像監視装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れか1項に
    記載の画像監視装置において、 一次記憶手段は、 センサによって与えられた警報をM個の面に個別に記憶
    される画像情報に盛り込み、あるいはこれらのM個の面
    に記憶される画像情報に共通の付帯情報として記録する
    手段を有し、 二次記憶手段は、 前記センサによって与えられた警報が前記共通の付帯情
    報として前記一次記憶手段によって記録された場合に
    は、その付帯情報の内、保存されるべき画像情報に対応
    する付帯情報をその画像情報に盛り込む手段を有するこ
    とを特徴とする画像監視装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5の何れか1項に
    記載の画像監視装置において、 マンマシンインタフェース手段は、 センサが与える警報について、履歴の通知と、その履歴
    に含まれる警報の何れかに対する確認とにかかわるマン
    マシンインタフェースをとり、警報対応画像送出手段
    は、前記マンマシンインタフェース手段を介して確認が
    行われたときに、その確認の対象となった警報につい
    て、発生時点に先行する期間に亘って二次記憶手段に保
    存された画像情報を画像表示装置に送出することを特徴
    とする画像監視装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6の何れか1項に
    記載の画像監視装置において、マンマシンインタフェー
    ス手段は、マンマシンインタフェースに供されるべき端
    末との間に敷設された伝送路あるいは網に、通知と確認
    とを実現する何らかの伝送情報が伝送されるべき期間に
    限ってパスを形成する手段を有することを特徴とする画
    像監視装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7の何れか1項に
    記載の画像監視装置において、警報対応画像送出手段
    は、画像表示装置との間に敷設された伝送路あるいは網
    に、その画像表示装置宛に画像情報が送出される期間に
    限ってパスを形成する手段を有することを特徴とする画
    像監視装置。
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