JP2004304657A - 映像振分方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】監視装置から受信した映像を、委託先端末へ送信する第1の送信ステップと、委託先端末からの異常発生情報を受信するステップと、監視装置に該当する監視業者端末情報を、監視装置、委託先端末、および監視業者端末との関連情報を格納するデータベースから抽出するステップと、監視装置から受信した映像と異常発生情報とを、前記抽出ステップにおいて抽出された監視業者端末情報で特定される監視業者端末に送信する第2の送信ステップとを含む。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、監視装置の映像を、委託先端末と監視業者端末とに振り分けを行う外部センタサーバによる映像振分方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、店舗などで盗難行為や犯罪行為などを監視するために複数の監視カメラを取り付けてこれらの画像を画面上に複数に分割した領域にそれぞれ表示し、従業員が監視して盗難を防止することが行われている。
【0003】
また、専門の業者が顧客からの監視カメラの画像を受信し、1つの画面を分割した領域にそれぞれ表示し、複数の顧客の画像の監視を行っている。
【0004】
また、防災監視システムの監視表示方法として、監視区域に異常が発生した場合に、その異常に対して処置すべき事項をウィンドウ表示することで、的確な処置や注意事項を看視者に知らせる等の機能を有する旨が記載されている(特許文献1)。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−28380号公報の〔0006〕から〔0010〕などから参照。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このため、上述した前者では、店舗などで監視カメラを増設すると、当該監視カメラ数分の画面上に表示する領域やモニタ装置を増設する必要があると共に、これら監視カメラの画像を監視する監視員を増員する必要が生じてしまうという問題がある。
【0007】
また、上述した第2番目では、委託先の顧客が監視カメラを増設すると、その分の画面上に表示する領域やモニタ装置を増設する必要があると共に、これら監視カメラの画像を監視する監視員を増員する必要が生じてしまうという問題がある。
【0008】
また、上述した後者では、監視区域に異常が発生した場合に、その異常に対して処置すべき事項を表示することで、的確な処置ができるが、しかし、監視カメラを増設すると、その分の画面上に表示する領域やモニタ装置を増設する必要があると共に、これら監視カメラの画像を監視する監視員を増員する必要が生じてしまうという問題がある。
【0009】
本発明は、これらの問題を解決するため、センタで監視余裕のある委託先の登録および監視を希望する監視業者の登録を受付けて両者を紐付けし、監視装置からのデータをネットワーク経由で委託先に送信して画面あるいは画面分割した領域に表示して監視委託し、異常発生時に通報を受けたセンタが異常発生時の情報を保存すると共に監視業者に通報し、監視業者はモニタ装置や監視員を増員無しに、委託先はモニタや監視員の有効活用を図るという両者を結びつけて盗難、犯罪行為の効率的な監視を支援することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
図1を参照して課題を解決するための手段を説明する。
【0011】
図1において、外部センタサーバは、プログラムに従い監視装置4からの情報の監視管理を行なうものであって、ここでは、情報登録手段11、紐付手段12、配信手段13、異常情報保存手段16、通報手段10などから構成されるものである。
【0012】
情報登録手段11は、委託先の端末2からの情報の監視の委託および監視業者の端末3からの情報の監視の依頼を受付けて登録するものである。
【0013】
紐付手段12は、登録した監視業者の条件を満たす委託先を決めるものである。
【0014】
配信手段13は、監視業者の監視装置4からの情報を委託先の端末2に送信するものである。
【0015】
異常情報保存手段14は、委託先の端末2から異常情報を通報を受けたときに該当情報を保存するものである。
【0016】
通報手段10は、委託先の端末2から異常情報の通報を受けたときに、該当監視業者の端末3に異常情報の通報を行なうものである。
【0017】
端末(委託先)2は、情報の監視の委託を受ける委託先の端末である。
端末(監視業者)3は、監視装置4を設置・管理する監視業者の端末である。
【0018】
次に、動作を説明する。
外部センタサーバ1を構成する情報登録手段11が監視装置4からの情報を監視する監視業者の登録を受付けると共に、監視装置4の情報の監視の委託を受ける委託先の登録を受付け、紐付手段12が受付けた監視業者の条件を満たす委託先を決め、配信手段13が委託先の端末2に監視業者の監視装置4からの情報を送信し、異常情報保存手段16が監視装置4からの情報を送信した委託先の端末2から当該情報を監視して異常通報を受信したときに監視装置4の情報を保存し、通報手段10が該当する監視業者の端末3に通報するようにしている。
【0019】
この際、監視業者の監視装置4からの情報のモザイク処理を施した後の情報を、委託先の端末2に送信するようにしている。
【0020】
また、情報を委託先の端末2に送信するときに、委託する監視情報を合わせて送信して当該情報中に監視情報を表示させて監視委託するようにしている。
【0021】
従って、センタ1で監視余裕のある委託先の登録および監視を希望する監視業者の登録を受付けて両者を紐付けし、監視装置4からの情報をネットワーク経由で委託先に送信して画面あるいは画面分割した領域に表示して監視委託し、異常発生時に通報を受けたセンタ1が異常発生時の情報を保存すると共に監視業者に通報することにより、監視業者はモニタ装置や監視員を増員無しに、委託先はモニタや監視員の有効活用を図るという両者を結びつけて盗難、犯罪行為の効率的な監視を支援することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、図1から図6を用いて本発明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、外部センタサーバ1は、コンピュータにローディングしたプログラムに従い各種処理を実行するものであって、監視装置4、委託先端末2、および監視業者端末3とを仲介する外部センタに設置されたサーバコンピュータシステムであり、ここでは、情報登録手段11、紐付手段12、配信手段13、透かし情報追加手段14、モザイク処理手段15、異常情報保存手段16、通報手段10、委託先マスタ17、監視場所マスタ18、監視業者マスタ19、異常情報DB20などから構成されるものである。
【0024】
情報登録手段11は、委託先の端末2からの情報の監視の委託を受付けて委託先マスタ17に登録したり、監視業者の端末3からの情報の監視の依頼を受付けて監視業者マスタ19に登録したり、監視装置4の監視場所を監視場所マスタ18に登録したりなどするものである(図2、図5の(a)から(c)参照)。
【0025】
紐付手段12は、登録した監視業者の条件を満たす委託先を決めるものである(図2を用いて後述する)。
【0026】
配信手段13は、監視業者の監視装置4からの情報を委託先の端末2に送信するものである(図2を用いて後述する)。
【0027】
異常情報保存手段14は、委託先の端末2から異常情報の通報を受けたときに該当情報を保存するものである(図3、図4、図5の(d)を用いて後述する)。
【0028】
透かし情報追加手段14は、監視装置4からの情報に透かし情報を付加し、委託先の端末2でしか当該情報を表示して監視できないようにするものである(図3を用いて後述する)。
【0029】
モザイク処理手段15は、監視装置4からの情報中の、監視に必要な部分を除いてあるいは監視できる程度にモザイク状にし詳細に見えないように(例えば人の個々の顔が認識できない程度に)、公知のモザイク処理を施すものである(図3および図6を用いて後述する)。
【0030】
異常情報保存手段16は、異常通報を受けたときにその情報(録画しておいた過去にさかのぼって必要な例えば30分前から現在迄、および将来の情報)を保存するものである。
【0031】
通報手段10は、委託先の端末2から異常情報の通報を受けたときに、該当委託業者の端末3に異常情報の通報を行なうものである。
【0032】
端末(委託先)2は、情報の監視の委託を受ける委託先の端末であって、ここでは、監視情報取得手段21、監視情報ファイル22、および制御部23などから構成されるものである。
【0033】
監視情報取得手段21は、監視委託を受けた監視装置4からの情報を取得し、透かし情報があるときに当該透かし情報を解除して情報をモニタ装置の画面上の、空の領域に表示および監視委託を受けた監視情報(例えば”暴力行為を監視してください”)を下段のテロップに表示したりなどするものである(図3、図6を用いて後述する)。
【0034】
監視情報ファイル22は、監視したときの情報を記録するものである。
制御部23は、各種制御を行うものであって、監視装置4の情報を受信したり、異常情報を外部センタサーバ1に通報したりなどするものである。
【0035】
端末(監視業者)3は、監視装置4を設置・管理する監視業者の端末であって、ここでは、監視情報取得手段31、異常情報取得手段32、異常情報ファイル33、監視情報ファイル34、制御部35などから構成されるものである。
【0036】
監視情報取得手段31は、監視装置4からの情報を取得したりなどするものである。
【0037】
異常情報取得手段32は、外部センタサーバ1から監視委託した情報(監視装置4の情報)の、異常情報を受信したり、受信した異常情報を異常情報フィル33に保存したりなどするものである。
【0038】
異常情報ファイル33は、監視装置4の情報について、監視異常の通知を受けたときに当該異常情報を保存するものである。
【0039】
監視情報ファイル34は、監視情報などを保存するものである。
制御部35は、各種制御を行うものであって、ここでは、外部センタサーバ1からの異常警報を受信したり、監視装置4からの信号を受信したり、外部センタサーバ1に監視依頼を送信したりなどするものである。
【0040】
次に、図2のフローチャートの順番に従い、図1の構成の動作を順次詳細に説明する。
【0041】
図2は、本発明の動作説明フローチャートを示す。ここで、端末(監視業者)3、外部センタサーバ1、端末(委託先)2は、図1の端末3、外部センタサーバ1、端末2にそれぞれ対応する。
【0042】
図2において、S1は、監視業者登録依頼、監視場所登録依頼する。これは、端末(監視業者)2を操作して監視業者が、自身の監視業者登録および監視装置の場所に関する情報を外部センタサーバ1に送信する。ここでは、監視業者登録依頼および監視場所登録依頼は、例えば図示の下記の情報を外部センタサーバ1に送信して登録依頼する。
【0043】
・監視業者:b1
・住所:b−1
・連絡先:bb1
・監視内容:暴力行為監視
・委託時間:12〜13
・その他:
ここで、「監視業者:b1」は監視依頼する監視業者名が「b1」である。「住所:b−1」は依頼する監視業者の住所が「b−1」である。「連絡先:bb1」は、監視異常発生時に連絡する連絡先のアドレス、電話番号が「bb1」である。「監視内容:暴力行為監視」は依頼する監視内容が「暴力行為の監視」である。「委託時間:12〜13」は監視委託の時間が「12〜13」(12:00〜13:00」(例えば従業員(監視員)が昼休みの間)である。
【0044】
S2は、委託登録依頼する。これは、端末(委託先)3を操作して委託先の管理者が、自身の委託先登録に関する情報を外部センタサーバ1に送信する。ここでは、委託先登録依頼は、例えば図示の下記の情報を外部センタサーバ1に送信して登録依頼する。
【0045】
・委託先:a1
・住所:a−1
・時間帯:09〜18
・その他:
ここで、「委託先:a1」は委託依頼する委託先の名前が「a1」である。「住所:a−1」は委託依頼する委託先の住所が「a−1」である。「時間帯:09〜18」は委託を受ける可能な時間帯が「08〜18」」である。
【0046】
S3は、外部センタサーバ1が情報登録する。ここでは、監視業者、委託先、監視場所に関する情報を後述する図5の(a)の監視業者マスタ19、図5の(b)の委託先マスタ17、図5の(c)の監視場所マスタ18に、S1、S2、S1でそれぞれ送信された情報を図示のようにそれぞれ登録する。
【0047】
以上によって、監視業者からの監視業者情報および監視場所情報を図5の(a)の監視業者マスタ19および図5の(c)の場所情報マスタ18に登録、および委託先からの委託先情報を図5の(b)の委託先マスタ17に登録することが可能となる。
【0048】
S4は、監視業者と委託先を紐付けする。これは、図5の(c)の監視場所マスタ18から委託時間帯として、例えば▲1▼のレコードの
・委託時間帯:12〜13
を取り出し、当該「委託時間帯=12〜13」を満たす、図5の(b)の委託先の受入可能時間帯、例えば▲2▼(受託先ID=a3)の受入可能時間帯「09〜18」を選択し、このうちの「12〜13」を当該委託業者に紐付し(割り当て)、図5の(c)の▲1▼のレコードの、委託先ID=a3を設定する。これにより、監視業者と委託先とが紐付けされたこととなる。尚、紐付けは、監視業者の監視時間帯(委託時間帯)が、受けいれられる委託先の受入可能時間帯の委託先を見つけたが、複数の受入可能な委託先があるときは住所が近いものを優先的に紐付けする。
【0049】
S5は、情報を配信する。これは、委託先には委託開始の旨を通知し、監視業者には監視開始の旨を通知する。
【0050】
S6は、監視業者の端末3が外部センタサーバ1からの委託監視の旨を受信する。
【0051】
S7は、委託先の端末2が外部センタサーバ1からの監視開始の旨を受信する。
【0052】
以上によって、監視業者が監視業者情報と監視場所情報を外部センタサーバ1に登録および委託先が委託情報を登録すると、外部センタサーバ1が両者の時間帯の一致する部分の紐付けを行い、図5の(c)の監視場所マスタ18に監視場所情報と委託先を登録し、監視業者および委託先に委託監視および監視開始を通知し、委託先が監視装置4から送信されてくる情報を画面上に表示し、監視開始することが可能となる。
【0053】
図3は、本発明の動作説明フローチャートを示す。ここで、端末(監視業者)3、外部センタサーバ1、端末(委託先)2は、図1の端末3、外部センタサーバ1、端末2にそれぞれ対応する。
【0054】
図2において、S11は、監視場所の映像を取得する。これは、外部センタサーバ1は、図5の(c)の監視場所マスタ18の委託時間帯となったときに、当該委託時間帯となったレコードの場所CD(監視装置名)、IPアドレス、時間帯、委託先ID(更に、図5の(b)の委託先マスタ17から委託先のIPアドレス)を取り出し、これら情報をもとにネットワークを介して、ネットワーク接続されている監視装置(カメラ)4から映像を取得する。
【0055】
S12は、録画記録を開始する。これは、監視装置4から取得した映像を常に録画し、異常通報時に過去にさかのぼって異常通報時の直前からの映像を抽出して保存するためである。
【0056】
S13は、透かし情報を追加する。これは、監視装置4から取得した映像に対し、他人から見えないように、公知の透かし情報(ここでは、監視業者ID=b1,場所CD=c−1の情報を埋め込んで当該監視業者の端末でないと元の映像を視聴できないようにする情報)を追加する。
【0057】
S14において、外部センタサーバ1は、モザイク処理に代表されるマスク処理を施す。これは、映像中の監視対象でない領域部分、あるいは監視対象の領域部分であるが人は監視できるが、人の顔まで認識できない程度に公知のモザイク処理を施す。
【0058】
S15は、テロップ追加する。これは、監視内容を分りやすくするために、映像中の例えば下段に後述する図6の(a)に示すように、テロップで監視内容””暴力行為を監視してください。”を追加する処理を行なう。テロップの代りに、予め取決めた記号を表示し、監視内容を映像中に表示するようにしてもよい。
【0059】
S16は、監視映像を配信する。尚、S11からS16の処理の全部あるいは一部を監視装置4の内部に配置したり、端末(監視業者)3の内部に配置したりしてもよい。
【0060】
S17は、委託先の端末2が監視映像を取得する。
S18は、映像を監視する。これらS17、S18は、例えば後述する図6のa)のモニタ画面(委託先)の右下の空の画面に委託を受けた映像を表示し、当該映像の下段に委託内容のテロップ”暴力行為を監視してください。”に従い、当該映像を監視する。
【0061】
以上によって、図5の(c)の監視場所マスタ18に登録された委託時間帯になると、自動的に監視場所の監視装置4から映像を取得し、透かし情報追加、モザイク処理、テロップ追加し、委託先の端末2に送信し、図6の(a)の委託先のモニタの例えば空の右下の部分に映像およびテロップで監視内容”暴力行為を監視してください”に従い、当該委託先の管理者が他の映像を一緒に監視開始することが可能となる。
【0062】
図4は、本発明の動作説明フローチャートを示す。ここで、端末(監視業者)3、外部センタサーバ1、端末(委託先)2は、図1の端末3、外部センタサーバ1、端末2にそれぞれ対応する。
【0063】
図4において、監視装置4の設置場所に異常発生する(S21)。これは、既述した図3のS18で図6の(a)のモニタ画面(委託先)の右下に表示した領域の映像中に異常発生(暴力行為が発生)する。
【0064】
S22は、異常発生を認識する。これは、図6の(a)のモニタ画面(委託先)の右下に表示した領域の映像中に暴力行為が発生したと、監視者が認識する。このときの異常場所CD:c1(監視依頼を受けた監視装置4の場所)であり、そのときの発生時刻=12:29とする。この監視者は、異常情報(ここでは、監視依頼を受けた暴力行為発生)を、外部センタサーバ1に通報する。
【0065】
S23は、外部センタサーバ1が通報を受信し、映像を端末(監視業者)3に送信する。通報を受けた映像に該当する監視業者端末3をデータベースから抽出することで特定する。この際、右側に記載した下記の情報を通報する。
【0066】
・現在の映像:
・異常時の映像:
・異常発生場所CD:c1
・発生時刻:12:29
・その他:
ここで、「現在の映像」は現在の監視装置4から取得した生の映像である。「異常時の映像」は既述した図3のS12で映像記録しておいた過去の当該異常発生前例えば5分前から現在までの映像である。「異常発生場所CD:c1」は異常発生映像を送信している監視装置4の場所CDである。「発生時刻:12:29」は委託先が異常発生を認識した時分である。
【0067】
S24は、異常情報を保存する。これは、S23で端末3に送信した異常情報を保存する。
【0068】
S25は、端末(監視業者)3が異常情報を取得する。これは、S23で送信した図示の情報である。
【0069】
S26は、異常映像を確認し、対処する。
以上によって、委託先の図6の(a)のモニタ画面(委託先)の右下の領域に表示した映像について、映像の下段にテロップで表示した監視内容(例えば暴力行為を監視してください。)を監視し、映像中に当該監視内容が認識されたときに委託先の監視者は、即座に外部センタサーバ1に、異常発生CD=c1と異常発生時刻=12:29を通報すると、外部センタサーバ1では現在映像、異常時映像(録画していた異常時の映像)、異常場所CD=c1,異常発生時刻=12:29を保存すると共に監視業者の端末3に送信して通報し、監視業者は通報を受けた現在の映像、過去の異常発生時の映像、場所CD、異常発生時刻などを考慮し、適切な対処を行なうことが可能となる。
【0070】
図5は、本発明のマスタ/DB例を示す。
図5の(a)は、監視業者マスタの例を示す。監視業者マスタ19は、監視業者の情報を登録するものであって、図示の下記の情報を対応付けて登録したものである。
【0071】
・監視業者ID:
・住所:
・名称:
・連絡先電話番号:
・連絡先アドレス:
・IPアドレス:
・その他:
ここで、「監視業者ID」は監視業者を一意に表すIDである。「住所」は当該監視業者の住所である。「名称」は当該監視業者の名称である。「連絡先電話番号」は当該監視業者の異常発生時などの連絡先の電話番号である。「連絡先アドレス」は当該監視業者の異常発生時などに、映像などの情報を通報するIPアドレス(電子メール、HTTPサーバなどのアドレス)である。
【0072】
図5の(b)は、委託先マスタの例を示す。委託先マスタ17は、委託先の情報を登録するものであって、図示の下記の情報を対応付けて登録したものである。
【0073】
・委託先ID:
・住所:
・名称:
・受入可能時間帯:
・IPアドレス:
・監視内容:
・連絡先電話番号:
・連絡先アドレス:
・委託依頼時間帯:
・監視依頼先:
・監視場所CD:
・その他:
ここで、「委託先ID」は委託先を一意に表すIDである。「住所」は当該委託先の住所である。「名称」は当該委託先の名称である。「受入可能時間帯」は監視を受けいれる可能時間帯である。「IPアドレス」は当該委託先のIPアドレスであって、映像情報などを受信してモニタ画面に表示したりするためのアドレスである。「監視内容」は、委託を受けた監視内容(例えば”暴力行為の監視”)である。「連絡先電話番号」、「連絡先アドレス」は当該委託先の連絡先の電話番号、電子メールアドレスなどである。「委託依頼時間帯」は委託を受けた時間帯である。「監視依頼先」は委託を受けた監視依頼先のIDである。「監視場所CD」は委託を受けた監視場所CD(監視装置4を配置した場所CD)である。
【0074】
図5の(c)は、監視場所マスタの例を示す。監視場所マスタ18は、監視業者が監視委託した監視装置4に関する情報を登録するものであって、図示の下記の情報を対応付けて登録したものである。
【0075】
・場所CD:
・住所:
・名称:
・IPアドレス:
・委託時間帯:
・監視業者ID:
・委託先ID:
・その他:
ここで,「場所CD」は監視業者が委託する監視装置4の場所を表すCD(コード)である。「住所」、「名称」は監視装置4の設定されている住所、当該監視装置4の名称である。「IPアドレス」は。当該監視装置4のIPアドレスであって、監視装置4の映像をネットワークを介して取得するためのIPアドレスである。「委託時間帯」は当該監視装置4の映像の監視を委託する委託時間帯である。「監視業者ID」は当該監視装置4を設置、管理する監視業者のIDである。「委託先ID」は当該監視装置4の映像を委託した委託先のIDである。
【0076】
図5の(d)は、異常情報DBの例を示す。異常情報DB20は、監視依頼した委託先で異常認識時に異常通報を受けてそのときの異常情報を登録して保管するものであって、ここでは、図示の下記の情報を対応付けて登録したものである。
【0077】
・異常日時:
・場所CD:
・異常情報:
・録画時間:
・録画分野:
・その他:
ここで、「異常日時」は委託先が異常認識して異常通報で通知された異常発生日時である。「場所CD」は異常通報を受けた、対象の監視装置4の場所CDである。「異常情報」は委託先で認識した異常情報(例えば、”暴力行為発生”)である。「録画時間」、「録画分野」は、異常発生時に録画した時間(異常発生前の例えば5分前から異常発生後の所定経過までの時間)と、その分野である。
【0078】
図6は、本発明の画面例を示す。
図6の(a)は、モニタ画面(委託先)の例を示す。図示のモニタ画面(委託先)は、モニタ画面を4つの領域a1,a2,a3,a4に分割し、このうちのa1からa3を自社(委託先自身)で使い、a4を貸し出して監視業者の映像を図示のように表示したものである。当該a4の領域に、監視対象の映像がモザイク状にぼかされて表示され、人の顔を仔細には見えないが、下段のテロップで表示されている監視内容”暴力行為を監視してください。”を監視することが可能である。この状態で、a4の領域に表示された映像を監視者が見て、暴力行為が発生したと認識した場合、左上の詳細情報に表示されている連絡先に異常発生の警報を即座に送信すると、既述した図4のS21からS23で外部センタサーバ1が異常発生を通報を認識し、即座に異常情報を保存および監視業者に通報することが可能となる(図4のS23からS25参照)。この際、委託先端末2に送信する映像の重点監視対象範囲について枠などでその範囲を明瞭にして表示する。
【0079】
図6の(b)は、モニタ画面(監視業者)の例を示す。これは、図6の(a)のa4の領域に表示された映像を監視して異常発生を外部センタサーバ1に通報すると、外部センタサーバ1が該当監視装置4の映像を当該監視業者3の端末3に送信してそれをモニタ画面(監視業者)の、ここでは、右下に表示したものである。
【0080】
図6の(c)は、監視画面(拡大表示、監視業者)の例を示す。これは、図6の(b)のモニタ画面(監視業者)の右下の異常発生した映像を全体に拡大表示したものであり、ここでは、下段にテロップで監視内容”レジ(金庫)の盗難を監視してください。”に従い監視して異常発生したときに拡大表示したリアルタイムの映像あるいは異常発生時の過去の録画した映像である。この拡大表示した現在のリアルタイムの映像、および過去の録画しておいた映像を表示し、監視業者がその状況を認識し、適切な対処を行なうことが可能となる。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、センタ1で監視余裕のある委託先の登録および監視を希望する監視業者の登録を受付けて両者を紐付けし、監視装置4からの情報をネットワーク経由で委託先に送信して画面あるいは画面分割した領域に表示して監視委託し、異常発生時に通報を受けたセンタ1が異常発生時の情報を保存すると共に監視業者に通報する構成を採用しているため、監視業者はモニタ装置や監視員を増員無しに、委託先はモニタや監視員の有効活用を図るという両者を結びつけて盗難、犯罪行為などの効率的な監視を支援することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の動作説明フローチャート(その1)である。
【図3】本発明の動作説明フローチャート(その2)である。
【図4】本発明の動作説明フローチャート(その3)である。
【図5】本発明のマスタ/DB例である。
【図6】本発明の画面例である。
【符号の説明】
1:センタ(外部センタサーバ)
10:通報手段
11:情報登録手段
12:紐付手段
13:配信手段
14:透かし情報追加手段
15:モザイク処理手段
16:異常情報保存手段
17:委託先マスタ
18:監視場所マスタ
19:監視業者マスタ
20:異常情報DB
2:端末(委託先)
21:監視情報取得手段
22:監視情報ファイル
23:制御部
3:端末(監視業者)
31:監視情報取得手段
32:異常情報取得手段
33:異常情報ファイル
34:監視情報ファイル
35:制御部
4:監視装置
41:監視映像配信手段
5:ネットワーク
Claims (3)
- 監視装置の映像を、委託先端末と監視業者端末とに振り分けを行う外部センタサーバによる映像振分方法であって、
監視装置から受信した映像を、委託先端末へ送信する第1の送信ステップと、
前記委託先端末からの異常発生情報を受信するステップと、
前記監視装置に該当する監視業者端末情報を、監視装置、委託先端末、および監視業者端末との関連情報を格納するデータベースから抽出するステップと、
前記監視装置から受信した映像と前記異常発生情報とを、前記抽出ステップにおいて抽出された監視業者端末情報で特定される監視業者端末に送信する第2の送信ステップと、を含むことを特徴とする映像振分方法。 - 前記第1の送信ステップは、前記映像の一部または全部にマスク処理を施した後の映像を送信することを特徴とする請求項1記載の映像振分方法。
- 前記第1の送信ステップは、前記映像に予め設定しておいた文字情報を付加した後の映像を送信することを特徴とする請求項1記載の映像振分方法。
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JP2002133557A (ja) * | 2000-10-19 | 2002-05-10 | Sogo Keibi Hosho Co Ltd | 監視システム |
JP2002312877A (ja) * | 2001-04-11 | 2002-10-25 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | 監視サポートシステム |
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