JPH11177766A - 撮像装置、撮像方法及び記憶媒体 - Google Patents

撮像装置、撮像方法及び記憶媒体

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JPH11177766A
JPH11177766A JP9342762A JP34276297A JPH11177766A JP H11177766 A JPH11177766 A JP H11177766A JP 9342762 A JP9342762 A JP 9342762A JP 34276297 A JP34276297 A JP 34276297A JP H11177766 A JPH11177766 A JP H11177766A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ回路部分の回路の簡素化およびロー
コスト化を達成できるようにする。 【解決手段】 第1の出力端子より出力される奇数番目
画素の電荷をサンプルホールドする第1のサンプルホー
ルド手段(1、2)と、第2の出力端子より出力される
偶数番目画素の電荷をサンプルホールドする第2のサン
プルホールド手段(3)と、前記第1のサンプルホール
ド手段から出力される電荷と、前記第2のサンプルホー
ルド手段から出力される電荷との間の差分を求める差分
検出手段4と、前記差分検出手段4の出力信号に対して
相関二重サンプリングを行う相関二重サンプリング回路
(5、6、7、8)とを設け、別々の出力として分離出
力された2つの画素信号を、同一のCDS処理回路で同
時に処理し、かつ1つの増幅バッファ回路およびAD変
換器でデジタル信号に変換できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置、撮像方
法及び記憶媒体に関し、特に、奇数番目の画素と偶数番
目の画素とを分離して出力するCCDセンサ等の撮像素
子を有する撮像装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファクシミリ、デジタル複写機
及びイメージスキャナ等のような画像を処理する装置の
画像入力部分には、図6に示すようなBILINEAR
構造のCCDラインセンサが広く利用されている。
【0003】そして、このようなラインセンサには、偶
数画素と奇数画素の信号電荷を別々に読み出して転送
し、奇数画素信号(以下ODD信号と略す)及び偶数画
素信号(以下EVEN信号と略す)として撮像信号を分
離出力するものが実用化されている。そして、前述のよ
うなラインセンサの後段にはCCD転送時に生じたリセ
ットノイズ成分を除去するためのCDS(相関二重サン
プリング)回路54、55を有している。
【0004】前記ラインセンサを構成するCCD(電荷
結合素子)は、1ライン上の受光素子の電荷を、奇数番
目、偶数番目のシフトゲートをそれぞれ開いてODD信
号用、EVEN信号用のCCDシフトレジスタ50、5
1に1画素ごとに交互に振り分けて、転送パルスに応じ
て電荷を出力部のフローティングキャパシタにそれぞれ
転送するようにしている。
【0005】そして、1画素の信号がフローティングキ
ャパシタから出力バッファ52、53に与えられて、前
記出力バッファ52、53によって所定の電圧レベルに
変換されて1画素単位の映像信号がそれぞれ出力される
ようになされている。前記フローティングキャパシタ
は、1画素の信号を出力するごとにリセットパルスによ
りクリアされる。
【0006】したがって、CCD出力信号は、1画素ご
とに、フローティングキャパシタのリセット動作により
発生するリセット成分とリセットパルスの相関ノイズが
重畳するフィールドスルー部分と映像信号部分とから成
る。前記CDS回路54、55は、CCD出力信号のう
ちフィールドスルー部分のリセットレベルと映像信号部
分の画素レベルとの差分を求め、これによって相関ノイ
ズ成分を映像信号から排除するノイズ除去回路である。
【0007】図7に、CDSの基本回路の構成を示し、
図8に入力するラインセンサと前記リセットレベルと画
素レベルのそれぞれを抽出するためのS/H回路の制御
タイミングを示す。
【0008】CDS回路54、55を介して出力された
撮像信号は、増幅器56、57を介して後段のAD変換
器58、59の入力レンジに合わせて所望の信号レベル
にそれぞれ増幅された後に、AD変換器58、59によ
ってデジタル信号に変換されて、後段のデジタル画像処
理回路(不図示)ヘとそれぞれ伝送される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、前記ラ
インセンサの出力は、ODD信号とEVEN信号とに分
離して出力されるために、従来はODD信号とEVEN
信号とでほぼ同様の信号処理を行っている。このため、
同じような構成の処理回路が2重に必要となり、その分
だけ回路の部品点数も多くなり、とりわけ、AD変換器
を含めたアナログ回路部分でのコストが割高になる問題
があった。
【0010】ところで、アナログ回路部分でのコストが
割高になる一方で、近年、ゲートアレイなどのASIC
をはじめとするデジタルICの高速化・集積化技術の向
上が目覚しく、またこれに合わせてデジタル信号処理の
ローコスト化が急速に進んでいる。
【0011】本発明は前述の問題点に鑑みてなされたも
のであり、AD変換器を含めたアナログ回路部分の回路
の簡素化およびローコスト化を達成できるようにするこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、撮
像ライン上の奇数番目画素の電荷を出力する第1の出力
端子と、偶数番目画素の電荷を出力する第2の出力端子
とを有する撮像装置において、前記第1の出力端子より
出力される電荷をサンプルホールドする第1のサンプル
ホールド手段と、前記第2の出力端子より出力される電
荷をサンプルホールドする第2のサンプルホールド手段
と、前記第1のサンプルホールド手段から出力される奇
数番目画素の電荷と、前記第2のサンプルホールド手段
から出力される偶数番目画素の電荷との間の差分を求め
る差分検出手段と、前記差分検出手段の出力信号に対し
て相関二重サンプリングを行う相関二重サンプリング回
路とを具備することを特徴としている。
【0013】また、本発明の撮像装置の他の特徴とする
ところは、撮像ライン上の奇数番目画素の信号電荷を出
力する第1の出力端子と、偶数番目画素の信号電荷を出
力する第2の出力端子と有し、各出力端子から出力され
る画素信号におけるリセットレベルと画素信号レベルと
が交互に出力されるように構成された固体撮像素子を有
する撮像装置において、前記第1の出力端子より出力さ
れる画素信号をサンプルホールドする第1のサンプルホ
ールド手段と、前記第2の出力端子より出力される画素
信号をサンプルホールドする第2のサンプルホールド手
段と、前記第1のサンプルホールド手段から出力される
画素信号と、前記第2のサンプルホールド手段から出力
される画素信号との間の差分を求める差分検出手段と、
前記差分検出手段の出力信号に対して、相関二重サンプ
リングを行う相関二重サンプリング回路とを具備するこ
とを特徴としている。
【0014】また、本発明の撮像装置のその他の特徴と
するところは、撮像ライン上の奇数番目画素の信号電荷
を出力する第1の出力端子と、偶数番目画素の信号電荷
を出力する第2の出力端子と有し、各出力端子から出力
される画素信号におけるリセットレベルと画素信号レベ
ルとが交互に出力されるように構成された固体撮像素子
を有する撮像装置において、前記第1の出力端子より出
力される画素信号をサンプルホールドする第1のサンプ
ルホールド手段と、前記第2の出力端子より出力される
画素信号をサンプルホールドする第2のサンプルホール
ド手段と、前記第1のサンプルホールド手段から出力さ
れる画素信号と、前記第2のサンプルホールド手段から
出力される画素信号との間の差分を求める第1の差分検
出手段と、前記第1の差分検出手段の出力信号に対し
て、前記リセットレベルを抽出する第3のサンプルホー
ルド手段と、前記第1の差分検出手段の出力信号に対し
て、前記画素信号レベルを抽出する第4のサンプルホー
ルド手段と、前記第3のサンプルホールド手段および第
4のサンプルホールド手段によって抽出された信号の差
分を求める第2の差分検出手段とを具備することを特徴
としている。
【0015】また、本発明の撮像装置のその他の特徴と
するところは、前記第1のサンプルホールド手段および
第2のサンプルホールド手段は、前記奇数番目画素の信
号と偶数番目画素の信号との間で、1画素あたりのリセ
ットレベル出力期間もしくは画素信号レベル出力期間の
およそ半分の時間だけ時間差を設けるように制御される
ことを特徴としている。
【0016】また、本発明の撮像装置のその他の特徴と
するところは、前記第3のサンプルホールド手段および
第4のサンプルホールド手段は、前記差分検出手段の出
力信号に対して、1画素あたりのリセットレベル出力期
間もしくは画素信号レベル出力期間のおよそ半分の時間
だけ時間差を設けるように制御されることを特徴として
いる。
【0017】また、本発明の撮像装置のその他の特徴と
するところは、前記相関二重サンプリング回路により生
成されたCDS信号出力をデジタル信号に変換するAD
変換手段と、前記AD変換手段により変換されたデジタ
ル信号から前記奇数番目画素および偶数番目画素の信号
成分を分離して抽出する画素信号抽出手段とを具備する
ことを特徴としている。
【0018】また、本発明の撮像装置のその他の特徴と
するところは、前記第3のサンプルホールド手段および
第4のサンプルホールド手段により生成されたCDS信
号出力をデジタル信号に変換するAD変換手段と、前記
AD変換手段により変換されたデジタル信号から前記奇
数番目画素および偶数番目画素の信号成分を分離して抽
出する画素信号抽出手段とを具備することを特徴として
いる。
【0019】また、本発明の撮像装置のその他の特徴と
するところは、前記画素信号抽出手段は、前記AD変換
手段により変換されたデジタル信号から、前記奇数番目
画素と偶数番目画素の信号成分のそれぞれに対して、画
素信号レベルとその画素信号の直前のリセット信号レベ
ルによるCDS成分、および注目画素の画素信号レベル
とその画素信号の直後のリセット信号レベルによるCD
S成分の2種類のCDS信号を抽出し、前記2種類のC
DS信号を加算して平均処理を施す信号演算手段を含む
ことを特徴としている。
【0020】本発明の撮像方法は、撮像ライン上の奇数
番目画素の電荷を出力する第1の出力端子と、偶数番目
画素の電荷を出力する第2の出力端子とを有する撮像装
置を使用した撮像方法において、前記第1の出力端子よ
り出力される電荷をサンプルホールドする第1のサンプ
ルホールド処理と、前記第2の出力端子より出力される
電荷をサンプルホールドする第2のサンプルホールド処
理と、前記第1のサンプルホールド処理により生成され
る電荷と、前記第2のサンプルホールド処理により生成
される電荷との間の差分を求める差分検出処理と、前記
差分検出処理により得られた信号に対して、相関二重サ
ンプリングを行う相関二重サンプリング処理とを行うこ
とを特徴としている。
【0021】本発明の撮像方法の他の特徴とするところ
は、撮像ライン上の奇数番目画素の信号電荷を出力する
第1の出力端子と、偶数番目画素の信号電荷を出力する
第2の出力端子と有し、各出力端子から出力される画素
信号におけるリセットレベルと画素信号レベルとが交互
に出力されるように構成された固体撮像素子を使用する
撮像方法において、前記第1の出力端子より出力される
画素信号をサンプルホールドする第1のサンプルホール
ド処理と、前記第2の出力端子より出力される画素信号
をサンプルホールドする第2のサンプルホールド処理
と、前記第1のサンプルホールド処理により生成される
画素信号と、前記第2のサンプルホールド処理により生
成される画素信号との間の差分を求める差分検出処理
と、前記差分検出処理により得られる信号に対して、相
関二重サンプリングを行う相関二重サンプリング処理と
を行うことを特徴としている。
【0022】本発明の撮像方法のその他の特徴とすると
ころは、撮像ライン上の奇数番目画素の信号電荷を出力
する第1の出力端子と、偶数番目画素の信号電荷を出力
する第2の出力端子と有し、各出力端子から出力される
画素信号におけるリセットレベルと画素信号レベルとが
交互に出力されるように構成された固体撮像素子を有す
る撮像方法において、前記第1の出力端子より出力され
る画素信号をサンプルホールドする第1のサンプルホー
ルド処理と、前記第2の出力端子より出力される画素信
号をサンプルホールドする第2のサンプルホールド処理
と、前記第1のサンプルホールド処理により生成される
画素信号と、前記第2のサンプルホールド処理により生
成される画素信号との間の差分を求める第1の差分検出
処理と、前記第1の差分検出処理の出力信号に対して、
前記リセットレベルを抽出する第3のサンプルホールド
処理と、前記第1の差分検出処理により得られた信号に
対して、前記画素信号レベルを抽出する第4のサンプル
ホールド処理と、前記第3のサンプルホールド処理およ
び第4のサンプルホールド処理によって抽出された信号
の差分を求める第2の差分検出処理とを行うことを特徴
としている。
【0023】本発明の撮像方法のその他の特徴とすると
ころは、前記第1のサンプルホールド処理および第2の
サンプルホールド処理は、前記奇数番目画素の信号と偶
数番目画素の信号との間で、1画素あたりのリセットレ
ベル出力期間もしくは画素信号レベル出力期間のおよそ
半分の時間だけ時間差を設けるように制御されることを
特徴としている。
【0024】本発明の撮像方法のその他の特徴とすると
ころは、前記第3のサンプルホールド処理および第4の
サンプルホールド処理は、前記差分検出処理の出力信号
に対して、1画素あたりのリセットレベル出力期間もし
くは画素信号レベル出力期間のおよそ半分の時間だけ時
間差を設けるように制御されることを特徴としている。
【0025】本発明の撮像方法のその他の特徴とすると
ころは、前記相関二重サンプリング回路により生成され
たCDS信号出力をデジタル信号に変換するAD変換処
理と、前記AD変換処理により変換されたデジタル信号
から前記奇数番目画素および偶数番目画素の信号成分を
分離して抽出する画素信号抽出処理とを行うことを特徴
としている。
【0026】本発明の撮像方法のその他の特徴とすると
ころは、前記第3のサンプルホールド処理および第4の
サンプルホールド処理により生成されたCDS信号出力
をデジタル信号に変換するAD変換処理と、前記AD変
換処理により変換されたデジタル信号から前記奇数番目
画素および偶数番目画素の信号成分を分離して抽出する
画素信号抽出処理とを具備することを特徴としている。
【0027】本発明の撮像方法のその他の特徴とすると
ころは、前記画素信号抽出処理は、前記AD変換処理に
より変換されたデジタル信号から、前記奇数番目画素と
偶数番目画素の信号成分のそれぞれに対して、画素信号
レベルとその画素信号の直前のリセット信号レベルによ
るCDS成分、および注目画素の画素信号レベルとその
画素信号の直後のリセット信号レベルによるCDS成分
の2種類のCDS信号を抽出し、前記2種類のCDS信
号を加算して平均処理を施す信号演算処理を含むことを
特徴としている。
【0028】本発明の記憶媒体は、前記撮像装置を構成
する各手段としてコンピュータを機能させるためのプロ
グラムを格納したことを特徴としている。
【0029】また、本発明の記憶媒体の他の特徴とする
ところは、前記撮像方法を構成するステップがコンピュ
ータから読み出し可能に格納されていることを特徴とし
ている。
【0030】本発明は前記技術手段よりなるので、ライ
ン上の奇数番目画素と偶数番目画素とが、それぞれ別々
の出力として分離出力されたODD信号とEVEN信号
を、同一のCDS処理回路で同時に行うことができ、し
かも、マルチプレクスすることもなく、そのまま1つの
増幅バッファ回路およびAD変換器でデジタル信号に変
換することが可能となる。
【0031】また、本発明の他の特徴によれば、注目画
素の画素信号レベルとその画素信号の直前のリセット信
号レベルによるCDS成分と、注目画素の画素信号レベ
ルとその画素信号の直後のリセット信号レベルによるC
DS成分の2種類のCDS信号を抽出し、加算平均処理
を施すようにしたので、画像信号のSNを改善すること
ができ、画質を著しく向上させることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】《第1の実施の形態》図1は、本
発明の撮像装置における第1の実施の形態の特徴を表す
ブロック図であり、図2は第1の実施の形態の撮像装置
の動作を説明するための各信号のタイミングチャートで
ある。図1に示したように、本実施の形態の撮像装置
は、前段のアナログ部13と後段のデジタル部14とに
大別される。
【0033】まず、前記ラインセンサの出力信号である
ODD信号とEVEN信号とがアナログ部13にそれぞ
れ供給される。アナログ部13においては、ODD信号
がサンプルホールド回路1に入力され、EVEN信号が
サンプルホールド回路3に入力される。
【0034】サンプルホールド回路1のサンプルホール
ド出力S1は、サンプルホールド回路2に入力されてサ
ンプルホールドされる。そして、前記サンプルホールド
回路2のサンプルホールド出力S2が差動増幅器4の正
極に入力される。一方、サンプルホールド回路3のサン
プルホールド出力S3は、前記差動増幅器4の負極に入
力される。サンプルホールド回路1にはサンプルホール
ドパルスSH1が供給され、サンプルホールド回路2、
3にはサンプルホールドパルスSH2が供給されてい
る。
【0035】前記差動増幅器4の出力S4は、サンプル
ホールド回路5、6に順次供給され、前記サンプルホー
ルド回路6の出力S5が差動増幅器8の正極に入力され
る。また、差動増幅器4の出力S4は、サンプルホール
ド回路7にも供給され、前記サンプルホールド回路7の
出力S6が差動増幅器8の負極に入力される。前記サン
プルホールド回路5にはサンプルホールドパルスSH3
が供給され、サンプルホールド回路6、7にはサンプル
ホールドパルスSH4が供給される。
【0036】前記差動増幅器8の出力S7は増幅バッフ
ァ回路9に与えられ、前記増幅バッファ回路9において
所定の信号レベルに増幅された後、アナログ部13の出
力信号としてデジタル部14に供給される。
【0037】デジタル部14に入力されたアナログ部1
3の出力信号は、まず、AD変換器10に入力されてデ
ィジタル信号に変換される。そして、このAD変換され
たデジタル信号D1は、Dフリップフロップ回路12の
データ入力端子Dに入力されるとともに、符号反転回路
11を介してDフリップフロップ回路13のデータ入力
端子Dにも入力される。
【0038】Dフリップフロップ回路12の出力データ
D2は、分離抽出されたODD信号として後段のデジタ
ル信号処理回路(不図示)に供給される。また、Dフリ
ップフロップ回路13の出力データD3は、分離抽出さ
れたEVEN信号として後段のデジタル信号処理回路
(不図示)に供給される。
【0039】次に、本実施の形態の撮像装置の回路動作
と信号の流れについて説明する。図2に、回路の制御タ
イミングと信号のタイミングとの関係を示す。サンプル
ホールド回路1に入力されたODD信号は、1画素期間
について4分の1画素周期の第1のサンプルホールドタ
イミング信号SH1(サンプルホールド回路は、すべて
“H”レベルでサンプリング動作、“L”レベルでホー
ルド動作を行うものとする)によって、ODD信号のリ
セットレベルと画素レベルが2回ずつ、計4回のサンプ
ルホールドがなされる。
【0040】一方、EVEN信号は、同じく1画素期間
について4分の1画素周期の第2のサンプルホールドタ
イミング信号SH2によって、EVEN信号のリセット
レベルと画素レベルが2回ずつ、計4回のサンプルホー
ルドがなされる。
【0041】第2のサンプルホールドタイミング信号S
H2は、第1のサンプルホールドタイミング信号SH1
に対して8分の1画素期間に相当する時間だけサンプル
ホールドのタイミングを進ませてある。
【0042】さらに、サンプルホールド回路2において
第2のサンプルホールドタイミング信号SH2によって
サンプルホールドされたODD信号S2は、同じくサン
プルホールド回路3において第2のサンプルホールドタ
イミング信号SH2によってサンプルホールドされたE
VEN信号S3に対して、結果的にちょうど4分の1画
素期間に相当する時間だけサンプリングの時間差が生ず
るように設定されている。
【0043】以降の信号処理のタイミングと信号内容の
変遷を表すデータフローを、図3に模式的に示す。先
ず、図3に示すサンプリングデータの表記について補足
的に説明する。すでに説明したようにODD信号、EV
EN信号それぞれの1画素期間についてリセットレベル
と画素レベルで2回ずつ、計4回のサンプルホールドが
行われており、これに対応する4つのサンプリング値
を、O1D、O1D、O1S、O1S、E1D、E1
D、E1S、E1S、のように示してある。
【0044】ここで、頭文字のOがODD信号、EがE
VEN信号であることをそれぞれ表し、2番目の番号1
が順次読み出される画素の順番を表し、3番目の文字が
リセットレベルDか画素レベルSのいずれであるかを表
している。
【0045】各サンプリング値の上部には、対応するサ
ンプリングホールド信号名とそのおおまかなサンプリン
グタイミングを記した。これ以降は、図3のフローを元
に動作説明を行う。
【0046】差動増幅器4に入力された信号S2および
信号S3の差分値は、たとえば、(E1S−O1D)の
ように表され、これは、EVEN信号の1番目の画素の
信号レベルからODD信号の1番目の画素のリセツトレ
ベルを引いた値を表している。実際には、前記差分値の
一定倍に増幅された電圧値が差動増幅器4より出力され
るが、ここでは、各サンプリング値の信号成分について
のみ表記してある。
【0047】差動増幅器4に入力されたODD信号S2
とEVEN信号S3は、SH回路1、2、3により、ち
ょうど4分の1画素期間に相当する時間だけサンプリン
グ時間差が生ずるよう設定されたことで、図3に示すよ
うに、ODD信号S2とEVEN信号S3のリセツトレ
ベル期間と画素信号レベル期間とが互いに4分の1画素
期間分だけオーバーラップする期間が生じ、その差分出
力信号S4は、ほぼサンプルホールドパルスSH2のサ
ンプリングタイミングに位相同期して、E1D‐O1
D、E1S‐O1D、E1S‐O1S、E2D‐O1
S、…のように、4分の1画素期間ごとに異なる信号成
分の連なりになる。
【0048】SH回路5に供給されるサンプルホールド
パルスSH3には、サンプルホールドパルスSH1を所
定の時間Δtだけ遅延させたタイミングが設定され、同
じくSH回路6、7に供給されるサンプルホールドパル
スSH4には、サンプルホールドパルスSH2を所定の
時間Δtだけ遅延させたタイミングが設定される。
【0049】前記所定の時間Δtには、サンプルホール
ド回路2、3および差動増幅器4の伝播遅延時間分を考
慮し、差分出力S4において上記4分の1画素期間ごと
の値が安定してサンプルホールド回路5、6、7におい
てサンプルホールドできるだけの遅延時間が設定される
ものとする。
【0050】差動増幅器4の差分出力S4は、まずサン
プルホールド回路5においてサンプルホールドパルスS
H3によって(SH1+ΔT)のタイミングでサンプル
ホールドされる。その後で、サンプルホールド回路6に
おいてサンプルホールドパルスSH4によって(SH2
+ΔT)のタイミングで再びサンプルホールドされるの
で、サンプルホールドパルスSH2に対してほぼ(4分
の1画素周期分十Δt)だけ遅延された信号S5とな
り、差動増幅器8の正極に入力される。
【0051】また、差分出力S4はサンプルホールド回
路6にも与えられ、サンプルホールド回路6においてサ
ンプルホールドパルスSH4によって(SH2+ΔT)
のタイミングでサンプルホールドされ、サンプルホール
ドパルスSH2に対してほぼΔtだけ遅延された信号S
6となり、差動増幅器8の負極に入力される。
【0052】これにより、サンプルホールド出力S5
は、サンプルホールド出力S6に対して、ちょうど4分
の1画素期間分のデータ単位で、信号成分の連なりが遅
れる結果となる。
【0053】したがって、差動増幅器8の差分出力S7
は、図3に示すように、E1D‐E1S、O1S‐O1
D、E1S‐E2D、02D‐O1S、…のごとく、O
DD信号、EVEN信号それぞれの画素信号レベルとリ
セット信号レベルの差信号の成分が交互に繰り返し連な
る信号列が得られる。
【0054】すなわち、ODD信号とEVEN信号のそ
れぞれについて、CCD信号の中からリセットノイズ成
分を排除したCDS(相関2重サンプリング)出力が得
られたことになる。
【0055】さらに処理は進み、差動増幅器7の出力S
7は、増幅バッファ回路9により、AD変換器10の入
力レンジに合わせて所望の信号レベルに増幅された後
に、後段のAD変換器10によりサンプリングパルスP
1に同期して、デジタル信号D1(多ビット)ヘと変換
される。
【0056】前記サンプリングパルスP1は、前記4分
の1画素周期のCDS信号列に対し、これらを適切にデ
ジタルサンプリングする4分の1画素周期のサンプリン
グパルスである。
【0057】デジタルサンプリングされた信号D1は、
すでに説明したようにODD信号のCDS成分とEVE
N信号のCDS成分とが交互に繰り返し連なる信号列で
あり、これをDフリップフロップ回路12のデータ端子
に入力し、図3に示すように、サンプリングパルスP1
の4倍の周期(1画素周期)のサンプリングパルスP2
で、ODD信号成分に位相を合わせてラッチすること
で、O1S‐O1D、02S‐02D、03S‐03
D、…のごとく、ODD信号のCDS成分D2のみを分
離抽出することができる。
【0058】全く同様に、デジタルサンプリングされた
信号D1を符号反転器11を介してDフリップフロップ
回路13のデータ端子に入力し、図3に示すように、サ
ンプリングパルスP1の4倍の周期(1画素周期)のサ
ンプリングパルスP3で、EVEN信号成分に位相を合
わせラッチすることで、E1S‐E1D、E2S‐E2
D、E3S‐E3D、…のごとく、EVEN信号のCD
S成分D3のみを分離抽出することができる。
【0059】前述のようにして分離抽出されたODD信
号のCDS成分D2とEVEN信号のCDS成分D3は
それぞれ、その後、後段のデジタル信号処理回路(不図
示)において、黒オフセット補正やシェーディング補正
などのスキャナー画像特有の種々の信号処理が施された
後に再合成されて画像信号が形成される。
【0060】このように、本実施の形態においては、ラ
インセンサより出力されたODD信号とEVEN信号と
を、4分の1画素周期の時間差を持たせてサンプルホー
ルドする第1および第2のサンプルホールド手段と、サ
ンプルホールド出力間の差分を求める第1の差動増幅手
段を設け、前記差動増幅手段の出力に対して、さらに4
分の1画素周期の時間差を持たせて前記リセットレベル
と画素信号レベルとを抽出する第3および第4のサンプ
ルホールド手段と、前記第3および第4のサンプルホー
ルド手段によって抽出された信号の差分を求める第2の
差動増幅手段により画素信号を生成するようにCDS回
路を構成した。
【0061】これにより、従来はODD信号とEVEN
信号とで別々に行っていたCDS処理を前記回路構成で
同時に行うことができる。しかも、ODD信号、EVE
N信号それぞれのCDS成分が交互に繰り返し連なる信
号列の形で抽出できるので、マルチプレクスすることも
なく、そのまま1つの増幅バッファ回路およびAD変換
器でデジタル信号に変換することが可能である。
【0062】したがって、本実施の形態の撮像装置によ
れば、アナログ信号処理を行う回路の規模を略半減する
ことができるとともに、AD変換器も半減させることが
できる。前記AD変換器は、通常は単品で構成されるの
で、個数を半減させるとコストも半減させることができ
る。
【0063】なお、本実施の形態の場合、デジタル部1
4においてDFF回路が2個増え、遅延回路が1個増え
た構成となっているが、これらの回路は、後段のデジタ
ル信号処理のために設けられているASIC(集積回
路)の内部ゲートで実現することができるので、前記A
SICの許容ゲート数の範囲内で吸収することができ、
装置の規模やコストの増大を来すことなく実現すること
ができる。
【0064】また、本実施の形態によれば、アナログ回
路におけるCDS処理を1本化したので、回路規模を小
さくできる上に、1画素2度サンプリングによる加算平
均処理となるので、SNを向上させる利点が得られる。
【0065】《第2の実施の形態》次に、図4及び図5
を参照しながら本発明の第2の実施の形態を説明する。
前記デジタル信号D1は、すでに説明したように、E1
D‐E1S、O1S‐O1D、E1S‐IjE2D、0
2D‐O1S、…のごとく、ODD信号、EVEN信号
それぞれの画素信号レベルとリセット信号レベルの差信
号の成分が交互に繰り返し連なる信号列により形成され
る。
【0066】しかし、ODD信号成分のみに着目すれ
ば、特定注目画素について、例えば(O1S‐O1D)
と(O2D‐O1S)なる、2つのCDS成分を含んで
いる。(O1S‐O1D)は、注目画素の画素信号レベ
ルとその画素信号の直前のリセット信号レベルによるC
DS成分であり、(O2D‐O1S)は、注目画素の画
素信号レベルとその画素信号の直後のリセット信号レベ
ルによるCDS成分であり、いずれも同一画素信号であ
る。すなわち、第1の実施の形態においては、いずれか
一方のCDS成分だけを利用している。
【0067】そこで、これら2つのCDS成分の両方を
利用して、さらに、CCDセンサで発生するショットノ
イズやその後段のアナログ部13で発生する熱雑音ノイ
ズ等のランダムノイズ成分を抑圧して画像信号の品位を
より高めることを可能にしたのが、この第2の実施の形
態の撮像装置である。
【0068】図4に示すように、この第2の実施の形態
のデジタル部41では、アナログ部13の出力信号がま
ずAD変換器30に入力されてデジタル信号に変換され
る。そして、前記AD変換器30によって変換されたデ
ジタル信号D1は、Dフリップフロップ回路33に入力
される。また、符号反転回路31を経て符号反転された
値がDフリップフロップ回路34に入力される。
【0069】そして、Dフリップフロップ回路33の出
力データD2と、Dフリップフロップ回路34の出力デ
ー夕D4はそれぞれ平均加算器37に入力され、平均加
算器37の演算出力はDフリップフロップ回路39に入
力され、分離抽出されたODD信号D6としてDフリッ
プフロップ回路39から出力され、後段のデジタル信号
処理回路(不図示)に供給される。
【0070】また、AD変換器30によってAD変換さ
れたデジタル信号D1は、Dフリップフロップ回路35
にも入力されるとともに、符号反転回路32を経て符号
反転された値がDフリップフロップ回路36に入力され
る。
【0071】そして、Dフリップフロップ回路35の出
力データD5と、Dフリップフロップ回路36の出力デ
ータD3は平均加算器37にそれぞれ入力される。ま
た、平均加算器38の演算出力は、Dフリップフロップ
回路40に入力されて、分離抽出されたEVEN信号D
7としてDフリップフロップ回路40から出力され、後
段のデジタル信号処理回路(不図示)に供給される。
【0072】次に、図5を参照しながら本実施の形態の
回路の動作と信号のフローについて説明する。アナログ
部13の出力信号は、AD変換器30によりサンプリン
グパルスP1に同期して、デジタル信号D1(多ビッ
ト)へと変換される。サンプリングパルスP1は、前記
4分の1画素周期のCDS信号列に対し、これらを適切
にデジタルサンプリングする4分の1画素周期のサンプ
リングパルスである。
【0073】デジタルサンプリングされた信号D1は、
すでに説明したようにODD信号とEVEN信号のCD
S成分とが交互に繰り返し連なる信号列であり、これを
Dフリップフロップ回路33のデータ端子に入力し、図
5に示すように、サンプリングパルスP1の4倍の周期
(1画素周期)のサンプリングパルスP2で、ODD信
号成分に位相を合わせラッチすることで、O1S‐O1
D、02S‐02D、03S‐03D、…のごとく、O
DD信号のCDS成分の信号列D2を分離抽出すること
ができる。
【0074】さらに、信号D1を符号反転器31を介し
てDフリップフロップ回路34のデータ端子に入力し、
図5に示すように、サンプリングパルスP1の4倍の周
期(1画素周期)のサンプリングパルスP4で、ODD
信号成分に位相を合わせラッチすることで、O1S‐0
2D、02S‐03D、03S‐04D、…のごとく、
ODD信号のもう一方のCDS成分の信号列D4を抽出
することもできる。
【0075】上記D2とD4の信号列に対し、平均加算
器37により平均加算演算が行われ、図5に示すような
サンプリングパルスP1の4倍の周期(1画素周期)の
サンプリングパルスP3で、同一画素信号期間が時間的
にオーバーラップする期間に位相をあわせてラッチする
ことで、同一画素信号であるODD1(O1S‐O1
D)とODD1’(O1S‐02D)との間の加算平均
値である(ODD1+ODD1’)/2が、Dフリップ
フロップ回路39よりODD信号のCDS出力D6とし
て出力される。
【0076】同様にして、信号D1を、Dフリップフロ
ップ回路35のデータ端子に入力し、図5に示すよう
に、サンプリングパルスP1の4倍の周期(1画素周
期)のサンプリングパルスP5で、EVEN信号成分に
位相を合わせラッチすることで、E1S‐E2D、E2
S‐03D、E3S‐04D、…のごとく、EVEN信
号のCDS成分の信号列D5を抽出することができる。
【0077】さらに、信号D1を符号反転器32を介し
てDフリップフロップ回路36のデータ端子に入力し、
サンプリングパルスP1の4倍の周期(1画素周期)の
サンプリングパルスP3で、ODD信号成分に位相を合
わせラッチすることで、E1S‐E1D、E2S‐E2
D、E3S‐E3D、…のごとく、EVEN信号のもう
一方のCDS成分の信号列D3を抽出することもでき
る。
【0078】上記D3とD5の信号列に対し、平均加算
器38により平均加算演算が行われ、図5に示すような
サンプリングパルスP1の4倍の周期(1画素周期)の
サンプリングパルスP4で、同一画素信号期間が時間的
にオーバーラップする期間に位相をあわせてラッチする
ことで、同一画素信号であるEVEN1(E1S‐E1
D)とEVEN1’(E1S‐E2D)との間の加算平
均値である(EVEN1+EVEN1’)/2が、Dフ
リップフロップ回路40よりEVEN信号のCDS出力
D7として出力される。
【0079】分離抽出されたODD信号D6とEVEN
信号D7とはそれぞれ、この後、後段のデジタル信号処
理回路(不図示)において、黒オフセット補正やシェー
ディング補正などのスキャナー画像特有の種種の信号処
理が施された後に再び、再合成されて画像信号が形成さ
れる。
【0080】一般に、CCDセンサで発生するショット
ノイズやその後段のアナログ増幅器等で発生する熱雑音
ノイズ等のランダムノイズ成分は、互いに重畳されると
二乗平均で増大する性質を持つために、前述の加算平均
演算に対しては、信号成分はそのままで、ノイズ成分だ
けがルート2分の1倍に略抑圧される結果となり、その
分だけ信号のSN比を改善することが可能である。
【0081】したがって、前述の分離抽出されたODD
信号D6とEVEN信号D7についても同様のSN比の
改善効果が得られる。しかも、隣接2画素間の加算平均
演算とは異なり、同一画素信号に対する加算平均演算で
あるため、画像信号の空間周波数成分を低減させる心配
がなく、著しい画質の向上が期待できる。
【0082】(本発明の他の実施形態)本発明は複数の
機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機
器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適
用しても良く、1つの機器(例えば、複写機、ファクシ
ミリ装置)からなる装置に適用しても良い。
【0083】また、前述した実施形態の機能を実現する
ように各種のデバイスを動作させるように、前記各種デ
バイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュ
ータに対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフ
トウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあ
るいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に
格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作
させることによって実施したものも、本発明の範疇に含
まれる。
【0084】また、この場合、前記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、およびそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本
発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記
憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用い
ることができる。
【0085】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共
同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
【0086】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって前述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ライン上の奇数番目画素と偶数番目画素とが、それぞれ
別々の出力として分離出力される固体撮像装置におい
て、ODD信号とEVEN信号とで別々に行っていたア
ナログ回路のCDS処理を同時に行うことができる。し
かも、マルチプレクスすることもなく、そのまま1つの
増幅バッファ回路およびAD変換器でデジタル信号に変
換できるので、アナログ回路部分を大幅に簡素化するこ
とができ、ローコスト化が実現できる。
【0088】また、本発明の他の特徴によれば、注目画
素の画素信号レベルとその画素信号の直前のリセット信
号レベルによるCDS成分と、注目画素の画素信号レベ
ルとその画素信号の直後のリセット信号レベルによるC
DS成分の2種類のCDS信号を抽出し、加算平均処理
を施すようにしたので、画像信号のSNを改善すること
ができ、画質を著しく向上させることができる。
【0089】また、本発明のその他の特徴によれば、ラ
イン上の奇数番目画素と偶数番目画素とが、それぞれ別
々の出力として分離出力される固体撮像装置であれば、
映像信号のみならず、たとえばCCD遅延回路などのよ
うな、あらゆる用途に応用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の回路の動作を説明
する信号波形図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の信号の処理のタイ
ミングおよび流れを説明する図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の信号の処理のタイ
ミングおよび流れを説明する図である。
【図6】従来のラインセンサの一例を示すブロック図で
ある。
【図7】CDS回路の基本構成を示すブロック図であ
る。
【図8】CDS回路の動作を説明する信号波形図であ
る。
【符号の説明】
1、2、3、5、6、7 S/H回路 4、8 作動増幅器 9 可変増幅器 10 AD変換器 11 符号反転器 12、13 Dフリップフロップ 30 AD変換器 31、32 符号反転器 33、34、35、36、39、40 Dフリップフロ
ップ 37、38 平均加算器

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像ライン上の奇数番目画素の電荷を出
    力する第1の出力端子と、偶数番目画素の電荷を出力す
    る第2の出力端子とを有する撮像装置において、 前記第1の出力端子より出力される電荷をサンプルホー
    ルドする第1のサンプルホールド手段と、 前記第2の出力端子より出力される電荷をサンプルホー
    ルドする第2のサンプルホールド手段と、 前記第1のサンプルホールド手段から出力される奇数番
    目画素の電荷と、前記第2のサンプルホールド手段から
    出力される偶数番目画素の電荷との間の差分を求める差
    分検出手段と、 前記差分検出手段の出力信号に対して相関二重サンプリ
    ングを行う相関二重サンプリング回路とを具備すること
    を特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 撮像ライン上の奇数番目画素の信号電荷
    を出力する第1の出力端子と、偶数番目画素の信号電荷
    を出力する第2の出力端子と有し、各出力端子から出力
    される画素信号におけるリセットレベルと画素信号レベ
    ルとが交互に出力されるように構成された固体撮像素子
    を有する撮像装置において、 前記第1の出力端子より出力される画素信号をサンプル
    ホールドする第1のサンプルホールド手段と、 前記第2の出力端子より出力される画素信号をサンプル
    ホールドする第2のサンプルホールド手段と、 前記第1のサンプルホールド手段から出力される画素信
    号と、前記第2のサンプルホールド手段から出力される
    画素信号との間の差分を求める差分検出手段と、 前記差分検出手段の出力信号に対して、相関二重サンプ
    リングを行う相関二重サンプリング回路とを具備するこ
    とを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 撮像ライン上の奇数番目画素の信号電荷
    を出力する第1の出力端子と、偶数番目画素の信号電荷
    を出力する第2の出力端子と有し、各出力端子から出力
    される画素信号におけるリセットレベルと画素信号レベ
    ルとが交互に出力されるように構成された固体撮像素子
    を有する撮像装置において、 前記第1の出力端子より出力される画素信号をサンプル
    ホールドする第1のサンプルホールド手段と、 前記第2の出力端子より出力される画素信号をサンプル
    ホールドする第2のサンプルホールド手段と、 前記第1のサンプルホールド手段から出力される画素信
    号と、前記第2のサンプルホールド手段から出力される
    画素信号との間の差分を求める第1の差分検出手段と、 前記第1の差分検出手段の出力信号に対して、前記リセ
    ットレベルを抽出する第3のサンプルホールド手段と、 前記第1の差分検出手段の出力信号に対して、前記画素
    信号レベルを抽出する第4のサンプルホールド手段と、 前記第3のサンプルホールド手段および第4のサンプル
    ホールド手段によって抽出された信号の差分を求める第
    2の差分検出手段とを具備することを特徴とする撮像装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1のサンプルホールド手段および
    第2のサンプルホールド手段は、前記奇数番目画素の信
    号と偶数番目画素の信号との間で、1画素あたりのリセ
    ットレベル出力期間もしくは画素信号レベル出力期間の
    およそ半分の時間だけ時間差を設けるように制御される
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記第3のサンプルホールド手段および
    第4のサンプルホールド手段は、前記差分検出手段の出
    力信号に対して、1画素あたりのリセットレベル出力期
    間もしくは画素信号レベル出力期間のおよそ半分の時間
    だけ時間差を設けるように制御されることを特徴とする
    請求項3に記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記相関二重サンプリング回路により生
    成されたCDS信号出力をデジタル信号に変換するAD
    変換手段と、 前記AD変換手段により変換されたデジタル信号から前
    記奇数番目画素および偶数番目画素の信号成分を分離し
    て抽出する画素信号抽出手段とを具備することを特徴と
    する請求項1または2に記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記第3のサンプルホールド手段および
    第4のサンプルホールド手段により生成されたCDS信
    号出力をデジタル信号に変換するAD変換手段と、 前記AD変換手段により変換されたデジタル信号から前
    記奇数番目画素および偶数番目画素の信号成分を分離し
    て抽出する画素信号抽出手段とを具備することを特徴と
    する請求項3〜5の何れか1項に記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記画素信号抽出手段は、前記AD変換
    手段により変換されたデジタル信号から、前記奇数番目
    画素と偶数番目画素の信号成分のそれぞれに対して、画
    素信号レベルとその画素信号の直前のリセット信号レベ
    ルによるCDS成分、および注目画素の画素信号レベル
    とその画素信号の直後のリセット信号レベルによるCD
    S成分の2種類のCDS信号を抽出し、前記2種類のC
    DS信号を加算して平均処理を施す信号演算手段を含む
    ことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 撮像ライン上の奇数番目画素の電荷を出
    力する第1の出力端子と、偶数番目画素の電荷を出力す
    る第2の出力端子とを有する撮像装置を使用した撮像方
    法において、 前記第1の出力端子より出力される電荷をサンプルホー
    ルドする第1のサンプルホールド処理と、 前記第2の出力端子より出力される電荷をサンプルホー
    ルドする第2のサンプルホールド処理と、 前記第1のサンプルホールド処理により生成される電荷
    と、前記第2のサンプルホールド処理により生成される
    電荷との間の差分を求める差分検出処理と、 前記差分検出処理により得られた信号に対して、相関二
    重サンプリングを行う相関二重サンプリング処理とを行
    うことを特徴とする撮像方法。
  10. 【請求項10】 撮像ライン上の奇数番目画素の信号電
    荷を出力する第1の出力端子と、偶数番目画素の信号電
    荷を出力する第2の出力端子と有し、各出力端子から出
    力される画素信号におけるリセットレベルと画素信号レ
    ベルとが交互に出力されるように構成された固体撮像素
    子を使用する撮像方法において、 前記第1の出力端子より出力される画素信号をサンプル
    ホールドする第1のサンプルホールド処理と、 前記第2の出力端子より出力される画素信号をサンプル
    ホールドする第2のサンプルホールド処理と、 前記第1のサンプルホールド処理により生成される画素
    信号と、前記第2のサンプルホールド処理により生成さ
    れる画素信号との間の差分を求める差分検出処理と、 前記差分検出処理により得られる信号に対して、相関二
    重サンプリングを行う相関二重サンプリング処理とを行
    うことを特徴とする撮像方法。
  11. 【請求項11】 撮像ライン上の奇数番目画素の信号電
    荷を出力する第1の出力端子と、偶数番目画素の信号電
    荷を出力する第2の出力端子と有し、各出力端子から出
    力される画素信号におけるリセットレベルと画素信号レ
    ベルとが交互に出力されるように構成された固体撮像素
    子を有する撮像方法において、 前記第1の出力端子より出力される画素信号をサンプル
    ホールドする第1のサンプルホールド処理と、 前記第2の出力端子より出力される画素信号をサンプル
    ホールドする第2のサンプルホールド処理と、 前記第1のサンプルホールド処理により生成される画素
    信号と、前記第2のサンプルホールド処理により生成さ
    れる画素信号との間の差分を求める第1の差分検出処理
    と、 前記第1の差分検出処理の出力信号に対して、前記リセ
    ットレベルを抽出する第3のサンプルホールド処理と、 前記第1の差分検出処理により得られた信号に対して、
    前記画素信号レベルを抽出する第4のサンプルホールド
    処理と、 前記第3のサンプルホールド処理および第4のサンプル
    ホールド処理によって抽出された信号の差分を求める第
    2の差分検出処理とを行うことを特徴とする撮像方法。
  12. 【請求項12】 前記第1のサンプルホールド処理およ
    び第2のサンプルホールド処理は、前記奇数番目画素の
    信号と偶数番目画素の信号との間で、1画素あたりのリ
    セットレベル出力期間もしくは画素信号レベル出力期間
    のおよそ半分の時間だけ時間差を設けるように制御され
    ることを特徴とする請求項11に記載の撮像方法。
  13. 【請求項13】 前記第3のサンプルホールド処理およ
    び第4のサンプルホールド処理は、前記差分検出処理の
    出力信号に対して、1画素あたりのリセットレベル出力
    期間もしくは画素信号レベル出力期間のおよそ半分の時
    間だけ時間差を設けるように制御されることを特徴とす
    る請求項11に記載の撮像方法。
  14. 【請求項14】 前記相関二重サンプリング回路により
    生成されたCDS信号出力をデジタル信号に変換するA
    D変換処理と、 前記AD変換処理により変換されたデジタル信号から前
    記奇数番目画素および偶数番目画素の信号成分を分離し
    て抽出する画素信号抽出処理とを行うことを特徴とする
    請求項9または10に記載の撮像方法。
  15. 【請求項15】 前記第3のサンプルホールド処理およ
    び第4のサンプルホールド処理により生成されたCDS
    信号出力をデジタル信号に変換するAD変換処理と、 前記AD変換処理により変換されたデジタル信号から前
    記奇数番目画素および偶数番目画素の信号成分を分離し
    て抽出する画素信号抽出処理とを具備することを特徴と
    する請求項11〜13の何れか1項に記載の撮像方法。
  16. 【請求項16】 前記画素信号抽出処理は、前記AD変
    換処理により変換されたデジタル信号から、前記奇数番
    目画素と偶数番目画素の信号成分のそれぞれに対して、
    画素信号レベルとその画素信号の直前のリセット信号レ
    ベルによるCDS成分、および注目画素の画素信号レベ
    ルとその画素信号の直後のリセット信号レベルによるC
    DS成分の2種類のCDS信号を抽出し、前記2種類の
    CDS信号を加算して平均処理を施す信号演算処理を含
    むことを特徴とする請求項15に記載の撮像方法。
  17. 【請求項17】 請求項1〜8に記載の各手段としてコ
    ンピュータを機能させるためのプログラムを格納した記
    憶媒体。
  18. 【請求項18】 請求項9〜16に記載の撮像方法を構
    成するステップがコンピュータから読み出し可能に格納
    されている記憶媒体。
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