JP3583942B2 - 信号処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アナログ処理回路とデジタル処理回路とを含む信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像信号や音声信号等に対する信号処理においては、従来のアナログ系の処理回路からデジタル系の処理回路へ移行する傾向にある。例えば、撮像装置の場合、撮像素子から取り出されるアナログ画像信号をA/D変換することで、デジタル画像データを生成し、この画像データに対して各種の演算処理を施すように構成される。
【0003】
図9は、デジタル信号処理を採用する撮像装置の構成を示すブロック図である。
【0004】
CCDイメージセンサ1は、受光面に行列配置された複数の受光画素と、各受光画素に接続され、各受光画素に蓄積される情報電荷を所定の順序で読み出す複数のシフトレジスタと、を含む。受光画素は、例えば、フォトダイオードであり、受光面に形成される被写体画像に応答して情報電荷を発生し、蓄積する。シフトレジスタは、通常、複数の垂直転送シフトレジスタ及び1つの水平転送シフトレジスタからなり、垂直転送シフトレジスタが受光画素の各列に対応して配置され、水平転送シフトレジスタが複数の垂直転送シフトレジスタの出力を並列に受けるように配置される。
【0005】
駆動回路2は、垂直タイミング信号VD及び水平タイミング信号HDに応答し、多相の垂直転送クロックφV及び水平転送クロックφHを発生する。垂直転送クロックφVは、CCDイメージセンサ1の垂直転送シフトレジスタに供給され、複数の受光画素に蓄積される情報電荷を垂直タイミング信号VDに従うタイミングで垂直転送シフトレジスタへ転送すると共に、水平タイミング信号HDに従うタイミングで垂直転送シフトレジスタから水平転送シフトレジスタへ1行ずつ転送する。水平転送クロックφHは、CCDイメージセンサ1の水平転送シフトレジスタに供給され、垂直転送シフトレジスタから水平転送シフトレジスタへ転送された情報電荷を水平タイミング信号HDに従うタイミングで1画素ずつ転送出力する。これにより、1画面分の画像情報が1行単位で連続する画像信号Y0(t)が、CCDイメージセンサ1から出力される。
【0006】
タイミング制御回路3は、一定の周期を有する基準クロックBCKに基づいて、垂直走査及び水平走査の各タイミングを決定する垂直タイミング信号VD及び水平タイミング信号HDを生成する。例えば、NTSC方式に従う場合、14.32MHzの周波数を有する基準クロックBCKが1/910に分周されて垂直タイミング信号VDが生成され、この垂直タイミング信号VDがさらに2/525に分周されて水平タイミング信号HDが生成される。また、タイミング制御回路3は、アナログ処理回路4〜デジタル処理回路6の動作をCCDイメージセンサ1の動作に同期させるように、各部の動作タイミングを決定する。
【0007】
アナログ処理回路4は、CCDイメージセンサ1から入力される画像信号Y0(t)に対し、サンプルホールド、レベルクランプ等の処理を施し、所定のフォーマットに従う画像信号Y1(t)を生成する。例えば、サンプルホールド処理においては、CCDイメージセンサ1の出力動作に同期してリセットレベルと信号レベルとが交互に繰り返される画像信号Y0(t)から、信号レベルのみが取り出される。また、レベルクランプ処理においては、画像信号Y0(t)の水平走査期間の終端に設定される黒基準レベルが各水平走査期間毎に所定のレベルにクランプされる。
【0008】
A/D変換回路5は、アナログ処理回路4から入力される画像信号Y1(t)をアナログ処理回路4の動作、即ち、CCDイメージセンサ1の出力動作に従うタイミングで規格化し、CCDイメージセンサ1の各受光画素に対応する情報をデジタル値で表す画像データD0(n)を生成する。デジタル処理回路6は、A/D変換回路5から入力される画像データD0(n)に対して、色分離、マトリクス演算等の処理を施し、輝度情報及び色差情報を含む画像データD1(n)を生成する。例えば、色分離処理においては、CCDイメージセンサ1の受光面に装着されるカラーフィルタの色配列に従って画像データD0(n)が振り分けられ、複数の色成分情報が生成される。また、マトリクス演算処理においては、振り分けられた各色成分が合成されて輝度情報が生成されると共に、各色成分情報から輝度情報が差し引かれて色差情報が生成される。
【0009】
以上の撮像装置においては、色成分の生成において、デジタル信号処理によるマトリクス演算が用いられており、ノイズ等の影響を受けにくくなっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
画像信号や音声信号等のアナログ信号に対する信号処理回路の場合、全ての信号処理をデジタル化することができないため、図5に示すように、アナログ処理回路4とデジタル処理回路6とが必要になる。このようなアナログ処理回路4及びデジタル処理回路6を半導体基板上に集積化する場合、デジタル処理部分で発生するノイズがアナログ処理部分に影響を与えないようにしなければならない。例えば、デジタル処理部分において、周期性のノイズを発生しやすいバイナリカウンタに代えて、出力ビットの変化数が一定となるグレイコードカウンタを用いる等の対策が施される。
【0011】
集積化されたデジタル処理回路6の場合、所定の処理を完了した信号が出力バッファを介して外部へ出力される。このとき、出力バッファでは、外部負荷を駆動できるようにするため、トランジスタサイズが大きく形成されており、消費電力が大きくなっている。従って、この出力バッファを介して信号が出力されると、出力信号の変化に応じた不規則なノイズが発生し、同一基板上にアナログ処理回路4が集積化されているときには、アナログ処理回路4の部分で信号にノイズが混入するおそれがある。
【0012】
また、アナログ処理回路4とデジタル処理回路6とがそれぞれ別の基板上集積化された場合でも、各回路が共通の電源で動作するような場合には、デジタル処理回路6で発生するノイズが電源を介してアナログ処理回路4に混入するおそれがある。
【0013】
そこで本発明は、アナログ処理回路とデジタル処理回路とが共通の半導体基板上に集積化された信号処理装置において、デジタル処理回路で発生するノイズを低減することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その特徴とするところは、入力されるアナログ信号に対して所定の信号処理を施すアナログ信号処理回路と、上記所定の信号処理が施されたアナログ信号を一定の周期でサンプリングし、各サンプリング値を適数ビットのデジタルデータに変換するA/D変換回路と、上記デジタルデータが更新される度に上記デジタルデータの各ビット毎の状態を検出して、状態が変化したときには対応するビットの更新される前の状態を維持し、状態が変化しないときには対応するビットの更新される前の状態を反転する相補データを生成する相補データ生成回路と、上記デジタルデータを出力する第1の出力回路と、上記相補データを出力する第2の出力回路と、を備えたことにある。
【0015】
本発明によれば、デジタルデータと並列に相補データを出力するようにしたことで、データが更新されるとき、第1の出力回路と第2の出力回路とで各ビットの変化数の和が常に一定に維持される。これにより、各出力回路に流れる電流の総和が、デジタルデータの内容に関係なく一定に保たれる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の信号処理装置の構成を示すブロック図であり、図2は、出力される主データDa(n)及び副データDb(n)の変化の一例を示す図である。
【0017】
信号処理装置10は、アナログ処理回路11、A/D変換回路12、デジタル処理回路13、相補データ生成回路14、第1の出力回路15及び第2の出力回路16より構成され、それぞれ半導体基板上に同一チップまたは別チップで集積化されて形成される。ここで、アナログ処理回路11、A/D変換回路12及びデジタル処理回路13は、図と同一のものであり、第1のアナログ信号Y0(t)から第2のアナログ信号Y1(t)を生成し、この第2のアナログ信号Y1(t)から第1のデジタルデータD0(n)を生成した後、第1のデジタルデータD0(n)から第2のデジタルデータD1(n)を生成する。
【0018】
本発明の特徴とするところは、デジタル処理回路13から得られる第2のデジタルデータD1(n)から、主データDa(n)及び副データDb(n)を生成し、これら各データDa(n)、Db(n)を並列に出力するようにしたことにある。
【0019】
相補データ生成回路14は、第2のデジタルデータ信号D1(n)を所定のタイミングで主データDa(n)として出力する。同時に、データの切り替わりで主データDa (n)の個々のビットが反転したときには状態を維持し、反転しないときには状態を反転させるようにして各ビットを構成した副データDb(n)を生成し、主データDa(n)と同じタイミングで出力する。例えば、図2に示すように、4ビットの主データDa(n)に対して同じく4ビットの副データDb(n)を生成する。このとき、副データDb(n)の各ビットは、主データDa(n)の対応するビットがデータの切り替わりで反転したときには1つ前の状態をそのまま維持し、反転しないときには1つ前の状態を反転させるようにして生成される。これにより、主データDa(n)の変換点の数と副データDb(n)の変換点の数との合計が常に4(4ビット構成の場合)となる。
【0020】
第1の出力回路15及び第2の出力回路16は、それぞれ同一の回路構成を成し、例えば、主データDa(n)及び副データDb(n)のビット数に応じた数のバッファにより構成される。ここで、第1の出力回路15から出力される主データDa(n)と第2の出力回路16から出力される副データDb(n)とは、互いの変化点の数が相補的に変化し、その合計が常に4となっている。このため、データの切り替わりのタイミングで各出力回路15、16を構成するバッファに流れる電流の総和は、主データDa(n)の内容にかかわらず常に一定に維持されるようになる。
【0021】
以上の出力回路15、16は、アナログ処理回路11やA/D変換回路12と共に半導体基板上に集積化されるものであり、データの切り替わりのタイミングでの消費電流量を一定に保つことにより、電源電位の変動を低減することができる。従って、アナログ処理回路11において、安定した処理を達成できる。
【0022】
図3は、相補データ生成回路14の構成の一例を示す回路図で、図4は、その動作を示すタイミング図である。この図においては、主データDa(n)及び副データDb(n)が1ビットの場合を示している。
【0023】
相補データ生成回路14は、3つのDフリップフロップFF1〜FF3及び2つの排他論理和ゲートEX1、EX2より構成される。第1のDフリップフロップFF1及び第2のDフリップフロップFF2は、それぞれ共通のクロックSCKによって駆動され、互いに直列に接続されて2段のシフトレジスタを構成する。第1のDフリップフロップFF1のD入力には第2のデジタル信号D1(n)が入力され、第2のDフリップフロップFF2のQ出力から主データDa(n)が出力される。第3のDフリップフロップFF3は、第1及び第2のDフリップフロップFF1、FF2と共通のクロックSCKによって駆動されると共に、D入力に第2の排他論理和ゲートEX2の出力が入力され、Q出力から副データDb(n)が出力される。この第3のDフリップフロップFF3は、ダイレクトリセット端子を備え、外部から入力されるリセット信号RSTに応答してリセットされ、出力が「1」または「0」に設定される。この実施形態では、「0」に設定される。
【0024】
第1の排他論理和ゲートEX1は、入力の一方が第1のDフリップフロップFF1のQ出力に接続され、入力の他方が第2のDフリップフロップFF2のQ出力に接続される。第2の排他論理和ゲートEX2は、入力の一方が第3のDフリップフロップFF3のQ出力に接続され、入力の他方が第1の排他論理和ゲートEX1の反転出力に接続される。
【0025】
続いて、相補データ生成回路14の具体的な動作について説明する。ここでは、図2に示す主データDa(n)及び副データDb(n)の第1ビットを例にあげて説明する。尚、各信号において、ハイレベルのときに「1」を表し、ロウレベルのときに「0」を表すものとする。
【0026】
主データDa(n)は、入力側のデジタル信号D1(n)が2段のシフトレジスタを通して取り出されるものであり、デジタル信号D1(n)がクロックSCKの2周期分だけ遅れた波形を示す。副データDb(n)は、n=0でリセット信号RSTが立ち上がったとき、第3のDフリップフロップFF3がリセットされることにより、初期値が「0」に設定される。このとき、第1の排他論理ゲートEX1の出力は、次の主データDa(n)が「0」であるため、「1」となっており、この出力を受ける第2の排他論理ゲートEX2の出力は「1」となっている。次に、n=1では、n=0のときの第2の排他論理ゲートEX2の出力が取り込まれて副データDb(n)が「1」となる。このとき、第1の排他論理ゲートEX1の出力は、次の主データDa(n)が「1」であるため、「0」となっており、この出力を受ける第2の排他論理ゲートEX2の出力は「1」となっている。n=2では、n=1のときの第2の排他論理ゲートEX2の出力が取り込まれて副データDb(n)が「1」となる。このように、副データDb(n)は、1つ前の主データDa(n)の状態が現在の主データDa(n)の状態と同じときには、1つ前の状態を反転させる。そして、1つ前の主データDa(n)の状態が現在の主データDa(n)の状態と異なるときには、1つ前の状態が維持される。従って、主データDa(n)及び副データDb(n)が共に1ビットの場合、データの切り替わりの各タイミングで何れか一方のみが反転することになる。
【0027】
以上の実施形態においては、主データDa(n)及び副データDb(n)が共に1ビットの場合を例示しているが、それぞれを多ビットとした場合でも、同一の回路をビット数に応じて並列に配置すれば、容易に対応することができる。また、副データDb(n)を出力する第3のフリップフロップFF3については、リセット信号RSTに応答して出力を「0」に設定する他、リセット信号RSTに応答して主データDa(n)を取り込むように構成してもよい。この場合、副データDb(n)の初期値を主データDa(n)の初期値と一致させることができる。
【0028】
図5は、相補データ生成回路14の構成のその他の例を示す回路図で、図6は、その動作を示すタイミング図である。この図においては、図3と同様に、主データDa(n)及び副データDb(n)が1ビットの場合を示している。
【0029】
相補データ生成回路14は、2つのDフリップフロップFF1、FF2及び排他論理和ゲートEXより構成される。第1のDフリップフロップFF1は、一定周期のクロックSCKによって駆動され、D入力に与えられるデジタルデータD1(n)をクロックSCKに従うタイミングでQ出力から主データDa(n)として出力する。第2のDフリップフロップFF2は、反転出力*QがD入力に与えられ、1ビットのカウンタを構成する。この第2のDフリップフロップFF2は、第1のDフリップフロップFF1と共通のクロックSCKによって駆動され、Q出力からクロックSCKを2分周したクロックDCKを出力する。尚、第2のDフリップフロップFF2は、初期設定時に立ち上げられるリセットパルスRSTに応答してダイレクトリセットされる。
【0030】
排他論理和回路EXは、第1のDフリップフロップFF1のQ出力と、第2のDフリップフロップFF2のQ出力とを入力に受け、それらの排他論理和を副データDb(n)として出力する。この排他論理和回路EXは、分周クロックDCKがロウレベルを示しているとき、即ち、n=2k(k=0、1、2、・・・)のとき、主データDa(n)をそのまま出力する。そして、分周クロックDCKがはいレベルを示しているとき、即ち、n=2k+1(k=0、1、2、・・・)のとき、主データDa(n)を反転して出力する。この結果、主データDa(n)及び副データDb(n)が共に1ビットの場合、データの切り替わりの各タイミングで何れか一方のみが反転することになる。尚、主データDa(n)及び副データDb(n)を多ビットとする場合には、図3に示す相補データ生成回路14をビット数に応じた数だけ並列に設けるようにすればよい。
【0031】
図7は、受信側で主データDa(n)及び副データDb(n)から元のデジタルデータD1(n)を再生する受信回路の構成の一例を示すブロック図であり、図8は、その動作を説明するタイミング図である。この図においては、主データDa(n)及び副データDb(n)を1ビット構成とした場合を示している。
【0032】
受信回路は、それぞれアナログ動作をする第1及び第2の差動アンプSA1、SA2、加算器AD及びインバータINより構成される。第1の差動アンプSA1の非反転入力には主データDa(n)が与えられ、反転入力には副データDb(n)が与えられる。第2の差動アンプSA2の非反転入力には主データDa(n)が与えられ、反転入力には、副データDb(n)がインバータINで反転データ*Db(n)が与えられる。そして、加算器ADの2つの入力には、第1の差動アンプSA1の出力Sa(n)と第2の差動アンプSA2の出力Sb(n)とがそれぞれ入力され、加算器ADの出力が、再生されたデジタルデータD1(n)として出力される。
【0033】
第1の差動アンプSA1の出力Sa(n)は、主データDa(n)が副データDb(n)よりも高いレベルにあるときハイレベルとなり、逆に低いレベルにあるときローレベルとなる。さらに、主データDa(n)と副データDb(n)とが同一レベルのときには、中間レベルとなる。このように生成される出力Sa(n)は、偶数番目の期間に中間レベルを示す。一方、第2の差動アンプSA2の出力Sa(n)は、主データDa(n)が反転データ*Db(n)よりも高いレベルにあるときハイレベルとなり、逆に低いレベルにあるときローレベルとなる。さらに、主データDa(n)と反転データ*Db(n)とが同一レベルのときには、出力は中間レベルとなる。このように生成される出力Sb(n)は、奇数番目の期間に中間レベルを示す。そして、出力Sa(n)と出力Sb(n)とを加算することにより、互いの中間レベルの期間に、他方のハイレベルまたはローレベルが加算され、元のデジタルデータD1(n)が再生されることになる。
【0034】
以上の受信回路においては、主データDa(n)及び副データDb(n)の振幅を小さくした場合でも、各差動アンプSA1、SA2における比較動作が可能な範囲であれば、デジタルデータD1(n)を再生することができる。従って、図8に示す受信回路と同様に、消費電力の低減が可能になる。尚、主データDa(n)及び副データDb(n)を多ビットとする場合には、図7に示す受信回路をビット数に応じた数だけ並列に設けるようにすればよい。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、デジタル信号を出力する出力回路において、消費電流を常に一定に保つことができる。従って、アナログ処理回路とデジタル処理回路とを同一基板上に集積化した信号処理装置では、電源電位の変動を防止でき、アナログ処理回路での信号処理動作を安定させることができると共に、デジタル処理回路部分で発生するノイズがアナログ処理回路部分で信号に混入するのを防止できる。また、アナログ処理回路とデジタル処理回路とを別チップに集積化した場合でも、互いの電源が共通である場合には、同一チップ上に集積化した場合と同等の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の信号処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】各デジタル信号の変化の一例を示す図である。
【図3】相補データ生成回路の一例を示す回路図である。
【図4】相補データ生成回路の動作を説明するタイミング図である。
【図5】相補データ生成回路のその他の例を示す回路図である。
【図6】相補データ生成回路の動作を説明するタイミング図である。
【図7】データを受信する受信回路の一例を示すブロック図である。
【図8】受信回路の動作を説明するタイミング図である。
【図9】撮像装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 CCD固体撮像素子
2 駆動回路
3 タイミング制御回路
4、11 アナログ処理回路
5、12 A/D変換回路
6、13 デジタル処理回路
10 信号処理装置
14 相補データ生成回路
15、16 出力回路
FF1〜FF3 フリップフロップ
EX、EX1、EX2 排他論理和ゲート
SA1、SA2 差動アンプ
AD 加算器
IN インバータ

Claims (4)

  1. 入力されるアナログ信号に対して所定の信号処理を施すアナログ信号処理回路と、上記所定の信号処理が施されたアナログ信号を一定の周期でサンプリングし、各サンプリング値を適数ビットのデジタルデータに変換するA/D変換回路と、上記デジタルデータが更新される度に、上記デジタルデータの各ビット毎の状態を検出して、状態が変化したときには対応するビットの更新される前の状態を維持し、状態が変化しないときには対応するビットの更新される前の状態を反転する副データを生成する相補データ生成回路と、上記デジタルデータを出力する第1の出力回路と、上記副データを出力する第2の出力回路と、を備えたことを特徴とする信号処理装置。
  2. 上記相補データ生成回路は、連続する上記デジタルデータに対して、1データ毎に反転及び非反転を繰り返して副データを生成することを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 上記A/D変換回路で生成される上記デジタルデータに対して所定の信号処理を施すデジタル信号処理回路をさらに備え、上記所定の信号処理が施されたデジタルデータを上記相補データ生成回路に供給することを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  4. 上記第1の出力回路と上記第2の出力回路とが、同一回路構成を成すことを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
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