JPH11177329A - 自動車用ガラスアンテナ装置 - Google Patents

自動車用ガラスアンテナ装置

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JPH11177329A
JPH11177329A JP9339094A JP33909497A JPH11177329A JP H11177329 A JPH11177329 A JP H11177329A JP 9339094 A JP9339094 A JP 9339094A JP 33909497 A JP33909497 A JP 33909497A JP H11177329 A JPH11177329 A JP H11177329A
Authority
JP
Japan
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circuit
bus bar
defogger
automobile
cable
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Application number
JP9339094A
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English (en)
Inventor
Koji Igawa
耕司 井川
Fuminori Watanabe
文範 渡辺
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電装ノイズによる聴感劣化の軽減。 【解決手段】デフォッガ3とアンテナ導体6とは容量結
合され、バスバ5bと直流電源10との間にフィルタ回
路7を接続し、バスバ5aと車体とをケーブル4により
接続し、フィルタ回路7はAM放送帯を減衰させ、アン
テナ導体6と受信機20との間に共振回路が接続され、
ケーブル4の長さを30cm以下にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジオ、テレビ、
電話及び衛星通信等の受信に利用される自動車用ガラス
アンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の後部窓のガラス板にヒー
タ線とヒータ線に給電する複数のバスバとを有する通電
加熱式のデフォッガとアンテナ導体とを設け、一方のバ
スバとデフォッガ用の直流電源との間にローパスフィル
タ回路を接続し、他方のバスバと車体とをケーブルによ
り接続し、アンテナ導体と受信機との間に共振回路を接
続して、S/N比向上を目指した自動車用ガラスアンテ
ナ装置が知られている(特開平9−107218)。し
かし、バスバと車体とを接続しているケーブルの長さに
ついては明確でなく、60cm以上で実装していた。ま
た、デフォッガとアンテナ導体との間隔は、20〜10
0mmの範囲であり、わずかに容量結合されていた。ま
た、バスバと車体とを接続しているケーブルはわずかに
インダクタンスを有するため、放送周波数帯においてデ
フォッガは車体と完全に同電位ではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、直流電源か
ら様々な電装ノイズ電流がデフォッガに流れ、さらにデ
フォッガからアンテナ導体に電装ノイズ電流が流れて受
信機に送られ、聴きぐるしいという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来技術の前
述の欠点の解消を目的とし、ヒータ線とヒータ線に給電
する複数のバスバとを有する通電加熱式のデフォッガと
アンテナ導体とが自動車の後部窓のガラス板に設けら
れ、アンテナ導体とデフォッガとは容量結合されてお
り、直流電源側のバスバと直流電源との間にフィルタ回
路を接続し、車体側のバスバと車体とをケーブルにより
接続している自動車用ガラスアンテナ装置において、フ
ィルタ回路は所望の放送帯の周波数を減衰させる機能を
有しており、アンテナ導体と受信機との間に共振回路、
前置増幅回路又はインピーダンスマッチング回路が接続
されており、車体側のバスバと車体とを接続しているケ
ーブルの長さを40cm以下にすることを特徴とする自
動車用ガラスアンテナ装置を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に従って詳細
に説明する。図1は本発明の自動車用ガラスアンテナ装
置の代表例の構成図である。図1において、1は自動車
の後部窓のガラス板、2はヒータ線、3はデフォッガ、
4はバスバ5aと車体とを接続しているケーブル、5a
は車体側のバスバ、5bは直流電源側のバスバ、6はア
ンテナ導体、7は所定の回路、10は直流電源、12は
フィルタ回路、13は所定の回路7用の接続ライン、2
0は受信機、25は同軸ケーブルである。
【0006】所定の回路7は、共振回路、前置増幅回路
又はインピーダンスマッチング回路であり、特に限定さ
れない。しかし、感度向上、生産性向上の点からは共振
回路が好ましい。所定の回路7が共振回路である場合に
は、感度向上の点から共振回路がアンテナ導体6のイン
ピーダンスを共振要素として含む共振を生じさせる機能
を有することが好ましい。アンテナ導体6のインピーダ
ンスとは主に対接地浮遊容量からなる。
【0007】フィルタ回路12は図1ではローパスフィ
ルタ回路である。しかし、これに限定されず、所望の放
送帯の周波数を減衰させる機能を有すれば、ローパスフ
ィルタ回路、バンドパスフィルタ回路、バンドエリミネ
ーションフィルタ回路又はハイパスフィルタ回路等が使
用できる。
【0008】デフォッガ3とアンテナ導体6とが容量結
合されている場合には、デフォッガ3に流れる電装ノイ
ズ電流はアンテナ導体6に伝送される。デフォッガ3と
アンテナ導体6との間の結合容量を介してアンテナ導体
6に伝送される電装ノイズ電力量は、デフォッガ3で発
生する電装ノイズ電圧Vn に比例し、電装ノイズ電圧V
n 、電装ノイズ電流をIn 、ケーブル4のインダクタン
スをLC とするとき、(1)式で表される。
【0009】
【数1】Vn =(dIn /dt)×LC ・・・(1)
【0010】すなわち、電装ノイズ電圧は電装ノイズ電
流時間変化(dIn /dt)と、LC に比例する。した
がって、(dIn /dt)が一定なら、LC を小さくす
ることでVn を低減できる。実験によりケーブル4の長
さを短くするほどVn を低減できることがわかった。ケ
ーブル4の長さは40cm以下とし、好ましくは30c
m以下である。
【0011】共振回路用の接続ライン13は、ノイズ低
減の観点からバスバ5aに接続されていることが好まし
い。共振回路用の接続ライン13は、図1では後部窓の
ガラス板1に設けられる導体パターンとしており、生産
性向上の点から図1のようにすることが好ましい。しか
し、これに限定されず、導体線であってもよい。デフォ
ッガとアンテナ導体との間隔は、20〜100mmの範
囲が好ましく、わずかに容量結合されていることが好ま
しい。
【0012】
【実施例】「例1(実施例)」AM放送の受信を目的と
し、自動車の後部窓ガラス板を使用して、図1に示すよ
うな自動車用ガラスアンテナ装置を製作した。所定の回
路7は図2の共振回路を使用した。アンテナ導体6と最
高位のヒータ線とは80mmの間隔であった。
【0013】図3にケーブル4の長さ(横軸)と電装ノ
イズ電圧のピーク値(縦軸)の特性図を示す。無変調の
一定電界中(キャリア周波数は1MHz、電界強度は6
0dBμV)において、受信機のスピーカ出力端子で測
定した。電装ノイズ電圧はデフォッガのスイッチの開閉
により発生させた。
【0014】「例2(実施例)」共振回路用の接続ライ
ンを後部窓ガラス板近傍のルーフ部の車体に接続した以
外は、例1とまったく同様の仕様とした自動車用ガラス
アンテナ装置を製作した。図4にケーブル4の長さと電
装ノイズ電圧のピーク値の特性図を示す。
【0015】
【発明の効果】本発明では、電装ノイズによる聴感劣化
を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ガラスアンテナ装置の代表例
の構成図
【図2】例1の所定の回路に使用した共振回路の回路図
【図3】例1のケーブル4の長さと電装ノイズ電圧のピ
ーク値の特性図
【図4】例2のケーブル4の長さと電装ノイズ電圧のピ
ーク値の特性図
【符号の説明】
1:自動車の後部窓のガラス板 2:ヒータ線 3:デフォッガ 4:バスバ5aと車体とを接続しているケーブル 5a、5b:バスバ 6:アンテナ導体 7:所定の回路 10:直流電源 12:フィルタ回路 13:共振回路用の接続ライン 20:受信機 25:同軸ケーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒータ線とヒータ線に給電する複数のバス
    バとを有する通電加熱式のデフォッガとアンテナ導体と
    が自動車の後部窓のガラス板に設けられ、アンテナ導体
    とデフォッガとは容量結合されており、直流電源側のバ
    スバと直流電源との間にフィルタ回路を接続し、車体側
    のバスバと車体とをケーブルにより接続している自動車
    用ガラスアンテナ装置において、 フィルタ回路は所望の放送帯の周波数を減衰させる機能
    を有しており、アンテナ導体と受信機との間に共振回
    路、前置増幅回路又はインピーダンスマッチング回路が
    接続されており、車体側のバスバと車体とを接続してい
    るケーブルの長さを40cm以下にすることを特徴とす
    る自動車用ガラスアンテナ装置。
JP9339094A 1997-12-09 1997-12-09 自動車用ガラスアンテナ装置 Pending JPH11177329A (ja)

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JP9339094A JPH11177329A (ja) 1997-12-09 1997-12-09 自動車用ガラスアンテナ装置

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ID=18324213

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JP (1) JPH11177329A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010045570A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Alps Electric Co Ltd 通信装置
JP2010148099A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Mitsumi Electric Co Ltd 車両用後部窓ガラスアンテナ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010045570A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Alps Electric Co Ltd 通信装置
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