JPH1117387A - 電磁波シールド材の製造方法及び電磁波シールド材並びにそのシールド材を用いた電磁波発生源 - Google Patents
電磁波シールド材の製造方法及び電磁波シールド材並びにそのシールド材を用いた電磁波発生源Info
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Abstract
ルド性を持ち、しかも耐環境性に優れた広範な用途に好
適に用いることのできる電磁波シールド材を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 本発明は、高分子フィルムを出発原料と
して用意する行程と、前記高分子フィルムを熱処理して
グラファイト化するグラファイト化行程とを有し、前記
グラファイト化行程では熱処理条件を制御することによ
りグラファイト化中のシートに発泡状態2、3等を発生
させながらグラファイトシート1を形成し、前記グラフ
ァイトシートを電磁波シールド材として適用可能とする
電磁波シールド材の製造方法及びこのような製造方法に
より得られた電磁波シールド材並びにそのようなシール
ド材を用いた電気機器である。
Description
の製造方法及び電磁波シールド材並びにそのシールド材
を用いた電磁波発生源に関し、特にシールド性及び柔軟
性に優れたグラファイトシートを得て周波数が1MHz帯
から10GHz帯域の電磁波を効果的にシールドする電磁
波シールド材の製造方法及び電磁波シールド材並びにそ
のシールド材を用いた電磁波発生源に関するものであ
る。
は、機器周辺に設置された他の電子機器等に電磁波干渉
等を及ぼす可能性があるため、電磁波が外部に漏れない
ようにするために、または外部からの電磁波によって電
気機器の機能が阻害されないようにするために、電磁波
シールド材を用いて電磁波の影響を阻止している。
率特性の良いパーマロイ金属板やフェライト、あるいは
樹脂中に銀やニッケル等の高導電性材料を分散させた複
合材料や、表面に金属等の導電性膜を等が使用されてい
る。
優れており、電磁波発生部に取り付けて外部への電磁波
を遮断したり、また他の部品や他の機器からの電磁波の
影響を防いだりするための電磁波シールド材として多く
使用されている。
品を含む電気機器の断面図を示し、30は電磁波シール
ド材、31は電磁波発生源、32は電子部品である。
材30を、電磁波発生源31に適用した例を示し、従来
の電磁波シールド材30は柔軟性に欠けるため、電磁波
発生源31の一部しか覆い切れずに使用することが一般
的態様である。
型化、軽量化、高密度化、更には高周波化等の傾向が高
まっており、これらに使用されている電磁波シールド材
においては、更に軽くてシールド性の高い電磁波シール
ド材の要望が高まってきた。
属や、フェライト等は、密度が5.0g/cm3以上と大き
いため重くなり、装置の軽量化に支障をきたしている。
するとシールド性が悪くなる等、電子機器の小型化、軽
量化の際の大きな課題となってきた。
化が進み電磁波発生部は色々な形状の物が出現し、また
機構的にも複雑化しており、現在の金属や複合材料のシ
ールド材では柔軟性に欠けるため、電磁波発生部分を一
体で覆いきれず、電磁波発生部の横等からの電磁波の漏
れ、あるいは、曲面部等に対する隙間からの漏れ等、柔
軟性が無いため電磁波を完全にシールドすることができ
ず、そこからの電磁波の漏洩が課題となってきた。
所で使用されるようになり、耐腐食性や耐熱性等が課題
となってきた。
ルド材は、金属製であれば耐食性に弱く、複合材料は耐
熱性に弱い等の課題があり、耐腐食性や耐熱性等環境に
耐えうる材料が必要とされてきている。
で、軽くで柔軟性があり電磁波に対して高いシールド性
を持ち、しかも耐環境性に優れた広範な用途に好適に用
いることのできる電磁波シールド材を提供することを目
的とするものである。
に、本発明は、高分子フィルムを出発原料として用意す
る行程と、前記高分子フィルムを熱処理してグラファイ
ト化するグラファイト化行程とを有し、前記グラファイ
ト化行程では熱処理条件を制御することによりグラファ
イト化中のシートに発泡状態を発生させながらグラファ
イトシートを形成し、前記グラファイトシートを電磁波
発生源から発せられた電磁波のシールド材として適用可
能とする電磁波シールド材の製造方法及びこのような製
造方法により得られた電磁波シールド材並びにそのよう
なシールド材を用いた電気的に作動する機器である。
で、軽くで柔軟性があり電磁波に対して高いシールド性
を持ち、しかも耐環境性に優れた広範な用途に好適に用
いることのできる電磁波シールド材を提供する。
フィルムを出発原料として用意する行程と、前記高分子
フィルムを熱処理してグラファイト化するグラファイト
化行程とを有し、前記グラファイト化行程では熱処理条
件を制御することによりグラファイト化中のシートに発
泡状態を発生させながらグラファイトシートを形成し、
前記グラファイトシートを電磁波シールド材として適用
可能とする電磁波シールド材の製造方法である。
イトシートは、高純度の炭素のみの配向性の高い高品質
のグラファトシートとなり、高導電率特性を有するた
め、電磁波に対して効率よくシールドするという作用を
有し、軽くで柔軟性があり電磁波に対して高いシールド
性を持ち、しかも耐環境性に優れた広範な用途に好適に
用いることのできる電磁波シールド材を提供する。
イト化行程後、圧延処理を行うものがより好ましく、よ
り確実に柔軟性に富んだ電磁波シールド材が実現され
る。
トシートに、フェライトまたは金属を付加する行程を有
していてもよく、複合化された電磁波シールド材が実現
される。
トの柔軟性と軽さを損なわずに、グラファイトシートに
金属あるいはフェライトの層を設けた複合材料のシート
が形成され、金属やフェライトの電磁波吸収性の効率の
良さを付加し、電磁波に対して更にシールド性が向上
し、なおかつ柔軟性を合わせ持つという作用を有する。
または金属が付加されたグラファイトシートの前記付加
された側に、グラファイトシートを設ける行程を有する
ものでもよく、複合化された電磁波シールド材が実現さ
れる。
トの柔軟性と軽さを損なわずに、グラファイトシートに
金属あるいはフェライトの層を設けた、いわゆるサンド
イッチ構造にした複合材料のシートが形成される。
ルムは、膜厚が5から300μmの芳香環を有する縮合
高分子フィルムであり、グラファイト化行程における熱
処理は、不活性ガス雰囲気中で昇温速度を5から20℃
/mの範囲で制御し、最高温度として2000℃から3
000℃の範囲で行うことが好適な条件である。
縮合高分子として、ポリイミド、ポリオキサジアゾー
ル、及びポリアミドから選択されたいずれかであること
が好適である。
たは空隙部を含む屈曲部が形成されたグラファイトシー
トを用いた電磁波シールド材である。
は、密度が2.20g/cm3 以上あり、そのため硬く柔軟
性が殆どないものであるが、フィルムの表面やフィルム
中に空孔や空隙を作り、結晶子間に屈曲部を存在させれ
ば、シート自体が柔軟性を持つという作用を有する。
り電磁波に対して高いシールド性を持ち、しかも耐環境
性に優れた広範な用途に好適に用いることのできる電磁
波シールド材となる。
イトシートの厚さは、7から400μmの範囲内であ
り、密度が0.8から1.5g/cm3の範囲内にあること
が好適である。
トシートの表面に、フェライト層または金属層を設けて
複合化した構成をとってもよい。
1MHz帯から10GHz帯域の電磁波をシールドする電磁波
シールド材である。
1から6のいずれかに記載の電磁波シールド材の製造方
法で得られた電磁波シールド材、または請求項7から1
0のいずれかに記載の電磁波シールド材を用いて少なく
とも一部の表面が覆われた電磁波を外部に漏らさない電
磁波発生源を構成してもよいし、請求項12記載のよう
に、請求項1から6のいずれかに記載の電磁波シールド
材の製造方法で得られた電磁波シールド材、または請求
項7から10のいずれかに記載の電磁波シールド材を用
いて少なくとも一部の表面が覆われた電磁波が侵入しな
い電気機器を構成してもよい。
フィルムを2000℃以上で熱処理して得られたグラフ
ァイトシートは、窒素やアルゴン等の不活性ガス中で、
昇温速度と最高処理温度を制御した熱処理を行うことに
より、フィルム内部に発泡状態、つまり細かな空孔や空
隙を制御可能に設けることができるため、グラファイト
結晶子間に空孔や空隙が連なった屈曲部を存在させるこ
とができ、非常に柔軟性のあるシートとなること、基本
的に分子配向性の高い高分子フィルムを高温中で熱処理
を行えば、結晶性が高く炭素原子の正六角環がその平面
上で多数連なって巨大な網平面を作り、その平面が平行
に積み重なったいわゆる高配向性のグラファイトとな
り、導電率が一般のカーボンシートに比べて一桁以上良
くなること、このシートは炭素からでできているため他
の金属やフェライト等のシールド材に比べて非常に密度
が小さいため軽くなること、グラファイト材であるため
耐腐食性や耐熱性に優れていること、グラファイトシー
トは熱伝導性にも優れていることから、電磁波シールド
効果と同時に放熱、あるいは均熱効果ももたらすことが
できること、及び加工という面でも通常のはさみ等で容
易に切断できるため、用いられる箇所に合わせた大き
さ、形状に加工できる利便性があることに着目してなさ
れたものである。
る適用形態としては、電磁波発生源である素子や機器よ
りの漏洩を防止するという場合と、素子や機器を電磁波
のノイズ等より防護するいう場合があり、いずれに対し
ても効果的に適用が可能である。
細に説明をしていく。 (実施の形態1)図1は、本実施の形態の電磁波シール
ド材として使用されるグラファイトシートの断面図を示
す。
1aはその結晶子、2は空孔部、3は空孔部2よりは小
さな空隙部3、4は空孔部2や空隙部3が実質的に連な
った屈曲部である。
を説明する。まず、出発原料には、厚さ75μmの高分
子フイルム(カプトン:デュポン社製)を用いた。
原料であるが、他にポリオキサジアゾールやポリアミド
の出発原料も同様に使用可能である。また、膜厚につい
ても、5から300μmの範囲内であれば、高品質のグ
ラファイトシートが作製可能である。もちろん高分子フ
ィルムが薄い場合等には、高分子フィルムを複数枚積層
して用いてもよい。
で熱処理を行った。もちろん、Ar以外の不活性ガスを
用いてもよく、大気圧と同等または適宜加圧して行って
もよい。
で発生する高分子フィルム中に含まれる炭素以外の熱分
解ガスを制御しながら放出し、つまり発泡状態を制御
し、空孔部2等を形成する。この熱処理の最高温度は、
2700℃で処理を行いグラファイトシートを作製し
た。この温度は、グラファイト化するに足る温度であれ
ばよく、2000℃以上、好ましくは2500℃以上3
000℃以下の最高処理温度で焼成すると高品質の優れ
たグラファイトができる。また、炭素以外の熱分解ガス
を制御しながら放出するために、電気炉の昇温速度を、
5から20℃/minの範囲で適宜制御しながら、熱処理を
行い、柔軟性があるグラファイトシートを作製した。
せるべく、熱処理後、圧延処理を施した。これによって
結晶子間に屈曲部4を確実に存在させることができ、柔
軟性を一層確実に実現するすることが可能となった。
トは、空孔部2等により出発時のフィルムの厚さより厚
い約100μmのシートとなり、密度は、約1.0g/cm
3、導電率は約20000S/cmであった。
せず作製したグラファイトシートは、空孔部等は形成さ
れないため、図2に示すように、規則正しく結晶子10
aが連続したグラファイトシート10となり、シート密
度は2.20g/cm3以上で、導電率は約20000S/cm
であった。しかし、このグラファイトシート10は、空
孔部2等がないため、柔軟性に欠け硬い物になってしま
っていた。
の電磁波シールド性を測定した。この測定には、アドバ
ンテスト社製のEMI(電磁波干渉)プローブを使用し
てスペクトルアナライザで周波数1MHzから1GHzのシー
ルド特性を測定した。
dBのシールド特性が得られた。このシールド特性は、一
般に使用されているパーマロイ金属やフェライトのシー
ルド材を同時に測定を行って見たところ、同様な結果で
あったことから、全く遜色がないことが確認された。
ールド材の重さについては、従来のパーマロイ等のシー
ルド材に比べて、密度の比較から、約8割も軽いことが
確認された。
ついて試したところ、グラファイトシートの厚さは、出
発高分子フィルムの厚さにほぼ対応して7から400μ
mの範囲内であり、その密度も0.8から1.5g/cm3
の範囲内にあり、電磁波シールド性は、実用上ほぼ同等
と評価できる特性を示した。
があり軽量で電磁波シールド性に優れたグラファイトシ
ートを用いた電磁波シールド材が実現されたことが理解
できる。
の形態1で得たグラファイトシートを複合化した電磁波
シールド材について説明する。
ラファイトシート1の片面に、フェライト粉末と接着材
を10:1で混ぜ合わせた混合材を、約50μmの厚さ
で塗布した。
1枚のグラファイトシートを配して、混合材を挟み込み
こんだ、いわゆるサンドイッチ構造の複合化されたグラ
ファイトシートを作製した。
ートを、実施の形態1と同様に電磁波のシールド特性の
測定を行った。
1のグラファイトシート単独での場合とほぼ同様の結果
が得られた。しかし、フェライト自体は、電磁波吸収性
があるため、このように複合化にすることによって、シ
ールド性と吸収性を兼ね備えたシールド材が得られたこ
とになる。
フェライトの粉末を塗布しただけの構造であっても、電
磁波シールド性については同様の結果が得られた。但
し、グラファイトシートを折り曲げた際にフェライト粉
末が剥がれ易い傾向があるので、剥がれがないように注
意して使用する必要はある。
属等の金属を用いてもよいことはもちろんである。
の形態1や2で作製したグラファイトシートを実際にに
電気機器に用いた例について説明する。
む電気機器の断面図を示し、20は電磁波シールド材、
21は電磁波発生源、22は電子部品である。
分な柔軟性を有する電磁波シールド材20を、電磁波発
生源21の周囲に適用した例を示し、その柔軟性故に、
電磁波発生源21の取り付け面(図面の下部)を除く全
ての面を覆い切ることが可能となった。もちろん要求さ
れる特性に応じ他の覆い方も適宜可能である。
ド材は、電磁波発生源の一部に対して貼らざるを得ず、
例えば図4の場合には、側面からの電磁波の漏洩が他の
部品へ影響するのに対して、本実施の形態では、このよ
うな漏洩を実質的に消滅させることができた。
フェライトの粉末を塗布しただけ等のサンドイッチ構造
でない場合には、前述したように、グラファイトシート
を折り曲げた際にフェライト粉末等が剥がれ易い傾向が
あるので、剥がれがないように曲げRを若干大きめに取
る等の留意は必要である。
く、その影響を受ける他の電子部品等を同様に覆うこと
も、使用条等の便宜を考えて任意に選択可能である。
柔軟性があり電磁波に対して高いシールド性を持ち、し
かも耐環境性に優れた広範な用途に好適に用いることの
できる電磁波シールド材を実際に提供し、例えば、電磁
波発生源に用いた場合には、その任意の形状に対応が可
能で、電磁波漏洩の防止に多大な効果をあげる。
め、装置の小型、軽量化に多大な貢献が可能である。
(電磁波シールド材)の断面図
の比較のためのグラファイトシートの断面図
(電磁波シールド材)の適用の断面図
Claims (12)
- 【請求項1】 高分子フィルムを出発原料として用意す
る行程と、前記高分子フィルムを熱処理してグラファイ
ト化するグラファイト化行程とを有し、前記グラファイ
ト化行程では熱処理条件を制御することによりグラファ
イト化中のシートに発泡状態を発生させながらグラファ
イトシートを形成し、前記グラファイトシートを電磁波
シールド材として適用可能とする電磁波シールド材の製
造方法。 - 【請求項2】 グラファイト化行程後、圧延処理を行う
請求項1記載の電磁波シールド材の製造方法。 - 【請求項3】 更に、グラファイトシートに、フェライ
トまたは金属を付加する行程を有する請求項1または2
記載の電磁波シールド材の製造方法。 - 【請求項4】 更に、フェライトまたは金属が付加され
たグラファイトシートの前記付加された側に、グラファ
イトシートを設ける行程を有する請求項3記載の電磁波
シールド材の製造方法。 - 【請求項5】 高分子フィルムは、膜厚が5から300
μmの芳香環を有する縮合高分子フィルムであり、グラ
ファイト化行程における熱処理は、不活性ガス雰囲気中
で昇温速度を5から20℃/mの範囲で制御し、最高温
度として2000℃から3000℃の範囲で行う請求項
1から4のいずれかに記載の電磁波シールド材の製造方
法。 - 【請求項6】 原料となる縮合高分子として、ポリイミ
ド、ポリオキサジアゾール、及びポリアミドから選択さ
れたいずれかである請求項1から5のいずれかに記載の
電磁波シールド材の製造方法。 - 【請求項7】 空孔部または空隙部を含む屈曲部が形成
されたグラファイトシートを用いた電磁波シールド材。 - 【請求項8】 グラファイトシートの厚さは、7から4
00μmの範囲内であり、密度が0.8から1.5g/cm
3の範囲内にある請求項7記載の電磁波シールド材。 - 【請求項9】 グラファイトシートの表面に、フェライ
ト層または金属層を設けて複合化した請求項7または8
記載の電磁波シールド材。 - 【請求項10】 周波数が1MHz帯から10GHz帯域の電
磁波をシールドする請求項7から9のいずれかに記載の
電磁波シールド材。 - 【請求項11】 請求項1から6のいずれかに記載の電
磁波シールド材の製造方法で得られた電磁波シールド
材、または請求項7から10のいずれかに記載の電磁波
シールド材を用いて少なくとも一部の表面が覆われた電
磁波発生源。 - 【請求項12】 請求項1から6のいずれかに記載の電
磁波シールド材の製造方法で得られた電磁波シールド
材、または請求項7から10のいずれかに記載の電磁波
シールド材を用いて少なくとも一部の表面が覆われた電
気機器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP16695997A JP3267194B2 (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 電磁波シールド材の製造方法及び電磁波シールド材並びにそのシールド材を用いた電磁波発生源 |
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JPH1117387A true JPH1117387A (ja) | 1999-01-22 |
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ID=15840800
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